JP2014042465A - 携帯端末及び携帯端末を備えた作業機操作システム - Google Patents

携帯端末及び携帯端末を備えた作業機操作システム Download PDF

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Abstract

【課題】指示表示部(タッチパネル)を備えた携帯端末を用いて、作業機の走行操作の指示を行うにあたって、簡単に作業機の走行操作を行うことができるようにする。
【解決手段】作業機2の操作を指示し且つ作業機2に関する情報を表示する指示表示部25を備え、指示表示部25の下側であって左右方向一方側は、作業機2の走行操作をスライド動作によって指示するスライド指示エリアSAとされ、左右方向一方側であってスライド指示エリアSAの上側は、作業機2の走行操作をプッシュ動作によって指示するプッシュ指示エリアPAとされている。
【選択図】図3

Description

本発明は、トラクタ、コンバイン、田植機等の農業機械、バックホーの建設機械等の作業機を、携帯端末によって操作するようにした携帯端末及び作業機操作システムに関する。
従来より、トラクタなどの作業機を遠隔で操作したいという要望があり、トラクタを操作する技術として特許文献1に示すものがある。
特許文献1では、エンジンを備えるとともに、機体に装着した作業機を昇降させる昇降装置と、前記作業機の傾斜角度を調節する傾斜装置とを機体に備える作業車両において、昇降装置および前記傾斜装置を遠隔操作可能にする機体に着脱自在に設けた操作部と、機体に設置した前記操作部からの情報を検出する検出部とからなるリモコン装置とを備えている。
特開2008−182913号公報
特許文献1のリモコン装置は、矩形状のリモコン本体に、複数の操作部(押しボタン)を設け、この押しボタンを押すことによって作業車両の昇降などの操作を行うことができるもので、作業車両専用のリモコン装置である。
さて、近年、スマートフォンなどの多機能の携帯端末が普及してきており、特許文献1とは違って多機能の携帯端末にて作業車両を操作したいという要望がある。この多機能の携帯端末は、様々な表示をすると共に指等を接触させることにより入力の操作も行うことができるタッチパネルが備えられている。このようなタッチパネルを用いて、作業車両を操作することが考えられるものの、作業車両の分野では、未だ、タッチパネルを用いた携帯端末で作業車両を操作するという技術は十分に開発されていないのが実情である。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、作業機の操作を指示し且つ作業機に関する情報を表示する指示表示部(タッチパネル)を備えた携帯端末を用いて、作業機の走行操作の指示を行うにあたって、簡単に作業機の走行操作を行うことができる携帯端末及び携帯端末を備えた作業機操作システムを提供することを目的としたものである。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
請求項1に係る発明は、作業機の操作を指示し且つ前記作業機に関する情報を表示する指示表示部を備え、前記指示表示部の下側であって左右方向一方側は、前記作業機の走行操作をスライド動作によって指示するスライド指示エリアとされ、前記左右方向一方側であって前記スライド指示エリアの上側は、前記作業機の走行操作をプッシュ動作によって指示するプッシュ指示エリアとされていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記スライド指示エリアは、前記指示表示部で指示可能な操作のうち、操作頻度の高い操作に関する指示を行う部分とされ、前記プッシュ指示エリアは前記スライド指示エリアよりも操作頻度の低い操作に操作に関する指示を行う部分とされていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記指示表示部に表示された走行用操作具が、前記スライド指示エリア上に設定された操作経由位置にスライドして移動すると共に、前記操作経由位置とは別に設定された操作決定位置にスライドして移動したときに、前記操作決定位置に対応した作業機の走行操作を指示する走行指示部を備えていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記スライド指示エリアには、前記作業機の前進を決定するための前進決定部と、前記作業機の後進を決定するための後進決定部とを、当該スライド指示エリアに設定された操作決定位置に表示しており、前記走行用操作具を前記前進決定部に移動させたときには、前記走行指示部は作業機の前進を指示し、前記走行用操作具を後進決定部に移動させたときには、前記走行指示部は作業機の後進を指示する。
