JP2014033976A - 塗装ブース - Google Patents

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Abstract

【課題】粉塵等の舞い上がり防止しつつ、塗装ブースの出入口からの余剰塗料の流出或いは、塗装ブースの側壁への余剰塗料の付着を防止することが可能な塗装ブースの提供を目的とする。
【解決手段】本発明の塗装ブース10は、塗装ブース10の外縁に沿った外縁領域のうち、塗装対象ワークWより下側となる位置に、エジェクターノズル60を配置し、エジェクターノズル60の上面開講63Aの奥側の吸引流路63の内側面にエアー噴出口67を備え、そのエアー噴出口67から吸引流路63の奥側に向けてエアーを噴出することで、エジェクター効果により塗装室30のブース側壁11,11近傍又は搬入口35及び搬出口36の近傍の空気を粉塵と共に吸引可能とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、塗装ブースに関する。
従来のこの種の塗装ブースとしては、塗装室の天井から吹き下ろした空気を塗装室の床下に吸い込むことで、塗装室内の余剰塗料を床下に排除すると共に、塗装室のうち、塗装対象ワークが出入りする出入口の上方からエアーカーテンを吹き下ろして、塗装室の外部への余剰塗料の流出を防ぐようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−5050号公報(段落[0021]、第1図)
ところが、上述した従来の塗装ブースでは、エアカーテンを高速で吹き下ろして塗装室の床面に衝突させていた為、床面に衝突したエアカーテンの気流が塗装室に進入して塗料カス等の粉塵が舞い上がり、それらが塗装対象ワークに付着する虞があった。一方、粉塵の舞い上がりを防止するためにエアカーテンの気流を弱めると、塗装室から外部に余剰塗料が流出し易くなるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、粉塵等の舞い上がり防止しつつ、塗装ブースの出入口からの余剰塗料の流出或いは、塗装ブースの側壁への余剰塗料の付着を防止することが可能な塗装ブースの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る塗装ブースは、塗装ブースの外縁に沿った外縁領域のうち塗装対象ワークより下側となる位置に、上面に吸引口を有したエジェクターノズルを配置し、エジェクターノズルにおける吸引口の奥側の吸引流路の内側面にエアー噴出口を備え、そのエアー噴出口から吸引流路の奥側に向けてエアーを噴出することで、エジェクター効果により塗装ブース内の側壁近傍又は出入口近傍の空気を粉塵と共に吸引可能としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の塗装ブースにおいて、塗装ブース内に塗装機を備え、塗装機の作動及び停止に同期してエジェクターノズルを作動及び停止させる同期制御部を備えたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の塗装ブースにおいて、塗装ブースには、塗装対象ワークより下側となる位置にスノコ板が設けられ、スノコ板に下方から対向したフロープレートには、エジェクターノズルより吸引の流量が多い吸引ダクトと連通しかつエジェクターノズルより吸引の流速が低い複数のベンチュリー部が分散配置され、エジェクターノズルは、フロープレートの上方に配置されて、吸引した空気を吸引ダクトへと排出するところに特徴を有する。なお、本発明における「スノコ板」とは、塗装ブースにおける床板のことであって、塗装ブースの分野では、慣習上「スノコ板」と呼ばれているが、一般的に「スノコ」と呼ばれる、板材に互いに平行な複数のスリットを形成してなる構造に限定するものではなく、グレーチング、パンチングメタル、エキスパンドメタル等のメッシュ構造のものも含む意味である。