JP2014032111A - 検査治具 - Google Patents
検査治具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014032111A JP2014032111A JP2012172711A JP2012172711A JP2014032111A JP 2014032111 A JP2014032111 A JP 2014032111A JP 2012172711 A JP2012172711 A JP 2012172711A JP 2012172711 A JP2012172711 A JP 2012172711A JP 2014032111 A JP2014032111 A JP 2014032111A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- inspection
- inspection jig
- arrangement
- inspected
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000007689 inspection Methods 0.000 title claims abstract description 136
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims abstract description 15
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims abstract description 15
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 6
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims description 4
- 239000000758 substrate Substances 0.000 abstract description 28
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 abstract description 2
- 239000012774 insulation material Substances 0.000 abstract 1
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 8
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 description 6
- 230000036544 posture Effects 0.000 description 5
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 4
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 4
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 3
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 2
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 2
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 2
- 229910001369 Brass Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920000049 Carbon (fiber) Polymers 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000010951 brass Substances 0.000 description 1
- 239000004917 carbon fiber Substances 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 1
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Measuring Leads Or Probes (AREA)
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Abstract
【課題】ベース部材の表面に配置される接触子の接触部の位置及び姿勢を確実に安定させることができる検査治具を提供する。
【解決手段】この検査治具1は、複数の接触子11と、接触子配設部材12とを備える。接触子11は、導電性のワイヤ部11aと、そのワイヤ部11aの先端部に膨出状に設けられ、被検査基板2の検査点2aに直接又は間接に電気的に接触される接触部11bとを有する。接触子配設部材12は、接触子11の接触部11bが配設される配設面12aと、配設面12aに設けられ、接触子11の接触部11bの一部が嵌まり込む複数の凹部12bと、凹部12b内の底部に連通するように設けられ、接触子11のワイヤ部11aが挿通される複数の挿通孔12cとを有し、絶縁材料により形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】この検査治具1は、複数の接触子11と、接触子配設部材12とを備える。接触子11は、導電性のワイヤ部11aと、そのワイヤ部11aの先端部に膨出状に設けられ、被検査基板2の検査点2aに直接又は間接に電気的に接触される接触部11bとを有する。接触子配設部材12は、接触子11の接触部11bが配設される配設面12aと、配設面12aに設けられ、接触子11の接触部11bの一部が嵌まり込む複数の凹部12bと、凹部12b内の底部に連通するように設けられ、接触子11のワイヤ部11aが挿通される複数の挿通孔12cとを有し、絶縁材料により形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、検査対象の電気特性の検査を行う検査装置に備えられる検査治具に関する。
