JP2014146208A - 振動発生装置及びタッチパネル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大きな振動を発生することができ、且つ、キレのある振動感を与えることが可能な振動発生装置及びタッチパネル装置を提供する。
【解決手段】第1の方向に沿って往復自在に可動する可動部1を有する駆動部10と、弾性材からなり、一方の面が可動部1によって駆動される被駆動部20cと、他方の面が被振動対象に振動を発生させる加振部20dと、支持部20aと、反転部20bと、を有する反転ばね20と、支持部20aが固定されて反転ばね20が反転自在に支持されると共に、駆動部10が保持される筐体30と、を有し、可動部10が反転ばね20を通常状態から反転状態に切り替えた際に加振部20dが被振動対象に振動を発生させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、振動発生装置に関し、特に、タッチパネル等の様々な入力デバイスの操作感触を指や手に伝えるための振動発生装置及び、振動発生装置を備えたタッチパネル装置に関する。
従来から、LCDなどの表示装置に透明電極などを配置し、表示装置の表面に接触して入力操作を行うタッチパネルが様々な機器で使用されている。また、そのようなタッチパネルに接触して入力操作を行う操作者に対して、電子音や振動によるクリック感などの操作感覚を与える技術が多数提案されている。
近年、従来の携帯機器よりも大きな表示装置を備えた、タブレット端末やナビゲーション機器などの普及に伴い、大きな表示装置に対応することができる振動発生装置が望まれている。
特許文献1のタッチパネルディスプレイ装置800では、図5に示すように、ディスプレイパネルとタッチパネルとを一体に結合して構成した平板形状の可動パネルユニット814を、その四隅に設けた弾性体ブロック816を介して電子機器の支持構造体812上に支持することにより、そのパネル面に平行な平面に沿って変位可能に支持した。圧電アクチュエータ832で可動パネルユニット814を駆動して、そのパネル面に平行な平面に沿って振動させることで、そのパネル面に接触しているユーザの指先に触覚を発生させるよう構成されている。
図5に示すように細長い板状の圧電アクチュエータ832は、その長手方向両端部がスペーサブロック834を介して固定壁830に連結されており、各スペーサブロック834と圧電アクチュエータ832の各端部との間、並びに、各スペーサブロック834と固定壁830との間は、両面接着テープを用いて接着されている。また、圧電アクチュエータ832は、その長手方向中央部がスペーサブロック836を介して可動パネルユニット814の側辺に連結されており、スペーサブロック836と圧電アクチュエータ832との間、並びに、スペーサブロック836と可動パネルユニット814の側辺との間は、両面接着テープを用いて接着されている。このようにして支持構造体812の固定壁830と可動パネルユニット814との間に取り付けた圧電アクチュエータ832に電圧を印加すると、この圧電アクチュエータ832が屈曲変位を発生するため、その長手方向中央部が図5に矢印Aで示した方向に変位して、可動パネルユニット814を矢印Bで示した方向に変位させる。
また、図6に示す特許文献2の振動発生用モータ900は、ロータ903のマグネット903aと、ステータ902に設けられたコイル902aとがモータ軸方向において対向した構造を有する。マグネット903aのモータ軸回り方向に沿って配置されるN極及びS極について各磁極の占める角度範囲または面積が異なるように構成し、コイル902aの非通電時におけるロータ903の停止位置を規定するための、孔またはロータ側に突出された突部を、ステータヨークに形成されている。
このため、常に同じ停止位相から強制駆動モードでモータ始動を行うことができ、ブラシレス型の振動発生用モータについて起動性の向上を行うことができる技術が開示されている。
特開2007−034991号公報 特許第4524619号公報