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の塗装ブースにおいて、出入口は、塗装ブースの外面又は塗装ブースと隣り合わせに設けられた他のブースとの境界面において常時開放した状態にして備えられ、出入口の近傍の外縁領域に、エジェクターノズルを配置したところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の塗装ブースにおいて、吸引流路は吸引口を上端部に備えて上下方向に延び、エアー噴出口は、吸引流路の内側でその吸引流路の下端開口に向かって開放して、エアーを吸引流路の内側面に沿わせて下方に噴出させるところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の塗装ブースにおいて、吸引流路は吸引口を上端部に備えて上下方向に延び、エアー噴出口は、吸引流路の内側で水平方向に開放しかつ上下方向に扁平なスリット状をなすと共に、エアー噴出口の下縁部から湾曲又は屈曲しながら下方に延設されて、エアー噴出口から噴出したエアーをコアンダ効果によって吸引流路の下端開口に向けて誘導する誘導斜面とを備えたところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れか1の請求項に記載の塗装ブースにおいて、塗装ブースのうち塗装対象ワークより上側となる位置にメッシュ構造の天井板を設けて、天井板の上方に、圧縮された空気を取り込んで内圧が上昇し、天井板全体から塗装室へと空気を供給する天井室を形成すると共に、天井板のうちエジェクターノズルの吸引口に上方から対向した部分を上方に突出させてなる天井膨出部を備え、天井室内の内圧によって天井膨出部の全体を通過した空気をその天井膨出部の内側で集めて天井板の下方に流下させるようにしたところに特徴を有する。
[請求項1及び4の発明]
請求項1の構成によれば、エジェクターノズルの吸引流路の内側にエアー噴出口からエアーを噴出させると、エジェクター効果により、塗装ブースの側壁近傍又は出入口近傍の空気が粉塵と共に、吸引口から吸引流路内に空気を吸い込まれる。これにより、塗料ダスト等の粉塵を巻き上げることなく、塗装ブース内の側壁近傍又は出入口近傍に到達した余剰塗料を吸い込むことができ、塗装ブースの側壁への余剰塗料の付着又は、塗装ブースの出入口からの余剰塗料の流出を防止することができる。また、請求項4の発明によれば、塗装ブースと隣り合わせに配置された他のブース内への余剰塗料の流入を防止することができる。
[請求項2の発明]
請求項2の発明によれば、塗装対象ワークに対する塗装機の作動及び停止に同期して、エジェクターノズルを作動及び停止させるから、エジェクターノズルを作動させるためのエアーの消費量を抑える(浪費を防止する)ことができる。なお、同期制御部は、塗装機の停止と同時にエジェクターノズルが停止するように同期させてもよいし、塗装機の停止から予め設定されたディレイ時間経過後にエジェクターノズルを停止させてもよい。
[請求項3の発明]
塗装対象ワークに対する塗装処理は、通常、塗装ブースの中央で行われるので、床下室の下面全体に分散配置された複数のベンチュリー部における吸引の流速が大きすぎると、余剰塗料だけでなく、塗装対象ワークに到達する前の塗料までも吸い込んでしまい、塗装処理に悪影響(塗装ムラや塗料の浪費等)を与える。そのため、ベンチュリー部による吸引の流速は、塗装処理に悪影響を与えない程度に抑えておく必要があるが、そうすると、余剰塗料が塗装ブースの外縁領域に向かって流れ易くなる。これに対し、請求項3の発明によれば、塗装ブースの外縁領域に配置したエジェクターノズルによる吸引の流速が、ベンチュリー部の吸引の流速より大きいので、塗装処理に悪影響を与えることなく塗装ブースの外縁領域に接近した余剰塗料を吸引することができ、塗装ブースの側壁への余剰塗料の付着や、出入口からの流出を防止することができる。
[請求項5の発明]
請求項5の構成によれば、吸引流路の内側に配置されて吸引流路の下端開口に向かって開放したエアー噴出口からエアーが噴出すると、エジェクター効果によって塗装ブースの側壁近傍又は出入口近傍の空気が粉塵と共に吸引口から吸引流路内に吸い込まれる。
[請求項6の発明]
請求項6の構成によれば、吸引流路の内側面に開放したスリット状のエアー噴出口から噴出したエアーは、コアンダ効果によって誘導斜面に沿って流れ、吸込流路の下端開口に向かう。すると、エジェクター効果によって塗装ブース内の側壁近傍又は出入口近傍の空気が粉塵と共に吸引流路内に吸い込まれる。
本発明の第1実施形態に係る塗装ブースの側断面図 図1のA−A切断面における断面図 図1のB−B切断面における断面図 図2のC−C切断面における断面図 エジェクターノズルの部分断面斜視図 第2実施形態に係るエジェクターノズルの側断面図 エジェクターノズルの断面斜視図 第3実施形態に係る塗装ブースの側断面図 変形例に係る塗装ブースの床下室における平面図
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を、図1〜図5に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の塗装ブース10は、隣り合わせに配置された別の処理ブース81と共に、一連の塗装処理ラインを構成している。
