JP6014074B2 - 被覆除去器及び調整治具 - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバの被覆部を除去する被覆除去器及びそれに取り付けられる調整治具に関する。
光ファイバとしては、ガラスファイバを被覆する被覆部が複層になっているものがある。この光ファイバにおいて、それぞれの被覆部を個別に除去するためには、被覆部を切断する一対の切断刃の間隔を調整する必要がある。例えば、特許文献1に記載の被覆除去器は、切断刃において刃部よりも先方に突出する階段状の突出部を設け、一対の切断刃を対向させたときに、階段状の突出部を互いに当接させる位置を変えることにより、一対の刃部の間隔を調整している。
特開2003−143727号公報
上記従来の被覆除去器のように、切断刃を移動させて一対の刃部の間隔を調整する構成では、切断刃自体が小さいため、切断刃を移動させることが容易ではない。そのため、作業性が良くないといった問題がある。
本発明は、光ファイバの被覆部除去の作業性の向上を図ることができる被覆除去器及び調整治具を提供することを目的とする。
本発明は、その一側面として、ガラスファイバと当該ガラスファイバを被覆する被覆部とを有する光ファイバ心線が載置されると共に、被覆部を切断する第1切断刃を有する光ファイバ載置部と、光ファイバ載置部に対して開閉可能に設けられていると共に、光ファイバ載置部に対して閉められたときに第1切断刃と対向する位置に配置された第2切断刃を有する蓋部と、を有する被覆除去部を備える被覆除去器であって、第1切断刃と第2切断刃との間隔を調整する調整治具を備え、調整治具は、被覆除去部に着脱可能に取り付けられる本体部と、本体部に対して可動する可動部と、可動部に設けられ、当該可動部の動作に伴って、第1切断刃と第2切断刃との間に位置する第1の位置と、当該第1の位置以外の第2の位置とに移動するスペーサ部と、を有している。
本発明は、その他側面として、ガラスファイバと当該ガラスファイバを被覆する被覆部とを有する光ファイバ心線が載置されると共に、被覆部を切断する第1切断刃を有する光ファイバ載置部と、光ファイバ載置部に対して開閉可能に設けられていると共に、光ファイバ載置部に対して閉められたときに第1切断刃と対向する位置に配置された第2切断刃を有する蓋部と、を有する被覆除去部を備える被覆除去器に取り付けられ、第1切断刃と第2切断刃との間隔を調整する調整治具であって、被覆除去部に着脱可能に取り付けられる本体部と、本体部に対して可動する可動部と、可動部に設けられ、当該可動部の動作に伴って、第1切断刃と第2切断刃との間に位置する第1の位置と、当該第1の位置以外の第2の位置とに移動するスペーサ部と、を有している。
本発明によれば、光ファイバの被覆部除去の作業性の向上を図ることができる。
一実施形態に係る被覆除去器を示す斜視図である。 図1に示す被覆除去器において蓋部が開けられた状態を示す斜視図である。 光ファイバの断面構成を示す図である。 調整治具を示す斜視図である。 調整治具による一対の刃部の間隔の調整を示す図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に、本発明の実施形態を列記して説明する。
本発明は、その一側面として、ガラスファイバと当該ガラスファイバを被覆する被覆部とを有する光ファイバ心線が載置されると共に、被覆部を切断する第1切断刃を有する光ファイバ載置部と、光ファイバ載置部に対して開閉可能に設けられていると共に、光ファイバ載置部に対して閉められたときに第1切断刃と対向する位置に配置された第2切断刃を有する蓋部と、を有する被覆除去部を備える被覆除去器であって、第1切断刃と第2切断刃との間隔を調整する調整治具を備え、調整治具は、被覆除去部に着脱可能に取り付けられる本体部と、本体部に対して可動する可動部と、可動部に設けられ、当該可動部の動作に伴って、第1切断刃と第2切断刃との間に位置する第1の位置と、当該第1の位置以外の第2の位置とに移動するスペーサ部と、を有している。
この被覆除去器は、第1切断刃と第2切断刃との間隔を調整する調整治具を備えている。これにより、ガラスファイバを被覆する被覆部が複層である場合であっても、被覆部の直径に応じて第1切断刃と第2切断刃との間隔を調整できるため、各被覆部の除去を被覆除去器で行うことができる。特に、調整治具において、本体部は、被覆除去部に着脱可能に取り付けられており、スペーサ部は、可動部と共に移動することで、第1刃切断刃と第2切断刃との間に位置する第1の位置と、第1の位置以外の第2の位置とに移動する。すなわち、可動部を動作させる操作により、第1切断刃と第2切断刃との間隔を調整できる。このように、被覆除去器では、調整治具を容易に取り付けることができると共に、第1切断刃と第2切断刃との間隔の調整を容易に行うことができる。したがって、被覆除去器では、光ファイバの被覆部除去の作業性の向上を図ることができる。
