JP2014026559A - 印刷システム - Google Patents
印刷システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014026559A JP2014026559A JP2012167934A JP2012167934A JP2014026559A JP 2014026559 A JP2014026559 A JP 2014026559A JP 2012167934 A JP2012167934 A JP 2012167934A JP 2012167934 A JP2012167934 A JP 2012167934A JP 2014026559 A JP2014026559 A JP 2014026559A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- job
- attribute
- unit
- printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
【課題】 プルプリントにおいて画像形成装置によって印刷ジョブが印刷されないことを防止することができる印刷システムを提供する。
【解決手段】 印刷システムの管理サーバー20は、MFP30の印刷能力を取得し(S124〜S126)、記憶部に記憶されている印刷ジョブに含まれる印刷属性と、取得したMFP30の印刷能力とを比較して、MFP30によるこの印刷ジョブの印刷が可能であるか否かを判断し(S128)、記憶部に記憶されている印刷ジョブのうちMFP30による印刷が可能である印刷ジョブのジョブリストを、MFP30からの要求に応じてMFP30に送信し(S129)、MFP30は、管理サーバー20から取得したジョブリストを表示し(S130)、表示したジョブリストに基づいて管理サーバー20から印刷ジョブを取得し(S131、S132)、取得した印刷ジョブを印刷する(S133)ことを特徴とする。
【選択図】 図9
【解決手段】 印刷システムの管理サーバー20は、MFP30の印刷能力を取得し(S124〜S126)、記憶部に記憶されている印刷ジョブに含まれる印刷属性と、取得したMFP30の印刷能力とを比較して、MFP30によるこの印刷ジョブの印刷が可能であるか否かを判断し(S128)、記憶部に記憶されている印刷ジョブのうちMFP30による印刷が可能である印刷ジョブのジョブリストを、MFP30からの要求に応じてMFP30に送信し(S129)、MFP30は、管理サーバー20から取得したジョブリストを表示し(S130)、表示したジョブリストに基づいて管理サーバー20から印刷ジョブを取得し(S131、S132)、取得した印刷ジョブを印刷する(S133)ことを特徴とする。
【選択図】 図9
Description
本発明は、印刷ジョブを記憶するジョブ記憶サーバーと、この印刷ジョブを印刷する画像形成装置とを備えている印刷システムに関する。
従来の印刷システムとして、画像形成装置がホスト装置を介さずにジョブ記憶サーバーから直接取得した印刷ジョブを印刷する、所謂プルプリントを実行するものが知られている(特許文献1参照。)。
しかしながら、従来の印刷システムにおいては、画像形成装置の印刷能力によって実行されることができる印刷属性のみを含んでいる印刷ジョブであるか否かに関わらず、ジョブ記憶サーバーから画像形成装置に印刷ジョブが送信されるので、ジョブ記憶サーバーから画像形成装置に送信された印刷ジョブに含まれている印刷属性が画像形成装置の印刷能力によって実行されることができない場合に、画像形成装置によって印刷ジョブが印刷されないことがあるという問題がある。
そこで、本発明は、プルプリントにおいて画像形成装置によって印刷ジョブが印刷されないことを防止することができる印刷システムを提供することを目的とする。
本発明の印刷システムは、印刷ジョブを記憶するジョブ記憶サーバーと、前記印刷ジョブを印刷する画像形成装置とを備えており、前記印刷ジョブは、印刷属性を含んでおり、前記ジョブ記憶サーバーは、前記印刷ジョブを記憶するジョブ記憶部と、前記印刷ジョブのリストを前記画像形成装置からの要求に応じて前記画像形成装置に送信するリスト送信手段と、前記画像形成装置からの要求に応じて前記画像形成装置に前記印刷ジョブを送信するジョブ送信手段と、前記画像形成装置の印刷能力を取得する装置能力取得手段と、前記画像形成装置による印刷が可能である前記印刷ジョブである印刷可能ジョブであるか否かを判断する印刷可否判断手段とを備えており、前記画像形成装置は、前記ジョブ記憶サーバーから前記リストを取得するリスト取得手段と、前記リスト取得手段によって取得された前記リストを表示するリスト表示手段と、前記リスト表示手段によって表示された前記リストに基づいて前記ジョブ記憶サーバーから前記印刷ジョブを取得するジョブ取得手段と、前記ジョブ取得手段によって取得された前記印刷ジョブを印刷するジョブ印刷手段とを備えており、前記印刷可否判断手段は、前記ジョブ記憶部に記憶されている前記印刷ジョブに含まれる前記印刷属性と、前記装置能力取得手段によって取得された前記画像形成装置の前記印刷能力とを比較して、この印刷ジョブがこの画像形成装置の前記印刷可能ジョブであるか否かを判断し、前記リスト送信手段は、前記ジョブ記憶部に記憶されている前記印刷ジョブのうち前記印刷可否判断手段によって判断された前記印刷可能ジョブの前記リストを送信することを特徴とする。
この構成により、本発明の印刷システムは、画像形成装置に表示された印刷可能ジョブのリストに基づいて画像形成装置がジョブ記憶サーバーから印刷可能ジョブを取得するので、プルプリントにおいて画像形成装置によって印刷ジョブが印刷されないことを防止することができる。
また、本発明の印刷システムにおいて、前記印刷可能ジョブには、前記画像形成装置の前記印刷能力によって実行されることができる前記印刷属性のみを含んでいる完全印刷可能ジョブと、前記画像形成装置の前記印刷能力によって実行されることができない前記印刷属性を含んでいる制限付印刷可能ジョブとが含まれており、前記ジョブ記憶サーバーは、前記印刷属性の代替の印刷属性である代替属性を記憶する代替属性記憶部を備えており、前記印刷可否判断手段は、前記装置能力取得手段によって取得された前記画像形成装置の前記印刷能力によって実行されることができない前記印刷属性が、前記ジョブ記憶部に記憶されている前記印刷ジョブに含まれている場合、この印刷属性に対して前記代替属性記憶部に記憶されている前記代替属性がこの画像形成装置の前記印刷能力によって実行されることができるとき、この印刷ジョブをこの画像形成装置の前記制限付印刷可能ジョブとして判断し、前記リスト表示手段は、前記リストを表示する場合、前記完全印刷可能ジョブと、前記制限付印刷可能ジョブとを区別して表示しても良い。
この構成により、本発明の印刷システムは、画像形成装置に表示されたリストに基づいて画像形成装置がジョブ記憶サーバーから完全印刷可能ジョブを取得することによって、利用者が意図した印刷結果と同一の印刷結果をプルプリントにおいて生じることができ、画像形成装置に表示されたリストに基づいて画像形成装置がジョブ記憶サーバーから制限付印刷可能ジョブを取得することによって、利用者が意図した印刷結果の代替の印刷結果をプルプリントにおいて生じることができる。
