JP2014026674A - 携帯端末、制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが携帯端末を操作する際の誤動作の発生を抑制することが可能な携帯端末を提供する。
【解決手段】携帯端末は、タッチパネルを備え、当該タッチパネルへの接触が検出された場合において、当該接触の位置が、当該タッチパネル上の縁近傍に予め設定されている特定エリアに含まれるときには、当該接触に応じた処理を実行せず、当該特定エリアに含まれないときには、当該接触に応じた処理を実行し、当該接触の位置から離れた所定の位置関係にある特定表示対象の表示位置が当該接触の位置に近づくように表示の更新を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、携帯電話機等の携帯端末に関し、特にタッチパネルへの入力に基づく処理の実行制御技術に関する。
携帯端末においては、携帯性を確保するために筐体のサイズを小さく抑え、かつ視認性をよくするために画面のサイズをなるべく大きくしたいという要望がある。
しかしながら、タッチパネルを備える携帯端末においては、筐体のサイズを小さく抑え、かつ画面(タッチパネル)のサイズを大きくすると、筐体の縁ぎりぎりまでタッチパネルが配置されることになってしまうため、携帯端末を保持する際に、ユーザの指等が意図せずタッチパネルに接触してしまうことが考えられる。この結果、ユーザの指等が接触した部分にアイコン等の既定の処理が対応付けられた表示対象が表示されている場合には、ユーザが意図しない処理が実行されてしまう(以下、「誤動作」という)という問題が生じ得る。
この問題に対しては、タッチパネル上の縁近傍における特定位置を除外して、アイコン等をタッチパネル上に表示させる技術(例えば特許文献1)を利用することが考えられる。この場合、ユーザが、指を特定位置に置くように筐体を保持することで、誤動作を防止することができる。
特開2012−73721号公報
しかしながら、ユーザは、携帯端末を操作するため、筐体を保持する際の誤動作だけでなく、操作時の誤動作の発生についても抑制する必要がある。上記特許文献1の方法では、操作時の誤動作の発生については、特に考慮されていない。
そこで、本発明は係る問題に鑑みてなされたものであり、ユーザが携帯端末を操作する際の誤動作の発生を抑制することが可能な携帯端末を提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係る携帯端末は、タッチパネルと、前記タッチパネルへの接触を検出する検出部と、前記検出部により検出された接触の位置が、前記タッチパネル上の縁近傍に予め設定されている特定エリアに含まれるかを判定する判定部と、前記判定部により前記特定エリアに含まれないと判定された場合には、前記検出部により検出された接触に応じた処理を実行する実行制御部とを備え、前記表示制御部は、前記判定部により前記特定エリアに含まれると判定された場合に、前記検出部により検出された接触の位置から離れた所定の位置関係にある特定表示対象の表示位置が当該接触の位置に近づくように表示の更新を行うことを特徴とする。
上記構成を備える本発明に係る携帯端末によれば、ユーザが携帯端末を操作する際の誤動作の発生を抑制することができる。
携帯電話機100の外観を示す正面図 各特定エリアの設定例を示す図 携帯電話機100の表示例を示す図 ユーザによる操作例を示す図 スクロール表示の表示例を示す図 拡大表示の表示例を示す図 携帯電話機100の主要部の機能構成を示すブロック図 表示対象データとスクロール表示の際の部分データとの関係を説明するための図 拡大表示前後の部分データの位置Ta及びTcを示す図 特定エリアテーブル10のデータ構成例及び内容例を示す図 表示設定情報20を設定するためのユーザ操作を説明するための図 携帯電話機100による制御処理を示すフローチャート 各特定エリアの他の設定例を示す図 各特定エリアの他の設定例を示す図 タッチパネル110の右側の縁近傍のみに特定エリアを設定した例を示す図 画面の向きに合わせて各特定エリアの位置を変更する場合の各特定エリアの設定例を示す図
以下、本発明に係る携帯端末の一実施形態としての携帯電話機について説明する。
≪1.実施の形態≫
<1−1.概要>
図1は、携帯電話機100の外観を示す正面図である。
同図に示すように、携帯電話機100は、いわゆるストレート型の端末であり、筐体101には、レシーバ102、マイク103及びタッチパネル110が配置されている。
同図に示すように、タッチパネル110が、筐体101の縁近傍まで配置されているため、ユーザは大画面で携帯電話機100を操作できるようになるものの、例えば、ユーザの指等が意図せずタッチパネルに接触する可能性がある。そのため、アイコン等の既定の処理が対応付けられた表示対象が接触位置に表示されている場合には、誤動作が生じ得る恐れがある。
この誤動作を抑制するために、携帯電話機100は、タッチパネル110上の縁近傍に予め特定エリアを設定する。そして、当該特定エリアにおいて接触が検出された場合、接触位置にアイコン等の表示対象が表示されていたとしても、この表示対象に対応づけられた処理を実行しないよう制御する。
図2は、特定エリアの設定例を示す図である。
なお、同図に示す矩形状のタッチパネル110の角C1〜C4は、各特定エリアの近傍にある角の一例であり、例えば、角C1は、特定エリアA1の近傍にある角である。
携帯電話機100は、同図に示す特定エリアA1〜A4のうちのいずれかの特定エリアにおいて接触が検出された場合に、接触位置に、アイコン等の表示対象が表示されていた
としても、この表示対象に対応づけられた処理を実行しないので、誤動作の発生を適切に防止できる。
