JP2014043910A - 車両の変速制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動力源と自動変速機とを備える車両において、ダウンシフト中のショック抑制とドラビリの向上とを両立できる車両の変速制御装置を提供する。
【解決手段】変速制御部84は、自動変速機18のダウンシフトが、アクセルペダル68の踏み増しによるものである場合には、上述した開放側摩擦装置を滑らせた状態でエンジントルクTeを伝達する変速制御(第2の変速)に切替え、ダウンシフトが車速Vの低下によるものである場合には、開放側摩擦装置が係合した状態でエンジントルクTeを伝達する上記従来の変速制御(第1の変速)に切替えることで、ショック抑制と変速応答性の向上とを両立できる。
【選択図】図6

Description

本発明は、駆動力源と、アクセル開度および車速の変化に基づいて変速する自動変速機とを、備えた車両の変速制御に関するものである。
駆動力源と自動変速機とを備え、アクセル開度および車速の変化に基づいて自動変速機を変速する車両の変速制御装置がよく知られている。例えば、特許文献1に記載の自動変速機の制御装置がその一例である。
特許文献1には、自動変速機のダウンシフトに際して、アクセルペダルを踏み込まないパワーオフダウンシフトでは、開放側の油圧式摩擦係合装置である開放側摩擦装置をスリップさせてからイナーシャトルクを駆動力源トルクで補償する補償制御を行って変速ショックを緩和しつつ変速速度を速くする一方、アクセルペダルの踏み込みによるパワーオンダウンシフトでは、開放側係合装置が係合した状態で駆動力源トルクを増加させる技術が開示されている。
特開2005−315084号公報
ところで、特許文献1では、アクセルペダルの踏み込みによるパワーオンダウンシフトにおいて、開放側係合装置が係合しているため、駆動力源トルクにより加速感が出たあと、イナーシャ相が開始されてイナーシャトルク損失が生じることで引き込み感が出る駆動力変動が発生するという問題が生じていたが、その問題について何ら考慮されていなかった。また、パワーオンダウンシフトでは、運転者が素早い駆動力変化を要求していることになるが、速やかに変速が実行されず応答性(ドラビリ)が悪化する問題があった。一方、アクセルペダルを踏み込まないパワーオフダウンシフトでは、開放側摩擦装置がスリップした後に駆動力源トルクを増加させているが、開放側摩擦装置がスリップするように開放側摩擦装置の油圧(指示圧)を急激に低下させているために実油圧の制御性が悪化し、係合側の油圧式摩擦係合装置である係合側摩擦装置の油圧が立ち上がる前に変速が開始されてショックが発生する可能性があった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、駆動力源と自動変速機とを備える車両において、ダウンシフト時の変速中のショック抑制とドラビリの向上とを両立できる車両の変速制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するための、第1発明の要旨とするところは、(a)駆動力源と、少なくとも開放側摩擦係合装置の開放を行うことで変速する自動変速機とを、備え、アクセル開度および車速の変化に基づいて前記自動変速機を変速する車両の変速制御装置であって、(b)前記アクセル開度および車速の少なくとも一方の変化によって前記自動変速機がダウンシフトされるに際して、開放側摩擦装置の初期油圧を、その開放側摩擦装置において滑りが生じないトルク容量以上となる大きさで一時待機させ、その開放側摩擦装置が係合した状態で駆動力源トルクを変速中に伝達する第1の変速と、(c)前記開放側摩擦装置の初期油圧を前記第1の変速において設定される油圧よりも低い油圧に設定し、その開放側摩擦装置が滑った状態で駆動力源トルクを変速中に伝達する第2の変速とに、切替可能に構成され、(d)前記第1の変速は、車速の低下によるダウンシフト時に実施され、前記第2の変速は、アクセル開度の増加によるダウンシフト時に実施されることを特徴とする。
