JP2014034024A - 振動発生装置およびこれを用いたタッチパッド装置 - Google Patents

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淳 増田
Makito Takigawa
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Abstract

【課題】立ち上がりの早い振動を発生させる事が可能な振動発生装置を提供する。
【解決手段】非振動モードと振動モードを有し、スピンドルモータ6及び可動分銅21,固定分銅22,回転体4などよりなる回転ユニット40などをスピンドルシャフト6aと共にいずれのモードでも回転させる。非振動モードでは回転ユニット40の重心が回転中心軸4aと一致しているので、回転ユニット40が回転していても振動は発生しない。振動モードでは、偏心量調整手段8により可動分銅21を変位させ、回転ユニット40の重心を回転中心軸4aと異なる位置とするので、振動が発生する。可動分銅21の変位に要する時間は、回転ユニット40を静止状態から回転させ所定の回転数に達するまでの時間より短いので、短時間で振動を発生させる事ができ、立ち上がりの早い振動を発生する振動発生装置を提供する事ができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、振動発生装置に関し、特に、短時間で振動を発生する振動発生装置に関する。
入力装置として用いられるタッチパッド装置は、軽量かつコンパクトに構成でき、機械的故障の発生頻度が低いなどの数々の利点を有することから、現在では、比較的大きな各種機械の操作パネルから、非常に小さな携帯機器の入出力装置に至るまで、広く利用されている。
多くのタッチパッド装置は、それを操作するユーザの手指が、平坦で滑らかな操作面に触れるだけであるため、機械的スイッチを用いて構成した入力装置を操作するときに指先に感じるクリック感の様な、指先の触覚によるユーザへのフィードバックが存在せず、その事が装置の操作感を頼りないものにしていた。この点を改善するために、操作するユーザに触覚をフィードバックする装置が種々考案されており、この様な装置では、ユーザの操作内容に応じて種々の感覚をフィードバックできる事が求められる。特に、複数のスイッチが配列された入力装置として使用されるタッチパッド装置では、立ち上がりの早いフォースフィードバックができる事が望まれる。
例えば、特許文献1に開示されている振動発生装置は、図12に示す様に、正逆回転可能なモータ901と、モータ901の回転軸902に偏心して取り付けられた分銅903,904と、回転軸902に取り付けられ、回転軸902の回転を伝達/切断するクラッチ905とを有し、分銅903は、回転軸902の両方向の回転に連動して回動し、分銅904は、クラッチ905を介して、回転軸902の片方向の回転にのみ連動して回動する構成とする事で、モータ901の回転方向を反転させる事により、分銅903,904の両方が回動する大きい振動と、分銅903のみが回動する小さい振動との2種類の振動を簡単に得る事ができる。これにより、例えばユーザが手指をタッチパッド装置の操作面に押しあて、長い範囲にわたり移動させた場合には大きな振動を発生させ、反対に、移動範囲が狭い場合には、小さな振動を発生させるという様に、操作状況に応じて2種類の振動を使い分ける事により、より操作性の良いタッチパッド装置が実現できる。
また、特許文献2に開示されている振動発生装置は、図13に示す様に、電源からの可変電流によって様々な速度で回転する事ができるモータ962の一端に接続された出力シャフト964と、出力シャフト964が挿入されるスロット965と偏心部966を有する重りを備えている。
モータ962が回転し始める際には、偏心部966は付勢部材968によって、回転軸974に近づく方向に付勢されているので、モータ962を始動するのに必要なトルクは小さい。モータ962が十分な回転速度に達すると、偏心部966によって起こる遠心力が付勢部材968の付勢力を超え、偏心部966は回転軸974から外側に向けて移動する。しかし、偏心部966が回転軸974から径方向外側に移動すると、偏心部966の回転速度は減速傾向になる可能性がある。これに対して、所定の回転速度を維持するためには、より多くの電流をモータ962に流し、出力シャフト964に対する、トルクを増大させればよい。また、モータ962に印加される電流が大きければ大きいほど、出力シャフト964が回転軸974を中心としてより速く回転するので、振動レベルを変更する事ができる。
従って、特許文献2に開示されている振動発生装置では、少ないトルクで起動できるので、より小さく、安価なモータを使う事ができ、かつ振動レベルを変更する事ができる。
また、付勢部材968とは独立に偏心部966の位置を制御する電磁石エンクロージャ979を設けたので、偏心部966の位置は、そして即ち、生成される振動量も、付勢部材968によるとは独立に、電磁石エンクロージャ979によって生成された偏心部966を取り囲む電磁界が強くなったり弱くなったりする事で制御できる。
特開2003−159565号公報 特許4700012号公報
しかしながら、特許文献1に示される振動発生装置では、モータ901の回転方向により2種類の振動は得られるものの、モータ901を停止状態から正転方向または逆転方向に回転させる必要があり、立ち上がりの早い振動を得る事は困難である。
また、特許文献2に示される振動発生装置では、偏心部966の位置は付勢部材968による付勢力と電磁石エンクロージャ979によって生成された電磁界により調整される。しかし、偏心部966の重心は回転軸974上にはないので、偏心部966が回転すると共に振動する。従って、振動を発生させない通常時にはモータ962は停止しており、振動発生時に起動する必要がある。このため、立ち上がりの早い振動を得る事は困難である。
振動発生装置にて、立ち上がりの早い振動を得るには、例えば、分銅を筐体に衝突させる様な方式が考えられるが、この様な方式では立ち上がりの早い振動は得られるものの、衝突音が発生し雑音となるため実用化は困難である。
本発明は、上述した課題を解決するもので、立ち上がりの早い振動を発生させる事が可能な振動発生装置を提供する事を目的とする。
この課題を解決するために、請求項1に記載の振動発生装置は、筐体と、前記筐体に取り付けられたモータと、前記モータにより回転駆動される回転部材と、前記回転部材に支持され、前記回転部材と共に回転する1つ以上の分銅と、を有しており、
前記1つ以上の分銅のうちの少なくとも1つの分銅を変位させ、該分銅の重心と前記回転部材の回転中心軸との距離を変化させる変位手段と、前記回転部材と、前記1つ以上の分銅と、を有する回転ユニットが、振動を発生しない非振動モードと振動を発生する振動モードを有し、前記非振動モードでは前記少なくとも1つの分銅が初期位置に有り、前記回転ユニットの重心は前記回転部材の回転中心軸と一致しており、前記振動モードでは前記少なくとも1つの分銅は変位させられ、前記回転ユニットの重心は前記回転部材の回転中心軸とは異なる位置にあり、前記変位手段は、前記回転部材が前記モータにより回転駆動されている状態で、前記少なくとも1つの分銅を変位させる、という特徴を有する。
また、請求項2に記載の振動発生装置は、前記分銅は該分銅の重心を通らない回動軸孔を有し、前記回転部材の前記回転中心軸とは異なる位置で、前記少なくとも1つの分銅は前記回転部材に前記回動軸孔で回動可能に軸支されている、という特徴を有する。
また、請求項3に記載の振動発生装置は、前記回転部材には偶数個の前記分銅が支持され、形状が同一である一対の前記分銅が、前記非振動モードでは前記回転中心軸を挟み対称となる位置に、前記回転中心軸に対し軸対称となる姿勢に支持されている、という特徴を有する。
また、請求項4に記載の振動発生装置は、前記振動モードでは、前記変位手段は前記少なくとも1つの分銅を、該分銅の重心と前記回転中心軸との距離が増加する方向に変位させる、という特徴を有する。
また、請求項5に記載の振動発生装置は、前記振動モードで変位させられる前記少なくとも1つの分銅は、該分銅の重心と前記回転中心軸との距離が減少する方向に弾性部材により付勢されている、という特徴を有する。
また、請求項6に記載の振動発生装置は、前記変位手段は前記一対の分銅を連結しており、前記一対の分銅のうちの一方の分銅の重心と前記回転中心軸との距離が増加する様に変位させる時に、前記一対の分銅のうちの他方の分銅の重心と前記回転中心軸との距離が減少する様に変位させる、という特徴を有する。
また、請求項7に記載の振動発生装置は、前記変位手段は、前記回転部材と共に回転する電磁アクチュエータを備え、前記電磁アクチュエータは、駆動ギアが固設された回転動作するロータを有し、前記少なくとも1つの分銅には前記駆動ギアにより駆動される被駆動ギアが固設され、前記ロータの回転により前記少なくとも1つの分銅が変位させられる、という特徴を有する。
また、請求項8に記載の振動発生装置は、前記回転部材と共に回転する受電リングと、該受電リングと当接し前記回転部材と共に回転しない給電ブラシと、が設けられ、前記受電リングを介して前記給電ブラシから前記電磁アクチュエータに給電される、という特徴を有する。