図2に示すように、塗装ブース10は、設置面から垂直に起立して水平方向で対向した1対のブース側壁11,11の上端部をブース上端壁12にて連絡してなるブース建屋の内部に、上から順に天井室20、塗装室30、床下室40、吸引室50を備えた階層構造をなしており、外部から天井室20に送給された空気が、塗装室30、床下室40を通過して吸引室50に吸い込まれるように構成されている。以下、1対のブース側壁11,11が対向した水平方向のことを「ブース幅方向」という。
塗装室30とその直上の天井室20との間は、天井パネル21によって区画されている。天井パネル21は、1対のブース側壁11,11の間に差し渡されて、ブース上端壁12に下方から対向している。天井パネル21は、メッシュ状のフィルタ支持板(例えば、グレーチング、パンチングメタル、エキスパンドメタル等)の上面を、フィルターマットで覆った構造をなしている。
天井室20は、上下方向で対向した天井パネル21及びブース上端壁12と、1対のブース側壁11,11と、ブース幅方向と直交した水平方向(以下、「ワーク搬送方向」という)で対向したブース端部壁13,13(図1参照)とで囲まれている。その天井室20には図示しないダクトを通じて空気が送給され、その空気が天井パネル21の全体から塗装室30内に供給される。
塗装室30とその直下の床下室40との間は、スノコ板34によって区画されている。スノコ板34は天井パネル21に下方から対向している。スノコ板34は、一般的に「スノコ」と呼ばれる板材に互いに平行な複数のスリットを形成してなる構造、或いは、パンチングメタル、エキスパンドメタル、グレーチング等のメッシュ構造を有した板材で構成されており、スノコ板34の全体を空気が通過可能となっている。
塗装室30は、上下方向で対向した天井パネル21及びスノコ板34と、1対のブース側壁11,11によって四方を囲まれると共に、ワーク搬送方向の両端部に、前段の処理ブース81から塗装対象ワークW(本実施形態では、自動車ボディ)を搬入するための搬入口35と、後段の処理ブース(図示せず)へと塗装対象ワークWを搬出するための搬出口36とが設けられている。つまり、塗装室30は、搬入口35及び搬出口36によって常時、外側に開放した構造になっている。なお、搬入口35及び搬出口36は本発明の「出入口」に相当する。
塗装室30内には、フロアコンベヤ31が設けられている。フロアコンベヤ31は、ブース幅方向の中央部でワーク搬送方向に延びたガイドレール31Aとそのガイドレール31Aに案内されて移動する載荷台31Bとで構成されており、塗装対象ワークWは、載荷台31Bによって下方から支持された状態で、搬入口35から搬出口36(図1の右側から左側)に向けて連続的又は間欠的に搬送される。また、塗装室30のうち、ワーク搬送方向の中間位置には、塗装機32が配置されている。塗装機32は、塗装対象ワークWが通過するワーク通過領域の上方に配置されていて、塗装対象ワークWの上方から塗料を吹き付ける。ここで、制御装置80は、塗装機32の作動及び停止に同期して、後述するエジェクターノズル60が作動及び停止するように制御を行う。その制御内容については後に詳説する。なお、塗装機32を、塗装室30の所定位置に固定配置した構成としてもよいし、多関節ロボットに塗装機32を取り付けて、任意の位置から塗装対象ワークWに塗料をスプレーすることが可能な構成にしてもよい。
床下室40とその直下の吸引室50との間は、フロープレート41によって区画されている。フロープレート41は、1対のブース側壁11,11の間に差し渡されて、スノコ板34に下方から対向している。床下室40は、上下方向で対向したスノコ板34及びフロープレート41と、1対のブース側壁11,11と、ワーク搬送方向で対向したブース端部壁14,14(図1参照)とによって囲まれている。
図1及び図2に示すように、床下室40のうちブース幅方向の中央部には、前記したフロアコンベヤ31のガイドレール31Aが設けられている。ガイドレール31Aは、ブース端部壁14,14の間に水平に差し渡されている。ガイドレール31Aの上端部はスノコ板34の上面から突出しており、その上端部を載荷台31Bが移動する。
図1に示すように、フロープレート41には、複数のベンチュリー部42が取り付けられている。各ベンチュリー部42は同一構造をなしており、図3に示すように、ガイドレール31Aを挟んだ両側において、ワーク搬送方向に複数(本実施形態では、5つ)ずつ並べて配置されている。また、同一列に配置された複数のベンチュリー部42は、ワーク搬送方向で等間隔に配置されている(図1参照)。
