JP2014042875A - スクリーン、メディア分散装置及び粉体の製造方法 - Google Patents

スクリーン、メディア分散装置及び粉体の製造方法 Download PDF

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祐太 佐伯
Takeshi Tanabe
剛 田邊
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Abstract

【課題】スクリーンにおける粗粉による目詰まりを抑制する。
【解決手段】分散媒、分散質及び分散媒体を含む分散液を収容する容器10内で回転する攪拌部材20の回転軸22の軸方向から見た複数の前記攪拌部材の断面形状が、前記回転軸を中心とした直径の異なる円形状を有する断面形状であるとともに、前記分散液から前記分散媒体を分離するスクリーン200を用いた。
【選択図】図1

Description

本発明は、スクリーン、メディア分散装置及び粉体の製造方法に関する。
特許文献1には、その図3に示されるように、粉砕室34と、粉砕室34内に備えたスクリーン40と、粉砕室34内の圧力を測定する圧力センサー44と、を備えた構成が開示されている。
特許文献2には、湿式微粉砕装置のベッセル10内に設けられる複数の回転攪拌体12のうち、分離スクリーン13に対向する回転攪拌体12の外周面にプレート16を固着し、プレート16に回転攪拌体12の回転方向に向けて分離スクリーン13との対向間隔Lが減少する隆起部17と、を備えた構成が開示されている。
特許文献3には、顔料ペーストの供給路4及び排出路5が設けられ、周壁及び両側壁を有する円筒状のベゼル2と、ベゼル2内に収容されてベゼル2の周壁との隙間に顔料分散を行うための環状隙間を形成するように配置された円筒状のローター3であって、ローター3の周壁に分散メディアの通過し得る循環用開口部3aが形成されたローター3と、ローター3内に配置されるとともに、ベゼル2の一方側壁を貫通する第1回転駆動軸11に支持された分離スクリーン10と、を有し、第1回転駆動軸11の内部に、分離スクリーン10の内部に繋がる排出路5と、を備えた構成が開示されている。
特開平8−252472号公報 特開平7−60146号公報 特開2006−7128号公報
スクリーンにおける粗粉による目詰まりを抑制することを課題とする。
本発明の請求項1のスクリーンは、分散媒、分散質及び分散媒体を含む分散液を収容する容器内で回転する攪拌部材の回転軸の軸方向から見た複数の前記攪拌部材の断面形状が、前記回転軸を中心とした直径の異なる円形状を有する断面形状であるとともに、前記分散液から前記分散媒体を分離することを特徴とする。
本発明の請求項2のスクリーンは、請求項1記載のスクリーンにおいて、前記軸方向において、前記直径の異なる円形状を有する断面形状から選択した1つの断面形状は、前記選択した1つの断面形状よりも小さい円形状を有する断面形状により挟まれている、又は、前記選択した1つの断面形状よりも大きい円形状を有する断面形状により挟まれていることを特徴とする。
本発明の請求項3のスクリーンは、請求項1又は2に記載のスクリーンにおいて、高さをh(m)、前記円形状を有する断面形状の最大直径をd(m)とした場合、表面積がh×π×d(m)よりも大きいことを特徴とする。
本発明の請求項4のメディア分散装置は、前記分散媒及び前記分散質の入口部及び出口部が設けられた容器と、前記分散液を攪拌させる攪拌部材と、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のスクリーンと、を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項5の分散質の製造方法は、請求項4のメディア分散装置を用いて、前記容器内に分散媒体を収容する工程と、前記入口部から前記容器内に前記分散媒及び前記分散質を入れる工程と、前記攪拌部材を回転させることで前記分散液を攪拌させ、前記分散質から粉砕した分散質を作る工程と、前記スクリーンを用いて前記分散液から前記分散媒体を分離させ、前記分散媒及び前記粉砕した分散質を通過させる工程と、前記出口部から前記容器外に前記分散媒及び前記粉砕した分散質を取り出す工程と、前記分散媒及び前記粉砕した分散質から前記分散媒を分離させ、粉体を抽出する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載のスクリーンによれば、本構成を有しない場合に比べ、スクリーンにおける粗粉による目詰まりが抑制される。
本発明の請求項2に記載のスクリーンによれば、本構成を有しない場合に比べ、スクリーンの軸方向において、粗粉が目詰まりしやすい場所又はし難い場所が離される。
本発明の請求項3に記載のスクリーンによれば、本構成を有しない場合に比べ、スクリーンにおける粗粉による目詰まりが抑制される。
本発明の請求項4に記載のメディア分散装置によれば、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のスクリーンを用いない場合に比べ、長時間運転が可能となる。
本発明の請求項5に記載の粉体の製造方法によれば、本構成を有しない場合に比べ、粉体の生産性が向上される。