請求項5に係る発明は、前記走行指示部による指示よりも前記作業機での操作が優先されているときは、前記指示表示部は作業機の操作が優先されている状態であることを示すことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、作業を行う作業機と、作業機の操作を指示し且つ前記作業機に関する情報を表示する指示表示部とを備えた携帯端末とを備え、前記指示表示部の下側であって左右方向一方側は、前記作業機の走行操作をスライド動作によって指示するスライド指示エリアとされ、前記左右方向一方側であって前記スライド指示エリアの上側は、前記作業機の走行操作をプッシュ動作によって指示するプッシュ指示エリアとされていることを特徴とする。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1及び請求項6に係る発明によれば、携帯端末を持った操作者の親指の可動範囲内であって当該親指を用いてスライド動作を行い易い部分が、スライド指定エリアとなり、また、操作者の親指の可動範囲内であって当該親指を用いてプッシュ動作を行い易い部分がプッシュ指定エリアとなる。それゆえ、操作者は、親指を用いて容易に走行操作の指定を行うことができる。即ち、指示表示部において、スライド指定エリア及びプッシュ指定エリアを適正化することにより、例えば、操作者が片手で携帯端末を持った状態で、親指を用いて走行操作の指定を簡単に行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、操作頻度の高い走行操作を、親指によるスライド動作によって素早く行うことができ、操作頻度の低い走行操作を、親指によるプッシュ動作によって素早く行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、走行用操作具をスライドさせることによって走行操作を行う場合に、走行用操作具を、必ず、操作経由位置を通過して操作決定位置に位置させなければ、走行操作を指令しないため、不用意な操作を防止しつつ確実に走行操作の指示を行うことができる。
請求項4に係る発明によれば、走行操作において、作業機の前進又は後進の指示を簡単に行うことができる。
請求項5に係る発明によれば、操作者に作業機側の走行操作が優先されていることを知らせることができる。
作業機操作システムの全体図である。 携帯端末と作業用アクセスポイント装置とのアクセスを行った後の携帯端末の指示表示部の遷移図である。 右利き用の指示表示部の拡大図である。 携帯端末を操作者が持ったときの状態を示す図である。 携帯端末の指示表示部に表示された走行用操作具の動きを説明する説明図である。 トラクタの全体側面図である。 左利き用の指示表示部の図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、作業機操作システムの全体図を示したものである。
図1に示すように、作業機操作システム1は、農業機械や建設機械等の作業機2を、携帯端末(作業機用リモコン)3で操作を行うものである。
以下、トラクタを携帯端末で操作することを例にとり、作業機操作システム1について詳しく説明する。
図6に示すように、トラクタ2は、前後に車輪を有する走行車両(走行車体)10に、エンジン11、変速装置12等が搭載されて構成されている。この走行車両10の後部には、3点リンク機構13などが昇降可能に設けられている。この3点リンク機構13には、耕耘装置、肥料散布装置、農薬散布装置、播種散布装置、収穫装置などの作業装置14が着脱自在となっている。また、エンジン11の後方には、独立搭載型のキャビン15が設けられており、キャビン15内に運転席16が設けられている。運転席16の周囲にはトラクタ2の様々な情報を表示する表示装置18が設けられている。
図1に示すように、このトラクタ2には、当該トラクタ2を制御する制御装置20が備えられると共に、携帯端末3と無線通信するための無線通信機器21が搭載されている。
制御装置20は、主に、トラクタ2の走行系を制御する走行制御と、トラクタ2の作業系を制御する作業制御とを行う。具体的には、制御装置20は、走行制御として、例えば、エンジン11を制御する「エンジン制御」、変速装置12のうち多段変速の切換を行う「変速制御」、変速装置12のうち前進と後進との切換を行う「前後進制御」を行う。また、制御装置20は、作業制御として、例えば、3点リンク機構13の昇降を制御する昇降制御を行う。
各制御を詳しく説明すると、エンジン制御では、制御装置20は、当該制御装置20に入力されるアクセルレバーの操作量、アクセルペダルの操作量、クランク位置、カム位置等の制御信号に基づいて、インジェクタ、コモンレール、サプライポンプ等を制御する。このエンジン制御では、例えば、アクセルペダルの操作量がアクセルレバーの操作量よりも低い場合、エンジン回転数を、アクセルレバーの操作量に対応する回転にする。一方、アクセルペダルの操作量がアクセルレバーの操作量よりも多い場合、エンジン回転数を、アクセルペダルの操作量に対応する回転にする。なお、アクセルレバーやアクセルペダルは運転席の周囲に設けられ、操作者が運転席に座った状態で操作することができる。エンジン制御は上述したものに限定されない。
変速制御では、シフトアップボタンの操作、シフトダウンボタンの操作、シフトレバーの操作位置に基づいて、変速装置12の変速を制御する。この変速制御では、例えば、シフトアップボタン又はシフトダウンボタンを操作すると、変速装置12の主変速部の変速段が切り替わる。また、シフトレバーの操作位置を高速側[H]にすると変速装置12の副変速部の変速が高速側に切り替わり、シフトレバーの操作位置を低速側[L]にすると変速装置12の副変速部の変速が低速側に切り替わる。なお、シフトアップボタン、シフトダウンボタン、シフトレバーアクセルレバーも、アクセルレバー等と同様に、運転席の周囲に設けられ、操作者が運転席に座った状態で操作することができる。変速制御は上述したものに限定されない。
