JP2014038737A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケースへの挿入性を向上させて、電極組立体の積層ずれの発生を抑制すること。
【解決手段】電極組立体を収容するケース本体13は、底壁13aの四辺から立設された側壁13b〜13eを有する。そして、対向する2つの側壁である側壁13bと側壁13c、及び側壁13dと側壁13eについて、側壁13c,13eの壁高さH2を、側壁13b,13dの壁高さH1よりも長くする。これにより、側壁13c,13eには、側壁13b,13dの端部b1,d1から突出する壁面Z1,Z2が設けられる。そして、ケース本体13に電極組立体を収容する場合は、電極組立体を側壁13c,13eの壁面Z1,Z2に当接させることにより、電極組立体を開口部14に対して位置決めする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ケース内に電極組立体を収容した蓄電装置に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン電池などの二次電池が搭載されている。この種の二次電池は、例えば、特許文献1に開示されている。二次電池は、金属箔に負極活物質を塗布した負極電極と金属箔に正極活物質を塗布した正極電極との間をセパレータで絶縁し、これらを積層して層状とした電極組立体を有する。そして、電極組立体は、二次電池のケース内に電解液とともに収容される。
特開平9−120836号公報
二次電池のエネルギー密度を向上させるためには、電極組立体を構成する負極電極と正極電極の層数を可能な限り増やすことが好ましい。その一方で、二次電池は、例えば車両において限られたスペースに搭載しなければならないので、その体格(サイズ)を大きくするには制限がある。このため、エネルギー密度の向上を図りつつ、二次電池の体格を維持しようとするならば、ケースの内寸と同程度の厚みまで電極を積層し、その電極組立体をケースに挿入する必要がある。しかしながら、ケースの内寸と同程度の厚みを有する電極組立体をケースに挿入しようとすると、その挿入時におけるケースと電極組立体の位置決め精度が要求され、挿入時に電極組立体をケースに衝突させてしまうと、電極組立体の積層ずれなどが生じ得る虞があった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、ケースへの挿入性を向上させて、電極組立体の積層ずれの発生を抑制し得る蓄電装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、正極電極と負極電極との間にセパレータを介在させてこれらを積層した電極組立体と、前記電極組立体を収容するケースと、を備え、前記ケースは、底壁と、前記底壁とは反対側の開口部とを有する四角筒状のケース本体と、前記開口部を塞ぐ蓋体とを有し、前記ケース本体は、前記底壁から立設され、かつ対向する2つの側壁を有し、前記2つの側壁は、一方の側壁に対して他方の側壁が、前記底壁から開口端までの少なくとも一部の長さが異なることを要旨とする。
これによれば、ケース本体の側壁の長さを異ならせることで、対向する側壁において壁高さの長短ができる。このため、ケース本体に電極組立体を収容する際には、長い側壁の壁面を位置決め用の面とし、電極組立体を前記壁面に当接させることによってケース本体に対する電極組立体の位置決めを行い得る。したがって、ケースへの電極組立体の挿入性を向上させるとともに、壁面への当接によって位置決めを行うことで電極組立体と側壁との衝突を回避し、電極組立体の積層ずれの発生を抑制し得る。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の蓄電装置において、前記2つの側壁は、前記底壁から開口端までの全部分の長さが異なることを要旨とする。
これによれば、長い側壁の壁面面積を増やすことができる。したがって、ケースへの電極組立体の挿入性をさらに向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置において、前記2つの側壁は、前記電極組立体を前記ケース本体に収容した状態で前記電極組立体の積層方向に対して直交する方向に立設された側壁であることを要旨とする。
