JP2014031050A - 運転技量診断装置 - Google Patents

運転技量診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014031050A
JP2014031050A JP2012171337A JP2012171337A JP2014031050A JP 2014031050 A JP2014031050 A JP 2014031050A JP 2012171337 A JP2012171337 A JP 2012171337A JP 2012171337 A JP2012171337 A JP 2012171337A JP 2014031050 A JP2014031050 A JP 2014031050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diagnostic
diagnosis
driving skill
items
driver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012171337A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6015211B2 (ja
Inventor
Takeshi Matsumura
健 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2012171337A priority Critical patent/JP6015211B2/ja
Publication of JP2014031050A publication Critical patent/JP2014031050A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6015211B2 publication Critical patent/JP6015211B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】ドライバの運転技量に応じた診断結果を提供でき、その診断結果を有効利用できる運転技量診断装置を提供することを課題とする。
【解決手段】車両のドライバの運転技量を診断する運転技量診断装置であって、ドライバの運転技量の習熟度(レベル)を判定し、運転技量の習熟度が高いほど診断結果を表示する診断項目の個数を多くすることを特徴とし、診断結果を表示する診断項目の個数を増やす場合、例えば、表示していないかった診断項目の中で診断結果が悪い診断項目から順に追加したり、あるいは、表示していないかった診断項目の中で提供していた診断項目と関連性の高い診断項目から順に追加する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両のドライバの運転技量を診断する運転技量診断装置に関する。
車両のドライバの運転技量の向上等を目的として、ドライバの運転技量を診断する装置がある。例えば、特許文献1には、検出装置で検出された運転状況に基づいて運転パターン情報を生成し、運転パターン情報に基づいて空間に運転パターンを配置し、運転パターンの配置に基づいて運転技量情報を生成することが開示されている。
特開2009−234508号公報
運転技量の診断には多くの診断項目があり、従来の運転技量診断装置では全ての診断項目についての診断結果を表示していた。ドライバが初心者の場合、多くの診断項目についての診断結果を表示してしまうと、その大部分の診断項目について悪い結果となる。そのため、その初心者のドライバは、どの項目から習熟すべきか選び難く、習熟しようとする向上心が低下し、運転技量の向上を図れない。
そこで、本発明は、ドライバの運転技量に応じた診断結果を提供でき、その診断結果を有効利用できる運転技量診断装置を提供することを課題とする。
本発明に係る運転技量診断装置は、車両のドライバの運転技量を診断する運転技量診断装置であって、診断項目毎にドライバの運転技量を診断する診断手段と、ドライバの運転技量の習熟度を判定する判定手段と、診断手段で診断した診断結果をドライバに提供する提供手段とを備え、判定手段で判定した習熟度が高いほど提供手段で提供する診断結果の診断項目の個数を多くすることを特徴とする。
この運転技量診断装置では、診断手段によって各診断項目についてドライバの運転技量をそれぞれ診断する。また、運転技量診断装置では、判定手段によってドライバの運転技量の習熟度を判定する。この判定では、各診断項目の診断結果を利用して判定してもよいし、あるいは、他の方法で判定してもよい。そして、運転技量診断装置では、判定手段で判定した習熟度が高いほど多くの診断項目の診断結果を提供手段で提供(例えば、表示による提供、音声出力による提供)する。そのため、運転技量が高いドライバの場合、多くの診断項目についての診断結果が提供されることになる。一方、運転技量が低いドライバ(例えば、初心者)の場合、少ない診断項目についての診断結果が提供されることになる。このように少ない診断項目の診断結果しか提供されないので、そのドライバは、診断内容を理解でき、習熟すべき項目を選び易くなり、苦手な項目の技量の向上が図れる。このように、運転技量診断装置は、ドライバの運転技量が高いほど診断結果を提供する診断項目の個数を多くすることにより、ドライバの運転技量に応じた診断結果を提供でき、ドライバがその診断結果を有効に利用できる。
