JP2014027776A - 異常検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放電回路の異常を検出可能な異常検出装置を提供する。
【解決手段】各電池セル10の両端子に接続される複数の検出端子Cと、各検出端子Cと電池セル10の各端子との間に設けられた第1の抵抗体21と、第2の抵抗体221、および半導体スイッチ222を直列に接続した直列接続体で構成される放電回路22と、半導体スイッチ222をオンに制御した際に、各抵抗体21、221間の抵抗間電圧を検出すると共に、半導体スイッチ222をオフに制御した際に、各電池セル10のセル電圧として検出する監視回路23と、半導体スイッチが異常であるか否かを判定する制御部24とを備える。そして、制御部24は、半導体スイッチ222をオンに制御した際の抵抗間電圧Vpと半導体スイッチ222をオフに制御した際のセル電圧Vcとの差が所定範囲内となる場合に、半導体スイッチ222が異常であると判定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の電池セルを直列に接続して構成される組電池の異常を検出する異常検出装置に関する。
従来、複数の電池セルを直列に接続して構成される組電池には、各電池セルの電圧異常等を検出する異常検出装置が接続されている。この異常検出装置は、各電池セルの電圧状態を検出可能に構成されており、検出した電圧状態に基づいて、各電池セルの過充放電等の異常を検出するようになっている。
また、この種の異常検出装置には、組電池を構成する各電池セルの電圧のバラツキを抑制するために、電池セル毎に放電回路が設けられている(例えば、特許文献1参照)。この放電回路は、抵抗体および半導体スイッチの直列接続体で構成され、各電池セルに対してそれぞれ並列に接続されており、半導体スイッチがオンされることで、電池セルの両端子間に電流が流れるようになっている。
特開2011−172433号公報
ところで、従来の異常検出装置では、何らかの要因によって放電回路の半導体スイッチに異常が生ずると、各電池セルの正確な電圧状態を把握できなくなったり、各電池セルの過充放電の異常検出や、各電池セルの電圧ばらつきの抑制を適切に実行できなくなってしまうといった問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、放電回路の異常を検出可能な異常検出装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数の電池セル(10)を直列に接続して構成される組電池(1)の異常を検出する異常検出装置を対象としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、複数の電池セルの両端子に接続された複数の検出端子(C)と、複数の電池セルのうち、少なくとも1つの電池セルの両端子に接続される一対の検出端子における一方の検出端子と、電池セルの一端子との間に接続される第1の抵抗体(21)と、第2の抵抗体(221)および半導体スイッチ(222)を直列に接続した直列接続体を有し、直列接続体における第2の抵抗体側の一端が一方の検出端子に接続されると共に、半導体スイッチ側の他端が一対の検出端子における他方の検出端子に接続される放電回路(22)と、半導体スイッチのオンオフを制御するスイッチ制御手段(23a)と、スイッチ制御手段が半導体スイッチをオンに制御した際に、第1の抵抗体と第2の抵抗体との間の抵抗間電圧を検出する抵抗間電圧検出手段(23c)と、スイッチ制御手段が半導体スイッチをオフに制御した際に、複数の電池セルにおける両端子間の電圧をセル電圧として検出するセル電圧検出手段(23b)と、半導体スイッチが異常であるか否かを判定するスイッチ異常判定手段(24a)と、を備える。そして、スイッチ異常判定手段は、放電回路に接続された電池セルのセル電圧と、抵抗間電圧との差が所定範囲内となる場合に、半導体スイッチが異常であると判定することを特徴としている。
これよれば、放電回路における半導体スイッチに異常が生じた場合、正常時に比べて、抵抗間電圧とセル電圧との電圧差が小さくなることから、当該電圧差が所定範囲内に収まっている場合に半導体スイッチが異常であると判定することによって、放電回路の異常を検出することができる。
