JP2014032231A - 結像光学系及びそれを備えた撮像装置 - Google Patents

結像光学系及びそれを備えた撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】明るさの確保に有利な結像光学系および結像光学系を備えた撮像装置を提供する。
【解決手段】物体側から像側へ順に、第1レンズ群G1、正屈折力の第2レンズ群G2、明るさ絞り、正屈折力の像側レンズ群G3を有し、第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に負屈折力の第1負サブレンズ群G1Mと正屈折力の第1正サブレンズ群G1Pからなり、第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に正屈折力の第2正サブレンズ群G2Pと負屈折力の第2負サブレンズ群G2Mからなり、像側レンズ群G3は、物体側から像側へ順に負屈折力の第3負サブレンズ群G3Mと正屈折力の第3正サブレンズ群G3Pからなり、以下の条件式(A)及び(C)を満足する。0.80<φ/f<1.5(A)70°<2×ω<185°(C)ただし、φは結像光学系の入射瞳の最大直径、fは結像光学系の焦点距離、ωは結像光学系の最大撮影半画角である。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影光学系等に用いられる結像光学系に関するものである。さらには、結像光学系を用いたデジタルスチルカメラ等の撮像装置に関するものである。
従来から、広角撮影に適した光学系として、特許文献1のようなレンズ系が知られている。これらのレンズ系は、いわゆるレトロフォーカスタイプ、もしくは、逆望遠タイプと呼ばれるレンズ配置を取っており、画角の確保やバックフォーカスの確保に有利な構成となっている。
特開平03−231213号公報 特開平07−063986号公報 特開平09−127413号公報
しかしながら、上述の特許文献の結像光学系では、十分な明るさの確保ができておらず、暗所での自然光撮影などの使用では、手ブレ、被写体ブレが生じやすい。
本願発明は、明るさの確保に有利な結像光学系を提供する。また、そのような結像光学系を備えた撮像装置を提供する。
本願発明では、
本願の請求項1にかかる発明を第1の側面の発明、
本願の請求項5にかかる発明を第2の側面の発明、
本願の請求項7にかかる発明を第3の側面の発明、
本願の請求項9にかかる発明を第4の側面の発明、
本願の請求項10にかかる発明を第5の側面の発明、
本願の請求項11にかかる発明を第6の側面の発明、
本願の請求項12にかかる発明を第7の側面の発明、
とする。
本発明の一実施形態に係る結像光学系の基本構成は、
物体側から像側へ順に、
第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ群、明るさ絞り、正屈折力の像側レンズ群を有し、
前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、及び前記像側レンズ群以外に他のレンズ群を含まず、
前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第1負サブレンズ群と正屈折力の第1正サブレンズ群からなり、
前記第2レンズ群は、物体側から像側へ順に、正屈折力の第2正サブレンズ群と負屈折力の第2負サブレンズ群からなり、
前記像側レンズ群は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第3負サブレンズ群と正屈折力の第3正サブレンズ群からなる正屈折力の第3レンズ群を含み、
前記第3レンズ群は、前記像側レンズ群中で最も物体側に配置されたレンズ群であり、
前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、及び前記第3レンズ群の各々のレンズ群の光軸上での厚みは一定である
構成を基本構成としている。
このように構成することで、明るさ絞りに対して、第2レンズ群と像側レンズ群が共に正屈折力となるので、十分な正屈折力の確保と収差補正との双方に有利となり、明るさの確保に有利となる。そして、第2レンズ群よりも物体側に第1負サブレンズ群と第1正サブレンズ群で構成される第1レンズ群を配置し、第1負サブレンズ群にて軸上光束を発散させ、後続する第1正サブレンズ群の屈折作用により、発散する軸上光束の発散を抑えて、もしくは収斂させて、第2レンズ群に軸上光束を導く構成となる。この場合、第1レンズ群がワイドコンバージョンレンズのような働きをなし、光学系全体の広画角化に有利となる。そのため、画角の確保を行いつつも、明るさを十分に確保できる結像光学系となる。
第1の側面、第4の側面、及び第5の側面の発明に係る一実施形態では、前述の基本構成に加えて、
前記第2レンズ群は、物体側から像側へ順に、正屈折力の第2正サブレンズ群と負屈折力の第2負サブレンズ群からなり、
前記第3レンズ群は、前記像側レンズ群中で最も物体側に配置されたレンズ群であり、
前記第3レンズ群は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第3負サブレンズ群と正屈折力の第3正サブレンズ群からなる
構成としている。
明るさ絞りを挟む第2レンズ群と第3レンズ群の合成系にて正、負、負、正の屈折力配置となり、明るさ絞りに対する屈折力の対称性により、球面収差、サジタルコマフレアなどの各種収差の低減と明るさ確保の両立にいっそう有利となる。また、第3レンズ群を物体側より順に負サブレンズ群、正サブレンズ群のレトロフォーカスタイプとすることでバックフォーカスの確保に有利となる。
第1の側面、第6の側面、及び第7の側面の発明に係る一実施形態では、前述の基本構成の発明に加えて、
以下の条件式(A)を満足する構成としている。
0.80<φ/f<1.5 (A)
ただし、
φは、前記結像光学系の入射瞳の最大直径、
fは、前記結像光学系の焦点距離、
である。
条件式(A)の下限値を下回らないように、入射瞳の最大直径を確保しつつ結像光学系の焦点距離を小さくすることで、十分な明るさの確保につながる。
条件式(A)の上限値を上回らないように、入射瞳の最大直径を適度に抑えることで、結像光学系のサイズの低減につながる。
第1の側面、及び第7の側面の発明に係る一実施形態では、前述の基本構成の発明に加えて、
以下の条件式(C)を満足する構成としている。
70°<2×ω<185° (C)
ただし、
ωは、前記結像光学系の最大撮影半画角、
である。
条件式(C)の下限値を下回らないように、画角を確保することで、室内での集合撮影等に有利となる。
条件式(C)の上限値を上回らないように画角を適度に抑えることで、結像光学系の小型化につながる。
第2の側面の発明に係る一実施形態では、前記基本構成の発明に加えて、
前記第3レンズ群の像側面は、合焦動作の際に変化する可変間隔に接する構成としている。
第3の側面の発明に係る一実施形態では、
前記像側レンズ群は、正屈折力の第3レンズ群からなる構成としている。
そして、第2の側面の発明、第3の側面の発明ともに、
以下の条件式(1)及び(2)を満足する構成としている。
−0.3<f/f1<0.3 (1)
3.8<f2/f3<70 (2)
ただし、
fは、結像光学系全系の焦点距離、
f1は、第1レンズ群の焦点距離、
f2は、第2レンズ群の焦点距離、
f3は、第3レンズ群の焦点距離、
である。
条件式(1)を満足するように、第1レンズ群の焦点距離を規定することで、第1レンズ群の大きさを適切に保ち、結像光学系の全系での諸収差を適切に小さくすることに有利となる。
第1レンズ群での収差が第2レンズ群以降で拡大されるレンズ構成とはなるが、条件式(1)の下限値を下回らないように、第1レンズ群が高い負屈折力にならないようにすることで、相対的に第2レンズ群以降の光学系での横倍率を小さくでき好ましい。特に結像光学系全系での像面湾曲とコマ収差の補正に有利となる。
条件式(1)の上限値を上回らないように、第1レンズ群が高い正の屈折力にならないようにすることで、第1レンズ群での軸上光束を細くでき、高次のコマ収差補正を行い易くなるとともに第1レンズ群の小型化に有利となる。
また、条件式(2)にて、第2レンズ群、第3レンズ群の焦点距離比を規定することで、大口径化としても結像光学系全系の諸収差を抑えることに有利となる。
条件式(2)の下限値を下回らないようにして第2レンズ群の屈折力を小さくすることで、バックフォーカスの確保に有利となる。
条件式(2)の上限値を上回らないようにして第2レンズ群の屈折力を確保することで、明るさ絞り前後のレンズ群の屈折力配置の対称性の確保につながり、大口径化したときの結像光学系全系のコマ収差等の補正に有利となる。
第4の側面、及び第6の側面の発明に係る一実施形態では、前記基本構成の発明に加えて、
合焦動作の際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群が共に静止し、前記像側レンズ群中のいずれかのレンズが移動する 構成としている。
合焦動作時に移動するレンズ群を少なくすることで、省エネルギー化につながる。全長が一定のインナーフォーカスとなるので、合焦動作に際してのゴミの侵入や、合焦動作時の音漏れの低減にも有利となる。
第5の側面の発明、及び第7の側面の発明に係る一実施形態では、前記基本構成の発明に加えて、
以下の条件式を満足する 構成としている。
3.1<LTL/fB<10 (B)
ただし、
fBは、前記像側レンズ群の像側面から像面までの光軸上での空気換算距離、
LTLは、前記第1レンズ群の物体側面から前記像側レンズ群の像側面までの光軸上の距離、
である。
下限値を下回らないようにして、正屈折力の像側レンズ群の像側面を像面に近づけることで、像側レンズ群のレンズ配置スペースの確保による収差低減に有利となると共に、像側レンズ群の有効径を小さくでき、明るさの確保と小型化の両立に有利となる。
上限値を上回らないようにすることで、結像光学系を交換レンズとして使用した際のカメラ本体との干渉リスクを低減できる。
第6の側面の発明は、前記基本構成の発明に加えて、前述した第6の側面の発明に係る一実施形態における構成を備えるものである。
第7の側面の発明は、前記基本構成の発明に加えて、前述した第7の側面の発明に係る一実施形態における構成を備えるものである。
上述の構成は何れも適宜組み合わせることで効果をより確実にでき好ましい。
なお、結像光学系が合焦動作の際に移動するレンズ群を備える場合は、無限遠に合焦した状態での構成とする。
また、以下のいずれか、更には、複数を同時に満足することがより好ましい。
本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
前記第1負サブレンズ群は、物体側から像側に順に、複数の負レンズ、正レンズを含み、前記第3正サブレンズ群は、複数の正レンズを含む
ことが好ましい。
