JP2001167541A - 固定磁気記録装置、及び固定磁気記録装置におけるオフセット量補正手段、及び固定磁気記録装置におけるオフセット量補正手段に関するプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

固定磁気記録装置、及び固定磁気記録装置におけるオフセット量補正手段、及び固定磁気記録装置におけるオフセット量補正手段に関するプログラムを記録した記録媒体

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JP2001167541A
JP2001167541A JP34906699A JP34906699A JP2001167541A JP 2001167541 A JP2001167541 A JP 2001167541A JP 34906699 A JP34906699 A JP 34906699A JP 34906699 A JP34906699 A JP 34906699A JP 2001167541 A JP2001167541 A JP 2001167541A
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Japan
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head
magnetic recording
recording medium
offset amount
magnetic
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JP34906699A
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English (en)
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Koichi Kadokawa
浩一 角川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 GMRヘッドからの再生効率を高めたり、ま
たシーク時間を抑え、データ読出時のエラー発生率を低
減させることを可能とした、固定磁気記録装置、及び固
定磁気記録装置におけるオフセット量補正手段、さらに
は固定磁気記録装置におけるオフセット補正手段を記録
した記録媒体、を提供する。 【解決手段】 ヘッド構造部1と、磁気記録媒体である
磁気ディスク2と、前置増幅器3と、データチャンネル
4と、ボイスコイルモータ(以下、単に「VCM」とす
る。)6と、ハードディスクコントローラ8と、バッフ
ァ9と、マイクロプロセッサ7と、インターフェース1
0と、を備えた固定磁気記録装置とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気抵抗効果を利用
したヘッドを使用する固定磁気記録装置に関するもので
あり、固定磁気記録装置のヘッド構造部に備わる再生用
磁気抵抗ヘッドと記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフ
セット量を適宜調整することで性能を高めた磁気記録装
置、及び固定磁気記録装置の性能を高める為に再生用磁
気抵抗ヘッドと記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフセ
ット量を補正するオフセット量補正手段、さらに固定磁
気記録装置の性能を高める為に再生用磁気抵抗ヘッドと
記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフセット量を補正す
る手段であるオフセット量補正手段を記録した記録媒体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、固定磁気記録装置に対しては、年
々記録密度の増加が要求されると共に、リードライトの
高速化が要求されている。また通常、固定磁気記録装置
では、図9に示すような磁気ディスク2が用いられてい
る。この磁気ディスク2について簡単に説明しておく。
磁気ディスク2は、通常は外周から内周までに複数本の
円周状の記録領域(以下、単に「データトラック21」
とする。)を有している。そして各データトラック21
には複数のサーボ領域22とデータ領域23とID領域
24が存在する。
【0003】サーボ領域22は磁気ディスク全体で見る
と、磁気ディスク2の半径方向(以下、単に「TPI方
向」(Track Per Inch)とする。)に放
射状に存在しており、あたかもサーボ領域22がデータ
領域23を分割するようになっている。サーボ領域22
への記録に用いられる周波数の値は、通常、全てのデー
タ領域23において用いられる周波数の中の最大周波数
を超えない値の中で、最大の値を用いる。データ領域2
3には、色々なデータが書き込まれている。ID領域2
4には、ヘッド番号やトラック番号、TPI方向の位置
決めに必要な情報等の、磁気ヘッドが現在存在している
場所を知るための情報が書き込まれている。また、TP
I方向に見て、複数のデータトラック21の集合体とし
てゾーン25が設けられている。即ち、磁気ディスク2
にはTPI方向に通常複数のゾーン25が存在してい
る。
【0004】このような磁気ディスク2を磁気記録媒体
として用いる従来の固定磁気記録装置では、磁気ヘッド
としてインダクティブ型薄膜磁気ヘッド(以下、単に
「薄膜ヘッド」とする。)が用いられていたが、この薄
膜ヘッドでは、原理的に記録再生の出力が、固定磁気記
録装置の磁気ディスク2の生じる磁束上を薄膜ヘッドの
ギャップが通過する周速によって決定される為に、リー
ドライトの高速化に対応できなくなってきたので、新た
な磁気ヘッドの開発が求められた。
【0005】そこで周速に対して再生出力が依存されな
い、いわゆるMR(Magneto−Resistiv
e)型薄膜ヘッド(以下、単に「MRヘッド」とす
る。)が開発され、これを再生用のヘッドとして用いる
ようになった。このMRヘッドとは、外部磁界の変動に
より電気抵抗が変化する、いわゆる磁気抵抗効果を利用
した素子を再生用ヘッドに使用した方式の再生用磁気抵
抗ヘッドであり、従来用いられている薄膜ヘッドに比
べ、磁気に対する感度を上げられるため、薄膜ヘッドで
は読み出し不可能な記録密度のより高い磁気ディスク2
に記録された情報の読出しも出来る。
【0006】さらに、MRヘッドに比べて磁気に対する
感度をより高めた再生用磁気抵抗ヘッドとしてGMR
(Giant Magneto Resistive)
型薄膜ヘッド(以下、単に「GMRヘッド」とする。)
が開発された。そして、図11に示すように、現在の固
定磁気記録装置では、GMRヘッド14を再生用磁気抵
抗ヘッドとして、また薄膜ヘッド15を記録用磁気ヘッ
ドとして、サスペンション31の先端部に設けたスライ
ダ30にこれらのヘッドを備えたヘッド構造部1を利用
している。即ち、薄膜ヘッド15を用いて磁気ディスク
2へデータの書き込みを行い、この薄膜ヘッドに隣接し
て配置されているGMRヘッド14を用いて磁気ディス
ク2に書き込まれているデータの読み出しを行うように
構成されている。
【0007】このようにGMRヘッド14は磁気ディス
ク2に記録された情報の読出用磁気抵抗ヘッドとして用
いられるが、これは薄膜ヘッド15に比べて得られる再
生出力が大きく、また、その再生出力が磁気ディスク2
の周速に依存しない為、書込用の薄膜ヘッド15が書込
むことのできるデータトラック21の幅に比べて、読出
用のGMRヘッド14が読出せるデータトラック21の
幅を小さく設定する事で、GMRヘッド14が磁気ディ
スク2から記録を読み出す時に、読み出し中のデータト
ラックに隣接するデータトラックによる影響を小さくす
ることができる、等の特長を有しているからである。故
に、GMRヘッド14は固定磁気記録装置用の読出用の
磁気ヘッドとして広く利用されているのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしGMRヘッド
は、その動作原理からバイアス電流を必要とし、このバ
イアス電流を最適にコントロールしないと、再生信号波
形が歪んでしまうという問題を有している。この再生信
号波形が歪むという問題は、バイアス電流によるバイア
ス点のずれによって再生信号波形の正負どちらか一方が
飽和することによって起きるものであり、この場合の再
生信号波形は正負で非対称となってしまう。そして従来
の固定磁気記録装置においては、GMRヘッドに流すバ
イアス電流の方向が常に一定であるため、このままでは
再生信号波形の歪みを解消することはできなかった。ま
た、GMRヘッド14と薄膜ヘッド15を組み合わせて
ヘッド構造部1として用いる場合、書込用の薄膜ヘッド
15と読出用のGMRヘッド14がそれぞれ独立して存
在する為に両者の間に物理的に磁気ディスク2の半径方
向に対してオフセット量が存在するという問題も有して