しかしながら、特許文献1に記載のタッチパネルディスプレイ装置800においては、圧電アクチュエータを用いているので、圧電アクチュエータの振動ストロークが小さいことから、大きな振動を発生させることが困難であった。また、携帯電話やデジタルカメラのような小型の機器に搭載される小さなサイズのタッチパネルディスプレイ装置では十分な振動を与えることが可能であるが、従来の携帯機器よりも大きな表示装置を備えた、タブレット端末やナビゲーション機器などに備えられるタッチパネル装置に振動を与えようとした場合には、振動の大きさが小さく十分に振動を伝えることができないという課題があった。
また、特許文献2に記載の振動発生用モータ900においては、起動性の向上が図られてはいるものの、従来よりも大きなサイズのタッチパネルに振動を与えるために大きな振動を得るためには、ロータの重量を増やす必要があることから、起動性が低下してしまう虞があった。また、回転によって振動を得ているため、回転し始めの小さな振動から徐々に回転が高速になって振動が大きくなるまでの振動の立ち上がりが遅く、キレのある振動感を得ることができないと言う課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するもので、大きな振動を発生することができ、且つ、キレのある振動感を与えることが可能な振動発生装置及びタッチパネル装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の振動発生装置は、第1の方向に沿って往復自在に可動する可動部を有する駆動部と、弾性材からなり、一方の面が前記可動部によって駆動される被駆動部と、他方の面が被振動対象に振動を発生させる加振部と、支持部と、反転部と、を有する反転ばねと、前記支持部が固定されて前記反転ばねが反転自在に支持されると共に、前記駆動部が保持される筐体と、を有し、前記可動部が前記反転ばねを通常状態と反転状態とに交互に切り替え、前記反転状態のときに前記加振部が前記被振動対象に振動を発生させることを特徴とする。
これによれば、反転ばねの反転動作を利用して被振動対象に反転ばねが衝突することで振動を発生させるので、反転ばねが反転する際の反転力によって大きな振動を発生することができる。また、反転ばねが反転する際に被振動対象に反転ばねが衝突することで生じる衝撃だけが振動として被振動対象に加わるので、振動開始時に大きな振幅を与えることができ、振動の立ち上がりが早くキレのある振動感を与えることができる。このため、大きな振動を発生することができ、且つ、キレのある振動感を与えることが可能な振動発生装置を提供することができる。
また、本発明の振動発生装置は、前記筐体は、前記第1の方向と直交する面に前記駆動部が保持される基部と、前記駆動部が保持される面とは反対側に、前記第1の方向に沿って延出される一対の側壁部を備え、前記反転ばねが前記一対の側壁部の間に支持されていることを特徴とする。
これによれば、反転ばねが一対の側壁部の間に支持されているので、たわみや反転によって変形した際に側壁部に案内されて動作することができるので、振動の方向がずれることが無く、被振動対象に確実に振動を伝えることができる。
また、本発明の振動発生装置は、前記一対の側壁部は、延出方向の先端に脚部を有し、この脚部には弾性シートが前記基部と対向するように固定されていることを特徴とする。
これによれば、被振動対象が振動を受けることによって生じる異音や、可聴周波数となる振動の高調波を、弾性シートによって低減することができるので、振動時に発生する音が小さい振動発生装置を実現することができる。
また、本発明の振動発生装置は、前記可動部と前記被駆動部の間には弾性体が弾接され、前記可動部の動作に応じて、前記被駆動部は前記弾性体を介して駆動されることを特徴とする。
これによれば、弾性体の弾性係数を選択することで、振動時に発生する音を更に小さくすることができる振動発生装置を実現することができる。
また、本発明のタッチパネル装置は、前記被駆動部がタッチパネルであって、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の振動発生装置が、前記タッチパネルに振動を発生させるように設けられていることを特徴とする。
これによれば、大きな振動を発生することができ、且つ、キレのある振動を与えることが可能な振動発生装置を備えたタッチパネル装置を提供することができる。