ここで、半導体スイッチの異常時に、抵抗間電圧とセル電圧との電圧差が小さくなる理由について説明すると、例えば、半導体スイッチが正常にオンしない異常時には、抵抗間電圧を検出する際に、放電回路の第2の抵抗体における電圧降下が生じず、正常時よりも抵抗間電圧が大きくなってしまうからである。一方、半導体スイッチが正常にオフしない異常時には、セル電圧を検出する際に、放電回路の第2の抵抗体における電圧降下が生じ、正常時よりもセル電圧が小さくなってしまうからである。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の異常検出装置において、スイッチ異常判定手段は、抵抗間電圧と放電回路に接続された電池セルのセル電圧との差が所定範囲内となり、且つ、抵抗間電圧が予め抵抗間電圧の電圧値の取り得る電圧範囲に設定された基準電圧範囲内である場合に、半導体スイッチが正常にオフしないオン異常であると判定することを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の異常検出装置において、少なくともセル電圧検出手段(23b)にて検出した電池セルのセル電圧の電圧値を記憶する記憶手段(24c)を備え、スイッチ異常判定手段は、抵抗間電圧と放電回路に接続された電池セルのセル電圧との差が所定範囲外となった際の放電回路に接続された電池セルのセル電圧の電圧値を基準セル電圧として記憶手段に記憶し、放電回路に接続された電池セルのセル電圧と、抵抗間電圧との差が所定範囲内となり、且つ、放電回路に接続された電池セルのセル電圧と記憶手段に記憶された基準セル電圧との差が予め定めた判定基準値以上である場合に、半導体スイッチが正常にオフしないオン異常であると判定することを特徴としている。
請求項2または3に記載の発明によれば、半導体スイッチが正常にオフしないオン異常を検出できるので、放電回路の異常要因を具体的に特定することができる。
ここで、半導体スイッチがオン異常となる場合、セル電圧検出手段にて各電池セル10のセル電圧を検出することができず、各電池セルの電圧状態を把握することができなくなってしまう。なお、半導体スイッチがオフ異常となった場合であっても、セル電圧検出手段にて各電池セルのセル電圧を検出することができるので、各電池セルの電圧状態を把握することが可能である。
そこで、請求項4に記載の発明では、請求項2または3に記載の異常検出装置において、スイッチ異常判定手段にて、半導体スイッチがオン異常であると判定された際に、放電回路に接続された電池セルのセル電圧を推定するセル電圧推定手段(24b)を備え、セル電圧推定手段は、抵抗間電圧、第1の抵抗体の抵抗値、および第2の抵抗体の抵抗値からセル電圧を推定することを特徴としている。これによれば、半導体スイッチがオン異常となる場合であっても、各電池セルの電圧状態を把握することが可能となる。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の異常検出装置において、スイッチ異常判定手段は、抵抗間電圧と放電回路に接続された電池セルのセル電圧との差が所定範囲内となり、且つ、抵抗間電圧が予め抵抗間電圧の電圧値の取り得る電圧範囲に設定された基準電圧範囲外である場合に、半導体スイッチが正常にオンしないオフ異常であると判定することを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明では、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の異常検出装置において、少なくともセル電圧検出手段(23b)にて検出した電池セルのセル電圧の電圧値を記憶する記憶手段(24c)を備え、スイッチ異常判定手段は、抵抗間電圧と放電回路に接続された電池セルのセル電圧との差が所定範囲外となった際の放電回路に接続された電池セルのセル電圧の電圧値を基準セル電圧として記憶手段に記憶し、放電回路に接続された電池セルのセル電圧と、抵抗間電圧との差が所定範囲内となり、且つ、放電回路に接続された電池セルのセル電圧と記憶手段に記憶された基準セル電圧との差が予め定めた判定基準値より小さい場合に、半導体スイッチが正常にオンしないオフ異常であると判定することを特徴としている。
請求項5または6に記載の発明によれば、半導体スイッチが正常にオンしないオフ異常を検出できるので、放電回路の異常要因を具体的に特定することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態に係る電源システムの全体構成図である。 第1実施形態に係る異常監視装置の要部を示す構成図である。 第1実施形態に係る制御部が実行する制御処理の流れを示すフローチャートである。 セル電圧の正常範囲および異常範囲を説明するための説明図である。 半導体スイッチにオン異常が生じた際の電池セルの電圧変動を説明するための説明図である。 第2実施形態に係る制御部が実行する制御処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る制御部が実行する制御処理の要部の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態に係る制御部が実行する制御処理の要部の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について図面を用いて説明する。本実施形態では、ハイブリッド自動車や電気自動車に搭載される電源システムに、本発明の異常検出装置を適用している。図1の全体構成図に示すように、本実施形態の電源システムは、主たる構成要素として、組電池1、および異常検出装置2を備えている。