また、本発明の印刷システムにおいて、前記リスト表示手段は、前記制限付印刷可能ジョブを表示する場合、この制限付印刷可能ジョブに含まれている前記印刷属性のうち前記画像形成装置の前記印刷能力によって実行されることができない印刷属性と、この印刷属性に対して前記代替属性記憶部に記憶されている前記代替属性とを表示しても良い。
この構成により、本発明の印刷システムは、制限付印刷可能ジョブに含まれている印刷属性のうち画像形成装置の印刷能力によって実行されることができない印刷属性と、この印刷属性に対する代替属性とを画像形成装置に表示するので、プルプリントにおいて制限付印刷可能ジョブが印刷される場合に、制限付印刷可能ジョブのうち何れの印刷属性が何れの代替属性に変更されるかを利用者に認識させることができる。
また、本発明の印刷システムにおいて、前記画像形成装置は、前記代替属性の変更を受け付ける代替属性変更受付手段を備えており、前記ジョブ印刷手段は、前記制限付印刷可能ジョブを印刷する場合、前記代替属性変更受付手段によって前記代替属性の変更が受け付けられたとき、前記代替属性変更受付手段によって受け付けられた変更後の前記代替属性で、この制限付印刷可能ジョブを印刷しても良い。
この構成により、本発明の印刷システムは、制限付印刷可能ジョブが印刷される場合の代替属性の変更を受け付け、受け付けた変更後の代替属性で制限付印刷可能ジョブを印刷するので、利用者が意図した代替の印刷結果をプルプリントにおいて生じることができる。
また、本発明の印刷システムにおいて、前記代替属性記憶部は、前記画像形成装置の種類に応じて前記代替属性を記憶していても良い。
この構成により、本発明の印刷システムは、プルプリントにおいて画像形成装置が制限付印刷可能ジョブを印刷する場合、画像形成装置の種類に応じた代替属性で制限付印刷可能ジョブを印刷するので、画像形成装置に応じた更に適切なプルプリントを実行することができる。
また、本発明の印刷システムにおいて、前記ジョブ記憶サーバーは、前記画像形成装置の利用者の認証を実行する認証実行手段を備えており、前記ジョブ記憶部は、前記利用者毎に前記印刷ジョブを記憶し、前記リスト送信手段は、前記認証実行手段による認証が成功した前記利用者に対して前記ジョブ記憶部に記憶されている前記印刷可能ジョブの前記リストを送信しても良い。
この構成により、本発明の印刷システムは、利用者に応じた印刷可能ジョブのリストを画像形成装置に表示させるので、画像形成装置だけでなく、利用者にも応じたプルプリントを実行することができる。
本発明の印刷システムは、プルプリントにおいて画像形成装置によって印刷ジョブが印刷されないことを防止することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係る印刷システム10の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る印刷システム10のブロック図である。
図1に示すように、印刷システム10は、利用者を管理する管理サーバー20と、MFP(Multifunction Peripheral)30を含む多数のMFPと、MFPによって印刷が実行されるための印刷ジョブを所定の利用者に対応付けて管理サーバー20に送信するホスト装置40を含む多数のホスト装置とを備えている。管理サーバー20と、多数のMFPと、多数のホスト装置とは、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワーク11を介して互いに通信可能に接続されている。ここで、多数のMFPは、それぞれ本発明の画像形成装置を構成している。
なお、印刷システム10に含まれている多数のMFPのそれぞれの構成は、MFP30の構成と同様である。したがって、以下においては、印刷システム10に含まれる多数のMFPを代表してMFP30について説明する。
同様に、印刷システム10に含まれている多数のホスト装置のそれぞれの構成は、ホスト装置40の構成と同様である。したがって、以下においては、印刷システム10に含まれる多数のホスト装置を代表してホスト装置40について説明する。
図2は、管理サーバー20のブロック図である。
図2に示すように、管理サーバー20は、種々の操作が入力されるマウスやキーボードなどの入力デバイスである操作部21と、種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部22と、ネットワーク11(図1参照。)経由で外部の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部23と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているHDD(Hard Disk Drive)などの記憶デバイスである記憶部24と、管理サーバー20全体を制御する制御部25とを備えている。管理サーバー20は、例えばPC(Personal Computer)などのコンピューターによって構成されている。
記憶部24は、管理サーバー20用のプログラムであるサーバー用プログラム24aと、利用者を認証するための認証用情報24bとを記憶している。認証用情報24bは、利用者の識別情報である利用者IDと、パスワードとの組み合わせを記憶している情報である。
サーバー用プログラム24aは、管理サーバー20の製造段階で管理サーバー20にインストールされていても良いし、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)などの記憶媒体から管理サーバー20に追加でインストールされても良いし、ネットワーク11上から管理サーバー20に追加でインストールされても良い。
また、記憶部24は、ホスト装置40から送信されてきた複数の印刷ジョブ24cを記憶することができるようになっている。すなわち、記憶部24、管理サーバー20は、それぞれ本発明のジョブ記憶部、ジョブ記憶サーバーを構成している。
印刷ジョブ24cは、画像データと、印刷属性とを含んでいる。印刷属性には、モノクロおよびカラーのうちカラーで画像を印刷することを意味する「カラー」、通常の印刷よりトナーの消費量を抑えて画像を印刷することを意味する「エコプリント」など、画像に対する属性と、複数枚の印刷物を綴じることを意味する「ステープル」、印刷物に穴を開けることを意味する「パンチ」など、記録媒体に対する属性とが存在する。
なお、「エコプリント」には、例えばレベル1からレベル5までの5段階のレベルが存在し、レベルの数値が大きいほどトナーの消費量が少ない。
記憶部24は、印刷ジョブ24cに含まれる印刷属性の代替の印刷属性である代替属性を示す代替属性テーブル24dを記憶している。すなわち、記憶部24は、代替属性を記憶しており、本発明の代替属性記憶部を構成している。
図3は、代替属性テーブル24dの一例を示す図である。
図3に示すように、代替属性テーブル24dは、印刷属性と、この印刷属性に対する代替属性とを記憶している情報である。
図3に示す代替属性テーブル24dによれば、「カラー」の印刷属性に対する代替属性は、モノクロおよびカラーのうちモノクロで画像を印刷することを意味する「モノクロ」である。A3サイズで画像を印刷することを意味する「A3サイズ」の印刷属性に対する代替属性は、A4サイズで画像を印刷することを意味する「A4サイズ」である。レベル5のエコプリントを意味する「レベル5エコプリント」の印刷属性に対する代替属性は、レベル3のエコプリントを意味する「レベル3エコプリント」である。レベル4のエコプリントを意味する「レベル4エコプリント」の印刷属性に対する代替属性も、「レベル3エコプリント」である。「ステープル」の印刷属性に対する代替属性は、複数枚の印刷物を綴じないことを意味する「ステープル無し」である。「パンチ」の印刷属性に対する代替属性は、印刷物に穴を開けないことを意味する「パンチ無し」である。