これによれば、電極組立体の積層方向に対して直交する方向に立設された2つの側壁の1つの壁高さを長くすることができる。これらの側壁は、電極組立体を直方体状とする場合において面積が大きい側壁である。したがって、ケースへの電極組立体の挿入性をさらに向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の蓄電装置において、前記電極組立体は、前記正極電極と前記負極電極が交互に積層されており、前記正極電極は正極活物質層を有し、前記他方の側壁は、前記電極組立体を前記ケース本体に収容した状態で前記底壁側に位置する前記電極組立体の端部から前記正極活物質層の端部までの長さ以上の長さ分だけ前記一方の側壁よりも長いことを要旨とする。
これによれば、側壁の壁高さを、電極組立体の端部から正極活物質の端部までの長さを考慮して決定できる。このため、側壁の壁長さは、電極組立体をケースに挿入する際、正極電極、負極電極及びセパレータの積層部位が壁面に当接する長さに設定できる。したがって、電極組立体を壁面に当接させた場合であっても、開口部に対応する位置で電極組立体を支持でき、挿入性をさらに向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の蓄電装置において、前記他方の側壁は、前記一方の側壁よりも前記底壁から前記開口端までの長さが長く、前記一方の側壁及び前記他方の側壁はそれぞれ2つの側壁と隣接し、その隣接する2つの側壁は一方が前記一方の側壁と等しい長さであり、他方が前記他方の側壁と等しい長さであることを要旨とする。これによれば、壁高さの長い側壁の数を増やすことができる。つまり、長い側壁の壁面面積を増やすことができる。したがって、ケースへの電極組立体の挿入性をさらに向上させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の蓄電装置において、前記蓄電装置は、二次電池であることを要旨とする。
本発明によれば、ケースへの挿入性を向上させて、電極組立体の積層ずれの発生を抑制することができる。
二次電池の外観を示す斜視図。 蓋体を取り外したケース本体の外観を示す斜視図。 正極電極、負極電極及びセパレータを示す斜視図。 ケースに収容した電極組立体の一部を示す断面図。 電極組立体をケースへ位置決めする状態を示す模式図。 電極組立体をケースの側壁に当接させた状態を示す模式図。 電極組立体をケースに挿入している途中の状態を示す模式図。 電極組立体をケースに収容した状態を示す模式図。 別例を説明する説明図。 別例を説明する説明図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図8にしたがって説明する。
図1に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、ケース11に電極組立体12が収容される。ケース11は、有底四角筒状のケース本体13と、当該ケース本体13に電極組立体12を挿入する開口部14を塞ぐ矩形平板状の蓋体15とからなる。なお、ケース11を構成するケース本体13と蓋体15は、何れも金属製(例えば、ステンレスやアルミニウム)である。また、本実施形態の二次電池10は、その外観が角型をなす角型電池である。また、本実施形態の二次電池10は、リチウムイオン電池である。
電極組立体12には、正極端子16と負極端子17が電気的に接続される。正極端子16及び負極端子17には、ケース11から絶縁するためのリング状の絶縁リング18がそれぞれ取り付けられている。
図2に示すように、ケース本体13は、矩形平板状の底壁13aと、その底壁13aの四辺から立設された側壁13b,13c,13d,13eを有する。底壁13aは、当該底壁13aとは反対側にあるケース本体13の開口部14を塞ぐ蓋体15と対向する壁である。そして、底壁13aと蓋体15は、電極組立体12の高さ方向Hで対向する。また、本実施形態の二次電池10では、蓋体15から正極端子16と負極端子17がケース11外に露出される。また、側壁13b,13cは、ケース11に電極組立体12を収容した状態で、電極組立体12の厚み方向となる積層方向Tで対向する壁である。また、側壁13d,13eは、ケース11に電極組立体12を収容した状態で、電極組立体12の幅方向Wで対向する壁である。
そして、本実施形態のケース本体13では、側壁13b,13dにおける底壁13aからケース本体13の開口端14aまでの長さを同一の壁高さH1としている。一方、本実施形態のケース本体13では、側壁13c,13eにおける底壁13aからケース本体13の開口端14aまでの長さを同一の壁高さH2としている。つまり、本実施形態のケース本体13は、底壁13aから開口端14aまでの長さが異なる側壁13d〜13eを有する。なお、側壁13b,13cは、ケース11に電極組立体12を収容した状態において幅方向Wに沿う長さは同一長さである。また、側壁13d,13eは、ケース11に電極組立体12を収容した状態において積層方向Tに沿う長さは同一長さである。また、壁高さH1,H2は、電極組立体12の高さ方向Hに沿う長さよりも長い。
