JP2016024197A - Sパラメータを求める方法及び試験測定システム - Google Patents
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Abstract
【課題】リアルタイム・オシロスコープを用いて、被測定デバイス(DUT)のSパラメータを測定できるようにする。【解決手段】図2の構成において、信号発生装置202が信号を生成したときに、オシロスコープ200で測定した第1電圧に基づいて、Nポート(Nは2以上の整数)のDUT206の各ポートの反射係数を計算する。また、図4の構成において、信号発生装置202が信号を生成したときに、オシロスコープ200で測定したDUT206の各ポートの第2電圧に基づいて、DUT206のポート間の伝達係数を計算することで、DUT206の伝達係数も求める。【選択図】図2
Description
本発明は、オシロスコープを用いて、2ポート及びマルチ・ポートの被測定デバイスのSパラメータを求める方法及び試験測定システムに関する
ベクトル・ネットワーク・アナライザや、サンプリング・オシロスコープを用いるタイム・ドメイン・リフレクトメータ(TDR)システムでは、伝統的に、被測定デバイス(DUT)の特性を評価するのに、Sパラメータ測定値を得る必要がある。Sパラメータを測定するのにフィクスチャを用いる場合では、フィクスチャのSパラメータを測定し、次に、DUTとフィクスチャを合わせたSパラメータを測定した後、フィクスチャが原因のエラーを取り除いてDUTの特性だけを得るために、フル・ディエンベッド処理を実行すれば良い。しかし、ベクトル・ネットワーク・アナライザやタイム・ドメイン・リフレクトメータ(TDR)システムは、高価である。
データ転送等におけるビット・レートが高速になるにつれ、高速シリアル・データ・リンクのシミュレーションや測定では、エンベッド及びディエンベッド処理のためにシミュレートしたリンク内のコンポーネントの特性を記述するのに、DUTのSパラメータを利用することが必要となっている。例えば、図1は、シリアル・データ・リンク・システムを示すが、このシリアル・データ・リンクの特性を完全に記述してシミュレートするには、送信器Tx100の出力インピーダンス、受信器Rx102の入力インピーダンス及びチャンネル104の全Sパラメータの全てが必要であり、そうすれば、DUTの正確な試験と測定が行える。
市川古都美、市川裕一著、「高周波回路設計のためのSパラメータ詳解」、初版、CQ出版株式会社、2008年1月1日発行、Sパラメータ全般の背景技術の参考文献
「Sパラメータ」の記事、[online]、Wikipedia(日本語版)、[2015年7月6日検索]、インターネット<URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/Sパラメータ>
リアルタイム・オシロスコープは、高速シリアル・データ・リンクのデバッグ、試験及び測定を行うのに広く利用されている。このリアルタイム・オシロスコープを、他の複数の機器を使うことなしに、DUTのSパラメータの測定にも利用し、更に、他の測定やシミュレーションのために測定されたSパラメータを利用できることが望ましい。
本発明は、こうした従来技術の課題やその他の制約を解決しようとするものである。
本発明の実施形態としては、リアルタイム・オシロスコープを用いて被測定デバイスのSパラメータ(scattering parameter)を求める方法がある。この方法には、N個(Nは1以上の整数)のポートを有する被測定デバイスのポートのそれぞれの反射係数を求める処理が含まれ、この反射係数を求める処理には、被測定デバイスの測定しないポートを抵抗器で終端する処理と、信号発生装置が信号を生成したときにリアルタイム・オシロスコープによって測定される第1電圧に基づいて、被測定デバイスの測定するポートの反射係数を計算する処理とを含んでいる。このSパラメータを求める方法には、更に、被測定デバイスの2つの異なるポート間の伝達係数(挿入損失又はクロストーク)を求める処理も含まれ、この処理は、信号発生装置が信号を生成したときにリアルタイム・オシロスコープによって測定される第2電圧に基づいて、被測定デバイスの測定するポート間の伝達係数(挿入損失又はクロストーク)を計算する処理を含んでいる。
