JP2014044205A - 測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】非サポート・コネクタ形式を伴うネットワークの特性を評価し、校正する。
【解決手段】サポート及び非サポート・インタフェースを有するアダプタを、被試験システム中のネットワークのシステム応答を測定するのに利用できる。これら測定値は、正確で完全に校正されたトータル・システム応答を生成するバーチャル・モデルを推定するように、数学的にカスケード接続できる。従って、既知の規格とトレースできない非サポート・コネクタ形式を伴うネットワークの特性を評価し、校正できる。
【選択図】図8

Description

本発明は、サポートされていないコネクタ形式と共に用いるネットワークの特性を評価し、校正するための測定方法に関する。
本願は、2012年8月24日出願の米国仮出願第61/693,229号の利益を主張するものであり、その内容は、本願に全て含まれている。
電気システム中の信号の動作を測定するのに使用される測定装置は、正確な測定値を集めるために校正されなければならない。信号処理のため、典型的な測定装置は、オシロスコープ、プローブ・モジュール及びプローブ・チップから構成される。この装置の校正は、これら構成要素及びこれらの間のインタフェース夫々の特性を評価する(characterize:特性を記述する)ことによって実現される。これら構成要素とインタフェースは、電気ネットワークの要素として数学的にモデル化される。
米国特許第6,823,276号 米国特許第6,650,123号
特性を評価するには、これら構成要素の測定値が既知の校正規格でトレースできるものであることが必要である。商業的に利用可能な校正キットは、測定される所与のコネクタ及びネットワーク形式に関するいくつかの規格を含んでいる。しかし、校正キットは、全てのコネクタ形式に関して商業的に利用可能ではない。
市場に新たに出てきたコンポーネントでは、それらのコネクタ形式がサポートされていないので、標準的な校正技術を用いても測定できないかもしれない。こうしたコネクタ形式をサポートするのに必要な校正キットは、市販では存在していない。サポートされていないコネクタを用いて得られた測定値は、既存の校正規格(calibration standard:校正基準)ではトレースできず、そのために、コンポーネントの特性を評価するのが困難となっている。
ブラックハム等による米国特許第6,823,276号は、試験するデバイスの測定エラーを測定するためのシステム及び方法を開示している。ベクトル・ネットワーク・アナライザ(VNA)が、1ポート校正に関する3つのシステマチック・エラー(方向性、反射トラッキング、ソース・マッチ)を測定するのに使用される。これら3つのシステマチック・エラーに関する規格は既知であるが、それらは、関心のある周波数範囲の全てについて、適切なわけではないかもしれない。このため、ブラックマンは、これら規格に重み付けを割り当てることで、周波数の特定範囲における信頼性を高めている。こうした重み付けは、最小2乗計算に適用されることで、ネットワーク中の要素の特性を評価できる。
マーテンズによる米国特許第6,650,123号は、ベクトル・ネットワーク・アナライザと共に利用されるインターフェース・デバイスの特性を測定する方法を開示している。マーテンズは、マルチ・ポート・アダプタやテスト・フィクスチャを、複数の2ポート・ネットワークとしてではなく、1度に1つの2ポート・ネットワークとして扱われる1つの物として扱っている。2つの校正が実行されるが、1つは内部反射プレーンにおいて、もう1つは外部反射プレーンにおいてである。
従って、信号測定装置の操作者が、サポートされていない(非サポート)コネクタ形式を用いた既知の校正規格でトレースできないネットワークの特性を評価し、校正することを可能にするシステム及び方法へのニーズがある。
開示技術の実施形態は、大まかに言えば、信号測定装置の操作者が、サポートされていないコネクタ形式を用いた(例えば、既知の校正規格でトレースできない)ネットワークの特性を評価し、校正することを可能にする。
ある実施形態では、信号測定装置が、第1ネットワーク及び第2ネットワークに結合される。第1及び第2ネットワークは、第1アダプタに結合される。装置、第1ネットワーク、第1アダプタ、第2ネットワークを通って装置へと戻るパスが、第1システム応答に従って測定され、第1特性評価(characterization:特性記述)が生成される。
別の実施形態では、装置は、第3ネットワーク及び第4ネットワークに結合される。第3及び第4ネットワークは、第2アダプタに結合される。装置、第3ネットワーク、第2アダプタ、第4ネットワークを通って装置へと戻るパスが、第2システム応答に応じて測定され、第2特性評価が生成される。
別の実施形態によれば、装置は、第1ネットワーク及び第4ネットワークに結合される。第1ネットワークは第1アダプタに結合され、第1アダプタは第2アダプタに結合され、第2アダプタ は第4ネットワークに結合される。装置、第1ネットワーク、第1アダプタ、第2アダプタ、第4ネットワークを通って装置へと戻るパスが、第3システム応答に応じて測定され、第3特性評価が生成される。
更に別の実施形態によれば、第1アダプタの第4特性評価が除去され、同様に、第1、第2及び第3特性評価から第2アダプタの第5特性評価が除去される。その結果として、第2ネットワーク及び第3ネットワークの組み合わせの第6特性評価が生成される。校正キットで非サポートで、既知の規格でトレースできない第2及び第3ネットワーク間のインタフェースは、非サポート・インタフェース間を伝送される信号の解釈に関して校正される。
より具体的には、本発明の概念1は方法であって、