本発明の上記運転技量診断装置では、判定手段は、診断手段で診断した各診断項目の診断結果を利用して運転技量の習熟度を判定する構成としてもよい。
本発明の上記運転技量診断装置では、提供手段で提供する診断項目の個数を増やす場合、提供していないかった診断項目の中で診断結果が悪い診断項目から順に追加すると好適である。このように、診断結果が悪い診断項目から順に追加することにより、ドライバが苦手な項目から技量の向上が図れる。その結果、苦手な項目を長い時間練習することができ、運転技量の上達効率が高くなる。
本発明の上記運転技量診断装置では、提供手段で提供する診断項目の個数を増やす場合、提供していないかった診断項目の中で提供していた診断項目と関連性の高い診断項目から順に追加すると好適である。このように、関連性のある診断項目から順に追加することにより、ドライバが上達した項目に相関の高い項目の技量の向上が図れる。その結果、運転技量の上達効率が高くなる。
本発明によれば、ドライバの運転技量が高いほど診断結果を提供する診断項目の個数を多くすることにより、ドライバの運転技量に応じた診断結果を提供でき、ドライバがその診断結果を有効に利用できる。
本実施の形態に係る運転技量診断装置の構成図である。 図1の表示装置での診断結果の表示例であり、(a)が運転技量が低いドライバの場合であり、(b)が運転技量が高いドライバの場合である。 本実施の形態に係る運転技量診断装置の動作の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明に係る運転技量診断装置の実施の形態を説明する。なお、各図において同一又は相当する要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施の形態に係る運転技量診断装置は、ドライバ(ユーザ)の運転技量の向上を目的として、ドライバの運転技量を診断するサービスを提供する装置である。本実施の形態に係る運転技量診断装置は、例えば、主要部(診断等を行うコンピュータ)が、車載装置でもよいし、ユーザが車両に持ち込む外部機器(スマートフォン、タブレット端末等)でもよいし、車外のサービスセンタに設置される装置でもよい。外部機器で構成される場合、車載の検出装置から運転情報を取得する構成にすると、車両には外部機器と通信できる通信機能が必要である。サービスセンタの装置で構成される場合、車両はサービスセンタと通信できる無線通信機能が必要である。
なお、診断サービスでは、基本的な運転診断だけを行ってもよいし、あるいは、機能別に一般道運転診断、高速道運転診断、エコ運転診断、車線変更診断、車庫入れ診断、縦列駐車診断等の様々な運転診断を行ってもよい。また、診断サービスは、多数のユーザに利用されるサービスであるので、他ユーザとの進捗状況の比較や情報交換等ができる。
図1及び図2を参照して、本実施の形態に係る運転技量診断装置1について説明する。図1は、図1は、本実施の形態に係る運転技量診断装置の構成図である。図2は、図1の表示装置での診断結果の表示例であり、(a)が運転技量が低いドライバの場合であり、(b)が運転技量が高いドライバの場合である。
運転技量診断装置1は、各種運転情報を検出し、各種運転情報に基づいて診断項目毎に診断し、診断結果を表示する。特に、運転技量診断装置1は、ドライバの運転技量に応じた診断サービスを行うために、ドライバの運転技量のレベル(習熟度)を判定し、運転技量のレベルが高いほど診断結果を表示する診断項目の個数を増やしてゆく。そのために、運転技量診断装置1は、検出装置2、診断装置3(ドライバ技量判定機能3a、診断機能3b)、表示装置4を備えている。なお、本実施の形態では表示装置4が特許請求の範囲に記載する提供手段に相当する。
検出装置2は、ドライバが入力する運転操作量や車両に発生する状態量等の運転情報を検出する各種装置(各種センサ等)である。運転操作量としては、例えば、操舵角、アクセル開度、ブレーキ踏込量がある。車両状態量としては、例えば、ヨーレート、ピッチング、ロール、車速、前後加速度、横加速度がある。検出装置2では、一定時間毎に、各運転情報を検出し、その検出した各運転情報を診断装置3に出力する。
なお、検出装置2は、基本的には車載の装置である。運転技量診断装置1が外部機器で構成される場合、外部機器における加速度検出機能等が検出装置として機能してもよい、あるいは、車載の検出装置2から各種運転情報が外部機器に送信されてもよい。運転技量診断装置1がサービスセンタに構成される装置の場合、車載の検出装置2から各種運転情報がサービスセンタに送信される。
診断装置3は、CPU[CentralProcessing Unit]、ROM[Read Only Memory]、RAM[Random Access Memory]等からなるコンピュータによって構成される装置であり、ドライバ技量判定機能3a及び診断機能3bを有している。運転技量診断装置1が車載装置で構成される場合、診断装置3は車載のコンピュータ(ECU)で構成される。外部機器で構成される場合、外部機器のコンピュータで構成される。サービスセンタの装置で構成される場合、サービスセンタ内のコンピュータで構成される。
診断装置3では、検出装置2で検出された各種運転情報を入力する。診断装置3では、運転診断条件が成立している場合、各種運転情報を用いて、ドライバ技量判定機能3a及び診断機能3bでの各処理を行い、診断結果を表示装置4に出力する。なお、本実施の形態では、ドライバ技量判定機能3aが特許請求の範囲に記載する判定手段に相当し、診断機能3bが特許請求の範囲に記載する診断手段に相当する。
