JP2014032117A - 燃料集合体および炉心 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料集合体の核分裂性物質装荷量の増大と、熱的余裕の向上とを両立する。
【解決手段】本発明による燃料集合体は、四角筒状のチャンネルボックスの内部に延在方向を揃えた複数の燃料棒が配設された燃料集合体であって、複数の燃料棒は、延在方向から見たときにチャンネルボックスの断面形状と相似して大きさがそれぞれ異なる複数の仮想同心四角形の辺上に配設されており、仮想同心四角形のうち最も大きな仮想同心四角形の辺上に配設された最外周燃料棒と、仮想同心四角形のうち2番目に大きな仮想同心四角形の辺上に配設された第2層燃料棒とを少なくとも含み、最外周燃料棒における隣り合う燃料棒同士の配設間隔は、等間隔であり、かつ、第2層燃料棒における隣り合う燃料棒同士の配設間隔よりも大きいことを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】本発明による燃料集合体は、四角筒状のチャンネルボックスの内部に延在方向を揃えた複数の燃料棒が配設された燃料集合体であって、複数の燃料棒は、延在方向から見たときにチャンネルボックスの断面形状と相似して大きさがそれぞれ異なる複数の仮想同心四角形の辺上に配設されており、仮想同心四角形のうち最も大きな仮想同心四角形の辺上に配設された最外周燃料棒と、仮想同心四角形のうち2番目に大きな仮想同心四角形の辺上に配設された第2層燃料棒とを少なくとも含み、最外周燃料棒における隣り合う燃料棒同士の配設間隔は、等間隔であり、かつ、第2層燃料棒における隣り合う燃料棒同士の配設間隔よりも大きいことを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、原子炉で用いられる燃料集合体、および、燃料集合体を装荷した炉心に関する。
沸騰水型原子炉の炉心には、四角筒であるチャンネルボックス内に燃料バンドルを収納して構成される燃料集合体が多数配置されている。各燃料バンドルは、ウランを含む複数の燃料ペレットを封入した多数の燃料棒、燃料棒の上端部を支持する上部タイプレート、燃料棒の下端部を支持する下部タイプレート、および燃料棒間の間隔を保持する燃料スペーサを有する。一般的に、原子炉内においてチャンネルボックスの外側には沸騰していない水が存在しており、チャンネルボックス内には燃料棒発熱によって沸騰した水が存在している。
一般的に核燃料から発生した中性子は水により減速されるにつれて核分裂性物質との反応確率が増大するため、沸騰した水よりも沸騰していない水に近い場所の燃料が燃焼を促進される傾向にある。したがって、チャンネルボックスの内壁に面した最外周部の燃料棒(以下、最外周燃料棒)の出力が高くなるため、燃料棒単位の除熱性能に対する余裕が燃料集合体中央部の燃料に比べて小さくなる。特に、最外周部の燃料棒の中でも四隅(4つのコーナー)近傍に位置する燃料が沸騰していない水の影響を最も受けるため、出力が大きくなる傾向にある。そこで、たとえば燃料棒の配置の変更等によって除熱性能を向上させた燃料集合体が提案されている(特許文献1参照)。
上述した特許文献に記載されている燃料集合体では、チャンネルボックス内で異なる複数の燃料棒ピッチを採用することで、コーナー近傍の燃料棒ピッチを広げて除熱性能を確保している。しかし、コーナー近傍の燃料棒ピッチを広げたために、コーナー近傍以外のチャンネルボックスに接する位置の燃料棒(最外周燃料棒)において燃料棒ピッチが狭くなり、除熱性能が低下することによって、核分裂性物質の装荷量を増大できる位置がコーナー近傍に限られるおそれがある。最外周燃料棒の除熱性能の向上は最外周燃料棒の核分裂物質の装荷量を増大した燃料集合体の熱的余裕向上を意味する。