前後進制御では、シャトルレバーの操作位置に基づいて、変速装置12内に設けられた前後進装置を制御する。例えば、シャトルレバーの操作位置を前進側[F]にすると前後進装置が前進側に切り替わり、シャトルレバーの操作位置を後進側[R]にすると前後進装置の後進側に切り替わる。なお、シャトルレバーも運転席の周囲に設けられ、操作者が運転席に座った状態で操作することができる。前後進制御は上述したものに限定されない。
昇降制御では、昇降レバーの操作位置に基づいて、3点リンク機構13の昇降を制御する。例えば、昇降レバーの操作位置を上昇側にすると3点リンク機構13は上昇し、昇降レバーの操作位置を下降側にすると3点リンク機構13は下降する。
以上のように、トラクタ2の運転席の周囲に設けられた操作具(アクセルレバー、アクセルペダル、シフトアップボタン、シフトダウンボタン、シフトレバー、シャトルレバー、昇降レバー)を操作することによって、トラクタ1を作動させることができる。
さて、携帯端末3は、当該携帯端末3の画面上で操作指示を行うことによって、トラクタ2を作動させることができるものである。この携帯端末3は、例えば、タブレットPCや電話機能を有するスマートフォン等であって無線通信機能を備えおり、無線通信機能によってトラクタ2に搭載した無線通信機器21と無線通信を行うことができる。
また、携帯端末3は、コンパクトであり、持ち運びが容易もので、表示及び入力も行うことができるタッチパネル25を備えている。即ち、携帯端末3は、トラクタ(作業機)2の操作が指示でき且つトラクタ2に関する様々な情報を表示することができるタッチパネル25を備えている。以降、タッチパネル25の画面を指示表示部という。
以下、トラクタを操作可能な携帯端末及びトラクタの操作について詳しく説明する。
携帯端末3に設けられた記憶部(不揮発性メモリ)26には、トラクタ2を操作するための操作用のアプリ(Application software)が格納されている。説明の便宜上、操作用のアプリのことをリモコンアプリという。
具体的には、携帯端末3の記憶部26には、トラクタ2の作業系の操作を行うをリモコンアプリやトラクタの走行系の操作を行うリモコンアプリが格納されている。
これら操作系の操作や走行系の操作を行うリモコンアプリは、トラクタ2を製造する製造会社、トラクタを販売する販売会社等がトラクタの仕様に対応して開発したものである。トラクタ2を所有するユーザ等は、ユーザが所有する携帯端末3を用いて、リモコンアプリを格納されているサーバにアクセスすることによりリモコンアプリを携帯端末3の記憶部26に格納することができる。
携帯端末3に格納された走行系の操作を行うリモコンアプリを起動すると、図2(a)に示すように、携帯端末3の指示表示部25には、トラクタ2との接続を促す接続メッセージ画面が表示される。
次に、ユーザ等の操作者が指示表示部25に対して所定の接続操作を行うと、携帯端末3とトラクタ2(無線通信機器21)との接続が開始される。
接続が完了すると、図2(b)に示すように、携帯端末3の指示表示部25には、トラクタ2の走行系の操作(走行操作という)を行うための情報が表示される。携帯端末3において指示表示部25の表示動作は、当該携帯端末3に格納された走行系のリモコンアプリやCPU等から構成された制御部27によって行われる。また、携帯端末3とトラクタ2との接続が確立すると、携帯端末3による操作に切り替わり、携帯端末3によるトラクタ2の操作ができるようになる。
図2(b)に示すように、携帯端末3の指示表示部25には、主に、トラクタ2の走行操作を行うための走行用操作具30と、トラクタ2の状態とが、文字、図形、記号、数値等の要素により示されている。走行用操作具30に対応する要素に操作者が触れる(指示表示部25上で走行用操作具30を、タップ、タッチ、フリッグ、ドラッグする)と、携帯端末3は走行用操作具30が操作されたことを認識し、当該走行用操作具30の動作態様に応じて各種設定値が変化する。
例えば、図2(b)に示すように、指示表示部25には、前後進を指定するための第1の走行用操作具(第1操作具)30Aと、変速装置12の変速を指示するための走行用操作具(第2操作具)30Bと、エンジンの目標エンジン回転数を指示するための走行用操作具(第3操作具)30Cが表示されている。
第1操作具30Aを、フリッグ又はドラッグしながら指示表示部25上をスライドさせて移動させて(スライド動作させる)、当該第1操作具30Aを予め定められた位置に移動させると、トラクタ1の前後進の選択を行うことができる。また、第2操作具30Bを、タップ又はタッチによりプッシュすると、トラクタ1の変速段数を指定することができる。
第3操作具30Cを、フリッグ又はドラッグしながら指示表示部25上をスライドさせて移動させて(スライド動作させる)、当該第3操作具30Cを予め定められた位置に移動させると、トラクタ1のエンジン回転数を指定することができる。
このように、第1操作具30A、第2操作具30B、第3操作具30Cの動作態様によって、トラクタ2の走行操作(前後進の操作、変速の操作、エンジン回転数の操作)を行うことができる。