側壁13b,13cは、ケース本体13に電極組立体12を収容した状態で電極組立体12の積層方向Tに対して直交する方向に立設された側壁であり、積層方向Tで対向する2つの側壁である。そして、側壁13cは、側壁13bに比して、底壁13aから開口端14aまでの長さが長くなっている。側壁13b,13cは、何れも正面視四角形状の壁であり、側壁13cにおける底壁13aから開口端14aまでの長さは、側壁13cの幅方向全体(全部分)で側壁13bよりも長くなっている。つまり、図2に矢示する方向Xからケース本体13を正面視した場合、ケース本体13の開口端14a側にある側壁13cの端部c1は、側壁13bの端部b1よりも高い位置にある。このため、側壁13cは、側壁13bの端部b1の位置から高さ方向にはみ出す壁面Z1が設けられる。この壁面Z1の壁面長さαは、壁高さH2から壁高さH1を減算した長さである。
側壁13d,13eは、ケース本体13に電極組立体12を収容した状態で電極組立体12の幅方向Wに対して直交する方向に立設された側壁であり、幅方向Wで対向する2つの側壁である。そして、側壁13eは、側壁13dに比して、底壁13aから開口端14aまでの長さが長くなっている。側壁13d,13eは、何れも正面視四角形状の壁であり、側壁13eにおける開口端14aまでの長さは、側壁13eの幅方向全体(全部分)で側壁13dよりも長くなっている。つまり、図2に矢示する方向Yからケース本体13を正面視した場合、ケース本体13の開口端14a側にある側壁13eの端部e1は、側壁13dの端部d1よりも高い位置にある。このため、側壁13eは、側壁13dの端部d1の位置から高さ方向にはみ出す壁面Z2が設けられる。この壁面Z2の壁面長さαは、壁高さH2から壁高さH1を減算した長さである。
本実施形態のケース本体13は、前述のように各側壁13b〜13eの長さを設定することにより、側壁13cに連設されて隣接する2つの側壁13e,13dは、側壁13eの長さが側壁13cと等しく、側壁13dの長さが側壁13bと等しくなる。また、側壁13bに連設されて隣接する2つの側壁13e,13dは、側壁13dの長さが側壁13bと等しく、側壁13eの長さが側壁13cと等しくなる。本実施形態では、側壁13bが一方の側壁となり、側壁13cが他方の側壁となる。また、側壁13b,13cに対して、側壁13e,13dはそれぞれ直交し合う。
図3に示すように、ケース11に収容される電極組立体12は、シート状の正極電極19と、シート状の負極電極20と、正極電極19と負極電極20の間を絶縁するシート状のセパレータ21と、を有する。そして、電極組立体12は、複数枚の正極電極19と複数枚の負極電極20との間にセパレータ21を介在させて交互に積層して構成される。また、本実施形態の電極組立体12は、直方体状である。
正極電極19は、四角シート状の正極金属箔(本実施形態ではアルミニウム箔)22と、その両面に正極活物質層23が設けられている。また、正極電極19には、正極金属箔22からなる正極集電タブ24が突出するように設けられている。正極集電タブ24は、電極組立体12を構成する各正極電極19において同一形状とされ、同位置に設けられている。そして、正極集電タブ24は、正極端子16と電気的に接続される。
負極電極20は、四角シート状の負極金属箔(本実施形態では銅箔)25と、その両面に負極活物質層26が設けられている。また、負極電極20には、負極金属箔25からなる負極集電タブ27が突出するように設けられている。負極集電タブ27は、電極組立体12を構成する各負極電極20において同一形状とされ、同一位置に設けられている。また、負極集電タブ27は、正極電極19と負極電極20を積層する場合に正極集電タブ24とは積層方向Tにおいて重ならない位置に設けられている。そして、負極集電タブ27は、負極端子17と電気的に接続される。
正極電極19は正極集電タブ24を除いた部分が矩形状であり、負極電極20は負極集電タブ27を除いた部分が矩形状である。そして、正極電極19は、その矩形状の部分が、負極電極20の矩形状の部分よりも小さい。具体的に言えば、正極電極19において対向し合う端部19a,19bの間の長さL1は、負極電極20において対向し合う端部20a,20bの間の長さL2に比して短い。また、正極電極19において対向し合う端部19c,19dの間の長さL3は、負極電極20において対向し合う端部20c,20dの間の長さL4に比して短い。
