JP2014041482A - 組版装置、組版方法、および、組版装置用プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】作業効率の向上した組版装置等を提供する。
【解決手段】複数のオブジェクト(41、42)を有する小組のテンプレート40であって、各オブジェクトの組み合わせに応じたテンプレートの型を設定し(S1)、テンプレートの型に基づいた複数の小組50、55を設定するために、各小組の各オブジェクトのサイズ情報を設定し(S5)、各小組における各オブジェクト間の位置関係情報を設定し(S6)、各オブジェクトのサイズ情報と、位置関係情報とに応じて、各小組の配置を決定する(S8)。
【選択図】図2
【解決手段】複数のオブジェクト(41、42)を有する小組のテンプレート40であって、各オブジェクトの組み合わせに応じたテンプレートの型を設定し(S1)、テンプレートの型に基づいた複数の小組50、55を設定するために、各小組の各オブジェクトのサイズ情報を設定し(S5)、各小組における各オブジェクト間の位置関係情報を設定し(S6)、各オブジェクトのサイズ情報と、位置関係情報とに応じて、各小組の配置を決定する(S8)。
【選択図】図2
Description
本発明は、小組を対象ページに配置する組版装置、組版方法、および、組版装置用プログラムに関する。
DTP(Desk Top Publishing)において、ちらしやカタログ等の印刷物における小組の配置を自動的に決める際、組版装置が使用されている。例えば、特許文献1には、レイアウト対象ページ内に、画像部品ブロックの配置を禁止する禁止領域を設定し、画像部品ブロック同士の配置間隔を示す情報等のレイアウト情報を作成し、禁止領域を避けた位置に、レイアウト情報に基づき、複数の画像部品ブロックの位置を決定するレイアウト処理方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1では、画像部品ブロックのテンプレートとして使用されるマスタ部品を、画像要素等のオブジェクトの配置に応じて複数パターン作成する必要があった。そのため、作業効率の向上を十分に上げることができなかった。
そこで、本発明は上記の問題点等に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、作業効率の向上した組版装置等を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数のオブジェクトを有する小組のテンプレートであって、前記各オブジェクトの組み合わせに応じたテンプレートの型を設定するテンプレート型設定手段と、前記テンプレートの型に基づいた複数の前記小組を設定するために、前記各小組の前記各オブジェクトのサイズ情報を設定するオブジェクトサイズ情報設定手段と、前記各小組における前記各オブジェクト間の位置関係情報を設定する位置関係情報設定手段と、前記各オブジェクトのサイズ情報と、前記位置関係情報とに応じて、前記各小組の配置を決定する配置決定手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の組版装置において、前記テンプレート型設定手段が、前記オブジェクトの数、および、前記各オブジェクトの種類を設定することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の組版装置において、前記位置関係情報設定手段が、前記小組内における前記各オブジェクトの位置情報により、前記位置関係情報を設定することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、組版装置が組版を行う組版方法において、複数のオブジェクトを有する小組のテンプレートであって、前記各オブジェクトの組み合わせに応じたテンプレートの型を設定するテンプレート型設定ステップと、前記テンプレートの型に基づいた複数の前記小組を設定するために、前記各小組の前記各オブジェクトのサイズ情報を設定するオブジェクトサイズ情報設定ステップと、前記各小組における前記各オブジェクト間の位置関係情報を設定する位置関係情報設定ステップと、前記各オブジェクトのサイズ情報と、前記位置関係情報とに応じて、前記各小組の配置を決定する配置決