また、請求項9に記載の振動発生装置は、前記変位手段は、前記回転部材と共に回転し一方端側が前記回転中心軸の方向に移動可能に支持された駆動アームと、前記筐体に保持され前記回転部材と共に回転しない駆動機構を備え、前記駆動機構は前記駆動アームの一方端側を前記回転中心軸の方向に移動させ、移動させられる事により前記駆動アームの他端側は、前記少なくとも1つの分銅を変位させる、という特徴を有する。
また、請求項10に記載の振動発生装置は、前記回転部材の回転位置を検出する回転位置センサを有する、という特徴を有する。
また、請求項11に記載のタッチパッド装置は、請求項1から10のいずれかに記載の振動発生装置を用いる、という特徴を有する。
また、請求項12に記載のタッチパッド装置は、請求項10に記載の前記振動発生装置を複数用い、前記複数の振動発生装置が同期して動作する、という特徴を有する。
また、請求項13に記載のタッチパッド装置は、4つの前記振動発生装置を用い、それぞれの該振動発生装置が4隅に配されている、という特徴を有する。
また、請求項14に記載のタッチパッド装置は、近接センサを有し、使用者が近接すると、前記振動発生装置の前記モータが回転起動する、という特徴を有する。
請求項1の発明による振動発生装置では、非振動モードでは分銅と回転部材よりなる回転ユニットの重心は回転部材の回転中心軸と一致しているので、回転ユニットがモータにより回転駆動されても振動は発生しない。これに対し、振動モードでは変位手段により分銅が変位させられ、回転ユニットの重心は回転部材の回転中心軸とは異なる位置となるので、回転ユニットがモータにより回転駆動されると振動が発生する。
回転ユニットはモータによりあらかじめ回転駆動されているので、変位手段が分銅を変位させると、回転ユニットは直ちに振動する。この場合、分銅の変位に要する時間は、回転ユニットを静止状態から回転させ、回転ユニットが所定の回転数に達するまでの時間より短いので、回転ユニットは短時間で振動を開始する。
以上より、請求項1の発明によれば、立ち上がりの早い振動を発生する振動発生装置を提供する事ができる。
請求項2の発明によれば、分銅は、回転部材の回転中心軸とは異なる位置で、分銅の重心を通らない回動軸孔で回動可能に軸支されているので、回動軸孔を中心に分銅を回動させるだけの簡単な構造で、分銅を変位させ回転ユニットの重心を回転部材の回転中心軸とは異なる位置とする事ができる。従って、分銅を回動させるだけで振動が発生するので、簡単な構造で立ち上がりが早い振動を発生する振動発生装置を提供する事ができる。
請求項3の発明によれば、回転ユニットの回転部材には偶数個の分銅が支持され、形状が同一である一対の分銅が、非振動モードでは回転中心軸をはさみ軸対称となる位置と姿勢に支持されているので、非振動モードでは回転ユニットの重心は前記回転部材の回転中心軸と確実に一致する。これにより、非振動モードでは所望しない振動が発生しない、操作感が良好な振動発生装置を提供する事ができる。
請求項4の発明によれば、変位手段が、分銅の重心と回転中心軸との距離が増加する方向に分銅を変位させる構成としたので、立ち上がりが、より早い振動を発生する振動発生装置を提供する事ができる。
なぜならば、非振動モードでは、回転ユニットの重心は回転部材の回転中心軸と一致しているので、回転ユニットが回転しても振動は発生しないが、それぞれの分銅は遠心力により回転中心軸から遠ざかる方向に付勢されている。従って、振動モードで分銅を変位させる場合、分銅が回転中心軸から遠ざかる方向、すなわち分銅と回転中心軸との距離が増加する方向に分銅を変位させると、回転中心軸から遠ざかる方向の遠心力を利用する事ができるので、分銅の変位に要する時間を短くする事ができる。
これにより、立ち上がりが、より早い振動を発生する振動発生装置を提供する事ができる。
請求項5の発明によれば、振動モードで変位手段により回転中心軸との距離が増加する様に変位させられる分銅が、弾性部材により分銅と回転中心軸との距離が減少する方向に付勢されている構成としたので、振動の停止も素早く行える振動発生装置を提供する事ができる。
なぜならば、回転ユニットが回転すると、分銅は遠心力により回転中心軸から遠ざかる方向に付勢されるため、分銅と回転中心軸との距離が増加する方向に分銅を変位させる事は容易であるが、分銅を変位前の初期位置に戻す、すなわち分銅と回転中心軸との距離が減少する方向に分銅を変位させる事は困難である。これに対し、弾性部材により分銅と回転中心軸との距離が減少する方向に付勢する事により、変位させた分銅を初期位置に戻す事が容易になり、振動の停止も素早く行える振動発生装置を提供する事ができる。
請求項6の発明によれば、変位手段は一対の分銅を連結し、一対の分銅のうちの一方の分銅の重心と回転中心軸との距離が増加する様に変位させる時に、他方の分銅の重心と回転中心軸との距離が減少する様に変位する構成としたので、一対の分銅の変位により、回転ユニットの重心が回転部材の回転中心軸とは大きく異なる位置となり、振動モードでより強い振動を発生する事ができる。これにより、より操作性の良い振動発生装置を提供する事ができる。
また、回転部材が回転すると、全ての分銅は遠心力により回転中心軸から遠ざかる方向に付勢されるが、回転中心軸をはさみ対称位置にある2つの分銅には大きさが等しく、方向が反対の遠心力がかかる。それゆえ、回転中心軸との距離が増加する様に変位させられる分銅と回転中心軸をはさみ対称位置にある分銅を連結する事により、回転中心軸をはさみ対称位置にある2つの分銅にかかる遠心力を相殺する事ができるので、変位された分銅を容易に変位前の位置に戻す事ができる。
以上より、回転中心軸をはさみ対称位置にある2つの分銅を連結する事により、より強い振動を発生し、振動の停止も素早く行える振動発生装置を提供する事ができる。
回転部材に支持された複数の分銅は回転部材と共に回転しているため、変位手段は回転する分銅を変位させる必要がある。
請求項7の発明によれば、電磁アクチュエータ、及び被駆動ギアが固設された分銅は、いずれも回転部材に取り付けられているので、電磁アクチュエータに給電する事により電磁アクチュエータのロータを回転させ、ロータに固設された駆動ギアで分銅に固設された被駆動ギアを回転させる事により、回転部材が回転している状態で分銅を変位させる事が可能となる。
これにより、回転部材が回転している状態で振動モードにする事ができるので、立ち上がりが早い振動を発生する振動発生装置を提供する事ができる。
請求項8の発明によれば、回転部材と共に回転する受電リングと、受電リングと当接し回転部材と共に回転しない給電ブラシとを設けたので、受電リングを経由して、回転部材と共に回転する電磁アクチュエータに給電する事ができる。これにより、回転部材が回転している状態で電磁アクチュエータに給電し、分銅を変位させて振動モードにする事ができるので、立ち上がりが早い振動を発生する振動発生装置を提供する事ができる。
請求項9の発明によれば、筐体に保持され回転部材と共には回転しない駆動機構により、回転部材と共に回転する駆動アームを回転部材を移動させ、駆動アームの移動により分銅が変位する構成としたので、回転部材が回転している状態で分銅を変位させて振動モードにする事が可能となる。これにより、立ち上がりが早い振動を発生する振動発生装置を提供する事ができる。
請求項10の発明によれば、分銅を支持した回転部材に回転位置を検出する回転位置センサを設けたので、分銅が所望の位置に来たときに分銅を変位させる事が可能となる。これにより、用途に応じて、例えば上下方向にのみ振動する様な動作や、繰り返し振動するときに振動方向が徐々に移動していく様な動作が可能となり、種々の振動パターンを発生できる振動発生装置を提供する事ができる。
請求項11の発明によれば、タッチパッド装置に立ち上がりの早い振動を発生する振動発生装置を用いるので、使用者がタッチパッド装置を操作したときに、使用者に明瞭な操作感をフィードバックする事ができる。これにより、操作性の良いタッチパッド装置を提供する事ができる。
請求項12の発明によれば、タッチパッド装置に、回転位置センサを有する複数の振動発生装置を用いるので、これらを同期して動作させる事により、タッチパッド装置の操作面全体を所望の方向に振動させる事ができ、これにより操作者に種々のパターンの操作感をフィードバックする事ができる。さらに、複数の振動発生装置を特定の方向に繰り返し振動させる事により、操作面に接触している操作者の手指を所望の方向に誘導する事が可能となり、より多彩な操作感をフィードバックできる使用性の良いタッチパッド装置を提供する事ができる。
請求項13の発明によれば、回転位置センサを有する4つの振動発生装置をタッチパッド装置の4隅にそれぞれ配置するので、タッチパッド装置の操作面全域を効率よく所望の方向に振動させる事ができる。これにより、さらに操作性の良いタッチパッド装置を提供する事ができる。
請求項14の発明によれば、タッチパッド装置に近接センサを内蔵する事により、使用者が手指等を近づけタッチパッド装置を操作しようとした時のみに振動発生装置を動作させ、タッチパッド装置が操作されないときには振動発生装置を停止する様にできるので、タッチパッド装置の電力消費を低減する事ができ、利便性の良いタッチパッド装置を提供する事ができる。
以上により、本発明によれば、回転部材は非振動モード及び振動モードのいずれでも回転しており、非振動モードでは分銅が初期位置に有り、回転ユニットの重心は回転部材の回転中心軸と一致しているので振動は発生せず、振動モードでは分銅が変位させられ、回転ユニットの重心が回転部材の回転中心軸とは異なる位置となるので振動が発生する。