画角の確保、明るさの確保を行いながら諸収差の低減に有利となる。第1負サブレンズ群の屈折力を高めることが広画角化に有利となる。広画角化と収差低減能力の確保のために、第1負サブレンズ群を上述の構成として、負の歪曲収差の低減と、明るさ確保時の球面収差等の低減を行うことが好ましい。また、バックフォーカスの確保にも有利となる。大口径化のためには第3レンズ群中の正サブレンズ群の屈折力を強くすることが好ましい。その場合球面収差、コマ収差の低減のために、第3レンズ群中の正サブレンズ群を上述の構成とすることが好ましい。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
前記第1正サブレンズ群は正レンズと負レンズを有し、前記第3負サブレンズ群は物体側に凹面を向けた負レンズと正レンズを有する
ことが好ましい。
このような構成とすることで、収差の低減に有利となる。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
前記第2負レンズ群の像側面と前記第3負レンズ群の物体側面が共に前記明るさ絞りに向かって凹面を向けている
ことが好ましい。
このような構成とすることで、収差の低減に有利となる。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
前記像側レンズ群は、前記第3レンズ群と前記第3レンズ群の像側に配置された第4レンズ群からなり、前記第4レンズ群の光軸上での厚みは一定であり、合焦動作の際に、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間の距離が変化する
構成としてもよい。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
以下の条件式(3)を満足する
ことが好ましい。
1.2 < f2IM/f < 3.0 (3)
ただし、
f2IMは、第2レンズ群と像側レンズとの合成焦点距離、
である。
条件式(3)にて、第2レンズ群と像側レンズ群との合成焦点距離を規定することで、全系の小型化と、諸収差の低減に有利となる。
条件式(3)の下限値を下回らないようにして、第2レンズ群と像側レンズ群の合成屈折力を抑えることで、バックフォーカスの確保、全系の球面収差、コマ収差の補正に有利となる。
条件式(3)の上限値を上回らないようにして、第2レンズ群と像側レンズ群の正の合成屈折力を十分に確保することで、第3レンズ群での軸上マージナル光線高を小さくしやすくでき、高次のコマ収差補正に有利となる。第2レンズ群以降の光学系の小型化にも有利となる。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
前記第2レンズ群は物体側から像側に順に正屈折力の第2正サブレンズ群と負屈折力の第2負サブレンズ群からなり、
前記第3レンズ群は、物体側から像側に順に負屈折力の第3負サブレンズ群と正屈折力の第3正サブレンズ群からなる
ことが好ましい。
上述したように、明るさ絞りに対する第2、第3レンズ群の対称的な屈折力配置となり、収差補正上好ましい。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
前記像側レンズ群が、前記第3レンズ群からなり、合焦動作の際に、前記第1レンズ群は静止し、前記第3レンズ群は移動する
ことが好ましい。
インナーフォーカスの構成とすることで、ゴミの侵入低減と音の漏れの低減に有利となる。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
合焦動作の際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群が共に静止する
ことが好ましい。
合焦動作をモータ等で行う場合、駆動電力の低減に有利となる。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
前記像側レンズ群が、前記第3レンズ群と前記第3レンズ群の像側に配置された第4レンズ群からなり、
合焦動作の際に、前記第1レンズ群と前記第4レンズ群は静止し、前記第3レンズ群は移動する
ことが好ましい。
結像光学系内の物体側と像側のレンズ群が静止することで、ゴミの侵入の低減、音の漏れ低減にいっそう有利となる。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
合焦動作の際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群が共に静止する
ことが好ましい。
合焦動作をモータ等で行う場合、駆動電力の低減に有利となる。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
以下の条件式(B)を満足する
ことが好ましい。
3.1<LTL/fB<10 (B)
ただし、
fBは、前記像側レンズ群の像側面から像面までの光軸上での空気換算距離、
LTLは、前記第1レンズ群の物体側面から前記像側レンズ群の像側面までの光軸上の距離、
である。
前述したように、小型化と明るさ確保に有利となる。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
前記第3レンズ群の像側面は、合焦動作の際に変化する可変間隔に接し、
以下の条件式(1)及び(2)を満足する
ことが好ましい。
−0.3<f/f1<0.3 (1)
3.8<f2/f3<70 (2)
ただし、
fは、結像光学系全系の焦点距離、
f1は、第1レンズ群の焦点距離、
f2は、第2レンズ群の焦点距離、
f3は、第3レンズ群の焦点距離
である。
前述したように、収差低減、大口径化に有利となる。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
以下の条件式(A)を満足する
ことが好ましい。
0.80<φ/f<1.5 (A)
ただし、
φは、前記結像光学系の入射瞳の最大直径、
fは、前記結像光学系の焦点距離、
である。
前述のように、明るさ確保と大型化防止の点で有利となる。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
以下の条件式(C)を満足する
ことが好ましい。
70°<2×ω<185° (C)
ただし、
ωは、前記結像光学系の最大撮影半画角、
である。
前述のように、使いやすさと大型防止の点で有利となる。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
前記第1レンズ群における、前記第1負サブレンズ群は、少なくとも2枚の負レンズと少なくとも1枚の正レンズを有し、
前記第1正サブレンズ群は、少なくとも1枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズを有する
ことが好ましい。
画角の確保と収差補正の点で好ましい。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
前記第1レンズ群における、前記第1負サブレンズ群中の前記少なくとも2枚の負レンズの何れかの負レンズが非球面を有する
ことが好ましい。
広画角化した場合に発生しやすい負の歪曲収差、大口径化した場合に発生しやすい球面収差、非点収差の補正に有利となる。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
前記第1レンズ群における、前記第1負サブレンズ群は、物体側から像側へ順に、2枚の負単レンズと1枚の正単レンズからなり、
前記第1正サブレンズ群は、物体側から像側へ順に、負レンズと正レンズからなる1つの正接合レンズからなる
ことが好ましい。
合計5枚の少ないレンズ枚数にて第1レンズ群の小型化と高性能化の両立に有利となる。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
前記第2レンズ群は、物体側から像側へ順に、正屈折力の第2正サブレンズ群と負屈折力の第2負サブレンズ群からなり、
前記第2正サブレンズ群は、1枚の正単レンズからなり、
前記第2負サブレンズ群は、2枚の負単レンズからなる
ことが好ましい。
合計3枚の少ないレンズ枚数にて第2レンズ群の小型化と高性能化の両立に有利となる。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
前記第2レンズ群は、物体側から像側へ順に、正屈折力の第2正サブレンズ群と負屈折力の第2負サブレンズ群からなり、
前記第2負サブレンズ群は、像側面が前記明るさ絞りに向けた凹面である
ことが好ましい。
このような構成とすることによって、収差補正の点で好ましい。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
前記第3レンズ群は、物体側から像側へ順に、負屈折力の負サブレンズ群と正屈折力の正サブレンズ群からなり、
前記負サブレンズ群は、負レンズを有し、
前記正サブレンズ群は、少なくとも2枚の正レンズを有する
ことが好ましい。
このような構成とすることによって、収差補正の点で好ましい。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
前記第3レンズ群における、前記負サブレンズ群と前記正サブレンズ群は共に非球面を有する
ことが好ましい。
明るさを十分に確保するには、第3レンズ群中の負サブレンズ群と正サブレンズ群の双方の屈折力を高めることが好ましい。第3レンズ群を上述の構成とすることで、明るさを確保しようとした際に発生しやすい球面収差、非点収差、コマ収差の補正に有利となる。また、第3レンズ群単体での収差低減と屈折力の十分な確保が行えるので、第3レンズ群単独の移動により合焦動作を行う場合でも収差の変動を低減でき好ましい。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
前記第3レンズ群における、
前記負サブレンズ群は、物体側から像側へ順に、負レンズと正レンズを接合した1つの負接合レンズからなり、
前記正サブレンズ群は、2枚の正単レンズからなる
ことが好ましい。
合計4枚の少ないレンズ枚数にて第3レンズ群の小型化と高性能化の両立に有利となる。第3レンズ群を合焦動作の際に移動させる場合は第3レンズ群単体での収差補正が重要となるが、その点でも合焦動作時の収差変動を低減でき好ましい。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
前記第3レンズ群における、前記負サブレンズ群は、物体側面が前記明るさ絞り側に向けた凹面である
ことが好ましい。
このような構成とすることによって、収差の低減に有利となる。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
前記像側レンズ群は、前記第3レンズ群と、前記第3レンズ群の像側に配置された負屈折力を持つ第4レンズ群からなる
ことが好ましい。