本発明の実施形態としてはシステムもあり、このシステムは、パワー分配器と、信号発生装置と、リアルタイム・オシロスコープとを有する。このとき、信号発生装置は、信号を生成するよう構成され、パワー分配器、リアルタイム・オシロスコープ又は被測定デバイスと信号をやり取りする。リアルタイム・オシロスコープは、信号発生装置、パワー分配器及び被測定デバイスと信号をやり取りする。リアルタイム・オシロスコープは、信号発生装置が信号を生成したときに、リアルタイム・オシロスコープで測定される第1電圧に基づいて、N個(Nは1以上の整数)のポートを有する被測定デバイスの被測定ポートそれぞれの反射係数を計算すると共に、信号発生装置が第2信号を生成したときにリアルタイム・オシロスコープによって測定される第2電圧に基づいて被測定デバイスの被測定ポートの伝達係数(挿入損失)を計算する。信号発生装置及びリアルタイム・オシロスコープ間に配置される同期トリガ供給部は、反射係数(又は反射損失(リターン・ロス))の測定時、伝達係数(又は挿入損失/クロストーク)測定時に、絶対的な時間基準信号を供給する。
以下に示す複数の図面において、類似又は対応する要素には、同じ符号を付して説明する。なお、これら図面において、各要素の縮尺は、説明の都合上、必ずしも同一ではない。
図2は、本発明の実施形態による反射係数(又は反射損失)測定システムのブロック図である。本発明は、図2に示すように、リアルタイム・オシロスコープ200、信号発生装置202及びパワー分配器204を利用して、DUT206のSパラメータを測定する。2ポートDUT206には、反射係数sDUT 11、sDUT 22と、伝達係数sDUT 12、sDUT 21の4つのSパラメータがある。反射係数sDUT 11の絶対値のデシベル表示は、DUTのポート1の反射損失(リターンロス)を示し、反射係数sDUT 22の絶対値のデシベル表示は、DUTのポート2の反射損失を示す。また、伝達係数sDUT 12の絶対値のデシベル表示は、ポート2に信号が入力されてポート1から出力されるときの挿入損失(インサーション・ロス)を示し、伝達係数sDUT 21の絶対値のデシベル表示は、ポート1に信号が入力されてポート2から出力されるときの挿入損失を示す。
図2に示す構成では、信号発生装置202とリアルタイム・オシロスコープ200との間に配置された同期トリガ供給部208が、反射係数と、伝達係数(挿入損失又はクロストーク項)に関する絶対的な時間基準を供給する。この同期動作によって、オシロスコープ200の信号取込み(アクイジション)システムに関するゼロ時間基準点又はゼロ位相基準点が設定される。信号発生装置202は、広い帯域幅をカバーする掃引正弦波信号又は高速ステップ信号のどちらかを出力するようにすると良い。例えば、高速ステップ信号は、50GHzを超える帯域幅をカバーできる。掃引正弦波信号の場合では、ゼロ位相が基準点になる。高速ステップ信号の場合では、ゼロ時点が基準点である。
パワー分配器204は、どのような形式のパワー分配器又はパワー・スプリッタでも良い。パワー分配器204は、例えば、図6に示すように、16と2/3オームの3つの抵抗器を3つの分岐に配置した3ウェイ・パワー・ネットワークを形成するものであっても良い。
図3は、図2に示したシステムのシグナル・フロー・グラフである。パワー分配器204は、図3のシグナル・フロー・グラフに示すように、3ポート・ネットワークであり、次式ように、3ポートSパラメータのデータ・セットで特性が記述される。
パワー分配器204のSパラメータは、予め測定し、リアルタイム・オシロスコープ200のメモリ(図示せず)に記憶しておくと良い。DUT206は、2ポートSパラメータのデータ・セットsDUTとしてモデル化される。
DUT206のポート1(210)の反射係数sDUT 11を測定するには、DUT206のポート2(212)を理想的な50オームの抵抗器214で終端する。50オームの抵抗器を使用しているのは、測定装置の基準インピーダンスとして、通常、50オームが広く使われていることに基づくのであって(非特許文献1の24〜25頁参照)、一例に過ぎず、測定システムの基準インピーダンス(システム・インピーダンスとも呼ぶ)を用いれば良い。信号発生装置202は、その理想電圧vsでモデル化され、その出力ポートに反射係数sSS 22がある。リアルタイム・オシロスコープ200は、その入力ポートに反射係数sscope 11がある。
パワー分配器は、3ポート・ネットワークであるが、そのポート3がDUT206で終端されているので、パワー分配器のポート1とポート2から、次のように2ポート・システムを導くことができる。
