JP2014039666A - 心拍推定装置及び方法、並びにプログラム - Google Patents

心拍推定装置及び方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】心拍推定装置及び方法、並びにプログラムにおいて、心拍の推定精度を向上することを目的とする。
【解決手段】被験者にマイクロ波を照射する送信部と、前記被験者からの反射波を検知して検知結果を取得する受信部と、前記被験者の動きを検出して検出結果を取得するセンサと、前記検出結果を周波数解析して特徴点が得られる周波数の近傍に存在する、前記検知結果を周波数解析して得られる特徴点を、心拍の候補から除外した後に残る特徴点に基づき心拍を推定する推定部を備えるように構成する。
【選択図】図9

Description

本発明は、心拍推定装置及び方法、並びにプログラムに関する。
以下の説明では、便宜上、心拍測定または心拍推定の対象となる人(例えば、ユーザ)のことを被験者と言う。被験者と接触して心拍を測定する様々な心拍測定装置が提案されている。しかし、接触型の心拍測定装置の場合、例えば被験者の耳に装着されるイヤークリップなどの専用のセンサを用いるため、心拍測定装置の使い勝手が悪く、イヤークリップが外れたりする可能性があるため、例えば被験者が歩行するなどして動いても確実に心拍を測定可能な心拍測定装置を実現することは難しい。
一方、例えばマイクロ波を被験者の胸などに照射して当該被験者からの反射波を検知することで、ドップラー効果を利用して被験者の心拍を推定する非接触型の心拍推定装置が提案されている。具体的には、マイクロ波送信部と被験者との間の距離が変化すると、被験者からの反射波が変化するので、反射波の変化から被験者の心臓の鼓動に伴う体の表面または心臓を含む臓器の変位を測定することで心拍を推定することができる。マイクロ波は、例えば波長が1m〜100μmで周波数が300MHz〜3THzである。
しかし、被験者からの反射波には、心拍の情報に関する反射波以外に様々な情報に関する反射波が含まれている。心拍の情報に関する反射波以外の様々な情報に関する反射波には、被験者の心臓の鼓動に伴い変位する体の表面以外の、例えば呼吸に伴い変位する体の表面、被験者が着用している衣服などで反射された反射波が含まれる。被験者が歩行するなどして動くと、心拍数や呼吸数は増加する傾向にあり、衣服の形状も変化するので、心拍の情報に関する反射波以外の様々な情報に関する反射波は被験者の動きなどに応じて変化する。
心拍の情報以外の様々な情報は、心拍の情報に対するノイズであるため、反射波にノイズが混入していると心拍の推定精度を向上することは難しい。しかし、特に被験者の動きに応じて変化するノイズを除去することは難しいため、心拍の推定精度を向上することは難しい。
特開2009−55997号公報 特開2011−50604号公報 特開2008−99849号公報 特開2005−237569号公報 特開平5−288760号公報 特開平1−115344号公報
従来の非接触型の心拍推定装置では、被験者の動きに応じて変化するノイズを除去して心拍の情報を分離することが難しいため、心拍の推定精度を向上することは難しい。
そこで、本発明は、心拍の推定精度を向上可能な非接触型の心拍推定装置及び方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、被験者にマイクロ波を照射する送信部と、前記被験者からの反射波を検知して検知結果を取得する受信部と、前記被験者の動きを検出して検出結果を取得するセンサと、前記検出結果を周波数解析して特徴点が得られる周波数の近傍に存在する、前記検知結果を周波数解析して得られる特徴点を、心拍の候補から除外した後に残る特徴点に基づき心拍を推定する推定部を備えた心拍推定装置が提供される。
開示の心拍推定装置及び方法、並びにプログラムによれば、心拍の推定精度を向上することが可能となる。
非接触型の心拍推定装置の一例を説明する図である。 一実施例における心拍推定装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 マイクロ波送受信部の一例を示すブロック図である。 携帯電話の第1の例の裏面側のカバーを取り除いて示す斜視図である。 携帯電話の第2の例の裏面側のカバーを取り除いて示す斜視図である。 携帯電話の第3の例の前面側を示す斜視図である。 PCの一例を示す斜視図である。 PCの使用形態の一例を示す図である。 マイクロホンを用いる場合の携帯電話の機能構成の一例を示すブロック図である。 被験者とXYZ座標軸との関係を示す図である。 接触型の心拍測定装置による測定結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図である。 マイクロ波を照射された被験者からの反射波の検知結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図である。 マイクロホンの検出結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図である。 心拍推定処理の一例を説明するフローチャートである。 加速度センサを用いる場合の携帯電話の機能構成の一例を示すブロック図である。 接触型の心拍測定装置による測定結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図である。 マイクロ波を照射された被験者からの反射波の検知結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図である。 加速度センサのX軸についての検出結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図である。 加速度センサのY軸についての検出結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図である。 加速度センサのZ軸についての検出結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図である。 角速度センサとXYZ座標軸との関係を示す図である。 接触型の心拍測定装置による測定結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図である。 マイクロ波を照射された被験者からの反射波の検知結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図である。 角速度センサのX軸についての検出結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図である。 角速度センサのY軸についての検出結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図である。 角速度センサのZ軸についての検出結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図である。