いる。尚、オフセットの発生については後で詳しく説明
する。
【0009】そこで、現在提案されている、TPI方向
に対するヘッド構造部のオフセット量の補正を行う方法
について、図9、図10を参照しつつ、簡単に説明す
る。まず、磁気ディスク2の各ゾーン25における任意
のポイントでのヘッド構造部のオフセット量を実測す
る。次いで、その実測値をそのゾーン全体におけるヘッ
ド構造部のオフセット量として決定する。この値は、固
定磁気記録装置を製造して出荷する時に、予め固定磁気
記録装置に記憶させておき、実際に固定磁気記録装置を
用いる時にこの値を利用する。この方法では、実際に
は、あるデータトラックに対するオフセット量は、その
データトラックが含まれるゾーンで実測されたオフセッ
ト量が適用されている。また以上の方法に加え、更に、
測定ポイント以外のデータトラックに関しては直線補完
を行う方法に関する提案もある。即ち、オフセット量は
線形に変化することが理想であるが、実際は非線型にな
ったりイレギュラーな部分が生じたりすることがある。
このようなオフセット量の変化に対して線形近似を行う
ことがあるが、このような補完が必ずしも最適な補正と
は言えない場合がある。
【0010】図10において実線で示したものが、上記
方法で採用されたオフセット量であり、破線でしめした
ものが直線補完をおこなったオフセット量である。尚、
直線補完の方法について、ここでは説明を省略する。し
かし実際には、ヘッドを製造する時にどうしても性能の
ばらつきが生じるため、個々のヘッドでオフセット値が
異なるのが通常であるが、上述のようにして決定された
オフセット量は、例えば各ゾーンについてオフセット量
実測ポイントを1つしか選出しない場合であれば、オフ
セット量実測ポイントを含むデータトラックに対するオ
フセット量は適切であっても、オフセット量実測ポイン
トを含むデータトラックと同一のゾーンに含まれるデー
タトラックであって、オフセット量実測ポイントを含む
データトラックから離れた場所に存在するデータトラッ
クに対して決定されたオフセット量を適用しようとして
も、これが必ずしも常に最適なものにはならない、とい
う問題を有していた。また、オフセット量が大きいと、
磁気ディスク2に記録された情報を探す為のシーク時間
が大きくなり、データへの高速アクセスが出来ず、好ま
しくない。また、適切なオフセット量でないとデータ読
出の際にエラーが生じる可能性が高くなり、やはり好ま
しくない。即ち、従来の方法であれば、磁気ディスクド
ライブ装置の最適なパフォーマンスを引き出せずにいる
ことになり、問題であった。
【0011】そこで本発明はこのような問題点に鑑みて
為されたものであり、その目的は、ヘッド構造部のオフ
セット量を常に最適なものとなるように調整可能とする
ことで、GMRヘッドからの再生効率を高めたり、また
シーク時間を抑え、データ読出時のエラー発生率を低減
させることを可能とした、固定磁気記録装置、及び固定
磁気記録装置におけるオフセット量補正手段、さらには
固定磁気記録装置におけるオフセット量補正手段を記録
した記録媒体、を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明の請求項1に記載の固定磁気記録装置では、
少なくとも、磁気記録媒体と、少なくとも、前記磁気記
録媒体に記録されたデータを読み取り再生する再生用磁
気抵抗ヘッドと、前記磁気記録媒体にデ−タを記録する
記録用磁気ヘッドと、を備えた単数又は複数のヘッド構
造部と、前記ヘッド構造部に流すバイアス電流を発生す
る前置増幅器と、を有する固定磁気記録装置において、
前記再生用磁気抵抗ヘッドが、前記磁気記録媒体に記録
されたデータを読み取る時に、前記再生用磁気抵抗ヘッ
ドと前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフセット量
を抑えるように、前記バイアス電流の極性を変化させる
極性変換回路を有すること、を特徴とする。
【0013】本発明の請求項2に記載の固定磁気記録装
置では、請求項1に記載の固定磁気記録装置において、
前記極性変換回路は、複数の前記ヘッド構造部各々に流
れるバイアス電流に対して、前記各々のバイアス電流の
極性を変化出来ること、を特徴とする。
【0014】本発明の請求項3に記載の固定磁気記録装
置では、少なくとも、磁気記録媒体と、少なくとも、前
記磁気記録媒体に記録されたデータを読み取り再生する
再生用磁気抵抗ヘッドと、前記磁気記録媒体にデ−タを
記録する記録用磁気ヘッドと、を備えた単数又は複数の
ヘッド構造部と、前記ヘッド構造部に流すバイアス電流
を発生する前置増幅器と、を有する固定磁気記録装置に
おいて、前記再生用磁気抵抗ヘッドが、前記磁気記録媒
体に記録されたデータを読み取る時に、前記再生用磁気
抵抗ヘッドと前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフ
セット量を抑えるように、前記バイアス電流の極性を決
定する極性決定手段を有すること、を特徴とする。
【0015】本発明の請求項4に記載の固定磁気記録装
置では、少なくとも、磁気記録媒体と、少なくとも、前
記磁気記録媒体に記録されたデータを読み取り再生する
再生用磁気抵抗ヘッドと、前記磁気記録媒体にデ−タを
記録する記録用磁気ヘッドと、を備えた単数又は複数の
ヘッド構造部と、前記ヘッド構造部に流すバイアス電流
を発生する前置増幅器と、を有する固定磁気記録装置に
おいて、前記再生用磁気抵抗ヘッドが、前記磁気記録媒
体に記録されたデータを読み取る時に、前記再生用磁気
抵抗ヘッドと前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフ
セット量を抑えるように、前記磁気記録媒体のゾーン毎
に前記バイアス電流の極性を決定するゾーン極性決定手
段を有すること、を特徴とする。
【0016】本発明の請求項5に記載の固定磁気記録装
置では、少なくとも、磁気記録媒体と、少なくとも、前
記磁気記録媒体に記録されたデータを読み取り再生する
再生用磁気抵抗ヘッドと、前記磁気記録媒体にデ−タを
記録する記録用磁気ヘッドと、を備えた単数又は複数の
ヘッド構造部と、前記ヘッド構造部に流すバイアス電流
を発生する前置増幅器と、を有する固定磁気記録装置に
おいて、前記固定磁気記録装置を製造し出荷する時に、
前記再生用磁気抵抗ヘッドと前記記録用磁気ヘッドとの
間に生じるオフセット量を各前記磁気記録媒体の記録領
域毎に計測し、前記計測結果を各前記磁気記録媒体のI
D領域に予め書き込んでおき、前記計測結果書込み済み
の磁気記録媒体に前記再生用磁気抵抗ヘッドがアクセス
する毎に、アクセスされた前記磁気記録媒体のID領域
に予め書き込まれている前記計測結果を読み出し、読み
出した前記計測結果に基づいて前記再生用磁気抵抗ヘッ
ドをオフセットした後に、前記磁気記録媒体に記録され
ているデータを読み取るオフセット自動補正手段を有す
ること、を特徴とする。
【0017】本発明の請求項6に記載の固定磁気記録装
置では、請求項5に記載の固定磁気記録装置において、
前記ID領域は、前記記録領域上に存在するサーボ領域
とデータ領域の間に書き込まれており、前記オフセット
自動補正手段は、所望の前記記録領域にアクセスする毎
に、前記オフセット量を補正すること、を特徴とする。
【0018】本発明の請求項7に記載の固定磁気記録装
置におけるオフセット量補正手段では、少なくとも、磁
気記録媒体と、少なくとも、前記磁気記録媒体に記録さ
れたデータを読み取り再生する再生用磁気抵抗ヘッド
と、前記磁気記録媒体にデ−タを記録する記録用磁気ヘ
ッドと、を備えた単数又は複数のヘッド構造部と、前記
ヘッド構造部に流すバイアス電流を発生する前置増幅器
と、を有する固定磁気記録装置における、前記再生用磁
気抵抗ヘッドと前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオ
フセット量を補正する手段において、前記極性変換回路
は、複数の前記ヘッド構造部各々に流れるバイアス電流
に対して、前記各々のバイアス電流の極性を変化出来る
こと、前記再生用磁気抵抗ヘッドが、前記磁気記録媒体
に記録されたデータを読み取る時に、前記オフセット量
を抑えるように、前記バイアス電流の極性を変化させる
極性可変ステップを有すること、を特徴とする。
【0019】本発明の請求項8に記載の固定磁気記録装
置におけるオフセット量補正手段では、請求項7に記載
の固定磁気記録装置におけるオフセット量補正手段にお
いて、前記極性可変ステップは、複数の前記ヘッド構造
部各々に流れるバイアス電流に対して、前記各々のバイ
アス電流の極性を変化出来ること、を特徴とする。
【0020】本発明の請求項9に記載の固定磁気記録装
置におけるオフセット量補正手段では、少なくとも、磁
気記録媒体と、少なくとも、前記磁気記録媒体に記録さ
れたデータを読み取り再生する再生用磁気抵抗ヘッド
と、前記磁気記録媒体にデ−タを記録する記録用磁気ヘ
ッドと、を備えた単数又は複数のヘッド構造部と、前記
