WO2024111125A1 - 光ファイバ位置調整装置及び光ファイバ位置調整方法 - Google Patents

光ファイバ位置調整装置及び光ファイバ位置調整方法 Download PDF

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一貴 納戸
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Abstract

光ファイバ位置調整装置(40)は、第1光ファイバ(10)の側面(15)に形成された第1研磨面(14)と第2光ファイバ(20)の側面(25)に形成された第2研磨面(24)が互いに摺動可能に接触した状態で互いに重ね合わされ、第1光ファイバ(10)を保持する第1保持部(41)及び第2光ファイバ(20)を保持する第2保持部(42)と、第2光ファイバ(20)に沿った第1方向と交差する第2方向に第2保持部(42)を移動させる第1駆動部(58)、及び、第2方向の反対方向から第1保持部(41)に接触する第1ストッパ部(59)を含む位置調整部(45)と、第2光ファイバ(20)に入射する試験光(80)を生成する光源(43)と、第2光ファイバ(20)を通過した試験光(80)の強度を測定する光強度測定部(44)とを備える。

Description

光ファイバ位置調整装置及び光ファイバ位置調整方法
 本開示は、光ファイバ位置調整装置及び光ファイバ位置調整方法に関する。
 道路の拡幅工事などの種々の工事に伴う光ファイバのルート変更などにより、屋外に敷設されている光ファイバを一時的に切断することがある。しかしながら、光ファイバを切断すると通信サービスが一時的に停止してしまうため、光ファイバを切断することなく当該光ファイバの経路を分岐させる或いは他の経路と合流させる技術が求められている。非特許文献1、2は、この技術の関連文献であり、光ファイバの側面研磨法について検討している。
植松卓威、納戸一貴、飯田裕之、廣田栄伸、片山和典、"光ファイバ側面研磨を用いたインサービス光分岐に関する検討"、電子情報通信学会技術研究報告、vol. 121, no. 332, OFT 2021-61, pp. 32-35, Jan. 2022. 植松卓威、廣田栄伸、飯田裕之、海老根崇、真鍋哲也、"側面研磨法を用いた光分岐の基礎検討"、電子情報通信学会技術研究報告、vol. 119, no. 223, OFT 2019-36, pp. 23-26, Oct. 2019.
 説明の便宜上、ネットワークに既に敷設された光ファイバを現用光ファイバと称する。また、現用光ファイバに新たに接続される光ファイバを分岐ファイバと称する。現用光ファイバは、共同溝や架空線などのネットワークを構築する設備に敷設されている。敷設場所は屋内、屋外の何れでもよい。また、現用光ファイバは、ネットワークの光通信に既に使用されていてもよく、敷設された状態で使用されていなくてもよい。
 ネットワークに既に敷設された光ファイバは、十分に引き出すことが困難である。従って、現用光ファイバに対して非特許文献1の技術を適用して光ファイバ分岐を構築する場合、光ファイバ側面の研磨作業は、電柱上の高所やマンホール内の狭所などの作業空間が限られた場所で行うことが多くなる。このような場所での分岐作業は作業者の負担を増大させやすい。
 本開示は上述の事情を鑑みて成されたものであり、光ファイバの分岐又は合流作業における作業者の負担を軽減することが可能な光ファイバ位置調整装置及び光ファイバ位置調整方法の提供を目的とする。
 本開示の一態様に係る光ファイバ位置調整装置は、第1光ファイバの側面に形成された第1研磨面と第2光ファイバの側面に形成された第2研磨面が互いに摺動可能に接触した状態で互いに重ね合わされ、前記第1光ファイバを保持する第1保持部及び前記第2光ファイバを保持する第2保持部と、前記第2光ファイバに沿った第1方向と交差する第2方向に前記第2保持部を移動させる第1駆動部、及び、前記第2方向の反対方向から前記第1保持部に接触する第1ストッパ部を含む位置調整部と、前記第2光ファイバに入射する試験光を生成する光源と、前記第2光ファイバを通過した前記試験光の強度を測定する光強度測定部とを備える。
 本開示の一態様に係る光ファイバ位置調整方法は、第1研磨面を側面に有する第1光ファイバを保持する第1保持部と、第2研磨面を側面に有する第2光ファイバを保持する第2保持部とを、前記第1研磨面と前記第2研磨面が互いに摺動可能に接触した状態で重ね合わせ、前記第2光ファイバを通過した光の強度を測定しつつ、前記第2光ファイバに沿った第1方向と交差する第2方向の反対方向からのストッパとの接触によって前記第1保持部の回転と前記第2方向への移動とを規制しながら、前記第2方向に沿って、前記第2研磨面が前記第1研磨面に接近するように、前記第2保持部を移動させ、前記第2保持部の移動によって前記強度が所定値に達したとき前記第2保持部の移動を停止させることを含む。
 本開示によれば、光ファイバの分岐又は合流作業における作業者の負担を軽減することが可能な光ファイバ位置調整方法および光ファイバ位置調整装置を提供することができる。