ベンチュリー部42は、フロープレート41の上面に開放した床下吸気口43と、フロープレート41の下方の吸引室50内で水平方向に開放した吹出口44とを備えており、これら複数のベンチュリー部42を介して、床下室40と吸引室50とが連通している。
フロープレート41の上面は床下吸気口43に向かって緩やかに下り傾斜しており、フロープレート41の上面を膜状に流れる捕集液が、ベンチュリー部42を通って吸引室50に流下するようになっている。
吸引室50は、1対のブース側壁11,11と、1対のブース端部壁14,14と、フロープレート41と、塗装ブース10の設置面とで囲まれている。吸引室50内の空気は、複数の排気ダクト51を通じて図示しない排気ファンによって強制排気されており、天井パネル21の全体から塗装室30内に供給された空気は、スノコ板34、床下室40及び複数のベンチュリー部42を通って吸引室50に吸い込まれる。これにより、塗装室30内に、天井パネル21の全体からスノコ板34へと降下する気流が発生する。なお、吸引室50から塗装ブース10の外部に排気された空気は、集塵・洗浄処理を行った後で大気開放されるか、天井室20に再送給される。なお、吸引室50は本発明の「吸引ダクト」に相当する。
塗装対象ワークWに塗着しなかった余剰塗料は、塗装室30内を天井パネル21から降下する気流に流されて、スノコ板34の下方の床下室40に吸い込まれ、さらに、捕集液と共にベンチュリー部42を通って吸引室50へと吸い込まれる。
塗装室30から床下室40へと吸い込まれた余剰塗料のうち、比較的大きい粒子は、フロープレート41の上面を流れる捕集液に降り落ちて捕集される。また、空気がベンチュリー部42を通過するときに高速化し、その高速化した空気によって捕集液がベンチュリー部42で微粒化される。そして、塗装室30から床下室40へと吸い込まれた余剰塗料のうち微粒子は、ベンチュリー部42で微粒化された液滴によって捕集される。なお、ベンチュリー部42は、捕集液を微粒化することが可能であればよく、本実施形態の構造に限定するものではない。
ところで、床下室40の外縁領域には、本発明のエジェクターノズル60が備えられている。具体的には、図1に示すように、エジェクターノズル60は、床下室40のうち、ワーク搬送方向の両端部、即ち、搬入口35寄りの位置と、搬出口36寄り位置とに配置されている。また、図2に示すように、エジェクターノズル60は、搬入口35寄り位置及び搬出口36寄り位置で、ガイドレール31Aを挟んだ両側に対をなして配置されている。即ち、本実施形態の塗装ブース10は、全部で4つのエジェクターノズル60を備えている。
なお、図1及び図2に示すように、4つのエジェクターノズル60の真下位置には、それぞれベンチュリー部42が配置されている。フロープレート41に設けられた10個のベンチュリー部42のうち、エジェクターノズル60の真下に配置された4個を除く残り6個のベンチュリー部42は、エジェクターノズル60よりもワーク搬送方向の中央寄りに配置されている。
図1及び図2に示すように、エジェクターノズル60は、スノコ板34に一体に設けられており、その下端部がベンチュリー部42の上方に離して配置されている。
エジェクターノズル60は、ワーク搬送方向で対向した1対の垂直壁61A,61Aの上端部から水平側方にフランジ壁61C,61Cが張り出した構造をなしている。1対の垂直壁61A,61Aの間に形成されたエジェクターノズル60の内側空間は、上下方向に延びた吸引流路63となっており、その吸引流路63の水平断面は長方形をなしている。そして、エジェクターノズル60の上面及び上面に開口した吸引流路63の上端開口63A(本発明の「吸引口」に相当する)が、スノコ板34の上面と面一になっている。なお、図3では、説明の便宜上、スノコ板34が省略されている。
図4に示すように、エジェクターノズル60における1対の垂直壁61A,61Aのうち、一方の垂直壁61Aの内部には垂直空洞部が設けられ、その垂直壁61Aの上端部から水平側方に張り出した一方のフランジ壁61Cの内部には、水平空洞部が設けられている。それら垂直空洞部と水平空洞部とが直角に交差して断面L字形のエアー流路65が形成されている。エアー流路65は、エジェクターノズル60の長手方向(ブース幅方向)の両端間に亘って連続して延びている。エアー流路65の一端は、フランジ壁61Cの端面でエジェクターノズル60の長手方向(ブース幅方向)に延びかつ水平方向に開放したエアー導入口66となっている。エアー流路65の他端は吸引流路63の内側でエジェクターノズル60の長手方向に延びかつ吸引流路63の下端開口63Bに向かって開放したエアー噴出口67となっている。
