JP2014041275A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
現像装置及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014041275A JP2014041275A JP2012183935A JP2012183935A JP2014041275A JP 2014041275 A JP2014041275 A JP 2014041275A JP 2012183935 A JP2012183935 A JP 2012183935A JP 2012183935 A JP2012183935 A JP 2012183935A JP 2014041275 A JP2014041275 A JP 2014041275A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- developer
- image
- toner
- developing device
- magnetic carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】現像装置20の使用開始前に予め現像剤収容室26,27に収容しておく初期現像剤のキャリア粒径を補給用現像剤のキャリア粒径よりも大きくしておく。これにより遊離シリカの量を抑え、感光体ドラム1に付着するシリカ量を低減する。補給用カートリッジ30aから補給される補給用現像剤33は、磁性キャリアの粒径を初期現像剤よりも小さくし、トナーに付着していない遊離シリカの量を調整する。これにより、感光体ドラムの非画像部へのシリカの転移量を維持し、クリーニングブレード6bの先端に堆積したシリカが感光体ドラムの表面を磨耗するときのムラを低減する。
【選択図】図2
Description
図1は、本発明の一実施形態である画像形成装置の概略構成図である。
この画像形成装置は、4色のトナーを用いてカラー画像を形成する画像形成装置であり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を出力する電子写真方式の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kと、これらと対向する中間転写ベルト11とを備えている。
中間転写ベルト11は、回転駆動される駆動ロール15と、中間転写ベルト11の幅方向への偏りを調整する調整ロール16と、対向ロール17とに張架されている。そして、上記画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kと対向するように配置され、図中に示す矢印Aの方向に周面が周回駆動されるものである。
この二次転写部材12が中間転写ベルト11と対向する二次転写位置13には記録シート収容部8から搬送路9を経て、記録媒体である記録シートが送り込まれる。記録シートの搬送経路における二次転写位置13の下流側には、トナー像が転写された記録シートの搬送装置14及びトナー像を加熱及び加圧して記録シート上に圧着する定着装置7が設けられている。
さらに下流側にはトナー像が定着された記録シートを重ねて保持する排紙保持部(図示しない)が設けられている。
本実施の形態では、クリーニングブレード6bの先端のエッジ部が感光体ドラム1の表面に接触する、いわゆるブレード加圧方式を採用しており、一次転写後の感光体ドラム上に残留したトナー等を掻き取って除去するものとなっている。
この現像装置は、二成分現像剤を収容する現像剤収容室26,27を備えたハウジング22と、上記感光体ドラム1と近接対向するように配置された現像剤保持部材である現像ロール23と、上記ハウジング内で二成分現像剤を攪拌するとともに搬送し、攪拌搬送部材として機能する第1のオーガ24及び第2のオーガ25と、二成分現像剤を上記ハウジング内に補給する現像剤補給手段としての現像剤補給部30と、ハウジング内の二成分現像剤を回収するための回収部32と、上記現像ロール上に吸着した二成分現像剤の量を規制する層厚規制部材29と、を備えている。
また、ハウジング22は、感光体ドラム1に対向する位置が開口しており、この部分で上記現像ロール23が感光体ドラム1と近接・対向するように配設されている。
なお、二成分現像剤の補給は、トナーの消費量、現像された画像量、ハウジング内のトナー濃度、磁性キャリアの帯電量等に応じて、必要な量を適切なタイミングで行うように制御することができる。
なお、現像剤の排出は、予め定められた高さより高く堆積した二成分現像剤を排出するものであっても良いし、補給用現像剤の補給と同様に、予め定められたタイミングで行うように制御されるものであっても良い。
この現像剤は、熱可塑性樹脂と色材とを混練したものを粉状にしたトナーと、フェライトと合成樹脂とを混練して形成された粒状体に被覆層を形成した磁性キャリアと、トナーの外添剤としてのシリカとを混合したものである。
トナーは粒径約3.8μm〜8μm、シリカは粒径約100nm〜150nmのものを使用することができ、本実施の形態では粒径約6μmのトナー、粒径約130nmのシリカを使用している。磁性キャリアは、体積平均粒径が30μm以上のものが望ましく、本実施の形態では、体積平均粒径が約35μmのものを使用している。
トナー、磁性キャリア及び外添剤のそれぞれの材質は初期現像剤と同じものを使用している。そして、トナーと外添剤とは、粒径も同じものを使用している。補給用現像剤33に含まれる磁性キャリアは、初期現像剤に含まれるものとは粒径が異なるものであり、体積平均粒径が30μm未満のものが使用される。本実施の形態では、補給用現像剤33に体積平均粒径が約25μmの磁性キャリアが使用されている。
感光体ドラム1が回転駆動され、帯電装置2によって表面が帯電された後に露光装置3から像光が照射されて感光体ドラム1上に静電電位の差による潜像が形成される。この静電潜像は、感光体ドラム1の回転により現像装置20と対向する位置に搬送される。
二成分現像剤は、第1のオーガ24によって現像ロール23に供給されると、磁性キャリアは磁石ロール23aが形成する磁界によってスリーブ23b上に穂状に連なった状態で吸着され、トナーがこの磁性キャリアに電気的に付着して磁気ブラシを形成する。そして、スリーブ23bの回転によって搬送され、層厚規制部材29と対向する位置で、磁気ブラシは予め定められた厚さに規制され、ほぼムラのない現像剤層となって感光体ドラム1と対向する現像領域43に送り込まれる。
このように、イエローのトナー像を形成する画像形成ユニット10Y、マゼンタのトナー像を形成する画像形成ユニット10M、シアンのトナー像を形成する画像形成ユニット10C、ブラックのトナー像を形成する画像形成ユニット10Kにより形成されたそれぞれのトナー像は順次中間転写ベルト11上に重ねて転写される。そして、中間転写ベルト11上に重ね合わされたトナー像は、中間転写ベルト11の周回移動により二次転写ロール12aと対向ロール17との対向位置すなわち二次転写位置13へ搬送される。
転写されたトナー像を保持した記録シートは定着装置7へ搬送され、トナー像は加熱及び加圧されて記録シート上に圧着された後、排紙保持部へ搬出される。
本実施の形態では、初期現像剤の磁性キャリアの体積平均粒径を35μmとしており、体積平均粒径が30μm以下の磁性キャリアを用いたときより、早期にゴーストの発生が抑制される。このような効果については後に実験結果を示す。