各操作具(第1操作具30A、第2操作具30B、第3操作具30C)の動作態様、指示表示部25に対する配列、各操作具と走行操作の対応関係は、携帯端末3を操作する操作者の利き手(携帯端末3を操作する側の手)、或いは、携帯端末3で行う走行操作の内容に応じて決定されている。
次に、携帯端末による走行操作について、さらに詳しく説明する。
図3は、携帯端末の操作者が右利きである場合での指示表示部の状態を示している。
図3に示すように、指示表示部25の左右方向一方側(例えば、利き手と同じ右側)で且つ下側となる範囲は、スライド指示エリアSAとされている。例えば、指示表示部25の幅方向(左右方向)の中央部よりも右側であって、指示表示部25の高さ方向(上下方向)の中央部よりも下側は、スライド指示エリアSAとされている。
図4に示すように、スライド指示エリアSAは、右利きである操作者が携帯端末3を持ったときに、操作者の右手の親指が重なりやすい箇所であり、親指を指示表示部25の表面に沿って上下左右に動かしやすい箇所でもある(スライド動作を行い易い箇所)。
さて、トラクタの走行操作は、トラクタの前後進の操作(前後進操作)、トラクタの変速の操作(変速操作)、トラクタのエンジン回転数の操作(エンジン回転操作)などがある。ここで、例えば、キャベツの収穫作業では、トラクタ2を前進させながら作業装置14によってキャベツを切り取る作業を行った後、トラクタ2を停止させて切り取ったキャベツを収穫し、再び、トラクタ2を前進させるという発進と停止とを繰り返す。また、他の野菜類などの収穫においてもトラクタ2の発進と停止を繰り返す。
即ち、トラクタの走行操作の中で前後進操作は、他の操作(変速操作、エンジン回転数操作)に比べて、操作頻度の高い操作である。
一方、トラクタ側での走行操作の態様を見ると、エンジン回転数操作と、前後進操作とは、操作具を揺動させることが多い。例えば、エンジン回転数操作はアクセルレバーを前後に揺動させることにより行い、前後進操作は、シャトルレバーを前後に揺動させることにより行う。これから分かるように、エンジン回転数操作も前後進操作も、アクセルレバー及びシャトルレバーを揺動させることによって実施する。
ここで、携帯端末3(指示表示部25上)で、これらの操作を行う場合でも、アクセルレバーの揺動やシャトルレバーの揺動と同じような感覚で操作できるとよい。携帯端末3では、アクセルレバーの揺動やシャトルレバーの揺動は、走行用操作具30のスライド動作に置き換えることができる。
以上のように、操作頻度(操作具の使用頻度)と操作態様(操作具の動き)との両方を考慮すると、指示表示部25で指示可能な操作(前後進操作、変速操作、エンジン回転数操作)のうち「前後進操作」を、スライド指示エリアSAに設定することが最もよい。
つまり、携帯端末3の指示表示部25においては、当該指示表示部25の下側であって操作者の利き手側(例えば、右側)を、スライド動作によってトラクタの走行操作を指示するスライド指示エリアSAとする。そのうえで、スライド指示エリアSAには、指示表示部25で指示可能な操作のうち操作頻度の高い操作である「前後進操作」を行うこととしている。
次に、前後進操作について詳しく説明する。
図3に示すように、スライド指示エリアSAには、前後進操作での操作自体を決定するため位置が複数設定されている。
具体的には、指示表示部25のスライド指示エリアSAにおいて、前進の操作を決定するための前進決定位置40と、後進の操作を決定するための後進決定位置41とが設定されている。前進決定位置40には、前進であることを示す「F」(前進決定部)が表示され、後進決定位置41には、後進であることを示す「R」(後進決定部)が表示されている。前進決定位置(前進決定部)40と後進決定位置(後進決定部)41とは、上下に直線状に並んでいて、当該直線上には、前進決定位置40と後進決定位置41とを結ぶように長方形状の表示シフトバー(直線バー)42が示されている。
前進決定位置40と後進決定位置41との間であって、表示シフトバー42の左側(利き手と反対側)には、ニュートラル(中立)の操作を決定するための中間決定位置44が設定されている。中間決定位置44にはニュートラルであることを示す「N」(中間決定部)が表示されている。
ここで、指示表示部25のスライド指示エリアSAに示された第1操作具30Aが前進決定位置40に位置するとトラクタの前進が指定され、第1操作具30Aが後進決定位置41に位置するとトラクタの後進が指定され、第1操作具30Aが中立決定位置に位置するとニュートラルが指定される。即ち、スライド指示エリアSAには、それぞれ離れた位置で前進決定位置40、後進決定位置41、中立決定位置が設定され、これらは、操作を決定付ける操作決定位置となる。
さて、第1操作具30Aが、それぞれの操作決定位置にあるとき、操作決定位置に対応した操作が決定されるが、操作の決定は、携帯端末3の走行指示部45によって行われる。走行指示部45は、携帯端末3の制御部27等に格納されたリモコンアプリ等で構成されている。
図5を用いて走行指示部45による操作の決定について説明する。なお、前進又は後進の操作を行う前は、必ず、第1操作具30Aは中立決定位置(前進も後進も決定していない位置)に位置する。説明の便宜上、操作する前に第1操作具30Aが中立位置にあるときの位置を、初期位置という。