変位手段が分銅を変位させるのに要する時間は、回転部材を回転させ静止状態から所定の回転数に達するまでの時間より短いので、回転部材は短時間で振動を開始する。
これにより、立ち上がりの早い振動を発生させる事が可能な振動発生装置を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る振動発生装置の外観を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図である。 第1実施形態の振動発生装置の構成部品を示す分解斜視図である。 第1実施形態の振動発生装置を示す斜視図で、(a)は非振動モード時、(b)は振動モード時である。 第1実施形態の振動発生装置の変位手段を説明する平面図で、(a)は非振動モード時、(b)は振動モード時である。 第1実施形態の変形例に係る振動発生装置の変位手段を説明する平面図で、(a)は非振動モード時、(b)は振動モード時である。 第2実施形態に係る振動発生装置の外観を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図である。 第2実施形態の振動発生装置の構成部品を示す分解斜視図である。 第2実施形態の振動発生装置を示す斜視図で、(a)は非振動モード時、(b)は振動モード時である。 第2実施形態の変形例に係る振動発生装置の構成部品を示す分解斜視図である。 第2実施形態の変形例の振動発生装置を示す斜視図で、(a)は非振動モード時、(b)は振動モード時である。 本発明の実施形態に係るタッチパッド装置の外観斜視図である。 特許文献1による従来の振動発生装置の外観図である。 特許文献2による従来の振動発生装置の外観図である。
[第1実施形態]
以下に第1実施形態における振動発生装置100について説明する。
まず始めに、第1実施形態における振動発生装置100の構成について図1及び図2を用いて説明する。図1は第1実施形態に係る振動発生装置100の外観を示す図で、(a)は平面図で、(b)は正面図である。図2は第1実施形態の振動発生装置100の構成部品を示す分解斜視図である。
図1に示す様に、第1実施形態に係る振動発生装置100は、スピンドルモータ6と、スピンドルモータ6に取り付けられた筐体1により外形が形成される。筐体1は略矩形の天板部1aと2つの側壁部1bを有し、2つの側壁部1bの下端面がスピンドルモータ6のPWBベース6bに取り付けられる。
スピンドルモータ6と筐体1の天板部1aの間の空間部の略中央にはスピンドルモータ6のスピンドルシャフト6aが貫通しており、スピンドルシャフト6aにはスピンドルシャフト6aと共に回転する回転部材4、電磁アクチュエータ5などよりなる変位手段8、受電リング14及び、回転位置センサ7のエンコーダ板7aなどが固設される。また、PWBベース6bの上面には回転位置センサ7のセンサ素子7b、及び給電ブラシ15が固設される。
次に、図2を参照して、第1実施形態の振動発生装置100の構成部品について説明する。
スピンドルモータ6は図示しない外部制御装置からの通電により回転するモータで、上面に他の部品が取り付けられるPWBベース6bを有し、回転するスピンドルシャフト6aがPWBベース6bの略中央から上方に突出する。
筐体1は成形材または金属等で形成され、略矩形の天板部1aと、天板部1aの対向する2辺に下方に延出する側壁部1bを有する。また、天板部1aの略中央にはスピンドルモータ6のスピンドルシャフト6aを回転可能に支持するリテーナ部1cを有し、リテーナ部1cの中央にはスピンドルシャフト6aが挿通される貫通孔を有する。
回転位置センサ7は、スピンドルシャフト6aと共に回転するエンコーダ板7aと、エンコーダ板7aの回転を検出するセンサ素子7bにより構成される。
エンコーダ板7aは不透明の成形材または金属材で略円板状に形成され、円形の中心を中心にして、放射状に複数のスリットが等角度間隔で設けられている。また、複数のスリットの内の1つだけは他のスリットより長いスリットとしている。
センサ素子7bは2チャンネルのフォトカプラ素子で、一方のチャンネルでエンコーダ板7aに設けられた長いスリットを検出し、他方のチャンネルでエンコーダ板7aに設けられた複数のスリットを検出する。
受電リング14は導電性の金属等により筒状に形成され、複数の受電リング14が絶縁体を介してスピンドルシャフト6aに固定される。複数の受電リング14の内面にはそれぞれ給電ケーブル16の一方端が接続される。
給電ブラシ15は導電性の金属板等で略矩形に形成され、複数の給電ブラシ15が絶縁体を介してスピンドルモータ6のPWBベース6bの上面に固定される。給電ブラシ15の一方端側は受電リング14に弾性的に当接し、他方端側には図示しない外部接続用ケーブルが接続される。
電磁アクチュエータ5は、磁性材料で形成された複数の歯形を持つ2つのヨークと2つのヨークの間に保持されたコイルからなるステータ5cと、ネオジム磁石等の磁石材料で筒状に形成され多極着磁されたロータ5bを有し、ステータ5cはスピンドルシャフト6aに固定され、スピンドルシャフト6aと共に回転する。ロータ5bの上面側には駆動ギア5dが固設されている。また、ステータ5cのコイルには給電ケーブル16の他方端が接続される。
ロータ5bはスピンドルシャフト6aに回転可能に支持されており、電磁アクチュエータ5が通電されていない状態では、ステータ5cのヨークの歯形とロータ5bの磁極が磁力により吸引して所定の位置で停止し、ロータ5bはステータ5cと共に回転する。電磁アクチュエータ5に通電されるとステータ5cのコイルが発生する磁力によりロータ5bはステータ5cに対し所望の角度回転し、ロータ5bがステータ5cに対し所定の位置から所望の角度回転した状態で、ロータ5bはステータ5cと共に回転する。
電磁アクチュエータ5及び受電リング14はスピンドルシャフト6aと共に回転するが、回転中でも給電ブラシ15は受電リング14と弾性的に当接し続けるので、受電リング14への給電が可能である。受電リング14とステータ5cは給電ケーブル16で接続されているので、スピンドルモータ6の回転中でも、受電リング14を介して、給電ブラシ15から電磁アクチュエータ5への給電が可能となる。
回転ユニット40は、回転部材4,分銅2、及び回動ピン11などよりなる。
回転部材4は成形材または金属等で略円板状に形成され、中央にはスピンドルシャフト6aが挿通される回転軸孔4dを有し、回転軸孔4dの中心軸である回転中心軸4aに対し軸対称である形状となっており、回転部材4の重心は回転中心軸4aと一致する形状とされている。
回転部材4の周辺部には、回転軸孔4dをはさみ対称となる位置に、後述する回動ピン11を回転自在に支持する回転孔4bと、回動ピン11を固定保持する保持孔4cの2つの孔部を有する。なお、回転軸孔4dにスピンドルシャフト6aが挿通されると、回転中心軸4aとスピンドルシャフト6aの中心軸は一致する。
回転部材4の上面側には分銅2が2つ取り付けられるが、一方の分銅2は回転可能な可動分銅21で、他方の分銅2は回転部材4に固定される固定分銅22である。
可動分銅21と固定分銅22は、同一形状の分銅であるが、取り付け構造の違いにより、一方が可動分銅21となり、他方が固定分銅22となる。
分銅2は金属等の比重の大きい材料で形成され、回動ピン11が挿通される回動軸孔2aを有し、回動軸孔2aから偏心した位置に体積が大きく質量が集中した重錘部2bを有する。
回動ピン11は金属等で略円柱状に形成され、円柱形状の一部には回転止め形状が設けられ、上部に径の大きい鍔部を有する。
2つの回動ピン11が、可動分銅21及び固定分銅22の回動軸孔2aにそれぞれ挿通保持され、このうち、可動分銅21に挿通固定された一方の回動ピン11は回転部材4の回転孔4bに回転自在に支持され、回転部材4の下面側で被駆動ギア9が一方の回動ピン11の先端部に固定される。また、固定分銅22に挿通固定された他方の回動ピン11は回転部材4の保持孔4cに固定保持され、ダミーギア10が回転部材4の下面側で他方の回動ピン11の先端部に固定される。
被駆動ギア9およびダミーギア10は金属板等で扇状に形成され、扇状の円弧部分に駆動ギア5dと係合する歯形形状が設けられる。ただし、ダミーギア10は被駆動ギア9と一対にして重心が回転中心軸4aとなる様に組み込まれるもので、ダミーギア10の歯形と駆動ギア5dが係合しない様に、ダミーギア10の歯形形状は一部が欠損させてある。
変位手段8は、電磁アクチュエータ5、及び被駆動ギア9を備え、ロータ5bに固設された駆動ギア5dにより被駆動ギア9を介して可動分銅21を回転させる事により、可動分銅21の重心と回転部材4の回転中心軸4aとの距離を変更する。
次に、図3を参照して、振動発生装置100の構造及び動作を説明する。図3は振動発生装置100の状態を示す斜視図で、(a)は振動が発生しない非振動モード時の図で、(b)は振動が発生する振動モード時の図である。なお、図3では、理解を容易とするため、筐体1を想像線で記載してある。
図示しない外部制御装置によりスピンドルモータ6を回転させると、図3(a)に示す、スピンドルシャフト6aに組み込まれたエンコーダ板7a,電磁アクチュエータ5を含む変位手段8、及び回転ユニット40がスピンドルシャフト6aと共に回転する。