本発明の振動発生装置及びタッチパネル装置によれば、大きな振動を発生することができ、且つ、キレのある振動を与えることが可能な振動発生装置及びタッチパネル装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る振動発生装置100の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る振動発生装置100の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る振動発生装置100の動作説明図である。 本発明の実施形態に係るタッチパネル装置200の説明図である。 特許文献1のタッチパネルディスプレイ装置を説明する図である。 特許文献2の振動発生用モータ900を説明する図である。
[第1実施形態]
以下に第1実施形態における振動発生装置100について説明する。
まず始めに本実施形態における振動発生装置100の構成について図1ないし図3を用いて説明する。図1は、振動発生装置100の外観を示す斜視図である。図1(a)は振動発生装置100の外観斜視図であり、図1(b)は図1(a)の外観斜視図をY1方向からY2方向に向かって見た図である。図2は、振動発生装置100の分解斜視図である。図3は、振動発生装置100の動作を説明する図で、図1(b)に示す振動発生装置100のA‐A断面を示す図である。図3(a)は振動発生装置100が動作前の状態を示す図であり、図3(b)は動作状態を示す図である。
振動発生装置100は、図1に示すように、駆動部10が筐体30の基部30aに保持されており、筐体30の側壁部30cに設けられた脚部30dには弾性シート40が取り付けられている。また、振動発生装置100は、図2に示すように、駆動部10と、反転ばね20と、筐体30と、弾性シート40と、弾性体50と、を備えている。
図2に示すように、駆動部10は、第1の方向であるY1−Y2方向に沿って可動する可動部1を有しており、その他に第1のコイル2と、第2のコイル3と、外ヨーク4と、で構成されている。
可動部1は、永久磁石1aと、磁性体からなり永久磁石1aに取り付けられた一対の内ヨーク1bと、永久磁石1aと内ヨーク1bを保持するハウジング1cとで構成されている。
永久磁石1aは、図2に示すY1‐Y2方向に単極着磁されており、本実施形態ではY1側がN極、Y2側がS極となるよう着磁されているものとする。
ハウジング1cは、合成樹脂等の非磁性体で、反転ばね20を押圧駆動する押圧部1dと収容部1eとが一体的に形成されており、収容部1eは永久磁石1aと、内ヨーク1bと、を保持することができるよう形成されている。
第1のコイル2は、可動部1が挿通可能な開口を有する第1のボビン2aに導体の線材が巻き回されて構成されており、また、第2のコイル3も同様に、可動部1が挿通可能な開口を有する第2のボビン3aに導体の線材が巻き回されて構成されている。第1のコイル2と第2のコイル3とは電流が流れた際に生じる磁極の向きが互いに反対の向きとなるように接続されており、図示しないコイル端子から電流が供給されるよう構成されている。
外ヨーク4は磁性体からなり、可動部1と第1のコイル2と第2のコイル3とを内部に収納することができるよう形成されている。
反転ばね20は、例えばリン青銅やステンレス鋼などのバネ用の弾性材からなり、図2に示すように、一方の面に被駆動部20cと、他方の面に被振動対象90に直接または間接的に衝突する加振部20dと、支持部20aと、反転部20bと、を有している。
筐体30は合成樹脂で形成され、図2に示すように、第1の方向であるY1‐Y2と直交する面に駆動部10が保持される基部30aを有している。基部30aの中央付近には駆動部10のハウジング1cに設けられた押圧部1dが挿通可能な開口部30bが設けられている。また、基部30aの駆動部10が保持される面とは反対側となるY2側に、開口部30bを挟んで延出される一対の側壁部30cを備えており、一対の側壁部30cには延出方向の先端に脚部30dが設けられている。
弾性シート40は、シート状に形成された硬質ゴムなどの弾性材料からなり、筐体30の第1の面と略同一の外形を有している。
弾性体50は硬質ゴムなどの弾性材料からなり、図2に示すように球形状に形成されている。
次に振動発生装置100の構造について図1から図3を用いて説明する。