図5(a)に示すように、例えば、第1操作具30Aが初期位置(中立決定位置)44にあるとする。この状態から、操作者が第1操作具30Aを操作し、まず、スライド指示エリアSAに予め定められた操作経由位置46に向けてスライドさせた後、操作経由位置46とは別に設定した前進決定位置40又は後進決定位置41に移動したとき、走行指示部45は、トラクタの前進又は後進を決定する。
このように、走行指示部45は、単に、第1操作具30Aが操作決定位置に位置したときに操作を決定(指示)するのではなく、第1操作具30Aがスライド移動中に、操作経由位置46を経て操作決定位置に達したときに、操作を決定する。この実施形態の場合、操作経由位置46は、前進決定位置40と後進決定位置41との間であって、表示シフトバー42上に設定されている。
言い換えれば、第1操作具30Aがスライドしながら初期位置44から操作決定位置に到達するまでの間に、必ず、予め定められた操作経由位置46を通過しなければ、走行指示部45は、第1操作具30Aによる操作の決定(指示)を行わない。
以上のように、走行指示部45によって操作を決定する場合、初期位置44から操作経由位置46までの1アクションと、操作経由位置46から前進決定位置40又は後進決定位置41までの1アクションとが必要であり、合わせて2アクションが必要となる。このように、第1操作具30Aの移動ステップを少なくとも2アクション以上とすることによって、誤操作なく操作の指示を行うことができる。
さらに詳しく説明すると、操作者が第1操作具30Aのスライドさせたときの移動は、リモコンアプリ等から構成されたスライド設定部47により行う。
スライド設定部47は、第1操作具30Aを一方向に移動させる第1スライド設定部47Aと、第1操作具30Aを第1スライド設定部47Aで設定された一方向と交差する方向に移動させる第2スライド設定部47Bとを備えている。
具体的には、第1スライド設定部47Aは、初期位置44から操作経由位置46までの第1操作具30Aのスライド(移動)を、横方向(一方向)に固定する。即ち、第1スライド設定部47Aは、初期位置44にある第1操作具30Aを操作経由位置46に移動させる場合、当該第1操作具30Aを横にしかスライドできないようにしている。
第2スライド設定部47Bは、操作経由位置46から前進決定位置40までの第1操作具30Aのスライド(移動)を、第1スライド設定部47Aで設定された横方向(一方向)と交差する方向であって、例えば、横方向と90度向きが異なって横方向と交差する縦方向(直交方向)に固定する。また、第2スライド設定部47Bは、操作経由位置46から後進決定位置41までの第1操作具30Aのスライド(移動)を、第1スライド設定部47Aで設定された横方向(一方向)と交差する方向であって、例えば、横方向と90度向きが異なって横方向と交差する縦方向(直交方向)に固定する。即ち、第2スライド設定部47Bは、操作経由位置46にある第1操作具30Aを前進決定位置40又は後進決定位置41に移動させる場合、当該第1操作具30Aを縦にしかスライドできないようにしている。
以上のように、第1スライド設定部47A及び第2スライド設定部47Bによれば、初期位置44の第1操作具30Aを移動させて操作する場合、必ず横方向(一方向)に移動して表示シフトバー42上にスライドさせた後、表示シフトバー42上で移動方向を90度変えて、縦方向(直交方向)に移動させなければ、前進決定位置40や後進決定位置41に到達させることができない(第1操作具30Aの移動軌跡をL字状或いは逆L字状にしている)。
そのため、第1操作具30Aを移動させて操作を行う場合、操作者は、例えば、意識的に第1操作具30Aを横に移動させつつ縦に移動させることになり、不用意にトラクタが前後進になってしまうことを確実に防止することができる。なお、この実施形態では、第2スライド設定部47Bは、第1操作具30Aのスライド(移動)を第1スライド設定部47Aで設定された横方向と直交する縦方向(90度向きを変える方向)に固定するようにしているが、この第2スライド設定部47Bは、第1操作具30Aのスライド(移動)を第1スライド設定部47Aで設定された方向と交差する方向に移動させるものであればよく、45度向きを変える方向であっても30度向きを変える方向であってもよい。
さて、第1操作具30Aを初期位置44から2アクションで前進決定位置40にしたとき、携帯端末3は、前進の操作を示す指令(前進指令)を、無線通信機器21を介して制御装置20に送信する。
ここで、トラクタ2のシャトルレバーの操作位置が前進側[F]に入っている場合、トラクタ2の制御装置20は当該シャトルレバーの操作位置と、携帯端末3から送信された前進指令とが一致しているため、シャトルレバーの操作位置を前進に入れたときと同じように、トラクタ2を停止している状態から前進させる。
一方、トラクタ2のシャトルレバーの操作位置が後進側[R]に入っている場合、トラクタ2の制御装置20は当該シャトルレバーの操作位置と、携帯端末3から送信された前進指令とが不一致であるため、トラクタ側の操作具による動作(シャトルレバーによる動作)を優先させ、携帯端末3から前進指令が入力されたとしても、その指令を受け付けず、トラクタ2を停止させたままにする。