図1は、本開示の実施形態に係る光ファイバ分岐の一例を示す断面図である。 図2Aは、研磨装置の一例を示す斜視図である。 図2Bは、図2Aに示す保持部の断面図である。 図3Aは、本実施形態に係る光ファイバ位置調整装置の構成を示すブロック図である。 図3Bは、図3Aに示す制御部の構成を示すブロック図である。 図3Cは、本実施形態に係る光ファイバ位置調整装置の構成の概略図である。 図4Aは、第1実施形態に係る操作部の上面図である。 図4Bは、図4Aに示す操作部の側面図である。 図5は、初期状態における2つの研磨面とその周辺を示す断面図である。 図6は、第1実施形態に係る光ファイバ位置調整方法の処理の一例を示すフローチャートである。 図7Aは、第2実施形態に係る操作部の上面図である。 図7Bは、図7Aに示す操作部の正面図である。 図8Aは、第3実施形態に係る操作部の上面図である。 図8Bは、図8Aに示す操作部の正面図である。
 以下、本開示の実施形態に係る光ファイバ位置調整装置および光ファイバ位置調整方法について説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
 上述の通り、説明の便宜上、ネットワークに既に敷設された光ファイバを現用光ファイバと称することがある。現用光ファイバは、共同溝や架空線などのネットワークを構築する設備に敷設されている。敷設場所は屋内、屋外の何れでもよい。現用光ファイバは、ネットワークの光通信に既に使用されていてもよく、敷設された状態で使用されていなくてもよい。また、現用光ファイバに新たに接続される光ファイバを分岐ファイバと称することがある。分岐ファイバは現用光ファイバが構築した方路(伝送路)から分岐する又は当該方路に合流する方路を構築する光ファイバである。
 また、説明の便宜上、互いに直交するX方向(第2方向)、Y方向、Z方向(第1方向)を定義する。X方向及びZ方向は例えば水平方向であり、本実施形態に係る2つの保持部41、42のうちの一方に向けてその他方が接近する方向である。Y方向は例えば鉛直方向であり、2つの保持部41、42の配列方向である。また、Z方向は、2本の光ファイバ10、20に沿った方向(長手方向)、各保持部41(42)に形成されるV溝34(図2B参照)の延伸方向でもある。
 まず、本開示の各実施形態に係る光ファイバ分岐1について説明する。光ファイバ分岐1は、1本の光ファイバを伝播する光を2本の光ファイバに分岐する、或いは2本の光ファイバを伝播する光を1本の光ファイバに合流させる、所謂光ファイバカプラである。図1は、光ファイバ分岐1の断面図である。図1に示すように、光ファイバ分岐1は、光ファイバ(第1光ファイバ)10と、光ファイバ(第2光ファイバ)20とを備えている。なお、図1に示す断面図は、光ファイバ10の中心軸10aと光ファイバ20の中心軸20aを含んでいる。
 光ファイバ10は、例えば上述の現用光ファイバであり、ネットワーク(図示せず)に既に敷設されている。光ファイバ10は、コア(第1コア)11と、クラッド(第1クラッド)12と、被覆(第1被覆)13とを備えている。光ファイバ10は、シングルモード光ファイバ又はマルチモード光ファイバである。
 光ファイバ20は、例えば上述の分岐ファイバであり、ネットワーク(図示せず)の追加経路として光ファイバ10に新たに接続する。光ファイバ20は、コア(第2コア)21と、クラッド(第2クラッド)22と、被覆(第2被覆)23とを備えている。光ファイバ20も、シングルモード光ファイバ又はマルチモード光ファイバである。
 光ファイバ10は、研磨面(第1研磨面)14を側面15に有する。研磨面14は、側面15の研磨によって形成される。この研磨加工は、例えば後述の研磨装置30(図2A及び図2B参照)によって遂行することができる。この研磨加工により、研磨面14において被覆13が除去され、クラッド12の一部が残存する。ここで、研磨面14からコア11までのクラッド12の厚さの最小値を、残存クラッド厚(第1残存クラッド厚)dlvと定義する(図5参照)。
 光ファイバ10と同様に、光ファイバ20は、研磨面(第2研磨面)24を側面25に有する。研磨面24は、側面25の研磨によって形成される。この研磨加工も、例えば後述の研磨装置30によって遂行することができる。この研磨加工により、研磨面24において被覆23が除去され、クラッド22の一部が残存する。ここで、研磨面24からコア21までのクラッド22の厚さの最小値を、残存クラッド厚(第2残存クラッド厚)dbrと定義する。
 光ファイバ10は、少なくとも研磨面14を含む部分において曲率半径(第1曲率半径)Rlvで曲げられつつ、Z方向に延伸している。研磨面14は、曲率半径Rlvで曲げられた状態に置かれた光ファイバ10の側面15への研磨によって形成される。従って、光ファイバ10が曲率半径Rlvで曲げられた状態で、研磨面14は、光ファイバ10の長手方向に延びる楕円状の平面を形成する。