本発明の先行技術としては、例えば特許文献1に記載の配線検査板が挙げられる。この配線検査板では、ベース基板41の表面に複数の導電端子42,43の先端接触部42a,43aを配置し、その先端接触部42a,43aを異方性導電膜44を介して検査対象の検査点に間接的に接触させて導通させ、検査対象の検査を行うようになっている(図1、要約書等参照)。
しかしながら、上述の配線検査板では、ベース基板41の表面における導電端子42,43の先端接触部42a,43aが配置される部分(より具体的には、導電端子42,43のワイヤ部が挿通される挿通孔の開口部周辺)が平坦な構成である。このため、ベース基板41の表面上における先端接触部42a,43aの位置及び姿勢が不安定になりやすい。特に、先端接触部42a,43aが異方性導電膜44を介して検査点に接触される際に、先端接触部42a,43aの位置及び姿勢が不安定になり、先端接触部42a,43aと検査点との異方性導電膜44を介した接続状態が不安定になるおそれがある。
そこで、本発明の解決すべき課題は、ベース部材の表面に配置される接触子の接触部の位置及び姿勢を確実に安定させることができる検査治具を提供することである。
請求項1の発明は、検査対象の電気特性の検査を行う検査装置に備えられる検査治具であって、導電性のワイヤ部と、そのワイヤ部の先端部に膨出状に設けられ、前記検査対象の検査点に直接又は間接に電気的に接触される接触部とを有する複数の接触子と、前記複数の接触子の前記接触部が配設される配設面と、前記配設面に設けられ、前記接触子の前記接触部の一部が嵌まり込む複数の凹部と、前記凹部内の底部に連通するように設けられ、前記接触子の前記ワイヤ部が挿通される複数の挿通孔とを有し、絶縁材料により形成された接触子配設部材と、を備えることを特徴とする検査治具を提供する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の検査治具において、前記接触子配設部材の前記配設面に配設された前記接触子の前記接触部と、前記検査対象との間に配置され、その厚み方向にのみ導電性を有する異方性導電シートをさらに備えることを特徴とする検査治具を提供する。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の検査治具において、前記接触子の前記接触部は、多層構造を有し、最も中心の層が最も高硬度の材料により形成されていることを特徴とする検査治具を提供する。
請求項4の発明は、請求項1に記載の検査治具において、前記接触子は、前記ワイヤ部と前記接触部との間に弾性部を有することを特徴とする検査治具を提供する。
請求項5の発明は、請求項4に記載の検査治具において、前記弾性部が、前記接触子毎の前記凹部内に配置される、又は、前記挿通孔が形成されるシート部材として配置されることを特徴とする検査治具を提供する。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の検査治具において、前記接触子配設部材の前記配設面に配設される前記接触子の前記接触部は、前記検査対象の前記各検査点にいずれかの該接触部が対向可能なように、前記検査点のピッチよりも小さなピッチで略マトリクス状に配設されていることを特徴とする検査治具を提供する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の検査治具において、前記接触子配設部材の前記配設面に配設された前記接触子の前記接触部と、前記検査対象との間に配置され、その厚み方向にのみ導電性を有する異方性導電シートをさらに備えることを特徴とする検査治具を提供する。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の検査治具において、前記接触子の前記接触部は、多層構造を有し、最も中心の層が最も高硬度の材料により形成されていることを特徴とする検査治具を提供する。
請求項4の発明は、請求項1に記載の検査治具において、前記接触子は、前記ワイヤ部と前記接触部との間に弾性部を有することを特徴とする検査治具を提供する。
請求項5の発明は、請求項4に記載の検査治具において、前記弾性部が、前記接触子毎の前記凹部内に配置される、又は、前記挿通孔が形成されるシート部材として配置されることを特徴とする検査治具を提供する。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の検査治具において、前記接触子配設部材の前記配設面に配設される前記接触子の前記接触部は、前記検査対象の前記各検査点にいずれかの該接触部が対向可能なように、前記検査点のピッチよりも小さなピッチで略マトリクス状に配設されていることを特徴とする検査治具を提供する。
