JP2014039413A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014039413A
JP2014039413A JP2012181059A JP2012181059A JP2014039413A JP 2014039413 A JP2014039413 A JP 2014039413A JP 2012181059 A JP2012181059 A JP 2012181059A JP 2012181059 A JP2012181059 A JP 2012181059A JP 2014039413 A JP2014039413 A JP 2014039413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main switch
snubber capacitor
switch
voltage value
switching signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012181059A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiro Jikumaru
武弘 軸丸
Tomoshi Imakubo
知史 今久保
Toshiyuki Hirao
俊幸 平尾
Junichi Magome
隼一 馬籠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2012181059A priority Critical patent/JP2014039413A/ja
Publication of JP2014039413A publication Critical patent/JP2014039413A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】ソフトスイッチングを安定して実行する。
【解決手段】補助スイッチ21をオン状態にすることで主スイッチ17に並列に接続されたスナバコンデンサ22の電圧を低下させてから主スイッチ17をオン状態にするソフトスイッチング用のチョッパ回路1と、スナバコンデンサ22の電圧値を検出し、該電圧値に基づいてスイッチング信号を生成して主スイッチ17及び補助スイッチ21に出力する制御手段2とを具備する電力変換装置であって、制御手段2は、主スイッチ17がオン状態になってから一定時間経過したタイミングでスナバコンデンサ22の電圧値をサンプリングして判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
従来から、スイッチング素子のソフトスイッチングを実現する電力変換装置の一つとして、共振現象を利用したSAZZ(Snubber Assisted Zero Voltage and Zero Current Transition)方式のチョッパ回路が知られている(例えば、下記特許文献1及び2参照)。このようなSAZZ方式のチョッパ回路では、ソフトスイッチングを行うためには、主スイッチをオン状態にするタイミングよりも所定の先行時間だけ前のタイミングで補助スイッチをオン状態とすることにより、主スイッチに並列に接続されたスナバコンデンサに蓄えられた電荷を放電させる。すなわち、この放電によってスナバコンデンサの端子間電圧つまり主スイッチの端子間電圧が徐々に低下してゼロ電圧に到達したタイミングで主スイッチがオン状態となることによって、ソフトスイッチングが実現される。
特開2007−274778号公報 特開2010−233312号公報
ところで、補助スイッチがオン状態になってからスナバコンデンサの端子間電圧がゼロ電圧に到達するまでの時間はチョッパ回路の負荷変動等の影響によって変動するので、ソフトスイッチングを確実に実現するためには、上記先行時間をその都度調節する必要がある。そして、そのための方法としてスナバコンデンサの電圧を検出し、この検出値に基づいて先行時間を調節することが行われる場合がある。
しかしながら、主スイッチがオン状態になるタイミングでスナバコンデンサの電圧を検出すると、主スイッチがオフ状態からオン状態に変化することに起因する外乱によってスナバコンデンサの電圧にノイズが重畳する。この結果として、スナバコンデンサの電圧を正確に検出することができず、よって安定的(確実)なソフトスイッチングを実現できないという問題点がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ソフトスイッチングを安定して実行することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、第1の解決手段として、補助スイッチをオン状態にすることで主スイッチに並列に接続されたスナバコンデンサの電圧を低下させてから主スイッチをオン状態にするソフトスイッチング用のチョッパ回路と、スナバコンデンサの電圧値を検出し、該電圧値に基づいてスイッチング信号を生成して主スイッチ及び補助スイッチに出力する制御手段とを具備する電力変換装置であって、制御手段は、主スイッチがオン状態になってから一定時間経過したタイミングでスナバコンデンサの電圧値をサンプリングして判定する、という手段を採用する。
