JP2014027901A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【課題】
コンバインのグレンタンクにおいて、容量拡大効果を高め、オープン回動構成の簡素化を図る。
【解決手段】
走行車台(1)に、前記脱穀部(6)を搭載した固定走行車体(1c)と、グレンタンク(5)を搭載した移動走行車体(1b)を備え、固定走行車体(1c)に対して移動走行車体(1b)を、機体の外側方へ向けて移動可能に支持する。また、グレンタンク(5)を下部グレンタンク(5a)と上部グレンタンク(5b)とから構成し、下部グレンタンク(5a)に対して上部グレンタンク(5b)を昇降させることで、グレンタンク(5)の容量を変更可能に構成する。
【選択図】図6
コンバインのグレンタンクにおいて、容量拡大効果を高め、オープン回動構成の簡素化を図る。
【解決手段】
走行車台(1)に、前記脱穀部(6)を搭載した固定走行車体(1c)と、グレンタンク(5)を搭載した移動走行車体(1b)を備え、固定走行車体(1c)に対して移動走行車体(1b)を、機体の外側方へ向けて移動可能に支持する。また、グレンタンク(5)を下部グレンタンク(5a)と上部グレンタンク(5b)とから構成し、下部グレンタンク(5a)に対して上部グレンタンク(5b)を昇降させることで、グレンタンク(5)の容量を変更可能に構成する。
【選択図】図6
Description
この発明は、穀粒貯留用のグレンタンクを備えるコンバインに関するものである。
コンバインのグレンタンクにおいて、走行車台に操縦部、原動部、グレンタンク、脱穀部及び排出オーガを搭載し、グレンタンクを側方へオープン回動可能に構成し、グレンタンクには容量を拡大する突出部を構成したものは、公知である(特許文献1)。
前記背景技術の発明は、グレンタンクの右側面、後側面部分に突出部を構成し容量を拡大するものであり、容量拡大効果が限定的で不十分であるという問題点があった。
そこで、本発明は、グレンタンクの容量拡大効果を高めながら、グレンタンクのオープン回動構成の簡素化を図ろうとするものである。
そこで、本発明は、グレンタンクの容量拡大効果を高めながら、グレンタンクのオープン回動構成の簡素化を図ろうとするものである。
本発明は前記課題を解決するために次のような技術的手段を講じた。
請求項1記載の発明は、走行車台(1)上にグレンタンク(5)と脱穀部(6)を備えるコンバインであって、前記走行車台(1)に、前記脱穀部(6)を搭載した固定走行車体(1c)と、グレンタンク(5)を搭載した移動走行車体(1b)を備え、固定走行車体(1c)に対して移動走行車体(1b)を機体の外側方へ向けて移動可能に支持したことを特徴とするコンバインである。
請求項1記載の発明は、走行車台(1)上にグレンタンク(5)と脱穀部(6)を備えるコンバインであって、前記走行車台(1)に、前記脱穀部(6)を搭載した固定走行車体(1c)と、グレンタンク(5)を搭載した移動走行車体(1b)を備え、固定走行車体(1c)に対して移動走行車体(1b)を機体の外側方へ向けて移動可能に支持したことを特徴とするコンバインである。
請求項2記載の発明は、前記グレンタンク(5)を下部グレンタンク(5a)と上部グレンタンク(5b)とから構成し、下部グレンタンク(5a)に対して上部グレンタンク(5b)を昇降させることで、グレンタンク(5)の容量を変更可能に構成した請求項1記載のコンバインである。
請求項3記載の発明は、前記移動走行車体(1b)を機体内側に納めた収納状態で、該移動走行車体(1b)を前記固定走行車体(1c)側に固定するロック装置(14)を設け、前記上部グレンタンク(5b)が所定高さより上昇した状態では、ロック装置(14)のロック解除動作が牽制される構成とした請求項2記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によると、脱穀部(6)を搭載した固定走行車体(1c)と、グレンタンク(5)を搭載した移動走行車体(1b)を備え、固定走行車体(1c)に対して移動走行車体(1b)を、機体の外側方へ向けて移動可能に支持したので、グレンタンク(5)と移動走行車体(1b)を一体的にオープン回動することができる。そのため、オープンさせた状態のグレンタンク(5)の支持剛性を高めることができ、大型のグレンタンク(5)を搭載した場合でも円滑に移動させることができる。