なお、この携帯電話機100は、いずれかの特定エリアにおいて接触が検出された場合に、更に、操作性を向上させるための表示制御処理を行う。以下、図3〜図6を用いて、特定エリアA1において接触が検出された場合の表示例について説明する。
<1−2.表示例>
図3は、携帯電話機100が実行中のWebブラウザの画面例を示している。
同図では、動画検索サイトのキーワード入力欄F1にキーワード「パーティー」と入力して動画を検索した結果を示す画面がタッチパネル110に表示された様子を示している。なお、この画面において、ユーザが、サムネイル画像G1を選択することで、サムネイル画像G1に対応する動画の再生が開始される。
ここで、携帯電話機100を右手で保持しているユーザが、例えば、新たなキーワードをキーワード入力欄F1に入力するために、右手の親指をキーワード入力欄F1に接触させようとして、特定エリアA1に表示されているサムネイル画像G1に親指の付け根が接触してしまったものとする(図4参照)。
この場合に、携帯電話機100は、接触位置が特定エリアA1内であるため、サムネイル画像G1に対応する動画の再生処理を実行せず、更に、以下説明するように表示制御処理を行う。即ち、携帯電話機100は、接触が検出された特定エリアA1の近傍の角C1の対角C4にある表示対象の表示位置が角C1に近づくように、表示の更新を行う。具体的には、携帯電話機100は、スクロール表示と拡大表示とのいずれかを、後述するユーザ設定に応じて行う。
図5は、スクロール表示の表示例を示す図である。
同図は、図4に表示されている各表示対象が、対角C4から角C1への方向に移動するように画面をスクロール表示した様子を示している。
また、図6は、拡大表示の表示例を示す図である。
同図は、図4に表示されている各表示対象を、対角C4の位置を基準として拡大表示した様子を示している。
このように、スクロール表示又は拡大表示を行った結果、ユーザが、右手の親指を接触させようとしたキーワード入力欄F1が、図4の場合と比較し、ユーザの右手の近傍に表示されることになるので、ユーザは、キーワード入力欄F1の選択を容易に行うことができるようになる。
<1−3.機能構成>
図7は、携帯電話機100の主要部の機能構成を示すブロック図である。
携帯電話機100は、同図に示すように、タッチパネル110、コントローラ113、計時部120、記憶部130及び制御部140を備える。
なお、携帯電話機100は、プロセッサ及びメモリを含んで構成されており、制御部140の機能は、メモリに記憶されているプログラムをプロセッサが実行することにより実
現される。
タッチパネル110は、LCD(Liquid Crystal Display)111、タッチパッド112を含む。なお、本実施の形態では、LCD111の画素数は、一例として480×800画素であるものとする。
ここで、タッチパッド112は、静電容量方式のタッチセンサであり、LCD111の表面に重畳して設けられている。タッチパッド112は、透明部材を用いて構成されており、LCD111に表示された画像が見えるように構成されている。
また、コントローラ113は、タッチパッド112に対するユーザの指等の接触を検出し、検出している間、単位時間(例えば、25ms)毎に、そのタッチパッド112における接触位置の座標値(x,y)を制御部140に出力するIC(Integrated
Circuit)である。
ユーザがタッチパッド112に対して行うタッチ操作には、タップ操作、ダブルタップ操作、ロングタップ操作、スライド操作等が含まれる。以下にこれらのタッチ操作について具体的に説明する。
タップ操作は、ユーザがタッチパッド112に指を接触させた後、短時間のうちにタッチパッド112より指を離す操作である。ダブルタップ操作は、タッチパッド112に対して短時間の間にタップ操作を2回繰り返す操作である。ロングタップ操作は、所定時間以上、指をタッチパッド112に接触させ続けた後、指をタッチパッド112より離す操作である。フリック操作は、タッチパッド112を指で任意の方向に弾く操作である。より具体的には、フリック操作とは、タッチパッド112に指を接触させ、任意の方向へ所定速度で指を弾く操作である。スライド操作は、タッチパッド112に指を接触させたまま任意の方向へ移動させる操作である。以下では、上記したユーザによりタッチパッド112に対して行われる操作をまとめてタッチ操作という。
なお、携帯電話機100は、特定エリア外において上述したタッチ操作が行われた場合には、当該タッチ操作に基づく処理を実行し、特定エリア内において上述したタッチ操作のうち、タップ操作及びロングタップ操作が行われた場合には、これらの操作に基づく処理を実行しないようにしてもよい。例えば、実行中のアプリケーション(例えばWebブラウザ)の画面がタッチパネル110に表示されている場合において、特定エリア外でタップ操作やロングタッチ操作が行われたときには、メニュー画面を表示するが、特定エリア内でタップ操作やロングタップ操作が行われたときには、メニュー画面を表示しないようにする。これにより、特定エリア内でのタップ操作やロングタッチ操作により、スクロール表示や拡大表示が行われる前に、メニュー画面が表示されてしまうことを防ぐことができる。
計時部120は、制御部140からの指示に応じて計時を開始し、一定時間(例えば、5秒程度)を計時すると、その旨を制御部140に通知する機能を有し、例えば、タイマやカウンタにより実現される。なお、計時部120が計時する一定時間は、携帯電話機100のメーカにより予め設定されているものとする。
記憶部130は、携帯電話機100が実行する各種アプリケーション(例えば、通話アプリケーション、メールアプリケーション、Webブラウザ等)用のプログラム及びそれらのアプリケーションが必要とするデータの他、特定エリアテーブル10及び表示設定情報20を記憶するためのメモリ領域である。
