JP2014037211A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の空気抵抗の低減効果を維持するとともに、ユニフォミティを改善すること。
【解決手段】少なくとも一方のタイヤサイド部Sに、タイヤ最大幅位置Hを含みタイヤ径方向内外に亘って長手状に延在する凸部9がタイヤ周方向に間隔をおいて多数配置されており、各凸部9の延在方向がタイヤ径方向に対して傾斜するとともに、タイヤ周方向で隣接する各凸部9が、タイヤ径方向に対する傾斜の向きを逆に向けて配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、タイヤ周りの空気流を改善する空気入りタイヤに関するものである。
従来、例えば、特許文献1では、車両装着時に車両の幅方向内側となるタイヤサイド部(タイヤ側面)に、タイヤ径方向に延びる多数の凸部(突部)を互いにタイヤ周方向に所定間隔をおいて設け、車両装着時に車両の幅方向外側となるタイヤサイド部に、タイヤ周方向およびタイヤ径方向に亘って多数の凹部を設けた空気入りタイヤが開示されている。車両装着状態では、車両の幅方向外側は空気が後方に向かって一様に流れるが、車両の幅方向内側はタイヤハウス内に配置されるとともに、車軸などの他の部品が周囲に配置されているため空気の流れが乱れやすくなる。そこで、この空気入りタイヤによれば、空気の流れが乱れやすい車両の幅方向内側となるタイヤサイド部に設けた凸部によって空気の流通促進効果および整流効果を得て空気抵抗を低減し、さらに車両の幅方向外側となるタイヤサイド部に設けた凹部によって車両走行時のタイヤの周囲に乱流を生じさせ、走行時のタイヤの後方に生じる低圧部によって後方に引き戻そうとする抗力を小さくし、燃費の向上を図っている。
また、従来、例えば、特許文献2では、タイヤサイド部に乱流発生用突条が形成された空気入りタイヤについて示されている。この特許文献2の乱流発生用突条は、タイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向内側の領域に、タイヤ周方向に沿って間隔を隔てて配置された複数の内側突条と、タイヤ最大幅位置よりタイヤ径方向外側の領域に、タイヤ周方向に沿って間隔を隔てて配置された外側突条とからなる。そして、複数の内側突条は、各内側突条の延在方向がタイヤ径方向と一致するように配置され、複数の外側突条は、各外側突条の延在方向がタイヤ径方向に対して傾斜し、かつ隣り合う外側突条同士でタイヤ径方向に対する傾斜の向きが逆向きとなるように配置されている。この空気入りタイヤは、内側突条により、タイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向内側の領域において乱流を発生させて、良好な冷却を図っている。さらに、この空気入りタイヤは、外側突条により、タイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向外側の領域において、タイヤ周方向に流れる空気をタイヤサイド部表面に再付着させやすくするとともに、タイヤ径方向内側から外側へと向かう空気の流速を高めて良好な冷却を図っている。
特開2010−260378号公報 特開2009−029380号公報
上述した特許文献1に記載の空気入りタイヤのように、タイヤサイド部に凸部を設けることで燃費の向上を図ることができるが、凸部がタイヤ径方向に延びて配置されているため、路面に接地した接地部分においてタイヤ径方向の剛性がタイヤ周方向で局所的に高くなると、ユニフォミティが低下して走行時に振動が発生し易くなる傾向となるおそれがある。特許文献2に記載の空気入りタイヤにおいても、内側突条の延在方向がタイヤ径方向と一致するように配置されていることから、同様にユニフォミティが低下して走行時に振動が発生し易くなり乗り心地性が低下する傾向となるおそれがある。しかも、特許文献2に記載の空気入りタイヤは、タイヤ最大幅位置に突条が設けられていない。発明者等の研究によれば、このタイヤ最大幅位置は、車両の空気抵抗を高くする主要因となる部分であることが認められており、特許文献1の空気入りタイヤが目的とする空気抵抗低減の効果を顕著に得ることができなくなる。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両の空気抵抗の低減効果を維持するとともに、ユニフォミティを改善することのできる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の空気入りタイヤは、少なくとも一方のタイヤサイド部に、タイヤ最大幅位置を含みタイヤ径方向内外に亘って長手状に延在する凸部がタイヤ周方向に間隔をおいて多数配置されており、各前記凸部の延在方向がタイヤ径方向に対して傾斜するとともに、タイヤ周方向で隣接する各前記凸部が、タイヤ径方向に対する傾斜の向きを逆に向けて配置されていることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、タイヤサイド部においてタイヤ最大幅位置を含んで設けた凸部によって、車両の空気抵抗を高くする主要因となるタイヤ最大幅位置での空気の流通促進効果および整流効果を得ることで、当該空気入りタイヤが装着される車両の空気抵抗の低減効果を維持し、車両の燃費を向上することができる。しかも、この空気入りタイヤによれば、凸部の延在方向がタイヤ径方向に対して傾斜するとともに、タイヤ周方向で隣接する各凸部が、タイヤ径方向に対する傾斜の向きを逆に向けて配置されていることで、凸部によるタイヤ径方向での剛性を低く抑えるとともに、タイヤ周方向での剛性の偏りを抑えることから、路面に接地した接地部分においてタイヤ径方向の剛性がタイヤ周方向で局所的に高くなることがないため、ユニフォミティを改善することができる。
