JP2007256338A - 地図表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な操作で、表示させたい地点まで速やかにスクロールを行わせることが可能な地図表示装置を提供すること。
【解決手段】タッチパネルを備える表示装置10において、表示地図の中心位置とタッチ位置との距離Lに応じて、表示地図の縮尺を変更しつつ、表示地図をスクロールさせる。これにより、タッチ位置に応じて、表示地図を拡大地図もしくは詳細地図に切り替えつつ、スクロールさせることができる。この結果、所望の地点が現在の表示地図から大きく離れている場合でも、速やかに所望の地点まで表示地図をスクロールさせることができる。また、現在の表示地図の中心位置からそう遠くはない地点が中心となるようにスクロールを行う場合でも、そのスクロール操作が容易になる。
【選択図】図2
【解決手段】タッチパネルを備える表示装置10において、表示地図の中心位置とタッチ位置との距離Lに応じて、表示地図の縮尺を変更しつつ、表示地図をスクロールさせる。これにより、タッチ位置に応じて、表示地図を拡大地図もしくは詳細地図に切り替えつつ、スクロールさせることができる。この結果、所望の地点が現在の表示地図から大きく離れている場合でも、速やかに所望の地点まで表示地図をスクロールさせることができる。また、現在の表示地図の中心位置からそう遠くはない地点が中心となるようにスクロールを行う場合でも、そのスクロール操作が容易になる。
【選択図】図2
Description
本発明は、表示部に地図が表示されているときに、ユーザによって表示部の表示画面がタッチされると、そのタッチ位置に応じた方向に表示地図をスクロールさせる地図表示装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1に記載されるように、表示された地図画像をスクロールする装置が知られている。この特許文献1に記載された装置では、リモコンユニットに備えられたカーソルキーが押下されると、圧力検出部が、カーソルキーに加えられた押圧力を検出して圧力検出信号を出力する。移動量設定部は、この圧力検出信号に基づいて、表示画面の単位時間当たりのスクロール量をカーソルキー操作時の押圧力に比例するように設定する。ナビゲーション処理部は、この移動量設定部によって設定されたスクロール量に従って、地図画像をスクロールさせる。
特開2001−166865号公報
上述した従来の装置において、スクロールによって表示させたい地点を含む地図領域が、現在の表示地図領域から大きく離れている場合、ユーザは、相対的に強い力でカーソルキーを押下し続ける必要がある。このため、ユーザの操作負担が大きくなってしまうとともに、単にスクロール量を大きくするだけでは、所望の地点を含む地図領域を表示させるまでの時間の短縮にも限界がある。
また、ユーザが、現在の表示地図の中心位置から比較的近距離にある地点が中心となるように、表示地図をスクロールさせようとした場合には、単位時間当たりのスクロール量を小さくして、所望の地点が表示領域の中心に位置するように調整する必要がある。しかしながら、このためには、ユーザは、押圧力を弱めに調整しながらカーソルキーを押下することが必要になるので、ユーザはうまく操作を行うことができないことも起こりえる。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、簡単な操作で、表示させたい地点まで速やかにスクロールを行わせることが可能な地図表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の地図表示装置は、
表示部と、
表示部の表示画面上におけるタッチ位置を検出するタッチ位置検出手段と、
表示部に地図を表示するとともに、タッチ位置検出手段によってタッチ位置が検出されている間、当該検出されたタッチ位置に応じた方向に表示地図をスクロールさせる地図表示手段とを備えた地図表示装置であって、
地図表示手段は、表示地図の中心位置とタッチ位置との距離に応じて、表示部に表示されている地図の縮尺を変更しつつ、表示地図をスクロールさせることを特徴とする。
表示部と、
表示部の表示画面上におけるタッチ位置を検出するタッチ位置検出手段と、
