JP2014034313A - 鞍乗り型車両の後部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、複数の外観部品同士を組み立ててなる鞍乗り型車両の後部構造において、外観部品点数が増加した場合でも、良好な組立性を得ることができる技術を提供することを課題とする。
【解決手段】車体後部をリアフェンダ46と左右のサイドカバー45と上リアカバー49とで覆ってなる自動二輪車10の後部構造において、上リアカバーの左右側部と下リアカバーの左右側部とに、各々、車幅方向外側に突出する左右の係合凸部73L、73Rを設け、左右のサイドカバーに、左右の係合凸部73L、73Rと各々係合する左右の係合凹部74L、74Rを設ける。左右のサイドカバー45の車幅方向内方に、左右の係合凹部74L、74Rが配置されると共に、左右のサイドカバー45で左右の係合凸部73L、73Rを覆うようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、鞍乗り型車両の後部構造の改良に関する。
シートレールに、リアフェンダーとリアフェンダーガーニッシュとを共締めした鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1(図3、図8)参照。)。
特許文献1の図3に示すように、位置決め穴(87)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)に、リアフェンダーガーニッシュ(16)側に設けた係止片(93)を差込み、シートレール(15)側に設けた係止穴(89a)に、リアフェンダーガーニッシュ(16)側に設けた係止片(92)を差込み、リアフェンダーガーニッシュ(16)をシートレール(15)に係止する。
次に、同文献の図8に示すように、シートレール(15)の内側に、リアフェンダー(42)を沿わせ、このリアフェンダー(42)とシートレール(15)の外側に係止したリアフェンダーガーニッシュ(16)とをシートレール(15)に共締めする。リアフェンダーガーニッシュ(16)とリアフェンダー(42)は、共に外観部品であり、外観部品同士の位置合わせ作業を行った上で共締めする必要がある。
仮に、上記2つの外観部品に加え、シートレール側へ、第3の外観部品を取り付ける場合には、リアフェンダーガーニッシュ(16)とリアフェンダー(42)との位置合わせに加え、第3の外観部品とリアフェンダとの位置合わせ及び第3の外観部品とリアフェンダガーニッシュとの位置合わせ作業が別途必要となる。すなわち、外観部品の数が増えるに伴い、外観部品同士の位置合わせ作業が難しくなる。
複数の外観部品同士を組合わせてなる鞍乗り型車両の後部構造において、外観部品の数が増加した場合でも、取付に際して、外観部品同士の位置合わせ作業を簡便に行える技術が望まれる。
特開平10−316069号公報
本発明は、複数の外観部品同士を組合わせてなる鞍乗り型車両の後部構造において、外観部品点数が増加した場合でも、良好な組立性を得ることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体フレームの前部に前輪を設け、車体フレームの後部に後輪を設け、前輪と後輪の間に乗員が座るシートを設け、このシートの後部周りを下リアカバーと左右のサイドカバーと上リアカバーとで覆ってなる鞍乗り型車両の後部構造において、下リアカバーの左右側部又はいずれか一方側部に、車幅方向外側に突出する左右の凸部下半体を設け、上リアカバーの左右側部又はいずれか一方側部に、車幅方向外側に突出する左右の凸部上半体を設け、左の凸部下半体に左の凸部上半体を重ねて左の係合凸部を形成し、及び/又は、右の凸部下半体に右の凸部上半体を重ねて右の係合凸部を形成し、左右のサイドカバーに、左の係合凸部及び/又は、右の係合凸部の各々と又は一方と係合する左の係合凹部及び/又は、右の係合凹部を設けることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、左右の係合凹部は、左右のサイドカバーの後部から車両後方へ延出した左右の延出部に設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、左の係合凸部は、下リアカバーの上端に設けられ、車両側面視で半割り状の左の凸部下半体と、上リアカバー部の下端に設けられ、車両側面視で半割り状の左の上リアカバー側凸部上半体とからなり、右の係合凸部は、下リアカバーの上端に設けられ、車両側面視で半割り状の右の下リアカバー側凸部下半体と、上リアカバー部の下端に設けられ、車両側面視で半割り状の右の上リアカバー側凸部上半体とからなり、左の凸部下半体と左の上リアカバー側凸部上半体のうちの一方に、左の上リアカバー側凸部上半体及び左の凸部下半体同士を係止する左の爪部が設けられ、右の下リアカバー側凸部下半体と右の上リアカバー側凸部上半体のうちの一方に、右の上リアカバー側凸部上半体及び右の下リアカバー側凸部下半体同士を係止する右の爪部が設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、左右の下リアカバー側係合凸部は、各々、下くびれ部を有し、左右の上リアカバー側係合凸部は、各々、上くびれ部を有し、左右の係合凸部は、車両側面視で、各々、円形を呈し、左右の係合凹部は、車両前方側が開放され、左右の係合凸部の下くびれ部と左右の係合凸部の上くびれ部に各々係合する左右の円形孔部であることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、左右のサイドカバーの前部は、各々、車体フレームに締結されると共に、下リアカバーも車体フレームに取付けられることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、上リアカバーの後部下端に係止爪が設けられ、下リアカバーの後部上端に係止爪と係合する被係止部が設けられることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、車体フレームに、乗員が握ることができるリアグリップが取付けられ、上リアカバーの下方位置にてリアグリップに、リアグリップ側孔が開けられ、このリアグリップ側孔に、上リアカバーに開けた位置決め孔から位置決めピンが挿入されることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、下リアカバーに、この下リアカバーの下方に延びてライセンスプレートを支持する第2下リアカバーが備えられ、車体フレームに取付けられる取付ステーに、下リアカバーと第2下リアカバーとが共締めで取付けられることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、下リアカバーに凸部下半体を設け、上リアカバーに凸部上半体を設け、凸部下半体に凸部上半体を重ねて係合凸部を形成し、この係合凸部にサイドカバーの係合凹部を係合させた。
下リアカバーの左右側部に凸部下半体を設け、上リアカバーの左右側部に凸部上半体を設けた場合には、組立作業は、下リアカバーに設けた左の凸部下半体に、上リアカバーに設けた左の凸部上半体を重ねて左の係合凸部を形成し、下リアカバーに設けた右の凸部下半体に、上リアカバーに設けた右の凸部上半体を重ねて右の係合凸部を形成する。次に、左の係合凸部に、左のサイドカバーの係合凹部を係合させ、右の係合凸部に、右のサイドカバーの係合凹部を係合させる。最後に、下リアカバーと左右のサイドカバーと、上リアカバーの4つの外観部品を組み合わせた状態で、車体側に組付ければ良い。
下リアカバーの左右いずれか一方側部に凸部下半体を設け、上リアカバーの左右いずれか一方側部に凸部上半体を設けた場合には、組立作業は、凸部下半体に凸部上半体を重ねて左右いずれか一方に係合凸部を形成する。次に、この係合凸部に、左右いずれか一方のサイドカバーの係合凹部を係合させる。最後に、下リアカバーと左右一方のサイドカバーと、上リアカバーの3つの外観部品を組み合わせた状態で、車体側に組付ければ良い。
このように、本発明では、左右の係合凸部に、左右の係合凹部を各々係合させる、或いは、左右いずれか一方の係合凸部に、左右いずれか一方の係合凹部を係合させたので、外観部品の数が増えた場合でも、外観部品同士を所定位置に係止させることができる。
また、上記構成によれば、係止数を少なくでき、外観部品同士であっても、外観部品同士の位置合わせ、係止作業が容易に行えるようになる。また、係合凸部はサイドカバーで覆われるため、車両後部の外観性が損なわれる心配もない。
このように、本発明では、外観部品の数が増えても、外観部品同士の係止作業が容易に行えるため、良好な組立性が得られる。加えて、係合凸部に係合凹部を係止させるという簡便な係止構造のため、上記部品間の係止構造を簡素なものにすることができる。
請求項2に係る発明では、係合凹部を左右の延出部に設けることにより、左右の係合凹部の位置を車両後方へ移すことができる。結果、特にシートの後方に配置される上リアカバーの車長寸法を小さくすることができる。
請求項3に係る発明では、左の係合凸部は、半割り状の左の凸部下半体に、半割り状の左の凸部上半体を合わせてなり、右の係合凸部は、半割り状の右の凸部下半体に、半割り状の右の凸部上半体を合わせてなる。半割り状の凸部下半体に半割り状の凸部上半体を合わせた。すなわち、凸部下半体と凸部上半体を均等な大きさにすることで、凸部下半体の強度と凸部上半体の強度を均等にすることができる。
また、左の凸部下半体(左の下リアカバー側係合凸部)又は左の凸部上半体(左の上リアカバー側係合凸部)に、左の下リアカバー側係合凸部と左の上リアカバー側係合凸部との間を各々係止する左の爪部が設けられる。同様に、右の凸部下半体(右の下リアカバー側係合凸部)又は右の凸部上半体(右の上リアカバー側係合凸部)に、右の下リアカバー側係合凸部と右の上リアカバー側係合凸部との間を各々係止する右の爪部が設けられる。
爪部により、凸部下半体に凸部上半体を位置決めすることができ、容易に係合凸部を形成することができる。結果、下リアカバーに上リアカバーを容易に組合せることができる。
請求項4に係る発明では、上下のリアカバー側に形成される左右の係合凸部は、各々、上下のくびれ部を有する。これらの上下のくびれ部に、車両後方から左右の係合凹部を挿入させたので、係合凸部に係合凹部をしっかりと止めることができる。