本発明は、その他側面として、ガラスファイバと当該ガラスファイバを被覆する被覆部とを有する光ファイバ心線が載置されると共に、被覆部を切断する第1切断刃を有する光ファイバ載置部と、光ファイバ載置部に対して開閉可能に設けられていると共に、光ファイバ載置部に対して閉められたときに第1切断刃と対向する位置に配置された第2切断刃を有する蓋部と、を有する被覆除去部を備える被覆除去器に取り付けられ、第1切断刃と第2切断刃との間隔を調整する調整治具であって、被覆除去部に着脱可能に取り付けられる本体部と、本体部に対して可動する可動部と、可動部に設けられ、当該可動部の動作に伴って、第1切断刃と第2切断刃との間に位置する第1の位置と、当該第1の位置以外の第2の位置とに移動するスペーサ部と、を有している。
この調整治具では、本体部は、被覆除去部に着脱可能に取り付けられ、スペーサ部は、可動部と共に移動することで、第1切断刃と第2切断刃との間に位置する第1の位置と、第1の位置以外の第2の位置とに移動する。すなわち、可動部を動作させる操作により、第1切断刃と第2切断刃との間隔を調整できる。このように、調整治具は、被覆除去部(被覆除去器)に容易に取り付けることができると共に、第1切断刃と第2切断刃との間隔の調整を容易に行うことができる。したがって、光ファイバの被覆部除去の作業性の向上を図ることができる。
一実施形態においては、本体部は、被覆除去部に係合する第1の係合部及び第2の係合部と、第1の係合部と第2の係合部とを連結する連結部と、を有し、連結部は弾性部材を含んで構成されていてもよい。これにより、調整治具の着脱をより容易に行うことが可能となる。
一実施形態においては、連結部の弾性部材は、板ばねであってもよい。
一実施形態においては、可動部は、本体部に対して回転可能に設けられていてもよい。これにより、調整治具では、可動部を回転させることにより、スペーサ部を、第1の位置と第2の位置とに移動させることができる。したがって、スペーサ部の設置と取り外しをより容易に行うことが可能となる。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
[被覆除去器]
図1は、一実施形態に係る被覆除去器を示す斜視図である。図2は、図1に示す被覆除去器において蓋部が開けられた状態を示す斜視図である。図1及び図2に示される被覆除去器1は、図3に示されるように、光ファイバ心線100のガラスファイバ102を被覆する第1被覆部104又は第2被覆部106を除去するための装置である。
図1及び図2に示されるように、被覆除去器1は、光ファイバホルダ保持部3と、本体部5と、を備えている。
光ファイバホルダ保持部3は、本体部5の一端側に連結されている。光ファイバホルダ保持部3は、本体部5側へ延在する2本のスライドシャフト7a,7bを有している。スライドシャフト7a,7bは、本体部5に設けられた摺動孔17a,17b内へ摺動可能に挿通されている。これにより、光ファイバホルダ保持部3は、本体部5に対して近接する方向及び離間する方向にスライド自在に設けられている。なお、以下の説明においては、光ファイバホルダ保持部3を本体部5から離間させる方向、すなわち光ファイバ心線100を引き抜く方向を、被覆除去器1の前方とする。
光ファイバホルダ保持部3は、光ファイバ心線100を保持する光ファイバホルダHを保持する。光ファイバホルダ保持部3は、光ファイバ心線100を保持する光ファイバホルダHが載置されるホルダ搭載部9と、ホルダ搭載部9に対してヒンジ10により開閉自在に設けられた蓋部11と、を有している。光ファイバホルダ保持部3は、ホルダ搭載部9に載置された光ファイバホルダHを、ホルダ搭載部9と蓋部11とにより挟んで保持する。
光ファイバホルダHに保持される光ファイバ心線100は、図3に示されるように、ガラスファイバ102と、ガラスファイバ102を被覆する第1被覆部104と、第1被覆部104を被覆する第2被覆部106と、を有する。第1被覆部104及び第2被覆部106は、樹脂製である。ガラスファイバ102の直径D1は、例えば0.125mm、第1被覆部104の直径D2は、例えば0.25mm、第2被覆部106の直径D3は、例えば0.5mmである。