‘:’が非サポート・コネクタ・インタフェースを示し、[TN]=[N1]:[N2]として、非サポート・コネクタでカスケード接続及び相互接続された第1個別マルチポート・ネットワーク[N1]及び第2個別マルチポート・ネットワーク[N2]を有するトータル・ネットワーク[TN]の特性を評価する処理と、
[M1]=[N1]:[A1]として、第1アダプタ[A1]を上記第1個別マルチポート・ネットワーク[N1]に加えて、第1拡張ネットワーク[M1]の特性を評価する処理と、
[M2]=[A2]:[N2]として、第2アダプタ[A2]を上記第2個別マルチポート・ネットワーク[N2]に加えて、第2拡張ネットワーク[M2]の特性を評価する処理と
を具えている。
本発明の概念2は、上記概念1の方法であって上記第1及び第2拡張ネットワーク[M1]及び[M2]のいずれか又は両方の特性評価処理によって、測定値の校正を可能にすることを特徴としている。
本発明の概念3は、上記概念2の方法であって、上記校正測定値は、既知の規格でトレースできる測定値を含むことを特徴としている。
本発明の概念4は、上記概念1の方法であって、上記非サポート・コネクタは、測定値の校正ができないコネクタ形式であることを特徴としている。
本発明の概念5は、上記概念1の方法であって、上記非サポート・コネクタ・インタフェース‘:’は、 既知のトレース可能な規格で生成される測定値をサポートしないコネクタ形式を表すことを特徴としている。
本発明の概念6は、上記概念1の方法であって、上記特性評価は、いずれも時間領域又は周波数領域の校正測定値によって表すことができることを特徴としている。
本発明の概念7は、上記概念1の方法であって、上記特性評価は、数学的モデルによって表すことができることを特徴としている。
本発明の概念8は、上記概念1の方法であって、
上記第1及び第2拡張ネットワーク[M1]及び[M2]のいずれかと、ディエンベッド・ネットワーク[DN]とを
[VN1]=[N1][A1]=[M1]
[VN2]=[DN]−1[A2][N2]=[M3]−1[M2]
のようにカスケード接続することによって、第1及び第2バーチャル・ネットワーク・モデル[VN1]及び[VN2]を生成する処理を更に具えている。
本発明の概念9は、上記概念8の方法であって、
[TN]=[VN1][VN2]=[M1][M3]−1[M2]のように上記第1及び第2バーチャル・ネットワーク・モデル[VN1]及び[VN2]の合計(sum:和)をカスケード接続する処理と、
[TN]=[VN1][VN2]=[N1][A1][A1]−1[A2]−1[A2][N2]のように代入する処理と、
[TN]=[VN1][VN2]=[N1][N2]のように項を約す処理と
によって、上記トータル・ネットワーク[TN]を生成する処理を更に具えている。
本発明の概念10は、上記概念9の方法であって、カスケード接続された上記バーチャル・ネットワーク・モデル[VN1]及び[VN2]の合計が、カスケード接続された上記個別マルチポート・ネットワーク[N1]及び[N2]の合計と、上記トータル・ネットワーク[TN]とに等しいことを特徴としている。
本発明の概念11は、方法であって、
“[N1][N2]”が第1個別マルチポート・ネットワーク[N1]及び第2個別マルチポート・ネットワーク[N2]のカスケード接続/エンベッド処理を示すというように、行列演算を採用するカスケード接続処理/エンベッド処理演算を“[“及び“]”を用いて表記する処理と、
“[N3][N1]−1”が第3個別マルチポート・ネットワーク[N3]から上記第1個別マルチポート・ネットワーク[N1]をディエンベッドする処理を示すというように、行列演算を採用するディエンベッド処理演算を“[“及び“]−1”を用いて表記する処理と
を具えている。
本発明の概念12は、上記概念11の方法であって、上記第1及び第2個別マルチポート・ネットワーク[N1]及び[N2]が、ABCDパラメータ行列を用いて記述されることを特徴としている。
本発明の概念13は、上記概念12の方法であって、“[N1][N2]”が、[N1]及び[N2]の行列の乗算によって直接実現されることを特徴としている。
本発明の概念14は、上記概念11の方法であって、上記第1及び第2個別マルチポート・ネットワーク[N1]及び[N2]が、sパラメータ行列を用いて記述されることを特徴としている。
本発明の概念15は、上記概念14の方法であって、
[N1]及び[N2]をtパラメータ行列に変換する処理と、
tパラメータ行列の行列乗算を実行する処理と、
上記行列乗算の結果をsパラメータに変換する処理と
を更に具えている。
本発明の概念16は、上記概念11の方法であって、上記第1及び第2個別マルチポート・ネットワーク[N1]及び[N2]は、sパラメータ行列を用いて、ディエンベッド処理[N1][N2]−1を記述することを特徴としている。
本発明の概念17は、上記概念16の方法であって、
[N1]及び[N2]をtパラメータ行列[T1]及び[T2]に夫々変換する処理と、
[T1]及び[T2]行列([T1][T2]−1)について行列乗算を実行する処理と、
その結果をsパラメータに変換する処理と
を更に具えている。
本発明の概念18は方法であって、
[N1]及び[N2]が第1及び第2個々のネットワークを夫々に示し、[A1]及び[A2]が第1及び第2アダプタを夫々示し、‘:’が非サポート・コネクタ・インタフェースを示すとして、
[M1][M2]=[N1]:[A1][A2]:[N2]
のように2つの拡張ネットワーク[M1]及び[M2]を定義する処理と、
ディエンベッド・ネットワーク[DN]を
[DN]−1=[[A2][A1]]−1、従って[DN]=[A2][A1]として、
[N1]:[A1] [DN]−1 [A2]:[N2]、従って
[N1]:[A1] [[A2][A1]]−1 [A2]:[N2]、従って
