JP2014042863A - 殺菌水生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高濃度の次亜塩素酸を迅速に供給可能な殺菌水生成装置を提供すること。
【解決手段】この殺菌水生成装置WDは、一対の濃縮用電極2a、4aに電圧を印加することで水中の塩化物イオンを捕集する捕集モードと、捕集モードの実行によって捕集された塩化物イオンを陽極から脱離させる脱離モードと、脱離モードの実行によって陽極から脱離された塩化物イオンを含む水を電解槽1で電気分解する電解モードを実行可能に構成され、脱離モードにおいて、濃縮流路17及びバイパス流路18を流れる水を循環させることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、塩化物イオンを含む水を電気分解して陽極に塩素を発生させ、この塩素と水の反応により次亜塩素酸を含む殺菌水を生成する殺菌水生成装置に関する。
高効率で且つ高濃度の次亜塩素酸を発生させる装置として、下記特許文献1に記載のものが知られている。下記特許文献1に記載されている装置は、未処理の海水中の微生物を殺滅又は殺菌する塩素処理手段を備え、塩素処理手段は、未処理の海水中に含まれる塩化物イオンの濃度を高める濃縮手段と、濃縮手段の下流側に配置され、塩化物イオン濃度を高めた海水を電気分解して次亜塩素酸を発生させる電解装置とを有する。
特開2009−274028号公報
上記特許文献1に記載の装置では、濃縮手段に用いる濃縮装置として、電気透析法を用いる濃縮装置が適用可能であることが記載されている。電気透析法は、イオン交換膜と一対の電極を用いて塩化物イオンを濃縮させるものであるから、使用に伴ってイオン交換膜の目詰りが進行するものであり、定期的にイオン交換膜のメンテナンスが必要である。
そこで本発明者らは、濃縮装置において、イオン交換膜を用いずに、陽極の表面に直接塩化物イオンを捕集し、その塩化物イオンを含む水を電解装置に供給し、電解装置で電気分解して陽極に塩素を発生させ、その塩素と水との反応により次亜塩素酸を含む殺菌水を生成する殺菌水生成装置が提供可能か検討した。このような殺菌水生成装置では、濃縮装置の陽極に捕集した塩化物イオンを適切なタイミングで脱離させることが必要である。しかし、濃縮装置の一対の電極への電圧印加が終了しても、電極に残存する電荷によって塩化物イオンの陽極からの脱離が短時間で行われないことから、電解装置に供給される水の塩化物イオン濃度が高まらず、電解装置において高濃度の次亜塩素酸を生成できないという新たな解決すべき課題を見出した。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高濃度の次亜塩素酸を含む殺菌水を迅速に供給可能な殺菌水生成装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る殺菌水生成装置は、塩化物イオンを含む水を電気分解して陽極に塩素を発生させ、この塩素と水の反応により次亜塩素酸を含む殺菌水を生成する殺菌水生成装置において、給水源から供給される水が通る給水路と、前記給水路に設けられ、一対の濃縮用電極を有し、前記一対の濃縮用電極間に電圧を印加することで前記給水路を通る水に含まれる塩化物イオンを捕集する濃縮領域と、前記濃縮領域の下流側における前記給水路に設けられ、一対の電解用電極を有し、前記一対の電解用電極間に電圧を印加することで前記給水路を流れる水を電気分解する電解領域と、前記給水路における水の通り方と、前記一対の濃縮用電極間に印加する電圧と、前記一対の電解用電極間に印加する電圧とを制御する制御手段と、を備える。前記給水路は、前記濃縮領域が設けられた濃縮流路と、前記濃縮領域の上流側に設けられた分岐部において前記濃縮流路から分岐し前記濃縮領域の下流側に設けられた合流部において前記濃縮流路に合流するバイパス流路とを有する。前記制御手段は、前記給水源から供給された水を前記濃縮流路に通し、前記一対の濃縮用電極間に電圧を印加することで前記濃縮用電極に塩化物イオンを捕集する捕集モードと、前記捕集モードの実行によって捕集された塩化物イオンを前記濃縮用電極から脱離させる脱離モードと、前記脱離モードの実行によって前記濃縮用電極から脱離された塩化物イオンを含む水を前記電解領域に供給し、前記一対の電解用電極に電圧を印加することでその供給された水電気分解して次亜塩素酸を含む殺菌水を生成する電解モードと、を実行可能であって、前記脱離モードの実行時に、前記濃縮流路と前記バイパス流路とにおいて水を循環させる。