第4レンズ群に像面湾曲を補正する機能を持たせることができ、高性能化に有利となる。また、バックフォーカスの確保にも有利となる。また、第3レンズ群を移動させ、第3レンズ群と第4レンズ群の間の距離が合焦動作の際に変化する構成の場合、合焦動作時の収差補正を両レンズ群に分担できる。そのため、第3レンズ群の屈折力を十分に高くでき、第3レンズ群の移動量を小さくすることが可能となり、小型化と大口径化の両立に有利となる。
また、本発明の一実施形態に係る結像光学系は、
レンズ成分を光軸上にて物体側面と像側面の2面のみが空気と接するレンズブロックと定義するとき、
前記第4レンズ群は、負屈折力をもつ1つのレンズ成分からなる
ことが好ましい。
このような構成とすることによって、小型化に有利となる。
また、本発明の一実施形態に係る撮像装置は、
上述の何れかの結像光学系と、
前記結像光学系の像側に配置された撮像素子と、
を有する
ことが好ましい。
このような撮像装置とすることによって、画角の確保と明るさの確保の両立に有利な結像光学系による撮像が行える。
各条件式について、以下のようにすることが、その機能をより確実にでき好ましい。
条件式(1)について、
下限値を−0.25、さらには−0.2とすることがより好ましい。
上限値を0.25、さらには0.2とすることがより好ましい。
条件式(2)について、
下限値を3.9、さらには4.7とすることがより好ましい。
上限値を40、さらには15とすることがより好ましい。
条件式(3)について、
下限値を1.4、さらには1.6とすることがより好ましい。
上限値を2.7、さらには2.4とすることがより好ましい。
条件式(A)について、
下限値を0.85、さらには0.90とすることがより好ましい。
上限値を1.3、さらには1.1とすることがより好ましい。
条件式(B)について、
下限値を3.3、さらには3.5とすることがより好ましい。
上限値を10、さらには8とすることがより好ましい。
条件式(C)について、
下限値を73°、さらには75°とすることがより好ましい。
上限値を100°、さらには90°とすることがより好ましい。
本発明に係る結像光学系は、明るさの確保に有利となる。また、そのような結像光学系を備えた撮像装置を提供することができる。
実施例1の結像光学系の断面図である。 実施例2の結像光学系の断面図である。 実施例3の結像光学系の断面図である。 実施例4の結像光学系の断面図である。 実施例5の結像光学系の断面図である。 実施例6の結像光学系の断面図である。 実施例1の結像光学系の収差図である。 実施例2の結像光学系の収差図である。 実施例3の結像光学系の収差図である。 実施例4の結像光学系の収差図である。 実施例5の結像光学系の収差図である。 実施例6の結像光学系の収差図である。 最大撮影半画角を示す図である。 一実施形態のデジタルカメラの構成を示す模式的な横断面図である。 一実施形態のデジタルカメラの外観を示す前方斜視図である。 一実施形態のデジタルカメラの外観を示す後方斜視図である。 一実施形態のデジタルカメラの制御構成を示すブロック図である。
本実施形態の結像光学系について図を用いて説明する。
本実施形態の実施例1〜6の結像光学系は、いずれも第3レンズ群のみが物体側に移動して、無限遠から至近への合焦動作を行う。
実施例1〜5の撮像面直前の平板Cは、撮像素子のカバーガラス、ローパスフィルタ、赤外カットフィルタ、埃除去フィルタをまとめて、光学的に等価な平行平板としたものである。また、実施例6の撮像面直前の平板は、撮像素子のカバーガラスC、カバーガラスCの物体側の平板は、赤外カットフィルタFである。また、Iは像面を示している。
図1は、実施例1の結像光学系の断面図である。
実施例1の結像光学系は、図1に示すように物体側から像側へ順に、正屈折力の第1レンズ群G1、正屈折力の第2レンズ群G2、明るさ絞りS、正屈折力の第3レンズ群G3にて構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第1負サブレンズ群G1M、正屈折力の第1正サブレンズ群G1Pからなる。
第1負サブレンズ群G1Mは、物体側から像側へ順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凹負レンズL12と、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13と、からなる。
第1正サブレンズ群G1Pは、物体側から像側へ順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL14と両凸正レンズL15の接合レンズSU11からなる。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に、正屈折力の第2正サブレンズ群G2P、負屈折力の第2負サブレンズ群G2Mからなる。
第2正サブレンズ群G2Pは、1枚の両凸正レンズL21からなる。
第2負サブレンズ群G2Mは、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL22と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL23と、からなる。
第3レンズ群G3は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第3負サブレンズ群G3M、正屈折力の第3正サブレンズ群G3Pからなる。
第3負サブレンズ群G3Mは、両凹負レンズL31と両凸正レンズL32の接合レンズSU31からなる。
第3正サブレンズ群G3Pは、物体側から像側へ順に、両凸正レンズL33と、両凸正レンズL34と、からなる。
第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間には、明るさ絞りSが配置される。
非球面は、第1レンズ群G1の第1負サブレンズ群G1Mの物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11の両面r1,r2、第3レンズ群G3の第3負サブレンズ群G3Mの接合レンズSU31の最も像側の面r19、及び第3レンズ群G3の第3正サブレンズ群G3Pの像側の両凸正レンズL34の両面r22,r23のあわせて5面である。
図2は、実施例2の結像光学系の断面図である。
実施例2の結像光学系は、図2に示すように物体側から像側へ順に、正屈折力の第1レンズ群G1、正屈折力の第2レンズ群G2、明るさ絞りS、正屈折力の第3レンズ群G3にて構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第1負サブレンズ群G1M、正屈折力の第1正サブレンズ群G1Pからなる。
第1負サブレンズ群G1Mは、物体側から像側へ順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、像面側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12と、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13と、からなる。
第1正サブレンズ群G1Pは、物体側から像側へ順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL14と両凸正レンズL15の接合レンズSU11からなる。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に、正屈折力の第2正サブレンズ群G2P、負屈折力の第2負サブレンズ群G2Mからなる。
第2正サブレンズ群G2Pは、1枚の両凸正レンズL21からなる。
第2負サブレンズ群G2Mは、両凹負レンズL22と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL23と、からなる。
第3レンズ群G3は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第3負サブレンズ群G3M、正屈折力の第3正サブレンズ群G3Pからなる。
第3負サブレンズ群G3Mは、両凹負レンズL31と両凸正レンズL32の接合レンズSU31からなる。
第3正サブレンズ群G3Pは、物体側から像側へ順に、両凸正レンズL33と、両凸正レンズL34と、からなる。
第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間には、明るさ絞りSが配置される。
非球面は、第1レンズ群G1の第1負サブレンズ群G1Mの物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11の両面r1,r2、第3レンズ群G3の第3負サブレンズ群G3Mの接合レンズSU31の最も像側の面r19、及び第3レンズ群G3の第3正サブレンズ群G3Pの像側の両凸正レンズL34の両面r22,r23のあわせて5面である。
図3は、実施例3の結像光学系の断面図である。
実施例3の結像光学系は、図3に示すように物体側から像側へ順に、負屈折力の第1レンズ群G1、正屈折力の第2レンズ群G2、明るさ絞りS、正屈折力の第3レンズ群G3、負屈折力の第4レンズ群G4にて構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第1負サブレンズ群G1M、正屈折力の第1正サブレンズ群G1Pからなる。
第1負サブレンズ群G1Mは、物体側から像側へ順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凹負レンズL12と、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13と、からなる。
第1正サブレンズ群G1Pは、物体側から像側へ順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL14と両凸正レンズL15の接合レンズSU11からなる。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に、正屈折力の第2正サブレンズ群G2P、負屈折力の第2負サブレンズ群G2Mからなる。
第2正サブレンズ群G2Pは、1枚の両凸正レンズL21からなる。
第2負サブレンズ群G2Mは、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL22と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL23と、からなる。
第3レンズ群G3は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第3負サブレンズ群G3M、正屈折力の第3正サブレンズ群G3Pからなる。
第3負サブレンズ群G3Mは、両凹負レンズL31と両凸正レンズL32の接合レンズSU31からなる。