本発明の第1の局面に係る検査治具によれば、接触子配設部材の配設面に、接触子の接触部の一部が嵌まり込む複数の凹部が設けられている。このため、接触子配設部材の配設面において、接触子の接触部の配設位置及び姿勢を安定させることができる。これによって、接触子の接触部が検査対象の検査点に直接又は間接に電気的に接触される際に、接触部の位置及び姿勢が不安定になることがなく、接触部と検査点との直接又は間接の電気的な接触を安定させることができる。
本発明の第2の局面に係る検査治具によれば、接触子の接触部が異方性導電シートを介して検査対象の検査点と電気的に接触されるため、異方性導電シートにより接触時に検査点及び接触部に掛かる負荷を軽減できるとともに、接触部との接触により検査点に傷等が付くのを防止できる。
本発明の第3の局面に係る検査治具によれば、接触子の接触部が、多層構造を有し、最も中心の層が最も高硬度の材料により形成されている。このため、接触部の最も中心部の硬度を確保して接触部の機械的強度を確保しながら、接触部の最外層に比較的硬度の低い材料を用いることにより、接触時に検査点等に与える負荷又は傷等を軽減できる。その結果、例えば検査時に接触子の接触部を異方性導電シートを介さずに検査点に直接接触させた場合でも、検査点等に与える負荷又は傷等を軽減でき、異方性導電シートを省略して装置設備の簡略化が図れる。
本発明の第4の局面に係る検査治具によれば、ワイヤ部と接触部の間に弾性部を配置するため、接触子毎に対応する弾性部を備えることになる。このため、検査点と接触部の当接状態に応じて、好適な押圧力を生じることができる。
本発明の第5の局面に係る検査治具によれば、弾性部を用いた検査治具であっても簡便に構成することができる。
本発明の第6の局面に係る検査治具によれば、接触子配設部材の配設面に配設される接触子の接触部は、検査対象の各検査点にいずれかの該接触部が対向可能なように、検査点の配設ピッチよりも小さな配設ピッチで略マトリクス状に配設されている。それ故、検査点の配置形態が異なる複数種類の検査対象に対して、検査治具の構成を変更することなく対応でき、汎用性の高い検査治具を提供できる。
本発明の第2の局面に係る検査治具によれば、接触子の接触部が異方性導電シートを介して検査対象の検査点と電気的に接触されるため、異方性導電シートにより接触時に検査点及び接触部に掛かる負荷を軽減できるとともに、接触部との接触により検査点に傷等が付くのを防止できる。
本発明の第3の局面に係る検査治具によれば、接触子の接触部が、多層構造を有し、最も中心の層が最も高硬度の材料により形成されている。このため、接触部の最も中心部の硬度を確保して接触部の機械的強度を確保しながら、接触部の最外層に比較的硬度の低い材料を用いることにより、接触時に検査点等に与える負荷又は傷等を軽減できる。その結果、例えば検査時に接触子の接触部を異方性導電シートを介さずに検査点に直接接触させた場合でも、検査点等に与える負荷又は傷等を軽減でき、異方性導電シートを省略して装置設備の簡略化が図れる。
本発明の第4の局面に係る検査治具によれば、ワイヤ部と接触部の間に弾性部を配置するため、接触子毎に対応する弾性部を備えることになる。このため、検査点と接触部の当接状態に応じて、好適な押圧力を生じることができる。
本発明の第5の局面に係る検査治具によれば、弾性部を用いた検査治具であっても簡便に構成することができる。
本発明の第6の局面に係る検査治具によれば、接触子配設部材の配設面に配設される接触子の接触部は、検査対象の各検査点にいずれかの該接触部が対向可能なように、検査点の配設ピッチよりも小さな配設ピッチで略マトリクス状に配設されている。それ故、検査点の配置形態が異なる複数種類の検査対象に対して、検査治具の構成を変更することなく対応でき、汎用性の高い検査治具を提供できる。
図1ないし図4を参照して、本発明の第1実施形態に係る検査治具について説明する。この検査治具1は、図1に示すように、複数の接触子11、接触子配設部材12、異方性導電シート13、基台部材14、連結部材15及びコネクタ16を備えて構成され、検査対象である被検査基板2(図2参照)に設けられる配線パターンの電気的特性に関する検査を行う図示しない検査装置に備えられる。被検査基板2の配線パターン上には、図2に示すように、後述する接触子11の接触部11bが異方性導電シート13を介して電気的に接触される検査点2a(例えば、ランド部又はハンダバンプ等)が設けられる。
接触子11は、図2に示すように、ワイヤ部11aと、接触部11bとを備えて構成されている。ワイヤ部11aは、導電性を有する細いワイヤ状の形態を有し、導電性金属(例えば、銅、黄銅等)からなる。なお、ワイヤ部11aの外周面の一部(例えば、後述する接触子配設部材12の挿通孔12cに挿入される部分以外の部分)の外周、あるいは実質的に全体に絶縁被覆11cを設けてもよい。
接触部11bは、導電性材料(例えば、導電性金属)により、ワイヤ部11aの先端部に膨出状に設けられ、被検査基板2の検査点2aに電気的に接触される。本実施形態では、例えば接触部11bはハンダを用いて形成された略ボール状の形態を有し、ハンダ接合によりワイヤ部11aの先端部に接合されている。
この接触部11bは、図2で示すように、検査対象に対して球状面を有するように形成されることもできる。また、この接触部11bが、検査対象に対して平行面を有するように、この接触部11bに平面(図示せず)を形成することもできる。この場合、接触部11bが検査対象と接触する平面が形成されることになり、接触面を大きくして当接させることもできる。