表示部に地図を表示するとともに、タッチ位置検出手段によってタッチ位置が検出されている間、当該検出されたタッチ位置に応じた方向に表示地図をスクロールさせる地図表示手段とを備えた地図表示装置であって、
地図表示手段は、表示地図の中心位置とタッチ位置との距離に応じて、表示部に表示されている地図の縮尺を変更しつつ、表示地図をスクロールさせることを特徴とする。
上述した構成によれば、例えば、現在の表示地図から遠く離れた地点までスクロールを行う場合には、スクロールをさせたい方向に該当し、より広域の地図を表示するように表示地図の縮尺を変更する距離範囲の画面位置をタッチすれば良い。請求項1に記載の地図表示装置では、このような簡単な操作で、広域地図の表示への切り替え及び表示地図のスクロールがともに実行される。このように、表示地図を広域地図へ切り替えてスクロールを行うことで、所望の地点が現在の表示地図から大きく離れている場合であっても、速やかに所望の地点までスクロールさせることができるようになる。
一方、現在の表示地図の中心位置からそう遠くはない地点が中心となるようにスクロールを行う場合には、スクロールをさせたい方向に該当し、より詳細な地図を表示するように表示地図の縮尺を変更する距離範囲の画面位置をタッチすれば良い。このようにすれば、表示地図が詳細地図に切り替えられつつスクロールされるので、容易に所望の地点を表示画面の中心付近に位置させることができるようになる。
請求項2に記載したように、地図表示手段は、表示地図の中心位置とタッチ位置との距離が第1の所定距離よりも短い場合、詳細な地図が表示されるように表示地図の縮尺を大きく変更することが好ましい。これにより、表示地図の中心位置から第1の所定距離以内の範囲におけるタッチ操作により、詳細地図への切り替えが行われるようになる。この詳細地図への切り替えは、現在の表示地図から比較的近い地点を画面の中心付近に移動させるように、表示地図をスクロールさせる場合に有効となるものである。従って、ユーザは現在の表示地図から比較的近い地点を中心とするようにスクロールさせる場合に、画面の中心付近をタッチ操作することになるため、ユーザの感覚に合致したわかり易い操作環境をユーザに提供することができる。
請求項3に記載したように、地図表示手段は、表示地図の中心位置とタッチ位置との距離が、第1の所定距離以上の第2の所定距離よりも長い場合、広域地図が表示されるように表示地図の縮尺を小さく変更することが好ましい。これにより、表示地図の中心位置から第2の所定距離よりも長い範囲におけるタッチ操作により、広域地図への切り替えが行われるようになる。従って、ユーザは、現在の表示地図から遠く離れた地点までスクロールさせようとする場合には、表示地図の中心から第2の所定距離よりも離れた範囲をタッチすれば、広域地図への切り替えとスクロールとをもとに実行させることができ、ユーザの感覚に合致したわかり易い操作環境を提供できる。
請求項4に記載したように、地図表示手段は、表示地図の縮尺の変更を、ユーザによるスクロール操作の継続時間が所定時間に達したときに実行することが好ましい。ユーザのスクロール操作が所定時間継続することにより、ユーザが誤って画面に触れたのではなく、表示地図を所望の方向にスクロールさせようとしていると推測できるためである。
ただし、この所定時間に関しては、請求項5に記載したように、表示地図の縮尺を小さく変更する場合と、大きく変更する場合とで異なる時間に設定されても良い。例えば、表示地図の縮尺を大きく変更する場合の所定時間を、小さく変更する場合の所定時間よりも短く設定しても良い。表示地図の縮尺を大きく変更する場合は、所望の地点を表示地図の中心に移動させるためのスクロール量が短い場合もあるためである。
以下、本発明の実施の形態における地図表示装置に関して図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、地図表示装置が車両に適用され、地図の表示機能に加え、目的地への経路案内等の機能も備えた車両用ナビゲーション装置として具現化された例について説明する。
図1は、本実施形態に係わる車両用ナビゲーション装置20の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態の車両用ナビゲーション装置20は、位置検出器1、地図データ入力器6、操作スイッチ群7、外部メモリ9、表示装置10、音声コントローラ12、リモコンセンサ16、及びこれらに接続された制御回路としてのナビゲーションECU8を備えている。
