JP2014026698A - 記録再生装置および記録再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】データを読み出すための性能を低下させることなく、再生素子の位置決めが可能な情報再生装置を実現する。
【解決手段】実施形態によれば、記録再生装置は、リード手段と、位置決め手段とを具備する。前記リード手段は、所定データトラックのデータを再生素子で読み出す。前記位置決め手段は、前記再生素子が前記所定データトラックの隣接データトラックのデータをどの程度読み出しているかを示す指標に応じて前記再生素子を位置決めする。
【選択図】図10

Description

本発明の実施形態は、再生素子を用いてデータを読み出す記録再生装置および記録再生方法に関する。
近年、データの読み書きが可能な磁気ディスク装置等の記録再生装置の開発が行われている。磁気ディスク装置は、磁気ディスクからデータを読み出す際、磁気ディスク装置に記録されているトラックからデータを読み出すために必要な記録信号を再生する。一般的に、磁気ディスク装置において、記録信号は、データを書き込む際に用いる記録素子とは別の記録信号を再生するための再生素子によって再生される。
また、磁気ディスクに高密度にトラックを記録することによって、多くのデータを磁気ディスクに書き込むことが求められている。このとき、トラックを高密度に記録することにより、再生素子の位置決めを高精度に行う必要が生じる。そのため、データ記録時の再生素子位置に対して、記録されたデータを最も品質良く再生できる再生素子位置を予め調整し、その再生位置でデータを読み出す必要がある。しかしながら、実際の記録再生時における記録位置のずれにより、予め調整しておいた最も品質良く再生できる再生素子の位置でも、リードエラーとなる場合がある。リードエラーが発生した場合には、記録信号を再生することができるまで、リードリトライ処理により、記録信号に対する再生素子の再生位置補正を行い、記録信号の再生を繰り返し行っていた。
特開2001−319433号公報
しかしながら、再生素子の再生位置補正を繰り返し行うことにより、記録信号を再生するために要する処理時間が長くなり、データを読み出す性能が低下する。また、複数のトラックの一部が重なった状態で磁気ディスクに記録されている場合等において、記録信号を再生できるトラックの実質的な幅が狭くなることがある。このような場合でも、性能を低下させることなく、記録信号を再生することが求められる。
本発明は、データを読み出すための性能を低下させることなく、再生素子の位置決めが可能な記録再生装置および記録再生方法を提供することを目的とする。
実施形態によれば、記録再生装置は、リード手段と、位置決め手段とを具備する。前記リード手段は、所定データトラックのデータを再生素子で読み出す。前記位置決め手段は、前記再生素子が前記所定データトラックの隣接データトラックのデータをどの程度読み出しているかを示す指標に応じて前記再生素子を位置決めする。
実施形態に係る磁気ディスク装置の構成例を示す図。 同実施形態に係る磁気ディスク装置の磁気ディスクに対する再生ヘッド及び記録ヘッドの位置関係を示す図。 同実施形態に係る磁気ディスク装置に備えられた再生ヘッドに関するオフセットの調整を示す図。 同実施形態において、図3に示す予め調整した再生ヘッドの位置とリード時の再生ヘッドの最適な位置との関係を示す図。 同実施形態に係る磁気ディスク装置の磁気ディスクに瓦記録方式で記録されたトラックと最適な再生素子の位置を示す図。 同実施形態に係る磁気ディスク装置の磁気ディスクに瓦記録方式で記録されたトラックに対してITIキャンセル重みを用いたオフセットの調整方法を示す図。 同実施形態において、図6で予め調整されたオフセットをITIキャンセル重みに応じて変化させたオフセットの一例を示す図。 同実施形態において、図6で予め調整されたオフセットをITIキャンセル重みに応じて変化させたオフセットの他の一例を示す図。 同実施形態において、図6で予め調整されたオフセットをITIキャンセル重みに応じて変化させたオフセットのさらに他の一例を示す図。 同実施形態において、図6で予め調整されたオフセットをITIキャンセル重みに応じて変化させる処理手順の一例を示す図。 同実施形態において、図6で予め調整されたオフセットをITIキャンセル重みに応じて変化させる処理手順の他の一例を示す図。
以下、図面を参照して、実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に関する磁気ディスク装置の要部を示すブロック図である。
図1に示すように、磁気ディスク装置は大別して、ヘッド・ディスクアセンブリ(head-disk assembly:HDA)、ヘッドアンプ集積回路(以下、ヘッドアンプIC)11と、ハードディスクコントローラ(HDC)15とから構成されている。
