JP2014042196A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

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尚 石川
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Abstract

【課題】 電子写真方式により画像を形成する画像形成装置において、主走査方向の幅を補正しながら、エッジのがたつきを発生しにくくすることができる。
【解決工程】 電子写真方式により画像を形成するための画像形成装置であって、入力画像データのエッジ情報を取得する取得手段と、前記画像形成装置における露光部が走査する方向を主走査方向とし、前記入力画像データにおいて主走査方向に対応するラインごとに、前記エッジ情報に応じて、調整画素を挿入または削除する位置を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された位置に、前記調整画素を挿入または削除することにより、前記ラインごとに主走査方向の幅を調整する調整手段を有し、前記決定手段は、前記エッジ情報に基づいて前記調整画素を挿入または削除する位置を決定することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式による画像形成を行う画像形成装置及びその制御方法に関する。
従来、レーザ光を用いた電子写真方式のカラー画像形成装置では、色毎にそれぞれ独立した画像形成部を有している。各色の画像形成部が記録媒体上に色毎の画像を重ねて形成し、カラー画像を生成する。しかしながらメカ精度上のばらつきにより、色毎に主走査方向の幅が異なってしまい、色ずれが発生する場合がある。
そこで、色毎の主走査方向の幅を合わせるため、形成する画像データに対して局所的に微小な画素片を挿入または削除する方法がある。特許文献1には、画像データにおいて画素を操作(挿入や削除)する位置を分散させる方法が記載されている。具体的には、画素操作位置が存在する画素操作領域と画素操作位置が存在しない画素無操作領域との割合に基づいて、画素操作位置をシフトする。これにより、画素を操作する位置の偏りによって発生する画質欠陥を抑制することができる。
特開2007―235609号公報
特許文献1に開示された方法では、画像データにおけるエッジを考慮せずに画素操作位置をシフトしている。そのため、微小な画素片により画素を操作した結果、エッジ部にがたつきが発生してしまう場合があった。
本発明は、電子写真方式により画像を形成する画像形成装置において、主走査方向の幅を調整する場合に、エッジのがたつきを発生しにくくすることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、電子写真方式により画像を形成するための画像形成装置であって、入力画像データのエッジ情報を取得する取得手段と、前記画像形成装置における露光部が走査する方向を主走査方向とし、前記入力画像データにおいて主走査方向に対応するラインごとに、前記エッジ情報に応じて、調整画素を挿入または削除する位置を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された位置に、前記調整画素を挿入または削除することにより、前記ラインごとに主走査方向の幅を調整する調整手段を有し、前記決定手段は、前記エッジ情報に基づいて前記調整画素を挿入または削除する位置を決定することを特徴とする。
本発明によれば、電子写真方式により画像を形成する画像形成装置において、主走査方向の幅を調整する場合に、エッジのがたつきを発生しにくくすることができる。
画像形成装置の構成を示すブロック図 PWM信号生成部105の構成例を示すブロック図 入力画像の一例を示す図 PWM信号生成部105の動作を説明する図 調整画素挿入領域決定部202の動作を説明するフローチャート図 サブ領域情報及び調整画素数の一例を示す図 調整画素挿入領域情報の一例を示す図 PWM信号調整画素操作部203の動作を説明する図 PWM信号生成部105を示すブロック図 PWM信号生成部105の動作を説明する図
以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例にすぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
