JP5987447B2 - 検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電流を供給して被検査体を検査する検査装置に関するものである。
従来、電流を供給して被検査体を検査する検査装置に関する技術として、下記特許文献1に開示される導電性接触子ユニットが知られている。この導電性接触子ユニットは、被検査体である半導体集積回路に供給する信号の生成等を行う回路基板と、ホルダ孔が形成された導電性接触子ホルダと、ホルダ孔に収容された導電性接触子とを備えている。導電性接触子は、第1針状部材および第2針状部材とこれら両針状部材に上下方向に弾性力を及ぼすバネ部材とを備えている。第1針状部材および第2針状部材の相対運動時に、第1針状部材の貫通孔の内周面と第2針状部材の支持部の外周面とが接触する状態が維持されることで、両針状部材の相対運動の方向がガイドされるとともに両針状部材の電気的接続が維持される。また、バネ部材は、第1針状部材および第2針状部材の双方に接触することから、弾性部材として機能するだけでなく、両針状部材を電気的に接続する電流経路としても機能する。
特開2005−221309号公報
しかしながら、上述のように構成される導電性接触子ユニットでは、大電流を流して被検査体を検査する場合、第1針状部材の貫通孔の内周面と第2針状部材の支持部の外周面との間だけでなく、両針状部材を付勢するバネ部材にも大電流が流れることとなる。このとき、バネ部材の抵抗値が低いと当該バネ部材に発生する熱が高くなり、この発熱に起因してバネ部材が塑性変形する場合がある。特に、上記内周面と外周面との接触状態が悪いと接触抵抗値が高くなり、両針状部材間に発生する熱が高くなりこの発熱に起因してバネ部材が塑性変形する場合がある。このような塑性変形が大きくなると、バネ部材の付勢部材としての機能が低下してしまうという問題がある。また、上述のように2つの針状部材をバネ部材にて付勢する構成に限らず、1つのプランジャをバネ部材にて被検査体側に付勢する構成であっても同様の問題が生じる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、被検査体に対する大電流供給時の発熱を抑制し得る検査装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、被検査体(1)のリード(3)を導電性の導電部(14)の押圧面(15)に向けて押圧した状態で前記導電部と前記リードとの間に電流を流すことで、前記被検査体を検査する検査装置(10)であって、前記押圧面に形成される挿入穴(16)に一部が挿入されるプランジャ(30)と、前記挿入穴内に挿入されて前記プランジャの一側端部(31a)が前記押圧面から突出するように当該プランジャを付勢するコイルスプリング(20)と、を備え、前記コイルスプリングは、一部の中心軸(L1)と他部の中心軸(L2)とがずれて形成され、前記押圧面には前記挿入穴が複数形成され、前記複数の挿入穴には、それぞれ、前記コイルスプリングが挿入されるとともに、挿入された前記コイルスプリングにより前記一側端部が前記押圧面から突出するように前記プランジャの一部が挿入されることを特徴とする。
なお、特許請求の範囲および上記手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、被検査体のリードが押圧される導電部の押圧面に形成される挿入穴に、プランジャの一部が挿入されており、このプランジャは、上記挿入穴内に挿入されるコイルスプリングにより、一側端部が上記押圧面から突出するように付勢されている。そして、コイルスプリングは、一部の中心軸と他部の中心軸とがずれて形成されている。
一部の中心軸と他部の中心軸とがずれたコイルスプリングを押圧して収縮させると、この押圧方向に直交する方向において、コイルスプリングの一方の端部と他方の端部とで異なる方向に付勢力が発生する。すなわち、プランジャは、被検査体のリードが押圧面に押圧される状態(以下、検査状態という)では、リードを介して作用する押圧力に応じて発生するコイルスプリングの付勢力により、上記押圧方向に対して傾斜する方向に付勢される。
これにより、プランジャは、検査状態では、上記押圧方向に対して傾斜するため、挿入穴の内周面のうち押圧面に近い部位(以下、押圧面側部位という)と押圧面から離れた部位(以下、反押圧面側部位という)との2箇所で接触することとなる。特に、傾斜するプランジャは、挿入穴の内周面の押圧面側部位および反押圧面側部位に対してコイルスプリングの付勢力に応じて押し付けられるため、両接触箇所での確実な接触が維持されるので、両接触箇所での接触抵抗値を低減することができる。