開示の心拍推定装置及び方法、並びにプログラムでは、被験者に照射したマイクロ波の反射波を検知した検知結果を取得し、被験者の動きを検出した検出結果を取得し、検出結果を周波数解析して特徴点が得られる周波数の近傍に存在する、検知結果を周波数解析して得られる特徴点を、心拍の候補から除外した後に残る特徴点に基づき心拍を推定する。
以下に、開示の心拍推定装置及び方法、並びにプログラムの各実施例を図面と共に説明する。
図1は、非接触型の心拍推定装置の一例を説明する図である。マイクロ波送信部1は、例えば被験者5の胸にマイクロ波を照射する。マイクロ波受信部2は、被験者5からのマイクロ波の反射波を検知する。成人の場合、1回の心拍で心臓が拍出する血液量は80ml程度であり、その際に心臓は拡張・収縮するので、マイクロ波受信部2で検知した反射波の変化量から心拍を推定することができる。
被験者5からの反射波には、マイクロ波送信部1と被験者5との間の距離の変化に起因するノイズが多く含まれる。例えば、被験者5が着用している衣服は、被験者5の動きに応じて形状が変化する遮蔽物となるため、このように形状が変化する遮蔽物からの反射波を識別すること難しい。このため、反射波から例えば被験者5の体の表面からの反射波と被験者5が着用している衣服からの反射とを識別することは難しく、マイクロ波送信部1と被験者5との間の距離を正確に検知して距離の変化を取得することは難しい。
そこで、本発明者は、マイクロ波送信部1と被験者5との間の距離の変化が、被験者5の動きに起因することに着目し、被験者5の動きの検出結果を周波数解析してピーク(または、特徴点)が得られる周波数の近傍に存在する、マイクロ波受信部2による被験者5からの反射波の検知結果を周波数解析して得られるピーク(または、特徴点)を、心拍の候補から除外するという比較的簡単な処理を行うことで、マイクロ波送信部1と被験者5との間の距離の変化に起因するノイズ、即ち、被験者5の動きに応じて変化するノイズを除去することができることを見出した。後述するように、被験者5の動きは、例えばマイクロホン、加速度センサ、角速度センサなどのセンサで検出可能である。また、心拍に伴う体の動きは、歩行時などの体の動きと比較すると小さいので、被験者5の動きを検出するセンサでは心拍に伴う体の動きを検出する可能性は低く好都合である。
図2は、一実施例における心拍推定装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2に示す例では、心拍推定装置が電子装置の一例である携帯電話に組み込まれている。
携帯電話10は、図2に示すように、バス19で接続されたCPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、記録媒体インターフェイス14、表示制御部15、入出力制御部16、通信インターフェイス17、及びセンシング部18を有する。記録媒体インターフェイス14には、SD(Secure Digital)カード(または、メモリカード)21などの記録媒体が接続可能である。表示制御部15には、表示装置22が接続されている。入出力制御部16には、入出力デバイスが接続されている。この例では、入出力デバイスはUSB(Universal Serial Bus)デバイス23及びキーボード24を含むが、入出力デバイスはUSBデバイス23及びキーボード24に限定されるものではなく、例えばタッチパネル、スピーカなどを含んでも良い。表示装置22及びキーボード24の機能をタッチパネルで実現する場合には、表示装置22及びキーボード24は省略可能である。
通信インターフェイス17には、少なくともマイクロ波送受信部25を含む通信部が接続されている。この例では、電子装置が携帯電話10であるため通信部は携帯電話送受信部26を含む。通信部は、近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)部、ブルーツース(Bluetooth、登録商標)通信部、Wi−Fi(Wireless-Fidelity)送受信部、赤外線送受信部などを含んでも良い。センシング部18には、被験者の動きを検出する少なくとも1つのセンサが接続されている。この例では、被験者の動きを検出するセンサは、マイクロホン31、加速度センサ32、及び角速度センサ(または、ジャイロセンサ)33を含む。マイクロホン31は、音圧検出部の一例でる。加速度センサ32及び角速度センサ33は、速度検出部の一例である。センシング部18には、例えば気圧センサ、温湿度センサ、照度センサ、カメラなどのセンサが更に接続されていても良い。
CPU11は、携帯電話10全体の動作を制御する機能を有する。RAM12及びROM13は、CPU11が実行するプログラムや各種データを格納する記憶部を形成する。プログラムは、CPU11に心拍推定処理を実行させて心拍推定装置として機能させるプログラムを含む。記憶部には、SDカード21が含まれても良い。プログラムを格納する記憶部は、コンピュータ読取可能な記憶媒体の一例である。
表示部22は、表示制御部15の制御下で心拍推定処理の結果、操作画面などを表示する機能を有する。USBデバイス23には、入出力制御部16の制御下で出力される心拍推定処理の結果などが出力される。USBデバイス23は、例えばUSBケーブル、USBメモリなどで形成可能である。キーボード24は、携帯電話10に各種コマンド、データなどを入出力制御部16を介して入力する際に操作される。
マイクロ波送受信部25は、例えばマイクロ波送信部1及びマイクロ波受信部2を有する。携帯電話送受信部26は、携帯電話10からの発信及び他の電話からの着信を可能とする周知の構成の通信部を形成する。