<実施例1>
図1は、実施例1に適用可能な画像形成装置の構成を示すブロック図である。画像形成部106は、電子写真方式により記録媒体上にカラー画像を形成する。電子写真方式の画像形成装置においては一般に、帯電、露光、現像、転写、定着、クリーニング等の複数のプロセスを経て画像を形成する。ここで、一般的な電子写真プロセスについて説明する。まず帯電部が、像担持体である感光体を一様に帯電させた後、露光部が感光体に画像信号(本実施例ではPWM信号)に応じたレーザ光を露光し、感光体上に静電潜像を形成する。このときレーザ光が走査する方向を主走査方向といい、この主走査方向と直交する副走査方向に順次感光体を回転させながら、静電潜像を形成する。その後、現像部が感光体上の静電潜像を現像し、感光体上にトナー像を形成する。その際、現像部がトナーを帯電させた後、略等速度で回転する現像ローラーを用いて感光体へトナーを供給し、このトナーを静電潜像に付着させてトナー像を形成する。そして、感光体上のトナー像を中間転写ベルトに一次転写する。なお、感光体上に残った転写残トナーはクリーニング部により回収される。これまでの帯電、露光、現像、一時転写、クリーニングの各工程は、各色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の画像形成部において順次進められる。その結果、中間転写ベルト上には、各色のトナー像が重なったカラー画像が形成される。最後に、中間転写ベルトに担持されたカラーのトナー像を、記録媒体へ二次転写し、定着工程により記録媒体上の画像を完成させる。以上のような電子写真方式を用いてカラー画像を形成する画像形成部106では、各色のトナー像において主走査方向の幅にずれが生じることがある。そこで本実施例では、画像形成プロセスにおいて発生する色間の主走査方向の幅のずれを考慮し、各色のPWM信号を生成する。
ハーフトーン処理部101は、図示しない画像処理部にて画像処理された色ごとの画像データ(以後、入力画像データと呼ぶ)に対して、ハーフトーン処理を行う。ハーフトーン処理部101は入力画像データの階調数を、画像形成部106が出力可能な階調数に変換する。ハーフトーン処理方法は任意でよい。例えば、入力画像データを行および列方向にn画素×n画素のマトリクスに分けて階調性を表す組織的ディザ法を用いてもよい。
エッジ検出部102は、入力画像データに対して任意のエッジ検出を行い、入力画像データのエッジ情報を検出する。このとき、がたつきが視覚的に目につきやすい副走査方向(縦方向)のエッジを考慮するため、副走査方向(縦方向)のエッジを検出する。従って、エッジ検出部102は、例えば、副走査方向(縦方向)のソーベルフィルタを用いて1次微分に相当する演算を行い、副走査方向(縦方向)のエッジを検出する。ここで主走査方向とは、画像形成部106がレーザ光を操作する方向を示し、副走査方向とは主走査方向に直交する方向を示す。
主走査倍率ずれ量検出部103は、色間の主走査倍率ずれを測定し、その測定結果を解析して、色毎の主走査倍率のずれ量を検出する。公知の方法を用いてよい。
補正値設定部104は、主走査倍率ずれ量検出部103によって検出された主走査倍率のずれ量に応じて、主走査倍率ずれに対する補正値を設定する。本実施形態では、主走査倍率ずれを補正するために、入力画像データにおいて主走査方向に対応するラインの幅を調整する。ここではラインごとに幅を調整するための画素片(以下、調整画素)を挿入してラインの幅を拡大する例について説明する。従って、補正値設定部104は、補正値としてラインごとに挿入する調整画素数を設定することになる。なお本実施形態における調整画素は、入力画像データを構成する1画素よりも微小である。調整画素は、画像形成部106が画像を記録するためのPWM信号の最小パルス幅に対応する。ここでは、最小パルス幅は、主走査方向に4等分して得られる1/4画素であるため、調整画素は、入力画像データを構成する1画素の1/4に相当する画素片になる。
ここで補正値設定部104は、入力画像データに対して以降の処理を行う処理単位領域を表す領域情報と、各領域情報に挿入される調整画素の数を主走査ラインごとの補正値として出力する。なお、処理単位領域は任意の大きさでよい。また調整画素とは、前述の通り、ラインに対して挿入される画素片を示す。1つの処理単位領域に対して割り当てられた画素を等分割して得られる調整画素の数を示す。なお、1つの調整画素に対する処理単位領域を、領域情報として保持しておく方法でもよい。本実施形態では、主走査ラインの幅を48画素とし、1つの処理単位領域を12画素とする。そして、処理単位領域ごとに1画素分、調整画素を挿入する場合を例に説明する。前述の通り、調整画素は入力画像データを構成する1画素の1/4に相当するため、4つの調整画素を挿入することになる。