請求項2記載の発明によると、請求項1記載の発明による効果に加えて、下部グレンタンク(5a)に対して上部グレンタンク(5b)を昇降させることで、グレンタンク(5)の容量を変更可能に構成したので、グレンタンク(5)の容量を拡大して機外への穀粒排出作業の回数を少なくし、収穫作業の能率を高めることができる。
請求項3記載の発明によると、請求項2記載の発明による効果に加えて、上部グレンタンク(5b)が所定高さより上昇した状態では、ロック装置(14)のロック解除動作が牽制される構成としたので、グレンタンク(5)の全高が高く不安定な状態でオープン回動することを防止し、周囲の障害物との干渉を未然に防止でき、安全性を高めることができる。
以下本発明の実施例について説明する。まず、図1及び図2に基づき本発明を備えたコンバインの全体構成について説明する。
コンバインの走行車台1の下方には左右クローラ走行装置2,2を配設し、走行車台1上には、右側前部に座席付きの操縦部3を、操縦部3の後方下部にはエンジンEを備えた原動部4を、原動部4の後方には穀粒収納用のグレンタンク5を配設している。走行車台1の左側部に脱穀部6を搭載し、走行車台1の前側部には刈取搬送部7を昇降自在に設け、脱穀部6及びグレンタンク5の後方に排稾処理装置8を設けている。また、グレンタンク5の後側部に排出オーガ9を設け、グレンタンク5内の穀粒を外部に排出するようにしている。
コンバインの走行車台1の下方には左右クローラ走行装置2,2を配設し、走行車台1上には、右側前部に座席付きの操縦部3を、操縦部3の後方下部にはエンジンEを備えた原動部4を、原動部4の後方には穀粒収納用のグレンタンク5を配設している。走行車台1の左側部に脱穀部6を搭載し、走行車台1の前側部には刈取搬送部7を昇降自在に設け、脱穀部6及びグレンタンク5の後方に排稾処理装置8を設けている。また、グレンタンク5の後側部に排出オーガ9を設け、グレンタンク5内の穀粒を外部に排出するようにしている。
しかして、圃場の穀稈を刈取搬送部7の分草杆により穀稈条列毎に分草し穀稈引起し装置に案内し、次いで、穀稈引起し装置で穀稈を引起し、引き起こした穀稈を掻込搬送装置で後方へ掻き込み搬送し刈刃装置で刈りとる。次いで、中継ぎ搬送装置で左右方向中央部へ集送しながら中継ぎ搬送し、引継ぎ搬送装置を経て脱穀部6のフィードチエンへ穀稈を引き継ぎ搬送する。次いで、脱穀部6で脱穀選別し、一番穀粒を一番揚穀機で揚穀しグレンタンク5内に貯溜する。
次に、図3乃至図9に基づきグレンタンク5の伸縮構成について説明する。
このグレンタンク5は例えば平面視、正面視、背面視及び左右側面視で四辺形状に構成されていて、下部グレンタンク5aと、上部グレンタンク5bとに分割構成されていて、下部グレンタンク5aに対して上部グレンタンク5bが上下方向に移動可能に構成されている。
このグレンタンク5は例えば平面視、正面視、背面視及び左右側面視で四辺形状に構成されていて、下部グレンタンク5aと、上部グレンタンク5bとに分割構成されていて、下部グレンタンク5aに対して上部グレンタンク5bが上下方向に移動可能に構成されている。
下部グレンタンク5aの前後側板、左右側板の外側面に対して例えば上部グレンタンク5bの前後側板、左右側板の内側面を上下方向に移動自在に嵌合し、上部グレンタンク5bにのみ上側面を設けた構成とし、油圧シリンダや油圧モータ、又は電動モータなどのグレンタンク伸縮手段(図示省略)により上部グレンタンク5bを伸縮調節するようにしている。