定ステップと、を有することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、コンピュータを、複数のオブジェクトを有する小組のテンプレートであって、前記各オブジェクトの組み合わせに応じたテンプレートの型を設定するテンプレート型設定手段、前記テンプレートの型に基づいた複数の前記小組を設定するために、前記各小組の前記各オブジェクトのサイズ情報を設定するオブジェクトサイズ情報設定手段、前記各小組における前記各オブジェクト間の位置関係情報を設定する位置関係情報設定手段、および、前記各オブジェクトのサイズ情報と、前記位置関係情報とに応じて、前記各小組の配置を決定する配置決定手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、各オブジェクトの種類の組み合わせに応じたテンプレートの型に小組をまとめることができ、個々具体的なオブジェクトの配置に応じた複数パターンの小組を作成する必要がないので、作業効率が向上する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、組版装置に対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.組版装置の構成および機能概要]
まず、本発明の1実施形態に係る組版装置の構成および概要機能について、図1を用いて説明する。
図1は、組版装置の概要構成の一例を示すブロック図である。
まず、本発明の1実施形態に係る組版装置の構成および概要機能について、図1を用いて説明する。
図1は、組版装置の概要構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、組版装置10は、例えば、パーソナルコンピュータ等であり、通信部11と、記憶部12と、表示部13と、操作部14と、入出力インターフェース部15と、システム制御部16とを備えている。そして、システム制御部16と入出力インターフェース部15とは、システムバス17を介して接続されている。
通信部11は、ネットワークを介して他のサーバとのデータの送受信を行う。
記憶部12は、例えば、ハードディスクドライブ等からなり、オペレーティングシステム、自動組版用のプログラム、画像データ等を記憶する。なお、組版装置10から取り外し可能なUSBメモリ等の外部記憶部が、各種のデータを記憶しておいてもよい。
表示部13は、例えば、液晶表示素子または有機EL素子等によって構成されている。表示部13には、小組テンプレートの設定画面や、オブジェクトの設定画面や、組版の結果等が表示される。ここで、小組(部品ブロック、コマ)とは、台紙において、レイアウト処理において、レイアウトされる基本の単位である。また、小組テンプレートとは、小組内におけるオブジェクトの組み合わせ方を決めたテンプレートである。なお、1つのオブジェクトを有する小組の場合、オブジェクトの種類が決められたテンプレートである。
操作部14は、例えば、キーボードおよびマウス等によって構成されている。
入出力インターフェース部15は、通信部11および記憶部12とシステム制御部16とのインターフェースである。
システム制御部16は、例えば、CPU16aと、ROM16bと、RAM16cとを有する。システム制御部16は、CPU16aが、ROM16bや、RAM16cや、記憶部12に記憶された各種プログラムを読み出して実行する。なお、これらのプログラムを記憶した記録媒体等からシステム制御部16が読み出し実行してもよい。
[2.組版装置の動作]
次に、本発明の1実施形態に係る組版装置の動作について図2から図14を用いて説明する。
次に、本発明の1実施形態に係る組版装置の動作について図2から図14を用いて説明する。
図2は、組版装置10の動作例を示すフローチャートである。図3は、小組テンプレートの型の設定の画面の一例を示す模式図である。図4は、小組テンプレートの型の設定におけるタグの選択の一例を示す模式図である。図5、図7、および、図8は、設定された小組テンプレートの一例を示す模式図である。図6、図11、および、図12は、設定された小組テンプレートの表示イメージの一例を示す模式図である。図9は、小組の設定の画面の一例を示す模式図である。図10は、小組の一例を示す模式図である。図13は、小組が台紙に配置された表示イメージの一例を示す模式図である。図14は、レイアウト処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
