JP2014027036A - 電子回路モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】外力によって変形し難い金属カバーを有する電子回路モジュールを提供する。
【解決手段】電子部品を搭載した回路基板20と、少なくとも一面が開口された箱型の金属カバー30と、を有する電子回路モジュール1において、金属カバー30は、回路基板20に対向して配置された天板31と、天板31の外周から折り曲げられて延設された複数の側板32と、天板31の外周の四隅から折り曲げられて延設され、回路基板20に接合された複数の取り付け脚33と、を備える。天板31には、その中央部31aと外周との間に、切り欠き段部35が設けられており、切り欠き段部35は、天板31の板厚以下の厚さになるように異形化されて部分的に剛性が高められた異形部35cと、異形部35cに隣接させて形成された開口部35aと、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属カバーを有する電子回路モジュールに関し、特に、外力によって変形し難い金属カバーを有する電子回路モジュールに関する。
電子回路モジュールは、電子部品を搭載した回路基板によって高周波回路等が構成されている回路モジュールである。例えば、無線送受信回路モジュールとして、携帯機器に内蔵されて使用される。
このような電子回路モジュールにおいて、外部からの電磁波の遮蔽用に金属カバーが用いられている。このような電磁波遮蔽用の金属カバーは、回路基板に搭載された電子部品を覆うように設けられて、回路基板のグランド配線に接続されることが多い。外部からの電磁波を遮蔽すると同時に、高周波回路等の電子回路モジュール自体の回路動作によって発生する高周波ノイズが外部に伝播することを抑制している。
近年、電子部品の小型化や部品実装の技術開発が進み、電子部品を搭載した回路基板の面積が小型化されている。電子部品を搭載した回路基板と金属カバーとを有する電子回路モジュールにおいては、回路基板の面積についての小型化に加え、高さ方向についても小型化が要求されている。
特許文献1には、回路基板の基板面におけるシールド対象部分を覆いグランドに接地されて回路基板のシールド対象部分をシールドするシールドカバーを有するシールド構造が開示されている。特許文献2には、基板の一面側において振動子を金属製のカバーで覆うとともに、このカバーの天面に補強用の突起を設けた電子部品が開示されている。
図6は、特許文献2に記載の電子部品101を示す断面図である。電子部品101は、基板111と、この基板111の一面側に実装された振動子113と、基板111の他面側に実装された制御素子115と、基板111を貫通して、振動子113と制御素子115とを電気的に接続した導電体とを備えている。電子部品101では、この基板111の一面側において振動子113を金属製のカバー118で覆うとともに、このカバー118の天面には補強用の突起119を設けている。
カバー118は、振動子113に対する外来ノイズの侵入と、振動子113からの不要輻射とを防止するために装着されるものである。このカバー118は、外力によって振動子113側に変形し、振動子113に接触してその振動を阻害しないようにするために、カバー118の天面に補強用の突起119が設けられた構造である。補強用の突起119を設けたことにより、この天面が外力で振動子113方向に大きく変形することがなくなる。
特開2007−116104号公報 特開平10−28024号公報
しかしながら、電子回路モジュールを小型化するため、金属カバーを構成する金属板の板厚は薄くなってきている。薄い金属カバーを用いた電子回路モジュールでは、落下や外力による金属カバーの変形が問題になってきた。金属カバーが変形すると、回路基板に搭載された電子部品に金属カバーが接触して、電子回路が故障する原因となる場合があった。そのため、金属カバーの補強がますます重要になってきている。
突起を設ける等、電子部品を搭載した回路基板側に金属カバーを変形させて突出させていると、突起が電子部品に接触しないように考慮しなければならない。また、金属カバーの製造において、薄い金属板を押圧して突起を図6のように形成しようとすると、突起を形成する応力によって天板を歪めることになってしまう。そのため、図6の突起119を設けた部分の板厚だけを厚くするためには、薄い金属板に突起を溶接したり、厚い金属板から突起119を残すように周囲を薄く切削したりする必要があった。
本発明は、上述した課題を解決して、金属カバーに加工する金属板の板厚を薄くしても、外力によって変形し難い金属カバーを有する電子回路モジュールを提供することを目的とする。
本発明は、電子部品を搭載した回路基板と、少なくとも一面が開口された箱型の金属カバーと、を有する電子回路モジュールにおいて、前記金属カバーは、前記回路基板に対向して配置された天板と、前記天板の外周から折り曲げられて延設された複数の側板と、前記天板の外周のうちの四隅から折り曲げられて延設され、前記回路基板に接合された複数の取り付け脚と、を備え、前記天板には、その中央部と外周との間に、切り欠き段部が設けられており、前記切り欠き段部は、前記天板の板厚方向に圧力が加えられ、前記天板の板厚以下の厚さになるように異形化されて部分的に剛性が高められた異形部と、該異形部に隣接させて形成された開口部と、を有する、ことを特徴とする。
このように構成することによって、金属カバーに加工する金属板の板厚を薄くしても、外力によって変形し難い金属カバーを有する電子回路モジュールを提供することができる。すなわち、異形部は、一般のエンボス加工等で生じる剛性アップの効果と同様の効果を奏するため、剛性を高くするという機能を有する。一方、開口部は、圧力を加える際に異形部から移動する金属原子の移動先となるため、異形部を形成しても金属カバーに加工歪みが生じるのを防止するという機能を有する。なお、異形部や開口部の形や大きさ等は、薄い金属カバーの剛性が、板厚の厚い金属カバーの剛性と同等以上の大きさを有するように適宜設定される。
本発明の電子回路モジュールは、前記切り欠き段部が、前記天板の中央部と前記取り付け脚との間に形成されていることを特徴とする。このような構成によって、中央部に外力が加わっても、その外力によって取り付け脚に過大な力が作用するのを防止でき、取り付け脚と回路基板との接合状態を安定的に維持できる。したがって、本発明による電子回路モジュールは、実装時に金属カバーの中央部を吸着しても問題を生じることがないので、自動組み立て等に好適である。
本発明の電子回路モジュールは、前記開口部が、前記異形部に対して前記天板の中央部側と前記取り付け脚側との2箇所に配置されていることを特徴とする。天板に設けられた切り欠き段部は、異形部に対して天板の中央部側と取り付け脚側との2箇所に開口部を備えているので、天板を歪めることなく板厚方向に圧力を加えて異形部が形成でき、天板の中央部の方向に変形することを抑えることができる。また、中央部に加わった外力による天板の撓みは、剛性が高められた異形部で抑制され、さらに、取り付け脚側に伝播しないように取り付け脚側の開口部で分断される。したがって、開口部が取り付け脚側にも配置されているので、天板の中央部に加わった外力が取り付け脚側の開口部で分断されなかった場合に比べて、取り付け脚を固定している半田にかかる撓みを、より低減することができる。
本発明の電子回路モジュールは、前記異形部が、前記天板の板厚方向に圧縮された材料からなることを特徴とする。異形部は板厚方向に圧力を加えることによって圧縮された材料であるので、圧縮されて材料強度が増しており、より一層金属カバーの変形を抑えることができる。
本発明の電子回路モジュールは、前記金属カバーは前記回路基板に対する電磁波の遮蔽に用いられることを特徴とする。金属カバーは電磁波を遮蔽するので、高周波回路を搭載した電子回路モジュールに適し、小型化、薄型化が可能である。
本発明によれば、金属カバーの天板に設けられた切り欠き段部は、前記天板の板厚方向に圧力が加えられ、前記天板の板厚以下の厚さになるように異形化されて部分的に剛性が高められた異形部と、該異形部に隣接させて形成された開口部と、を有する。異形部は、一般のエンボス加工等で生じる剛性アップの効果と同様の効果を奏するため、剛性を高くするという機能を有する。一方、開口部は圧力を加える際に異形部から移動する金属原子の移動先となるため、異形部を形成しても金属カバーに加工歪みが生じるのを防止するという機能を有する。したがって、金属カバーに加工する金属板の板厚を薄くしても、外力によって変形し難い金属カバーを有する電子回路モジュールを提供することができる。