ここで、数式2中の一部分を次の数式3で記載することにする。
更に、数式3の一部分を次の数式4で記載することにする。
すると、数式3は、次のように書き換えできる。
数式2から、信号発生装置202の電圧源からリアルタイム・オシロスコープの入力端子への伝達関数は、次のように導くことができる。
数式5の成分を数式6に代入すると、数式6は次のように書き換えできる。
数式7において、vsは、信号発生装置202の電圧源の値であり、校正処理の過程で求めることができ、リアルタイム・オシロスコープ200のメモリに記憶しておくことができる。b2は、vsを発生させたときにオシロスコープ200で取り込まれる電圧なので、わかっている。このように、パワー分配器204に関する全てのSパラメータの項は、予め測定でき、オシロスコープ200のメモリに記憶しておくことができる。信号源の出力インピーダンスに対応するsSS 22も、予め測定し、オシロスコープ200のメモリに記憶しておくことができる。リアルタイム・オシロスコープ200の入力インピーダンスに対応するsscope 11も、予め測定でき、オシロスコープ200のメモリに記憶しておくことができる。従って、未知なのは、s〜DUT 11だけであるが、これは、数式7から演算で求めることができる。数式7からs〜DUT 11が得られれば、DUT206のポート1の反射係数sDUT 11は、上記数式4を用いて計算できる。なお、「s〜」は、数式中の「s」の上に「〜」を付けたものを表す。
数式7は、いくつかの仮定を用いることで、単純化できる。第1に、パワー分配器のSパラメータが理想的であるとすれば、次のようになる。
信号発生装置とリアルタイム・オシロスコープが理想的であるとすれば、信号源のインピーダンスと、オシロスコープの入力インピーダンスは、次のようにゼロとおける。
よって、パワー分配器204、信号発生装置202及びリアルタイム・オシロスコープ200のSパラメータが、理想的なモデルのものであると仮定することで、数式7は次のように単純化できる。
もちろん、実際には、パワー分配器204、信号発生装置202及びリアルタイム・オシロスコープ200のSパラメータは、理想的ではないが、次のように仮定しても良いであろう。
従って、数式7は、次のように近似できる。
数式12を用いることで、DUT206のポート1の反射係数sDUT 11の実用的な近似値が得られる。
DUT206のポート2の反射係数sDUT 22を測定するためには、DUT206のポート2(212)をパワー分配器204のポート3に接続し、DUT206のポート1(210)を理想的な50オームの抵抗器214で終端する。続いて、上述したポート1(210)の反射係数sDUT 11を測定するのに用いたのと同じ処理を、ポート2(212)の反射係数sDUT 22を計算するのに繰り返せば良い。
挿入損失(クロストーク)項である伝達係数sDUT 12及びsDUT 21は、図4に示すシステムを用いて測定できる。このシステムは、信号発生装置202、DUT206、リアルタイム・オシロスコープ200及び同期トリガ供給部208を含む。同期トリガ供給部208は、時間基準信号を供給し、これによって、Sパラメータの測定値の位相が補正される。このとき、sDUT 21を測定する場合には、DUT206のポート1を信号発生装置202に接続し、DUT206のポート2をリアルタイム・オシロスコープ200に接続する。図5は、sDUT 21を測定する場合における図4のシステムのシグナル・フロー・グラフを示す。
信号発生装置202の電圧源からリアルタイム・オシロスコープ200の入力端子への伝達関数は、数式6と同じやり方で導かれる。
数式11の仮定を用いることで、数式13は、次のように近似できる。
sDUT 11及びsDUT 22は、上述の如く算出されるので、数式14中で唯一の未知の変数は、sDUT 21だけである。従って、数式14は、sDUT 21に関して解くことができる。数式14のb2は、各装置が図4のように構成した状態で、vsを発生させたときに、オシロスコープ200で取り込まれる電圧である。
sDUT 12を測定するには、DUT206のポート2を信号発生装置202に接続し、DUT206のポート1をリアルタイム・オシロスコープ200に接続した上で、sDUT 21を測定する場合と同じ処理を繰り返せば良い。