本発明では、上流側の分岐部から濃縮流路とバイパス流路とが分岐し、合流部において合流するように構成されている。脱離モードの実行時には、濃縮流路とバイパス流路において水を循環させるので、濃縮用電極において捕集された塩化物イオンが水勢によって濃縮用電極から引き離され、濃縮流路からバイパス流路を経由して再び濃縮流路に流入する水に蓄積される。このように濃縮用電極からの塩化物イオンの脱離と水の循環とを組み合わせることで、水勢によって塩化物イオンの脱離を促進させると共に循環する水中に塩化物イオンを蓄積することができ、塩化物イオンの濃度を確実に上昇させることができる。本発明では、脱離モードの後に電解モードを実行するので、塩化物イオン濃度が上昇した水を電気分解することになり、高濃度の次亜塩素酸を含む殺菌水を迅速に生成することができる。
また、本発明に係る殺菌水生成装置では、前記電解領域は、前記合流部よりも下流側に設けることも好ましい。
電解領域は濃縮領域よりも下流側に設けることが好ましいものであるが、濃縮領域と合流部との間に電解領域を配置するよりも、合流部よりも更に下流側に電解領域を配置することが殺菌水の生成効率及び装置保全の観点から好ましいものである。電解領域を濃縮流路又はバイパス流路に設けると、電解モードにおいても塩化物イオンを含んだ水を濃縮流路及びバイパス流路に循環させ、その循環している水を電気分解することになる。電気分解した水は順次次亜塩素酸を含んだ酸性の殺菌水となるため、濃縮用電極の腐食を引き起こしてしまうことになる。一方、この腐食の問題を回避するため、循環させずに電解モードを実行すると、電解領域よりも下流側の水が電気分解に供されないことになり、捕集モードにおける水の循環によって塩化物イオン濃度を上げた効果が十分に発揮されず、殺菌水の生成効率が上がらなくなってしまう。そこでこの好ましい態様によれば、電解領域を合流部よりも下流側に設けるといった配置上の工夫により、電気分解により生成した殺菌水を濃縮領域に循環させることなく、濃縮流路及びバイパス流路に存在する塩化物イオンを確実に電解領域に供給して電気分解に利用し、高濃度の次亜塩素酸を含む殺菌水を生成することができる。
また、本発明に係る殺菌水生成装置では、前記給水源から供給された水を前記分岐部から前記濃縮流路又は前記バイパス流路に流入させる分流手段を設け、前記制御手段は、前記電解モードの実行にあたって、前記給水源から供給された水を前記分岐部から前記濃縮流路を通し、前記合流部から前記電解領域へと流出させるように前記分流手段を制御することも好ましい。
本発明においては上述したように、脱離モードの実行によって濃縮電極に捕集されている塩化物イオンを脱離させ、濃縮流路及びバイパス流路内の水を循環させることで塩化物イオンの脱離を更に促進させその濃度を高めている。しかしながら、脱離モードの実行においても塩化物イオンが完全に濃縮電極から脱離されることはないため、分流手段によって電解モードの実行時に濃縮流路に水を通すことで、既に脱離した塩化物イオンを含む水を電解領域に供給すると共に、濃縮電極に残留している塩化物イオンの更なる脱離を促進し、塩化物イオンをより確実に電解領域に供給することができる。
また、本発明に係る殺菌水生成装置では、前記濃縮流路の容積が前記バイパス流路の容積よりも大きくなるように構成されていることも好ましい。
この好ましい態様では、脱離モードの実行によって塩化物イオンを含むことになった水の多くを濃縮流路に存在させることができる。電解モードでは分流手段によって濃縮流路に水が供給されるので、塩化物イオン濃度が高まった水をより多く電解領域に供給することができる。
また、本発明に係る殺菌水生成装置では、水を加圧して送り出すポンプを前記バイパス流路に設け、前記制御手段は、前記捕集モードにおいては前記ポンプを駆動せず、前記脱離モードにおいて前記ポンプを駆動することも好ましい。
この好ましい態様では、バイパス流路にポンプを設け、捕集モードにおいてはそのポンプを駆動させない。これにより、駆動しないポンプはバイパス流路を流れようとする水にとって抵抗となることから、ポンプが分流手段としての機能を果たし、給水源から供給された水を濃縮流路に流入させることができる。従って、捕集モードにおいて、大きな容積の濃縮流路に多くの水を供給することができ、塩化物イオンを確実に捕集することができる。一方、脱離モードではポンプを駆動するので、バイパス流路及び濃縮流路に存在する水を確実に循環させ、濃縮電極から塩化物イオンを脱離させることができる。