例えばアクセルペダルの踏み増し、すなわちアクセル開度の増加によるパワーオンダウンシフトは、運転者が素早い駆動力変化を要求している。このような場合には、前記第2の変速を実行し、開放側摩擦装置の油圧を大きく低下させて開放側摩擦装置を滑らせた状態で自動変速機の回転変化を速やかに生じさせることで速やかな変速(ドラビリ向上)が可能となる。一方、開放側摩擦装置の油圧を大きく低下させることに関連して、油圧制御性が悪化してショックが発生し易くなるが、パワーオンダウンシフトでは、運転者は駆動力変化の要求が強い反面、ショックに対する感度が低いので、そのショックを殆ど感じない。また、車速の低下によるダウンシフトは、運転者のショックに対する感度が大きい状態となっている。このような場合には、前記第1の変速を実行し、油圧の制御性悪化を抑制してショックを抑制することができる。なお、第1の変速では変速の応答性が低くなるものの、車速の低下によるダウンシフトは、運転者が意図しないダウンシフトであるため、変速の応答性が問題とならない。このように、ダウンシフトの変速制御を、車速の低下によるものとアクセル開度の増加によるものとで切り替えて実行することで、変速中のショック抑制とドラビリの向上とを両立することができる。
また、好適には、第2発明の要旨とするところは、第1発明の車両の変速制御装置において、前記第2の変速は、予め設定されている車両加速度を生じさせる前記駆動力源トルクが伝達されるタイミングで前記開放側摩擦装置が滑り出すように、その開放側摩擦装置の初期油圧が設定される。このようにすれば、予め設定されている加速度変化を生じさせる駆動力源トルクが伝達されるタイミングで開放側摩擦装置を滑らせて、イナーシャトルク損失を発生させることで、駆動力源トルクの上昇による変速時の駆動力変化を抑制し、ショックを抑制することができる。
本発明が適用された動力伝達装置を有する車両用駆動装置の一例を説明する概略構成図である。 図1のエンジン、トルクコンバータ、および自動変速機の骨子図である。 図1の自動変速機において、上記各ギヤ段を成立させる際の摩擦係合装置の作動状態を説明する作動表である。 図1の自動変速機の変速を規定する変速マップである。 図1の自動変速機のダウンシフトが実行されたときの電子制御装置による作動状態を示すタイムチャートである。 図1の電子制御装置の制御作動の要部すなわち自動変速機のダウンシフトにおいて、ショックの抑制およびドラビリの向上を両立できる制御作動を説明するためのフローチャートである。
ここで、好適には、本明細書中に記載のイナーシャトルク損失とは、自動変速機のダウンシフト中において駆動力源およびトルクコンバータのタービン翼車の回転速度を引き上げるために消費されるトルク損失である。
また、好適には、開放側摩擦装置は、変速時に開放される側の摩擦係合装置に対応し、係合側摩擦装置は、変速時に係合される側の摩擦係合装置に対応している。
また、好適には、本実施例において、イナーシャ相中の自動変速機の入力側の回転速度は、開放側摩擦装置に供給される油圧を制御することで調整される。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明が適用された駆動装置12を有する車両10の一例を説明する概略構成図で、エンジン(ENG)14、トルクコンバータ(T/C)16、および自動変速機(AT)18を含んで駆動装置12が構成されており、差動歯車装置20から左右の車軸22を経て駆動輪24に動力が伝達される。この車両10は、車両の左右方向(横置き)に搭載するFF車両に好適に用いられるものである。駆動力源として機能するエンジン14は、燃料の燃焼で動力を発生するガソリンエンジン、ディーゼルエンジン等の内燃機関で、トルクコンバータ16は流体式伝動装置に相当する。
図2は、上記エンジン14、トルクコンバータ16、および自動変速機18の骨子図で、エンジン14とトルクコンバータ16との間にはダンパ26が配設されている。ダンパ26は、エンジン14のトルク変動を吸収したりねじり振動を吸収したりするもので、軸心まわりに配設された複数の圧縮コイルスプリング28を備えて構成されている。
トルクコンバータ16は、ポンプ翼車16pおよびタービン翼車16tを有し、エンジン14からダンパ26を介して伝達された動力を、流体を介してタービン軸34に出力するとともに、エンジン14の動力を流体を介することなくタービン軸34に直接伝達するロックアップクラッチ(L/Uクラッチ)36を備えている。このロックアップクラッチ36は、係合側油室38内の油圧と開放側油室40内の油圧との差圧ΔPにより摩擦係合させられる油圧式摩擦クラッチであり、それが完全係合(ロックアップON)させられることにより、エンジン14の動力がタービン軸34に直接伝達される。また、所定のスリップ状態で係合するように差圧ΔPすなわちトルク容量がフィードバック制御されることにより、例えば50rpm程度の所定のスリップ量(差回転)でスリップ係合させられる。具体的には、図1に記載の油圧制御回路42に設けられたソレノイド弁SLにより係合(ロックアップON)および解放(ロックアップOFF)が切り換えられるとともに、リニアソレノイド弁SLUによってロックアップON時の差圧ΔPが制御されて所定のスリップ状態とされる。上記ポンプ翼車16pには機械式のオイルポンプ44が接続されており、エンジン14によって回転駆動されることにより、ロックアップクラッチ36を係合させたり前記自動変速機18を変速したりするための油圧が発生させられる。