組電池1は、図示しない走行用電動モータを主として、車載された各種電気負荷に給電する電源である。本実施形態の組電池1は、リチウムイオン電池等の二次電池からなる電池セル10を複数直列に接続したもので、互いに隣接する所定数の電池セル10毎にグループ化した複数の電池ブロックB1〜Bnの直列接続体として構成されている。
異常検出装置2は、組電池1の電圧等の各種状態を検出して、組電池1の異常を検出する装置であり、電圧検出用の検出ラインL等を介して組電池1の各電池セル10の両端子に接続されている。
本実施形態の異常検出装置2は、複数の検出端子C、複数の第1の抵抗体21、複数の放電回路22、複数の監視回路23、制御部24、絶縁部25を備えている。
検出端子Cは、各検出ラインLそれぞれに設けられており、各電池セル10の両端子(正極端子および負極端子)の少なくとも一方に接続されている。例えば、検出端子Cは、組電池1において最も高電位となる電池セル10の正極端子、および組電池1において最も低電位となる電池セル10の負極端子を除いて、各電池セル10の正極端子および負極端子それぞれに接続されている。
第1の抵抗体21は、各検出ラインLを介して入力されるノイズから監視回路23を保護するためのフィルタとして機能するものであり、所定の抵抗値を有する抵抗素子により構成されている。なお、第1の抵抗体21は、各検出ラインLそれぞれに設けられている。つまり、第1の抵抗体21は、電池セル10の両端子に接続される一対の検出端子Cにおける一方の検出端子と、電池セル10の一端子(正極端子または負極端子)との間に接続されている。
放電回路22は、複数の電池セル10のうち、他の電池セル10に比べて高電圧となる電池セル10から放電電流を流すことで、各電池セル10の電圧ばらつきを均等化する回路であり、本実施形態では、各電池セル10それぞれに対応して複数設けられている。
ここで、図2は、複数の電池ブロックB1〜Bnのうち、1つの電池ブロックBi、および当該電池ブロックBiに対応する監視回路23を示す図である。この図2に示すように、放電回路22は、第2の抵抗体221、および半導体スイッチ222を直列に接続した直列接続体で構成されている。
放電回路22は、直列接続体における第2の抵抗体側の一端が、対応する電池セル10の正極側の検出端子C(一方の検出端子)に接続され、直列接続体における半導体スイッチ側の他端が、対応する電池セル10の負極側の検出端子C(他方の検出端子)に接続されている。例えば、組電池1の電池ブロックBi(i=1、2…)における最も高電位側に対応する放電回路22は、第2の抵抗体221側の一端が検出端子C1に接続され、半導体スイッチ222側の他端が検出端子C2に接続される。
放電回路22を構成する第2の抵抗体221は、所定の抵抗値を有する抵抗素子により構成されている。また、各放電回路22における半導体スイッチ222は、それぞれ監視回路23からの信号に応じてオンオフが制御され、半導体スイッチ222がオンに制御されると、電池セル10からの放電電流が流れるようになっている。
監視回路23は、各電池ブロックB1〜Bnに対応して複数設けられており、後述する制御部24からの制御信号に応じて、対応する電池ブロックB1〜Bnにおける電圧状態等の検出、放電回路22の半導体スイッチ222の制御を実行する回路である。
本実施形態の監視回路23は、スイッチ制御部23a、セル電圧検出部23b、および抵抗間電圧検出部23cを備えている。
スイッチ制御部24aは、制御部24からの制御信号に応じて、半導体スイッチ222のオンオフを制御するスイッチ制御手段である。本実施形態のスイッチ制御部23aは、予め定められた順序で各放電回路22の半導体スイッチ222のオンオフを切替可能に構成されている。
セル電圧検出部23bは、各電池セル10の両端子間の電圧をセル電圧として検出するセル電圧検出手段である。セル電圧検出部23bは、絶縁部25を介してセル電圧の検出結果を示す信号を制御部24に対して出力するように構成されている。
本実施形態のセル電圧検出部23bは、半導体スイッチ222がオフに制御された際、各電池セル10の両端子に接続された一対の検出端子C間の電圧をセル電圧として検出するように構成されている。
例えば、組電池1の電池ブロックBiにおける最も高電位となる電池セル10のセル電圧を検出する場合、一対の検出端子C1、C2に接続された半導体スイッチ222がオフに制御された際の各検出端子C1、C2間の電圧をセル電圧として検出することとなる。
また、抵抗間電圧検出部23cは、半導体スイッチ222がオンに制御された際に、第1の抵抗体21と第2の抵抗体221との間の抵抗間電圧(抵抗分圧)を検出する抵抗間電圧検出手段である。抵抗間電圧検出部23cは、セル電圧検出部23bと同様に、絶縁部25を介して抵抗間電圧の検出結果を示す信号を制御部24に対して出力するように構成されている。