なお、第1操作具30Aを初期位置44から2アクションで後進決定位置41にしたときも、携帯端末3は、後進指令を無線通信機器21を介して制御装置20に送信する。後進指令も前進指令と同様に、シャトルレバーの操作位置と一致する場合には、後進指令を受け付け、シャトルレバーの操作位置と不一致である場合には、後進指令を受け付けない。
つまり、トラクタ2の制御装置20は、前後進の操作において、中立(ニュートラル)を除き、トラクタ2側のシャトルレバーの操作位置で示された操作と、携帯端末3の操作によって示された操作とが異なるとき、トラクタの操作具での操作を優先として、携帯端末3からの操作は受け付けない。
トラクタ2側の操作が携帯端末3側の操作よりも優先されているとき(走行指示部45による指示よりもトラクタの操作具での操作が優先されているとき)は、指示表示部25には、トラクタの操作が優先されている状態であることを示す。
例えば、トラクタ1のシフトレバーの操作位置が後進側になっている場合は、制御装置20と携帯端末3との無線通信の確立時に、当該制御装置20がシフトレバーの操作位置が後進側になっていることを示す後進優先信号を携帯端末3に出力する。携帯端末3は、後進優先信号を受け付けると、指示表示部25に表示した表示シフトバー42において後進側の部分に後進優先を示す表示を行う(例えば、後進決定位置41を含む表示シフトバー42の色を薄い色にする)。同様に、トラクタ1のシフトレバーの操作位置が前進側になっている場合も、無線通信の確立時に、制御装置20が前進優先信号を携帯端末3に出力し、携帯端末3は、表示シフトバー42において前進決定位置40を含む表示シフトバー42の色を薄い色にして、前進優先を示す表示を行う。
以上のように、携帯端末3の指示表示部25に表示した表示シフトバー42の色が他の部分よりも薄い色になっているため、操作者は、指示表示部25に表示した表示シフトバー42を見ることにより、前進側や後進側が優先になっていることを認識することができる。
次に、第1操作具30Aを操作決定位置にした状態から初期位置44、即ち、中立位置まで戻して、前進又は後進を解除することについて説明する。この前進又は後進の解除は、リモコンアプリ等から構成された復帰設定部48により行う。
図5(b)に示すように、第1操作具30Aを前進決定位置40にしてトラクタを前進させている状況を示している。トラクタの操作が決定すると、第1操作具30Aは決定した操作決定位置である前進決定位置40に位置に留まっている。
次に、この状態から、操作者が前進決定位置40にある第1操作具30Aに触れて、下側、即ち、操作経由位置46に向けてスライドすると、復帰設定部48は、第1操作具30Aを、自動的に操作経由位置46に向けて移動させると共に、操作経由位置46で向きを変えて初期位置(中立位置)44に戻す。
つまり、第1操作具30Aが操作決定位置(例えば、前進決定位置40)にある状態で当該第1操作具30Aを一方向(下側)にスライドさせるだけで、復帰設定部48によって自動的に、第1操作具30Aを前進決定位置40から初期位置44まで戻すことができる。
したがって、操作者が前進決定位置40にある第1操作具30Aを下側にスライドさせるだけで、トラクタの前進を素早く解除することができ、直ちにトラクタを停止させることができる。
以上のように、スライド指示エリアSAでは、使用頻度が高く且つスライド動作によって操作が行い易い「前後進操作」を行うようにしているが、このスライド指示エリアSA外では、「前後進操作」以外のトラクタの走行操作(例えば、変速操作やエンジン回転数操作)を行うようにしている。
詳しくは、図3に示すように、操作者の利き手(右手側)であってスライド指示エリアSAの上側(指示表示部25の右側の上側)は、トラクタの走行操作をプッシュ動作によって指示するプッシュ指示エリアPAとされている。
プッシュ指示エリアPAは、図4に示すように、右利きである操作者が携帯端末3を持ったときに、操作者の右手の親指の先端を位置させやすく、親指の先端で指示表示部25をプッシュし易い。そのため、プッシュ指示エリアPAは、走行操作のうちスライド指示エリアSAで行う走行操作に比べて使用頻度の低く且つプッシュ動作によって走行操作を行い易い「変速操作」を行う部分としている。
変速操作は、トラクタ側ではシフトアップボタンやシフトダウンボタンを押すことにより行う。シフトアップボタンやシフトダウンボタンの操作を、携帯端末3(指示表示部25上)で行う場合、当該シフトアップボタンやシフトダウンボタンを押す動作と同じような動作を、指示表示部25上で行わせることが最も操作者にとって操作感が良い。
そのため、プッシュ指示エリアPAでは、シフトアップボタンとシフトダウンボタンに相当する2つの第2操作具30Bを表示するようにし、シフトアップボタンに相当する第2操作具(アップ操作具301Bという)を上部右端(利き手側の上)に表示し、シフトダウンボタンに相当する第2操作具(ダウン操作具302Bという)をアップ操作具301Bの下部に表示するようにしている。
プッシュ指示エリアPAであって、アップ操作具301Bとダウン操作具302Bの左側(利き手と反対側)には、変速状態を表示している。
詳しくは、アップ操作具301Bの左側には、トラクタ側のシフトレバーの操作位置を表示するシフトレバー表示部55が設けられており、シフトレバーの操作位置が高速側であるときは[H]が表示され、シフトレバーの操作位置が低速側であるときは[L]が表示される。