また、左右の係合凸部は、車両側面視で円形にした。仮に、係合凸部が角柱であれば、係合凹部を係合する際に、挿入方向を定める必要がある。この点、本発明では、係合凹部が円柱であるため、係合凹部の自由度が増し、組付けがより容易になる。
請求項5に係る発明では、左右のサイドカバーの前部は、各々、車体フレームに締結され、下リアカバーも車体フレームに取付けられる。
左右のサイドカバーの後部は、下リアカバーを介して車体フレームに取付けられ、左右のサイドカバーの前部は、車体フレームに取付けられる。すなわち、左右のサイドカバーの前部及び後部を、締結部材の数を増やすことなくバランス良く取付けることができる。
請求項6に係る発明では、上リアカバーの後部下端に係止爪が設けられ、下リアカバーの後部上端に被係止部が設けられている。下リアカバーの被係止部に、上リアカバーの係止爪を係止することで、下リアカバーに対して上リアカバーを位置決めしつつ組み合わせることができる。結果、下リアカバーと上リアカバーの合わせ目がきれいになり、外観性が高まる。
請求項7に係る発明では、車体フレームに、リアグリップが取付けられ、リアグリップに、リアグリップ側孔が開けられ、このリアグリップ側孔に、上リアカバーの位置決め孔から位置決めピンが挿入される。この位置決めピンによって、リアグリップへ上リアカバーを容易に所定位置に取付けることができる。
請求項8に係る発明では、第2下リアカバーは、下リアカバーと共に取付ステーに共締めされているので、これらの部品を別々に締結する場合に比べ、締結部材の点数を削減することができる。また、ライセンスプレートを取付ける第2下リアカバーは、取付ステーを介して車体フレームに取付けられている。法規制等により、ライセンスプレートの取付角度を変更する必要が生じたときには、取付ステーの形状を変更するだけで、商品の仕様変更に柔軟に対応することができるようになる。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 図1の要部拡大図である。 車両後部の平面図(左右のサイドカバーを取り外した状態)である。 図3からシートを取り外した状態の平面図である。 本発明に係る車両後部構造の分解斜視図である。 上下のリアカバーにより形成される係合凸部に、サイドカバーの係合凹部が係合されることを説明する作用説明図である。 係合凸部に係合凹部が係合された状態を説明する図である。 図7の8−8線断面図である。 上リアカバーのリアグリップへの位置決め構造を説明する断面図である。 下リアカバーへ上リアカバーを係止する係止構造を説明する分解斜視図である。 下リアカバーへ上リアカバーを係止する係止構造を説明する断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11に懸架されるエンジン12と、このエンジン12の前方にて車体フレーム11の前部に設けられ前輪15を操向自在に支持する前輪操向部13と、エンジン12の後方にて車体フレーム11の後部に設けられ上下揺動自在に後輪16を支持する後輪懸架部14と、前輪15と後輪16の間にて車体フレーム11に設けられ乗員が座るシート17とを有し、このシート17に乗員が跨って乗車する鞍乗り型車両である。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21と、ヘッドパイプ21から後下がりに延びる左右のメインフレーム22、22(図手前側の符号22のみ示す。)と、左右のメインフレーム22の後部から下方に延びる左右のピボットフレーム23、23(図手前側の符号23のみ示す。)と、左右のメインフレーム22の後部から後上がりに後方へ延びる左右のシートレール24、24(図手前側の符号24のみ示す。)と、左右のピボットフレーム23、23と左右のシートレール24、24の間に各々渡され左右のシートレール24、24を各々支持するサブフレーム25、25(図手前側の符号25のみ示す。)とを主要素とする。
前輪操向部13は、ヘッドパイプ21に回動自在に設けられるステアリング軸26と、このステアリング軸26に取付けられ前下方に延びているフロントフォーク27と、このフロントフォーク27の上端に取付けられる操向ハンドル28と、フロントフォーク27下端に取付けられる前輪15とを有する。
後輪懸架部14は、ピボットフレーム23に車幅方向に延びるように取付けられるピボット軸31に、揺動可能に設けられるスイングアーム32と、このスイングアーム32の後端に取付けられる後輪16と、スイングアーム32とメインフレーム22の間に渡されるクッションユニット33とを有する。
エンジン12は、メインフレーム22の下方に配置される4気筒エンジンであり、各気筒から延びる4本の排気管34は、エンジン12の下方に延び、エンジン12の下方に配置されたチャンバー35に集合して1本となる。チャンバー35の後部に、消音器36が接続される。消音器36は、後輪16の右側面に配置される。後輪16は、エンジン12の出力軸と後輪間に渡される図示せぬチェーンによって駆動される。
