JP2014037179A - 電動車両用熱管理システム - Google Patents

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Atsushi Hatakeyama
淳 畠山
Takayuki Ishikawa
貴幸 石川
Masashi Koshijima
将史 越島
Satoshi Ogiwara
智 荻原
Hitoshi Shimonosono
均 下野園
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Abstract

【課題】バッテリを所望の温度範囲内に保持しながら、より効率よくバッテリに蓄熱する。
【解決手段】電動モータ33によって駆動される電動車両用熱管理システム100は、エアコン用冷媒ループ10と、バッテリ用冷媒をバッテリ1と蒸発部17と加熱器54との間で循環させるバッテリ用冷媒ループ50と、ヒータ用冷媒を凝縮部16とヒータ用冷媒から車内への導入空気に放熱させる車内放熱器35とヒータ用冷媒から車外空気へと放熱させる車外放熱器32との間で循環させるヒータ用冷媒ループ30と、バッテリ用冷媒の温度がバッテリ用冷媒目標温度より低い場合、加熱器54によってバッテリ用冷媒を加熱し、バッテリ用冷媒の温度がバッテリ用冷媒目標温度より高い場合、エアコン用冷媒を循環させて蒸発部17においてバッテリ用冷媒から吸熱させる熱管理制御手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動車両に搭載される電動車両用熱管理システムに関する。
電動モータの駆動力によって走行する電動車両は、エンジンを搭載していないので、暖房時にエンジンの排熱を利用することができない。また、ハイブリッド車両のようにエンジンを搭載した電動車両においても、エンジンを常時運転させているわけではないので、暖房時の熱量が不足する。そこで、暖房時には、電動コンプレッサを備えた冷媒サイクルによって構成される空調装置によって車室内温度を上昇させている。
しかし、空調装置を作動させた分だけバッテリに蓄電された電力が消費されるので、車両の航続可能距離が低下する。
特許文献1は、空調装置を構成する冷媒サイクルとは別に、バッテリを冷却する冷却水回路を備え、冷媒と冷却水との間で熱交換可能な熱交換器を備える空調システムを開示している。この空調システムは、充電中にバッテリを加熱しておき、車両の動作中であって暖房を使用する際に、バッテリに蓄熱された熱を利用する。
特開2011−68348号公報
しかし、上記特許文献1の空調システムは、バッテリを加熱する際に、冷媒サイクルのホットガス(高温冷媒)を熱交換器を介して冷媒から冷却水に熱伝達するとともに、暖房使用時には、冷媒サイクルをヒートポンプサイクルとして機能させ、熱交換器を介して冷却水から冷媒に熱伝達している。
したがって、バッテリを加熱する必要がある場合には、熱交換器へ冷媒サイクルの高温冷媒を供給し、バッテリ自体の発熱により冷却水温度が上昇して冷却水を冷却する必要がある場合には、熱交換器へ冷媒サイクルの低温冷媒を供給するので、バッテリの加熱と冷却とが繰り返される場合には、冷媒サイクルの追従性が低下し、バッテリを所望の温度範囲内に制御することが困難となる。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、バッテリを所望の温度範囲内に保持しながら、より効率よくバッテリに蓄熱可能な電動車両用熱管理システムを提供することを目的とする。
本発明のある態様によれば、電動モータによって駆動される電動車両に用いられる車両用熱管理システムであって、エアコン用冷媒を圧縮する圧縮部と、エアコン用冷媒の熱を放熱してエアコン用冷媒を凝縮させる凝縮部と、エアコン用冷媒を膨張させて減圧させる減圧部と、エアコン用冷媒に熱を吸熱させてエアコン用冷媒を蒸発させる蒸発部とを有し、エアコン用冷媒を循環させるエアコン用冷媒ループと、バッテリ用冷媒を、電動モータへの供給電力を蓄電するバッテリと、エアコン用冷媒ループと共通の蒸発部と、バッテリ用冷媒を加熱する加熱器と、の間で循環させるバッテリ用冷媒ループと、ヒータ用冷媒を、エアコン用冷媒ループと共通の凝縮部と、ヒータ用冷媒から車内への導入空気に放熱させる車内放熱器と、ヒータ用冷媒から車外空気へと放熱させる車外放熱器と、の間で循環させるヒータ用冷媒ループと、バッテリ用冷媒の温度がバッテリ用冷媒目標温度より低い場合、加熱器によってバッテリ用冷媒を加熱し、バッテリ用冷媒の温度がバッテリ用冷媒目標温度より高い場合、エアコン用冷媒を循環させて蒸発部においてバッテリ用冷媒から吸熱させる熱管理制御手段と、を備えることを特徴とする電動車両用熱管理システムが提供される。
上記態様によれば、バッテリから発生する充電熱をバッテリの冷却システムであるバッテリ用冷媒ループの熱マスを利用して蓄熱することができる。さらに、バッテリの加熱が必要な場合には加熱器によってバッテリ用冷媒を加熱し、余剰の熱はエアコン用冷媒ループによって吸熱することができる。よって、バッテリの充電熱を効率よく蓄熱しつつ、バッテリ温度をより確実に所望の温度範囲内に制御することができる。
本発明の実施形態に係る電動車両用熱管理システムの全体構成を示している。 電動車両用熱管理システムの制御システム図である。 充電時における電動車両用熱管理システムの作動状態を示している。 バッテリ暖機時における電動車両用熱管理システムの作動状態を示している。 暖房時における電動車両用熱管理システムの作動状態を示している。 冷房時における電動車両用熱管理システムの作動状態を示している。 比較例における電動車両用熱管理システムの全体構成を示している。 比較例における冬季充電時の電動車両用熱管理システムの作動状態を示している。 比較例における冬季走行時の電動車両用熱管理システムの作動状態を示している。 比較例における冷房時の電動車両用熱管理システムの作動状態を示している。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明に係る電動車両用熱管理システム100の全体構成を示している。
電動車両用熱管理システム100は、エアコンループ10と、高水温ループ30と、低水温ループ50と、を備える。
エアコンループ10について説明する。
エアコンループ10は、冷媒(例えばHFC134aなど)を、コンプレッサ11、水コンデンサ16、膨張弁13、及びエバポレータ14の順に循環させる冷凍サイクルを構成する冷媒回路である。
コンプレッサ11は、電動モータによって駆動され、冷媒ガスを圧縮して高温高圧の圧縮冷媒ガスを吐出する。
水コンデンサ16は、圧縮冷媒ガスと後述する高水温ループの冷却水との間で熱交換を行う熱交換器であり、圧縮冷媒ガスの熱を冷却水に放熱することで圧縮冷媒ガスを冷却し、凝縮させて液体冷媒とする。
膨張弁13は、高圧の液体冷媒を膨張させて低圧の液体冷媒とする。膨張弁13は感温式膨張弁(TXV)であり、エバポレータ14の出口における過熱度が予め設定した所定の状態となるようにエバポレータ14に流入する冷媒量を制御する。
エバポレータ14は、液体冷媒と車室内空気との間で熱交換を行って、車室内空気の熱を吸収することで車室内空気を冷却し、液体冷媒を蒸発させて冷媒ガスとする。
エアコンループ10はさらに、水コンデンサ16の下流側とコンプレッサ11の上流側とを接続し、エバポレータと並列に設けられる流路19と、流路19に設けられるチラー17及び膨張弁18と、を備える。
チラー17は低水温ループ50に設けられ、エアコンループ10の冷媒と低水温ループ50との間で熱交換を行う熱交換器である。チラー17への冷媒の流出入もエバポレータ14と同様に感温式膨張弁(TXV)を介して行われる。
エアコンループ10はさらに、エバポレータ14への冷媒流路を開閉可能なエバ電磁弁22と、チラー17への冷媒流路を開閉可能なチラー電磁弁23と、を備える。
次に、高水温ループ30について説明する。
高水温ループ30は、冷却水(例えば不凍液など)を、ラジエータポンプ31、ラジエータ32、モータ33の順に循環させるとともに、H/Cポンプ34、ヒータコア35、水コンデンサ16の順に循環させる。つまり、高水温ループ30は、モータ33及び水コンデンサの少なくとも一方で吸熱した熱を、ラジエータ32及びヒータコア35の少なくとも一方で放熱する冷却水回路である。
ラジエータポンプ31は、冷却水をラジエータ32へと送出する。ラジエータ32は、冷却水と車室外空気との間で熱交換を行って、冷却水の熱を車室外へと放出することで冷却水を冷却する。モータ33は、車両駆動用の電動モータであり、バッテリ1からの電力供給を受けて車両を駆動する。
H/Cポンプ34は、冷却水をヒータコア35へと送出する。ヒータコア35は、冷却水と車室内空気との間で熱交換を行って、冷却水の熱を車室内へと放出することで車室内空気を加熱し、冷却水を冷却する。水コンデンサ16は、エアコンループ10の冷媒と高水温ループ30の冷却水との間で熱交換を行う熱交換器であり、冷媒から冷却水へと熱が伝達される。
高水温ループ30はさらに、水コンデンサ16の下流側とラジエータポンプの上流側とを接続してモータ33をバイパスするバイパス流路36と、水コンデンサ16の下流側の冷却水をモータ33側及びバイパス流路36側の少なくとも一方に流すように流路を切り換え可能な水切り換え弁37と、を備える。
次に、低水温ループ50について説明する。
低水温ループ50は、冷却水(例えば不凍液など)を、バッテリポンプ51、DC/DCコンバータ52、インバータ53、温水ヒータ54、ウォータジャケット55、チラー17の順に循環させる。
バッテリポンプ51は、冷却水をDC/DCコンバータ52へと送出する。DC/DCコンバータ52は、バッテリ1から供給された電力を例えば12Vに降圧し、駆動系(モータ33、インバータ53など)とは異なる電源系統(サブバッテリなど)へ出力される。インバータ53は、車両の要求駆動力に応じてバッテリ1の直流電力を交流電力に変換してモータ33へと供給する。バッテリ1は、車両駆動用のモータ33に供給する電力を蓄電し、バッテリ1と外気との間の断熱性を確保できる断熱構造となっている。
温水ヒータ54は、例えばPTCヒータなどであり、バッテリ1から供給される電力によって発熱して冷却水を加熱する。ウォータジャケット55は、冷却水とバッテリ1との間で熱交換を行う熱交換器であり、バッテリモジュールとの接触面積が大きくなるようにバッテリ1に隣接して設けられる。チラー17は、低水温ループ50の冷却水とエアコンループ10の冷媒との間で熱交換を行う熱交換器であり、冷媒から冷却水へと熱が伝達される。
電動車両用熱管理システム100は、以上の3つのループから構成され、各ループ間で熱の伝達が行われる。
ここで、車両と車室外空気との間の熱の授受について説明する。
高水温ループ30のラジエータ32は、車両走行時の走行風を受ける位置に配設される。これにより、走行中は走行風によってラジエータ32からの放熱を行うことが可能である。さらに、電動のラジエータファン2がラジエータ32に隣接して設けられ、ラジエータファン2を作動させることでラジエータ32からの放熱を強制的に行うことも可能である。
さらに、車両と車室内空気との間の熱の授受について説明する。
車室内の温度を調整する空調ユニットは、ブロアファン3、エバポレータ14、ミックスドア4、及びヒータコア35を備える。
ブロアファン3によって、車室内の空気又は外気から選択的に取り入れられた空気は、エバポレータ14によって冷却され、ミックスドア4の開度に応じて再加熱された後、車室内への吹き出し口から車室内へと吹き出される。
空調ユニットに取り入れる空気を外気導入とするか内気循環とするかは、空調ユニットの最上流部に設けられるインテークドアの開度に応じて切り換えられる。ミックスドア4の開度は、設定温度や日射量センサの検出値などに基づいて設定される目標吹き出し温度に応じて設定される。車室内への吹き出し口であるデフ吹き出し口、ベント吹き出し口、及びフット吹き出し口の吹き出し割合は、各吹き出し口の開度を調整するデフドア、ベントドア、フットドアの開度によって調整される。
次に、電動車両用熱管理システム100の動作制御を行うコントローラ70について図2を参照しながら説明する。
コントローラ70は、車両が充電状態であることを検知する充電状態センサ71の検知信号、車室内空気の温度を検出する内気温度センサ72の検出信号、車室外空気の温度を検出する外気温度センサ73の検出信号、車両が受ける日射量を検出する日射量センサ74の検出信号、インストルメントパネル内に設置されたA/Cコントローラ75を運転者が操作することによって設定された設定温度や風量などの設定情報、低水温ループ50を循環する冷却水の温度を検出する低水温ループ温度センサ76の検出信号、及び、高水温ループ30を循環する冷却水の温度を検出する高水温ループ温度センサ77の検出信号を受信する。
コントローラ70は、受信された各種信号を処理して、ブロアファン3の風量、各ドアの開度、コンプレッサ11の回転速度、ラジエータファン2の作動、温水ヒータ54の作動、ラジエータポンプ31の作動、H/Cポンプ34の作動、バッテリポンプ51の作動、三方弁20の切り換え、水切り換え弁37の切り換え、エバ電磁弁22の開閉、及びチラー電磁弁23の開閉、を制御する。
次に、電動車両用熱管理システム100の動作について図3〜図6を参照して説明する。各図において、エアコンループ10、高水温ループ30、及び低水温ループ50の回路のうち、太線で示す部分が冷媒又は冷却水が流れる部分を示している。
図3は、バッテリ充電時における電動車両用熱管理システム100の動作を示す回路図である。
エアコンループ10では、コンプレッサ11が作動して冷媒を、水コンデンサ16、チラー電磁弁23、膨張弁18、チラー17の順に循環させる。冷媒の循環路は、エバ電磁弁22が閉塞することで規制されるので、冷媒はエバポレータ14には流れない。
低水温ループ50では、バッテリポンプ51が作動して冷却水を、DC/DCコンバータ52、インバータ53、温水ヒータ54、ウォータジャケット55、チラー17の順に循環させる。
高水温ループ30では、H/Cポンプ34が作動して冷却水を、ヒータコア35、水コンデンサ16、水切り換え弁37の順に循環させる。冷却水の循環路は、水切り換え弁37によって規制され、さらにラジエータポンプ31が作動していないので、冷却水はモータ33及びラジエータ32には流れない。
これにより、バッテリ充電時には、バッテリ1の充電熱、インバータ53及びDC/DCコンバータ52における熱損失を低水温ループ50の冷却水に吸熱させ、必要に応じて冷却水を温水ヒータ54により加熱する。冷却水で余剰となった熱はチラー17においてエアコンループ10の冷媒に伝達する。
さらに、エアコンループ10では、コンプレッサ11の吐出側の高温冷媒から水コンデンサ16によって熱を高水温ループ30の冷却水へと伝達し、チラー17において低水温ループ50の余剰の熱を吸熱する。高水温ループ30では、水コンデンサ16で加熱された冷却水をヒータコア35へと循環させる。
図4は、バッテリ暖機時における電動車両用熱管理システム100の動作を示す回路図である。
この場合、コンプレッサ11、ラジエータポンプ31、及びH/Cポンプ34は作動しないので、エアコンループ10及び高水温ループ30では冷媒及び冷却水は循環しない。
低水温ループ50では、バッテリポンプ51が作動して冷却水を、DC/DCコンバータ52、インバータ53、温水ヒータ54、ウォータジャケット55、チラー17の順に循環させる。さらに、温水ヒータ54を作動させて冷却水を加温する。エアコンループ10には冷媒が流れていないので、チラー17において熱交換は行われない。
これにより、バッテリ暖機時には、バッテリ1の充電熱、インバータ53及びDC/DCコンバータ52における熱損失を低水温ループ50の冷却水に吸熱させ、さらに、温水ヒータ54により冷却水を加熱して冷却水を適切な温度で循環させることでバッテリ1を暖機することができる。
図5は、暖房時における電動車両用熱管理システム100の動作を示す回路図である。
エアコンループ10では、コンプレッサ11が作動して冷媒を、水コンデンサ16、エバ電磁弁22、膨張弁13、エバポレータ14の順に循環させるとともに、これと並列に、水コンデンサ16、チラー電磁弁23、膨張弁18、チラー17の順に循環させる。
低水温ループ50では、バッテリポンプ51が作動して冷却水を、DC/DCコンバータ52、インバータ53、温水ヒータ54、ウォータジャケット55、チラー17の順に循環させる。
高水温ループ30では、H/Cポンプ34が作動して冷却水を、ヒータコア35、水コンデンサ16、水切り換え弁37、モータ33の順に循環させる。冷却水の循環路は、水切り換え弁37によって規制され、バイパス流路36の水切り換え弁37とH/Cポンプ34との間には流れない。さらに、ラジエータポンプ31が作動していないので、冷却水はラジエータ32には流れない。
これにより、暖房時には、バッテリ1の充電熱、インバータ53及びDC/DCコンバータ52における熱損失を低水温ループ50の冷却水に吸熱させ、必要に応じて冷却水を温水ヒータ54により加熱する。冷却水で余剰となった熱はチラー17においてエアコンループ10の冷媒に伝達する。
さらに、エアコンループ10では、コンプレッサ11の吐出側の高温冷媒から水コンデンサ16によって熱を高水温ループ30の冷却水へと伝達し、チラー17において低水温ループ50の余剰の熱を吸熱する。高水温ループ30では、水コンデンサ16及びモータ33の排熱によって加熱された冷却水をヒータコア35へと循環させる。
図6は、冷房時における電動車両用熱管理システム100の動作を示す回路図である。
エアコンループ10では、コンプレッサ11が作動して冷媒を、水コンデンサ16、エバ電磁弁22、膨張弁13、エバポレータ14の順に循環させるとともに、これと並列に水コンデンサ16の下流側で分岐して、チラー電磁弁23、膨張弁18、チラー17の順に循環させる。
低水温ループ50では、バッテリポンプ51が作動して冷却水を、DC/DCコンバータ52、インバータ53、温水ヒータ54、ウォータジャケット55、チラー17の順に循環させる。
高水温ループ30では、ラジエータポンプ31が作動して冷却水を、ラジエータ32、モータ33の順に循環させる。H/Cポンプ34が作動していないので、冷却水はヒータコア35には流れることなく、モータ33とラジエータ32との間で循環する。
これにより、冷房時には、バッテリ1の充電熱、インバータ53及びDC/DCコンバータ52における熱損失を低水温ループ50の冷却水に吸熱させる。冷却水で余剰となった熱はチラー17においてエアコンループ10の冷媒に伝達する。
さらに、エアコンループ10では、エバポレータ14において車室内に供給される空気から熱を吸熱するとともに、チラー17において低水温ループ50の余剰の熱を吸熱し、水コンデンサ16において冷媒から高水温ループ30の冷却水へと放熱する。高水温ループ30では、モータ33の排熱をラジエータ32で放出する。
以上の動作により、低水温ループ50の冷却水は常に循環され、冷却水温度が低温冷却水の目標温度を下回ると温水ヒータ54によって冷却水を加熱し、冷却水温度が低温冷却水の目標温度を上回るとチラー17を介してエアコンループ10の冷媒に吸熱させる。
低温冷却水の目標温度は、車両の空調モードが暖房モードであるか冷房モードであるかによって、及び充電中であるか走行中であるかによって、適宜設定される。
また、高水温ループ30の冷却水は、エアコンループ10の冷媒を循環させている場合に循環させる。車両の空調モードが暖房モードである場合には、水コンデンサ16から吸熱した熱をヒータコア35において放熱し、冷房モードである場合には、水コンデンサ16から吸熱した熱をラジエータ32において放熱する。
このように本実施形態では、エアコンループ10においてエバポレータ14及びチラー17から吸熱した熱は、すべて水コンデンサ16から高水温ループ30の冷却水へと伝達される。
ここで、比較例における電動車両用熱管理システム200について説明する。
図7は、比較例における電動車両用熱管理システム200の全体構成を示している。
比較例の電動車両用熱管理システム200では、エアコンループ110は、冷媒を、コンプレッサ111、コンデンサ112、膨張弁113、及びエバポレータ114の順に循環させる冷媒回路である。
エアコンループ110はさらに、コンプレッサ111の下流側とコンデンサ112の下流側とをバイパスするバイパス流路115と、バイパス流路115の途中に設けられる水コンデンサ116と、エバポレータ114と並列に設けられるチラー117及び膨張弁118に冷媒を流す流路119と、を備える。
コンデンサ112は、圧縮冷媒ガスと外気との間で熱交換を行って、圧縮冷媒ガスの熱を外気に放熱することで圧縮冷媒ガスを冷却し、凝縮させて液体冷媒とする。
この比較例では、エアコンループ110の冷媒から外気に放熱する場合には、冷媒がコンデンサ112側へと送られ、冷媒から高水温ループ130の冷却水へと放熱する場合には、冷媒が水コンデンサ116側へと送られる。コンプレッサ111の下流側において、冷媒の流路をコンデンサ112側及び水コンデンサ116側の少なくとも一方に切り換えるため、流路の分岐部に三方弁120が設けられている。
さらに、冷媒を水コンデンサ116側へ流す場合に、水コンデンサ116の下流側において冷媒がコンデンサ112側へと逆流するのを防止するため、コンデンサ112の下流側に逆止弁121が設けられている。
なお、高水温ループ130、低水温ループ150、及び空調ユニットの構成は、本実施形態と同様である。
充電時には、図8に示すように、三方弁120が水コンデンサ116側に切り替えられ、エアコンループ110の冷媒は三方弁120、水コンデンサ116、チラー電磁弁123、膨張弁118、チラー117の順に循環する。つまり、チラー117において吸熱した熱量にコンプレッサ111における仕事を加算した熱量が水コンデンサ116において高水温ループ130の冷却水へと伝達される。
車両の運転時であって空調モードが暖房モードである場合には、図9に示すように、エアコンループ110の冷媒は三方弁120、水コンデンサ116、エバ電磁弁122、膨張弁113、エバポレータ114の順に流れるとともに、エバポレータ114と並列に配置されるチラー117へも冷媒が循環する。つまり、エバポレータ114及びチラー117において吸熱した熱量にコンプレッサ111における仕事を加算した熱量が水コンデンサ116において高水温ループ130の冷却水へと伝達される。
一方、車両の運転時であって空調モードが冷房モードである場合には、図10に示すように、三方弁120がコンデンサ112側に切り替えられ、エアコンループ110の冷媒は三方弁120、コンデンサ112、逆止弁121、エバ電磁弁122、膨張弁113、エバポレータ114の順に流れるとともに、エバポレータ114と並列に配置されるチラー117へも冷媒が循環する。つまり、エバポレータ114及びチラー117において吸熱した熱量にコンプレッサ111における仕事を加算した熱量がコンデンサ112において外気へ放熱される。
ここで、上記比較例は、エアコンループ110の冷媒から高水温ループ130の冷却水に放熱する水コンデンサ116側の流路と、冷媒から直接外気に放熱するコンデンサ112側の流路と、の2つの流路を有する。特に、コンデンサ112側の流路を設けることで、その流路及びコンデンサ112に加えて、三方弁120及び逆止弁121を設ける必要があるので構成部品が多くなる。
さらに、冷媒から外気放熱するコンデンサ112と、高水温ループ130の冷却水から外気放熱するラジエータ132と、を並列に配置する必要があるので、コンデンサファン102が大型化するとともに、車両への搭載性が悪化する。
さらに、図10に示す冷房時には、冷媒をコンデンサ112に送るのに対して、図8及ぶ図9に示す冬季充電時及び冬季走行時(暖房時)には、冷媒の熱をできるだけ外気ではなく室内に放熱するためにコンデンサ112側への冷媒流路を遮断して、冷媒をすべて水コンデンサ側116に送る。したがって、暖房を主に使用する冬季には、コンデンサ112側の流路に冷媒が滞留し、液化して淀んだ状態(冷媒寝込み状態)となる。冷媒が寝込んだ分だけエアコンループ110内を循環する冷媒量が減少する。さらに、冷媒には各種可動部の潤滑性を上げるためオイルが溶け込んでいるが、冷媒が寝込むことで循環するオイル量も減少する。よって、暖房サイクル運転中に過少冷媒及び過少オイル状態となる。
寝込み冷媒を暖房サイクル内に回収するためには、一旦冷房運転を行ってコンデンサ112側流路の冷媒を押し出すことが必要であるが、完全に押し出すことは困難である上、回収運転中は車室内を暖めることができなくなる。
そこで、図1に示す本実施形態の電動車両用熱管理システム100では、エアコンループ10のコンデンサ側流路を廃止し、コンデンサ、三方弁、逆止弁を省略した。さらに、コンデンサにおける外気放熱がなくなるので、その分だけ水コンデンサ16を大型化し、すべての冷媒凝縮熱を高水温ループ30の冷却水に伝達させる構成とした。
これにより、比較例の電動車両用熱管理システム200と比べて、コンデンサ側の流路、コンデンサ、三方弁、逆止弁を設ける必要がないので、システムを簡略化することができる。さらに、コンデンサにおける冷媒の寝込みが生じないので、冷媒回収運転の必要がなく、システム制御を簡素化することができる。さらに、冷媒回収のために車内暖房が途切れることを避けることができる。
また、バッテリ1から発生する充電熱をバッテリ1の冷却システムである低水温ループ50の熱マスを利用して蓄熱することができる上に、余剰の熱はヒートポンプ式のエアコンループ10によって吸熱することができる。よって、バッテリ1の充電熱を効率よく蓄熱しつつ、バッテリ温度を所望の温度範囲内に制御することができる。
さらに、高水温ループ30の冷却水は、エアコンループ10の冷媒から吸熱した熱を、暖房要求及び冷房要求に応じて車内又は車外へと放熱させることができるので、バッテリ1及び低水温ループ50に蓄熱された熱をより効率良く利用することができる。
低水温ループ50の冷却水を加熱する加熱器として電気式の温水ヒータ54を使用するので、バッテリ1を加熱する必要がある場合に、エアコンループ10の冷媒を循環させることなく低水温ループ50の冷却水温度を上昇させてバッテリ1を加熱することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例を示したものであり、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、低水温ループ50及び高水温ループ30の冷却水は不凍液を例に挙げて説明したが、その他の冷媒、例えばオイルなどを用いてもよい。
1 バッテリ
10 エアコンサイクル(エアコン用冷媒ループ)
11 コンプレッサ(圧縮部)
13 膨張弁(減圧部)
14 エバポレータ(蒸発部)
16 水コンデンサ(凝縮部)
17 チラー(蒸発部)
30 高水温ループ(ヒータ用冷媒ループ)
32 ラジエータ(車外放熱器)
33 モータ
35 ヒータコア(車内放熱器)
50 低水温ループ(バッテリ用冷媒ループ)
54 温水ヒータ(加熱器)
70 コントローラ(熱管理制御手段)
100 電動車両用熱管理システム

Claims (4)

  1. 電動モータによって駆動される電動車両に用いられる車両用熱管理システムであって、
    エアコン用冷媒を圧縮する圧縮部と、エアコン用冷媒の熱を放熱してエアコン用冷媒を凝縮させる凝縮部と、エアコン用冷媒を膨張させて減圧させる減圧部と、エアコン用冷媒に熱を吸熱させてエアコン用冷媒を蒸発させる蒸発部とを有し、エアコン用冷媒を循環させるエアコン用冷媒ループと、
    バッテリ用冷媒を、前記電動モータへの供給電力を蓄電するバッテリと、前記エアコン用冷媒ループと共通の前記蒸発部と、バッテリ用冷媒を加熱する加熱器と、の間で循環させるバッテリ用冷媒ループと、
    ヒータ用冷媒を、前記エアコン用冷媒ループと共通の前記凝縮部と、ヒータ用冷媒から車内への導入空気に放熱させる車内放熱器と、ヒータ用冷媒から車外空気へと放熱させる車外放熱器と、の間で循環させるヒータ用冷媒ループと、
    バッテリ用冷媒の温度がバッテリ用冷媒目標温度より低い場合、前記加熱器によってバッテリ用冷媒を加熱し、バッテリ用冷媒の温度が前記バッテリ用冷媒目標温度より高い場合、エアコン用冷媒を循環させて前記蒸発部においてバッテリ用冷媒から吸熱させる熱管理制御手段と、
    を備えることを特徴とする電動車両用熱管理システム。
  2. 請求項1に記載の電動車両用熱管理システムであって、
    前記エアコン用冷媒ループのエアコン用冷媒の熱は、すべて前記凝縮部を介して前記高水温ループのヒータ用冷媒へと伝達される、
    ことを特徴とする電動車両用熱管理システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電動車両用熱管理システムであって、
    前記熱管理制御手段は、車室内温度を調整する空調ユニットの目標吹き出し温度が車室内空気温度より高い場合、ヒータ用冷媒の熱を前記車内放熱器から放熱し、前記空調ユニットの目標吹き出し温度が車室内空気温度より低い場合、ヒータ用冷媒の熱を前記車外放熱器から放熱する、
    ことを特徴とする電動車両用熱管理システム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の電動車両用熱管理システムであって、
    前記加熱器は、前記バッテリから供給される電力によって作動する電気ヒータである、
    ことを特徴とする電動車両用熱管理システム。
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