HDAは、記録媒体である磁気ディスク1と、スピンドルモータ(SPM)2と、ヘッド10を搭載しているアーム3と、ボイスコイルモータ(VCM)4とを有する。磁気ディスク1は、スピンドルモータ2により回転する。アーム3とVCM4は、アクチュエータを構成している。アクチュエータは、VCM4の駆動により、アーム3に搭載されているヘッド10を磁気ディスク1上の指定の位置まで移動制御する。
ヘッド10はスライダを本体として、当該スライダに実装されている記録(ライト)ヘッド22及び再生(リード)ヘッド(再生素子)21を有する。再生ヘッド21は、磁気ディスク1上のデータトラックに記録されているデータを読み出す(以下、再生と称す。)。記録ヘッド22は、磁気ディスク1上にデータを書き込む(以下、記録と称す。)。
ヘッドアンプIC11は、プリアンプ及びライトドライバを有する。プリアンプは、再生ヘッド21により読み出されたリード信号(以下、入力信号と称す。)を増幅して、リード/ライト(R/W)チャネル12に伝送する。一方、ライトドライバは、R/Wチャネル12から出力される記録データに応じたライト電流を記録ヘッド22に伝送する。
HDC15は、R/Wチャネル12と、インターフェースコントローラ13と、マイクロプロセッサ(MPU)14とを含む1チップの集積回路から構成されている。R/Wチャネル12は、再生データの信号処理を実行するリードチャネルと、記録データの信号処理を実行するライトチャネルとを含む。
インターフェースコントローラ13は、ホストシステム20とR/Wチャネル12との間のデータ転送を制御する。
MPU14は磁気ディスク装置のメインコントローラであり、VCM4を制御してヘッド10の位置決めを行うサーボ制御を実行する。
次に図2を参照し、磁気ディスク1における、再生ヘッド21と記録ヘッド22との位置関係について説明する。
再生ヘッド21の中心と記録ヘッド22の中心とを通る直線が、磁気ディスク1のトラック23とヨー角θで交わる。なお、図2は、磁気ディスク1の一部分を拡大した図であるため、本来曲線(同心円)であるトラック23、ヘッド軌跡24、25は直線で示されている。また、ヨー角θは、磁気ディスク1上のヘッド10の位置(半径位置)によって値が変わる。また、再生ヘッド21と記録ヘッド22と間には、図2に示すようなリードライトセパレーション(RWS:Read Write Separation)が存在する。そして、ヘッド10は、記録時及び再生時において、トラックに対してヨー角θで傾いた状態で移動する。そのため、記録ヘッド22の軌跡25と、再生ヘッド21の軌跡24と、の間には図2のMR offsetで示すような間隔が生じる。MR offsetは、記録ヘッド22によって軌跡25を中心とするトラックに記録されたデータを再生ヘッド21が再生するために必要なオフセット量である。あるトラックの再生時において、記録ヘッド22を当該トラックに位置決めした後、再生ヘッド21を、MR offsetで示す距離だけディスクの径方向に移動させることによって、再生ヘッド21を記録ヘッド22の軌跡25上に位置決めすることができ、磁気ディスク1上の記録データを適切に再生することができる。
次に図3を参照し、MR offsetの調整方法について説明する。
図3は、図2で示すような磁気ディスク1に対する記録ヘッド22と再生ヘッド21との位置関係において、磁気ディスク1上の3つのトラックの所定の部分領域がオフセット調整領域となっている場合を示す。第2のトラック32には、記録信号がデータとして記録されている。第1のトラック31及び第3のトラック33には、クロストークノイズとなる隣接信号がデータとして記録されている。MR offsetは、第2のトラック32の記録信号を再生する場合のエラーレートに基づき決定される。エラーレートとは、SNR(signal noise ratio)等同様、記録再生信号の品質を示す指標である。MR offsetは、エラーレートが最適となるように調整される。
具体的には、図3において、再生位置P11、再生位置P12、再生位置P13、及び再生位置P1endの順に再生素子30を移動させながら第2のトラック32の記録信号を再生し、各再生位置でのエラーレートの測定を行う。再生位置P11は、第2のトラック32の記録時の再生素子30の位置であり、再生位置P1endは再生位置P11から所定距離離れた位置である。なお、ここで言う再生素子30とは、図2における再生ヘッド21をトラック方向に射影したものであり、図2に示すようなヨー角θによる再生ヘッド21の傾きを考慮した再生ヘッド21と見なすことができる。
図3の下のグラフは、再生素子30の再生位置に対するエラーレートの値を示している。始めに、再生素子30を再生位置P11(第1のトラック31の中心)に移動させ、第2のトラック32のデータを再生する。そして、エラーレートが算出される。