図3は、マイクロ波送受信部25の一例を示すブロック図である。図3に示すマイクロ波送受信部25は、制御部251、発振回路252、アンテナ253、検波回路254、電源回路255、及びオペアンプ(Operational Amplifier)256を有する。発振回路252で生成された送信波(マイクロ波)は、アンテナ253及び検波回路254に分波され、アンテナ253から送信された送信波は被験者5に照射される。被験者5に照射された送信波は反射され、被験者5からの送信波の反射波はアンテナ253で受信される。アンテナ253で受信した破線で示す反射波は、ノードNにおいて実線で示す送信波と干渉し合い、検波回路254からは一点鎖線で示す合成波(DC成分)が出力される。オペアンプ256は、合成波の所定周波数帯を増幅したセンサ出力を通信インターフェイス17を介してCPU11に入力する。電源回路255は、制御部251、発振回路252、検波回路254、及びオペアンプ256に電源電圧を供給する電池を含む。電池は、例えば充電可能な電池である。なお、電源回路255は、マイクロ波送受信部25に対して外部接続されていても良いことは言うまでもない。
図3の例では、マイクロ波送信部1は少なくとも発振回路252及びアンテナ253を含み、マイクロ波受信部2は少なくともアンテナ253、検波回路254、及びオペアンプ256を含む。
マイクロホン31は、検出した音データをセンシング部18を介してCPU11に入力する。加速度センサ32は、検出した加速度データをセンシング部18を介してCPU11に入力する。角速度センサ33は、検出した角速度データをセンシング部18を介してCPU11に入力する。
図4乃至図6は、マイクロ波送受信部25の配置の一例を説明する図である。
図4は、携帯電話の第1の例の裏面側のカバーを取り除いて示す斜視図である。図4の例では、マイクロ波送受信部25は、携帯電話10−1の裏面側の、電池255−1が配置された領域を除く上側領域Aまたは横側領域Bに配置される。領域A,Bは、電池255−1が配置された領域を含まないため、マイクロ波の送受信品質が電池255−1による遮蔽で低下することを防止できる。また、領域A,Bは携帯電話10−1の裏面側に設けられており、前面側に設けられた表示装置22及びキーボード24(または、タッチパネル)とは反対側に配置されているので、マイクロ波の送受信品質が表示装置22及びキーボード24(または、タッチパネル)による遮蔽で低下することを防止できる。例えば、携帯電話10−1の裏面側を被験者の胸、腕などに向けてバンドなどを用いて装着したり衣服のポケットに入れたりする使用形態の場合、携帯電話10−1の前面側に設けられた表示装置22及びキーボード24(または、タッチパネル)が被験者から目視可能であり操作可能となるため、携帯電話10−1(即ち、心拍推定装置)の操作性が良い。
図5は、携帯電話の第2の例の裏面側のカバーを取り除いて示す斜視図である。図5の例では、マイクロ波送受信部25は、携帯電話10−2の裏面側の、電池255−1が配置された領域を除く上側領域Cに配置される。領域Cは、電池255−1が配置された領域を含まないため、マイクロ波の送受信品質が電池255−1による遮蔽で低下することを防止できる。また、領域Cは携帯電話10−2の裏面側に設けられており、前面側に設けられた表示装置22及びキーボード24(または、タッチパネル)とは反対側に配置されているので、マイクロ波の送受信品質が表示装置22及びキーボード24(または、タッチパネル)による遮蔽で低下することを防止できる。例えば、携帯電話10−2の裏面側を被験者の胸、腕などに向けてバンドなどを用いて装着したり衣服のポケットに入れたりする使用形態の場合、携帯電話10−2の前面側に設けられた表示装置22及びキーボード24(または、タッチパネル)が被験者から目視可能であり操作可能となるため、携帯電話10−2(即ち、心拍推定装置)の操作性が良い。
図6は、携帯電話の第3の例の前面側を示す斜視図である。図6に示す例では、マイクロ波送受信部25は、携帯電話10−3の前面側の、表示装置22及びキーボード24(または、タッチパネル)が配置された領域を除く、例えばマイクロホン31が設けられた上側領域Dに配置される。このため、マイクロ波の送受信品質が表示装置22及びキーボード24(または、タッチパネル)による遮蔽で低下することを防止できる。例えば、被験者が携帯電話10−3を操作する使用形態の場合、マイクロ波送受信部25は被験者に対するマイクロ波の送受信を継続可能であり、携帯電話10−3(即ち、心拍推定装置)の操作性が良い。
図7及び図8は、マイクロ波送受信部25の配置の他の例を説明する図である。図7は、電子装置の一例であるパーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)を示す斜視図であり、図8は、PCの使用形態の一例を示す図である。図7及び図8に示すPC10−4のハードウェア構成は、図2に示す携帯電話10の携帯電話送受信部26を除くハードウェア構成と同様であっても良い。
図7に示すPC10−4は、キーボード24などが設けられた本体部401と、表示装置22が設けられた蓋部402を有する。図7は、蓋部402が開けられた状態を示す。マウス501は、本体部401内の入出力制御部16接続された入力デバイスの一例である。マイクロ波送受信部25は、PC10−4の蓋部402の、表示装置22が配置された領域を除く上側領域Eに配置される。このため、マイクロ波の送受信品質が表示装置22による遮蔽で低下することを防止できる。例えば、図8に示すように被験者5がテーブル601上に載置されたPC10−4のキーボード24を操作する使用形態の場合、マイクロ波送受信部25は被験者5に対するマイクロ波の送受信を継続可能であり、PC10−4(即ち、心拍推定装置)の操作性が良い。
次に、被験者5の動きを検出するセンサの一例であるマイクロホン31を用いる場合の動作を、図9と共に説明する。図9は、マイクロホン31を用いる場合の携帯電話10の機能構成の一例を示すブロック図である。
図9に示す携帯電話10は、変位検出部41−1、特徴点抽出部42、心拍数算出部43、出力部44、及びデータ分配部45を有する。データ分配部45は、変位検出部41−1の一部を形成しても、特徴点抽出部42の一部を形成しても良い。特徴点抽出部42、心拍数算出部43、及び出力部44の機能は、図2に示すCPU11により実現できる。CPU11は、データ分配部45の機能を実現しても良い。