駆動部10は図1に示すように、筐体30の基部30aに保持されており、図2に示すように基部30aの中央付近に設けられた開口部30bに可動部1の押圧部1dが対応する位置となるよう取り付けられている。
駆動部10の外ヨーク4の内部には図3に示すように、第1のコイル2と第2のコイル3とが、第1のボビン2aと第2のボビン3aそれぞれの開口が重なるように保持しており、開口の内側に可動部1が収納されている。尚このとき、第1のコイル2と第2のコイル3とに順方向に電流を流した際に、第1のコイル2はY1側がN極となり、Y2側がS極となる向きに、また第2のコイル3はY1側がS極となり、Y2側がN極となる向きに配置されているものとする。
外ヨーク4の、可動部1が移動する方向には、可動部1の移動を妨げないための開口が設けられる。また、この開口の軸方向の両端部には、ハウジング1cと当接することによって可動部1が外ヨーク4から外れないように可動範囲を規制する第1の規制部4aと第2の規制部4bが形成されている。そのため、可動部1はこの第1の規制部4aと第2の規制部4bによって、ハウジング1cに設けられた収容部1eの一端が第1の規制部4aに当接する位置から、他端が第2の規制部4bに当接する位置の間を往復自在に保持される。
反転ばね20は、被駆動部20cが可動部1のハウジング1cに設けられた押圧部1dによって押圧駆動された際に反転部20bが反転できるように、支持部20aによって筐体30に設けられた一対の側壁部30cの間に反転自在に支持されている。このとき、反転ばね20のY2方向は空隙を有するように中空に支持されている。また、反転ばね20の被駆動部20cは、開口部30bを通して可動部1の押圧部1dと対向している。
弾性シート40は、筐体30の脚部30dに、基部30aと対向するように固定されている。
弾性体50は、図2に示すように可動部1の押圧部1dと、反転ばね20の被駆動部20cとの間に弾接されている。弾性体50は、可動部1の動作に応じて押圧部1dが被駆動部20cを押圧するよう駆動される。
次に、振動発生装置100の動作について、図3を用いて説明する。
振動発生装置100が動作前の状態(初期状態)では、第1のコイル2及び第2のコイル3に電流が供給されていないため、駆動部10には駆動力が発生していない。そのため、図3(a)に示すように、可動部1は、弾性体50を介して反転ばね20の弾性力を受けているためY1方向に押された状態で、可動部1のハウジング1cが外ヨーク4に設けられた第1の規制部4aに当接した状態で静止している。この状態における反転ばね20の状態を通常状態とする。
駆動部10の、第1のコイル2及び第2のコイル3に順方向の電流を供給すると、第1のコイル2及び第2のコイル3には磁力が生じ、第1のコイル2はY1側がN極となり、Y2側がS極となる。また第2のコイル3はY1側がS極となり、Y2側がN極となる。このため、永久磁石1aのN極と第1のコイル2のN極の間に斥力が生じると共に、永久磁石1aのS極と第2のコイル3のN極の間には引力が生じる。このように第1のコイル2及び第2のコイル3に順方向の電流を流すことによって生じる磁力によって、永久磁石1aに力が加わることで、可動部1がY2方向に駆動される。
可動部1がY2方向に駆動されるため、押圧部1dが弾性体50を介して反転ばね20の被駆動部20cをY2方向へ押圧する力として伝達され、反転ばね20が弾性変形する。反転ばね20は、筐体30に設けられた一対の側壁部30cの間に支持されているので、一対の側壁部30cの間からずれること無くY2方向に案内される。このとき可動部1は反転ばね20の弾性による反発力を受けているためY2方向に進む速度は、この反発力によって減速される。尚、筐体30における基部30aの裏面に、弾性体50の外形に沿う受け部を形成し、反転ばね20の被駆動部20cの形状も弾性体50の外形に沿う形状とすれば、可動部1の動作時及び終了時において、より安定して反転ばね20を案内することができる。