本発明による燃料集合体は、四角筒状のチャンネルボックスの内部に延在方向を揃えた複数の燃料棒が配設された燃料集合体であって、複数の燃料棒は、延在方向から見たときにチャンネルボックスの断面形状と相似して大きさがそれぞれ異なる複数の仮想同心四角形の辺上に配設されており、仮想同心四角形のうち最も大きな仮想同心四角形の辺上に配設された最外周燃料棒と、仮想同心四角形のうち2番目に大きな仮想同心四角形の辺上に配設された第2層燃料棒とを少なくとも含み、最外周燃料棒における隣り合う燃料棒同士の配設間隔は、等間隔であり、かつ、第2層燃料棒における隣り合う燃料棒同士の配設間隔よりも大きいことを特徴とする。
また、本発明による炉心は、上述した燃料集合体を装荷したことを特徴とする。
また、本発明による炉心は、上述した燃料集合体を装荷したことを特徴とする。
本発明によれば、燃料集合体の外周部の核分裂性物質装荷量の増大と、熱的余裕の向上とを両立できるので、原子炉を効率的に運転できる。
発明者らは、燃料集合体の核分裂性物質の燃焼効率向上について検討した。上述のようにチャンネルボックスの外に水(冷却水)が多く存在するため、チャンネルボックスに隣接する(チャンネルボックスの内壁に面した)最外周燃料棒で燃焼することが最も効率が良い。しかし、核分裂性物質の装荷量を増大させると熱的余裕が少なくなる。そこで、チャンネルボックスから離れていて熱的余裕の大きな燃料棒において燃料棒ピッチを小さくすることで熱的余裕を低下させると、その分、最外周燃料棒の熱的余裕を向上できる。また、最外周燃料棒の核分裂性物質装荷量を最大にするには、最外周燃料棒の出力が均一となるようにすればよい。このことから、核分裂性物質装荷量を最大にする燃料集合体において熱的余裕を向上するためには、隣り合った最外周燃料棒同士の配設間隔(燃料棒ピッチ)は一定としたほうが良いとの結論に達した。
これにより、燃料集合体の外周部の核分裂性物質装荷量を増大させた燃料において、熱的余裕を向上できる。なお、以下の実施の形態では燃料集合体に関して主に記載しているが、これらの燃料集合体を炉心に装荷することでプラントの経済性を向上できる。
上記の検討結果を反映した、本発明の実施の形態を以下に説明する。
上記の検討結果を反映した、本発明の実施の形態を以下に説明する。
−−−第1の実施の形態−−−
図1〜3を参照して、本発明による燃料集合体および炉心の第1の実施の形態を説明する。図1は、本実施の形態の燃料集合体および炉心が適用される沸騰水型原子炉の概略の構造示す図である。図1に示すように、沸騰水型原子炉(BWR)は、原子炉圧力容器(原子炉容器)103を有している。原子炉圧力容器103内には炉心シュラウド102が設置されている。以下の説明では、原子炉圧力容器をRPVと称する。炉心シュラウド102内には、複数の後述する燃料集合体が装荷された炉心105が配設されている。気水分離器106および蒸気乾燥器107は、RPV103内で炉心105の上方に配設される。RPV103と炉心シュラウド102の間には環状のダウンカマ104が形成されている。ダウンカマ104内には、原子炉用ジェットポンプ115が配設されている。RPV103に設けられる再循環系は、再循環系配管111および再循環系配管111に接続された再循環ポンプ112を有する。
図1〜3を参照して、本発明による燃料集合体および炉心の第1の実施の形態を説明する。図1は、本実施の形態の燃料集合体および炉心が適用される沸騰水型原子炉の概略の構造示す図である。図1に示すように、沸騰水型原子炉(BWR)は、原子炉圧力容器(原子炉容器)103を有している。原子炉圧力容器103内には炉心シュラウド102が設置されている。以下の説明では、原子炉圧力容器をRPVと称する。炉心シュラウド102内には、複数の後述する燃料集合体が装荷された炉心105が配設されている。気水分離器106および蒸気乾燥器107は、RPV103内で炉心105の上方に配設される。RPV103と炉心シュラウド102の間には環状のダウンカマ104が形成されている。ダウンカマ104内には、原子炉用ジェットポンプ115が配設されている。RPV103に設けられる再循環系は、再循環系配管111および再循環系配管111に接続された再循環ポンプ112を有する。