 光ファイバ20は、少なくとも研磨面24を含む部分において曲率半径(第2曲率半径)Rbrで曲げられつつ、Z方向に延伸している。研磨面24は、曲率半径Rbrで曲げられた状態に置かれた光ファイバ20の側面25への研磨によって形成される。従って、光ファイバ20が曲率半径Rbrで曲げられた状態で、研磨面24は、光ファイバ20の長手方向に延びる楕円状の平面を形成する。
 なお、研磨面14と研磨面24の間には、屈折率整合剤(図示せず)が介在している。屈折率整合剤は粘性を持つ液状でもよく、変形可能な固形状でもよい。屈折率整合剤の屈折率は、クラッド12及びクラッド22の各屈折率よりも小さい。これにより挿入損失の増加が抑制される。
 研磨面14と研磨面24は屈折率整合剤(図示せず)を介して互いに接触する。従って、コア11とコア21は、コア間隔d(図5参照)を置いて互いに位置することになる。コア間隔dは、コア11とコア21の間隔であり、その最小値は、クラッド12の残存クラッド厚dlvと、クラッド22の残存クラッド厚dbrと、屈折率整合剤(図示せず)の厚さの総和である。
 コア間隔dを十分に小さくすることにより、コア11とコア21の間のエバネッセント結合が得られる。即ち、コア11とコア21は光学的に結合し、光ファイバ分岐1の機能である光の合波又は分波が可能となる。なお、コア11とコア21の間の結合効率はコア間隔dに依存する。また、100%の結合効率が得られるコア間隔dは光の波長に依存する。例えば、光の波長が1260nmのとき、100%の結合効率が得られるコア間隔dは2.6μm以下である。
 次に、研磨面14(24)の形成方法について説明する。図2Aは、研磨面14(24)の形成に用いる研磨装置30の一例を示す斜視図である。図2Bは、図2Aに示す保持部32の断面図である。図2Aに示すように、研磨装置30は、研磨台31と、保持部32とを備える。以下、研磨面14の形成を例に挙げて説明する。
 研磨台31は平坦な上面31aを有し、この上面31aには研磨シート33が載置される。保持部32は第1方向に延伸する直方体の形状を有する。保持部32は、研磨台31の上面31aに対向する平面32aを有し、この平面32aには、半径Rで湾曲したV溝34が形成されている。半径Rは、曲率半径Rlvよりも僅かに小さい。なお、研磨台31及び保持部32の材質は、例えば光学的に透明なガラスである。
 図2Aに示すように、V溝34は、平面32aからの深さが平面32aの中央付近で最も浅くなるように形成されている。また、図2Bに示すように、このV溝34の最小深さは、クラッド12が残存クラッド厚dlvを有することができる値に設定される。
 研磨装置30を用いた光ファイバ10の研磨加工は、光ファイバ10に光ファイバ20を接続する現場で行われる。まず、研磨前の準備工程として、光ファイバ10からの漏洩光を測定する状態を準備する。具体的には、光ファイバ10にレーザ光(便宜上、伝播光と称する)が伝播している状態で光ファイバ10に曲げを付与し、曲げられた部分から漏洩するレーザ光(便宜上、漏洩光と称する)の強度を光強度計(図示せず)によって測定する。
 上述の通り、光ファイバ10は現用光ファイバである。従って、光ファイバ10を伝播する光は、そのネットワークを伝播する通信光81又は所定の光源を用いて導入された疑似的な通信光である。何れの場合も、通信に影響を与えない程度の損失が生じる曲げを光ファイバ10に付与し、曲げられた部分からの漏洩光の強度測定を、研磨が終了するまで行う。
 次に、保持部32のV溝34内に接着剤35(図5参照)を充填し、V溝34内に光ファイバ10を固定する。接着剤35が硬化し、光ファイバ10がV溝34に固定されると、光ファイバ10の側面15の一部が保持部32の平面32aから露出する(図2B参照)。
 次に、側面15の一部が保持部32の平面32aから露出した状態で、保持部32の平面32aを、研磨台31に載置した研磨シート33に対向させる。その後、保持部32の平面32aから露出した光ファイバ10の側面15を研磨シート33に押し当てて研磨する。
 側面15の研磨は、保持部32より下流側で曲げを付与した部分から漏洩する通信光81の強度を監視しながら行われる。研磨が進むと、研磨面がコア11に近づき(即ち残存クラッド厚dlvが減少し)、測定中の漏洩光の強度が徐々に減少する。そして、漏洩光の強度が所定の値に達したときに研磨を終了し、漏洩光を監視するために付与されていた曲げを解放する。これら一連の工程により研磨面14の形成が完了する。
 残存クラッド厚dbrを有する光ファイバ20の研磨面24も、上述した工程と同様の工程を経て形成される。但し、研磨面24は、曲率半径Rbrよりも僅かに小さい半径Rを持つV溝34が形成された保持部32を用いて形成される。研磨面24は、工場等の遠隔地で予め形成されてもよい。この場合、現場での加工よりも精密な加工が可能となる。
(第1実施形態)
 本開示の第1実施形態に係る光ファイバ位置調整装置40について説明する。説明の便宜上、光ファイバ位置調整装置40を単に位置調整装置40と称する。
 図3Aは、本実施形態に係る位置調整装置40の構成の一例を示すブロック図である。図3Bは、図3Aに示す制御部50の構成を示すブロック図である。図3Cは、位置調整装置40の構成の概略図である。図4Aは、位置調整装置40の上面図である。図4Bは、図4Aに示す位置調整装置40の側面図である。なお、図4A及び図4Bは、後述する光ファイバ位置調整方法の処理を実行する初期状態の保持部41と保持部42の配置を示している。