ここで、特定エリアテーブル10は、各特定エリア(A1〜A4)それぞれについて、その位置及びその特定エリアに隣接する角の位置を登録したテーブルである(図10参照)。また、表示設定情報20は、いずれかの特定エリアにおいて接触が検出された場合に、スクロール表示と拡大表示とのいずれを行うのかを示す情報である。なお、特定エリアテーブル10の内容及び表示設定情報20の設定方法(図11参照)については後述する。
また、制御部140は、一般的な携帯電話機が有する機能の他、特に、タッチパネル110における接触位置に応じて、処理実行制御及び表示制御を行う機能を有する。なお、制御部140は、ユーザ操作に基づいて、記憶部130の表示設定情報20の内容を更新する機能も有する。制御部140は、検出部141、判定部142、実行制御部143及び表示制御部144を含んで構成される。
ここで、検出部141は、コントローラ113から送出された座標値の受領に基づいて、タッチパネル110への接触を検出する機能を有する。
判定部142は、検出部141により検出された接触の位置が、いずれかの特定エリアに含まれるかを記憶部130の特定エリアテーブル10に基づいて判定する機能を有する。
実行制御部143は、ユーザ操作に応じて、各種アプリケーション用のプログラムを記憶部130から読み出して実行する他、判定部142による判定結果に応じて、検出部141により検出された接触の位置に応じた処理を実行するか否かを制御する機能を有する。なお、実行制御部143の処理内容については、後述する(図12参照)。
また、表示制御部144は、検出部141により検出された接触の位置が、いずれかの特定エリアに含まれると判定部142により判定された場合に、記憶部130の表示設定情報20に基づいて、表示中の画面のスクロール表示又は拡大表示を行う機能を有する。
以下、表示制御部144の表示制御の方法について、図3〜図6に示す例を用いて、具体的に説明する。
まず、スクロール表示について説明する。
なお、本実施の形態では、表示しようとするデータ(以下、「表示対象データ」という)のうち、実際に表示させる表示サイズ分のデータ(以下、「部分データ」という)を逐次切り替えつつ、タッチパネル110に再表示することにより、スクロール表示を実現するものとする。
図8は、表示対象データD1とスクロール表示開始前における部分データの位置Ta及びスクロール表示終了後における部分データの位置Tbを示す図である。
同図に示す位置Taは、図3に示す画面がタッチパネル110に表示されている場合における部分データの位置を示している。このことは、後述する図9(a)においても同様である。また、図8に示す位置Tbは、図5に示す画面がタッチパネル110に表示されている場合における部分データの位置を示している。
表示設定情報20がスクロール表示を行うことを示す場合において、図3に示す画面がタッチパネル110に表示されているときに、図4に示すように、携帯電話機100を右手で保持しているユーザの親指の付け根が、特定エリアA1に表示されているサムネイル
画像G1に接触してしまったとする。すると、表示制御部144は、部分データの位置を、図8に示すTaの位置からTbの位置まで所定量(例えば数ドット)ずつ移動させながら、移動後の位置の部分データをタッチパネル110に再表示させることで、スクロール表示を実現する。
なお、部分データの位置Taから位置Tbへの移動方向は、図2に示す角C1から対角C4への方向と一致する。また、部分データの位置Taから位置Tbへの移動量は、本実施の形態では、携帯電話機100のメーカにより予め設定された一定量とする。
次に、拡大表示について説明する。
図9(a)は、拡大表示前における部分データPaの位置Taを示す図であり、図9(b)は、部分データPaを拡大した拡大データPbと部分データの位置Tcを示す図である。
なお、同図に示す位置Tcは、図6に示す画面がタッチパネル110に表示されている場合における部分データの位置を示している。
表示設定情報20が拡大表示を行うことを示す場合において、図3に示す画面がタッチパネル110に表示されているときに、図4に示すように、携帯電話機100を右手で保持しているユーザの親指の付け根が、特定エリアA1に表示されているサムネイル画像G1に接触してしまったとする。すると、表示制御部144は、図9(a)に示す部分データPaの左上の頂点(図4の対角C4の位置に相当)を基準として、部分データPaを拡大し、得られた拡大データPbの左上の頂点の位置と、部分データの左上の頂点の位置とが一致する位置Tcに部分データの位置を設定する。そして、表示制御部144は、設定した位置Tcにおける部分データをタッチパネル110に表示することで、拡大表示を実現する。
なお、部分データPaに対する拡大データPbの拡大率は、本実施の形態では、携帯電話機100のメーカにより予め設定された一定量とする。
<1−4.データ>
以下では、特定エリアテーブル10について、図10を用いて説明する。
図10は、特定エリアテーブル10のデータ構成例及び内容例を示す図である。
同図に示すように、特定エリアテーブル10は、エリアID11、頂点座標値12及び角座標値13から構成されるデータである。
ここで、エリアID11は、それぞれ異なる特定エリアを示す識別情報である。ここでは、一例として、特定エリアA1〜A4のエリアIDを「1」〜「4」としている。
また、頂点座標値12は、対応するエリアIDが示す特定エリアの頂点の座標値を示す情報である。なお、頂点座標値12が示す各座標値は、図2に示すように、タッチパネル110の左上角の座標値を(0,0)として、右方向にx軸を、下方向にy軸を取った座標系における座標値である。
また、角座標値13は、対応するエリアIDが示す特定エリアの近傍にある角の座標値を示す情報である。
