JP2014038207A - 光ファイバ被覆除去器 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なるガラスファイバ径を有する複数の光ファイバ心線の被覆を簡便な構成で除去可能な光ファイバ被覆除去器を提供する。
【解決手段】光ファイバ心線100の被覆100bを除去する光ファイバ被覆除去器1は、一対の被覆除去刃32A,32Bが噛み合う際に互いに接合する接合面38A,38Bをそれぞれ有する一対の除去刃ベース33A,33B部と、一対の除去刃ベース部33A,33Bに形成または取り付けられる一対の刃部34A,34Bと、を備えている。刃部34A,34Bは除去刃ベース部33A,33Bが互いに離れた状態から接合したときに所定の間隔dを保ちながら被覆100bに切込む一対のエッジ部36A,36Bを有し、エッジ部36A,36Bは接合面38A,38Bに対して傾斜して形成され、刃部34A,34Bのいずれか一方が接合面38A,38Bと平行な方向に移動されることにより、エッジ部36A,36Bの間隔dが可変である。
【選択図】図3

Description

本発明は、光ファイバの被覆を除去するための光ファイバ被覆除去器に関する。
従来の光ファイバ被覆除去器として、対向する一対の切断刃を有しており、この一対の切断刃が、たとえば直径125μmのクラッド径を有する光ファイバの被覆を除去するため、光ファイバ被覆除去器が閉じされた際にこのクラッド径よりも僅かに大きい間隔(たとえば140μm)で噛み合うように設計されているものが知られている。従来の光ファイバ被覆除去器においては、125μmのクラッド径よりも太径(たとえば150μm)や細径(たとえば80μm)のクラッド径を有する光ファイバの被覆を除去したい場合は、切断刃の間隔を各々のクラッド径に応じた間隔とするため、一対の切断刃を交換する必要があった。
これに対し、特許文献1には、切断刃部材およびそれを固定保持するホルダを有し、切断刃部材が一定の間隔をおいて対向している一対の第1直線刃部と第1直線刃部の間隔よりも大きな間隔をおいて対向している一対の第2直線刃部とを備え、異なる被覆径に対応させた被覆除去が可能な光ファイバ被覆除去器が記載されている。
特開平6−123811号公報
しかし、特許文献1の光ファイバ被覆除去器においては、異なるファイバ径に対応して切断刃の間隔を複数設定するために、ファイバ径の種類だけ切断刃に段を設ける必要がある。そのため、切断刃のエッジ形状が複雑となり、生産コストが増大してしまう懸念がある。
本発明の目的は、異なるガラスファイバ径を有する複数の光ファイバ心線の被覆を簡便な構成で除去可能な光ファイバ被覆除去器を提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明に係る光ファイバ被覆除去器は、
光ファイバ心線の被覆を除去する光ファイバ被覆除去器であって、
一対の被覆除去刃を備え、
前記一対の被覆除去刃は、前記一対の被覆除去刃が噛み合う際に互いに接合する接合面をそれぞれ有する一対の除去刃ベース部と、前記一対の除去刃ベース部に形成または取り付けられる一対の刃部と、
を備え、
前記一対の刃部は前記一対の除去刃ベース部が互いに離れた状態から接合したときに所定の間隔を保ちながら前記被覆に切り込む一対のエッジ部を有し、
前記一対のエッジ部は前記接合面に対して傾斜して形成され、
前記一対の被覆除去刃の一方が前記一対の被覆除去刃の他方に対して前記接合面と平行な方向に移動されることにより、前記一対のエッジ部の前記間隔が可変であることを特徴とする。
また、本発明の光ファイバ被覆除去器において、前記一対のエッジ部は互いに平行となるように直線状に形成されていてもよい。
また、本発明の光ファイバ被覆除去器において、前記一対のエッジ部は、前記接合面に対して傾斜する方向が互いに異なるよう直線状に形成されていてもよい。
また、本発明の光ファイバ被覆除去器において、前記一対のエッジ部の少なくとも一方は凸曲線状あるいは凹曲線状に形成されていてもよい。