可動分銅21と固定分銅22は同一形状であり、可動分銅21が変位手段8により変位させられる前の初期位置にあるとき、すなわち、非振動モードでは、回転部材4に取り付けられた、可動分銅21の取り付け姿勢と固定分銅22の取り付け姿勢は、回転中心軸4aをはさみ軸対称となっている。また、可動分銅21及び固定分銅22の回動軸孔2aにそれぞれ挿通保持される2つの回動ピン11をそれぞれ支持する回転孔4b(図2参照)及び保持孔4c(図2参照)の2つの孔部は、回転中心軸4aをはさみ対称の位置に設けられているので、可動分銅21の重心と固定分銅22の重心は回転中心軸4aをはさみ対称な位置となる。
可動分銅21が初期位置にある非振動モードでは、回転部材4自体の重心は回転中心軸4a上にあり、2つの分銅2,2つの回動ピン11、及び被駆動ギア9とダミーギア10の2つのギアなどが、回転中心軸4aをはさみ軸対称となる位置及び姿勢で回転部材4に取り付けられるので、回転ユニット40の重心は回転部材4の回転中心軸4aと一致する。
上記の様に、非振動モードでは、回転ユニット40の重心が回転中心軸4aと一致しているので、回転ユニット40が回転しても振動は発生しない。
これに対し振動モードでは、図3(b)に示す様に、可動分銅21は変位手段8により初期位置から変位させられ、回動ピン11を中心に回転して重錘部2bが回転中心軸4aから遠ざかる姿勢となっているので、回転ユニット40の重心は回転部材4の回転中心軸4aとは異なる位置となる。
このため、振動モードでは、回転ユニット40の重心が回転中心軸4aとは異なる位置にある状態で回転するので、回転による振動が発生する。
上記の様に、第1実施形態による振動発生装置100は、筐体1と筐体1に取り付けられたスピンドルモータ(モータ)6と、スピンドルモータ6により回転駆動される回転部材4と、回転部材4に支持され、回転部材4と共に回転する2つの分銅2と、を有し、変位手段8により可動分銅21を変位させる事により切り替えられる、振動を発生しない非振動モードと振動を発生する振動モードを有している。
非振動モードでは可動分銅21は初期位置に有り、回転部材4と2つの分銅2と、を有する回転ユニット40の重心は回転部材4の回転中心軸4aと一致しており、回転ユニット40が回転させられても振動は発生しない。
振動モードでは、変位手段8が2つの分銅2のうちの一方の可動分銅21のみを変位させるので、2つの分銅2の位置と姿勢は回転中心軸4aをはさみ軸対称とはならず、回転ユニット40の重心は回転部材4の回転中心軸4aとは異なる位置となる。これにより、振動モードでは回転ユニット40が回転させられると振動が発生する。
変位手段8はスピンドルモータ6と共に回転する電磁アクチュエータ5により可動分銅21を変位させ、電磁アクチュエータ5はスピンドルモータ6が回転している時でも受電リングを介して通電可能であるので、変位手段8は、回転部材4がスピンドルモータ6により回転駆動されている状態で、可動分銅21を変位させる事が可能である。
第1実施形態による振動発生装置100では、非振動モードと振動モードのいずれのモードでも、スピンドルモータ6、及びスピンドルシャフト6aに組み込まれた回転ユニット40,変位手段8などがスピンドルシャフト6aと共にあらかじめ回転しており、変位手段8が可動分銅21を変位させ、振動モードになると、直ちに振動が発生する。
変位手段8が可動分銅21を変位させるのに要する時間は、スピンドルモータ6が静止状態から回転起動し所定の回転数に達するまでの時間より短いので、第1実施形態による振動発生装置100は、静止している偏心した分銅をさせて振動を発生させる場合より、短時間で振動を発生させる事が可能となる。これにより、立ち上がりの早い振動を発生する振動発生装置を提供する事ができる。
また、第1実施形態による振動発生装置100では、2つの分銅2は同一形状とし、可動分銅21は、回動軸孔2aに保持された回動ピン11により、回転部材4に回転可能に支持される構造とした。これにより、回動ピン11を回転させるだけで、可動分銅21を変位させる事ができるので、簡単な構造で立ち上がりが早い振動を発生する振動発生装置を提供する事ができる。
また、第1実施形態による振動発生装置100では、2つの分銅2は同一形状とし、非振動モードでは、2つの分銅2を回転中心軸4aを挟み対称となる位置に、回転中心軸4aに対し軸対称となる姿勢となる構造とした。これにより非振動モードでは回転ユニット40の重心を回転中心軸4aと確実に一致させることが容易となり、非振動モードでは所望しない振動が発生しない、操作感が良好な振動発生装置を提供する事が可能となった。
なお、第1実施形態による振動発生装置100の2つの分銅2の形状は実質的に同一であれば良く、また、回転中心軸4aと2つの分銅2の位置及び姿勢の軸対称性も実質的に同一であればよい。
形状及び軸対称性が実質的に同一である事とは、回転ユニット40を用途先の製品に取り付け、回転ユニット40を規定回転数で回転させたときに、回転ユニット40に発生する振動が、使用者が認識できない程度に、形状及び距離が同一である事とする。なお、回転ユニット40の重心を回転中心軸4aと精度良く一致させるために、一方の分銅2の形状をわずかに変更した様な場合でも、実質的に同一形状と見なせる。
また、一般的に、回転体の重心が回転中心上にない状態で回転体を起動し回転させる場合、回転により発生する振動に抗しながら回転させる為、余分なエネルギーが必要となるが、第1実施形態による振動発生装置100では、回転ユニット40の重心が回転中心軸4a上にある非振動モードでスピンドルモータ6を起動する事が可能となるので、回転に伴う振動に抗する為の余分なエネルギーが必要ないので、効率よく回転ユニット40を回転起動させる事が可能となる。
また、第1実施形態による振動発生装置100では、スピンドルシャフト6aと共に回転するエンコーダ板7aと、エンコーダ板7aの回転を検出するセンサ素子7bと、により構成される回転位置センサ7を備えている。
回転位置センサ7により回転ユニット40の回転角度位置を検出できるので、振動発生装置100で所望の方向の振動を発生する事が可能となる。すなわち、可動分銅21が特定の位置となる角度、例えば、可動分銅21が振動発生装置100の右側にあるときに、変位手段8の電磁アクチュエータ5に給電して非振動モードから振動モードに切り替えると、振動発生装置100は右側に移動する振動を発生する。
このように、第1実施形態による振動発生装置100は、回転部材4の回転位置を検出する回転位置センサ7を有しており、回転部材4の絶対回転角度が検出できるので、回転部材4の角度を検出しながら変位手段8により可動分銅21を変位させる事により、所望の方向の振動を発生させる事ができる。例えば、振動発生装置100を用途先製品に取り付けた状態で上下方向にのみ振動する様な動作や、繰り返し振動するときに振動方向が徐々に移動していく様な動作が可能となり、種々の振動パターンを発生できる振動発生装置を提供する事ができる。
次に、変位手段8による可動分銅21の変位動作を、図4を参照に、説明する。図4は変位手段8を説明する振動発生装置100の平面図で、(a)は非振動モード時の状態を説明する図で、(b)は振動モード時の状態を説明する図である。なお、図4では、理解を容易とするため、変位手段8の上方の部品の記載を省略している。
なお、理解を容易とするため、図4ではスピンドルシャフト6aが静止した状態の図を記載するが、ステータ5c,ロータ5bなどからなる電磁アクチュエータ5、及び可動分銅21,固定分銅22などを有する回転部材4などは、いずれもスピンドルシャフト6aと共に回転する。従って、スピンドルシャフト6aが回転している状態でも、変位手段8は以下の説明と同様の挙動で動作する。
非振動モードでは、図4(a)に示す様に、ロータ5bはステータ5cに対して所定の位置で停止しており、ロータ5bに取り付けられた駆動ギア5dの歯と被駆動ギア9の歯はかみ合っている。この時、可動分銅21の姿勢は固定分銅22の姿勢と回転中心軸4aをはさみ軸対称となっている。これにより回転ユニット40の重心は回転中心軸4aと一致している。
振動モードでは、図示しない受電リング14(図2参照)を介して給電ブラシ15からステータ5cのコイルに給電され、図4(b)に示す様に、駆動ギア5dが固設されたロータ5bがステータ5cに対し所要の角度回転し、駆動ギア5dと歯が噛みあっている被駆動ギア9が回転させられる。
被駆動ギア9は回動ピン11を介して可動分銅21に固定されているので、被駆動ギア9が回転させられる事により可動分銅21が回転変位する。これにより、非振動モードから振動モードに切り替えられる。
なお、第1実施形態による振動発生装置100では振動モードに切り替わる時に可動分銅21の重錘部2bが回転中心軸4aから遠ざかる方向に移動する様に設定している。また、弾性部材13は可動分銅21の重錘部2bを回転中心軸4aに近づく方向に付勢する。
なお、固定分銅22は固定分銅22側の回動ピン11を介して図示しない回転部材4(図3参照)に固定されている。また、回動ピン11を介して固定分銅22に取り付けられたダミーギア10の歯は駆動ギア5dの歯と噛みあわない様に、一部が欠損させてあるので、ダミーギア10が回転してもダミーギア10は回転せず、固定分銅22も変位しない。
振動モードから非振動モードに切り替える時は、ステータ5cのコイルへの給電を停止し、駆動ギア5dが固設されたロータ5bがステータ5cに対し所定の角度に戻る事により、被駆動ギア9が元の位置に戻され、可動分銅21も初期位置に戻る。これにより、回転ユニット40の重心が回転中心軸4aと一致し、振動が発生しなくなる。