本発明では、電力変換装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、制御手段は、主スイッチ用のスイッチング信号を一定時間遅延させる遅延回路を備え、当該遅延回路の出力信号に基づいてスナバコンデンサの電圧値をサンプリングする、という手段を採用する。
本発明では、チョッパ回路に係る第3の解決手段として、上記第1の解決手段において、制御手段は、スイッチング信号を生成すると共に、主スイッチのオンタイミングを起点として一定時間を計時すると報知信号を出力するスイッチング信号発生部と、報知信号に基づいてスナバコンデンサの電圧値をサンプリングする演算手段と、を具備する、という手段を採用する。
本発明では、電力変換装置に係る第4の解決手段として、上記第1の解決手段において、制御手段は、スイッチング信号を生成するスイッチング信号発生部と、主スイッチのオンタイミングを起点として一定時間を計時したタイミングでスナバコンデンサの電圧値をサンプリングする演算部と、を具備する、という手段を採用する。
本発明によれば、ソフトスイッチング用のチョッパ回路における主スイッチがオン状態になってから一定時間経過したタイミングでスナバコンデンサの電圧値をサンプリングして判定するので、主スイッチがオフ状態からオン状態に変化することに起因する外乱を排除してスナバコンデンサの電圧値を正確に評価することができる。したがって、本発明によれば、スナバコンデンサの電圧値に基づくソフトスイッチングを安定的に実現することができる。
本発明の第1実施形態に係る電力変換装置の回路図である。 本発明の第1実施形態におけるスイッチ制御部2の機能ブロック図(a)と、遅延回路33を示す回路図(b)、(c)である。 本発明の第1実施形態におけるスイッチング信号(a)と、スナバコンデンサ22の電圧の時間的な変動を示す図(b)である。 本発明の第2実施形態におけるスイッチ制御部2の機能ブロック図である。 本発明の第2実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態におけるスイッチ制御部2の機能ブロック図である。 本発明の第3実施形態の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
初めに第1実施形態について説明する。本第1実施形態に係る電力変換装置は、SAZZ(Snubber Assisted Zero Voltage and Zero Current Transition)方式を採用した昇圧チョッパ回路であり、SAZZ昇圧チョッパ回路1及びスイッチ制御部2から構成されている。なお、スイッチ制御部2は、本実施形態における制御手段を構成するものである。
上記SAZZ昇圧チョッパ回路1は、図1(a)に示すように、一次側端子11,12、二次側端子13,14、一次側平滑コンデンサ15、主リアクトル16、主スイッチ17、ダイオード18、二次側平滑コンデンサ19、補助リアクトル20、補助スイッチ21、スナバコンデンサ22及びスナバ用ダイオード23から構成されている。
一次側端子11,12は、直流電源E(例えば直流電圧V1を出力するバッテリ)に接続されている。一方、二次側端子13,14は、負荷L(例えばモータ)に接続されている。つまり、SAZZ昇圧チョッパ回路1は、一次側端子11,12に接続される直流電源Eから供給される電力を昇圧して二次側端子13,14に接続される負荷Lに出力する。
一次側平滑コンデンサ15は、一次側端子11,12間に接続され、直流電源Eに接続される一次側端子11,12から供給される直流電力に重畳されているノイズの除去を行う。主リアクトル16は、一次側端子11に補助リアクトル20を介して一端が接続されると共に他端が主スイッチ17とダイオード18との接続点P1に接続されており、主スイッチ17のスイッチング動作に応じて電力の蓄積や放出を行う。