エアー導入口66は、図示しないエアー供給源(例えば、工場の圧縮エアーライン)に接続されている。そのエアー供給源から供給された作動エアー(圧縮エアー)は、エアー噴出口67の全体から噴出する。即ち、吸引流路63の内側でその下端開口63Bに向かって作動エアーが噴出する。すると、エジェクター効果によって、吸引流路63の上端開口63Aから吸引流路63内に空気が吸い込まれる。ここで、エジェクターノズル60の吸引の流速が、床下吸気口43(ベンチュリー部42)の吸引の流速より大きくなるように(具体的には、床下吸気口43の流速の2倍程度になるように)、作動エアーの噴出量等が予め設定されている。
また、吸引室50の吸引の流量は、複数のエジェクターノズル60全体の吸引の流量よりも多くなるように構成されている。そして、エジェクターノズル60の真下には、それぞれベンチュリー部42が配置されているので、エジェクターノズル60によって吸引された空気を床下室40から吸引室50にスムーズに排気することができる。
本実施形態の構成の説明は以上である。次に、本実施形態の塗装ブース10の作用効果を説明する。塗装ブース10の前段の処理ブース81を抜けた塗装対象ワークWは、フロアコンベヤ31によって搬入口35から塗装室30内に搬入される。塗装対象ワークWが塗装室30の中央の塗装ゾーンに進入すると、塗装機32が作動して塗料のスプレーが開始される。塗装機32は、塗装対象ワークWが塗装ゾーンを通り抜けるまでスプレーを継続し、塗装対象ワークWが塗装ゾーンを通り抜けると停止する。塗装対象ワークWが搬出口36から搬出されると、入れ替わりに新たな塗装対象ワークWが搬入口35から塗装室30内に搬入されて、以下同様の塗装処理が繰り返される。
ところで、塗装ブース10では、ベンチュリー部42による吸引を、塗装機32の作動及び停止とは関係なく常時継続して行っている。
一方、エジェクターノズル60の作動及び停止は、塗装機32の作動及び停止に同期している。具体的には、制御装置80は、塗装対象ワークWが前段の処理ブース81から塗装室30内に搬入されて塗装室30の塗装ゾーンに到達するまで、作動エアーの供給バルブを閉鎖してエジェクターノズル60を停止する。つまり、塗装機32が停止している間は、エジェクターノズル60も停止している。塗装対象ワークWが塗装ゾーンに進入し、塗装機32が作動(塗料のスプレーを開始)すると、塗装機32の作動と同時又は作動から所定の第1ディレイ時間が経過したときに供給バルブを開放して、エジェクターノズル60を作動させる。ここで、第1ディレイ時間は、塗装機32によるスプレー開始後、余剰塗料が搬入口35及び搬出口36に到達するまでの時間を、実際の塗装ブース10を使用した実験又は、解析ソフトによるシミュレーション等で予め求めておき、その到達時間よりも短い時間に設定すればよい。
エジェクターノズル60が作動すると、作動エアーがエアー流路65を通って吸引流路63内のエアー噴出口67から下方に向かって噴出する。エアー噴出口67から噴出した作動エアーは、吸引流路63の内側面に沿って膜状に流下する。そして、塗装室30内の空気が、エジェクター効果によって吸引流路63の上端開口63Aから吸引流路63内に吸い込まれる。即ち、塗装室30の搬入口35近傍及び搬出口36近傍に到達した余剰塗料が塗装室30内の空気と共に、エジェクターノズル60によって床下室40に吸い込まれる。
塗装機32の作動中は、エジェクターノズル60も作動状態に維持され、エジェクターノズル60による吸引が継続される。そして、塗装機32が停止してから所定の第2ディレイ時間が経過したときに、供給バルブが閉鎖されて作動エアーの供給が停止され、エジェクターノズル60が停止される。ここで、第2ディレイ時間は、塗装機32の停止後、塗装室30内に余剰塗料が残存し続ける時間を、実際の塗装ブース10を使用した実験又は、解析ソフトによるシミュレーション等で予め求めておき、その残存時間より長い時間に設定すればよい。
さて、塗装室30内の余剰塗料は、天井室20(天井パネル21)の全体から吹き下ろされて、塗装室30内をスノコ板34に向かって流下する空気によって床下室40に流される。余剰塗料は、空気と共にスノコ板34を通過してベンチュリー部42に吸い込まれ、捕集液に捕集される。