上述した方法は、マルチ・ポートDUTに関する反射係数と伝達係数(挿入損失又はクロストーク項)を測定するのに拡張できる。Nポート・ネットワークを測定する場合では、上述した本発明の方法を利用すると、パワー分配器に接続されたポートを除くDUTの全ポートを理想的な50オームのインピーダンスで終端することによって、反射係数を測定及び計算できる。続いて、伝達係数は、上述した伝達係数(挿入損失及びクロストーク)測定方法を利用すると、信号発生装置及びリアルタイム・オシロスコープに接続された2つのポートを除く全ポートを理想的な50オームのインピーダンスで終端することによって測定できる。
上述のように、DUTのSパラメータ・データ・セットが求まれば、反射損失及び挿入損失を計算で求めることができる(非特許文献2参照)。例えば、DUTのポート1からポート2への伝達係数sDUT 21から対応する挿入損失を求めるには、次の式を利用すれば良い。
挿入損失=−20log10|sDUT 21| dB
また、例えば、DUTのポート1の反射係数sDUT 11からDUTのポート1の反射損失を求めるには、次の式に従えば良い。
反射損失=−20log10|sDUT 11| dB
挿入損失=−20log10|sDUT 21| dB
また、例えば、DUTのポート1の反射係数sDUT 11からDUTのポート1の反射損失を求めるには、次の式に従えば良い。
反射損失=−20log10|sDUT 11| dB
以上、本発明の具体的な実施形態の例を説明してきたが、本発明の概念をいくつかの観点から説明すると、本発明の概念1は、リアルタイム・オシロスコープを用いて被測定デバイスのSパラメータを求める方法であって、
N個(Nは1以上の整数)のポートを有する被測定デバイスの測定しない上記ポートを抵抗器で終端する処理と、信号発生装置が信号を生成したときに上記リアルタイム・オシロスコープによって測定される第1電圧に基づいて上記被測定デバイスのポートの反射係数を計算する処理とを含む上記被測定デバイスの上記ポートそれぞれの上記反射係数を求める処理と、
上記信号発生装置が信号を生成したときに上記リアルタイム・オシロスコープによって測定される上記被測定デバイスの上記ポートそれぞれの第2電圧に基づいて上記被測定デバイスの上記ポート間の伝達係数を計算する処理を含む上記伝達係数を求める処理と、
上記信号発生装置及び上記リアルタイム・オシロスコープに同期トリガ部を介して絶対時間基準を供給する処理と
を具えている。
N個(Nは1以上の整数)のポートを有する被測定デバイスの測定しない上記ポートを抵抗器で終端する処理と、信号発生装置が信号を生成したときに上記リアルタイム・オシロスコープによって測定される第1電圧に基づいて上記被測定デバイスのポートの反射係数を計算する処理とを含む上記被測定デバイスの上記ポートそれぞれの上記反射係数を求める処理と、
上記信号発生装置が信号を生成したときに上記リアルタイム・オシロスコープによって測定される上記被測定デバイスの上記ポートそれぞれの第2電圧に基づいて上記被測定デバイスの上記ポート間の伝達係数を計算する処理を含む上記伝達係数を求める処理と、
上記信号発生装置及び上記リアルタイム・オシロスコープに同期トリガ部を介して絶対時間基準を供給する処理と
を具えている。
本発明の概念2は、上記概念1の方法であって、
上記信号発生装置が生成した上記信号をパワー分配器の第1ポートに供給する処理と、
上記被測定デバイスを上記パワー分配器の第3ポートに接続し、上記パワー分配器の第2ポートにおいて、上記リアルタイム・オシロスコープによって上記第1電圧を測定する処理と
を更に有している。
上記信号発生装置が生成した上記信号をパワー分配器の第1ポートに供給する処理と、
上記被測定デバイスを上記パワー分配器の第3ポートに接続し、上記パワー分配器の第2ポートにおいて、上記リアルタイム・オシロスコープによって上記第1電圧を測定する処理と
を更に有している。
本発明の概念3は、上記概念1又は2の方法であって、上記Nが2であり、
上記信号発生装置が生成した上記信号を、上記被測定デバイスの上記リアルタイム・オシロスコープで測定しない上記ポートに送る処理と、
生成された上記信号に基づいて、上記リアルタイム・オシロスコープが上記被測定デバイスの測定する上記ポートにおいて上記第2電圧を測定する処理と
を更に有している。
上記信号発生装置が生成した上記信号を、上記被測定デバイスの上記リアルタイム・オシロスコープで測定しない上記ポートに送る処理と、