図1に戻り、制御部24は、CPU、ROM、RAM、EEPROM等からなるマイクロコンピュータ、およびその周辺機器で構成され、EEPROMやRAM等の記憶手段24cに記憶された制御プログラムに従って各種処理を実行するように構成されている。
本実施形態の制御部24は、絶縁部25を介して各監視回路23に接続されている。この絶縁部25は、制御部24と各監視回路23との間を絶縁した状態で、制御部24および各監視回路23間で信号伝達する回路であり、制御部24は、絶縁部25を介して各監視回路23への各種制御信号の出力、各監視回路23からの信号の取得が可能となっている。
また、本実施形態の制御部24は、各監視回路23から取得した各電池セル10のセル電圧に基づいて、各電池セル10のセル電圧のばらつきを均等化する均等化処理を実行するように構成されている。
例えば、均等化処理では、各監視回路23から取得した各電池セル10のセル電圧のばらつきが拡大した際に、各電池セル10のうち高電圧となる電池セル10を放電対象に決定し、当該電池セル10の放電時間を算出する。そして、制御部24が、監視回路23に対して、放電対象となる電池セル10の放電指示、および放電時間を示す制御信号を出力する。これにより、監視回路23が放電対象となる電池セル10に対応する放電回路22の半導体スイッチ222を放電時間オンすることで、各電池セル10の均等化が実現される。
加えて、本実施形態の制御部24は、各監視回路23から取得した各電池セル10のセル電圧、および抵抗間電圧に基づいて、各放電回路22の半導体スイッチ222の異常を判定するスイッチ異常判定処理を実行するように構成されている。なお、本実施形態の制御部24は、スイッチ異常判定処理において、半導体スイッチ222が正常にオンしないオフ異常、および半導体スイッチ222が正常にオフしないオン異常をそれぞれ切り分けて判定するように構成されている。
ここで、スイッチ異常判定処理にて判定した異常が、半導体スイッチ222のオン異常であった場合、監視回路23から正確なセル電圧を取得することができず、各電池セル10の電圧状態が正常であったとしても、組電池1から各電気負荷への給電を停止する処理等を実行する場合がある。
そこで、本実施形態の制御部24は、スイッチ異常判定処理にて判定した異常が、半導体スイッチ222が正常にオフしないオン異常であった場合に、抵抗間電圧の検出値、第1の抵抗体21の抵抗値、および第2の抵抗体221の抵抗値からセル電圧を推定するセル電圧推定処理を実行するように構成されている。
ここで、本実施形態の制御部24におけるスイッチ異常判定処理を実行する構成(ソフトウェアおよびハードウェア)がスイッチ異常判定手段24aを構成し、セル電圧推定処理を実行する構成(ソフトウェアおよびハードウェア)がセル電圧推定手段24bを構成している。
次に、本実施形態に係る制御部24が実行するスイッチ異常判定処理、セル電圧推定処理等における一連の制御処理の流れについて図3のフローチャートを用いて説明する。なお、図3に示す制御ルーチンは、車両の駐停車中において上位システムからの制御信号等に応じて制御部24が実行する。
まず、各電池セル10に対応する放電回路22の半導体スイッチ222のオンを指示する制御信号を各監視回路23へ出力する(S100)。これにより、各監視回路23が放電回路22の半導体スイッチ222を所定の順序でオンして、半導体スイッチ222をオンした際の第1の抵抗体21と第2の抵抗体221と抵抗間電圧Vpを検出する。
そして、半導体スイッチ222がオンに制御された際の各抵抗間電圧Vpを各監視回路23から取得し(S110)、取得した各抵抗間電圧VpをRAM等の記憶手段24cに記憶する。
続いて、各電池セル10に対応する放電回路22の半導体スイッチ222のオフを指示する制御信号を各監視回路23へ出力する(S120)。これにより、各監視回路23が放電回路22の半導体スイッチ222を所定の順序でオフして、半導体スイッチ222をオフした際の各電池セル10のセル電圧Vcを検出する。
そして、半導体スイッチ222がオフに制御された際の各電池セルのセル電圧Vcを各監視回路23から取得し(S130)、取得したセル電圧VcそれぞれをRAM等の記憶手段24cに記憶する。
続いて、ステップS110にて取得した各抵抗間電圧VpとステップS130にて取得した各セル電圧Vcとの差が、予め定められた所定範囲ΔVth(=Vc−Vp)内であるか否かを判定する(S140)。なお、ステップS140では、電池セル10のセル電圧Vcと、当該電池セル10に対応する第1の抵抗体21、および放電回路22の第2の抵抗体における抵抗間電圧Vpとの差により判定する。
ここで、放電回路22の半導体スイッチ222が正常に制御可能な正常時には、少なくとも、第2の抵抗体221における電圧降下により、抵抗間電圧Vpとセル電圧Vcとの電圧差が大きくなるが、半導体スイッチ222に異常が生じた場合、正常時に比べて、抵抗間電圧Vpとセル電圧Vcとの電圧差が小さくなる。
