JP2014035457A - 光ファイバの接続機構およびその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】空孔構造光ファイバにも適用可能な、非液体の屈折率整合剤を用いた低損失で簡便かつ安価な光ファイバの突き合わせ接続技術を提供すること。
【解決手段】調心部材11に固定された光ファイバ1の接続端と接する位置に非液体の屈折率整合剤3を配置するとともに、把持部材12に把持された光ファイバ2の接続端を挿入し、把持部材12を移動させて光ファイバ2を撓ませ、その撓みによる押圧力Pによって光ファイバ2の接続端が屈折率整合剤3を介して光ファイバ1の接続端に押し付けられた状態で光ファイバ1および2を固定する。この際、屈折率整合剤3の硬さHを良好な接続損失となるのに必要な撓み幅Lの関数として制御するとともに、所望の押圧力が得られる撓むファイバ長Lfを撓み幅Lの関数として制御し、または曲げ損失が0.1dB以下となる撓むファイバ長Lfを撓み幅Lの関数として制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は光ファイバの接続技術、具体的には光ファイバの撓みによる押圧力を利用し、通常のシングルモード光ファイバ(SMF)だけでなく空孔構造光ファイバにも適用可能な、非液体の屈折率整合剤を用いた光ファイバの突き合わせ接続技術に関する。
光ファイバの接続技術の一つであるオイル状、即ち液体状の屈折率整合剤を用いたメカニカルスプライス、現場組立コネクタ、外被把持スプライス等は、光ファイバの簡便かつ安価な接続を可能とする。また、非液体の屈折率整合剤を用いることにより、空孔構造光ファイバの突き合わせ接続も実現できることが知られている(非特許文献1参照)。
なお、「非液体」とは、液体や気体のように流動性や柔軟性は有するが、定形性を有しないものは排除することを意味し、具体的にはゴム状やゲル状の固体を意味する。
前述した液体状の屈折率整合剤を用いたメカニカルスプライス、現場組立コネクタ、外被把持スプライスでは、光ファイバの撓みによる押圧力を利用した突き合わせ接続を行っているので、非液体の屈折率整合剤を適用する場合、屈折率整合剤の硬さによっては押圧力の不足による、接続しようとする2本の光ファイバ同士の端面間隔の増加に起因した接続特性の劣化が懸念される。
本発明はこのような背景を鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、非液体の屈折率整合剤の硬さに応じた、良好な接続特性を実現する押圧力が得られる光ファイバの撓みを明らかにし、空孔構造光ファイバにも適用可能な簡易な接続機構および接続方法を提供することにある。
本発明では、前記目的を達成するため、光ファイバの長手方向に対する長さ、即ち厚さが140μm〜160μmで且つ硬さ(ショアE)が0より大で17以下である非液体の屈折率整合剤を介して、光ファイバの突き合わせ時に光ファイバを撓ませ、光ファイバの撓み幅Lが14.03mm以上25.75mm以下で且つ撓むファイバの長さLfが14.03mm以上28.19mm以下とする接続治具を用いて適切な押圧力を得て、曲げ損失を低減させ、空孔構造光ファイバにも適用可能な良好な接続特性を実現する簡易な光ファイバの接続機構および接続方法を提供する。
本発明によれば、光ファイバを適切に撓ませることで、非液体の屈折率整合剤を変形させるのに十分な押圧力を獲得し、曲げ損失を低減させ、空孔構造光ファイバにも適用可能で、簡易に液体状の屈折率整合剤で得られるのと同程度の接続損失を得ることができるといった効果を奏する。
具体的には、光ファイバを撓ませた状態で光ファイバの撓み幅Lが14.03mm以上25.75mm以下で且つ撓むファイバの長さLfが14.03mm以上28.19mm以下となる接続治具を用いて、厚さが140μm〜160μmで且つ硬さがショアEで0〜17である、空孔構造光ファイバにも適用可能な非液体の屈折率整合剤を変形させ、液体状と同程度の接続損失を得ることができるといった効果を発揮する。