したがって、被検査体に対する大電流供給時の発熱を抑制してこの発熱に起因するコイルスプリングの塑性変形を防止することができる。
特に、押圧面に形成される複数の挿入穴には、それぞれ、コイルスプリングが挿入されるとともに、挿入されたコイルスプリングにより一側端部が押圧面から突出するようにプランジャの一部が挿入される。これにより、導電部およびリード間を流れる電流が各プランジャに分散されるため、1つのプランジャでの発熱がより抑制されて、各コイルスプリングの塑性変形を確実に防止することができる。
請求項の発明では、挿入穴の断面形状は、円形状に形成され、プランジャの外周面のうち挿入穴の内周面に接触可能な部位は、円筒状に形成される。これにより、コイルスプリングは、挿入穴内にて当該挿入穴の中心軸を中心に回転でき、コイルスプリングの挿入穴内での回転位置が変化すると、この変化に応じてプランジャと挿入穴の内周面との接触箇所も変化する。このため、プランジャと挿入穴の内周面とが常に同じ部位で接触する場合と比較して、接触箇所での磨耗等を抑制することができる。
請求項の発明では、コイルスプリングは、中心軸が円弧状に形成されるため、一部の中心軸と他部の中心軸とがずれたコイルスプリングを容易に形成できるだけでなく、必要な付勢力が確保される程度に中心軸の円弧を大きくすることで、コイルスプリングが挿入される挿入穴の小径化を図ることができる。これにより、挿入穴の小径化に応じて導電部が小型化されて、検査装置の小型化を図ることができる。
図1(A)は、本実施形態に係る検査装置の概略構成を示す上面図であり、図1(B)は、図1(A)に示す1B−1B線相当の切断面による断面図である。 押圧されていないコイルスプリングおよびプランジャの挿入状態を示す拡大断面図である。 コイルスプリングの詳細形状を示す断面図である。 プランジャの詳細形状を示す側面図である。 図5(A)は、検査装置の検査ソケット上に被検査体を配置した状態を示す上面図であり、図5(B)は、図5(A)に示す5B−5B線相当の切断面による断面図である。 被検査体が押圧される検査状態を説明する断面図である。 検査状態での各コイルスプリングおよび各プランジャの状態を示す説明図である。 第1変形例に係るコイルスプリングの詳細形状を示す側面図である。 第2変形例に係るコイルスプリングの詳細形状を示す側面図である。
以下、本発明に係る検査装置を具現化した一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示す検査装置10は、制御信号用リードと電流供給用リードとを有する被検査体を検査する装置であって、特に、電流供給用リードに対して大電流を供給可能な検査装置として構成されている。
検査装置10は、テスタ11と、検査ソケット12と、制御信号用ブロック13と、プローブブロック14と、を備えている。テスタ11は、被検査体に出力する検査用の制御信号を生成するとともに、被検査体に供給する検査用の電流を制御する機能を有するものである。
検査ソケット12は、被検査体を所定の状態で弾性的に支持するものであり、被検査体を支持する上面が被検査体の下面に応じて形成されている。この検査ソケット12は、その下方に配置されるコイルスプリング等のばね部材12aにより弾性的に支持されている。このように形成される検査ソケット12は、被検査体を上面にて支持した状態で当該被検査体を介した押圧力が作用する際に、被検査体の制御信号用リードが制御信号用ブロック13の対応する端子(後述する)に押圧されるとともに、被検査体の電流供給用リードがプローブブロック14に設けられる各プランジャ(後述する)に押圧されるように、配置されている。
制御信号用ブロック13は、被検査体の検査時に各制御信号用リードが押し付けられる非導電性のブロックであり、その上面13aには各制御信号用リードに接触することで、テスタ11からの制御信号を出力するための制御端子13bがそれぞれ突出している。各制御端子13bは、制御信号用ブロック13によりそれぞれ絶縁されている。なお、本実施形態では、例えば、被検査体の制御信号用リードが5本であることから、図1(A)に例示するように、制御端子13bは、各制御信号用リードに対応して5本設けられている。