自動変速機18は、車体に取り付けられる非回転部材としてのトランスミッションケース50内において、シングルピニオン型の第1遊星歯車装置52を主体として構成されている第1変速部54と、ダブルピニオン型の第2遊星歯車装置56およびシングルピニオン型の第3遊星歯車装置58を主体としてラビニヨ型に構成されている第2変速部60とを共通の軸心上に有し、タービン軸34の回転を変速して出力回転部材62から出力する。タービン軸34は、自動変速機18の入力部材に相当する。また、出力回転部材62は自動変速機18の出力部材に相当するもので、本実施例では図1に示す差動歯車装置20のドリブンギヤ(大径歯車)64と噛み合う出力歯車すなわちデフドライブギヤである。なお、この自動変速機18および前記トルクコンバータ16は、中心線(軸心)に対して略対称的に構成されており、図2の骨子図においてはその中心線の下半分が省略されている。
自動変速機18は、2つのクラッチC1、C2、および3つのブレーキB1〜B3(以下、特に区別しない場合は単にクラッチC、ブレーキBという)を備えており、それ等のクラッチCおよびブレーキBがそれぞれ係合、解放されることにより、第1変速部54および第2変速部60の各回転要素(サンギヤS1〜S3、キャリアCA1〜CA3、リングギヤR1〜R3)の連結状態が変更されて、第1速ギヤ段「1st」〜第6速ギヤ段「6th」の6つの前進ギヤ段が成立させられるとともに、後進ギヤ段「Rev」が成立させられる。クラッチCおよびブレーキBは、多板式のクラッチやブレーキなど油圧アクチュエータによって係合制御される油圧式の摩擦係合装置で、油圧制御回路42のリニアソレノイド弁SL1〜SL5によってそれぞれ係合、解放状態が切り換えられるとともに、係合、解放時の過渡油圧などが制御される。図3は、上記各ギヤ段を成立させる際の摩擦係合装置の作動状態を説明する作動表で、「○」は係合、空欄は解放、「◎」はエンジンブレーキ時のみ係合、「△」は駆動時のみ作動、を意味している。
図3において、前進ギヤ段では、クラッチC1とブレーキB2との係合により第1速ギヤ段「1st」が、クラッチC1とブレーキB1との係合により第2速ギヤ段「2nd」が、クラッチC1とブレーキB3との係合により第3速ギヤ段「3rd」が、クラッチC1とクラッチC2との係合により第4速ギヤ段「4th」が、クラッチC2とブレーキB3との係合により第5速ギヤ段「5th」が、クラッチC2とブレーキB1との係合により第6速ギヤ段「6th」が、それぞれ成立させられる。また、ブレーキB2とブレーキB3との係合により後進ギヤ段「Rev」が成立させられ、クラッチC1、C2、ブレーキB1〜B3が何れも解放されることにより、動力伝達を遮断するニュートラル「N」が成立させられる。上記各ギヤ段の変速比γ(=タービン軸34の回転速度Nt/出力回転部材62の回転速度Nout)は、第1遊星歯車装置52、第2遊星歯車装置56、および第3遊星歯車装置58の各ギヤ比(=サンギヤの歯数/リングギヤの歯数)ρ1、ρ2、ρ3に応じて定められ、第1速ギヤ段「1st」の変速比γが最も大きく、高速側(第6速ギヤ段「6th」側)程小さくなる。
このような駆動装置12は、図1に示すように電子制御装置80を備えている。電子制御装置80は、CPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより、エンジン14の出力制御や自動変速機18の変速制御、ロックアップクラッチ36のON・OFF制御等を実行するようになっている。この電子制御装置80は、必要に応じてエンジン制御用や変速制御用等に分けて構成される。
上記電子制御装置80には、アクセル開度センサ66により検出されたアクセルペダル68の操作量であるアクセル開度Accを表すアクセル操作量信号、エンジン回転速度センサ70により検出されたエンジン14の回転速度であるエンジン回転速度Neを表す信号、冷却水温センサ72により検出されたエンジン14の冷却水温THwを表す信号、スロットル弁開度センサ74により検出された電子スロットル弁の開度θthを表すスロットル弁開度信号、タービン回転速度センサ76により検出されたタービン軸34の回転速度であるタービン回転速度Ntを表す信号、車速センサ78により検出された出力回転部材62の回転速度Noutすなわち車速Vに対応する車速信号、などがそれぞれ供給される。エンジン14の冷却水温THwはエンジン温度に相当する。