本発明の光ファイバの接続機構における接続状態のモデルを示す模式図である。 複数の撓むファイバ長Lfに対する撓み幅Lと押圧力Pの関係を示すグラフである。 撓みによる押圧力Pのモデル式より近似した値と測定値との差分が10%以内となる撓み幅Lと撓むファイバ長Lfの関係を示すグラフである。 複数の撓むファイバ長Lfに対する撓み幅Lと曲げ損失の関係を示すグラフである。 曲げ損失が0.1dB以下となる撓み幅Lと撓むファイバ長Lfの関係を示すグラフである。 撓み幅Lに対する外被把持スプライスの接続損失の関係を示すグラフである。 端面間隔と接続損失の関係を示すグラフである。 端面間隔と接続損失の関係を示すグラフである。 端面間隔と接続損失の関係を示すグラフである。 接続損失が0.4dB以下となる撓み幅Lと屈折率整合剤の硬さの関係を示すグラフである。 本発明の光ファイバの接続機構の第1の実施の形態を示す一部断面構成図である。 本発明の光ファイバの接続機構の第2の実施の形態を示す一部断面構成図である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の光ファイバの接続機構における接続状態のモデルを示すもので、図中、1,2は接続しようとする2本の光ファイバ、3は非液体の屈折率整合剤、11は調心部材、12は把持部材である。
ここで、調心部材11は、メカニカルスプライスの機構を利用して2本の光ファイバを調心した状態で突き合わせ接続可能なものであり、光ファイバ1は予め調心部材11に少なくともその長手方向について固定されているものとする。また、把持部材12は、光ファイバ2を着脱自在に把持可能なものである。
そして、本発明における接続作業は、楔(図示せず)等により開放状態とされた調心部材11に対して、光ファイバ1の接続端と接する位置に屈折率整合剤3を配置するとともに、把持部材12に把持された光ファイバ2の接続端を挿入し、調心部材11および把持部材12を互いに接近するように相対的に移動させて光ファイバ2を撓ませ、その撓みによる押圧力Pによって光ファイバ2の接続端が屈折率整合剤3を介して光ファイバ1の接続端に押し付けられた状態で、前記楔等を外して調心部材11を閉じ、光ファイバ1および光ファイバ2を固定することにより行われる。なお、光ファイバ2は、実際には把持部材12の右側にも延びているが、図面では省略した。
本発明では、固定時の調心部材11と把持部材12との間隔を「撓み幅L」と呼び、撓み幅Lの間隔内に撓んだ状態で把持される光ファイバ2の全長(言い換えれば光ファイバ2が撓む前の状態における調心部材11と把持部材12との間隔)を「撓むファイバ長Lf」と呼ぶものとするが、撓み幅Lを調節することにより押圧力を変える(短くなればなるほど押圧力は高まる)ものとする。
図2に複数の撓むファイバ長Lfに対する、撓み幅Lと押圧力Pの関係を検討した結果を示す。図中のプロットは測定値を、また、実線は各撓むファイバ長Lfに対する最大の撓み幅Lにおける押圧力Pの測定値を、撓みによる押圧力Pのモデル式より近似した値をそれぞれ示す(非特許文献2参照)。撓み幅Lを短くすると押圧力Pが増加することが分かる。また、各撓むファイバ長Lfに対し、撓み幅Lが短くなるにつれ、実線からの測定値の差分が大きくなっていることが分かる。これは、撓み曲線の接線と軸線のなす撓み角θが、近似条件を超えて増大したことにより理論値とのずれが生じたと考えられる(非特許文献3参照)。
そこで、実線と測定値との差分が実線の10%以内を許容できる割合と設定し、撓み幅Lと撓むファイバ長Lfの関係を求めた。図3にその結果を示す。図中のプロットは図2より読み取った値を、また、実線は近似直線を、さらにまた、破線は光ファイバ2が撓み始める境界線をそれぞれ表す。図中の実線と破線で囲まれた領域は所望の押圧力Pを得る撓み幅Lと撓むファイバ長Lfを示す。図より撓み幅Lが短くなる程、撓むファイバ長Lfは小さくなり、かつ同じ撓み幅Lに対する撓むファイバ長Lfの最大値と最小値の差が小さくなることが分かる。
また、実線と破線で囲まれた領域は
L<Lf≦1.1519L−0.7649 (1)
の関係式で表せる。
以上は、接続後に光ファイバの撓みを解放する接続機構についてであるが、接続後に光ファイバの撓みを維持する接続機構では、撓むファイバ長Lfが一定値で撓み幅Lを短くすると、光ファイバが曲がり、曲げ損失が増大する。図4に複数の撓むファイバ長Lfに対する撓み幅Lと曲げ損失の測定値を示す。図より、各撓むファイバ長Lfに対し、撓み幅Lが短くなるにつれ、曲げ損失が大きく増加していることが分かる。