燃料タンク37は、メインフレーム22、22に支持され、乗員が座るシート17は、燃料タンク37の後部に連続して後方へ延び、左右のシートレール24、24に支持される。シート17は、運転者が座る前シート38と同乗者が座る後シート39とが前後に連続して2段に形成されたダブルシートである。
自動二輪車10は、樹脂製の車体カバー40で覆われる。車体カバー40は、ヘッドパイプ21の前方を覆うフロントカウル41と、フロントカウル41に連続して後下方に延びエンジン12の前部を覆う左右のフロントサイドカウル42、42(図手前側の符号42のみ示す。)と、左右のフロントサイドカウル42、42の上方に設けられる左右のアッパーカウル43、43(図手前側の符号43のみ示す。)と、左右のアッパーカウル43、43に連続して燃料タンク37の下方を覆う左右のミドルカウル44、44(図手前側の符号44のみ示す。)と、左右のミドルカウル44、44に連続してシートレール24の側方を覆う左右のサイドカバー45、45(図手前側の符号45のみ示す。)と、左右のサイドカバー45、45の内方にて後輪16を上方から覆うように配置される下リアカバー(リアフェンダ46)と、このリアフェンダ46から後下方に延びライセンスプレート48が取付けられる第2下リアカバー47と、シート17の後方にて車体後端を上方から覆う上リアカバー49とからなる。フロントフォーク27にフロントフェンダ51が取付けられる。また、フロントカウル41の前端部に、ヘッドライト52が設けられている。
次に、車両後部のカバー構造等について説明する。
図2に示すように、リアカバー50は、上下に分割されており、シート17の後部下方に設けられる下リアカバー46(以下、「リアフェンダ46」とも言う。)と、リアフェンダ46の後部上方に設けられる上リアカバー49とからなる。下リアカバー46(リアフェンダ46)に、このリアフェンダ46の下方に延びてライセンスプレート48を支持する第2下リアカバー47が備えられている。
シートレール24に、後シート39に座った同乗者が握ることができる左右のリアグリップ53、53(又は、53L、53R、図手前側の符号53のみ示す。)が設けられ、シートレール24、24の側方に、シートレール24、24を含む車両の後部側方を覆う左右のサイドカバー45、45(又は、45L、45R、図手前側の符号45のみ示す。)が配置されている。シート17の後部周りは、下リアカバー46と左右のサイドカバー45、45と上リアカバー49とで覆われている。第2下リアカバー47には、テールランプ54が設けられている。
次に、車両後部を上方から見たときの構成について説明する。
図3に示すように、シート17の後部から車幅方向左右に、左右のリアグリップ53、53が延び、シート17の後部から後方へシート17の後方を覆う上リアカバー49が延びている。左右のリアグリップ53、53は、後シート39の位置から車幅方向外方に延びた後、シート17の輪郭に沿って、且つこの輪郭から平面視で一定距離離間した状態で後方へ延びる握り部を有するアルミダイカスト製の部材である。前シート38の側方にて車体側に運転者用ステップ56、56が取付けられている。なお、同乗者用ステップは省略されている。
次に、前図からシートを取り外したときの構成について説明する。
図4に示すように、左右のメインフレーム(図1、符号22)から後方に左右のシートレール24、24が延びている。左右のシートレール24、24を支える左右のサブフレーム25、25の前端は、各々、締結要素58、58によって左右のピボットフレーム23、23に締結される。
左右のシートレール24、24の後端に、板状のクロスプレート61が渡され、このクロスプレート61に、下方からリアフェンダ46が取付けられている。左右のシートレール24、24には、各々、左右のリアグリップ53、53が締結部材62によって上方から取付けられる。
次図以降で、車両後部の詳細な構造について説明する。
図5に示すように、左右のシートレール24、24に渡されるクロスプレート61に、下方から平面視で略H状の取付ステー63が4つの上ボルト65によって取付けられ、この取付ステー63に、下リアカバー(リアフェンダ46)と第2下リアカバー47とが3つの下ボルト66によって共締めにより取付けられる。
次に、リアフェンダ46と、このリアフェンダ46の後部を上方から覆う上リアカバーと、左右のサイドカバーとの係合関係について説明する。上リアカバーの左右側部71L、71Rと下リアカバーの左右側部72L、72Rとに、各々、車幅方向外側に突出する左右の係合凸部73L、73Rが設けられ、左右のサイドカバー45、45に、左右の係合凸部73L、73Rと各々係合する左右の係合凹部74L、74Rが設けられる。
左係合凸部73Lは、下リアカバー46の左側部に設けた係合凸部(左の凸部下半体73La)に、上リアカバー49の左側部に設けた係合凸部(左の凸部上半体73Lb)を重ねることで形成される。右係合凸部73Rは、下リアカバー46の右側部に設けた係合凸部(右の凸部下半体73Ra)に、上リアカバー49の右側部に設けた係合凸部(右の凸部上半体73Rb)を重ねることで形成される。