走行車体1を平面視長方形状に構成し、走行車体1の右側前部に座席付きの操縦部3を配設し、右側前後方向中間部に原動部4を配設し、走行車体1の右側後側部にグレンタンク5を配設し、走行車体1の前側部に左右全幅にわたり刈取搬送部7を配設している。そして、走行車体1の右側後側部のグレンタンク5の配設部分の移動走行車体1bと、それ以外の固定走行車体1cとに分割構成している。固定走行車体1cの後端右側部から固定延長フレーム1dを右側に延出し、固定延長フレーム1dの右側端部に排出オーガ9の縦送り排出オーガ9aを立設している。
なお、排出オーガ9は図1及び図2に示すように、穀粒を縦方向に搬送する縦送り排出オーガ9aと、穀粒を横方向に搬送し且つグレンタンク5の上方で縦軸回りに旋回可能で且つ昇降可能な横送り排出オーガ9bとで構成されている。そして、下部グレンタンク5aの底部に前後方向に沿うように配設している横送り螺旋11で搬送された穀粒が縦送り排出オーガ9aの下部により受け継がれて揚穀され、更に、横送り排出オーガ9bに引き継がれて横送りし終端側の穀粒排出口部9cから排出されるように構成している。
固定延長フレーム1dの右側端部に排出オーガ9の縦送り排出オーガ9aを立設し、移動走行車体1bの後端右側部にブラケット13を後方へ突出するように設け、縦送り排出オーガ9aの軸心と一致するグレンタンク支持軸12を固定延長フレーム1dに設けてグレンタンク支持軸12回りにブラケット13を軸支し、固定走行車体1cに対して移動走行車体1bを縦軸回りに回動自在支持し、グレンタンク5を機体幅内に納めた収納状態と、グレンタンク5を機体幅外に突出するように移動させた開放状態とに切替えることができるように構成している。
前記構成によると、移動走行車体1bにグレンタンク5を取り付け、固定走行車体1cに移動走行車体1bを回動自在支持したので、構成を簡単化しながらグレンタンク5を機体幅内に納めた収納状態としたり、あるいは、グレンタンク5を機体幅外に突出するオープン回動することができる。
また、移動走行車体1bの左側部には補助移動フレーム1baを左側に突出するように枠組延出し、固定走行車体1cの補助固定フレーム1caを設けて、グレンタンク5がオープン回動する際には補助固定フレーム1caで補助移動フレーム1baを下方から支持しながら回動するようにし、グレンタンク5のオープン回動を円滑化している。
そして、補助固定フレーム1caと補助移動フレーム1baとの間にはグレンタンクロック装置(ロック装置)14を設けている。このグレンタンクロック装置14は例えば補助移動フレーム1baに設けられている収納ロック孔及びオープンロック孔、及び、補助固定フレーム1caに設けられている上下方向に移動可能なロックピンとで構成されている。グレンタンク5が機体幅内に収納回動すると、ロックピンが収納ロック孔に係合してロックし、また、グレンタンク5が最オープン状態に回動すると、ロックピンがオープンロック孔に係合しロックするように構成している。
グレンタンクロック装置14のロックピン14aをロックピンモータ(図示省略)により上下作動し、解除作動側あるいはロック側へ作動するように構成している。また、グレンタンクオープン解除スイッチ(図示省略)、グレンタンク5の上下伸縮状態を検出するグレンタンク伸縮検出センサ(図示省略)及び制御用コントローラ27(図示省略)を設けている。
しかして、グレンタンク伸縮センサが上部グレンタンク5bの最短縮移動状態を検出すると、コントローラ27のグレンタンクオープン解除指令に基づきグレンタンクオープン解除スイッチが作動許容状態となり、スイッチをONすることによりロックピンモータがロック解除側へ回転しロックピン14aが解除側に作動され、グレンタンク5をオープン回動できるように構成している。従って、上部グレンタンク5bが最短縮状態でグレンタンク5がオープン回動し、周辺部材との干渉を回避し安全性の向上を図ることができる。