プローブブロック14は、被検査体の検査時に電流供給用リードが押し付けられる導電性の導電部として機能する金属製ブロックであり、例えば、CuやBeCu等の低比抵抗材料から形成されている。当該プローブブロック14は、被検査体の電流供給用リードごとに設けられるもので、本実施形態では2つ設けられている。各プローブブロック14には、テスタ11から検査用の電流を供給するためのバスバー14cがそれぞれ電気的に接続されている。なお、プローブブロック14は、特許請求の範囲に記載の「導電部」の一例に相当し、電流供給用リードは、特許請求の範囲に記載の「リード」の一例に相当し得る。
このプローブブロック14には、電流供給用リードが押し付けられる押圧面15に、複数の挿入穴16が形成されている。本実施形態では、1つの押圧面15に対して、例えば、図1(A)に例示するように、5×5の計25個の挿入穴16が形成されている。各挿入穴16には、それぞれコイルスプリング20が挿入されるとともに、このコイルスプリング20により付勢されたプランジャ30の一部が挿入されている。
以下、各挿入穴16やコイルスプリング20およびプランジャ30の詳細形状等について、図2〜図4を用いて詳細に説明する。図2は、押圧されていないコイルスプリング20およびプランジャ30の挿入状態を示す拡大断面図である。図3は、コイルスプリング20の詳細形状を示す断面図である。図4は、プランジャ30の詳細形状を示す側面図である。
図2に示すように、プローブブロック14は、上側ブロック14aおよび下側ブロック14bを組み付けて構成されている。挿入穴16は、上側ブロック14aに形成される第1貫通穴16aとこの第1貫通穴16aよりも大径の第2貫通穴16bとからなる段付貫通穴と、下側ブロック14bに形成される第3貫通穴16cとが同軸的に連通することで構成されている。下側ブロック14bの第3貫通穴16cは、上側ブロック14aの第2貫通穴16bよりも小径に形成されている。これにより、挿入穴16は、第1貫通穴16aと第2貫通穴16bとを連結する環状段部16dと、第2貫通穴16bと第3貫通穴16cとを連結する環状段部16eとが互いに対向するように設けられる。
図3に示すように、コイルスプリング20は、一部(上端部)の中心軸L1と他部(下端部)の中心軸L2とがずれるように、具体的には、中心軸Lが円弧状に形成されている。このように一部の中心軸と他部の中心軸とがずれたコイルスプリング20を上下方向から押圧して収縮させると、この押圧方向に直交する方向において、コイルスプリング20の一方の端部(例えば、上端部21)と他方の端部(例えば、下端部22)とで異なる方向に付勢力が発生する。このように形成されるコイルスプリング20は、下端部22が環状段部16eに接触するように、各挿入穴16内に挿入されている。
プランジャ30は、プローブブロック14と電流供給用リードとを電気的に接続するための可動式の端子であり、例えば、CuやBeCu等の低比抵抗材料から形成されている。このプランジャ30は、図4に示すように、円筒状の第1円筒部31および第2円筒部32とこれら第1円筒部31および第2円筒部32を連結する連結部33とが一体に成形されている。
第1円筒部31は、その上端面に、電流供給用リードとの確実な接触を保つために複数の突起を有する先端部31aが設けられ、その下端部に、円環状の抜け止め部31bが設けられている。第1円筒部31は、抜け止め部31bを除き、その外径が第1貫通穴16aの内径よりも小径に形成され、抜け止め部31bの外径が第1貫通穴16aの内径やコイルスプリング20の上端部21の外径よりも大径に形成されている。また、第1円筒部31は、その高さが第1貫通穴16aの深さよりも大きくなるように形成されている。また、第2円筒部32は、その外径が第3貫通穴16cの内径よりも小径に形成され、その高さが第3貫通穴16cの深さよりも小さくなるように形成されている。
このように形成されるプランジャ30は、連結部33がコイルスプリング20内を挿通し、抜け止め部31bの下面が上端部21に接触した状態でコイルスプリング20により付勢されている。これにより、コイルスプリング20によりプランジャ30が付勢されることで、抜け止め部31bの上面が環状段部16dに接触する状態(以下、非検査状態という)では、先端部31aが押圧面15から突出する状態が維持される。また、電流供給用リードを介して作用する押圧力によりコイルスプリング20の付勢力に抗して第1円筒部31が押し下げられる状態(以下、検査状態という)でも、先端部31aが押圧面15から突出する状態が維持される。そして、非検査状態および検査状態の双方で、第2円筒部32の少なくとも一部が第3貫通穴16c内に挿入される状態が維持される。なお、先端部31aは、特許請求の範囲に記載の「一側端部」の一例に相当し得る。