変位検出部41−1は、マイクロ波送信部1、マイクロ波受信部2、及びマイクロホン31を有する。マイクロ波送信部1が被験者5にマイクロ波を照射することでマイクロ波受信部2が検知した被験者5からの反射波のデータと、マイクロホン31が検出した被験者5の周辺の音のデータは、データ分配部45で欠損がないことを確認された後に別々に特徴点抽出部42に入力される。マイクロホン31が検出した音のデータには、被験者5の動きに伴い発生する音のデータが含まれる。被験者5の動きの伴い発生する音には、例えば被験者5が着用している衣服自体が擦れる音、衣服が椅子や車両のシートベルトなどと擦れる音、歩行時に被験者5の靴が床などと当たる音などを含む。なお、データ分配部45は省略し、反射波のデータ及び音のデータをマイクロ波受信部2及びマイクロホン31から直接特徴点抽出部42に入力しても良い。
特徴点抽出部42は、信号周期推定部420及び特徴認識部428を有する。信号周期推定部420は、パワースペクトル変換部421−1,421−2、ピーク周波数特定部422−1,422−2、心拍情報推定部423−1、ピーク周波数比較部423−2、ピーク周波数特定部424−1、呼吸情報推定部424−2、フィルタ部425−1、ピーク周波数特定部425−2、フィルタ部426、及び加算部427を有する。パワースペクトル変換部421−1,421−2は、第1及び第2の周波数解析部の一例である。
図10は、被験者5とXYZ座標軸との関係を示す図であり、図11は、イヤークリップを用いた接触型の心拍測定装置による測定結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図である。
パワースペクトル変換部421−1は、マイクロ波受信部2による反射波のデータの検知結果を周波数解析することでパワースペクトルを変換する。この例では、周波数解析はFFT(Fast Fourier Transform)であり、例えば図12に示す解析結果が得られる。図12は、マイクロ波を照射された被験者5からの反射波のデータの検知結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図であり、例えば図11の解析結果を得るための測定と同時に行った結果を示す。ピーク周波数特定部422−1は、図12に示す解析結果から所定振幅以上のピークが発生する周波数を特定する。
一方、パワースペクトル変換部421−2は、マイクロホン31による音のデータの検出結果を周波数解析することでパワースペクトルを変換する。この例では、周波数解析はFFTであり、例えば図13に示す解析結果が得られる。図13は、マイクロホン31の検出結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図である。ピーク周波数特定部422−2は、図13に示す解析結果から所定振幅以上のピークが発生する周波数を特定する。
ピーク周波数比較部423−2は、ピーク周波数特定部422−1,422−2が特定したピークが発生する周波数(以下、ピーク周波数とも言う)を比較し、比較結果を心拍情報推定部423−1に入力する。心拍情報推定部423−1は心拍情報を推定するため、探索するべきピーク周波数の周波数範囲は例えば0.5Hz以上、且つ、4.0Hz以下である。心拍情報推定部423−1は、図12に示すピーク周波数のうち、図13に示すピーク周波数の近傍(即ち、一定周波数範囲内)にあるピークを、心拍の候補から除外する。図11に示すように、心拍に相当する正しいピークPcは1.0Hz付近にある。これに対し、図12に示すように、反射波の検知結果から求めた周波数解析結果では、1.0Hz付近のピークPcと1.2Hz付近のピークPnが存在する。しかし、図13に示すように、マイクロホン31の検出結果から求めた周波数解析結果では、1.0Hz付近にはピークが存在せず、1.2Hz付近にピークPsが存在するので、図12中のピークPnはノイズによるものであることがわかる。つまり、ピーク周波数比較部423−2の比較結果からは、図12中のピークPnと図13中のピークPsが1.2Hzの近傍にあることがわかるので、心拍情報推定部423−1はピークPnを心拍の候補から除外する。
ピーク周波数特定部424−1は、心拍情報推定部423−1で心拍の候補から除外されたピークPnを除くピークの周波数(ピーク周波数)を特定する。フィルタ部425−1は、心拍の候補として特定されたピークの周波数(ピーク周波数)を中心に、反射波のデータにフィルタ処理を施す。この例では、フィルタ処理はBPF(Band-Pass Filter)処理であり、一拍毎に揺らいでいる心拍を正確に抽出するために行われる。フィルタ部425−1でフィルタ処理を施されたデータは、加算部427を介して特徴認識部428に入力される。
この例では、心拍数を推定する心拍数推定処理に加え、呼吸数を推定する呼吸数推定処理を行う。このため、ピーク周波数比較部423−2の比較結果は呼吸情報推定部424−2に入力される。呼吸情報推定部424−2は呼吸情報を推定するため、探索するべきピーク周波数の周波数範囲は例えば0.1Hz以上、且つ、0.8Hz以下である。呼吸情報推定部424−2は、図12に示すピーク周波数のうち、0.1Hz以上、且つ、0.8Hz以下の周波数範囲にあり所定振幅以上のピークPbを呼吸の候補とする。なお、呼吸情報と心拍情報とでは、パワースペクトル変換部422−1,422−2で処理するデータ量が、この例では呼吸情報の方が心拍情報より例えば数倍多くなるようにしている。
ピーク周波数特定部425−2は、呼吸情報推定部424−2で抽出された呼吸の候補となるピークPbの周波数(ピーク周波数:0.3Hz付近)を特定する。フィルタ部426は、呼吸の候補として特定されたピークPbの周波数(ピーク周波数)を中心に、反射波のデータにフィルタ処理を施す。この例では、フィルタ処理はBPF処理であり、1呼吸毎に揺らいでいる呼吸を正確に抽出するために行われる。フィルタ部426でフィルタ処理を施されたデータは、加算部427を介して特徴認識部428に入力される。