図1及び図2に戻って、光ファイバホルダHは、光ファイバ心線100の端部を保持する。この光ファイバホルダHの光ファイバ心線100に対する装着位置を調整することにより、被覆除去したい部分である光ファイバ心線100の被覆除去対象部分の長さを決めることができる。
本体部5は、被覆除去部13と、操作部15と、を有している。被覆除去部13は、光ファイバ心線100が載置される光ファイバ載置部17と、光ファイバ載置部17に対してヒンジ18により開閉自在に設けられた蓋部19と、を有している。
光ファイバ載置部17は、光ファイバ心線100の被覆部104,106を切断する第1切断刃20を有している。第1切断刃20は、光ファイバ載置部17の前側に配置されている。第1切断刃20は、第1刃部20aと、第1刃部20aを支持する支持部20bと、を有している。第1刃部20aと支持部20bとは、例えば金属製であり、一体に形成されている。
蓋部19は、光ファイバ心線100の被覆部104,106を切断する第2切断刃22を有している。第2切断刃22は、蓋部19の前側に配置されている。具体的には、第2切断刃22は、蓋部19が光ファイバ載置部17に対して閉められたときに、第1切断刃20と対向する位置に配置されている。第2切断刃22は、第2刃部22aと、第2刃部22aを支持する支持部22bと、を有している。第2刃部22aと支持部22bとは、例えば金属製であり、一体に形成されている。
第1切断刃20と第2切断刃22とは、光ファイバ載置部17に対して蓋部19が閉じられたときに対向する。これにより、第1刃部20aと第2刃部22aとの間に位置する光ファイバ心線100の被覆部104,106に切込を入れる(被覆部104,106を切断する)ことができる。第1刃部20aと第2刃部22aとの間隔は、第1被覆部104に切込みを入れると共に、ガラスファイバ102に当たらないように設定されている。
光ファイバ載置部17は、加熱部24を有している。加熱部24は、第1切断刃20よりも後方に配置されている。加熱部24は、ヒータ24aを有している。ヒータ24aは、光ファイバ心線100の被覆部104,106を加熱する。ヒータ24aは、光ファイバ載置部17において前後方向に沿って延在している。ヒータ24aは、蓋部19が光ファイバ載置部17に対して閉められたときにオン、蓋部19が光ファイバ載置部17に対して開けられたときにオフとなるヒータ通電スイッチ(図示しない)により、電力の供給が制御されている。つまり、ヒータ24aは、光ファイバ載置部17に対して蓋部19が閉められると加熱される。
操作部15は、被覆除去部13の後方に配置されている。操作部15には、電源のON/OFFやヒータ24aの温度を調節するためのスイッチ16と、ヒータ24aの状態(温度、ON/OFF)を示す表示部16aと、が設けられている。また、操作部15には、ヒータ24aに電力を供給するバッテリ(図示しない)が内蔵されている。
本実施形態の被覆除去器1には、被覆除去部13に調整治具30が取り付けられている。調整治具30は、第1切断刃20の第1刃部20aと、第2切断刃22の第2刃部22aとの間隔を調整するための器具である。上記のように、第1刃部20aと第2刃部22aとの間隔は、第1被覆部104に切込みを入れると共に、ガラスファイバ102に当たらないように設定されている。そのため、第1刃部20aと第2刃部22aとの間に光ファイバ心線100を配置して被覆除去作業を行うと、第1被覆部104及び第2被覆部106の両方に切込みが入り、両被覆部104,106が除去される。第2被覆部106のみを除去する場合には、第1刃部20aと第2刃部22aとの間隔を調整する必要がある。調整治具30は、第1刃部20aと第2刃部22aとの間隔、つまり第1刃部20a及び第2刃部22aが被覆部104,106に食い込む深さ(切込み量)を調整する器具である。以下、調整治具30について詳細に説明する。
[調整治具]
図4は、調整治具を示す斜視図である。調整治具30は、光ファイバ載置部17(被覆除去部13)に対して着脱可能とされている。調整治具30は、光ファイバ載置部17の前側に取り付けられる。図4に示されるように、調整治具30は、本体部32と、可動部34と、スペーサ部36と、を備えている。
本体部32は、光ファイバ載置部17に取り付けられる。本体部32は、光ファイバ載置部17の側部17cに係合する係合部(第1の係合部)32aと、光ファイバ載置部17の側部17dに掛止する爪部(第2の係合部)32bと、係合部32aと爪部32bとを連結する連結部32cと、を有している。