図2に示す記憶部24は、MFPから送信されてきた印刷能力の情報である印刷能力情報24eを記憶することができるようになっている。
図4は、印刷能力情報24eの一例を示す図である。
図4に示すように、印刷能力情報24eには、印刷能力情報24eを送信してきたMFPが有している全ての印刷能力が含まれている。
図4に示す印刷能力情報24eによれば、この印刷能力情報24eを送信してきたMFPは、モノクロおよびカラーのうちモノクロで画像を印刷することができることを意味する「モノクロ印刷機能」と、モノクロおよびカラーのうちカラーで画像を印刷することができることを意味する「カラー印刷機能」と、A4サイズで画像を印刷することができることを意味する「A4サイズ印刷機能」と、A3サイズで画像を印刷することができることを意味する「A3サイズ印刷機能」とを含んでいる。
印刷能力情報24eには、「モノクロ印刷機能」、「カラー印刷機能」、「A4サイズ印刷機能」、「A3サイズ印刷機能」などのように印刷ジョブ24cの再現に関する印刷能力以外にも、印刷ジョブ24cへの加工に関する印刷能力、給紙機能に関する印刷能力、排紙機能に関する印刷能力、後処理機能に関する印刷能力などの印刷能力が含まれることができる。
印刷ジョブ24cへの加工に関する印刷能力としては、例えば、それぞれレベル1〜レベル5のエコプリントを実行することができることを意味する「レベル1エコプリント機能」、「レベル2エコプリント機能」、「レベル3エコプリント機能」、「レベル4エコプリント機能」、「レベル5エコプリント機能」などの印刷能力がある。
給紙機能に関する印刷能力としては、例えば、記録媒体の種類が指定されることによって記録媒体の種類に予め対応付けられた図示していない給紙トレイが間接的に指定された印刷を実行することができることを意味する「媒体種類指定機能」、MFPの図示していない給紙トレイが直接指定された印刷を実行することができることを意味する「給紙トレイ指定機能」などの印刷能力がある。「媒体種類指定機能」には、例えば、記録媒体の種類として普通紙が指定された印刷を実行することができることを意味する「普通紙指定機能」、記録媒体の種類としてOHP(Overhead Projector)フィルムが指定された印刷を実行することができることを意味する「OHPフィルム指定機能」などの印刷能力が含まれている。「給紙トレイ指定機能」には、例えば、図示していない手差トレイが指定された印刷を実行することができることを意味する「手差トレイ指定機能」などの印刷能力がある。
排紙機能に関する印刷能力としては、例えば、MFPの図示していない排紙トレイが指定された印刷を実行することができることを意味する「排紙トレイ指定機能」などの印刷能力がある。
後処理機能に関する印刷能力としては、例えば、複数枚の印刷物を綴じる印刷を実行することができることを意味する「ステープル機能」、印刷物に穴を開ける印刷を実行することができることを意味する「パンチ機能」などの印刷能力がある。
図2に示す制御部25は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部24に記憶されているプログラムを実行するようになっている。
制御部25は、記憶部24に記憶されているサーバー用プログラム24aを実行することによって、ホスト装置40から送信されてきた印刷ジョブ24cを記憶部24において管理するジョブ管理手段25a、MFPまたはホスト装置からのログインの依頼に基づいて利用者の認証を実行する認証実行手段25b、印刷ジョブ24cのリスト(以下「ジョブリスト」と言う。)をMFPからの要求に応じてMFPに送信するリスト送信手段25c、MFPからの要求に応じてMFPに印刷ジョブ24cを送信するジョブ送信手段25d、MFPの印刷能力を取得する装置能力取得手段25e、および、MFPによる印刷が可能である印刷ジョブ24cである印刷可能ジョブであるか否かを判断する印刷可否判断手段25fとして機能する。
図5は、MFP30のブロック図である。
図5に示すように、MFP30は、利用者による種々の操作が入力されるボタンなどの入力デバイスである操作部31と、種々の情報を表示するLCDなどの表示デバイスである表示部32と、用紙に印刷を実行する印刷デバイスであるプリンター33と、原稿から画像を読み取る読取デバイスであるスキャナー34と、図示していない外部のファクシミリ装置と公衆電話回線などの通信回線経由でファックス通信を行うファックスデバイスであるファックス通信部35と、ネットワーク11(図1参照。)経由で外部の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部36と、各種のデータを記憶しているEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの記憶デバイスである記憶部37と、MFP30全体を制御する制御部38とを備えている。
記憶部37は、MFP30用のプログラムである画像形成装置用プログラム37aを記憶している。
画像形成装置用プログラム37aは、MFP30の製造段階でMFP30にインストールされていても良いし、SDカード、USB(Universal Serial Bus)メモリーなどの記憶媒体からMFP30に追加でインストールされても良いし、ネットワーク11上からMFP30に追加でインストールされても良い。
制御部38は、例えば、CPUと、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROMと、CPUの作業領域として用いられるRAMとを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部37に記憶されているプログラムを実行するようになっている。
制御部38は、記憶部37に記憶されている画像形成装置用プログラム37aを実行することによって、管理サーバー20に利用者のログインの依頼をするログイン依頼手段38a、管理サーバー20からジョブリストを取得するリスト取得手段38b、リスト取得手段38bによって取得されたジョブリストを表示するリスト表示手段38c、リスト表示手段38cによって表示されたジョブリストに基づいて管理サーバー20から印刷ジョブを取得するジョブ取得手段38d、ジョブ取得手段38dによって取得された印刷ジョブを印刷するジョブ印刷手段38e、および、代替属性の変更を受け付ける代替属性変更受付手段38fとして機能する。
図6は、ホスト装置40のブロック図である。
図6に示すように、ホスト装置40は、利用者による種々の操作が入力されるマウスやキーボードなどの入力デバイスである操作部41と、種々の情報を表示するLCDなどの表示デバイスである表示部42と、ネットワーク11(図1参照。)経由で外部の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部43と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているHDDなどの記憶デバイスである記憶部44と、ホスト装置40全体を制御する制御部45とを備えている。ホスト装置40は、例えばPCなどのコンピューターによって構成されている。