端部19a,20aは、電極組立体12をケース11に収容した状態で蓋体15側に位置し、正極集電タブ24と負極集電タブ27がそれぞれ設けられている。端部19b,20bは、電極組立体12をケース11に収容した状態でケース本体13の底壁13a側に位置し、端部19c,19d,20c,20dは、電極組立体12をケース11に収容した状態でケース本体13の側壁13d,13e側に位置する。長さL1,L2は、電極組立体12の高さ方向Hに沿う長さであり、長さL3,L4は、電極組立体12の幅方向Wに沿う長さである。
正極電極19には、矩形状の部分全体に正極活物質層23が設けられている。一方、負極電極20には、矩形状の部分全体に負極活物質層26が設けられている。このため、正極電極19が負極電極20よりも小さいことにより、正極活物質層23の領域は負極活物質層26の領域よりも小さい。なお、セパレータ21は、負極電極20と同一の大きさである。
前述のような正極電極19、負極電極20及びセパレータ21を用いて積層した電極組立体12は、正極電極19が負極電極20やセパレータ21よりも小さいことにより、負極電極20の各端部20a〜20dが正極電極19の各端部19a〜19dからはみ出し長さβ分、はみ出す。同様に、負極電極20と同一の大きさのセパレータ21もはみ出す。例えば、図4に示すように、電極組立体12をケース本体13に収容した状態で底壁13a側に位置する電極組立体12の端部12a、すなわち負極電極20の端部20bは、正極電極19の端部19bからはみ出し長さβ分、はみ出す。本実施形態においてはみ出し長さβは、電極組立体12をケース11に収容した状態で底壁13a側に位置する電極組立体12の端部12aから正極電極19の正極活物質層23の端部までの長さに相当する。なお、図4に示すように、電極組立体12は、その全体が絶縁フィルム28で包まれた状態でケース本体13に収容される。
そして、電極組立体12においてはみ出し長さβ分の領域S1は、正極電極19が存在しない領域となる。換言すれば、電極組立体12においてはみ出し長さβ分の領域S1には、負極電極20とセパレータ21のみが存在する。一方、はみ出し長さβ分の領域S1を除く領域S2は、正極活物質層23と、負極活物質層26と、セパレータ21が存在する領域である。このため、はみ出し長さβ分の領域S1は、正極電極19が存在しないことにより、領域S2に比して、積層方向Tからの押圧力には弱くなっている。
そして、本実施形態では、ケース本体13の側壁13c,13eにおける壁面Z1,Z2を、ケース本体13に電極組立体12を挿入する時の位置決め用の面として機能させるために、はみ出し長さβを考慮して壁面Z1,Z2の大きさを設定している。具体的に言えば、壁面Z1,Z2の壁面長さαは、はみ出し長さβ以上の長さに設定されている。つまり、電極組立体12において正極電極19、負極電極20及びセパレータ21が積層されている領域S2がケース本体13の壁面Z1,Z2に当接し得るように壁面長さαを設定している。
以下、本実施形態の作用を説明する。
図5に示すように、電極組立体12をケース本体13に収容する場合は、電極組立体12をケース本体13の側壁13b,13d側に位置させ、これらの側壁13b,13dに対向する側壁13c,13eに向かってスライド移動させる。つまり、電極組立体12とケース本体13の位置決めは、ケース本体13の開口部14の上方側からではなく、開口部14に対して横方向から行う。
次に、図6に示すように、ケース本体13の開口部14に対して位置決めする電極組立体12を、側壁13c,13eに当接するまでスライド移動させる。このとき、本実施形態では、側壁13c,13eの壁面Z1,Z2の壁面長さαを、電極組立体12のはみ出し長さβよりも長く設定しているので、当該壁面Z1,Z2に対しては電極組立体12の強い部位、すなわち正極電極19、負極電極20及びセパレータ21の積層部位が当接される。このため、位置決めのために電極組立体12をスライド移動させる方向に押圧力Gを付与しても、電極組立体12は、強い部位が側壁13c,13eに当接することによって開口部14に対応する位置で支持される。また、電極組立体12の強い部位を側壁13c,13eに当接させることで、電極組立体12をスライド移動させて位置決めさせる場合でも、電極組立体12と側壁13c,13eの当接によって電極組立体12を開口部14に対して位置決めしたい位置に止めることができる。