生成された上記信号に基づいて、上記リアルタイム・オシロスコープが上記被測定デバイスの測定する上記ポートにおいて上記第2電圧を測定する処理と
を更に有している。
本発明の概念4は、上記概念1又は2の方法であって、上記Nが2より大きく、
上記信号発生装置が生成した上記信号を、上記被測定デバイスの上記リアルタイム・オシロスコープで測定しない1つの上記ポートに送る処理と、
上記被測定デバイスの測定しない残りの上記ポートを抵抗器で終端する処理と、
生成された上記信号に基づいて、上記リアルタイム・オシロスコープが上記被測定デバイスの測定する上記ポートにおいて上記第2電圧を測定する処理と
を更に有している。
上記信号発生装置が生成した上記信号を、上記被測定デバイスの上記リアルタイム・オシロスコープで測定しない1つの上記ポートに送る処理と、
上記被測定デバイスの測定しない残りの上記ポートを抵抗器で終端する処理と、
生成された上記信号に基づいて、上記リアルタイム・オシロスコープが上記被測定デバイスの測定する上記ポートにおいて上記第2電圧を測定する処理と
を更に有している。
本発明の概念5は、上記概念1の方法であって、このとき、上記抵抗器が50オームの抵抗器である。
本発明の概念6は、上記概念2の方法であって、上記反射係数であるsDUT 11を、数式12及び数式4を用いて計算することを特徴としている。
本発明の概念7は、上記概念3の方法であって、上記Nが2であり、上記反射係数であるsDUT 11を、数式12及び数式4を用いて計算することを特徴としている。
本発明の概念8は、上記概念7の方法であって、上記被測定デバイスの上記第1ポートの計算された反射係数はsDUT 11であり、上記被測定デバイスの上記第2ポートの計算された反射係数はsDUT 22であって、上記被測定デバイスの上記伝達係数であるsDUT 21が数式14を用いて計算される。
本発明の概念9は、試験測定システムであって、
パワー分配器と、
信号を生成するよう構成され、上記パワー分配器又は被測定デバイスと信号をやり取りする信号発生装置と、
上記パワー分配器又は上記被測定デバイスと信号をやり取りするリアルタイム・オシロスコープとを具え、
上記リアルタイム・オシロスコープが、
上記信号発生装置が信号を生成したときに上記リアルタイム・オシロスコープによって測定される第1電圧に基づいて上記被測定デバイスの測定するポートそれぞれの反射係数を計算すると共に
上記信号発生装置が信号を生成したときに上記リアルタイム・オシロスコープによって測定される上記被測定デバイスの上記ポートそれぞれの第2電圧に基づいて上記被測定デバイスの上記ポート間の伝達係数を計算するよう構成される。
パワー分配器と、
信号を生成するよう構成され、上記パワー分配器又は被測定デバイスと信号をやり取りする信号発生装置と、
上記パワー分配器又は上記被測定デバイスと信号をやり取りするリアルタイム・オシロスコープとを具え、
上記リアルタイム・オシロスコープが、
上記信号発生装置が信号を生成したときに上記リアルタイム・オシロスコープによって測定される第1電圧に基づいて上記被測定デバイスの測定するポートそれぞれの反射係数を計算すると共に
上記信号発生装置が信号を生成したときに上記リアルタイム・オシロスコープによって測定される上記被測定デバイスの上記ポートそれぞれの第2電圧に基づいて上記被測定デバイスの上記ポート間の伝達係数を計算するよう構成される。
本発明の概念10は、上記概念9の試験測定システムであって、上記信号発生装置及び上記リアルタイム・オシロスコープ間に配置され、絶対時間基準を供給する同期トリガ供給装置を更に具えている。
本発明の概念11は、上記概念9の試験測定システムであって、
上記リアルタイム・オシロスコープが、上記被測定デバイスを上記パワー分配器の第3ポートに接続しているときに、生成された上記信号に基づいて、上記パワー分配器の第2ポートにおいて上記第1電圧を測定するよう更に構成されている。
上記リアルタイム・オシロスコープが、上記被測定デバイスを上記パワー分配器の第3ポートに接続しているときに、生成された上記信号に基づいて、上記パワー分配器の第2ポートにおいて上記第1電圧を測定するよう更に構成されている。
本発明の概念12は、上記概念11の試験測定システムであって、上記Nが2であり、
上記信号発生装置が生成した上記信号を、上記被測定デバイスの上記リアルタイム・オシロスコープで測定しない上記ポートに送ると共に、