原子炉用ジェットポンプ115から吐出された冷却水は、下部プレナム122を経て炉心105に供給される。冷却水は、炉心105を通過する際に加熱されて水および蒸気を含む気液二相流となる。気水分離器106は気液二相流を蒸気と水に分離する。分離された蒸気は、更に蒸気乾燥器107で湿分を除去されて主蒸気配管108に導かれる。この蒸気は、蒸気タービン(図示せず)に導かれ、蒸気タービンを回転させる。蒸気タービンに連結された発電機が回転し、電力が発生する。蒸気タービンから排出された蒸気は、復水器(図示せず)で凝縮されて水となる。この凝縮水は、給水として給水配管109によりRPV103内に供給される。気水分離器106および蒸気乾燥器107で分離された水は、落下して冷却水としてダウンカマ104内に達する。
図2は、本実施の形態の燃料集合体1の横断面図であり、図3は、燃料集合体1の構成を示す図である。本実施の形態の燃料集合体1は、複数の燃料棒FR、上部タイプレート5、下部タイプレート6、複数の燃料スペーサ8、複数の水ロッドWRおよびチャンネルボックス7を備えている。燃料棒FRは、複数の燃料ペレット(図示せず)を被覆管(図示せず)内に充填し密封したものである。下部タイプレート6は各燃料棒FRの下端部を支持し、上部タイプレート5は各燃料棒FRの上端部を保持する。
これらの燃料棒FRは、図2に示すように、燃料集合体1の横断面において10行10列に配置されている。その横断面の中央部には、水ロッドWRが2本配置されている。これらの水ロッドWRの下端部は下部タイプレート6に支持され、それらの上端部は上部タイプレート5に保持される。複数の燃料スペーサ8は、燃料集合体1の軸方向において所定の間隔に配置され、燃料棒FRの相互間、および燃料棒FRと水ロッドWRの間に、冷却水が流れる流路を形成するように、燃料棒FRおよび水ロッドWRを保持している。
チャンネルボックス7は、横断面が正方形状を呈する四角筒状の部材である。チャンネルボックス7は、上部タイプレート5に取り付けられ、下方に向かって伸びている。燃料スペーサ8によって延在方向を揃えて束ねられた各燃料棒FRは、チャンネルボックス7内に配置されている。なお、チャンネルボックス7の外幅は約15cmであり、燃料棒FRの外径は約1.0cmであり、水ロッドWRの外径は約2.5cmである。
本実施の形態の燃料棒FRには、核分裂性ウランを含む燃料ペレットが装填された領域の長さ(燃料有効長)が異なる燃料棒(標準燃料棒FR−Fおよび部分長燃料棒FR−P)が含まれる。部分長燃料棒FR−Pは、標準燃料棒FR−Fよりも燃料有効長が短い。水ロッドWRは、太径水ロッドであり、少なくとも2本の燃料棒FRが配置可能な領域を占有する横断面積を有する。本実施の形態における標準燃料棒FR−Fの燃料有効長は、約3.7mである。なお、図2に示す横断面図は、標準燃料棒FR−Fおよび部分長燃料棒FR−Pが存在する高さ位置における横断面を表している。また、本実施の形態では、後述する最外周燃料棒2がすべて標準燃料棒FR−Fである。
燃料集合体1は、沸騰水型原子炉の炉心105に装荷されたとき、四角筒状のチャンネルボックス7の4つの側面が、隣り合う燃料集合体1のチャンネルボックス7の側面とそれぞれ所定の間隔を空けて向かい合うように正方格子状に配置される。燃料集合体1同士の格子状の隙間には、横断面が十字形状を呈する制御棒が配設される。すなわち、燃料集合体1は、沸騰水型原子炉の炉心105に装荷されたとき、四角筒状のチャンネルボックス7の四隅(4つのコーナー)のうちの一つが制御棒の十字形状の交差部分と向かい合うように配置される。以下の説明では、燃料集合体1(チャンネルボックス7)における制御棒の十字形状の交差部分と向かい合うコーナーを、単に制御棒と向かい合うコーナーとも呼ぶ。