記憶部44は、MFPによって印刷が実行されるための印刷ジョブを生成するためのプリンタードライバー44aを記憶している。
プリンタードライバー44aは、ホスト装置40の製造段階でホスト装置40にインストールされていても良いし、CD、DVDなどの記憶媒体からホスト装置40に追加でインストールされても良いし、ネットワーク11上からホスト装置40に追加でインストールされても良い。
制御部45は、例えば、CPUと、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROMと、CPUの作業領域として用いられるRAMとを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部44に記憶されているプログラムを実行するようになっている。
制御部45は、記憶部44に記憶されているプリンタードライバー44aを実行することによって、管理サーバー20に利用者のログインの依頼をするログイン依頼手段45a、および、印刷ジョブを送信するジョブ送信手段45bとして機能する。
次に、印刷システム10の動作について説明する。
まず、ホスト装置40から印刷ジョブが送信される場合の印刷システム10の動作について説明する。
ホスト装置40の利用者は、文書作成ソフトウェアなどのアプリケーションにおいて操作部41を介してホスト装置40に印刷を指示することができる。
ホスト装置40の制御部45は、印刷が指示されると、プリンタードライバー44aを起動することによって、図7に示す動作を実行する。
図7は、プリンタードライバー44aを実行している時のホスト装置40の動作のフローチャートである。
図7に示すように、ホスト装置40の制御部45のログイン依頼手段45aは、現在の利用者の利用者IDおよびパスワードをネットワーク通信部43を介して管理サーバー20に送信することによって、現在の利用者のログインを依頼する(S101)。
管理サーバー20の制御部25の認証実行手段25bは、ホスト装置40からの利用者のログインの依頼をネットワーク通信部23を介して受信すると、この利用者の認証を実行する。ここで、認証実行手段25bは、ホスト装置40から受信した利用者IDおよびパスワードの組み合わせが認証用情報24bに記憶されている場合、認証が成功したと判断する。一方、認証実行手段25bは、ホスト装置40から受信した利用者IDおよびパスワードの組み合わせが認証用情報24bに記憶されていない場合、認証が失敗したと判断する。認証実行手段25bは、認証が成功したと判断すると、ログインが成功したと判断する。一方、認証実行手段25bは、認証が失敗したと判断すると、ログインが失敗したと判断する。
そして、認証実行手段25bは、ログインの結果をネットワーク通信部23を介してホスト装置40に送信する。
ホスト装置40の制御部45のログイン依頼手段45aは、S101の処理が終了すると、管理サーバー20からネットワーク通信部43を介してログインの結果を受信したと判断するまで、管理サーバー20からログインの結果を受信したか否かを判断する(S102)。
ログイン依頼手段45aは、管理サーバー20からログインの結果を受信したとS102において判断すると、利用者のログインが成功したか否かを、S102において管理サーバー20から受信したログインの結果に基づいて判断する(S103)。
ログイン依頼手段45aは、利用者のログインが失敗したとS103において判断されると、図7に示す処理を終了する。
ホスト装置40の制御部45のジョブ送信手段45bは、利用者のログインが成功したとS103において判断されると、図8に示す印刷指示画面50を表示部42に表示する(S104)。
図8は、ホスト装置40の表示部42に表示される印刷指示画面50の一例を示す図である。
図8に示すように、印刷指示画面50には、印刷ジョブの送信先を利用者に選択させるためのドロップダウンリスト51と、印刷が実行される記録媒体のサイズ、すなわち、用紙サイズを利用者に選択させるためのドロップダウンリスト52と、印刷の色のうち「カラー」を利用者に選択させるためのラジオボタン53aと、印刷の色のうち「モノクロ」を利用者に選択させるためのラジオボタン53bと、「エコプリント」を実行しないことを利用者に選択させるためのラジオボタン54aと、「レベル1エコプリント」を実行することを利用者に選択させるためのラジオボタン54bと、「レベル2エコプリント」を実行することを利用者に選択させるためのラジオボタン54cと、「レベル3エコプリント」を実行することを利用者に選択させるためのラジオボタン54dと、「レベル4エコプリント」を実行することを利用者に選択させるためのラジオボタン54eと、「レベル5エコプリント」を実行することを利用者に選択させるためのラジオボタン54fと、複数枚の印刷物を綴じないことを利用者に選択させるためのラジオボタン55aと、複数枚の印刷物を綴じることを利用者に選択させるためのラジオボタン55bと、印刷物に穴を開けないことを利用者に選択させるためのラジオボタン56aと、印刷物に穴を開けることを利用者に選択させるためのラジオボタン56bと、印刷ジョブを送信するための印刷ボタン57と、印刷の指示を中止するためのキャンセルボタン58とが含まれている。
ドロップダウンリスト51は、印刷システム10の任意のMFPの他に、管理サーバー20が選択されることができるようになっている。ラジオボタン53aおよびラジオボタン53bは、常に何れか一方のみが選択された状態になるようになっている。ラジオボタン54a〜54fは、常に何れか1つのみが選択された状態になるようになっている。ラジオボタン55aおよびラジオボタン55bは、常に何れか一方のみが選択された状態になるようになっている。ラジオボタン56aおよびラジオボタン56bは、常に何れか一方のみが選択された状態になるようになっている。
図7に示すように、ホスト装置40の制御部45のジョブ送信手段45bは、S104の処理が終了すると、印刷ボタン57が押されたか否かを判断する(S105)。
ジョブ送信手段45bは、印刷ボタン57が押されていないとS105において判断すると、キャンセルボタン58が押されたか否かを判断する(S106)。
ジョブ送信手段45bは、キャンセルボタン58が押されていないとS106において判断すると、再びS105の処理を実行する。
ジョブ送信手段45bは、印刷ボタン57が押されたとS105において判断すると、画像データと、ドロップダウンリスト52によって指定されている用紙サイズに対応する用紙サイズ情報、ラジオボタン53aおよびラジオボタン53bによって指定されているモノクロまたはカラーのカラー情報などの印刷属性とを含んでいる印刷ジョブを、ドロップダウンリスト51において指定されている送信先にネットワーク通信部43を介して送信する(S107)。
ここで、ドロップダウンリスト51において指定されている送信先が管理サーバー20である場合、ジョブ送信手段45bは、管理サーバー20に印刷ジョブを送信する。管理サーバー20の制御部25のジョブ管理手段25aは、ホスト装置40から送信されてきた印刷ジョブをネットワーク通信部23を介して受信すると、受信した印刷ジョブを、ホスト装置40にログイン中の利用者の印刷ジョブ24cとして記憶部24に記憶させる。