同図は、例えば、エリアID11が「1」である特定エリア(A1)の頂点座標値12は、「(x11,y11)」、「(x12,y12)」、「(x13,y13)」、「(x14,y14)」、「(x15,y15)」及び「(x16,y16)」であり、角座標値13は「(x13,y13)」であることを示している。
<1−5.表示設定情報の設定方法>
以下では、表示設定情報20の設定方法について、図11を用いて説明する。
図11(a)及び(b)は、表示設定情報20を設定するためのユーザ操作を説明するための図である。
ユーザが、各種ユーザ設定の選択が可能な設定メニューにおいて、特定エリア接触時の表示設定を選択すると、図11(a)に示す画面Saがタッチパネル110に表示される。
この画面Saは、いずれかの特定エリアにおいて接触が検出された場合に、スクロール表示又は拡大表示を行うか否かをユーザが選択する画面であり、同図では、まだ、チェックボタンB1、B2が共に選択されていない状態、つまり、いずれも選択されていない状態を示している。
画面Saにおいて、ユーザが、チェックボタンB2の表示位置に指等を接触させ、つまりチェックボタンB2の選択操作を行い、OKボタンB3の選択操作を行うと、制御部140は、記憶部130の表示設定情報20をスクロール表示及び拡大表示を行わないことを示す設定情報に更新する。
また、ユーザが、チェックボタンB1の選択操作を行うと、図11(b)に示す画面Sbがタッチパネル110に表示される。
この画面Sbは、スクロール表示を行うか、拡大表示を行うかをユーザが指定する画面であり、同図では、チェックボタンB5が選択された状態を示している。
画面Sbにおいて、ユーザが、チェックボタンB5の選択操作を行い、OKボタンB3の選択操作を行うと、制御部140は、記憶部130の表示設定情報20を、スクロール表示を行うことを示す設定情報に更新する。また、画面Sbにおいて、ユーザが、チェックボタンB6の選択操作を行い、OKボタンB3の選択操作を行うと、制御部140は、記憶部130の表示設定情報20を、拡大表示を行うことを示す設定情報に更新する。
<1−6.動作>
上記構成を備える携帯電話機100の動作について、図12を用いて説明する。
図12は、携帯電話機100の制御部140による制御処理を示すフローチャートである。
同図に示す制御処理は、携帯電話機100の電源がONになると開始され、特に図示していないが、電源がOFFになると終了される。
まず、携帯電話機100の電源がONになると、制御部140の検出部141は、タッチパネル110において接触が開始されたかを判定する(ステップS1)。コントローラ113から座標値が出力されなかった場合に、検出部141は、接触が開始されていないと判定し(ステップS1:NO)、再びステップS1の処理を行う。
コントローラ113から座標値が出力された場合に、検出部141は、接触が開始されたと判定し(ステップS1:YES)、判定部142は、コントローラ113から出力された座標値が示す接触位置が、特定エリアA1〜A4のうちのいずれかに含まれるかを判定する(ステップS2)。
コントローラ113から出力された座標値が示す接触位置が、特定エリアテーブル10が示すいずれの特定エリアの座標範囲にも含まれない場合に、判定部142は、いずれの特定エリアにも含まれないと判定し(ステップS2:NO)、実行制御部143は、接触位置に対応する処理を実行する(ステップS3)。なお、接触位置に、アイコン等の既定の処理が対応付けられた表示対象が表示されていない場合には、実行制御部143は、接触位置に対応する処理を行わないものとする。
ステップS3の処理を完了すると、検出部141は、ステップS1で開始された接触が継続しているかを判定し(ステップS4)。接触が継続している間(ステップS4:YES)、ステップS4の処理を繰り返す。接触が終了すると(ステップS4:NO)、検出部141は、再びステップS1から処理を行う。
一方、コントローラ113から出力された座標値が示す接触位置が、特定エリアテーブル10が示すいずれかの特定エリアの座標範囲に含まれる場合に、判定部142は、いずれかの特定エリアに含まれると判定し(ステップS2:YES)、計時部120に計時を開始させる(ステップS5)。
続いて、表示制御部144は、記憶部130の表示設定情報20が示す表示設定の内容を判定する(ステップS6)。
表示設定情報20が、スクロール表示及び拡大表示を行わないことを示す場合に(ステップS6:不実行)、表示制御部144は、特に処理を行わず、検出部141は、ステップS4の処理と同様に、ステップS1で開始された接触が継続しているかを判定する(ステップS13)。検出部141は、接触が継続している間(ステップS13:YES)、ステップS13の処理を繰り返し、接触が終了すると(ステップS13:NO)、再びステップS1から処理を行う。
また、表示制御部144は、表示設定情報20が、スクロール表示を行うことを示す場合に(ステップS6:スクロール)、スクロール表示を行い(ステップS7)、拡大表示を行うことを示す場合には(ステップS6:拡大)、拡大表示を行う(ステップS8)。
ステップS7又はS8の処理を完了すると、検出部141は、ステップS4の処理と同様に、ステップS1で開始された接触が継続しているかを判定する(ステップS9)。検出部141が、接触が継続していないと判定した場合に(ステップS9:NO)、表示制御部144は、タッチパネル110の表示状態を、直前に実行したステップS7又はS8の処理前の状態と同じ状態にする(ステップS10)。即ち、タッチパネル110の表示状態を、ステップS7の処理を実行している場合には、スクロール表示する前の状態に戻し、ステップS8の処理を実行している場合には、拡大表示する前の状態に戻す。例えば、図5、図6に示すようにスクロール表示、拡大表示した場合には、タッチパネル110の表示状態を、図3に示す状態に戻す。