可動部1が更に反転ばね20の被駆動部20cをY2方向へ駆動し続けると、反転ばね20の反転部20bが飛び移り座屈現象によって反転状態となる。この時加振部20dは、反転ばね20の飛び移り座屈による反転に伴って、Y2方向に進む速度が一気に加速する。このため、可動部1は弾性体50を介して反転ばね20の被駆動部20cを速い速度で押圧駆動し、反転ばね20の加振部20dが弾性シート40を介して被振動対象90に衝突し、この衝突による衝撃が被振動対象90に加えられる。反転ばね20の飛び移り座屈現象によって、加振部20dを一気に加速させることができることから、大きな衝撃を被振動対象90に加えられるため、大きな振動を発生させることができる。
反転ばね20の加振部20dが弾性シート40を介して被振動対象90に衝突した後に、駆動部10の、第1のコイル2及び第2のコイル3に逆方向の電流を供給すると、第1のコイル2及び第2のコイル3に発生する磁力は、第1のコイル2はY1側がS極となり、Y2側がN極となる。また第2のコイル3はY1側がN極となり、Y2側がS極となる。このため、永久磁石1aのN極と第1のコイル2のS極の間に引力が生じると共に、永久磁石1aのS極と第2のコイル3のS極の間には斥力が生じる。このように第1のコイル2及び第2のコイル3に逆方向の電流を流すことによって生じる磁力によって、永久磁石1aに力が加わることで、可動部1がY1方向に駆動される。
可動部1がY1方向に駆動されるため、押圧部1dが弾性体50を介して反転ばね20の被駆動部20cをY2方向へ押圧する力が無くなり、反転ばね20の復帰力によって、反転ばね20は通常状態に戻る。このため、加振部20dは弾性シート40から離れると共に、弾性体50及び可動部1も元の位置に復帰する。
以上のように、駆動部10の、第1のコイル2及び第2のコイル3に順方向の電流と逆方向の電流を交互に供給することによって、可動部1をY2方向またはY1方向へ移動することができる。可動部1の移動によって、反転ばね20を通常状態と反転状態とに交互に切り替えることができる。可動部1の移動によって、反転ばね20が通常状態から反転状態に切り替えられた際に、加振部20dが弾性シート40を介して被振動対象90に衝突する衝撃によって、強い振動を被振動対象90に加えられることができる。
また、被振動対象90に加えられる振動は、反転ばね20が反転した際に加振部20dが弾性シート40を介して被振動対象90に衝突することで生じる衝撃だけが振動として伝わる。振動開始時に大きな振幅を与えることができ、振動の立ち上がりが早くキレのある振動感を与えることができる。
また、反転ばね20が一対の側壁部30cの間に位置しているので、たわみや反転によって変形した際にも被振動対象90に沿った一対の側壁部30cに案内されて動作することができるので、振動の方向がずれることが無く、被振動対象90に確実に振動を伝えることができる。
また、加振部20dが弾性シート40を介して被振動対象90に衝突する衝撃によって、弾性シート40を介して被振動対象90に振動を加える。このため、弾性シート40の弾性係数を適宜選択することによって被振動対象90が振動を受けることによって生じる異音や、可聴周波数となる振動の高調波を、弾性シート40によって低減することができる。
可動部1が弾性体50を介して反転ばね20の被駆動部20cを押圧駆動し、反転ばね20の加振部20dが弾性シート40に衝突することによって弾性シート40を介して被振動対象90に加えられる。そのため、弾性体50の弾性係数を適宜選択することで、加振部20dが弾性シート40に衝突する際の可動部1から被駆動部20cへ伝わる力を調整することができる。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態の振動発生装置100では、第1の方向に沿って往復自在に可動する可動部1を有する駆動部10と、弾性材からなり、一方の面が可動部1によって駆動される被駆動部20cと、他方の面が被振動対象90に振動を発生させる加振部20dと、支持部20aと、反転部20bと、を有する反転ばね20と、支持部20aが固定されて反転ばね20が反転自在に支持されると共に、駆動部10が保持される筐体30と、を有し、可動部1が反転ばね20を通常状態と反転状態とに交互に切り替え、反転状態のときに加振部20dが被振動対象90に振動を発生させるよう構成した。