本発明の実施の形態に係るメディア分散装置を示す図である。 本発明の実施の形態に係る攪拌部材を示す図である。 本発明の実施の形態に係るスクリーンを示す図である。 本発明の実施の形態に係る別のスクリーンを示す図である。 本発明の実施の形態に係る別のスクリーンを示す図である。 本発明の実施の形態に係る別のメディア分散装置を示す図である。 本発明の実施例に係る別のメディア分散装置を示す図である。 本発明の実施例に係る別のメディア分散装置を示す図である。 本発明の実施例に係る別のメディア分散装置を示す図である。 本発明の実施例に係る別のメディア分散装置を示す図である。 本発明の実施例に係る別のメディア分散装置を示す図である。 比較例に係るメディア分離装置を示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態の一例を図面に基づき説明する。まず、メディア分散装置の全体構成について説明する。次に、分散媒、分散質及び分散媒体について説明する。次に、メディア分散装置によるメディア分離プロセスについて説明する。次に、スクリーンの変形例について説明する。なお、図中に示す矢印UPは鉛直方向上方を示す。
≪第1の実施の形態≫
<第1の実施の形態のメディア分散装置の全体構成>
〔全体〕
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るメディア分散装置の一例としてのメディア分散装置100を正面側から見た断面図を示す。
メディア分散装置100には、分散媒、分散質及び分散媒体を含む分散液を収容する容器10と、この分散液を攪拌させる攪拌部材の一例としてのローター20と、この分散液から分散媒体を分離するスクリーン200と、が備えられている。
〔容器〕
容器10には、分散質を分散媒とともに分散室12に入れるために容器10の側壁に設けられた入口部14と、分散質を分散媒体に衝突させ、分散質が容器10に入れる前よりも小さく分散(又は粉砕)される分散室12と、分散質を分散媒とともに容器10内から外に出すための出口部16と、が備えられている。ここで、分散室12とは、容器10内における、スクリーン200の外側の領域である。また、分散室12は、ローター20が存在する領域である。
〔攪拌部材〕
次に、ローター20について説明する。前述の通り、ローター20は、容器10内に備えられたスクリーン200を囲うように備えられている。また、ローター20は、容器10の内壁と間隙を形成するように配置されている。
図2は、ローター20の表面の形状を示す。このように、ローター20の表面には、スパイク状の突起24と、複数のスリット26と、が設けられている。
ローター20は、図示しないモーターに連結され、回転軸22を中心に回転するようになっている。なお、回転軸22は、図示しないベアリングを介して、容器10の上面に取り付けられている。モーターは容器10の外側で、回転軸22に連結されている。
〔スクリーン〕
次に、スクリーン200について説明する。スクリーン200は、分散された分散質を分散媒とともに通過させるとともに、分散媒体を通過させないことで、分散媒、分散質及び分散媒体を含む分散液から分散媒体を分離する機能を有する。
スクリーン200の側面は、図示しない複数の支持柱にワイヤーが隙間(スリット)を形成するように巻かれた状態で固定されている。一般的に、このようにワイヤーで形成されたスクリーン200はウェッジワイヤースクリーンと呼ばれる。
機能面から見たスクリーン200の側面とは、分散媒体を通過させないことで、分散媒、分散質及び分散媒体を含む分散液から分散媒体を分離する側面を意味する。一方、構成面から見たスクリーン200の側面とは、側面を構成するウェッジワイヤーの隙間が分散質の粒径よりも大きく、分散媒体の粒径よりも小さい側面を意味する。
スクリーン200は、直径d1[mm]の2つの円筒の軸方向の中央に直径d2[mm]の円筒を挟んだ側面と、上方に取り付けられた蓋202と、が備えられている。直径d2[mm]の円筒の高さはh2[mm]、スクリーン200の高さはh[mm]となっている。また、回転軸22の軸方向における、直径d1[mm]と直径d2[mm]の境界部(段差部)を形成する回転軸22の軸方向に垂直な平面にも、円筒の側面のようにウェッジワイヤーを定められた間隔に並べた隙間が形成され、側面が構成されている。
スクリーン200をローター20の回転軸22の軸方向から見た場合、スクリーン200は、直径が異なる2つの円(直径d1[mm]、d2[mm])で構成されるとともに、これらの円の中心が回転軸22と重なるように、容器10内に配置されている。
なお、容器10の鉛直方向下側は、スクリーン200の側面の端部と容器10の底面とが固定されるようになっている。また、スクリーン200の側面の端部に囲まれた容器10の底面の領域には、出口部16が形成されるようになっている。
<分散媒、分散質及び分散媒体>
〔分散媒〕
分散媒の一例としては、水、ヘキサデカン、プロパン−2−オール、2−メチル−ヘプタン、ブタン−1−オール、ブタン−1−アミン、メタノール、ドデカン、エタン−1,2−ジオール、ジエチルフタル酸、O−キシレン、プロパン−1,2,3−トリオール等の水や有機溶媒が、分散質に応じて選択されて用いられる。ただし、これに限定されるものではない。