上記の様に、第1実施形態の振動発生装置100では、変位手段8が可動分銅21を回転変位させる事により非振動モードと振動モードを切り替える事が可能となる。
ところで、非振動モードでは、回転ユニット40(図3参照)の重心が回転中心軸4a(図3参照)と一致しているので、回転ユニット40が回転しても振動は発生しないが、回転ユニット40の2つの分銅2は遠心力により回転中心軸4aから遠ざかる方向に付勢されている。
従って、非振動モードで回転ユニット40が回転している状態で可動分銅21を回転変位させる場合に、可動分銅21の重錘部2bが回転中心軸4aに近づく方向に可動分銅21を回転変位させるには、可動分銅21が受ける回転中心軸4aから遠ざかる方向の遠心力に抗しながら可動分銅21を回転変位させる必要があり、短い時間で可動分銅21を回転変位させる事は困難である。
これに対し、可動分銅21の重錘部2bが回転中心軸4aから遠ざかる方向、すなわち可動分銅21の重錘部2bと回転中心軸4aとの距離が増加する方向に可動分銅21の重錘部2bを回転変位させる場合は、可動分銅21が受ける回転中心軸4aから遠ざかる方向の遠心力を利用する事ができるので、可動分銅21の変位に要する時間を短くする事ができる。
第1実施形態の振動発生装置100では、振動モードでは可動分銅21の重錘部2bと回転中心軸4aとの距離が増加する様に可動分銅21を変位させる構成とした。これにより、振動が短時間で発生する、立ち上がりがより早い振動を発生する振動発生装置を提供する事ができる。
また、第1実施形態の振動発生装置100では可動分銅21は、重錘部2bが回転中心軸4aに近づく方向に弾性部材13により付勢される構造とした。
振動モードから非振動モードに復帰させる場合には、可動分銅21を初期位置に戻す、すなわち可動分銅21の重錘部2bと回転中心軸4aとの距離が減少する方向に可動分銅21を回転変位させるが、可動分銅21が受けている回転中心軸4aから遠ざかる方向の遠心力に抗して可動分銅21を回転変位させる必要がある。
第1実施形態の振動発生装置100では、弾性部材13が、重錘部2bが回転中心軸4aに近づく方向に可動分銅21を付勢するので、可動分銅21が受ける遠心力を、弾性部材13の付勢力により相殺できるので、振動モードで変位させた可動分銅21を容易に初期位置に戻す事ができる。これにより、振動の停止も素早く行える振動発生装置を提供する事ができる。
[第1実施形態の変形例]
次に、図5を参照して、第1実施形態の変形例を説明する。図5は本変形例による振動発生装置110の変位手段8を説明する平面図で、(a)は非振動モード時の状態を説明する図で、(b)は振動モード時の状態を説明する図である。なお、図5では、理解の容易のため、変位手段8の上方の部品の記載を省略している。また、第1実施形態と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本変形例では、図5(a)に示す様に、2つの連動用分銅3が、いずれも回動ピン11により図示しない回転部材4に回転可能に支持される。
連動用分銅3の重錘部3bには円柱状突出部3cが設けられ、略板状のリンクアーム12の2つの孔部に2つの連動用分銅3のそれぞれの円柱状突出部3cが回動可能に挿通される。これにより、2つの連動用分銅3の円柱状突出部3cはリンクアーム12により常に等しい間隔に支持される。なお、2つの連動用分銅3は回転中心軸4aをはさみ対称位置に配置され、非振動モードでは、2つの連動用分銅3の姿勢は、回転中心軸4aをはさみ軸対称となっている。
なお、本変形例による振動発生装置110では分銅を付勢する弾性部材13は省略される。
2つの連動用分銅3は質量が等しく、非振動モードでは、それぞれの連動用分銅3の重心から回転中心軸4aまでの距離も等しく、2つ連動用分銅3の姿勢は回転中心軸4aをはさみ軸対称となっている。これにより、回転部材4,回動ピン11,連動用分銅3,リンクアーム12などで構成される回転ユニットの重心は回転中心軸4aと一致し、回転ユニットが回転しても振動は発生しない。
また、回転ユニットが回転した時、非振動モードでは、2つの連動用分銅3は大きさが等しく方向が反対方向の遠心力をそれぞれ受けるが、2つの連動用分銅3はリンクアーム12により連結されているので、2つの連動用分銅3が受ける遠心力はリンクアーム12により相殺され、リンクアーム12及び2つの連動用分銅3は遠心力では変位しない。
振動モードでは、図5(b)に示す様に、駆動ギア5dが固設されたロータ5bがステータ5cに対し所要の角度回転し、駆動ギア5dと歯が噛みあっている被駆動ギア9が回転させられる。被駆動ギア9は回動ピン11を介して一方の連動用分銅3に固定されているので、被駆動ギア9が回転させられる事により一方の連動用分銅3が回転する。図5(b)は、一方の連動用分銅3の重錘部3bがスピンドルシャフト6aから遠ざかる方向に回転する場合を示している。
他方の連動用分銅3は図示を省略した回転部材4に回転可能に支持されているが、回動ピン11を介して他方の連動用分銅3に固定されているダミーギア10は、歯が一部欠損させてあるので、駆動ギア5dの歯とは噛みあわず、ロータ5bが回転しても、他方の連動用分銅3は回転されない。しかし、一方の連動用分銅3と他方の連動用分銅3はリンクアーム12により連結されているので、振動モードで、例えば、一方の連動用分銅3の重錘部3bがスピンドルシャフト6aから遠ざかる方向に回転すると、リンクアーム12により他方の連動用分銅3は重錘部3bがスピンドルシャフト6aに近づく方向に回転させられる。
以上の様に、本変形例による振動発生装置110では、変位手段8は、振動モードで回転中心軸4aとの距離が増加する様に変位される一方の連動用分銅(分銅)3と、一方の連動用分銅3と回転中心軸4aをはさみ対称位置にある他方の連動用分銅(分銅)3が連結された構成となっている。
これにより、本変形例による振動発生装置110では、回転中心軸4aをはさみ対称位置にある2つの連動用分銅3をリンクアーム12で連結し、一方の連動用分銅3をスピンドルシャフト6aとの距離、すなわち回転中心軸4aとの距離が増加する様に変位させ、変位する連動用分銅3と回転中心軸4aをはさみ対称位置にある他方の連動用分銅3を、連動用分銅(分銅)3と回転中心軸4aとの距離が減少する方向に変位させる。
従って、振動モードにおいて、2つ連動用分銅3が、一方は回転中心軸4aとの距離が増加する様に変位し、他方は回転中心軸4aとの距離が減少する方向に変位するので、回転ユニット40の重心は回転中心軸4aから大きく異なる位置となる。これにより、振動モードにおいてより強い振動が発生するので、より操作性の良い振動発生装置を提供する事ができる。
また、回転ユニットが回転すると、2つの連動用分銅3は遠心力により回転中心軸4aから遠ざかる方向に付勢されるが、非振動モードでは2つの連動用分銅3は回転中心軸4aをはさみ対称位置にあるので、2つの連動用分銅3をリンクアーム12で連結する事により、2つの連動用分銅3にかかる遠心力は相殺され、非振動モードで振動が発生しない操作性の良い振動発生装置を提供する事ができる。
また、連動用分銅3を変位させ非振動モードから振動モードに切り替える場合には、2つの連動用分銅3をリンクアーム12で連結する事により、連動用分銅3にかかる遠心力の影響を受けることなく連動用分銅3を変位させる事ができるので、安定した動作で振動モードとする事ができる。
なお、振動モードから非振動モードに戻す場合にも、回転中心軸4aをはさみ対称位置にある2つの連動用分銅3にかかる遠心力をリンクアーム12により相殺しているので、回転中心軸4aとの距離が増加する様に変位された一方の連動用分銅3が余分に受ける遠心力だけに抗して連動用分銅3を変位させればよいので、変位された連動用分銅3を容易に変位前の位置に戻す事ができ、振動の停止も素早く行える振動発生装置を提供する事ができる。
以上により、本変形例による振動発生装置110では非振動モードと振動モードの切換動作が安定で、より強い振動を発生する振動発生装置を提供する事ができる。
[第2実施形態]
以下に第2実施形態における振動発生装置200の構成について図6及び図7を用いて説明する。図6は第2実施形態における振動発生装置200の外観を示す図で、(a)は平面図で、(b)は正面図である。図7は第2実施形態における振動発生装置200の構成部品を示す分解斜視図である。なお、第1実施形態と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
第2実施形態における振動発生装置200は、図6に示す様に、スピンドルモータ6と、スピンドルモータ6に取り付けられた筐体51により外形が形成され、筐体51にはモータブロック31が外方に突出して取り付けられる。
スピンドルモータ6と筐体51の天板部51aの間の空間部の略中央にはスピンドルモータ6のスピンドルシャフト6aが貫通しており、スピンドルシャフト6aにはスピンドルシャフト6aと共に回転する回転部材54、スライドリテーナ19および駆動アーム17などからなる変位手段58および、回転位置センサ7のエンコーダ板7aなどが固設される。また、筐体51の側壁部51bの一方側には駆動機構30を構成するモータブロック31とリフトプレート32が取り付けられる。
次に、図7を参照して、第2実施形態に係る振動発生装置200の構成部品について、説明する。