[N1]:[A1] [A1]−1[A2]−1 [A2]:[N2]、従って
[N1]: :[N2]
のように2つの上記拡張ネットワーク[M1]及び[M2]の間に挿入する処理と
を具えている。
本発明の概念19は、上記概念18の方法であって
物理的なディエンベッド・ネットワーク[M3]を上記第1及び第2アダプタ[A1]及び[A2]から組み立てる処理と、
[M3]=[A2][A1]、従って
[M3]−1=[A1]−1[A2]−1=[DN]−1
と定義することによって[M3]を測定する処理と
を更に具えている。
図1は、代表的な信号測定装置の前面の示す図である。 図2は、図1の信号測定装置がネットワークを介してコンピュータに接続されている例を示す図である。 図3は、サポートされたコネクタを用いて装置の特性を決定するための校正基準面を確立する既知のトレース可能な規格を用いた信号装置の校正を示している。 図4は、アダプタを用いて非サポートのコネクタでネットワークを校正された測定を行う第1例を示している。 図5は、アダプタを用いて非サポートのコネクタでネットワークを校正された測定を行う第2例を示している。 図6は、背中合わせに接続された2つのアダプタを測定する例を示す。 図7は、トータル・システムの測定値を検証する例を示す。 図8は、図1の信号測定装置と、図3〜6に示したようなコネクタ及びアダプタとを用いた典型的な校正及び特性評価処理を示す制御フロー・チャートである。 図9は、非サポート・コネクタを伴うアダプタを用いてネットワークを測定する例を示す。
図1は、代表的な信号測定装置110の前面の示す図である。実施形態によっては、これは、独立型(スタンドアロン)のベクトル・ネットワーク・アナライザ(VNA)であっても良く、別の実施形態では、VNAの機能を実行できるソフトウェアをロードしたオシロスコープであっても良い。装置上に配置されているのは、表示装置130、入力ボタン120a〜g、信号チャンネル150a〜d及び入力ダイヤル160a〜cである。入力ボタン120a〜gによって、装置110の操作者は、表示装置を介してインタラクティブに操作でき、信号140を測定するやり方を変更できる。同様に、入力ダイヤル160a〜cによっては、操作者は、装置をインタラクティブに操作できる。
図2に示した例を参照すると、装置210は、ネットワーク220に接続されるネットワーク・インタフェース(図示せず)を有していても良い。ある実施形態では、ネットワーク220は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)であるか、又は、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)であっても良い。同様にしてネットワーク220に接続されたコンピュータ230が、ネットワーク220を介して装置210と通信を行っても良い。装置210の操作者は、図1の入力デバイス120a〜g及び160a〜cを介してインタラクティブに装置を操作しても良いし、装置210と通信しているコンピュータ220を介して装置を操作しても良い。
図2に示した例を参照すると、装置210は、ネットワーク220に接続されるネットワーク・インタフェース(図示せず)を有していても良い。ある実施形態では、ネットワーク220は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)であるか、又は、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)であっても良い。同様にしてネットワーク220に接続されたコンピュータ230が、ネットワーク220を介して装置210と通信を行っても良い。装置210の操作者は、図1の入力デバイス120a〜g及び160a〜cを介してインタラクティブに装置を操作しても良いし、装置210と通信しているコンピュータ220を介して装置を操作しても良い。
図3は、校正(CAL)の例を示し、これにおいて、代表的な2セットのトレース可能な校正規格が、サポートされたコネクタを用いて信号装置に結合され、測定校正基準面を規定する。
図4は、アダプタ[A1]を用いて非サポートのコネクタでネットワーク[N1]を測定する第1例M1を示し、このとき、
[M1]=[N1]:[A1] アダプタ[A1]を用いたネットワーク[N1]の測定
図5は、アダプタ[A2]を用いて非サポートのコネクタでネットワーク[N2]を測定する第2例M2を示し、このとき、
[M2]=[A2]:[N2] アダプタ[A2]を用いたネットワーク[N2]の測定
図6は、背中合わせに接続された2つのアダプタ[A2]及び[A1]を測定する例M3を示し、このとき、
[M5]=[A2]:[A1] 背中合わせアダプタ対の測定値
図7は、トータル・システム測定値[NT1]の検証の例M10を示し、このとき、
[M10]=[N1]:[N2] トータル・システム測定値
ここで用いられるバーチャル・モデル行列演算では、あるブロック(例えば、[M1]、[M2]及び[M10])は、通常、複数の測定データ(例えば、Sパラメータ)を表し、他のブロック(例えば、[N1]及び[N2])は、通常、ネットワーク特性(例えば、Sパラメータ)を表し、そして、他のブロック(例えば、[A1]及び[A2])は、通常、アダプタ特性(例えば、Sパラメータ)を表す。[N3]=[N1][N2]のような表記は、通常、ネットワーク[N1]及び[N2]がカスケード(直列)接続され(又は、エンベッドされ(特性が組み込まれ))、ネットワーク[N3]が生成されることを示す。[N3]=[N1]:[N2]のような表記は、通常、非サポートのコネクタでネットワーク[N1]及び[N2]がカスケード(直列)接続され(又は、エンベッドされ(特性が組み込まれ))ることを示す。[N2]=[N1]−1[N3]のような表記は、通常、ネットワーク[N3]からネットワーク[N1]がディエンベッドされ(ネットワーク[N1]の特性が取り除かれ)て、ネットワーク[N2]のデータ・セットに関して解いたこを示す。