〔分散質〕
分散質は、分散媒に分散されるとともに、分散室12内で分散媒体に衝突されることで粉砕又は分散される。本発明の分散質の一例としては、トナーやインクに用いられる顔料、樹脂、工業用セラミック材料に用いられるセラミック粒子、金属粒子等が挙げられる。ただし、これに限定されるものではない。
〔分散媒体〕
分散媒体とは、分散質に衝突し、分散質を更に小さく分散させる媒体である。一般的に、分散媒体はメディアと呼ばれている。分散媒体には、セラミック、ガラス製のものがある。セラミック製の分散媒体の一例としては、酸化ジルコニアメディア、珪酸ジルコニアメディア、ジルコニアとアルミナとの混合メディアがある。また、ガラス製の分散媒体の一例としては、ガラスビーズ等のガラスメディアがある。ただし、これに限定されるものではない。
<第1の実施の形態のメディア分散装置による分散質の粉砕又は分散のプロセス>
次に、本発明の実施の形態に係るメディア分散装置100における、分散質の粉砕又は分散のプロセスについて説明する。なお、分散媒の一例として水、分散質の一例としてトナー顔料及び分散媒体の一例としてガラスビーズを用いて説明する。
メディア分散装置100の分散室12に、ガラスビーズを収容する。次に、容器10の入口部14から、水とともにトナー顔料を注入する。これにより、容器10内におけるスクリーン200の側面は、水、トナー顔料及びガラスビーズを含んだ分散液で満たされるようになる。
次に、メディア分散装置100を作動させると、回転軸22の回転に伴いローター20が回転するようになる。ローター20が回転すると、分散室12内の上記分散液も、ローター20の回転方向に回転するようになる。更に、回転する上記分散液のうちローター20の表面周辺に存在するガラスビーズは、ローター20の表面のスパイク状の突起24に衝突される。この衝突でより大きな運動エネルギーを得たガラスビーズは、分散室12内で水とともに回転するトナー顔料に衝突する。ガラスビーズに衝突されたトナー顔料は、その衝撃により、衝突前より小さいトナー顔料に分散される。
一方、ガラスビーズは、その粒径がスクリーン200の隙間よりも大きく設定されているため、スクリーン200の隙間を通過できず、分散室12内にとどまるようになっている。
スクリーン200の隙間を通過した水及びトナー顔料は、容器10の底面に形成された出口部16から容器10の外に排出されて、回収される。
なお、排出された水及びトナー顔料から水を分離させて粉体を抽出すると、容器10に入れる前のトナー顔料よりも小さく粉砕されたトナー顔料の粉体が製造される。
ところで、トナー顔料を製造する場合、ガラスビーズの平均粒径は1[mm]以下であり、スクリーンの隙間は使用するガラスビーズの平均粒径の1/3以上1/2以下であれば良い。より粒径の小さいトナー顔料を製造する場合、トナー顔料の粒径に応じてガラスビーズの粒径も小さくする。例えば、ガラスビーズの粒径を0.03[mm]程度にする場合もある。これに伴い、スクリーンの隙間も小さくすることが必要となる。
<第1の実施の形態の作用>
次に、本発明の第1の実施の形態に係るスクリーン、メディア分散装置及び粉体(トナー顔料)の製造方法の作用について説明する。
メディア分散装置100の分散室12にガラスビーズを収容し、容器10の入口部14から水とともにトナー顔料を入れて、容器10内におけるスクリーン200の側面を、水、トナー顔料及びガラスビーズを含んだ分散液で満たす。次に、メディア分散装置100を作動させ、回転軸22の回転に伴いローター20を回転させる。これに伴い、容器10内の上記分散液も、ローター20の回転方向に回転される。
更に、回転する上記分散液のうちローター20の表面周辺に存在するガラスビーズは、ローター20の表面のスパイク状の突起24に衝突する。この衝突でより大きな運動エネルギーを得たガラスビーズは、分散室12内で水とともに回転するトナー顔料に衝突する。ガラスビーズにより衝突されたトナー顔料は、その衝撃により、衝突前より小さいトナー顔料に分散される。
ガラスビーズがトナー顔料に衝突するため、容器10に入れる前のトナー顔料よりも小さく分散されたトナー顔料が水とともにスクリーン200の隙間を通過する。
一方、ガラスビーズは、その粒径がスクリーン200の隙間よりも2〜3倍程度大きくなるように設定されているため、スクリーン200のワイヤーに衝突し、分散室12内にとどまる。
容器10内に収容されたトナー顔料及びガラスビーズは、それぞれ異なる平均粒径と粒径分布とを有する粒子である。このため、スクリーン200の外である分散室12には、トナー顔料及びガラスビーズの粒径に応じた分布が形成される。具体的には、回転軸22に近いほど小さい粒径の粒子の割合が高く、回転軸22から離れるほど大きい粒径の粒子の割合が高くなる分布が形成される。
本発明の第1の実施の形態のメディア分散装置100では、前述したトナー顔料及びガラスビーズの粒径に応じた分布が形成された容器10内に、回転軸22の軸方向から見た断面が、最大直径d1[mm]の円と、最小直径d2[mm]の円と、を有するスクリーン200を備えている。