ナビゲーションECU8は通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。ROMには、ナビゲーションECU8が実行するためのプログラムが書き込まれており、このプログラムに従ってCPU等が所定の演算処理を実行する。
位置検出器1は、いずれも周知の地磁気センサ2、ジャイロスコープ3、走行距離を算出するための車速(距離)センサ4、及び衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機5を有している。これらは、各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、各センサの精度によっては位置検出器1を上述した内の一部で構成しても良い。
地図データ入力器6は、ノードデータ及びリンクデータからなる道路データ、地形等を示す背景データ、地名等を表示するための文字データなどからなる、地図を描画するために必要な地図データをナビゲーションECU8に入力する装置である。なお、上述した地図データは、予め設定された複数の縮尺の地図を表示できるように、各縮尺に対応した道路データ、背景データ、文字データの集合からなる。この地図データ入力器6は、地図データを記憶する記憶媒体を備え、その記憶媒体としては、記憶するデータ量からCD−ROMやDVD−ROM等を用いるのが一般的であるが、メモリカードやハードディスクなどの書き換え可能な記憶媒体を用いてもよい。
操作スイッチ群7は、後述する表示装置10の画面上に設けられたタッチパネルからなり、表示装置10における表示内容との組み合わせにより、各種入力操作に使用される。例えば、このタッチパネル4により、表示装置10に表示された地図の縮尺を変更するためのアイコンをタッチすることで表示地図の縮尺を変更することができる。また、表示装置10に表示された選択肢情報から所望の情報を選択したり、住所や電話番号等を入力したりすることで目的地を絞り込むための情報を入力することができる。
特に、本実施形態においては、表示装置10に地図が表示されているときに、タッチパネルをタッチすると、それをスクロール指示とみなして、表示装置10の表示画面の中心からタッチ位置に向かう方向に、表示地図がスクロールする。ただし、このスクロール方向は、例えば8方向に制限しても良い。この場合、画面中心を基準として、45度づつの範囲に区分けし、タッチ位置がいずれの範囲に属するかによってスクロール方向が決定される。表示地図のスクロール処理に関しては後に詳細に説明する。
外部メモリ9は、例えばメモリカードやハードディスクドライブ(HDD)等の読み書き可能な記憶媒体を有し、テキストデータや画像データ等の各種データの保存のために利用される。
表示装置10は、例えば液晶ディスプレイによって構成され、表示装置10の画面には、ナビゲーションECU8の処理により、例えば、位置検出器1から入力された車両の現在位置に対応する自車位置マークと、地図データ入力器6より入力された地図データによって生成される車両周辺の道路地図が表示される。
音声コントローラ12は、音声認識装置14と接続され、マイク15から入力された音声信号が音声認識装置14によって認識され、その音声信号に対応する操作信号をナビゲーションECU8へ出力する。また、音声コントローラ12は、ナビゲーションECU8によって指示された合成音声や喚起音をスピーカ13に出力する。
リモコンセンサ16は、リモートコントロール端末(以下、リモコンと称する)17からの操作信号を無線にて受信する。このリモコン17も、上記した操作スイッチ群7と同様に、各種の入力に使用される。
ここで、ナビゲーションECU8は、表示地図のスクロールを行うため、表示装置10の数画面分の地図データを記憶可能なVRAMを有している。そして、表示装置10に地図を表示する際には、地図データ入力器6から表示装置10の数画面分の地図データを読み出し、これをVRAMに一時的に記憶する。そして、この記憶した地図データの中から、表示装置10に表示させる地図データを抽出して、表示装置10に出力する。