ステップS10の処理を完了すると、検出部141は、再びステップS1から処理を行う。
一方、検出部141が、接触が継続していると判定した場合に(ステップS9:YES)、表示制御部144は、接触が開始されてから一定時間が経過したか否かを判定する(ステップS11)。なお、この一定時間は、タッチパッド112上で行われたタッチ操作が上述のロングタップ操作であると特定するために用いられる所定時間よりも長い時間に設定することが考えられる。
計時部120からの通知がない場合に、表示制御部144は、一定時間が経過していないと判定し(ステップS11:NO)、検出部141は、再びステップS9から処理を行う。
また、計時部120からの通知があった場合に、表示制御部144は、一定時間が経過したと判定し(ステップS11:YES)、上記ステップS10の処理と同様に、タッチパネル110の表示状態を、直前に実行したステップS7又はS8の処理前の状態と同じ状態にする(ステップS12)。
また、検出部141は、上記ステップS13の判定処理を行い、接触が終了すると(ステップS13:NO)、再びステップS1から処理を行う。
≪2.補足≫
以上、本発明に係る携帯端末を、実施の形態に基づいて説明したが、以下のように変形することも可能であり、本発明は上述した実施の形態で示した通りの携帯電話機に限られないことは勿論である。
(1)実施の形態では、図2に示すように、各特定エリアが設定されているものとして説明したが、これは一例であり、例えば図13及び図14に示すように各特定エリアを設定してもよい。
図13(a)〜(d)及び図14(a)及び(b)は、各特定エリアの他の設定例を示す図である。
図13(a)では、図2に示す特定エリアA3、A4に代えて、略長方形の特定エリアA5、A6が設定された例を、図13(b)では、図2に示す特定エリアA1、A2に代えて、略長方形の特定エリアA7、A8が設定された例をそれぞれ示している。また、図13(c)は、各特定エリアA5〜A8の形状が同一の略長方形である場合を示している。
また、図13(d)では、図13(a)に示す特定エリアA1及びA2に代えて、その境界が接しないようにした特定エリアA9及びA10が設定された例を示している。
また、図14(a)は、図2に示す特定エリアA3及びA4に代えて、その境界が接しないようにした特定エリアA11及びA12が設定された例を、図14(b)は、図14(a)に示す特定エリアA1及びA2に代えて、図13(d)に示す特定エリアA9及びA10が設定された例を示している。
なお、各特定エリアの近傍にある角は、図2に示す場合と同様に設定される。即ち、特定エリアA5及びA11の近傍にある角は共にC3であり、特定エリアA6及びA12の近傍にある角は共にC4である。また、特定エリアA7及びA9の近傍にある角は共にC1であり、特定エリアA8及びA10の近傍にある角は共にC2である。
(2)実施の形態及び上記図13及び図14の例では、特定エリアの数は4つであるものとして説明したが、これは一例であり、特定エリアの数は1以上であればよい。即ち、
図2、図13及び図14にそれぞれ示す4つの特定エリアのうちの1つを設定してもよいし、4つの特定エリアを組み合わせた形状の1つの特定エリアを設定してもよい。
また、タッチパネル110の右側又は左側の縁近傍にのみに特定エリアを設定してもよい。図15は、タッチパネル110の右側の縁近傍のみに特定エリアを設定した例を示している。この場合において、図15(a)〜(c)に示すように2つの特定エリアを設定してもよいし、図15(d)に示すように1つの特定エリアを設定するようにしてもよい。なお、図15(d)では、図15(c)に示す2つの特定エリアA9及びA11を組み合わせた形状の1つの特定エリアA13の例を示しているが、図15(c)に示す以外の任意の2つの特定エリアを組み合わせた形状の1つの特定エリアを設定しても勿論よい。例えば、図15(a)に示す特定エリアA1及びA3や、図15(b)に示す2つの特定エリアA5及びA7、図13(a)に示す特定エリアA1及びA5や、図13(b)に示すA3及びA7や、図13(d)に示す特定エリアA5及びA9や、図14(a)に示す2つの特定エリアA1及びA11を組み合わせた形状の1つの特定エリアを設定してもよい。なお、各特定エリアの近傍にある角については、図2に示す場合と同様に設定される。
また、ユーザに右利きか左利きかの情報を入力させることで、タッチパネル110の右側又は左側の縁近傍にのみに自動的に特定エリアを設定してもよい。例えば、ユーザが右利きであれば、タッチパネル110の右側の縁近傍のみに、ユーザが左利きであれば、タッチパネル110の左側の縁近傍のみに、それぞれ特定エリアを設定する。これは、ユーザが右利きであれば右手で、ユーザが左利きであれば左手で、それぞれ携帯電話機100を保持する可能性が高いためである。
また、ユーザに、タッチパネル110の右側及び左側のいずれの縁近傍のみに特定エリアを設定するかを選択させても勿論よい。
また、図2、図13〜図15では、タッチパネル110の縁にぴったり合わせて各特定エリアを設定する例を説明したが、ユーザが携帯電話機100の筐体を保持する際に指等を接触させ得る程度にタッチパネルの縁から離れた位置に各特定エリアを設定してもよい。
また、図2、図13〜図15では、各特定エリアは、多角形状であるものとして説明したが、丸や三角、星型等、他の形状であっても勿論よい。
(3)実施の形態に係る携帯電話機100を、加速度センサを備えるように変形し、この加速度センサの検出結果に基づいて、筐体101の向きとタッチパネル110の画面の天地とが合うように表示を行ってもよい。