最大直径d1[mm]の円で形成されるスクリーン200の側面部周辺には、最小直径d2[mm]の円で形成されるスクリーン200の側面部周辺と比べて、相対的に大きい粒径の粒子が存在している。したがって、最大直径d1[mm]の円で形成されるスクリーン200の側面部周辺は、これらの粒子から生じる粗粉により目詰まりが生じやすくなる。
一方、最小直径d2[mm]の円で形成されるスクリーン200の側面部周辺には、相対的に小さい粒径の粒子が存在している。したがって、最小直径d2[mm]の円で形成されるスクリーン200の側面部周辺において、相対的に小さい粒径の粒子からは粗粉は生じにくいため、粗粉による目詰まりが抑制される。
また、本発明の第1の実施の形態のメディア分散装置100におけるスクリーン200は、直径d1[mm]の2つの円筒の中央に直径d2[mm]の円筒を挟むようになっている。このため、粗粉が目詰まりし易い場所は鉛直方向に沿って離される。
また、スクリーン200を備えたメディア分散装置100は、目詰まりが抑制されるため、より長時間運転が可能となる。
また、スクリーン200を備えたメディア分散装置100は、より長時間運転できるため、スクリーン200を備えたメディア分散装置100により粉体を生産すると、生産性(生産効率)が向上される。
<第1の実施の形態の変形例>
〔スクリーンの変形例〕
次に、本発明の第1の実施の形態に係るスクリーンの変形例の一例について、図3〜5を用いて説明する。本発明の第1の実施の形態に係るメディア分散装置100は、前述のスクリーン200を備えている。ここで、スクリーン200に換えて、後述する図3〜5のスクリーンを備えるようにしてもよい。なお、図3〜5のいずれのスクリーンはその中央に一点鎖線が引かれている。それぞれのスクリーンがメディア分散装置に備えられた場合、この一点鎖線は、ローターの回転軸の延長線と重なるようになっている。
(基本的構造:図3)
図3(a)〜(c)には、それぞれ、スクリーン220、222、224を側面側から見た断面図が示されている。いずれのスクリーン220、222、224も、本発明の第1の実施の形態に係るメディア分散装置100に用いる場合、鉛直方向上側に蓋202が取り付けられて用いられるようになっている。
いずれのスクリーン220、222、224も、回転軸22の軸方向から見た断面の最大直径はd1[mm]であり、最小直径はd2[mm]である。
図3(a)のスクリーン220は、側面側から見た断面が上底d2[mm]、下底d1[mm]となる回転軸22に線対称の台形状である。
図3(b)のスクリーン222は、側面側から見た断面において、スクリーン222の側面が曲線となっている。なお、この曲線は、鉛直方向上方に向かうに従って、徐々に回転軸22に近づくようになっている。
図3(c)のスクリーン224は、側面側から見た断面において、直径d1[mm]、高さh/2[mm]の円筒と、直径d2[mm]、高さh/2[mm]の円筒と、により構成されている。なお、直径d1[mm]と直径d2[mm]の境界部(段差部)も側面のように、ウェッジワイヤーを定められた間隔に並べた隙間が形成され、側面が構成されている。
いずれのスクリーン220、222、224も、回転軸22の軸方向から見て、直径の異なる複数の円を含むとともに、複数の円形状の中心が回転軸22と重なるように容器10に配置される。
(基本的構造の組み合せ:図4)
次に、図4(a)〜(c)のスクリーン226、228、230について、図1のスクリーン200及び図3(a)〜(c)のスクリーン220、222、224と異なる部分を中心に説明する。
図4(a)〜(c)には、それぞれ、スクリーン226、228、230を側面側から見た断面図が示されている。
図4(a)のスクリーン226は、側面側から見た断面が上底d2[mm]、下底d1[mm]となる回転軸22に線対称の台形状を、回転軸22の軸方向に沿って互い違いに重ね合わせた断面形状となるように構成されている。
図4(b)のスクリーン228は、側面側から見たスクリーン228の断面における側面部が、波形のように変曲点を持つ曲線になっている。この場合も、回転軸22の軸方向から見た側面の最大直径d1[mm]、最小直径d2[mm]の円形状となっている。
図4(c)のスクリーン230は、側面側から見た断面において、それぞれ同等の高さの直径d1[mm]の円筒と直径d2[mm]の円筒とを順番に重ねたように構成されている。なお、直径d1[mm]と直径d2[mm]の境界部(段差部)も側面のように、ウェッジワイヤーを定められた間隔に並べた隙間が形成され、側面が構成されている。
(変形構造:図5)
次に、図5(a)〜(c)のスクリーン232、234、236について、図1のスクリーン200、図3(a)〜(c)のスクリーン220、222、224及び図4(a)〜(c)のスクリーン226、228、230と相違する部分を中心に説明する。
図5(a)〜(c)には、それぞれ、スクリーン232、234、236を側面側から見た断面図が示されている。
図5(a)のスクリーン232は、側面側から見た断面が、中央に長さd1[mm]、高さh/3[mm]の長方形、鉛直方向下方に上底d2[mm]、下底d1[mm]、高さh/3[mm]となる回転軸22に線対称の台形状、鉛直方向上方に上底d1[mm]、下底d2[mm]、高さh/3[mm]となる回転軸22に線対称の台形状、となっている。