左右のサイドカバー45、45(又は、45L、45R)の後部に各々設けた左右の係合凹部74L、74Rは、上リアカバー49の側方と下リアカバー46の側方とを外側から覆う左右の延出部75L、75Rに備えられている。左右の係合凹部74L、74Rは、左右の延出部75L、75Rの車幅方向内方側の面に配置され、左右の延出部75L、75Rで左右の係合凸部73L、73Rを覆うようにした。左右のサイドカバー45、45の前部は、各々、締結ねじ76によって、車体フレーム(左右のシートレール24)に締結される。
車体フレーム11を構成する左右のシートレール24、24の後端に各々、左右のグリップステー77L、77Rが固着され、これらの左右のグリップステー77L、77Rに、乗員が握ることができる左右のリアグリップ53、53(53L、53R)が取付けられ、リアグリップ53L、53Rに、各々、リアグリップ側孔(後孔81、81)が開けられ、この後孔81、81に、上リアカバー49に開けた左右の位置決め孔83、83から位置決めピン(左右の後位置決めピン85、85)が挿入される。かかる構造により、車体フレーム11側に、上リアカバー49を容易に位置決めすることができる。
また、後孔81の車両前方にてリアグリップ53L、53Rの前部に、各々、リアグリップ側孔(前孔82、82)が開けられ、これらの前孔82、82に、左右のサイドカバーの上端に形成した座部87L、87Rに各々開けた前位置決め孔83、83を合わせた状態で、位置決めピン(前位置決めピン86、86)が挿入される。かかる構造により、車体フレーム11側に、左右のサイドカバー45、45を容易に位置決めすることができる。
この他、上リアカバー49の後部下端に左右の係止爪(後述する図10、符号89)が設けられ、下リアカバー46の後部上端に左右の係止爪89と各々係合する左右の被係止部90が設けられる。その詳細については後述する。
以下、図6〜8では、外観部品の構成要素であるリアフェンダと上リアカバーとサイドカバーとの係合関係等について説明する。
図6に示すように、リアフェンダ46に上リアカバー49を合わせることで、係合凸部73Lが形成され、この係合凸部73Lにサイドカバーの延出部75Lの車幅内方に形成した係合凹部74Lを車両後方から図矢印a方向に差し込むことで、車両の外観部品を構成するリアフェンダ46と上リアカバー49とサイドカバー45とが位置決め・係止される。
以下説明では、主に左側の係合凸部等の係止関係について説明するが、右側の係合凸部等の係止関係については、車幅方向中心線に対して、左右対称な構造である他は同様な構造であり、一部について説明を省略する。
図7に示すように、左の凸部上半体73Lb(左の上リアカバー側係合凸部73Lb)に、左の凸部下半体73La(下リアカバー側凸部下半体73La)と左の凸部上半体73Lb(左の上リアカバー側係合凸部73Lb)との間を各々係止する左の爪部91Lが設けられる。同様に、図示せぬ右の凸部上半体73Rb(右の上リアカバー側係合凸部73Rb)に、右の凸部下半体73Ra(右の下リアカバー側係合凸部73Ra)と右の凸部上半体73Rb(右の上リアカバー側係合凸部73Rb)との間を各々係止する右の爪部91Rが設けられる。
左右の上リアカバー側係合凸部73Lb、73Rbに、各々、左右の爪部91L、91Rを突設させたので、車体側に下リアカバー46と上リアカバー49とを組付ける場合に、左右の爪部91L、91Rで下リアカバー46に上リアカバー49を係止させることができる。左右の爪部91L、91Rによって、左右の下リアカバー側係合凸部73La、73Ra(左右の凸部下半体73La、73Ra)と左右の上リアカバー側係合凸部73Lb、73Rb(左右の凸部上半体73Lb、73Rb)とが、合わされた状態で係止されるので、下リアカバー46に対し上リアカバー49が容易に位置決めされると共に、左右の係合凸部73L、73Rが容易に形成される。結果、下リアカバー46に上リアカバー49の組立性を高めることができる。
なお、本実施例では、左右の爪部は、左右の凸部上半体(左右の上リアカバー側係合凸部)に設けたが、左右の爪部を左右の凸部下半体(左右の下リアカバー側係合凸部)に設けることは差し支えない。
次に、係合凸部に係合凹部を係合させたときの断面構造について説明する。
図8に示すように、左の係合凸部73Lは、下リアカバー46の上端に設けられ半割り状の左の凸部下半体73La(下リアカバー側係合凸部73La)と、上リアカバー49の下端に設けられ半割り状の左の凸部上半体73Lb(左の上リアカバー側係合凸部73Lb)とを、各々、上下に合わせてなる。左の凸部上半体73Lb(左の上リアカバー側係合凸部73Lb)に、左の凸部上半体73Lb(左の上リアカバー側係合凸部73Lb)及び左の凸部下半体73La(左の下リアカバー側係合凸部73La)同士を、互いに合わせた状態で係止する左の爪部91Lが設けられている。下リアカバー46と上リアカバー49との境界にて下リアカバー46には、左の爪部91Lが挿入され、係止される左の溝部92Lが形成されている。