この実験は、体積平均粒径が約35μm、約30μm、約25μmの磁性キャリアを含む3種類の二成分現像剤を用いて、A3サイズのゴースト評価チャートを現像し、生じたゴーストのレベルをΔL* で評価したものである。なお、ΔL*の値は小さいほどゴーストレベルが良好なことを示している。
この図が示すように、粒径35μmの磁性キャリアを使用した二成分現像剤でトナー像を形成した場合は、現像装置の使用開始時にはゴーストのレベルΔL* が2であったが、画像の現像枚数を重ねることによってゴーストの発生レベルは急速に低減し、現像枚数が1000枚(1kpv)になると、ゴーストをほぼ認識できないレベルである0.5まで低下している。
また、粒径25μmの磁性キャリアを使用した場合は、現像装置の使用開始時にはゴーストのレベルΔL* が3であり、約18000枚の現像を行ったときにゴーストのレベルΔL* が0.5になっている。
これにより、初期現像剤に含まれるキャリアの粒径が30μm以上であれば、現像装置開始初期に発生するゴーストを急激に低下させることができ、粒径35μm以上のキャリアを使用するのが望ましいことが分かる。
この図が示すように、粒径が約35μmのキャリアを使用した二成分現像剤で現像を行った場合、感光体ドラムの画像部の磨耗レートは20nm/kcyc(kcycは、感光体ドラムの1000回転を示す)を超えているのに対し、非画像部では15nm/kcyc以下である。したがって、画像部と非画像部との磨耗レートに大きな差が生じていることが分かる。
粒径約25μmの磁性キャリアを使用した場合は、画像部及び非画像部において、磨耗レートは22〜25nm/kcycとなっており、画像部及び非画像部での磨耗レートの差は、粒径が約35μmのキャリアを使用したときより小さくなっている。
これにより、25μmのキャリアを使用した二成分現像剤では、感光体ドラム表面の磨耗量の差を小さくでき、多数枚の現像を繰り返すことによって感光体ドラム表面の電位のムラが発生するのを抑制することが可能となる。
したがって、二成分現像剤で使用する磁性キャリアの粒径を上記のように変えることにより、現像装置の使用開始初期のゴーストの発生を抑制することと、多数枚の現像を繰り返したときに濃度ムラが発生するのを抑制することとを両立させることが可能となるものである。
10:画像形成ユニット、 11:中間転写ベルト、 12:二次転写部材、 13:二次転写位置、 14:搬送装置、 15:駆動ロール、 16:調整ロール、 17:対向ロール、
20:現像装置、 22:ハウジング、 22a:補給口、 23:現像ロール、 23a:磁石ロール、 23b:スリーブ、 24:第1のオーガ、 25:第2のオーガ、 26,27:現像剤収容室、 28:隔壁、 29:層厚規制部材、
30:現像剤補給部、 30a:補給用カートリッジ、 32:回収手段、 32a:排出口、 33:補給用現像剤、
41:現像剤供給領域、 42:電源装置、 43:現像領域、
Claims (3)
- 静電電位の差による潜像が形成される像保持体と対向して配置され、周面に現像剤を保持して搬送する現像剤保持部材と、
トナー、磁性キャリア及び前記トナーに付着させる外添剤を含む二成分現像剤が収容される現像剤収容室と、
該現像剤収容室内で前記二成分現像剤を攪拌及び搬送する攪拌搬送部材と、
使用開始前に予め前記現像剤収容室に収容されている初期現像剤である二成分現像剤の消費に応じて、該現像剤収容室内に補給用現像剤である二成分現像剤を補給する現像剤補給手段と、
前記現像剤収容室内から二成分現像剤を回収する回収手段と、を備え、
前記初期現像剤に含まれる磁性キャリアの体積平均粒径が、前記補給用現像剤に含まれる磁性キャリアの体積平均粒径よりも大きくなっていることを特徴とする現像装置。 - 前記初期現像剤に含まれる磁性キャリアの体積平均粒径は30μm以上であり、前記補給用現像剤に含まれる磁性キャリアの体積平均粒径は30μm未満であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 静電電位の差による潜像が無端状の周面に形成される像保持体と、
該像保持体上の前記潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像装置と、
前記トナー像を、搬送される記録媒体に直接転写するか、又は中間転写体に一旦転写した後、搬送される記録媒体に転写する転写装置と、
前記記録媒体に前記トナー像を定着する定着装置と、
前記トナー像を転写した後の前記像保持体上に残るトナーを除去するクリーニング装置と、を有し、
前記現像装置は、請求項1又は請求項2に記載の現像装置であることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012183935A JP5958179B2 (ja) | 2012-08-23 | 2012-08-23 | 現像装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012183935A JP5958179B2 (ja) | 2012-08-23 | 2012-08-23 | 現像装置及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014041275A true JP2014041275A (ja) | 2014-03-06 |
JP5958179B2 JP5958179B2 (ja) | 2016-07-27 |
Family
ID=50393565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012183935A Expired - Fee Related JP5958179B2 (ja) | 2012-08-23 | 2012-08-23 | 現像装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5958179B2 (ja) |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11202630A (ja) * | 1998-01-19 | 1999-07-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 現像方法及びその方法を用いた現像装置 |
JP2004109380A (ja) * | 2002-09-17 | 2004-04-08 | Toshiba Tec Corp | 現像剤の補給方法および画像形成装置 |
JP2004219590A (ja) * | 2003-01-10 | 2004-08-05 | Canon Inc | 現像装置 |
JP2004287269A (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 現像剤及び画像形成方法 |
JP2005107377A (ja) * | 2003-10-01 | 2005-04-21 | Kyocera Mita Corp | 画像形成方法 |
JP2007163592A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Ricoh Co Ltd | 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