筐体51は成形材または金属等で形成され、略矩形の天板部51aと、天板部51aの対向する2辺に下方に延出する側壁部51bを有する。また、天板部51aの略中央にはスピンドルモータ6のスピンドルシャフト6aを回転可能に支持するリテーナ部51cを有し、リテーナ部51cの中央にはスピンドルシャフト6aが挿通される貫通孔を有し、一方の側壁部51bにはリフトプレート32の軸部32cが挿通されるプレート孔部51eとモータブロック31が装着されるモータ孔部51fが設けられる。
回転ユニット90は、回転部材54,分銅52、及び回動支持ピン61などよりなり、回転部材54の上面側には2つの回動支持ピン61により2つの分銅52がそれぞれ回動自在に取り付けられる。
回転部材54は成形材または金属等で略直方の板状に形成され、中央にはスピンドルシャフト6aが挿通される回転軸孔54dを有し、回転軸孔54dの中心軸である回転中心軸54aに対し軸対称となる形状となっており、回転部材54の重心は回転中心軸54aと一致する形状とされている。回転部材54の周辺部には、回転軸孔54dをはさみ対称となる位置に、後述する回動支持ピン61を保持する2つの回動ピン孔54bを有する。なお、回転軸孔54dにスピンドルシャフト6aが挿通されると、回転中心軸54aとスピンドルシャフト6aの中心軸は一致する。
分銅52は金属等の比重の大きい材料で形成され、回動支持ピン61が回動自在に挿通される回動軸孔52aを有し、回動軸孔52aから偏心した位置に、体積が大きく質量が集中した重錘部52bを有し、重錘部52bの上面には円柱状突出部52cが設けられる。なお、変位手段58により分銅52が変位させられる前の初期位置では、2つの分銅52の姿勢は回転中心軸54aをはさみ軸対称となっている。
回動支持ピン61は金属等で略円柱状に形成され、円柱形状の本体部の上側に径の大きい鍔部を有する。回動支持ピン61は分銅52の回動軸孔52aに回動自在に挿入され、回転部材54の回動ピン孔54bに固定される。
リンクアーム60は成形材等で略矩形状に形成され、両端の周辺側に分銅52の円柱状突出部52cを回動自在に支持するリンク孔部60aをそれぞれ有する。リンク孔部60a付近の上面には上方に突出する2つの板状突出部が間隔をあけてそれぞれ立設され、板状突出部には駆動アーム17及びダミーアーム33を支持するアーム軸孔60bが設けられる。
駆動アーム17は成形材等で略Y字状に形成され、Y字状の先端側の二股部に内方に突出する追従軸17bをそれぞれ有し、Y字状の根元側の棒状部の両側面には外方に突出する駆動軸17aをそれぞれ有する。
ダミーアーム33は成形材等で駆動アーム17と類似した略Y字状に形成され、Y字状の根元側の棒状部の両側面には外方に突出する突出軸部をそれぞれ有する。
スライドリテーナ19は成形材等で略円柱状に形成され、中央にスピンドルシャフト6aが回動自在かつ摺動自在に挿通される中央孔部19cを有し、上端側に中央孔部19cの軸方向を中心とした回転形状に窪んだリング状の溝部19aを有し、溝部19aの下方には中央孔部19cの軸方向と直交する方向にアーム孔部19bが設けられる。
駆動アーム17の追従軸17bはスライドリテーナ19のアーム孔部19bに回転自在に支持され、駆動軸17aはリンクアーム60のアーム軸孔60bに回転自在に支持される。
リフトプレート32は成形材等で略扇状に形成され、扇状の周辺部には部分円弧状にギア部32bが設けられ、ギア部32bに隣接して円柱状に突出する腕部32aを有する。また、扇形状の中心部には回転中心となる軸部32cを有する。
モータブロック31は図示しない外部駆動装置により正逆両方向に回転可能な小型DCモータ等のモータを有し、モータ軸の先端には平歯車である軸ギア31aが設けられている。軸ギア31aはリフトプレート32のギア部32bと噛みあい、リフトプレート32の腕部32aはスライドリテーナ19の溝部19aと係合する。
モータブロック31及びリフトプレート32は筐体51の一方の側壁部51bに取り付けられ、図示しない外部駆動装置によりモータブロック31の軸ギア31aが正逆方向に回転させられると、軸部32cを回転中心としてリフトプレート32も回転し、リフトプレート32の腕部32aも回転する。
次に、図8を参照して、第2実施形態における振動発生装置200の動作を説明する。図8は振動発生装置200の外観を示す斜視図で、(a)は振動が発生しない非振動モード時の図で、(b)は振動が発生する振動モード時の図である。なお、図8では、理解を容易とするため、筐体51を想像線で記載してある。
図示しない外部制御装置によりスピンドルモータ6を回転させると、図8(a)に示す、スピンドルシャフト6aに組み込まれたエンコーダ板7a,変位手段58、及び回転ユニット90がスピンドルシャフト6aと共に回転する。
2つの分銅52が変位手段58により変位させられる前の初期位置にあるとき、すなわち、非振動モードでは、2つの分銅52の姿勢は、回転中心軸54aをはさみ軸対称となっている。また、2つの分銅52を回動可能に支持する2つの回動支持ピン61を保持する2つの回動ピン孔54b(図7参照)は、回転中心軸54aをはさみ対称の位置に設けられているので、2つの分銅52の重心は回転中心軸54aをはさみ対称となる。
分銅52が初期位置にある非振動モードでは、回転部材54自体の重心は回転中心軸54a上にあり、2つの分銅52及び2つの回動支持ピン61などは、回転中心軸54aをはさみ軸対称となる位置及び姿勢で回転部材54に取り付けられるので、回転ユニット90の重心は回転部材54の回転中心軸54aと一致する。
上記の様に、非振動モードでは、回転ユニット90の重心が回転中心軸54aと一致しているので、回転ユニット90が回転しても振動は発生しない。
これに対し振動モードでは、図8(b)に示す様に、分銅52は変位手段58により初期位置から変位させられ回動支持ピン61を中心に回転し、一方の分銅52の重錘部52bが回転中心軸54aから遠ざかる方向に変位し、他方の分銅52の重錘部52bが回転中心軸54aに近づく方向に変位するので、回転部材54,分銅52,回動支持ピン61などよりなる回転ユニット90の重心は、回転部材54の回転中心軸54aとは異なる位置となる。
このため、振動モードでは、回転ユニット90の重心が回転中心軸54aとは異なる位置で回転するので、回転による振動が発生する。
次に、非振動モードから振動モードに切り替える時の、変位手段58の挙動を説明する。
非振動モードでは、スライドリテーナ19は回転部材54にもっとも近づいた位置にあり、駆動アーム17は略水平となり、リンクアーム60の2つのリンク孔部60aは回転中心軸54aをはさみ対称の位置となる。これにより、2つの分銅52の姿勢は、回転中心軸54aをはさみ軸対称となり、回転ユニット90の重心は回転部材54の回転中心軸54aと一致する。
非振動モードから振動モードに切り替える時は、図示しない外部駆動装置によりモータブロック31を駆動し、軸ギア31aによりリフトプレート32を回転させる。リフトプレート32の回転中心である軸部32cの軸方向はスピンドルシャフト6aの軸方向と直交する方向に配置されており、リフトプレート32の腕部32aはスライドリテーナ19の溝部19aと係合しているので、リフトプレート32の腕部32aが回転する事によりスライドリテーナ19は腕部32aによりスピンドルシャフト6aに沿って上方に移動させられる。
スライドリテーナ19が上方へ移動すると、スライドリテーナ19のアーム孔部19bに追従軸17bが回転自在に支持された駆動アーム17が傾斜し、駆動アーム17と係合されたリンクアーム60が移動させられる。リンクアーム60が移動すると、リンクアーム60の2つのリンク孔部60aに円柱状突出部52cが回動自在に支持された2つの分銅52のうち、一方の分銅52の重錘部52b(図7参照)は回転中心軸54aから遠ざかる方向に回転変位し、他方の分銅52の重錘部52b(図7参照)は回転中心軸54aに近づく方向に回転変位する。これにより、回転部材54,分銅52,回動支持ピン61などよりなる回転ユニット90の重心は、回転部材54の回転中心軸54aとは異なる位置となり、回転により振動を発生する振動モードとなる。
なお、振動モードから非振動モードに戻すときは、モータブロック31を逆方向に駆動すれば、モータブロック31の軸ギア31aが逆方向に回転し、リフトプレート32を逆方向に回転させる。これにより、リフトプレート32の腕部32aがスライドリテーナ19を下方に移動させ、駆動アーム17が略水平に戻り、リンクアーム60が移動前の位置に戻され、2つの分銅52は初期位置に戻され、回転ユニット90の重心が回転部材54の回転中心軸54aと一致し、非振動モードとなる。
以上の様に、第2実施形態における振動発生装置200では、回転部材54と共に回転する駆動アーム17を有する変位手段58を有し、回転しないモータブロック31とリフトプレート32などよりなる駆動機構30によりスライドリテーナ19を移動させ、これによりスピンドルシャフト6aと共に回転する駆動アーム17を移動させる事により、リンクアーム60を介して、2つの分銅52の一方の分銅52が、分銅52と回転中心軸54aとの距離が増加する様に変位させられる構成とした。
これにより、スピンドルシャフト6aと共に回転しない駆動機構30により、スピンドルシャフト6aと共に回転する分銅52を変位させ、回転部材54,分銅52,回動支持ピン61などよりなる回転ユニット90の重心を移動させる事が可能となり、駆動機構30を操作する事で振動を発生する振動発生装置を提供する事ができる。