また、本発明の空気入りタイヤは、タイヤ周方向で隣接する各前記凸部が、タイヤ径方向に対して対称となるように配置されていることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、タイヤ周方向で隣接する各凸部を、タイヤ径方向に対して対称となるように配置することで、凸部によるタイヤ周方向での剛性の偏りをより抑え、ユニフォミティを改善する効果を顕著に得ることができる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記凸部は、タイヤ径方向内側端を基点としたタイヤ径方向に対する角度θが、タイヤ回転方向に対し、+1[°]≦θ≦+60[°]、または−60[°]≦θ≦−1[°]の範囲を満たすことを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、凸部のタイヤ径方向に対する角度θが、+60[°]以下であったり、−60[°]以上であったりすることで、空気抵抗を低減する効果を顕著に得ることができる。また、凸部のタイヤ径方向に対する角度θが、+1[°]以上であったり、−60[°]以下であったりすることで、ユニフォミティを改善する効果を顕著に得ることができる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記凸部は、タイヤサイド部から突出する高さが1[mm]以上10[mm]以下の範囲を満たし、タイヤ周方向に配置される数が10[個]以上50[個]以下の範囲を満たし、短手方向の幅が0.5[mm]以上5[mm]以下の範囲を満たすことを特徴とする。
凸部の高さが1[mm]以下の場合、凸部が空気の流れに接触する範囲が小さいことから、凸部による空気の流通促進効果および整流効果をより顕著に得ることが難しい。また、凸部の高さが10[mm]を超える場合、凸部が空気の流れに接触する範囲が大きいことから、凸部が空気抵抗となり、空気の流通促進効果および整流効果が小さくなる。この点、この空気入りタイヤによれば、凸部が空気の流れに適宜接触することで、凸部による空気の流通促進効果および整流効果をより顕著に得ることができ、車両の空気抵抗の低減効果を維持することができる。また、凸部の数が10[個]未満であると、空気の流通促進効果および整流効果が得難くなる。一方、凸部の数が50[個]を超えると、凸部が空気抵抗となって空気の流通促進効果および整流効果が小さくなり、またタイヤ質量が増加して転がり抵抗が増加する傾向となる。このため、凸部の数を10[個]以上50[個]以下の範囲とすることが好ましい。さらに、凸部の幅が0.5[mm]未満であると、凸部が変形し易くなり空気の流通促進効果および整流効果が得難くなる。一方、凸部の幅が5[mm]を超えると、凸部が空気抵抗となって空気の流通促進効果および整流効果が小さくなり、またタイヤ質量が増加して転がり抵抗が増加する傾向となる。このため、凸部の幅を0.5[mm]以上5[mm]以下の範囲とすることが好ましい。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記凸部は、長手方向で複数のフィンに分割されたフィン列として形成されており、当該フィン列は、少なくとも最も近接する各前記フィンが互いにタイヤ周方向でオーバーラップしつつ、全体としてタイヤ最大幅位置を含みタイヤ径方向内外に亘って延在することを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、凸部が複数のフィンに分割されたフィン列として形成されていることにより、タイヤサイド部の撓みに対して個々のフィンに歪みを分散させるため、凸部による剛性がより低く抑えられるので、ユニフォミティを改善する効果をより顕著に得ることができ、かつ凸部の耐久性を向上することができる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記凸部は、一方のタイヤサイド部に配置されており、他方のタイヤサイド部に多数の凹部が配置されていることを特徴とする。
例えば、車両装着時での車両外側となるタイヤサイド部に凸部を備え、車両内側となるタイヤサイド部に凹部を備える場合、車両の前側から後側への空気の流れは、空気入りタイヤの車両内側では、凹部によって空気入りタイヤと車両との間を通過する空気を乱流化させる。また、空気入りタイヤの車両外側においても、凸部によって車両外側を通過する空気を乱流化させる。このため、空気入りタイヤの周囲に乱流境界層が発生し、車両内側では、車両後方において車両外側に抜ける空気の膨らみが抑制されるとともに、車両外側では、空気入りタイヤの車両外側を通過する空気の膨らみが抑制される。この結果、通過する空気の広がりが抑えられ、車両の空気抵抗を低減して、燃費のさらなる向上を図ることができる。
また、本発明の空気入りタイヤは、車両装着時での車両内外の向きが指定されており、車両内側となるタイヤサイド部に前記凸部が配置されることを特徴とする。
車両の前側から後側への空気の流れは、空気入りタイヤの車両内側では、凸部によって促進されるとともに整流される。このため、空気入りタイヤの車両内側を通過する空気の流れの乱れが抑制される。一方、車両の前側から後側への空気の流れは、空気入りタイヤの車両外側では、凹部によって乱流化され、空気入りタイヤの周囲に乱流境界層が発生し、空気入りタイヤからの剥離を抑制される。このため、空気入りタイヤの車両外側を通過する空気の膨らみが抑制される。この結果、通過する空気の広がりが抑えられるため、車両の空気抵抗がより低減され、燃費のさらなる向上を図ることができる。
本発明に係る空気入りタイヤは、車両の空気抵抗の低減効果を維持するとともに、ユニフォミティを改善することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤの子午断面図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤをタイヤ幅方向から視た外観図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤをタイヤ幅方向から視た外観図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤをタイヤ幅方向から視た外観図である。 図5は、凸部の短手方向の断面図である。 図6は、凸部の短手方向の断面図である。 図7は、凸部の短手方向の断面図である。 図8は、凸部の短手方向の断面図である。 図9は、凸部の短手方向の断面図である。 図10は、凸部の短手方向の断面図である。 図11は、凸部の短手方向の断面図である。 図12は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤをタイヤ幅方向から視た一部外観図である。 図13は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤをタイヤ幅方向から視た一部外観図である。 