例えば、ナビゲーションECU8には、車両の現在位置を検出する位置検出器1が接続されており、車両が走行しているときは、この位置検出器1を用いて、車両の現在位置周辺の地図データを抽出して表示装置10に表示する。すなわち、現在地周辺の数画面分の地図データをVRAMに一時的に記憶し、車両の移動に係らず、車両の現在位置が常に表示装置10の画面中心となるように、VRAMに記憶した地図データの中から現在位置を中心とした一画面分のデータを切り出して、表示装置10に送信する。
また、表示装置10に地図が表示されているときに、タッチパネルへのタッチ操作によってスクロール指示がなされた場合には、表示装置10の表示画面の中心からタッチ位置に向かう方向に所定の速度で表示地図がスクロールするように、VRAMから抽出する地図データの範囲をスクロール方向に徐々に移動させていく。
次に、本実施形態の特徴的部分に係わる、表示地図のスクロール処理について、図2のフローチャートを用いて詳細に説明する。
先ず、前提として、表示装置10には、地図が表示されているものとする。このような状態で、ユーザが、表示装置10の表示画面においてタッチ操作を行うと、図2のフローチャートにおけるステップS110の判定結果がYesとなる。すると、ステップS120の処理に進んで、画面の中心からタッチ位置までの距離Lを算出する。
続くステップS130では、算出した距離Lの長さの判別を行う。具体的には、算出距離Lが、第1の所定距離L1よりも短いか、第2の所定距離L2(L2>L1)よりも長いか、もしくは、第1の所定距離L1と第2の所定距離L2との間の長さであるかを判別する。算出距離Lが第1の所定距離L1よりも短い場合には、ステップS140に進んで、スクロールの開始時点を基準として、表示地図の縮尺の変更を実施するまでの切替時間を第1の所定時間T1に設定する。算出距離Lが第2の所定距離L2よりも長い場合には、ステップS150に進んで、切替時間を第2の所定時間T2に設定する。この第2の所定時間T2は、上述した第1の所定時間よりも長い時間に設定されている。
算出距離Lが第1の所定距離L1以上であって、かつ第2の所定距離L2以下である場合には、ステップS160において切替時間を第3の所定時間T3に設定する。ただし、このステップS160の切替時間の設定処理は、後述する内部タイマを動作させるための便宜的なものであり、第3の所定時間T3は任意の時間に設定される。
本実施形態では、上述したようにして設定される切替時間を用いて、スクロールの開始時点から、設定した切替時間が経過したときに、表示地図の縮尺の変更を実施するようにしている。つまり、ユーザのスクロール操作が所定時間(切替時間)以上継続したときに、表示地図の縮尺を変更する。これにより、ユーザが誤って画面に触れたのではなく、表示地図を所望の方向にスクロールさせようとしていることがほぼ確実に推測できるときに、表示地図の縮尺の変更を行うことができる。
ステップS170では、ステップS140〜S160のいずれかにて設定した切替時間T1,T2,T3を内部タイマにセットして、その切替時間分のカウントを開始させる。続くステップS180では、表示装置10の画面中心からタッチ位置に向かう方向を、スクロール指示方向として、表示装置10に表示されている地図を所定の速度でスクロールさせる。
ステップS190では、内部タイマのカウント結果に基づいて、内部タイマにセットされた切替時間が経過したか否かが判定される。この判定処理において、まだ切替時間が経過していないと判定された場合には、ステップS200に進み、表示装置10の表示画面へのタッチ操作が終了して、ユーザの指等が表示画面から離れたか否かを判定する。このステップS200において、ユーザによるタッチ操作が終了していないと判定された場合には、ステップS180の処理に戻って、表示地図のスクロールを継続する。一方、このステップS200の判定処理において、タッチ操作が終了したと判定されると、ステップS210において、内部タイマをリセットし、図2のフローチャートに示すスクロール処理を終了する。これにより、表示装置10においては、タッチ操作が終了した時点で表示地図のスクロールが停止することになる。換言すれば、本実施形態では、ユーザがタッチ操作を継続している間だけ、そのタッチ位置に応じた方向に表示地図がスクロールするようにスクロール処理を行う。
ステップS190の判定処理において、切替時間が経過したと判定されると、ステップS220に進んで、算出距離Lが第1の所定距離L1よりも短いか否かが判定される。この判定処理において、算出距離Lが第1の所定距離L1よりも短いと判定されると、ステップS230に進む。ステップS230では、表示装置10に詳細な地図が表示されるように、表示地図の縮尺を大きく変更する。ただし、既に表示装置10に最も詳細な地図が表示されている場合には、表示地図の縮尺をそのまま維持する。