 図3Aに示すように、位置調整装置40は、保持部(第1保持部)41と、保持部(第2保持部)42と、光源43と、光強度測定部44と、位置調整部45とを備える。また、図3Cに示すように、保持部41は、光ファイバ10を保持した上述の保持部32がそのまま流用される。同様に、保持部42は、光ファイバ20を保持した上述の保持部32がそのまま流用される。即ち、保持部41は、曲率半径Rlvよりも僅かに小さい半径Rを持つV溝34が形成された保持部32であり、保持部42は、曲率半径Rbrよりも僅かに小さい半径Rを持つV溝34が形成された保持部32である。
 保持部41は、上述の研磨加工が終了した光ファイバ10を保持する。即ち、保持部41は、研磨面14が平面41a上に露出した光ファイバ10を保持する。平面41aはXZ平面に平行である。同様に、保持部42は、研磨面24が平面42a上に露出した光ファイバ10を保持する。平面42aもXZ平面に平行である。保持部41と保持部42は、研磨面14と研磨面24が互いに摺動可能に接触した状態で、対応する光ファイバを保持している。換言すれば、保持部41と保持部42は、それぞれの平面41a、42a(即ち、研磨面14と研磨面24)が互いに摺動可能に接触した状態でY方向に重なり合わされる。
 光源43は周知の構成を有するレーザ光源であり、光ファイバ20に入射する試験光80を生成する。試験光80は、光ファイバ20の両端のうちの何れに入射してもよい。例えば、光ファイバ10が現用光ファイバである場合、光源43は、光ファイバ分岐1を挟んで、光ファイバ10に接続する通信事業者側の光回線終端装置(ONU: Optical Network Unit)と反対側に位置する光ファイバ20(即ち、分岐ファイバ)の端部に接続する。なお、図3Aにおいて点線で示すように、光源43は制御部50によって制御されてもよい。
 加入者側の光回線終端装置が、光源43として利用されてもよい。加入者側の光回線終端装置は通常、屋内に設置され、商用電源からの電力供給を受けて動作している。この光回線終端装置を光源43として使用した場合、専用の光源を別途用意する必要が無い。つまり、位置調整装置40を小型化できる。
 光強度測定部44は所謂光強度計であり、光ファイバ20を通過した試験光80を受ける受光部46を含む。光強度測定部44は、受光部46が受けた試験光80の強度を測定(算出)し、その測定結果を制御部50に出力する。
 図3Aに示すように、位置調整部45は、操作部48Aと、操作部48Aを制御する制御部50とを含む。位置調整部45は、試験光80の強度が所定の目標値Prfに達するまで、保持部41(即ち、研磨面14)と保持部42(即ち、研磨面24)のうちの一方を、その他方に対して相対的に移動させる。ここで、所定の目標値Prfとは、光ファイバ分岐1に設定された光分岐率が得られたときに、光強度測定部44によって測定された試験光80の強度であり、後述する制御部50のストレージ53に予め記憶されている。
 図3Bに示すように、制御部50は、例えば汎用コンピュータである。制御部50としてのコンピュータは、CPU(Central Processing Unit、プロセッサ)51と、メモリ52と、ストレージ53(HDD: Hard Disk Drive, SSD: Solid State Drive)と、通信部54と、入力部55と、出力部56とを備える。メモリ52及びストレージ53は記憶装置である。このコンピュータにおいて、CPU51がメモリ52上にロードされた所定のプログラムを実行することにより、試験光80の強度測定、操作部48Aの制御などの位置調整装置40の諸機能が実現される。
 なお、制御部50によって実行されるプログラムは、USB (Universal Serial Bus)メモリ、CD (Compact Disc)、DVD (Digital Versatile Disc)などのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶されていてもよく、ネットワークを介して制御部50に配信されてもよい。コンピュータ読取り可能な記録媒体は、例えば非一時的な(non-transitory)記録媒体である。
 操作部48Aは、保持部41又は保持部42の位置を操作する。以下、位置調整部45の操作対象が保持部42である場合を例に挙げて説明する。図4Aに示すように、操作部48Aは、ガイド部57と、第1駆動部としてのリニアアクチュエータ58と、ストッパ(第1ストッパ部)59とを備える。
 ガイド部57は、保持部42をZ方向と交差する方向に移動可能に保持すると共に、保持部42のZ方向への移動とY方向周りの回転を規制する。Z方向と交差する方向とは、例えばX方向(第2方向)である。ガイド部57は、ステージ60(図4B参照)に形成され、X方向に沿って延伸するガイド溝61を有する。ガイド溝61の幅はZ方向に沿った保持部42の幅に略等しい。或いは、ガイド部57は、ステージ60に設けられ、X方向に延伸する一対の側壁でもよい。この場合も、一対の側壁の間隔は、保持部42の幅に略等しい。