なお、再生素子30を再生位置P11に移動させるとは、再生素子30の中心位置が再生位置P11となるように移動させることである。また、以下、再生素子30を再生位置に移動させることは、再生素子の中心位置が再生位置となるように移動させることである。
次に、再生素子30を再生位置P12に移動させ、第2のトラック32のデータを再生し、エラーレートを算出する。同様に、再生素子30を再生位置P13、・・・・、P1endに順次移動させ、第2のトラック32のデータを再生し、エラーレートを算出する。以上のように、エラーレートを算出した結果がバスタブ状の曲線34によって表されるグラフによって示される。そして、最も小さいエラーレート(最適エラーレート)に対応する再生位置P0、図3では曲線34の極小値に対応する再生位置P0、を第2のトラック32のデータを再生する際の最適な再生位置とする。記録時の再生素子位置P11と最適再生位置P0との距離がoffset0であり、第2のトラック32の再生時にはMR offset=offset0とすればよい。
図3を参照して、上述したように、MR offsetを設定することによって、記録データを再生ヘッド21で再生することができるが、実際には、記録ヘッド22で磁気ディスク1に記録する際、例えば図4に示すように、隣接するトラックが一部重なって記録される場合がある。このような場合、仮に再生素子30をoffset0だけオフセットさせたとしても、最適な信号品質を得られる再生位置ではないため、記録信号が再生できずエラーとなる場合がある。そのため、MR offsetをリードエラーとならない再生位置に変更する(変化させる)必要がある。
具体的に、図4を参照して説明する。図4は、第3のトラック33がd0だけ第2のトラック32の方向にずれて記録され、第3のトラック33が第2のトラック32の一部に重なって記録されている場合を想定している。始めに、再生素子30を図3のようにして調整したMR offset(=offset0)だけオフセットさせ、再生素子30の位置を再生位置P0に移動させる。仮に、図4のようにトラックが重なって記録されている場合において、図3を参照して上述したようなMR offsetの調整を行うと、図4の下の曲線35で示すようなエラーレートに関するグラフが得られる。したがって、再生位置P0で得られるエラーレートの値は最小ではない。そのため、再生時の信号品質を改善するためには、図4のoffset1で示すオフセットの値にMR offsetを変更する必要がある。本実施形態では、このMR offsetの変更を以下に示すようなITIキャンセル重みに基づき行う。なお、ITIキャンセル重みについては、図5及び図6を参照して後述する。
図5は、瓦記録方式で記録されたトラックを再生する際の、理想的な再生素子の位置を示している。
瓦記録方式とは、磁気ディスク1等において、既記録トラックの端部に後続の隣接トラックの一部が重なるように記録する記録方式である。瓦記録方式によって、トラックが高密度に記録されるため、磁気ディスク1に記録できるトラックの数が増え、トラックに記録できるデータ量を増加させることができる。
図5において、第1のトラック31を記録した後、第1のトラック31の上に一部が重なるように第2のトラック32を記録し、さらに、第2のトラック32の上に一部が重なるように第3のトラック33が記録されている。再生時において、始めに、第3のトラック33の中心位置を示す再生位置1に再生素子を移動させ、第3のトラック33に記録されているデータを再生する。第3のトラック33は、第1のトラック31及び第2のトラック32とは異なり、幅が広いため、隣接記録信号によるクロストークのノイズの影響を受けにくい。そのため、第3のトラック33に記録されているデータを再生することは容易にできる。そのため、再生する第3のトラック33から再生され復号されたデータを、他のTrackを再生する際に利用することができる。例えば、瓦記録方式で最後に記録されたトラック(第3のトラック33)から順に1つ前に記録されたトラックを再生する場合において、第3のトラック33に記録されているデータは既にリードしているため、第2のトラック32を再生する際に生じる第3のトラック33によるクロストークノイズを、ITI(intertrack interferecne)キャンセル機能を用いて、除去することができる。
ITIキャンセル機能とは、瓦記録方式で磁気ディスク1のトラックに記録されたデータをリードする際、隣接トラックに記録されているデータ(ITIキャンセル用データ)を使用して、トラック間で生じるトラック間干渉成分(ノイズ)を除去しながら、磁気ディスク1のリードを行う機能である。なお、以下、各トラックに記録されているデータを各トラックのデータとも記載する。