また、次のように構成してもよい。グレンタンク5の下部グレンタンク5aの例えば右前側部にグレンタンクオープンレバー(図示省略)を設け、該グレンタンクオープンレバーにより前記グレンタンクロック装置14のロックピン14aを作動可能に構成し、グレンタンク5の上部グレンタンク5bが最短縮状態になると、グレンタンクオープンレバーがグレンタンク5の右側にいるオペレータ(あるいは操縦部3にいるオペレータ)が初めて見えように構成し、グレンタンクオープンレバーをグレンタンクオープン解除側に操作してロックピン14aを解除側に作動し、グレンタンク5をオープン回動できるようにする。
次に、図6乃至図10に基づきグレンタンク5と一番揚穀機15との接続構成について説明する。
脱穀部6の一番受樋6aの底部には一番螺旋6bを左右方向に沿うように設け、一番受樋6aの終端側に一番揚穀機15の下端ボス部を一番螺旋6bの軸心回りに回動可能に軸支している。また、グレンタンク5の上部グレンタンク5bの左側板の後側上部に前後方向に沿うように投入開口部5baを構成し、左側板の右側面には該投入開口部5baに沿うように前後方向の案内部16を設け、一番揚穀機15上端部の穀粒投出口部15bのボス部を案内部16のスライドレールに係止し、投入開口部5baの前後方向に沿って穀粒投出口部15bをスライド案内するように構成している。
脱穀部6の一番受樋6aの底部には一番螺旋6bを左右方向に沿うように設け、一番受樋6aの終端側に一番揚穀機15の下端ボス部を一番螺旋6bの軸心回りに回動可能に軸支している。また、グレンタンク5の上部グレンタンク5bの左側板の後側上部に前後方向に沿うように投入開口部5baを構成し、左側板の右側面には該投入開口部5baに沿うように前後方向の案内部16を設け、一番揚穀機15上端部の穀粒投出口部15bのボス部を案内部16のスライドレールに係止し、投入開口部5baの前後方向に沿って穀粒投出口部15bをスライド案内するように構成している。
なお、投入開口部5baにおける穀粒投出口部15bのボス部が位置する部位以外の部分はジャバラカバーにより覆われ、穀粒の漏出しを防止している。
また、グレンタンク上下移動手段(図示省略)を設け、動力あるいは手動でグレンタンク上下移動手段を作動し、下部グレンタンク5aに対して上部グレンタンク5bを伸縮移動調節できるように構成している。
また、グレンタンク上下移動手段(図示省略)を設け、動力あるいは手動でグレンタンク上下移動手段を作動し、下部グレンタンク5aに対して上部グレンタンク5bを伸縮移動調節できるように構成している。
しかして、下部グレンタンク5aに対して上部グレンタンク5bが短縮方向に調節されると、図6及び図7に示すように、一番揚穀機15は側面視で後上り傾斜状で従動的に反時計方向に回動し、一番揚穀機15の穀粒投出口部15bはグレンタンク5の投入開口部5baとの接続状態を保持したまま、投入開口部5baの後部側に移動する。
また、上部グレンタンク5bが伸長方向に調節されると、図8及び図9に示すように、一番揚穀機15は側面視で後上り傾斜状で従動的に時計方向に回動しながら上下長さが伸長し、一番揚穀機15の穀粒投出口15bはグレンタンク5の投入開口部5baとの接続状態を保持したまま、投入開口部5baの前部側に移動する。
前記構成によると、構成を簡単化しながら、下部グレンタンク5aに対して上部グレンタンク5bが最短縮状態から最伸長状態に調節されるにあたり、一番揚穀機15はその下端部、すなわち一番螺旋6bの軸心を支点としながら回動し、いずれの伸縮状態でも一番揚穀機15の穀粒投出口部15bとグレンタンク5の投入開口部5baとは接続状態を保持し穀粒を揚穀投入することができる。
また、次のように構成してもよい。即ち、一番揚穀機15を、その下端部に接続された一番螺旋6bの軸心を支点として回動自在とし、油圧シリンダや油圧モータ、又は電動モータなどの一番揚穀機回動手段により回動させることで、一番揚穀機15の上端部と接続されている上部グレンタンク5bを昇降させる。
また、次のように構成してもよい。即ち、一番揚穀機15の下端部を左右方向の横軸回りに回動可能に構成し、一番揚穀機15の揚穀螺旋及び揚穀筒体を長手方向に伸縮自在に構成する。グレンタンク5の上部グレンタンク5bの左側板の後側上部の特定箇所に投入開口部5baを開口し一番揚穀機15の上側端部を接続し穀粒を揚穀するように構成し、該投入開口部baの近傍に案内部16を設け、後上り傾斜状態の一番揚穀機15の上端部を案内部16により支持し、一番揚穀機15の穀粒投出口部15bから穀粒をグレンタンク5に揚穀するように構成する。