係合部32aは、光ファイバ載置部17の側部17c側に配置され、当該側部17cに係合する。係合部32aは、光ファイバ載置部17の側部17cの外面に沿った略U字状の内側面32sを有している。係合部32aは、例えば、プラスチック等の樹脂材料で形成されている。
爪部32bは、光ファイバ載置部17の側部17d側に引っ掛かる。詳細には、爪部32bは、光ファイバ載置部17の側部17dにおいて、ヒンジ18近傍に引っ掛かる。
連結部32cは、板状の部材であり、略L字状を呈している。連結部32cの一端部に係合部32aが設けられ、他端部に爪部32bが設けられている。爪部32bは、連結部32cと一体成形されており、連結部32cの他端部を加工することにより形成されている。連結部32cは、例えば、板ばね等の弾性部材により形成されている。連結部32cの弾性により、本体部32は、光ファイバ載置部17に着脱可能とされている。
詳細には、本体部32を光ファイバ載置部17に取り付けるときには、係合部32aと爪部32bとの間隔を広げるように連結部32cを撓ませ、係合部32aと爪部32b(連結部32c)により光ファイバ載置部17を挟み込んで、本体部32を光ファイバ載置部17に取り付ける。同様に、本体部32を光ファイバ載置部17から取り外すときには、係合部32aと爪部32bとの間隔を広げるように連結部32cを撓ませ、光ファイバ載置部17から本体部32を取り外す。
可動部34は、本体部32に回動可能に設けられている。具体的には、可動部34は、本体部32の係合部32aに設けられた軸(図示しない)中心に、図4(a)〜図4(c)に示すように回動する。可動部34の一端部34aは、可動部34を操作するときの操作部分として機能する。
スペーサ部36は、第1刃部20aと第2刃部22aとの間隔を調整する板状のスペーサ36aを有している。スペーサ部36は、可動部34に連結されており、可動部34と一体に移動する。すなわち、スペーサ部36のスペーサ36aは、図2及び図4(a)に示されるように、第1切断刃20の支持部20b上に位置する第1の位置(使用位置)と、図4(b)及び図4(c)に示されるように、第1の位置以外の第2の位置(待機位置(図4(b))、収納位置(図4(c)))とに移動可能とされている。調整治具30は、可動部34を可動させたときに、スペーサ36aが第1の位置に配置されるように、光ファイバ載置部17に取り付けられる。
スペーサ36aの厚みは、光ファイバ心線100において第1被覆部104の直径D2が0.25mm、第2被覆部106の直径D3が0.5mmの場合には、例えば、200μm〜300μm程度に設定される。スペーサ36aの厚みは、被覆部の直径等に応じて適宜設定されればよい。
図5は、調整治具(スペーサ)による一対の刃部の間隔の調整を示す図である。図5(a)に示されるように、調整治具30を使用していない場合、つまりスペーサ36aが第1切断刃20の支持部20bと第2切断刃22の支持部22bとの間に位置していない場合には、第1刃部20aと第2刃部22aとの中心部の間隔はW1となる。この間隔W1は、第1被覆部104に切込みを入れると共に、ガラスファイバ102に当たらないように設定されており、例えば、0.125mmよりも大きく且つ0.25mm以下である。
一方、図5(b)に示されるように、調整治具30を使用している場合、つまりスペーサ36aが第1切断刃20の支持部20bと第2切断刃22の支持部22bとの間に位置している場合には、第1刃部20aと第2刃部22aとの中心部の間隔はW2(W2>W1)となる。この間隔W2は、例えば、0.25mmよりも大きく且つ0.5mm以下である。
続いて、被覆除去器1における光ファイバ心線100の被覆除去方法について説明する。最初に、光ファイバ心線100の第1被覆部104(及び第2被覆部106)を除去する方法、つまりガラスファイバ102を露出させる方法について説明する。
最初に、光ファイバホルダHに光ファイバ心線100をセットする。次に、光ファイバホルダ保持部3と本体部5を接近させた状態で、蓋部11及び蓋部19を開き、光ファイバホルダ保持部3のホルダ搭載部9に、光ファイバホルダHをセットする。そして、光ファイバホルダHから突出する光ファイバ心線100の先端側を第1切断刃20を跨いでヒータ24a上に配置する。