また、電子制御装置80からは、電子スロットル弁の開度θthを操作するスロットルアクチュエータへの駆動信号、エンジン14の点火時期を指令する点火信号、エンジン14の吸気管または筒内に燃料を供給し或いは停止する燃料噴射装置によるエンジン14への燃料供給量を制御する燃料供給量信号、等のエンジン制御信号Seが出力されるとともに、エンジン14を始動する際にはエンジン14をクランキングするためのモータ駆動信号Smがスタータモータ30に出力される。また、自動変速機18のギヤ段(ニュートラル「N」を含む)を切り換えるために油圧制御回路42内のリニアソレノイド弁SL1〜SL5を制御する変速制御信号Sc、ロックアップクラッチ36のON、OFFやスリップ量を制御するソレノイド弁SLおよびリニアソレノイド弁SLUを駆動するためのロックアップ制御信号Spなどが出力される。
上記電子制御装置80は、エンジン出力制御部82、変速制御部84、およびロックアップ判定部86を機能的に含んで構成されている。エンジン出力制御部82(エンジン出力制御手段)は、アクセル開度Accが増加する程エンジン出力が増大するように、スロットルアクチュエータにより電子スロットル弁をアクセル開度Accに応じて開閉制御する他、燃料噴射制御のために燃料噴射装置による燃料噴射量を制御し、点火時期制御のためにイグナイタ等の点火装置による点火時期を制御するなどして、エンジン14の出力制御を実行する。
変速制御部84(すなわち変速制御手段)は、自動変速機18の変速制御やニュートラル制御等を行うもので、例えば図4に示すような車速Vおよびアクセル開度Accからなる予め設定されている変速マップから、実際の車速Vおよびアクセル開度Accを参照することで、第1速ギヤ段「1st」〜第6速ギヤ段「6th」を変速制御したり、前記後進ギヤ段「Rev」を成立させたり、総てのクラッチCおよびブレーキBを解放してニュートラル「N」にしたりする。
図4に示す変速マップは、車速Vおよびアクセル開度Accからなる2次元マップで構成され、各変速段に対応する実線で示すアップシフト線および破線で示すダウンシフト線が設定されている。そして、車両の走行状態が何れかの変速線を跨いだ位置に変化すると、その変速線に対応する変速段への変速が実行される。例えば、運転者のアクセルペダルの踏み込みによってアクセル開度Accが増加し、図4に示す走行状態bから走行状態aに変化すると、破線で示す第3速ギヤ段(3rd)から第2速ギヤ段(2nd)へのダウンシフト線を跨ぐので、第3速ギヤ段から第2速ギヤ段へのダウンシフトが判断される。また、車速Vが低下することで、図4に示す走行状態cから走行状態aに変化した場合も同様に、破線で示す破線で示す第3速ギヤ段(3rd)から第2速ギヤ段(2nd)へのダウンシフト線を跨ぐので、第3速ギヤ段から第2速ギヤ段へのダウンシフトが判断される。なお、第3速ギヤ段から第2速ギヤ段へのダウンシフトにおいて、図3の係合作動表に示すように、第1ブレーキB1が係合されると共に、第3ブレーキB3が開放される。したがって、例えば第3速ギヤ段から第2速ギヤ段へのダウンシフトでは、第1ブレーキB1が係合側摩擦装置となり、第3ブレーキB3が開放側摩擦装置となる。すなわち、自動変速機18は、係合側摩擦装置の係合と開放側摩擦装置の開放とが為されることで変速される。
ところで、従来の自動変速機18のダウンシフトでは、以下に説明する変速制御が実行されていた。自動変速機18のダウンシフトの実行が判断されると、先ず、変速時に開放される開放側摩擦装置において滑りが生じない程度の初期油圧まで低下させて一時的に待機し、所定時間経過すると開放側摩擦装置の油圧を漸減する。この過渡期に自動変速機18の入力軸としても機能するタービン軸34の回転変化が生じる、所謂イナーシャ相が開始されていた。このような変速制御が実行されると、特にアクセル開度Accの増加によってダウンシフトされる、所謂パワーオンダウンシフトの場合、変速初期ではエンジントルクTeの増加に伴って駆動輪24に伝達される駆動力が増加し、イナーシャ相が開始されるとイナーシャトルク損失が生じて駆動力が落ち込むことで、駆動力が変動してショックが発生する。特に、ロックアップクラッチ36が係合されている場合には、イナーシャが大きくなり、しかもトルクコンバータ16の流体によるショック吸収も制限されるのでショックが生じ易い。さらに、パワーオンダウンシフトでは、運転者は速やかな変速を望んでいるが、従来の変速制御では、十分な変速応答性(ドラビリ)が得られなかった。