また、ドロップダウンリスト51において指定されている送信先がMFPである場合、ジョブ送信手段45bは、ドロップダウンリスト51において指定されているMFPに印刷ジョブを送信する。MFPの制御部のジョブ印刷手段は、ホスト装置40から送信されてきた印刷ジョブをMFPのネットワーク通信部を介して受信すると、受信した印刷ジョブをプリンターによって印刷する。
ジョブ送信手段45bは、キャンセルボタン58が押されたとS106において判断するか、S107の処理を終了すると、表示部42による印刷指示画面50の表示を終了して(S108)、図7に示す処理を終了する。
次に、ホスト装置40から管理サーバー20に送信された印刷ジョブがMFPにおいて実行される場合、すなわち、プルプリントが実行される場合の印刷システム10の動作について説明する。
図9は、プルプリントが実行される場合の印刷システム10の動作のシーケンス図である。
図9に示すように、MFP30の制御部38のログイン依頼手段38aは、操作部31を介した利用者からの指示に応じて、現在の利用者の利用者IDおよびパスワードをネットワーク通信部36を介して管理サーバー20に送信することによって、現在の利用者のログインの依頼をする(S121)。
管理サーバー20の制御部25の認証実行手段25bは、MFP30からの利用者のログインの依頼をネットワーク通信部23を介して受信すると、この利用者の認証を実行する(S122)。ここで、認証実行手段25bは、MFP30から受信した利用者IDおよびパスワードの組み合わせが認証用情報24bに記憶されている場合、認証が成功したと判断する。一方、認証実行手段25bは、MFP30から受信した利用者IDおよびパスワードの組み合わせが認証用情報24bに記憶されていない場合、認証が失敗したと判断する。認証実行手段25bは、認証が成功したと判断すると、ログインが成功したと判断する。一方、認証実行手段25bは、認証が失敗したと判断すると、ログインが失敗したと判断する。
そして、認証実行手段25bは、ログインの結果をネットワーク通信部23を介してMFP30に送信する(S123)。
管理サーバー20の制御部25の装置能力取得手段25eは、S122における認証が成功した場合、MFP30の印刷能力をネットワーク通信部23を介してMFP30に要求する(S124)。
MFP30の制御部38は、管理サーバー20からの印刷能力の要求をネットワーク通信部36を介して受信すると、MFP30の印刷能力をネットワーク通信部36を介して管理サーバー20に送信する(S125)。
管理サーバー20の制御部25の装置能力取得手段25eは、MFP30の印刷能力をネットワーク通信部23を介してMFP30から受信すると、この印刷能力に基づいた印刷能力情報24eを記憶部24に記憶させる(S126)。
利用者は、管理サーバー20に記憶されている印刷ジョブ24cのジョブリストの表示を、MFP30の操作部31を介してMFP30に指示することができる。
MFP30の制御部38のリスト取得手段38bは、ジョブリストの表示が利用者から指示されると、MFP30にログイン中の利用者に対して管理サーバー20に記憶されている印刷ジョブ24cのジョブリストをネットワーク通信部36を介して管理サーバー20に要求する(S127)。
管理サーバー20の制御部25の印刷可否判断手段25fは、ジョブリストの要求をネットワーク通信部23を介してMFP30から受信すると、MFP30にログイン中の利用者に対して記憶部24に記憶されている印刷ジョブ24cに含まれる印刷属性と、S126において記憶部24上の印刷能力情報24eに記憶されたMFP30の印刷能力とを比較して、MFP30によるこの印刷ジョブ24cの印刷が可能であるか否かを判断する(S128)。すなわち、印刷可否判断手段25fは、MFP30にログイン中の利用者に対して記憶部24に記憶されている印刷ジョブ24cのうち印刷可能ジョブを判断する。
例えば、MFP30にログイン中の利用者に対して記憶部24に記憶されている印刷ジョブ24cが図10に示す4つの印刷ジョブであって、MFP30に対する印刷能力情報24eが図4に示す情報である場合、印刷可否判断手段25fは、図11に示すジョブリスト61を作成する。ここで、印刷ジョブの識別情報であるジョブIDが「Job001」である印刷ジョブは、「A3サイズ」、「カラー」、「レベル1エコプリント」、「ステープル無し」、「パンチ有り」の印刷属性がMFP30の印刷能力によって実行されることができるので、MFP30の印刷能力によって実行されることができる印刷属性のみを含んでいる印刷可能ジョブ(以下「完全印刷可能ジョブ」と言う。)である。ジョブIDが「Job002」である印刷ジョブは、「A3サイズ」、「モノクロ」、「レベル3エコプリント」、「ステープル有り」、「パンチ有り」の印刷属性がMFP30の印刷能力によって実行されることができるので、完全印刷可能ジョブである。ジョブIDが「Job003」である印刷ジョブは、「A4サイズ」、「カラー」、「ステープル有り」、「パンチ無し」の印刷属性がMFP30の印刷能力によって実行されることができるとともに、MFP30の印刷能力によって実行されることができない「レベル5エコプリント」の印刷属性に対して記憶部24上の代替属性テーブル24dに記憶されている代替属性である「レベル3エコプリント」がMFP30の印刷能力によって実行されることができるので、MFP30の印刷能力によって実行されることができない印刷属性を含んでいる印刷可能ジョブ(以下「制限付印刷可能ジョブ」と言う。)である。ジョブIDが「Job003」である印刷ジョブは、MFP30によって印刷される場合、MFP30の「レベル3エコプリント機能」によって画像データが加工された後、印刷される。ジョブIDが「Job004」である印刷ジョブは、「A4サイズ」、「モノクロ」、「エコプリント無し」、「ステープル無し」、「パンチ無し」の印刷属性がMFP30の印刷能力によって実行されることができるので、完全印刷可能ジョブである。したがって、図11において、ジョブIDが「Job001」、「Job002」、「Job004」である印刷ジョブは、完全印刷可能ジョブであり、ジョブIDが「Job003」である印刷ジョブは、制限付印刷可能ジョブである。
また、MFP30にログイン中の利用者に対して記憶部24に記憶されている印刷ジョブ24cが図10に示す4つの印刷ジョブであって、MFP30に対する印刷能力情報24eが図12に示す情報である場合、印刷可否判断手段25fは、図13に示すジョブリスト62を作成する。ここで、ジョブIDが「Job001」である印刷ジョブは、「レベル1エコプリント」、「ステープル無し」、「パンチ有り」の印刷属性がMFP30の印刷能力によって実行されることができるとともに、MFP30の印刷能力によって実行されることができない「A3サイズ」、「カラー」の印刷属性に対して記憶部24上の代替属性テーブル24dにそれぞれ記憶されている代替属性である「A4サイズ」、「モノクロ」がMFP30の印刷能力によって実行されることができるので、制限付印刷可能ジョブである。ジョブIDが「Job001」である印刷ジョブは、MFP30によって印刷される場合、MFP30の「A4サイズ印刷機能」および「モノクロ印刷機能」によって画像データがA4サイズのモノクロ画像データとして再現された後、印刷される。ジョブIDが「J0b002」である印刷ジョブは、「A3サイズ」、「レベル3エコプリント」、「ステープル有り」の印刷属性がMFP30の印刷能力によって実行されることができず、MFP30の印刷能力によって実行されることができない「レベル3エコプリント」の印刷属性に対して記憶部24上の代替属性テーブル24dに代替属性が記憶されていないので、ジョブリスト62に含まれていない。