ヘッド構造部に流すバイアス電流を発生する前置増幅器
と、を有する固定磁気記録装置における、前記再生用磁
気抵抗ヘッドと前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオ
フセット量を補正する手段において、前記再生用磁気抵
抗ヘッドが、前記磁気記録媒体に記録されたデータを読
み取る時に、前記オフセット量を抑えるように、前記バ
イアス電流の極性を決定する極性決定ステップを有する
こと、を特徴とする。
【0021】本発明の請求項10に記載の固定磁気記録
装置におけるオフセット量補正手段では、少なくとも、
磁気記録媒体と、少なくとも、前記磁気記録媒体に記録
されたデータを読み取り再生する再生用磁気抵抗ヘッド
と、前記磁気記録媒体にデ−タを記録する記録用磁気ヘ
ッドと、を備えた単数又は複数のヘッド構造部と、前記
ヘッド構造部に流すバイアス電流を発生する前置増幅器
と、を有する固定磁気記録装置における、前記再生用磁
気抵抗ヘッドと前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオ
フセット量を補正する手段において、前記再生用磁気抵
抗ヘッドが、前記磁気記録媒体に記録されたデータを読
み取る時に、前記オフセット量を抑えるように、前記磁
気記録媒体のゾーン毎に前記バイアス電流の極性を決定
するゾーン極性決定ステップを有すること、を特徴とす
る。
【0022】本発明の請求項11に記載の固定磁気記録
装置におけるオフセット量補正手段では、少なくとも、
磁気記録媒体と、少なくとも、前記磁気記録媒体に記録
されたデータを読み取り再生する再生用磁気抵抗ヘッド
と、前記磁気記録媒体にデ−タを記録する記録用磁気ヘ
ッドと、を備えた単数又は複数のヘッド構造部と、前記
ヘッド構造部に流すバイアス電流を発生する前置増幅器
と、を有する固定磁気記録装置における、前記再生用磁
気抵抗ヘッドと前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオ
フセット量を補正する手段において、前記固定磁気記録
装置を製造し出荷する時に、前記オフセット量を各前記
磁気記録媒体の記録領域毎に計測し、前記計測結果を各
前記磁気記録媒体のID領域に予め書き込んでおき、前
記計測結果書込み済みの磁気記録媒体に前記再生用磁気
抵抗ヘッドがアクセスする毎に、アクセスされた前記磁
気記録媒体のID領域に予め書き込まれている前記計測
結果を読み出し、読み出した前記計測結果に基づいて前
記再生用磁気抵抗ヘッドをオフセットした後に、前記磁
気記録媒体に記録されているデータを読み取るオフセッ
ト自動補正ステップを有すること、を特徴とする。
【0023】本発明の請求項12に記載の固定磁気記録
装置におけるオフセット量補正手段では、請求項11に
記載の固定磁気記録装置におけるオフセット量補正手段
において、前記ID領域は、前記記録領域上に存在する
サーボ領域とデータ領域の間に書き込まれており、前記
オフセット自動補正手段は、所望の前記記録領域にアク
セスする毎に、前記オフセット量を補正すること、を特
徴とする。
【0024】本発明の請求項13に記載の固定磁気記録
装置におけるオフセット量補正手段に関するプログラム
を記録した記録媒体では、少なくとも、磁気記録媒体
と、少なくとも、前記磁気記録媒体に記録されたデータ
を読み取り再生する再生用磁気抵抗ヘッドと、前記磁気
記録媒体にデ−タを記録する記録用磁気ヘッドと、を備
えた単数又は複数のヘッド構造部と、前記ヘッド構造部
に流すバイアス電流を発生する前置増幅器と、を有する
固定磁気記録装置における、前記再生用磁気抵抗ヘッド
と前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフセット量を
補正する手段を記録した記録媒体において、前記再生用
磁気抵抗ヘッドが、前記磁気記録媒体に記録されたデー
タを読み取る時に、前記オフセット量を抑えるように、
前記バイアス電流の極性を変化させる極性可変ステップ
を有すること、を特徴とする。
【0025】本発明の請求項14に記載の固定磁気記録
装置におけるオフセット量補正手段に関するプログラム
を記録した記録媒体では、請求項13に記載の固定磁気
記録装置におけるオフセット量補正手段に関するプログ
ラムを記録した記録媒体において、前記極性可変ステッ
プは、複数の前記ヘッド構造部各々に流れるバイアス電
流に対して、前記各々のバイアス電流の極性を変化出来
ること、を特徴とする。
【0026】本発明の請求項15に記載の固定磁気記録
装置におけるオフセット量補正手段に関するプログラム
を記録した記録媒体では、少なくとも、磁気記録媒体
と、少なくとも、前記磁気記録媒体に記録されたデータ
を読み取り再生する再生用磁気抵抗ヘッドと、前記磁気
記録媒体にデ−タを記録する記録用磁気ヘッドと、を備
えた単数又は複数のヘッド構造部と、前記ヘッド構造部
に流すバイアス電流を発生する前置増幅器と、を有する
固定磁気記録装置における、前記再生用磁気抵抗ヘッド
と前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフセット量を
補正する手段を記録した記録媒体において、前記再生用
磁気抵抗ヘッドが、前記磁気記録媒体に記録されたデー
タを読み取る時に、前記オフセット量を抑えるように、
前記バイアス電流の極性を決定する極性決定ステップを
有すること、を特徴とする。
【0027】本発明の請求項16に記載の固定磁気記録
装置におけるオフセット量補正手段に関するプログラム
を記録した記録媒体では、少なくとも、磁気記録媒体
と、少なくとも、前記磁気記録媒体に記録されたデータ
を読み取り再生する再生用磁気抵抗ヘッドと、前記磁気
記録媒体にデ−タを記録する記録用磁気ヘッドと、を備
えた単数又は複数のヘッド構造部と、前記ヘッド構造部
に流すバイアス電流を発生する前置増幅器と、を有する
固定磁気記録装置における、前記再生用磁気抵抗ヘッド
と前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフセット量を
補正する手段を記録した記録媒体において、前記再生用
磁気抵抗ヘッドが、前記磁気記録媒体に記録されたデー
タを読み取る時に、前記オフセット量を抑えるように、
前記磁気記録媒体のゾーン毎に前記バイアス電流の極性
を決定するゾーン極性決定ステップを有すること、を特
徴とする。
【0028】本発明の請求項17に記載の固定磁気記録
装置におけるオフセット量補正手段に関するプログラム
を記録した記録媒体では、少なくとも、磁気記録媒体
と、少なくとも、前記磁気記録媒体に記録されたデータ
を読み取り再生する再生用磁気抵抗ヘッドと、前記磁気
記録媒体にデ−タを記録する記録用磁気ヘッドと、を備
えた単数又は複数のヘッド構造部と、前記ヘッド構造部
に流すバイアス電流を発生する前置増幅器と、を有する
固定磁気記録装置における、前記再生用磁気抵抗ヘッド
と前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフセット量を
補正する手段を記録した記録媒体において、前記固定磁
気記録装置を製造し出荷する時に、前記オフセット量を
各前記磁気記録媒体の記録領域毎に計測し、前記計測結
果を各前記磁気記録媒体のID領域に予め書き込んでお
き、前記計測結果書込み済みの磁気記録媒体に前記再生
用磁気抵抗ヘッドがアクセスする毎に、アクセスされた
前記磁気記録媒体のID領域に予め書き込まれている前
記計測結果を読み出し、読み出した前記計測結果に基づ
いて前記再生用磁気抵抗ヘッドをオフセットした後に、
前記磁気記録媒体に記録されているデータを読み取るオ
フセット自動補正ステップを有すること、を特徴とす
る。
【0029】本発明の請求項18に記載の固定磁気記録
装置におけるオフセット量補正手段に関するプログラム
を記録した記録媒体では、請求項17に記載の固定磁気
記録装置におけるオフセット量補正手段に関するプログ
ラムを記録した記録媒体において、前記ID領域は、前
記記録領域上に存在するサーボ領域とデータ領域の間に
書き込まれており、前記オフセット自動補正手段は、所
望の前記記録領域にアクセスする毎に、前記オフセット
量を補正すること、を特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。尚、ここで示す実施の
形態はあくまでも一例であって、必すしもこの実施の形
態に限定されるものではない。
【0031】(実施の形態1)まず、本発明に係る固定
磁気記録装置を第1の実施の形態として、図面を参照し
つつ説明する。始めに本実施の形態に係る固定磁気記録
装置におけるヘッド構造部のオフセット量に関して、図
面を参照しつつ説明をする。図1は、本発明に係る固定
磁気記録装置の構成の概略を示すブロック図であるが、
この図1に示すように、固定磁気記録装置は、ヘッド構
造部1と、磁気記録媒体である磁気ディスク2と、前置
増幅器3と、データチャンネル4と、ボイスコイルモー