例えば、図2において、検出端子C2、C3間に接続された放電回路22の半導体スイッチ222がオフ異常した場合、放電回路22の第2の抵抗体221と検出端子C2に接続される第1の抵抗体21との間の抵抗間電圧Vpが、両端子が検出端子C2、C3間に接続された電池セル10のセル電圧Vcと殆ど同様の電圧値となる。
また、検出端子C2、C3間に接続された放電回路22の半導体スイッチ222がオン異常した場合、両端子が検出端子C2、C3間に接続された電池セル10のセル電圧Vcが放電回路22の第2の抵抗体221と検出端子C2に接続される第1の抵抗体21との間の抵抗間電圧Vpと殆ど同様の電圧値となる。
従って、ステップS140にて、抵抗間電圧Vpとセル電圧Vcとの電圧差が所定範囲内である否かを判定することで、半導体スイッチ222の異常を検出することが可能となる。
ステップS140の判定処理の結果、各電池セル10のセル電圧Vcと抵抗間電圧Vpとの差が、予め定められた所定範囲ΔVth外であると判定された場合(S140:NO)、半導体スイッチ222が正常であることを検出し(S150)、制御処理を終了する。
一方、ステップS140の判定処理の結果、各電池セル10のセル電圧Vcと抵抗間電圧Vpとの差が、予め定められた所定範囲ΔVth内であると判定された場合(S140:YES)、さらに、抵抗間電圧Vpが予め設定された基準電圧範囲内であるか否かを判定する(S160)。
ステップS160における基準電圧範囲は、半導体スイッチ222をオフした際のセル電圧の取り得る電圧範囲よりも低い範囲のうち、半導体スイッチ222をオンした際の抵抗間電圧Vpの取り得る正常な電圧範囲に設定されている。なお、基準電圧範囲は、前述の条件を満たす範囲であればよく、例えば、図4に示すように、ステップS160における基準電圧範囲を、抵抗間電圧Vpの取り得る正常な電圧範囲のうち、電圧検出用の検出ラインLの断線時における電圧範囲と、電池セル10の過放電時における電圧範囲との間に設定するようにしてもよい。
ステップS160の判定処理の結果、抵抗間電圧Vpが基準電圧範囲外であると判定された場合(S160:NO)、半導体スイッチ222をオンに制御しているにも関わらず、半導体スイッチ222がオフされていると考えられるので、半導体スイッチ222が正常にオンできないオフ異常であることを検出し(S170)、制御処理を終了する。この場合、制御部24は、半導体スイッチ222がオフ異常である旨を上位システムに出力する。
これに対して、ステップS160の判定処理の結果、抵抗間電圧Vpが基準電圧範囲内であると判定された場合(S160:YES)、半導体スイッチ222をオフに制御した際に、半導体スイッチ222がオンされていると考えられるので、半導体スイッチ222が正常にオフできないオン異常であることを検出する(S180)。この場合、制御部24は、半導体スイッチ222がオン異常である旨を上位システムに出力する。
ここで、半導体スイッチ222がオン異常となる場合、制御部24において、電池セル10の正確なセル電圧を把握することができず、例え電池セル10の電圧状態が正常であっても、組電池1から各種電気負荷への給電を停止する処理等を実施する必要がある。
このため、半導体スイッチ222のオン異常を検出した場合、抵抗間電圧Vp、第1の抵抗体21の抵抗値R1、第2の抵抗体221の抵抗値R2からセル電圧Vcを推定し(S190)、制御処理を終了する。なお、抵抗間電圧Vp、第1の抵抗体21の抵抗値R1、および第2の抵抗体221の抵抗値R2から第1の抵抗体21および第2の抵抗体221に印加される入力電圧を算出し、当該入力電圧をセル電圧Vcとして推定すればよい。
以上説明した本実施形態では、放電回路22における半導体スイッチ222に異常が生じた場合、正常時に比べて、抵抗間電圧Vpとセル電圧Vcとの電圧差が小さくなることに着眼し、当該電圧差が所定範囲内に収まっている場合に半導体スイッチ222が異常であると判定することによって、放電回路22の異常を検出する構成としている。
また、本実施形態では、半導体スイッチ222が正常にオンしないオフ異常、および半導体スイッチ222が正常にオフしないオン異常のそれぞれを検出する構成としているので、放電回路22の異常要因を具体的に特定することができる。
さらに、本実施形態では、半導体スイッチ222が正常にオフしないオン異常を検出した際に、抵抗間電圧Vp、第1の抵抗体21の抵抗値R1、および第2の抵抗体221の抵抗値R2からセル電圧Vcを推定する構成としているので、半導体スイッチ222がオン異常となる場合であっても、各電池セル10の電圧状態を把握することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態では、電池セル10の電圧変動、および抵抗間電圧Vpとセル電圧Vcとの電圧差に応じて、半導体スイッチ222のオン異常を検出する例について説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
