JP2014182656A - コンテンツ再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な操作によりコンテンツの再生方法を変更でき、かつ、ユーザがイヤホンから出力される音声を聞き逃すのを防ぐ。
【解決手段】再生制御部(13)は、イヤホン(2)がイヤホンジャック(30)に差し込まれ、かつ照度センサ(40)の測定する照度が照度判定用基準(21)以下であると、音声再生部(14)に、電子書籍を読み上げる音声を再生させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子書籍等のコンテンツを再生するコンテンツ再生装置等に関する。
従来、イヤホンをイヤホンジャックに差し込むと自動で音声を再生する音声再生方法が知られている。
例えば、下掲の特許文献1には、外部音声出力装置が装着されると、起動中の音声出力アプリケーションに従って再生対象のファイルを自動的に再生し、音声を外部音声出力装置へ出力する携帯情報端末が開示されている。
また、特許文献2には、ヘッドフォンのリード端子が挿入孔に挿入されているときには、接続端子がその旨を検出し、携帯電話モードから音楽再生モードに自動的に変更される携帯電話機が開示されている。
一方で、近年、書籍の電子化と共に、電子化された書籍を、ユーザが紙の書籍を読むような感覚で読めるよう表示する電子書籍装置が普及してきている。電子書籍を利用する際の便利な機能として、表示した電子書籍の本文を自動で朗読する自動再生機能、電子書籍の本文に合わせて画像を表示する機能などを備えた電子書籍装置も開発されてきている。
下掲の特許文献3には、表示された書籍の文字、挿絵、及び、音声を、読む人の速さに合わせて適切に出力することができる電子ブックプレーヤが開示されている。
特開2007−72977号公報(2007年3月22日公開) 特開2001−245026号公報(2001年9月7日公開) 特開2000−99308号公報(2000年4月7日公開)
しかしながら、特許文献1および特許文献2に開示されている従来技術は、イヤホンをイヤホンジャックに差し込むと直ぐに音声再生が始まってしまうため、イヤホンをイヤホンジャックに差し込んでからイヤホンを耳に装着すると、再生された音声を聞き逃してしまうという問題がある。
ここで、とりわけ書籍については、目で読んで楽しむだけでなく、耳で聞いて楽しむことが、一般的に行われている。つまり、電子書籍は、例えば特許文献3に開示されているような電子ブックプレーヤによって、テキスト表示されて目で読まれることもあれば、音声再生されて耳で聞かれることもある。従って、電子書籍等の複数の再生方法によって再生可能なコンテンツについて、簡単な操作によって、該コンテンツの再生方法を変更できるようにしたいという要請がある。
本発明は、上記の問題および要請に鑑みてなされたものであり、その目的は、電子書籍等のコンテンツを再生するコンテンツ再生装置において、再生方法を簡単な操作で変更でき、かつ、イヤホンからの音声出力をユーザが聞き逃すことを防ぐことのできるコンテンツ再生装置等を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るコンテンツ再生装置は、コンテンツに含まれるコンテンツ画像を再生して表示部に表示するコンテンツ再生装置であって、上記コンテンツ画像に対応する音声であるコンテンツ音声を再生して、接続部に接続された外部音声出力装置に出力する音声再生手段と、上記接続部への上記外部音声出力装置の接続を検出する接続検出手段と、自装置の内部および外部の少なくとも一方についての情報である環境情報を取得する環境情報取得手段と、上記環境情報取得手段によって取得された上記環境情報が所定の判定基準を満たしているか否かを判定する環境情報判定手段と、上記接続検出手段によって上記接続部への上記外部音声出力装置の接続が検出され、かつ、上記環境情報判定手段によって上記環境情報が上記判定基準を満たしていると判定されたとき、上記音声再生手段に上記コンテンツ音声を上記外部音声出力装置に出力させる再生制御手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、簡単な操作によりコンテンツの再生方法を変更でき、かつ、ユーザがイヤホンから出力される音声を聞き逃すことを防ぐことができるという効果を奏する。
本発明の一態様に係る携帯情報端末の要部構成の一例を示すブロック図である。 図1の携帯情報端末が参照する、電子書籍ごとに、表示再生(テキスト表示)の停止日時および停止位置と、音声再生の停止日時および停止位置とを格納する再生停止位置テーブルのデータ構造および具体例を示す図である。 図1の携帯情報端末の処理の流れを示すフローチャートである。 図1の携帯情報端末について、図3に示したのとは異なる再生開始位置決定処理の流れを示すフローチャートである。 図1の携帯情報端末について、図3に示したのとは異なる再生方法決定処理の流れを示すフローチャートである。 図1の携帯情報端末について、図3に示したのとは異なる再生停止処理の流れを示すフローチャートである。 図1の携帯情報端末について、電子書籍の音声再生中にユーザがタッチパネルにタッチした際に表示部に表示される画面例を示す図である。 本発明の他の態様に係る携帯情報端末の要部構成の一例を示すブロック図である。 本発明のさらに他の態様に係る携帯情報端末の要部構成の一例を示すブロック図である。
本発明の実施の形態について、図1〜図9に基づいて、以下に詳細を説明する。
〔実施形態1〕
以下で説明する実施形態では、一例として、本発明の一態様に係るコンテンツ再生装置を携帯情報端末1として実現した例について説明する。
図1は、本発明の一態様に係る携帯情報端末1の要部構成の一例を示すブロック図である。携帯情報端末1は、電子書籍等のコンテンツに含まれるコンテンツ画像を再生し、表示部60にテキスト表示させるアプリケーションプログラム(例えば、電子書籍アプリ)を備える携帯情報端末である。携帯情報端末1において、電子書籍アプリ、および電子書籍アプリを実行する際に必要な各種のデータは記憶部20に記憶されている。以下、特に断らない限り、携帯情報端末1の実行する処理については、電子書籍アプリを起動後の携帯情報端末1についての処理とする。
携帯情報端末1は、電子書籍(コンテンツ)に含まれるコンテンツ画像を再生して表示部60に表示するコンテンツ再生装置であって、上記コンテンツ画像に対応する音声であるコンテンツ音声を再生して、イヤホンジャック30(接続部)に接続されたイヤホン2(外部音声出力装置)に出力する音声再生部14(音声再生手段)と、イヤホンジャック30へのイヤホン2の接続を検出する接続状態検出部12(接続検出手段)と、自装置の周囲の照度(自装置の内部および外部の少なくとも一方についての情報である環境情報)を取得する照度センサ40(環境情報取得手段)と、照度センサ40によって取得された照度(環境情報)が照度判定用基準21以下であるか(所定の判定基準を満たしているか否か)を判定する環境情報判定部11(環境情報判定手段)と、接続状態検出部12によってイヤホンジャック30へのイヤホン2の接続が検出され、かつ、環境情報判定部11によって上記照度(環境情報)が照度判定用基準21以下である(上記判定基準を満たしている)と判定されたとき、音声再生部14に上記コンテンツ音声をイヤホン2に出力させる再生制御部13と、を備える。
携帯情報端末1は、イヤホン2がイヤホンジャック30に差し込まれ、照度センサ40の計測した照度が照度判定用基準21以下になった時点で自動的に音声再生を開始する。従って、ユーザは、イヤホン2をイヤホンジャック30に差し込んで、例えば、携帯情報端末1をズボン、服のポケット、または鞄等に入れるだけで音声再生を開始させることができる。ユーザは、電子書籍の再生方法を変更するのに再生方法を指定する必要がなく簡単に再生を開始することができるため、つまり、ユーザは煩わしい再生方法の指定操作をする必要がない。さらに、音声再生は、照度センサ40の計測した照度が照度判定用基準21以下になったと判定されてから開始され、つまり、イヤホン2から出力される音声を聞く準備をユーザはできていると判定されてから開始される。従って、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞き逃すことを防ぐことができる。
なお、現在のスマホ等の携帯情報端末は一般に、「暗くなったら表示画面の輝度を抑える」機能を有している。現在のスマホ等が一般的に有する「暗くなったら表示画面の輝度を抑える」機能を、「照度センサ40の計測した照度が照度判定用基準21以下になった時点で自動的に音声再生を開始する」判定に利用してもよい。すなわち、イヤホン2がイヤホンジャック30に差し込まれた後、暗くなったら、つまり照度センサ40の計測した照度が照度判定用基準21以下になったら、表示画面の輝度を抑えるとともに、音声再生を開始するとしてもよい。この場合、携帯情報端末1は、現在のスマホ等の携帯情報端末を利用して、容易に実現することができる。
以下、図1から図7を用いて、携帯情報端末1について詳細を説明する。
図1に示すとおり、携帯情報端末1は、制御部10、記憶部20、イヤホンジャック30、照度センサ40、通信部50、表示部60、およびタッチパネル70を備えている。
表示部60は、例えば液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ、有機ELディスプレイなどであり、詳細は後述するが、制御部10に含まれる表示再生部15によって再生された電子書籍等のコンテンツに含まれるコンテンツ画像を表示する。
タッチパネル70は、タッチセンサを有し、表示部60の表示画面全面を覆うように設けられている。ユーザがペンまたは指などによりタッチパネル70をタッチすることにより生じるセンサ出力から、表示部60のどの部分がタッチされたかを認識することが可能となる。詳細は後述するが、タッチパネル70のこの機能と入力受付部16の備える機能とを利用して、表示部60に表示される電子書籍等のコンテンツに対する、再生速度の調整、再生開始位置の指定、音量の指定等の再生制御機能を実現している。
通信部50は、携帯情報端末1が外部の機器と通信するためのものである。具体的には、携帯情報端末1は、通信部50を介して外部の各種情報提供サーバ(図示しない)と通信を行い、書籍データを取得する。
照度センサ40は、携帯情報端末1の周囲の照度を計測する機器であり、例えば、表示部60と同じ側に、表示部60の上部分に設置されている。
イヤホンジャック30には、外部音声出力装置であるイヤホン2が接続される。
記憶部20は、携帯情報端末1が使用する各種データを格納する記憶装置である。なお、記憶部20は、携帯情報端末1の制御部10が実行する(1)制御プログラム、(2)OSプログラム、(3)制御部10が、携帯情報端末1が有する各種機能を実行するためのアプリケーションプログラム、および、(4)該アプリケーションプログラムを実行するときに読み出す各種データを非一時的に記憶してもよい。例えば、上記の(1)〜(4)のデータは、ROM(read only memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)、HDD(Hard Disc Drive)等の不揮発性記憶装置に記憶される。
携帯情報端末1は、図示しない一時記憶部を備えていてもよい。一時記憶部は、携帯情報端末1が実行する各種処理の過程で、演算に使用するデータおよび演算結果等を一時的に記憶するいわゆるワーキングメモリであり、RAM(Random Access Memory)などの揮発性記憶装置で構成される。
どのデータをどの記憶装置に記憶するのかについては、携帯情報端末1の使用目的、利便性、コスト、または、物理的な制約などから適宜決定される。
記憶部20は、詳細は後述するが、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備が整っているか否かを判定するための基準である照度判定用基準21、再生停止位置テーブル22、ユーザ設定情報23、書籍データ24を格納している。
制御部10は携帯情報端末1の機能を統括して制御するものである。図示の制御部10には、機能ブロックとして、環境情報判定部11、接続状態検出部12、再生制御部13、音声再生部14、表示再生部15、入力受付部16、通信制御部17が含まれている。
上述した制御部10の各機能ブロックは、例えば、CPU(central processing unit)などが、ROM(read only memory)、NVRAM(non-Volatile random access memory)等で実現された記憶装置(記憶部20)に記憶されているプログラムを不図示のRAM(random access memory)等に読み出して実行することで実現できる。
以下、まず制御部10中の各機能ブロックについて説明する。
(各機能ブロックの概要)
環境情報判定部11は、照度センサ40(環境情報取得手段)によって計測(取得)された照度(環境情報)が、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備が整っているか否かを判定するための基準である判定基準を満たしているかを判定する。具体的には、環境情報判定部11は、照度センサ40によって測定された携帯情報端末1の周囲の照度が、照度判定用基準21(所定の暗さ)以下であるかを判定する。つまり、自装置および自装置の周囲の状況とユーザの状態との少なくとも一方についての情報である環境情報は、携帯情報端末1においては、照度センサ40の測定する照度である。また、「環境情報を用いて、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備が整っているか否かを判定する」ための基準である判定基準は、照度判定用基準21である。
環境情報判定部11は、照度センサ40によって測定された照度が照度判定用基準21以下である場合、環境情報は判定基準を満たしていると判定し、つまり、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備が整っている、と判定する。照度センサ40によって測定された照度が照度判定用基準21(所定の暗さ)以下である場合、携帯情報端末1はズボン、服のポケット、または鞄等に入れられたことが想定され、つまり、ユーザは表示部60に表示される電子書籍を見ていないと想定される。電子書籍を楽しもうとするユーザが表示部60を見ていない以上、「ユーザは、イヤホン2から出力される音声を聞いて電子書籍を楽しむ準備ができている」と判定する。一方、環境情報判定部11は、照度センサ40によって測定された照度が照度判定用基準21より大きい(明るい)場合、環境情報は判定基準を満たしていない、つまり、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備は整っていない、と判定する。