タ(以下、単に「VCM」とする。)6と、ハードディ
スクコントローラ8と、バッファ9と、マイクロプロセ
ッサ7と、インターフェース10と、を備えている。
【0032】また、ヘッド構造部1と、磁気ディスク2
と、前置増幅器3と、データチャンネル4と、VCM6
と、ハードディスクコントローラ8と、バッファ9と、
でオフセット量最適化手段5を構成している。また前置
増幅器3には、極性変換回路3aが含まれている。尚、
以下の説明においては、磁気記録媒体として磁気ディス
ク2を例に説明するが、必ずしも磁気記録媒体はこれに
限定されるものではない。
【0033】以下、これらの各部材の動作について説明
する。図11に示すように、ヘッド構造部1はサスペン
ション31とスライダー30を備えており、このスライ
ダー30に、磁気ディスク2に情報を記録したり、又は
これに記録されている情報を消去する記録用磁気ヘッド
と、磁気ディスク2に記録されている情報を読み出す再
生用磁気抵抗ヘッドと、が含まれている。尚、ここでは
記録用磁気ヘッドとして薄膜ヘッド15を用いている
が、この薄膜ヘッドの説明については省略する。また、
再生用磁気抵抗ヘッドとしては、MRヘッドやGMRヘ
ッド等が用いられるが、ここではGMRヘッド14を用
いるものとして説明する。しかし必ずしも再生用磁気抵
抗ヘッド及び記録用磁気ヘッドは、これらに限定される
ものではない。また、ヘッド構造部1は、通常複数個の
ものが固定磁気記録装置に備えられており、以下の説明
においても複数個存在するものとするが、必ずしもこれ
には限定されない。そしてそれぞれのヘッド構造部1は
前置増幅器3に接続されている。ヘッド構造物1には、
GMRヘッド14と、薄型ヘッド15が独立して存在し
ているので、磁気ディスク2のTPI方向に対してGM
Rヘッド14と薄型ヘッド15との間に光学的(幾何学
的)なオフセット量が発生する。
【0034】ここで、この光学的なオフセット量につい
て説明する。図12に示すように、薄膜ヘッド15に
は、実際に磁気ディスク2に情報を記録する為の磁束を
発するライトギャップ15aが、GMRヘッド14に
は、実際に磁気ディスク2に書き込まれている信号を検
出するリードギャップ14aが、それぞれ備わってい
る。そして、ライトギャップ15aにより記録される信
号の幅は図中40で示した部分であり、リードギャップ
14aで読み出し可能な信号の幅は図中41で示した部
分である。また図中42で示した部分は、媒体上のトラ
ック幅を示している。
【0035】つまり、磁気ディスク2のTPI方向にヘ
ッド構造物を観察すると、GMRヘッド14と薄型ヘッ
ド15とは位置的にずれているので、あるデータを磁気
ディスク2に薄型ヘッド15で書込んでもGMRヘッド
14の真下にデータを書込んだことにはならないことが
判る。
【0036】薄型ヘッド15で書き込んだ信号は図中4
0の網掛け部分に記録されているが、ヘッド構造部1の
GMRヘッド14が読み出せるトラックの幅は、図中4
1で示した点線で囲まれた部分であるので、ヘッド構造
部1の位置補正、即ちオフトラック補正を行わなけれ
ば、図中40と41の部分が完全には重なり合わず、即
ち薄型ヘッド15で書き込まれた情報を全て読み出す事
が出来ない。その為、磁気ディスク2に書込んだデータ
を読み出す時は、書込んだ信号の真上にGMRヘッド1
4が行くようにTPI方向にGMRヘッド14の位置を
決める為の制御を行う必要が生じるのである。
【0037】また、図2の磁気ディスク2周辺の機構部
の概略平面図に示すように、ヘッド構造物1はアクチェ
ータ13のセンターを支点にして回転運動をしながら磁
気ディスク2上をアクセスする。この為に磁気ディスク
2上のデータトラックの接線方向sと、ヘッド構造部1
の中の、薄膜ヘッド15のライトギャップ15aと、G
MRヘッド14のリードギャップ14aにより作られ
る、ヘッドギャップ12とヘッド構造物1とを結ぶ直線
tとの間にはスキュー角11が生じる。スキュー角11
はヘッド構造物1がアクセスするデータトラックによっ
て、それぞれ固有の値を有する。そしてこの光学的オフ
セット量とスキュー角11等によって、実効的なオフセ
ット量(以下、単に「オフセット量」とも呼ぶ。)が発
生するのである。
【0038】前置増幅器3は、ヘッド構造部1へ流すバ
イアス電流を生じるバイアス電流発生手段を構成するも
のである。この前置増幅器3内部の極性変換回路3a
は、バイアス電流を流す方向を切り換えることで、各ヘ
ッド構造部1に流れるバイアス電流の極性及びバイアス
電流値の絶対値を設定する。ここで、この、ヘッド構造
部1に流れるバイアス電流の極性及びバイアス電流値の
絶対値の設定について説明する。これらの設定は、前置
増幅器回路3へシリアルデータを送ることによって設定
することができる。このシリアルデータは、ハードディ
スクコントローラ8によって送られる。またシリアルデ
ータを送ることにより、ハードディスクコントローラ8
は前置増幅器3に対して命令をすることになる。
【0039】表1に、バイアス電流の向きと極性を決定
するシリアルデータの関係の一例を示す。 (表1) バイアス電流の向き 極性を決定するシリアルデータ 正方向 0 負方向 1 この表に例示した関係の利用方法については、後で詳述
するが、ここに示したように、本実施の形態における固
定磁気記録装置では、極性を決定するシリアルデータが
「0」の時はバイアス電流を正方向に、「1」の時は負
方向に流すように構成されている。
【0040】また、前置増幅器3ではヘッド構造部1か
ら入力される再生信号を増幅する。この増幅される比率
は通常150〜200倍程度であるが、必ずしもこの倍
率に限定されることはない。例えば、ヘッド構造物1で
の振幅が500μVであって、前置増幅器3の増幅率が
180の場合、前置増幅器3の出力は次式(1)に示す
通りである。 500μV×180=90mV … (1) 前置増幅器3はヘッド構造部1からの入力を内部で増幅
し、これをデータチャンネル4に出力する。
【0041】また、複数あるヘッド構造部1の内、実際
に磁気ディスク2に対して情報の読み書きを行うのに用
いようとするヘッド構造部1(以下「アドレスされたヘ
ッド構造部」という。)は、各ヘッド構造部1を制御す
るスイッチの動作によって前置増幅器3のバイアス電流
源に接続される。尚、このスイッチについて、ここでは
特に詳述はしない。また、このスイッチはハードディス
クコントローラ8の発する命令信号により動作する。つ
まり、命令信号を前置増幅器3が受信することにより、
どのヘッド構造部1を用いてデータの読み書きをする
か、即ちどのヘッド構造部1をアドレスするか、を認識
する。そして、アドレスされたヘッド構造部1に対して
最適なバイアス電流を流すようにハードディスクコント
ローラ8が命令を下すのである。
【0042】このようにして、アドレスされたヘッド構
造部1が前置増幅器3に含まれているバイアス電流源に
接続される。尚、ここでは詳細な説明、及び図示はしな
いが、ヘッド構造部1に含まれるスイッチ機能は、半導
体を使用するスイッチング回路により実現可能なもので
ある。
【0043】VCM6は、図2に示す、ヘッド構造部1
のアクチュエータ13を駆動する。バッファ9は、バイ
アス電流の最適値をハードディスクコントローラ8に出
力する。このバイアス電流の最適値とは、後述するよう
に、固定磁気記録装置の製造・出荷時に予め行われるバ
イアス電流の最適化により得られる値であり、この値は
固定磁気記録装置の出荷時に、予めバッファ9に格納さ
れている。
【0044】ハードディスクコントローラ8は、上述し
たように、前置増幅器3やVCM6、データチャンネル
4の駆動制御を行い、マイクロコンピュータ7はハード
ディスクコントローラ8の駆動を行う。また、ハードデ
ィスクコントローラ8は、バッファ9から入力されたバ
イアス電流の最適値に応答した適正な値を決定し、決定
した値に応じたバイアス電流をヘッド構造部1に供給す
るように前置増幅器3に指示する。インターフェース1
0は、固定磁気記録装置と外部機器との接続を行う。
【0045】以上説明した各部材で構成される、本実施
の形態における固定磁気記録装置における、各磁気ディ
スク2における各データトラックに対する、ヘッド構造
部1のオフトラック量を測定する測定方法について、図
3に示す、この測定方法に関するアルゴリズムに沿って
説明をする。まずステップS1で、バイアス電流極性を
正方向にすると同時に、オフトラック量d(ヘッド構造
部1をオフトラックさせるピッチ量)、測定トラック数
n、最大オフトラック量Nの初期値を決定する。次にス
テップS2で、磁気ディスク2の各データトラックのサ
ーボ領域に記録されているサーボバースト情報を基にし
て、ヘッド構造部1のGMRヘッド14を磁気ディスク
2のデータトラックの中心部D0(トラックセンター)
に移動させる。
【0046】尚、サーボバースト情報とは、TPI方向
の位置を決める為に、ここでは特に図示、説明していな
いサーボライターによって、図8に示す、磁気ディスク
2のサーボ領域22に予め書込まれている信号である。