一方、車速Vの低下に伴って実行されるダウンシフトでは、駆動力の変化が小さいので、変速初期のトルク変動によるショックも小さい。また、変速応答性が低くとも運転者はその応答性に対する感度は低い。従って、車速Vの低下に伴って実行されるダウンシフトでは、従来の変速制御であっても問題とならない。そこで、変速制御部84は、自動変速機18のダウンシフトにおいて、そのダウンシフトがアクセルペダル68の踏み増しによるものか、車速Vの低下によるものかに応じて変速制御方向を適宜切り替えて実行する。以下、変速制御部84による自動変速機18のダウンシフトについて詳細に説明する。
変速制御部84は、車両の走行状態が変速マップのダウンシフト線を跨いたことを判断すると、ダウンシフトを実行を判断する。ここで、ダウンシフトの変速開始に先だって、変速出力判定部86は、そのダウンシフトが、アクセルペダル68の踏み増しによるものか、或いは車速Vの低下によるものなのかを判定する。変速出力判定部86(変速出力判定手段)は、車速Vの低下によってダウンシフト線を跨いだ場合には、車速Vの低下によるダウンシフトと判定し、アクセル開度Accの増加によってダウンシフト線を跨いだ場合には、アクセルペダル68の踏み増しによるダウンシフト(パワーオンダウンシフト)と判定する。例えば図4において、走行状態bから走行状態aに変化した場合が、アクセルペダル68の踏み増しによるダウンシフト(パワーオンダウンシフト)に対応し、走行状態cから走行状態aに変化した場合が、車速Vの低下によるダウンシフトに対応している。そして、変速制御部84は、そのダウンシフトがアクセルペダル68の踏み増しによるものか、車速Vの低下によるものかが判定されると、それに応じたダウンシフトを実行する。
先ず、変速出力判定部86が、アクセルペダル68の踏み増し、すなわちアクセル開度Accの増加によるダウンシフトを判定した場合の変速制御(本発明の第2の変速に対応)について、図5に示すタイムチャートを用いて説明する。図5のタイムチャートは、自動変速機18のダウンシフトが実行されたときの電子制御装置80の制御作動による作動状態(作動結果)を示しており、上から順番に、エンジン回転速度Ne(タービン回転速度Nt)、エンジントルクTe、駆動力に対応する自動変速機18の出力トルクTout、および係合側摩擦要素の係合側油圧Pclose(以下、油圧Pclose)、開放側摩擦装置の開放側油圧Popen(以下、油圧Popen)の作動状態(時間変化)を示している。なお、図5は、ロックアップクラッチ36が完全係合されている場合の作動状態を一例として示しており、実線がアクセルペダル68の踏み増しによるダウンシフトであって、本発明の第2の変速に対応し、破線が車速Vの低下によるダウンシフトであって、本発明の第1の変速に対応している。
変速制御部84は、アクセルペダル68の踏み増しによるダウンシフト、所謂パワーオンダウンシフトであることを判断すると、運転者が車両挙動を感じる車両加速度αを生じさせる出力トルクToutが発生するタイミング、言い換えれば、車両挙動を感じる車両加速度αを生じさせるエンジントルクTeが伝達されるタイミングで、開放側摩擦装置が滑り出す、すなわちタービン回転速度Ntが上昇し出す開放側摩擦装置の油圧Popenを算出し、算出された油圧Popenを指令圧として油圧制御回路42に出力する。これより、運転者が車両挙動を感じる車両加速度αが生じるエンジントルクTeが発生するときには、開放側摩擦装置が滑った状態となるので、運転者が車両挙動を感じることも防止される。
ここで、前記油圧Popenは、予め実験や解析的に求められた関係マップとして記憶されており、例えば車両加速度αが0.1Gとなる駆動力(出力トルクTout)が出力されるタイミングで、タービン回転速度Ntが上昇し出す値に設定されている。具体的には、例えばエンジントルクTe等をパラメータとした油圧Popenの関係マップが予め求められており、その関係マップからアクセルペダル68が踏み込まれた時点でのエンジントルクTeを参照して、油圧Popenを決定する。なお、エンジントルクTeは、例えばアクセル開度Accおよび車速Vから成る予め求められたエンジントルクTeの関係マップから、実際のアクセル開度Accおよび車速Vを参照することで算出される。また、前記関係マップに基づいて決定される油圧Popenが、本発明の開放側摩擦装置の初期油圧に対応している。