これにより、反転ばね20の反転動作を利用して被振動対象90に反転ばねが衝突することで振動を発生させるので、反転ばね20が反転する際の反転力によって大きな振動を発生することができる。また、反転ばね20が反転する際に被振動対象90に反転ばね20が衝突することで生じる衝撃だけが振動として被振動対象90に加わるので、振動開始時に大きな振幅を与えることができ、振動の立ち上がりが早くキレのある振動感を与えることができる。このため、大きな振動を発生することができ、且つ、キレのある振動感を与えることができる。
また、本実施形態の振動発生装置100では、筐体30は、第1の方向と直交する面に駆動部10が保持される基部30aと、基部30aの駆動部10が保持される面とは反対側に、第1の方向に沿って延出される一対の側壁部30cを備え、反転ばね20が一対の側壁部30cの間に支持される構造とした。
このため、反転ばね20が一対の側壁部30cの間に支持されているので、たわみや反転によって変形した際に側壁部30cに案内されて動作することができるので、振動の方向がずれることが無く、被振動対象90に確実に振動を伝えることができる。
また、本実施形態の振動発生装置100では、一対の側壁部30cは、延出方向の先端に脚部30dを有し、この脚部30dには弾性シート40が基部30aと対向するように固定されている。
このため、被振動対象90が振動を受けることによって生じる異音や、可聴周波数となる振動の高調波を、弾性シート40によって低減することができる。
また、本実施形態の振動発生装置100では、可動部1と被駆動部20cの間には弾性体50が弾接され、可動部1の動作に応じて、被駆動部20cは弾性体50を介して駆動されるよう構成した。
このため、弾性体50の弾性係数を選択することで、振動時に発生する音を更に小さくすることができる。
以上説明したように、本実施形態の振動発生装置100によれば、大きな振動を発生することができ、且つ、キレのある振動感を与えることが可能な振動発生装置を提供することができる。
[第2実施形態]
以下に第2実施形態におけるタッチパネル装置200について説明する。図4は、本発明の第2実施形態のタッチパネル装置200を説明する構成図で、図4(a)はタッチパネル装置200の構造を示す斜視図であり、図4(b)は、タッチパネル装置200が組込まれる機器500のブロック図である。尚、第1実施形態と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施形態のタッチパネル装置200、図4(a)に示すように、第1実施形態で説明した振動発生装置100と、タッチパネル部210と、フレーム部220と、を備えている。
タッチパネル部210は、液晶表示装置(LCD)等の平面型表示装置と、操作者がタッチパネル部210の表面に接触して操作することによって変化する静電容量や電気抵抗等の電気信号を検出することができる操作入力部211が一体に構成されている。
タッチパネル部210は図4に示すように、操作入力部211をZ1側(上側)として側面をフレーム部220に固定されている。操作入力部211は、操作者によってZ1方向からZ2方向に接触されることによって操作される。
振動発生装置100は、フレーム部220の側面に弾性シート40が接触した状態で、フレーム部220と共に、タッチパネル装置200が組込まれる機器500の筐体501に固定されている。
図4(b)に示すように、タッチパネル装置200は、タッチパネル装置200が組込まれる機器500に含まれる制御部510に接続される。タッチパネル装置200は制御部510に対して、操作者がタッチパネル部210を操作した際に得られる静電容量や電気抵抗等の電気信号を出力する。また制御部510からタッチパネル装置200に対して、タッチパネル部210に表示を行うための表示信号や、振動発生装置100を駆動するための駆動信号を供給される。
次に、タッチパネル装置200の動作について、図4を用いて説明する。
タッチパネル装置200は、操作者がタッチパネル部210の表面側に設けられている操作入力部211に接触して入力操作を行うと、入力操作に応じた電気信号を制御部510に出力する。
制御部510は、タッチパネル装置200から出力された電気信号から操作内容を判断し、操作内容に対応した触覚を発生させる場合には、タッチパネル装置200に備えられた振動発生装置100を駆動するための駆動信号を出力する。