なお、図12では、0.8Hz未満の周波数範囲で比較的大きなピークが存在するが、これは心拍推定の開始時には被験者5が緊張して安静時と比較して2割程度心拍の上昇が見られたことによるものである。従って、このような場合には、図12中、例えば0.8Hz未満の低周波成分は無視し、一般的な心拍の動きが収まる0.8Hz以上、且つ、4.0Hz以下の周波数範囲での解析結果を心拍推定に利用するようにしても良い。
特徴認識部428は、フィルタ部425−1からのデータの特徴点と、フィルタ部426からのデータの特徴点を周知の方法で認識する。具体的には、フィルタ部425−1の出力データに1次微分を施して特徴点を求めて心拍間隔を取得すると共に、フィルタ部426の出力データに1次微分を施して特徴点を求めて呼吸間隔を取得する。
心拍・呼吸数算出部43は、特徴認識部428が出力する心拍間隔から心拍数を算出すると共に、特徴認識部428が出力する呼吸間隔から呼吸数を算出する。出力部44は、心拍・呼吸数算出部43が算出した心拍数及び呼吸数を出力する。出力された心拍数及び呼吸数は、記憶部に格納しても良い。
なお、呼吸数を算出しない場合には、呼吸情報推定部424−2、ピーク周波数特定部425−2、フィルタ部426及び加算部427は省略可能であり、心拍・呼吸数算出部43の代わりに心拍数算出部を設ければ良い。
図14は、心拍推定処理の一例を説明するフローチャートである。図14に示す心拍推定処理は、図2のCPU11、或いは、図15のパワースペクトル変換部421−1,421−2、ピーク周波数特定部422−1,422−2、心拍情報推定部423−1、ピーク周波数比較部423−2、及びピーク周波数特定部424−1を含む機能ブロックにより実行される。
図14の心拍推定処理は、マイクロ波受信部2及びマイクロホン31からのセンサデータがセンシング部18を介して入力されると開始される。ステップS1は、入力されたセンサデータをチェックし、データに欠損が無くOKであるか否かを判定する。ステップS1の判定結果がYESになると、処理はステップS2へ進む。ステップS2は、入力されたセンサデータを、マイクロ波受信部2で検知されたマイクロ波の反射波のデータと、マイクロホン31で検出された音のデータに分割する。ステップS11は、ステップS2で分割された反射波のデータと音のデータを記憶部に格納する。
ステップS3は、反射波のデータを取得し、ステップS4は取得した反射波のデータにLPF(Low-Pass Filter)処理を施すことで、探索するべきピーク周波数の周波数範囲を例えば5Hz以下に限定する。ステップS5は、LPF処理を施された反射波のデータに周波数解析の一例であるFFTを施す。ステップS6は、LPF処理を施された反射波のデータの周波数解析結果から特徴点を抽出し、処理はステップS12へ進む。
一方、ステップS7は、音のデータを取得し、ステップS8は取得した音のデータにLPF処理を施すことで、探索するべきピーク周波数の周波数範囲をステップS4と同様に、例えば5Hz以下に限定する。ステップS9は、LPF処理を施された音のデータに周波数解析の一例であるFFTを施す。ステップS10は、LPF処理を施された音のデータの周波数解析結果から特徴点を抽出し、処理はステップS12へ進む。
ステップS12は、ステップS6で抽出した特徴点とステップS10で抽出した特徴点が一致するか否かを判定する。一致する特徴点が存在しステップS12の判定結果がYESであると、ステップS13は、一致する特徴点を非採用とすることで当該特徴点を心拍の候補から除外する。ステップS13の後、或いは、ステップS12の判定結果がNOであると、ステップS14は、一拍毎に揺らいでいる心拍を正確に抽出するために行うBPF処理で用いるBPF値を算出する。また、ステップS15は、ステップS14で算出したBPF値を用いて、心拍の候補として抽出された特徴点(ピーク周波数)を中心に、ステップS11で記憶部に格納された反射波のデータにBPF処理を施す。
ステップS16は、ステップ15でBPF処理を施された反射波のデータに1次微分を施して特徴点を抽出することで心拍間隔を取得する。ステップS17は、ステップS16で取得した心拍間隔から心拍数を算出する。
次に、被験者5の動きを検出するセンサの一例である加速度センサ32を用いる場合の動作を、図15と共に説明する。図15は、加速度センサ32を用いる場合の携帯電話10の機能構成の一例を示すブロック図である。図15中、図9と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。この場合、図15の慣性センサは加速度センサ32である。
被験者5とXYZ座標軸との関係は図10に示す通りである。図16は、イヤークリップを用いた接触型の心拍測定装置による測定結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図である。
パワースペクトル変換部421−1は、マイクロ波受信部2による反射波のデータの検知結果を周波数解析することでパワースペクトルを変換する。この例では、周波数解析はFFTであり、例えば図17に示す解析結果が得られる。図17は、マイクロ波を照射された被験者5からの反射波のデータの検知結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図であり、例えば図16の解析結果を得るための測定と同時に行った結果を示す。ピーク周波数特定部422−1は、図17に示す解析結果から所定振幅以上のピークが発生する周波数を特定する。
一方、パワースペクトル変換部421−2は、加速度センサ32による携帯電話10の加速度のデータの検出結果を周波数解析することでパワースペクトルを変換する。この例では、周波数解析はFFTであり、例えば図18乃至図20に示す解析結果が得られる。図18は、加速度センサ32のX軸についての検出結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図であり、図19は、加速度センサ32のY軸についての検出結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図であり、図20は、加速度センサ32のZ軸についての検出結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図である。ピーク周波数特定部422−2は、図18乃至図20に示す解析結果から所定振幅以上のピークが発生する周波数を特定する。