ここで、以下にサーボバースト情報の利用方法につい
て、図面を参照しつつ簡単に説明する。
【0047】ここでは図示しないサーボライターで、図
4(a)に示すように、予め磁気ディスク2のサーボ領
域に書込まれているAバーストとBバーストをGMRヘ
ッド14で読み出し、図4(b)に示すように、Aバー
ストとBバーストの出力の大きさを比較し、そして両者
の出力が同じであるポイントを探し、このポイントをト
ラックセンターD0と判断する。尚、図4(c)は、磁
気ディスク2のサーボ領域に予め記録されているサーボ
バースト情報を、GMRヘッド14が読み出した波形の
一例を示している。この図4(c)では、横方向を時間
領域、縦方向を再生出力振幅、とした波形を示している
が、ここに例示した波形図では、Bバーストの方の再生
波形が大きくなっているので、この波形図からは、ヘッ
ド構造部1の位置がBバースト側にずれていることが判
る。
【0048】このようにしてトラックセンターD0の位
置が決定されると、次のステップS3で、ヘッド構造部
1の薄型ヘッド15をトラックセンターD0に移動させ
る。そして、この薄型ヘッド15によって、磁気ディス
ク2のサーボ領域22に磁気的な実効オフトラック量に
関する情報を書込む。ちなみに、その際に用いる、磁気
的な実効オフトラック量を測定するための周波数パター
ンを、クロックの周波数の逆数である基本周波数(以下
「サーボ周波数」とする。)に対して1/4の値を有す
る周波数とする(以下、「2Tパターン」とする。)。
尚、磁気的な実効オフトラック量とは、磁気的にどれだ
けヘッド構造部1がトラックセンターD0からずれてい
るか、という量をいい、後述の通り、この磁気的な実効
オフトラック量の中から最適な値を取出して、これを光
学的オフセット量として決定する。
【0049】ここで、上記周波数パターンについて説明
すると、例えば、サーボ周波数が60MHzであるとす
ると、2Tパターンとして15MHzの周波数を用い
て、測定結果を磁気ディスク2のデータ領域に書き込
む。つまり、サーボの記録周波数が60MHzであるな
らば、クロックの周波数は1/60MHzとなり、これ
は即ち16nsに相当し、この条件で記録された情報を
再生する場合は、2クロック分必要、即ち32ns(3
0MHz)必要となる。この32nsをTとすると、通
常ヘッドの評価や測定を行う際には2T分が必要である
ため、この場合においても、2T分、即ち64ns必要
となる。そして64nsに相当するクロック周波数は、
1/15MHzとなり、すなわち記録用の周波数は15
MHzとなるのである。
【0050】このデータの書き込みが終了すると、次に
ステップS4で、ヘッド構造部1のオフトラック値jを
−Nに、GMRヘッドの再生出力Epを0に、GMRヘ
ッドの再生出力がピークの時のヘッド構造部1のオフト
ラック値jpを−N+1に、それぞれ初期値として設定
する。
【0051】次に、ステップS5で、GMRヘッド14
を、トラックセンターD0からTPI方向に距離dだけ
オフトラックさせる。この時のヘッド構造部1の磁気デ
ィスク2上の位置Dは、D=D1+(j×d)で示され
る。尚、D1とは、トラックセンターD0からの偏移量
である。次に、ステップS6では、ステップS5で移動
したヘッド構造部1のGMRヘッド14により該GMR
ヘッド14の再生出力Eを測定し、ステップS7でその
値EとEpとを比較する。その結果、E>Ep=0であ
ればステップS8に、E<Ep=0であればステップS
9に進む。ステップS8では、GMRヘッド14の再生
出力Eの値を再生出力のピーク値Epとして磁気ディス
ク2のデータトラック21に記憶し、その時のjの値を
jとして設定し、これをやはり磁気ディスク2のデータ
トラック21に記憶する。
【0052】ステップS9では、ステップS8における
jの値と、ステップS1で決定した最大オフトラック数
Nとを比較する。j>Nであれば、ステップS11に進
み、j<NであればステップS10に進む。ステップS
10では、jに1を加えてこれを新しいオフトラック数
の値とし(j=j+1)、再びステップS5に戻る。以
降、上述のステップを繰り返す。ステップS9からステ
ップS11に進むまではこの行程を繰り返す。つまり、
この部分のループは、j=Nに達するまで繰り返され
る。ステップS11では、最終的なその場所におけるオ
フトラック量を、(D1−D0)+jp×dとして、そ
の値を求める。
【0053】このようにしてオフトラック量の測定が行
われるが、ここで、ヘッド構造部1が6つある場合の測
定結果の一例を図5に示す。ここで、図5のグラフに示
された6つの曲線は、6つのヘッドそれぞれの測定結果
を示し、グラフ横軸はヘッド構造部1のTPI方向への
オフトラック量を、またグラフ縦軸はヘッド構造部1が
TPI方向に移動した各地点におけるGMRヘッドの再
生出力の値を示す。そして、6つの曲線において、最大
のGMRヘッドの再生出力値を示したオフトラック量
を、そのヘッド構造部1の光学的オフセット量として決
定し、後は前述のようにスキュー角11などを加味して
実効オフセット量を決定するのである。以上説明したオ
フセット量の最適化は、オフセット量最適化手段5全体
によって行われる。
【0054】この図5に示した例によっても判るよう
に、通常、同一の工程で製造したヘッド構造部1であっ
ても個々のヘッドで特性が異なるものであり、GMRヘ
ッドの再生出力のピーク値も個々のヘッドで異なる。つ
まり、個々のヘッドの特性が異なる以上、個々のヘッド
構造部1に対してオフセット量の最適化を行う必要があ
る。即ち、上述のようにして得られた各ヘッド構造部1
の光学的オフセット量に、先述したように、スキュー角
11を加味して、実効的なオフセット量を個々のヘッド
構造部1毎に対して決定するのである。
【0055】そして、以上のようにして得られた、個々
のヘッド構造部1に対応するオフセット量は、上述のよ
うに、一時的にバッファ9内に格納されている。このバ
ッファ9に格納されたオフセット量は、その後ユーザが
この固定磁気記録装置を利用し、所望の磁気ディスク2
上の任意の場所にアクセスする毎に、その場所の最適オ
フセット量を参照するために、呼び出される。
【0056】また、バイアス電流値を負に設定して、以
上説明したのと同様な計測を行う。そして、バイアス電
流値を正にした場合と負にした場合の両方の値を採取し
た後で、そのヘッド構造部1に係るオフトラック特性を
比較する。即ち、バイアス電流値を正にした場合に得ら
れる正極性線と、負にした場合に得られる負極性線を比
較する。その結果、オフトラック量が少ない方の極性部
分を採用し、これを、前述の表1に示した極性を決定す
るシリアルデータとして採用する。
【0057】すなわち、正の方を採用した場合、極性を
決定するシリアルデータは「0」となり、一旦このシリ
アルデータ「0」がバッファ9に格納され、その後バイ
アス電流の向きを正方向にする為に用いられる。負の方
を採用した場合も同様に、シリアルデータを「1」と
し、その後バイアス電流の向きを負方向にする為に用い
る。
【0058】本実施の形態に係る固定磁気記録装置で
は、このようにしてオフセット量最適化手段5により、
GMRヘッド14と薄型ヘッド15との間のオフセット
量を抑えるように、極性変換回路3aによってバイアス
電流の極性が変化するように構成されるので、常に最適
な固定磁気記録装置のパフォーマンスが得られる。ま
た、複数存在するヘッド構造部それぞれに対してバイア
ス電流の極性を変化させることができるので、よりパフ
ォーマンスが向上する。
【0059】また、以上は固定磁気記録装置そのものに
ついての説明であったが、この装置の動作と同様の動作
をする手段を備えた固定磁気記録装置におけるオフセッ
ト量補正方法とすることも考えられるし、この、固定磁
気記録装置におけるオフセット量補正方法を何らかの記
録媒体に記録し、利用することにより同様の効果を得る
ことも考えられる。
【0060】(実施の形態2)以上説明した実施の形態
において、先に従来の技術でも説明したように、オフセ
ット量は線形に変化することが理想であるが、実際は非
線型になったりイレギュラーな部分が生じたりすること
がある。このようなオフセット量の変化に対して線形近
似を行うことがあるが、これが必ずしも最適な補正とは
言えない場合がある。
【0061】そこで、本実施の形態2においては、以上
説明した実施の形態1に係る固定磁気記録装置において
は、単にヘッド構造部1に流すバイアス電流を決定す
る、としていたのを、オフセット量を抑えるようにヘッ
ド構造部1に流すバイアス電流の極性を決定する極性決
定手段を備えたことを特徴とする。つまり、予めバイア
ス電流の極性を極性決定手段により決定することによ
り、常にオフセット量の最適な補正を行うようにするの
である。
【0062】図6には設定されたオフセット量の例を示
す。横軸がTPI方向を、縦軸がGMRヘッドと薄型ヘ
ッドの間に生じる磁気的なオフセット量を、それぞれ表
している。正極性線における最大オフセット量の絶対値