上述した複数のブロックは、マルチポートSパラメータか、又は、ABCDパラメータのような他のパラメータのセットで表すようにしても良い。一般に、Sパラメータのようなパラメータは、行列の直接的な乗算によってはカスケード接続にできず、標準的な行列演算テクニックを適用し、Sパラメータのデータ・ブロックをカスケード接続にするためには、通常、Sパラメータ(又は他の)データに、ある行列変換を適用しなければならない。Sパラメータ(又は、他のパラメータ)のネットワークをカスケード接続し、エンベッドし、ディエンベッドするには、通常、行列乗算又は行列反転の前後で、個々のネットワークのパラメータを適切なパラメータ・セット(例えば、tパラメータ)に変換する必要がある。
数学的にカスケード接続されると、個々に特性が評価されたネットワーク、例えば、[N1]及び[N2]は、トータル・システム応答[NT]: [N1][N2]=[NT]を生成する。ネットワーク間のインタフェースが非サポートの場合、個々のネットワークは、アダプタを用いて測定しなければならない。アダプタ(A1及びA2)は、サポートされたアダプタで測定システムに接続することを可能にし、既知の校正規格でトレース可能な測定値が得られるようにする。しかし、直接カスケード接続し、アダプタを用いて測定すると、誤ったトータル・システム応答が得られる:[N1][A1] [A2][N2]≠[NT]。
本開示技術の実施形態によるバーチャル・ネットワーク・モデルは、ネットワークの測定及び特性評価中に使用されるアダプタの影響を数学的に除去する。バーチャル・ネットワーク(VN)モデルの1対(又は、もっと多数)をカスケード接続すると、正しいトータル・システム応答が得られる:[VN1][VN2]=[NT]。
ここで説明するように、バーチャル・ネットワーク・モデルの生成は、通常、カスケード接続されたネットワーク中で特性が評価される個々のネットワーク要素を特定することから始まる。以下の例を考える:
[NT]=[N1]:[N2] カスケード接続ネットワーク(トータル・ネットワーク)
ここで、個々のネットワーク要素は、次のように特性が評価(特性が記述)される:
[N1] ネットワーク[N1]
[N2] ネットワーク[N2]
: 非サポート・コネクタ・インタフェース
個々のネットワーク夫々の校正された測定値が生成され、適切なアダプタが加えられるが、このとき、測定装置に「サポートされた」コネクタ・インタフェースを与える必要がある。これらにより、ネットワーク測定値が増加することとなる。以下の例を考えてみることにする:
[M1]=[N1]:[A1][N1]拡張ネットワークの測定
[M2]=[A2]:[N2][N2]拡張ネットワークの測定
ここで
[A1] アダプタ1
[A2] アダプタ2
複数の拡張ネットワークをカスケード接続する第1の試みでは、通常、個々の拡張ネットワークを直接カスケード接続することを含んでいる:
[NT]≠[M1] [M2]
[NT]≠[N1]:[A1] [A2]:[N2]
付加した複数のアダプタを伴う拡張ネットワークを数学的にカスケード接続しても、正しいトータル・ネットワーク[NT]は生成されない。
ディエンベッド・ネットワークは、複数の拡張ネットワーク間に挿入された場合、アダプタの影響をキャンセルし、正しいトータル・カスケード接続ネットワーク[NT]を生成するので、これを特定すると良い。例えば、個々の拡張ネットワークをディエンベッド・ネットワーク[A1]−1及び[A2]−1とカスケード接続すると、次の結果が得られる:
[NT]=[N1]:[A1] [A1]−1[A2]−1 A2]:[N2]
[NT]=[N1]: :[N2] :
[NT]=[N1]:[N2]
オリジナルの拡張ネットワーク測定中に使われるアダプタの背中合わせ測定では、ディエンベッド・ネットワークに必要とされる必要データが得られる:
[M5]=[A2]:[A1] そして、[M5]−1=[[A2]:[A1]]−1=[A1]−1[A2]−1
バーチャル・モデルの切り分け(パーティション)処理では、バーチャル・ネットワーク・モデルがアダプタ対測定値[M5]を拡張ネットワーク測定値に組み入れても良く、例えば、逆アダプタ対測定値[M5]−1を1つ以上の拡張ネットワーク測定値に取り入れて、バーチャル・ネットワーク・モデル[VN1]及び[VN2]を生成しても良い:
[NT]=[N1]:[A1][A1]−1[A2]−1[A2]:[N2]
[NT]= [M1] [M5] [M2]
上記は、トータル・ネットワークの特性を評価するのに必要なネットワーク測定値を表している。
切り分けの第1選択肢を検討すると:
[NT]=[M1] [M5]−1[M2]
[NT]=[VN1] [VN2]
このとき、アダプタ対両方の測定値[M5]−1が、拡張ネットワーク[M2]に関係しており、バーチャル・ネットワーク・モデル[VN2]=[M5]−1[M2]を生成する。
バーチャル・モデル[VN1]及び[VN2]からいくつかの注目点が明らかになる。第1に、バーチャル・モデル[VN1]は、測定値[M1]と等しい。第2に、バーチャル・モデル[VN2]は、測定値[M2]とカスケード接続された測定値[M5]−1と等しい。第3に、[VN1]は[N1]と等しくなく、[VN2]は[N2]と等しくない。それにも関わらず、[VN1][VN2]=[N1]:[N2]で、このとき、
[VN1]=[N1]:[A1]
[VN2]=[M5]−1 [M2]
[VN2]=[A1]−1[A1]−1[A2]:[N2]
[VN2]=[A1]−1:[N2]

従って:
[VN1][VN2]=[N1]:[A1] [A1]−1:[N2]
[VN1][VN2]=[N1]:[N2]
[VN1][VN2]=[NT]
このとき、カスケード接続されたバーチャル・ネットワーク・モデル[VN1][VN2]は、トータル・ネットワーク[NT]を生成する。
切り分けの第2選択肢を検討すると:
[NT]=[M1][M5]−1 [M2]
[NT]=[N1]:[A1][M5]−1[A2]:[N2]
[NT]=[VN5] [VN6]
この切り分け選択肢では、アダプタ対測定値[M5]が拡張ネットワーク[M1]=[N1]:[A1]と関連していて、バーチャル・ネットワーク・モデル[VN5]を生成するが、このとき、
[VN5]=[M1][M5]−1
[VN5]=[N1]:[A1][A1]−1[A2]−1= [N1]:[A2]−1
[VN6]=[M2]
[VN6]=[A2]:[N2]

[VN5][VN6]=[M1][M5]−1 [M2]
[VN5][VN6]=[N1]:[A2]−1 [A2]:[N2]
[VN5][VN6]=[N1]:[N2]
[VN5][VN6]=[NT]
ここで、カスケード接続されたバーチャル・ネットワーク・モデル[VN5][VN6]は、トータル・ネットワーク[NT]を生成する。
使用する切り分け方法に関係なく、拡張ネットワーク測定値を、アダプタ対測定値の逆である[M5]−1とカスケード接続して、トータル・システム応答[NT]を得るようにしても良い:
[N1]:[N2]=[M1][M5]−1[M2]
[N1]:[N2]=[N1]:[A1][A1]−1[A2]−1[A2]:[N2]
[N1]:[N2]=[VN1][VN2]
[N1]:[N2]=[VN5][VN6]
個別のネットワークを測定するのに使用されるアダプタの影響は、拡張ネットワーク測定値[M1]及び[M2]を用いたカスケード接続演算の間に、逆アダプタ対測定値[M5]−1によって除去される。これは、多くの理由で利点がある。例えば、個々のアダプタの特性評価が不要で潜在的に不可能であり、非サポート・コネクタにおける測定値が不要であり、全ての想定値はサポートされたコネクタで生成され、既知の規格でトレース可能である。
いくつかの利点がバーチャル・モデルで実現される。アダプタ対測定値[M5]を、もはや独立して保持する必要がない。つまり、アダプタ対測定値は、バーチャル・モデルに組み込まれる。複数のバーチャル・モデルのカスケード接続は、それら自身によって、正しいトータル・システム応答の答えが得られる。加えて、バーチャル・ネットワークは、標準的な市販の校正キットを用いて、既知の校正規格に関して、特性が評価される。要するに、バーチャル・モデルのテクニックは、オリジナルのネットワーク測定値から効果的にアダプタを除去し、カスケード接続バーチャル・ネットワーク・モデルの非サポート・インタフェースでのつなぎ目のない連結を可能にする。
複数のバーチャル・モデルは、1対のネットワークだけに限られるものではない。多数の非サポート・インタフェースで1つにつないだ多数のネットワークを(適切なアダプタを用いて)個々に測定することができ、そして、バーチャル・モデルに変換できる。導出されたバーチャル・ネットワーク・モデルを再び数学的にカスケード接続すると、正しいトータル・ネットワーク応答が得られる。3つのネットワークを用いる次の例を検討する:
[NT] =[N1]:[N2]:[N3] カスケード接続ネットワーク(トータル・ネットワーク)
ここで個々のネットワーク要素は、次のように特性が記述される:
[N1] プローブ・チップ
[N2] プローブ・モジュール
[N3] オシロスコープ
: 非サポート・コネクタ・インタフェース
個々のネットワークの校正された測定値を生成しても良く、また、適切なアダプタを加えても良く、このとき、”サポートされた”コネクタ・インタフェースを測定装置に与える必要がある。これらは、拡張ネットワーク測定値となる。次の例を検討してみよう:
[M1]=[N1]:[A1] [N1]拡張ネットワークの測定
[M3]=[A2]:[N2]:[A3] [N2]拡張ネットワークの測定
[M4]=[A4]:[N3] [N3] 拡張ネットワークの測定
ここで、
[A1] アダプタ1
[A2] アダプタ2
[A3] アダプタ3
[A4] アダプタ4
複数の拡張ネットワークをカスケード接続する第1の試みでは、通常、個々の拡張ネットワークを直接カスケード接続する処理を含んでいる:
[NT]≠[M1] [M3] [M4]
[NT]≠[N1]:[A1] [A2]:[N2]:[A3] [A4]:[N3]
複数の拡張ネットワークを(アダプタを加えて)数学的にカスケード接続しても、正しいトータル・ネットワーク[NT]は生成されない。
複数のディエンベッド・ネットワークは、複数の拡張ネットワーク間に挿入された場合、アダプタの影響をキャンセルし、正しいトータル・カスケード接続ネットワーク[NT]を生成するので、これを求めると良い。例えば、個々の拡張ネットワークを、ディエンベッド・ネットワーク[A1]−1、[A2]−1、[A3]−1及び[A4]−1と共にカスケード接続すると、次の結果が得られる:
[NT]=[N1]:[A1] [A1]-1[A2]-1 [A2]:[N2]:[A3] [A3]-1[A4]-1 [A4]:[N3]
[NT]=[N1]: :[N2]: :[N3]
[NT]=[N1]:[N2]:[N3]
オリジナルの拡張ネットワーク測定中に使用されるアダプタの背中合わせ測定では、ディエンベッド・ネットワークに必要とされる必要データが得られる:
[M5]=[A2]:[A1] そして、
[M5]−1=[[A2]:[A1]]−1=[A1]−1[A2]−1
[M6]=[A4]:[A3] そして、
[M6]−1=[[A4]:[A3]]−1=[A3]−1[A4]−1