そして、図7に示すように、開口部14に対して電極組立体12を位置決めした後、電極組立体12をケース本体13へ収容させる方向に移動させる。これにより、電極組立体12は、ケース本体13に挿入される側の端部、すなわち端部12aがケース本体13の各側壁13b〜13eと衝突することなく、ケース本体13に挿入される。その後、図8に示すように、ケース本体13への電極組立体12の収容が完了すると、開口部14を塞ぐように蓋体15をケース本体13に取り付ける。ケース本体13と蓋体15は、溶接接合される。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)ケース本体13は、側壁13b,13dと側壁13c,13eの長さを異ならせることで、対向する側壁において壁高さH1,H2の長短ができる。このため、ケース本体13に電極組立体12を収容する際には、長い側壁13c,13eの壁面Z1,Z2を位置決め用の面とし、電極組立体12を壁面Z1,Z2に当接させることによってケース本体13に対する電極組立体12の位置決めを行い得る。したがって、ケース本体13への電極組立体12の挿入性を向上させるとともに、壁面Z1,Z2への当接によって位置決めを行うことで電極組立体12と側壁13b〜13eとの衝突を回避し、電極組立体12の積層ずれの発生を抑制し得る。
(2)側壁13c,13eの幅方向全体の壁高さを壁高さH2としている。このため、長い側壁13c,13eの壁面Z1,Z2の面積を増やすことができる。したがって、ケース本体13への電極組立体12の挿入性をさらに向上させることができる。
(3)側壁13c,13eの壁高さを長くしている。これらの側壁13c,13eは、電極組立体12を直方体状とする場合において面積が大きい側壁である。したがって、ケース本体13への電極組立体12の挿入性をさらに向上させることができる。
(4)側壁13c,13eの壁高さH2を、はみ出し長さβの長さを考慮して決定している。このはみ出し長さβに相当する領域S1は、電極組立体12において負極電極20とセパレータ21のみが存在していることから、積層方向Tからの押圧力に対しては弱い。このため、側壁13c,13eにおける壁面長さαを、はみ出し長さβよりも長くすることで、電極組立体12をケース本体13に挿入する際、正極電極19、負極電極20及びセパレータ21の積層部位を壁面Z1,Z2に当接させることができる。したがって、ケース本体13へ電極組立体12を挿入する際には、開口部14に対応する位置で電極組立体12を支持でき、挿入性をさらに向上させることができる。
(5)側壁13cと側壁13eの壁長さを壁高さH2としている。このため、壁高さの長い側壁の数を増やすことができる。つまり、長い側壁の壁面面積を増やすことができる。したがって、ケース本体13への電極組立体12の挿入性をさらに向上させることができる。
(6)側壁13c,13eを長くすることで、開口部14を塞ぐ蓋体15の厚みが増加する。蓋体15は、ケース11外に露出する正極端子16と負極端子17を支持する部位でもあるので、蓋体15の厚みを増加させることで端子強度を向上させることができる。
(7)ケース本体13への電極組立体12の挿入性を向上させて電極組立体12の積層ずれを抑制しているので、二次電池10を構成した場合において電池性能の低下を抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図9に示すように、側壁13cに対して壁高さH2となる壁面Z1を、全部分ではなく、一部分に設けても良い。図9の場合は、側壁13cの幅方向の中央に壁面Z1を設けている。このように構成した場合であっても、電極組立体12は、壁面Z1との当接により、位置決めを行うことができる。なお、図9の場合、壁面Z1の部位を除く側壁13cの壁高さは、壁高さH1となっている。
○ 図10に示すように、側壁13cに対して壁高さH2となる壁面Z1を一部分に、かつ断続的に設けても良い。図10の場合は、側壁13cの幅方向に沿って3つの壁面Z1を断続的に設けている。このように構成した場合であっても、電極組立体12は、壁面Z1との当接により、位置決めを行うことができる。なお、図10の場合、壁面Z1の部位を除く側壁13cの壁高さは、壁高さH1となっている。
○ ケース本体13の側壁13cを壁高さH2とし、その他の側壁13b,13d,13eを壁高さH1としても良い。また、ケース本体13の側壁13c〜13eを壁高さH2とし、その他の側壁13bを壁高さH1としても良い。すなわち、4つの側壁13b〜13dのうち、少なくとも1つの側壁の壁高さが長ければ良い。なお、この場合、壁面積が大きい側壁の壁高さが長くなる方が好ましい。
○ 実施形態のような積層型の二次電池10に限らず、帯状シートの正極電極と帯状シートの負極電極を捲回して層状に積層した捲回型の二次電池に適用しても良い。なお、捲回型の二次電池においても、正極電極と負極電極の間はセパレータを介在させて絶縁される。