ピーク周波数比較部423−2は、ピーク周波数特定部422−1,422−2が特定したピークが発生する周波数(以下、ピーク周波数とも言う)を比較し、比較結果を心拍情報推定部423−1に入力する。心拍情報推定部423−1は心拍情報を推定するため、探索するべきピーク周波数の周波数範囲は例えば0.5Hz以上、且つ、4.0Hz以下である。心拍情報推定部423−1は、図17に示すピーク周波数のうち、図18及び図20に示すピーク周波数の近傍(即ち、一定周波数範囲内)にあるピークを、心拍の候補から除外する。図16に示すように、心拍に相当する正しいピークPcは1.5Hz付近にある。これに対し、図17に示すように、反射波の検知結果から求めた周波数解析結果では、1.5Hz付近のピークPcと0.95Hz付近のピークPnが存在する。しかし、図18乃至図20に示すように、加速度センサ32の検出結果から求めた周波数解析結果では、1.5Hz付近にはピークが存在せず、図18及び図20に示すように、0.95Hz付近にピークPax1,Paz1が存在するので、図17中のピークPnはノイズによるものであることがわかる。つまり、ピーク周波数比較部423−2の比較結果からは、図17中のピークPnと図18及び図20中のピークPax1,Paz1が0.95Hzの近傍にあることがわかるので、心拍情報推定部423−1はピークPnを心拍の候補から除外する。この例では、図17に示す反射波の検知結果から求めた周波数解析結果には、図18乃至図20中のピークPax2,Pay2,Paz2の周波数の近傍にピークが存在しない。
ピーク周波数特定部424−1は、心拍情報推定部423−1で心拍の候補から除外されたピークPnを除くピークの周波数(ピーク周波数)を特定する。フィルタ部425−1は、心拍の候補として特定されたピークの周波数(ピーク周波数)を中心に、反射波のデータにフィルタ処理を施す。この例では、フィルタ処理はBPF処理であり、一拍毎に揺らいでいる心拍を正確に抽出するために行われる。フィルタ部425−1でフィルタ処理を施されたデータは、加算部427を介して特徴認識部428に入力される。
以後の処理は、図9の場合と同様である。また、心拍推定処理は、図14のフローチャートと同様のステップで形成すれば良い。
次に、被験者5の動きを検出するセンサの一例である角速度センサ33を用いる場合の動作を説明する。角速度センサ33を用いる場合の携帯電話10の機能構成の一例は、図15のブロック図と同様で良い。この場合、図15の慣性センサは角速度センサ33である。
図21は、携帯電話10とXYZ座標軸との関係を示す図であり、図22は、イヤークリップを用いた接触型の心拍測定装置による測定結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図である。
パワースペクトル変換部421−1は、マイクロ波受信部2による反射波のデータの検知結果を周波数解析することでパワースペクトルを変換する。この例では、周波数解析はFFTであり、例えば図23に示す解析結果が得られる。図23は、マイクロ波を照射された被験者5からの反射波のデータの検知結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図であり、例えば図22の解析結果を得るための測定と同時に行った結果を示す。ピーク周波数特定部422−1は、図23に示す解析結果から所定振幅以上のピークが発生する周波数を特定する。
一方、パワースペクトル変換部421−2は、角速度センサ33による携帯電話10の角速度のデータの検出結果を周波数解析することでパワースペクトルを変換する。この例では、周波数解析はFFTであり、例えば図24乃至図26に示す解析結果が得られる。図24は、角速度センサ33のX軸についての検出結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図であり、図25は、角速度センサ33のY軸についての検出結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図であり、図26は、角速度センサ33のZ軸についての検出結果を周波数解析した解析結果の一例を示す図である。ピーク周波数特定部422−2は、図24乃至図26に示す解析結果から所定振幅以上のピークが発生する周波数を特定する。
ピーク周波数比較部423−2は、ピーク周波数特定部422−1,422−2が特定したピークが発生する周波数(以下、ピーク周波数とも言う)を比較し、比較結果を心拍情報推定部423−1に入力する。心拍情報推定部423−1は心拍情報を推定するため、探索するべきピーク周波数の周波数範囲は例えば0.5Hz以上、且つ、4.0Hz以下である。心拍情報推定部423−1は、図23に示すピーク周波数のうち、図24及び図26に示すピーク周波数の近傍(即ち、一定周波数範囲内)にあるピークを、心拍の候補から除外する。図22に示すように、心拍に相当する正しいピークPcは1.5Hz付近にある。これに対し、図23に示すように、反射波の検知結果から求めた周波数解析結果では、1.5Hz付近のピークPcと0.95Hz付近のピークPnが存在する。しかし、図24乃至図26に示すように、角速度センサ33の検出結果から求めた周波数解析結果では、1.5Hz付近にはピークが存在せず、図24乃至図26に示すように、0.95Hz付近にピークPax1,Pay1,Paz1が存在するので、図23中のピークPnはノイズによるものであることがわかる。つまり、ピーク周波数比較部423−2の比較結果からは、図23中のピークPnと図24乃至図26中のピークPax1,Pay1,Paz1が0.95Hzの近傍にあることがわかるので、心拍情報推定部423−1はピークPnを心拍の候補から除外する。この例では、図23に示す反射波の検知結果から求めた周波数解析結果には、図24乃至図26中のピークPax2,Pay2,Paz2,Pax3,Pay3,Paz3の周波数の近傍にピークが存在しない。
ピーク周波数特定部424−1は、心拍情報推定部423−1で心拍の候補から除外されたピークPnを除くピークの周波数(ピーク周波数)を特定する。フィルタ部425−1は、心拍の候補として特定されたピークの周波数(ピーク周波数)を中心に、反射波のデータにフィルタ処理を施す。この例では、フィルタ処理はBPF処理であり、一拍毎に揺らいでいる心拍を正確に抽出するために行われる。フィルタ部425−1でフィルタ処理を施されたデータは、加算部427を介して特徴認識部428に入力される。