ジョブIDが「Job003」である印刷ジョブは、「カラー」、「レベル5エコプリント」、「ステープル有り」の印刷属性がMFP30の印刷能力によって実行されることができず、MFP30の印刷能力によって実行されることができない「レベル5エコプリント」の印刷属性に対して記憶部24上の代替属性テーブル24dに記憶されている「レベル3エコプリント」がMFP30の印刷能力によって実行されることができないので、ジョブリスト62に含まれていない。ジョブIDが「Job004」である印刷ジョブは、「A4サイズ」、「モノクロ」、「エコプリント無し」、「ステープル無し」、「パンチ無し」の印刷属性がMFP30の印刷能力によって実行されることができるので、完全印刷可能ジョブである。したがって、図13において、ジョブIDが「Job004」である印刷ジョブは、完全印刷可能ジョブであり、ジョブIDが「Job001」である印刷ジョブは、制限付印刷可能ジョブであり、ジョブIDが「Job002」、「Job003」である印刷ジョブは、ジョブリスト62に含まれていない。
複数のMFPの印刷能力が図11および図13に示すように互いに異なる場合には、記憶部24に記憶されている印刷ジョブ24cが同一の印刷ジョブであるときであっても、これらのMFPに管理サーバー20から送信されるジョブリストがそれぞれ異なる可能性がある。
図9に示すように、管理サーバー20の制御部25のリスト送信手段25cは、S128において作成されたジョブリストをネットワーク通信部23を介してMFP30に送信する(S129)。すなわち、リスト送信手段25cは、記憶部24に記憶されている印刷ジョブ24cのうち印刷可否判断手段25fによって判断された印刷可能ジョブのジョブリストを送信する。
MFP30の制御部38のリスト取得手段38bが、管理サーバー20から送信されてきたジョブリストをネットワーク通信部36を介して受信すると、MFP30の制御部38のリスト表示手段38cは、このジョブリストを表示部32に表示させる(S130)。リスト表示手段38cは、ジョブリストを表示する場合、図11または図13に示すように、完全印刷可能ジョブと、制限付印刷可能ジョブとを区別して表示する。更に、リスト表示手段38cは、制限付印刷可能ジョブを表示する場合、図11または図13に示すように、この制限付印刷可能ジョブに含まれている印刷属性のうちMFP30の印刷能力によって実行されることができない印刷属性と、この印刷属性に対する代替属性とを表示する。
利用者は、表示部32に表示されているジョブリスト中の何れかの印刷ジョブの印刷を、MFP30の操作部31を介してMFP30に指示することができる。なお、表示部32に表示されているジョブリスト中の全ての印刷ジョブが印刷可能ジョブであるので、利用者は、MFP30による印刷ができない印刷ジョブの印刷を誤ってMFP30に指示することがない。
MFP30の制御部38のジョブ取得手段38dは、印刷ジョブの印刷が利用者から指示されると、この印刷ジョブをネットワーク通信部36を介して管理サーバー20に要求する(S131)。
管理サーバー20の制御部25のジョブ送信手段25dは、S131において要求された印刷ジョブを記憶部24上の印刷ジョブ24cから取得して、取得した印刷ジョブをネットワーク通信部23を介してMFP30に送信する(S132)。
MFP30の制御部38のジョブ取得手段38dが、管理サーバー20から送信されてきた印刷ジョブをネットワーク通信部36を介して受信すると、MFP30の制御部38のジョブ印刷手段38eは、図14に示すように、この印刷ジョブをプリンター33に印刷させる(S133)。
図14は、管理サーバー20から取得した印刷ジョブを印刷する場合のMFP30の動作のフローチャートである。
図14に示すように、MFP30の制御部38のジョブ印刷手段38eは、管理サーバー20から取得した印刷ジョブが完全印刷可能ジョブであるか否かを判断する(S151)。
ジョブ印刷手段38eは、管理サーバー20から取得した印刷ジョブが完全印刷可能ジョブであるとS151において判断すると、この印刷ジョブをプリンター33に印刷させて(S152)、図14に示す動作を終了する。
制御部38の代替属性変更受付手段38fは、管理サーバー20から取得した印刷ジョブが完全印刷可能ジョブではないとS151において判断すると、図15に示す代替属性変更受付画面70を表示部32に表示させる(S153)。
図15は、表示部32に表示される代替属性変更受付画面70の一例を示す図である。
図15に示すように、代替属性変更受付画面70には、「レベル3エコプリント」を実行することを利用者に選択させるためのラジオボタン71aと、「レベル2エコプリント」を実行することを利用者に選択させるためのラジオボタン71bと、「レベル1エコプリント」を実行することを利用者に選択させるためのラジオボタン71cと、「エコプリント」を実行しないことを利用者に選択させるためのラジオボタン71dと、印刷ジョブの印刷を実行するための印刷ボタン72とが含まれている。
ここで、「レベル3エコプリント」は、管理サーバー20によって代替属性として選定された印刷属性である。「レベル2エコプリント」、「レベル1エコプリント」、「エコプリント無し」は、変更する候補の代替属性である。ラジオボタン71a〜71dは、常に何れか1つのみが選択された状態になるようになっている。
なお、代替属性変更受付画面70のうち印刷属性に関する部分は、管理サーバー20から受信したジョブリストと、MFP30の印刷能力とに応じて都度作成される。
図14に示すように、代替属性変更受付手段38fは、印刷ボタン72が押されたと判断するまで、印刷ボタン72が押されたか否かを判断する(S154)。
代替属性変更受付手段38fは、印刷ボタン72が押されたとS154において判断すると、代替属性の変更が受け付けられたか否か、すなわち、ラジオボタン71b〜71dの何れかが選択されているか否かを判断する(S155)。
制御部38のジョブ印刷手段38eは、代替属性の変更が受け付けられていない、すなわち、ラジオボタン71aが選択されているとS155において判断すると、管理サーバー20によって代替属性として選定された印刷属性である「レベル3エコプリント」で印刷ジョブをプリンター33に印刷させて(S156)、図14に示す動作を終了する。
制御部38のジョブ印刷手段38eは、代替属性の変更が受け付けられた、すなわち、ラジオボタン71b〜71dの何れかが選択されているとS155において判断すると、ラジオボタン71b〜71dのうち選択されているラジオボタンに対応付けられている代替属性、すなわち、変更後の代替属性で印刷ジョブをプリンター33に印刷させて(S157)、図14に示す動作を終了する。
以上に説明したように、印刷システム10は、MFPに表示された印刷可能ジョブのジョブリスト(S130)に基づいてMFPが管理サーバー20から印刷可能ジョブを取得する(S131およびS132)ので、プルプリントにおいてMFPによって印刷ジョブが印刷されないことを防止することができる。