PWM信号生成部105は、上記ハーフトーン処理101にてハーフトーン処理された画像データ(以後、ハーフトーン画像データと呼ぶ)及びエッジ検出部102で検出されたエッジ情報を取得する。そして、補正値設定部104から得られる補正値に従って、PWM信号を生成する。PWM信号生成部105の詳細については後述する。
PWM信号生成部105が生成したPWM信号に基づいて、画像形成部(不図示)はレーザ光の発光時間を制御し、画像を形成する。
次に、エッジを考慮して主走査方向の幅を補正するPWM信号生成処理について説明する。図2は、PWM信号生成部105の詳細を示すブロック図である。尚本実施例では、処理単位領域(12画素)に対して主走査幅を1画素分伸ばすので、1/4画素に相当する調整画素を4つ追加する。図3は、入力画像データの一例である。主走査方向に48画素幅のデータであり、白地の上に副走査方向(縦方向)の直線(斜線部)が描かれている。この直線は、黒で、4画素分の幅を有する。領域A〜Dは補正値設定部104から得られる領域情報が示す処理単位領域であり、領域A〜Dはそれぞれ12画素幅である。また、点線部分は領域Bの3ラインである。
図4(a)が示すハーフトーン画像データを例に、PWM信号生成処理について説明する。図4(a)は、図3に示す領域Bにおける点線部分に該当する入力画像に対してハーフトーン処理した結果を模式的に示した図である。円形は画素を模式的に表し、斜線の円形は上記直線に該当する画素を、無地の円形は白地画像に該当する画素を示している。図4(a)が示すハーフトーン画像データは2値データとする。
図4(b)は、領域Bの(K−1)ライン、Kライン、(K+1)ラインのエッジ情報エッジ情報である。3ライン全て同じエッジ情報であるため、ここでは簡略化して1ラインのエッジ情報のみ表記している。エッジ情報において1はエッジであることを示し、0は非エッジであることを示している。
領域分割部201は、エッジ検出部102が検出したエッジ情報と、補正値設定部104が保持している処理単位領域を示す領域情報を入力する。領域分割部201は、処理単位領域ごとに、エッジ情報に基づいて処理対象領域をさらに分割する。図4(b)が示すエッジ情報によれば、エッジである画素(以下エッジ画素)は5画素目及び9画素目であるとわかる。そこで、エッジ画素を境にして、領域B(12画素)を図4(c)に示すように3つのサブ領域(サブ領域B−0、サブ領域B−1、サブ領域B−2)に分割する。この時、サブ領域B−0は5画素、サブ領域B−1は4画素、サブ領域B−2は3画素となる。これらのサブ領域を示すサブ領域番号と、各サブ領域に含まれる画素数は、図4(d)に示すサブ領域情報として調整画素挿入領域決定部202に送られる。尚、サブ領域B−0に対応するサブ領域番号は0であり、画素数は5である。また、サブ領域B−1に対応するサブ領域番号は1であり、画素数は4である。また、サブ領域B−2に対応するサブ領域番号は2であり、画素数は3である。
調整画素挿入領域決定部202は、領域分割部201から得られる処理単位領域ごとのサブ領域情報と補正値設定部104から得られる調整画素数とに基づいて、サブ領域毎の調整画素数を決定する。図5は、サブ領域ごとの調整画素数を決定するフローチャートを示す。この処理は、処理単位領域ごとに行われる。
まず調整画素挿入領域決定部202は、領域分割部201で生成されたサブ領域情報と補正値設定部104で設定された調整画素数を取得する(STEP1)。調整画素挿入領域決定部202は、図6に示す情報を保持する。そして、サブ領域情報から、処理単位領域における各サブ領域の割合比を算出する(STEP2)。ここでは図4に示す通り、処理単位領域は12画素であり、エッジ情報に基づいて3つのサブ領域に分割されている。従ってサブ領域B−0の画素数は5画素であるから、サブ領域B−0の画素の割合B1は、5/12=0.417となる。同様にして、サブ領域B−1の画素の割合B2は4/12=0.333、サブ領域B−2の画素の割合B3は3/12=0.25となる。従って、STEP2による割合比Aは(B0:B1:B2)=(0.417:0.333:0.25)と算出される。