そこで、許容できる曲げ損失値を0.1dBと設定し、0.1dB以下となる撓み幅Lと撓むファイバ長Lfの関係を求めた。図5にその結果を示す。図中のプロットは図4の最大値の平滑線と曲げ損失0.1dBの交点の値を、また、実線は近似直線を、さらにまた、破線は光ファイバが撓み始める境界線をそれぞれ表す。図の実線と破線で囲まれた領域は曲げ損失が0.1dB以下となる撓み幅Lと撓むファイバ長Lfである。図より撓み幅Lが短くなる程、撓むファイバ長Lfは小さくなり、かつ同じ撓み幅Lに対する撓むファイバ長Lfの最大値と最小値の差が小さくなることが分かる。
また、実線と破線で囲まれた領域は
L<Lf≦1.1653L−1.8195 (2)
の関係式で表せる。
続いて、所望の押圧力Pが得られ、曲げ損失が0.1dB以下となる図3と図5の領域内の撓むファイバ長Lfと撓み幅Lを用いて、撓み幅Lを変化させ、外被把持スプライスの接続損失を測定した。図6にその結果を示す。用いた屈折率整合剤は、従来の液体(オイル状)、硬さがショアEの9である非液体、硬さがショアEの17である非液体の3種類である。図より非液体の場合、撓み幅Lが短くなるにつれ、接続損失が減少していることが分かる。さらに、硬さが柔らかい方がより長い撓み幅Lにおいて接続損失が減少していることが分かる。また、液体の場合、撓み幅Lによらず、接続損失がほぼ一定値となっていることが分かる。
接続後に各サンプルの光ファイバの端面間隔(間隙)を測定した。複数の撓み幅Lに対する端面間隔と接続損失の関係を、図7、図8、図9に示す。各図中の実線は理論値を、また、プロットは測定値をそれぞれ示す。図より測定値は理論値と良く一致し、端面間隔が減少するにつれて接続損失が減少していることが分かる。また、非液体の場合、撓み幅Lが短くなるにつれ、端面間隔が減少しており、液体の場合、撓み幅Lによらず端面間隔が小さいことが分かる。図6、図7〜9より、非液体の場合、撓み幅Lが短くなると押圧力Pが増加し、屈折率整合剤が潰れて光ファイバの端面間隔が減少したために接続損失が減少し、液体の場合、押圧力Pによらず、光ファイバの端面間隔が十分に低減されており、接続損失が低いと考えられる。
さらに、図6より、許容できる接続損失値を0.4dBと設定し、0.4dB以下となる撓み幅Lと屈折率整合剤の硬さHの関係を求めた。図10にその結果を示す。図中のプロットは図6の接続損失の最大値の平滑線と接続損失0.4dBの交点の値を、また、実線は近似式をそれぞれ示す。ここで、液体状の屈折率整合剤では硬さHは0で、押圧力Pによらず低損失となることから、0.01N以上あれば端面間隔は十分低減できるとし、撓み幅50mm以下で接続損失が0.4dB以下となるとした。図の実線以下の領域において接続損失が0.4dB以下となる。図より、硬さHが小さくなるにつれて、撓み幅Lの最大値は大きくなっていることが分かる。
また、実線と破線で囲まれた領域は
H≦(−95779L2+209513100)/(23514L2+2095131) (3)
の関係式で表せる。
以上、図3、図5、図10より、屈折率整合剤の硬さHに応じて、接続損失が0.4dB以下となる必要な撓み幅Lが決定され、その撓み幅Lにおいて、所望の押圧力が得られ、曲げ損失が0.1dB以下となる撓むファイバ長Lfの範囲が決定される。さらに、撓むファイバ長Lfの交差を0.5mmまで許容できるとすると、図5より撓み幅Lと撓むファイバ長Lfの最小値はそれぞれ14.03mm、14.03mmとなる。また、現在使用されている外被把持スプライスの寸法を許容できる最大の大きさとすると、撓み幅Lと撓むファイバ長Lfの最大値はそれぞれ25.75mm、28.19mmとなる。
図11は本発明の光ファイバの接続機構の第1の実施の形態、ここでは接続後に光ファイバの撓みを解放する接続機構の例を示すもので、図中、図1と同一構成部分は同一符号をもって表す。即ち、1,2は2本の光ファイバ、3は非液体の屈折率整合剤、11は調心部材、12は把持部材、13はベース部材、14はスペーサであり、この際、調心部材11、把持部材12、ベース部材13およびスペーサ14により接続治具10が構成される。
ここで、ベース部材13は、調心部材11を固定的に保持するとともに、把持部材12を光ファイバの長手方向にスライド自在に保持可能なものである。また、スペーサ14は、把持部材12に取り付けられた所定の撓み幅Lと同じ長さを有するもので、調心部材11と把持部材12との間隔が前記撓み幅L以下とならないように規制する手段を構成する。