また、本発明の光ファイバ被覆除去器において、前記一対の被覆除去刃には、前記一対の被覆除去刃同士の前記接合面と平行な方向における相対位置と前記間隔との対応を示す目盛りが形成されていてもよい。
本発明の光ファイバ被覆除去器によれば、一対のエッジ部の少なくとも一方は除去刃ベース部の接合面に対して傾斜して形成され、一対の被覆除去刃の一方が他方に対して接合面と平行な方向に移動されることにより、光ファイバ心線の被覆に切れ込む一対のエッジ部の間隔が可変である。これにより、簡便な構成で異なるガラスファイバ径を有する光ファイバ心線の被覆除去に容易に対応することができる。
本発明に係る光ファイバ被覆除去器の実施形態例を示す斜視図である。 図1の光ファイバ被覆除去器の蓋を開いて光ファイバ心線をセットした状態の斜視図である。 一対の被覆除去刃の一例を示す正面図である。 図3の一対の被覆除去刃を一方にずらした場合の例を示す正面図である。 図3の一対の被覆除去刃を他方にずらした場合の例を示す正面図である。 光ファイバ心線とヒータとの位置関係を示す正面図である。 一対の被覆除去刃の別の例を示す正面図である。 一対の被覆除去刃の駆動機構の例を示す正面図である。
以下、本発明に係る光ファイバ被覆除去器の実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1および図2に示すように、光ファイバ被覆除去器1は、被覆除去器本体10と、この被覆除去器本体10の一端側に連結された光ファイバ固定部20とを有している。
光ファイバ固定部20は、被覆除去器本体10側へ延在する2本のスライドシャフト21を有しており、これらのスライドシャフト21により、光ファイバ固定部20は、被覆除去器本体10に対して接離可能にスライド自在となっている。
光ファイバ固定部20は、その上部にホルダ押さえ蓋23が開閉自在に設けられると共に、ホルダ押さえ蓋23を開いて露出した箇所の上面にホルダ搭載部22が形成されている。このホルダ搭載部22に、光ファイバ心線100を上下から挟んで保持した光ファイバホルダ200が載置される。
光ファイバ心線100は、ガラスファイバ100aを樹脂からなる被覆100bで覆ったものであり(図3参照)、光ファイバホルダ200は、光ファイバ心線100の端部近傍に装着される。そして、この光ファイバホルダ200をホルダ搭載部22に載置した状態で、ホルダ押さえ蓋23を閉じることにより、光ファイバホルダ200が光ファイバ固定部20に保持される。この光ファイバホルダ200の光ファイバ心線100に対する装着位置を調整する、または光ファイバホルダ200に装着した後に光ファイバ心線100を所定の長さで切断することにより、被覆除去したい部分である光ファイバ心線100の被覆100bにおける除去対象部分の長さを決めることができる。
被覆除去器本体10において、光ファイバ固定部20が連結された一端側に、被覆除去部30が設けられている。この被覆除去部30には、その上部に、光ファイバ押さえ蓋31が開閉自在に設けられている。
また、被覆除去部30における光ファイバ押さえ蓋31を開いて露出した箇所の上部前面、及び光ファイバ押さえ蓋31の前面には、一対の被覆除去刃32A,32Bがそれぞれ設けられている。一対の被覆除去刃32A,32Bは、被覆除去部30に配置された光ファイバ心線100の被覆100bに切込みを入れるものである。被覆除去部30に対して光ファイバ押さえ蓋31を閉じることにより、被覆除去刃32A,32Bによって光ファイバ心線100の被覆100bだけが切断される。
さらに、被覆除去部30は、光ファイバ心線加熱部40を有している。光ファイバ心線加熱部40は、板状のヒータ41と、このヒータ41を搭載したヒータ支持部材42とを有している。光ファイバ心線100は、このヒータ41のヒータ面41a(図6参照)の中央に載置されて加熱処理される。