次に、1つ目の調整画素が挿入されるサブ領域を決定する。STEP2において算出した各サブ領域の画素の割合の中で、最も大きい割合をもつサブ領域を、1つ目の調整画素が挿入されるサブ領域とする(STEP3)。この例の場合、サブ領域B−0の画素の割合B1が最も大きいので、サブ領域B−0が1つ目の調整画素の挿入先となる。画素の割合が最も大きい領域に1つ目の調整画素の挿入先とした理由は、画素挿入前の割合比の変化が最も少なく、調整画素を挿入することによる画質への影響が最も少ないからである。このように、調整画素を挿入するサブ領域は、算出した割合比ができるだけ維持されるように決定される。
次に、2つ目以降の調整画素の挿入先となるサブ領域を決定する。調整画素を挿入した際に、サブ領域の画素の割合比の変化量が最も少なくなるように調整画素の挿入先を決定する。つまり、STEP2で生成した処理単位領域における各サブ領域の画素の割合比をなるべく維持できるように調整画素の挿入先を決定する。これにより、画質への影響を最も少なくする。以下、その方法を示す。
まず、前回までの挿入先が決定した調整画素(この例では1つ目の調整画素)を処理対象領域に挿入したと仮定して、処理単位領域における各サブ領域の画素の割合比を算出する(STEP4)。ただし、調整画素は通常の画素からすると非常に小さい値なので、調整画素に対して比重を加える。ここでは、調整画素は1/4画素に相当するため、サブ領域B−0の画素数は5+1/4画素、処理単位領域の画素数の総和は12+1/4画素となる。これにより、サブ領域B−0の画素の割合R1は、(5+1/4)/(12+1/4)=0.429となる。同様にして、サブ領域B−1の画素の割合R2は4/(12+1/4)=0.327となり、サブ領域B−2の画素の割合R3は3/(12+1/4)=0.245となる。従って、(STEP4)による割合比Bは(B0:B1:B2)=(0.417:0.333:0.25)となる。
次に、STEP4において算出した各サブ領域の画素の割合比Bと、STEP2において算出した調整画素を挿入する前の各サブ領域の画素の割合比Aの差分値を算出する(STEP5)。サブ領域B−0の差分値S1は、0.428―0.416=0.012である。また、サブ領域B−1の差分値S2は、0.326―0.333=―0.007である。また、サブ領域B−2の差分値S3は、0.244―0.25=―0.005である。上記の結果は、符号はSTEP2で算出した各サブ領域の画素の割合比の増減をあらわし、数値はその大きさを表している。例えばサブ領域B−0は、調整画素を挿入する前のよりも、処理単位領域における割合が0.003増加していることを示している。
次に、STEP4において算出した各サブ領域の画素の割合比Bが、STEP2で算出した各サブ領域の画素の割合比Aに近づくように、STEP5の算出結果に基づいて、調整画素の挿入先を決定する。具体的には、STEP5において算出した差分値が負で且つ、値の大きいサブ領域を調整画素の挿入先として決定する(STEP6)。この場合、STEP6の条件に合致しているサブ領域B−1が調整画素の挿入先となる。尚、STEP6の条件を満たすサブ領域が複数あった場合は、画素数が多いサブ領域を調整画素の挿入先とする。
そして、全ての調整画素の挿入先が決定するまで、STEP4〜STEP6の処理を繰り返す(STEP7)。最後に、サブ領域毎の調整画素数を集計し、調整画素挿入領域情報として出力する(STEP8)。例えば、図7に示す調整画素挿入領域情報を出力する。調整画素挿入領域情報は、サブ領域B−0に挿入される調整画素の数が2つ、サブ領域B−1に挿入される調整画素の数が1つ、サブ領域B−2に挿入される調整画素の数が1つであることを示す。
尚、図5で説明したフローでは、調整画素1つに対して、挿入先のサブ領域を決定しているが、直接STEP2から、サブ領域毎に挿入する調整画素の数を算出してもよい。例えば、(STEP2)で算出した割合比Aが、(B0:B1:B2)=(0.417:0.333:0.25)とする。処理単位領域である領域Bに挿入される調整画素数は4なので、サブ領域B−0に挿入される調整画素は、B0×4=0.417×4=2(四捨五入)となる。同様にして、サブ領域B−1に挿入される調整画素は、B1×4=0.333×4=1(四捨五入)となる。また、サブ領域B−2に挿入される調整画素は、B2×4=0.325×4=1(四捨五入)となる。なお、小数点以下の丸めによって、調整画素の総数が変化してしまう場合は、丸め誤差の絶対値の和が最小になるように割り当て数を調整する。即ち、調整画素の総数が少ない場合は丸め誤差が最小(負で絶対値が最大)となる領域に調整画素を挿入し、調整画素の総数が多い場合は丸め誤差が最大となる領域の調整画素を削減する。