前記関係マップに基づいて決定される油圧Popen(初期油圧)は、図5のタイムチャートにおいてt1時点の実線で示す油圧に対応している。開放側摩擦装置の油圧Popen(指示圧)がこの決定された油圧に設定されると、運転者が車両挙動を感じる車両加速度αを生じさせる出力トルクToutが発生するt2時点、すなわち運転者が車両挙動を感じる車両加速度αを生じさせるエンジントルクTeが伝達されるt2時点において、開放側摩擦装置が滑り出し、タービン回転速度Ntの上昇が開始される。このように、エンジントルクTeの上昇により出力トルクToutが増加するタイミングと、タービン回転速度Ntの回転変化によるイナーシャトルク損失の発生のタイミングとが、合わせられることで、自動変速機18の出力トルクToutの駆動力変動が抑制されてショックが低減される。また、アクセルペダル68の踏み込みからタービン回転速度Ntが上昇するまでの応答時間が従来の変速制御と比べて短くなり、ドラビリ(変速応答性)が向上する。
また、変速制御部84は、t2時点以降において、タービン回転速度Ntが予め設定されている変化率で上昇するように油圧Popenのフィードバック制御を実行する。なお、図5のタイムチャートでは、t2時点からt4時点までのでイナーシャ相中に開放側摩擦装置の油圧Popenが一定とされているが、実際には、前記フィードバック制御が実行されることで逐次変化する。変速制御部84は、t4時点において、タービン回転速度Ntが変速後に設定される同期回転速度に同期したことを判断すると、開放側摩擦装置の油圧Popenをさらに漸減させて開放側摩擦装置のトルク容量を零まで低下させて変速を終了する。
ダウンシフト時に締結される係合側摩擦装置の油圧制御について説明すると、t1時点から所定の遅れ時間経過後、変速制御手段84は、係合側摩擦装置の実際の油圧を速やかに引き上げるため、油圧Pclose(指示圧)を一時的に高い値に設定する所謂ファーストフィル制御を実行する。次いで、変速制御手段84は、イナーシャ相中において係合側摩擦装置のトルク容量が最小に維持される油圧で待機する。そして、タービン回転速度Ntが変速後に設定される同期回転速度と略同期すると、変速制御手段84は、係合側摩擦装置の滑りをなくすために係合側摩擦装置の油圧Pcloseを増圧する。
このように、自動変速機18のダウンシフトが、アクセルペダル68の踏み増しによるダウンシフトである場合には、上記変速制御(第2の変速)を実行することで、ダウンシフト時のショックが低減されると共に、ドラビリ(変速応答性)も向上するという効果が得られる。
次に、自動変速機18のダウンシフトが車速Vの低下によるものと判断された場合の変速制御について説明する。この車速Vの低下による自動変速機18のダウンシフトは、前記従来の変速制御であって、本発明の第1の変速に対応している。
変速制御部84は、ダウンシフトが車速Vの低下によるものと判断した場合、開放側摩擦装置の油圧Popenを低下し、その開放側摩擦装置において滑りが生じないトルク容量以上となる油圧、すなわち開放側摩擦装置に入力されるトルクを伝達できるトルク容量を確保できる油圧以上で一時的に待機させ、開放側摩擦装置が係合した状態でエンジントルクTeを変速中に伝達する。この油圧Popen(初期油圧)は、図5のフローチャートにおいて破線で示すt1時点(変速開始時点)での油圧に対応している。図5からもわかるように、破線で示すt1時点における油圧Popenは、実線で示すパワーオンダウンシフト時に設定される油圧Popenに比べて高い値となっている。なお、開放側摩擦装置に入力されるトルクは、エンジントルクTeやトルクコンバータ16の特性マップ等に基づいて算出され、そのトルクを伝達できるトルク容量を確保できる油圧Popenは、開放側摩擦装置を構成するピストンの受圧面積やリターンスプリングの弾性率等の各諸元から算出される。
そして、変速制御部84は、一時的に油圧Popenを維持した後、その油圧Popenを漸減し、所定の油圧まで低下したt3時点において、イナーシャ相が開始されてタービン回転速度Ntが上昇する。変速制御部84は、そのタービン回転速度Ntが予め設定されている変化率で上昇するように、開放側摩擦装置の油圧Popenのフィードバック制御を実行する。このとき、イナーシャトルク損失が発生して、駆動力(出力トルクTout)が低下する。そして、変速制御部84は、タービン回転速度Ntが変速後の同期回転速度に同期したことを判断すると、開放側摩擦装置のトルク容量が零となるように油圧Popenを低下して変速を終了する。