表示地図を詳細地図に切り替える場合には、その詳細地図に対応する地図データを地図データ入力器6から入力し、一旦、VRAMに記憶する。そのVRAMに記憶された地図データの中から、表示すべき範囲の地図データを切り出して、表示装置10に出力する。このとき、ユーザのタッチ操作によるスクロール指示が継続していれば、その詳細地図における切り出し範囲がスクロール方向に沿って、徐々に移動するようになる。
このように、本実施形態では、表示装置10の画面中心から第1の所定距離L1内の、画面中心に近い位置がユーザによってタッチされて、スクロール指示がなされた場合、表示地図のスクロールを行うとともに、表示地図を詳細地図に切り替えるのである。
例えばユーザが、現在の表示地図の中心位置からそう遠くはない地点が新たな表示地図の中心となるようにスクロールを行う場合、縮尺の小さい地図が表示されたままであると、その所望の地点を画面の中心に合わせ込むことが困難となる。なぜならば、大まかな地名のみしか表示されていない場合などは、所望の地点を明確に把握することが困難であったり、スクロール操作によって、表示装置10の表示範囲から、容易にその所望の地点を含む範囲が外れてしまったりするためである。
それに対して、本実施形態では、表示地図を詳細地図に切り替えつつ、表示地図のスクロールを行うため、単なる画面中心付近でのタッチ操作という簡単な操作で、所望の地点を画面の中心付近となるように容易に表示地図をスクロールさせることができる。
また、本実施形態では、表示装置10の画面中心に近い位置においてタッチ操作が行われたときに、詳細地図への切り替えが行われる。この詳細地図への切り替えは、現在の表示地図から比較的近い地点を画面の中心付近に移動させるように、表示地図をスクロールさせる場合に有効となるものである。従って、ユーザは現在の表示地図から比較的近い地点を中心とするようにスクロールさせる場合に、画面の中心付近をタッチ操作することになるため、ユーザの感覚に合致したわかり易い操作環境をユーザに提供することができる。
なお、現在の表示地図から比較的近い地点には、現在の表示地図に含まれる地点も、現在の表示地図から外れている地点も含む。
なお、現在の表示地図から比較的近い地点には、現在の表示地図に含まれる地点も、現在の表示地図から外れている地点も含む。
ステップS220において、算出距離Lが第1の所定距離L1以上であると判定された場合には、ステップS240の処理に進む。ステップS240では、算出距離Lが第2の所定距離L2よりも長いか否かが判定される。このステップS240にて、算出距離Lが第2の所定距離L2よりも長いと判定された場合には、ステップS250にて、表示地図が広域地図に切り替えられるように、表示地図の縮尺を小さく変更する。
このように、本実施形態では、表示装置10の画面中心から第2の所定距離L2よりも離れた位置がユーザによってタッチされて、スクロール指示がなされた場合、表示地図のスクロールを行うとともに、表示地図を広域地図に切り替えるのである。
例えば、ユーザが、現在の表示地図から遠く離れた地点までスクロールを行う場合に、縮尺の大きな表示地図のままであると、その所望の地点までスクロールさせるのに、非常に時間がかかってしまう場合がある。それに対して、本実施形態では、表示地図を広域地図に切り替えつつ、表示地図のスクロールを行うため、単なるタッチ操作によって、速やかに所望の地点まで表示地図をスクロールさせることができる。
また、ユーザは現在の表示地図から遠く離れた地点までスクロールさせようとする場合に、表示地図の中心から第2の所定距離よりも離れた範囲をタッチすれば、広域地図への切り替えとスクロールとをもとに実行させることができ、ユーザの感覚に合致したわかり易い操作環境を提供できる。
なお、ステップS240において、算出距離Lは第2の所定距離L2以下であると判定された場合、すなわち、算出距離Lは第1の所定距離L1以上で第2の所定距離以下である場合には、ステップS170の処理に戻り、表示地図の縮尺を変更することなく、タッチ操作が終了されるまで、表示地図のスクロールを継続する。