PWM信号調整画素操作部203は、図1のハーフトーン処理部101で生成されたハーフトーン画像データと、上記調整画素挿入領域決定部202で生成された調整画素挿入領域情報を取得する。図8(a)に示すハーフトーン画像データ及び、図7に示す調整画素挿入領域情報を取得した場合を例に、PWM信号調整画素操作部203における動作を説明する。図8(b)は、図8(a)に示すハーフトーン画像データをそのままPWM信号に変換した模式図を示す。図8(b)に示す四角形は1/4画素(以後、単位画素と呼ぶ)を表している。本実施例において、PWM信号の最小パルス幅が1/4画素に相当する。つまり、画像形成部は1画素を5階調で表現できる。図8(a)に示すハーフトーン画像データは2値データのため、6〜9の画素は全てON状態になる。一方、それ以外の1〜5及び10〜12の画素は全てOFF状態となる。また、前述の通り、主走査幅を調整するために挿入される調整画素は最小パルス幅に対応し、調整画素の大きさは1つの単位画素と同じである。
次に、図7に示す調整画素挿入領域情報に従って、調整画素の挿入位置を決定する。例えば、サブ領域B−0に2つの調整画素が挿入されるので、図8(b)に示すサブ領域B−0の範囲から単位画素をランダムに2つ選択する。同様にして、図8(b)に示すサブ領域B−1の範囲から単位画素をランダムに1つ選択する。同様にして、図8(b)に示すサブ領域B−2の範囲から単位画素をランダムに1つ選択する。このように選択された単位画素を図8(b)に示す三角記号で表す。この時の上記で選択された単位画素の右側または左側が、調整画素の挿入位置となる。図8(c)は、図8(b)に示す三角記号で表された単位画素の右側を挿入位置としたときの模式図である。挿入された調整画素を四角記号で表す。処理単位領域において調整画素を4つ挿入するので、1画素分主走査方向に拡大されている。
次に挿入する調整画素の信号値(ON状態またはOFF状態)を決定する。決定方法は種々考えられる。本実施形態では、選択された単位画素(図8(c)の三角記号)と同じ信号値を、挿入する調整画素(図8(c)の四角記号)の信号値とする。そのため、サブ領域B−0及びサブ領域B−2の調整画素は、OFF状態となり、サブ領域B−1では、ON状態となる。図8(c)に示すように、ライン毎に調整画素の挿入位置が異なるが、副走査方向のエッジの位置が各主走査ラインも同じ位置に移動している。つまり、エッジにがたつきが起きていないことがわかる。
以上のように、調整画素を挿入することにより、主走査幅を調整したPWM信号を主走査ライン順にメモリに格納し、画像形成部に出力する。本実施例では、調整画素を1/4画素として説明した。しかし、調整画素の大きさはこれに限るものではなく、任意の大きさに設定してよいことは言うまでもない。調整画素は、入力画像データを構成する1画素と同じ大きさでもよい。
また、本実施形態では、調整画素が挿入されるものとして説明したが、同様の方法で、調整画素を削除することにより主走査幅を調整できることは言うまでもない。
以上のように本実施例によれば、主走査ラインごとに副走査方向(縦方向)のエッジを検出し、エッジに従ってハーフトーン画像データ(2値データ)を分割する。そして、分割した領域の割合に応じて、分割した領域ごとに挿入あるいは削除する調整画素の数を決定する。これにより、主走査方向の幅を調整し色ずれを低減するとともに、調整画素の挿入(または削除)によって発生するエッジのがたつきを防止することができる。
また、挿入した調整画素が副走査方向に連結することにより、副走査方向の縦筋が発生する場合がある。しかしながら本実施例では、挿入する領域内ではランダムに挿入位置を決定するため、縦筋も発生しにくい。
<実施例2>
前述の実施例1では、エッジ情報に応じて主走査ラインを分割し、分割して得られるサブ領域毎に挿入する調整画素の数を決定していた。実施例2では、調整画素当たりの画像領域に主走査ラインを分割する。そして分割して得られるサブ領域毎に、エッジ情報に応じて調整画素の挿入位置を決定する。以後、第1の実施形態と異なる点のみ説明し、実施例1と同様の構成については説明を省略する。