バーチャル・モデルの切り分け(パーティション)処理では、バーチャル・ネットワーク・モデルがアダプタ対測定値[M5]及び[M6]を拡張ネットワーク測定値に組み入れても良く、例えば、逆アダプタ対測定値[M5]−1及び[M6]−1を1つ以上の拡張ネットワーク測定値に取り入れて、バーチャル・ネットワーク・モデル[VN1]、[VN3]及び[VN4]を生成しても良い:
[NT]=[N1]:[A1] [A1]-1[A2]-1 [A2]:[N2]:[A3] [A3]-1[A4]-1 [A4]:[N3]
[NT]= [M1] [M5]-1 [M3] [M6]-1 [M4]
上記は、トータル・ネットワークの特性を評価するのに必要なネットワーク測定値を表している。
切り分けの第1選択肢を検討すると:
[NT]=[M1] [M5]−1[M3][M6]−1 [M4]
[NT]=[VN1] [VN3] [VN4]
このとき、アダプタ対測定値[M5]−1及び[M6]−1の両方が拡張ネットワーク[M3]=[A2]:[N2]:[A3]に関連しており、バーチャル・ネットワーク・モデル[VN3]=[M5]−1[M3][M6]−1を生成する。
ここで:
[VN1]= [N1]:[A1]
[VN3]= [M5]-1 [M3] [M6]-1
[VN3]= [A1]-1[A2]-1 [A2]:[N2]:[A3] [A3]-1[A4]-1
[VN3]= [A1]-1:[N2]:[A4]-1
[VN4]= [A4]:[N3]

従って:
[VN1][VN3][VN4]= [N1]:[A1] [A1]-1:[N2]:[A4]-1 [A4]:[N3]
[VN1][VN3][VN4]= [N1]:[N2]:[N3]
[VN1][VN3][VN4]= [NT]

こうして、カスケード接続バーチャル・ネットワーク・モデル[VN1][VN3][VN4]が、トータル・ネットワーク[NT]を生成する。
切り分けの第2選択肢を検討すると:
[NT]= [M1][M5]-1 [M3] [M6]-1[M4]
[NT]= [N1]:[A1][M5]-1 [A2]:[N2]:[A3] [M6]-1[A4]:[N3]
[NT]= [N1]:[A2]-1 [A2]:[N2]:[A3] [A3]-1:[N3]
[NT]= [VN5] [VN7] [VN8]
この切り分けの選択肢では、アダプタ対測定値[M5]が拡張ネットワーク[M1]=[N1]:[A1]と関連し、アダプタ対測定値[M6]が拡張ネットワーク[M4]=[A4]:[N3]と関連しており、このとき:
[VN5]= [M1][M5]-1
[VN5]= [N1]:[A1] [A1]-1[A2]-1 = [N1]: [A2]-1
[VN7]= [M3]
[VN7]= [A2]:[N2]:[A3]
[VN8]= [M6]-1[M4]
[VN8]= [A3]-1 [A4]-1 [A4]:[N3] = [A3]-1:[N3]
[VN5][VN7][VN8]= [M1][M5]-1 [M3] [A6]-1:[M4]
[VN5][VN7][VN8]= [N1]:[A2]-1 [A2]:[N2]:[A3] [A3]-1:[N3]
[VN5][VN7][VN8]= [N1]:[N2]:[N3]
[VN5][VN7][VN8]= [NT]
こうして、カスケード接続バーチャル・ネットワーク・モデル[VN5][VN7][VN8]が、トータル・ネットワーク[NT]を生成する。
使用する切り分けの方法に関係なく、拡張ネットワーク測定値を、アダプタ対測定値の逆である[M5]−1及び[M6]−1とカスケード接続して、トータル・システム応答[NT]を得るようにしても良い:
[N1]:[N2]:[N3]= [M1] [M5]-1 [M3] [M6]-1 [M4]
[N1]:[N2]:[N3]= [N1]:[A1][A1]-1[A2]-1[A2]:[N2]:[A3] [A3]-1[A4]-1 [A4]:[N3]
[N1]:[N2]:[N3]= [VN1][VN3][VN4]
[N1]:[N2]:[N3]= [VN5][VN7][VN8]
個々のネットワークを測定するのに使用されるアダプタの影響は、ネットワーク測定値[M1]、[M3]及び[M4]を用いたカスケード接続演算の間に、逆アダプタ対測定値[M5]−1及び[M6]−1によって除去される。
図8は、図1の信号測定装置と、図3〜6に示したようなコネクタ及びアダプタとを用いた典型的な校正及び特性評価(characterization)処理を示す制御フロー・チャートである。(例えば、ネットワーク1の)第1測定処理810は、第1アダプタを用いて行われるが、第1アダプタは、サポート・コネクタ・インタフェースと非サポート・インタフェースの両方を持っており、非サポート・インタフェースは、ネットワーク1の非サポート・コネクタと係合している。(例えば、ネットワーク2の)第2測定処理820は、第2アダプタを用いて行われるが、第2アダプタもサポート・コネクタ・インタフェースと非サポート・インタフェースの両方を持っており、非サポート・インタフェースは、ネットワーク1の非サポート・コネクタと係合している。第3測定処理830は、互いに結合された両方のアダプタを用いて、非サポート・インタフェースを介して行われる。これらアダプタの特性は、数学的なカスケード接続において第3測定の逆特性(inverse)を取り除くことによって、トータル・システム応答から除去される。どちらのアダプタも無しでネットワークが測定され(840)、上記カスケード接続の結果と対比して測定値が検証される(850)。