また、本実施形態では、ステップS230又はS250において、表示地図の縮尺が変更された後も、ステップS170に戻り、再度、内部タイマに切替時間をセットしている。このため、表示地図の縮尺の変更後も、その切替時間に相当する時間だけ、ユーザのタッチ操作によるスクロール指示が継続して行われていれば、再度、ステップS230又はS250において表示地図の縮尺の変更が実行される。
ただし、この表示地図の縮尺の変更は、必ずしも複数回実行する必要はなく、1回のみ行うようにしても良い。また、その場合、変更後の縮尺は、現状の表示地図の縮尺から1段階変化したものとするのではなく、詳細地図及び広域地図として予め定めた縮尺としても良い。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、タッチ位置によらずスクロール速度は一定としたが、画面の中心位置からタッチ位置までの距離Lに応じて、スクロール速度を変更するようにしても良い。例えば、距離Lが第1の所定距離L1よりも短い場合に、最もスクロール速度を遅くし、第1の所定距離L1以上第2の所定距離L2以下である場合に、中程度のスクロール速度とし、第2の所定距離L2よりも長い場合に、最もスクロール速度を速くする。これにより、スクロール距離が短い場合には、スクロール速度を遅くし、そのスクロール距離が長くなるにつれて、スクロール速度を速くすることができる。
また、上述した実施形態では、画面中心からタッチ位置までの距離Lの長さを判別する閾値として、第1及び第2の所定距離L1,L2を用いているが、より多くの閾値距離を用いるようにしても良い。このようにすれば、距離Lがいずれの閾値距離の範囲に属するかに応じて、表示地図の縮尺の変更の段数を変更したり、予め定めた変更後の縮尺の中で、異なる縮尺の表示地図を選択することが可能になる。
さらに、上述した実施形態では、画面中心からタッチ位置までの距離Lの長さそのものを、第1及び第2の所定距離L1,L2と比較するようにしたが、例えば、画面中心からタッチ位置を通り画面枠に達する仮想線の距離に対する、タッチ位置までの距離Lの比を算出し、これを距離Lに相当するパラメータとして用いても良い。画面が長方形である場合には、このようなパラメータを用いることで、画面中心からいずれの方向に対しても、同じ比率で、詳細地図への切り替えが行われる領域、表示地図の縮尺が変更されない領域、及び拡大地図への切り替えが行われる領域を設定することができる。
1…位置検出器
6…地図データ入力器
7…操作スイッチ群
8…ナビゲーションECU
9…外部メモリ
10…表示装置
20…車両用ナビゲーション装置
6…地図データ入力器
7…操作スイッチ群
8…ナビゲーションECU
9…外部メモリ
10…表示装置
20…車両用ナビゲーション装置
Claims (5)
- 表示部と、
前記表示部の表示画面上におけるタッチ位置を検出するタッチ位置検出手段と、
前記表示部に地図を表示するとともに、前記タッチ位置検出手段によってタッチ位置が検出されている間、当該検出されたタッチ位置に応じた方向に表示地図をスクロールさせる地図表示手段とを備えた地図表示装置であって、
前記地図表示手段は、前記表示地図の中心位置と前記タッチ位置との距離に応じて、前記表示部に表示されている地図の縮尺を変更しつつ、前記表示地図をスクロールさせることを特徴とする地図表示装置。 - 前記地図表示手段は、前記表示地図の中心位置と前記タッチ位置との距離が第1の所定距離よりも短い場合、詳細な地図が表示されるように前記表示地図の縮尺を大きく変更することを特徴とする請求項1に記載の地図表示装置。
- 前記地図表示手段は、前記表示地図の中心位置と前記タッチ位置との距離が、前記第1の所定距離以上の第2の所定距離よりも長い場合、広域地図が表示されるように前記表示地図の縮尺を小さく変更することを特徴とする請求項2に記載の地図表示装置。
- 前記地図表示手段は、前記表示地図の縮尺の変更を、ユーザによるスクロール操作の継続時間が所定時間に達したときに実行することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の地図表示装置。
- 前記所定時間は、前記表示地図の縮尺を大きく変更する場合と、小さく変更する場合とで異なる時間に設定されることを特徴とする請求項4に記載の地図表示装置。
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