図5において、第2のトラック32を再生する際、第3のトラック33のデータをITIキャンセル用データとして使用し、ITIキャンセル機能によって、第3のトラック33の記録信号によるクロストークノイズの影響を除去し、第2のトラック32のデータを再生することができる。また、図5において、第2のトラック32を再生する際、最もエラーレートを小さくする再生位置で再生するためには、第2のトラック32の領域でトラック32の信号成分が最も多く再生でき、クロストークノイズとなる第1のトラック31の信号成分が最も小さくなる再生位置と再生素子30の中心位置とを近づけることが必要である。
瓦記録方式で記録された隣接するトラックの信号をどのくらいリードしているかを示す指標としてITIキャンセル重みが用いられている。具体的には、図6を参照して説明するが、ITIキャンセル重みは、隣接トラックを再生することで生じるクロストークノイズを再生したい信号から差し引くためのパラメータ等としても使用できる。また、ITIキャンセル重みは、再生ヘッド21が既知となった隣接トラックデータをどれだけ再生しているかに応じて決定されるため、ITIキャンセル重みの増減に基づき再生ヘッド21に対する隣接トラックの相対位置を予測することができる。そして、予測した相対位置に基づき、MR offsetを調整することができる。
次に、図6を参照し、ITIキャンセル重みと再生素子の位置との依存関係について説明する。
図6は、図5で示したような理想的な記録位置に瓦記録されたトラックを再生する場合を想定している。なお、図5を参照して説明したことと同じ構成については説明を省略する。
ITIキャンセル重みは、例えば、再生素子30が再生位置P22にある場合、図6における再生ヘッド30の領域に対する、再生素子30と第3のトラック33とが重なる領域61の割合を示す指標でもある。ITIキャンセル重みは、曲線60で表される図6の下のグラフに示される。なお、本実施形態において、第2のトラック32及び第3のトラック33に関するITIキャンセル重みについて説明するが、第2のトラック32及び第1のトラック31に関するITIキャンセル重みについては、同様であるので、説明は省略する。
図6において、再生素子30が再生位置P22にある場合のITIキャンセル重みをα0とする。α0は、リードエラーしていない時のITIキャンセル重みであり、理想的な記録位置に瓦記録されたトラックを再生する際のオフセット量offset0に対応し、エラーレートが最も小さい値に対応する値でもある。なお、リードエラーとは、リード時に生じるエラーであり、リードエラーがないとは、再生したいデータを正しくリードすることができることである。
図6に示すように、再生位置P23の再生素子30は、再生位置P22の再生素子30よりも、第3のトラック33と重なっているため、第3のトラック33に関するクロストークノイズの影響を大きく受ける。そのため、ITIキャンセル重みの値が、α0よりも増加している。一方、再生位置P21の再生素子30は、第3のトラック33から離れた位置にあり、第3のトラック33に関するクロストークノイズの影響が小さいく、ITIキャンセル重みの値が、α0よりも減少している。
すなわち、ITIキャンセル重みが大きいほど、信号品質悪化の原因となるクロストークノイズの影響を受けるトラック(第3のトラック33)と再生ヘッド21との距離が近く、ITIキャンセル重みが小さいほど、第3のトラック33と再生ヘッド21との距離が遠いことが分かる。したがって、基準値となるITIキャンセル重みα0と現在のITIキャンセル重みの大小関係を比較することで再生ヘッド21と第3のトラック33の相対距離が近いか、遠いか判定することができ、信号品質悪化要因を推定できるため、再生ヘッド21の位置を適切な方向に移動させることによって、信号品質を改善することができる。
次に、図7を参照し、ITIキャンセル重みに応じてMR offsetを変更するための処理の一例について説明する。
図7は、図5と同様に瓦記録方式で記録されたトラックに対して第2のトラック32の記録信号を再生する場合を想定しているが、図5と比べて、第2のトラック32及び第3のトラック33の各々が、第2のトラック32から第3のトラック33への方向(図中の右方向、以下、Direction1と称す。)に、d1及びd2の距離だけずれて記録されている。また、曲線70は、図7のように記録されたトラックに関して得られるITIキャンセル重みを示している。