をa、負極性線における最大オフセット量の絶対値をb
とし、これらの値を比較する。比較の結果、a<bの場
合は正極性線を、a>bの場合は負極性線を採用する。
図6(a)がa<bの場合に採用されるオフセット量変
化、図6(b)がa>bの場合に採用されるオフセット
量変化を、それぞれ示している。
【0063】このようにaとbの値のうち、小さい方の
極性を採用し、データトラックでのバイアス電流値及び
オフセット量として磁気ディスク2のデータトラック2
1に記録しておく。そして、同様な手段で複数個存在す
る各ヘッド構造部1毎に極性曲線を作成し、それぞれの
ヘッド構造部1ではどの方向の極性が良いか、極性決定
手段が判断を行う。この判定を行う極性決定手段の構成
についての説明は省略するが、図1で示したオフセット
量最適化手段5に含まれているものとする。
【0064】以上の手段によって,オフセット量の小さ
い方のバイアス極性を採用することができシークタイム
などの性能向上が図れる。この実施の形態の場合では1
つのヘッド構造部1に流れるバイアス電流の極性は、全
てのゾーンに対して常に一定の値を示すことになる。ま
た、以上は固定磁気記録装置そのものについての説明で
あったが、この装置の動作と同様の動作をする手段を備
えた固定磁気記録装置におけるオフセット量補正方法と
することも考えられるし、この、固定磁気記録装置にお
けるオフセット量補正方法を何らかの記録媒体に記録
し、利用することにより同様の効果を得ることも考えら
れる。
【0065】(実施の形態3)次に、オフセット量とバ
イアス電流極性を、上述した第2の実施の形態の場合よ
り更に細かく設定可能としたゾーン極性決定手段を有す
る固定磁気記録装置を、第3の実施の形態として、以下
図面を参照しつつ説明する。まず、先述の第1の実施の
形態と同様にして正極性線と負極性線を作成した後、磁
気ディスク2における各ゾーン25毎にオフセット量の
絶対値を比較する。このオフセット量を比較するポイン
トは、磁気ディスク2の各ゾーン25の最内周とする。
各ゾーン25の最内周でのオフセット量の絶対値を、第
2の実施の形態と同様にして正極性線と負極性線で比較
する。その上でオフセット量の小さい方の極性を採用
し、ゾーン毎に最適な値を採用する。例えば16ゾー
ン、8ヘッドの固定磁気記録装置では16×8=128
個所で判別を行うことになる。
【0066】図7に、オフセット量の線を示す。このグ
ラフ横軸に示すように、各ゾーン毎にaとbの値を比較
し、その結果を採用した一例が、図中太線で示したもの
とである。この第3の実施の形態では、1つのヘッドの
中でもゾーンによってバイアス電流の極性値が異なり、
第2の実施の形態の場合よりも更に細かく最適値を設定
することができる。また、以上は固定磁気記録装置その
ものについての説明であったが、この装置の動作と同様
の動作をする手段を備えた固定磁気記録装置におけるオ
フセット量補正方法とすることも考えられるし、この、
固定磁気記録装置におけるオフセット量補正方法を何ら
かの記録媒体に記録し、利用することにより同様の効果
を得ることも考えられる。
【0067】(実施の形態4)以上説明した実施の形態
に比べ、さらにきめ細かくオフセット量の設定を行う為
に、固定磁気記録装置を製造し出荷する時に、GMRヘ
ッド14と薄型ヘッド15との間に生じるオフセット量
を各磁気ディスク2の記録領域毎に計測し、計測結果を
各磁気ディスク2のID領域24に予め書き込んでお
き、計測結果書込み済みの磁気ディスク2にGMRヘッ
ド14がアクセスする毎に、アクセスされた磁気ディス
ク2のID領域24に予め書き込まれている計測結果を
読み出し、読み出した計測結果に基づいてGMRヘッド
14をオフセットした後に、磁気ディスク2に記録され
ているデータを読み取るオフセット自動補正手段を有す
る固定磁気記録装置について、これを第4の実施の形態
として以下説明する。
【0068】従来の技術において図9を参照しつつ説明
したように、磁気ディスク2には通常は外周から内周ま
でに複数本の円周状のデータトラック21を有してあ
る。そして各データトラック21には複数のサーボ領域
22とデータ領域23とID領域24が存在する。そし
て、磁気ディスク2外周側ではヘッド浮上量やスピンド
ルモーターの回転ジッタによるSNの劣化のため、磁気
ディスク2の内周に行くほど線記録密度(BPI)は高
くなるように設計される場合が多い。そして通常、ヘッ
ド構造部1が磁気ディスク2のデータ領域23にアクセ
スしてデータの読み取りまたは書き込みを行う場合に
は、必ずサーボ領域22に書きこまれている位置情報を
読み出して確認した後に所望のデータにアクセスする。
【0069】そこで、本実施の形態においては、磁気デ
ィスク2の全てのサーボ領域直後に設けられているID
領域24にオフセット量情報を記録している。即ち、ど
のデータ領域23にアクセスする場合でも必ずデータを
読み出す前にこのID領域24内のオフセット情報にア
クセスすることになる。そして、このオフセット情報と
して、バイアス電流極性とオフデータトラック量の情報
が記述されている。つまり、ここで述べたオフセット自
動補正手段とは、まず図5のアルゴリズムで示したオフ
セット量の最適値を見つけ出す手段を磁気ディスク2の
各データトラック毎に対して行い、その結果をID領域
24に記録しておき、そしてデータアクセスをする際
に、このID領域24に記録された情報を利用する手段
をいう。
【0070】本実施の形態は、このように構成したこと
により、データトラック21毎にバイアス電流の極性値
とオフセット量が異なっていても、各データトラック2
1で最も適したオフセット量が選択され、即ち各データ
トラック21毎に最適なバイアス電流を得ることが出来
るのである。また、以上は固定磁気記録装置そのものに
ついての説明であったが、この装置の動作と同様の動作
をする手段を備えた固定磁気記録装置におけるオフセッ
ト量補正方法とすることも考えられるし、この、固定磁
気記録装置におけるオフセット量補正方法を何らかの記
録媒体に記録し、利用することにより同様の効果を得る
ことも考えられる。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に記載
の固定磁気記録装置では、バイアス電流の極性を変化さ
せる極性変換回路を備えたので、常に最適な固定磁気記
録装置のパフォーマンスが得られる。また、複数存在す
るヘッド構造部それぞれに対してバイアス電流の極性を
変化させることができるので、磁気ディスクに対するシ
ーク時間の短縮が可能になり、またデータ読出時のエラ
ー発生率を低下させることが出来る。即ち、固定磁気記
録装置のパフォーマンスをより向上させられる。また、
本発明の請求項7に記載の固定磁気記録装置におけるオ
フセット量補正手段、及び本発明の請求項13に記載の
固定磁気記録装置におけるオフセット量補正手段に関す
るプログラムを記録した記録媒体であっても、同様の効
果を得る事が出来る。
【0072】本発明の請求項2に記載の固定磁気記録装
置では、極性変換回路は複数あるヘッド構造部毎に対し
て、バイアス電流の極性を変化させることが出来るの
で、ヘッド構造部毎のパフォーマンス向上が望め、ひい
ては装置全体のパフォーマンスがより一層向上すること
が望める。また、本発明の請求項8に記載の固定磁気記
録装置におけるオフセット量補正手段、及び本発明の請
求項14に記載の固定磁気記録装置におけるオフセット
量補正手段に関するプログラムを記録した記録媒体であ
っても、同様の効果を得る事が出来る。
【0073】本発明の請求項3に記載の固定磁気記録装
置では、オフセット量の小さい方のバイアス極性を採用
することができ、その結果シークタイムなどの性能向上
が図る事が出来る。また、本発明の請求項9に記載の固
定磁気記録装置におけるオフセット量補正手段、及び本
発明の請求項15に記載の固定磁気記録装置におけるオ
フセット量補正手段に関するプログラムを記録した記録
媒体であっても、同様の効果を得る事が出来る。
【0074】本発明の請求項4に記載の固定磁気記録装
置では、1つのヘッド構造物の中でも、磁気ディスク上
のゾーンによってバイアス電流の極性値が異なり、より
更に細かいバイアス電流の最適値を設定することができ
る。また、本発明の請求項10に記載の固定磁気記録装
置におけるオフセット量補正手段、及び本発明の請求項
16に記載の固定磁気記録装置におけるオフセット量補
正手段に関するプログラムを記録した記録媒体であって
も、同様の効果を得る事が出来る。
【0075】本発明の請求項5に記載の固定磁気記録装
置では、1つのヘッド構造物の中の、磁気ディスク上の
ゾーンにおけるデータトラック毎にバイアス電流の極性
値とオフセット量が異なりそれぞれのポイントで最も小
さいオフセット量を選択することになり、従って各デー
タトラック単位で連続的に最適化を図ることが出来る。
また、本発明の請求項11に記載の固定磁気記録装置に
おけるオフセット量補正手段、及び本発明の請求項17
に記載の固定磁気記録装置におけるオフセット量補正手