診断項目としては、周知の様々な診断項目が適用され、例えば、「減速」、「加速」、「巡航」のような運転の基本的な単位でもよいし、減速の中で「踏み始めの滑らかさ」、「踏み終わりの滑らかさ」、「踏み込み中の踏み込み量」、「最大減速度」等のような詳細な単位でもよい。また、上記した機能別の診断サービスの場合、機能毎に診断項目が設定されるとよい。診断項目の個数は、任意に設定でき、上記した機能別の診断サービスの場合には機能毎に個数が設定されてもよい。診断サービスの初回利用時に診断結果が表示される診断項目の個数は、全診断項目のうちの任意の個数を設定でき、例えば、2、3個程度とする。運転診断条件としては、任意に設定でき、上記した機能別の診断サービスの場合には機能毎に設定されるとよい。
ドライバ技量判定機能3aについて説明する。ドライバ技量判定機能3aでは、保持されている技量判定用の情報に基づいて、ドライバの運転技量のレベル(習熟度)を判定する。この判定では、基本的には、診断機能3bで前回診断された各診断項目のスコア(診断結果)を利用する。さらに、この判定では、診断項目のスコア以外の他の情報も加味して判定を行ってもよい。判定されるレベルとしては、2段階以上の任意のレベルを設けることができ、例えば、「高くない」、「高い」、「非常に高い」の3段階とする。なお、診断サービスの初回利用時は、運転技量として最も低いレベルが設定される。
運転技量の判定方法としては、例えば、診断された各診断項目のスコアの合計値に基づいて判定する方法がある。この方法の場合、診断項目全般で運転技量が判定されるので、運転の基礎を習得しつつ運転技量が上達してゆくのに有効となる。また、診断された診断項目の中で最もスコアの高い診断項目のスコアに基づいて判定する方法がある。この方法の場合、少しでも上達した項目があれば、次のレベルに進めるので(次の段階の運転技量の習熟に移れるので)、ドライバが成長感を得やすい。また、他の情報も加味して判定する場合、この他の情報としては、例えば、診断サービスを利用して累積時間、イベント発生回数(サービス内で規定されたイベントの発生回数であり、例えば、診断回数、特定の時間帯でのサービス利用回数)、走行距離の累積距離がある。このように他の情報も加味することにより、運転技量の習熟(上達)が遅いドライバでも、徐々に次のレベルに進めるので、成長感を感じさせることができる。その結果、諦めずに診断サービス(運転技量診断装置1)を継続して使ってもらえ、結果として徐々に運転技量の向上を望める。
診断機能3bについて説明する。診断機能3bでは、診断項目毎に、診断に必要な運転情報に基づいて診断を行い、その診断項目についてのスコア(診断結果)を判定する。この各診断項目についての診断方法は、従来の周知の診断方法を適用する。スコアは、診断項目での習熟度が高いほど点数が大きくなる。診断機能3bで診断する診断項目としては、ドライバ技量判定機能3aで判定された運転技量のレベルに応じて診断結果が表示される診断項目についてだけ診断を行ってもよいし、あるいは、全ての診断項目について診断を行ってもよい。
診断機能3bでは、ドライバ技量判定機能3aで判定された運転技量のレベルに応じて診断結果を表示する診断項目を決定する。特に、診断機能3bでは、前回サービス利用時から運転技量のレベルが高くなっている場合、診断結果が前回表示されていなかった診断項目の中から、今回から診断結果を表示する診断項目を選択する。運転技量のレベルが最も低い場合には診断結果が表示される診断項目の個数が最も少なく、運転技量のレベルが高くなる毎に診断結果が表示される診断項目が追加され、最も高いレベルになると診断結果が表示される診断項目の個数は診断項目の全数となる。運転技量が1レベル高くなるに従って追加していく個数は、診断項目の全数、判定される運転技量のレベルの数等によって設定される。
診断項目を追加(増加)する場合の追加する診断項目の選択方法としては、例えば、残っている診断項目の中で高いスコアとなる診断項目を順に追加する方法がある。この方法の場合、ドライバが得意としている項目から追加されることになるので、ドライバに成長感を感じさせることができ、運転技量診断装置1を継続して楽しく使ってもらえる。また、残っている診断項目の中で低いスコアとなる診断項目を順に追加する方法がある。この方法の場合、ドライバが苦手とする項目から追加されることになるので、苦手とする項目から技量の向上を図ることができる。その結果、苦手な項目についての運転技量の習熟に長い時間を費やすことができ、同じ期間でも運転技量の上達が最も早くなる。なお、これらの選択方法の場合、全ての診断項目について診断を行っておく必要がある。
また、ドライバの得意/苦手によらずに、予め決められた項目を追加する方法もある。この方法としては、既に診断結果を表示している診断項目に密接に関係する診断項目を順に追加する方法がある。例えば、ブレーキの踏み込みの診断項目の診断結果が表示され、その診断項目に対する運転技量の向上を図った後に、そのブレーキの踏み込みに密接に関連するアクセルからブレーキの踏み替えの診断項目を選択する。これによって、アクセルからブレーキの踏み替えの診断項目の診断結果が表示され、その項目に対する運転技量の向上を図ることができる。この場合、全ユーザが運転技量のレベルアップに応じて予め決められた順で診断項目を追加してゆくことになるので、全ユーザで進捗度が一意の指標となるため、他のユーザと運転技量の達成度をわかりやすい形で競ったり、多くのユーザで情報交換も可能となる。