第3正サブレンズ群G3Pは、物体側から像側へ順に、両凸正レンズL33と、両凸正レンズL34と、からなる。
第4レンズ群G4は、1枚の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL41からなる。
第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間には、明るさ絞りSが配置される。
非球面は、第1レンズ群G1の第1負サブレンズ群G1Mの物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11の両面r1,r2、第3レンズ群G3の第3負サブレンズ群G3Mの接合レンズSU31の最も像側の面r19、及び第3レンズ群G3の第3正サブレンズ群G3Pの像側の両凸正レンズL34の両面r22,r23のあわせて5面である。
図4は、実施例4の結像光学系の断面図である。
実施例4の結像光学系は、図4に示すように物体側から像側へ順に、正屈折力の第1レンズ群G1、正屈折力の第2レンズ群G2、明るさ絞りS、正屈折力の第3レンズ群G3、負屈折力の第4レンズ群G4にて構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第1負サブレンズ群G1M、正屈折力の第1正サブレンズ群G1Pからなる。
第1負サブレンズ群G1Mは、物体側から像側へ順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凹負レンズL12と、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13と、からなる。
第1正サブレンズ群G1Pは、物体側から像側へ順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL14と両凸正レンズL15の接合レンズSU11からなる。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に、正屈折力の第2正サブレンズ群G2P、負屈折力の第2負サブレンズ群G2Mからなる。
第2正サブレンズ群G2Pは、1枚の両凸正レンズL21からなる。
第2負サブレンズ群G2Mは、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL22と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL23と、からなる。
第3レンズ群G3は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第3負サブレンズ群G3M、正屈折力の第3正サブレンズ群G3Pからなる。
第3負サブレンズ群G3Mは、両凹負レンズL31と両凸正レンズL32の接合レンズSU31からなる。
第3正サブレンズ群G3Pは、物体側から像側へ順に、両凸正レンズL33と、両凸正レンズL34と、からなる。
第4レンズ群G4は、1枚の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL41からなる。
第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間には、明るさ絞りSが配置される。
非球面は、第1レンズ群G1の第1負サブレンズ群G1Mの物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11の両面r1,r2、第3レンズ群G3の第3負サブレンズ群G3Mの接合レンズSU31の最も像側の面r19、及び第3レンズ群G3の第3正サブレンズ群G3Pの像側の両凸正レンズL34の両面r22,r23のあわせて5面である。
図5は、実施例5の結像光学系の断面図である。
実施例5の結像光学系は、図5に示すように物体側から像側へ順に、負屈折力の第1レンズ群G1、正屈折力の第2レンズ群G2、明るさ絞りS、正屈折力の第3レンズ群G3、負屈折力の第4レンズ群G4にて構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第1負サブレンズ群G1M、正屈折力の第1正サブレンズ群G1Pからなる。
第1負サブレンズ群G1Mは、物体側から像側へ順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凹負レンズL12と、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13と、からなる。
第1正サブレンズ群G1Pは、物体側から像側へ順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL14と両凸正レンズL15の接合レンズSU11からなる。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に、正屈折力の第2正サブレンズ群G2P、負屈折力の第2負サブレンズ群G2Mからなる。
第2正サブレンズ群G2Pは、1枚の両凸正レンズL21からなる。
第2負サブレンズ群G2Mは、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL22と、像面側に凸面を向けた負メニスカスレンズL23と、からなる。
第3レンズ群G3は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第3負サブレンズ群G3M、正屈折力の第3正サブレンズ群G3Pからなる。
第3負サブレンズ群G3Mは、両凹負レンズL31と両凸正レンズL32の接合レンズSU31からなる。
第3正サブレンズ群G3Pは、物体側から像側へ順に、両凸正レンズL33と、両凸正レンズL34と、からなる。
第4レンズ群G4は、1枚の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL41からなる。
第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間には、明るさ絞りSが配置される。
非球面は、第1レンズ群G1の第1負サブレンズ群G1Mの物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11の両面r1,r2、第3レンズ群G3の第3負サブレンズ群G3Mの接合レンズSU31の最も像側の面r19、及び第3レンズ群G3の第3正サブレンズ群G3Pの像側の両凸正レンズL34の両面r22,r23のあわせて5面である。
図6は、実施例6の結像光学系の断面図である。
実施例6の結像光学系は、図6に示すように物体側から像側へ順に、正屈折力の第1レンズ群G1、正屈折力の第2レンズ群G2、明るさ絞りS、正屈折力の第3レンズ群G3にて構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第1負サブレンズ群G1M、正屈折力の第1正サブレンズ群G1Pからなる。
第1負サブレンズ群G1Mは、物体側から像側へ順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凹負レンズL12と、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13と、からなる。
第1正サブレンズ群G1Pは、物体側から像側へ順に、両凸正レンズL14と像面側に凸面を向けた負メニスカスレンズL15の接合レンズSU11からなる。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に、正屈折力の第2正サブレンズ群G2P、負屈折力の第2負サブレンズ群G2Mからなる。
第2正サブレンズ群G2Pは、1枚の物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL21からなる。
第2負サブレンズ群G2Mは、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL22と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL23と、からなる。
第3レンズ群G3は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第3負サブレンズ群G3M、正屈折力の第3正サブレンズ群G3Pからなる。
第3負サブレンズ群G3Mは、両凹負レンズL31と両凸正レンズL32の接合レンズSU31からなる。
第3正サブレンズ群G3Pは、物体側から像側へ順に、両凸正レンズL33と、両凸正レンズL34と、からなる。
第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間には、明るさ絞りSが配置される。
非球面は、第1レンズ群G1の第1負サブレンズ群G1Mの物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11の両面r1,r2、第3レンズ群G3の第3負サブレンズ群G3Mの接合レンズSU31の最も像側の面r19、及び第3レンズ群G3の第3正サブレンズ群G3Pの像側の両凸正レンズL34の両面r22,r23のあわせて5面である。
以下に上記実施例1〜6の各種数値データ(面データ、各種データ、フォーカスデータ及び各群焦点距離)を示す。
面データには、面番号毎に各レンズ面(光学面)の曲率半径r、面間隔d、各レンズ(光学媒質)のd線(587.6nm)に対する屈折率nd、各レンズ(光学媒質)のd線のアッベ数νdが示されている。曲率半径r、面間隔dの単位はいずれもミリメートル(mm)である。面データ中、曲率半径に記載する“∞”は、無限大であることを示している。
非球面データには、面データ中、非球面形状としたレンズ面に関するデータが示されている。非球面形状は、xを光の進行方向を正とした光軸とし、yを光軸と直交する方向にとると下記の式にて表される。
x=(y2/r)/[1+{1−(1+K)・(y/r)21/2
+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10
ただし、rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A4、A6、A8、A10、A12はそれぞれ4次、6次、8次、10次、12次の非球面係数である。なお、記号“e”は、それに続く数値が10を底にもつ、べき指数であることを示している。例えば「1.0e−5」は「1.0×10-5」であることを意味している。
フォーカスデータには、焦点距離、Fナンバー(FNO)、画角2ω(°)、可変する面間隔d、バックフォーカス(in air)、全長(in air)、及び像高が示されている。単位は、Fナンバー及び画角を除き、いずれもミリメートル(mm)である。
各群焦点距離データには、各レンズ群における焦点距離f1〜f3又はf1〜f4が示されている。単位はいずれもミリメートル(mm)である。
数値実施例1