そして、接続治具10を用いた、本実施の形態における接続作業は、まず、ベース部材13の一端に調心部材11を固定するとともに、調心部材11との間隔が所定の撓むファイバ長Lfと等しくなる位置に把持部材12を配置する。次に、楔(図示せず)等により調心部材11を開放状態として、光ファイバ1の接続端と接する位置に屈折率整合剤3を配置し、光ファイバ2を真っ直ぐの状態で調心部材11に挿入し、その接続端の端面が屈折率整合剤3に突き当たった瞬間に光ファイバ2を把持部材12に把持させる。図11(a)はこのときの状態を上から見たようすを示している。なお、図示しないが、光ファイバ2は実際には把持部材13の右側にも延びている。
次に、光ファイバ2を把持したまま把持部材13を調心部材11の方向へ、スペーサ14が調心部材11に当接するまでスライド移動させて押し込むことにより光ファイバ2を撓ませる。図11(b)はこのときの状態を側方から見たようすを示している(なお、光ファイバ2の撓みは明確化のため、実際より誇張して描いている。)。
このとき、光ファイバ2の撓みによる押圧力Pによって、光ファイバ2の接続端が屈折率整合剤3を介して光ファイバ1の接続端に押し付けられた状態となり、この状態で前記楔等を外して調心部材11を閉じ、光ファイバ1および光ファイバ2を固定する。
その後、把持部材12の把持状態を解放し、ベース部材13に対する調心部材11の固定状態を解くことによって、調心部材11によって接続された光ファイバ1および2が取り外される。
なお、スペーサ14は、調心部材11側に取り付けても良く、また、合計の長さが撓み幅Lとなる2つのスペーサをそれぞれ、調心部材11と把持部材12の両方に取り付けても良い。
図12は本発明の光ファイバの接続機構の第2の実施の形態、ここでは接続後に光ファイバの撓みを維持する接続機構の例、即ち調心部材11に挿入して撓ませた光ファイバ2を、当該調心部材11を閉じて光ファイバ1と接続した後も、そのままの状態で保持するようにした例を示す。図中、15はベース部材13の、調心部材11からの距離が撓み幅Lに把持部材12の長さを加えた位置に当該把持部材12のスライド方向と直交する方向に移動可能に取り付けられたストッパである。また、調心部材11、把持部材12、ベース部材13、スペーサ14およびストッパ15により接続治具10aが構成される。
ここで、ストッパ15は当初、破線の位置に保持されるが、調心部材11を閉じて光ファイバ1および2が接続された後、実線の位置に移動され、把持部材12をスライド不能とすることによって光ファイバ2を撓ませた状態で保持する。
なお、この場合、調心部材11はベース部材13に固定されたまま、また、把持部材12の把持状態も解放されることなく、そのままの状態とされたまま、つまり光ファイバ1および2は接続治具10aに取り付けられたまま用いられることになる。その他の構成・作用は第1の実施の形態の場合と同様である。
接続後に光ファイバの撓みを維持する第2の実施の形態の場合は、図5の条件が必要となるが、接続後に光ファイバの撓みを開放する第1の実施の形態の場合は、曲げ損失が生じないので、図5の条件は必要なく、図3、図10の条件を適用できる。
さらに、撓むファイバ長Lfの交差を0.5mmまで許容できるとすると、図3より撓み幅Lと撓むファイバ長Lfの最小値はそれぞれ、8.33mm、8.33mmとなる。また、現在使用されている外被把持スプライスの寸法を許容できる最大の大きさとすると、撓み幅Lと撓むファイバ長Lfの最大値はそれぞれ、25.75mm、28.90mmとなる。
1,2:2本の光ファイバ、3:非液体の屈折率整合剤、10,10a:接続治具、11:調心部材、12:把持部材、13:ベース部材、14:スペーサ、15:ストッパ。
K. Saito, R. Koyama, Y. Abe, K. Nakajima, and T. Kurashima, "Optimum mechanical splice conditions for fiber with hole-assisted structure," in Proceedings of Optical Fiber Communication Conference and Exposition (OFC), NThB5, (2010). 阿部,木原,小林,松井,淺川,長瀬,冨田,"ファイバ端面研磨が不要な現場組立PCコネクタの検討,"信総大,B-13-14,2008. 岩谷, 岡田, 川嶋, 吹田, 中山, 平野, 福井, 村上, 「基礎材料力学」, 初版, 槇書店, 1996.