同様に、図示せぬ右の係合凸部73Rは、下リアカバー46の上端に設けられ半割り状の右の凸部下半体73Ra(右の下リアカバー側係合凸部73Ra)と、上リアカバー49の下端に設けられ半割り状の右の凸部上半体73Rb(右の上リアカバー側係合凸部73Rb)と、を上下に合わせてなる。右の凸部上半体73Rb(右の上リアカバー側係合凸部73Rb)に、右の凸部上半体73Rb(右の上リアカバー側係合凸部73Rb)及び右の凸部下半体73Ra(右の下リアカバー側係合凸部73Ra)同士を、互いに合わせた状態で係止する右の爪部91Rが設けられている。下リアカバー46と上リアカバー49との境界にて下リアカバー46には、右の爪部91Rが挿入され、係止される右の溝部92Rが形成されている。
左の凸部下半体73La(下リアカバー側凸部下半体73La)は、下くびれ部93Laを有し、左の凸部上半体73Lb(左の上リアカバー側係合凸部73Lb)は、上くびれ部94Lbを有する。同様に、図示せぬ右の凸部下半体73Ra(右の下リアカバー側係合凸部73Ra)は、下くびれ部93Raを有し、右の凸部上半体73Rb(右の上リアカバー側係合凸部73Rb)は、上くびれ部94Rbを有する。
図7〜8にて、左の係合凸部73Lは、車両側面視で、略円形を呈する。左の係合凹部74Lは、車両前方側が開放され、左の係合凸部の下くびれ部93Laと左の係合凸部の上くびれ部94Lbに各々係合する左の円形孔部である。同様に、図示せぬ右の係合凸部73Rは、車両側面視で、略円形を呈する。右の係合凹部74Rは、車両前方側が開放され、右の係合凸部の下くびれ部93Raと左の係合凸部の上くびれ部94Rbに各々係合する左の円形孔部である。
図6にて、左の円形孔部としての左の係合凹部74Lの構造について補足する。
左の係合凹部74Lは、左の延出部75Lの車幅方向内面から車幅方向内方に延び車両前方側が開放される周壁101と、この周壁101から延び左の円形孔部102が形成される当接内壁103とからなる。左の円形孔部102には、前方に向け斜め上に延びて開放され左の係合凸部73Lへ係合容易にする上ガイド部105と、前方に向け斜め下に延びて開放され左の係合凸部73Lへ係合容易にする下ガイド部106とが併せて形成される。これらの上下のガイド部105、106によって、左の係合凸部73Lに左の係合凹部74Lを円滑に係合させることができる。なお、図示せぬ右の係合凹部74Rの構造も、車幅方向中心線に対して左右対称に配置される他、上記と同様な構造であり、説明を省略する。
係合部品同士の係合関係には、遊びがある場合があり、遊びがあると部品同士をしっかりと係合するという点で課題があった。この点、本発明の係合構造によれば、部品の精度をそのまま係止精度にすることができ、位置決め・係止精度を向上させることができる。
次に、リアグリップに、上リアカバーを位置決めする構造等について説明する。
図9に示すように、車体フレーム11側に設けたグリップステー77Lにリアグリップ53Lが載置され、上方から締結ボルト111によって、グリップステー77Lの裏面に固着したウエルドナット113に締結され取付けられている。リアグリップ53Lの後端部の一部に重なるように上方から上リアカバー49が配置されている。リアグリップ53Lの後端部には、後孔81が開けられ、この後孔81に、上リアカバー49に開けた位置決め孔83から位置決めピン(後位置決めピン85)が挿入される。あるいは、上リアカバー49の下方位置にてリアグリップ53Lに、後孔81が開けられ、この後孔81に後位置決めピン85が挿入される。
車体フレーム(図5、符号11)に、リアグリップ53Lが取付けられ、リアグリップ53Lに、リアグリップ側孔(後孔81)が開けられ、この後孔81に、上リアカバーの位置決め孔83から位置決めピン(後位置決めピン85)が挿入される。
従って、リアグリップ53Lへ上リアカバー49を容易に位置合わせすることができる。図中、車幅方向左側の構造について説明したが、車幅方向右側の構造についても、車幅方向中心線に対して左右対称に配置される他、同様な構造であり説明を省略する。すなわち、図5にて、車体フレーム側に取付けたリアグリップ53Lの後孔81を基準として、上リアカバー49が位置決めされる。
次の図10〜11では、下リアカバーの後部上端に設けた被係止部に上リアカバーの後部下端に設けた係止爪を係合する構造について説明する。
図10に示すように、被係止部90は、下リアカバー46の後部上端に立設する2つの縦壁121、122と、2つの縦壁121、122の上端に渡した天井部123と、縦壁121、122の後端に開けられ係止爪89が入る開口部124とからなり、この開口部124に車両後方から前方に矢印dの方向に、上リアカバー49の後部下端に設けた係止爪89を係合可能にした。
図11に示すように、上リアカバー49の後部下端に、略車両前方に向けて、先端に前記縦壁の前面122aに引っ掛けることができるフック部125を有する係止爪89が突設されると共に、係止爪89が開口部124に係合されたときに、前記縦壁121、122の側面121cに当接可能な突起126が、係止爪89と略直角方向にて上リアカバー49に備えられている。そして、フック部125を縦壁の前面122aに引っ掛け、縦壁の側面122cに突起126を当てるようにすることで、下リアカバー46の後部上端に、上リアカバー49の後部下端を位置決め・保持させるようにした。
図中、車幅方向左側の構造について説明したが、車幅方向右側の構造についても、車幅方向中心線に対して左右対称に配置される他、同様な構造であり説明を省略する。