始めに、図6のoffset0に対応する再生位置P22に再生素子30を移動させ、第2のトラック32のデータを再生し、再生位置P22に対するITIキャンセル重みを算出する。第3のトラック33がDirection1にずれて記録されたため、再生位置P22の再生素子30と第3のトラック33とが重なる領域が小さくなり、算出されたITIキャンセル重みα01は、α0と比較すると小さくなっている。換言すると、算出されたITIキャンセル重みα01がα0よりも小さいということから、再生素子30と第3のトラック33の相対距離がはなれた、すなわち、第3のトラック33がDirection1にずれて記録されていることが分かる。仮に、第2のトラック32が距離d1だけDirection1にずれていないとすると、ITIキャンセル重みが小さくなったため、第3のトラック33によるクロストークノイズによる影響が少なくなっているはずであるから、リードエラーしないはずである。
しかしながら、図7においては、再生位置P22で第2のトラック32を再生したにもかかわらずリードエラーが発生した場合を想定しているため、再生素子30をより最適な再生位置に移動させる必要がある。算出されたITIキャンセル重みがα0よりも小さいにもかかわらずリードエラーが発生するということは、図7のように、第2のトラック32がDirection1にずれ、再生素子30によって再生可能な第2のトラック32の記録信号が減少したと考えられる。そのため、再生素子30を、距離d3だけDirection1に移動させることで、換言するとMR offsetがDirection1に変化しているため、MR offsetを図7に示すoffset1(=offset0 + d3)に変更することで、信号品質を改善できるためリードエラーの発生を回避することができる。再生素子30を再生位置P32に移動することによって得られるITIキャンセル重みはα1である。
次に、図8を参照し、ITIキャンセル重みに応じてMR offsetを調整するための処理の他の例について説明する。
図7の場合と異なり、図8は第2のトラック32がDirection1に距離d4だけずれて記録され、第3のトラック33は、第2のトラック32から第1のトラック31への方向(図中の左方向、以下、Direction2と称す。)に距離d5だけずれて記録されている場合を想定している。また、距離d4よりも距離d5の方が大きいとする。なお、第2のトラック32はDirection2に距離d4だけずれて記録されていても良い(この場合、d4のほうがd5より大きくても良い)。この場合において、再生位置P22で第2のトラック32を再生した場合に得られるITIキャンセル重みα01は、α0よりも大きいことが、図8のITIキャンセル重みのグラフから分かる。なお、曲線80は、図8のようにトラックが記録された場合の各再生位置に対するITIキャンセル重みの値を示している。
得られるITIキャンセル重みがα0よりも大きいということは、第3のトラック33から受けるクロストークノイズが増加しており、再生素子30と第3のトラック33の相対距離が近い、すなわち、第3のトラック33が第2のトラック32に対してDrection2にずれて記録されていることを意味する。したがって、再生位置P22においてリードエラーが発生した場合、第3のトラック33の記録によって第2のトラック32の記録信号の一部を通常よりも消去してしまい、再生素子30が再生可能な第2のトラック32の記録信号が減少したと考えられる。そのため、再生素子30をDirection2に移動する、換言するとMR OffsetがDirection2に変化していると考えられるためMR offsetをoffset0よりも距離d6だけ小さいoffset1(=offset0 − d6)に変更することによって、信号品質を改善できるためリードエラーの発生を回避することができる。
次に、図9を参照し、ITIキャンセル重みに応じてMR offsetを調整するための処理のさらに他の例について説明する。
図7の場合と異なり、図9は第2のトラック32がDirection1に距離d7だけずれて記録され、第3のトラック33は、Direction2に距離d8だけずれて記録されている場合を想定している。また、距離d7よりも距離d8の方が小さいとする。
この場合において、再生位置P22で第2のトラック32を再生した場合に得られるITIキャンセル重みα01は、α0よりも大きいことが、図9のITIキャンセル重みのグラフから分かる。なお、曲線90は、図9のようにトラックが記録された場合の各再生位置に対するITIキャンセル重みの値を示している。
得られるITIキャンセル重みがα0よりも大きいということは、第3のトラック33から受けるクロストークノイズが増加しており、再生素子30と第3のトラック33の相対距離が近い、すなわち、第3のトラック33が第2のトラック32に対してDrection2にずれて記録されていることを意味する。したがって、再生位置P22においてリードエラーが発生した場合、図8の場合と同様に再生素子30をDirection2に移動する、換言するとMR OffsetがDirection2に変化していると考えられるためMR offsetをoffset0よりも小さいoffset1に変更する、ことによってリードエラーの発生を回避できる可能性がある。