面データ
面番号 r d nd νd
1(非球面) 41.956 1.20 1.77250 49.60
2(非球面) 13.162 10.57
3 -23.367 1.00 1.74320 49.34
4 132.533 1.34
5 -221.647 4.75 1.90366 31.32
6 -33.021 0.25
7 56.232 1.00 1.75211 25.05
8 27.650 6.43 1.83481 42.71
9 -52.944 3.90
10 23.133 5.08 1.83481 42.71
11 -310.620 0.10
12 381.431 1.00 1.72825 28.46
13 24.710 1.41
14 39.195 1.00 1.63980 34.46
15 21.940 5.00
16(絞り) ∞ D16
17 -14.566 0.70 1.80518 25.42
18 30.000 5.00 1.82080 42.71
19(非球面) -28.260 0.10
20 40.091 5.20 1.60300 65.44
21 -45.069 0.10
22(非球面) 77.877 4.65 1.77250 49.60
23(非球面) -29.858 D23
24 ∞ 4.08 1.51633 64.14
25 ∞ 0.74
像面 ∞

非球面係数
第1面
K = 0.000
A4 =-3.75083e-06
A6 = 1.87531e-09
A8 =-2.29571e-11
第2面
K =-0.656
A4 = 1.29585e-05
A6 = 5.52286e-08
A8 =-4.25754e-11
A10= 4.11140e-13
第19面
K = 1.198
A4 = 3.95354e-05
A6 =-4.33848e-08
A8 = 1.08016e-09
A10=-7.16306e-12
A12= 1.50973e-14
第22面
K = 0.000
A4 =-3.13056e-08
A6 =-3.93652e-08
A8 = 1.60190e-10
第23面
K = 0.000
A4 = 1.27889e-05
A6 = 3.58240e-11
A8 = 1.27018e-10