チャンネルボックス7は、チャンネルファスナ(図示せず)によって上部タイプレート5に取り付けられる。チャンネルファスナは、燃料集合体1が炉心105に装荷されたとき、制御棒が燃料集合体1の相互間に挿入できるように、燃料集合体1の相互間に上記の「所定の間隔」に相当する必要な幅の間隙を保持する機能を有する。このため、チャンネルファスナは、制御棒と向かい合うコーナーに位置するように、上部タイプレート5に取り付けられている。燃料集合体1の制御棒と向かい合うコーナーは、換言すれば、チャンネルファスナが取り付けられたコーナーである。各燃料棒FR内に充填される各燃料ペレットは、核燃料物質である二酸化ウランを用いて製造され、核分裂性物質であるウラン−235を含んでいる。
符号2を付した燃料棒FRは、チャンネルボックス7の内壁面に隣接する燃料棒群である最外周燃料棒2である。また、符号3を付した燃料棒FRは、最外周燃料棒2に隣接する第2層燃料棒3である。すなわち、燃料集合体1の横断面において10行10列に配置された燃料棒FRは、燃料棒FRの延在方向から見たときにチャンネルボックス7の断面形状と相似して大きさがそれぞれ異なる5つの仮想同心正方形の辺上に並んで配置されている。このように、燃料棒FRは、仮想同心正方形の辺に沿うように多層状に配置されている。
5つの仮想同心正方形のうち、最も大きな(一辺の長さが最も長い)仮想同心正方形の辺上に配置されている燃料棒群が最も外側に配設されている燃料棒群であり、チャンネルボックス7の内壁面に最も近い位置に配置されている。この燃料棒群に属する燃料棒を、最外周燃料棒2と呼ぶ。5つの仮想同心正方形のうち、2番目に大きな(一辺の長さが2番目に長い)仮想同心正方形の辺上に配置されている燃料棒群が第2層燃料棒3である。また、後述する図4に示すように、5つの仮想同心正方形のうち、3番目に大きな(一辺の長さが3番目に長い)仮想同心正方形の辺上に配置されている燃料棒群が第3層燃料棒4である。このように5つの仮想同心正方形の大きさの順に応じて燃料棒FRの称呼を適宜定める。
それぞれの燃料棒FRは、各層において隣り合う燃料棒同士の配設間隔が等間隔である。すなわち、燃料棒ピッチは、各層毎に一定である。本実施の形態では、最外周燃料棒2の燃料棒ピッチは一定値P1であり、第2層燃料棒3の燃料棒ピッチはP1より小さい一定値P2である。これにより、最外周燃料棒2と第2層燃料棒3との間隔が増大する。すなわち、第2層燃料棒3の燃料棒ピッチをP2(<P1)とすることで、第2層燃料棒3の燃料棒ピッチをP1とした場合に比べて、図2における破線で示した2番目に大きな仮想同心正方形が小さくなる。したがって、図2における破線で示した最も大きな仮想同心正方形と2番目に大きな仮想同心正方形との大きさの差が広がり、対応する辺同士の距離が広がる。これにより、最外周燃料棒2と第2層燃料棒3との間の領域により多くの冷却水が流れ、除熱性能を向上できる。したがって、燃料集合体1のコーナー近傍に限らず、核分裂性物質の装荷量を増大できる。すなわち、燃料集合体1の外周部の核分裂性物質装荷量の増大と、熱的余裕の向上とを両立できるので、原子炉を効率的に運転できる。
なお、本実施の形態では、第3層以降の燃料棒FRにおける燃料棒ピッチは、第2層燃料棒3の燃料棒ピッチであるP2と同じでもよく、異なっていてもよい。
−−−第2の実施の形態−−−
図4を参照して、本発明による燃料集合体および炉心の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、第2層燃料棒3の燃料棒ピッチに対して第3層燃料棒4の燃料棒ピッチを小さくすることを明確にした点で、第1の実施の形態と異なる。