図14は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤをタイヤ幅方向から視た一部外観図である。 図15は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤをタイヤ幅方向から視た一部外観図である。 図16は、規定の範囲以下の高さの凸部付近における空気の流れを示す説明図である。 図17は、規定の範囲以上の高さの凸部付近における空気の流れを示す説明図である。 図18は、規定の範囲の高さの凸部付近における空気の流れを示す説明図である。 図19は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤをタイヤ幅方向から視た一部外観図である。 図20は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤをタイヤ幅方向から視た一部外観図である。 図21は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤをタイヤ幅方向から視た一部外観図である。 図22は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤをタイヤ幅方向から視た一部外観図である。 図23は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤをタイヤ幅方向から視た一部外観図である。 図24は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤを車両外側から視た一部外観図である。 図25は、一般的な空気入りタイヤ付近における空気の流れを示す説明図である。 図26は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤ付近における空気の流れを示す説明図である。 図27は、本発明の実施例に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。 図28は、本発明の実施例に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。 図29は、本発明の実施例に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
図1は、本実施の形態に係る空気入りタイヤ1の子午断面図である。以下の説明において、タイヤ径方向とは、空気入りタイヤ1の回転軸(図示せず)と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とはタイヤ径方向において回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、前記回転軸を中心軸とする周り方向をいう。また、タイヤ幅方向とは、前記回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面(タイヤ赤道線)CLに向かう側、タイヤ幅方向外側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CLから離れる側をいう。タイヤ赤道面CLとは、空気入りタイヤ1の回転軸に直交するとともに、空気入りタイヤ1のタイヤ幅の中心を通る平面である。タイヤ幅は、タイヤ幅方向の外側に位置する部分同士のタイヤ幅方向における幅、つまり、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CLから最も離れている部分間の距離である。タイヤ赤道線とは、タイヤ赤道面CL上にあって空気入りタイヤ1のタイヤ周方向に沿う線をいう。本実施の形態では、タイヤ赤道線にタイヤ赤道面と同じ符号「CL」を付す。
本実施の形態の空気入りタイヤ1は、図1に示すようにトレッド部2と、その両側のショルダー部3と、各ショルダー部3から順次連続するサイドウォール部4およびビード部5とを有している。また、この空気入りタイヤ1は、カーカス層6と、ベルト層7と、ベルト補強層8とを備えている。
トレッド部2は、ゴム材(トレッドゴム)からなり、空気入りタイヤ1のタイヤ径方向の最も外側で露出し、その表面が空気入りタイヤ1の輪郭となる。トレッド部2の外周表面、つまり、走行時に路面と接触する踏面には、トレッド面21が形成されている。トレッド面21は、タイヤ周方向に沿って延び、タイヤ赤道線CLと平行なストレート主溝である複数(本実施の形態では4本)の主溝22が設けられている。そして、トレッド面21は、これら複数の主溝22により、タイヤ周方向に沿って延び、タイヤ赤道線CLと平行なリブ状の陸部23が複数形成されている。また、図には明示しないが、トレッド面21は、各陸部23において、主溝22に交差するラグ溝が設けられている。陸部23は、ラグ溝によってタイヤ周方向で複数に分割されている。また、ラグ溝は、トレッド部2のタイヤ幅方向最外側でタイヤ幅方向外側に開口して形成されている。なお、ラグ溝は、主溝22に連通している形態、または主溝22に連通していない形態の何れであってもよい。
ショルダー部3は、トレッド部2のタイヤ幅方向両外側の部位である。また、サイドウォール部4は、空気入りタイヤ1におけるタイヤ幅方向の最も外側に露出したものである。また、ビード部5は、ビードコア51とビードフィラー52とを有する。ビードコア51は、スチールワイヤであるビードワイヤをリング状に巻くことにより形成されている。ビードフィラー52は、カーカス層6のタイヤ幅方向端部がビードコア51の位置で折り返されることにより形成された空間に配置されるゴム材である。
カーカス層6は、各タイヤ幅方向端部が、一対のビードコア51でタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側に折り返され、かつタイヤ周方向にトロイド状に掛け回されてタイヤの骨格を構成するものである。このカーカス層6は、タイヤ周方向に対する角度がタイヤ子午線方向に沿いつつタイヤ周方向にある角度を持って複数並設されたカーカスコード(図示せず)が、コートゴムで被覆されたものである。カーカスコードは、有機繊維(ポリエステルやレーヨンやナイロンなど)からなる。このカーカス層6は、少なくとも1層で設けられている。