別の実施形態では、バーチャル・ネットワーク・モデルは、相互接続”ブレット”を用いて複数の非サポート・インタフェースを収容する場合にもうまく機能する。Cristek(登録商標)社のSMPMインターコネクト・ファミリーのようなブレット(Bullet:筒状コネクタ)は、アダプタと共に、上述と同様のやり方でモデル化される。図9は、1対の非サポート・インタフェース930を示しており、コネクタ910及び915は、インタフェース930をまたがってブレット990で結合され、ブレット990はブレット受け部995で受け止められる。インタフェース930は、市販の校正キットでは非サポートであり、既知の規格ではトレースできない。コネクタ910は、ネットワーク要素970によって(図1の)装置110に結合される。これは、第1チャンネル150aに結合される同軸ケーブルでも良いし、ネットワークの試験及び測定の実施において普通のネットワーク要素を集めたもの(コレクション)でも良い。同様に、コネクタ915は、ネットワーク要素975によって装置110に結合され、第2チャンネル150bに結合される。
ある実施形態では、ネットワーク[N8]及び[N9]は、ブレットを用いて非サポート・インタフェースにまたがって相互接続される。ネットワーク[N8]及び[N9]は、バーチャル・ネットワーク・モデルを生成するために、個々に測定及び特性評価がなされ、数学的にカスケード接続されると、正しいトータル・システム応答[NT3]を与える:
[NT3]=[N8]:[B]:[N9] ブレット[B]を伴うカスケード接続ネットワーク[NT3]
ここで、個々のネットワーク要素は、次のように特性が評価される:
[N8] ネットワーク[N8]
[N9] ネットワーク[N9]
[B] ブレット
: 非サポート・コネクタ・インタフェース
各拡張ネットワークの校正された測定値:
[M7]=[N8]:[B]:[A7]
[M8]=[A8]:[B]:[N9]
背中合わせのアダプタ対の校正された測定値
[M9]=[A8]:[B]:[A7]
ディエンベッド・ネットワークの生成
[M9]−1=[[A8]:[B]:[A7]]−1=[A7]−1[B]−1[A8]−1
ディエンベッド・ネットワークを拡張ネットワークに適用すると、次が得られる:
[M7]:[M9]-1[M8] = [N8]:[B]:[A7] [A7]-1[B]-1[A8]-1 [A8]:[B]:[N9]
= [N8]:[B]:[N9]
= [NT3]
バーチャル・ネットワーク・モデルの切り分け処理には、逆アダプタ対測定値[M9]−1を[M8]に取り入れる:
[N8]:[B]:[N9]= [M7] [M9]-1 [M8]
[N8]:[B]:[N9]= [N8]:[B]:[A7] [A7]-1[B]-1[A8]-1 [A8]:[B]:[N9]
[N8]:[B]:[N9]= [N8]:[B]:[A7] [A7]-1 [N9]
[N8]:[B]:[N9]= [VN9] [VN10]

上記から、次の定義を導くことができる:
[VN9] =[M7] =[N8]:[B]:[A7]
[VN10] =[M9]−1[M8]=[A7]−1[N9]
見ての通り、バーチャル・モデル[VN9]は、測定値[M7]に等しい。加えて、バーチャル・モデル[VN10]は、測定値[M8]とカスケード接続された測定値[M9]−1に等しい。これら導出結果は、次を用いて検証しても良い:
[VN9]:[VN10]=[N8]:[B]:[A7] [A7]−1[N9]
[VN9]:[VN10]=[N8]:[B]:[N9]
[VN9]:[VN10]=[NT3]
図示した実施形態を参照しながら、本発明の原理を説明及び図示してきたが、図示した実施形態は、こうした原理から離れることなく、その配置及び詳細を変更したり、任意の好ましい形態に組み合わせても良いことが理解できるであろう。上述の説明は、特定の実施形態に絞っているが、他の構成も考えられる。特に、「本発明の実施形態による」などのような表現をここでは用いているが、こうした言い回しは、通常、基準となる実施形態の可能性を意味しており、特定の実施形態の構成に限定することを意図するものではない。ここで用いたように、こうした用語は、別の実施形態に組み合わせることができる同じ又は異なる実施形態にも言及するものである。
従って、ここで上述した実施形態について幅広い種々の置換と観点から、この詳細な説明及び添付の説明資料は単に説明の都合に過ぎず、本発明の範囲を限定するものと考えるべきではない。従って、発明として請求するものは、次の特許請求の範囲とその等価なものの範囲と主旨内に入る全ての変更したものである。
110 信号測定装置
120 入力ボタン
130 表示装置
140 信号波形
150 信号チャンネル
160 入力ダイヤル
210 信号測定装置
220 ネットワーク
230 コンピュータ
図1は、代表的な信号測定装置の前面の示す図である。 図2は、図1の信号測定装置がネットワークを介してコンピュータに接続されている例を示す図である。 図3は、サポートされたコネクタを用いて装置の特性を決定するための校正基準面を確立する既知のトレース可能な規格を用いた信号装置の校正を示している。 図4は、アダプタを用いて非サポートのコネクタでネットワークを校正された測定を行う第1例を示している。 図5は、アダプタを用いて非サポートのコネクタでネットワークを校正された測定を行う第2例を示している。 図6は、背中合わせに接続された2つのアダプタを測定する例を示す。 図7は、トータル・システムの測定値を検証する例を示す。 図8は、図1の信号測定装置と、図3〜6に示したようなコネクタ及びアダプタとを用いた典型的な校正及び特性評価処理を示す制御フロー・チャートである