以後の処理は、図9の場合と同様である。また、心拍推定処理は、図14のフローチャートと同様のステップで形成すれば良い。
なお、マイクロホン31、加速度センサ32,及び角速度センサ33のうち、2以上のセンサの検出データの周波数解析結果の組み合わせを用いて、反射波の検知データの周波数解析結果中のノイズに相当するピークを心拍の候補から除外するようにしても良い。2以上のセンサの検出データの周波数解析結果の組み合わせを用いることで、ノイズに相当するピークの抽出精度を向上することができる。
開示の心拍推定装置及び方法、並びにプログラムによれば、被験者とは非接触で心拍の推定精度を向上することができるので、推定した心拍を様々な用途に用いることができる。例えば、推定した心拍から被験者の健康状態、眠気などを推定することができる。
携帯型の心拍推定装置は、心拍推定機能を備えた専用の電子装置であっても、例えば携帯電話、PCなどの心拍推定機能以外の機能を備えた電子装置に組み込まれていても良い。携帯型の心拍推定装置を例えば車両内の所定位置に保持することで、被験者の一例である運転者が車両に乗車中に心拍推定装置で運転者の心拍を推定し、推定された心拍に基づいて例えば周知の方法で運転者の眠気などを推定することができる。
また、心拍推定装置は携帯型の装置に限定されず、例えば車両内などに固定的に設置されても良い。この場合、被験者の一例である運転者が車両に乗車中に心拍推定装置で運転者の心拍を推定することで、推定された心拍に基づいて例えば周知の方法で運転者の眠気などを推定することができる。車両内に心拍推定装置を設置する場合、心拍推定装置は例えばハンドル、シート、ドアなどに取り付けても良い。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
被験者にマイクロ波を照射する送信部と、
前記被験者からの反射波を検知して検知結果を取得する受信部と、
前記被験者の動きを検出して検出結果を取得するセンサと、
前記検出結果を周波数解析して特徴点が得られる周波数の近傍に存在する、前記検知結果を周波数解析して得られる特徴点を、心拍の候補から除外した後に残る特徴点に基づき心拍を推定する推定部
を備えたことを特徴とする、心拍推定装置。
(付記2)
前記センサは、マイクロホン、加速度センサ、及び角速度センサのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする、付記1記載の心拍推定装置。
(付記3)
前記推定部は、
前記検知結果を周波数解析する第1の周波数解析部と、
前記検出結果を周波数解析する第2の周波数解析部と、
前記第1の周波数解析部による周波数解析結果からピークの周波数を特定する第1の特定部と、
前記第2の周波数解析部による周波数解析結果からピークの周波数を特定する第2の特定部と、
前記第1及び第2の特定部で特定されたピークの周波数を比較する比較部と、
前記第2の特定部で特定されたピークの周波数の近傍に存在する、前記第1の特定部で特定されたピークを前記心拍の候補から除外する心拍情報推定部
を有することを特徴とする、付記1または2記載の心拍推定装置。
(付記4)
前記心拍情報推定部は、0.5Hz以上、且つ、4.0Hz以下の周波数範囲内で前記心拍の候補から除外するピークを探索することを特徴とする、付記3記載の心拍推定装置。
(付記5)
前記推定部は、前記心拍の候補として特定されたピークの周波数を中心に、前記反射波の検知結果にフィルタ処理を施すフィルタ部を更に有することを特徴とする、付記1乃至4のいずれか1項記載の心拍推定装置。
(付記6)
前記フィルタ部の出力データに1次微分を施して特徴点を求めて心拍間隔を取得する特徴認識部と、
前記心拍間隔に基づいて心拍数を算出する算出部
を更に備えたことを特徴とする、付記5記載の心拍推定装置。
(付記7)
被験者に照射したマイクロ波の反射波を受信部で検知した検知結果を取得し、
前記被験者の動きをセンサで検出した検出結果を取得し、
前記検出結果を周波数解析して特徴点が得られる周波数の近傍に存在する、前記検知結果を周波数解析して得られる特徴点を、心拍の候補から除外した後に残る特徴点に基づきプロセッサで心拍を推定する
ことを特徴とする、心拍推定方法。
(付記8)
前記被験者の動きをマイクロホン、加速度センサ、及び角速度センサのうち少なくとも1つのセンサで検出することを特徴とする、付記7記載の心拍推定方法。
(付記9)
前記推定は、
第1の周波数解析部による前記検知結果を周波数解析と、
第2の周波数解析部による前記検出結果を周波数解析と、
第1の特定部による前記第1の周波数解析部の周波数解析結果からのピークの周波数の特定と、
第2の特定部による前記第2の周波数解析部の周波数解析結果からのピークの周波数の特定と、
比較部による前記第1及び第2の特定部で特定されたピークの周波数の比較と、
心拍情報推定部による前記第2の特定部で特定されたピークの周波数の近傍に存在する、前記第1の特定部で特定されたピークの前記心拍の候補からの除外
を含むことを特徴とする、付記7または8記載の心拍推定方法。
(付記10)
0.5Hz以上、且つ、4.0Hz以下の周波数範囲内で前記心拍の候補から除外するピークを前記心拍情報推定部で探索することを特徴とする、付記9記載の心拍推定方法。
(付記11)
前記推定は、フィルタ部による前記心拍の候補として特定されたピークの周波数を中心とした、前記反射波の検知結果に対するフィルタ処理を更に含むことを特徴とする、付記7乃至10のいずれか1項記載の心拍推定方法。
(付記12)
前記フィルタ部の出力データに特徴認識部により1次微分を施して特徴点を求めて心拍間隔を取得し、
前記心拍間隔に基づいて算出部により心拍数を算出する
ことを特徴とする、付記11記載の心拍推定方法。
(付記13)
コンピュータに心拍推定処理を実行させるプログラムであって、
被験者に照射したマイクロ波の反射波を受信部で検知した検知結果を取得する手順と、
前記被験者の動きをセンサで検出した検出結果を取得する手順と、
前記検出結果を周波数解析して特徴点が得られる周波数の近傍に存在する、前記検知結果を周波数解析して得られる特徴点を、心拍の候補から除外した後に残る特徴点に基づき心拍を推定する手順