図9は、本実施例に適用可能なPWM信号生成部105の詳細な構成を示すブロック図である。実施例1と同様に、PWM信号生成部105は領域情報、調整画素数、ハーフトーン画像データ、エッジ情報を取得する。実施例1と同じハーフトーン画像データを取得した場合を例に説明する。従って、処理単位領域は12画素であり、1つの処理単位領域に対応する調整画素数は4である。また、取得したハーフトーン画像データにおける領域Bを図10(a)に示す。また領域Bの(K−1)ライン、Kライン、(K+1)ラインのエッジ情報を図10(b)に示す。
領域分割部901は、処理単位領域を調整画素数で除算し、調整画素1つあたりの画素数をサブ領域として算出する。ここでは領域Bの画素数が12画素で、入力された調整画素数が4であるから、1つの調整画素あたりの画素数は3画素となる。この1つの調整画素当たりの画素数をサブ領域画素情報として出力する。
PWM信号調整画素操作部902は、図1のハーフトーン処理部101で生成されたハーフトーン画像データと、図1のエッジ検出部で生成されたエッジ情報と、上記サブ領域画素情報を取得する。そして、サブ領域画素情報に従って、ハーフトーン画像データを分割する。サブ領域画素情報によると、サブ領域の画素数は3画素なので、4つのサブ領域(図10(c)に示すサブ領域B−0〜サブ領域B−3)に分割される。つまり、3画素で構成されるサブ領域に対して、1つの調整画素が挿入される。次に、サブ領域毎に調整画素の挿入位置を決定する。その方法を、図10(d)を用いて説明する。図10(d)は、図10(a)に示すハーフトーン画像データをPWM信号に変換した模式図である。図の説明については、図8(b)と同様なので割愛する。また実施例1と同様に、挿入する調整画素は1/4画素とし、これを単位画素と呼ぶ。まず、各サブ領域内にエッジが存在するか否かを判定する。エッジが存在しない場合は、そのサブ領域内の単位画素をランダムに選択する。サブ領域B−0及びサブ領域B−2及びサブ領域B−3はエッジが存在しない領域であり、各サブ領域内の単位画素をランダムに選択する。一方、エッジが存在する場合は、エッジを境界として、サブ領域をさらに分割し、その分割した領域の中で最も大きい領域内の単位画素をランダムに選択する。サブ領域B−1は、図10(b)に示すエッジ情報に基づいて、図10(c)に示すAREA0とAREA1に分割される。AREA0の単位画素の数は8つで、AREA1の単位画素の数は4つなので、AREA0の領域がAREA1よりも大きい。従って、サブ領域B−1では、AREA0の中からランダムに単位画素が選択される。このようにして選択された単位画素を図10(d)の三角記号に示す。このようにして選択された単位画素の右側または左側が、調整画素の挿入位置となる。図10(e)は、図10(d)に示す三角記号で表された単位画素の右側を挿入位置としたときの模式図である。図10(e)に示すように、主走査ライン毎に調整画素を挿入する位置が異なるが、副走査方向のエッジが各主走査ラインも同じ位置に移動している。つまり、エッジにがたつきが発生しないことがわかる。
実施例2によれば、調整画素の数で画像領域を分割し、その分割したサブ領域毎に、エッジ情報に従って調整画素の挿入位置を決定する。これにより、主走査方向の幅を調整し色ずれを低減するとともに、調整画素の挿入(または削除)によって発生するエッジのがたつきを防止することができる。
<その他の実施形態>
なお、前述の実施例では、画像形成部106が露光するためのPWM信号を生成するためのハーフトーン処理部、エッジ検出部、補正値設定部104、PWM信号性背部105は、画像形成装置が含む構成を例に説明した。しかしながら、これに限らない。例えば、ハーフトーン処理部、エッジ検出部、補正値設定部104、PWM信号性背部105は一般的なコンピュータにインストールされたドライバに構成されてもよい。その場合、画像形成部106は、インタフェースによってコンピュータと接続され、PWM信号を受け取る。
また本発明は、上述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによっても実現できる。この場合、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が読み取り可能に記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することにより、上述した実施例の機能を実現する。