また、第2実施形態における振動発生装置200では、変位手段58は、振動モードで回転中心軸54aとの距離が増加する様に変位される一方の分銅52と、一方の分銅52と回転中心軸54aをはさみ対称位置にある他方の分銅52がリンクアーム60により連結されている構成とした。
これにより、振動モードにおいて、回転部材54,分銅52,回動支持ピン61などよりなる回転ユニット90の重心の位置を、回転部材54の回転中心軸54aから、より大きく異なる位置とできるので、より強い振動を発生する事ができ、より操作性の良い振動発生装置を提供する事ができる。
また、回転中心軸54aをはさみ対称位置にある2つの2つの分銅52がリンクアーム60により連結されている構成としたので、2つの分銅52にかかる遠心力を相殺する事ができ、非振動モードでは、2つの分銅52が遠心力により変位する事を回避でき、安定した回転が可能となる。また、振動モードから非振動モードに戻すときには、回転中心軸54aとの距離が増加する方向に変位した分銅52が余分に受ける遠心力だけに抗して分銅52を変位させればよいので、変位された分銅52を容易に変位前の位置に戻す事ができ、振動の停止が素早く行えるので、短時間で振動モードから非振動モードに戻せる振動発生装置を提供する事ができる。
また、第2実施形態における振動発生装置200では、変位手段58は、非振動モードでは駆動アーム17が略水平となる構成とし、この状態で略同一姿勢のダミーアーム33とスピンドルシャフト6aをはさんで対向する構成とした。これにより、非振動モードで回転ユニット90の重心を回転中心軸54aに精度良く一致させる事が容易となり、より操作性の良い振動発生装置を提供する事ができる。
[第2実施形態の変形例]
次に、図9を参照して、第2実施形態の変形例を説明する。図9は第2実施形態の変形例における振動発生装置210の構成部品を示す分解斜視図である。なお、第2実施形態と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
第2実施形態の変形例における振動発生装置210の分銅72は、金属等の比重の大きい材料で略直方形に形成され、上面の略中央位置に上方に突出する円柱状突出部72cを有し、底面に後述する回転部材74のスライドガイド部74eと摺動可能に係合するスライド突部72dを有する。
回転部材74は成形材または金属等で略直方の板状に形成され、中央にはスピンドルシャフト6aが挿通される回転軸孔74dを有し、回転軸孔74dの中心軸である回転中心軸54aに対し軸対称となる形状となっており、回転部材74の重心は回転中心軸74aと一致する形状とされている。回転部材74の上面には直方形状の長手方向に、回転軸孔74dを通過する位置に、直線状のスライドガイド部74eが設けられている。なお、回転軸孔74dにスピンドルシャフト6aが挿通されると、回転中心軸74aとスピンドルシャフト6aの中心軸は一致する。
回転部材74のスライドガイド部74eには、初期位置では、2つの分銅72が回転中心軸74aをはさみ軸対称となる位置と姿勢で、回転中心軸74aをはさむ両側にそれぞれ摺動可能に支持される。分銅72の円柱状突出部72cはリンクアーム70のリンク孔部60aと係合し、リンクアーム70が移動すると分銅72は変位する。
次に、図10を参照して、第2実施形態の変形例における振動発生装置210の動作を説明する。図10は振動発生装置210の外観を示す斜視図で、(a)は振動が発生しない非振動モード時の図で、(b)は振動が発生する振動モード時の図である。なお、図10では、理解を容易とするため、筐体51を想像線で記載してある。
第2実施形態の変形例における振動発生装置210では、2つの分銅72が変位手段58により変位させられる前の初期位置にあるとき、すなわち、非振動モードでは、図10(a)に示す様に、スライドリテーナ19は回転部材74にもっとも近づいた位置にあり、駆動アーム17は略水平となり、2つの分銅72の位置及び姿勢は、回転中心軸74aをはさみ軸対称となっており、回転部材74,分銅72,などよりなる回転ユニット91の重心は回転部材74の回転中心軸74aと一致する。
これに対し振動モードでは、図10(b)に示す様に、モータブロック31の軸ギア31aによりリフトプレート32が回転させられ、リフトプレート32の腕部32aによりスライドリテーナ19はスピンドルシャフト6aに沿って上方に移動させられる。これにより、駆動アーム17が傾斜し、リンクアーム60が移動させられ、スライドガイド部74eに摺動可能に支持された分銅72は直線状に変位すし、回転部材74,分銅72,などよりなる回転ユニット91の重心は回転部材74の回転中心軸74aとは異なる位置となる。
上記の様に、第2実施形態の変形例における振動発生装置210では、2つの分銅72が直線状のスライドガイド部74eに沿って、直線状に変位する構成とした。従って、分銅72の全質量が変位するので、分銅が回動し質量が集中した重錘部のみが変位する場合と比較して、回転ユニット91の重心が、回転中心軸4aからより大きく異なる位置となる。これにより、振動モードにおいてより強い振動が発生するので、より操作性の良い振動発生装置を提供する事ができる。
以上のように、本発明の実施形態に係る振動発生装置を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次の様に変形して実施することができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属する。
(1)本発明の実施形態においては、分銅2の数を2つとしたが、分銅を4つ以上の偶数個とし、半数ずつを回転中心軸4aをはさみ対称の位置に配してもよい。または、3つ以上の奇数個とし、全ての分銅により回転ユニットの重心が回転中心軸54aと一致する様に配しても良い。
(2)本発明の実施形態において、エンコーダ板7aは不透明の成形材または金属材で、放射状に複数のスリットが等角度間隔で設けられる、としたが、エンコーダ板7aをガラス等の透明材とし、スリット部を着色した不透明部としてもよい。
(3)本発明の実施形態において、分銅は金属等の比重の大きい材料で形成される、としたが、分銅を成形材等で形成し重錘部のみに比重の大きい金属部材を組み込んでも良い。
(4)第2実施形態において、モータブロック31は小型DCモータ等のモータとしたが、モータの種類は何でも良く、また、ギアヘッドを設けても良い。
(5)第2実施形態において、リフトプレート32の回転位置を検出するセンサを設けても良い。
(6)第2実施形態において、軸ギア31aは全周に歯形を有する平歯車としたが、部分歯車でも良い。
[タッチパッド装置500の実施形態]
次に本発明による振動発生装置を用いたタッチパッド装置500の実施形態を、図11を参照して、説明する。図11は本実施形態に係るタッチパッド装置500の外観斜視図である。ここで、タッチパッド装置500の操作検出方法は静電容量式,抵抗式等、適宜設定することが可能である。
図11に示す様に、本実施形態のタッチパッド装置500では、略矩形の情報表示面を兼用する操作面401の4隅に、例えば、本発明による振動発生装置100が組み込まれ、それぞれの振動発生装置100の振動可能方向が操作面401と同一となる様に配置する。これにより操作面401を任意の平面方向に振動させる事が可能となる。また、操作面401の周囲のケース403には近接センサ402を配置する。近接センサ402はタッチパッド装置500への使用者の手指の接近を検出する
本実施形態のタッチパッド装置500では本発明による立ち上がりの早い振動を発生する振動発生装置100を用いたので、使用者がタッチパッド装置500を操作したときに、使用者に明瞭な操作感をフィードバックする事ができる。これにより、操作性の良いタッチパッド装置を提供する事ができる。
また、本実施形態のタッチパッド装置500では複数個の回転位置センサ付きの振動発生装置100を用いた。回転位置センサ7を有する振動発生装置100は、所望の方向の振動を発生させる事ができるので、複数個の回転位置センサ付きの振動発生装置100を同期して振動させる事により、タッチパッド装置500の操作面401全体を所望の方向に振動させる事ができ、これにより操作者に種々のパターンの操作感をフィードバックする事ができる。
また、本発明による振動発生装置100は立ち上がりの早い所望の方向の振動を発生させる事が可能であるため、操作面401を繰り返し同じ方向に振動させる事ができ、複数の振動発生装置100により、タッチパッドの操作面401を特定の方向に繰り返し振動させる事により、所望の方向に誘導される感覚を操作者に生じさせる事ができるので、より多彩な操作感をフィードバックできる操作性の良いタッチパッド装置を提供する事ができる。
例えば、ボタンアイコンを連続して操作する様な場合で、第1の操作に基づき第2の操作として操作可能なボタンアイコンが、操作面401の右側に表示されているアイコンのみである様な場合に、使用者が第1の操作を完了した後に全ての振動発生装置100を右方向に振動させる事により、操作面401全体が右方向に振動し、使用者は右方向に誘導される感覚を受け第2の操作で適切なアイコンを選びやすくなる。同様に、第1の操作に基づき第2の操作として操作可能なボタンアイコンが、操作面401の左側に表示されているアイコンのみである様な場合には、操作面401を左方向に振動させる事により、使用者の手指は左方向に誘導され、第2の操作で適切なアイコンを選びやすくなる。これにより、より操作性の良いタッチパッド装置が提供できる。