しかして、下部グレンタンク5aに対して上部グレンタンク5bが最短縮状態に調節されると、一番揚穀機15は後上り傾斜状態で長手方向に短縮されながら接続状態を保持し、また、上部グレンタンク5bが最短縮状態から順次伸長調節され最伸長状態になると、一番揚穀機15は後上り傾斜状で長手方向に伸長されながら順次伸長し、穀粒をグレンタンク5に揚穀投入することができる。
また、グレンタンク5及び一番揚穀機15の前記伸縮構成において、一番揚穀機15を伸縮させる揚穀機伸縮昇降手段(図示省略)を設け、該揚穀機昇降手段を手動あるいは動力で伸縮昇降回動させ一番揚穀機15を伸縮昇降調節すると、下部グレンタンク5aに対して上部グレンタンク5bが従動的に伸縮調節されるように構成してもよい。
前記構成によると、グレンタンク5及び一番揚穀機15の双方を単一の昇降伸縮手段により関連的に上下伸縮させることができ、伸縮作動を安定させながら伸縮調節することができる。
また、次のように構成してもよい。グレンタンク5には下部グレンタンク5aに対して上部グレンタンク5bを上下伸縮させるグレンタンク伸縮手段(図示省略)を設け、グレンタンク伸縮モータ(図示省略)を正逆回転させることにより、グレンタンク5を伸縮するように構成し、グレンタンク5の伸縮状態をグレンタンク伸縮センサ(図示省略)により検出するようにし、操縦部3の操作部には伸縮グレンタンク自動入切スイッチ(図示省略)、グレンタンク伸縮センサ表示部(図示省略)、制御用コントローラ(図示省略)を設ける。
そして、スイッチ群の所定のスイッチ操作により、センサチエックモードに移行させると、グレンタンク5の手動伸縮モードに移行し、操作部のスイッチ群の所定操作によりグレンタンク伸縮モータを正逆駆動させてグレンタンク5を伸縮させ、グレンタンク伸縮センサの表示状態により伸縮状態をグレンタンク5のチエックできるようにし、構成の簡単化を図る。
また、操縦部3の操作部には伸縮グレンタンク自動入切スイッチ及びグレンタンク手動伸縮スイッチ(図示省略)を設け、穀粒の溜り具合に応じてグレンタンク5を自動的に伸縮させると共に、手動操作でもグレンタンク5を伸縮するようにし、オペレータの好みに合わせてグレンタンク5を伸縮するように構成してもよい。
また、操縦部3の操作部にはグレンタンク伸縮表示画面を設け、オペレータが運転操作しながらグレンタンク5の伸縮状態を容易に確認できるようにしてもよい。
次に、図11乃至図13に基づき排出オーガ9を利用した脱穀部6の一番穀粒のグレンタンク5への送り込み構成及びグレンタンク5の穀粒排出構成について説明する。
次に、図11乃至図13に基づき排出オーガ9を利用した脱穀部6の一番穀粒のグレンタンク5への送り込み構成及びグレンタンク5の穀粒排出構成について説明する。
走行車体1の後側左側部に脱穀部6を、後側右側部にグレンタンク5を配設し、グレンタンク5の後方には排出オーガ9を配設している。グレンタンク5の底部には横送り螺旋11を前後方向に沿うように配設し穀粒を後側に送るようにし、横送り螺旋11の上方には前後方向の軸24a回りに開閉自在の左右シャッタ板24,24を設け、左右シャッタ板24,24を上方へ開放回動すると穀粒が横送り螺旋11に流下し、左右シャッタ板24,24を下方へ閉鎖回動すると穀粒の流下が阻止されるように構成している。
脱穀部6下部の一番受樋6aの底部には一番螺旋6bを左右方向に沿うように設け、この一番螺旋6bの終端側を右方向のグレンタンク5側に延出して前記横送り螺旋11の中途部に連設し、脱穀部6の一番穀粒を横送り螺旋11の中途部に送り込むようにしている。
排出オーガ9は穀粒を縦方向に搬送する縦送り排出オーガ9aと、横方向に搬送し且つグレンタンク5の上方で縦軸回りに旋回可能で且つ昇降可能な横送り排出オーガ9bとで構成されていて、横送り螺旋11で搬送された穀粒が縦送り排出オーガ9a下部に受け継がれて揚穀され、更に、横送り排出オーガ9bに引き継がれ横送りし終端側から排出されるように構成している。