また、被覆除去部30には、光ファイバ押さえ蓋31の開閉でスイッチがON/OFFされるヒータ通電スイッチ(図示省略)が設けられており、光ファイバ押さえ蓋31を閉じると、このヒータ通電スイッチがONになり、ヒータ41へ電力が供給される。
さらに、被覆除去器本体10には、光ファイバ固定部20の連結側と反対側の他端側に、電源部50が設けられている。この電源部50には、内部電源として、たとえば4〜8本の電池が収容可能である。また、この電源部50には、電源コード60が挿抜可能であり、この電源コード60を挿し込むことにより、外部電源からの電力の供給が可能である。
次に、一対の被覆除去刃32A,32Bの具体的な構成について、図3を参照して説明する。
一対の被覆除去刃32A,32Bは、一対の被覆除去刃32A,32Bが噛み合う際に互いに接合する接合面38A,38Bをそれぞれ有する一対の除去刃ベース部33A,33Bと、一対の除去刃ベース部33A,33Bに形成または取り付けられる一対の刃部34A,34Bと、を備えている。
一対の除去刃ベース部33A,33Bの長手方向(図3の左右方向)における両端には、取付孔35が設けられている。この取付孔35は長孔形状であるため、取付孔35に図示しないネジ等を挿通することにより一対の除去刃ベース部33A,33Bは被覆除去部30あるいは光ファイバ押さえ蓋31に対して任意の位置で取り付け可能となっている。取付孔35の長手方向は、除去刃ベース部33A,33Bの長手方向および接合面38A,38Bの面方向と一致している。そのため、除去刃ベース部33A,33Bは、接合面38A,38Bの面方向に沿ってその長手方向に位置調整が可能である。
なお、各除去刃ベース部33A,33Bの長手方向の一方の端部に送りネジ機構が設けられていてもよい。送りネジ機構により除去刃ベース部33A,33Bをその端部から左右方向に進退移動させて、除去刃ベース部33A,33Bを任意の位置に配置することもできる。
一対の刃部34A,34Bは、一対の除去刃ベース部33A,33Bが互いに離れた状態から接合したときに所定の間隔dを保ちながら被覆100bに切込む一対のエッジ部36A,36Bを有している。
一対のエッジ部36A,36Bは、互いに平行となるように直線状に形成されるとともに、除去刃ベース部33A,33Bの接合面38A,38Bに対して傾斜して形成されている。そのため、接合面38A,38Bと平行な方向において一対の刃部34A,34Bのうちいずれか一方が他方に対して移動して取り付けられることにより、一対のエッジ部36A,36Bの間隔dを可変とすることができる。
また、一対の除去刃ベース部33A,33Bの接合面38A,38Bには、一対の刃部34A,34B同士の接合面38A,38Bと平行な方向における相対位置とエッジ部36A,36Bの間隔dとの対応を示すための目盛り37A,37Bが形成されている。すなわち、この目盛り37A,37B同士が一致するようにして、一対の除去刃ベース部33A,33Bが被覆除去部30に取り付けられることで、被覆除去したい光ファイバ心線100のガラスファイバ100aの外径に合わせてエッジ部36A,36Bの間隔dを任意に設定することができる。
たとえば、図3に示すように、上方の目盛り37Aを下方の目盛り37Bの中央の線に合わせた状態で、除去刃ベース部33A,33Bが被覆除去部30に取り付けられた場合、エッジ部36A,36Bの間隔dはたとえば140μmとなるよう設定されている。これにより、一般的なクラッド径である直径125μmのガラスファイバ100aを有する光ファイバ心線100の被覆100bに切込みを入れて適切に除去することができる。
また、図4に示すように、目盛り37Aを目盛り37Bの右端の線に合わせた状態で、除去刃ベース部33A,33Bが被覆除去部30に取り付けられた場合、エッジ部36A,36Bの間隔d1は図3の場合の間隔dよりも広くなる。このときの間隔d1は、たとえば160μmとなるよう設定されている。これにより、太径(たとえば150μm)のガラスファイバ101aの外周を覆う被覆101bに切込みを入れて適切に除去することができる。