しかしながら、図8の場合と異なり、距離d7よりも距離d8の方が小さい、換言すると第3のトラック33よりも第2のトラック32の方が、方向は異なるが記録されたトラックのずれの大きさ(絶対値)が大きい場合、再生素子30をDirection2に移動させたとしてもリードエラーを回避できない。したがって、図9のような場合は、再生素子30をDirection2に移動させた後、例えばリードエラーが回避できない場合、次に再生素子30をDirection1に移動させる、換言するとMR offsetをoffset0よりも距離d10だけ大きいoffset1(=offset0 + d10)に変更する、ことによってリードエラーの発生を回避することができる。
次に、図10を参照し、リードエラーが発生した場合のリードリトライ処理の一例について説明する。
始めに、ブロック99でリード処理を開始する。このリード処理時の再生ヘッド21は、図3で上述したように予め調整されたoffset0によって位置決めされている。ブロック100で、リードエラーが発生したかどうかを判定する。リードエラーが発生しなかった場合、リード処理を終了する。リードエラーが発生した場合、ブロック101に進み、再びリード処理(リードリトライ処理)を開始する。ブロック100で、リードエラーが発生する場合は、例えば、磁気ディスク1に記録されているトラックは、図5を参照して上述したように正しく記録されているが、offset0でオフセットさせた再生ヘッド21の位置がずれていたため、リードエラーが発生した場合が考えられる。そのため、ブロック102で、再生ヘッド21のオフセット値(MR offset)を変更することなく、リードリトライを行う。
ブロック102のリードリトライの後、ブロック103でリードエラーが発生したかどうかを判定する。リードエラーが発生しなかった場合、リード処理を終了する。リードエラーが発生した場合、ブロック104に進む。
ブロック104で、ITIキャンセル重みの評価を行う。ITIキャンセル重みの評価とは、例えばブロック102のリードリトライを行なった結果得られるパラメータ等からITIキャンセル重みを算出することである。具体的には、図7乃至図9等を参照して上述したα01の値を求めることである。ブロック105で、ITIキャンセル重みの所定値α0の値とα01の値とを比較する。α01の値がα0の値以上であった場合、換言するとITIキャンセル重みが増加していた場合、ブロック106に進む。
ブロック106で、MR offsetをDirection2に規定値だけ変化させリードリトライを行う。なお、規定値は、例えば予め設定された一定の値である。ブロック107で、リードエラーが発生したかどうかを判定する。リードエラーが発生しなければリード処理を終了する。リードエラーが発生しなかった場合ブロック108に進む。
ブロック108で、変化させたMR offset(offset1)が上限値であるかどうかを判定する。offset1が上限値でなければ、ブロック106に戻りoffset1をDirection2に規定値だけ変化させリードリトライを行う。ブロック108でoffset1が上限値であった場合、ブロック109に進む。
ブロック109で、上限値に達したoffset1をDirection1に規定値だけ変化させリードリトライを行う。ブロック110で、リードエラーが発生したかどうかを判定する。リードエラーが発生しなかった場合リード処理を終了する。ブロック110で、リードエラーした場合、ブロック111に進み、ブロック109で変化させたoffset1が上限値(例えば、図3のP1endで示される位置に対応するオフセット値)であるかどうかを判定する。ブロック109で変化させたoffset1が上限値であれば、発生するリードエラーは訂正ができないエラーとみなし、リード処理を終了する。ブロック109で変化させたoffset1が上限値でなければ、ブロック109に戻り、ブロック109で一度変化させたoffset1を、Direction1に規定値だけ変化させリードリトライを行う。
一方、ブロック105で、α01の値がα0の値より小さい場合、換言するとITIキャンセル重みが減少していた場合、ブロック109に進み、MR offsetをDirection1に規定値だけ変化させリードリトライを行う。
このように、図10のようなリードリトライ処理を行うことにより、再生ヘッド21を移動させる方向をITIキャンセル重みに応じて決定することができるため、再生ヘッド21のリードエラーしない再生位置を短時間で決定することができる。
次に、図11を参照し、リードリトライ処理の他の例を示す。なお、図10を参照して述べた処理と同様の処理については説明を省略する。