環境情報判定部11は、照度センサ40によって測定される照度が照度判定用基準21(所定の暗さ)以下であるかの判定の結果を、再生制御部13に通知する。また、判定の結果に変化があった場合にも、判定結果に変化があった旨と、変化後の判定結果とを、再生制御部13に通知する。例えば、判定基準を満たしていた環境情報が、つまり照度判定用基準21以下であった照度が、照度判定用基準21より大きくなった場合、環境情報判定部11は、判定結果に変化があった旨と、照度センサ40によって測定される照度が照度判定用基準21より大きくなった旨とを、再生制御部13に通知する。また、例えば、判定基準を満たしていなかった環境情報が、つまり照度判定用基準21より大きかった照度が、照度判定用基準21以下になった場合、環境情報判定部11は、判定結果に変化があった旨と、照度センサ40によって測定される照度が照度判定用基準21以下になった旨とを、再生制御部13に通知する。詳細は後述するが、再生制御部13は、環境情報判定部11から通知されるこれらの情報に基づいて、再生方法の決定、再生の停止等の処理を実行する。
接続状態検出部12は、イヤホンジャック30(接続部)へのイヤホン2(外部音声出力装置)の接続状態を検出する。接続状態検出部12は、例えば、イヤホンジャック30に設けられたセンサであり、イヤホン2がイヤホンジャック30に差し込まれているか否かを判別することができる。そして、接続状態検出部12は、イヤホンジャック30へのイヤホン2の接続状態を、再生制御部13に通知する。また、接続状態の変化、つまり、イヤホン2の着脱(イヤホン2のイヤホンジャック30への挿入、またはイヤホン2のイヤホンジャック30からの取り外し)を検出した場合にも、接続状態に変化があった旨と、現在の接続状態とを、再生制御部13に通知する。詳細は後述するが、再生制御部13は、接続状態検出部12から通知されるこれらの情報に基づいて、再生方法の決定、再生の停止等の処理を実行する。
音声再生部14は、電子書籍(コンテンツ)に対応する音声を再生し、該音声をイヤホン2に出力させる。具体的には、音声再生部14は、電子書籍の文字(日本語、英語、数字等)を音声変換し、イヤホン2から出力する。なお詳細は後述するが、音声再生部14は、電子書籍の音声再生を、再生制御部13からの指示に基づいて開始し、再生制御部13からの指示に基づいて停止する。
ここで、電子書籍には、オーディオ対応している電子書籍、つまりテキストデータと音声データとが予め対応付けられている電子書籍と、テキストデータのみの電子書籍とがある。オーディオ対応している電子書籍の場合は、テキストに対応した音声再生位置を取得すればテキストから音声再生可能である。また、テキストデータのみの電子書籍の場合は「テキスト読み上げ(TTS、Text To Speech)」によって、対象のテキストを音声再生させればよい。以下では、テキストデータのみの電子書籍を例として説明を行うが、テキストデータと音声データとが予め対応付けられている電子書籍についても、携帯情報端末1を適応することは可能である。
つまり、携帯情報端末1において音声再生部14は、テキストデータに対して音声合成処理を行うことで音声データを生成する。なお、音声合成の技術は公知であり、例えば、録音された音声の素片を連結して音声合成する連結的合成、および、基底周波数・音色・雑音レベルなどのパラメータを調整して音声合成するフォルマント合成などがある。本実施形態では、連結的合成を行うものとして説明するが、音声合成の方法はこれに限定されるものではない。例えば連結的合成を行う場合、音声再生部14は、テキストデータに対応する音声素片データ群(音声の短い区間のデータ)を、図示しない音声素片データ記憶部から読み出す。そして、音声再生部14は、テキストデータに従って音声素片データを適宜連結させることで音声データを生成すればよい。
音声再生部14によって、ユーザは携帯情報端末1を用いて、音楽を聞くのと同様に電子書籍を楽しむことができる。
表示再生部15は、電子書籍(コンテンツ)に対応する画像(テキスト)を再生し、表示部60に表示させる。なお詳細は後述するが、表示再生部15は、電子書籍のテキスト表示(表示再生)を、再生制御部13からの指示に基づいて開始し、再生制御部13からの指示に基づいて停止する。
再生制御部13は、電子書籍の再生に関し、再生を開始する位置を決定する(再生開始位置決定処理)。また、再生制御部13は、電子書籍を再生する方法を決定し、つまり、電子書籍を、表示再生部15に表示再生(テキスト表示)させるのか、または、音声再生部14に音声再生させるのか、を決定する(再生方法決定処理)。さらに、再生制御部13は、音声再生部14に音声再生を停止させ、または、表示再生部15に表示再生を停止させ、再生を停止した日時および位置を、再生方法毎に記憶する(再生停止処理)。
再生開始位置決定処理、再生方法決定処理、再生停止処理について概要を説明しておけば、以下の通りである。
再生開始位置決定処理について、再生制御部13は、入力受付部16によって、電子書籍の再生を開始する位置(再生開始位置)についてユーザからの指定が検出されると、該指定に従って、電子書籍の再生を開始する。また、ユーザによる再生開始位置の指定が入力受付部16によって検出されない場合には、再生制御部13は、再生停止位置テーブル22を参照して、下記のように再生開始位置を決定する。すなわち、再生しようとしている電子書籍について、再生停止位置テーブル22に、表示再生停止位置も音声再生停止位置も格納されていない場合には、再生制御部13は、該電子書籍の最初のページを再生開始位置に決定する。また、再生停止位置テーブル22に、表示再生停止位置と音声再生停止位置とのいずれか一方のみが格納されている場合には、再生制御部13は、格納されている再生停止位置に基づいて、再生開始位置を決定する。さらに、再生停止位置テーブル22に、表示再生停止位置と音声再生停止位置とが両方格納されている場合、再生制御部13は、表示再生停止日時と音声再生停止日時とを比較し、新しい方の日時に対応する再生停止位置に基づいて、再生開始位置を決定する。
なお、上記では、電子書籍ごとに、表示再生停止日時および表示再生停止位置と、音声再生停止日時および音声再生停止位置とが格納されている再生停止位置テーブル22を示した。しかし、再生停止位置テーブル22のデータ構造はこれに限られるものではなく、再生停止位置テーブル22は、上記コンテンツ画像または上記コンテンツ音声の再生を最後に停止した時の、つまり、表示再生または音声再生を最後に停止した時の、電子書籍(上記コンテンツ)における位置を示す停止位置情報が格納できればよい。例えば、直近の(表示または音声)再生停止位置のみを格納していてもよい。また、表示再生停止位置と音声再生停止位置とに加え、どちらの再生停止位置が直近の再生停止位置であるかのフラグを格納していてもよい。
再生方法決定処理について、再生制御部13は、接続状態検出部12によって検出されるイヤホン2の接続状態、および環境情報判定部11によって判定される環境情報(照度センサ40の測定する照度)の判定結果に基づいて、電子書籍の再生方法を決定する。再生制御部13は、接続状態検出部12によってイヤホンジャック30へのイヤホン2の接続が検出され、かつ、環境情報判定部11によって、照度センサ40の測定する照度が照度判定用基準21以下であると判定されると、表示再生部15に表示再生を停止させ、音声再生部14に音声再生を実行させる。一方、接続状態検出部12によってイヤホンジャック30からのイヤホン2の切断が検出され、または、環境情報判定部11によって、照度センサ40の測定する照度が照度判定用基準21より大きいと判定されると、再生制御部13は、音声再生部14に音声再生を停止させ、表示再生部15に表示再生を実行させる。
再生停止処理について、再生制御部13は、以下のタイミングで、音声再生部14に音声再生を停止させ、または、表示再生部15に表示再生を停止させ、再生を停止した日時および位置を、再生方法毎に記憶する。すなわち、接続状態検出部12によって検出されるイヤホン2の接続状態の変更、および環境情報判定部11によって判定される環境情報(照度センサ40の測定する照度)の判定結果の変更、の少なくとも一方を通知されたタイミングで、再生制御部13は再生を停止させる。つまり、イヤホン2がイヤホンジャック30から抜かれたことを接続状態検出部12によって通知され、または、照度判定用基準21以下であった照度が、照度判定用基準21より大きくなったことを環境情報判定部11によって通知されると、再生制御部13は、音声再生を停止させ、現時点(音声再生停止日時)と、現時点まで音声再生していた位置(音声再生停止位置)とを、再生停止位置テーブル22に格納する。また、イヤホン2がイヤホンジャック30に差し込まれたことを接続状態検出部12によって通知され、または、照度判定用基準21より大きかった照度が、照度判定用基準21以下になったことを環境情報判定部11によって通知されると、再生制御部13は、表示再生を停止させ、現時点(表示再生停止日時)と、現時点まで表示再生していた位置(表示再生停止位置)とを、再生停止位置テーブル22に格納する。
なお、再生制御部13は、ユーザ設定情報23に音声再生速度および再生音量などのユーザ設定が格納されている場合には、格納されているユーザ設定に基づいて音声再生部14に音声再生を実行させる。なお、ユーザ設定情報23にユーザ設定が格納されていない場合、および、そもそもユーザ設定情報23が設けられていない場合等には、再生制御部13は、予め設定されているデフォルトの音声再生速度および再生音量などを用いて音声再生部14に音声再生を実行させればよい。
入力受付部16は、携帯情報端末1を利用するユーザがタッチパネル70にタッチすることによって行う指示を受け付ける手段である。ただし、入力受付部16は、例えばユーザが発した言葉をユーザ指示として受け付けもよい。また、入力受付部16は、電子書籍を音声再生する際の再生速度、及び、再生音量などを設定するユーザ指示を受け付けてもよい。入力受付部16は、受け付けた再生速度、及び、再生音量などのユーザ設定を、ユーザ設定情報23に格納する。
通信制御部17は、通信部50を介して、外部ネットワークから電子書籍等のコンテンツを取得する手段である。具体的には、通信制御部17は、入力受付部16から電子書籍の取得指示を受け取ると、外部ネットワークから、該電子書籍を取得し、書籍データ24に格納する。なお、携帯情報端末1と外部ネットワークとは、例えば、無線LANなどによって無線接続されていることを想定しているが、LANケーブルなどによって有線接続されていてもよい。
次に、携帯情報端末1の記憶部20に格納されている各データについて説明する。
(記憶部について)
照度判定用基準21は、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備が整っているか否かを判定するための判定基準であり、具体的には、所定の照度である。環境情報判定部11は、照度センサ40が計測した照度が照度判定用基準21以下である場合、上記照度は判定基準を満たすと判定し、つまり、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備が整っていると判定する。また、照度が照度判定用基準21より大きい場合、上記照度は判定基準を満たさないと判定し、つまり、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備は整っていないと判定する。
再生停止位置テーブル22には、電子書籍ごとに、該電子書籍のテキスト表示(表示再生)の最新停止日時および最新停止位置と、音声再生の最新停止日時および最新停止位置とが、記憶されている。
図2は、電子書籍ごとに、表示再生(テキスト表示)の停止日時および停止位置と、音声再生の停止日時および停止位置とを格納する再生停止位置テーブル22のデータ構造および具体例を示す図である。
例えば、図2に例示する再生停止位置テーブル22の1行目に格納されているデータは、以下の内容を示している。すなわち、書籍IDが「B1234O4567K7890A」である電子書籍について、最新の表示再生(テキスト再生)停止日時は、「2013年4月5日6:7:8」であり、最新の表示再生停止位置は、「167ページの42行目、21列目」であることを示している。さらに、この電子書籍について、最新の音声再生停止日時は、「2013年4月6日11:32:57」であり、最新の音声再生停止位置は、「172ページの7行目、5列目」であることを示している。
例えば、再生制御部13は、再生停止位置テーブル22の1行目に格納されているデータについて、音声再生停止日時(「2013年4月6日11:32:57」)の方が表示再生停止日時(「2013年4月5日6:7:8」)より新しいと判定し、音声再生停止位置(「172ページの7行目、5列目」)に基づいて、再生開始位置を決定する。また、再生停止位置テーブル22の3行目に格納されているデータについて、表示再生停止日時(「2013年4月1日12:7:31」)の方が音声再生停止日時(「2013年3月27日12:7:31」)より新しいと判定し、表示再生停止位置(「34ページの67行目、7列目」)に基づいて、再生開始位置を決定する。なお、再生停止位置テーブル22の2行目に格納されているデータのように、表示再生停止日時と音声再生停止日時とが同じ場合には、表示再生停止位置または音声再生停止位置に基づいて、再生開始位置を決定する。
ユーザ設定情報23には、再生制御部13が電子書籍の再生を行う際に適用する、音声再生速度および再生音量などについてのユーザ設定が格納されている。タッチパネル70を介してユーザが音声再生速度および再生音量などの設定を行った場合、入力受付部16はこれらのユーザ設定をユーザ設定情報23に格納する。
書籍データ24には、携帯情報端末1が(表示/音声)再生する対象である電子書籍が格納されている。