主スイッチ17は、直列接続されたダイオード18と共に二次側端子13,14の間に接続されており、直流電源Eから一次側端子11,12間に供給される直流電力を昇圧して二次側端子13,14から出力する際に駆動されるスイッチであり、ダイオード17aが逆並列接続されて一体化されている。この主スイッチ17は、例えば逆並列ダイオード付きIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)によって実現される。なお、主スイッチ17としては、IGBT以外にも、通常のバイポーラトランジスタを用いることも、FETトランジスタ(FieldEffect Transistor:電界効果トランジスタ)を用いることも可能である。このような主スイッチ17は、スイッチ制御部2によって制御され、例えば10kHz程度のスイッチング周波数で駆動される。
ダイオード18は、主スイッチ17に直列接続されており、直列接続された主スイッチ17と共に二次側端子13,14の間に接続されている。
二次側平滑コンデンサ19は、二次側端子13,14間に接続されており、直流電源Eによって一次側端子11,12側から供給されて二次側端子13,14から出力される電力を平滑化して直流電力にする。
補助リアクトル20は、一次側端子11と主リアクトル16の一端との間に接続され、主スイッチ17や補助スイッチ21のスイッチング動作に応じて電力の蓄積や放出を行う。
補助スイッチ21は、主スイッチ17に対応させて、つまり主スイッチ17のソフトスイッチングを実現するために設けられたスイッチであり、一端が主リアクトル16と補助リアクトル20との接続点P2に接続され、他端がスナバコンデンサ22とスナバ用ダイオード23との接続点P3に接続されている。また、補助スイッチ21には、ダイオード21aが逆並列接続されて一体化されている。本電力変換装置では、上述のように設けられた補助スイッチ21をスイッチングすることによってスナバコンデンサ22の電圧を低下させて主スイッチ17のソフトスイッチングを実現する。
スナバコンデンサ22は、スナバ用ダイオード23に直列接続され、直列接続されたスナバ用ダイオード23と共に主スイッチ17に対して並列接続される。スナバ用ダイオード23は、スナバコンデンサ22に直列接続され、直列接続されたスナバコンデンサ22と共に主スイッチ17に対して並列接続される。このようなスナバコンデンサ22とスナバ用ダイオード23との直列接続体は、主スイッチ17のスイッチング動作によって生じる過度的な高電圧を吸収するために設けられる保護回路である。
スイッチ制御部2は、PWM(pulse width modulation)制御を用いて主スイッチ17及び補助スイッチ21をスイッチング制御するものであり、図1(b)に示すように、演算部31、スイッチング信号発生部32及び遅延回路33から構成される。
演算部31は、スナバコンデンサ22から電圧が入力され、スナバコンデンサ22の電圧値をサンプリングする(A/D変換)するA/Dコンバータや演算プログラムに基づいて演算処理を行うマイクロコントローラ等から構成されている。この演算部31は、スナバコンデンサ22の電圧値をサンプリングし、デジタル化された信号に基づいて補助スイッチ21のスイッチングのタイミングを演算する。また、演算部31は、二次側端子13,14からの出力電圧を検出する電圧センサー(図示略)の検出結果に基づいて主スイッチ17のスイッチングのタイミングを演算する。このような演算部31は、上述した演算結果に基づいて主スイッチ17及び補助スイッチ21のスイッチングのデューティ比を示すPWMデータをスイッチング信号発生部32に出力する。
スイッチング信号発生部32は、プログラマブルデバイスであり、演算部31から入力されるPWMデータに基づいて主スイッチ17及び補助スイッチをスイッチング制御するための各スイッチング信号を生成して主スイッチ17及び補助スイッチ各々に出力すると共に、主スイッチ17用のスイッチング信号を遅延回路33にも出力する。
遅延回路33は、スイッチング信号発生部32から入力された主スイッチ17用のスイッチング信号を一定時間遅延させて出力信号を演算部31に出力する。例えば、遅延回路33としては、図2(b)に示すように、スイッチング信号が入力されるRC積分回路33aと、スイッチング信号とRC積分回路33aからの出力信号とが入力されるANDゲート回路33bとから構成されるものが考えられる。また、図2(c)に示すように、スイッチング信号が入力されるRC積分回路33cと、RC積分回路33cからの出力信号が非反転入力端子に入力されると共に直流電圧が反転入力端子に入力されるオペアンプ33dとから構成されるものが考えられる。
次に、このように構成された本電力変換装置の動作について説明する。
最初に電力変換装置のソフトスイッチングの動作について、既に公知であるが、簡単に説明する。本電力変換装置では、昇圧動作時、補助スイッチ21をオン状態にすることで主スイッチ17に並列に接続されたスナバコンデンサ22の端子間電圧を十分に低下させて、主スイッチ17をオン状態にする。この結果、本電力変換装置では、主スイッチ17の端子間電圧がセロに到達したタイミングで主スイッチ17のスイッチング動作(ターンオン)がなされるソフトスイッチングが実現されることとなる。