フォーカスデータ
無限 横倍率-1/50 物像距離-200mm
D16 5.87 5.60 4.60
D23 12.51 12.78 13.78

各種データ
焦点距離 12.70
FNO. 1.05
画角2ω(°) 82.55
像高 10.42
fb (in air) 15.95
全長 (in air) 81.61

各群焦点距離
f1 87.66
f2 246.85
f3 18.71
数値実施例2

面データ
面番号 r d nd νd
1(非球面) 48.547 1.20 1.77250 49.60
2(非球面) 14.680 9.01
3 -25.228 1.00 1.74320 49.34
4 -1355.977 1.29
5 -78.202 5.39 1.90366 31.32
6 -32.699 0.25
7 52.172 1.00 1.75211 25.05
8 28.370 6.17 1.83481 42.71
9 -60.568 1.00
10 23.943 6.59 1.83481 42.71
11 -235.676 0.10
12 -1554.816 1.00 1.72825 28.46
13 36.983 1.12
14 53.129 1.00 1.63980 34.46
15 18.857 5.00
16(絞り) ∞ D16
17 -14.107 0.70 1.80518 25.42
18 30.000 4.76 1.82080 42.71
19(非球面) -28.112 0.10
20 41.326 4.67 1.61800 63.33
21 -44.212 0.10
22(非球面) 192.192 4.30 1.77250 49.60
23(非球面) -24.819 D23
24 ∞ 4.08 1.51633 64.14
25 ∞ 0.74
像面

非球面係数
第1面
K = 0.000
A4 =-8.88154e-06
A6 = 1.61059e-08
A8 =-4.57822e-11
第2面
K =-0.972
A4 = 1.81050e-05
A6 = 4.34464e-08
A8 = 4.41889e-11
A10= 9.42114e-14
第19面
K = 0.006
A4 = 3.07578e-05
A6 =-2.03215e-09
A8 = 2.64600e-10
A10= 8.99101e-13
A12=-1.02521e-14
第22面
K = 0.000
A4 =-7.54916e-06
A6 =-6.74304e-08
A8 = 1.16524e-10
第23面
K = 0.000
A4 = 1.18376e-05
A6 =-4.05222e-08
A8 = 1.22268e-10

フォーカスデータ
無限 横倍率-1/50 物像距離-200mm
D16 6.10 5.79 4.53
D23 13.31 13.62 14.88

各種データ
焦点距離 14.27
FNO. 1.00
画角2ω(°) 76.00
像高 10.46
fb (in air) 16.75
全長 (in air) 78.61

各群焦点距離
f1 93.03
f2 294.29
f3 19.18
数値実施例3

面データ
面番号 r d nd νd
1(非球面) 40.945 1.20 1.77250 49.60
2(非球面) 13.438 10.26
3 -26.781 1.00 1.74320 49.34
4 155.013 1.71
5 -96.889 3.00 1.90366 31.32
6 -36.385 0.20
7 56.387 1.00 1.75211 25.05
8 26.915 6.03 1.83481 42.71
9 -59.979 1.50
10 26.034 5.19 1.83481 42.71
11 -144.298 0.10
12 800.945 1.00 1.72825 28.46
13 41.045 1.00
14 54.285 1.00 1.49700 81.54
15 22.572 6.48
16(絞り) ∞ D16
17 -14.393 0.70 1.80518 25.42
18 30.000 4.27 1.82080 42.71
19(非球面) -32.949 0.10
20 71.795 5.20 1.61800 63.33
21 -26.623 0.10
22(非球面) 56.609 5.00 1.77250 49.60
23(非球面) -29.208 D23
24 26.815 2.26 1.92286 18.90
25 20.640 10.12
26 ∞ 4.08 1.51633 64.14
27 ∞ 0.74
像面 ∞

非球面係数
第1面
K = 0.000
A4 =-3.81316e-06
A6 = 1.38076e-08
A8 =-3.32441e-11
第2面
K =-0.304
A4 =-3.74610e-06
A6 = 8.41112e-09
A8 = 9.25582e-12
A10= 7.92058e-14
第19面
K = 4.779
A4 = 6.13815e-05
A6 =-5.55857e-10
A8 = 1.62097e-09
A10=-1.09699e-11
A12= 3.78241e-14
第22面
K = 0.000
A4 =-4.00007e-06
A6 =-3.90876e-08
A8 = 1.26667e-10
第23面
K = 0.000
A4 = 7.52869e-06
A6 =-1.78347e-08
A8 = 1.13397e-10

フォーカスデータ
無限 横倍率-1/50 物像距離-200mm
D16 5.75 5.52 4.68
D23 1.00 1.23 2.07

各種データ
焦点距離 12.70
FNO. 1.00
画角2ω(°) 82.54
像高 10.42
fb (in air) 13.56
全長 (in air) 78.61

各群焦点距離
f1 -1004.74
f2 84.42
f3 17.36
f4 -117.84
数値実施例4

面データ
面番号 r d nd νd
1(非球面) 57.471 1.20 1.77250 49.60
2(非球面) 15.255 9.34
3 -27.255 1.00 1.74320 49.34
4 423.105 1.65
5 -77.531 3.00 1.90366 31.32
6 -34.449 0.20
7 56.292 1.00 1.75211 25.05
8 27.917 6.30 1.83481 42.71
9 -61.488 0.20
10 26.624 5.24 1.83481 42.71
11 -194.864 0.10
12 426.406 1.00 1.72825 28.46
13 37.597 2.69
14 64.536 1.00 1.49700 81.54
15 25.848 5.00
16(絞り) ∞ D16
17 -14.876 0.70 1.80518 25.42
18 30.000 4.27 1.82080 42.71
19(非球面) -34.590 0.73
20 97.583 5.20 1.61800 63.33
21 -25.421 0.10
22(非球面) 55.188 5.00 1.77250 49.60
23(非球面) -30.986 D23
24 26.144 2.50 1.92286 18.90
25 20.000 10.30
26 ∞ 4.08 1.51633 64.14
27 ∞ 0.74
像面 ∞

非球面係数
第1面
K = 0.000
A4 =-4.59599e-06
A6 = 1.00956e-08
A8 =-2.77463e-11
第2面
K =-0.312
A4 =-2.64851e-06
A6 =-1.04046e-08
A8 = 1.27947e-10
A10=-3.38805e-13
第19面
K = 3.252
A4 = 5.73675e-05
A6 =-3.16716e-08
A8 = 9.19230e-10
A10=-5.88741e-12
A12= 1.22410e-14
第22面
K = 0.000
A4 = 3.40709e-06
A6 =-4.88989e-08
A8 = 1.58610e-10
第23面
K = 0.000
A4 = 1.07450e-05
A6 =-2.48585e-08
A8 = 1.35053e-10

フォーカスデータ
無限 横倍率-1/50 物像距離-200mm
D16 6.42 6.16 5.12
D23 1.04 1.29 2.33

各種データ
焦点距離 13.99
FNO. 1.00
画角2ω(°) 77.12
像高 10.42
fb (in air) 13.74
全長 (in air) 78.61

各群焦点距離
f1 933.92
f2 96.29
f3 17.68
f4 -114.59
数値実施例5

面データ
面番号 r d nd νd
1(非球面) 42.297 1.00 1.77250 49.60
2(非球面) 10.766 8.24
3 -19.056 0.80 1.74320 49.34
4 120.936 1.74
5 -52.709 3.07 1.90366 31.32
6 -26.310 0.24
7 48.682 0.80 1.75211 25.05
8 22.093 5.43 1.83481 42.71
9 -46.735 0.67
10 19.735 4.66 1.83481 42.71
11 -243.277 0.15
12 123.756 0.80 1.72825 28.46
13 24.213 4.50
14 -45.406 0.80 1.49700 81.54
15 -122.089 2.51
16(絞り) ∞ D16
17 -13.313 0.60 1.80518 25.42
18 20.000 3.58 1.82080 42.71
19(非球面) -29.744 0.34
20 43.003 4.44 1.61800 63.33
21 -21.564 0.10
22(非球面) 34.787 4.17 1.77250 49.60
23(非球面) -29.370 D23
24 44.871 1.38 1.92286 18.90
25 28.727 5.26
26 ∞ 4.08 1.51633 64.14
27 ∞ 0.74
像面 ∞