さらに、図5に示すように、目盛り37Aを目盛り37Bの左端の線に合わせた状態で、除去刃ベース部33A,33Bが被覆除去部30に取り付けられた場合、エッジ部36A,36Bの間隔d2は図3の場合の間隔dよりも狭くなる。このときの間隔d2は、たとえば90μmとなるよう設定されている。これにより、細径(たとえば80μm)のガラスファイバ102aの外周を覆う被覆102bに切込みを入れて適切に除去することができる。
なお、ヒータ41は被覆除去部30に固定されており、光ファイバ心線100はヒータ41のヒータ面の中央に載置される。ガラスファイバ径や被覆厚が変わることにより光ファイバ心線100の外径が異なる場合、ヒータ41のヒータ面41aからガラスファイバ100a,101a,102aの中心軸までの高さも異なる。そのため、被覆除去刃32A,32Bとヒータ41との相対位置が一定であると、光ファイバ心線100の外径によって、被覆除去刃32A,32Bのエッジ部36A,36B間の中心とガラスファイバ100a,101a,102aの中心軸とがずれてしまう場合がある。この場合、一対の被覆除去刃32A,32Bを噛み合わせたときに被覆100b,101b,102bを適切に除去することができず、好ましくない。
そのため、光ファイバ心線100の外径が異なる場合であっても、被覆除去刃32A,32Bのエッジ部36A,36B間の中心とガラスファイバ100a,101a,102aの中心軸とが一致するよう、図6(a)〜(c)に示すように、ヒータ41と下方の被覆除去刃32Bとの相対位置を図中の左右方向にずらすことが可能であることが望ましい。
なお、ヒータ41のヒータ面41aの高さを可変とする構成を設け、被覆除去刃32A,32Bのエッジ部36A,36B間の中心とガラスファイバ100a,101a,102aの中心軸とが一致するように、ヒータ41のヒータ面の高さを変更してもよい。
次に、上記の光ファイバ被覆除去器1によって光ファイバ心線100の端部の被覆100bを除去し、ガラスファイバ100aを露出させる方法について説明する。
光ファイバ心線100の端部の被覆100bを除去するには、まず、一対の刃部34A,34Bのエッジ部36A,36Bの間隔dが光ファイバ心線100のガラスファイバ100aの外径に合った間隔となるように、ネジ等を取付孔35に挿通して一対の除去刃ベース部33A,33Bを被覆除去部30あるいは光ファイバ押さえ蓋31の任意の位置に取り付ける。このとき、目盛り37A,38Aを合わせるように除去刃ベース部33A,33Bの位置を決めると、間隔dの調整を容易かつ正確に行うことができる。
次に、被覆除去器本体10と光ファイバ固定部20とを接近させた状態で、光ファイバ押さえ蓋31及びホルダ押さえ蓋23を開き、光ファイバ固定部20のホルダ搭載部22に、光ファイバ心線100に取り付けた光ファイバホルダ200をセットし、光ファイバ心線100の光ファイバホルダ200よりも先端側をヒータ41のヒータ面上の中央に配置する。
次に、ホルダ押さえ蓋23を閉じるとともに、光ファイバ押さえ蓋31を閉じる。
すると、一対の刃部34A,34Bによって光ファイバ心線100の被覆100b(101b,102b)のみが切込まれるとともに、光ファイバ押さえ蓋31を閉じたことによってヒータ通電スイッチがONになり、ヒータ41が通電される。
そして、ヒータ41上に載置された光ファイバ心線100の除去対象部分の被覆100bが、ヒータ41によって高速昇温され軟化する。
次に、被覆除去器本体10と光ファイバ固定部20とをそれぞれ把持し、光ファイバ固定部20を被覆除去器本体10より離間させる方向に動かす。このようにすると、一対の刃部34A,34Bによる切込み箇所よりも先端側で加熱されて軟化した被覆100bのみが除去され、光ファイバ心線100の端部でガラスファイバ100a(101a,102a)が露出される。