図5(b)のスクリーン234は、側面側から見た断面が中央に直径d2[mm]の円筒と、鉛直方向の上下に直径d1[mm]で、高さが異なる2つ円筒とを順に重ねたように構成されている。なお、直径d1[mm]と直径d2[mm]の境界部(段差部)も側面のように、ウェッジワイヤーを定められた間隔に並べた隙間が形成され、側面が構成されている。
図5(c)のスクリーン236は、中央に直径d1[mm]、高さh/3[mm]の円筒と、鉛直方向の上下に直径d2[mm]、高さh/3[mm]の2つ円筒とを順に重ねたように構成されている。なお、直径d1[mm]と直径d2[mm]の境界部(段差部)も側面のように、ウェッジワイヤーを定められた間隔に並べた隙間が形成され、側面が構成されている。
(スクリーンの特徴)
図3〜5のスクリーン220〜236は、図1のメディア分散装置100に備えられたスクリーン200のように、回転軸22の軸方向から見た場合、複数の断面を有し、これらの断面の形状が、最大直径d1[mm]となる円と、最小直径d2[mm]となる円と、を有する。また、メディア分散装置100に配置される場合、ローター20の回転軸22の軸方向から見た場合、回転軸22の中心と、スクリーン220〜236の中心と、が重なるようになっている。
<第1の実施の形態の変形例の作用>
次に、本発明の第1の実施の形態の変形例に係るスクリーン、メディア分散装置及び粉体の製造方法の作用について説明する。
第1の実施の形態に係るメディア分散装置100に備えられたスクリーン200を前述したスクリーンに代えて、第1の実施の形態に係るメディア分散装置100のように作動させる。
本発明の第1の実施の形態に係るスクリーン200の特徴は、回転軸22の軸方向から見た断面が、回転軸22を中心とする最大直径d1[mm]の円と、最小直径d2[mm]の円と、を有することである。
したがって、図3〜5のスクリーン220、222、224、226、228、230、232、234、236も、回転軸22を中心とする最大直径d1[mm]の円と、最小直径d2[mm]の円と、を有する構成のため、粗粉による目詰まりが抑制される。
また、図5(b)のスクリーン234は、直径d1[mm]の2つの円筒の中央に直径d2[mm]の円筒を挟むようになっている。このため、粗粉が目詰まりし易い場所は鉛直方向に沿って離される。
また、スクリーン236(図5(c))は、直径d2[mm]の2つの円筒の中央に直径d1[mm]の円筒を挟むようになっている。このため、粗粉が目詰まりし難い場所は鉛直方向に沿って離される。
また、図4(a)〜(c)のスクリーン226、228、230は、鉛直方向に沿って、直径d1[mm]の円と、直径d2[mm]の円とが、繰り返し配列されるようになっている。このため、スクリーンの軸方向に全体として、粗粉が目詰まりし易い場所とし難い場所が交互に散らされる。
また、第1の実施の形態に係るメディア分散装置100のスクリーン200の表面積は、スクリーンを直径d1[mm]、高さh[mm]の円筒形状とした場合の表面積(d1×π×h[m])と同等である。これに対して、図4(a)〜(c)のスクリーン226、228、230は、d2とd1との比、段数、形状等により、スクリーン200の表面積との比が1よりも大きくなる。
なお、スクリーンは、前述の通り、ウェッジワイヤーを定められた間隔に並べることで隙間を形成したものである。ここで「表面積」とは、隙間がない場合、つまり隙間にもウェッジワイヤーが存在するものと仮定した場合の面積を意味する。
このように、スクリーンの形状において、直径d1[mm]、高さh[mm]の円筒形状とした場合の表面積よりも広い表面積となるよう構成することで、スクリーンの開口部の割合をより多くさせることになることで、単位面積当りの水及びトナー顔料が通過する流量が減るため、直径d1[mm]、高さh[mm]の円筒形状とした場合のスクリーンと比較して、粗粉によるスクリーンの目詰まりが抑制される。
また、図3〜5のスクリーン220、222、224、226、228、230、232、234、236を備えたメディア分散装置は、目詰まりが抑制されるため、より長時間運転できる。
また、図3〜5のスクリーン220、222、224、226、228、230、232、234、236を備えたメディア分散装置は、より長時間運転できるため、スクリーン200を備えたメディア分散装置100により粉体を生産すると、生産性(生産効率)が向上される。
≪第2の実施の形態≫
<第2の実施の形態に係るメディア分散装置>
次に、本発明に係る第2の実施の形態に係るメディア分散装置の一例について、第1の実施の形態に係るメディア分散装置100と異なる部分を中心に説明する。図6は、本発明に係る第2の実施の形態に係るメディア分散装置の一例としてのメディア分散装置100Aを正面側から見た断面図を示す。
ローター20Aは、スクリーン212の内側になるように配置されている。また、メディア分散装置100Aにおける分散室12Aは、スクリーン212によって分けられる容器10A内の領域のうちローター20Aが存在する領域であり、スクリーン212の内側の領域である。