○ ケース本体13において底壁13aから立設される側壁13b〜13eのうち、何れかの側壁の壁高さを他の側壁の壁高さよりも短くしても良い。つまり、実施形態は、側壁13c,13eの壁高さを、側壁13b,13dの壁高さよりも長くするという技術的思想であったが、その逆に側壁の壁高さを短くするという技術的思想でも良い。この場合、側壁の壁高さを短くすることで、他の側壁の壁高さが長くなるので、その側壁に位置決めのための壁面が設けられることになる。つまり、実施形態と同様の作用効果を生じ得る。
○ 実施形態において、正極電極19、及び負極電極20の形状を変更しても良い。例えば、正面視正方形に形成しても良い。
○ 実施形態の二次電池10は、リチウムイオン二次電池であったが、これに限らず、他の二次電池であっても良い。要は、正極活物質層と負極活物質層との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであれば良い。
○ 実施形態の二次電池10は、車両として自動車に搭載しても良いし、産業用車両に搭載しても良い。また、定置用の蓄電装置に適用しても良い。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)正極電極と負極電極との間にセパレータを介在させてこれらを積層した電極組立体をケースに収容した蓄電装置の製造方法において、前記ケースは、底壁と、前記底壁とは反対側の開口部とを有する四角筒状のケース本体と、前記開口部を塞ぐ蓋体とを有し、前記ケース本体は、前記底壁から立設され、かつ対向する2つの側壁を有し、前記2つの側壁は、一方の側壁における底壁から開口端までの長さよりも他方の側壁における底壁から開口端までの長さが長くなっており、前記ケース本体に電極組立体を挿入する場合には、電極組立体を前記他方の側壁に当接させることによって前記開口部に対する電極組立体の位置決めを行い、その後に前記ケース本体に電極組立体を挿入させることを特徴とする蓄電装置の製造方法。
10…二次電池、11…ケース、12…電極組立体、12a…端部、13…ケース本体、13a…底壁、13b〜13e…側壁、14…開口部、14a…開口端、15…蓋体、19…正極電極、19a〜19d…端部、20…負極電極、20a〜20d…端部、21…セパレータ、23…正極活物質層、T…積層方向、α…壁面長さ、β…はみ出し長さ、H1,H2…壁高さ。

Claims (6)

  1. 正極電極と負極電極との間にセパレータを介在させてこれらを積層した電極組立体と、
    前記電極組立体を収容するケースと、を備え、
    前記ケースは、底壁と、前記底壁とは反対側の開口部とを有する四角筒状のケース本体と、前記開口部を塞ぐ蓋体とを有し、
    前記ケース本体は、前記底壁から立設され、かつ対向する2つの側壁を有し、
    前記2つの側壁は、一方の側壁に対して他方の側壁が、前記底壁から開口端までの少なくとも一部の長さが異なることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記2つの側壁は、前記底壁から開口端までの全部分の長さが異なる請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記2つの側壁は、前記電極組立体を前記ケース本体に収容した状態で前記電極組立体の積層方向に対して直交する方向に立設された側壁である請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記電極組立体は、前記正極電極と前記負極電極が交互に積層されており、
    前記正極電極は正極活物質層を有し、
    前記他方の側壁は、前記電極組立体を前記ケース本体に収容した状態で前記底壁側に位置する前記電極組立体の端部から前記正極活物質層の端部までの長さ以上の長さ分だけ前記一方の側壁よりも長い請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の蓄電装置。
  5. 前記他方の側壁は、前記一方の側壁よりも前記底壁から前記開口端までの長さが長く、
    前記一方の側壁及び前記他方の側壁はそれぞれ2つの側壁と隣接し、その隣接する2つの側壁は一方が前記一方の側壁と等しい長さであり、他方が前記他方の側壁と等しい長さである請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の蓄電装置。
  6. 前記蓄電装置は、二次電池である請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の蓄電装置。
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