また、横送り排出オーガ9bを始端側内側の基部横送り排出オーガ9baと、終端側外側の先端横送り排出オーガ9bbとの二重構成とし、基部横送り排出オーガ9baの筒体に対して先端横送り排出オーガ9bbの筒体を長手方向軸心回りに回動可能に構成している。先端横送り排出オーガ9bbの筒体及び基部横送り排出オーガ9baの筒体には供給口21,21をそれぞれ構成している。
また、グレンタンク5の上面に該供給口21,21に対向するように落下口22を設け、基部横送り排出オーガ9ba、先端横送り排出オーガ9bbを機体幅内の収納状態で受ける部位に排出オーガ受け体23を設け、横送り排出オーガ9bを支持するように構成している。そして、基部横送り排出オーガ9ba、先端横送り排出オーガ9bbが排出オーガ受け体23に支持された状態において、基部横送り排出オーガ9baの筒体、先端横送り排出オーガ9bbの筒体の供給口21,21が下方に位置し、グレンタンク5の上側面の落下口22とが上下に合致すると、供給口21,21から落下口22を経て穀粒がグレンタンク5に張り込まれるように構成している。
なお、グレンタンク5の後側部中央寄りに走行車体1から立ち上げているフレームに前記排出オーガ受け体23を設け、収納旋回状態の横送り排出オーガ9bを排出オーガ受け体23の凹部で支持し、横送り排出オーガ9bを機体幅内に納めた走行可能状態になると、供給口21,21と落下口22とが上下に合致し、穀粒供給可能状態となるように構成している。
そして、横送り排出オーガ9bが排出オーガ受け体23に収納されたことを排出オーガ収納検出手段(図示省略)が検出すると、基部横送り排出オーガ9baの筒体に対して先端横送り排出オーガ9bbの筒体が長手方向軸心回りに回動し、供給口21,21及び落下口22が上下に合致しグレンタンク5への穀粒供給状態となる。この穀粒供給状態になると、コントローラ(図示省略)のグレンタンク5への穀粒収納指令により、開閉スイッチ(図示省略)のON操作が可能になるように構成し、排出オーガ収納検出手段の非収納検出状態では開閉スイッチを操作しても供給口21,21及び落下口22を合致する穀粒供給状態にしないように構成している。
また、横送り排出オーガ9bが排出オーガ受け体23へ収納されていることを排出オーガ収納検出手段(図示省略)が検出すると、コントローラのシャッタ板閉鎖指令により、前記左右シャッタ板24,24を下方へ閉鎖回動し、グレンタンク5上部の穀粒の流下を阻止し、脱穀部6の一番螺旋6bからグレンタンク5下部の横送り螺旋11の中途部への一番穀粒の送り込みを許容するようにしている。また、グレンタンク5内の穀粒を排出する場合には、前記左右シャッタ板24,24を上方へ開放回動し、グレンタンク5上部の穀粒の流下を可能にし、横送り螺旋11から排出オーガ9に穀粒を送り込み排出する。
前記構成によると、脱穀部6の一番揚穀機を廃止し、一番螺旋6bを少し延長した簡単な構成でありながら、脱穀部6の一番穀粒をグレンタンク5に円滑に供給することができ、また、排出オーガ9を利用してグレンタンク5の穀粒を円滑に排出することができる。また、脱穀部6の一番揚穀機を廃止したので、グレンタンク5の左側面と脱穀部6の右側面とを接近させることができ、グレンタンク5の容量を拡大することができる。
次に、図14に基づき排出オーガ9の穀粒排出制御について説明する。
穀粒を縦方向に搬送する縦送り排出オーガ9a及び横方向に搬送する横送り排出オーガ9bとを備えている排出オーガ9と、走行装置及び作業部駆動用のエンジンEと、エンジンEの回転数を調節するスロットルレバー26と、横送り排出オーガ9bの穀粒排出口部9cに設けられている排出穀粒検出センサSE1と、制御用コントローラ27とを備えたコンバインにおいて、横送り排出オーガ9bを上下方向の縦軸回りに旋回可能で且つ左右方向の横軸回りに昇降可能に構成し、コントローラ27により次のような穀粒排出制御を実行する。