また、本発明に係る殺菌水生成装置では、前記ポンプは、その駆動によって前記バイパス流路において前記分岐部から前記合流部に向けて水の流れが形成されるように配置されており、前記制御手段は、前記脱離モードから前記電解モードの初期にかけて前記ポンプを駆動することも好ましい。
この好ましい態様では、脱離モードによって塩化物イオン濃度が高まっているバイパス流路の水を、ポンプの駆動によって下流側の電解領域に供給することができ、バイパス流路における塩化物イオンの残存を抑制して高濃度の次亜塩素酸を生成することができる。
また、本発明に係る殺菌水生成装置では、前記ポンプは、前記分岐部よりも前記合流部の近くに配置されていることも好ましい。
上述したようにポンプは分岐部から合流部に向けて水の流れを形成するものであるから、ポンプを合流部側に配置することで、ポンプによって水勢が高められ乱れの大きい水を、極力その状態を保ったまま濃縮流路の濃縮領域に供給することができる。従って、濃縮電極からの塩化物イオンの脱離をより促進することができる。
本発明によれば、高濃度の次亜塩素酸を含む殺菌水を迅速に供給可能な殺菌水生成装置を提供することができる。
本発明の一実施形態である殺菌水生成装置が設置された水洗大便器を示す斜視図である。 図1に示す殺菌水生成装置の殺菌洗浄時の流路系統図である。 図2に示す殺菌水生成装置に用いられる電解槽を説明するための模式図である。 第1電圧を決定する手順を示すフローチャートである。 電気伝導度と第1電圧との関係を示す図である。 図2に示す殺菌水生成装置の動作を示すフローチャートである。 図2に示す殺菌水生成装置の動作を示すタイミングチャートである。 捕集モードにおける流路系統図である。 脱離モードにおける流路系統図である。 電解モードにおける流路系統図である。 電解モードにおける流路系統図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態である殺菌水生成装置を含む衛生洗浄装置が設置されてなる水洗大便器を示す斜視図である。同図に示すように、衛生洗浄装置100は、水洗式の洋式大便器110の便器120上に設置されて用いられる。そして、コントローラにより操作することにより、洗浄ノズル14が便器120内に進出し、洗浄水を洗浄ノズル14の先端から人体局所(おしりなど)に向けて噴出することにより、人体局所を洗浄することができる。
図2は、本発明の一実施形態である殺菌水生成装置WDの殺菌洗浄時の流路系統図である。なお、同図には、殺菌洗浄に関連しない要素については図示を省略しているが、本実施形態の衛生洗浄装置は、周知の人体局部を洗浄するために必要な構成を備えている。
図2に示すように、本実施形態による殺菌洗浄時における殺菌水生成装置WDの流路系統10は、水道管といった給水源12と洗浄ノズル14とを繋ぐ給水路を構成する上流流路16、濃縮流路17、バイパス流路18、及び下流流路19を備えている。上流流路16は、給水源12と濃縮流路17及びバイパス流路18とを繋ぐ流路である。下流流路16は、濃縮流路17及びバイパス流路18と洗浄ノズル14とを繋ぐ流路である。
濃縮流路17には、濃縮領域である濃縮槽6が設けられている。濃縮流路17においては、濃縮槽6よりも上流側に分岐部20が設けられ、濃縮槽6よりも下流側に合流部21が設けられている。バイパス流路18は、分岐部20において濃縮流路17から分岐し、合流部21において濃縮流路17に合流するように設けられている。本実施形態の場合、濃縮流路17の容積が、バイパス流路18の容積よりも大きくなるように構成されている。
上流流路16には、電磁弁8(第1電磁弁)が設けられている。バイパス流路18には、水を加圧して送り出すポンプ7が設けられている。ポンプ7は、バイパス流路18において、分岐部20よりも合流部21側に配置されている。ポンプ7は、分岐部20から合流部21に向けて水の流れを形成するように配置されている。
下流流路19には、上流側から順に、電磁弁9(第2電磁弁)と、電解領域である電解槽1と、洗浄バルブ28とが設けられている。下流流路19の電解槽1の下流側であって洗浄バルブ28の上流側には分岐部21が設けられている。分岐部21において下流流路19から分岐し、下方に向かって延びる排水流路20が設けられている。排出流路23には、排出バルブ30が設けられている。
電磁弁8、電磁弁9、洗浄バルブ28、及び排出バルブ30は、制御部24と通信可能なように接続されている。濃縮槽6、ポンプ7、及び電解槽1も、制御部24と通信可能なように接続されている。電磁弁8は、制御部24の指令に基づいて開閉し、給水源12から供給された水が、下流の濃縮流路17及びバイパス流路18に流入することを制御する。また、電磁弁9は、制御部24の指令に基づいて開閉し、合流部21から流出する水が、下流の下流流路19に流入することを制御する。電磁弁8、9は、例えば濃縮槽6における捕集モード(詳細は後述する)の実行時や、電解槽1における電解モード(詳細は後述する)の実行時に開くように制御される。