以上に述べた鞍乗り型車両の後部構造の作用を次に述べる。
図5〜6にて、シート(図3、符号17)の後部周りを下リアカバー46と左右のサイドカバー45と上リアカバー49の3部品で構成する場合に、下リアカバー46と上リアカバー49とに設けた係合凸部73L、73Rと左右のサイドカバー45に設けた左右の係合凹部74L、74Rとを係合させることで、上記3つの外観部品同士を所定の位置で仮止めすることができる。
結果、下リアカバー(リアフェンダ46)と上リアカバー49とサイドカバー45という外観部品同士を組み合わせ互いに係合させる場合であっても、仮止め作業を容易に行うことができる。加えて、上記3部品間の仮止め構造を簡素化することが可能となる。
左右のサイドカバー45の後部に、各々、左右の延出部75L、75Rが備えられ、これらの左右の延出部75L、75Rの車幅方向内方に、左右の係合凸部73L、73Rを覆う左右の係合凹部74L、74Rが配置されている。すなわち、左右のサイドカバー後部に設けた延出部75L、75Rの内方に、左右の係合凹部74L、74Rが配置される。サイドカバー後部に設けた延出部75L、75Rであれば、延出部75L、75Rが内方に配置されていても、組付ける際に、左右の係合凹部74L、74Rを容易に視認できるので、左右の係合凹部74L、74Rを左右の係合凸部73L、73Rに容易に組付けることができる。
図5、7にて、上下リアカバー側に設けた左右の係合凸部73L、73Rのくびれ部93L、93R、94L、94Rに、車両後方から左右の係合凹部74L、74Rを係合させた。この場合に、係合凸部73L、73Rは、車両側面視で円形にしたので、例えば、矩形状の係合凸部に比べ、上下リアカバー49、46に左右のサイドカバー45、45を組付ける際に、円滑な組付けが可能になる。
図5にて、左右のサイドカバー45、45の前部は、各々車体フレーム(左右のシートレール24)に締結され、下リアカバー46も車体フレーム(クロスプレート61)に取付けられる。上リアカバー49は、左右の爪部91L、91R(図6、符号91Lのみ図示。)により下リアカバー46へ係止されると共に、左右の係合凸部73L、73Rで、左右のサイドカバー45と下リアカバー46とに一体化される。従って、下リアカバー46、上リアカバー49及びサイドカバー45という3部品を個別に車体フレームへ締結する場合に比べ、締結部材の数を低減することができる。
また、上リアカバー49の後部下端に係止爪(図10、符号89)が設けられ、下リアカバー46の後部上端に被係止部90が設けられている。上リアカバーの係止爪89を、下リアカバーの被係止部90に係止させるようにしたので、下リアカバー46へ上リアカバー49を容易に位置合わせ(位置決め)することができる。
第2下リアカバー47は、下リアカバー46と共に取付ステー63に共締めされるので、部品点数を削減することができる。また、ライセンスプレート48を取付ける第2下リアカバー47は、取付ステー63を介して車体フレーム11に取付けられている。従って、取付ステー63の形状を変更することによって、ライセンスプレート48の取付角度を容易に調節することができる。ライセンスプレート48の取付角度が容易に調整可能になれば、例えば、商品の仕様変更に柔軟に対応することができるようになる。
図7にて、左の係合凸部73Lは、半割り状の上下の凸部半体73La、73Lbを合わせてなる。図示せぬ右の係合凸部73Rは、半割り状の上下の凸部半体73Ra、73Rbを合わせてなる。半割り状の上下の凸部半体73La、73Lbを合わせると共に、半割り状の上下の凸部半体73Ra、73Rbを合わせるようにした。上下の凸部半体73La、73Lb及び上下の凸部半体73Ra、73Rbを均等な大きさにすることで、上下の係合凸部73L、73Rに、各々、均等な強度をもたせることができる。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、鞍乗り型三輪車にも適用可能であり、一般の鞍乗り型車両に適用することは差し支えない。
本発明は、自動二輪車に好適である。
10…鞍乗り型車両(自動二輪車)、11…車体フレーム、15…前輪、16…後輪、17…シート、45(45L、45R)…左右のサイドカバー、46…下リアカバー(リアフェンダー)、47…第2下リアカバー、48…ライセンスプレート、49…上リアカバー、53(53L、53R)…左右のリアグリップ、63…取付ステー、73L、73R…左右の係合凸部、73La…左の凸部下半体(左の下リアカバー側係合凸部)、73Ra…右の凸部下半体(右の下リアカバー側係合凸部)、73Lb…左の凸部上半体(左の上リアカバー側係合凸部)、73Rb…右の凸部上半体(右の上リアカバー側係合凸部)、74L、74R…左右の係合凹部、75L、75R…左右の延出部、81…リアグリップ側孔(後孔)、83…位置決め孔、85…位置決めピン(後位置決めピン)、89…係止爪、90…被係止部、91L、91R…左右の爪部、93La、93Ra…下くびれ部、94Lb、94Rb…上くびれ部。

Claims (8)