ベルト層7は、少なくとも2層のベルト71,72を積層した多層構造をなし、トレッド部2においてカーカス層6の外周であるタイヤ径方向外側に配置され、カーカス層6をタイヤ周方向に覆うものである。ベルト71,72は、タイヤ周方向に対して所定の角度(例えば、20度〜30度)で複数並設されたコード(図示せず)が、コートゴムで被覆されたものである。コードは、スチールまたは有機繊維(ポリエステルやレーヨンやナイロンなど)からなる。また、重なり合うベルト71,72は、互いのコードが交差するように配置されている。
ベルト補強層8は、ベルト層7の外周であるタイヤ径方向外側に配置されてベルト層7をタイヤ周方向に覆うものである。ベルト補強層8は、タイヤ周方向に略平行(±5度)でタイヤ幅方向に複数並設されたコード(図示せず)がコートゴムで被覆されたものである。コードは、スチールまたは有機繊維(ポリエステルやレーヨンやナイロンなど)からなる。図1で示すベルト補強層8は、ベルト層7のタイヤ幅方向端部を覆うように配置されている。ベルト補強層8の構成は、上記に限らず、図には明示しないが、ベルト層7全体を覆うように配置された構成、または、例えば2層の補強層を有し、タイヤ径方向内側の補強層がベルト層7よりもタイヤ幅方向で大きく形成されてベルト層7全体を覆うように配置され、タイヤ径方向外側の補強層がベルト層7のタイヤ幅方向端部のみを覆うように配置されている構成、あるいは、例えば2層の補強層を有し、各補強層がベルト層7のタイヤ幅方向端部のみを覆うように配置されている構成であってもよい。すなわち、ベルト補強層8は、ベルト層7の少なくともタイヤ幅方向端部に重なるものである。また、ベルト補強層8は、帯状(例えば幅10[mm])のストリップ材をタイヤ周方向に巻き付けて設けられている。
図2〜図4は、本実施の形態に係る空気入りタイヤをタイヤ幅方向から視た外観図である。上述のように構成された空気入りタイヤ1は、図2〜図4に示すように、タイヤサイド部Sにおいて、当該タイヤサイド部Sの面よりタイヤの外側に突出する凸部9が多数設けられている。
ここで、タイヤサイド部Sとは、図1において、トレッド部2の接地端Tからタイヤ幅方向外側であってリムチェックラインLからタイヤ径方向外側の範囲で一様に連続する面をいう。また、接地端Tとは、空気入りタイヤ1を正規リムにリム組みし、かつ正規内圧を充填するとともに正規荷重の70%をかけたとき、この空気入りタイヤ1のトレッド部2のトレッド面21が路面と接地する領域において、タイヤ幅方向の両最外端をいい、タイヤ周方向に連続する。また、リムチェックラインLとは、タイヤのリム組みが正常に行われているか否かを確認するためのラインであり、一般には、ビード部5の表側面において、リムフランジよりもタイヤ径方向外側であってリムフランジ近傍となる部分に沿ってタイヤ周方向に連続する環状の凸線として示されている。
なお、正規リムとは、JATMAで規定する「標準リム」、TRAで規定する「Design Rim」、あるいは、ETRTOで規定する「Measuring Rim」である。また、正規内圧とは、JATMAで規定する「最高空気圧」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、あるいはETRTOで規定する「INFLATION PRESSURES」である。また、正規荷重とは、JATMAで規定する「最大負荷能力」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、あるいはETRTOで規定する「LOAD CAPACITY」である。
凸部9は、図2〜図3に示すように、タイヤサイド部Sの範囲において、タイヤ最大幅位置Hを含みタイヤ径方向内外に亘って長手状に延在して形成されたゴム材(タイヤサイド部Sを構成するゴム材であっても、当該ゴム材とは異なるゴム材であってもよい)からなる突条として形成され、かつタイヤ周方向に所定間隔をおいて多数配置されている。
ここで、タイヤ最大幅位置Hとは、空気入りタイヤ1を正規リムにリム組みし、かつ正規内圧を充填した無負荷状態のときに、最もタイヤ幅方向の大きい位置である。なお、リムを保護するリムプロテクトバー(タイヤサイド部Sのタイヤ径方向内側にてタイヤ周方向に沿って設けられてタイヤ幅方向外側に突出するもの)が設けられたタイヤにおいては、当該リムプロテクトバーが最もタイヤ幅方向が大きい部分となるが、本実施の形態で定義するタイヤ最大幅位置Hは、リムプロテクトバーを除外する。また、凸部9は、リムプロテクトバーが設けられたタイヤにおいて、タイヤ径方向内側の端部がリムプロテクトバーに至らない構成、タイヤ径方向内側の端部がリムプロテクトバーの突出の途中まで至る構成、タイヤ径方向内側の端部がリムプロテクトバーの頂部まで至る構成などがある。
凸部9は、その延在方向がタイヤ径方向に対して傾斜して配置されている。また、タイヤ周方向で隣接する各凸部9は、タイヤ径方向に対する傾斜の向きを逆に向けて配置されている。
具体的には、図2に示す凸部9は、長手方向に直線状の突条として形成され、その延在方向(長手方向)がタイヤ径方向に対して傾斜するとともに、タイヤ周方向で隣接する各凸部9が、タイヤ径方向に対する傾斜の向きを逆に向けて配置されている。また、図3に示す凸部9は、長手方向にS字状の突条として形成され、その延在方向(長手方向)がタイヤ径方向に対して傾斜するとともに、タイヤ周方向で隣接する各凸部9が、タイヤ径方向に対する傾斜の向きを逆に向けて配置されている。なお、図3に示す凸部9は、タイヤ周方向で隣接する各凸部9の形状がタイヤ径方向で反転した対称形状とされている。また、図4に示す凸部9は、長手方向にS字状の突条として形成され、その延在方向(長手方向)がタイヤ径方向に対して傾斜するとともに、タイヤ周方向で隣接する各凸部9が、タイヤ径方向に対する傾斜の向きを逆に向けて配置されている。なお、図4に示す凸部9は、タイヤ周方向で隣接する各凸部9の形状がタイヤ径方向で反転せず同じ形状とされている。なお、図2に示すような直線状の凸部9の場合、その延在方向は直線状に沿った方向であるが、その他、図3および図4に示すようなS字状の凸部9や、図には明示しないが、例えば、Z字状、く字状、またはジグザグ状に屈曲した形状や、C字状、波状に湾曲した形状の場合、タイヤ径方向内側の端の短手方向(長手方向に交差する方向)中央とタイヤ径方向外側の端の短手方向中央とを結んだ直線を延在方向とする。