また、本実施形態のタッチパッド装置500では、回転位置センサ7を有する振動発生装置100を4つ用い、それぞれの振動発生装置100をタッチパッド装置500の操作面401の4隅に配置した。これにより、タッチパッド装置500の操作面401全域を、効率よく所望の方向に広く振動させる事ができ、さらに操作性の良いタッチパッド装置を提供する事ができる。
また、本実施形態のタッチパッド装置500は、近接センサ402を有し、使用者がタッチパッド装置500に近接すると、振動発生装置100が起動する構成とした。これにより、使用者が手指等を近づけタッチパッド装置500を操作しようとした時のみに振動発生装置100を動作させ、タッチパッド装置500が操作されないときには振動発生装置100のスピンドルモータ6を停止できるので、タッチパッド装置500の電力消費を低減する事ができ、利便性の良いタッチパッド装置を提供する事ができる。ここで、近接センサ402は静電容量式、または光学式のもの等を用いることが可能であるが、静電容量式の近接センサを用いた場合、近接センサ402をタッチパッドの操作検出部と兼用することも可能である。
以上のように、本発明の実施形態に係るタッチパッド装置500を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属する。
タッチパッド装置500に組み込まれる振動発生装置は、例として、本発明の振動発生装置の第1実施形態に係る振動発生装置100としたが、タッチパッド装置500に組み込まれる振動発生装置は第1実施形態にかかる振動発生装置100に限定される事はなく、第1実施形態の変形例に係る振動発生装置110,第2実施形態に係る振動発生装置200、または、第2実施形態の変形例に係る振動発生装置210のいずれの振動発生装置を組み込んでも良い。
タッチパッド装置500に組み込まれる振動発生装置100は4つとしたが、組み込まれる振動発生装置100は4つより少なくても良い。
組み込まれる振動発生装置100は回転位置センサ7を有するとしたが、回転位置センサ7を有していない振動発生装置100を組み込んでも良い。
近接センサ402はタッチパッド装置500のケース403に配置される構成としたが、近接センサ402の配置場所はタッチパッド装置500のケース403に限定される必要はなく、例えばタッチパッド装置500の操作面401の下方側に配置しても良い。
振動発生装置100は振動方向が操作面401と同一となる様に配置する、としたが、振動発生装置100を振動方向が操作面401に直交または任意の角度となる様に配置しても良い。
複数個の回転位置センサ付きの振動発生装置100を同期して振動させる事により、タッチパッド装置500の操作面401全体を所望の方向に振動させるとしたが、複数の振動発生装置100のスピンドルモータ6の回転位相まで同期させて4つの振動発生装置100を同一の方向に振動させても良い。
1 筐体
1a 天板部
1b 側壁部
1c リテーナ部
2 分銅
2a 回動軸孔
2b 重錘部
3 連動用分銅
3b 重錘部
3c 円柱状突出部
4 回転部材
4a 回転中心軸
4b 回転孔
4c 保持孔
4d 回転軸孔
5 電磁アクチュエータ
5a フランジ
5b ロータ
5c ステータ
5d 駆動ギア
6 スピンドルモータ
6a スピンドルシャフト
6b PWBベース
7 回転位置センサ
7a エンコーダ板
7b センサ素子
8 変位手段
9 被駆動ギア
10 ダミーギア
11 回動ピン
12 リンクアーム
13 弾性部材
14 受電リング
15 給電ブラシ
16 給電ケーブル
17 駆動アーム
17a 駆動軸
17b 追従軸
19 スライドリテーナ
19a 溝部
19b アーム孔部
19c 中央孔部
21 可動分銅
22 固定分銅
30 駆動機構
40 回転ユニット
31 モータブロック
31a 軸ギア
32 リフトプレート
32a 腕部
32b ギア部
32c 軸部
33 ダミーアーム
51 筐体
51a 天板部
51b 側壁部
51c リテーナ部
51e プレート孔部
51f モータ孔部
52 分銅
52a 回動軸孔
52b 重錘部
52c 円柱状突出部
54 回転部材
54a 回転中心軸
54b 回動ピン孔
54d 回転軸孔
58 変位手段
60 リンクアーム
60a リンク孔部
60b アーム軸孔
61 回動支持ピン
72 分銅
72c 円柱状突出部
72d スライド突部
74 回転部材
74a 回転中心軸
74d 回転軸孔
74e スライドガイド部
90 回転ユニット
91 回転ユニット
100,110,200,210 振動発生装置
401 操作面
402 近接センサ
403 ケース
500 タッチパッド装置

Claims (14)

  1. 筐体と、
    前記筐体に取り付けられたモータと、
    前記モータにより回転駆動される回転部材と、
    前記回転部材に支持され、前記回転部材と共に回転する1つ以上の分銅と、を有する振動発生装置において、
    前記1つ以上の分銅のうちの少なくとも1つの分銅を変位させ、該分銅の重心と前記回転部材の回転中心軸との距離を変化させる変位手段と、前記回転部材と、前記1つ以上の分銅と、を有する回転ユニットが、振動を発生しない非振動モードと振動を発生する振動モードを有し、
    前記非振動モードでは前記少なくとも1つの分銅が初期位置に有り、前記回転ユニットの重心は前記回転部材の回転中心軸と一致しており、
    前記振動モードでは前記少なくとも1つの分銅は変位させられ、前記回転ユニットの重心は前記回転部材の回転中心軸とは異なる位置にあり、
    前記変位手段は、前記回転部材が前記モータにより回転駆動されている状態で、前記少なくとも1つの分銅を変位させる事を特徴とする振動発生装置。
  2. 前記分銅は該分銅の重心を通らない回動軸孔を有し、前記回転部材の前記回転中心軸とは異なる位置で、前記少なくとも1つの分銅は前記回転部材に前記回動軸孔で回動可能に軸支されている事を特徴とする、請求項1に記載の振動発生装置。
  3. 前記回転部材には偶数個の前記分銅が支持され、形状が同一である一対の前記分銅が、前記非振動モードでは前記回転中心軸を挟み対称となる位置に、前記回転中心軸に対し軸対称となる姿勢に支持されている事を特徴とする、請求項1または請求項2に記載の振動発生装置。
  4. 前記振動モードでは、前記変位手段は前記少なくとも1つの分銅を、該分銅の重心と前記回転中心軸との距離が増加する方向に変位させる事を特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の振動発生装置。
  5. 前記振動モードで変位させられる前記少なくとも1つの分銅は、該分銅の重心と前記回転中心軸との距離が減少する方向に弾性部材により付勢されている事を特徴とする、請求項4に記載の振動発生装置。
  6. 前記変位手段は前記一対の分銅を連結しており、前記一対の分銅のうちの一方の分銅の重心と前記回転中心軸との距離が増加する様に変位させる時に、前記一対の分銅のうちの他方の分銅の重心と前記回転中心軸との距離が減少する様に変位させる事を特徴とする、請求項3に記載の振動発生装置。
  7. 前記変位手段は、前記回転部材と共に回転する電磁アクチュエータを備え、前記電磁アクチュエータは、駆動ギアが固設された回転動作するロータを有し、前記少なくとも1つの分銅には前記駆動ギアにより駆動される被駆動ギアが固設され、前記ロータの回転により前記少なくとも1つの分銅が変位させられる事を特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の振動発生装置。
  8. 前記回転部材と共に回転する受電リングと、該受電リングと当接し前記回転部材と共に回転しない給電ブラシと、が設けられ、前記受電リングを介して前記給電ブラシから前記電磁アクチュエータに給電される事を特徴とする、請求項7に記載の振動発生装置。
  9. 前記変位手段は、前記回転部材と共に回転し一方端側が前記回転中心軸の方向に移動可能に支持された駆動アームと、前記筐体に保持され前記回転部材と共に回転しない駆動機構を備え、前記駆動機構は前記駆動アームの一方端側を前記回転中心軸の方向に移動させ、移動させられる事により前記駆動アームの他端側は、前記少なくとも1つの分銅を変位させる事を特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の振動発生装置。
  10. 前記回転部材の回転位置を検出する回転位置センサを有する事を特徴とする、請求項1から9のいずれかに記載の振動発生装置。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の振動発生装置を用いた平面型座標入力装置。
  12. 請求項10に記載の前記振動発生装置を複数用い、前記複数の振動発生装置が同期して動作する事を特徴とする平面型座標入力装置。
  13. 4つの前記振動発生装置を用い、それぞれの該振動発生装置が4隅に配された事を特徴とする、請求項12に記載の平面型座標入力装置。
  14. 近接センサを有し、使用者が近接すると、前記振動発生装置の前記モータが回転起動する事を特徴とする、請求項11から13のいずれかに記載の平面型座標入力装置。
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