第1実施形態の電子回路モジュールを示す斜視図である。 天板側から見た電子回路モジュールの平面図である。 天板の断面図であり、図3(a)は図2のA−A線で切断した模式断面図であり、図3(b)は図2のB−B線で切断した模式断面図である。 第1の変形例を示す天板の断面図であり、図4(a)は図2のA−A線で切断した模式断面図である。図4(b)は図2のB−B線で切断した模式断面図である。 第2の変形例を示す平面図であり、天板側から見た電子回路モジュールの平面図である。 従来の電子部品を示す断面図である。
<第1実施形態>
以下に第1実施形態における電子回路モジュール1について説明する。
図1は第1実施形態の電子回路モジュール1を示す斜視図である。回路基板20を覆うように、金属カバー30が配置されている。金属カバー30は、矩形の回路基板20の平面寸法とほぼ同寸の天板31と、天板31の外周から折り曲げられて延設された複数の側板32と、天板31の外周の四隅31bから折り曲げられて延設された複数の取り付け脚33と、を備えている。すなわち、金属カバー30は、回路基板20側の一面が開口された箱型の形状である。
回路基板20には、図示しない導電材料からなる配線が形成されていて、図示しない電子部品が実装され配線に接続されている。配線及び電子部品は、箱型の金属カバー30で覆われている。金属カバー30の取り付け脚33は、半田40で接合されることによって回路基板20に固定されているとともに、グランド配線に電気的に接続される。取り付け脚33がグランド配線に接続されることによって、金属カバー30はグランド電位に保持されている。
金属カバー30は、回路基板20に対向して配置された天板31の内面が、図示しない電子部品に干渉しないように、側板32と取り付け脚33の高さ方向(Z1−Z2方向)を所望の寸法に設けている。電子回路モジュール1の高さとは、回路基板20の高さ寸法(基板厚)と金属カバー30の高さ寸法との合計寸法である。
電子回路モジュール1は、小型のものでは外形寸法が15mm×10mm×1.5mm程度であり、用いる金属カバー30は板厚0.2mm程度の薄い金属板を加工したものである。金属カバー30の材質としては、例えば、めっき鋼板である。
図1に示すように、天板31には、その中央部31aと外周との間に、切り欠き段部35が設けられている。切り欠き段部35は、部分的に開口された開口部35a、35bを有している。切り欠き段部35は、天板31の中央部31aと取り付け脚33との間に配置されて、この方向に沿って開口部35a、35bを備えている。
切り欠き段部35における、2箇所の開口部35a、35bに挟まれた領域は、天板31の中央部31aと取り付け脚33とを結ぶ方向に対して剛性を有するように、天板31の板厚方向に圧力を加えることによって天板31の板厚以下の厚さになるように形成された異形部35cである。以下、この異形部35cについて、詳細に説明する。
図2は、天板31側から見た電子回路モジュール1の平面図である。矩形の回路基板20を覆う金属カバー30の天板31の四隅31bに、取り付け脚33が配置されている。天板31には、4箇所の切り欠き段部35が、天板31の中央部と取り付け脚33との間に設けられている。また、それぞれの切り欠き段部35は、異形部35cに隣接させて天板31の中央部31a側と取り付け脚33側との2箇所に形成された開口部35a、35bを備えている。
図3(a)は、天板31を図2のA−A線で切断した模式断面図である。図3(b)は、図2のB−B線で切断した模式断面図である。開口部35aが、異形部35cに対して天板31の中央部31a側に、開口部35bが、異形部35cに対して天板31の取り付け脚33側に、それぞれ配置されている。図3(a)及び(b)に示すように、異形部35cの板厚は天板31の中央部31aの板厚より薄い。異形部35cは、天板31の板厚方向に圧力を加えることによって圧縮された材料からなり、材料強度が増して部分的に剛性が高められたものである。すなわち、異形部35cは板厚方向に圧力を加えたときに、天板31の板厚以下の厚さになるように圧縮されて部分的に剛性が高められている。異形部に隣接させて形成された開口部35a、35bは、圧力を加える際に異形部35cから移動する金属原子の移動先となる。そのため、板厚方向に圧力を加えて異形化されて部分的に剛性が高められた異形部35cを形成することができる。