ここで、スイッチ制御部2は、主スイッチ17及び補助スイッチ21を制御するに際して、主スイッチ17のオン時にスナバコンデンサ22の電圧値を検出し、該電圧値に基づいて補助スイッチ21を主スイッチ17よりも先行させてオン状態にする先行動作時間(図3(a)参照)を調整する。スイッチ制御部2は、主スイッチ17のオン時のスナバコンデンサ22の電圧値に基づいて補助スイッチ21の先行動作時間を調整することで、主スイッチ17のオン時にスナバコンデンサ22の電圧値をソフトスイッチング可能な値になるように調整する。
主スイッチ17のオン時のスナバコンデンサ22の電圧値は、図3(a)に示すように、主スイッチ17がオン状態になってから数usの間急激に変動して、それから安定状態となる。電力変換装置では、安定的なソフトスイッチングを実現するためには、安定状態となったスナバコンデンサ22の電圧を検出する必要がある。
そのため、スイッチ制御部2において、演算部31は、主スイッチ17がオン状態になってから一定時間経過したタイミングでスナバコンデンサ22の電圧値を検出する。具体的には、演算部31は、遅延回路33からの出力信号を用いて主スイッチ17用のスイッチング信号に基づいて主スイッチ17がオン状態になってから一定時間経過したタイミングでスナバコンデンサ22の電圧値のサンプリングを開始する。つまり、演算部31は、出力信号に基づいて主スイッチ17がオン状態になってから一定時間経過したタイミングを検知し、そのタイミングでスナバコンデンサ22の電圧値のサンプリングを開始する。
このような本実施形態によれば、遅延回路33からの出力信号に基づいて主スイッチ17がオン状態になってから一定時間経過したタイミングでスナバコンデンサ22の電圧値をサンプリングして判定するので、主スイッチ17がオフ状態からオン状態に変化することに起因する外乱を排除してスナバコンデンサ22の電圧値を正確に評価することができる。したがって、本実施形態によれば、スナバコンデンサ22の電圧値に基づくソフトスイッチングを安定的に実現することができる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態について説明する。
本第2実施形態に係る電力変換装置は、第1実施形態とスイッチ制御部2の構成が異なるものであり、スイッチ制御部2以外の構成要素については第1実施形態と同様である。したがって、本第2実施形態に係る電力変換装置において第1実施形態と同一の機能構成要素については、説明を省略する。
スイッチ制御部2は、第1実施形態と同様に、PWM制御を用いて主スイッチ17及び補助スイッチ21をスイッチング制御するものであり、図4に示すように、演算部34及びスイッチング信号発生部35から構成される。
演算部34は、スナバコンデンサ22から電圧が入力され、スナバコンデンサ22の電圧値をサンプリングする(A/D変換)するA/Dコンバータや演算プログラムに基づいて演算処理を行うマイクロコントローラ等から構成されている。この演算部34は、第1実施形態と同様、主スイッチ17及び補助スイッチ21のスイッチングのタイミングを演算し、演算結果に基づいて主スイッチ17及び補助スイッチ21のスイッチングのデューティ比を示すPWMデータをスイッチング信号発生部35に出力する。
スイッチング信号発生部35は、プログラマブルデバイスであり、演算部34から入力されるPWMデータに基づいて主スイッチ17及び補助スイッチをスイッチング制御するための各スイッチング信号を生成して主スイッチ17及び補助スイッチ各々に出力すると共に、主スイッチ17がオン状態になるタイミングを監視し、主スイッチ17のオンタイミングを起点として一定時間を計時すると報知信号を演算部34に出力する。また、スイッチング信号発生部35は、主スイッチ17のオンタイミングを起点として一定時間を計時したタイミングでスナバコンデンサ22の電圧値をサンプリングする。
次に、このように構成された本電力変換装置のスナバコンデンサ22の電圧値の検出動作について図5を参照して説明する。スイッチ制御部2において、スイッチング信号発生部35は、主スイッチ17がオン状態になるタイミングを監視し、主スイッチ17がオン状態になったか否か判定する(ステップS1)。
例えば、スイッチング信号発生部35は、主スイッチ17がオン状態になるタイミングを監視する方法として、内部のレジスタに記憶されている主スイッチ17の状態を示す値を確認する方法や、予め演算部34から入力されたPWMデータによって示されるデューティ比からどのタイミングで主スイッチ17がオン状態となるかを計算する方法がある。