非球面係数
第1面
K = 0.000
A4 = 2.32390e-05
A6 =-6.17619e-08
A8 = 1.57403e-10
第2面
K =-0.091
A4 =-3.54569e-06
A6 =-1.37050e-07
A8 = 4.55371e-10
A10=-1.39519e-11
第19面
K = 6.091
A4 = 1.58098e-04
A6 =-4.15218e-07
A8 = 1.48751e-08
A10=-1.78255e-10
A12= 8.75086e-13
第22面
K = 0.000
A4 = 2.65932e-05
A6 =-2.87389e-07
A8 = 1.65271e-09
第23面
K = 0.000
A4 = 1.89335e-05
A6 =-4.81200e-08
A8 = 1.05851e-09

フォーカスデータ
無限 横倍率-1/50 物像距離-200mm
D16 4.55 4.44 4.03
D23 1.37 1.48 1.88

各種データ
焦点距離 9.05
FNO. 1.00
画角2ω(°) 82.94
像高 7.52
fb (in air) 8.69
全長 (in air) 64.61

各群焦点距離
f1 -166.87
f2 51.45
f3 13.14
f4 -90.22
数値実施例6

面データ
面番号 r d nd νd
1(非球面) 28.397 0.60 1.77250 49.60
2(非球面) 6.032 4.17
3 -12.000 0.62 1.80610 40.92
4 15283.630 0.59
5 -46.594 3.00 1.90366 31.32
6 -15.735 0.10
7 31.373 4.00 1.83481 42.71
8 -12.020 0.50 1.80518 25.42
9 -23.064 0.30
10 13.917 2.59 1.83481 42.71
11 75.576 1.00
12 15.737 0.53 1.75211 25.05
13 10.334 1.00
14 15.799 0.50 1.59270 35.31
15 10.000 2.99
16(絞り) ∞ D16
17 -6.500 0.40 1.84666 23.78
18 18.000 2.68 1.82080 42.71
19(非球面) -9.053 0.20
20 15.090 3.00 1.61800 63.33
21 -25.842 0.20
22(非球面) 203.472 2.50 1.77250 49.60
23(非球面) -13.034 D23
24 ∞ 0.30 1.51633 64.14
25 ∞ 0.50
26 ∞ 0.50 1.51633 64.14
27 ∞ 0.62
像面 ∞

非球面係数
第1面
K = 0.000
A4 =-3.28233e-04
A6 = 1.82988e-06
A8 =-3.63239e-09
第2面
K =-0.477
A4 =-2.90308e-04
A6 =-4.61343e-06
A8 =-3.76039e-09
A10= 4.03903e-11
第19面
K = 0.001
A4 = 3.17375e-04
A6 =-3.63524e-06
A8 = 2.34439e-07
A10=-8.21963e-09
A12= 1.33842e-10
第22面
K = 0.000
A4 = 6.64389e-05
A6 =-6.57495e-06
A8 = 3.45781e-08
第23面
K = 0.000
A4 = 1.98980e-04
A6 =-3.27610e-06
A8 = 1.56213e-08

フォーカスデータ
無限 横倍率-1/50 物像距離-200mm
D16 2.85 2.77 2.65
D23 4.76 4.83 4.95

各種データ
焦点距離 5.46
FNO. 0.95
画角2ω(°) 80.62
像高 4.29
fb (in air) 6.41
全長 (in air) 40.73

各群焦点距離
f1 58.15
f2 72.39
f3 7.98
図7〜図12は、実施例1〜6における(a)無限遠、(b)横倍率1/50倍時、(c)物像距離200mmでの諸収差図である。
これら諸収差図において、SAは球面収差、ASは非点収差、DTは歪曲収差、CCは倍率色収差を示す。球面収差SAは、587.6nm(d線:実線)、435.8nm(g線:一点鎖線)、656.3nm(C線:破線)の各波長について示されている。また、倍率色収差CCは、d線を基準としたときの435.8nm(g線:一点鎖線)、656.3nm(C線:破線)の各波長について示されている。また、非点収差ASは、実線がサジタル像面、破線がメリジオナル像面のものを示している。なお、FNOはFナンバーを示す。また、FIYは像高を示す。
上記実施例1及び実施例2について、各要素値、条件式(A)〜(C)、及び、条件式(1)〜(3)の値を下記に示しておく。
要素 実施例1 実施例2 実施例3
f 12.70 14.27 12.70
φ 12.10 14.27 12.70
LTL 65.66 61.86 65.05
fB 15.95 16.75 13.56
f1 87.66 93.03 -1004.74
f2 246.85 294.29 84.42
f3 18.71 19.18 17.36
f4 -117.84
F2IM 22.54 23.86 23.37
条件式 実施例1 実施例2 実施例3
(A)φ/f 0.95 1.00 1.00
(B)LTL/fB 4.12 3.69 4.80
(C)2×ω(°) 82.55 76.00 82.54

(1)f/f1 0.14 0.15 -0.01
(2)f2/f3 13.19 15.34 4.86
(3)f2IM/f 1.77 1.67 1.84
要素 実施例4 実施例5 実施例6
f 13.99 9.05 5.46
φ 13.99 9.05 5.74
LTL 64.87 55.92 34.32
fB 13.74 8.69 6.41
f1 933.92 -166.87 58.15
f2 96.29 51.45 72.39
f3 17.68 13.14 7.98
f4 -114.59 -90.22
F2IM 24.36 19.41 10.58
条件式 実施例4 実施例5 実施例6
(A)φ/f 1.00 1.00 1.00
(B)LTL/fB 4.72 6.43 5.36
(C)2×ω(°) 77.12 82.94 80.62

(1)f/f1 0.01 -0.05 0.09
(2)f2/f3 5.45 3.92 9.07
(3)f2IM/f 1.74 2.14 1.94
図13は、最大撮影半画角を示す図である。
ここで、最大撮影半画角について、図13を用いて説明する。
図13には、光学系L、明るさ絞りS及び撮像面Iが、光軸Lc上に配置されている様子が示されている。光学系Lに入射した光線は、明るさ絞りSを通過したのち、光学系Lから出射して撮像面Iに到達する。ここで、図13の光学系Lが、本実施形態の結像光学系Lを示す。また、ωが最大撮影半画角を示している。
図13において、実線で示すLxは、明るさ絞りSの中心を通過する光線のうち、有効撮像領域上の点Xに到達する光線を示している。この点Xは、有効撮像領域のなかで光軸Lcから最も離れた位置である。ここで、有効撮像領域は物体像が形成されている領域であるため、点Xは最大像高位置になる。このように、光線Lxは、明るさ絞りSの中心を通過して有効撮像領域の最大像高位置に入射する光線である。そして、図13に示すように、最大撮影半画角ωは、光線Lxと光軸Lcとのなす角で表される。
なお、撮像素子の有効撮像領域は、結像光学系のタル型の歪曲収差に近似させたタル型形状としている。有効撮像領域に結像したタル型の撮影画像を矩形に変換する画像処理により、結像光学系による歪曲収差をキャンセルさせている。
図14は、本実施形態の結像光学系を用い、撮像素子として小型のCCD又はCMOSなどを用いた撮像装置としての一眼ミラーレスカメラの断面図である。図14において、31は一眼ミラーレスカメラ、32は鏡筒内に配置された撮像レンズ系、33は撮像レンズ系32を一眼ミラーレスカメラ31に着脱可能とする鏡筒のマウント部であり、スクリュータイプやバヨネットタイプ等のマウントが用いられる。この例では、バヨネットタイプのマウントを使用している。また、34は撮像素子面、35はバックモニターである。
このような構成の一眼ミラーレスカメラ31の撮像レンズ系32として、例えば上記実施例1〜6に示した本実施形態のズームレンズが用いられる。
図15、図16は、結像光学系を撮影光学系41に組み込んだ、本実施形態の撮像装置の構成の概念図を示す。図15は撮像装置としてのデジタルカメラ40の外観を示す前方斜視図、図16は同背面斜視図である。
この実施形態のデジタルカメラ40は、撮影用光路42上に位置する撮影光学系41、シャッターボタン45、液晶表示モニター47等を含み、デジタルカメラ40の上部に配置されたシャッターボタン45を押圧すると、それに連動して撮影光学系41、例えば実施例1のレンズ系を通して撮影が行われる。撮影光学系41によって形成された物体像が結像面近傍に設けられた撮像素子(光電変換面)上に形成される。この撮像素子で受光された物体像は、処理手段によって電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター47に表示される。また、撮影された電子画像は記録手段に記録することができる。
図17は、本実施形態のデジタルカメラ40の主要部の内部回路を示すブロック図である。なお、以下の説明では、前述した処理手段51は、例えば、CDS/ADC部24、一時記憶メモリ17、画像処理部18等で構成され、記憶手段52は、記憶媒体部等で構成される。
デジタルカメラ40は、操作部12と、この操作部12に接続された制御部13と、この制御部13の制御信号出力ポートにバス14及び15を介して接続された撮像駆動回路16並びに一時記憶メモリ17、画像処理部18、記憶媒体部19、表示部20、及び設定情報記憶メモリ部21を備えている。
上記の一時記憶メモリ17、画像処理部18、記憶媒体部19、表示部20、及び設定情報記憶メモリ部21は、バス22を介して相互にデータの入力、出力が可能とされている。また、撮像駆動回路16には、CCD49とCDS/ADC部24が接続されている。
操作部12は、各種の入力ボタンやスイッチを備え、これらを介して外部(カメラ使用者)から入力されるイベント情報を制御部に通知する。制御部13は、例えばCPUなどからなる中央演算処理装置であって、不図示のプログラムメモリを内蔵し、プログラムメモリに格納されているプログラムに従って、デジタルカメラ40全体を制御する。
CCD49は、撮像駆動回路16により駆動制御され、撮像光学系41を介して形成された物体像の画素ごとの光量を電気信号に変換し、CDS/ADC部24に出力する撮像素子である。
CDS/ADC部24は、CCD49から入力される電気信号を増幅し、かつ、アナログ/デジタル変換を行って、この増幅とデジタル変換を行っただけの映像生データ(ベイヤーデータ、以下RAWデータという。)を一時メモリ17に出力する回路である。
一時記憶メモリ17は、例えばSDRAM等からなるバッファであり、CDS/ADC部24から出力されるRAWデータを一時的に記憶するメモリ装置である。画像処理部18は、一時記憶メモリ17に記憶されたRAWデータ又は記憶媒体部19に記憶されているRAWデータを読み出して、制御部13にて指定された画質パラメータに基づいて歪曲収差補正を含む各種画像処理を電気的に行う回路である。
記憶媒体部19は、例えばフラッシュメモリ等からなるカード型又はスティック型の記憶媒体を着脱自在に装着して、これらのフラッシュメモリに、一時記憶メモリ17から転送されるRAWデータや画像処理部18で画像処理された画像データを記録して保持する。
表示部20は、液晶表示モニター47などにて構成され、撮影したRAWデータ、画像データや操作メニューなどを表示する。設定情報記憶メモリ部21には、予め各種の画質パラメータが格納されているROM部と、操作部12の入力操作によってROM部から読み出された画質パラメータを記憶するRAM部が備えられている。
このように構成されたデジタルカメラ40は、撮像光学系41として本発明のズームレンズを採用することで、小型で動画撮像に適した撮像装置とすることが可能となる。
以上、本発明の種々の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
12…操作部
13…制御部
14、15…バス
16…撮像駆動回路
17…一時記憶メモリ
18…画像処理部
19…記憶媒体部
20…表示部
21…設定情報記憶メモリ部
22…バス
24…CDS/ADC部
31…レンズ交換式カメラ
32…撮像レンズ系
33…マウント部
34…撮像素子面
35…バックモニター
40…デジタルカメラ
41…撮影光学系
42…撮影用光路
45…シャッターボタン
47…液晶表示モニター