この場合において、画面の向きに合わせて各特定エリアの位置を変更するようにしてもよい。例えば、図13(a)に示すように各特定エリアが設定されている場合において、ユーザが、図16に示すように、レシーバ102が右側、マイク103が左側に配置されるように、携帯電話機100の筐体101が横長になる向きに携帯電話機100を保持したとする。この場合に、図16に示すように、図13(a)の特定エリアA1、A5に対応する特定エリアA1a、A5aを画面の右側に、同図の特定エリアA2、A6に対応する特定エリアA2a、A6aを画面の左側に設定するようにしてもよい。
(4)実施の形態では、特定エリアの近傍の角の対角から、特定エリアの近傍の角への方向にスクロール表示又は拡大表示するものとして説明した。しかしながら、これは一例であり、検出された接触の位置から離れた所定の位置関係にある特定表示対象の表示位置
が当該接触の位置に近づくように表示してもよい。
即ち、対角から接触位置への方向にスクロール表示又は拡大表示させてもよい。また、接触位置が含まれる特定エリアに対応する他の特定エリア内の任意の位置から、接触位置の方向、若しくは接触位置が含まれる特定エリアの近傍の角への方向にスクロール表示又は拡大表示させてもよい。なお、例えば、特定エリアA1及びA2を相互に対応する特定エリアと、特定エリアA3及びA4を相互に対応する特定エリアとすることができる。
(5)実施の形態では、図11に示すように、特定エリア接触時の表示設定を行った場合において、いずれかの特定エリアへの接触が行われたときには、必ず、当該設定に基づいてスクロール表示又は拡大表示を行うものとして説明した。しかしながら、一定条件下でのみ、スクロール表示又は拡大表示を行うようにしてもよい。一定条件としては、例えば、特定アプリケーションに係る画面をタッチパネル110に表示している場合が考えられる。この場合、図11における特定エリア接触時の表示設定において、スクロール表示又は拡大表示を行うアプリケーションをユーザが指定できるようにしてもよい。
(6)実施の形態では、スクロール表示の際のスクロール量及び拡大表示の際の拡大率は、携帯電話機100のメーカにより予め設定された一定量であるものとして説明したが、これらは、ユーザにより予め設定された一定量であってもよい。
また、スクロール表示の際のスクロール量及び拡大表示の際の拡大率は、可変量であってもよい。例えば、特定エリアにおける接触面積や接触時間等に比例するように、スクロール表示の際のスクロール量及び拡大表示の際の拡大率を決定してもよい。
(7)実施の形態では、携帯電話機100の計時部120が計時する一定時間は、5秒程度であり、携帯電話機100のメーカにより予め設定されているものとして説明した。しかしながら、計時部120が計時する一定時間は、何秒でもよく、ユーザが任意の時間を設定できるようにしてもよいし、予め用意されていた複数の選択肢の中からユーザが所望の時間を選択して設定できるようにしてもよい。
(8)実施の形態に係る携帯電話機100はストレート型の端末であるものとして説明したが、他の外観(折りたたみ式、スライド式等)を有する端末であってもよい。
また、実施の形態に係る携帯電話機100のタッチパネル110の形状は略矩形状であるとして説明したが、例えば、円形状、その他多角形状であってもよい。また、タッチパネル110は、LCDを含むものとして説明したが、有機EL(Electro−Luminescence)等を含むようにしてもよい。
(9)実施の形態に係るタッチパッド112は、静電容量方式のタッチセンサにより実現されるものとして説明したが、この静電容量方式のタッチセンサとして、多数の電極パターンをプラスチックやガラス等の基板上に形成し、接触点の近傍の複数の電極パターンによる電流量の比率を計測することで判別する投影型や、導電膜と基板とを有して構成され、基板の隅に電極を設け、導電膜による均一な電界を形成し、指等の接触による隅の端子の電流量の比率を計測して接触位置を判別する表面型等、適宜なものを用いることができる。
また、タッチパッド112の検出方式は、静電容量方式に限らず、電子ペン等の専用のペンを用いる電磁誘導方式や、2層構造の透明電極からなるマトリクススイッチ方式や、2枚の抵抗膜の1枚に電圧を印加し、他方の抵抗膜において操作した位置に応じた電圧を検知する抵抗膜方式や、振動波の跳ね返りを圧電素子の電圧変化によって検出し、指等の
接触を検知する表面弾性波方式や、遮光された赤外線により指等が接触した位置を検出する赤外線方式や、画像に光センサを組み込んで接触位置を検知する光センサ方式等を用いてもよい。
(10)実施の形態において説明した携帯電話機100の各構成要素のうち、全部又は一部を1チップ又は複数チップの集積回路で実現してもよいし、コンピュータのプログラムで実現してもよいし、その他どのような形態で実現してもよい。
また、実施の形態において説明した携帯電話機100の各構成要素は、携帯電話機100がそれぞれ有するプロセッサと協働することにより、その機能を実現する。
(11)実施の形態において説明した携帯電話機100の処理(図12参照)をプロセッサに実行させるためのプログラムを、記録媒体に記録し又は各種通信路等を介して、流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、ハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM、フラッシュメモリ等がある。流通、頒布されたプログラムは、機器におけるプロセッサで読み取り可能なメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのプロセッサがそのプログラムを実行することにより実施の形態で示した携帯電話機100の各機能が実現される。
(12)実施の形態に係る携帯電話機100に、上記(1)〜(11)の一部又は全部の変形を組み合わせて適用してもよい。
(13)以下、更に本発明の一実施形態に係る携帯端末の構成及びその変形例と各効果について説明する。