また、ダウン操作具302Bの左側には、アップ操作具301Bやダウン操作具302Bで変速段を変更したときの変速段数表示部43が設けられている。アップ操作具301Bやダウン操作具302Bをプッシュすると、走行指示部45によって変速段数が決定(指定)され、決定した変速段数が無線通信機器21を介して制御装置20に入力される。制御装置20は、入力された変速段数に応じて変速装置12を制御する。
以上、指示表示部25において、作業者の利き手側(右側)は、スライド指示エリアSAと、プッシュ指示エリアPAとが設定されている。そして、スライド指示エリアSAでは、第1操作具30Aをスライドさせることにより前後進の操作が行えるようにし、プッシュ指示エリアPAでは、第2操作具30B(アップ操作具301B、ダウン操作具302B)によって変速の操作が行えるようにしている。
さて、指示表示部25において、左右方向他方側、即ち、作業者の利き手側と反対側(左右方向一方側と反対側)は、走行操作のうち、目標エンジン回転数を設定する操作(エンジン回転数操作)が行えるようになっている。
次に、指示表示部25の左側及びエンジン回転数操作について説明する。指示表示部25の左側は、利き手側(右手側)と反対側であるため、説明の便宜上、反対側指示エリアOAという。
図3に示すように、指示表示部25の反対側指示エリアOAには、目標エンジン回転数を指示(設定)する第3操作具(エンジン回転操作具)30Cと、トラクタの実エンジン回転数(実際のエンジン回転数)を示す部分とが表示されている。即ち、第3操作具30Cと、実エンジン回転数をバーで表示するエンジン回転表示部49は、重なっていて、目標エンジン回転数と実エンジン回転数とが同一視できるようになっている。
このエンジン回転表示部49は、エンジン回転目盛部50とエンジン回転指標部51とを有している。
エンジン回転目盛部50は、目盛を付すエリアMAに、上下に所定の間隔で目盛線を付すと共に目盛線の右側にエンジン回転数の数値を付けることで構成されている。エンジン回転目盛部50では、0〜3500rpmまでの範囲を表示することができるようになっている。
エンジン回転指標部51は、トラクタ側から取得した実エンジン回転数に応じてエンジン回転目盛部50上(目盛を付された矩形状のエリアMA)を移動し、実エンジン回転数を指し示すデジタルタコメータで構成されている。
具体的には、エンジン回転指標部51は、エリアMAであって目盛の左側に沿って配置された窓部53と、この窓部53内を移動するバー(指標バー)54とを備えている。実エンジン回転数が携帯端末3に入力されると、実エンジン回転数を指し示す指標バー54が、実エンジン回転数に応じて窓部53内を上下方向に移動する。
第3操作具30C(エンジン回転操作具)は、エンジン回転目盛部50の窓部53よりも幅(左右幅)がやや大きい矩形状の移動体(移動指示体)で構成されている。この移動指示体30Cの目盛を向く側は、目標エンジン回転数を指し示す指示先部56が設けられ、この指示先部56で指し示した目盛上の値が目標エンジン回転数の数値となる。
この移動指示体30Cは、指標バー54と同様に窓部53に沿って上下方向に移動する。移動指示体30Cを上下に移動させたとき、当該移動指示体30Cが指し示す目標エンジン回転数は50rpm毎に変化する。つまり、移動指示体30Cで指示する目標エンジン回転数の変更単位(変更幅)は、50rpmであって、例えば、2500rpm、2550rpm、2600rpm・・・という具合に、目標エンジン回転数を変更することができる。
このように、実エンジン回転数を指し示す指標バー54(エンジン回転指標部51)の移動軌道と、目標エンジン回転数を設定する移動指示体30C(エンジン回転操作具)の移動軌道を同じとして互いに重ねているため、即ち、指標バー54と移動指示体30Cとが同一軸芯上を移動するため、実エンジン回転数と目標エンジン回転数との差を直接視認することができる。
例えば、目標エンジン回転数を2500rpmに設定している場合であっても、トラクタにかかる負荷によって、実エンジン回転数が2200rpmに低下するドロップが発生することがある。この場合、窓部53内の指標バー54の位置と、移動指示体30Cの位置とが異なるため、これらの位置関係を操作者が見ることによって、エンジン回転数のドロップ量を即座に把握することができる。
しかも、指標バー54と移動指示体30CとをエリアMA(窓部54)で同一方向に移動させているため、実エンジン回転数を示すための目盛と、目標エンジン回転数を示すための目盛とを兼用化することができ、指示表示部25(反対側指示エリアOA)における情報量が増加し、当該指示表示部25を有効的に活用することができる。
上述した実施形態では、エンジン回転操作具を上下移動可能な移動指示体30Cで構成していることについて説明したが、反対側指示エリアOAには、移動指示体30Cの他に、プッシュ動作により目標エンジン回転数の指示を行う固定指示体57が表示されている。
具体的には、窓部54の上側及び下側には、固定指示体57が表示されている。窓部54の上側の固定指示体57(上固定指示体57A)は、プッシュ動作によって目標エンジン回転数を上昇させるものとされ、窓部54の下側の固定指示体57(下固定指示体57B)は、プッシュ動作によって目標エンジン回転数を下降させる。上固定指示体57A及び下固定指示体57Bで指示する目標エンジン回転数の変更単位(変更幅)は、10rpmであって、移動指示体30Cの変更単位(変更幅)よりも小さくなっている。