Claims (33)

  1. 物体側から像側へ順に、
    第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ群、明るさ絞り、正屈折力の像側レンズ群を有し、
    前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、及び前記像側レンズ群以外に他のレンズ群を含まず、
    前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第1負サブレンズ群と正屈折力の第1正サブレンズ群からなり、
    前記第2レンズ群は、物体側から像側へ順に、正屈折力の第2正サブレンズ群と負屈折力の第2負サブレンズ群からなり、
    前記像側レンズ群は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第3負サブレンズ群と正屈折力の第3正サブレンズ群からなる正屈折力の第3レンズ群を含み、
    前記第3レンズ群は、前記像側レンズ群中で最も物体側に配置されたレンズ群であり、
    前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、及び前記第3レンズ群の各々のレンズ群の光軸上での厚みは一定であり、
    以下の条件式(A)及び(C)を満足する
    ことを特徴とする結像光学系。
    0.80<φ/f<1.5 (A)
    70°<2×ω<185° (C)
    ただし、
    φは、前記結像光学系の入射瞳の最大直径、
    fは、前記結像光学系の焦点距離、
    ωは、前記結像光学系の最大撮影半画角、
    である。
  2. 前記第1負サブレンズ群は、物体側から像側へ順に、複数の負レンズ、正レンズを含み、
    前記第3正サブレンズ群は、複数の正レンズを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
  3. 前記第1正サブレンズ群は、正レンズと負レンズを有し、
    前記第3負サブレンズ群は、物体側に凹面を向けた負レンズと正レンズを有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の結像光学系。
  4. 前記第2負レンズ群の像側面と前記第3負レンズ群の物体側面は、共に前記明るさ絞りに向かって凹面を向けている
    ことを特徴とする請求項3に記載の結像光学系。
  5. 物体側から像側へ順に、
    第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ群、明るさ絞り、正屈折力の像側レンズ群を有し、
    前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、及び前記像側レンズ群以外に他のレンズ群を含まず、
    前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に負屈折力の第1負サブレンズ群と正屈折力の第1正サブレンズ群からなり、
    前記像側レンズ群は、正屈折力の第3レンズ群を含み、
    前記第3レンズ群は、前記像側レンズ群中で最も物体側に配置されたレンズ群であり、
    前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、及び前記第3レンズ群の各々のレンズ群の光軸上での厚みは一定であり、
    前記第3レンズ群の像側面は、合焦動作の際に変化する可変間隔に接し、
    以下の条件式(1)及び(2)を満足する
    ことを特徴とする結像光学系。
    −0.3<f/f1<0.3 (1)
    3.8<f2/f3<70 (2)
    ただし、
    fは、結像光学系全系の焦点距離、
    f1は、第1レンズ群の焦点距離、
    f2は、第2レンズ群の焦点距離、
    f3は、第3レンズ群の焦点距離、
    である。
  6. 前記像側レンズ群は、前記第3レンズ群及び前記第3レンズ群の像側に配置された第4レンズ群からなり、
    前記第4レンズ群の光軸上での厚みは、一定であり、
    合焦動作の際に、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間の距離が変化する
    ことを特徴とする請求項5に記載の結像光学系。
  7. 物体側から像側へ順に、
    第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ群、明るさ絞り、正屈折力の像側レンズ群を有し、
    前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、及び前記像側レンズ群以外に他のレンズ群を含まず、
    前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第1負サブレンズ群と正屈折力の第1正サブレンズ群からなり、
    前記像側レンズ群は、正屈折力の第3レンズ群からなり、
    前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、及び前記第3レンズ群の各々のレンズ群の光軸上での厚みは、一定であり、
    以下の条件式(1)及び(2)を満足する
    ことを特徴とする結像光学系。
    −0.3<f/f1<0.3 (1)
    3.8<f2/f3<70 (2)
    ただし、
    fは、結像光学系全系の焦点距離、
    f1は、第1レンズ群の焦点距離、
    f2は、第2レンズ群の焦点距離、
    f3は、第3レンズ群の焦点距離、
    である。
  8. 以下の条件式(3)を満足する
    ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の結像光学系。
    1.2 < f2IM/f < 3.0 (3)
    ただし、
    f2IMは、第2レンズ群と像側レンズとの合成焦点距離、
    である。
  9. 物体側から像側へ順に、
    第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ群、明るさ絞り、正屈折力の像側レンズ群を有し、
    前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、及び前記像側レンズ群以外に他のレンズ群を含まず、
    前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第1負サブレンズ群と正屈折力の第1正サブレンズ群からなり、
    前記第2レンズ群は、物体側から像側へ順に、正屈折力の第2正サブレンズ群と負屈折力の第2負サブレンズ群からなり、
    前記像側レンズ群は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第3負サブレンズ群と正屈折力の第3正サブレンズ群からなる正屈折力の第3レンズ群を含み、
    前記第3レンズ群は、前記像側レンズ群中で最も物体側に配置されたレンズ群であり、
    前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、及び前記第3レンズ群の各々のレンズ群の光軸上での厚みは、一定であり、
    合焦動作の際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群が共に静止し、前記像側レンズ群中のいずれかのレンズが移動する
    ことを特徴とする結像光学系。
  10. 物体側から像側へ順に、
    第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ群、明るさ絞り、正屈折力の像側レンズ群を有し、
    前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、及び前記像側レンズ群以外に他のレンズ群を含まず、
    前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第1負サブレンズ群と正屈折力の第1正サブレンズ群からなり、
    前記第2レンズ群は、物体側から像側へ順に、正屈折力の第2正サブレンズ群と負屈折力の第2負サブレンズ群からなり、
    前記像側レンズ群は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第3負サブレンズ群と正屈折力の第3正サブレンズ群からなる正屈折力の第3レンズ群を含み、
    前記第3レンズ群は、前記像側レンズ群中で最も物体側に配置されたレンズ群であり、
    前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、及び前記第3レンズ群の各々のレンズ群の光軸上での厚みは、一定であり、
    以下の条件式を満足する
    ことを特徴とする結像光学系。
    3.1<LTL/fB<15 (B)
    ただし、
    fBは、前記像側レンズ群の像側面から像面までの光軸上での空気換算距離、
    LTLは、前記第1レンズ群の物体側面から前記像側レンズ群の像側面までの光軸上の距離、
    である。
  11. 物体側から像側へ順に、
    第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ群、明るさ絞り、正屈折力の像側レンズ群を有し、
    前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、及び前記像側レンズ群以外に他のレンズ群を含まず、
    前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第1負サブレンズ群と正屈折力の第1正サブレンズ群からなり、
    前記像側レンズ群は、正屈折力の第3レンズ群を含み、
    前記第3レンズ群は、前記像側レンズ群中で最も物体側に配置されたレンズ群であり、
    前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群の各々のレンズ群の光軸上での厚みは、一定であり、
    合焦動作の際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群が共に静止し、前記像側レンズ群中のいずれかのレンズが移動し、
    以下の条件式(A)を満足する
    ことを特徴とする結像光学系。
    0.80<φ/f<1.5 (A)
    ただし、
    φは、前記結像光学系の入射瞳の最大直径、
    fは、前記結像光学系の焦点距離、
    である。
  12. 物体側から像側へ順に、
    第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ群、明るさ絞り、正屈折力の像側レンズ群を有し、
    前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、及び前記像側レンズ群以外に他のレンズ群を含まず、
    前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第1負サブレンズ群と正屈折力の第1正サブレンズ群からなり、
    前記像側レンズ群は、正屈折力の第3レンズ群を含み、
    前記第3レンズ群は、前記像側レンズ群中で最も物体側に配置されたレンズ群であり、
    前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群の各々のレンズ群の光軸上での厚みは一定であり、
    以下の条件式(A)及び(B)を満足する
    ことを特徴とする結像光学系。
    0.80<φ/f<1.5 (A)
    3.1<LTL/fB<15 (B)
    ただし、
    φは、前記結像光学系の入射瞳の最大直径、
    fは、前記結像光学系の焦点距離、
    fBは、前記像側レンズ群の像側面から像面までの光軸上での空気換算距離、
    LTLは、前記第1レンズ群の物体側面から前記像側レンズ群の像側面までの光軸上の距離、
    である。
  13. 前記第2レンズ群は、物体側から像側へ順に、正屈折力の第2正サブレンズ群と負屈折力の第2負サブレンズ群からなり、
    前記第3レンズ群は、物体側から像側へ順に、負屈折力の第3負サブレンズ群と正屈折力の第3正サブレンズ群からなる
    ことを特徴とする請求項5、6、7、11又は12のいずれか1項に記載の結像光学系。
  14. 前記像側レンズ群は、前記第3レンズ群からなり、
    合焦動作の際に、前記第1レンズ群は静止し、前記第3レンズ群は移動する
    ことを特徴とする請求項1、2、5、9、10、11、又は12のいずれか1項に記載の結像光学系。
  15. 合焦動作の際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群は共に静止する
    ことを特徴とする請求項14に記載の結像光学系。
  16. 前記像側レンズ群は、前記第3レンズ群と前記第3レンズ群の像側に配置された第4レンズ群からなり、
    合焦動作の際に、前記第1レンズ群と前記第4レンズ群は静止し、前記第3レンズ群は移動する
    ことを特徴とする請求項1、2、5、9、10、11、又は12のいずれか1項に記載の結像光学系。
  17. 合焦動作の際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群は共に静止する
    ことを特徴とする請求項16に記載の結像光学系。
  18. 以下の条件式(B)を満足する
    ことを特徴とする請求項1、2、5、6、7、9、又は11のいずれか1項に記載の結像光学系。
    3.1<LTL/fB<15 (B)
    ただし、
    fBは、前記像側レンズ群の像側面から像面までの光軸上での空気換算距離、
    LTLは、前記第1レンズ群の物体側面から前記像側レンズ群の像側面までの光軸上の距離、
    である。
  19. 前記第3レンズ群の像側面は、合焦動作の際に変化する可変間隔に接し、
    以下の条件式(1)及び(2)を満足する
    ことを特徴とする請求項1、2、7、9、10、11、又は12のいずれか1項に記載の結像光学系。
    −0.3<f/f1<0.3 (1)
    3.8<f2/f3<70 (2)
    ただし、
    fは、結像光学系全系の焦点距離、
    f1は、第1レンズ群の焦点距離、
    f2は、第2レンズ群の焦点距離、
    f3は、第3レンズ群の焦点距離、
    である。
  20. 以下の条件式(A)を満足する
    ことを特徴とする請求項5、6、7、9、又は10のいずれか1項に記載の結像光学系。
    0.80<φ/f<1.5 (A)
    ただし、
    φは、前記結像光学系の入射瞳の最大直径、
    fは、前記結像光学系の焦点距離、
    である。
  21. 以下の条件式(C)を満足する
    ことを特徴とする請求項5、6、7、9、10、11、又は12のいずれか1項に記載の結像光学系。
    70°<2×ω<185° (C)
    ただし、
    ωは、前記結像光学系の最大撮影半画角、
    である。
  22. 前記第1レンズ群における、
    前記第1負サブレンズ群は、少なくとも2枚の負レンズと少なくとも1枚の正レンズを有し、
    前記第1正サブレンズ群は、少なくとも1枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズを有する
    ことを特徴とする請求項5、6、7、11、又は12のいずれか1項に記載の結像光学系。
  23. 前記第1レンズ群における、前記第1負サブレンズ群中の前記少なくとも2枚の負レンズの何れかの負レンズが非球面を有する
    ことを特徴とする請求項22に記載の結像光学系、
  24. 前記第1レンズ群における、
    前記第1負サブレンズ群は、物体側から像側へ順に、2枚の負単レンズと1枚の正単レンズからなり、
    前記第1正サブレンズ群は、物体側から像側へ順に、負レンズと正レンズからなる1つの正接合レンズからなる
    ことを特徴とする請求項22に記載の結像光学系。
  25. 前記第2レンズ群は、物体側から像側へ順に、正屈折力の第2正サブレンズ群と負屈折力の第2負サブレンズ群からなり、
    前記第2正サブレンズ群は、1枚の正単レンズからなり、
    前記第2負サブレンズ群は、2枚の負単レンズからなる
    ことを特徴とする請求項5、6、7、11、又は12のいずれか1項に記載の結像光学系。
  26. 前記第2レンズ群は、物体側から像側へ順に、正屈折力の第2正サブレンズ群と負屈折力の第2負サブレンズ群からなり、
    前記第2負サブレンズ群は、像側面が前記明るさ絞りに向けた凹面である
    ことを特徴とする請求項5、6、7、11、又は12のいずれか1項に記載の結像光学系。
  27. 前記第3レンズ群は、物体側から像側へ順に、負屈折力の負サブレンズ群と正屈折力の正サブレンズ群からなり、
    前記負サブレンズ群は、負レンズを有し、
    前記正サブレンズ群は、少なくとも2枚の正レンズを有する
    ことを特徴とする請求項5、6、7、11、又は12のいずれか1項に記載の結像光学系。
  28. 前記第3レンズ群における、前記負サブレンズ群と前記正サブレンズ群は共に非球面を有する
    ことを特徴とする請求項27に記載の結像光学系。
  29. 前記第3レンズ群における、
    前記負サブレンズ群は、物体側から像側へ順に、負レンズと正レンズを接合した1つの負接合レンズからなり、
    前記正サブレンズ群は、2枚の正単レンズからなる
    ことを特徴とする請求項27に記載の結像光学系。
  30. 前記第3レンズ群における、前記負サブレンズ群は、物体側面が前記明るさ絞り側に向けた凹面である
    ことを特徴とする請求項27に記載の結像光学系。
  31. 前記像側レンズ群は、前記第3レンズ群と、前記第3レンズ群の像側に配置された負屈折力を持つ第4レンズ群からなる
    ことを特徴とする請求項1、2、5、9、10、11、又は12のいずれか1項に記載の結像光学系。
  32. レンズ成分を光軸上にて物体側面と像側面の2面のみが空気と接するレンズブロックと定義するとき、前記第4レンズ群は、負屈折力をもつ1つのレンズ成分からなる
    ことを特徴とする請求項6、16、17、31のいずれか1項に記載の結像光学系。
  33. 請求項1乃至請求項32のいずれか1項に記載の結像光学系と、
    前記結像光学系の像側に配置された撮像素子と、
    を有する
    ことを特徴とする撮像装置。
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