本実施形態では、半導体スイッチ222のオン異常が生じた際に、図5に示すように、電池セル10のセル電圧が降下することに着眼し、電池セル10の電圧降下が生じた際に、抵抗間電圧Vpとセル電圧Vcとの電圧差を比較することで、半導体スイッチ222のオン異常を検出するようにしている。
本実施形態に係る制御部24が実行するスイッチ異常判定処理、セル電圧推定処理等における一連の制御処理の流れについて図6のフローチャートを用いて説明する。なお、図6に示す制御ルーチンは、車両の駐停車中において上位システムからの制御信号等に応じて制御部24が実行する。
図6に示すように、ステップS140の判定処理の結果、各電池セル10のセル電圧Vcと抵抗間電圧Vpとの差が、予め定められた所定範囲ΔVth外であると判定された場合(S140:NO)、電池セル10の電圧降下による異常判定処理を実行する(S200)。
このステップS200にて実行する異常判定処理については、図7のフローチャートを用いて説明する。図7に示すように、まず、ステップS130にて検出した各電池セル10のセル電圧Vcを基準セル電圧Vcthとして記憶手段24cに記憶する(S210)。
続いて、現在の各電池セル10のセル電圧Vcを各監視回路23から取得し(S220)、取得した各電池セル10のセル電圧Vcと記憶手段24cに記憶された基準セル電圧Vcthとを比較して、電池セルの電圧降下が生じているか否かを判定する(S230)。
具体的には、ステップS230の処理では、ステップS220にて取得したセル電圧Vcと基準セル電圧Vcthとの差(=Vcth−Vc)が、予め定めた判定基準値ΔVth2以下であるか否かを判定する。なお、判定基準値ΔVth2は、半導体スイッチ222がオン異常となった際の電池セル10の電圧変動量を基準として設定されている。
この結果、ステップS220にて取得したセル電圧Vcと基準セル電圧Vcthとの差が、判定基準値ΔVth2より小さいと判定された場合(S230:NO)、半導体スイッチ222のオン異常が生じていないと考えられるので、ステップS220に戻る。
一方、ステップS220にて取得したセル電圧Vcと基準セル電圧Vcthとの差が、判定基準値ΔVth2以上と判定された場合(S230:YES)、半導体スイッチ222のオン異常が生じている可能性がある。このため、各電池セル10に対応する放電回路22の半導体スイッチ222のオンを指示する制御信号を各監視回路23へ出力し(S240)、半導体スイッチ222がオンに制御された際の各抵抗間電圧Vpを各監視回路23から取得する(S250)。
続いて、ステップS250にて取得した各抵抗間電圧VpとステップS220にて取得した各セル電圧Vcとの差が、予め定められた所定範囲ΔVth内であるか否かを判定する(S260)。
この結果、各電池セル10のセル電圧Vcと抵抗間電圧Vpとの差が、所定範囲ΔVth内であると判定された場合(S260:YES)、半導体スイッチ222をオフに制御した際に、半導体スイッチ222がオンされていると考えられるので、半導体スイッチ222が正常にオフできないオン異常であることを検出する(S180)。この場合、制御部24は、半導体スイッチ222がオン異常である旨を上位システムに出力する。そして、抵抗間電圧Vp、第1の抵抗体21の抵抗値R1、第2の抵抗体221の抵抗値R2からセル電圧Vcを推定して(S280)、制御処理を終了する。
一方、各電池セル10のセル電圧Vcと抵抗間電圧Vpとの差が、所定範囲ΔVth外であると判定された場合(S260:NO)、電池セル10の充放電により電池セル10の電圧降下が生じたと考えられるので、半導体スイッチ222が正常であることを検出し(S150)、制御処理を終了する。
以上説明した本実施形態によれば、半導体スイッチ222が正常にオフしないオン異常のそれぞれを検出する構成としているので、放電回路22の異常要因を具体的に特定することができる。
特に、本実施形態では、電池セル10の電圧降下が生じた際に、抵抗間電圧Vpとセル電圧Vcとの電圧差を比較して、半導体スイッチ222のオン異常を検出する構成としている。これによれば、半導体スイッチ222の異常検出処理において、監視回路23による半導体スイッチ222をオンする回数を低減し、電池セル10の放電を抑制することが可能となる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態では、電池セル10の電圧変動、および抵抗間電圧Vpとセル電圧Vcとの電圧差に応じて、半導体スイッチ222のオン異常およびオフ異常の双方を検出する例について説明する。本実施形態では、第2実施形態に対して、電池セル10の電圧降下による異常判定処理(S200)の内容を変更している。このため、第2実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