段に関するプログラムを記録した記録媒体であっても、
同様の効果を得る事が出来る。
【0076】本発明の請求項6に記載の固定磁気記録装
置では、ID領域を、サーボ量期とデータ領域の間に書
き込むようにしたので、所望のトラックにアクセスする
毎に必ずID領域に記録されたデータを読み出すことに
なるので、きめこまかいオフトラック量の補正をするこ
とができる。また、本発明の請求項12に記載の固定磁
気記録装置におけるオフセット量補正手段、及び本発明
の請求項18に記載の固定磁気記録装置におけるオフセ
ット量補正手段に関するプログラムを記録した記録媒体
であっても、同様の効果を得る事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固定磁気記録装置の構成の概略を
示したブロック図である。
【図2】本発明に係る固定磁気記録装置の機構部の概略
を示した概略平面図である。
【図3】オフセット量の計測方法に関するアルゴリズム
である。
【図4】サーボバースト情報を利用したトラックセンタ
ーの検出方法を説明する図である。
【図5】6つのヘッド構造部それぞれのGMRヘッド再
生出力に関する図である。
【図6】第2の実施の形態に係る固定磁気記録装置のオ
フセット量設定の一例を示した図である。
【図7】第3の実施の形態に係る固定磁気記録装置のオ
フセット量設定の一例を示した図である。
【図8】第4の実施の形態に係るデータトラックに関す
る図である。
【図9】磁気ディスクにおけるゾーン、データトラッ
ク、サーボ領域、データ領域、ID領域の関係を示す図
である。
【図10】従来の固定磁気記録装置におけるオフセット
量設定の一例を示した図である。
【図11】固定磁気記録装置に用いられるヘッド構造部
の概念を示した概略図である。
【図12】ヘッド構造部におけるオフセットの関係を示
した図である。
【符号の説明】
1 ヘッド構造物 2 磁気ディスク 3 前置増幅器 4 データチャンネル 5 オフセット量最適化手段 6 VCM(ボイスコイルモータ) 7 マイクロコンピュータ 8 ハードディスクコントローラ 9 バッファ 10 インターフェース 11 スキュー角 12 ヘッドギャップ 13 アクチュエータ 14 GMRヘッド 14a リードギャップ 15 薄膜ヘッド 15a ライトギャップ 21 データトラック 22 サーボ領域 23 データ領域 24 ID領域 25 ゾーン 30 スライダ 31 サスペンション 40 GMRヘッドで書き込まれた信号部分 41 薄膜ヘッドで読み出し可能な信号部分 42 データトラック

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体と、 前記磁気記録媒体に記録されたデータを読み取り再生す
    る再生用磁気抵抗ヘッドと、前記磁気記録媒体にデ−タ
    を記録する記録用磁気ヘッドと、を備えた単数又は複数
    のヘッド構造部と、 前記ヘッド構造部に流すバイアス電流を発生する前置増
    幅器と、 を有する固定磁気記録装置において、 前記再生用磁気抵抗ヘッドが、前記磁気記録媒体に記録
    されたデータを読み取る時に、前記再生用磁気抵抗ヘッ
    ドと前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフセット量
    を抑えるように、前記バイアス電流の極性を変化させる
    極性変換回路を有すること、 を特徴とする、固定磁気記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の固定磁気記録装置にお
    いて、 前記極性変換回路は、複数の前記ヘッド構造部各々に流
    れるバイアス電流に対して、前記各々のバイアス電流の
    極性を変化出来ること、 を特徴とする、固定磁気記録装置。
  3. 【請求項3】 磁気記録媒体と、 前記磁気記録媒体に記録されたデータを読み取り再生す
    る再生用磁気抵抗ヘッドと、前記磁気記録媒体にデ−タ
    を記録する記録用磁気ヘッドと、を備えた単数又は複数
    のヘッド構造部と、 前記ヘッド構造部に流すバイアス電流を発生する前置増
    幅器と、 を有する固定磁気記録装置において、 前記再生用磁気抵抗ヘッドが、前記磁気記録媒体に記録
    されたデータを読み取る時に、前記再生用磁気抵抗ヘッ
    ドと前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフセット量
    を抑えるように、前記バイアス電流の極性を決定する極
    性決定手段を有すること、 を特徴とする、固定磁気記録装置。
  4. 【請求項4】 磁気記録媒体と、 前記磁気記録媒体に記録されたデータを読み取り再生す
    る再生用磁気抵抗ヘッドと、前記磁気記録媒体にデ−タ
    を記録する記録用磁気ヘッドと、を備えた単数又は複数
    のヘッド構造部と、 前記ヘッド構造部に流すバイアス電流を発生する前置増
    幅器と、 を有する固定磁気記録装置において、 前記再生用磁気抵抗ヘッドが、前記磁気記録媒体に記録
    されたデータを読み取る時に、前記再生用磁気抵抗ヘッ
    ドと前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフセット量
    を抑えるように、前記磁気記録媒体のゾーン毎に前記バ
    イアス電流の極性を決定するゾーン極性決定手段を有す
    ること、 を特徴とする、固定磁気記録装置。
  5. 【請求項5】 磁気記録媒体と、前記磁気記録媒体に記
    録されたデータを読み取り再生する再生用磁気抵抗ヘッ
    ドと、前記磁気記録媒体にデ−タを記録する記録用磁気
    ヘッドと、を備えた単数又は複数のヘッド構造部と、 前記ヘッド構造部に流すバイアス電流を発生する前置増
    幅器と、 を有する固定磁気記録装置において、 前記固定磁気記録装置を製造し出荷する時に、前記再生
    用磁気抵抗ヘッドと前記記録用磁気ヘッドとの間に生じ
    るオフセット量を各前記磁気記録媒体の記録領域毎に計
    測し、前記計測結果を各前記磁気記録媒体のID領域に
    予め書き込んでおき、 前記計測結果書込み済みの磁気記録媒体に前記再生用磁
    気抵抗ヘッドがアクセスする毎に、アクセスされた前記
    磁気記録媒体のID領域に予め書き込まれている前記計
    測結果を読み出し、読み出した前記計測結果に基づいて
    前記再生用磁気抵抗ヘッドをオフセットした後に、前記
    磁気記録媒体に記録されているデータを読み取るオフセ
    ット自動補正手段を有すること、 を特徴とする、固定磁気記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の固定磁気記録装置にお
    いて、 前記ID領域は、前記記録領域上に存在するサーボ領域
    とデータ領域の間に書き込まれており、 前記オフセット自動補正手段は、 所望の前記記録領域にアクセスする毎に、前記オフセッ
    ト量を補正すること、を特徴とする、固定磁気記録装
    置。
  7. 【請求項7】 磁気記録媒体と、 前記磁気記録媒体に記録されたデータを読み取り再生す
    る再生用磁気抵抗ヘッドと、前記磁気記録媒体にデ−タ
    を記録する記録用磁気ヘッドと、を備えた単数又は複数
    のヘッド構造部と、 前記ヘッド構造部に流すバイアス電流を発生する前置増
    幅器と、 を有する固定磁気記録装置における、前記再生用磁気抵
    抗ヘッドと前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフセ
    ット量を補正する手段において、 前記極性変換回路は、複数の前記ヘッド構造部各々に流
    れるバイアス電流に対して、前記各々のバイアス電流の
    極性を変化出来ること、 前記再生用磁気抵抗ヘッドが、前記磁気記録媒体に記録
    されたデータを読み取る時に、前記オフセット量を抑え
    るように、前記バイアス電流の極性を変化させる極性可
    変手段を有すること、 を特徴とする、固定磁気記録装置におけるオフセット量
    補正手段。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の固定磁気記録装置にお
    けるオフセット量補正手段において、 前記極性可変手段は、複数の前記ヘッド構造部各々に流
    れるバイアス電流に対して、前記各々のバイアス電流の
    極性を変化出来ること、 を特徴とする、固定磁気記録装置におけるオフセット量
    補正手段。
  9. 【請求項9】 磁気記録媒体と、 前記磁気記録媒体に記録されたデータを読み取り再生す
    る再生用磁気抵抗ヘッドと、前記磁気記録媒体にデ−タ
    を記録する記録用磁気ヘッドと、を備えた単数又は複数
    のヘッド構造部と、 前記ヘッド構造部に流すバイアス電流を発生する前置増