被覆100bの除去作業が終了した時点で、光ファイバ押さえ蓋31を開くと、ヒータ通電スイッチがOFFになり、ヒータ41への通電が停止される。
以上説明した本実施形態に係る光ファイバ被覆除去器1によれば、一対のエッジ部36A,36Bは除去刃ベース部33A,33Bの接合面38A,38Bに対して傾斜して形成され、一対の刃部34A,34Bの一方が他方に対して接合面38A,38Bと平行な方向に移動されることにより、光ファイバ心線100の被覆100b,101b,102bに切込む一対のエッジ部36A,36Bの間隔d,d1,d2が可変であるため、異なるガラスファイバ径を有する光ファイバ心線100の被覆100b,101b,102bを簡便な構成で容易に除去することができる。
また、一対のエッジ部36A,36Bの間隔が平行ではなく一方に開くように形成されていた場合は、光ファイバ心線100が押し出されるように逃げてしまう可能性がある。しかし、本実施形態によれば、一対のエッジ部36A,36Bは、一対の被覆除去刃32A,32B同士が噛み合う際に互いの間隔が平行となるように形成されているため、光ファイバ心線100が逃げてしまうことがなく、確実に被覆100b,101b,102bを除去することができる。
さらに、一対の除去刃ベース部33A,33Bには、一対の刃部34A,34B同士の相対位置を示すための目盛り37A,37Bが形成されているため、ガラスファイバ100a,101a,102aの外径に合わせて適切な間隔d,d1,d2を容易に設定することができる。
以上において本発明の実施の形態の一例を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、必要に応じて他の構成を採用することが可能である。
また、上記実施形態の光ファイバ被覆除去器1では、一対の刃部34A,34Bはそのエッジ部36A,36Bが互いに平行となるようにエッジ部36A,36Bの傾斜角度が一致して形成されているが、エッジ部36A,36Bの形状はこれに限られない。
たとえば、図7(a)に示すように、上方の刃部34A1のエッジ部36A1が凸状の曲線を有し、下方の刃部34B1のエッジ部36B1が凹状の曲線を有する構成であってもよい。また、図7(b)に示すように、下方の刃部34B1のエッジ部36B1が凹状の曲線を有するとともに、上方の刃部34A2のエッジ部36A2も凹状の曲線を有する構成を採用してもよい。
図7(a)および(b)に示される構成であっても、一対の刃部34A1,34A2および34B1の一方が他方に対して接合面38A,38Bと平行な方向に移動されて、刃部34A1,34A2および34B1同士の相対位置が変更されることにより、一対のエッジ部36A1,34A2,36B1の間隔dを可変とすることができ、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。また、図7(a)では光ファイバを挟む上下のエッジ部36A1,36B1同士が略一定の間隔を維持しており、図7(b)では上下のエッジ部36A2,36B1の間隔は中心部が広く端部が狭い中開きの形状となっているため、上記の実施形態と同様に、被覆除去刃32A,32Bを噛み合わせたときに光ファイバ心線100が横に逃げてしまうことがなく、確実に被覆100b,101b,102bを除去することができる。
さらに、上記実施形態の光ファイバ被覆除去器1では、一対の除去刃ベース部33A,33Bに設けられた長孔状の取付孔35にネジ等を挿通させて任意の位置に取り付けたり、除去刃ベース部33A,33Bを送りネジ機構により左右に進退移動することによって、除去刃ベース部33A,33Bを被覆除去時の刃部34A,34Bの移動方向とは異なる方向に沿って移動可能としているが、駆動機構系によって除去刃ベース部33A,33Bの移動を自動で設定することもできる。