また、ダウンシフト時に締結される係合側摩擦装置の油圧制御について説明すると、t1時点から所定の遅れ時間経過後、変速制御手段84は、係合側摩擦装置の実際の油圧を速やかに引き上げるため、係合側摩擦装置の油圧Pclose(指示圧)を一時的に高い値に設定する所謂ファーストフィル制御を実行する。次いで、変速制御手段84は、イナーシャ相中のトルク容量が最小に維持される油圧Pcloseで待機する。そして、タービン回転速度Ntが変速後に設定される同期回転速度に略同期すると、変速制御手段84は、係合側摩擦装置の滑りをなくすために係合側摩擦装置の油圧Pcloseを増圧する。
このように、従来の変速制御(第1の変速)では、図5のt2時点〜t4時点の間で破線で示すような出力トルクTout(駆動力)のトルク変動が生じものの、車速Vの低下によるダウンシフトでは駆動力変化が元々小さいので、そのトルク変動によるショックも小さい。また、従来の変速制御は変速応答性が低いものの、車速Vの低下によるダウンシフトの場合、運転者が意図するダウンシフトでないため、運転者の変速に対する感度が低く、変速応答性の低下を殆ど感じない。また、上述したアクセルペダル68の踏み増しによるダウンシフト制御(第2の変速)では、開放側摩擦装置の油圧Popenを大きく低下させるので油圧Popenが不安定になりやすく、油圧Popenが安定する前にタービン回転速度Ntが同期してショックが発生することがある。これに対して、従来の変速制御では、油圧を大幅に低下させないために油圧が安定しやすく油圧の不安定性に起因するショックも発生しない。従って、車速Vの低下によるダウンシフトでは、上述した従来の変速制御(第1の変速)が好ましい。このように、自動変速機18のダウンシフトが、車速Vの低下によるダウンシフトである場合には、上述した従来の変速制御を実行しても、変速応答性が問題とはならず、変速時のショックも効果的に抑制されるという効果が得られる。
図6は、電子制御装置80の制御作動の要部すなわち自動変速機18のダウンシフトにおいて、ショックの抑制およびドラビリの向上を両立できる制御作動を説明するためのフローチャートであり、例えば数msec乃至数十msec程度の極めて短いサイクルタイムで繰り返し実行されるものである。
先ず、変速制御部84に対応するステップS1(以下、ステップを省略する)において自動変速機18のダウンシフトの実行が判断されると、変速出力判定部86に対応するS2において、実行されるダウンシフトが、アクセルペダル68の踏み増しによるパワーオンダウンシフトであるか否かが判定される。ダウンシフトが車速Vの低下によるものと判断されると、S2が否定され、変速制御部84に対応するS7において、上述した車速Vの低下時に実施される従来の変速制御(第1の変速)が実行される。一方、S2において、ダウンシフトがアクセルペダル68の踏み増しによるパワーオンダウンシフトと判断されると、S2が肯定され、変速制御部84に対応するS3において、開放側摩擦装置の油圧Popenが、車両挙動を感じる車両加速度αが生じるタイミングで開放側摩擦装置が滑り出す値に設定され、指示圧として出力される。そして、開放側摩擦装置において滑りが生じると、変速制御部84に対応するS4において、タービン回転速度Ntの上昇制御が実行される。具体的には、タービン回転速度Ntが所定の変化率で上昇するように油圧Popenのフィードバック制御が実行される。そして、変速制御部84に対応するS5において、タービン回転速度Ntが変速後の同期回転速度と同期したか否かが判定される。S5が否定される場合、S4に戻り、タービン回転速度Ntの上昇制御(フィードバック制御)が繰り返し実行される。S5が肯定される場合、変速制御部84に対応するS6において、変速終了が判定されて本ルーチンが終了する。
このように、変速制御部84は、自動変速機18のダウンシフトが、アクセルペダル68の踏み増しによるものである場合には、上述した開放側摩擦装置を滑らせた状態でエンジントルクTeを伝達する変速制御(第2の変速)に切替え、ダウンシフトが車速Vの低下によるものである場合には、開放側摩擦装置が係合した状態でエンジントルクTeを伝達する上記従来の変速制御(第1の変速)に切替えることで、ショック抑制と変速応答性の向上とを両立できる。