次に、蓋部11を閉じると共に、蓋部19を閉じる。このとき、調整治具30のスペーサ部36は、図4(b)又は図4(c)に示す状態としておく。そうすると、2枚の第1及び第2切断刃20,22の第1及び第2刃部20a,22aによって光ファイバ心線100の第1被覆部104及び第2被覆部106が切断される。このとき、蓋部19を閉じたことによってヒータ通電スイッチがONになり、ヒータ24aが通電される。そして、ヒータ24a上に載置された光ファイバ心線100の被覆除去対象部分の第1被覆部104及び第2被覆部106が、ヒータ24aによって高速昇温され軟化する。
続いて、光ファイバ心線100の第1被覆部104及び第2被覆部106が被覆除去のための最適温度に達したことを操作部15の表示部16aによって確認したら、光ファイバホルダ保持部3と本体部5とをそれぞれ把持し、光ファイバホルダ保持部3を本体部5から離間させる前方に動かす。このようにすると、2枚の第1及び第2切断刃20,22による切断箇所よりも先端側で加熱されて軟化した第1被覆部104及び第2被覆部106が除去され、光ファイバ心線100の端部でガラスファイバ102が露出される。
次に、光ファイバ心線100の第2被覆部106のみを除去する方法について説明する。
最初に、光ファイバホルダHに光ファイバ心線100をセットする。次に、光ファイバホルダ保持部3と本体部5を接近させた状態で、蓋部11及び蓋部19を開き、光ファイバホルダ保持部3のホルダ搭載部9に、光ファイバホルダHをセットする。そして、光ファイバホルダHから突出する光ファイバ心線100の先端側を第1切断刃20を跨いでヒータ24a上に配置する。
次に、蓋部11を閉じる共に、蓋部19を閉じる。このとき、調整治具30のスペーサ部36は、図2及び図4(a)に示す状態としておく。つまり、可動部34を回動させて、スペーサ部36のスペーサ36aを、第1切断刃20の支持部20b上に位置させておく。そうすると、蓋部19が閉じられたときに、第1切断刃20の支持部20bと第2切断刃22の支持部22bとの間にスペーサ36aが位置し、第1刃部20aと第2刃部22aとの間隔W2が大きくなる(図5(b)参照)。これにより、2枚の第1及び第2切断刃20,22の第1及び第2刃部20a,22aよって光ファイバ心線100の第2被覆部106のみが切断される。このとき、蓋部19を閉じたことによってヒータ通電スイッチがONになり、ヒータ24aが通電される。そして、ヒータ24a上に載置された光ファイバ心線100の被覆除去対象部分の第2被覆部106が、ヒータ24aによって高速昇温され軟化する。
続いて、光ファイバ心線100の第2被覆部106が被覆除去のための最適温度に達したことを操作部15の表示部16aによって確認したら、光ファイバホルダ保持部3と本体部5とをそれぞれ把持し、光ファイバホルダ保持部3を本体部5から離間させる方向に動かす。このようにすると、2枚の第1及び第2切断刃20,22による切断箇所よりも先端側で加熱されて軟化した第2被覆部106が除去される。
以上説明したように、本実施形態の被覆除去器1は、第1刃部20aと第2刃部22aとの間隔を調整する調整治具30を備えている。これにより、ガラスファイバ102を被覆する第1被覆部104及び第2被覆部106を有する光ファイバ心線100であっても、被覆部104,106の直径に応じて第1刃部20aと第2刃部22aとの間隔を調整できるため、各被覆部104,106の除去を被覆除去器1で行うことができる。
特に、調整治具30において、本体部32は、被覆除去部13(光ファイバ載置部17)に着脱可能に取り付けられており、スペーサ部36は、可動部34と共に動作することで、第1切断刃20と第2切断刃22との間に位置する第1の位置と、第1の位置以外の第2の位置とに移動する。すなわち、可動部34を回動させる操作により、第1切断刃20と第2切断刃22との間隔を調整できる。このように、被覆除去器1では、調整治具30を容易に取り付け、取り外すことができると共に、第1刃部20aと第2刃部22aとの間隔の調整を容易に行うことができる。したがって、被覆除去器1では、光ファイバ心線100の被覆部除去の作業性の向上を図ることができる。
本実施形態では、第1切断刃20の支持部20bと第2切断刃22の支持部22bとの間にスペーサ36aを配置する。このように、第1切断刃20及び第2切断刃22に直接スペーサ36aを位置させることにより、例えば、光ファイバ載置部17と蓋部19との間にスペーサ36aを配置する場合に比べて、第1刃部20aと第2刃部22aとの間隔の寸法精度を高めることができる。