つまり、移動指示体30Cによって目標エンジン回転数を50rpm単位で変更でき、固定指示体57(上固定指示体57A、下固定指示体57B)によって目標エンジン回転数を10rpm単位で変更できる。
このようなことから、大まかな目標エンジン回転数はスライド動作によって移動指示体30Cで行い、細かい目標エンジン回転数は固定指示体57によってプッシュ動作によって行うことができ、スライド動作、プッシュ動作及び各動作での変更幅を組み合わせることによって、簡単に目標エンジン回転数の変更を行うことができる。
なお、反対側指示エリアOAであって、固定指示体57の上側には、移動指示体30C及び固定指示体57によって指定した目標エンジン回転数が数字により表示されるようになっている。また、目標エンジン回転数を表示した上側には、トラクタから得られた車速が表示されるようになっている。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
上述した実施形態では、操作者が右利きの場合における指示表示部25の説明をしたが、左利きの場合の指示表示部25の画面は、図7のようになる。即ち、指示表示部25の左右方向中央部を中心として右利きの画面を反転させることで左利きとなる。
作業機2は、トラクタ2に限らず、コンバイン、田植機などの農業機械であってもよいし、バックホーなどの建設機械であってもよい。
1 作業機操作システム
2 作業機
3 携帯端末
10 走行車両
11 エンジン
12 変速装置
13 3点リンク機構
14 作業装置
15 キャビン
16 運転席
18 表示装置
20 制御装置
21 無線通信機器
25 タッチパネル(指示表示部)
26 記憶部
27 制御部
30 走行用操作具
30A 第1操作具
30B 第2操作具
30C 第3操作具(移動指示体、エンジン回転操作具)
40 前進決定位置
41 後進決定位置
42 表示シフトバー
43 変速段数表示部
44 中間決定位置
45 走行指示部
46 操作経由位置
47 スライド設定部
47A 第1スライド設定部
47B 第2スライド設定部
48 復帰設定部
49 エンジン回転表示部
50 エンジン回転目盛部
51 エンジン回転指標部
53 窓部
54 バー(指標バー)
56 指示先部
57 固定指示体
57A 上固定指示体
57B 下固定指示体
301B アップ操作具
302B ダウン操作具
SA スライド指示エリア
PA プッシュ指示エリア
OA 反対側指示エリア
MA 目盛を付すエリア

Claims (6)

  1. 作業機の操作を指示し且つ前記作業機に関する情報を表示する指示表示部を備え、
    前記指示表示部の下側であって左右方向一方側は、前記作業機の走行操作をスライド動作によって指示するスライド指示エリアとされ、前記左右方向一方側であって前記スライド指示エリアの上側は、前記作業機の走行操作をプッシュ動作によって指示するプッシュ指示エリアとされていることを特徴とする携帯端末。
  2. 前記スライド指示エリアは、前記指示表示部で指示可能な操作のうち、操作頻度の高い操作に関する指示を行う部分とされ、前記プッシュ指示エリアは前記スライド指示エリアよりも操作頻度の低い操作に操作に関する指示を行う部分とされていることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記指示表示部に表示された走行用操作具が、前記スライド指示エリア上に設定された操作経由位置にスライドして移動すると共に、前記操作経由位置とは別に設定された操作決定位置にスライドして移動したときに、前記操作決定位置に対応した作業機の走行操作を指示する走行指示部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。
  4. 前記スライド指示エリアには、前記作業機の前進を決定するための前進決定部と、前記作業機の後進を決定するための後進決定部とを、当該スライド指示エリアに設定された操作決定位置に表示しており、
    前記走行用操作具を前記前進決定部に移動させたときには、前記走行指示部は作業機の前進を指示し、前記走行用操作具を後進決定部に移動させたときには、前記走行指示部は作業機の後進を指示することを特徴とする請求項3に記載の携帯端末。
  5. 前記走行指示部による指示よりも前記作業機での操作が優先されているときは、前記指示表示部は作業機の操作が優先されている状態であることを示すことを特徴とする請求項3に記載の携帯端末。
  6. 作業を行う作業機と、
    作業機の操作を指示し且つ前記作業機に関する情報を表示する指示表示部とを備えた携帯端末とを備え、
    前記指示表示部の下側であって左右方向一方側は、前記作業機の走行操作をスライド動作によって指示するスライド指示エリアとされ、前記左右方向一方側であって前記スライド指示エリアの上側は、前記作業機の走行操作をプッシュ動作によって指示するプッシュ指示エリアとされていることを特徴とする作業機操作システム。
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