(a)本発明の一実施形態に係る携帯端末は、タッチパネルと、前記タッチパネルにおける表示対象の表示を制御する表示制御部と、前記タッチパネルへの接触を検出する検出部と、前記検出部により検出された接触の位置が、前記タッチパネル上の縁近傍に予め設定されている特定エリアに含まれるかを判定する判定部と、前記判定部により前記特定エリアに含まれないと判定された場合には、前記検出部により検出された接触に応じた処理を実行し、前記特定エリアに含まれると判定した場合には、当該接触に応じた処理を実行しない実行制御部とを備え、前記表示制御部は、前記判定部により前記特定エリアに含まれると判定された場合に、前記検出部により検出された接触の位置から離れた所定の位置関係にある特定表示対象の表示位置が当該接触の位置に近づくように表示の更新を行う。
この携帯端末は、タッチパネル上の接触の位置が、縁近傍に予め設定されている特定エリアに含まれる場合には、当該接触に応じた処理を実行しない。従って、この携帯端末によれば、筐体の縁ぎりぎりまでタッチパネルが配置されており、かつ特定エリアにアイコン等の表示対象が表示されていた場合において、ユーザが、例えば、特定表示対象を選択しようとして、指等が誤って特定エリアの表示対象の表示位置に接触してしまったとしても、誤動作の発生を抑制することができる。
また、ユーザが、例えば、特定表示対象を選択するために、その表示位置に指等を接触させようとして、特定エリアに指等を接触させてしまった場合に、この携帯端末は、その特定表示対象の表示位置がその接触の位置に近づくように表示の更新を行う。従って、ユーザは、再び誤って特定エリアに指等を接触させてしまうことなく、所望する特定表示対象を容易に選択し得る。
(b)また、前記表示制御部は、前記判定部により前記特定エリアに含まれると判定された場合に、前記特定表示対象を、前記検出部により検出された接触の位置により近い位
置に移動させて表示することで、当該特定表示対象の表示位置が当該接触に近づくように前記表示の更新を行うこととしてもよい。 ユーザが、例えば、特定表示対象を選択するために、その表示位置に指等を接触させようとして、特定エリアに指等を接触させてしまった場合に、この携帯端末は、その特定表示対象を、その接触の位置により近い位置に移動させて表示する。従って、ユーザは、再び誤って特定エリアに指等を接触させてしまうことなく、所望する特定表示対象を容易に選択し得る。
(c)また、前記タッチパネルの表示面及び前記タッチパネルは、略矩形状であり、前記表示制御部は、前記判定部により前記特定エリアに含まれると判定された場合に、前記タッチパネルにおける、前記特定エリアの近傍にある角の対角から当該角への方向に、各表示対象が移動するように画面をスクロール表示することとしてもよい。
ユーザが、例えば、特定表示対象を選択するために、その表示位置に指等を接触させようとして、特定エリアに指等を接触させてしまった場合に、この携帯端末は、その特定表示対象を含む各表示対象が、特定エリアの近傍にある角の対角から当該角への方向に移動するように画面をスクロール表示する。従って、ユーザは、再び誤って特定エリアに指等を接触させてしまうことなく、所望する特定表示対象を容易に選択し得る。
(d)また、前記表示制御部は、前記判定部により前記特定エリアに含まれると判定された場合に、前記特定表示対象を拡大表示することで、当該特定表示対象の表示位置が当該接触に近づくように前記表示の更新を行うこととしてもよい。
ユーザが、例えば、特定表示対象を選択するために、その表示位置に指等を接触させようとして、特定エリアに指等を接触させてしまった場合に、この携帯端末は、その特定表示対象を拡大表示する。従って、特定表示対象の表示位置が接触位置に近づくことになるので、このユーザは、再び誤って特定エリアに指等を接触させてしまうことなく、所望する特定表示対象を容易に選択し得る。
(e)また、前記タッチパネルの表示面及び前記タッチパネルは、略矩形状であり、前記表示制御部は、前記判定部により前記特定エリアに含まれると判定された場合に、前記タッチパネルにおける、前記特定エリアの近傍にある角の対角の位置を基準として、各表示対象を拡大表示することとしてもよい。
ユーザが、例えば、特定表示対象を選択するために、その表示位置に指等を接触させようとして、特定エリアに指等を接触させてしまった場合に、この携帯端末は、その特定表示対象を含む各表示対象を、特定エリアの近傍にある角の対角の位置を基準として拡大表示する。従って、特定表示対象の表示位置が接触位置に近づくことになるので、このユーザは、再び誤って特定エリアに指等を接触させてしまうことなく、所望する特定表示対象を容易に選択し得る。
(f)また、前記携帯端末は、更に前記検出部により前記タッチパネルへの接触が検出されてからの経過時間を計時する計時部を備え、前記表示制御部は、前記判定部により前記特定エリアに含まれると判定された場合において、前記計時部が計時する前記経過時間が一定時間以上となったときに、前記タッチパネルにおける前記表示の状態を、前記更新前の状態と同じ状態にすることとしてもよい。
ユーザが、特定エリアに一定時間以上、指等を接触させ続けている場合に、この携帯端末は、特定表示対象の表示位置がその接触の位置に近づくように更新していた表示の状態を、更新前の状態と同じ状態にする。従って、ユーザが、特定エリアに一定時間以上、指等を接触させ続けており、特定表示対象を選択する意図がないと考えられるような場合に
、表示状態を元の状態に戻して表示することができる。
(g)また、前記実行制御部は、前記判定部により前記特定エリアに含まれないと判定された場合において、前記検出部により検出された接触の位置がその表示範囲に含まれる表示対象が存在するときに、当該表示対象に対応付けられている処理を実行することとしてもよい。