図3に示すように、開口部35a、35bを設けることによって、異形部35cの形状が自在に形成可能である。異形部35cは、一般のエンボス加工等で生じる剛性アップの効果と同様の効果を奏するため、剛性を高するという機能を有する。一方、開口部35a、35bは圧力を加える際に異形部35cから移動する金属原子の移動先となるため、異形部35cを形成しても金属カバー30に加工歪みが生じるのを防止するという機能を有する。異形部35cや開口部35a、35bの形や大きさ等は、薄い金属カバー30の剛性が、板厚の厚い金属カバー30の剛性と同等以上の大きさを有するように適宜設定される。電子回路モジュール1は、部分的に剛性が高められた異形部35cを有するので、外力による金属カバー30の変形を抑えることができる。例えば図1に示す中央部31aを回路基板20の方向に押さえつける外力に対し、天板31の撓みを低減することができる。異形部35cが板厚方向に圧力を加えることによって圧縮された材料である場合には、圧縮されたことによって材料強度を増しているので、より一層変形を抑えることができる。したがって、金属カバー30に加工する金属板の板厚を薄くしても、外力によって変形し難い金属カバー30を有する電子回路モジュール1が得られる。
上述したように、電子回路モジュール1は、切り欠き段部35が、天板31の中央部31aと取り付け脚33との間に設けられていることが好ましい。図2に示すように、取り付け脚33が配置された方向に、異形部35cと開口部35a、35bとを有する切り欠き段部35を形成するので、天板31を歪めることなく板厚方向に圧力を加えて異形部35cが形成でき、天板31を補強することができる。このような構成によって、中央部31aに外力が加わっても、その外力によって取り付け脚33に過大な力が作用するのを防止でき、取り付け脚33と回路基板20との接合状態を安定的に維持できる。したがって、電子回路モジュール1は、実装時に金属カバー30の天板31の中央部31aを吸着しても問題を生じることがないので、自動組み立て等に好適である。
さらに、電子回路モジュール1は、切り欠き段部35が、異形部35cに対して天板31の中央部31a側と取り付け脚33側との2箇所に開口部35a、35bを備える。切り欠き段部35は、異形部35cに対して天板31の中央部31a側と取り付け脚33側との2箇所に開口部35a、35bを備えているので、天板31を歪めることなく板厚方向に圧力を加えて異形部35cが形成でき、天板31の中央部31aの方向に変形することを抑えることができる。また、中央部31aに加わった外力による天板31の撓みは、剛性が高められた異形部35cで抑制され、さらに、取り付け脚33側に伝播しないように開口部35bで分断される。したがって、開口部35bが取り付け脚33側に配置されているので、中央部31aに加わった外力が開口部35bで分断されなかった場合に比べて、取り付け脚33を固定している半田40にかかる撓みをより低減することができる。
電子回路モジュール1は、取り付け脚33は天板31の四隅31bに配置されていることが好ましい。天板31の四隅31bに取り付け脚33が配置されているので、取り付け脚33は天板31の中央部31aからもっとも離れている。そのため、天板31の中央部31aに加わった外力が伝わりにくい。したがって、効率よく撓みを低減できる。
電子回路モジュール1としては、金属カバー30は回路基板20に対する電磁波の遮蔽に用いられる。金属カバー30の折り曲げ構造のため、側板32と取り付け脚33との間に隙間が設けられているが、この隙間及び開口部35a、35bが、電磁波の波長に比べて十分に小さいときに、金属カバー30は電磁波を効率的に遮蔽できる。金属カバー30は電磁波を遮蔽するので、高周波回路を搭載した電子回路モジュールに適し、小型化、薄型化が可能である。
図4に、第1の変形例を示す。図4(a)は、天板31を図2のA−A線で切断した模式断面図である。図4(b)は、図2のB−B線で切断した模式断面図である。異形部35cは図4(a)及び(b)に示す断面形状を有し、異形部35cの板厚は天板31の中央部31aの板厚より薄い。異形部35cは、天板31の板厚方向に圧力を加えることによって、波型に成形され、部分的に剛性が高められたものである。開口部35aが、異形部35cに対して天板31の中央部31a側に、開口部35bが、異形部35cに対して天板31の取り付け脚33側に、それぞれ形成されているので、天板31を歪めることがない。開口部35a、35bを設けることによって、異形部35cの形状が自在に形成可能である。第1の変形例では、板厚方向に圧力を加えることによって波型に成形され、部分的に剛性が高められた異形部35cが形成されている。