本実施形態の調整治具30において、本体部32の連結部32cは、板ばねにより構成されている。これにより、調整治具30の着脱をより容易に行うことが可能となる。
本実施形態の調整治具30において、可動部34は、本体部32に対して回転可能に設けられている。これにより、調整治具30では、可動部34を回転させることにより、スペーサ部36を、第1の位置と第2の位置とに移動させることができる。したがって、スペーサ部36の設置と取り外しをより容易に行うことが可能となる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、本体部32に可動部34を回動可能に取り付け、可動部34にスペーサ部36を設けることで、スペーサ部36を第1の位置と第2の位置とに移動可能としているが、スペーサ部36を第1の位置と第2の位置とに移動させる機構は、他の機構であってもよい。例えば、可動部が摺動し、これに伴いスペーサ部36が第1の位置と第2の位置とに移動する構成であってもよい。
上記実施形態では、板ばねで構成された連結部32cによって、本体部32(調整治具30)を光ファイバ載置部17に対して着脱可能としているが、調整治具30を被覆除去部13に対して着脱可能とするための構成は、これに限定されない。例えば、連結部32cをコイルばねにしてもよい。また、調整治具30を被覆除去部13に対して着脱可能とするための構成は、いかなる構成であってもよい。
1…被覆除去器、3…光ファイバホルダ保持部、5…本体部(被覆除去部)、17…光ファイバ載置部、19…蓋部、20…第1切断刃、20a…第1刃部(第1切断刃)、20b…支持部(第1切断刃)、22…第2切断刃、22a…第2刃部(第2切断刃)、22b…支持部(第2切断刃)、30…調整治具、32…本体部、32a…係合部(第1の係合部)、32b…爪部(第2の係合部)、32c…連結部、34…可動部、36…スペーサ部、100…光ファイバ心線(光ファイバ)、102…ガラスファイバ、104…第1被覆部(被覆部)、106…第2被覆部(被覆部)。

Claims (4)

  1. ガラスファイバと当該ガラスファイバを被覆する被覆部とを有する光ファイバ心線が載置されると共に、前記被覆部を切断する第1切断刃を有する光ファイバ載置部と、
    前記光ファイバ載置部に対して開閉可能に設けられていると共に、前記光ファイバ載置部に対して閉められたときに前記第1切断刃と対向する位置に配置された第2切断刃を有する蓋部と、を有する被覆除去部を備える被覆除去器であって、
    前記第1切断刃と前記第2切断刃との間隔を調整する調整治具を備え、
    前記調整治具は、
    前記被覆除去部に着脱可能に取り付けられる本体部と、
    前記本体部に対して可動する可動部と、
    前記可動部に設けられ、当該可動部の動作に伴って、前記第1切断刃と前記第2切断刃との間に位置する第1の位置と、前記第1切断刃と前記第2切断刃との間に位置しない第2の位置とに移動するスペーサ部と、を有し
    前記可動部は、前記本体部に対して回転可能に設けられている、被覆除去器。
  2. 前記本体部は、前記被覆除去部に係合する第1の係合部及び第2の係合部と、前記第1の係合部と前記第2の係合部とを連結する連結部と、を有し、
    前記連結部は弾性部材を含んで構成されている、請求項1記載の被覆除去器。
  3. 前記連結部の前記弾性部材は、板ばねである、請求項2記載の被覆除去器。
  4. ガラスファイバと当該ガラスファイバを被覆する被覆部とを有する光ファイバ心線が載置されると共に、前記被覆部を切断する第1切断刃を有する光ファイバ載置部と、
    前記光ファイバ載置部に対して開閉可能に設けられていると共に、前記光ファイバ載置部に対して閉められたときに前記第1切断刃と対向する位置に配置された第2切断刃を有する蓋部と、を有する被覆除去部を備える被覆除去器に取り付けられ、前記第1切断刃と前記第2切断刃との間隔を調整する調整治具であって、
    前記被覆除去部に着脱可能に取り付けられる本体部と、
    前記本体部に対して可動する可動部と、
    前記可動部に設けられ、当該可動部の動作に伴って、前記第1切断刃と前記第2切断刃との間に位置する第1の位置と、前記第1切断刃と前記第2切断刃との間に位置しない第2の位置とに移動するスペーサ部と、を有し
    前記可動部は、前記本体部に対して回転可能に設けられている、調整治具。
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