(2.1 小組テンプレート設定等の組版装置の動作)
図2に示すように、組版装置10は、小組テンプレートの型を設定する(ステップS1)。具体的には、組版装置10のシステム制御部16は、操作部14を介したユーザの指示により、小組テンプレートの型等を設定するアプリケーションのプログラムを記憶部12から読み出し、アプリケーションを起動する。アプリケーションが起動すると、例えば、図3に示すように、表示部13に小組テンプレートの型の設定画面20が開かれる。
図2に示すように、組版装置10は、小組テンプレートの型を設定する(ステップS1)。具体的には、組版装置10のシステム制御部16は、操作部14を介したユーザの指示により、小組テンプレートの型等を設定するアプリケーションのプログラムを記憶部12から読み出し、アプリケーションを起動する。アプリケーションが起動すると、例えば、図3に示すように、表示部13に小組テンプレートの型の設定画面20が開かれる。
図3に示すように、設定画面20は、各オブジェクトの種類を設定するボタン21と、オブジェクトのサイズを示すためのタグを設定するボタン22と、オブジェクト間の位置関係を示すためのタグを設定するボタン23と、オブジェクトを追加するためのボタン24と、を有する。
例えば、第1オブジェクトを設定するために、ユーザがボタン21をポインタ14aで選択してクリックすると、システム制御部16は、図4に示すように、タグの選択画面30を表示部13に表示する。例えば、”商品名”、”画像”、”説明”等のオブジェクトの種類を示すタグの中から、ユーザは選択する。システム制御部16は、図3に示すように、ユーザにより選択されたタグの名称を、ボタン21上に表示する。
ボタン23をポインタ14aで選択してクリックすると、システム制御部16は、図4に示すように、タグの選択画面30を表示部13に表示する。例えば、オブジェクトの種類が”商品名”ならば、オブジェクトのX座標のタグ”txt_X”、オブジェクトのY座標のタグ”txt_Y”を、ユーザは選択する。システム制御部16は、図3に示すように、ユーザにより選択されたタグの名称を、ボタン23上に表示する。
ボタン22をポインタ14aで選択してクリックすると、システム制御部16は、図4に示すように、タグの選択画面30を表示部13に表示する。例えば、オブジェクトの種類が”商品名”ならば、オブジェクトの横幅のタグ”txt_W”、オブジェクトの高さのタグ”txt_H”のタグを、ユーザは選択する。システム制御部16は、図3に示すように、ユーザにより選択されたタグの名称を、ボタン22上に表示する。
なお、ボタン21がクリックされて、オブジェクトの種類が決まった時点で、システム制御部16は、オブジェクトの種類に対応するオブジェクトの横幅、オブジェクトの高さ、オブジェクトのX座標、オブジェクトのY座標タグを設定し、ボタン22、ボタン23の表示を決めてもよい。
次に、第2オブジェクトを設定する場合、ユーザは、第2オブジェクトの種類のボタン21をクリックする。その後に、第1オブジェクトと同様に、オブジェクトの種類に対応する横幅、高さ、X座標、Y座標のタグも設定されていく。
さらに、第4オブジェクトのように、オブジェクトを追加したい場合、ユーザがオブジェクト追加のボタン24をクリックする。システム制御部16は、第4オブジェクトに関するボタン21、22、23を、設定画面20に追加する。
確定のボタンがクリックされた後、システム制御部16は、小組テンプレートの型の設定を終了する。
次に、システム制御部16は、図5に示すようなデータ構造を、記憶部12に設定する。
ここで、図5に示すようなデータ構造は、小組内にオブジェクトが2つの例であり、テキストオブジェクトと画像オブジェクトとの組み合わせの例である。各オブジェクトに対して、オブジェクト間の位置関係を示すためのオブジェクトの位置のフィールド、オブジェクトのサイズのフィールドを有する。なお、キータグは、小組を区別するためのタグである。