携帯情報端末1は、以上に説明した制御部10の各機能ブロック、および記憶部20に格納されている再生停止位置テーブル22等によって、以下の機能を備える。すなわち、携帯情報端末1は、ユーザが電子書籍の再生方法を、テキスト表示(表示再生)から音声再生へ、または音声再生からテキスト表示へと、容易に変更することができる。また、携帯情報端末1は、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備が整っていると判定してから、音声再生を開始するため、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞き逃してしまうことを防ぐことができる。さらに、最新の表示再生(テキスト表示)の停止日時と、最新の音声再生の停止日時とを比較して、自動的に、前回の(表示/音声)再生停止位置の続きから、再生を開始することができる。また、イヤホン2をイヤホンジャック30から抜くと、自動で音声再生を停止することができる。
ただし、携帯情報端末1の備える機能は、上記に説明した機能に限られるものではない。以下に、携帯情報端末1の備える上記の機能以外の、コンテンツ再生装置としての機能の一例について、説明しておく。
(コンテンツ再生装置としての機能について)
携帯情報端末1は、テキスト連動ページめくり機能、すなわち、電子書籍の再生(テキスト表示/音声再生)において、各ページの最後まで再生を実行してから、自動でページをめくり、次ページの先頭から再生を行う機能を備えていてもよい。例えば、再生制御部13は、現在再生中の電子書籍について、再生中の箇所を把握しており、或るページの最後まで再生したことを把握すると、該電子書籍について、次ページの先頭を再生箇所に指定して、表示再生部15に、再生を継続させる。なお、再生すべきテキストが無いページは再生しなくともよく、具体的には、読み上げるテキストがないページは何も読み上げないとしてもよい。
ユーザはタッチパネル70にタッチすることによって、音声再生速度および再生音量などを設定することができる。例えば、入力受付部16によって、タッチパネル70等を介したユーザからの指示が検出されると、携帯情報端末1は、入力受付部16によって検出されたユーザからの上記指示を実行する。また、音声再生速度および再生音量などのユーザ設定は、ユーザ設定情報23に格納される。
例えば、音声再生部14が音声再生を実行中にユーザがタッチパネル70にタッチすると、入力受付部16がこのタッチを検出し、再生制御部13に、ユーザからのタッチパネル70へのタッチがあったことを通知する。再生制御部13は、上記通知を受けて、表示再生部15に、表示部60へ「読み上げスピードバー」を表示させてもよい。ユーザは、読み上げスピードバーにタッチすることによって、容易に音声再生速度(読み上げスピード)を調整することができる。
イヤホン2がイヤホンジャック30に差し込まれたことを接続状態検出部12が検出すると、再生制御部13は表示再生部15に、表示部60へ「音声再生(読み上げ)開始?」という文字を表示させてもよい。表示部60に「音声再生開始?」という文字を表示させるタイミングは、再生制御部13が、音声再生部14に音声再生を開始させるタイミングでもよい。さらに、「音声再生開始」と表示されている箇所の上にさらに「停止」という文字を重ねて表示させ、該「停止」という文字をタップされたのを入力受付部16が検出すると、再生制御部13は音声再生部14に音声再生を停止させてもよい。上記「停止」という文字へのタップを入力受付部16が10秒間検出しないと、再生制御部13が、音声再生部14に音声再生を開始させるとしてもよい。
なお、上に示した機能に限られず、携帯情報端末1は、コンテンツ再生装置としての標準的機能を備えていてもよい。
次に、携帯情報端末1の処理の流れの概要について、図3を用いて説明する。
(処理の概要)
図3は、携帯情報端末1の処理の流れを示すフローチャートである。
ユーザが、電子書籍アプリを起動後、再生対象コンテンツ(再生対象の電子書籍)を選択した後、携帯情報端末1は以下の処理を実行する。
まず、再生制御部13は、音声再生部14および表示再生部15に問い合わせを行い、音声再生にせよテキスト表示(表示再生)にせよ、電子書籍を再生中であるか否かを確認する(S11)。既に説明したように、音声再生部14および表示再生部15は、再生制御部13からの指示に基づいて、電子書籍の(音声/表示)再生を実行する。
電子書籍を(表示/音声)再生中である(S11でYes)場合、再生制御部13はさらに、ユーザによる再生開始位置の指定が入力受付部16によって検出されたか否かを確認する(S15)。
具体的には、入力受付部16は、タッチパネル70へのユーザのタッチを検出して、ユーザからの再生開始位置の指定を受け付けることができ、ユーザからの再生開始位置の指定を検出した場合には、その旨を再生制御部13に通知する。例えば、ユーザがタッチパネル70にタッチして、或る電子書籍の70ページ3行目21文字目を再生開始位置として指定したのを入力受付部16が検出した場合、入力受付部16は、70ページ3行目21文字目を、ユーザから指定された再生開始位置として、再生制御部13に通知する。S15において、再生制御部13は、入力受付部16からの上記通知を受けると、ユーザによる再生開始位置の指定があったと判定し(S15でYes)、上記通知を受けとらない場合には、再生開始位置の指定がなかったと判定する(S15でNo)。
再生制御部13が、電子書籍の(表示/音声)再生を現在実行中でないと判定する(S11でNo)場合、接続状態検出部12が、イヤホン2の着脱を検出したか確認する(S12)。
接続状態検出部12がイヤホン2の着脱を検出した場合(S12でYes)、再生制御部13は、着脱を検出した時点における(表示/音声)再生位置を、再生停止位置として記憶部20の再生停止位置テーブル22に記憶させる(S13)。
具体的には、接続状態検出部12は、イヤホン2がイヤホンジャック30から取り外されたことを検出する(S12でYes)と、この検出結果を再生制御部13に通知する。S13において、再生制御部13は、音声再生部14に電子書籍に対応する音声を再生させている間に、接続状態検出部12からイヤホンの取り外しという上記検出結果を通知されると、以下の情報を再生停止位置テーブル22に格納する。すなわち、接続状態検出部12から上記通知を受けた時点を音声再生停止日時として、また該通知の時点までに音声再生していた電子書籍の位置を音声再生停止位置として、再生停止位置テーブル22に格納する。
また、接続状態検出部12は、イヤホン2がイヤホンジャック30に差し込まれたことを検出する(S12でYes)と、この検出結果を再生制御部13に通知する。S13において、再生制御部13は、表示再生部15に電子書籍に対応するテキストを表示部60に表示させている間に、接続状態検出部12からイヤホンが差し込まれたという上記検出結果を通知されると、以下の情報を再生停止位置テーブル22に格納する。すなわち、接続状態検出部12から上記通知を受けた時点を表示再生停止日時として、また該通知の時点までに表示再生していた電子書籍の位置を表示再生停止位置として、再生停止位置テーブル22に格納する。
接続状態検出部12がイヤホン2の着脱を検出していない(S12でNo)場合、環境情報判定部11による環境情報の判定結果に、つまり、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備が整っているか否かの判定結果に、変化があったか確認する(S14)。具体的には、照度センサ40によって計測された照度が、照度判定用基準21(所定の暗さ)以下から照度判定用基準21より大きくなった(明るくなった)場合、環境情報判定部11による環境情報の判定結果に変化があった(S14でYes)とする。また、照度判定用基準21より大きかった照度が照度判定用基準21以下になった場合も、環境情報判定部11による環境情報の判定結果に変化があった(S14でYes)とする。
環境情報判定部11による環境情報(照度センサ40によって計測された照度)の判定結果に変化がある(S14でYes)場合、S13に進み、環境情報の判定結果に変化がない(S14でNo)場合、再生制御部13は追加的な処理は実行せず、S11でYesとされた電子書籍の再生が継続される。
ユーザによる再生開始位置の指定があった(S15でYes)、つまり、入力受付部16がユーザによる再生開始位置の指定を検出した場合、再生制御部13は、入力受付部16から、ユーザの指定した再生開始位置を通知される。そして、再生制御部13は、ユーザの指定した上記再生開始位置を、再生開始位置に決定する(S16)。
ユーザによる再生開始位置の指定がない(S15でNo)、つまり、入力受付部16がユーザによる再生開始位置の指定を検出していない場合、再生対象の電子書籍について(表示/音声)再生停止位置が記憶されているか否かを確認する(S17)。すなわち、再生制御部13は、今回の再生対象の電子書籍について、表示再生停止位置および音声再生停止位置の少なくとも一方が、記憶部20の再生停止位置テーブル22に記憶されているか否かを確認する。
再生対象の電子書籍の再生停止位置が記憶部20に記憶されていない場合(S17でNo)、つまり、再生対象の電子書籍について、再生停止位置テーブル22に表示再生停止位置も音声再生停止位置も格納されていない場合、再生制御部13は、該電子書籍の最初のページを再生開始位置に決定する(S19)。
再生対象の電子書籍の(表示/音声)再生停止位置が、記憶部20に記憶されている(再生停止位置テーブル22に格納されている)場合(S17でYes)、再生制御部13はさらに、再生開始位置を決定するために以下の処理を行う。すなわち、再生制御部13は再生停止位置テーブル22を参照して、再生対象の電子書籍について、表示再生停止日時と音声再生停止日時とを比較し、新しい方の日時に対応する再生停止位置を再生開始位置に決定する(S18)。つまり、表示再生(テキスト表示)の停止日時の方が音声再生の停止日時よりも新しかった場合には、再生制御部13は、表示再生の停止位置を再生開始位置に決定する。また、音声再生の停止日時の方が表示再生(テキスト表示)の停止日時よりも新しかった場合には、再生制御部13は、音声再生の停止位置を再生開始位置に決定する。なお、再生制御部13は、表示再生停止位置が設定されていない場合には音声再生停止位置を、音声再生停止位置が設定されていない場合には表示再生停止位置を、再生開始位置に決定する。
S16、またはS18、またはS19において再生開始位置を決定すると、再生制御部13は次に、以下の処理を実行することによって再生方法を決定し、再生開始位置から、選択した再生方法によって、電子書籍の再生を実行する。
すなわち、接続状態検出部12によって、イヤホン2がイヤホンジャック30に差し込まれていることが検出されているかを判定する(S20)。接続状態検出部12によって、イヤホン2がイヤホンジャック30に差し込まれていないことが検出された(S20でNo)場合、再生制御部13は、上記再生開始位置から表示再生(テキスト表示)を開始する(S23)。接続状態検出部12によって、イヤホン2がイヤホンジャック30に差し込まれていることが検出された(S20でYes)場合、環境情報が判定基準を満たしているかが判定される(S21)。すなわち、まず、照度センサ40(環境情報取得手段)によって、携帯情報端末1の周囲の照度(環境情報)が取得される(S21の前提となる処理)。そして、環境情報判定部11によって、照度センサ40によって測定された照度が、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備が整っているかの判定基準を満たしているか、つまり照度判定用基準21以下であるか、が判定される(S21)。
環境情報が、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備が整っているか否かの判定基準を満たしている(S21でYes)場合、つまり照度センサ40によって測定された照度が照度判定用基準21以下である場合、再生制御部13は、上記再生開始位置から音声再生を開始させる(S22)。
環境情報が、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備が整っているか否かの判定基準を満たしていない(S21でNo)場合、画面表示がOFF状態(表示オフ状態)にあるか否かを判定する(S24)。具体的には、表示部60は、表示部60に何も表示されておらず画面が暗くなっているOFF状態と、表示再生部15に指示されたものを表示しているON状態(表示オン状態)の2つの状態をとることができる。再生制御部13は、表示再生部15に問い合わせることによって、表示部60がOFF状態にあるか否かを判定することができる。
画面表示がOFF状態にある(S24でYes)場合、S22に進む。画面表示がOFF状態にない(S24でNo)場合、再生制御部13はさらに、ユーザによる音声再生開始指示を入力受付部16が検出したかを確認する(S25)。前述のように、入力受付部16は、タッチパネル70へのユーザのタッチを検出して、ユーザからの再生開始位置の指定、音声再生の開始指示等の入力を受け付けることができ、ユーザからのそれら入力を検出した場合には、その旨を再生制御部13に通知する。
入力受付部16がユーザからの音声再生開始指示を検出した(S25でYes)場合、再生制御部13は、上記再生開始位置から、音声再生を開始させる(S22)。入力受付部16がユーザからの音声再生開始指示を検出していない(S25でNo)場合、再生制御部13は、上記再生開始位置から、表示再生(テキスト表示)を開始する(S23)。
以上に説明した処理について、概要をまとめれば以下のようになる。
すなわち、携帯情報端末1は、通常の再生(電子書籍の最初のページからの再生)またはレジューム再生(途中のページからの再生)を自動で選択することができる。また、携帯情報端末1は、レジューム再生を実行するに際し、直近の表示再生(テキスト表示)の停止箇所と直近の音声再生の停止箇所とに基づいて、(表示/音声)再生を開始する位置を決定することができる。