また、印刷システム10は、MFPに表示されたジョブリストに基づいてMFPが管理サーバー20から完全印刷可能ジョブを取得することによって、利用者が意図した印刷結果と同一の印刷結果をプルプリントにおいて生じることができる(S152)。また、印刷システム10は、MFPに表示されたジョブリストに基づいてMFPが管理サーバー20から制限付印刷可能ジョブを取得することによって、利用者が意図した印刷結果の代替の印刷結果をプルプリントにおいて生じることができる(S156、S157)。
また、印刷システム10は、制限付印刷可能ジョブに含まれている印刷属性のうちMFPの印刷能力によって実行されることができない印刷属性と、この印刷属性に対する代替属性とをMFPに表示する(図11、図13)ので、プルプリントにおいて制限付印刷可能ジョブが印刷される場合に、制限付印刷可能ジョブのうち何れの印刷属性が何れの代替属性に変更されるかを利用者に認識させることができる。
また、印刷システム10は、制限付印刷可能ジョブが印刷される場合の代替属性の変更を受け付け(S155でYES)、受け付けた変更後の代替属性で制限付印刷可能ジョブを印刷する(S157)ので、利用者が意図した代替の印刷結果をプルプリントにおいて生じることができる。
また、印刷システム10は、利用者に応じた印刷可能ジョブのジョブリストをMFPに表示させる(S121〜S123およびS127〜S130)ので、MFPだけでなく、利用者にも応じたプルプリントを実行することができる。
なお、記憶部24上の代替属性テーブル24dは、本実施の形態においてMFPの種類によらず固定の代替属性を記憶しているが、MFPの種類に応じて代替属性を記憶していても良い。代替属性テーブル24dがMFPの種類に応じて代替属性を記憶している場合、印刷システム10は、プルプリントにおいてMFPが制限付印刷可能ジョブを印刷するときに、MFPの種類に応じた代替属性で制限付印刷可能ジョブを印刷するので、MFPに応じた更に適切なプルプリントを実行することができる。
また、代替属性テーブル24dは、例えば印刷システム10の管理者によって編集されることができる。ここで、代替属性テーブル24dは、制限付印刷可能ジョブの判断の基礎となる情報である。したがって、管理者は、代替属性テーブル24dを変更することによって、制限付印刷可能ジョブを変更することができる。
印刷システム10は、本実施の形態において本発明の画像形成装置としてMFPを備えているが、プリンター専用機など、MFP以外の画像形成装置を備えていても良い。
10 印刷システム
20 管理サーバー(ジョブ記憶サーバー)
24 記憶部(ジョブ記憶部、代替属性記憶部)
24c 印刷ジョブ
25b 認証実行手段
25c リスト送信手段
25d ジョブ送信手段
25e 装置能力取得手段
25f 印刷可否判断手段
30 MFP(画像形成装置)
38b リスト取得手段
38c リスト表示手段
38d ジョブ取得手段
38e ジョブ印刷手段
38f 代替属性変更受付手段
61、62 ジョブリスト(印刷ジョブのリスト)
20 管理サーバー(ジョブ記憶サーバー)
24 記憶部(ジョブ記憶部、代替属性記憶部)
24c 印刷ジョブ
25b 認証実行手段
25c リスト送信手段
25d ジョブ送信手段
25e 装置能力取得手段
25f 印刷可否判断手段
30 MFP(画像形成装置)
38b リスト取得手段
38c リスト表示手段
38d ジョブ取得手段
38e ジョブ印刷手段
38f 代替属性変更受付手段
61、62 ジョブリスト(印刷ジョブのリスト)
Claims (6)
- 印刷ジョブを記憶するジョブ記憶サーバーと、前記印刷ジョブを印刷する画像形成装置とを備えており、
前記印刷ジョブは、印刷属性を含んでおり、
前記ジョブ記憶サーバーは、前記印刷ジョブを記憶するジョブ記憶部と、前記印刷ジョブのリストを前記画像形成装置からの要求に応じて前記画像形成装置に送信するリスト送信手段と、前記画像形成装置からの要求に応じて前記画像形成装置に前記印刷ジョブを送信するジョブ送信手段と、前記画像形成装置の印刷能力を取得する装置能力取得手段と、前記画像形成装置による印刷が可能である前記印刷ジョブである印刷可能ジョブであるか否かを判断する印刷可否判断手段とを備えており、
前記画像形成装置は、前記ジョブ記憶サーバーから前記リストを取得するリスト取得手段と、前記リスト取得手段によって取得された前記リストを表示するリスト表示手段と、前記リスト表示手段によって表示された前記リストに基づいて前記ジョブ記憶サーバーから前記印刷ジョブを取得するジョブ取得手段と、前記ジョブ取得手段によって取得された前記印刷ジョブを印刷するジョブ印刷手段とを備えており、
前記印刷可否判断手段は、前記ジョブ記憶部に記憶されている前記印刷ジョブに含まれる前記印刷属性と、前記装置能力取得手段によって取得された前記画像形成装置の前記印刷能力とを比較して、この印刷ジョブがこの画像形成装置の前記印刷可能ジョブであるか否かを判断し、
前記リスト送信手段は、前記ジョブ記憶部に記憶されている前記印刷ジョブのうち前記印刷可否判断手段によって判断された前記印刷可能ジョブの前記リストを送信することを特徴とする印刷システム。 - 前記印刷可能ジョブには、前記画像形成装置の前記印刷能力によって実行されることができる前記印刷属性のみを含んでいる完全印刷可能ジョブと、前記画像形成装置の前記印刷能力によって実行されることができない前記印刷属性を含んでいる制限付印刷可能ジョブとが含まれており、
前記ジョブ記憶サーバーは、前記印刷属性の代替の印刷属性である代替属性を記憶する代替属性記憶部を備えており、
前記印刷可否判断手段は、前記装置能力取得手段によって取得された前記画像形成装置の前記印刷能力によって実行されることができない前記印刷属性が、前記ジョブ記憶部に記憶されている前記印刷ジョブに含まれている場合、この印刷属性に対して前記代替属性記憶部に記憶されている前記代替属性がこの画像形成装置の前記印刷能力によって実行されることができるとき、この印刷ジョブをこの画像形成装置の前記制限付印刷可能ジョブとして判断し、
前記リスト表示手段は、前記リストを表示する場合、前記完全印刷可能ジョブと、前記制限付印刷可能ジョブとを区別して表示することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。 - 前記リスト表示手段は、前記制限付印刷可能ジョブを表示する場合、この制限付印刷可能ジョブに含まれている前記印刷属性のうち前記画像形成装置の前記印刷能力によって実行されることができない印刷属性と、この印刷属性に対して前記代替属性記憶部に記憶されている前記代替属性とを表示することを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。
- 前記画像形成装置は、前記代替属性の変更を受け付ける代替属性変更受付手段を備えており、
前記ジョブ印刷手段は、前記制限付印刷可能ジョブを印刷する場合、前記代替属性変更受付手段によって前記代替属性の変更が受け付けられたとき、前記代替属性変更受付手段によって受け付けられた変更後の前記代替属性で、この制限付印刷可能ジョブを印刷することを特徴とする請求項3に記載の印刷システム。 - 前記代替属性記憶部は、前記画像形成装置の種類に応じて前記代替属性を記憶していることを特徴とする請求項2から請求項4までの何れかに記載の印刷システム。
- 前記ジョブ記憶サーバーは、前記画像形成装置の利用者の認証を実行する認証実行手段を備えており、
前記ジョブ記憶部は、前記利用者毎に前記印刷ジョブを記憶し、