設定された小組テンプレートの型を模式的に示すと、図6に示すように、小組テンプレート40は、画像オブジェクトに対応する画像フレーム41と、テキストオブジェクトに対応するテキストフレーム42と、を有する。なお、座標(img_X, img_Y)、座標(txt_X, txt_Y)は、小組テンプレート40の基準点(0,0)に対する各オブジェクトの位置情報であるが、オブジェクト間の相対的な位置関係情報を示している。
また、小組テンプレート内のオブジェクトが3つの場合、図7に示すようなデータ構造になる。”商品名”および”説明”のテキストオブジェクトが2つと、”画像”の画像オブジェクトが1つの組み合わせの小組テンプレートで、オブジェクト数が合計3つである。また、小組テンプレート内のオブジェクトが1つの場合、図8に示すようなデータ構造になる。
なお、各オブジェクトの種類の組み合わせとして、同種のオブジェクトの組み合わせでもよい。例えば、2つのテキストオブジェクトの組み合わせ、2つの画像オブジェクトの組み合わせでもよい。
このように、組版装置10は、複数のオブジェクトを有する小組のテンプレートであって、各オブジェクトの組み合わせに応じたテンプレートの型を設定するテンプレート型設定手段の一例として機能する。また、組版装置10は、オブジェクトの数、および、各オブジェクトの種類を設定するテンプレート型設定手段の一例として機能する。
次に、組版装置10は、小組テンプレートの型を選択する(ステップS2)。組版装置10のシステム制御部16は、小組テンプレートの型の選択を、操作部14を介してユーザから受け付ける。ユーザは、小組データを設定するために、ステップS1で設定した、図5、図7、図8に示すようなデータ構造の小組テンプレートの型から、小組テンプレートの型を選択する。小組テンプレートの型が選択されると、システム制御部16は、図9に示すように、小組データ設定の画面25を表示部13に表示する。
次に、組版装置10は、キータグを設定する(ステップS3)。ユーザが入力したキータグの番号を、操作部14を介して、組版装置10のシステム制御部16は取得し、キータグを設定する。図10に示すように、システム制御部16は、データ構造のキータグのフィールドに、取得したキータグのデータを記憶する。
次に、組版装置10は、各オブジェクト内容を設定する(ステップS4)。組版装置10は、オブジェクト内容として、具体的な商品名や画像ファイルを設定する。例えば、ユーザが、ボタン26をクリックし、ボタン26の”商品名”の所に、”りんご”のテキストデータを入力する。また、システム制御部16は、”画像”のボタン26がクリックされた場合、記憶部12内の画像データのファイル名の一覧を表示し、画像をユーザに選択させる。図10に示すように、システム制御部16は、データ構造の”商品名”のフィールドに、入力されたテキストデータを記憶し、データ構造の”画像”のフィールドに、選択された画像データのファイルの記憶場所またはファイル名を記憶する。
次に、組版装置10は、小組の各オブジェクトのサイズを設定する(ステップS5)。ユーザが、ボタン27をクリックし、ボタン27の”txt_W”および”txt_H”の所に、第1オブジェクトのサイズに関連する数字を入力する。ユーザがボタン27をクリックし、ボタン27の”img_W”および”img_H”の所に、第2オブジェクトのサイズに関連する数字を入力する。図10に示すように、システム制御部16は、データ構造の所定のフィールドに、入力されたオブジェクトのサイズデータを記憶する。
このように、組版装置10は、テンプレートの型に基づいた複数の小組を設定するために、各小組の前記各オブジェクトのサイズ情報を設定するオブジェクトサイズ情報設定手段の一例として機能する。
次に、組版装置10は、オブジェクト間の位置関係を設定する(ステップS6)。ユーザが、ボタン28をクリックし、ボタン28の”txt_X”および”txt_Y”の所に、第1オブジェクトの位置に関連する数字を入力する。ボタン28の”img_X”および”img_Y”の所に、第2オブジェクトの位置に関連する数字を入力する。図10に示すように、システム制御部16は、データ構造の所定のフィールドに、オブジェクト間の位置関係として、入力されたオブジェクトの位置データを記憶する。
図10に示すように、各小組におけるオブジェクトの種類、オブジェクトのサイズ、オブジェクトの位置が設定されることにより、キータグに対応した各小組の小組データが設定される。