図4を参照して、本発明による燃料集合体および炉心の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、第2層燃料棒3の燃料棒ピッチに対して第3層燃料棒4の燃料棒ピッチを小さくすることを明確にした点で、第1の実施の形態と異なる。
第2の実施の形態の燃料集合体1では、第3層燃料棒4の燃料棒ピッチを第2層燃料棒3の燃料棒ピッチであるP2よりも小さな値である一定値P3とすることで、第2層と第3層の間隔を広げている。従来技術の燃料棒では、外周部に近いほど(すなわちチャンネルボックス7の内壁面側に近づくほど)出力ピークが大きくなる場合には、第3層に比べて第2層の熱的余裕が小さい。そこで、本実施の形態のように、第2層と第3層の間隔を広げることにより燃料集合体1の熱的余裕が向上するので、第2層燃料棒の核分裂性物質装荷量を減らさずに済む。したがって、燃料集合体1(特に外周部)の核分裂性物質装荷量の増大と、熱的余裕の向上とを両立できるので、原子炉を効率的に運転できる。
−−−第3の実施の形態−−−
図5を参照して、本発明による燃料集合体および炉心の第3の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、第2層目以降(第2層を含めて第2層よりも内側の層)に部分長燃料棒FR−Pを配置している点で、第1の実施の形態と異なる。
図5を参照して、本発明による燃料集合体および炉心の第3の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、第2層目以降(第2層を含めて第2層よりも内側の層)に部分長燃料棒FR−Pを配置している点で、第1の実施の形態と異なる。
図5に示した横断面図は、本実施の形態の燃料集合体1の横断面について、標準燃料棒FR−Fが存在し、部分長燃料棒FR−Pが存在しない高さ位置における横断面図である。図5において、実線で示した燃料棒は標準燃料棒FR−Fであり、二点鎖線で示した燃料棒は部分長燃料棒FR−Pである。本実施の形態の燃料集合体1では、第2層目以降における燃料棒ピッチを最外層よりも小さくしながら、第2層目以降に部分長燃料棒FR−Pを配置している。換言すると、最外周燃料棒2は、すべて標準燃料棒FR−Fである。なお、図5に示した横断面図は、第2層燃料棒3の一部、および、第5層に相当する燃料棒FRの2本が部分長燃料棒FR−Pである場合の例を示した図である。
燃料集合体1において除熱性能に対する余裕(熱的余裕)が最も少ない部分は、クオリティが大きくなる燃料集合体上部である。なお、クオリティとは、気体と液体が混合した流れで、気体の占める割合を質量比で表したものである。上述したように、本実施の形態の燃料集合体1では、図5で図示した高さ位置は、部分長燃料棒FR−Pが存在しない高さ位置である。そのため、図5で図示した高さ位置では、二点鎖線で示した部分は、部分燃料棒FR−Pの直上に相当する部分であって燃料棒FRが存在しないので、冷却水の流通路となっている。
したがって、本実施の形態では、最外周燃料棒の内側に冷却水の流れる領域をさらに拡大できるため、除熱性能をさらに向上でき、核分裂性物質装荷量の増大と、熱的余裕の向上とを両立できるので、原子炉を効率的に運転できる。
なお、上述した第2の実施の形態において、本実施の形態のように第2層目以降に部分長燃料棒FR−Pを配置してもよく、本実施の形態と同様の作用効果をさらに奏する。
−−−第4の実施の形態−−−
図6を参照して、本発明による燃料集合体および炉心の第4の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、第3層目以降(第3層を含めて第3層よりも内側の層)に部分長燃料棒FR−Pを配置している点で、第1の実施の形態と異なる。