ここで、フロープレート41の全体に分散配置されている床下吸気口43(ベンチュリー部42)の吸引の流速は、塗装対象ワークWに到達する前の塗料を吸い込まない程度に抑えられているので、塗装室30内における余剰塗料の外縁側への流れを、床下吸気口43の吸引力だけで抑えることは困難である。具体的には、例えば、図1に示すように、余剰塗料が、塗装対象ワークWの表面に沿って搬入口35及び搬出口36へと向かう気流に流された場合に、それら余剰塗料を床下吸気口43の吸引力だけで吸い込むことは困難である。
これに対し、床下室40における搬入口35寄りの位置及び搬出口36寄りの位置には、ベンチュリー部42よりも吸引の流速が大きいエジェクターノズル60が配置されているので、塗装室30内の余剰塗料が搬出口36の近傍及び搬入口35の近傍に到達した場合でも、それらの余剰塗料をエジェクターノズル60によって床下室40に吸い込むことができる。即ち、余剰塗料が搬入口35や搬出口36から外部に流出して、塗装ブース10に隣接した処理ブース81に進入することを防止することができる。
また、エジェクターノズル60は、塗装機32の作動及び停止に同期して作動及び停止するから、作動エアーの消費量を抑える(浪費を防止)することができる。
また、塗装機32の停止と同時に、エジェクターノズル60を停止してしまうと、塗装室30内に残存する余剰塗料が搬入口35及び搬出口36から流出してしまう虞があるが、本実施形態では、塗装機32の停止から所定の第2ディレイ時間が経過するまで、エジェクターノズル60が作動し続けるようにしたから、余剰塗料が搬出口36又は搬入口35から流出することをより確実に防止することができる。
このように本実施形態によれば、エジェクターノズル60の吸引流路63の内側に、エアー噴出口67からエアーを噴出させると、エジェクター効果により、塗装室30の搬入口35近傍及び搬出口36近傍の空気が粉塵と共に吸引流路63内に吸い込まれる。これにより、塗料ダスト等の粉塵を巻き上げることなく、搬入口35及び搬出口36の近傍に到達した余剰塗料を吸い込むことができ、塗装室30の外部への余剰塗料の流出(即ち、隣接した処理ブース81への余剰塗料の進入)を防止することができる。
[第2実施形態]
本実施形態は、図6及び図7に示されており、エジェクターノズル60の構成が、上記第1実施形態とは異なる。即ち、本実施形態のエジェクターノズル60は、エアー噴出口67が、エジェクターノズル60における吸引流路63の内側面に水平に開放している。また、エアー噴出口67は、上下方向に対して水平方向が長くなった横長のスリット状をなしている。また、吸引流路63の内側には、エアー噴出口67の下端縁から湾曲しながら下方に向かって延設された誘導斜面68が設けられている。エアー噴出口67から噴出した作動エアーは、コアンダ効果によって誘導斜面68に沿って流れ、エジェクターノズル60内でその下端開口63Bに向けて勢いよく流下する。これにより、塗装室30内の空気を余剰塗料と共に吸引流路63に吸い込むことができる。その他の構成は、上記第1実施形態と同一であるので、詳細な説明は省略する。本実施形態によっても、上記第1実施形態と同等の効果を奏する。
[第3実施形態]
本実施形態は、図8に示されており、塗装室30の外縁領域に吹き下ろす空気の流速を高めることが可能な流速増幅手段を備えている点が、上記第1及び第2の実施形態とは異なる。以下、流速増幅手段の構成についてのみ説明し、同一部位には同一符号を付すことで、重複する説明は省略する。
天井室20のうち、ワーク搬送方向の両端位置には、ブース幅方向の両端部間に延びた畝状の網目凸部24が設けられている。網目凸部24は、天井パネル21(本発明の「天井板」に相当する)を構成するメッシュ状のフィルタ支持板22の上面に取り付けられて天井室20内に突出している。詳細には、網目凸部24は、ブース幅方向と平行に延びた最頂部から、下方(フィルタ支持板22)に向かうに従って互いに離れるように傾斜した1対の網目傾斜壁を有した断面山形をなしており、ワーク搬送方向の両端位置(搬入口35及び搬出口36寄り位置)にそれぞれ複数個(例えば、2つ)ずつ並列配置されている。網目凸部24のうちブース幅方向の両端部は三角形の閉塞壁(図示せず)にて閉塞されている。
網目凸部24は、フィルタ支持板22の上面を覆ったフィルターマット28によって覆われている。フィルターマット28は、フィルタ支持板22のうち網目凸部24が設けられた部分以外の上面を覆った平坦被覆部28Aと、平坦被覆部28Aのうちワーク搬送方向の両端寄り部分から天井室20側に膨出して、網目凸部24を覆った膨出被覆部28B(本発明の「天井膨出部」に相当する)とを有している。膨出被覆部28Bは、網目凸部24の形状に対応してブース幅方向に延びた畝状をなしかつ、ブース幅方向と直交した垂直断面が山形をなしている。また、膨出被覆部28Bは、ワーク搬送方向の両端寄り位置にそれぞれ複数(例えば、2つ)ずつ並列配置されている。