穀粒を縦方向に搬送する縦送り排出オーガ9a及び横方向に搬送する横送り排出オーガ9bとを備えている排出オーガ9と、走行装置及び作業部駆動用のエンジンEと、エンジンEの回転数を調節するスロットルレバー26と、横送り排出オーガ9bの穀粒排出口部9cに設けられている排出穀粒検出センサSE1と、制御用コントローラ27とを備えたコンバインにおいて、横送り排出オーガ9bを上下方向の縦軸回りに旋回可能で且つ左右方向の横軸回りに昇降可能に構成し、コントローラ27により次のような穀粒排出制御を実行する。
即ち、穀粒排出スイッチ(図示省略)がON操作された排出オーガ9の穀粒排出開始時のように横送り排出オーガ9bの穀粒排出口部9cと排出済み穀粒上面までの穀粒検出センサSE1の検出距離が所定距離より長い場合には、コントローラ27の高速排出指令に基づきスロットルレバー26を定格回転数位置に調節し、エンジンEを定格回転数で回転し穀粒の高速排出制御を実行する。
次いで、横送り排出オーガ9bの穀粒排出口部9cと排出済み穀粒上面までの穀粒検出センサSE1の検出距離が所定距離より短くなるに従って、コントローラ27の減少排出指令に基づきスロットルレバー26を低速回転数側に順次調節し、エンジンEの回転数を定格回転数より順次低くする穀粒減少排出制御を実行する。
次いで、排出穀粒検出センサSE1の排出済み穀粒上面までの検出距離が更に短くなり所定短縮間隔まで接近すると、コントローラ27の排出オーガ上昇指令に基づき横送り排出オーガ9bを上昇調節する排出オーガ上昇制御を実行する。
次いで、排出穀粒検出センサSE1の排出済み穀粒上面までの検出距離が所定間隔より長くなると、前記穀粒高速排出制御に基づく高速排出を実行し、次いで、穀粒減少排出制御、及び、排出オーガ上昇制御を順次繰り返しながら穀粒を排出する。
前記構成によると、排出オーガ9bの穀粒排出口部9cと排出済み穀粒上面までの穀粒検出センサSE1の検出距離に応じて穀粒高速排出制御、排出減少制御、及び、排出オーガ上昇制御をするので、塵埃類の飛散を少なくし、排出オーガ9の破損を防止しながら円滑に穀粒の排出をすることができる。
また、排出オーガ9の前記穀粒排出制御を次のように変形してもよい。横送り排出オーガ9bを上下方向の縦軸回りに旋回可能で且つ左右方向の横軸回りに昇降可能に構成し、穀粒検出センサSE1の検出距離の長さに応じて穀粒高速排出制御に基づく高速排出を実行し、次いで、穀粒減少排出制御を実行し、次いで、所定短縮間隔まで接近すると穀粒検出センサSE1の検出距離が長くなる側へ横送り排出オーガ9bを旋回させる排出オーガ旋回制御(あるいは、横送り排出オーガ9bを伸縮させる排出オーガ伸縮制御)を順次繰り返しながら穀粒を排出する。
なお、排出オーガ9の前記穀粒排出制御において、ブザー28を設け、穀粒検出センサSE1の検出距離の長さに応じて穀粒高速排出制御に基づく高速排出を実行し、次いで、穀粒減少排出制御ではブザー28での警報を併用し、次いで、所定短縮間隔まで接近すると穀粒検出センサSE1の検出距離が長くなる側へ横送り排出オーガ9bを旋回させる排出オーガ旋回制御(あるいは、横送り排出オーガ9bを伸縮させる排出オーガ伸縮制御)を順次繰り返しながら穀粒を排出するようにしてもよい。
次に、図17に基づき排稾処理装置8取り付け用の排稾処理フレーム31の取付構成について説明する。
走行車体1を平面視で四辺形の枠組構成とし、左右方向に沿った後側フレーム1aの左右両側に左右排稾処理フレーム31,31の下端部を取り付けている。左排稾処理フレーム31の下側部を前下がり傾斜状に構成し、その下端部に側面視で下方開口した凹状のブラケット32を固着し、ブラケット32の上面前側部から基準板33を前側に延出するように取り付けている。しかして、走行車体1の後側フレーム1aにブラケット32の凹部を嵌合装着しボルト・ナットで固着するにあたり、後側フレーム1aの上側面に基準板33の下面を当接し仮位置決めし、後側フレーム1aにブラケット32の凹部を嵌合しボルト・ナットで締結固着し、取付を容易にすることができる。なお、排稾処理フレーム31の上端部は例えば排出オーガ9のフレーム部に固定している。