また、全てのユーザで予め決められた順で診断項目を追加してゆくのではなく、追加順が異なるいくつかのグループを設定する方法もある。例えば、あるユーザグループにはAパターンで診断項目を順に追加し、他のユーザグループにはBパターンで診断項目を順に追加する。この方法の場合、複数のパターンで多様性を持ちつつ、同じグループ内のユーザで進捗度の指標の共通化も可能となる。
診断機能3bでは、表示すると決定した各診断項目のスコアに基づいて、表示用の診断結果画像を生成し、その診断結果画像を表示装置4に出力する。例えば、図2に示すように、診断結果を表示する診断項目の個数に応じて多角形を設定し、多角形の中心と多角形の各頂点とを結ぶ線上に各診断項目についてのスコアを示すグラフを作成する。さらに、この各診断項目のスコアから運転技量を向上させるためのアドバイス等を付加してもよい。また、判定された運転技量のレベル、全ユーザの中での進捗状況(例えば、レベル達成順位)等を表示してもよい。
図2(a)には、診断サービスを始めたばかりであり、運転技量が低いドライバの場合の診断結果の表示の一例を示している。この診断結果では、結果を表示する診断項目が「AAA」、「BBB」、「CCC」の3個である。この場合、ドライバは、この3個の診断項目の診断結果の内容だけを理解すればよい。この例の場合、3個の診断項目全てで良いスコアが得られているので、この診断項目以外の次の段階の運転項目に気をつけて運転することを促すコメントが示されている。
図2(b)には、診断サービスを始めてから技量が向上あるいは診断開始前から技量が高かった、運転技量が高いドライバの場合の診断結果の表示の一例を示している。この診断結果では、結果を表示する診断項目が「AAA」、「BBB」、「CCC」に加えて「DDD」、「EEE」、「FFF」の6個である。この場合、「AAA」、「BBB」、「CCC」で良いスコアが得られて、「DDD」、「EEE」、「FFF」が追加されているので、悪いスコアが出るとしても「DDD」、「EEE」、「FFF」の中からである。この例の場合、「DDD」のスコアが少し悪かったので、「DDD」で良いスコアが得らために必要な運転項目に対するアドバイスが示されている。
なお、診断装置3では、1回の診断サービスが終了する毎に、技量判定用の情報を更新し、その情報を保持する。技量判定用の情報としては、例えば、今回診断された各診断項目についてのスコア、サービス利用の累積時間、イベントの発生回数、累積走行距離がある。
表示装置4は、診断結果を表示する表示装置(ディスプレイ)である。表示装置4では、診断機能3bからの診断結果画像を入力すると、その診断結果画像を表示する。表示装置4は、基本的に他のシステムと共用される車載用のディスプレイである。但し、外部機器で構成される場合、外部機器のディスプレイが表示装置4となる。また、サービスセンタに構成される装置の場合、サービスセンタから診断結果画像が車両に送信される。
なお、ユーザ自身の診断結果以外にも、他のユーザの診断結果、運転技量のレベル、進捗状況等も表示するようにしてもよい。この場合、表示する他のユーザ(例えば、同じ診断サービスを受けている友達)を選択できるようにしてもよい。
図1及び図2を参照して、運転技量診断装置1の動作を図3のフローチャートに沿って説明する。図3は、本実施の形態に係る運転技量診断装置の動作の流れを示すフローチャートである。なお、図3に示す例は、判定する運転技量のレベルを3段階とする。以下に示す運転技量診断装置1の動作は、1回の診断サービス利用毎の動作である。
検出装置2では、ドライバが入力する各種運転操作量、車両の各種状態量等を検出し、検出したそれらの各種運転情報を診断装置3に出力する。
診断装置3では、運転診断条件が成立しているか否かを判定し、運転診断条件が成立している場合に以下の処理を行う(S1)。まず、診断装置3では、保持している技量判定用の情報に基づいてドライバの運転の技量を判定し(S2)、技量のレベル(高くない(低い)、高い、非常に高い)を判別する(S3)。
S3にて技量が高くないと判別した場合(運転技量が最低レベル)、診断装置3では、運転情報に基づいて、少ない診断項目について診断をそれぞれ行い、その各診断項目についてのスコアを得る(S4)。そして、診断装置3では、その少ない診断項目についてのスコアから診断結果の画像を生成し、その診断結果画像を表示装置4に出力する(S5)。表示装置4では、この少ない診断項目についての診断結果を表示する(S5)。
S3にて技量が高いと判別した場合(運転技量が中間レベル)、診断装置3では、運転情報に基づいて、一部の診断項目(S4の場合よりも診断項目を追加)について診断をそれぞれ行い、その各診断項目についてのスコアを得る(S6)。そして、診断装置3では、その一部の診断項目についてのスコアから診断結果の画像を生成し、その診断結果画像を表示装置4に出力する(S7)。表示装置4では、この一部の診断項目についての診断結果を表示する(S7)。
S3にて技量が非常に高いと判別した場合(運転技量が最高レベル)、診断装置3では、運転情報に基づいて、全ての診断項目(S6の場合よりも診断項目を追加)について診断をそれぞれ行い、その各診断項目についてのスコアを得る(S8)。そして、診断装置3では、その全ての診断項目についてのスコアから診断結果の画像を生成し、その診断結果画像を表示装置4に出力する(S9)。表示装置4では、この全ての診断項目についての診断結果を表示する(S9)。