  1. 車体フレーム(11)の前部に前輪(15)を設け、前記車体フレーム(11)の後部に後輪(16)を設け、前記前輪(15)と前記後輪(16)の間に乗員が座るシート(17)を設け、このシート(17)の後部周りを下リアカバー(46)と左右のサイドカバー(45L、45R)と上リアカバー(49)とで覆ってなる鞍乗り型車両の後部構造において、
    前記下リアカバー(46)の左右側部又はいずれか一方側部に、車幅方向外側に突出する左右の凸部下半体(73La、73Ra)を設け、
    前記上リアカバー(49)の左右側部又はいずれか一方側部に、車幅方向外側に突出する左右の凸部上半体(73Lb、73Rb)を設け、
    前記左の凸部下半体(73La)に前記左の凸部上半体(73Lb)を重ねて左の係合凸部(73L)を形成し、及び/又は、前記右の凸部下半体(73Ra)に前記右の凸部上半体(73Rb)を重ねて右の係合凸部(73R)を形成し、
    前記左右のサイドカバー(45L、45R)に、前記左の係合凸部(73L)及び/又は、前記右の係合凸部(73R)の各々と又は一方と係合する左の係合凹部(74L)及び/又は、右の係合凹部(74R)を設けることを特徴とする鞍乗り型車両の後部構造。
  2. 前記左右の係合凹部(74L、74R)は、前記左右のサイドカバー(45L、45R)の後部から車両後方へ延出した左右の延出部(75L、75R)に設けられていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両の後部構造。
  3. 前記左右の凸部下半体(73La、73Ra)は、前記下リアカバー(46)の上端に設けられ、車両側面視で半割り状を呈し、
    前記左右の凸部上半体(73Lb、73Rb)は、前記上リアカバー(49)の下端に設けられ、車両側面視で半割り状を呈し、
    前記左の凸部下半体(73La)と前記左の凸部上半体(73Lb)のうちの一方に、前記左の凸部上半体(73Lb)及び前記左の凸部下半体(73La)同士を係止する左の爪部(91L)が設けられ、
    前記右の凸部下半体(73Ra)と前記右の凸部上半体(73Rb)のうちの一方に、前記右の凸部上半体(73Rb)及び前記右の凸部下半体(73Ra)同士を係止する右の爪部(91R)が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の鞍乗り型車両の後部構造。
  4. 前記左右の凸部下半体(73La、73Ra)は、各々、下くびれ部(93La、93Ra)を有し、前記左右の凸部上半体(73Lb、73Rb)は、各々、上くびれ部(94Lb、94Rb)を有し、
    前記左右の凸部下半体(73La、73Ra)は、車両側面視で、各々、半円形を呈し、
    前記左右の凸部上半体(73Lb、73Rb)は、車両側面視で、各々、半円形を呈し、
    前記左右の係合凹部(74L、74R)は、車両前方側が開放され、前記左右の凸部下半体(73La、73Ra)の下くびれ部(93La、93Ra)と前記左右の凸部上半体(73Lb、73Rb)の上くびれ部(94Lb、94Rb)に各々係合する左右の円形孔部であることを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両の後部構造。
  5. 前記左右のサイドカバー(45L、45R)の前部は、各々、前記車体フレーム(11)に締結されると共に、前記下リアカバー(46)も前記車体フレーム(11)に取付けられることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の鞍乗り型車両の後部構造。
  6. 前記上リアカバー(49)の後部下端に係止爪(89)が設けられ、
    前記下リアカバー(46)の後部上端に前記係止爪(89)と係合する被係止部(90)が設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の鞍乗り型車両の後部構造。
  7. 前記車体フレーム(11)に、乗員が握ることができるリアグリップ(53L、53R)が取付けられ、
    前記上リアカバー(49)の下方位置にて前記リアグリップ(53L、53R)に、リアグリップ側孔(81、81)が開けられ、
    このリアグリップ側孔(81、81)に、前記上リアカバー(49)に開けた位置決め孔(83、83)から位置決めピン(85、85)が挿入されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の鞍乗り型車両の後部構造。
  8. 前記下リアカバー(46)に、この下リアカバー(46)の下方に延びてライセンスプレート(48)を支持する第2下リアカバー(47)が備えられ、
    前記車体フレーム(11)に取付けられる取付ステー(63)に、前記下リアカバー(46)と前記第2下リアカバー(47)とが共締めで取付けられることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の鞍乗り型車両の後部構造。
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