ワイヤ部11aの直径は、例えば0.16mmに設定され、接触部11bの直径は、例えば0.25mmに設定される。なお、ハンダにより形成された接触部11bの表面を金等の導電性の高い金属材料でめっきしてもよい。
接触子配設部材12は、図1ないし図3に示すように、絶縁材料からなる略板状部材であり、その被検査基板2側に向けられた面が、複数の接触子11の接触部11bが配設される配設面12aとなっている。また、接触子配設部材12には、複数の凹部12b及び挿通孔12cが設けられている。凹部12bは、接触子11の接触部11bの一部が嵌まり込むように配設面12aに設けられている。挿通孔12cは、接触子配設部材12の配設面12aと反対側の面から各凹部12b内の底部に連通するように設けられ、接触子11のワイヤ部11aがこの挿通孔12cを介して配設面12aと反対側の面に引き出される。
このような接触子配設部材12の配設面12aの凹部12b及びその凹部12bに配設される接触子11の接触部11bは、略マトリクス状に配置されており、その横方向及び縦方向の配設ピッチPx,Pyは、検査対象である被検査基板2に設けられる検査点2aの横方向及び縦方向の配設ピッチよりも十分に小さな値に設定されている。これにより、後述するように、検査時に検査治具1が被検査基板2に接触された際に、略マトリクス状に配置された複数の接触部11bのうちのいずれかの接触部11bが被検査基板2の各検査点2aに対向して異方性導電シート13を介して各検査点2aと電気的に導通するようになっている。
異方性導電シート13は、接触子配設部材12の配設面12aに配設された接触子11の接触部11bと、被検査基板2との間に配置される。この異方性導電シート13は、その厚み方向については導電性を有し、それ以外の方向に対しては絶縁性を有するシート状の部材である。このため、図4に示すように、検査時に検査治具1が被検査基板2に接触された際に、接触子11の接触部11bと被検査基板2の検査点2aとがその間に介在する異方性導電シート12の部分を介して電気的に導通するようになっている。異方性導電シート13としては、例えば、ゴム等の弾性絶縁材料からなるシート中に、シートの厚み方向に延びる繊維状又は針状の微小導電体(例えば、カーボン繊維等)を混入したものが用いられる。
このような異方性導電シート13は、接触子11の接触部11bの上から接触子配設部材12の配設面12a上に積層して配置してもよいし、図示しない支持部材により、接触子11の接触部11b及び接触子配設部材12の配設面12aから被検査基板2側に所定間隔だけ離間した位置に配置してもよい。接触部11bと検査点2aが当接した場合に生じる、検査点2a表面の打痕の形成状況に応じて、この異方性導電シート13の配置の要否を決定選択することができる。
基台部材14は、略板状の形態を有し、接触子配設部材12の被検査基板2と反対側に、接触子配設基板12と所定間隔をあけて配置され、複数の連結部材15により接触子配設部材12と連結されている。
コネクタ16は、接触子11のワイヤ部11aと図示しない接続切替ユニットとの間の電気接続を中継するものであり、基台部材14に設けられた図示しない窓部内に嵌め込まれて配置される。本実施形態では、基台部材14の接触子配設部材12側にて、コネクタ16の図示しないコネクタピンに接触子11のワイヤ部11aがハンダ付け等により接続される。そして、基台部材14の接触子配設部材12側と反対側に位置するコネクタ16の嵌合部16aに、接続切替ユニットのコネクタ部が嵌合されて電気接続される。ここで、接続切替ユニットとは、各接触子11と検査装置本体側の検査処理のための図示しない検査ユニットとの電気的な接続関係を切り替えるためのユニットである。なお、接触子11のワイヤ部11aをコネクタ16のコネクタピンに直接接続せずに、他のリード線を介してコネクタピンに接続してもよい。
このような検査治具1は、基板検査装置の図示しない治具設置部に取り付けられ、図示しない治具昇降機構により昇降駆動され、被検査基板2に対して近接、離反される。検査時には、図4に示すように、検査治具1が治具昇降機構により被検査基板2に押し当てられるようにして接触され、検査治具1に略マトリクス状に配置された複数の接触子11の接触部11bのいずれかが、被検査基板2の各検査点2aと異方性導電シート13を介して導通される。そして、検査点2aと導通した接触子11を介して、被検査基板2の各配線パターンの電気特性に関する検査が行われる。検査内容としては、例えば配線パターンの導通性に関する検査、及び配線パターン間の絶縁性に関する検査等が含まれる。
以上のように、本実施形態に係る検査治具1によれば、接触子配設部材12の配設面12aに、接触子11の接触部11bの一部が嵌まり込む複数の凹部11bが設けられている。このため、接触子配設部材12の配設面12aにおいて、接触子11の接触部11bの配設位置及び姿勢を安定させることができる。これによって、接触子11の接触部11bが被検査基板2の検査点2aに異方性導電シート13を介して電気的に接触される際に、接触部11bの位置及び姿勢が不安定になることがなく、接触部11bと検査点2aとの異方性導電シート13を介した電気的な接触状態を安定させることができる。
また、接触子11の接触部11bが異方性導電シート13を介して被検査基板2の検査点2aと電気的に接触されるため、異方性導電シート13により接触時に検査点2a及び接触部11bに掛かる負荷を軽減できるとともに、接触部11bとの接触により検査点2aに傷等が付くのを防止できる。