 リニアアクチュエータ58は、例えば、モータとマイクロメータヘッドによって構成され、制御部50によって制御される。リニアアクチュエータ58の駆動軸58aはX方向に伸長し、ガイド溝61内に載置された保持部42をX方向に移動させる。
 ストッパ59は、Y方向から見て、保持部41及び保持部42を挟んでリニアアクチュエータ58と反対側に設けられ、X方向(第2方向)の反対方向から保持部41に接触する。ストッパ59は、Y方向及びZ方向に延伸する壁部62と、壁部62からX方向の反対方向に延伸する複数のピン63とを含む。
 図4Aに示すように、複数のピン63は、Z方向において保持部41と接触可能な範囲においてZ方向に間隔を置いて設けられる。また、図4Bに示すように、複数のピン63は、Y方向において保持部41と同じ高さに位置する。つまり、複数のピン63は壁部62から保持部41に向けて延伸している。ピン63の数は2つ以上である。但し、図4Aに示すように、Y方向から見て、複数のピン63は、リニアアクチュエータ58の駆動軸58aの中心軸58bに沿った両側に位置するように設けられる。
 リニアアクチュエータ58によって、保持部42がX方向に移動すると、保持部42上に載置された保持部41もX方向に移動する。保持部42が更にX方向に移動すると、保持部41が複数のピン63に接触し、保持部41の更なる移動が規制される。また、上述の通り、ピン63は駆動軸58aの中心軸58bの両側に設けられている。従って、複数のピン63との各接触点を中心とした複数のモーメントは略相殺され、保持部41のY方向周りの回転も規制される。
 次に、位置調整装置40による光ファイバ位置調整方法について説明する。図5は、初期状態における研磨面14及び研磨面24とその周辺を示す断面図である。図6は、本実施形態に係る光ファイバ位置調整方法の処理の一例を示すフローチャートである。
 以下、位置調整部45の操作対象が保持部42である場合を例に挙げて説明する。図4Bに示すように、初期状態として、ガイド部57には保持部42が載置され、保持部42には保持部41が載置される。保持部41と保持部42は、研磨面14と研磨面24が互いに摺動可能に接触した状態で、重なり合わされる(ステップS1)。なお、保持部41の平面41a又は保持部42平面42aに、屈折率整合剤(図示せず)が予め塗布されている。
 保持部41と保持部42を載置する際、図4Bに示すように、保持部42は保持部41よりもリニアアクチュエータ58に近接して配置される。従って、図5に示すように、研磨面24は研磨面14よりもリニアアクチュエータ58に近接する。なお、非特許文献2で述べている通り、研磨面同士がZ方向に数mmずれても光分岐率への影響が小さい。そのため、略同形である保持部42に保持部41を載置する際には、保持部41と保持部42の中央同士を合わせるなどの操作を行えばよい。
 次に、光源43によって予め設定された強度Pinをもつ試験光80を生成し、光強度測定部44を用いて光ファイバ20を通過した試験光80の強度を測定する(図3C参照)。光強度測定部44は、受光部46に入射した試験光80の強度Pthを制御部50に出力する。なお、光分岐率を評価する場合、1-(Pth/Pin)で表される数式を用いた結果から推定することができる。光強度測定部44による試験光80の強度測定は、保持部42の移動によって試験光80の強度が所定の目標値に達するまで継続する。なお、測定が行われている間、光ファイバ10には通信光81(図3C参照)が伝播していてもよく、伝播していなくてもよい。つまり、本実施形態に係る光ファイバ位置調整方法は、光ファイバ10を用いた光通信と干渉しない。
 次に、制御部50はリニアアクチュエータ58を操作し、保持部42をX方向に移動させる(ステップS2)。即ち、研磨面24が研磨面14に接近するように、保持部42を移動させる。保持部42が移動すると、保持部42に載置された保持部41も移動しようする。しかしながら、保持部41はストッパ59のピン63に接触し、X方向への更なる移動が規制される。このとき、保持部41はZ方向に沿った複数の箇所でピン63に接触する。従って、保持部41のY方向周りの回転も併せて規制される。即ち、保持部42が移動している間、保持部41は静止している。
 研磨面24は研磨面14に接近する間、制御部50は、試験光80強度Pthを光強度測定部44から取得し、強度Pthと所定の目標値Prfを比較する(ステップS3)。研磨面24は研磨面14に接近すると、コア間隔dは減少する。従って、光分岐率は増加する。つまり、保持部42がX方向に移動している間、試験光の強度Pthは徐々に減少する。
 強度Pthが、測定誤差を考慮しても目標値Prfより大きい場合(ステップS3においてNO)、制御部50は、所望の光分岐率が得られないと判断し、リニアアクチュエータ58による保持部42の移動を継続する。一方、強度Pthが目標値Prfに等しい場合(ステップS3においてYES)、制御部50は、所望の光分岐率が得られた判断し、保持部42の移動を停止する。