具体的には、再生制御部13は、入力受付部16によって、電子書籍の再生を開始する位置(再生開始位置)についてユーザからの指定が検出されると、該指定に従って、電子書籍の再生を開始する。また、ユーザによる再生開始位置の指定が入力受付部16によって検出されない場合には、再生制御部13は、再生停止位置テーブル22を参照して、再生開始位置を決定する。すなわち、再生しようとしている電子書籍について、再生停止位置テーブル22に、表示再生停止位置も音声再生停止位置も格納されていない場合には、再生制御部13は、該電子書籍の最初のページを再生開始位置に決定する。また、再生停止位置テーブル22に、表示再生停止位置と音声再生停止位置とのいずれか一方のみが格納されている場合には、再生制御部13は、格納されている再生停止位置に基づいて、再生開始位置を決定する。さらに、再生停止位置テーブル22に、表示再生停止位置と音声再生停止位置とが両方格納されている場合、再生制御部13は、表示再生停止日時と音声再生停止日時とを比較し、新しい方の日時に対応する再生停止位置に基づいて、再生開始位置を決定する。
携帯情報端末1は、電子書籍の(表示/音声)再生を開始する際、上記のようにして、再生を開始する該電子書籍の位置(例えば、何ページの何行目から再生を開始するか)を決定する。以下では、説明の簡略化のため、携帯情報端末1の(特に再生制御部13の)実行する、「再生を開始する位置を決定する」処理を、再生開始位置決定処理と呼びことにする。携帯情報端末1の実行する、「表示再生(テキスト表示)または音声再生を開始する位置を決定する処理」(再生開始位置決定処理)は、ほぼS15からS19までの処理に相当する。
また、携帯情報端末1は、電子書籍を再生する方法を、すなわち、電子書籍を表示再生(電子書籍に対応するテキストを表示部60に表示する)か、または、音声再生(電子書籍に対応する音声を再生する)か、を自動で選択することができる。
すなわち、携帯情報端末1の制御方法は、イヤホンジャック30(接続部)へのイヤホン2(外部音声出力装置)の接続を検出する接続検出ステップ(S20)と、自装置の周囲の照度を取得する(自装置の内部および外部の少なくとも一方についての情報である環境情報を取得する)環境情報取得ステップ(S21の前提となるステップ)と、上記環境情報取得ステップにて取得した照度(上記環境情報)が照度判定用基準21以下であるか(所定の判定基準を満たしているか否か)を判定する環境情報判定ステップ(S21)と、上記接続検出ステップにてイヤホンジャック30へイヤホン2が接続されていることを検出し、かつ、上記環境情報判定ステップにて上記照度が照度判定用基準21以下であると判定したとき、上記コンテンツ画像に対応する音声であるコンテンツ音声を再生し、イヤホンジャック30に接続されたイヤホン2に出力する再生制御ステップ(S22)と、を含む。
具体的には、再生制御部13は、接続状態検出部12によって検出されるイヤホン2の接続状態、および環境情報判定部11によって判定される環境情報(照度センサ40の測定する照度)の判定結果に基づいて、電子書籍の再生方法を決定する。再生制御部13は、接続状態検出部12によってイヤホンジャック30へのイヤホン2の接続が検出され、かつ、環境情報判定部11によって、照度センサ40の測定する照度が照度判定用基準21以下であると判定されると、表示再生部15に表示再生を停止させ、音声再生部14に音声再生を実行させる。一方、接続状態検出部12によってイヤホンジャック30からのイヤホン2の切断が検出され、または、環境情報判定部11によって、照度センサ40の測定する照度が照度判定用基準21より大きいと判定されると、再生制御部13は、音声再生を停止させ、表示再生を実行させる。
携帯情報端末1は、電子書籍の再生方法を、すなわち、表示再生(テキスト表示)するか、それとも音声再生するかを、上記のようにして決定する。以下では、説明の簡略化のため、携帯情報端末1の(特に再生制御部13の)実行する、「再生方法を決定する」処理を、再生方法決定処理と呼びことにする。携帯情報端末1の実行する、「表示再生(テキスト表示)するか、または音声再生するか、を決定する処理」(再生方法決定処理)は、ほぼS20からS25までの処理に相当する。
さらに、携帯情報端末1は、(表示/音声)再生中に、イヤホンの着脱(イヤホン2のイヤホンジャック30への取付け、またはイヤホンジャック30からの取り外し)があると、再生を停止し、再生方法に応じて、着脱のあった時点を再生停止位置として記憶する。また、着脱時点までの(表示/音声)再生位置を再生停止位置として記憶する。さらに、(表示/音声)再生中に、環境情報の変化、すなわち、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備が整っているかの判定結果の変化、があった場合にも、再生を停止し、再生方法に応じて、再生停止日時および再生停止位置を記憶する。ただし、詳細は後述するが、音声再生中に環境情報の変化があった場合には、音声再生を停止させず、代わりに、表示部60に、現在音声再生中の箇所に対応する画像(テキスト)を表示させるとしてもよい。
具体的には、再生制御部13は、以下のタイミングで、音声再生部14に音声再生を停止させ、または、表示再生部15に表示再生を停止させ、再生を停止した日時および位置を、再生方法毎に記憶する。すなわち、接続状態検出部12によって検出されるイヤホン2の接続状態の変更、および環境情報判定部11によって判定される環境情報(照度センサ40の測定する照度)の判定結果の変更、の少なくとも一方を通知されたタイミングで、再生制御部13は再生を停止させる。つまり、イヤホン2がイヤホンジャック30から抜かれたことを接続状態検出部12によって通知され、または、照度判定用基準21以下であった照度が、照度判定用基準21より大きくなったことを環境情報判定部11によって通知されると、再生制御部13は、音声再生を停止させ、現時点(音声再生停止日時)と、現時点まで音声再生していた位置(音声再生停止位置)とを、再生停止位置テーブル22に格納する。また、イヤホン2がイヤホンジャック30に差し込まれたことを接続状態検出部12によって通知され、または、照度判定用基準21より大きかった照度が、照度判定用基準21以下になったことを環境情報判定部11によって通知されると、再生制御部13は、表示再生を停止させ、現時点(表示再生停止日時)と、現時点まで表示再生していた位置(表示再生停止位置)とを、再生停止位置テーブル22に格納する。
なお、イヤホン2がイヤホンジャック30に接続されていることを接続状態検出部12によって通知されている状態で、以下のいずれかの情報を通知されると、再生制御部13は表示再生部15に、音声再生部14に音声再生させている位置に対応する電子書籍の位置を表示部60へ表示させる、としてもよい。すなわち、環境情報の判定結果の変更を環境情報判定部11によって通知され、または、入力受付部16によってタッチパネル70へのユーザのタッチが検出されると、表示再生部15に、音声再生部14に音声再生させている位置に対応する電子書籍の位置を表示部60へ表示させる、としてもよい。
携帯情報端末1は、イヤホンの着脱および環境情報の変化の少なくとも一方を契機として、電子書籍の再生を上記のように停止する。また、携帯情報端末1は、再生を停止する際には、停止までに実行していた再生方法に応じて、すなわち、電子書籍を表示再生していたのか、または音声再生していたのか、に応じて、再生を停止する日時および位置を、記憶する。以下では、説明の簡略化のため、携帯情報端末1の実行する、「再生を停止する」処理、および「再生を停止する際、実行していた再生方法に応じて、再生を停止する日時および位置を、記憶する」処理を、再生停止処理と呼びことにする。携帯情報端末1の実行する、「イヤホンの着脱および環境情報の変化の少なくとも一方を契機として、電子書籍の再生を停止し、実行していた再生方法に応じて、再生停止日時および再生停止位置を記憶する処理」(再生停止処理)は、ほぼS11からS14までの処理に相当する。
(使用シーン)
実際に携帯情報端末1を用いて電子書籍を音声再生させて楽しむ場合にユーザは、電子書籍アプリを立ち上げた状態で、イヤホン2をイヤホンジャック30に差し込んで鞄等にしまうだけでよい。
携帯情報端末1によれば、電子書籍の再生方法を容易に変更でき、かつイヤホン2から出力される音声を聞き逃すことがないため、ユーザは、例えば以下のような場合でも、読書を中断させることなく、電子書籍を楽しむことができる。すなわち、例えば、目が疲れたり、携帯情報端末1を持つ手が疲れてきたりした場合、歩行中等であって目は他のことに集中しなければいけない場合、および、電車の中で電子書籍を読んでいる時に電車が混んできた場合でも、読書を継続して楽しむことができる。上記のような場合でも、ユーザは、携帯情報端末1のイヤホンジャック30にイヤホン2を挿して、携帯情報端末1をポケットに入れ、または鞄にしまうだけで、電子書籍の再生方法を、テキスト表示から音声再生に容易に変更でき、かつイヤホン2からの音声を聞き逃すことがない。
ここで、イヤホン2をイヤホンジャック30に差し込んで直ぐに再生が始まると、例えば、イヤホンジャック30にイヤホン2を差し込んだ後にイヤホン2を耳に装着する人にとっては、読み上げを聞く前に再生が始まっているので、再生された音声の一部を聞き逃してしまう。また、「イヤホン2をイヤホンジャック30に差し込む」という動作は、「コンテンツを再生させる」という操作ではないので、イヤホン2をイヤホンジャック30に差し込んで直ぐに再生が始まるということに、違和感を覚えるユーザも多いと考えられる。
再生方法の変更に際し、例えば、ボタン押下、再生メニューを表示部60に表示させタッチ操作する、等のユーザ操作を求めてもよいが、そのよう操作を実行しなくてはならないのは不便であり、特に満員電車ではそのような操作もままならないことが多い。
これに対し、携帯情報端末1は、イヤホンジャック30にイヤホン2を挿してから、(表示部60と同じ側に設けた)照度センサ40を隠すような動作をした時に音声再生が始まるので、音声再生させるための操作が分かりやすく、かつ聞き逃しがなく便利である。照度センサ40を隠すような動作とは、具体的には、携帯情報端末1をポケットに入れたり、鞄にしまったり、携帯情報端末1に装着しているカバーを閉じたりするような動作であればよく、満員電車等でも簡単に実行できる動作である。従って、例えば電車で電子書籍を読んでいる時に電車が混んできてテキストを見ることが困難になった場合でも、イヤホン2を携帯情報端末1に挿してポケットに入れ、またはカバーを閉じた時点等で、音声再生が開始されるので、便利であり、聞き逃しがない。
〔実施形態2〕
前述のように、携帯情報端末1において、再生制御部13は、音声再生部14が上記コンテンツ音声をイヤホン2に出力中に、接続状態検出部12によってイヤホンジャック30からのイヤホン2の切断が検出されたとき、音声再生部14に上記コンテンツ音声の出力を停止させる。ただし、再生制御部13による音声再生の停止処理は、図3に例示されるフローに限られるものではない。
図6は、携帯情報端末1について、図3に示したのとは異なる再生停止処理の流れを示すフローチャートである。携帯情報端末1の実行する再生停止処理は、図3に例示したものに限られず、以下に図6を用いて説明するような処理であってもよい。
実行中の再生方法が、表示再生(テキスト表示)である場合も、音声再生である場合も、携帯情報端末1は以下の処理手順に従って電子書籍の再生を停止する。
すなわち、再生制御部13はまず、電子書籍に対応する音声を再生しイヤホン2から出力させる音声再生部14と、電子書籍に対応する画像(テキスト)を再生し表示部60に表示させる表示再生部15とに問い合わせを行い、下記の点を確認する。すなわち、再生制御部13は、音声再生を現在実行中であるかを、つまり、現在実行中の電子書籍の再生方法が、音声再生であるか否かを確認する(S71)。
音声再生中である(S71でYes)場合、つまり、音声再生部14が電子書籍を音声再生中である場合、イヤホン2がイヤホンジャック30から抜かれたことが接続状態検出部12によって検出されたか否かを確認する(S72)。
音声再生中(S71でYes)に、イヤホン2がイヤホンジャック30から抜かれたことが検出された(S72でYes)場合、再生制御部13は、以下の処理を実行する。すなわち、音声再生部14に音声再生を停止させ、イヤホン2がイヤホンジャック30から抜かれた時点の音声再生位置を音声再生停止位置として記憶部20の再生停止位置テーブル22に格納する(S73)。さらに再生制御部13は、現時点を音声再生停止日時として再生停止位置テーブル22に格納する(S74)。
イヤホン2がイヤホンジャック30から抜かれていないことを検出した(S72でNo)場合、環境情報判定部11による環境情報(照度センサ40の測定する照度)の判定結果に変化があったか否かを確認する(S75)。「照度センサ40によって測定された照度が照度判定用基準21以下であるか」の判定の結果に変化があった場合、つまり、照度センサ40が測定した照度が変化した場合、環境情報判定部11は、判定結果に変化があったことを、再生制御部13に通知する。具体的には、照度センサ40によって検出していた照度が、照度判定用基準21以下から、照度判定用基準21より大きくなった場合、環境情報判定部11は、判定結果の変化を、再生制御部13に通知する。また、照度判定用基準21より大きかった照度が、照度判定用基準21以下になった場合も、環境情報判定部11は、判定結果の変化を、再生制御部13に通知する。
環境情報判定部11による環境情報の判定結果に変化があった(S75でYes)場合、再生制御部13は、音声再生部14に音声再生を停止させ、現時点までの音声再生位置を、音声再生停止位置として再生停止位置テーブル22に格納する(S76)。
環境情報の判定結果に変化がなかった(S75でNo)場合、ユーザからの音声再生の停止指示が入力受付部16によって検出されたか確認する(S77)。環境情報の判定結果に変化がなかった(S75でNo)場合とは、具体的には、照度センサ40によって測定された照度が、照度判定用基準21以下のままである場合、および、照度が照度判定用基準21より大きいままである場合を指す。
ユーザからの音声再生の停止指示が入力受付部16によって検出された(S77でYes)場合、再生制御部13は音声再生部14に音声再生を停止させ、現時点までの音声再生位置を、音声再生停止位置として再生停止位置テーブル22に格納し(S76)、S74に進む。
ユーザからの音声再生の停止指示が入力受付部16によって検出されていない(S77でNo)場合、入力受付部16がユーザからのその他の表示再生処理の、具体的には表示再生の継続、早送り、ページ送り、巻き戻し、ページ戻し、しおり位置へのジャンプ等の、指示を検出している時には、再生制御部13は該指示に対応する処理を実行する(S78)。