上述のように、本実施例によれば、アクセルペダル68の踏み増し、すなわちアクセル開度Accの増加によるパワーオンダウンシフトは、運転者が素早い駆動力変化を要求している。このような場合には、開放側摩擦装置を滑らせた状態でエンジントルクTeを伝達する変速制御(第2の変速)に切り替えられ、開放側摩擦装置の油圧を大きく低下させて開放側摩擦装置を滑らせた状態で自動変速機18の回転変化を速やかに生じさせることで速やかな変速(ドラビリ向上)が可能となる。一方、開放側摩擦装置の油圧を大きく低下させることに関連して、油圧制御性が悪化してショックが発生し易くなるが、パワーオンダウンシフトでは、運転者は駆動力変化の要求が強い反面、ショックに対する感度が低いので、そのショックを殆ど感じない。また、車速Vの低下によるダウンシフトは、運転者のショックに対する感度が大きい状態となっている。このような場合には、従来の変速制御(第1の変速)に切り替えられ、油圧の制御性悪化を抑制してショックを抑制することができる。なお、第1の変速では変速の応答性が低くなるものの、車速Vの低下によるダウンシフトは、運転者が意図しないダウンシフトであるため、変速の応答性が問題とならない。このように、ダウンシフトの変速制御を、車速Vの低下によるものとアクセル開度Accの増加によるものとで切り替えて実行することで、変速中のショック抑制とドラビリの向上とを両立することができる。
また、本実施例によれば、予め設定されている車両加速度αを生じさせるエンジントルクTeが伝達されるタイミングで前記開放側摩擦装置が滑り出すように、その開放側摩擦装置の初期油圧Popenが設定される。このようにすれば、予め設定されている加速度変化αを生じさせるエンジントルクTeが伝達されるタイミングで開放側摩擦装置を滑らせて、イナーシャトルク損失を発生させることで、エンジントルクTeの上昇による変速時の駆動力変化を抑制し、ショックを抑制することができる。また、運転者が車両挙動を感じる車両加速度αが生じるエンジントルクTeが発生するときには、開放側摩擦装置が滑りを生じるので、運転者が車両挙動を感じることも防止される。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例の変速マップは、車速Vおよびアクセル開度Accからなる2次元マップで構成されるとしたが、例えば、車速Vを出力回転速度Nout、アクセル開度Accをスロットル弁の開度θthに置き換えて実施しても構わない。
また、前述の実施例において、開放側摩擦装置が滑り出すタイミングを、例えば車両加速度が0.1Gとなる時点としたが、これは一例であって、車両加速度の具体的な値は適宜変更しても構わない。
また、前述の実施例では、油圧Popenは、エンジントルクTeをパラメータとした関係マップに基づいて決定するとしたが、エンジントルクTeに限定されず、さらに車速V等も考慮した関係マップであっても構わない。また、関係マップに限定されず、予め求められた関係式に基づいて決定するものであっても構わない。
また、前述の実施例において、自動変速機18のイナーシャ相が開始されると、タービン回転速度Ntが予め設定されている変化率で上昇するようにフィードバック制御を実行したが、上記フィードバック制御は必ずしも実行しなくとも構わない。
また、前述の実施例において、開放側摩擦装置が開放されると共に、係合側摩擦装置が係合されるが、前記係合側摩擦装置に代えてワンウェイクラッチを用いて実施しても構わない。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:車両
14:エンジン(駆動力源)
18:自動変速機
80:電子制御装置(変速制御装置)
B1〜B3:ブレーキ(摩擦係合装置)
C1、C2:クラッチ(摩擦係合装置)

Claims (2)

  1. 駆動力源と、少なくとも開放側摩擦係合装置の開放を行うことで変速する自動変速機とを、備え、アクセル開度および車速の変化に基づいて前記自動変速機を変速する車両の変速制御装置であって、
    前記アクセル開度および車速の少なくとも一方の変化によって前記自動変速機がダウンシフトされるに際して、前記開放側摩擦装置の初期油圧を、該開放側摩擦装置において滑りが生じないトルク容量以上となる大きさで一時待機させ、該開放側摩擦装置が係合した状態で駆動力源トルクを変速中に伝達する第1の変速と、
    前記開放側摩擦装置の初期油圧を前記第1の変速において設定される油圧よりも低い油圧に設定し、該開放側摩擦装置が滑った状態で駆動力源トルクを変速中に伝達する第2の変速とに、切替可能に構成され、
    前記第1の変速は、車速の低下によるダウンシフト時に実施され、前記第2の変速は、アクセル開度の増加によるダウンシフト時に実施されることを特徴とする車両の変速制御装置。
  2. 前記第2の変速は、予め設定されている車両加速度を生じさせる駆動力源トルクが伝達されるタイミングで前記開放側摩擦装置が滑り出すように、該開放側摩擦装置の初期油圧が設定されることを特徴とする請求項1の車両の変速制御装置。
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