 保持部42の移動を停止した後、上述の光分岐率を維持したまま、保持部41と保持部42を接合する。例えば、保持部41の側面と保持部42の側面に接着剤または紫外線硬化樹脂を塗布して硬化させる。これにより、両者の相対移動が規制され、互いに固定される。なお、接着剤や紫外線硬化樹脂は、保持部41と保持部42の間に塗布してもよい。何れの場合も、保持部41と保持部42によって保持された光ファイバ分岐1(図1参照)が完成する。光ファイバ分岐1の完成後、互いに接合した保持部41と保持部42を残した状態で、位置調整装置40は回収される。
 このように、本実施形態に係る光ファイバ位置調整方法によれば、光ファイバ分岐1を製造する際に、保持部41に対して保持部42をX方向に移動するだけで、相互の位置合わせを終了させることができる。保持部42に必要な移動方向は1つであるため、光ファイバ位置調整装置を簡便な構成で構築することができる。従って、光ファイバ位置調整装置は小型化且つ軽量化し、その操作も簡便なものとなる。つまり、光ファイバの分岐又は合流作業における作業者の負担を軽減することができる。
 光ファイバ10が現用光ファイバである場合、光ファイバ10の研磨加工は光ファイバの分岐又は合流作業の現場で行われる一方、分岐ファイバである光ファイバ20の研磨加工は予め工場等の遠隔地で行うことができる。つまり、作業現場における光ファイバ20の研磨加工を省略できるので、作業者の負担を更に軽減することができる。
(第2実施形態)
 本開示の第2実施形態に係る光ファイバ位置調整装置40について説明する。後述の通り、本実施形態に係る光ファイバ位置調整装置40は、第1実施形態に係る操作部48AにZ方向の移動機構を付加することで構成できる。従って、第2実施形態の構成のうち、第1実施形態の構成と重複する構成については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
 図7Aは、第2実施形態に係る操作部48Bの上面図である。図7Bは、図7Aに示す操作部48Bの正面図である。これらの図に示すように、操作部48Bは、操作部48Aの構成に加えて、第2駆動部としてのリニアアクチュエータ65を備える。
 リニアアクチュエータ58と同じく、リニアアクチュエータ65も、例えば、モータとマイクロメータヘッドによって構成され、制御部50によって制御される。但し、リニアアクチュエータ58がY方向において保持部42と同じ高さに設置されるのに対して、リニアアクチュエータ65はY方向において保持部41と同じ高さに設置される。従って、リニアアクチュエータ65の駆動軸65aはZ方向に伸長し、保持部42上に載置された保持部41をZ方向に移動させる。
 光ファイバ分岐1における光分岐率の変化は、X方向に沿ったコア11とコア21の相対的な軸ずれ、及びZ方向に沿ったコア11とコア21の相対的な軸ずれの何れにおいても発生する。但し、非特許文献2に示されている通り、光分岐率の変化は、Z方向に沿った相対的な軸ずれよりも、X方向に沿った相対的な軸ずれに大きく依存している。即ち、光分岐率は、Z方向に沿った軸ずれよりも、X方向に沿って軸ずれの方が急激に変化する。従って、操作部48Aの移動分解能次第ではあるが、X方向に沿った保持部42の位置調整だけでは、光分岐率の微調整が困難な場合が考えられる。
 そこで、Z方向に沿った軸ずれによる光分岐率の変化が緩慢な点に着目し、本実施形態では、リニアアクチュエータ58による保持部42の位置調整を粗調整、リニアアクチュエータ65による保持部41の位置調整を微調整として捉え、これらの調整を併用する。例えば、リニアアクチュエータ58を用いて、図6のステップS1~S3に示すX方向に沿った保持部42の位置調整を行い、強度Pthを目標値Prfに近付ける。その後、強度Pthが目標値Prfに達するまでリニアアクチュエータ65を用いてZ方向に沿った保持部41の位置調整を行う。具体的には次の処理を実行する。
 まず、リニアアクチュエータ58によって保持部42の位置調整を行う。この場合、図6に示すステップS1~S3の処理を実行する。即ち、制御部50はリニアアクチュエータ58を操作して、保持部42をX方向に移動させつつ、試験光80の強度Pthを監視する。但し、ステップS3では強度Pthを目標値Prfに近付けるだけの処理に留める。
 次に、リニアアクチュエータ65によって保持部41の位置調整を行う。このとき、保持部41は、保持部42のX方向への移動によって、ストッパ59の複数のピン63に既に接触し、X方向への更なる移動とY方向周りの回転が規制されている。
 制御部50は、リニアアクチュエータ65を操作して、保持部41をZ方向に移動させつつ、試験光80の強度Pthを監視する。保持部41がZ方向に移動しても、保持部42はガイド部57に保持されているため、保持部41だけがZ方向に移動する。
 保持部42が保持部41に対してZ方向に移動するため、強度Pthは緩やかに減少する。そして、強度Pthが目標値Prfに達したとき、制御部50はリニアアクチュエータ65の操作を停止し、位置調整を終了する。その後、第1実施形態と同じく、保持部41と保持部42を接合させ、位置調整装置40を回収する。