また、接触子配設部材12の配設面12aに設けられる凹部12b及び接触子11の接触部11bは、被検査基板2の各検査点2aにいずれかの接触部11bが対向可能なように、検査点2aの配設ピッチよりも小さな配設ピッチで略マトリクス状に配設されている。それ故、検査点2aの配置形態が異なる複数種類の被検査基板2に対して、検査治具1の構成を変更することなく対応でき、汎用性の高い検査治具1を提供できる。
なお、上述の実施形態に係る検査治具1に関する変形例として、異方性導電シート13を省略し、接触子11の接触部11bを被検査基板2の検査点2aに直接接触させるようにしてもよい。この場合、異方性導電シート13を省略することにより、装置設備の簡略化が図れる。
また、上述の実施形態に係る検査治具1に関するさらなる変形例として、接触子11の接触部11bを、図5に示すように多層構造にしてもよい。この場合、接触部11bの最も中心の層(コア)が最も高硬度の材料により形成されるのがよい。例えば、図5に示す構成では、接触部11bが2層構造を有しており、例えば中心のコア31が銅により形成されており、そのコア31を包む層32がハンダにより形成されている。変形例として、ハンダ層32のさらに外側に金メッキ層を設けてもよい。
図6は、本発明にかかる検査治具における接触子11の他の実施形態を示す。この他の実施形態の接触子11は、接触部11bとワイヤ部11aの間に弾性部11dを有している。この弾性部11dは、検査点2aと接触部11bが当接した場合に、その当接量に応じて収縮し、検査点2aに対して押圧力が生じることになる。なお、この弾性部11dが設けられる場合には、上記の異方性導電シート13を用いなくても、検査点2aに形成される打痕を低減できる。
この弾性部11dは、図6で示される如く、配設面12aの凹部12cの内部に収容されるよう配置されている。この場合、弾性部11dは、複数の接触子11に対して、夫々の接触部11bとワイヤ部11aの間に配置されて、接触部11bが配置される凹部12bへ収容するように配置されることになる。なお、このように各接触子11に弾性部11dを設ける場合には、弾性部11dは挿通孔12cの径よりも大きい長さ(径)を有するように形成し、この挿通孔12cにて係止されるように形成される。
このような弾性部11dとして、例えば、シリコンゴムなどの弾性部材や、ワイヤ部12aを中心軸としてコイルばねを用いることができる。
また、弾性部11dは、一枚又は複数枚のシート状の部材にて形成することもできる。この場合、例えば、弾性部11dは、凹部12dが形成される接触子配設部材12と同じ形状に形成され、他の部材と積層構造を有して配置される。シート状の弾性部11dには、ワイヤ部11aを挿通させるための挿通孔12cが形成される。このように弾性部11dをシート状に形成することにより、ワイヤ部12aが挿通するための挿通孔12cを設けるだけで良く、弾性部11dを簡便に形成することができる。
このシート状の弾性部11dとして、シリコンゴムなどを利用することができる。
このシート状の弾性部11dとして、シリコンゴムなどを利用することができる。
このような構成によれば、接触子11の接触部11bの最も中心部の硬度を確保して接触部11bの機械的強度を確保しながら、接触部11bの最外層に比較的硬度の低い材料を用いることにより、接触時に検査点2a等に与える負荷又は傷等を軽減できる。その結果、例えば検査時に接触子11の接触部11bを異方性導電シート13を介さずに検査点2aに直接接触させた場合でも、検査点2a等に与える負荷又は傷等を軽減でき、異方性導電シート13を省略して装置設備の簡略化が図れる。
1 検査治具、2 被検査基板、2a 検査点、11 接触子、11a ワイヤ部、11b 接触部、11c 絶縁被覆、12 接触子配設部材、12a 配設面、12b 凹部、12c 挿通孔、14 基台部材、15 連結部材、16 コネクタ。
Claims (6)
- 検査対象の電気特性の検査を行う検査装置に備えられる検査治具であって、
導電性のワイヤ部と、そのワイヤ部の先端部に膨出状に設けられ、前記検査対象の検査点に直接又は間接に電気的に接触される接触部とを有する複数の接触子と、
前記複数の接触子の前記接触部が配設される配設面と、前記配設面に設けられ、前記接触子の前記接触部の一部が嵌まり込む複数の凹部と、前記凹部内の底部に連通するように設けられ、前記接触子の前記ワイヤ部が挿通される複数の挿通孔とを有し、絶縁材料により形成された接触子配設部材と、
を備えることを特徴とする検査治具。 - 請求項1に記載の検査治具において、
前記接触子配設部材の前記配設面に配設された前記接触子の前記接触部と、前記検査対象との間に配置され、その厚み方向にのみ導電性を有する異方性導電シートをさらに備えることを特徴とする検査治具。 - 請求項1又は請求項2に記載の検査治具において、
前記接触子の前記接触部は、多層構造を有し、最も中心の層が最も高硬度の材料により形成されていることを特徴とする検査治具。 - 請求項1に記載の検査治具において、
前記接触子は、前記ワイヤ部と前記接触部との間に弾性部を有することを特徴とする検査治具。 - 請求項4に記載の検査治具において、
前記弾性部が、
前記接触子毎の前記凹部内に配置される、又は、前記挿通孔が形成されるシート部材として配置されることを特徴とする検査治具。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の検査治具において、