別の実施形態では、バーチャル・ネットワーク・モデルは、相互接続”ブレット”を用いて複数の非サポート・インタフェースを収容する場合にもうまく機能する。Cristek(登録商標)社のSMPMインターコネクト・ファミリーのようなブレット(Bullet:筒状コネクタ)は、アダプタと共に、上述と同様のやり方でモデル化されるコネクタ910及び915は、1対の非サポート・インタフェース930をまたがってブレット990で結合され、ブレット990はブレット受け部995で受け止められる。インタフェース930は、市販の校正キットでは非サポートであり、既知の規格ではトレースできない。コネクタ910は、ネットワーク要素970によって(図1の)装置110に結合される。これは、第1チャンネル150aに結合される同軸ケーブルでも良いし、ネットワークの試験及び測定の実施において普通のネットワーク要素を集めたもの(コレクション)でも良い。同様に、コネクタ915は、ネットワーク要素975によって装置110に結合され、第2チャンネル150bに結合される。Cristek社のブレットについては、以下に示すように、インターネット上の同社のウェッブ・サイトに資料が公開されている。

Cristek Website − RF/Microwave − SMPM Ultra Frequency Push ON
http://www.cristek.com/products/microwave/smpm.html

Cristek Website − RF/Microwave − SMPM Ultra Frequency Push ON − SMPM Bullet Interconnects
http://www.cristek.com/products/microwave/smpm/smpm-bullet-interconnects.pdf

Cristek Website − RF/Microwave − SMPM Ultra Frequency Push ON − Technical
Information:Application Notes
http://www.cristek.com/products/microwave/smpm/smpm-application-notes.pdf

Claims (6)

  1. 測定方法であって、
    ‘:’が非サポート・コネクタ・インタフェースを示し、[TN]=[N1]:[N2]として、非サポート・コネクタでカスケード接続及び相互接続された第1個別マルチポート・ネットワーク[N1]及び第2個別マルチポート・ネットワーク[N2]を有するトータル・ネットワーク[TN]の特性を評価する処理と、
    [M1]=[N1]:[A1]として、第1アダプタ[A1]を上記第1個別マルチポート・ネットワーク[N1]に加えて、第1拡張ネットワーク[M1]の特性を評価する処理と、
    [M2]=[A2]:[N2]として、第2アダプタ[A2]を上記第2個別マルチポート・ネットワーク[N2]に加えて、第2拡張ネットワーク[M2]の特性を評価する処理と
    を具える測定方法。
  2. 上記第1及び第2拡張ネットワーク[M1]及び[M2]のいずれかと、ディエンベッド・ネットワーク[DN]とを
    [VN1]=[N1][A1]=[M1]
    [VN2]=[DN]−1[A2][N2]=[M3]−1[M2]
    のようにカスケード接続することによって、第1及び第2バーチャル・ネットワーク・モデル[VN1]及び[VN2]を生成する処理を更に具える請求項1記載の測定方法。
  3. [TN]=[VN1][VN2]=[M1][M3]−1[M2]のように上記第1及び第2バーチャル・ネットワーク・モデル[VN1]及び[VN2]の合計をカスケード接続する処理と、
    [TN]=[VN1][VN2]=[N1][A1][A1]−1[A2]−1[A2][N2]のように代入する処理と、
    [TN]=[VN1][VN2]=[N1][N2]のように項を約す処理と
    によって、上記トータル・ネットワーク[TN]を生成する処理を更に具える請求項2記載の測定方法。
  4. “[N1][N2]”が第1個別マルチポート・ネットワーク[N1]及び第2個別マルチポート・ネットワーク[N2]のカスケード接続/エンベッド処理を示すというように、行列演算を採用するカスケード接続処理/エンベッド処理演算を“[“及び“]”を用いて表記する処理と、
    “[N3][N1]−1”が第3個別マルチポート・ネットワーク[N3]から上記第1個別マルチポート・ネットワーク[N1]をディエンベッドする処理を示すというように、行列演算を採用するディエンベッド処理演算を“[“及び“]−1”を用いて表記する処理と
    を具える測定方法。
  5. [N1]及び[N2]が第1及び第2個々のネットワークを夫々に示し、[A1]及び[A2]が第1及び第2アダプタを夫々示し、‘:’が非サポート・コネクタ・インタフェースを示すとして、
    [M1][M2]=[N1]:[A1][A2]:[N2]
    のように2つの拡張ネットワーク[M1]及び[M2]を定義する処理と、
    ディエンベッド・ネットワーク[DN]を
    [DN]−1=[[A2][A1]]−1、従って[DN]=[A2][A1]として、
    [N1]:[A1] [DN]−1 [A2]:[N2]、従って
    [N1]:[A1] [[A2][A1]]−1 [A2]:[N2]、従って
    [N1]:[A1] [A1]−1[A2]−1 [A2]:[N2]、従って
    [N1]: :[N2]
    のように2つの上記拡張ネットワーク[M1]及び[M2]の間に挿入する処理と
    を具える測定方法。
  6. 物理的なディエンベッド・ネットワーク[M3]を上記第1及び第2アダプタ[A1]及び[A2]から組み立てる処理と、
    [M3]=[A2][A1]、従って
    [M3]−1=[A1]−1[A2]−1=[DN]−1
    と定義することによって[M3]を測定する処理と
    を更に具える請求項5記載の測定方法。
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