 以上の操作において、保持部42は、研磨面14が研磨面24よりもリニアアクチュエータ65に近接するように、予め保持部41に載置されている。従って、リニアアクチュエータ65の操作によって保持部41をZ方向に移動させた場合、研磨面14は研磨面24に接近するようにZ方向に沿って移動する。リニアアクチュエータ65を操作する前、リニアアクチュエータ58の操作による保持部42のX方向への移動によって、保持部41は既にストッパ59の複数のピン63に摺動可能に接触し、X方向に沿った移動及びY方向周りの回転が既に規制されている。
 以上の一連の操作を行うことによって、リニアアクチュエータ58、65の移動分解能が比較的大きくても、強度Pthを高精度に目標値Prfに合わせることができる。即ち、所望の光分岐率を得るまでの高精度な調整が可能となる。
(第3実施形態)
 本開示の第3実施形態に係る光ファイバ位置調整装置40について説明する。後述の通り、本実施形態に係る光ファイバ位置調整装置40は、第1実施形態に係る操作部48Aにおけるガイド部57を2軸ステージに置換し、第1実施形態におけるリニアアクチュエータ58と、第2実施形態におけるリニアアクチュエータ65とを当該二軸ステージの駆動に用いることで構成できる。従って、第3実施形態の構成のうち、第1及び第2実施形態の構成と重複する構成については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
 図8Aは、第3実施形態に係る操作部48Cの上面図である。図8Bは、図8Aに示す操作部48Bの正面図である。これらの図に示すように、操作部48Cは、操作部48Aにおけるガイド部57の代わりに、二軸ステージ(XYステージ)70を備える。また、操作部48Cは、操作対象を二軸ステージ(XYステージ)に変えたリニアアクチュエータ58、65を備える。第3実施形態におけるリニアアクチュエータ58、65の操作方向は、第2実施形態に同アクチュエータの操作方向と同一である。
 二軸ステージ70は、X方向にスライド自在に設けられた第1ステージ71と、Z方向にスライド自在に設けられた第2ステージ72とを備える。第1ステージ71は第2ステージ72の上方に位置し、リニアアクチュエータ58によってX方向に操作される。第2ステージ72は第1ステージ71の下方に位置し、リニアアクチュエータ65によってZ方向に操作される。
 第1ステージ71の上面71aはXZ平面と平行である。この上面71aには、保持部41又は保持部42が載置される。例えば、図8Bに示すように、保持部42が第1ステージ71に載置される。なお、上面71aに対する保持部42のスリップを防止するため、保持部42は、比較的弱い接着力をもつ接着剤等で上面71aに一時的に固定されていてもよい。
 操作部48Cは、ストッパ(第1ストッパ部)59に加え、ストッパ(第2ストッパ部)66を備える。ストッパ66は、Y方向から見て、保持部41及び保持部42を挟んでリニアアクチュエータ65と反対側に設けられ、Z方向(第1方向)の反対方向から保持部41に接触する。ストッパ66は、X方向及びY方向に延伸する壁部67と、壁部67からZ方向の反対方向に延伸する少なくとも1つピン68とを含む。ストッパ66が複数のピン68を含む場合、複数のピン68はX方向に間隔を置いて配列する。
 図8Aに示すように、ピン68は、X方向において保持部41と接触可能な位置に設けられる。また、図8Bに示すように、ピン68は、Y方向において保持部41と同じ高さに位置する。つまり、ピン68は壁部67から保持部41に向けて延伸している。
 本実施形態における保持部41と保持部42の相対的な位置調整は、第2実施形態における位置調整と同様である。即ち、本実施形態では、リニアアクチュエータ58による保持部42の位置調整を粗調整として捉える。但し、リニアアクチュエータ65による位置調整の対象は、保持部41ではなく保持部42である。本実施形態では、リニアアクチュエータ65による保持部42の位置調整を微調整として捉える。そして、これら粗調整及び微調整を併用する。
 まず、リニアアクチュエータ58によって保持部42の位置調整を行う。この場合、図6に示すステップS1~S3の処理を実行する。即ち、制御部50はリニアアクチュエータ58を操作して、二軸ステージ70の第1ステージ71をX方向に移動させつつ、試験光80の強度Pthを監視する。但し、第2実施形態と同じく、ステップS3では強度Pthを目標値Prfに近付けるだけの処理に留める。
 次に、リニアアクチュエータ65によって保持部42の位置調整を行う。このとき、保持部41は、第1ステージ71のX方向への移動によって、ストッパ59の複数のピン63に既に接触し、X方向への更なる移動とY方向周りの回転が規制されている。