このように、組版装置10は、テンプレートの型に基づいた複数の小組を設定するために、各小組における前記各オブジェクト間の位置関係情報を設定する位置関係情報設定手段の一例として機能する。また、組版装置10は、小組内でおける各オブジェクトの位置情報により、位置関係情報を設定する位置関係情報設定手段の一例として機能する。
次に、組版装置10は、設定が終了か否かを判定する(ステップS7)。”次の小組”ボタンがクリックされた場合、組版装置10は、設定が終了していないとし(ステップS7;NO)、ステップS2の処理に戻り、次の小組を設定する。例えば、図10に示すように、キータグ”2”に対して、システム制御部16は、商品名”みかん”等を設定する。
キータグの設定、各オブジェクト内容の設定、各オブジェクトのサイズの設定、オブジェクト間の位置関係の設定により、小組データが設定される。設定された小組データの表示イメージは、商品名”りんご”の場合、図11に示すように、画像フレーム51とテキストフレーム52とを有する小組50となる。また、設定された小組データの表示イメージは、商品名”みかん”の場合、図12に示すように、画像フレーム56と、テキストフレーム57とを有する小組55となる。
このように、小組50と小組55とは、オブジェクトのサイズ、オブジェクト間の位置関係をパラメータとする1つの小組テンプレート40により表現できる。
確定ボタンがクリックされた場合、組版装置10は、設定が終了したとして(ステップS7;YES)、組版装置10は、レイアウト処理を行う(ステップS8)。設定された各小組データ(各オブジェクトのサイズ情報や、オブジェクト間の位置関係情報)に基づき、組版装置10のシステム制御部16は、図13に示すように、台紙P内における各小組50、55の配置を決定する。なお、レイアウト処理に関して、レイアウト処理のサブルーチンで詳細に説明する。このように、組版装置10は、各オブジェクトのサイズ情報と、位置関係情報とに応じて、各小組の配置を決定する配置決定手段の一例として機能する。
(2.2 レイアウト処理のサブルーチン)
次に、レイアウト処理のサブルーチンについて、図14を用いて説明する。
次に、レイアウト処理のサブルーチンについて、図14を用いて説明する。
図14に示すように、組版装置10は、各小組データを読み込む(ステップS10)。組版装置10のシステム制御部16は、記憶部12において、図10に示すような小組のデータベースから、キータグに従い、各小組データとして、各オブジェクトのサイズ情報、位置情報、テキスト情報、ファイル名等を読み込む。
次に、組版装置10は、オブジェクト内容を読み込む(ステップS11)。組版装置10のシステム制御部16は、画像オブジェクトの場合、小組データにおける、データ構造の”画像”のフィールドのファイル名に基づき、画像データをオブジェクト内容として記憶部12から読み込む。
次に、組版装置10は、台紙における小組の配置を計算する(ステップS12)。システム制御部16は小組50の外枠(小組50破線部分)のサイズ、小組55の外枠(小組55破線部分)のサイズの情報に基づき、既存の自動組版に関するアルゴリズムに従い、台紙Pにおける各小組50、55の配置を計算する。なお、システム制御部16は、小組の外枠のサイズを、各オブジェクトのサイズおよび各オブジェクトの位置情報から算出する。
次に、組版装置10は、各小組内で各オブジェクトを配置する(ステップS13)。システム制御部16は、小組の外枠内において、各オブジェクトの位置情報に基づき、各オブジェクトを配置する。
次に、組版装置10は、台紙に各オブジェクトのデータを流し込む(ステップS14)。図13に示すように、システム制御部16は、台紙Pにおいて、配置されている各オブジェクトに対して、テキストオブジェクトに対応したテキストデータや、画像オブジェクトに対応した画像データを、流し込む。
本実施形態によれば、複数のオブジェクト(画像フレーム41、テキストフレーム42)を有する小組のテンプレート40であって、各オブジェクトの組み合わせに応じたテンプレートの型を設定し、テンプレートの型に基づいた複数の小組50、55を設定するために、各小組の各オブジェクトのサイズ情報を設定し、各小組における各オブジェクト間の位置関係情報を設定し、各オブジェクトのサイズ情報と、位置関係情報とに応じて、各小組の配置を決定することにより、各オブジェクトの種類の組み合わせに応じたテンプレートの型に小組をまとめることができ、個々具体的なオブジェクトの配置に応じた複数パターンの小組を作成する必要がないので、作業効率が向上する。