スイッチング信号発生部35は、主スイッチ17がオン状態になっていない場合には、ステップS1の処理において主スイッチ17の監視を継続する。一方、スイッチング信号発生部35は、主スイッチ17がオン状態になった場合には、主スイッチ17がオン状態になってからの経過時間を計時し、主スイッチ17がオン状態になってから一定時間経過したか否か判定する(ステップS2)。
スイッチング信号発生部35は、主スイッチ17がオン状態になってから一定時間経過していない場合には、ステップS2の処理において経過時間の計時を継続する。一方、スイッチング信号発生部35は、主スイッチ17がオン状態になってから一定時間経過した場合には、報知信号を演算部34に出力する(ステップS3)。演算部34は、スイッチング信号発生部35から入力された通知信号に基づいてスナバコンデンサ22の電圧値のサンプリングを開始する(ステップS4)。
このような本実施形態によれば、スイッチング信号発生部35が、主スイッチ17のオンを監視し、主スイッチ17がオン状態になってから一定時間経過したことを示す報知信号を演算部34に出力し、演算部34は、通知信号に基づいて主スイッチ17がオン状態になってから一定時間経過したタイミングでスナバコンデンサ22の電圧値をサンプリングして判定するので、主スイッチ17がオフ状態からオン状態に変化することに起因する外乱を排除してスナバコンデンサ22の電圧値を正確に評価することができる。したがって、本実施形態によれば、スナバコンデンサ22の電圧値に基づくソフトスイッチングを安定的に実現することができる。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態について説明する。
本第3実施形態に係る電力変換装置は、第1実施形態とスイッチ制御部2の構成が異なるものであり、スイッチ制御部2以外の構成要素については第1実施形態と同様である。したがって、本第3実施形態に係る電力変換装置において第1実施形態と同一の機能構成要素については、説明を省略する。
本第3実施形態において、スイッチ制御部2は、第1実施形態と同様に、PWM制御を用いて主スイッチ17及び補助スイッチ21をスイッチング制御するものであり、図6に示すように、演算部36(演算手段)及びスイッチング信号発生部37から構成される。
演算部36は、スナバコンデンサ22から電圧が入力され、スナバコンデンサ22の電圧値をサンプリングする(A/D変換)するA/Dコンバータや演算プログラムに基づいて演算処理を行うマイクロコントローラ等から構成されている。この演算部36は、第1実施形態と同様、主スイッチ17及び補助スイッチ21のスイッチングのタイミングを演算し、演算結果に基づいて主スイッチ17及び補助スイッチ21のスイッチングのデューティ比を示すPWMデータをスイッチング信号発生部37に出力する。
スイッチング信号発生部37は、プログラマブルデバイスであり、演算部36から入力されるPWMデータに基づいて主スイッチ17及び補助スイッチをスイッチング制御するための各スイッチング信号を生成して主スイッチ17及び補助スイッチ各々に出力すると共に、主スイッチ用のスイッチング信号を演算部36に出力する。
次に、このように構成された本電力変換装置のスナバコンデンサ22の電圧値の検出動作について図7を参照して説明する。スイッチ制御部2において、スイッチング信号発生部37は、演算部36から入力されるPWMデータに基づいてスイッチング信号を生成して主スイッチ17及び補助スイッチ各々に出力すると共に、主スイッチ用のスイッチング信号を演算部36に出力する。演算部36は、主スイッチ用のスイッチング信号に基づいて主スイッチ17がオン状態になったか否か判定する(ステップS11)。
例えば、演算部36が、主スイッチ17のオン状態を検出方法として、スイッチング信号発生部37からスイッチング信号を入力してもらう方法以外にも、スイッチング信号発生部37から出力されたスイッチング信号をコンパレータで比較してコンパレータの出力を演算部36に入力することによって、主スイッチ17のオン状態を確認する方法や、主スイッチ17の両端の電圧を比較して主スイッチ17がオンとなった場合に信号を演算部36に出力する電圧比較回路を設置することによって、主スイッチ17のオン状態を確認する方法がある。なお、上述した内容において、演算部36とコンパレータとの組み合わせによって本実施形態における演算手段を構成する一方、演算部36と電圧比較回路との組み合わせによっても本実施形態における演算手段を構成することができる。
演算部36は、主スイッチ17がオン状態になっていない場合には、ステップS11の判定処理を引き続き実行する。一方、演算部36は、主スイッチ17がオン状態になった場合には、主スイッチ17がオン状態になってからの経過時間を計時し、主スイッチ17がオン状態になってから一定時間経過したか否か判定する(ステップS12)。