Claims (6)

  1. 接続しようとする2本の光ファイバのうちの一方の光ファイバが固定された調心部材に対して、把持部材に把持された他方の光ファイバを挿入し、前記調心部材と前記把持部材との間隔をその間の前記他方の光ファイバの全長よりも短い状態とすることにより当該他方の光ファイバを撓ませ、前記2本の光ファイバの端面間にその撓みによる押圧力が加わった状態で前記2本の光ファイバを前記調心部材に固定することにより接続する光ファイバの接続機構であって、
    前記2本の光ファイバの端面間に介在させる非液体の屈折率整合剤を具備するとともに、
    固定時の前記調心部材と前記把持部材との間隔である撓み幅L(mm)と、前記撓み幅Lの間隔内に撓んだ状態で把持される他方の光ファイバの全長である撓むファイバ長Lf(mm)とが前記屈折率整合剤の硬さをH(ショアE)として、
    L<Lf≦1.1519L−0.7649
    H≦(−95779L2+209513100)/(23514L2+2095131)
    の関係を満たすように、前記2本の光ファイバを突き合わせる接続治具を具備し、
    前記接続治具を用いて、前記調心部材との間隔が前記撓むファイバ長Lfと等しくなる位置に配置された前記把持部材に、先端が前記調心部材に挿入されその端面が前記非液体の屈折率整合剤に突き当たった状態の他方の光ファイバを把持させ、当該把持部材と調心部材とを相対的に接近する方向に移動させてその間の間隔を前記撓み幅Lとし、その状態で前記2本の光ファイバを前記調心部材に固定し、その後、前記調心部材と前記把持部材との間隔または前記把持部材の他方の光ファイバに対する把持状態を自由状態にする
    ことを特徴とする光ファイバの接続機構。
  2. 前記接続治具は、
    2本の光ファイバを調心した状態で屈折率整合剤を介して突き合わせ接続可能な調心部材と、
    前記他方の光ファイバを把持する把持部材と、
    前記調心部材を固定的に保持し、前記把持部材を光ファイバの長手方向にスライド自在に保持するベース部材と、
    前記把持部材または前記調心部材に取り付けられた前記撓み幅Lと同じ長さを有するスペーサとからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバの接続機構。
  3. 接続しようとする2本の光ファイバのうちの一方の光ファイバが固定された調心部材に対して、把持部材に把持された他方の光ファイバを挿入し、前記調心部材と前記把持部材との間隔をその間の前記他方の光ファイバの全長よりも短い状態とすることにより当該他方の光ファイバを撓ませ、前記2本の光ファイバの端面間にその撓みによる押圧力が加わった状態で前記2本の光ファイバを前記調心部材に固定することにより接続する光ファイバの接続機構であって、
    前記2本の光ファイバの端面間に介在させる非液体の屈折率整合剤を具備するとともに、
    固定時の前記調心部材と前記把持部材との間隔である撓み幅L(mm)と、前記撓み幅Lの間隔内に撓んだ状態で把持される他方の光ファイバの全長である撓むファイバ長Lf(mm)とが前記屈折率整合剤の硬さをH(ショアE)として、
    L<Lf≦1.1653L−1.8195
    H≦(−95779L2+209513100)/(23514L2+2095131)
    の関係を満たすように、前記2本の光ファイバを突き合わせる接続治具を具備し、
    前記接続治具を用いて、前記調心部材との間隔が前記撓むファイバ長Lfと等しくなる位置に配置された前記把持部材に、先端が前記調心部材に挿入されその端面が前記非液体の屈折率整合剤に突き当たった状態の他方の光ファイバを把持させ、当該把持部材と調心部材とを相対的に接近する方向に移動させてその間の間隔を前記撓み幅Lとし、その状態で前記2本の光ファイバを前記調心部材に固定し、前記調心部材と前記把持部材との間隔および前記把持部材の他方の光ファイバに対する把持状態をそのままの状態にする
    ことを特徴とする光ファイバの接続機構。