上記リアルタイム・オシロスコープが、生成された上記信号に基づいて、上記被測定デバイスの測定する上記ポートにおいて上記第2電圧を測定するよう構成される。
上記信号発生装置が生成した上記信号を、上記被測定デバイスの上記リアルタイム・オシロスコープで測定しない上記ポートに送ると共に、
上記リアルタイム・オシロスコープが、生成された上記信号に基づいて、上記被測定デバイスの測定する上記ポートにおいて上記第2電圧を測定するよう構成される。
本発明の概念13は、上記概念12の試験測定システムであって、上記Nが2であり、上記リアルタイム・オシロスコープが、上記反射係数であるsDUT 11を、数式12及び数式4を用いて計算するよう更に構成されている。
本発明の概念14は、上記概念13の試験測定システムであって、上記被測定デバイスの上記第1ポートの計算された反射係数はsDUT 11であり、上記被測定デバイスの上記第2ポートの計算された反射係数はsDUT 22であって、上記リアルタイム・オシロスコープが、上記被測定デバイスの上記伝達係数であるsDUT 21を、数式14を用いて計算するよう更に構成される。
図示した実施形態を参照しながら本発明の原理を説明してきたが、こうした原理から離れることなく、図示した実施形態の構成や細部を変更したり、望ましい形態に組み合わせても良いことが理解できよう。
200 リアルタイム・オシロスコープ
202 信号発生装置
206 DUT
208 同期トリガ供給部
210 DUTのポート1
212 DUTのポート2
214 50オーム抵抗器
202 信号発生装置
206 DUT
208 同期トリガ供給部
210 DUTのポート1
212 DUTのポート2
214 50オーム抵抗器
Claims (4)
- リアルタイム・オシロスコープを用いて被測定デバイスのSパラメータを求める方法であって、
N個(Nは1以上の整数)のポートを有する被測定デバイスの測定しない上記ポートを抵抗器で終端する処理と、信号発生装置が信号を生成したときに上記リアルタイム・オシロスコープによって測定される第1電圧に基づいて上記被測定デバイスの上記ポートの反射係数を計算する処理とを含む上記被測定デバイスの上記ポートそれぞれの上記反射係数を求める処理と、
上記信号発生装置が信号を生成したときに上記リアルタイム・オシロスコープによって測定される上記被測定デバイスの上記ポートそれぞれの第2電圧に基づいて上記被測定デバイスの上記ポート間の伝達係数を計算する処理を含む上記伝達係数を求める処理と、
上記信号発生装置及び上記リアルタイム・オシロスコープに同期トリガ部を介して絶対時間基準を供給する処理と
を具えるSパラメータを求める方法。 - 上記信号発生装置が生成した上記信号をパワー分配器の第1ポートに供給する処理と、
上記被測定デバイスを上記パワー分配器の第3ポートに接続し、上記パワー分配器の第2ポートにおいて、上記リアルタイム・オシロスコープによって上記第1電圧を測定する処理と
を更に具える請求項1記載のSパラメータを求める方法。 - 上記信号発生装置が生成した上記信号を、上記被測定デバイスの上記リアルタイム・オシロスコープで測定しない上記ポートに送る処理と、
生成された上記信号に基づいて、上記リアルタイム・オシロスコープが上記被測定デバイスの測定する上記ポートにおいて上記第2電圧を測定する処理と
を更に有する請求項1又は2記載のSパラメータを求める方法。 - パワー分配器と、
信号を生成するよう構成され、上記パワー分配器又は被測定デバイスと信号をやり取りする信号発生装置と、
信号発生装置、上記パワー分配器及び上記被測定デバイスと信号をやり取りするリアルタイム・オシロスコープとを具え、
上記リアルタイム・オシロスコープが、
上記信号発生装置が信号を生成したときに上記リアルタイム・オシロスコープによって測定される第1電圧に基づいて、上記被測定デバイスの上記ポートそれぞれの反射係数を計算すると共に
上記信号発生装置が信号を生成したときに上記リアルタイム・オシロスコープによって測定される上記被測定デバイスの上記ポートそれぞれの第2電圧に基づいて上記被測定デバイスの上記ポート間の伝達係数を計算するよう構成される
試験測定システム。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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