音声再生中でない(S71でYes)場合、つまり、表示再生部15が、電子書籍をテキスト表示(表示再生)中である場合、イヤホン2がイヤホンジャック30に差し込まれたのを接続状態検出部12が検出したか否かを確認する(S79)。
表示再生中(S71でNO)に、イヤホン2がイヤホンジャック30に差し込まれたのが検出された(S79でYes)場合、再生制御部13は、以下の処理を実行する。すなわち、再生制御部13は、表示再生部15に表示再生を停止させ、イヤホン2がイヤホンジャック30に差し込まれた時点の表示再生位置を表示再生停止位置として再生停止位置テーブル22に格納する(S80)。さらに、再生制御部13は、現時点を表示再生停止日時として再生停止位置テーブル22に格納する(S81)。
イヤホン2がイヤホンジャック30に差し込まれていないことが接続状態検出部12によって検出された(S79でNo)場合、環境情報判定部11による環境情報の判定結果に変化があったか否かを確認する(S82)。
環境情報の判定結果に変化があった(S82でYes)場合、再生制御部13は表示再生部15に表示再生を停止させ、現時点までの表示再生位置を、表示再生停止位置として再生停止位置テーブル22に格納し(S83)、S81に進む。ここで、環境情報の判定結果に変化があった(S82でYes)場合とは、具体的には、例えば、照度判定用基準21より大きかった照度が、照度判定用基準21以下になった場合を指す。
環境情報の判定結果に変化がなかった(S82でNo)場合、具体的には、例えば照度センサ40によって検出していた携帯情報端末1の周囲の照度が、照度判定用基準21より大きいままである場合、ユーザからの表示再生の停止指示が入力受付部16によって検出されたか確認する(S84)。
ユーザからの表示再生の停止指示が入力受付部16によって検出された(S84でYes)場合、再生制御部13は、表示再生部15に表示再生を停止させ、現時点までの表示再生位置を、表示再生停止位置として再生停止位置テーブル22に格納し(S83)、S81に進む。
ユーザからの表示再生の停止指示が入力受付部16によって検出されていない(S84でNo)場合、入力受付部16がユーザからのその他の表示再生処理の、具体的には表示再生の継続、早送り、ページ送り、巻き戻し、ページ戻し、しおり位置へのジャンプ等の、指示を検出している時には、再生制御部13は該指示に対応する処理を実行する(S85)。
以上に説明した携帯情報端末1の再生停止処理について、概要をまとめれば以下のようになる。
既に説明したように、携帯情報端末1は、照度センサ40(環境情報取得手段)によって取得された照度(環境情報)が、照度判定用基準21以下であると判定されてから、つまり、イヤホン2からの音声をユーザが聞く準備は整っていると判定してから、電子書籍の音声再生を実行する。
携帯情報端末1はさらに、音声再生中に、イヤホン2がイヤホンジャック30から切断され、または、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備が整っていないと判定すると、例えば照度(環境情報)の変更を検出すると、自動で音声再生を停止する。
従って、携帯情報端末1は、「音声再生開始時における聞き逃しの防止」だけでなく、「音声再生中の聞き逃しの防止」、つまり「聞き逃しを防止するための音声再生の自動停止」機能を備えており、音声再生に係るユーザビリティの向上を実現することができる。
なお、上記の例では、接続状態検出部12によって、イヤホン2の着脱が検出された時だけでなく、環境情報判定部11による環境情報(照度)の判定結果に変更があった場合にも、再生制御部13は(表示/音声)再生を停止させる、と説明した。しかし、再生制御部13は、接続状態検出部12によってイヤホン2の切断が検出された時に音声再生部14に電子書籍の音声再生を停止させればよく、環境情報判定部11の判定結果に変更があった場合にも音声再生を停止させなくてはならない訳ではない。すなわち、イヤホン2の接続状態に変化がなく、環境情報判定部11の判定結果にのみ変更があった場合、再生制御部13は、音声再生部14に音声再生を停止させなくともよい。詳細は後述するが、再生制御部13は、音声再生中に、接続状態検出部12によってイヤホン2が接続されていることが検出され、かつ、以下の2つの少なくとも一方が通知された場合、音声再生を停止させることなく、音声再生中の電子書籍の位置に対応する位置を、表示部60に表示させる、としてもよい。すなわち、音声再生中にイヤホン2が接続されたまま、環境情報判定部11の判定結果の変更、または、入力受付部16によって検出されたユーザからの入力、が通知された場合、再生制御部13は、音声再生中の電子書籍の位置に対応する位置を、表示部60に表示させる。
また、携帯情報端末1は、再生停止位置保存機能、すなわち、読み上げ(音声再生)およびテキスト再生(表示再生)を停止した箇所を保存する機能を有しており、つまり、各電子書籍について、再生方法毎に、再生を停止した日時と位置とを保存する。例えば、携帯情報端末1は、電子書籍に対応する画像をテキスト表示している最中に、表示部60の表示をOFFにする指示、または電子書籍アプリを停止させる指示を検出すると、表示再生を停止する。そして、記憶部20の再生停止位置テーブル22に、上記指示があった時点においてテキスト表示していたページを、表示再生停止ページ(表示再生停止位置)として、上記指示があった時点を、表示停止日時として、格納する。
従って、詳細は後述するが、携帯情報端末1は、既に再生停止位置を保存したのと同じ電子書籍を次に再生する際には、例えば、前回再生を停止したページのトップの新しい段落から再度、読み上げおよびテキスト再生の少なくとも一方を開始することができる。
(音声再生位置のハイライト表示機能)
図6に例示した上記の再生停止処理では、音声再生中(S71でYes)に、イヤホン2が抜かれずに(S72でNo)、環境情報の判定結果に変化があった(S76)場合、音声再生が停止され、停止日時と音声再生停止箇所とが保存される(S76)。
しかしながら、S76において、音声再生を停止し、停止日時と音声再生停止箇所とを保存する代わりに、以下の処理を実行してもよい。すなわち、音声再生を停止し、停止日時と音声再生停止箇所とを保存する代わりに、音声再生を継続しつつ、音声再生中の箇所に対応する画像(テキスト)を、表示部60に表示してもよい。
図7は、携帯情報端末1について、電子書籍の音声再生中にユーザがタッチパネル70にタッチした際に表示部60に表示される画面例を示す図である。つまり、音声再生中に、ユーザがタッチパネル70にタッチした結果、表示部60には、現在音声再生している箇所、つまり現在読み上げている箇所が、ハイライト表示されている。
音声再生部14に音声再生を実行させている最中に、ユーザによるタッチパネル70へのタッチを入力受付部16が検出すると、再生制御部13は、以下の処理を実行する。すなわち、再生制御部13は表示再生部15に、音声再生部14が音声再生している箇所(に対応する電子書籍の箇所)を、テキスト表示(表示再生)させる。
その結果、図7に例示するように、イヤホン2から聞こえてくる「はまやらわ」という文字が、表示部60にハイライト表示されて、表示される。
音声出力されている箇所に対応する箇所がハイライトされて表示部60に表示されるので、ユーザは、どの箇所が音声出力されているかを容易に把握することができ、ユーザビリティを向上させることができる。
以上を整理すれば、携帯情報端末1は、ユーザからの入力を検出する入力受付部16(入力受付手段)を備え、再生制御部13(再生制御手段)は、音声再生部14(音声再生手段)が電子書籍に対応する音声(コンテンツ音声)をイヤホン2(外部音声出力装置)に出力中に、入力受付部16によってユーザからの入力が検出されると、コンテンツ音声に対応する位置の上記コンテンツ画像を表示部60に表示させる。つまり、携帯情報端末1は、音声の再生中に、イヤホン2が取り外されたことが接続状態検出部12によって検出されず、かつ、入力受付部16によって、タッチパネル70等を介するユーザ指示が検出されると、音声再生を継続させつつ、音声を再生させている箇所に対応する画像(テキスト)を、表示部60に表示する。
従って、ユーザは、音声出力されている箇所を容易に目で見て確認することができる。
なお、音声再生中の箇所を表示部60にハイライト表示させている最中にイヤホンジャック30からイヤホン2を抜き、直ぐまた差し込んだ時は、ハイライトされてない箇所から、つまり直前まで音声されていた箇所の続きの箇所から、音声再生を開始してもよい。
前述のように、イヤホン2の着脱を接続状態検出部12が検出すると、再生制御部13はいったん再生を停止し、停止時点までに再生した箇所を、停止時点までに実行していた再生方法毎に、記憶部20の再生停止位置テーブル22に格納する。例えば、音声再生中にイヤホン2がイヤホンジャック30から抜かれた場合、再生制御部13は、イヤホン2が抜かれた時点を音声再生停止日時として、またその時点までに音声再生していた位置を、音声再生停止位置として、再生停止位置テーブル22に格納する。一方、テキスト再生(表示再生)中にイヤホン2がイヤホンジャック30に差し込まれた場合、再生制御部13は、イヤホン2が差し込まれた時点を表示再生停止日時として、またその時点までに表示再生していた位置を、表示再生停止位置として、再生停止位置テーブル22に格納する。再生停止位置テーブル22への、再生方法毎の再生停止日時および再生停止位置の格納後、入力受付部16がユーザからの再生停止指示を検出しない限り、再生制御部13はさらに、直近の再生停止日時に対応する再生停止位置を、再生開始位置に決定する。
従って、イヤホンジャック30からイヤホン2を抜き、直ぐまた差し込んだ時には、イヤホン2が抜かれた時点でハイライト表示されていた箇所が、再生停止位置となり、この再生停止位置から、再生が開始されるのが携帯情報端末1の標準的な処理である。
ただし、再生制御部13は、イヤホンジャック30に差し込まれていたイヤホン2が抜かれ、直ぐに(所定時間内に)またイヤホンジャック30に差し込まれた場合、音声再生を、直前まで音声再生していた位置の直後の位置から、開始してもよい。
具体的には、再生停止位置テーブル22に格納された音声再生停止日時と、イヤホン2がイヤホンジャック30に差し込まれたのが接続状態検出部12によって検出された日時とが、所定時間差以内である場合、再生制御部13は以下の処理を行う、としてもよい。すなわち、再生制御部13は、再生停止位置テーブル22に格納された音声再生停止日時に対応する音声再生停止位置からではなく、該音声再生停止位置の直後の位置から、音声再生部14に、音声再生を開始させてもよい。なお、上記所定時間差は、例えば、ユーザ設定情報23に格納されていてもよい。
同様に、再生停止位置テーブル22に格納された表示再生停止日時と、イヤホン2がイヤホンジャック30から抜かれたことが接続状態検出部12によって検出された日時とが、所定時間差以内である場合、再生制御部13は以下の処理を行う、としてもよい。すなわち、再生制御部13は、再生停止位置テーブル22に格納された表示再生停止日時に対応する表示再生停止位置からではなく、該表示再生停止位置の直後の位置から、表示再生部15に、表示再生を開始させてもよい。
〔実施形態3〕
前述のように、携帯情報端末1は、最後に再生を停止したテキスト画像(上記コンテンツ画像)または音声(上記コンテンツ音声)の該停止時の上記電子書籍(コンテンツ)における位置を示す停止位置情報を記憶する記憶部20をさらに備え、再生制御部13は、音声再生部14に、記憶部20に記憶されている停止位置情報が示す位置から上記コンテンツ音声の再生を開始させる。ただし、再生制御部13による再生開始位置の決定処理は、図3に例示されるフローに限られるものではない。
図4は、携帯情報端末1について、図3に示したのとは異なる再生開始位置決定処理の流れを示すフローチャートである。携帯情報端末1の再生開始位置決定処理は、図3に例示したものに限られず、以下に図4を用いて説明するような処理であってもよい。
まず、再生制御部13は、表示部60の表示を制御する表示再生部15に問い合わせを行い、携帯情報端末1が表示ON中であるか否か、つまり、表示部60の表示がONであるか否かを確認する(S31)。
携帯情報端末1の表示部60の表示がONである(S31でYes)場合、再生制御部13は表示再生部15にさらに問い合わせを行い、電子書籍の表示再生(テキスト表示)中であるか否かを確認する(S32)。
電子書籍の表示再生(テキスト表示)中である(S32でYes)場合、接続状態検出部12によって、イヤホン2の着脱を検出されかを確認する(S43)。S43以降の処理の内容については後述する。
電子書籍の表示再生(テキスト表示)中でない(S32でNo)場合、再生制御部13は、電子書籍アプリが起動中であるか否かを確認する(S33)。
電子書籍アプリが起動中ではない(S33でNo)場合、ユーザからの他のアプリの起動指示が入力受付部16によって検出されていないかを確認する(S34)。他のアプリの起動指示が検出されている(S34でYes)場合、再生制御部13は該他のアプリを起動し(S35)、他のアプリの起動指示も検出されていない(S34でNo)場合、再生制御部13は、処理を行わず、動作を停止する。
携帯情報端末1が電子書籍アプリを起動中である(S33でYes)場合、再生制御部13はさらに、(表示/音声)再生しようとする電子書籍について、ユーザからの再生開始位置の指定が入力受付部16によって検出されているかを確認する(S36)。
ユーザからの再生開始位置の指定が検出されている(S36でYes)場合、ユーザの指定した再生開始位置を再生開始位置に決定する(S37)。
ユーザからの再生開始位置の指定が検出されていない(S36でNo)場合、再生制御部13は、再生停止位置テーブル22から、表示再生(テキスト表示)停止ページと表示再生停止日時とを読み出す(S38)。次に、再生制御部13は、再生停止位置テーブル22から、音声再生停止位置と音声再生停止日時とを20から読み出す(S39)。なお、S38とS39とは順番を入れ替えてもよい。そして、再生制御部13は、音声再生停止日時と表示再生停止日時とを比較し、どちらが古いかを判定する(S40)。
音声再生停止日時が表示再生停止日時より古い(S40でYes)場合、再生制御部13は、表示再生停止ページを再生開始位置に決定する(S41)。一方、音声再生停止日時が表示再生停止日時より新しい(S40でNo)場合、再生制御部13は、音声再生停止ページを再生開始位置に決定する(S42)。