下流流路19は、洗浄ノズル14の吐水口における断面積(すなわち、下流流路19の最小流路断面積)が、排出流路23の最小流路断面積に比べて小さくなるように構成されている。これにより、下流流路19に比べて、排出流路23の圧力損失が小さくなっている。洗浄ノズル14のノズル孔からは、給水源12からの一次圧により、洗浄バルブ28を開くことで水が吐出する。洗浄ノズル14には、人体局部に向けて水を吐出する複数のノズル孔が設けられている他、そのノズル孔に水を供給する流路が内部に設けられている。洗浄ノズルは、ノズル孔から吐出する水により、洗浄ノズル自身の外表面を洗浄することも可能である。
洗浄バルブ28は、制御部24の指令に基づいて開閉し、洗浄ノズル14への水の流入を制御する。洗浄バルブ28は、下流流路19の開閉のみならず、開度の調整も可能なように構成されている。洗浄バルブ28の開度が大きいほど、流量及び流速も大きなものとなる。洗浄バルブ28の開度を調整することで、上流側に配置されている電解槽1における流速を調整することができる。
排出流路23の分岐部22の下流側には、制御部24と通信可能に接続された排出バルブ30が設けられている。排出バルブ30は、制御部24の指令に基づいて開閉し、排出流路23への水の流入を制御する。これら排出流路23及び排出バルブ30により排出機構32が構成される。なお、本実施形態では、下流流路19を分岐して排出流路23を設けているが、これに限らずに、下流流路19の下面に開口を設けるのみでもよい。また、本実施形態では、排出流路23に排出バルブ30を設けて、これにより排出流路23を流れる水流を制御しているが、これに限らず、ポンプ等を用いて、排出流路23を流れる水流を制御することもできる。
排出バルブ30は、電解槽1における電解モード(詳細は後述する)の実行時や、水の電気伝導度の測定時に開かれる。排出バルブ30から排出される水は便器120のボウル部に排出される。
制御部24(制御手段)は、給水源12に設けられている給水バルブ(図示しない)を制御し、上流流路16に流れる水量を調整することができる。制御部24は、濃縮槽6に配置される一対の濃縮用電極に電圧を印加するタイミングを制御し、その電圧も可変可能なように構成されている。制御部24は同様に、電解槽1に配置される一対の電解槽電極に電圧を印加するタイミングを制御し、その電圧も可変可能なように構成されている。
制御部24は、塩化物イオンが濃縮用電極の陽極に引き寄せられるように、濃縮槽6の一対の濃縮用電極間に印加する電圧を第1電圧となるように制御する(捕集モード)。制御部24は、電解槽1の一対の電解用電極間に印加する電圧が、準備用電圧や測定用電圧となるように制御する。制御部24は、濃縮用電極に捕集された塩化物イオンを脱離させるように制御する(脱離モード)。制御部24は、電解槽1の一対の電解用電極間に印加する電圧が、次亜塩素酸又は次亜塩素酸イオンを生成する電圧となるように制御する(電解モード)。
図3は、電解槽1及び濃縮槽6を説明するための模式図である。同図に示すように、濃縮槽6は、一対の濃縮用電極2a,4aを有し、これら濃縮用電極2a,4aの間に電圧を印加することができるように構成されている。濃縮槽6では、塩化物イオンの捕集のみを行なっている。また、電解槽1は、一対の電解用電極2b,4bを有し、これら電解用電極2b,4bの間に電圧を印加することにより、水を電気分解する。
水道水を電気分解すると、式(1)及び式(2)の反応が起き、陽極からは酸素が、陰極からは水素が発生する。
陽極:2H2O→4H++O2+4e- (1)
陰極:4H2O+4e-→2H2+4OH- (2)
ここで、電極触媒として、白金・イリジウム(Pt・IrO2)を塗布した電極を用いることにより、式(3)に示すように、陽極で塩素が生成する。
陽極:2Cl-→Cl2+2e- (3)
塩素はpHにより、塩素、次亜塩素酸(HClO)、次亜塩素酸イオン(ClO-)となる(式4、式5参照)。次亜塩素酸(HClO)、次亜塩素酸イオン(ClO-)は、殺菌力を有するものである。
陽極:Cl2+H2O→HClO+H2+Cl- (4)
陽極:HClO→ClO-+H+ (5)
式(3)の反応に至る前に、水道水中の塩化物イオンが陽極に引き寄せられることから、式(3)の反応が起こらないような電圧を印加することで、陽極表面に塩化物イオンを未反応のまま捕集することができる。