演算部36は、主スイッチ17がオン状態になってから一定時間経過していない場合には、ステップS12の処理において経過時間の計時を継続する。一方、スイッチング信号発生部37は、主スイッチ17がオン状態になってから一定時間経過した場合には、スナバコンデンサ22の電圧値をサンプリング(つまり、スナバコンデンサ22の電圧の検出)を開始する(ステップS13)。
このような本実施形態によれば、演算部36が、主スイッチ17のオン状態を確認し、主スイッチ17がオン状態になってから一定時間経過したタイミングでスナバコンデンサ22の電圧値をサンプリングして判定するので、主スイッチ17がオフ状態からオン状態に変化することに起因する外乱を排除してスナバコンデンサ22の電圧値を正確に評価することができる。したがって、本実施形態によれば、スナバコンデンサ22の電圧値に基づくソフトスイッチングを安定的に実現することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、例えば以下のような変形が考えられる。
(1)上記実施形態は、SAZZ昇圧チョッパ回路1を備える電力変換装置に本発明を適用したものであるが、本発明はこれに限定されない。例えば、SAZZ降圧チョッパ回路またはSAZZ双方向チョッパ回路を有する電力変換装置に本発明を適用するようにしてもよい。
(2)上記実施形態において、演算部31、34、36は、スナバコンデンサ22から直接電圧値を取得しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、スイッチ制御部2とは別にスナバコンデンサ22の電圧値を検出する電圧センサーが設けられている場合には、演算部31、34、36は、この電圧センサーからスナバコンデンサ22の電圧値を取得するようにしてもよい。このような場合、スイッチ制御部2及び上記電圧センサーが、本実施形態の制御手段を構成するものとなる。
1…SAZZ昇圧チョッパ回路、2…スイッチ制御部,11,12…一次側端子、13,14…二次側端子、15…一次側平滑コンデンサ、16…主リアクトル、17…主スイッチ、18…ダイオード、19…二次側平滑コンデンサ、20…補助リアクトル、21…補助スイッチ、22…スナバコンデンサ、23…スナバ用ダイオード、17a…ダイオード、21a…ダイオード、31、34、36…演算部、32、35、37…スイッチング信号発生部、33…遅延回路、33a…RC積分回路、33b…ANDゲート回路、33c…RC積分回路、33d…オペアンプ

Claims (4)

  1. 補助スイッチをオン状態にすることで主スイッチに並列に接続されたスナバコンデンサの電圧を低下させてから前記主スイッチをオン状態にするソフトスイッチング用のチョッパ回路と、前記スナバコンデンサの電圧値を検出し、該電圧値に基づいてスイッチング信号を生成して前記主スイッチ及び前記補助スイッチに出力する制御手段とを具備する電力変換装置であって、
    前記制御手段は、前記主スイッチがオン状態になってから一定時間経過したタイミングで前記スナバコンデンサの電圧値をサンプリングして判定することを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記制御手段は、前記主スイッチ用の前記スイッチング信号を前記一定時間遅延させる遅延回路を備え、当該遅延回路の出力信号に基づいて前記スナバコンデンサの電圧値をサンプリングすることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記スイッチング信号を生成すると共に、前記主スイッチのオンタイミングを起点として前記一定時間を計時すると報知信号を出力するスイッチング信号発生部と、
    前記報知信号に基づいて前記スナバコンデンサの電圧値をサンプリングする演算部と、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記スイッチング信号を生成するスイッチング信号発生部と、
    前記主スイッチのオンタイミングを起点として前記一定時間を計時したタイミングで前記スナバコンデンサの電圧値をサンプリングする演算手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