本実施形態の電池セル10の電圧降下による異常判定処理については、図8のフローチャートを用いて説明する。図8に示す制御フローは、図6におけるステップS140の判定処理の結果、各電池セル10のセル電圧Vcと抵抗間電圧Vpとの差が所定範囲ΔVth外であると判定された場合(S140:NO)に実行される。
図8に示すように、まず、ステップS130にて検出した各電池セル10のセル電圧Vcを基準セル電圧Vcthとして記憶手段24cに記憶する(S300)。
続いて、各電池セル10に対応する放電回路22の半導体スイッチ222のオンを指示する制御信号を各監視回路23へ出力し(S310)、半導体スイッチ222がオンに制御された際の各抵抗間電圧Vpを各監視回路23から取得する(S320)。
そして、各電池セル10に対応する放電回路22の半導体スイッチ222のオフを指示する制御信号を各監視回路23へ出力し(S330)、半導体スイッチ222がオフに制御された際の各電池セルのセル電圧Vcを各監視回路23から取得する(S340)。
続いて、ステップS320にて取得した各抵抗間電圧VpとステップS340にて取得した各セル電圧Vcとの差が、予め定められた所定範囲ΔVth内であるか否かを判定する(S350)。
この結果、ステップS320にて取得した各抵抗間電圧VpとステップS340にて取得した各セル電圧Vcとの差が所定範囲ΔVth外であると判定された場合(S350:NO)、半導体スイッチ222が正常であることを検出し(S360)、ステップS310に戻る。
一方、ステップS320にて取得した各抵抗間電圧VpとステップS340にて取得した各セル電圧Vcとの差が所定範囲ΔVth内であると判定された場合(S350:YES)、さらに、ステップS340にて取得したセル電圧Vcと基準セル電圧Vcthとの差が、判定基準値ΔVth2以上であるか否かを判定する(S370)
この結果、ステップS340にて取得したセル電圧Vcと基準セル電圧Vcthとの差が判定基準値ΔVth2より小さいと判定された場合(S370:NO)、半導体スイッチ222をオンに制御しているにも関わらず、半導体スイッチ222がオフされていると考えられる。このため、半導体スイッチ222が正常にオンできないオフ異常であることを検出し(S380)、制御処理を終了する。
これに対して、ステップS340にて取得したセル電圧Vcと基準セル電圧Vcthとの差が判定基準値ΔVth2以上と判定された場合(S350:YES)、半導体スイッチ222をオフに制御した際に、半導体スイッチ222がオンされていると考えられる。このため、半導体スイッチ222が正常にオフできないオン異常であることを検出する(S380)。そして、抵抗間電圧Vp、第1の抵抗体21の抵抗値R1、第2の抵抗体221の抵抗値R2からセル電圧Vcを推定して(S400)、制御処理を終了する。
以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、放電回路22の異常要因を具体的に特定することができると共に、半導体スイッチ222がオン異常となる場合であっても、各電池セル10の電圧状態を把握することが可能となる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、適宜変更することができる。例えば、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の第1、第3実施形態の如く、スイッチ異常判定処理において、半導体スイッチ222のオフ異常およびオフ異常それぞれを検出することが好ましいが、これに限らず、例えば、スイッチ異常判定処理において、オフ異常やオン異常を特定せず単に半導体スイッチ222の異常を検出してもよい。また、第2実施形態の如く、スイッチ異常判定処理において、半導体スイッチ222のオフ異常だけを検出してもよい。さらに、スイッチ異常判定処理において、半導体スイッチ222のオフ異常だけを検出してもよい。
(2)上述の各実施形態の如く、半導体スイッチ222が正常にオフしないオン異常を検出した際に、セル電圧Vcを推定する構成とすることが望ましいが、これに限らず、半導体スイッチ222がオン異常である旨を上位システムに出力するだけでもよい。
(3)上述の各実施形態では、放電回路22を電池セル10毎に設ける例について説明したが、これに限定されず、例えば、複数の電池セル10の1つ、又は、複数の電池セル10の一部に放電回路22を設けるようにしてもよい。
(4)上述の各実施形態では、セル電圧検出部23bにて、電池セル10に接続された一対の検出端子間の電圧をセル電圧として検出する例について説明したが、これに限らず、電池セル10における両端子間の電圧をセル電圧として直接検出するようにしてもよい。
(5)上述の各実施形態では、車両に搭載された組電池1に、本発明の異常検出装置を適用する例を説明したが、車両以外に用いられる組電池1に適用してもよい。