また、本発明の第1の実施の形態に係るメディア分散装置100では、入口部14から出口部16に向かってトナー顔料及び水が流れる方向と、分散室12内に存在するトナー顔料及びガラスビーズに作用する遠心力の方向とが異なっている。これに対して、本発明の第2の実施の形態に係るメディア分散装置100Aでは、これらが同じ方向となっている。
また、スクリーン212は、側面側から見た断面が上底d1[mm]、下底d2[mm]となる回転軸22Aに線対称の台形状を、回転軸22Aの軸方向に沿って互い違いに重ね合わせた断面となるように構成されている。
また、スクリーン212の上方及び下方の端部は、容器10Aの上面と低面とに、それぞれ固定されている。
また、トナー顔料及び水を入れるための入口部14Aが容器10Aの上面に備えられており、分散又は粉砕した後のトナー顔料を水とともに容器10Aの外に出すための出口部16Aは、容器10Aの側壁に備えられている。
ローター20Aは、スクリーン212の側面の形状に沿って、スクリーン212の側面の内壁側と間隙を構成するようになっている。また、ローター20Aの表面には、図示しないスパイク状の突起が形成されている。
前述の通り、メディア分散装置100Aの構成は、メディア分散装置100の構成とはいくつかの点で異なるが、トナー顔料の粉砕又は分散のプロセスの原理は、メディア分散装置100の場合と共通する。
具体的には、水、トナー顔料及びガラスビーズが、ローター20Aによって分散室12A内を回転させられ、分散室12A内を循環するようになっている。その時間、ローター20Aのスパイク状の突起に衝突したガラスビーズがトナー顔料に衝突することで、容器10Aに入れる前のトナー顔料よりも小さく分散されたトナー顔料が水とともにスクリーン212の隙間を通過するようになっている。一方、ガラスビーズは、その直径がスクリーン212の隙間よりも大きくなるように設定されているため、スクリーン212のワイヤーに衝突し、スクリーン212の内側にとどまるようになっている。
スクリーン212の隙間を通過したトナー顔料と水は、容器10Aの側壁に形成された出口部16Aから外に排出されて、回収される。
なお、排出された水及びトナー顔料から水を分離させて粉体を抽出すると、容器10Aに入れる前のトナー顔料よりも小さく粉砕されたトナー顔料の粉体が製造される。
<第2の実施の形態の作用>
次に、図6における本発明の第2の実施の形態に係るメディア分散装置100Aに基づいて説明する。
前述の通り、本発明の第2の実施の形態に係るメディア分散装置100Aは、本発明の第1の実施の形態に係るメディア分散装置100に準じた原理でトナー顔料の分散を行う。
したがって、第1の実施の形態に係るスクリーン200のように、最小直径d2[mm]の円で形成されるスクリーン200Aの側面部周辺には、相対的に小さい粒径のトナー顔料及びガラスビーズが存在し、相対的に小さい粒径の粒子からは粗粉は生じにくいため、粗粉による目詰まりが抑制される。
また、スクリーン212に換えて、図3〜5のスクリーン220、222、224、226、228、230、232、234、236を用いた場合であっても、スクリーン212の場合と同等の理由で、粗粉による目詰まりが抑制される。ただし、この場合、各スクリーンにおける鉛直方向上方には蓋202は取り付けられず、図3のように容器10Aの上面と固定される。
また、本発明の第2の実施の形態のメディア分散装置100Aにおけるスクリーン212(図6)は、ある部分では、直径d1[mm]の2つの円筒の中央に直径d2[mm]の円筒を挟むようになっている。また、別の部分では、直径d2[mm]の2つの円筒又は円の中央に直径d1[mm]の円筒を挟むようになっている。そして、これらの部分がスクリーン全体の軸方向に沿って交互に形成されている。このため、スクリーン全体として、粗粉が目詰まりし易い場所とし難い場所が交互に散らされる。
また、図4のスクリーン226、228、230も、図6のスクリーン212のように、スクリーン226、228、230の軸方向に沿って、直径d1[mm]の円と、直径d2[mm]の円とが、繰り返し配列されている。このため、図6のスクリーン212の場合と同等の理由により、スクリーン全体として、粗粉が目詰まりし易い場所とし難い場所が交互に散らされる。
また、第1の実施の形態に係るメディア分散装置100のスクリーン200の表面積は、スクリーンを直径d1[mm]、高さh[mm]の円筒形状とした場合の表面積(d1×π×h[m])と同等である。これに対して、スクリーン212は、d2とd1との比、段数、形状等により、スクリーン200の表面積との比が1よりも大きくなる。
これに対して、図4(a)〜(c)のスクリーン226、228、230は、d2とd1との比、段数、形状等により、スクリーン200の表面積との比が1よりも大きくなる
このように、スクリーンの形状において、直径d1[mm]、高さh[mm]の円筒形状とした場合の表面積よりも広い表面積となるよう構成することで、スクリーンの開口部の割合をより多くさせることになることで、単位面積当りの水及びトナー顔料が通過する流量が減るため、直径d1[mm]、高さh[mm]の円筒形状とした場合のスクリーンと比較して、粗粉によるスクリーンの目詰まりが抑制される。