  4. 前記接続治具は、
    2本の光ファイバを調心した状態で屈折率整合剤を介して突き合わせ接続可能な調心部材と、
    前記他方の光ファイバを把持する把持部材と、
    前記調心部材を固定的に保持し、前記把持部材を光ファイバの長手方向にスライド自在に保持するベース部材と、
    前記把持部材または前記調心部材に取り付けられた前記撓み幅Lと同じ長さを有するスペーサと、
    把持部材をベース部材に対して移動不能に固定するストッパとからなる
    ことを特徴とする請求項3に記載の光ファイバの接続機構。
  5. 接続しようとする2本の光ファイバのうちの一方の光ファイバが固定された調心部材に対して、把持部材に把持された他方の光ファイバを挿入し、前記調心部材と前記把持部材との間隔をその間の前記他方の光ファイバの全長よりも短い状態とすることにより当該他方の光ファイバを撓ませ、前記2本の光ファイバの端面間にその撓みによる押圧力が加わった状態で前記2本の光ファイバを前記調心部材に固定することにより接続する光ファイバの接続方法であって、
    非液体の屈折率整合剤を前記2本の光ファイバの端面間に介在させるとともに、
    固定時の前記調心部材と前記把持部材との間隔である撓み幅L(mm)と、前記撓み幅Lの間隔内に撓んだ状態で把持される他方の光ファイバの全長である撓むファイバ長Lf(mm)とが前記屈折率整合剤の硬さをH(ショアE)として、
    L<Lf≦1.1519L−0.7649
    H≦(−95779L2+209513100)/(23514L2+2095131)
    の関係を満たすように、前記2本の光ファイバを突き合わせる接続治具を用いて、前記調心部材との間隔が前記撓むファイバ長Lfと等しくなる位置に配置された前記把持部材に、先端が前記調心部材に挿入されその端面が前記非液体の屈折率整合剤に突き当たった状態の他方の光ファイバを把持させ、当該把持部材と調心部材とを相対的に接近する方向に移動させてその間の間隔を前記撓み幅Lとし、その状態で前記2本の光ファイバを前記調心部材に固定し、その後、前記調心部材と前記把持部材との間隔または前記把持部材の他方の光ファイバに対する把持状態を自由状態にする
    ことを特徴とする光ファイバの接続方法。
  6. 接続しようとする2本の光ファイバのうちの一方の光ファイバが固定された調心部材に対して、把持部材に把持された他方の光ファイバを挿入し、前記調心部材と前記把持部材との間隔をその間の前記他方の光ファイバの全長よりも短い状態とすることにより当該他方の光ファイバを撓ませ、前記2本の光ファイバの端面間にその撓みによる押圧力が加わった状態で前記2本の光ファイバを前記調心部材に固定することにより接続する光ファイバの接続方法であって、
    非液体の屈折率整合剤を前記2本の光ファイバの端面間に介在させるとともに、
    固定時の前記調心部材と前記把持部材との間隔である撓み幅L(mm)と、前記撓み幅Lの間隔内に撓んだ状態で把持される他方の光ファイバの全長である撓むファイバ長Lf(mm)とが前記屈折率整合剤の硬さをH(ショアE)として、
    L<Lf≦1.1653L−1.8195
    H≦(−95779L2+209513100)/(23514L2+2095131)
    の関係を満たすように、前記2本の光ファイバを突き合わせる接続治具を用いて、前記調心部材との間隔が前記撓むファイバ長Lfと等しくなる位置に配置された前記把持部材に、先端が前記調心部材に挿入されその端面が前記非液体の屈折率整合剤に突き当たった状態の他方の光ファイバを把持させ、当該把持部材と調心部材とを相対的に接近する方向に移動させてその間の間隔を前記撓み幅Lとし、その状態で前記2本の光ファイバを前記調心部材に固定し、前記調心部材と前記把持部材との間隔および前記把持部材の他方の光ファイバに対する把持状態をそのままの状態にする
    ことを特徴とする光ファイバの接続方法。
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