再生制御部13は、表示再生部15に問い合わせを行って表示部60の表示がOFFである(S31でNo)のを確認すると、次に音声再生部14に問い合わせを行い、電子書籍に対応する音声を再生中であるか否かを確認する(S43)。既に説明したように、携帯情報端末1は、電子書籍に対応する音声をイヤホン2から出力中の間は基本的に、表示部60の表示をOFFにしておく、つまり表示部60を暗くして何も表示しない。従って、携帯情報端末1の表示部60の表示がOFFである(S31でNo)場合であっても、携帯情報端末1は、電子書籍に対応する音声をイヤホン2から出力中である可能性がある。S43において再生制御部13は、表示部60の表示がOFFの状態で、音声再生が実行されている途中であるのかを確認する。
携帯情報端末1の表示部60の表示がOFFであり(S31でNo)、かつ、音声再生部14が電子書籍に対応する音声を再生中でもない(S43でNo)、再生制御部13は、処理を行わず、動作を停止する。一方、携帯情報端末1の表示部60の表示がOFFであり(S31でNo)、かつ、音声再生部14が電子書籍に対応する音声を再生中である(S43でYes)場合、イヤホン2の着脱が接続状態検出部12によって検出されたか否かを確認する(S44)。
イヤホン2がイヤホンジャック30に差し込まれた、または、イヤホン2がイヤホンジャック30から抜かれた、ことが接続状態検出部12によって検出された場合(S44でYes)、再生制御部13は以下の処理を実行する。すなわち、(表示/音声)再生を停止し、現時点を再生停止時点として記憶部20に記憶するとともに、再生停止時点までの再生位置を(表示/音声)再生停止位置として記憶部20に記憶する(S45)。その後、S35以降の処理に進むが、S35以降の処理については既に説明したので省略する。
イヤホン2の着脱が接続状態検出部12に検出されていない場合(S44でNo)、環境情報判定部11による環境情報(照度センサ40の測定する照度)の判定結果が変化したかを確認する(S46)。前述のように、環境情報判定部11は、照度センサ40が測定した照度が、照度判定用基準21以下である場合には、環境情報が、イヤホン2からの音声をユーザが聞く準備が整っているかを判定するための判定基準を満たしていると判定する。また、照度が、照度判定用基準21よりも大きい(明るい)場合には、環境情報は判定基準を満たしていないと判定する。環境情報判定部11によるこの判定結果に変化があった場合とは、具体的には、以下の2つの場合を指す。すなわち、照度センサ40によって検出していた照度が、照度判定用基準21以下から照度判定用基準21より大きく(明るく)なった場合、および、照度判定用基準21より大きかった照度が、照度判定用基準21以下になった場合を指す。
環境情報の変化があった(S46でYes)場合、S45に進む。一方、環境情報の変化がなかった(S46でNo)場合、ユーザからの(表示/音声)再生の停止指示が、入力受付部16によって検出されたかを確認する(S47)。
ユーザからの(表示/音声)再生の停止指示を、つまり電子書籍に対応する音声再生の停止、およびテキスト表示(表示再生)の停止の少なくとも一方が検出された場合(S47でYes)、S45に進む。一方、ユーザからの再生停止指示が検出されない(S47でNo)場合、電子書籍の(表示/音声)再生を継続する(S48)。
なお、上記の説明において、再生開始位置は再生停止位置に一致する例を示したが、携帯情報端末1において、再生開始位置は再生停止位置に厳密に一致する必要はなく、再生停止位置に基づいて再生開始位置が決定されればよい。
すなわち、再生停止位置の含まれるページの最初の段落、または再生停止位置の含まれるページの先頭位置を再生開始位置にしてもよいし、前述のハイライト表示機能の説明において述べたように、再生停止位置の直後の位置を再生開始位置にしてもよい。さらに、同じ再生停止位置に基づいて再生を開始する場合であっても、再生方法に応じて、再生開始位置が異なるとしてもよい。例えば、音声再生を開始する場合には、再生停止位置の含まれるページのトップの新しい段落、または再生停止位置の含まれるページの先頭を再生開始位置とし、表示再生を開始する場合には、該再生停止位置の含まれるページまたは段落を再生開始位置とする、としてもよい。つまり、例えば、表示部60には再生停止位置が含まれるページが表示され、音声再生は、再生停止位置が含まれるページの最初の段落の頭の部分から始まる、としてもよい。再生停止位置と再生開始位置との対応関係は、例えば、再生方法毎に、記憶部20のユーザ設定情報23に格納されている。
以上に説明した携帯情報端末1の再生開始位置決定処理について、概要をまとめれば以下のようになる。
携帯情報端末1は、再生停止位置保存機能を有し、つまり、電子書籍の読み上げ(音声再生)を停止した箇所、および電子書籍のテキスト表示(表示再生)を停止した箇所を保存する。従って、携帯情報端末1は、例えば、前回或る箇所で(表示/音声)再生を停止した電子書籍について、次回はそのページのトップの新しい段落から再度、読み上げ等の再生を開始することができる。
つまり、携帯情報端末1は、直近の音声再生およびテキスト表示(表示再生)の履歴に基づいて、再生開始位置を決定する。すなわち、音声再生停止日時と表示再生停止日時とを比較し、新しい方の再生停止日時に対応する再生停止位置から、音声再生または表示再生を行う。具体的には、表示再生停止日時が音声再生停止日時より新しい場合、表示再生停止位置から再生を開始し、表示再生停止日時が音声再生停止日時より古い場合、音声再生停止位置から再生を開始する。なお、携帯情報端末1は上記の再生開始位置の決定処理を行ったのち、イヤホン2のイヤホンジャック30への接続状態と、環境情報とに基づいて、上記再生開始位置からどのような方法によって電子書籍を再生するかを決定する処理(再生方法決定処理)を行う。
ユーザは、イヤホン2から再生された音声を聞くという手段と、表示部60に表示された書籍を見るという手段と、の2つの手段によって、電子書籍を楽しむことができる。
ここで、電子書籍を楽しむ携帯情報端末1の電源をOFFからのONにした場合、および、音声再生をいったん停止させ、再度、音声再生を開始させた場合等において、再生をどこから始めるかは、電子書籍を楽しもうとするユーザにとって重要なことである。すなわち、テキスト表示を見るにせよ、音声再生を聞くにせよ、読書を少し休止して、直ぐにまた読み始めようとする場合、直近までの再生(テキスト表示/音声再生)停止箇所を、電子書籍の最初からページをめくって探すのは、ユーザにとって不便である。また、先日読んでいた電子書籍の続きを、暇な時にまた読もうとする場合も、同様である。
携帯情報端末1は、イヤホン2の着脱、環境情報(例えば照度センサ40の測定する照度)の変化、およびユーザからの(表示/音声)再生停止指示等があると、電子書籍の再生を停止するとともに、再生を停止した日時および箇所を自動で記憶する。そしてユーザが上記電子書籍を再び読む際には、直近の再生停止日時と、該再生停止日時に対応する再生停止位置とを呼び出し、自動で、該再生停止位置に基づいて、再生を開始する位置を決定する。
従って、ユーザは再生を開始させる位置を自分で探す必要がなく、携帯情報端末1は、ユーザビリティの高い電子書籍再生方法を提供することができる。
具体的には、携帯情報端末1は、再生停止位置テーブル22に音声再生停止日時と表示再生停止日時とを記憶し、最新の音声再生位置、または最新の表示再生位置に基づいて、再生を開始する位置を決定する。つまり、ユーザが最近読んだり聞いたりしたところから、表示再生の開始、または音声再生の開始を行うことができる。ユーザは、再生開始位置を探したり、指定する必要がなく便利である。
〔実施形態4〕
図8は、本発明の他の一態様に係る携帯情報端末101の要部構成の一例を示すブロック図である。なお、説明の便宜上、携帯情報端末1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
携帯情報端末101において、加速度センサ41および姿勢センサ42(環境情報取得手段)は、自装置の姿勢および運動の少なくとも一方の状態を示す情報を環境情報として取得し、環境情報判定部11(環境情報判定手段)は、加速度センサ41および姿勢センサ42によって取得された上記環境情報が示す状態が所定の基準範囲内であるとき、判定基準が満たされていると判定し、上記環境情報が示す状態が上記基準範囲外であるとき、判定基準が満たされていないと判定する。具体的には、携帯情報端末101は、加速度センサ41と姿勢センサ42とを備え、また記憶部20に位置固定判定用基準25を格納している。
加速度センサ41は、例えば、一般的な携帯型の電子機器が備える3軸または6軸の加速度センサであればよく、携帯情報端末101の加速度を取得する。
姿勢センサ42は、例えば、地磁気の向きを計測できる一般的な方位センサであればよく、携帯情報端末101の姿勢を計測する。なお、姿勢センサ42は、GPSセンサであってもよく、その場合には、携帯情報端末101の位置情報を所定の時間間隔で計測し、その経時変化から携帯情報端末101の姿勢を取得する。
位置固定判定用基準25は、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備が整っているか否かを判定するための基準である判定基準である。具体的には、環境情報判定部11が、上記加速度および上記姿勢から、携帯情報端末101が鞄等の中に入れられることによって携帯情報端末101の位置等が安定しているか否かを判定するための、判定基準である。
環境情報判定部11は、位置固定判定用基準25を用いて、加速度センサ41の取得する携帯情報端末101の加速度と、姿勢センサ42の取得する携帯情報端末101の姿勢とから、イヤホン2からの音声をユーザが聞く準備は整っているのかを判定する。すなわち、環境情報判定部11は、携帯情報端末101の加速度および姿勢(環境情報)が、位置固定判定用基準25に定められている加速度および姿勢安定度以下である場合には、携帯情報端末101の加速度および姿勢は判定基準を満たすと判定する。なお、姿勢安定度とは、携帯情報端末101の姿勢の単位時間(例えば毎秒)当たりの変化率であり、携帯情報端末101の姿勢の変化の度合いを示すものである。携帯情報端末101の加速度および姿勢が位置固定判定用基準25を満たす場合、携帯情報端末101は鞄等に入れられて位置が安定していることが推定され、つまり、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備が整っていることが推定される。この場合、環境情報判定部11は、環境情報(加速度センサ41の加速度、および姿勢センサ42の取得する姿勢)は判定基準を満たすと判定し、つまり、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備は整っていると判定する。
加速度センサ41の加速度、および姿勢センサ42の取得する姿勢の少なくとも一方が、位置固定判定用基準25の加速度および姿勢安定度より大きい場合、携帯情報端末101は、急激で速い動きをしており、または姿勢が安定しておらず、鞄等に納められてはいない状況であることが推定される。この場合、環境情報判定部11は、環境情報は判定基準を満たさないと判定し、つまり、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備は整っていないと判定する。
再生制御部13は、環境情報判定部11の上記判定結果に基づいて、上記に説明した再生開始位置の決定処理、再生方法の決定処理、再生の停止処理を実行する。
なお、携帯情報端末101の姿勢のみから、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備が整っているかを判定してもよい。すなわち、携帯情報端末101が表示部60を下にしてうつぶせに置かれていると推定できる場合には、表示部60にテキスト表示(表示再生)される電子書籍をユーザが見ている可能性は低い。従って、環境情報判定部11は、姿勢センサ42の取得する携帯情報端末101の姿勢のみから、「携帯情報端末101が表示部60を下にしてうつぶせに置かれている」と判定する場合には、環境情報は判定基準を満たしていないと判定してもよい。そして、環境情報判定部11が「環境情報は判定基準を満たしていない」との判定結果を再生制御部13に通知することによって、再生制御部13は、表示再生部15に電子書籍の表示再生を停止させ、代わって、音声再生部14に音声再生を開始させる。
携帯情報端末101は、自端末の加速度および姿勢の少なくとも一方のみによって、電子書籍等のコンテンツの再生方法を変更でき、かつ、イヤホン2からの音声出力をユーザが聞き逃すことを防ぐことができる。
〔実施形態5〕
図9は、本発明の別の一態様に係る携帯情報端末102の要部構成の一例を示すブロック図である。なお、説明の便宜上、携帯情報端末1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
携帯情報端末102は、表示部60に表示された電子書籍に対応する画像(コンテンツ画像)を見ている時のユーザの顔を撮影するカメラ43を含み、環境情報判定部11(環境情報判定手段)は、カメラ43によって撮影された画像にユーザの顔が所定時間以上写っていないとき、判定基準が満たされていると判定し、上記画像にユーザの顔が所定時間以上写っているとき、判定基準が満たされていないと判定する。具体的には、携帯情報端末102は、表示部60と同じ側にカメラ43を備えており、カメラ43の撮影する画像にユーザ(人)の顔が所定以上の時間写っていないか、を判定することによって、イヤホン2から再生された音声をユーザが聞く準備が整ったかを判定する。
携帯情報端末102の記憶部20には顔判定用基準26が格納されている。顔判定用基準26は、カメラ43によって撮影される画像に人の顔が含まれているか否かの判定基準、および、「人の顔を認識しなくなってから所定以上の時間が経過したか」の判定に用いる「所定時間」である。
環境情報判定部11は、顔判定用基準26を用いて、カメラ43の撮影(取得)する画像に、ユーザの顔が所定時間以上現れないかを判定する。すなわち、カメラ43の撮影(取得)する画像に、ユーザの顔が所定時間以上現れない場合、環境情報判定部11は、カメラ43が取得した画像(環境情報)は判定基準を満たす、つまり、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備が整っていると判定する。一方、カメラ43の撮影(取得)する画像に、ユーザの顔が写っている場合には、カメラ43が取得した画像は判定基準を満たさない、つまり、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備は整っていないと判定する。