1 組電池
10 電池セル
21 第1の抵抗体
22 放電回路
221 第2の抵抗体
222 半導体スイッチ
23a スイッチ制御部(スイッチ制御手段)
23b セル電圧検出部(セル電圧検出手段)
23c 抵抗間電圧検出部(抵抗間電圧検出手段)
24a スイッチ異常判定手段
24b セル電圧推定手段

Claims (6)

  1. 複数の電池セル(10)を直列に接続して構成される組電池(1)の異常を検出する異常検出装置であって、
    前記複数の電池セルの両端子に接続された複数の検出端子(C)と、
    前記複数の電池セルのうち、少なくとも1つの電池セルの両端子に接続される一対の前記検出端子における一方の検出端子と、前記電池セルの一端子との間に接続される第1の抵抗体(21)と、
    第2の抵抗体(221)および半導体スイッチ(222)を直列に接続した直列接続体を有し、前記直列接続体における前記第2の抵抗体側の一端が前記一方の検出端子に接続されると共に、前記半導体スイッチ側の他端が前記一対の検出端子における他方の検出端子に接続される放電回路(22)と、
    前記半導体スイッチのオンオフを制御するスイッチ制御手段(23a)と、
    前記スイッチ制御手段が前記半導体スイッチをオンに制御した際に、前記第1の抵抗体と前記第2の抵抗体との間の抵抗間電圧を検出する抵抗間電圧検出手段(23c)と、
    前記スイッチ制御手段が前記半導体スイッチをオフに制御した際に、前記複数の電池セルにおける両端子間の電圧をセル電圧として検出するセル電圧検出手段(23b)と、
    前記半導体スイッチが異常であるか否かを判定するスイッチ異常判定手段(24a)と、を備え、
    前記スイッチ異常判定手段は、前記放電回路に接続された前記電池セルのセル電圧と、前記抵抗間電圧との差が所定範囲内となる場合に、前記半導体スイッチが異常であると判定することを特徴とする異常検出装置。
  2. 前記スイッチ異常判定手段は、前記抵抗間電圧と前記放電回路に接続された電池セルのセル電圧との差が所定範囲内となり、且つ、前記抵抗間電圧が予め前記抵抗間電圧の電圧値の取り得る電圧範囲に設定された基準電圧範囲内である場合に、前記半導体スイッチが正常にオフしないオン異常であると判定することを特徴とする請求項1に記載の異常検出装置。
  3. 少なくとも前記セル電圧検出手段(23b)にて検出した前記電池セルのセル電圧の電圧値を記憶する記憶手段(24c)を備え、
    前記スイッチ異常判定手段は、
    前記抵抗間電圧と前記放電回路に接続された電池セルのセル電圧との差が所定範囲外となった際の前記放電回路に接続された電池セルのセル電圧の電圧値を基準セル電圧として前記記憶手段に記憶し、
    前記放電回路に接続された前記電池セルのセル電圧と、前記抵抗間電圧との差が所定範囲内となり、且つ、前記放電回路に接続された電池セルのセル電圧と前記記憶手段に記憶された前記基準セル電圧との差が予め定めた判定基準値以上である場合に、前記半導体スイッチが正常にオフしないオン異常であると判定することを特徴とする請求項1に記載の異常検出装置。
  4. 前記スイッチ異常判定手段にて、前記半導体スイッチが前記オン異常であると判定された際に、前記放電回路に接続された前記電池セルのセル電圧を推定するセル電圧推定手段(24b)を備え、
    前記セル電圧推定手段は、前記抵抗間電圧、前記第1の抵抗体の抵抗値、および前記第2の抵抗体の抵抗値から前記セル電圧を推定することを特徴とする請求項2または3に記載の異常検出装置。
  5. 前記スイッチ異常判定手段は、前記抵抗間電圧と前記放電回路に接続された電池セルのセル電圧との差が所定範囲内となり、且つ、前記抵抗間電圧が予め前記抵抗間電圧の電圧値の取り得る電圧範囲に設定された基準電圧範囲外である場合に、前記半導体スイッチが正常にオンしないオフ異常であると判定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の異常検出装置。
  6. 少なくとも前記セル電圧検出手段(23b)にて検出した前記電池セルのセル電圧の電圧値を記憶する記憶手段(24c)を備え、
    前記スイッチ異常判定手段は、
    前記抵抗間電圧と前記放電回路に接続された電池セルのセル電圧との差が所定範囲外となった際の前記放電回路に接続された電池セルのセル電圧の電圧値を基準セル電圧として前記記憶手段に記憶し、
    前記放電回路に接続された前記電池セルのセル電圧と、前記抵抗間電圧との差が所定範囲内となり、且つ、前記放電回路に接続された電池セルのセル電圧と前記記憶手段に記憶された前記基準セル電圧との差が予め定めた判定基準値より小さい場合に、前記半導体スイッチが正常にオンしないオフ異常であると判定することを特徴とする請求項1ないし4に記載の異常検出装置。
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