前記リスト送信手段は、前記認証実行手段による認証が成功した前記利用者に対して前記ジョブ記憶部に記憶されている前記印刷可能ジョブの前記リストを送信することを特徴とする請求項1から請求項5までの何れかに記載の印刷システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012167934A JP2014026559A (ja) | 2012-07-30 | 2012-07-30 | 印刷システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012167934A JP2014026559A (ja) | 2012-07-30 | 2012-07-30 | 印刷システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014026559A true JP2014026559A (ja) | 2014-02-06 |
Family
ID=50200122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012167934A Pending JP2014026559A (ja) | 2012-07-30 | 2012-07-30 | 印刷システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014026559A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017189926A (ja) * | 2016-04-14 | 2017-10-19 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 情報処理装置、プログラム及び情報処理システム |
JP2019086856A (ja) * | 2017-11-01 | 2019-06-06 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷制御装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムおよび印刷システム |
-
2012
- 2012-07-30 JP JP2012167934A patent/JP2014026559A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017189926A (ja) * | 2016-04-14 | 2017-10-19 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 情報処理装置、プログラム及び情報処理システム |
JP2019086856A (ja) * | 2017-11-01 | 2019-06-06 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷制御装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムおよび印刷システム |
JP7006142B2 (ja) | 2017-11-01 | 2022-01-24 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷制御装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムおよび印刷システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5078728B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム | |
JP5304817B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成システム、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム | |
US8363242B2 (en) | Image processing apparatus and image processing apparatus control method for requesting an external apparatus to transmit image data | |
US10924628B2 (en) | Transmitting apparatus, method for controlling the transmitting apparauts, and computer-readable storage medium | |
JP5618444B2 (ja) | 印刷システム | |
JP6319584B2 (ja) | 画像形成システム | |
JP6117165B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成システムおよびジョブ管理プログラム | |
US20110154479A1 (en) | Image forming apparatus and image forming method | |
JP5120334B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US10712986B2 (en) | Job processing apparatus that stops job according to user's instruction, method of controlling same, and storage medium | |
JP5443148B2 (ja) | データ通信機器および画像処理装置 | |
US20180272733A1 (en) | Device, method for controlling device, and storage medium | |
JP6221343B2 (ja) | 複合機、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム | |
JP5773938B2 (ja) | 画像形成システムおよび管理サーバープログラム | |
JP6488729B2 (ja) | 記入フォーム提供装置、画像形成装置及びプログラム | |
JP2011130272A (ja) | 画像処理装置,管理装置,情報処理システム,配信設定方法,プログラム,および記録媒体 | |
JP5186521B2 (ja) | 画像形成システムおよびユーザマネージャサーバ装置 | |
JP2014026559A (ja) | 印刷システム | |
JP2009163480A (ja) | ライセンス管理装置、ライセンス管理方法、ライセンス管理プログラムおよびライセンス管理システム | |
JP4730241B2 (ja) | 画像処理システム、画像処理装置およびプログラム | |
JP5636829B2 (ja) | カスタマイズシステム、画像形成装置、情報処理装置及びカスタマイズプログラム | |
JP2014008616A (ja) | 画像形成装置および印刷システム | |
JP2013035282A (ja) | 画像形成装置、表示制御方法 | |
JP5838137B2 (ja) | 管理システム | |
JP5647756B2 (ja) | 管理サーバー、管理サーバー用プログラム、および管理サーバーを備えたネットワークシステム |