JP2014040850A - ローラー及び/又は金型の最表面用組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シリコーン樹脂を90〜99重量%、平均一次粒子径1〜50nmの無機粒子を1〜10重量%含有する、ローラー及び/又は金型の最表面用組成物。また、当該最表面用組成物を用いたローラー及び/又は金型最表面用部材、並びにローラー及び/又は金型。
【選択図】なし
Description
項1.シリコーン樹脂を90〜99重量%、平均一次粒子径1〜50nmの無機粒子を1〜10重量%含有する、ローラー及び/又は金型の最表面用組成物。
項2.前記シリコーン樹脂の含有量が93〜97重量%であり、前記無機粒子の含有量が3〜7重量%である、項1に記載のローラー及び/又は金型の最表面用組成物。
項3.前記シリコーン樹脂が、ポリジメチルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサン、ポリメチルハイドロジェンシロキサン、ポリメチルメトキシシロキサン及びポリメチルビニルシロキサンよりなる群から選ばれる少なくとも1種である、項1又は2に記載のローラー及び/又は金型の最表面用組成物。
項4.前記無機粒子が、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、酸化亜鉛、炭化ケイ素、窒化ケイ素及び酸化鉄よりなる群から選ばれる少なくとも1種である、項1〜3のいずれかに記載のローラー及び/又は金型の最表面用組成物。
項5.前記ローラーが、乾燥ローラー、塗布ローラー、転写ローラー、貼り合わせローラー、しわ取りローラー、圧着ローラー、ガイドローラー又は印刷ローラーであり、前記金型が、衛材製造用金型、ゴムタイヤ製造用金型、ホットメルト接着剤を固体状に成型する金型、又は固体状ホットメルト接着剤を押し出す金型である、項1〜4のいずれかに記載のローラー及び/又は金型の最表面用組成物。
項6.項1〜5のいずれかに記載のローラー及び/又は金型の最表面用組成物を用いたコーティング膜からなる、ローラーの最表面用部材。
項7.前記コーティング膜の厚みが5μm以上である、項6に記載のローラー及び/又は金型の最表面用部材。
項8.項6又は7に記載のローラー及び/又は金型の最表面用部材を最表面に備える、ローラー及び/又は金型。
項9.基材上に、溶射層及び前記ローラーの最表面用部材を順に備える、項8に記載のローラー及び/又は金型。
本発明のローラー及び/又は金型の最表面用組成物は、シリコーン樹脂を90〜99重量%、平均一次粒子径1〜50nmの無機粒子を1〜10重量%含有する。
本発明のローラー及び/又は金型の最表面用部材は、上記説明した本発明の組成物を用いたコーティング膜からなる。より具体的には、本発明の組成物が、液体塗料である場合にはエアースプレーを用いて塗装されたコーティング膜が好ましい。
本発明のローラー及び/又は金型は、上記説明した本発明のローラー及び/又は金型の最表面用部材を備える。このローラー及び/又は金型は、具体的には、基材上に、溶射層及び本発明のローラー及び/又は金型の最表面用部材を順に備えることが好ましい。
コーティング加工した平板テストピース(厚さ1mm、60mm×90mm、材質アルミニウム)に粘着テープ(幅50mm×長さ150mm)の幅50mm×長さ50mm部分を貼り付けて、デジタルフォースゲージ(日本電産シンポ(株)製FGP−0.5)にて上(垂直)方向に引き上げ、平板テストピースから粘着テープが剥離する際の荷重を測定した。
コーティング加工した円筒型ローラー(直径100mm、面長さ150mm、材質SS40)を装置に固定し、日東電工(株)製のアクリルフォーム強粘着テープH8000を巻きつけた円筒型ローラー(直径50mm、面長さ150mm、材質SS40)を40Nの力で押し付けて、600rpmで回転させ、コーティング加工した円筒型ローラーの外周面に強粘着テープの一部が付着するまでの時間(分)を測定した。
コーティング加工した容器(深さ100mm、縦100mm、横100mm、材質SUS304)に(株)MORESCO製ホットメルト接着剤TN−269Zを160℃で液状にしたものを満たした。25℃で1時間冷却後、固体状となったホットメルト接着剤を容器から取り出し、容器の内面にホットメルト接着剤の一部が付着するまでの回数を測定した。
1リットルのポリプロピレン容器にトルエン300g、液状のポリジメチルシロキサン(Alfa Aesar社製、トリメチルシロキシ末端処理、分子量139,000)97g、シリカ粉末(日本アエロジル(株)製、平均一次粒子径16nm)3gを加えた。
1リットルのポリプロピレン容器にトルエン300g、液状のポリジメチルシロキサン(Alfa Aesar社製、トリメチルシロキシ末端処理、分子量139,000)95g、シリカ粉末(日本アエロジル(株)製、平均一次粒子径16nm)5gを加えた。
1リットルのポリプロピレン容器にトルエン300g、液状のポリジメチルシロキサン(Alfa Aesar製、トリメチルシロキシ末端処理、分子量139,000)93g、シリカ粉末(日本アエロジル(株)製、平均一次粒子径16nm)7gを加えた。
1リットルのポリプロピレン容器にトルエン300g、液状のポリジメチルシロキサン(Alfa Aesar社製、トリメチルシロキシ末端処理、分子量139,000)100gを加えた。
1リットルのポリプロピレン容器にトルエン300g、液状のポリジメチルシロキサン(Alfa Aesar社製、トリメチルシロキシ末端処理、分子量139,000)89g、シリカ粉末(日本アエロジル(株)製、平均一次粒子径16nm)11gを加えた。
Claims (9)
- シリコーン樹脂を90〜99重量%、平均一次粒子径1〜50nmの無機粒子を1〜10重量%含有する、ローラー及び/又は金型の最表面用組成物。
- 前記シリコーン樹脂の含有量が93〜97重量%であり、前記無機粒子の含有量が3〜7重量%である、請求項1に記載のローラー及び/又は金型の最表面用組成物。
- 前記シリコーン樹脂が、ポリジメチルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサン、ポリメチルハイドロジェンシロキサン、ポリメチルメトキシシロキサン及びポリメチルビニルシロキサンよりなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1又は2に記載のローラー及び/又は金型の最表面用組成物。
- 前記無機粒子が、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、酸化亜鉛、炭化ケイ素、窒化ケイ素及び酸化鉄よりなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1〜3のいずれかに記載のローラー及び/又は金型の最表面用組成物。
- 前記ローラーが、乾燥ローラー、塗布ローラー、転写ローラー、貼り合わせローラー、しわ取りローラー、圧着ローラー、ガイドローラー又は印刷ローラーであり、前記金型が、衛材製造用金型、ゴムタイヤ製造用金型、ホットメルト接着剤を固体状に成型する金型、又は固体状ホットメルト接着剤を押し出す金型である、請求項1〜4のいずれかに記載のローラー及び/又は金型の最表面用組成物。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のローラー及び/又は金型の最表面用組成物を用いたコーティング膜からなる、ローラーの最表面用部材。
- 前記コーティング膜の厚みが5μm以上である、請求項6に記載のローラー及び/又は金型の最表面用部材。
- 請求項6又は7に記載のローラー及び/又は金型の最表面用部材を最表面に備える、ローラー及び/又は金型。
- 基材上に、溶射層及び前記ローラーの最表面用部材を順に備える、請求項8に記載のローラー及び/又は金型。
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