続いて、図4を参照しながら、制御部24による第1電圧の決定手順を説明する。図4は、第1電圧を決定する手順を示すフローチャートである。図4に示すフローは、装置設置後の初回通電時に行ったり、定期的に行ったりするものである。
ステップS11では、電磁弁8、電磁弁9、及び排出バルブ30を開いて、上流流路16から濃縮流路17を通り、下流流路19から電解槽1を通って排出流路23に至る流れを形成する。ステップS12では、電解槽1に設けられた一対の電解用電極2b,4bを利用して、水の電気伝導率を測定する。
ステップS13では、測定された電気伝導率に基づいて、第1電圧を決定する。図5に、電気伝導率と第1電圧との関係の一例を示す。このような対応関係は、予め設定され、制御部24のメモリに格納されている。図5に例示するように、水の電気伝導率が低いほど、給水される水が含有する塩化物イオン濃度は低いものと想定される。
ステップS14では、ステップS13にて決定された第1電圧V1をメモリに格納する。ステップS15では、排出バルブ30を閉じる。
続いて、図6、図7、図8、図9、図10、及び図11を参照しながら、殺菌洗浄する際の制御部24の動作について説明する。図6は、図2に示す殺菌水生成装置WDの動作を示すフローチャートである。図7は、図6に示すフローチャートで殺菌水生成装置WDを動作させた場合の、各バルブの動きや塩化物イオン濃度等を示すグラフである。図7の(A)は排出バルブ30、洗浄バルブ28、電磁弁8(第1電磁弁)、及び電磁弁9(第2電磁弁)の開閉状況を示している。図7の(B)は濃縮電極に印加する電圧を示し、図7の(C)は電解槽1の電解用電極2b,4bに印加する電圧を示し、図7の(D)はポンプ7のON、OFF状況を示し、図7の(E)は電解用電極における電気伝導率の変化を示し、図7の(F)は濃縮槽6の濃縮用電極2a,4aにおける電気伝導率の変化を示している。図8は、捕集モードにおける流路系統図である。図9は、脱離モードにおける流路系統図である。図10及び図11は、電解モードにおける流路系統図である。
ステップS21では、電磁弁8、9を開く。ステップS22では、排出バルブ30を開いて、上流流路16に流れを形成する(時刻t0)。ステップS23では、濃縮槽6の一対の濃縮用電極2a,4aに第1電圧V1を印加する(時刻t1)。同じタイミングで、ステップS24では、電解槽1の一対の電解用電極2b,4bに測定用電圧Vm1を印加する。ステップS25では、第1電圧V1の印加開始から時間T1が経過したか否かを判断する。ステップS25の判断の結果、時間T1が経過するとステップS26の処理に進み、時間T1が経過しなければステップS25の判断を繰り返す。
ステップS26では、電解槽1での検知結果に基づいて、電気伝導率σaが閾値σa1を上回っているか判断する。流れる水の電気伝導率σaが閾値σa1を上回っていればステップS28の処理に進み、上回っていなければステップS27の処理に進む。この段階では、図8に示すように、塩化物イオンの捕集が進行している。電解槽1における電気伝導率σaを検知することで、塩化物イオンの捕集の進行度合いを判断することができる。
ステップS27では、第1電圧V1の印加開始から時間T2(T2>T1)が経過しているか判断する。第1電圧V1の印加から時間T2が経過していなければステップS26の処理に戻り、第1電圧V1の印加から時間T2が経過していればステップS28の処理に進む。
ステップS28では、排出バルブ30を閉じる(時刻t2)。ステップS29では、電磁弁8、9を閉じる。ステップS30では、濃縮槽6の一対の濃縮用電極2a,4aへの測定用電圧Vm2の印加を開始する。ステップS31では、電解槽1の一対の電解用電極2a,4aへの測定用電圧Vm1の印加を停止する。S32では、ポンプの駆動を開始する。この段階では、図9に示すように、ポンプの駆動により濃縮槽6に向けて水を送り出すことで、濃縮用電極4aに捕集された塩化物イオンの脱離を促進させることができる。また、濃縮用電極2a,4aの電圧を、捕集モードでの電圧V1の印加の方向とは反対となる測定用電圧Vm2に変更することで、塩化物イオンの脱離を促進させることができる。
ステップS33では、濃縮槽6での検知結果に基づいてΔσb/Δtが閾値Xを下回っているか否か判断する。Δσb/Δtが閾値Xを下回っている場合には、ステップS34の処理に進む。なお、この段階では、濃縮流路17及びバイパス流路18に塩化物イオンを含む水が循環しているので、下流側の電解槽1では、塩化物イオンの脱離の進行度合いを確認できないが、濃縮用電極の電気伝導率σbを監視することで、塩化物イオンの脱離の進行度合いを確認することができる。