再生制御部13は、環境情報判定部11の上記判定結果に基づいて、上記に説明した再生開始位置の決定処理、再生方法の決定処理、再生の停止処理を実行する。
現在一般的に利用されている携帯電話の多くはカメラを備えているため、携帯情報端末102は、現在一般的に利用されている携帯電話に新たな環境情報取得手段を付加することなく、容易に実現することができる。
〔変形例〕
これまで、ユーザがイヤホン2から再生された音声を聞く準備が整ったか否かを、照度センサ40が所定以下の暗さを検出するか否かによって判定する例を説明してきた。しかしながら、ユーザがイヤホン2から再生された音声を聞く準備が整ったか否かの判定は、照度センサ40が検出する暗さに基づかなければならない訳ではない。すなわち、例えば以下のような照度センサ40以外のセンサ等の環境情報取得手段を用いて、自端末および自端末の周囲の状況とユーザの状態との少なくとも一方についての情報である環境情報を取得し、ユーザがイヤホン2から再生された音声を聞く準備が整ったか否かの判定を行ってもよい。
(表示部60がOFF状態のときは音声再生する)
さらに、携帯情報端末1において、表示再生部15(環境情報取得手段)は、表示部60の動作状態を示す情報を環境情報として取得し、環境情報判定部11(環境情報判定手段)は、表示再生部15によって取得された上記環境情報が表示オフ状態を示すとき、判定基準が満たされていると判定し、上記環境情報が表示オン状態を示すとき、判定基準が満たされていないと判定する。
つまり、例えばイヤホン2がイヤホンジャック30に挿入されイヤホン2が耳に固定されたことを確認した後、「ユーザによってバックライトが消されるなどして、表示部60の表示がOFFになると、音声再生を開始する」としてもよい。また、現在のスマホ等の携帯情報端末の備える「周囲が暗くなったり、ユーザからの入力が所定時間以上なかったら、表示画面の輝度を抑える(表示部60をOFF状態にする)」機能によって、表示部60の表示がOFF状態になっている場合にも、電子書籍の表示再生(テキスト表示)を停止し、音声再生を開始する。
具体的には、表示部60の表示状態(ON/OFF状態)を制御している表示再生部15に問い合わせを行うことによって、環境情報判定部11は、表示部60がOFF状態であるか否かを判定することができる。環境情報判定部11は、表示再生部15からの回答に基づいて、表示部60がOFF状態であることを確認すると、環境情報は判定基準を満たしていると判定し、これを再生制御部13に通知する。再生制御部13は、環境情報判定部11による、表示部60の表示状態の判定に従って、表示再生(テキスト表示)と音声再生とを切り分ける。
表示部60がOFFである場合、ユーザが、表示部60にテキスト表示される電子書籍を見て楽しんでいる可能性はない以上、電子書籍を楽しもうとしているユーザは、電子書籍の再生方法としては、確実に音声再生を選択している。従って、表示部60の表示状態に基づいて再生方法を決定する場合、ユーザの選択している再生方法を誤判定することがない。
(血流センサ)
血流センサをイヤホン2に設け、血流を検出することによって、ユーザがイヤホン2から再生された音声を聞く準備が整ったと判定してもよい。血流センサをイヤホン2に設ける場合さらに、該血流センサが所定値以下の脈拍を検出した場合、ユーザが寝てしまったと判定し、自動で音声再生を停止してもよい。
「本を読んでいたらいつの間にか眠ってしまい、どこまで読んだか分からなくなってしまった」といった経験は一般的である。特に、音声再生を聞いているだけであれば、聞いている内にいつの間にか寝てしまう危険性も高い。上記の構成によれば、「ユーザが寝ている間に音声再生が進み、どこまで聞いたか分からなくなってしまう」といった事態を防ぐことができる。
(タッチパネルへの接触面積)
環境情報判定部11は、タッチパネル70に対しての接触面積に基づいて、イヤホン2から出力される音声をユーザが聞く準備が整っているかを判定してもよい。つまり、入力受付部16によって検出されるタッチパネル70への接触面積によって、タッチパネル70への接触が、コマンド入力を意図した指・タッチペン等によるタッチなのか、またはタッチパネル70に障害物が触れているだけなのか、が判定されてもよい。
携帯情報端末1をポケット等に入れた場合、携帯情報端末1は、例えばポケットの内壁、鞄の中の携帯情報端末1以外の物品等の障害物に接触していると考えられる。タッチパネル70がこれらの障害物によって覆われ、または、これらの障害物に触れている場合、タッチパネルへの接触面積は、コマンド入力を意図したタッチパネル70へのタッチの際の接触面積よりも大きいと考えられる。従って、環境情報判定部11は、入力受付部16により検出されるタッチパネル70への接触面積が所定の面積より大きい場合、携帯情報端末1は鞄等に入れられ、つまりユーザは表示部60を見ておらず、イヤホン2からの音声を聞く準備が整っていると判定する。
照度センサ40等の特殊な環境情報取得手段を用いずに、タッチパネル70と入力受付部16とによって、ユーザがイヤホン2からの音声を聞く準備が整っているかの判定を行うための環境情報(接触面積)を取得できるため、構成を単純化することができる。
(再生方法決定処理の変形例について)
図5は、携帯情報端末1について、図3に示したのとは異なる再生方法決定処理の流れを示すフローチャートである。携帯情報端末1の実行する再生方法決定処理は、図3に例示したものに限られず、以下に図5を用いて説明するような処理であってもよい。
まず、接続状態検出部12によって、イヤホンジャック30にイヤホン2が差し込まれていることが検出されているかを確認する(S51)。
イヤホンジャック30にイヤホン2が差し込まれている(S51でYes)場合、環境情報判定部11は、環境情報が判定基準を満たしているか、つまり、照度センサ40によって測定された照度が照度判定用基準21以下であるかを判定する(S52)。
環境情報判定部11によって、照度センサ40によって測定された照度が、照度判定用基準21以下であると判定された(S52でYes)場合、再生制御部13は、音声再生部14に問合せを行い、電子書籍を既に音声再生中であるか否かを確認する(S53)。
電子書籍を既に音声再生中である(S53でYes)場合、再生制御部13は、例えば、入力受付部16によって検出された、ユーザからのその他の音声再生処理の指示、具体的には、音声再生の継続、早送り、ページ送り、巻き戻し、ページ戻し、しおり位置へのジャンプ等の指示、に該当する処理を実行する(S54)。電子書籍を音声再生中でない(S53でNo)場合、再生制御部13は、再生開始位置決定処理によって決定された再生開始位置から、音声再生を開始する(S55)。
照度センサ40によって測定された照度が照度判定用基準21よりも大きい、つまり明るい(S52でNo)場合、再生制御部13は、画面表示がOFFであるか否かを確認する(S56)。具体的には、再生制御部13は、表示部60の画面状態を制御する表示再生部15に問い合わせを行い、表示部60がON状態であるかOFF状態であるかを確認する。画面表示がOFF、つまり表示部60がOFF状態となっている(S56でNo)場合、S53に進む。画面表示がONである(S56でYes)場合、表示部60に表示されるソフトボタンの押下、またはハードボタンの押下等によるユーザからの音声再生の開始指示を、入力受付部16が検出したか否かを確認する(S57)。
音声再生の開始指示を検出した(S57でYes)場合、S53に進む。音声再生の開始指示を検出しない(S57でNo)場合、再生制御部13は、表示再生部15に問い合わせを行い、既に表示部60において電子書籍を表示再生(テキスト表示)中であるか否かを確認する(S58)。電子書籍を既に表示再生中である(S58でYes)場合、例えば、入力受付部16がユーザからのその他の表示再生処理の、具体的には表示再生の継続、早送り、ページ送り、巻き戻し、ページ戻し、しおり位置へのジャンプ等の、指示を検出した場合には、該指示に対応する処理を実行する(S59)。電子書籍を表示再生中でない(S58でNo)場合、再生制御部13は表示再生部15に、上記再生開始位置決定処理によって決定された再生開始位置から、電子書籍に対応する表示再生を、つまりテキスト表示を開始させる(S60)。
イヤホンジャック30にイヤホン2が差し込まれていることが接続状態検出部12によって検出されていない(S51でNo)場合、再生制御部13は表示再生部15に問い合わせを行い、電子書籍を表示再生(テキスト表示)中であるかを確認する(S61)。
電子書籍を表示再生中である(S61でYes)場合、例えば、入力受付部16がユーザからのその他の表示再生処理の、具体的には表示再生の継続、早送り、ページ送り、巻き戻し、ページ戻し、しおり位置へのジャンプ等の、指示を検出した場合には、該指示に対応する処理を実行する(S62)。電子書籍を表示再生中でない(S61でNo)場合、再生制御部13は表示再生部15に、上記再生開始位置決定処理によって決定された再生開始位置から、表示再生を開始させる(S63)。
(変形例についての整理)
本発明の一態様に係るコンテンツ再生装置は、電子書籍を表示部60に表示する表示再生部15と、イヤホン2を装着可能なイヤホンジャック30と、電子書籍に対応する音声を再生する音声再生部14と、音声再生部14に音声再生の開始を指示する再生制御部13と、イヤホンジャック30にイヤホン2が装着されている時に、表示部60が暗くなったこと、または表示部60が電源オフされたことを契機として、音声再生を開始させるよう判断する環境情報判定部11と、を備え、音声再生部14は、再生制御部13により音声再生の開始の指示があった場合に電子書籍の音声再生を開始する。つまり、上記コンテンツ再生装置は、イヤホンジャック30にイヤホン2が挿入されている場合、電子書籍をテキスト表示している表示部60が暗くなったときに、電子書籍の音声再生を開始する。
また、上記コンテンツ再生装置は、再生制御部13により音声再生を開始させる指示があった時、該指示の前に表示部60に電子書籍に対応するテキスト(画像)を表示している場合は、表示していた電子書籍のページ内から音声再生する電子書籍の開始位置を決定し、指示前に表示部60に電子書籍に対応するテキストを表示していない場合は、電子書籍を表示再生または音声再生させていた日時のうち、新しい日時の方の表示再生位置または音声再生位置に基づき、音声再生する書籍の開始位置を決定する。
なお、「再生制御部13により音声再生を開始させる指示があった時」とは、以下の2つの場合を含む。すなわち、第1に、電子書籍をテキスト表示していた表示部60が暗くなった(表示部60をOFFにした)ことを契機として、再生制御部13が音声再生を開始させる指示を行った場合である。第2に、ユーザがタッチパネル70をタッチしたり、ボタン押下したりしたことを契機として、再生制御部13が音声再生を開始させる指示を行った場合である。
つまり、上記コンテンツ再生装置は、音声再生の開始指示を行う前に電子書籍のテキスト表示中であった場合にはテキスト表示位置に基づいて、音声再生の開始指示を行う前に表示部60がOFFであった場合には以前の最新履歴に基づいて、音声再生を開始する位置を決定する。
上記コンテンツ再生装置は、表示部60への電子書籍のテキスト表示を停止させた時の表示停止位置と日時とを記憶し、電子書籍の音声再生を停止させた時の音声再生停止位置と日時とを記憶する、記憶部20(特に再生停止位置テーブル22)を備え、表示部60の電源をオンする指示、または電源をオフしたまま音声を再生させる指示がユーザからあった場合、前記表示停止日時と前記音声再生停止日時とに基づき、前記表示部60に表示する書籍の表示開始位置、または、音声再生を開始する書籍の音声再生開始位置を決定し、該表示開始位置から表示部60に表示、または、前記音声再生開始位置から音声再生を開始する。
上記コンテンツ再生装置は、照度を測定する照度センサ40をさらに備え、環境情報判定部11によって、「照度センサ40により測定した照度が所定の明るさより暗くなった」こと、または、「以前の明るさより暗くなった」ことが通知されると、再生制御部13は音声再生を開始するよう指示を行う。
〔ソフトウェアによる実現例〕
携帯情報端末1、101、および102の制御ブロック(特に環境情報判定部11、接続状態検出部12、再生制御部13、音声再生部14、表示再生部15、入力受付部16、および通信制御部17)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、携帯情報端末1、101、および102は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るコンテンツ再生装置(携帯情報端末1)は、コンテンツ(電子書籍)に含まれるコンテンツ画像を再生して表示部(表示部60)に表示するコンテンツ再生装置であって、上記コンテンツ画像に対応する音声であるコンテンツ音声を再生して、接続部(イヤホンジャック30)に接続された外部音声出力装置(イヤホン2)に出力する音声再生手段(音声再生部14)と、上記接続部への上記外部音声出力装置の接続を検出する接続検出手段(接続状態検出部12)と、自装置の内部および外部の少なくとも一方についての情報である環境情報を取得する環境情報取得手段(表示再生部15、照度センサ40、加速度センサ41、姿勢センサ42、カメラ43)と、上記環境情報取得手段によって取得された上記環境情報が所定の判定基準を満たしているか否かを判定する環境情報判定手段(環境情報判定部11)と、上記接続状態検出手段によって上記接続部への上記外部音声出力装置の接続が検出され、かつ、上記環境情報判定手段によって上記環境情報が上記判定基準を満たしていると判定されたとき、上記音声再生手段に上記コンテンツ音声を上記外部音声出力装置へと出力させる再生制御手段(再生制御部13)と、を備えている。