天井室20の内圧によって膨出被覆部28Bの全体を通過した空気は、その膨出被覆部28Bの内側に集められて塗装室30内に流下する。これにより、塗装室30の上端部における水平断面の単位面積当たりの空気通過量が、ワーク搬送方向の中央部分に比べて両端部分で大きくなり、その両端部分から塗装室30内に吹き下ろす空気の流速を高めることができる。つまり、天井室20のうち、エジェクターノズル60に上方から対向した部分からは、比較的高速の空気が流下する一方で、天井室20のうち、塗装対象ワークWに上方から対向した部分からは、塗装機32のスプレーパターンが崩れないように、比較的低速の空気が流下する。なお、網目凸部24は、フィルタ支持板22に対して着脱可能となっており、任意の個数に変更することが可能である。
本実施形態によれば、搬入口35寄りの上方及び搬出口36寄りの上方から吹き下ろす比較的速い気流を、搬入口35寄りの下方及び搬出口36寄りの下方に設けたエジェクターノズル60によって吸引することができるので、搬入口35及び搬出口36における空気の出入りを規制するエアカーテンを発生させることができ、搬入口35及び搬出口36からの余剰塗料の流出をより確実に防止することができる。なお、塗装ブース10は、本実施形態の流速増幅手段と、上記第2実施形態のエジェクターノズル60とを組み合わせた構成としてもよい。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記第1〜第3実施形態では、床下室40のうち搬入口35及び搬出口36に沿った外縁領域にエジェクターノズル60を配置していたが、図9に示すように、床下室40のうちブース側壁11,11に沿った外縁領域にエジェクターノズル60を配置してもよい。このようにすれば、塗装室30内でブース側壁11,11の近傍に到達した余剰塗料をエジェクターノズル60によって吸引することができ、ブース側壁11,11に余剰塗料が付着することを防止することができる。そして、ブース側壁11,11の清掃に要する手間とコストを抑えることができる。
(2)また、床下室40のうち搬入口35及び搬出口36に沿った外縁領域と、ブース側壁11,11に沿った外縁領域とにエジェクターノズル60を配置してもよい。このようにすれば、塗装室30からの余剰塗料の流出を防止すると共に、ブース側壁11,11への余剰塗料の付着を防止することができる。
(3)さらに、上記第3実施形態では、天井室20のうちワーク搬送方向の両端寄り位置(搬入口35寄り位置及び搬出口36寄り位置)に膨出被覆部28Bを設けていたが、エジェクターノズル60をブース側壁11,11に沿った外縁領域に配置した場合には、そのエジェクターノズル60と膨出被覆部28Bとが上下方向で対向するように、膨出被覆部28Bを天井室20におけるブース側壁11,11寄り位置に配置してもよい。このようにすれば、ブース側壁11,11を覆う比較的高速の気流(エアカーテン)を形成することができ、ブース側壁11,11への余剰塗料の付着をより確実に防止することができる。
(4)上記第1〜第3実施形態では、フロープレート41にベンチュリー部42を設けて、ベンチュリー部42を空気が通過する際に、余剰塗料を捕集液に捕集させる構成であったが、フロープレート41にベンチュリー部42を設けずに、床下室40と吸引室50とを連通する床下吸気口43のみを設けておき、床下吸気口43から吸引室50に吸い込まれた空気を、吸引室50内又は塗装ブース10の側方に別途設けた気液接触式又はバッフル式のスクラバーに導入して、空気から余剰塗料を分離除去するように構成してもよい。
(5)上記第1〜第3実施形態では、エジェクターノズル60の上端開口63Aが、スノコ板34の上面と面一になるように配置されていたが、エジェクターノズル60は、塗装対称ワークWより下側となる位置に配置されていればよく、エジェクターノズル60の上面に開口した上端開口63Aが、スノコ板34の上面より上方或いは下方に位置するように配置してもよい。
(6)上記第1〜第3実施形態では、床下室40の下面を構成するフロープレート41の上面に捕集液を流していたが、床下室の下面全体をジェルで覆っておき、そのジェルの油分又は水分で床下室の下面に落下した塗料の固着を防ぐと共に、ジェル上に溜まった塗料を、床下室の下面に対して相対移動するスクレイパーで掻き取って一部のジェルと共に除去するような構成としてもよい。
(7)上記第1〜第3実施形態では、別の処理ブース81と隣り合って配置された塗装ブース10に本発明を適用していたが、別の処理ブースと隣り合っていない塗装ブースに本発明を適用してもよい。