診断装置3では、診断した各診断項目のスコア、サービスの利用累積時間、イベント発生回数、累積走行距離等からなる技量判定用の情報を更新し、保持する(S10)。
この運転技量診断装置1によれば、ドライバの運転技量を判定し、運転技量が高くなるに従って診断結果を表示する診断項目を増やしていくことにより、ドライバの運転技量に応じた診断結果を提供でき、ドライバがその診断結果を有効に利用できる。運転初心者等の運転技量の低いドライバの場合、少ない診断項目の診断結果しか提供されないので、そのドライバは、診断内容を理解でき、習熟すべき運転項目を選び易くなり、苦手な運転項目の技量の向上が図れる。その結果、運転技量が徐々にレベルアップし、ドライバは成長感を得ることができ、診断サービスを継続して利用する。
また、運転技量診断装置1によれば、レベルアップして診断項目を追加する場合に診断結果が悪い診断項目から順に追加することにより、ドライバが苦手な項目から技量の向上を図れる。その結果、苦手な運転項目を長い時間練習することができ、運転技量の上達効率が高くなる。また、運転技量診断装置1によれば、レベルアップして診断項目を追加する場合に診断結果が良い診断項目から順に追加することにより、ドライバが得意な項目から徐々に追加されるので、診断サービスを楽しく継続してもらうことができる。
また、運転技量診断装置1によれば、レベルアップして診断項目を追加するために予め決められた関連性のある診断項目順のパターンを用意しておくことにより、ドライバが上達した項目に相関の高い項目の技量の向上が図れる。その結果、運転技量の上達効率が高くなる。さらに、全ユーザに対して予め決められた同じパターンで診断サービスは行われるので、ユーザ間で運転技量のレベルアップの進捗度を比較でき、情報交換もできる。また、運転技量診断装置1によれば、レベルアップして診断項目を追加するために予め決められた診断項目順のパターンを複数用意しておくことにより、診断項目の追加に多様性を持たせつつ、同じパターンを選択したユーザ間で運転技量のレベルアップの進捗度を比較できる。
また、運転技量診断装置1によれば、各診断項目のスコアの合計値に基づいて技量判定を行うことにより、運転技量の基礎を習熟しつつ、運転技量の成長感を得ることもできる。また、運転技量診断装置1によれば、診断項目の中で最も高いスコアに基づいて技量判定を行うことにより、次のレベルに進み易くなり、ドライバが成長感を得やすくなる。また、運転技量診断装置1によれば、サービス利用累積時間等の他の情報も加味して技量判定を行うことにより、運転技量の習熟の遅いドライバでも、レベルアップが可能となり、成長感を感じさせることができ、諦めずに診断サービスを継続してもらえる。その結果、運転技量の向上も望まめる。
また、運転技量診断装置1によれば、診断結果を表示する診断項目についてだけ診断を行うことにより、処理負荷を低減できる。また、運転技量診断装置1によれば、診断結果を表示する診断項目に関係なく、全ての診断項目について診断を行うことにより、運転技量の判定精度が向上する。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく様々な形態で実施される。
例えば、本実施の形態では多数のユーザに利用される診断サービスの形態で運転技量診断装置を構成としたが、ユーザ個々で利用される形態の運転技量診断装置等、様々な形態の運転技量診断装置に適用可能である。
また、本実施の形態ではドライバに診断結果を表示によって提供する構成としたが、音声出力等の他の提供方法でもよい。
また、本実施の形態では運転技量に応じた個数の診断項目及びその診断結果を表示する構成としたが、診断項目自体は全ての診断項目を表示し、診断結果だけを運転技量に応じた個数だけ表示する構成としてもよい。
また、本実施の形態では運転技量のレベル(習熟度)の判定を行うために、各診断項目の診断結果を利用する構成としたが、診断項目とは関係なく、運転技量のレベル判定用の判定方法を別途用意してもよい。
1…運転技量診断装置、2…検出装置、3…診断装置、3a…ドライバ技量判定機能、3b…診断機能、4…表示装置。

Claims (4)

  1. 車両のドライバの運転技量を診断する運転技量診断装置であって、
    診断項目毎にドライバの運転技量を診断する診断手段と、
    ドライバの運転技量の習熟度を判定する判定手段と、
    前記診断手段で診断した診断結果をドライバに提供する提供手段と、
    を備え、
    前記判定手段で判定した習熟度が高いほど前記提供手段で提供する診断結果の診断項目の個数を多くすることを特徴とする運転技量診断装置。
  2. 前記判定手段は、前記診断手段で診断した各診断項目の診断結果を利用して運転技量の習熟度を判定することを特徴とする請求項1に記載の運転技量診断装置。
  3. 前記提供手段で提供する診断項目の個数を増やす場合、提供していないかった診断項目の中で診断結果が悪い診断項目から順に追加することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運転技量診断装置。
  4. 前記提供手段で提供する診断項目の個数を増やす場合、提供していないかった診断項目の中で提供していた診断項目と関連性の高い診断項目から順に追加することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運転技量診断装置。