図6を参照して、本発明による燃料集合体および炉心の第4の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、第3層目以降(第3層を含めて第3層よりも内側の層)に部分長燃料棒FR−Pを配置している点で、第1の実施の形態と異なる。
図6に示した横断面図は、本実施の形態の燃料集合体1の横断面について、標準燃料棒FR−Fが存在し、部分長燃料棒FR−Pが存在しない高さ位置における横断面図である。図6において、実線で示した燃料棒は標準燃料棒FR−Fであり、二点鎖線で示した燃料棒は部分長燃料棒FR−Pである。第3層目以降に部分長燃料棒FR−Pを備えると、最外周および第2層のすべてに標準燃料棒FR−Fが装荷できる。これにより、最外周および第2層燃料棒FRの除熱性能を向上させながら、さらにその2つの層における核分裂性物質の装荷量を増大させることができる。したがって、本実施の形態では、核分裂性物質装荷量の増大と、熱的余裕の向上とを両立できるので、原子炉を効率的に運転できる。
なお、上述した第2の実施の形態において、本実施の形態のように第3層目以降に部分長燃料棒FR−Pを配置してもよく、本実施の形態と同様の作用効果をさらに奏する。
−−−第5の実施の形態−−−
図7を参照して、本発明による燃料集合体および炉心の第5の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、最外周燃料棒2の燃料棒ピッチの値P1と、第2層燃料棒3の燃料棒ピッチの値P2との比率を以下のように規定した点で、第1の実施の形態と異なる。
図7を参照して、本発明による燃料集合体および炉心の第5の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、最外周燃料棒2の燃料棒ピッチの値P1と、第2層燃料棒3の燃料棒ピッチの値P2との比率を以下のように規定した点で、第1の実施の形態と異なる。
図7は、外周部に核分裂性物質を装荷したときの出力ピークが1.1以上になるときに燃料棒ピッチの比P2/P1を変化させて熱的余裕が最大となるときの値(相対値)をプロットしたグラフである。また、燃料棒ピッチの比P2/P1は、すなわち第2層燃料棒3における隣り合う燃料棒同士の配設間隔を最外周燃料棒2における隣り合う燃料棒同士の配設間隔で除した値である。
上述したように、最外周燃料棒2の燃料棒ピッチP1に対し第2層燃料棒3の燃料棒ピッチP2を小さくすることで、従来技術の燃料集合体(従来燃料)よりも熱的余裕が増大する。しかし、燃料棒ピッチの比P2/P1をある程度以上小さくすると第2層燃料棒3の熱的余裕が最外周燃料棒のそれに比べて小さくなるため、熱的余裕が低下する。熱的余裕が従来燃料以上となる範囲は、図7に示したように0.93< P2/P1 < 1.00である。したがって、燃料棒ピッチの比P2/P1が0.93よりも大きく、かつ、 1.00よりも小さいことが望ましい。特に、P2/P1 = 0.98とすることで従来燃料に対し、4%以上の熱的余裕を向上できる。したがって、本実施の形態では、核分裂性物質装荷量の増大と、熱的余裕の向上とを効率よく両立できるので、原子炉を効率的に運転できる。
(1) 上述した第1および第2の実施の形態における燃料棒FRでは、燃料有効長が異なる標準燃料棒FR−Fおよび部分長燃料棒FR−Pが含まれるように構成したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、上述した第1および第2の実施の形態における燃料棒FRがすべて標準燃料棒FR−Fであってもよい。
(2) 上述の説明では、燃料集合体1が沸騰水型原子炉の炉心105に装荷されるように構成したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、燃料集合体1が用いられる原子炉であれば、改良型沸騰水型原子炉や加圧水型原子炉等の軽水炉であってもよく、重水炉であってもよい。