JP2009116152A (ja) * | 2007-11-08 | 2009-05-28 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2009223118A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 現像方法、現像装置及び画像形成装置 |
JP2015014623A (ja) * | 2013-07-03 | 2015-01-22 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2012
- 2012-08-23 JP JP2012183935A patent/JP5958179B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11202630A (ja) * | 1998-01-19 | 1999-07-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 現像方法及びその方法を用いた現像装置 |
JP2004109380A (ja) * | 2002-09-17 | 2004-04-08 | Toshiba Tec Corp | 現像剤の補給方法および画像形成装置 |
JP2004219590A (ja) * | 2003-01-10 | 2004-08-05 | Canon Inc | 現像装置 |
JP2004287269A (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 現像剤及び画像形成方法 |
JP2005107377A (ja) * | 2003-10-01 | 2005-04-21 | Kyocera Mita Corp | 画像形成方法 |
JP2007163592A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Ricoh Co Ltd | 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
JP2009116152A (ja) * | 2007-11-08 | 2009-05-28 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2009223118A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 現像方法、現像装置及び画像形成装置 |
JP2015014623A (ja) * | 2013-07-03 | 2015-01-22 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5958179B2 (ja) | 2016-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5777255B2 (ja) | 現像装置およびそれを備えた画像形成装置 | |
JP4393900B2 (ja) | 現像装置、画像形成装置、プロセスカートリッジ及び現像方法 | |
JP2008122720A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5618930B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2011112657A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5958179B2 (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JP2014102341A (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JP6019878B2 (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JP5250271B2 (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JP5271872B2 (ja) | 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP2011085777A (ja) | 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP2014010340A (ja) | バイアス制御装置、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2012003047A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5193784B2 (ja) | 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP2001125366A (ja) | 現像装置 | |
JP2007322840A (ja) | 現像装置 | |
JP6565829B2 (ja) | 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP2023161928A (ja) | 現像装置 | |
JP5150478B2 (ja) | 現像装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP2020134731A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2010072409A (ja) | キャリアを補給する機構を有する現像装置と画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP2010156907A (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JP2011169994A (ja) | 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP2018146664A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007140100A (ja) | 現像装置及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150306 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151209 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160524 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160606 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5958179 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |