JP2014035756A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】投影対象の手前に位置する被写体の存在に関わらず所望の投影画像を投影すること。
【解決手段】投影制御部41は、入力される画像信号に応じた投影画像を投影部19によりスクリーン110等の投影対象に向けて投影させる制御を実行する。画像取得部43は、撮像部18により撮像された画像であって、投影部19により投影画像130が投影されているスクリーン110等の投影対象と、撮像部18からみてスクリーン110等の投影対象より手前に位置する被写体120とが含まれる画像を取得する。被写体検出部44は、撮像部18により撮像された撮像画像から、被写体120の領域を検出する。投影画像処理部46は、被写体検出部44により検出された被写体120の領域に対して所定の画像処理を、投影部19により投影される投影画像を対象に行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
従来から、壁やスクリーン等の投影対象に向けて投影画像を投影するいわゆるプロジェクタの機能が搭載されたデジタルカメラが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような機能が搭載されたデジタルカメラは、投影画像を投影対象に対し投影すると同時に、当該投影画像が投影されている投影対象を背景として、デジタルカメラと投影対象との間に存在する人物等を被写体として動画像や静止画像を撮像することができる。
特開2011−10098号公報
しかしながら、特許文献1を含め従来のデジタルカメラがこのような撮像を行うと、被写体に対して投影画像の少なくとも一部が重畳して投影される。したがって、被写体の形状如何によっては、投影画像が歪んでしまう等、所望の状態で投影画像を投影できないため、投影画像の鮮明さが損なわれてしまう。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、投影対象の手前に位置する被写体の存在に関わらず所望の投影画像を投影することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の画像処理装置は、
入力される画像信号に応じた投影画像を投影手段により投影対象に向けて投影させる制御を実行する投影制御手段と、
撮像手段により撮像された画像であって、前記投影手段により投影画像が投影されている前記投影対象と、前記投影手段からみて前記投影対象より手前に位置する被写体とが含まれる画像を取得する画像取得手段と、
前記撮像手段により撮像された撮像画像から、前記被写体の領域を検出する被写体検出手段と、
前記被写体検出手段により検出された被写体の領域に対して所定の画像処理を、前記投影手段により投影される投影画像を対象に行う投影画像処理手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、投影対象の手前に位置する被写体の存在に関わらず所望の投影画像を投影することができる。
本発明の実施形態に係る画像処理装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。 投影対象の一例であるスクリーンの手前に被写体が存在する状態で、図1の画像処理装置が投影画像をスクリーンに投影した状態を示す図である。 図1の画像処理装置が実行する透明化の画像処理の概要について説明する図である。 図2と対比する図であって、投影対象の一例であるスクリーンの手前に被写体が存在する状態で、画像処理装置が、顔領域が透明化された投影画像をスクリーンに投影した状態を示す図である。 図1の画像処理装置の機能的構成のうち、このような投影制御処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 記憶部に記憶されている判別画像テーブルの表示例を示している。 図5の機能的構成を有する図の画像処理装置が実行する投影制御処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像処理装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。
画像処理装置1は、例えばデジタルカメラとして構成される。
画像処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、出力部16と、入力部17と、撮像部18と、投影部19と、記憶部20と、通信部21と、ドライブ22と、を備えている。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部20からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、出力部16、入力部17、撮像部18、投影部19、記憶部20、通信部21及びドライブ22が接続されている。
出力部16は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や音声を出力する。
入力部17は、電源ボタン、シャッタボタン等各種ボタン等で構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。なお、ここでいう各種ボタン等には、ハードウェアボタンのみならず、出力部16の画面に表示されるソフトウェアボタンも含まれる。即ち、入力部17は、出力部16のディスプレイに積層されるタッチパネルも含むように構成されている。
撮像部18は、被写体を撮像し、当該被写体の像を含む画像(以下、「撮像画像」と称する)のデジタル信号(画像信号)をCPU11に供給する。ここで、撮像画像のデジタル信号(画像信号)を、「撮像画像のデータ」と適宜呼ぶ。
投影部19は、各種画像のデータを投影画像のデータと取得して、当該投影画像を壁やスクリーン等の投影対象に投影する。
投影画像のデータは、特に限定されず、撮像部18により撮像されているリアルタイムの撮像画像のデータであってもよいし、記憶部20に記憶された画像のデータ(過去に撮像済みの撮像画像のデータや、他装置から送信されて通信部21に受信された画像のデータ等)であってもよい。
本実施形態では、投影部19は、DMD(Digital Micromirror Device)素子を用いた公知のDLP(登録商標)方式で構成されたいわゆるプロジェクタにより構成される。
記憶部20は、ハードディスク或いはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、撮像画像等の各種画像のデータを記憶する。
記憶部20はまた、複数の被写体を判別するための判別画像テーブルを記憶している。判別画像テーブルの詳細については、後述の図3を参照して説明する。
通信部21は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
ドライブ22には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア31が適宜装着される。ドライブ22によってリムーバブルメディア31から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部20にインストールされる。また、リムーバブルメディア31は、記憶部20に記憶されている画像のデータ等の各種データも、記憶部20と同様に記憶することができる。
図2は、投影対象の一例であるスクリーン110の手前、即ち、スクリーン110と画像処理装置1との間に被写体120が存在する状態で、画像処理装置1が投影画像130をスクリーン110に投影した状態を示す図である。以下、説明の便宜上、スクリーン110から見て、画像処理装置1側を「手前」と呼ぶ。
図2(1)に示すように、スクリーン110の手前に被写体120が存在する環境で、画像処理装置1の投影部19により投影画像が投影されたスクリーン110が、画像処理装置1の撮像部18により撮像される場合がある。
この場合、図2(2)に示すように、スクリーン110に単に投影されようとした投影画像130のうち、被写体120及びその周囲に投影された部分(特に顔140に投影された部分)が、当該被写体120(特に顔)の形状に応じて歪んで表示され、その結果、投影画像全体の鮮明さが損なわれてしまう。即ち、鮮明さが損なわれた投影画像130が投影されたスクリーン110と、その手前に存在する被写体120とが写る撮像画像となってしまう。
そこで、本実施形態の画像処理装置1は、投影画像130のうち、被写体120及びその周囲に投影された部分のデータ(画像信号)に対して、所定の画像処理を施すことで、当該被写体120の存在に関わらず鮮明な投影画像130の投影を可能にする。
この場合の所定の画像処理の種類は、特に限定されないが、本実施形態では、投影画像のうち被写体120の顔140に投影される部分を透明化する画像処理が採用されている。
以下、このような。透明化の画像処理の概要について、上述した図2に加えて図3を参照して説明する。
図3は、図1の画像処理装置1が実行する透明化の画像処理の概要について説明する図である。
画像処理装置1のCPU11は、ユーザにより入力部17の投影開始ボタンが押下されると、投影部19がスクリーン110に対し投影画像130を通常に投影するように制御する。この場合、上述したように、スクリーン110の手前に人物たる被写体120が存在すると(図2(1)参照)、スクリーン110に投影された投影画像130のうち、被写体120及びその周囲に投影された部分(特に顔140部分)が、当該被写体120の顔140の形状に合わせて歪んでしまう(図2(2)参照)。
そこで、画像処理装置1のCPU11は、投影画像130内の歪んでいる部分(即ち、被写体120の顔140に投影されている部分)を特定すべく、図2(1)に示す状態で、図2(2)の様子を撮像部18に撮像させる。即ち、画像処理装置1のCPU11は、撮影が指示されると、投影画像130が通常に投影されているスクリーン110の手前に被写体120が存在する状態で、スクリーン110の投影面全体(即ち、スクリーン110に投影された投影画像130全体)が画角に入るように撮像部18に撮像させる。
このような撮像部18による撮像の結果、図3(1)に示す撮像画像g1(静止画g1)が得られる。この図3(1)に示す撮像画像g1には、投影画像130が投影された被写体120の像120g(以下、「被写体像120g」と呼ぶ)と、投影画像130が投影されたスクリーン110の像130g(以下、「スクリーン像130g」と呼ぶ)とが含まれている。被写体像120gの顔領域においては、投影画像130が被写体120の形状に合わせて歪んでいる様子が写し出される。従って、この時点で撮像された撮像画像g1は、特に被写体像120gの顔領域が不鮮明な状態で撮像されている。
そこで、画像処理装置1のCPU11は、図3(2)に示すように、撮像画像g1のデータに対し顔特徴点解析を施すことにより、被写体像120gの顔領域140gを検出する。
次に、画像処理装置1のCPU11は、図3(3)に示すように、検出した顔領域140gのみが透明(例えば画素値0)となり、それ以外が黒等の一定色となる画像g2(以下、「顔検出画像g2」と呼ぶ)のデータを生成する。
そして、画像処理装置1のCPU11は、顔検出画像g2のデータと、投影画像g3(これまでの投影画像130(図2参照)と同一の画像g3)のデータとを合成することによって、図3(4)に示す合成画像g4のデータを生成する。即ち、合成画像g4とは、投影画像130のうち、顔領域140gのみが透明化されたものである。
このようにして、投影画像g3(投影画像130と同一の画像g3)に対して、検出した顔領域140gを透明化する画像処理が実行される。
図4は、図2と対比する図であって、投影対象の一例であるスクリーン110の手前、即ち、スクリーン110と画像処理装置1との間に被写体120が存在する状態で、画像処理装置1が、顔領域140gが透明化された投影画像g4をスクリーン110に投影した状態を示す図である。
図4(1)は、図2(1)と同一の図であって、スクリーン110の手前に被写体120が存在する環境で、画像処理装置1の投影部19により、顔領域140gが透明化された投影画像g4(図3(4)参照)が投影されたスクリーン110が、画像処理装置1の撮像部18により撮像される様子を示している。
この場合、図4(2)に示すように、スクリーン110に対して投影画像g4が投影されると、被写体120の顔140には透明な部分が投影される(単に投影部19の光源の光が照射される)ので、図2(2)のような歪みは生ぜず、その結果、このような状態で撮像部18により撮像が行われると、鮮明さが際立った投影画像130が投影されたスクリーン110と、その手前に存在する被写体120とが写る撮像画像が得られる。
以上図2乃至図4を参照して説明した、画像処理装置1により実行される一連の処理を、「投影制御処理」と呼ぶ。
即ち、投影制御処理とは、ユーザにより入力部17の投影開始ボタンが押下されたことにより画像処理装置1の動作モードが投影状態に変更されたことを契機として開始される、次のような一連の処理をいう。
即ち、画像処理装置1は、先ず、投影画像を投影対象に投影する。この場合、投影対象の手前には被写体が存在することを前提とする。画像処理装置1は、被写体及び投影対象を撮像することによって、前処理用の撮像画像(静止画像)のデータを得る。次に、画像処理装置1は、前処理用の撮像画像のデータに対して、被写体の顔領域の検出処理を施す。そして、画像処理装置1は、検出された顔領域の情報に基づいて、投影画像のうち被写体の顔に投射される領域(以下、「投影画像の顔領域」と呼ぶ)を透明化する画像処理を実行する。画像処理装置1は、画像処理実行後の投影画像、即ち顔領域が透明化された投影画像を、投影対象に投影する。画像処理装置1は、被写体及び投影対象を撮像し、その結果得られる記録用の撮像画像(静止画像)のデータをリムーバブルメディア31等に記録させる。このような一連の処理が、投影制御処理である。
ここで、顔領域の検出処理の手法は、特に限定されないが、例えば、各学習テンプレートに基づいて、ニューラルネットワーク(NN)、アダブースト(AdaBoost)、サポートベクターマシン(SVM)と呼ばれるアルゴリズムに従って顔領域を推定して検出する手法を採用することができる。
ニューラルネットワーク(NN:Neural network)、アダブースト(AdaBoost)、サポートベクターマシン(SVM:Support vector machine)、による顔検出処理は、公知の技術であるため、本実施形態では、詳細な説明については省略する。
図5は、図1の画像処理装置1の機能的構成のうち、このような投影制御処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
CPU11においては、投影制御処理の実行が制御される場合、投影制御部41と、撮像制御部42と、画像取得部43と、被写体検出部44と、判別部45と、投影画像処理部46と、が機能する。
なお、図5は例示であり、画像処理装置1にGA(Graphics Accelerator)等の画像処理専用のハードウェアを備えて、CPU11の機能の少なくとも一部を当該ハードウェアに委譲してもよい。
また、記憶部20は、上述したように、複数の被写体を判別するための複数の判別画像を含む判別画像テーブルを記憶している。
ここで、図6を参照して、記憶部20に記憶されている判別画像テーブルについて説明する。図6は、記憶部20に記憶されている判別画像テーブルの表示例を示している。
判別画像テーブルには、判別の対象となるn個の判別画像201−1、201−2、201−3、201−4、201−5、・・・201−nの各データと、これらの判別画像に付された優先度と、これらの判別画像に対する画像処理のON(発揮状態)又はOFF(非発揮状態)を示す判別設定フラグと、が対応付けられて記憶されている。以下、複数の判別画像201−1、201−2、201−3、201−4、201−5、・・・201―nを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて、「判別画像201」と単に称する。
「判別画像201」とは、撮像部18により撮像された撮像画像(前処理用の撮像画像)に含まれる被写体の顔を判別するために用いられる、予め既知の人物の顔を含む画像をいう。
「優先度」とは、撮像部18により撮像された撮像画像から複数の被写体の形状(顔領域)が検出された場合、複数の被写体のうち何れの被写体を透明化の画像処理の対象とするのかについてか、又は、何れの被写体から透明化の画像処理の対象に設定するのかについて決定するための順位である。優先度は、1〜5まで設定され、優先度「5」が最高位であり、優先度が下がっていく(「1」に近づいていく)に従って、画像処理の対象になる順位が低くなる。例えば、撮像画像に優先度「3」の判別画像201−1に含まれる顔領域と類似する顔領域を有する被写体Aが存在したとする。なお、以下、判別画像に含まれる顔領域と類似する顔領域を有する被写体を、単に「判別画像に類似する被写体」と表現する。また、撮像画像に、優先度「5」の判別画像201−4に類似する被写体Bが存在したとする。この場合について、各々の判別画像201−1,201−4に対応する判別フラグがONである場合について考える。この場合、CPU11は、撮像画像に含まれる2つの被写体のうち、優先度「5」の被写体Bを、透明化の画像処理の対象に設定する。
ユーザは、入力部17を操作して、画像処理装置1の処理モードを切り替えることによって、各優先度の情報及び判別設定フラグの情報を任意に変更することができる。
図5に戻り、投影制御部41は、入力される画像信号(投影対象の画像のデータ)に応じた投影画像を、投影部19からスクリーン110等の投影対象に投影させる制御を実行する。また、投影制御部41は、後述の投影画像処理部46により画像処理が行われた後においては、投影画像処理部46により画像処理が行われた投影画像を、投影部19から投影対象に投影させる制御を実行する。
撮像制御部42は、投影制御部41の制御により投影画像130が投影された投影対象(及びその手前に存在する被写体)を撮像部18に撮像させる制御を実行する。
画像取得部43は、撮像制御部42の制御により撮像部18により撮像された撮像画像であって、投影部19により投影画像が投影されているスクリーン110等の投影対象及びその手前に位置する被写体とが含まれる撮像画像を取得する。画像取得部43は、取得した撮像画像のデータを被写体検出部44へ供給する。
被写体検出部44は、撮像制御部42の制御により撮像された撮像画像のデータから、スクリーン110の手前に位置する被写体の形状を検出する。具体的には、被写体検出部44は、撮像画像のデータに対して顔特徴点解析を施すことにより、被写体の顔領域を検出する。
この場合、被写体検出部44は、投影制御部41により投影された投影画像と、撮像制御部42により撮像された撮像画像とで画像が異なる領域を被写体120(図4参照)の形状として検出する。具体的には、被写体検出部44は、投影画像と撮影画像とを、ブロック(小領域)単位でパターンマッチングして、マッチしないブロックの集合体の形状を、撮像画像の被写体の形状として検出する。これにより、被写体検出部44は、投影画像と撮像画像とを区別して、撮像画像のデータの被写体に対して顔特徴点解析を施すことができる。
また、被写体検出部44は、投影部19からの1のオブジェクト(例えば、スクリーン110や、被写体120等)までの距離の情報に基づいて、投影部19からスクリーン110までの距離が短い対象を被写体120の形状として検出する。被写体検出部44は、1のオブジェクト(例えば、スクリーン110や、被写体120等)に対する各焦点距離を用いて、各オブジェクトまでの距離の情報として予測演算する。これにより、被写体検出部44は、投影画像と撮像画像とを区別して、撮像画像のデータの被写体に対して顔特徴点解析を施すことができる。被写体検出部44は、検出した被写体120(図3参照)の顔領域140g(図3参照)の情報を判別部45及び投影画像処理部46へ供給する。
判別部45は、撮像制御部42の制御により撮像された撮像画像のデータを比較対象として設定すると共に、記憶部20の判別画像テーブルに記憶されている判別画像のデータを比較相手として設定して、比較対象と比較相手との各被写体が略一致するか否かを判別する。判別部45は、判別結果を投影画像処理部46へ通知する。
投影画像処理部46は、判別部45により比較対象と比較相手との各被写体が略一致すると判別された場合に、投影画像の被写体の顔領域を透明化させる画像処理を、当該投影画像のデータに対して施す。そして、投影画像処理部46により顔領域が透明化された投影画像が、スクリーン等の投影対象に投影される。
次に、図7を参照して、このような図5の機能的構成の画像処理装置1が実行する投影制御処理について説明する。
図7は、図5の機能的構成を有する図1の画像処理装置1が実行する投影制御処理の流れを説明するフローチャートである。
投影制御処理は、ユーザにより入力部17の投影開始ボタンが押下されたことにより画像処理装置1の動作モードが投影状態に変更されたことを契機として開始され、次のような処理が繰り返し実行される。
ステップS11において、投影制御部41は、スクリーン110に投影画像を投影させる制御を実行する。この処理において投影される投影画像130は、まだ透明化されていないため、図2(2)に示すように、被写体120及びその周囲に投影された部分(特に顔140)が歪んで表示されている。
ステップS12において、撮像制御部42は、入力部17のシャッタボタンが押下されたか否かを判定する。この処理では、撮像制御部42は、シャッタボタンが押下されたか否かを判定することで、ユーザが撮像画像(静止画)を撮像したいと所望しているか否かを判定する。シャッタボタンが押下されていない場合には、ステップS12においてNOであると判定されて、処理はステップS12に戻る。即ち、シャッタボタンが押下されるまでの間、ステップS12の処理が繰り返し実行され、投影制御処理は待機状態となる。シャッタボタンが押下された場合には、ステップS12においてYESであると判定されて、処理はステップS13に進む。
ステップS13において、撮像制御部42は、投影制御部41により投影された投影画像130(静止画)を撮像する制御を実行する。この処理において撮像される撮像画像は、前処理用の撮像画像のデータとして取得される。
ステップS14において、被写体検出部44は、ステップS13において撮像された前処理用の撮像画像のデータに対する顔特徴点解析に基づいて被写体の顔領域を検出する。
ステップS15において、判別部45は、ステップS13において撮像した撮像画像に含まれる被写体が、記憶部20に記憶されている被写体と略一致するか否かを判定する。この処理では、判別部45は、撮像部18により撮像された投影画像に含まれる被写体が、記憶部20に記憶されている判別画像テーブルの各判別画像201に含まれる被写体と略一致するか否かを判定する。撮像画像に含まれる被写体が、記憶部20に記憶されている被写体と略一致していないと判定した場合には、ステップS15においてNOであると判定されて、処理はステップS17に進む。これに対し、撮像画像に含まれる被写体が、記憶部20に記憶されている被写体と略一致していると判定した場合には、ステップS15においてYESであると判定されて、処理はステップS16に進む。
ステップS16において、投影画像処理部46は、投影画像の顔領域を透明化する画像処理を行う。
この処理では、投影画像処理部46は、投影画像のうち、ステップS15において略一致したと判定された被写体の顔領域140gを透明化させる画像処理を、当該投影画像のデータに対して施す。そして、投影制御部41は、投影画像処理部46により顔領域140gが透明化された投影画像が、スクリーン110等の投影対象に投影される。
ステップS17において、撮像制御部42は、ステップS16において透明化され、投影制御部41により投影された投影画像130(静止画)を撮像する制御を実行する。この処理では、撮像制御部42は、ステップS16において透明化された投影画像130(静止画)が撮像される。
ステップS18において、撮像制御部42は、ステップS17において撮像された撮像画像のデータをリムーバブルメディア31に記録する。
ステップS19において、投影制御部41は、投影制御処理の終了指示を受け付けたか否かを判定する。終了指示を受け付けていない場合には、ステップS19においてNOであると判定されて、処理はステップS12に戻る。即ち、終了指示を受け付けるまでの間ステップS12乃至S19の処理が繰り返し行われる。これに対し、終了指示を受け付けた場合には、ステップS19においてYESであると判定されて、投影制御処理は終了となる。
以上説明したように、本実施形態の画像処理装置1は、投影制御部41と、画像取得部43と、被写体検出部44と、判別部45と、投影画像処理部46と、を備える。投影制御部41は、入力される画像信号に応じた投影画像を投影部19によりスクリーン110等の投影対象に向けて投影させる制御を実行する。画像取得部43は、撮像部18により撮像された画像であって、投影部19により投影画像130が投影されているスクリーン110等の投影対象と、撮像部18からみてスクリーン110等の投影対象より手前に位置する被写体120とが含まれる画像を取得する。被写体検出部44は、撮像部18により撮像された撮像画像から、被写体120の領域を検出する。投影画像処理部46は、被写体検出部44により検出された被写体120の領域に対して所定の画像処理を、投影部19により投影される投影画像130を対象に行う。
これにより、被写体120(特に顔領域140g)に対し投影される投影画像130に対し画像処理が行われることから、スクリーン110等の投影対象の手前に位置する被写体120の存在に関わらず鮮明な投影画像130を投影することができる。
さらに、画像処理装置1の投影画像処理部46は、投影画像中の被写体の領域に対する所定領域(顔領域140g)については、前記入力される画像信号に応じた画像を投影しない透明化の画像処理を行う。
これにより、被写体120(特に顔140)に対し投影される投影画像130に対し透明化の画像処理が行われることから、スクリーン110等の投影対象の手前に位置する被写体120の存在に関わらず鮮明な投影画像130を投影することができる。
さらに、画像処理装置1の被写体検出部44は、投影部19からスクリーン110等の投影対象までの距離が短い対象を被写体120の形状として検出する。
これにより、投影画像処理部46は、スクリーン110等の投影対象の手前に被写体120が存在している場合であっても、投影画像130に含まれるオブジェクトと、スクリーン110の手前に存在する被写体120と、を区別して画像処理を行うことができる。したがって、スクリーン110等の投影対象の手前に位置する被写体120の存在に関わらず鮮明な投影画像130を投影することができる。
さらに、画像処理装置1の被写体検出部44は、投影制御部41により投影される投影画像130と撮像画像とで画像が異なる領域を被写体の形状として検出する。
これにより、投影画像処理部46は、スクリーン110等の投影対象の手前に被写体120が存在している場合であっても、投影画像130に含まれるオブジェクトと、撮像画像に含まれるスクリーン110の手前に存在する被写体120と、を区別して画像処理を行うことができる。したがって、スクリーン110等の投影対象の手前に位置する被写体120の存在に関わらず鮮明な投影画像130を投影することができる。
さらに、画像処理装置1は、記憶部20と、判別部45と、をさらに備えることができる。この場合、記憶部20は、被写体120を特定する判別画像201を含む判別画像テーブルを記憶する。判別部45は、撮像部18により撮像される撮像画像に含まれる被写体120と、記憶部20に記憶されている被写体120を特定する判別画像201に含まれる被写体とが略一致するか否かを判別する。
そして、投影画像処理部46は、判別部45により略一致すると判別された場合に、投影画像130中の該当領域(顔領域140g)の画像を透明化する画像処理を行う。
これにより、ユーザは、スクリーン110等の投影対象の手前に存在する被写体120の種別に応じて画像処理を行うか否かを決定することができる。したがって、スクリーン110等の投影対象の手前に位置する被写体120のうち、所望する被写体120の存在に関わらず鮮明な投影画像130を投影することができる。
さらに、画像処理装置1の記憶部20に含まれる判別画像テーブルは、被写体120を特定する判別画像に関連付けて優先度を記憶する。そして、投影画像処理部46は、被写体検出部44により該被写体の形状が複数検出された場合に、優先度に応じて各該当領域(顔領域140g)の投影画像の透明度を可変する画像処理を実行する。
これにより、ユーザは、スクリーン110等の投影対象の手前に存在する被写体120の優先度を予め設定することにより、画像処理を行うか否かを予め決定することができる。したがって、スクリーン110等の投影対象の手前に位置する被写体120のうち、所望する被写体120の存在に関わらず鮮明な投影画像130を投影することができる。
さらに、画像処理装置1は、判別部45をさらに備える。判別部45は、撮像画像の被写体120が投影画像の一部と略一致するか否かを判別する。そして、被写体検出部44は、判別部45により被写体120が投影画像130の一部と略一致すると判別された場合に、撮像画像から該被写体120の形状(特に、顔領域140g)を検出する。
これにより、ユーザは、スクリーン110等の投影対象の手前に存在する被写体120の画像を予め設定することにより、画像処理を行うか否かを予め決定することができる。したがって、スクリーン110等の投影対象の手前に位置する被写体120のうち、所望する被写体120の存在に関わらず鮮明な投影画像130を投影することができる。
さらに、画像処理装置1の画像取得部43は、投影画像処理部46により画像処理が行われた投影画像が投影されたスクリーン110等の投影対象を被写体が撮像された画像と共に取得する。
これにより、被写体120に対し投影される画像処理が行われた投影画像130を取得することから、スクリーン110等の投影対象の手前に位置する被写体120の存在に関わらず鮮明な投影画像130を取得することができる。
さらに、画像処理装置1は、撮像制御部42と、投影部19と、撮像部18と、をさらに備える。撮像制御部42は、投影部19により投影画像が投影されている投影対象と、被写体と、を撮像部18により撮像させる制御を実行する。投影部19は、投影制御部41により制御されてスクリーン110等の投影対象に投影画像を投影する。撮像部18は、撮像制御部42により制御されて投影対象及び被写体を撮像する。
これにより、スクリーン110等の投影対象の手前に位置する被写体120の存在に関わらず投影された投影画像130を撮像することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上述の実施形態では、被写体検出部44は、撮像制御部42により撮像された撮像画像に対し顔特徴点解析を行うことにより被写体120の顔領域140gの検出を行っているがこれに限られるものではない。例えば、被写体検出部44は、撮像制御部42による撮像画像が動画像である場合に、被写体を追尾することで該被写体の形状を検出することができる。これにより、静止画だけではなく、動画に対しても不鮮明な動画を綺麗な動画として撮像することができる。
上述の実施形態では、被写体検出部44は、各オブジェクトに対する各焦点距離に基づいて各オブジェクトまでの距離の情報を予測演算しているがこれに限られるものではない。例えば、被写体検出部44は、超音波やレーザ等を用いた測距センサを用いて、各オブジェクトまでの距離の情報に基づいて各オブジェクトまでの距離の情報として演算予測することができる。これにより、焦点距離では測定できない環境下においても適切に各オブジェクトまでの焦点距離を測定することができる。
上述の実施形態では、投影画像処理部46は、投影制御部41により投影される投影画像中の被写体を透明化する画像処理を行っているがこれに限られるものではない。例えば、投影画像処理部46は、投影制御部41により投影される画像中の所定領域(特に顔領域140g)の画像を色つきの半透明化する画像処理を行うことができる。これにより、画像処理が行われている対象を明確に把握することができる。
上述の実施形態では、投影画像処理部46は、投影制御部41により投影される画像中の被写体の顔領域の画像を透明化する画像処理を行っているがこれに限られるものではない。例えば、投影画像処理部46は、投影制御部41により投影される画像中の被写体の全部の領域を透明化する画像処理を行うことができる。
また、上述の実施形態では、投影画像処理部46は、投影画像の顔領域を透明化する画像処理を行っているがこれに限られるものではない。
例えば、投影画像処理部46は、被写体検出部44により該被写体の形状が検出された場合に、投影制御部41により投影される投影画像中の顔や体等の該当領域の画像を記憶部20に記憶されている被写体の画像に置き換える画像処理を行うことができる。
この場合、記憶部20には、被写体を特定する画像に該被写体の画像と置き換えるための複数の置換画像を含む置換画像テーブルを判別画像テーブルとは別にさらに記憶する。置換画像テーブルには、置換の対象となるm個の置換画像(図示せず)が記憶されている。
この場合、投影画像処理部46は、撮像画像のうち略一致したと判定された被写体の顔領域140gを認識する。次に、投影画像処理部46は、投影画像のうち、認識した顔領域140gに相当する領域の画像を、置換画像テーブルに記憶されている置換画像に置き換えた画像のデータを生成する。これにより、投影画像処理部46は、投影画像の顔領域を置換画像に置き換える処理を行うことができる。そして、投影制御部41は、投影画像処理部46により顔領域140gに相当する領域の画像を置換画像に置き換えた画像を投影画像としてスクリーン110に投影する。これにより、投影画像130が不鮮明である場合であっても、予め記憶部20に記憶された置換画像に置き換えられるため、鮮明な投影画像130を投影することができる。
また、上述の実施形態では、撮像制御部42は、シャッタボタンが押下されたこと(ステップS12)を契機として、投影画像130(静止画)を前処理用の撮像画像のデータとして撮像する制御を実行している(ステップS13)がこれに限られるものではない。例えば、撮像制御部42は、ステップS13において、ユーザの入力部17の操作に基づき前処理用の撮像指示が行われたことを契機として、投影画像130(静止画)を前処理用の撮像画像のデータとして撮像する制御を実行することができる。この場合、撮像制御部42は、ステップS17において、入力部17のシャッタボタンが押下されたことを契機として、透明化された投影画像130(静止画)を撮像する制御を実行することができる。
また、上述の実施形態では、本発明が適用される画像処理装置1は、デジタルカメラを例として説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、撮像機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図5の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が画像処理装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図1のリムーバブルメディア31により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア31は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図1のROM12や、図1の記憶部20に含まれるハードディスク等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
入力される画像信号に応じた投影画像を投影手段により投影対象に向けて投影させる制御を実行する投影制御手段と、
撮像手段により撮像された画像であって、前記投影手段により投影画像が投影されている前記投影対象と、前記投影手段からみて前記投影対象より手前に位置する被写体とが含まれる画像を取得する画像取得手段と、
前記撮像手段により撮像された撮像画像から、前記被写体の領域を検出する被写体検出手段と、
前記被写体検出手段により検出された被写体の領域に対して所定の画像処理を、前記投影手段により投影される投影画像を対象に行う投影画像処理手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
[付記2]
前記投影画像処理手段は、前記投影画像中の前記被写体の領域に対する所定領域については、前記入力される画像信号に応じた画像を投影しない透明化の画像処理を行う
ことを特徴とする付記1に記載の画像処理装置。
[付記3]
前記投影画像処理手段は、前記投影画像中の前記所定領域の画像を色つき半透明化とする画像処理を行う
ことを特徴とする付記2に記載の画像処理装置。
[付記4]
前記被写体検出手段は、前記投影手段から前記投影対象までの距離が短い対象を被写体の形状として検出する
ことを特徴とする付記1に記載の画像処理装置。
[付記5]
前記被写体検出手段は、前記投影画像と前記撮像画像とで画像が異なる領域を被写体の形状として検出する
ことを特徴とする付記1に記載の画像処理装置。
[付記6]
被写体を特定する画像を記憶する記憶手段と、
前記撮像画像に含まれる被写体と、前記記憶手段に記憶されている前記画像に含まれる被写体とが略一致するか否かを判別する判別手段と、
をさらに備え、
前記投影画像処理手段は、前記判別手段により略一致すると判別された場合に、前記投影画像中の前記該当領域の画像を透明化する画像処理を行う
ことを特徴とする付記1、4又は5のうち何れか1つに記載の画像処理装置。
[付記7]
前記記憶手段は、前記被写体を特定する画像に関連する該被写体の画像をさらに記憶し、
前記投影画像処理手段は、前記被写体検出手段により該被写体の形状が検出された場合に、前記投影制御手段により投影される画像中の該当領域の画像を、前記記憶手段に記憶されている前記被写体の画像に置き換える
ことを特徴とする付記6に記載の画像処理装置。
[付記8]
前記記憶手段は、前記被写体を特定する画像に関連付けて優先度をさらに記憶し、
前記投影画像処理手段は、前記被写体検出手段により該被写体の形状が複数検出された場合に、前記優先度に応じて各該当領域の画像の透明度を可変する画像処理を実行する
ことを特徴とする付記6に記載の画像処理装置。
[付記9]
前記撮像画像の前記被写体が前記投影画像の一部と略一致するか否かを判別する判別手段をさらに備え、
前記被写体検出手段は、前記判別手段により前記被写体が前記投影画像の一部と略一致すると判別された場合に、前記撮像画像から該被写体の形状を検出する
ことを特徴とする付記1、2、3又は5のうち何れか1つに記載の画像処理装置。
[付記10]
前記画像取得手段は、前記投影画像処理手段により画像処理が行われた投影画像が投影された前記投影対象を前記被写体が撮像された画像と共に取得する
ことを特徴とする付記1乃至9のうち何れか1つに記載の画像処理装置。
[付記11]
前記被写体検出手段は、前記撮像画像が動画像である場合に、前記被写体を追尾することで該被写体の形状を検出する
ことを特徴とする付記10に記載の画像処理装置。
[付記12]
前記投影手段により投影画像が投影されている前記投影対象と、前記被写体と、を前記撮像手段により撮像させる制御を実行する撮像制御手段と、
前記投影制御手段により制御されて前記投影対象に前記投影画像を投影する投影手段と、
前記撮像制御手段により制御されて前記投影対象及び前記被写体を撮像する撮像手段と、
を備えることを特徴とする付記1乃至11のうち何れか1つに記載の画像処理装置。
[付記13]
所定の画像処理を行う投影画像処理手段が実行する画像処理方法であって、
入力される画像信号に応じた投影画像を投影手段により投影対象に向けて投影させる制御を実行する投影制御ステップと、
撮像手段により撮像された画像であって、前記投影手段により投影画像が投影されている前記投影対象と、前記投影手段からみて前記投影対象より手前に位置する被写体とが含まれる画像を取得する画像取得ステップと、
前記撮像手段により撮像された撮像画像から、前記被写体の領域を検出する被写体検出ステップと、
前記被写体検出ステップにより検出された被写体の領域に対して所定の画像処理を、前記投影手段により投影される投影画像を対象に行う投影画像処理ステップと、
を含むことを特徴とする画像処理方法。
[付記14]
所定の画像処理を行う投影画像処理手段が実行するコンピュータに、
入力される画像信号に応じた投影画像を投影手段により投影対象に向けて投影させる制御を実行する投影制御手段と、
撮像手段により撮像された画像であって、前記投影手段により投影画像が投影されている前記投影対象と、前記投影手段からみて前記投影対象より手前に位置する被写体とが含まれる画像を取得する画像取得手段と、
前記撮像手段により撮像された撮像画像から、前記被写体の領域を検出する被写体検出手段と、
前記被写体検出手段により検出された被写体の領域に対して所定の画像処理を、前記投影手段により投影される投影画像を対象に行う投影画像処理手段と、
を実行させることを特徴とするプログラム。
1・・・画像処理装置11・・・CPU、12・・・ROM、13・・・RAM、14・・・バス、15・・・入出力インターフェース、16・・・出力部、17・・・入力部、18・・・撮像部、19・・・投影部、20・・・記憶部、21・・・通信部、22・・・ドライブ、31・・・リムーバブルメディア、41・・・投影制御部、42・・・撮像制御部、43・・・画像取得部、44・・・被写体検出部、45・・・判別部、46・・・投影画像処理部

Claims (14)

  1. 入力される画像信号に応じた投影画像を投影手段により投影対象に向けて投影させる制御を実行する投影制御手段と、
    撮像手段により撮像された画像であって、前記投影手段により投影画像が投影されている前記投影対象と、前記投影手段からみて前記投影対象より手前に位置する被写体とが含まれる画像を取得する画像取得手段と、
    前記撮像手段により撮像された撮像画像から、前記被写体の領域を検出する被写体検出手段と、
    前記被写体検出手段により検出された被写体の領域に対して所定の画像処理を、前記投影手段により投影される投影画像を対象に行う投影画像処理手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記投影画像処理手段は、前記投影画像中の前記被写体の領域に対する所定領域については、前記入力される画像信号に応じた画像を投影しない透明化の画像処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記投影画像処理手段は、前記投影画像中の前記所定領域の画像を色つき半透明化とする画像処理を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記被写体検出手段は、前記投影手段から前記投影対象までの距離が短い対象を被写体の形状として検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記被写体検出手段は、前記投影画像と前記撮像画像とで画像が異なる領域を被写体の形状として検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 被写体を特定する画像を記憶する記憶手段と、
    前記撮像画像に含まれる被写体と、前記記憶手段に記憶されている前記画像に含まれる被写体とが略一致するか否かを判別する判別手段と、
    をさらに備え、
    前記投影画像処理手段は、前記判別手段により略一致すると判別された場合に、前記投影画像中の前記該当領域の画像を透明化する画像処理を行う
    ことを特徴とする請求項1、4又は5のうち何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記記憶手段は、前記被写体を特定する画像に関連する該被写体の画像をさらに記憶し、
    前記投影画像処理手段は、前記被写体検出手段により該被写体の形状が検出された場合に、前記投影制御手段により投影される画像中の該当領域の画像を、前記記憶手段に記憶されている前記被写体の画像に置き換える
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記記憶手段は、前記被写体を特定する画像に関連付けて優先度をさらに記憶し、
    前記投影画像処理手段は、前記被写体検出手段により該被写体の形状が複数検出された場合に、前記優先度に応じて各該当領域の画像の透明度を可変する画像処理を実行する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  9. 前記撮像画像の前記被写体が前記投影画像の一部と略一致するか否かを判別する判別手段をさらに備え、
    前記被写体検出手段は、前記判別手段により前記被写体が前記投影画像の一部と略一致すると判別された場合に、前記撮像画像から該被写体の形状を検出する
    ことを特徴とする請求項1、2、3又は5のうち何れか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記画像取得手段は、前記投影画像処理手段により画像処理が行われた投影画像が投影された前記投影対象を前記被写体が撮像された画像と共に取得する
    ことを特徴とする請求項1乃至9のうち何れか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記被写体検出手段は、前記撮像画像が動画像である場合に、前記被写体を追尾することで該被写体の形状を検出する
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記投影手段により投影画像が投影されている前記投影対象と、前記被写体と、を前記撮像手段により撮像させる制御を実行する撮像制御手段と、
    前記投影制御手段により制御されて前記投影対象に前記投影画像を投影する投影手段と、
    前記撮像制御手段により制御されて前記投影対象及び前記被写体を撮像する撮像手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至11のうち何れか1項に記載の画像処理装置。
  13. 所定の画像処理を行う投影画像処理手段が実行する画像処理方法であって、
    入力される画像信号に応じた投影画像を投影手段により投影対象に向けて投影させる制御を実行する投影制御ステップと、
    撮像手段により撮像された画像であって、前記投影手段により投影画像が投影されている前記投影対象と、前記投影手段からみて前記投影対象より手前に位置する被写体とが含まれる画像を取得する画像取得ステップと、
    前記撮像手段により撮像された撮像画像から、前記被写体の領域を検出する被写体検出ステップと、
    前記被写体検出ステップにより検出された被写体の領域に対して所定の画像処理を、前記投影手段により投影される投影画像を対象に行う投影画像処理ステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  14. 所定の画像処理を行う投影画像処理手段が実行するコンピュータに、
    入力される画像信号に応じた投影画像を投影手段により投影対象に向けて投影させる制御を実行する投影制御手段と、
    撮像手段により撮像された画像であって、前記投影手段により投影画像が投影されている前記投影対象と、前記投影手段からみて前記投影対象より手前に位置する被写体とが含まれる画像を取得する画像取得手段と、
    前記撮像手段により撮像された撮像画像から、前記被写体の領域を検出する被写体検出手段と、
    前記被写体検出手段により検出された被写体の領域に対して所定の画像処理を、前記投影手段により投影される投影画像を対象に行う投影画像処理手段と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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