図5に第2の変形例を示す。図5は、天板31側から見た電子回路モジュール1の平面図である。第2の変形例では、4箇所の切り欠き段部35が、天板31の中央部31aから見て、取り付け脚33が配置された方向に設けられて、それぞれの切り欠き段部35は、異形部35cに対して天板31の中央部31a側に開口部35aを備えている。板厚方向に圧力を加えることによって、異形部35cは、天板31の中央部31aに向かって徐々に板厚が薄くなって剛性が高められている。例えば、開口部35aに臨む形状が波型に成形され、部分的に剛性が高められた異形部35cを形成することができる。
なお、切り欠き段部35は、本実施形態に限定されず、異形部35cの剛性を有するように配置可能である。すなわち、開口部35a、35bは、天板31の板厚方向に圧力が加えられて異形部35cを形成するのに必要な大きさで、できるだけ小さくするほうが好ましい。異形部35cは、剛性を有する方向に長くすることが好ましい。天板31の中央部31aから外周に向かって、異形部35cの長さが長いほど、天板31の変形を抑えることができる。しかしながら、中央部31aは吸着型のハンドリング治具に対して、平坦で開口をもたないことが好ましいので、開口部35aは中央部31aの中心位置から3mm程度ずらして配置することが好ましい。直径3mm〜6mm程度の吸着エリアを確保すれば、吸着型のハンドリング治具を問題なく使用可能である。
また、切り欠き段部35は天板31の四隅31bと中央部31aとを結ぶ方向で配置されていなくてもよい。例えば、取り付け脚33は四隅31b方向であって、切り欠き段部35は中央部31aから見てX1−X2方向及びY1−Y2方向であってもよい。その方向に切り欠き段部35が配置されても、異形部35cの剛性を有する方向に対して変形を抑えることができる。
切り欠き段部35は天板31の中央部31aの両面から突出しない形状であることが好ましい。しかしながら、回路基板20に搭載された電子部品に干渉しない配置であれば回路基板20の側に突出していても、本発明の効果を得ることができる。しかし、電子回路モジュール1の外側に突出する場合は、電子回路モジュール1の高さが増加することになる。したがって、切り欠き段部35の異形部35cが突出する場合には、回路基板20の側に突出するほうが好ましい。
1 電子回路モジュール
10 電子部品
20 回路基板
30 金属カバー
31 天板
31a 中央部
31b 四隅
32 側板
33 取り付け脚
35 切り欠き段部
35a、35b 開口部
35c 異形部
40 半田

Claims (5)

  1. 電子部品を搭載した回路基板と、少なくとも一面が開口された箱型の金属カバーと、を有する電子回路モジュールにおいて、
    前記金属カバーは、前記回路基板に対向して配置された天板と、前記天板の外周から折り曲げられて延設された複数の側板と、前記天板の外周のうちの四隅から折り曲げられて延設され、前記回路基板に接合された複数の取り付け脚と、を備え、
    前記天板には、その中央部と外周との間に、切り欠き段部が設けられており、
    前記切り欠き段部は、前記天板の板厚方向に圧力が加えられ、前記天板の板厚以下の厚さになるように異形化されて部分的に剛性が高められた異形部と、該異形部に隣接させて形成された開口部と、を有する、
    ことを特徴とする電子回路モジュール。
  2. 前記切り欠き段部は、前記天板の中央部と前記取り付け脚との間に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子回路モジュール。
  3. 前記開口部は、前記異形部に対して前記天板の中央部側と前記取り付け脚側との2箇所に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子回路モジュール。
  4. 前記異形部は、前記天板の板厚方向に圧縮された材料からなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電子回路モジュール。
  5. 前記金属カバーは前記回路基板に対する電磁波の遮蔽に用いられることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電子回路モジュール。
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