ステップS34では、電解槽1の一対の電解用電極2a,4aへ電圧Veの印加を開始する。ステップS35では、洗浄バルブ28を開き、洗浄ノズル14から殺菌水を吐出する(時刻t3)。ステップS36では、電磁弁8、9を開く。ステップS37では、電磁弁8、9を開いてから時間T3が経過しているか判断し、時間T3が経過するとステップS38の処理に進む。この段階では、図10に示すように、濃縮流路17及びバイパス流路18に循環していた塩化物イオンを含む水が、下流側に設けられた電解槽1に流入していく。なお、濃縮流路17及びバイパス流路18から塩化物イオンが減少するので、図7の(F)に示すように、濃縮用電極における電気伝導率σbは減少していく。
ステップS38では、ポンプ7の駆動を停止する。ステップS39では、濃縮槽6での検知結果に基づいて、電気伝導率σbが閾値σb1を下回っているか判断する。流れる水の電気伝導率σbが閾値σb1を下回っていればステップS41の処理に進み、下回っていなければステップS40の処理に進む。この段階では、図11に示すように、ポンプ7を駆動させない場合は、バイパス流路18を通過する水に対して抵抗となるので、給水源12から供給される水は、バイパス流路18よりも濃縮流路17に多く流入し、下流側の電解槽1で電気分解され、次亜塩素酸を含む殺菌水が生成される。
ステップS40では、測定用電圧Vm2の印加開始から時間T4が経過しているか判断する。測定用電圧Vm2の印加から時間T4が経過していなければステップS39の処理に戻り、測定用電圧Vm2の印加から時間T4が経過していればステップS41の処理に進む。
ステップS41では、濃縮槽6の一対の濃縮用電極2a,4aへの測定用電圧Vm2の印加を停止する。この段階では、循環流路17に塩化物イオンが残存しているので、時間T5が経過するまでは、電解槽1で電気分解される。ステップS42では、測定用電圧Vm2の印加を停止してから、時間T5が経過しているか判断し、時間T5が経過するとステップS43の処理に進む。
ステップS43では、洗浄バルブ28を閉じる。ステップS44では、電磁弁8、9を閉じる。ステップS45では、電解槽1の一対の電解用電極2b,4bへの電圧の印加を停止する。
上述したように本実施形態における殺菌水生成装置WDは、塩化物イオンを含む水を電気分解して陽極に塩素を発生させ、この塩素と水の反応により次亜塩素酸を含む殺菌水を生成するものであって、給水源12から供給される水が通る給水路と、給水路を構成する濃縮流路17に設けられ、一対の濃縮用電極2a,4aを有し、一対の濃縮用電極2a,4a間に電圧を印加することで濃縮流路17を通る水に含まれる塩化物イオンを引き寄せる濃縮領域としての濃縮槽6と、濃縮槽6の下流側における給水路を構成する下流流路19に設けられ、一対の電解用電極2b,4bを有し、一対の電解用電極2b,4b間に電圧を印加することで下流流路19を流れる水を電気分解する電解領域としての電解槽1と、給水路における水の通り方と、一対の濃縮用電極2a,4a間に印加する電圧と、一対の電解用電極2b,4b間に印加する電圧とを制御する制御手段としての制御部24と、を備える。
本実施形態の場合、給水路は、濃縮領域である濃縮槽6が設けられた濃縮流路17と、濃縮槽6の上流側に設けられた分岐部20において濃縮流路17から分岐し濃縮槽6の下流側に設けられた合流部21において濃縮流路17に合流するバイパス流路18と、を有する。
制御部24は、捕集モードと、脱離モードと、電解モードとを実行可能なように構成されている。捕集モードでは、給水源12から供給された水を濃縮流路17に通し、一対の濃縮用電極2a,4aに電圧を印加することで水中の塩化物イオンを捕集する(図6のステップS21〜S29)。脱離モードでは、捕集モードの実行によって捕集された塩化物イオンを濃縮用電極2a,4aの陽極から脱離させる(図6のステップS30〜S33)。電解モードでは、脱離モードの実行によって濃縮用電極2a,4aの陽極から脱離された塩化物イオンを含む水を電解槽1に供給し、一対の電解用電極2b,4bに電圧Veを印加することで塩化物イオンを含む水を電解処理し次亜塩素酸を生成する(ステップS34〜S45)。制御部24は、脱離モードの実行時に、濃縮流路17とバイパス流路18とにおいて水を循環させている。
本実施形態では、上流側の分岐部20から濃縮流路17とバイパス流路18とが分岐し、合流部21において再合流するように構成されている。脱離モードの実行時には、濃縮流路17とバイパス流路18において水を循環させるので、濃縮用電極2a,4aの陽極側において捕集された塩化物イオンが水勢によって濃縮用電極2a,4aの陽極側から引き離され、濃縮流路17からバイパス流路18を経由して再び濃縮流路17に流入する水に蓄積される。このように濃縮用電極2a,4aからの塩化物イオンの脱離と水の循環とを組み合わせることで、水勢によって塩化物イオンの脱離を促進させると共に循環する水中に塩化物イオンを蓄積することができ、塩化物イオンの濃度を確実に上昇させることができる。本実施形態では、脱離モードの後に電解モードを実行するので、塩化物イオン濃度が上昇した水を電気分解することになり、高濃度の次亜塩素酸を含む殺菌水を迅速に生成することができる。
また、本実施形態では、電解槽1は、合流部21よりも下流側に設けられている。
電解槽1は濃縮槽6よりも下流側に設けることが好ましいものであるが、濃縮槽6と合流部21との間に電解槽1を配置するよりも、合流部21よりも更に下流側に電解槽1を配置することが殺菌水の生成効率及び装置保全の観点から好ましいものである。仮に、電解槽1を濃縮流路17又はバイパス流路18に設けると、電解モードにおいても塩化物イオンを含んだ水を濃縮流路17及びバイパス流路18に循環させ、その循環している水を電気分解することになる。電気分解した水は順次次亜塩素酸を含んだ酸性の殺菌水となるため、濃縮用電極2a,4aの腐食を引き起こしてしまうことになる。一方、この腐食の問題を回避するため、循環させずに電解モードを実行すると、電解槽1よりも下流側の水が電気分解に供されないことになり、捕集モードにおける水の循環によって塩化物イオン濃度を上げた効果が十分に発揮されず、殺菌水の生成効率が上がらなくなってしまう。そこで、電解槽1を合流部21よりも下流側に設けるといった配置上の工夫により、電気分解により生成した殺菌水を濃縮槽6に循環させることなく、濃縮流路17及びバイパス流路18に存在する塩化物イオンを確実に電解槽1に供給して電気分解に利用し、高濃度の次亜塩素酸を含む殺菌水を生成することができる。
また、本実施形態では、給水源12から供給された水を分岐部20から濃縮流路17又はバイパス流路18に流入させる分流手段として機能するポンプ7を設け、制御部24は、電解モードの実行にあたって、給水源12から供給された水を分岐部20から濃縮流路17を通し、合流部21から電解槽1へと流出させるようにポンプ7を制御する。
本実施形態においては上述したように、脱離モードの実行によって濃縮電極2a,4aに捕集されている塩化物イオンを脱離させ、濃縮流路17及びバイパス流路18内の水を循環させることで塩化物イオンの脱離を更に促進させその濃度を高めている。しかしながら、脱離モードの実行においても塩化物イオンが完全に濃縮電極2a,4aから脱離されることはないため、分流手段であるポンプ7を停止することによって電解モードの実行時に濃縮流路17に水を通すことができ、既に脱離した塩化物イオンを含む水を電解槽1に供給すると共に、濃縮電極2a,4aに残留している塩化物イオンの更なる脱離を促進し、塩化物イオンをより確実に電解槽1に供給することができる。
また、本実施形態では、濃縮流路17の容積がバイパス流路18の容積よりも大きくなるように構成されている。
このように流路容積を設定することで、脱離モードの実行によって塩化物イオンを含むことになった水の多くを濃縮流路17に存在させることができる。電解モードでは分流手段であるポンプ7の停止によって濃縮流路17に水が供給されるので、塩化物イオン濃度が高まった水をより多く電解槽1に供給することができる。
また、本実施形態では、水を加圧して送り出すポンプ7をバイパス流路18に設け、制御部24は、捕集モードにおいてはポンプ7を駆動せず、脱離モードにおいてポンプ7を駆動する。
このように、バイパス流路18にポンプ7を設け、捕集モードにおいてはそのポンプ7を駆動させないので、ポンプ7が分流手段としての機能を果たし、給水源12から供給された水を濃縮流路17に流入させることができる。従って、大きな容積の濃縮流路17に多くの水を供給することができ、塩化物イオンを確実に捕集することができる。一方、脱離モードではポンプ7を駆動するので、バイパス流路18及び濃縮流路17に存在する水を確実に循環させ、濃縮電極2a,4aから塩化物イオンを脱離させることができる。
また、本実施形態では、ポンプ7は、バイパス流路18において分岐部20から合流部21に向けて水の流れが形成されるように配置されており、制御部24は、脱離モードから電解モードの初期にかけてポンプ7を駆動する。