駆動機構系としては、たとえば以下の構成を採用してもよい。図8(a)に示すように、上方の被覆除去刃32Aの一端(図中の左端)と上方の被覆除去刃32Aを支持する光ファイバ押さえ蓋31のベース部31aとの間にバネ37を設け、上方の被覆除去刃32Aの他端(図中の右端)とベース部31aとの間にマイクロヘッド38を設ける。マイクロヘッド38の先端は上方の被覆除去刃32Aの他端に接触し、上方の被覆除去刃32Aが他端側から一端側にスライド可能とされている。
また、下方の被覆除去刃32Bの一端(図中の左端)と下方の被覆除去刃32Bを支持する被覆除去部30のベース部30aとの間にマイクロヘッド38を設け、下方の被覆除去刃32Bの他端(図中の右端)とベース部30aとの間にバネ37を設ける。マイクロヘッド38の先端は下方の被覆除去刃32Bの一端に接触し、下方の被覆除去刃32Bが一端側から他端側にスライド可能とされている。
上下のマイクロヘッド38を図示しないアクチュエータによりそれぞれ移動させることで一対の被覆除去刃32A,32Bを互いにスライド移動させることができる。
また、図8(b)に示すように、上下の被覆除去刃32A,32Bの左右両端とベース部31a,30aとの間にそれぞれバネ37と偏心カム39を設け、上下の偏心カム39を図示しないアクチュエータにより偏心させることで一対の被覆除去刃32A,32Bを互いにスライド移動させる構成としてもよい。
また、除去刃32A,32Bに目盛り37A,37Bを設けるのではなく、センサ等によってエッジ部36A,36Bの間隔dを検出して刃部34A,34Bの取付位置を変更することもできる。
なお、上記実施形態では、単心の光ファイバ心線100の被覆100b,101b,102bを除去する場合を例示して説明したが、上記光ファイバ被覆除去器1は、複数本の光ファイバが並列に配列されて一体化された多心の光ファイバテープ心線にも適用可能である。
1:光ファイバ被覆除去器、10:被覆除去器本体、20:光ファイバ固定部、22:ホルダ搭載部、30:被覆除去部、32A,32B:被覆除去刃、33A,33B:除去刃ベース部、34A,34B:刃部、35:取付孔、36A,36B:エッジ部、40:光ファイバ心線加熱部、50:電源部、60:電源コード、100:光ファイバ心線、100a,101a,102a:ガラスファイバ、100b,101b,102b:被覆、200:光ファイバホルダ、d,d1,d2:エッジ部同士の間隔

Claims (5)

  1. 光ファイバの被覆を除去する光ファイバ被覆除去器であって、
    一対の被覆除去刃を備え、
    前記一対の被覆除去刃は、前記一対の被覆除去刃が噛み合う際に互いに接合する接合面をそれぞれ有する一対の除去刃ベース部と、前記一対の除去刃ベース部に形成または取り付けられる一対の刃部と、
    を備え、
    前記一対の刃部は前記一対の除去刃ベース部が互いに離れた状態から接合したときに所定の間隔を保ちながら前記被覆に切れ込む一対のエッジ部を有し、
    前記一対のエッジ部は前記接合面に対して傾斜して形成され、
    前記一対の被覆除去刃の一方が前記一対の被覆除去刃の他方に対して前記接合面と平行な方向に移動されることにより、前記一対のエッジ部の前記間隔が可変である、光ファイバ被覆除去器。
  2. 前記一対のエッジ部は互いに平行となるように直線状に形成されている、請求項1に記載の光ファイバ被覆除去器。
  3. 前記一対のエッジ部は、前記接合面に対して傾斜する方向が互いに異なるよう直線状に形成されている、請求項1に記載の光ファイバ被覆除去器。
  4. 前記一対のエッジ部の少なくとも一方は凸曲線状あるいは凹曲線状に形成されている、請求項1に記載の光ファイバ被覆除去器。
  5. 前記一対の被覆除去刃には、前記一対の被覆除去刃同士の前記接合面と平行な方向における相対位置と前記間隔との対応を示す目盛りが形成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の光ファイバ被覆除去器。
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