従来の自動組版システムでは、異なる大きさやレイアウトの個々のオブジェクトを配置する際には、複数のパターンの小組を作成する必要があった。また、タグ情報を設定したテキストデータ以外に、レイアウト情報を設定したデータを作成する必要もあった。しかし、本願の組版装置10は、小組のテンプレートの型を設定した上で、小組の各オブジェクトの座標やサイズを設定するだけで、レイアウト処理の際、小組の各オブジェクトの座標やサイズに基づき、各小組の配置を決定し、各小組内のオブジェクトに対して、テキストデータや画像データを流し込むことにより、異なる大きさや異なるレイアウトのオブジェクトを配置することができる。
特に、小組の数が多く、作成パターンが多数ある場合、小組作成時間およびテキストデータの作成時間を考慮すると、本願の組版装置10により、大幅に作業時間が削減して作業効率が向上する。
また、テンプレート型の設定において、オブジェクトの数、および、各オブジェクトの種類を設定する場合、オブジェクトの組み合わせに応じた設定がしやすくなり、作業効率が向上する。
また、位置関係情報設定において、小組内でおける各オブジェクトの位置情報により、位置関係情報を設定する場合、小組内における各オブジェクトの位置関係がイメージしやすく、設定が容易になる。
10:組版装置
40:小組テンプレート
41:画像フレーム(オブジェクト)
42:テキストフレーム(オブジェクト)
50、55:小組
P:台紙
40:小組テンプレート
41:画像フレーム(オブジェクト)
42:テキストフレーム(オブジェクト)
50、55:小組
P:台紙
Claims (5)
- 複数のオブジェクトを有する小組のテンプレートであって、前記各オブジェクトの組み合わせに応じたテンプレートの型を設定するテンプレート型設定手段と、
前記テンプレートの型に基づいた複数の前記小組を設定するために、前記各小組の前記各オブジェクトのサイズ情報を設定するオブジェクトサイズ情報設定手段と、
前記各小組における前記各オブジェクト間の位置関係情報を設定する位置関係情報設定手段と、
前記各オブジェクトのサイズ情報と、前記位置関係情報とに応じて、前記各小組の配置を決定する配置決定手段と、
を備えることを特徴とする組版装置。 - 請求項1に記載の組版装置において、
前記テンプレート型設定手段が、前記オブジェクトの数、および、前記各オブジェクトの種類を設定することを特徴とする組版装置。 - 請求項1または請求項2に記載の組版装置において、
前記位置関係情報設定手段が、前記小組内における前記各オブジェクトの位置情報により、前記位置関係情報を設定することを特徴とする組版装置。 - 組版装置が組版を行う組版方法において、
複数のオブジェクトを有する小組のテンプレートであって、前記各オブジェクトの組み合わせに応じたテンプレートの型を設定するテンプレート型設定ステップと、
前記テンプレートの型に基づいた複数の前記小組を設定するために、前記各小組の前記各オブジェクトのサイズ情報を設定するオブジェクトサイズ情報設定ステップと、
前記各小組における前記各オブジェクト間の位置関係情報を設定する位置関係情報設定ステップと、
前記各オブジェクトのサイズ情報と、前記位置関係情報とに応じて、前記各小組の配置を決定する配置決定ステップと、
を有することを特徴とする組版方法。 - コンピュータを、
複数のオブジェクトを有する小組のテンプレートであって、前記各オブジェクトの組み合わせに応じたテンプレートの型を設定するテンプレート型設定手段、
前記テンプレートの型に基づいた複数の前記小組を設定するために、前記各小組の前記各オブジェクトのサイズ情報を設定するオブジェクトサイズ情報設定手段、
前記各小組における前記各オブジェクト間の位置関係情報を設定する位置関係情報設定手段、および、
前記各オブジェクトのサイズ情報と、前記位置関係情報とに応じて、前記各小組の配置を決定する配置決定手段として機能させることを特徴とする組版装置用プログラム。
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