振動発生装置100を駆動するための駆動信号は、駆動部10の動作によって可動部1が、反転ばね20を、通常状態と反転状態とに交互に切り替えるように駆動する信号が出力される。
制御部510から振動発生装置100を駆動するための信号が供給されると、振動発生装置100が動作し、駆動部10の動作によって可動部1が、図2に示すY1‐Y2方向に駆動され、反転ばね20を、通常状態と反転状態とに交互に切り替えるように動作する。
振動発生装置100に備えられた駆動部10の可動部1が反転ばね20を通常状態と反転状態とに交互に切り替えるように動作するので、反転ばね20の加振部20dが弾性シート40を介してフレーム部220に衝突を繰り返す。このため、タッチパネル装置200に対し、操作者が接触操作するZ1‐Z2方向と直交するY1‐Y2方向に振動を加えるように動作する。
制御部510から振動発生装置100を駆動するための信号の供給が停止されると、振動発生装置100の動作が停止し、タッチパネル装置200に加えられる振動が停止する。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態のタッチパネル装置200では、振動発生装置100の反転ばね20を通常状態と反転状態とに交互に切り替えるよう駆動し、反転ばね20が通常状態から反転状態に切り替わる際に加振部20dが弾性シート40を介してフレーム部220に衝突する。このため、衝突による衝撃をフレーム部220に加えることができるので、タッチパネル装置200に強い振動を発生させることができる。また、反転ばね20が反転した際に加振部20dが弾性シート40を介してフレーム部220に衝突することで生じる衝撃だけが振動として伝わる。そのため、振動開始時に大きな振幅を与えることができ、振動の立ち上がりが早く切れのある振動感を与えることができる。このため、大きな振動を発生することができ、且つ、キレのある振動感を与えることができる。
また、本実施形態のタッチパネル装置200では、振動発生装置100の反転ばね20が一対の側壁部30cの間に支持されているので、たわみや反転によって変形した際にもフレーム部220に沿った一対の側壁部30cに案内されて動作することができる。そのため、振動の方向がずれることが無く、フレーム部220に確実に振動を伝えることができる。
また、本実施形態のタッチパネル装置200では、振動発生装置100の加振部20dが弾性シート40を介してフレーム部220に衝突する衝撃によって、振動を加える。このため、弾性シート40の弾性係数を適宜選択することによってフレーム部220やタッチパネル部210が振動を受けることによって生じる異音や、可聴周波数となる振動の高調波を、弾性シート40によって低減することができる。
また、本実施形態のタッチパネル装置200では、振動発生装置100の可動部1が弾性体50を介して反転ばね20の被駆動部20c押圧駆動し、反転ばね20の加振部20dが弾性シート40を介してフレーム部220に衝突することによって、振動を発生させている。このため、弾性体50の弾性係数を適宜選択することで、可動部1からフレーム部220へ伝わる力を調整することができる。
また、本実施形態のタッチパネル装置200では、操作者が接触操作する方向と垂直な方向から振動させることができるので、操作者の接触操作によって振動を吸収させること無く効率的に振動させることができる。
以上説明したように、本実施形態のタッチパネル装置200によれば、大きな振動を発生することができ、且つ、キレのある振動感を与えることが可能なタッチパネル装置を提供することができる。
以上のように、本発明に係る振動発生装置及びタッチパネル装置について具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものでは無く、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属する。
(1)第1実施形態において、振動発生装置100の駆動部10は第1のコイル2と第2のコイル3とを有するボイスコイルモータ(VCM)を例示して説明を行ったが、可動部が駆動軸上を往復移動できる駆動部が構成できれば良い。例えば、ソレノイドを用いることや、モータとギアやカムなどの機構を組み合わせることで構成しても良い。