 制御部50は、リニアアクチュエータ65を操作して、二軸ステージ70の第2ステージ72をZ方向に移動させつつ、試験光80の強度Pthを監視する。第2ステージ72がZ方向に移動すると、第2ステージ72と共に第1ステージ71もZ方向に移動する。そして図8A及び図8Bに示すように、保持部41は、ストッパ66のピン68に接触する。これにより、保持部41のZ方向への更なる移動が規制され、保持部42だけがZ方向に移動する。
 保持部42が保持部41に対してZ方向に移動するため、強度Pthは緩やかに減少する。そして、強度Pthが目標値Prfに達したとき、制御部50はリニアアクチュエータ65の操作を停止し、位置調整を終了する。その後、第1実施形態と同じく、保持部41と保持部42を接合させ、位置調整装置40を回収する。
 このように、第3実施形態においても、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。即ち、リニアアクチュエータ58、65の移動分解能が比較的大きくても、強度Pthを高精度に目標値Prfに合わせることができ、所望の光分岐率を得るまでの高精度な調整が可能となる。
 各実施形態に係るリニアアクチュエータ58(65)は、制御部50によって制御されなくともよい。この場合、リニアアクチュエータ58(65)はモータを備えず、マイクロメータヘッド等の機械要素は作業者によって手動で操作される。作業者は、光強度測定部44によって測定された試験光80の強度をモニタ等の表示装置(図示せず)で監視しつつ、マイクロメータヘッドを手動で操作する。リニアアクチュエータ58(65)の自動制御を行うための構成を省略できるので、位置調整装置40の更なる小型化と製造コストの削減が期待できる。
 なお、本開示は上述の実施形態に限定されず、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含む。
1 光ファイバ分岐(光ファイバカプラ)
10 光ファイバ(第1光ファイバ)
11 コア(第1コア)
12 クラッド(第1クラッド)
13 被覆(第1被覆)
14 研磨面(第1研磨面)
15 側面
20 光ファイバ(第2光ファイバ)
20 光ファイバ
21 コア(第2コア)
22 クラッド(第2クラッド)
23 被覆(第2被覆)
24 研磨面(第2研磨面)
25 側面
30 研磨装置
32 保持部
40 光ファイバ位置調整装置
41 保持部(第1保持部)
42 保持部(第2保持部)
43 光源
44 光強度測定部
45 位置調整部
48A、48B、48C 操作部
50 制御部
57 ガイド部
58 リニアアクチュエータ
59 ストッパ(第1ストッパ部)
60 ステージ
61 ガイド溝
62 壁部
63 ピン
65 リニアアクチュエータ
66 ストッパ(第2ストッパ部)
67 壁部
68 ピン
70 二軸ステージ(XYステージ)
71 第1ステージ
72 第2ステージ
80 試験光
81 通信光

Claims (5)

  1.  第1光ファイバの側面に形成された第1研磨面と第2光ファイバの側面に形成された第2研磨面が互いに摺動可能に接触した状態で互いに重ね合わされ、前記第1光ファイバを保持する第1保持部及び前記第2光ファイバを保持する第2保持部と、
     前記第2光ファイバに沿った第1方向と交差する第2方向に前記第2保持部を移動させる第1駆動部、及び、前記第2方向の反対方向から前記第1保持部に接触する第1ストッパ部を含む位置調整部と、
     前記第2光ファイバに入射する試験光を生成する光源と、
     前記第2光ファイバを通過した前記試験光の強度を測定する光強度測定部と
    を備える光ファイバ位置調整装置。
  2. 前記位置調整部は、
     前記第1方向に前記第1保持部を移動させる第2駆動部
    を更に含む請求項1記載の光ファイバ位置調整装置。
  3. 前記位置調整部は、
     前記第1方向に前記第2保持部を移動させる第2駆動部と、
     前記第1方向と反対方向から前記第1保持部に接触する第2ストッパ部と
    を更に含む請求項1記載の光ファイバ位置調整装置。
  4.  第1研磨面を側面に有する第1光ファイバを保持する第1保持部と、第2研磨面を側面に有する第2光ファイバを保持する第2保持部とを、前記第1研磨面と前記第2研磨面が互いに摺動可能に接触した状態で重ね合わせ、
     前記第2光ファイバを通過した光の強度を測定しつつ、前記第2光ファイバに沿った第1方向と交差する第2方向の反対方向からのストッパとの接触によって前記第1保持部の回転と前記第2方向への移動とを規制しながら、前記第2方向に沿って、前記第2研磨面が前記第1研磨面に接近するように、前記第2保持部を移動させ、
     前記第2保持部の移動によって前記強度が所定値に達したとき前記第2保持部の移動を停止させる
    光ファイバ位置調整方法。
  5.  前記第1光ファイバはネットワークに既に敷設された光ファイバであり、
     前記第2光ファイバは前記第1光ファイバが構築した光の方路から分岐する又は当該方路に合流する方路を構築する光ファイバである
    請求項4に記載の光ファイバ位置調整方法。
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