この携帯端末は、タッチパネル上の接触の位置が特定エリアに含まれない場合に、その接触の位置に表示されている表示対象に対応付けられている処理を実行することができる。
(14)本発明に係る携帯端末のタッチパネル、計時部、検出部、判定部、実行制御部及び表示制御部は、例えば、実施の形態に係る携帯電話機100のタッチパネル110、計時部120、検出部141、判定部142、実行制御部143及び表示制御部144に相当する。
本発明に係る携帯端末は、ユーザが、タッチパネルを用いた操作を行う場合に利用できる。
100 携帯電話機
101 筺体
102 レシーバ
103 マイク
110 タッチパネル
111 LCD
112 タッチパッド
113 コントローラ
120 計時部
130 記憶部
140 制御部
141 検出部
142 判定部
143 実行制御部
144 表示制御部

Claims (9)

  1. タッチパネルと、
    前記検出部により検出された接触の位置が、前記タッチパネル上の縁近傍に予め設定されている特定エリアに含まれるかを判定する判定部と、
    前記判定部により前記特定エリアに含まれないと判定された場合には、前記検出部により検出された接触に応じた処理を実行する実行制御部と、
    前記判定部により前記特定エリアに含まれると判定された場合に、前記検出部により検出された接触の位置から離れた所定の位置関係にある特定表示対象の表示位置が当該接触の位置に近づくように表示させる表示制御部と、
    を備えることを特徴とする携帯端末。
  2. 前記表示制御部は、前記判定部により前記特定エリアに含まれると判定された場合に、前記特定表示対象を、前記検出部により検出された接触の位置により近い位置に移動させることを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
  3. 前記タッチパネルの表示面及び前記タッチパネルは、略矩形状であり、
    前記表示制御部は、前記判定部により前記特定エリアに含まれると判定された場合に、前記タッチパネルにおける、前記特定エリアの近傍にある角の対角から当該角への方向に、各表示対象を移動させることを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
  4. 前記表示制御部は、前記判定部により前記特定エリアに含まれると判定された場合に、前記特定表示対象を拡大表示させることを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
  5. 前記タッチパネルの表示面及び前記タッチパネルは、略矩形状であり、
    前記表示制御部は、前記判定部により前記特定エリアに含まれると判定された場合に、前記タッチパネルにおける、前記特定エリアの近傍にある角の対角の位置を基準として、各表示対象を拡大表示することを特徴とする請求項4記載の携帯端末。
  6. 前記携帯端末は、更に
    前記検出部により前記タッチパネルへの接触が検出されてからの経過時間を計時する計時部を備え、
    前記表示制御部は、前記判定部により前記特定エリアに含まれると判定された場合において、前記計時部が計時する前記経過時間が一定時間以上となったときに、前記タッチパネルにおける前記表示の状態を、前記更新前の状態と同じ状態にすることを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
  7. 前記特定エリアは、前記タッチパネルの縁に隣接して設定されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の携帯端末。
  8. タッチパネルを備える携帯端末における制御方法であって、
    前記タッチパネルにおける1以上の各表示対象の表示を行う第1表示制御ステップと、
    前記タッチパネルへの接触を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された接触の位置が、前記タッチパネル上の縁近傍に予め設定されている特定エリアに含まれるかを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記特定エリアに含まれないと判定された場合には、前記検出ステップにより検出された接触に応じた処理を実行する実行制御ステップと、
    前記判定ステップで前記特定エリアに含まれると判定された場合に、前記検出ステップで検出された接触の位置から離れた所定の位置関係にある特定表示対象の表示位置が当該接触の位置に近づくように表示させる第2表示制御ステップとを含む
    ことを特徴とする制御方法。
  9. タッチパネルを備える携帯端末におけるプロセッサに制御処理を行わせるためのプログラムであって、
    前記制御処理は、
    前記タッチパネルにおける1以上の各表示対象の表示を行う第1表示制御ステップと、
    前記タッチパネルへの接触を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された接触の位置が、前記タッチパネル上の縁近傍に予め設定されている特定エリアに含まれるかを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記特定エリアに含まれないと判定された場合には、前記検出ステップにより検出された接触に応じた処理を実行する実行制御ステップと、
    前記判定ステップで前記特定エリアに含まれると判定された場合に、前記検出ステップで検出された接触の位置から離れた所定の位置関係にある特定表示対象の表示位置が当該接触の位置に近づくように表示させる第2表示制御ステップとを含む
    ことを特徴とするプログラム。
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