JP2012181059A 2012-08-17 2012-08-17 電力変換装置 Pending JP2014039413A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012181059A JP2014039413A (ja) 2012-08-17 2012-08-17 電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012181059A JP2014039413A (ja) 2012-08-17 2012-08-17 電力変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014039413A true JP2014039413A (ja) 2014-02-27

Family

ID=50287115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012181059A Pending JP2014039413A (ja) 2012-08-17 2012-08-17 電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014039413A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009278756A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Rohm Co Ltd スイッチングレギュレータ
JP2012019564A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Toyota Motor Corp 電力変換装置及び電源装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009278756A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Rohm Co Ltd スイッチングレギュレータ
JP2012019564A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Toyota Motor Corp 電力変換装置及び電源装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102421239B1 (ko) 피크 제어 부스트 변환기에서의 평균 전류 제한
JP6486139B2 (ja) デッドタイム調整回路
JP6135271B2 (ja) スイッチング電源装置
JP6018870B2 (ja) 直流電源装置およびその制御方法
JP6139794B2 (ja) 電力変換装置
JP2015089289A (ja) 電源装置及び電源装置の異常判定方法
JP4807142B2 (ja) Dc/dcコンバータ
JP6358815B2 (ja) デジタル制御電源回路の制御回路、制御方法およびそれを用いたデジタル制御電源回路、ならびに電子機器および基地局
JP5037368B2 (ja) 温度検出装置及び方法、並びに回路
JP2008245450A (ja) 電力変換装置
JPWO2018207224A1 (ja) 電力変換装置
WO2014033864A1 (ja) 電源装置及び電源装置の制御方法
US10468981B2 (en) Switching power supply device
JP2021097541A (ja) 半導体集積回路装置
TWI520469B (zh) 應用於電源轉換器的控制電路及其操作方法
JP2014039413A (ja) 電力変換装置
JP6853684B2 (ja) Dc/dcコンバータおよびその制御回路、制御方法および車載電装機器
WO2017073231A1 (ja) Dcdcコンバータ
JP4970011B2 (ja) 力率補正形直流電源装置
US20190219617A1 (en) Fault detection device and method for switch driving circuit, and electronic device
US7145315B2 (en) Over-current detection circuit in a switch regulator
JP2014138463A (ja) 電力変換装置
TW201318329A (zh) 直流降壓轉換電路
JP2004248380A (ja) スイッチ制御回路
KR20150086173A (ko) 스위치 제어 회로 및 이를 포함하는 전력 공급 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160711

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160712

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160906