このように駆動することで、脱離モードによって塩化物イオン濃度が高まっているバイパス流路18の水を、ポンプ7の駆動によって下流側の電解槽1に供給することができ、バイパス流路18における塩化物イオンの残存を抑制して高濃度の次亜塩素酸を生成することができる。
また、本実施形態では、ポンプ7は、分岐部20よりも合流部21の近くに配置されている。
上述したようにポンプ7は分岐部20から合流部21に向けて水の流れを形成するものであるから、ポンプ7を合流部21側に配置することで、ポンプ7によって水勢が高められ乱れの大きい水を、極力その状態を保ったまま濃縮流路17の濃縮槽6に供給することができる。従って、濃縮電極2a,4aからの塩化物イオンの脱離をより促進することができる。
1:電解槽
6:濃縮槽
7:ポンプ
10:流路系統
12:給水源
14:洗浄ノズル
16:上流流路
17:濃縮流路
18:バイパス流路
19:下流流路
20:分岐部
21:合流部
22:分岐部
23:排出流路
24:制御部
28:洗浄バルブ
30:排出バルブ
32:排出機構
100:衛生洗浄装置
110:洋式大便器
120:便器
WD:殺菌水生成装置

Claims (7)

  1. 塩化物イオンを含む水を電気分解して陽極に塩素を発生させ、この塩素と水の反応により次亜塩素酸を含む殺菌水を生成する殺菌水生成装置において、
    給水源から供給される水が通る給水路と、
    前記給水路に設けられ、一対の濃縮用電極を有し、前記一対の濃縮用電極間に電圧を印加することで前記給水路を通る水に含まれる塩化物イオンを捕集する濃縮領域と、
    前記濃縮領域の下流側における前記給水路に設けられ、一対の電解用電極を有し、前記一対の電解用電極間に電圧を印加することで前記給水路を流れる水を電気分解する電解領域と、
    前記給水路における水の通り方と、前記一対の濃縮用電極間に印加する電圧と、前記一対の電解用電極間に印加する電圧とを制御する制御手段と、を備え、
    前記給水路は、前記濃縮領域が設けられた濃縮流路と、前記濃縮領域の上流側に設けられた分岐部において前記濃縮流路から分岐し前記濃縮領域の下流側に設けられた合流部において前記濃縮流路に合流するバイパス流路とを有し、
    前記制御手段は、
    前記給水源から供給された水を前記濃縮流路に通し、前記一対の濃縮用電極に電圧を印加することで前記濃縮用電極に塩化物イオンを捕集する捕集モードと、
    前記捕集モードの実行によって捕集された塩化物イオンを前記濃縮用電極から脱離させる脱離モードと、
    前記脱離モードの実行によって前記濃縮用電極から脱離された塩化物イオンを含む水を前記電界領域に供給し、前記一対の電解用電極に電圧を印加することでその供給された水を電気分解して次亜塩素酸を含む殺菌水を生成する電解モードと、を実行可能であって、
    前記脱離モードの実行時に、前記濃縮流路の水が前記バイパス流路を経由して再び前記濃縮流路に流入するよう循環させることを特徴とする殺菌水生成装置。
  2. 前記電解領域は、前記合流部よりも下流側に設けられていることを特徴とする請求項1記載の殺菌水生成装置。
  3. 前記給水源から供給された水を前記分岐部から前記濃縮流路又は前記バイパス流路に流入させる分流手段を設け、
    前記制御手段は、前記電解モードの実行にあたって、前記給水源から供給された水を前記分岐部から前記濃縮流路を通し、前記合流部から前記電解領域へと流出させるように前記分流手段を制御することを特徴とする請求項2記載の殺菌水生成装置。
  4. 前記濃縮流路の容積が前記バイパス流路の容積よりも大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の殺菌水生成装置。
  5. 水を加圧して送り出すポンプを前記バイパス流路に設け、
    前記制御手段は、前記捕集モードにおいては前記ポンプを駆動せず、前記脱離モードにおいて前記ポンプを駆動することを特徴とする請求項4に記載の殺菌水生成装置。
  6. 前記ポンプは、その駆動によって前記バイパス流路において前記分岐部から前記合流部に向けて水の流れが形成されるように配置されており、
    前記制御手段は、前記脱離モードから前記電解モードの初期にかけて前記ポンプを駆動することを特徴とする請求項5に記載の殺菌水生成装置。
  7. 前記ポンプは、前記分岐部よりも前記合流部の近くに配置されていることを特徴とする請求項6記載の殺菌水生成装置。
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