図10に示したリードリトライ処理では、ITIキャンセル重みに応じて再生ヘッド21をオフセットさせる方向を決定した後、再度リードリトライを行う前に、さらに同一の方向に、例えばオフセットさせる方向がDirection1であった場合はDirectin1に、再生ヘッド21をオフセットさせた。
一方、図11に示すリードリトライ処理は、ITIキャンセル重みに応じて再生ヘッド21をオフセットさせる方向を決定した後、繰り返しリードリトライを行う場合、オフセットさせる方向を変化させリードリトライを行う。
具体的には、ブロック125でα01の値がα0の値以上である場合、ブロック126に進む。ブロック126では、MR offsetをDirection2に規定値だけ変化させリードリトライを行う。次に、ブロック127で、リードエラーが発生したかどうかを判定する。リードエラーが発生しなかった場合、リード処理を終了する。リードエラーが発生した場合、ブロック128に進む。ブロック128では、ブロック126で変化させたオフセット値(offset1)をDirection1に規定値だけ変化させリードリトライを行う。ブロック129で、リードエラーが発生したかどうかを判定する。リードエラーが発生した場合、ブロック128で変化させたオフセット値が上限値であるかどうかを判定する。ブロック128で変化させたオフセット値が上限値である場合、発生するリードエラーは訂正ができないエラーとみなし、リード処理を終了する。ブロック128で変化させたオフセット値が上限値でなければ、ブロック126に戻り、ブロック128で変化させたオフセット値を、Direction2に規定値だけ変化させリードリトライを行う。なお、2巡目以降は、規定値を大きくすることが好ましい。
一方、ブロック125でα01の値がα0の値より小さい場合、ブロック131に進む。ブロック131では、MR offsetをDirection1に規定値だけ変化させリードリトライを行う。次に、ブロック132で、リードエラーが発生したかどうかを判定する。リードエラーが発生しなかった場合、リード処理を終了する。リードエラーが発生した場合、ブロック133に進む。ブロック133では、ブロック131で変化させたオフセット値(offset1)をDirection2に規定値だけ変化させリードリトライを行う。ブロック134で、リードエラーが発生したかどうかを判定する。リードエラーが発生した場合、ブロック135で変化させたオフセット値が上限値であるかどうかを判定する。ブロック135で変化させたオフセット値が上限値である場合、発生するリードエラーは訂正ができないエラーとみなし、リード処理を終了する。ブロック135で変化させたオフセット値が上限値でなければ、ブロック131に戻り、ブロック133で変化させたオフセット値を、Direction1に規定値だけ変化させリードリトライを行う。なお、2巡目以降は、規定値を大きくすることが好ましい。
このように、図11のようなリードリトライ処理を行うことにより、再生ヘッド21をオフセットさせる方向をITIキャンセル重みに応じて決定した後、さらに、再生ヘッド21を移動させた方向において、再生ヘッド21を磁気ディスク1の半径方向に左右にオフセットさせながら、再生ヘッド21の最適な位置を決定する。そのため、従来のオフセットさせるべき方向が特定できないリードリトライ処理と比較して、短時間で、再生ヘッド21のリードエラーしない位置を決定することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ITIキャンセル機能で計算されるITIキャンセル重みを利用し再生ヘッド21の位置を補正することにより、リードリトライの時間を短縮することができ、磁気ディスク装置のパフォーマンスを向上させることができる。また、予め調整されたオフセットを用いて再生素子の位置決めを行った場合でも、トラックがずれて記録されている場合、リードエラーが発生し、オフセット(再生素子)をさらにシフトしなければならないが、本実施形態では、始めに、ITIキャンセル重みによって、リードエラーしないオフセット方向が推定できるため、リードリトライ処理時間を短くすることができ、装置パフォーマンスを改善することができる。具体的には、ITIキャンセル重みの基準値からの増減によって、2つの方向の何れかに再生素子をシフトさせるため、シフトさせる範囲を半分にすることができ、最適な再生位置を見つけるための時間を半分にすることができる。また、リードエラーは、隣接トラックと再生ヘッドの相対位置によって、発生するため、隣接トラックと再生素子との重なりの程度によって変化するITIキャンセル重みを利用し、再生素子を移動させることによって、リードエラーを減少させることができる。
なお、本実施形態では、隣接するトラックの信号をどのくらいリードしているかを示す指標としてITIキャンセル重みを利用した場合について説明したが、この指標は、ITIキャンセル重み以外の隣接するトラックの信号をどのくらいリードしているかを示す指標であればよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…磁気ディスク、14…MPU、21…再生(リード)ヘッド、22…記録(ライト)ヘッド。