前記接触子配設部材の前記配設面に配設される前記接触子の前記接触部は、前記検査対象の前記各検査点にいずれかの該接触部が対向可能なように、前記検査点のピッチよりも小さなピッチで略マトリクス状に配設されていることを特徴とする検査治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012172711A JP2014032111A (ja) | 2012-08-03 | 2012-08-03 | 検査治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012172711A JP2014032111A (ja) | 2012-08-03 | 2012-08-03 | 検査治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014032111A true JP2014032111A (ja) | 2014-02-20 |
Family
ID=50282037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012172711A Pending JP2014032111A (ja) | 2012-08-03 | 2012-08-03 | 検査治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014032111A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2018021216A1 (ja) * | 2016-07-28 | 2019-05-09 | 日本電産リード株式会社 | 検査治具、基板検査装置、及び検査治具の製造方法 |
KR20200099659A (ko) * | 2019-02-15 | 2020-08-25 | 피닉슨컨트롤스 주식회사 | 플로팅 구조의 프로브 장치 |
-
2012
- 2012-08-03 JP JP2012172711A patent/JP2014032111A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2018021216A1 (ja) * | 2016-07-28 | 2019-05-09 | 日本電産リード株式会社 | 検査治具、基板検査装置、及び検査治具の製造方法 |
KR20200099659A (ko) * | 2019-02-15 | 2020-08-25 | 피닉슨컨트롤스 주식회사 | 플로팅 구조의 프로브 장치 |
KR102158735B1 (ko) * | 2019-02-15 | 2020-09-22 | 피닉슨컨트롤스 주식회사 | 플로팅 구조의 프로브 장치 |
US11320460B2 (en) | 2019-02-15 | 2022-05-03 | Phoenixon Controls Inc. | Probe device of floating structure |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9291645B2 (en) | Probe unit | |
KR102366546B1 (ko) | 전기적 접촉자 및 전기적 접속장치 | |
JP4545742B2 (ja) | 電気的接続装置 | |
KR20170131656A (ko) | 전기 접촉자 및 전기 부품용 소켓 | |
KR102622884B1 (ko) | 전기적 접속장치 | |
KR102241018B1 (ko) | 다핀 구조 프로브체 및 프로브 카드 | |
JP2014032111A (ja) | 検査治具 | |
US7629534B2 (en) | Contact member, connecting method of the contact member, and socket | |
JP5987447B2 (ja) | 検査装置 | |
US11372022B2 (en) | Electrical contactor and electrical connecting apparatus | |
KR102265641B1 (ko) | 전기적 접촉자 및 프로브 카드 | |
JP4611367B2 (ja) | 半導体集積回路用ソケット | |
WO2014123235A1 (ja) | プローブユニット用ベース部材、プローブホルダ、プローブユニット、プローブユニット用ベース部材の製造方法およびプローブユニット用積層構造体 | |
US20220155347A1 (en) | Electrical contactor and electrical connecting apparatus | |
KR20100129678A (ko) | 전기 접촉자 및 그것을 구비하는 검사 지그 | |
JP6176466B1 (ja) | 基板検査用ジグ | |
JP2020016625A (ja) | 測定装置 | |
JP2020016626A (ja) | 測定装置 | |
KR20150004537U (ko) | 컨택 시트 및 연성 회로 기판 구조체 | |
KR20120056913A (ko) | 웨이퍼 기판 연결구조 | |
KR101489492B1 (ko) | 플랫 케이블 전원용 커넥터 | |
JP2020115155A (ja) | 測定装置 | |
JP2014178175A (ja) | 相互接続装置及び相互接続装置の組立方法 | |
JP2005300483A (ja) | 電気コネクタ | |
JP2006234764A (ja) | テストフィクスチャ |