次に、上述のように構成される検査装置10を用いた被検査体の検査について、図5〜図7を用いて詳細に説明する。図5(A)は、検査装置10の検査ソケット12上に被検査体1を配置した状態を示す上面図であり、図5(B)は、図5(A)に示す5B−5B線相当の切断面による断面図である。図6は、被検査体1が押圧される検査状態を説明する断面図である。図7は、検査状態での各コイルスプリング20および各プランジャ30の状態を示す説明図である。
図5(A),(B)に示すように、5つの制御信号用リード2と2つの電流供給用リード3とを有するワーク1が被検査体であり、このワーク1は、各制御信号用リード2が対応する制御端子13bにそれぞれ対向し、各電流供給用リード3が対応するプローブブロック14の押圧面15にそれぞれ対向するように、検査ソケット12上に配置される。そして、検査状態では、図6に示すように、被検査体1を上面からワーク押さえ40にて適度に押さえつけることで、各制御信号用リード2が制御端子13bに押さえつけられ、各電流供給用リード3が押圧面15上に突出する各プランジャ30の先端部31aに押さえつけられる。
このように電流供給用リード3によりプランジャ30が押さえつけられると、コイルスプリング20が押圧されて収縮し、この押圧方向に直交する方向において、コイルスプリング20の上端部21と下端部22とで異なる方向に付勢力が発生する。この異なる方向の付勢力により、プランジャ30は、図7に示すように、上記押圧方向に対して傾斜する方向に付勢され、プローブブロック14に対して、第1円筒部31にて第1貫通穴16aの内周面に接触し、第2円筒部32にて第3貫通穴16cの内周面に接触する。このように各プランジャ30が2箇所でプローブブロック14と接触することで、電流供給用リード3とプローブブロック14との電流経路を確保することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る検査装置10では、被検査体の電流供給用リードが押圧されるプローブブロック14の押圧面15に形成される挿入穴16に、プランジャ30の一部が挿入されており、このプランジャ30は、上記挿入穴16内に挿入されるコイルスプリング20により、先端部31aが上記押圧面15から突出するように付勢されている。そして、コイルスプリング20は、一部の中心軸と他部の中心軸とがずれるように中心軸Lが円弧状に形成されている。
これにより、プランジャ30は、検査状態では、上記押圧方向に対して傾斜するため、第1円筒部31および第2円筒部32にて第1貫通穴16aの内周面(押圧面側部位)と第3貫通穴16cの内周面(反押圧面側部位)との2箇所で接触することとなる。特に、傾斜するプランジャ30は、第1貫通穴16aおよび第3貫通穴16cの内周面に対してコイルスプリング20の付勢力に応じて押し付けられるため、両接触箇所での確実な接触が維持されるので、両接触箇所での接触抵抗値を低減することができる。
したがって、被検査体に対する大電流供給時の発熱を抑制してこの発熱に起因するコイルスプリング20の塑性変形を防止することができる。
特に、プランジャ30が押圧されない状態では、当該プランジャ30が挿入穴16の内周面に軽く接触する程度で押し付けられることもないので、プランジャ30が挿入穴16の内周面等に常時接触する構成と比較して、接触箇所での磨耗等を抑制することができる。
さらに、押圧面15に形成される複数の挿入穴16には、それぞれ、コイルスプリング20が挿入されるとともに、挿入されたコイルスプリング20により先端部31aが押圧面15から突出するようにプランジャ30の一部が挿入されている。これにより、プローブブロック14および電流供給用リード間を流れる電流が各プランジャ30に分散されるため、1つのプランジャ30での発熱がより抑制されて、各コイルスプリング20の塑性変形を確実に防止することができる。
特に、挿入穴16の断面形状は、円形状に形成され、プランジャ30の外周面のうち挿入穴16の内周面に接触可能な部位である第1円筒部31および第2円筒部32は、円筒状に形成されている。これにより、コイルスプリング20は、挿入穴16内にて当該挿入穴16の中心軸を中心に回転でき、コイルスプリング20の挿入穴16内での回転位置が変化すると、この変化に応じてプランジャ30と挿入穴16の内周面との接触箇所も変化する。このため、プランジャ30と挿入穴16の内周面とが常に同じ部位で接触する場合と比較して、接触箇所での磨耗等を抑制することができる。