(2)第1実施形態及び第2実施形態において、弾性シート40の弾性係数について特に説明を行っていないが、被振動対象となるタッチパネル装置などによって発生する異音などが異なるため、実際の使用状況に合わせ適宜選択して使用することができる。また、被振動対象自体が異音に対する対策が可能な場合や、異音の発生が問題とはならない用途に使用される場合には、弾性シート40を使用しない構成としても良い。
(3)第1実施形態及び第2実施形態において、弾性体50の弾性係数について特に説明を行っていないが、被振動対象となるタッチパネル装置などによって、被振動対象に加わる力を加減するため実際の使用状況に合わせ適宜選択して使用することができる。
(3)第1実施形態及び第2実施形態において、弾性体50が可動部1と被駆動部20cの間に配置される例を示して説明を行ったが、可動部の押圧部が被駆動部20cを直接押圧できるように構成しても良い。この場合、可動部のハウジングを形成する材料の弾性係数を選ぶことによって、弾性体50を使用するのと同様の効果が得られるよう構成することもできる。
(4)第2実施形態のタッチパネル装置200において、振動発生装置100がフレーム部220の側面一箇所に配置されている例を示して説明を行ったが、隣り合う側面に一つずつ配置してもよく、また対向する側面に配置しても、四方に配置して構成しても良い。複数の振動発生装置を配置し、それぞれの振動発生装置に加える駆動信号の組合せを変えることで様々な振動による触覚を操作者に与えることができる。
(5)第2実施形態のタッチパネル装置200において、振動発生装置100がフレーム部220の側面に配置されている例を示して説明を行ったが、タッチパネル部210またはフレーム部220の裏面側に配置するようにしても良い。
1 可動部
1a 永久磁石
1b 内ヨーク
1c ハウジング
1d 押圧部
1e 収容部
2 第1のコイル
2a 第1のボビン
3 第2のコイル
3a 第2のボビン
4 外ヨーク
4a 第1の規制部
4b 第2の規制部
10 駆動部
20 反転ばね
20a 支持部
20b 反転部
20c 被駆動部
20d 加振部
30 筐体
30a 基部
30b 開口部
30c 側壁部
30d 脚部
40 弾性シート
50 弾性体
90 被振動対象
100 振動発生装置
200 タッチパネル装置
210 タッチパネル部
211 操作入力部
220 フレーム部
500 機器
501 筐体
510 制御部

Claims (5)

  1. 第1の方向に沿って往復自在に可動する可動部を有する駆動部と、
    弾性材からなり、一方の面が前記可動部によって駆動される被駆動部と、他方の面が被振動対象に振動を発生させる加振部と、支持部と、反転部と、を有する反転ばねと、
    前記支持部が固定されて前記反転ばねが反転自在に支持されると共に、前記駆動部が保持される筐体と、を有し、
    前記可動部が前記反転ばねを通常状態と反転状態とに交互に切り替え、前記反転状態のときに前記加振部が前記被振動対象に振動を発生させる振動発生装置。
  2. 前記筐体は、前記第1の方向と直交する面に前記駆動部が保持される基部と、
    前記駆動部が保持される面とは反対側に、前記第1の方向に沿って延出される一対の側壁部を備え、
    前記反転ばねが前記一対の側壁部の間に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の振動発生装置。
  3. 前記一対の側壁部は、延出方向の先端に脚部を有し、この脚部には弾性シートが前記基部と対向するように固定されていることを特徴とする請求項2に記載の振動発生装置。
  4. 前記可動部と前記被駆動部の間には弾性体が弾接され、前記可動部の動作に応じて、前記被駆動部は前記弾性体を介して駆動されることを特徴とする請求項2または3に記載の振動発生装置。
  5. 前記被駆動部がタッチパネルであって、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の振動発生装置が、前記タッチパネルに振動を発生させるように設けられていることを特徴とするタッチパネル装置。

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