本発明の態様9に係る制御方法は、コンテンツ(電子書籍)に含まれるコンテンツ画像を再生して表示部に表示するコンテンツ再生装置の制御方法であって、接続部(イヤホンジャック30)への外部音声出力装置(イヤホン2)の接続を検出する接続検出ステップ(S20)と、自装置の内部および外部の少なくとも一方についての情報である環境情報を取得する環境情報取得ステップ(S21の前提となるステップ)と、上記環境情報取得ステップにて取得した上記環境情報が所定の判定基準を満たしているか否かを判定する環境情報判定ステップ(S21)と、上記接続検出ステップにて上記接続部へ上記外部音声出力装置が接続されていることを検出し、かつ、上記環境情報判定ステップにて上記環境情報が上記判定基準を満たしていると判定したとき、上記コンテンツ画像に対応する音声であるコンテンツ音声を再生し、上記接続部に接続された上記外部音声出力装置に出力する再生制御ステップ(S22)と、を含むことを特徴としている。
上記の構成および方法によれば、上記環境情報判定手段は、自装置の内部および外部の少なくとも一方についての情報である環境情報が所定の判定基準を満たしているか否かを判定することによって、例えば、上記外部音声出力装置から出力される音声をユーザが聞く準備が整ったかを判定する。そして、上記接続部に上記外部音声出力装置が接続されている状態で、上記環境情報が所定の判定基準を満たしていると判定されてから、つまり、上記外部音声出力装置から出力される音声をユーザが聞く準備は整ったと判定されてから、上記再生制御手段は上記コンテンツ音声を出力させる。
従って、ユーザが上記接続部に上記外部音声出力装置を接続し、上記外部音声出力装置から出力されるコンテンツ音声を聞く準備を整えてから、コンテンツ音声の再生が始まる。つまり、ユーザは簡単な操作によりコンテンツ(例えば、電子書籍)の再生方法を変更でき、かつ外部音声出力装置から出力される音声をユーザが聞き逃すのを防ぐことができる。例えば、電子書籍をテキスト表示(表示再生)させている最中に、ユーザは外部音声出力装置を接続部に接続してから上記コンテンツ再生装置を鞄等にしまうことによって、該コンテンツの再生方法を表示再生から音声再生へ容易に変更することができる。また、コンテンツ再生装置を鞄にしまって後に上記外部音声出力装置からの音声出力が開始されるので、ユーザは再生された音声を聞き逃すことがない。
本発明の態様2に係るコンテンツ再生装置は、上記態様1において、上記再生制御手段は、上記音声再生手段が上記コンテンツ音声を上記外部音声出力装置に出力中に、上記接続検出手段によって上記接続部からの上記外部音声出力装置の切断が検出されたとき、上記音声再生手段に上記コンテンツ音声の出力を停止させてもよい。
上記の構成によれば、上記再生制御手段は、上記接続部から上記外部音声出力装置が切断されると、上記音声再生手段に上記コンテンツ音声の出力を停止させるので、例えば、上記接続部に上記外部音声出力装置が接続されていないのに、上記コンテンツ音声の再生が進んでしまうといった事態を防ぐことができる。
従って、音声再生の開始時における聞き逃しの防止だけでなく、音声再生中の聞き逃しを防ぐことができ、つまり、例えば上記外部音声出力装置からの上記コンテンツ音声をユーザが楽しんでいる状況ではないと判定すると、音声の再生を自動で停止する。その結果、音声再生に係るユーザビリティの向上を実現することができる。
本発明の態様3に係るコンテンツ再生装置は、上記態様1または2において、最後に再生を停止した上記コンテンツ画像または上記コンテンツ音声の該停止時の上記コンテンツにおける位置を示す停止位置情報を記憶する記憶部をさらに備え、上記再生制御手段は、上記音声再生手段に、上記記憶部に記憶されている停止位置情報が示す位置から上記コンテンツ音声の再生を開始させてもよい。
上記の構成によれば、上記再生制御手段は、前回再生を停止した位置に基づいて、次回の再生の開始位置を決定することができる。
従って、再生しようとするコンテンツについて、再生を開始する最適な位置を自動で選択することができ、つまり、ユーザが最近読んだり聞いたりしたところから、上記コンテンツ画像の再生の開始、または上記コンテンツ音声の再生の開始を行うことができる。ユーザは、再生を開始する位置を探したり、指定したりする必要がなく便利である。
本発明の態様4に係るコンテンツ再生装置は、上記態様1から3のいずれかにおいて、ユーザからの入力を検出する入力受付手段(入力受付部16)をさらに備え、上記再生制御手段は、上記音声再生手段が上記コンテンツ音声を上記外部音声出力装置に出力中に、上記入力受付手段によってユーザからの入力が検出されると、上記コンテンツ音声に対応する位置の上記コンテンツ画像を上記表示部に表示させてもよい。
上記の構成によれば、上記再生制御手段は、上記音声再生手段によって再生されている上記コンテンツ音声に対応する位置の上記コンテンツ画像を、上記表示部に表示させることができる。
従って、ユーザは、音声出力されている箇所、つまりコンテンツ音声に対応する位置、の上記コンテンツ画像を容易に目で見て確認することができる。
本発明の態様5に係るコンテンツ再生装置は、上記態様1から4のいずれかにおいて、上記環境情報取得手段(表示再生部15)は、上記表示部の動作状態を示す情報を上記環境情報として取得し、上記環境情報判定手段は、上記環境情報取得手段によって取得された上記環境情報が表示オフ状態を示すとき、上記判定基準が満たされていると判定し、上記環境情報が表示オン状態を示すとき、上記判定基準が満たされていないと判定してもよい。
ここで、上記表示部がOFF状態である場合、上記表示部に表示される上記コンテンツ画像をユーザが見て楽しんでいる可能性はない以上、上記コンテンツを楽しもうとしているユーザは、上記コンテンツの再生方法としては確実に音声再生を選択している。つまり、ユーザは上記外部音声出力装置から出力されるコンテンツ音声を聞いて楽しもうとしている、と判定することができる。
従って、上記の構成によれば、ユーザの選択している再生方法を誤判定することなく、コンテンツの再生方法を自動的に決定し、かつ上記外部音声出力装置から出力されるコンテンツ音声をユーザが聞き逃すのを防ぐことのできるコンテンツ再生装置を提供することができる。
本発明の態様6に係るコンテンツ再生装置は、上記態様1から4のいずれかにおいて、上記環境情報取得手段(照度センサ40)は、自装置の周囲の照度を示す情報を上記環境情報として取得し、上記環境情報判定手段は、上記環境情報取得手段によって取得された上記環境情報が示す照度が所定の基準照度(照度判定用基準21)以下であるとき、上記判定基準が満たされていると判定し、上記環境情報が示す照度が上記基準照度より大きいとき、上記判定基準が満たされていないと判定してもよい。
上記の構成によれば、ユーザは、上記外部音声出力装置を上記接続部に差し込んで、例えば、上記コンテンツ再生装置をズボン、服のポケット、または鞄等に入れるだけで音声再生を開始させることができる。ユーザは、コンテンツの再生方法を変更するのに再生方法を指定する必要がなく簡単に再生を開始することができるため、つまり、ユーザは煩わしい再生方法の指定操作をする必要がない。さらに、音声再生は、照度センサの計測した照度が照度判定用基準以下になったと判定されてから開始され、つまり、上記外部音声出力装置から出力される音声を聞く準備をユーザはできていると判定されてから開始される。従って、上記外部音声出力装置から出力される音声をユーザが聞き逃すことを防ぐことができる。
本発明の態様7に係るコンテンツ再生装置は、上記態様1から4のいずれかにおいて、上記環境情報取得手段(加速度センサ41および姿勢センサ42の少なくとも一方)は、自装置の姿勢および運動の少なくとも一方の状態を示す情報を上記環境情報として取得し、上記環境情報判定手段は、上記環境情報取得手段によって取得された上記環境情報が示す状態が所定の基準(位置固定判定用基準25)範囲内であるとき、上記判定基準が満たされていると判定し、上記環境情報が示す状態が上記基準範囲外であるとき、上記判定基準が満たされていないと判定してもよい。
上記の構成によれば、自装置の加速度および姿勢の少なくとも一方によって、上記環境情報判定手段は、自装置の位置が固定され、安定しているかを判定することができ、つまり、自装置が鞄等に収容されたかを判定することができる。そして、ユーザが、上記コンテンツ再生装置を鞄等に収容した状態でコンテンツを楽しもうとしているのであれば、ユーザは、表示部に表示されるコンテンツ画像を見て楽しもうとしているのではないと判定することができる。上記再生制御手段は、上記環境情報判定手段による上記の判定に基づいて、上記コンテンツの再生方法を決定する。
従って、自装置の加速度および姿勢の少なくとも一方によって、電子書籍等のコンテンツの再生方法を変更でき、かつ、上記外部音声出力装置からの音声出力をユーザが聞き逃すことを防ぐことができる。
本発明の態様8に係るコンテンツ再生装置は、上記態様1から4のいずれかにおいて、上記環境情報取得手段は、上記表示部に表示された上記コンテンツ画像を見ている時のユーザの顔を撮影するカメラ(カメラ43)を含み、上記環境情報判定手段は、上記カメラによって撮影された画像にユーザの顔が所定時間以上写っていないとき、上記判定基準が満たされていると判定し、上記画像にユーザの顔が所定時間以上写っているとき、上記判定基準が満たされていないと判定してもよい。
従って、上記の構成によれば、ユーザが上記表示部を見ているか否かに基づいて、電子書籍等のコンテンツの再生方法を変更でき、かつ、上記外部音声出力装置からの音声出力をユーザが聞き逃すのを防ぐことができるコンテンツ再生装置を、容易に実現することができる。しかも、現在一般的に利用されている携帯電話等の携帯情報端末の多くは、表示画面を見ているユーザの顔を撮影できる位置にカメラを備えている。それゆえ、現在一般的に利用されている携帯電話等の携帯情報端末に新たな部材を付加する必要がない。
本発明の各態様に係るコンテンツ再生装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記コンテンツ再生装置が備える各手段として動作させることにより上記コンテンツ再生装置をコンピュータにて実現させるコンテンツ再生装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、携帯情報端末、電子書籍機器、およびパーソナルコンピュータなど、電子書籍等のコンテンツを表示可能であって音声出力可能な装置に好適に利用することができる。
1 携帯情報端末(コンテンツ再生装置)
2 イヤホン(外部音声出力装置)
10 制御部
11 環境情報判定部(環境情報判定手段)
12 接続状態検出部(接続検出手段)
13 再生制御部(再生制御手段)
14 音声再生部(音声再生手段)
15 表示再生部(表示再生手段/表示状態検出手段)
16 入力受付部(入力受付手段)
17 通信制御部
20 記憶部
21 照度判定用基準(判定基準/基準照度)
22 再生停止位置テーブル(停止位置情報)
23 ユーザ設定情報
24 書籍データ
25 位置固定判定用基準(判定基準)
26 顔判定用基準(判定基準)
30 イヤホンジャック(接続部)
40 照度センサ(環境情報取得手段/照度検出手段)
41 加速度センサ(環境情報取得手段/加速度検出手段)
42 姿勢センサ(環境情報取得手段/姿勢検出手段)
43 カメラ(環境情報取得手段)
50 通信部
60 表示部
70 タッチパネル
101 携帯情報端末(コンテンツ再生装置)
102 携帯情報端末(コンテンツ再生装置)

Claims (5)

  1. コンテンツに含まれるコンテンツ画像を再生して表示部に表示するコンテンツ再生装置であって、
    上記コンテンツ画像に対応する音声であるコンテンツ音声を再生して、接続部に接続された外部音声出力装置に出力する音声再生手段と、
    上記接続部への上記外部音声出力装置の接続を検出する接続検出手段と、
    自装置の内部および外部の少なくとも一方についての情報である環境情報を取得する環境情報取得手段と、
    上記環境情報取得手段によって取得された上記環境情報が所定の判定基準を満たしているか否かを判定する環境情報判定手段と、
    上記接続検出手段によって上記接続部への上記外部音声出力装置の接続が検出され、かつ、上記環境情報判定手段によって上記環境情報が上記判定基準を満たしていると判定されたとき、上記音声再生手段に上記コンテンツ音声を上記外部音声出力装置に出力させる再生制御手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ再生装置。
  2. 上記再生制御手段は、上記音声再生手段が上記コンテンツ音声を上記外部音声出力装置に出力中に、上記接続検出手段によって上記接続部からの上記外部音声出力装置の切断が検出されたとき、上記音声再生手段に上記コンテンツ音声の出力を停止させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
  3. 最後に再生を停止した上記コンテンツ画像または上記コンテンツ音声の該停止時の上記コンテンツにおける位置を示す停止位置情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    上記再生制御手段は、上記音声再生手段に、上記記憶部に記憶されている停止位置情報が示す位置から上記コンテンツ音声の再生を開始させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のコンテンツ再生装置。
  4. 上記環境情報取得手段は、上記表示部の動作状態を示す情報を上記環境情報として取得し、
    上記環境情報判定手段は、上記環境情報取得手段によって取得された上記環境情報が表示オフ状態を示すとき、上記判定基準が満たされていると判定し、上記環境情報が表示オン状態を示すとき、上記判定基準が満たされていないと判定する
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のコンテンツ再生装置。
  5. 上記環境情報取得手段は、自装置の周囲の照度を示す情報を上記環境情報として取得し、
    上記環境情報判定手段は、上記環境情報取得手段によって取得された上記環境情報が示す照度が所定の基準照度以下であるとき、上記判定基準が満たされていると判定し、上記環境情報が示す照度が上記基準照度より大きいとき、上記判定基準が満たされていないと判定する
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のコンテンツ再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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