また、図3〜5のスクリーン220、222、224、226、228、230、232、234、236を備えたメディア分散装置は、目詰まりが抑制されるため、より長時間運転できる。
また、図3〜5のスクリーン220、222、224、226、228、230、232、234、236を備えたメディア分散装置は、より長時間運転できるため、スクリーン200を備えたメディア分散装置100により粉体を生産すると、生産性(生産効率)が向上される。
なお、本発明を特定の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施の形態でもよい。例えば、前述したスクリーンを上下逆にして用いてもよい。また、前述したスクリーンは、鉛直方向における直径d1[mm]の円筒の部分又は直径d2[mm]の円筒の部分の高さを変えてもよい。また、前述したスクリーン220、222、224、226、228、230、232、234及び236から2以上のスクリーンを選択して鉛直方向に組み合わせてもよい。また、前述したスクリーンは、ウェッジワイヤースクリーンに限定されるものではなく、ノッチワイヤー、織金網、プレクリンプ金網、フラットトップ金網、ウェッジメッシュ金網、打抜金網等のスクリーンを用いてもよい。
<実施例>
以下、実施例としてのスクリーン200、202、204、206、208、210及びこれらのスクリーンを備えたメディア分散装置100、102、104、106、108、110を、後述する各実施例の通りに準備して試験を行った。また、比較例としてのスクリーン214及びスクリーン214を備えたメディア分散装置114を準備して試験を行い、メディア分散装置が定められた条件まで連続的に稼動する時間(以下、連続稼動時間という。)について評価を行った。
この「定められた条件まで連続的に稼動する時間」とは、各メディア分散装置100、102、104、106、108、110、114を稼動させた場合、分散室内の圧力が0.3[MPa]まで上昇する時間を意味する。
なお、メディア分散装置102、104、106、108、110とメディア分散装置100との異なる点は、備えられるスクリーンの形状である。各スクリーン200、202、204、206、208、210、214における断面の最大直径d1は、100[mm]、高さhは100[mm]とし、蓋202としてSUS306製の円板を用いた。
表1は、各実施例(実施例1〜6)及び比較例の条件と評価結果を示す。
Figure 2014042875
〔実施例1〕
図1は、実施例1のメディア分散装置100を側面側から見た図である。スクリーン200については、前述した本発明の第1の実施の形態において説明した通りである。d2/d1は0.7となるようにd2を設定した。また、後述する比較例のスクリーン214に比べて、スクリーン200の表面積は、同等であった。
評価の結果、メディア分散装置100が連続稼動時間は、後述する比較例のメディア分散装置114に対して、1.2倍となった。
〔実施例2〕
また、実施例1のスクリーン200を図3(a)のスクリーン220に換えて、実施例1と同じ評価を行った。スクリーン220については、前述した本発明の第1の実施の形態の変形例において説明した通りである。d2/d1は0.5となるようにd2を設定した。また、後述する比較例のスクリーン214に比べて、スクリーン220の表面積は、0.8倍であった。
評価の結果、スクリーン200を図3(a)のスクリーン220に換えたメディア分散装置が連続稼動時間は、後述する比較例のメディア分散装置114に対して、1.1倍となった。
〔実施例3〕
図7は、実施例3のメディア分散装置102を側面側から見た図である。スクリーン202は、側面側から見た断面が上底d2[mm]、下底d1[mm]となる回転軸22に線対称の台形を、回転軸22の軸方向に沿って互い違いに重ね合わせた断面となるように構成した。d2/d1は0.7となるようにd2を設定した。また、後述する比較例のスクリーン214に比べて、スクリーン202の表面積は、同等であった。
評価の結果、メディア分散装置102が連続稼動時間は、後述する比較例のメディア分散装置114に対して、1.3倍となった。
なお、側面側から見た断面の形状が高さh1[mm]の1段の単位スクリーンを鉛直方向に2つ重ねた断面形状であり、これを2段と定義する。実施例1のスクリーン202の場合は、2段のスクリーンとなる。
〔実施例4〕
図8は、実施例4のメディア分散装置104を側面側から見た図である。スクリーン204は、側面側から見た断面が上底d2[mm]、下底d1[mm]となる回転軸22に線対称の台形を、回転軸22の軸方向に沿って互い違いに重ね合わせた断面となるように構成した。d2/d1は0.5となるようにd2を設定した。スクリーン204は、3段スクリーンである。また、後述する比較例のスクリーン214に比べて、スクリーン204の表面積は、1.4倍となった。
評価の結果、メディア分散装置104が連続稼動時間は、後述する比較例のメディア分散装置114に対して、1.8倍となった。
〔実施例5〕
図9は、実施例5のメディア分散装置106を側面側から見た図である。スクリーン206は、側面側から見た断面が上底d2[mm]、下底d1[mm]となる回転軸22に線対称の台形を、回転軸22の軸方向に沿って互い違いに重ね合わせた断面となるように構成した。d2/d1は0.3となるようにd2を設定した。スクリーン206は、5段スクリーンである。また、後述する比較例のスクリーン214に比べて、スクリーン206の表面積は、2.4倍となった。