また、コイルスプリング20は、中心軸Lが円弧状に形成されるため、一部の中心軸と他部の中心軸とがずれたコイルスプリングを容易に形成できるだけでなく、必要な付勢力が確保される程度に中心軸Lの円弧を大きくすることで、コイルスプリング20が挿入される挿入穴16の小径化を図ることができる。これにより、挿入穴16の小径化に応じてプローブブロック14が小型化されて、検査装置10の小型化を図ることができる。
図8は、第1変形例に係るコイルスプリング20aの詳細形状を示す側面図である。図9は、第2変形例に係るコイルスプリング20bの詳細形状を示す側面図である。
挿入穴16内に挿入されるコイルスプリングは、中心軸が円弧状に形成されることで一部の中心軸と他部の中心軸とがずれるように形成されることに限らず、例えば、図8や図9に例示するように形成されることで、一部の中心軸と他部の中心軸とがずれるように形成されてもよい。
具体的には、図8に示すコイルスプリング20aのように、全体の中心軸Lが上端部21での中心軸L1や下端部22での中心軸L2に対して傾斜するように形成されてもよい。これにより、傾斜角度を適度に大きくすることで、コイルスプリング20aを押圧して収縮した際に、コイルスプリング20の一方の端部と他方の端部とで異なる方向に発生する付勢力を大きくすることができる。
また、図9に示すコイルスプリング20bのように、上端部21を含めた一側の中心軸L1と下端部22を含めた他方の中心軸L2とが平行となるように形成されてもよい。これにより、挿入穴16に挿入したコイルスプリング20bの位置が安定しやすくなり、プランジャ30の押圧面15に対する初期位置を安定させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよい。
(1)押圧面15に形成される挿入穴16は、25個形成することに限らず、プローブブロック14や電流供給用リードの形状、供給すべき電流値等に応じて、1個または複数形成されてもよい。
(2)本発明の特徴的構成は、大電流が流れるプローブブロック14に適用されることに限らず、小電流、例えば、制御信号が供給されるブロックに適用されてもよい。
(3)挿入穴16を構成する各貫通穴16a〜16cは、断面形状が円形状に形成されることに限らす、例えば、断面形状が多角形状に形成されてもよい。この場合、挿入穴16に一部が挿入されるプランジャの接触部位もその断面形状に応じた形状に形成することができる。
(4)挿入穴16は、各貫通穴16a〜16cが連通することで貫通穴とし形成されることに限らず、押圧面のみ開口し底部を有する有底状に形成されてもよい。
1…ワーク(被検査体) 2…制御信号用リード 3…電流供給用リード(リード)
10…検査装置
11…テスタ
14…プローブブロック(導電部)
15…押圧面
16…挿入穴 16a…第1貫通穴 16c…第3貫通穴
20,20a,20b…コイルスプリング
30…プランジャ
31…第1円筒部 32…第2円筒部
L,L1,L2…中心軸

Claims (3)

  1. 被検査体(1)のリード(3)を導電性の導電部(14)の押圧面(15)に向けて押圧した状態で前記導電部と前記リードとの間に電流を流すことで、前記被検査体を検査する検査装置(10)であって、
    前記押圧面に形成される挿入穴(16)に一部が挿入されるプランジャ(30)と、
    前記挿入穴内に挿入されて前記プランジャの一側端部(31a)が前記押圧面から突出するように当該プランジャを付勢するコイルスプリング(20)と、を備え、
    前記コイルスプリングは、一部の中心軸(L1)と他部の中心軸(L2)とがずれて形成され
    前記押圧面には前記挿入穴が複数形成され、
    前記複数の挿入穴には、それぞれ、前記コイルスプリングが挿入されるとともに、挿入された前記コイルスプリングにより前記一側端部が前記押圧面から突出するように前記プランジャの一部が挿入されることを特徴とする検査装置。
  2. 前記挿入穴の断面形状は、円形状に形成され、
    前記プランジャの外周面のうち前記挿入穴の内周面(16a,16c)に接触可能な部位(31,32)は、円筒状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記コイルスプリングは、中心軸(L)が円弧状に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の検査装置。
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