    幅器と、 を有する固定磁気記録装置における、前記再生用磁気抵
    抗ヘッドと前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフセ
    ット量を補正する手段において、 前記再生用磁気抵抗ヘッドが、前記磁気記録媒体に記録
    されたデータを読み取る時に、前記オフセット量を抑え
    るように、前記バイアス電流の極性を決定する極性決定
    手段を有すること、 を特徴とする、固定磁気記録装置におけるオフセット量
    補正手段。
  10. 【請求項10】 磁気記録媒体と、 前記磁気記録媒体に記録されたデータを読み取り再生す
    る再生用磁気抵抗ヘッドと、前記磁気記録媒体にデ−タ
    を記録する記録用磁気ヘッドと、を備えた単数又は複数
    のヘッド構造部と、 前記ヘッド構造部に流すバイアス電流を発生する前置増
    幅器と、 を有する固定磁気記録装置における、前記再生用磁気抵
    抗ヘッドと前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフセ
    ット量を補正する手段において、 前記再生用磁気抵抗ヘッドが、前記磁気記録媒体に記録
    されたデータを読み取る時に、前記オフセット量を抑え
    るように、前記磁気記録媒体のゾーン毎に前記バイアス
    電流の極性を決定するゾーン極性決定手段を有するこ
    と、 を特徴とする、固定磁気記録装置におけるオフセット量
    補正手段。
  11. 【請求項11】 磁気記録媒体と、 前記磁気記録媒体に記録されたデータを読み取り再生す
    る再生用磁気抵抗ヘッドと、前記磁気記録媒体にデ−タ
    を記録する記録用磁気ヘッドと、を備えた単数又は複数
    のヘッド構造部と、 前記ヘッド構造部に流すバイアス電流を発生する前置増
    幅器と、 を有する固定磁気記録装置における、前記再生用磁気抵
    抗ヘッドと前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフセ
    ット量を補正する手段において、 前記固定磁気記録装置を製造し出荷する時に、前記オフ
    セット量を各前記磁気記録媒体の記録領域毎に計測し、
    前記計測結果を各前記磁気記録媒体のID領域に予め書
    き込んでおき、 前記計測結果書込み済みの磁気記録媒体に前記再生用磁
    気抵抗ヘッドがアクセスする毎に、アクセスされた前記
    磁気記録媒体のID領域に予め書き込まれている前記計
    測結果を読み出し、読み出した前記計測結果に基づいて
    前記再生用磁気抵抗ヘッドをオフセットした後に、前記
    磁気記録媒体に記録されているデータを読み取るオフセ
    ット自動補正手段を有すること、 を特徴とする、固定磁気記録装置におけるオフセット量
    補正手段。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の固定磁気記録装置
    におけるオフセット量補正手段において、 前記ID領域は、前記記録領域上に存在するサーボ領域
    とデータ領域の間に書き込まれており、 前記オフセット自動補正手段は、 所望の前記記録領域にアクセスする毎に、前記オフセッ
    ト量を補正すること、を特徴とする、固定磁気記録装置
    におけるオフセット量補正手段。
  13. 【請求項13】 磁気記録媒体と、 前記磁気記録媒体に記録されたデータを読み取り再生す
    る再生用磁気抵抗ヘッドと、前記磁気記録媒体にデ−タ
    を記録する記録用磁気ヘッドと、を備えた単数又は複数
    のヘッド構造部と、 前記ヘッド構造部に流すバイアス電流を発生する前置増
    幅器と、 を有する固定磁気記録装置における、前記再生用磁気抵
    抗ヘッドと前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフセ
    ット量を補正する手段を記録した記録媒体において、 前記再生用磁気抵抗ヘッドが、前記磁気記録媒体に記録
    されたデータを読み取る時に、前記オフセット量を抑え
    るように、前記バイアス電流の極性を変化させる極性可
    変手段を有すること、 を特徴とする、固定磁気記録装置におけるオフセット量
    補正手段に関するプログラムを記録した記録媒体。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の固定磁気記録装置
    におけるオフセット量補正手段を記録した記録媒体にお
    いて、 前記極性可変手段は、複数の前記ヘッド構造部各々に流
    れるバイアス電流に対して、前記各々のバイアス電流の
    極性を変化出来ること、 を特徴とする、固定磁気記録装置におけるオフセット量
    補正手段に関するプログラムを記録した記録媒体。
  15. 【請求項15】 磁気記録媒体と、 前記磁気記録媒体に記録されたデータを読み取り再生す
    る再生用磁気抵抗ヘッドと、前記磁気記録媒体にデ−タ
    を記録する記録用磁気ヘッドと、を備えた単数又は複数
    のヘッド構造部と、 前記ヘッド構造部に流すバイアス電流を発生する前置増
    幅器と、 を有する固定磁気記録装置における、前記再生用磁気抵
    抗ヘッドと前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフセ
    ット量を補正する手段を記録した記録媒体において、 前記再生用磁気抵抗ヘッドが、前記磁気記録媒体に記録
    されたデータを読み取る時に、前記オフセット量を抑え
    るように、前記バイアス電流の極性を決定する極性決定
    手段を有すること、 を特徴とする、固定磁気記録装置におけるオフセット量
    補正手段に関するプログラムを記録した記録媒体。
  16. 【請求項16】 磁気記録媒体と、 前記磁気記録媒体に記録されたデータを読み取り再生す
    る再生用磁気抵抗ヘッドと、前記磁気記録媒体にデ−タ
    を記録する記録用磁気ヘッドと、を備えた単数又は複数
    のヘッド構造部と、 前記ヘッド構造部に流すバイアス電流を発生する前置増
    幅器と、 を有する固定磁気記録装置における、前記再生用磁気抵
    抗ヘッドと前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフセ
    ット量を補正する手段を記録した記録媒体において、 前記再生用磁気抵抗ヘッドが、前記磁気記録媒体に記録
    されたデータを読み取る時に、前記オフセット量を抑え
    るように、前記磁気記録媒体のゾーン毎に前記バイアス
    電流の極性を決定するゾーン極性決定手段を有するこ
    と、 を特徴とする、固定磁気記録装置におけるオフセット量
    補正手段に関するプログラムを記録した記録媒体。
  17. 【請求項17】 磁気記録媒体と、 前記磁気記録媒体に記録されたデータを読み取り再生す
    る再生用磁気抵抗ヘッドと、前記磁気記録媒体にデ−タ
    を記録する記録用磁気ヘッドと、を備えた単数又は複数
    のヘッド構造部と、 前記ヘッド構造部に流すバイアス電流を発生する前置増
    幅器と、 を有する固定磁気記録装置における、前記再生用磁気抵
    抗ヘッドと前記記録用磁気ヘッドとの間に生じるオフセ
    ット量を補正する手段を記録した記録媒体において、 前記固定磁気記録装置を製造し出荷する時に、前記オフ
    セット量を各前記磁気記録媒体の記録領域毎に計測し、
    前記計測結果を各前記磁気記録媒体のID領域に予め書
    き込んでおき、 前記計測結果書込み済みの磁気記録媒体に前記再生用磁
    気抵抗ヘッドがアクセスする毎に、アクセスされた前記
    磁気記録媒体のID領域に予め書き込まれている前記計
    測結果を読み出し、読み出した前記計測結果に基づいて
    前記再生用磁気抵抗ヘッドをオフセットした後に、前記
    磁気記録媒体に記録されているデータを読み取るオフセ
    ット自動補正手段を有すること、 を特徴とする、固定磁気記録装置におけるオフセット量
    補正手段に関するプログラムを記録した記録媒体。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の固定磁気記録装置
    におけるオフセット量補正手段に関するプログラムを記
    録した記録媒体において、 前記ID領域は、前記記録領域上に存在するサーボ領域
    とデータ領域の間に書き込まれており、 前記オフセット自動補正手段は、 所望の前記記録領域にアクセスする毎に、前記オフセッ
    ト量を補正すること、 を特徴とする、固定磁気記録装置におけるオフセット量
    補正手段に関するプログラムを記録した記録媒体。
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