また、凸部9は、その短手方向の断面形状が、例えば、図5〜図11の凸部の短手方向の断面図に示すように形成されている。図5に示す凸部9は、短手方向の断面形状が四角形とされている。図6に示す凸部9は、短手方向の断面形状が三角形状とされている。図7に示す凸部9は、短手方向の断面形状が台形状とされている。その他、図には明示しないが、凸部9の短手方向の断面形状は、四角形状の頂部が三角形であったり、四角形状の頂部がジグザグ状であったりする様々な形状であってもよい。また、凸部9の短手方向の断面形状は、曲線を基にした外形であってもよい。図8に示す凸部9は、短手方向の断面形状が半円形とされている。その他、図には明示しないが、凸部9の短手方向の断面形状は、例えば、半楕円形状であったり、半長円形状であったりする様々な形状であってもよい。また、凸部9の短手方向の断面形状は、直線および曲線を組み合わせた外形であってもよい。図9に示す凸部9は、短手方向の断面形状が四角形の角を曲線とされている。図10に示す凸部9は、短手方向の断面形状が三角形の角を曲線とされている。その他、図には明示しないが、四角形状の頂部が波形であったりする様々な形状であってもよい。また、凸部9の短手方向の断面形状は、図9〜図11に示すように、タイヤサイド部Sから突出する根元部分を曲線とした形状とされていてもよい。また、凸部9は、長手方向に断面形状(タイヤサイド部Sからの突出高さや短手方向の幅)が一様に形成されていてもよく、または長手方向に断面形状が変化して形成されていてもよい。
また、凸部9は、タイヤ幅方向において、両側のタイヤサイド部Sに設けられていても、一方のタイヤサイド部Sに設けられていてもよい。
このように、本実施の形態の空気入りタイヤ1は、少なくとも一方のタイヤサイド部Sに、タイヤ最大幅位置Hを含みタイヤ径方向内外に亘って長手状に延在する凸部9がタイヤ周方向に間隔をおいて多数配置されており、各凸部9の延在方向がタイヤ径方向に対して傾斜するとともに、タイヤ周方向で隣接する各凸部9が、タイヤ径方向に対する傾斜の向きを逆に向けて配置されている。
この空気入りタイヤ1によれば、タイヤサイド部Sにおいてタイヤ最大幅位置Hを含んで設けた凸部9によって、車両の空気抵抗を高くする主要因となるタイヤ最大幅位置Hでの空気の流通促進効果および整流効果を得ることで、当該空気入りタイヤ1が装着される車両の空気抵抗の低減効果を維持し、車両の燃費を向上することが可能になる。しかも、この空気入りタイヤ1によれば、凸部9の延在方向がタイヤ径方向に対して傾斜するとともに、タイヤ周方向で隣接する各凸部9が、タイヤ径方向に対する傾斜の向きを逆に向けて配置されていることで、凸部9によるタイヤ径方向での剛性を低く抑えるとともに、タイヤ周方向での剛性の偏りを抑えることから、路面に接地した接地部分においてタイヤ径方向の剛性がタイヤ周方向で局所的に高くなることがないため、ユニフォミティを改善することが可能になり、走行時の振動の発生を抑制することが可能になる。
また、本実施の形態の空気入りタイヤ1は、図2および図3に示すように、タイヤ周方向で隣接する各凸部9が、タイヤ径方向に対して対称となるように配置されていることが好ましい。
この空気入りタイヤ1によれば、タイヤ周方向で隣接する各凸部9を、タイヤ径方向に対して対称となるように配置することで、凸部9によるタイヤ周方向での剛性の偏りをより抑え、ユニフォミティを改善する効果を顕著に得ることが可能になる。
また、本実施の形態の空気入りタイヤ1では、凸部9は、タイヤ径方向内側端を基点としたタイヤ径方向に対する角度θが、タイヤ回転方向に対し、+1[°]≦θ≦+60[°]、または−60[°]≦θ≦−1[°]の範囲を満たすことが好ましい。
具体的には、図12の本実施の形態に係る空気入りタイヤをタイヤ幅方向から視た一部外観図に示すように、延在方向が直線状の各凸部9の延在方向がタイヤ径方向に対して傾斜するとともに、タイヤ周方向で隣接する各凸部9が、タイヤ径方向に対する傾斜の向きを逆に向けて配置されており、タイヤ周方向で隣接する各凸部9は、タイヤ径方向内側端を基点としたタイヤ径方向に対する角度θが、タイヤ回転方向に対して一方では、+1[°]≦θ≦+60[°]の範囲を満たし、他方では、−60[°]≦θ≦−1[°]の範囲を満たす。
また、上述したように、凸部9は、タイヤ径方向内側の端の短手方向(長手方向に交差する方向)中央とタイヤ径方向外側の端の短手方向中央とを結んだ直線を延在方向とする。このため、例えば、図13の本実施の形態に係る空気入りタイヤをタイヤ幅方向から視た一部外観図に示すように、延在方向にS字状に湾曲した凸部9や、図14の本実施の形態に係る空気入りタイヤをタイヤ幅方向から視た一部外観図に示すように、延在方向にC字状に湾曲した凸部9や、図15の本実施の形態に係る空気入りタイヤをタイヤ幅方向から視た一部外観図に示すように、延在方向にく字状に屈曲した凸部9の場合も、延在方向がタイヤ径方向に対して傾斜するとともに、タイヤ周方向で隣接する各凸部9が、タイヤ径方向に対する傾斜の向きを逆に向けて配置されており、タイヤ周方向で隣接する各凸部9は、タイヤ径方向内側端を基点としたタイヤ径方向に対する角度θが、タイヤ回転方向に対して一方では、+1[°]≦θ≦+60[°]の範囲を満たし、他方では、−60[°]≦θ≦−1[°]の範囲を満たす。
この空気入りタイヤ1によれば、凸部9のタイヤ径方向に対する角度θが、+60[°]以下であったり、−60[°]以上であったりすることで、空気抵抗を低減する効果を顕著に得ることが可能になる。また、凸部9のタイヤ径方向に対する角度θが、+1[°]以上であったり、−1[°]以下であったりすることで、ユニフォミティを改善する効果を顕著に得ることが可能になる。
また、本実施の形態の空気入りタイヤ1では、凸部9は、タイヤサイド部Sから突出する高さが1[mm]以上10[mm]以下の範囲を満たし、タイヤ周方向に配置される数が10[個]以上50[個]以下の範囲を満たし、短手方向の幅が0.5[mm]以上5[mm]以下の範囲を満たすことが好ましい。
凸部9の高さが1[mm]以下の場合、図16の規定の範囲以下の高さの凸部付近における空気の流れを示す説明図のように、凸部9が空気の流れに接触する範囲が小さいことから、凸部9による空気の流通促進効果および整流効果をより顕著に得ることが難しい。また、凸部9の高さが10[mm]を超える場合、図17の規定の範囲以上の高さの凸部付近における空気の流れを示す説明図のように、凸部9が空気の流れに接触する範囲が大きいことから、凸部9が空気抵抗となり、空気の流通促進効果および整流効果が小さくなる。この点、本実施の形態の空気入りタイヤ1によれば、図18の規定の範囲の高さの凸部付近における空気の流れを示す説明図のように、凸部9が空気の流れに適宜接触することで、凸部9による空気の流通促進効果および整流効果をより顕著に得ることができ、車両の空気抵抗を効果的に低減することが可能になる。
また、凸部9の数が10[個]未満であると、空気の流通促進効果および整流効果が得難くなる。一方、凸部9の数が50[個]を超えると、凸部9が空気抵抗となって空気の流通促進効果および整流効果が小さくなり、またタイヤ質量が増加して転がり抵抗が増加する傾向となる。このため、凸部9の数を10[個]以上50[個]以下の範囲とすることが好ましい。さらに、凸部9の幅が0.5[mm]未満であると、凸部9が変形し易くなり空気の流通促進効果および整流効果が得難くなる。一方、凸部9の幅が5[mm]を超えると、凸部9が空気抵抗となって空気の流通促進効果および整流効果が小さくなり、またタイヤ質量が増加して転がり抵抗が増加する傾向となる。このため、凸部9の幅を0.5[mm]以上5[mm]以下の範囲とすることが好ましい。
また、本実施の形態の空気入りタイヤ1では、図19〜図23の本実施の形態に係る空気入りタイヤをタイヤ幅方向から視た一部外観図に示すように、凸部9は、長手方向で複数のフィン91に分割されたフィン列9Aとして形成されており、当該フィン列9Aは、少なくとも最も近接する各フィン91が互いにタイヤ周方向でオーバーラップしつつ、全体としてタイヤ最大幅位置Hを含みタイヤ径方向内外に亘って延在することが好ましい。なお、凸部9を複数のフィン91に分割した場合、フィン91の間は、フィン91(凸部9)の突出高さよりも低ければよく、タイヤサイド部Sから突出していても、タイヤサイド部Sに一致していてもよい。
図19では、凸部9が長手方向で直線状の5つのフィン91に分割されたフィン列9Aとして形成され、最も近接するフィン91同士でタイヤ周方向での投影が重なる態様で、端部が重複し、全体としてタイヤ径方向内外に延在している。この場合、凸部9をなすフィン列9Aのタイヤ径方向に対する角度θは、最もタイヤ径方向内側に配置されたフィン91のタイヤ径方向内側の端の短手方向(長手方向に交差する方向)中央と、最もタイヤ径方向内側に配置されたフィン91のタイヤ径方向外側の端の短手方向中央とを結んだ直線を延在方向とし、この延在方向のタイヤ径方向に対する傾斜を角度θとする。
図20では、直線状の凸部9が長手方向で2つのフィン91に分割されたフィン列9Aとして形成され、最も近接するフィン91同士でタイヤ周方向での投影が重なる態様で、端部が凹凸で重複し、全体としてタイヤ径方向内外に延在している。この場合、凸部9をなすフィン列9Aのタイヤ径方向に対する角度θは、最もタイヤ径方向内側に配置されたフィン91のタイヤ径方向内側の端の短手方向(長手方向に交差する方向)中央と、最もタイヤ径方向内側に配置されたフィン91のタイヤ径方向外側の端の短手方向中央とを結んだ直線を延在方向とし、この延在方向のタイヤ径方向に対する傾斜を角度θとする。
図21では、直線状の凸部9が長手方向で2つのフィン91に分割されたフィン列9Aとして形成され、最も近接するフィン91同士でタイヤ周方向での投影が重なる態様で、端部が斜面を向き合わせて重複し、全体としてタイヤ径方向内外に延在している。この場合、凸部9をなすフィン列9Aのタイヤ径方向に対する角度θは、最もタイヤ径方向内側に配置されたフィン91のタイヤ径方向内側の端の短手方向(長手方向に交差する方向)中央と、最もタイヤ径方向内側に配置されたフィン91のタイヤ径方向外側の端の短手方向中央とを結んだ直線を延在方向とし、この延在方向のタイヤ径方向に対する傾斜を角度θとする。
図22では、凸部9が長手方向で直線状の5つのフィン91に分割されたフィン列9Aとして形成され、タイヤ径方向内外に直線状に並ぶ3つのフィン91と、タイヤ径方向内外に直線状に並ぶ2つのフィン91とが、互いに直線状を平行にして配置され、最も近接するフィン91同士でタイヤ周方向での投影が重なる態様で、1つのフィン91に対して2つのフィン91の端部が重複し、全体としてタイヤ径方向内外に直線状に延在している。この場合、凸部9をなすフィン列9Aのタイヤ径方向に対する角度θは、最もタイヤ径方向内側に配置されたフィン91のタイヤ径方向内側の端の短手方向(長手方向に交差する方向)中央と、最もタイヤ径方向内側に配置されたフィン91のタイヤ径方向外側の端の短手方向中央とを結んだ直線を延在方向とし、この延在方向のタイヤ径方向に対する傾斜を角度θとする。
図23では、凸部9が長手方向で直線状の8つのフィン91に分割されたフィン列9Aとして形成され、タイヤ径方向内外に直線状に並ぶ3つのフィン91と、タイヤ径方向内外に直線状に並ぶ3つのフィン91との間に、タイヤ径方向内外に直線状に並ぶ2つのフィン91が、互いに直線状を平行にして配置され、最も近接するフィン91同士でタイヤ周方向での投影が重なる態様で、1つのフィン91に対して4つのフィン91の端部が重複し、全体としてタイヤ径方向内外に直線状に延在している。この場合、凸部9をなすフィン列9Aのタイヤ径方向に対する角度θは、最もタイヤ径方向内側に配置されたフィン91のタイヤ径方向内側の端の短手方向(長手方向に交差する方向)中央と、最もタイヤ径方向内側に配置されたフィン91のタイヤ径方向外側の端の短手方向中央とを結んだ直線を延在方向とし、この延在方向のタイヤ径方向に対する傾斜を角度θとする。
なお、凸部9をなすフィン列9Aのフィン91の形態や配置は、図19〜図23に示す形態に限るものではない。
この空気入りタイヤ1によれば、凸部9が複数のフィン91に分割されたフィン列9Aとして形成されていることにより、タイヤサイド部Sの撓みに対して個々のフィン91に歪みを分散させるため、凸部9による剛性がより低く抑えられるので、ユニフォミティを改善する効果をより顕著に得ることが可能になり、かつ凸部9の耐久性を向上することが可能になる。
また、本実施の形態の空気入りタイヤ1では、凸部9は、一方のタイヤサイド部Sに配置されており、図24の本実施の形態に係る空気入りタイヤを車両外側から視た一部外観図に示すように、他方のタイヤサイド部Sに多数の凹部10が配置されていることが好ましい。
凹部10は、例えば、図24に示すように、タイヤサイド部Sの範囲において、タイヤ径方向およびタイヤ周方向に所定間隔をおいて配置されている。
凹部10は、タイヤサイド部Sの面に開口する開口形状が、円形状、楕円形状、長円形状、多角形状などに形成されている。また、凹部10は、断面形状が、半円形状、半楕円形状、半長円形状、すり鉢形状、または矩形状などに形成されている。なお、図24において凹部10は、タイヤ径方向およびタイヤ周方向に千鳥状に配置されているが、タイヤ径方向に並んで配置されていても、またはタイヤ周方向に並んで配置されていてもよい。
例えば、車両装着時での車両内外の向きが指定され、車両外側となるタイヤサイド部Sに上述した凸部9を備え、車両内側となるタイヤサイド部Sに上述した凹部10を備える。
車両内側および車両外側に対する向きの指定は、図には明示しないが、例えば、サイドウォール部4に設けられた指標により示される。なお、車両内側および車両外側の指定は、車両に装着した場合に限らない。例えば、リム組みした場合に、タイヤ幅方向において、車両の内側および外側に対するリムの向きが決まっている。このため、空気入りタイヤ1は、リム組みした場合、タイヤ幅方向において、車両内側および車両外側に対する向きが指定される。
この場合、一般的な空気入りタイヤ付近における空気の流れを示す図25のように、凸部9や凹部10を有さない空気入りタイヤ101は、車両100の走行によって、図中矢印A方向に車両の前側から後側に向けて空気の流れが生じる。この空気の流れAは、空気入りタイヤ101の車両内側では、空気入りタイヤ101と車両100との間を通って車両外側に膨らむように抜ける。また、空気入りタイヤ101の車両外側では、空気の流れは車両外側に膨らむように通過する。これらの空気の流れが、車両抵抗となる。
これに対し、本実施の形態に係る空気入りタイヤ付近における空気の流れを示す図26のように、車両外側に上述した凸部9を備え、車両内側に上述した凹部10を備える空気入りタイヤ1によれば、車両の前側から後側への空気の流れAは、空気入りタイヤ1の車両内側では、凹部10によって空気入りタイヤ1と車両100との間を通過する空気を乱流化させる。また、空気入りタイヤ1の車両外側においても、凸部9によって車両外側を通過する空気を乱流化させる。このため、空気入りタイヤ1の周囲に乱流境界層が発生し、車両内側では、車両後方において車両外側に抜ける空気の膨らみが抑制されるとともに、車両外側では、空気入りタイヤ1の車両外側を通過する空気の膨らみが抑制される。この結果、通過する空気の広がりが抑えられ、車両の空気抵抗を低減して、燃費のさらなる向上を図ることが可能になる。
また、本実施の形態の空気入りタイヤ1では、車両装着時での車両内外の向きが指定されており、車両内側となるタイヤサイド部Sに凸部9が配置されることが好ましい。
車両内側に上述した凸部9を備える空気入りタイヤ1では、車両100の前側から後側への空気の流れA(図26参照)は、空気入りタイヤ1の車両内側では、凸部9によって促進されるとともに整流される。このため、空気入りタイヤ1の車両内側を通過する空気の流れの乱れが抑制される。この結果、通過する空気の広がりが抑えられ、車両の空気抵抗を低減して、燃費のさらなる向上を図ることが可能になる。
なお、車両装着時での車両内外の向きが指定されており、車両内側となるタイヤサイド部に凸部9が配置される場合、車両外側となるタイヤサイド部Sに凹部10が配置されることがより好ましい。
この場合、車両100の前側から後側への空気の流れA(図26参照)は、空気入りタイヤ1の車両内側では、凸部9によって促進されるとともに整流される。このため、空気入りタイヤ1の車両内側を通過する空気の流れの乱れが抑制される。一方、車両100の前側から後側への空気の流れA(図26参照)は、空気入りタイヤ1の車両外側では、凹部10によって乱流化され、空気入りタイヤ1の周囲に乱流境界層が発生し、空気入りタイヤ1からの剥離を抑制される。このため、空気入りタイヤ1の車両外側を通過する空気の膨らみが抑制される。この結果、通過する空気の広がりが抑えられるため、車両100の空気抵抗がより低減され、燃費のさらなる向上を図ることが可能になる。
なお、上述した凹部10は、開口部の差し渡し寸法が0.5[mm]以上10[mm]以下の範囲を満たし、かつ深さが0.3[mm]以上2[mm]以下の範囲を満たすことが好ましい。
凹部10の開口部の差し渡し寸法が0.5[mm]以上で、深さが0.3[mm]以上であれば、乱流発生効果が十分に得られる。一方、凹部10の開口部の差し渡し寸法が10[mm]以下で、深さが2[mm]以下であれば、空気抵抗を増大することなく乱流発生効果が得られる。
本実施例では、条件が異なる複数種類の空気入りタイヤについて、燃費改善率やユニフォミティに関する性能試験が行われた(図27〜図29参照)。
燃費改善率の性能試験では、タイヤサイズ195/65R15の空気入りタイヤを、正規リムにリム組みし、正規内圧を充填して、排気量1500[cc]+モータアシスト駆動の小型前輪駆動車に装着した。そして、燃費改善率の評価方法は、上記試験車両にて、全周2[km]のテストコースで時速100[km/h]にて50周走行した場合の燃費を計測した。そして、この計測結果に基づいて、従来例1、従来例2および従来例3の空気入りタイヤをそれぞれ基準(100.0)とし燃費改善率を指数評価する。この指数評価は、数値が大きいほど燃費改善率が向上されていることを示している。
ユニフォミティの性能試験では、タイヤサイズ195/65R15の空気入りタイヤを、正規リムにリム組みし、正規内圧を充填し、正規荷重を加え、フォースバリエーション試験機により、JASO C607「自動車用タイヤのユニフォミティ試験方法」の規格に基づくラジアルフォースバリエーション(RFV)を測定した。そして、ラジアルフォースバリエーションについて従来例を基準(100)とした指数で示し、この指数が97までをユニフォミティが良好であるとする。
図27〜図29において、従来例1、従来例2および従来例3の空気入りタイヤは、タイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向内側の領域に、タイヤ径方向に一致する直線状の凸部がタイヤ周方向に間隔をおいて配置され、タイヤ最大幅位置よりタイヤ径方向外側の領域に、直線状の凸部がタイヤ周方向に沿って間隔をおいて配置されるとともに、延在方向がタイヤ径方向に対して傾斜し、かつ隣り合う凸部同士でタイヤ径方向に対する傾斜の向きが逆向きとなるように配置されている。比較例1、比較例2および比較例3の空気入りタイヤは、タイヤ最大幅位置を含みタイヤ径方向に沿って直線状の凸部がタイヤ周方向に間隔をおいて配置されている。
一方、図27において、従来例1および比較例1に対し、実施例1〜実施例11の空気入りタイヤは、タイヤ最大幅位置を含みタイヤ径方向内外に亘って長手状に延在する凸部がタイヤ周方向に間隔をおいて多数配置され、各凸部の延在方向がタイヤ径方向に対して傾斜するとともに、タイヤ周方向で隣接する各凸部が、タイヤ径方向に対する傾斜の向きを逆に向けて配置されている。また、実施例2〜実施例11の空気入りタイヤは、隣接する凸部がタイヤ径方向に対して対称配置されている。実施例4〜実施例11の空気入りタイヤは、凸部のタイヤ径方向に対する角度が規定の範囲とされている。実施例7〜実施例11の空気入りタイヤは、凸部が複数フィンからなるフィン列で形成され、フィンがタイヤ周方向でオーバーラップしている。実施例8および実施例11の空気入りタイヤは、凹部が配置されている。実施例9および実施例11の空気入りタイヤは、車両内側に凸部が配置されている。実施例10の空気入りタイヤは、車両両側に凸部が配置されている。
また、図28において、従来例2および比較例2に対し、実施例12〜実施例22の空気入りタイヤは、タイヤ最大幅位置を含みタイヤ径方向内外に亘って長手状に延在する凸部がタイヤ周方向に間隔をおいて多数配置され、各凸部の延在方向がタイヤ径方向に対して傾斜するとともに、タイヤ周方向で隣接する各凸部が、タイヤ径方向に対する傾斜の向きを逆に向けて配置されている。また、実施例12〜実施例22の空気入りタイヤは、隣接する凸部がタイヤ径方向に対して対称配置されている。実施例12〜実施例22の空気入りタイヤは、凸部のタイヤ径方向に対する角度が規定の範囲とされている。実施例12〜実施例22の空気入りタイヤは、凸部の突出高さ、凸部のタイヤ周方向の個数、および凸部の短手方向幅が規定の範囲とされている。実施例18〜実施例22の空気入りタイヤは、凸部が複数フィンからなるフィン列で形成され、フィンがタイヤ周方向でオーバーラップしている。実施例19および実施例22の空気入りタイヤは、凹部が配置されている。実施例20および実施例22の空気入りタイヤは、車両内側に凸部が配置されている。実施例21の空気入りタイヤは、車両両側に凸部が配置されている。
また、図29において、従来例3および比較例3に対し、実施例23〜実施例28の空気入りタイヤは、タイヤ最大幅位置を含みタイヤ径方向内外に亘って長手状に延在する凸部がタイヤ周方向に間隔をおいて多数配置され、各凸部の延在方向がタイヤ径方向に対して傾斜するとともに、タイヤ周方向で隣接する各凸部が、タイヤ径方向に対する傾斜の向きを逆に向けて配置されている。また、実施例23〜実施例28の空気入りタイヤは、隣接する凸部がタイヤ径方向に対して対称配置されている。実施例23〜実施例28の空気入りタイヤは、凸部のタイヤ径方向に対する角度が規定の範囲とされている。実施例23〜実施例28の空気入りタイヤは、凸部の突出高さ、凸部のタイヤ周方向の個数、および凸部の短手方向幅が規定の範囲とされている。実施例24〜実施例28の空気入りタイヤは、凸部が複数フィンからなるフィン列で形成され、フィンがタイヤ周方向でオーバーラップしている。実施例25および実施例28の空気入りタイヤは、凹部が配置されている。実施例26および実施例28の空気入りタイヤは、車両内側に凸部が配置されている。実施例27の空気入りタイヤは、車両両側に凸部が配置されている。
そして、図27〜図29の試験結果に示すように、実施例1〜実施例28の空気入りタイヤは、空気抵抗の低減効果を維持して燃費改善率が維持されるとともに、ユニフォミティが改善されていることが分かる。
1 空気入りタイヤ
9 凸部
9A フィン列
91 フィン
10 凹部
H タイヤ最大幅位置
S タイヤサイド部

Claims (7)

  1. 少なくとも一方のタイヤサイド部に、タイヤ最大幅位置を含みタイヤ径方向内外に亘って長手状に延在する凸部がタイヤ周方向に間隔をおいて多数配置されており、各前記凸部の延在方向がタイヤ径方向に対して傾斜するとともに、タイヤ周方向で隣接する各前記凸部が、タイヤ径方向に対する傾斜の向きを逆に向けて配置されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. タイヤ周方向で隣接する各前記凸部が、タイヤ径方向に対して対称となるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記凸部は、タイヤ径方向内側端を基点としたタイヤ径方向に対する角度θが、タイヤ回転方向に対し、+1[°]≦θ≦+60[°]、または−60[°]≦θ≦−1[°]の範囲を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記凸部は、タイヤサイド部から突出する高さが1[mm]以上10[mm]以下の範囲を満たし、タイヤ周方向に配置される数が10[個]以上50[個]以下の範囲を満たし、短手方向の幅が0.5[mm]以上5[mm]以下の範囲を満たすことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記凸部は、長手方向で複数のフィンに分割されたフィン列として形成されており、当該フィン列は、少なくとも最も近接する各前記フィンが互いにタイヤ周方向でオーバーラップしつつ、全体としてタイヤ最大幅位置を含みタイヤ径方向内外に亘って延在することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記凸部は、一方のタイヤサイド部に配置されており、他方のタイヤサイド部に多数の凹部が配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
  7. 車両装着時での車両内外の向きが指定されており、車両内側となるタイヤサイド部に前記凸部が配置されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
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