(3) 上述の説明では、各燃料棒FR内に充填される各燃料ペレットが核分裂性物質であるウラン−235を含んでいるが、本発明はこれに限定されない。たとえば、各燃料ペレットが核分裂性プルトニウムを含んでいてもよい。
(4) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
(4) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、四角筒状のチャンネルボックスの内部に延在方向を揃えた複数の燃料棒が配設された燃料集合体であって、複数の燃料棒は、延在方向から見たときにチャンネルボックスの断面形状と相似して大きさがそれぞれ異なる複数の仮想同心四角形の辺上に配設されており、仮想同心四角形のうち最も大きな仮想同心四角形の辺上に配設された最外周燃料棒と、仮想同心四角形のうち2番目に大きな仮想同心四角形の辺上に配設された第2層燃料棒とを少なくとも含み、最外周燃料棒における隣り合う燃料棒同士の配設間隔は、等間隔であり、かつ、第2層燃料棒における隣り合う燃料棒同士の配設間隔よりも大きいことを特徴とする各種構造の燃料集合体、および、この燃料集合体を装荷する各種構造の炉心を含むものである。
1 燃料集合体、2 最外周燃料棒、3 第2層燃料棒、4 第3層燃料棒、7 チャンネルボックス、102 炉心シュラウド、103 原子炉圧力容器(原子炉容器、RPV)、105 炉心、FR 燃料棒、FR−F 標準燃料棒、FR−P 部分長燃料棒、WR 水ロッド
Claims (7)
- 四角筒状のチャンネルボックスの内部に延在方向を揃えた複数の燃料棒が配設された燃料集合体であって、
前記複数の燃料棒は、前記延在方向から見たときに前記チャンネルボックスの断面形状と相似して大きさがそれぞれ異なる複数の仮想同心四角形の辺上に配設されており、前記仮想同心四角形のうち最も大きな仮想同心四角形の辺上に配設された最外周燃料棒と、前記仮想同心四角形のうち2番目に大きな仮想同心四角形の辺上に配設された第2層燃料棒とを少なくとも含み、
前記最外周燃料棒における隣り合う燃料棒同士の配設間隔は、等間隔であり、かつ、前記第2層燃料棒における隣り合う燃料棒同士の配設間隔よりも大きいことを特徴とする燃料集合体。 - 請求項1に記載の燃料集合体において、
前記複数の燃料棒は、前記仮想同心四角形のうち3番目に大きな仮想同心四角形の辺上に配設された第3層燃料棒をさらに含み、
前記第2層燃料棒における隣り合う燃料棒同士の配設間隔は、前記第3層燃料棒における隣り合う燃料棒同士の配設間隔よりも大きいことを特徴とする燃料集合体。 - 請求項1に記載の燃料集合体において、
前記複数の燃料棒は、標準燃料棒と部分長燃料棒とを含み、
前記最外周燃料棒は、すべて標準燃料棒であることを特徴とする燃料集合体。 - 請求項1に記載の燃料集合体において、
前記複数の燃料棒は、標準燃料棒と部分長燃料棒とを含み、
前記最外周燃料棒および前記第2層燃料棒は、すべて標準燃料棒であることを特徴とする燃料集合体。 - 請求項1に記載の燃料集合体において、
前記第2層燃料棒における隣り合う燃料棒同士の配設間隔を前記最外周燃料棒における隣り合う燃料棒同士の配設間隔で除した値は、0.93よりも大きく1.00よりも小さい値であることを特徴とする燃料集合体。 - 請求項5に記載の燃料集合体において、
前記複数の燃料棒は、標準燃料棒と部分長燃料棒とを含み、
前記最外周燃料棒は、すべて標準燃料棒であることを特徴とする燃料集合体。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載の燃料集合体を装荷されたことを特徴とする炉心。
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