Claims (12)

  1. 電子写真方式により画像を形成するための画像形成装置であって、
    入力画像データのエッジ情報を取得する取得手段と、
    前記画像形成装置における露光部が走査する方向を主走査方向とし、前記入力画像データにおいて主走査方向に対応するラインごとに、前記エッジ情報に応じて、調整画素を挿入または削除する位置を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された位置に、前記調整画素を挿入または削除することにより、前記ラインごとに主走査方向の幅を調整する調整手段を有し、
    前記決定手段は、前記エッジ情報に基づいて前記調整画素を挿入または削除する位置を決定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記エッジ情報は、前記主走査方向と直交する方向のエッジであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記決定手段は、前記エッジ情報に基づいて処理対象のラインを複数の領域に分割し、前記ラインにおける前記領域の割合に応じて、前記領域それぞれに挿入または削除する調整画素の数を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記決定手段は、前記割合を維持するように前記調整画素を割り当てる領域を決定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記決定手段は、前記領域に割り当てられた調整画素を、前記領域における画素のいずれかにランダムに決定することを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記決定手段は、前記ラインを、前記ラインに挿入または削除する調整画素の数に応じて分割し、前記分割された領域内にエッジが存在する場合は、前記エッジに応じて調整画素を挿入または削除する画素を決定し、前記分割された領域内にエッジが存在しない場合は、前記調整画素を挿入または削除する画素を前記分割された領域内でランダムに決定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  7. 前記入力画像データは、前記画像形成装置が出力可能な階調数であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の画像処理装置。
  8. さらに、前記調整手段から得られるデータに基づいて、前記画像形成装置が露光するための信号を生成する生成手段を有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記調整画素は、前記入力画像データを構成する画素よりも微小であることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成装置は、電子写真方式を用いてカラー画像を形成することを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の画像形成装置。
  11. コンピュータを請求項1から請求項10の何れか一項に記載された画像形成装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  12. 電子写真方式により画像を形成するための画像形成装置の制御であって、
    前記画像形成装置は取得手段、決定手段、調整手段を有し、
    前記取得手段は、入力画像データのエッジ情報を取得し、
    前記決定手段は、前記画像形成装置における露光部が走査する方向を主走査方向とし、前記入力画像データにおいて主走査方向に対応するラインごとに、前記エッジ情報に応じて、調整画素を挿入または削除する位置を決定し、
    前記調整手段は、前記決定手段により決定された位置に、前記調整画素を挿入または削除することにより、前記ラインごとに主走査方向の幅を調整し、
    前記決定手段は、前記エッジ情報に基づいて前記調整画素を挿入または削除する位置を決定することを特徴とする制御方法。
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