評価の結果、メディア分散装置106が連続稼動時間は、後述する比較例のメディア分散装置114に対して、3.1倍となった。
〔実施例6〕
図10は、実施例6のメディア分散装置108を側面側から見た図である。スクリーン208は、スクリーン208の上面と下面に直径d1[mm]となる円筒を構成するとともに、直径d2[mm]、高さh2[mm]の3つの円筒を等間隔となるように構成した。また、後述する比較例のスクリーン214に比べて、スクリーン208の表面積は、1.3倍となった。
評価の結果、メディア分散装置108が連続稼動時間は、後述する比較例のメディア分散装置114に対して、1.6倍となった。
〔実施例7〕
図11は、実施例7のメディア分散装置110を側面側から見た図である。スクリーン210は、スクリーン210の上面と下面に直径d1[mm]となる円筒を構成するとともに、直径d2[mm]、高さh2[mm]の5つの円筒を等間隔となるように構成した。d2/d1は0.3となるようにd2を設定した。また、後述する比較例のスクリーン214に比べて、スクリーン210の表面積は、1.9倍となった。
評価の結果、メディア分散装置110が連続稼動時間は、後述する比較例のメディア分散装置114に対して、2.3倍となった。
〔比較例〕
図12は、比較例のメディア分散装置114を側面側から見た図である。スクリーン214は、直径d1[mm]、高さh[mm]の円筒である。
前述した実施例1〜7までの評価の結果は、比較例の結果を基準として示したものである。
〔考察〕
前述した実施例1〜7及び比較例の評価結果より、以下のことが分かった。実施例1〜7は、比較例よりもメディア分散装置の連続稼動時間が長くなる。また、スクリーンの表面積が広いほど、メディア分散装置の連続稼動時間が長くなる。
10 容器
10A 容器
14 入口部
14A 入口部
16 出口部
16A 出口部
20 ローター(攪拌部材の一例)
20A ローター(攪拌部材の一例)
22 回転軸
100 メディア分散装置
102 メディア分散装置
104 メディア分散装置
106 メディア分散装置
108 メディア分散装置
110 メディア分散装置
200 スクリーン
202 スクリーン
204 スクリーン
206 スクリーン
208 スクリーン
210 スクリーン
212 スクリーン
220 スクリーン
222 スクリーン
224 スクリーン
226 スクリーン
228 スクリーン
230 スクリーン
232 スクリーン
234 スクリーン
236 スクリーン

Claims (5)

  1. 分散媒、分散質及び分散媒体を含む分散液を収容する容器内で回転する攪拌部材の回転軸の軸方向から見た複数の前記攪拌部材の断面形状が、前記回転軸を中心とした直径の異なる円形状を有する断面形状であるとともに、前記分散液から前記分散媒体を分離するスクリーン。
  2. 前記軸方向において、前記直径の異なる円形状を有する断面形状から選択した1つの断面形状は、前記選択した1つの断面形状よりも小さい円形状を有する断面形状により挟まれている、又は、前記選択した1つの断面形状よりも大きい円形状を有する断面形状により挟まれている、請求項1記載のスクリーン。
  3. 高さをh(m)、前記円形状を有する断面形状の最大直径をd(m)とした場合、表面積がh×π×d(m)よりも大きい、請求項1又は2に記載のスクリーン。
  4. 前記分散媒及び前記分散質の入口部及び出口部が設けられた容器と、
    前記分散液を攪拌させる攪拌部材と、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載のスクリーンと、
    を備えたメディア分散装置。
  5. 請求項4のメディア分散装置を用いて、
    前記容器内に分散媒体を収容する工程と、
    前記入口部から前記容器内に前記分散媒及び前記分散質を入れる工程と、
    前記攪拌部材を回転させることで前記分散液を攪拌させ、前記分散質から粉砕した分散質を作る工程と、
    前記スクリーンを用いて前記分散液から前記分散媒体を分離させ、前記分散媒及び前記粉砕した分散質を通過させる工程と、
    前記出口部から前記容器外に前記分散媒及び前記粉砕した分散質を取り出す工程と、
    前記分散媒及び前記粉砕した分散質から前記分散媒を分離させ、粉体を抽出する工程と、
    を含む粉体の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019225502A1 (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 プライミクス株式会社 攪拌装置
WO2022119087A1 (ko) * 2020-12-01 2022-06-09 주식회사 엘지에너지솔루션 이차전지 재료 분산용 수평형 비드밀 및 도전재 분산방법

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