Claims (10)

  1. 所定データトラックのデータを再生素子で読み出すリード手段と、
    前記再生素子が前記所定データトラックの隣接データトラックのデータをどの程度読み出しているかを示す指標に応じて前記再生素子を位置決めする位置決め手段と
    を具備する記録再生装置。
  2. 前記位置決め手段は、前記再生素子の再生位置を前記指標に応じて変更し、前記変更した再生位置に、前記再生素子を移動する請求項1記載の記録再生装置。
  3. 前記指標の値は、前記所定データトラックと前記隣接データトラックとの重なりに比例し、
    前記位置決め手段は、前記指標の値が所定の値よりも小さい場合、前記隣接データトラックに近づける方向に前記再生素子を移動する請求項2記載の記録再生装置。
  4. リードエラーが発生した場合に、所定の方法により予め調整された再生位置から移動量を変化させて前記再生素子で前記所定データトラックのデータをリードリトライするリードリトライ手段をさらに具備し、
    前記リードリトライ手段は、前記所定の方法により調整された再生位置で前記リードエラーが発生した場合、前記指標の値が前記所定の値よりも小さい場合、干渉を受けている前記隣接データトラックへ近づく方向へ前記移動量を変化させてリードリトライする請求項3記載の記録再生装置。
  5. リードエラーが発生した場合に、所定の方法により予め調整された再生位置から移動量を変化させて前記再生素子で前記所定データトラックのデータをリードリトライするリードリトライ手段をさらに具備し、
    前記リードリトライ手段は、前記所定の方法により調整された再生位置で前記リードエラーが発生した場合、前記指標の値が前記所定の値よりも小さい場合、最初のリトライシーケンスで干渉を受けている前記隣接データトラックへ近づく方向へ前記再生素子を移動させ、その後、前記隣接データトラックに対して遠ざける方向及び近づける方向へ交互に前記移動量を変化させてリードリトライする請求項3記載の記録再生装置。
  6. 前記指標の値は、前記所定データトラックと前記隣接データトラックとの重なりに比例し、
    前記位置決め手段は、前記指標の値が前記所定の値よりも大きい場合、前記隣接データトラックから遠ざける方向に前記再生素子を移動する請求項2記載の記録再生装置。
  7. リードエラーが発生した場合に、所定の方法により予め調整された再生位置から移動量を変化させて前記再生素子で前記所定データトラックのデータをリードリトライするリードリトライ手段をさらに具備し、
    前記リードリトライ手段は、前記所定の方法により調整された再生位置で前記リードエラーが発生した場合、前記指標の値が前記所定の値よりも大きい場合、干渉を受けている前記隣接データトラックから遠ざける方向へ前記移動量を変化させてリードリトライし、前記隣接データトラックから遠ざける方向の前記移動量が最大量に到達しても前記リードエラーが発生した場合、続けて前記隣接データトラックへ近づく方向へ前記移動量を変化させてリードリトライする請求項6記載の記録再生装置。
  8. リードエラーが発生した場合に、所定の方法により予め調整された再生位置から移動量を変化させて前記再生素子で前記所定データトラックのデータをリードリトライするリードリトライ手段をさらに具備し、
    前記リードリトライ手段は、前記所定の方法により調整された再生位置で前記リードエラーが発生した場合、前記指標の値が前記所定の値よりも大きい場合、干渉を受けている前記隣接データトラックから遠ざける方向へ前記再生素子を移動させ、その後、前記隣接データトラックに対して近づける方向及び遠ざける方向へ交互に前記移動量を変化させてリードリトライする請求項6記載の記録再生装置。
  9. 前記所定データトラックのデータが、前記所定データトラックと前記隣接データトラックとが部分的に重なるように記録される記録方式で記録され、
    前記指標は、前記記録方式で前記再生素子が前記所定データトラックの隣接データトラックのデータをどの程度読み出しているかを示すトラック間干渉キャンセル重みである請求項1乃至請求項8の何れかに記載の記録再生装置。
  10. データを読み出す再生素子を具備する記録再生装置での前記再生素子を位置決めする記録再生方法であって、
    所定データトラックのデータを再生素子で読み出し、
    前記再生素子が前記所定データトラックの隣接データトラックのデータをどの程度読み出しているかを示す指標に応じて前記再生素子を位置決めする記録再生方法。
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