走行車体1を平面視で四辺形の枠組構成とし、左右方向に沿った後側フレーム1aの左右両側に左右排稾処理フレーム31,31の下端部を取り付けている。左排稾処理フレーム31の下側部を前下がり傾斜状に構成し、その下端部に側面視で下方開口した凹状のブラケット32を固着し、ブラケット32の上面前側部から基準板33を前側に延出するように取り付けている。しかして、走行車体1の後側フレーム1aにブラケット32の凹部を嵌合装着しボルト・ナットで固着するにあたり、後側フレーム1aの上側面に基準板33の下面を当接し仮位置決めし、後側フレーム1aにブラケット32の凹部を嵌合しボルト・ナットで締結固着し、取付を容易にすることができる。なお、排稾処理フレーム31の上端部は例えば排出オーガ9のフレーム部に固定している。
1 走行車台
1b 移動走行車体
1c 固定走行車体
5 グレンタンク
5a 下部グレンタンク
5b 上部グレンタンク
6 脱穀部
6a 一番受樋
6b 一番螺旋
9 排出オーガ
14 グレンタンクロック装置(ロック装置)
15 一番揚穀機
1b 移動走行車体
1c 固定走行車体
5 グレンタンク
5a 下部グレンタンク
5b 上部グレンタンク
6 脱穀部
6a 一番受樋
6b 一番螺旋
9 排出オーガ
14 グレンタンクロック装置(ロック装置)
15 一番揚穀機
Claims (3)
- 走行車台(1)上にグレンタンク(5)と脱穀部(6)を備えるコンバインであって、前記走行車台(1)に、前記脱穀部(6)を搭載した固定走行車体(1c)と、グレンタンク(5)を搭載した移動走行車体(1b)を備え、固定走行車体(1c)に対して移動走行車体(1b)を機体の外側方へ向けて移動可能に支持したことを特徴とするコンバイン。
- 前記グレンタンク(5)を下部グレンタンク(5a)と上部グレンタンク(5b)とから構成し、下部グレンタンク(5a)に対して上部グレンタンク(5b)を昇降させることで、グレンタンク(5)の容量を変更可能に構成した請求項1記載のコンバイン。
- 前記移動走行車体(1b)を機体内側に納めた収納状態で、該移動走行車体(1b)を前記固定走行車体(1c)側に固定するロック装置(14)を設け、前記上部グレンタンク(5b)が所定高さより上昇した状態では、ロック装置(14)のロック解除動作が牽制される構成とした請求項2記載のコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012170108A JP2014027901A (ja) | 2012-07-31 | 2012-07-31 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012170108A JP2014027901A (ja) | 2012-07-31 | 2012-07-31 | コンバイン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014027901A true JP2014027901A (ja) | 2014-02-13 |
Family
ID=50201022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012170108A Pending JP2014027901A (ja) | 2012-07-31 | 2012-07-31 | コンバイン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014027901A (ja) |
-
2012
- 2012-07-31 JP JP2012170108A patent/JP2014027901A/ja active Pending
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