JP2012171337A 2012-08-01 2012-08-01 運転技量診断装置 Active JP6015211B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012171337A JP6015211B2 (ja) 2012-08-01 2012-08-01 運転技量診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012171337A JP6015211B2 (ja) 2012-08-01 2012-08-01 運転技量診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014031050A true JP2014031050A (ja) 2014-02-20
JP6015211B2 JP6015211B2 (ja) 2016-10-26

Family

ID=50281244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012171337A Active JP6015211B2 (ja) 2012-08-01 2012-08-01 運転技量診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6015211B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018189841A1 (ja) * 2017-04-12 2018-10-18 川崎重工業株式会社 車両の会話情報出力装置、及び会話情報出力方法
US11124139B2 (en) 2017-04-12 2021-09-21 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Vehicle conversation information output device and conversation information output method

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008286685A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Funai Electric Co Ltd ナビゲーション装置
JP2009145828A (ja) * 2007-12-18 2009-07-02 Fujitsu Ten Ltd エコ運転支援装置
JP2010009506A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Toyota Central R&D Labs Inc アドバイス情報提示装置、及びプログラム
JP2010061330A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Hitachi Ltd ドライバ運転技能支援装置及びドライバ運転技能支援方法
JP2012086640A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Mazda Motor Corp 車両用運転支援装置
US20120191343A1 (en) * 2011-01-20 2012-07-26 Telenav, Inc. Navigation system having maneuver attempt training mechanism and method of operation thereof
WO2013099246A1 (ja) * 2011-12-26 2013-07-04 ヤマハ発動機株式会社 操縦技量情報提示装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008286685A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Funai Electric Co Ltd ナビゲーション装置
JP2009145828A (ja) * 2007-12-18 2009-07-02 Fujitsu Ten Ltd エコ運転支援装置
JP2010009506A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Toyota Central R&D Labs Inc アドバイス情報提示装置、及びプログラム
JP2010061330A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Hitachi Ltd ドライバ運転技能支援装置及びドライバ運転技能支援方法
JP2012086640A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Mazda Motor Corp 車両用運転支援装置
US20120191343A1 (en) * 2011-01-20 2012-07-26 Telenav, Inc. Navigation system having maneuver attempt training mechanism and method of operation thereof