(8)上記第1〜第3実施形態では、常時開放の出入口を有する塗装ブース10に本発明を適用していたが、扉やシャッター等で出入口を開閉することが可能な塗装ブースに本発明を適用してもよい。
(9)上記第3実施形態では、天井パネル21のうち、フィルタ支持板22の上面を覆うフィルターマット28に膨出被覆部28Bを設けることで、塗装室30の外縁領域(搬入口35及び搬出口36の近傍)に吹き下ろす空気の流速を高めていたが、例えば、スリットノズルからカーテン状の高速空気を噴出させる構成でもよい。
10 塗装ブース
11 ブース側壁
20 天井室
21 天井パネル
28B 膨出被覆部(天井膨出部)
30 塗装室
32 塗装機
34 スノコ板
35 搬入口(出入口)
36 搬出口(出入口)
40 床下室
41 フロープレート
42 ベンチュリー部
43 床下吸気口
51 吸引ダクト
60 エジェクターノズル
63 吸引流路
63A 上端開口(吸引口)
63B 下端開口
67 エアー噴出口
68 誘導斜面
80 制御装置(同期制御部)
W 塗装対象ワーク

Claims (7)

  1. 塗装ブースの外縁に沿った外縁領域のうち塗装対象ワークより下側となる位置に、上面に吸引口を有したエジェクターノズルを配置し、
    前記エジェクターノズルにおける前記吸引口の奥側の吸引流路の内側面にエアー噴出口を備え、そのエアー噴出口から前記吸引流路の奥側に向けてエアーを噴出することで、エジェクター効果により前記塗装ブース内の側壁近傍又は出入口近傍の空気を粉塵と共に吸引可能としたことを特徴とする塗装ブース。
  2. 前記塗装ブース内に塗装機を備え、前記塗装機の作動及び停止に同期して前記エジェクターノズルを作動及び停止させる同期制御部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の塗装ブース。
  3. 前記塗装ブースには、前記塗装対象ワークより下側となる位置にスノコ板が設けられ、前記スノコ板に下方から対向したフロープレートには、前記エジェクターノズルより吸引の流量が多い吸引ダクトと連通しかつ前記エジェクターノズルより吸引の流速が低い複数のベンチュリー部が分散配置され、前記エジェクターノズルは、前記フロープレートの上方に配置されて、吸引した空気を前記吸引ダクトへと排出することを特徴とする請求項1又は2に記載の塗装ブース。
  4. 前記出入口は、前記塗装ブースの外面又は前記塗装ブースと隣り合わせに設けられた他のブースとの境界面において常時開放した状態にして備えられ、
    前記出入口の近傍の前記外縁領域に、前記エジェクターノズルを配置したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の塗装ブース。
  5. 前記吸引流路は前記吸引口を上端部に備えて上下方向に延び、
    前記エアー噴出口は、前記吸引流路の内側でその吸引流路の下端開口に向かって開放して、前記エアーを前記吸引流路の内側面に沿わせて下方に噴出させることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の塗装ブース。
  6. 前記吸引流路は前記吸引口を上端部に備えて上下方向に延び、
    前記エアー噴出口は、前記吸引流路の内側で水平方向に開放しかつ上下方向に扁平なスリット状をなすと共に、
    前記エアー噴出口の下縁部から湾曲又は屈曲しながら下方に延設されて、前記エアー噴出口から噴出した前記エアーをコアンダ効果によって前記吸引流路の下端開口に向けて誘導する誘導斜面とを備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の塗装ブース。
  7. 前記塗装ブースのうち前記塗装対象ワークより上側となる位置にメッシュ構造の天井板を設けて、前記天井板の上方に、圧縮された空気を取り込んで内圧が上昇し、前記天井板全体から前記塗装室へと空気を供給する天井室を形成すると共に、
    前記天井板のうち前記エジェクターノズルの吸引口に上方から対向した部分を上方に突出させてなる天井膨出部を備え、
    前記天井室内の内圧によって前記天井膨出部の全体を通過した空気をその天井膨出部の内側で集めて前記天井板の下方に流下させるようにしたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1の請求項に記載の塗装ブース。
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