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、プログラム。
(付記14)
前記被験者の動きをマイクロホン、加速度センサ、及び角速度センサのうち少なくとも1つのセンサの出力から検出する手順
を前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする、付記13記載のプログラム。
(付記15)
前記推定する手順は、
前記検知結果を周波数解析する第1の周波数解析手順と、
前記検出結果を周波数解析する第2の周波数解析手順と、
前記第1の周波数解析手順の周波数解析結果からのピークの周波数を特定する第1の特定手順と、
前記第2の周波数解析手順の周波数解析結果からのピークの周波数の特定する第2の特定手順と、
前記第1及び第2の特定手順で特定されたピークの周波数を比較する比較手順と、
前記第2の特定手順で特定されたピークの周波数の近傍に存在する、前記第1の特定手順で特定されたピークの前記心拍の候補からの除外する手順
を含むことを特徴とする、付記13または14記載のプログラム。
(付記16)
前記除外する手順は、0.5Hz以上、且つ、4.0Hz以下の周波数範囲内で前記心拍の候補から除外するピークを探索することを特徴とする、付記15記載のプログラム。
(付記17)
前記推定する手順は、前記心拍の候補として特定されたピークの周波数を中心に、前記反射波の検知結果にフィルタ処理を施すフィルタ手順を更に含むことを特徴とする、付記13乃至16のいずれか1項記載のプログラム。
(付記18)
前記フィルタ手順の出力データに1次微分を施して特徴点を求めて心拍間隔を取得する手順と、
前記心拍間隔に基づいて心拍数を算出する手順
を前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする、付記17記載のプログラム。
以上、開示の心拍推定装置及び方法、並びにプログラムを実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
10,10−1〜10−3 携帯電話
10−4 PC
11 CPU
12 RAM
13 ROM
17 通信インターフェイス
18 センシング部
25 マイクロ波送受信部
31 マイクロホン
32 加速度センサ
33 角速度センサ

Claims (10)

  1. 被験者にマイクロ波を照射する送信部と、
    前記被験者からの反射波を検知して検知結果を取得する受信部と、
    前記被験者の動きを検出して検出結果を取得するセンサと、
    前記検出結果を周波数解析して特徴点が得られる周波数の近傍に存在する、前記検知結果を周波数解析して得られる特徴点を、心拍の候補から除外した後に残る特徴点に基づき心拍を推定する推定部
    を備えたことを特徴とする、心拍推定装置。
  2. 前記センサは、マイクロホン、加速度センサ、及び角速度センサのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項1記載の心拍推定装置。
  3. 前記推定部は、
    前記検知結果を周波数解析する第1の周波数解析部と、
    前記検出結果を周波数解析する第2の周波数解析部と、
    前記第1の周波数解析部による周波数解析結果からピークの周波数を特定する第1の特定部と、
    前記第2の周波数解析部による周波数解析結果からピークの周波数を特定する第2の特定部と、
    前記第1及び第2の特定部で特定されたピークの周波数を比較する比較部と、
    前記第2の特定部で特定されたピークの周波数の近傍に存在する、前記第1の特定部で特定されたピークを前記心拍の候補から除外する心拍情報推定部
    を有することを特徴とする、請求項1または2記載の心拍推定装置。
  4. 前記心拍情報推定部は、0.5Hz以上、且つ、4.0Hz以下の周波数範囲内で前記心拍の候補から除外するピークを探索することを特徴とする、請求項3記載の心拍推定装置。
  5. 前記推定部は、前記心拍の候補として特定されたピークの周波数を中心に、前記反射波の検知結果にフィルタ処理を施すフィルタ部を更に有することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項記載の心拍推定装置。
  6. 前記フィルタ部の出力データに1次微分を施して特徴点を求めて心拍間隔を取得する特徴認識部と、
    前記心拍間隔に基づいて心拍数を算出する算出部
    を更に備えたことを特徴とする、請求項5記載の心拍推定装置。
  7. 被験者に照射したマイクロ波の反射波を受信部で検知した検知結果を取得し、
    前記被験者の動きをセンサで検出した検出結果を取得し、
    前記検出結果を周波数解析して特徴点が得られる周波数の近傍に存在する、前記検知結果を周波数解析して得られる特徴点を、心拍の候補から除外した後に残る特徴点に基づきプロセッサで心拍を推定する
    ことを特徴とする、心拍推定方法。
  8. 前記被験者の動きをマイクロホン、加速度センサ、及び角速度センサのうち少なくとも1つのセンサで検出することを特徴とする、請求項7記載の心拍推定方法。
  9. コンピュータに心拍推定処理を実行させるプログラムであって、
    被験者に照射したマイクロ波の反射波を受信部で検知した検知結果を取得する手順と、
    前記被験者の動きをセンサで検出した検出結果を取得する手順と、
    前記検出結果を周波数解析して特徴点が得られる周波数の近傍に存在する、前記検知結果を周波数解析して得られる特徴点を、心拍の候補から除外した後に残る特徴点に基づき心拍を推定する手順
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、プログラム。
  10. 前記被験者の動きをマイクロホン、加速度センサ、及び角速度センサのうち少なくとも1つのセンサの出力から検出する手順
    を前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする、請求項9記載のプログラム。
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