WO2013099246A1 (ja) * 2011-12-26 2013-07-04 ヤマハ発動機株式会社 操縦技量情報提示装置
JPWO2013099246A1 (ja) * 2011-12-26 2015-04-30 ヤマハ発動機株式会社 操縦技量情報提示装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018189841A1 (ja) * 2017-04-12 2018-10-18 川崎重工業株式会社 車両の会話情報出力装置、及び会話情報出力方法
JPWO2018189841A1 (ja) * 2017-04-12 2019-11-07 川崎重工業株式会社 車両の会話情報出力装置、及び会話情報出力方法
US11106426B2 (en) 2017-04-12 2021-08-31 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Vehicle conversation information output device and conversation information output method
US11124139B2 (en) 2017-04-12 2021-09-21 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Vehicle conversation information output device and conversation information output method

Also Published As

Publication number Publication date
JP6015211B2 (ja) 2016-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Jamson et al. Interface design considerations for an in-vehicle eco-driving assistance system
US9651395B2 (en) Navigation systems and associated methods
CN109801511A (zh) 一种碰撞预警方法及装置
CN104442820B (zh) 车辆自动模式选择方法及系统
CN101644584B (zh) 安全驾驶评价系统
JP5359665B2 (ja) 運転支援装置
CN107415953A (zh) 一种驾驶行为识别方法、装置及设备
CN105355054A (zh) 驾驶行为的识别方法和装置
WO2018173933A1 (ja) 情報処理装置、走行データ処理方法、車両およびプログラム記録媒体
JP6015211B2 (ja) 運転技量診断装置
JP2014098623A (ja) 行動提案装置
CN111625927A (zh) 仿真车辆的控制方法及相关设备
McDonald et al. Driver understanding of ADAS and evolving consumer education
SE0950384A1 (sv) Metod och system för visning av information relaterat till hur ett fordon framförs
Thill et al. Driver adherence to recommendations from support systems improves if the systems explain why they are given: A simulator study
US20150321604A1 (en) In-vehicle micro-interactions
CN108162971A (zh) 换挡方法、系统、触摸式电子设备及汽车
JP5215093B2 (ja) 自動ランキングシステム及びランキング生成方法
JP6605381B2 (ja) 運転診断装置、運転診断システム、端末装置
CN116312052A (zh) 车辆变道提示方法、系统、设备及车辆
US20220406105A1 (en) Information processing device, information processing method and information processing program
CN113386779B (zh) 驾驶风格识别方法、设备及存储介质
CN112230565B (zh) 车辆的模拟驾驶方法、装置、电子设备及计算机可读存储介质
Ma et al. Impact of in-vehicle touchscreen size on visual demand and usability
Chen et al. The influence of the secondary tasks on driving performance and mental workload at different speeds

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160912

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6015211

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151