JP2014024132A - ワイヤ放電加工機用の加工用プログラム編集方法及び加工用プログラム編集システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この加工用プログラム編集方法は,工作物の板厚,加工部材の個数及びその比重の加工用プログラムを解析し,加工部材の加工周長及び加工部材の形状の上面面積を演算して加工部材の質量を演算し,加工部材の工作物への保持可能な溶着部の溶着長さの関係についてコントローラメモリーの測定値のマップから,加工部材の質量に対応する保持可能な溶着部の所定の溶着長さ及び溶着箇所を演算する。
【選択図】図9
Description
前記加工部材についての前記加工情報の少なくとも加工形状,前記工作物の板厚,放電加工される前記加工部材の個数及び前記工作物の比重,並びに前記加工部材の前記工作物への溶着箇所についての初期条件を前記コントローラに取り込み,前記工作物への前記加工部材の溶着加工を除く前記加工用プログラムを解析することによって,前記工作物を荒加工する前記加工部材の加工周長及び前記加工部材の形状の上面面積を演算し,前記加工部材の前記加工周長,前記上面面積,前記板厚及び前記工作物の比重から前記加工部材の質量を演算し,前記加工部材の前記質量と前記加工部材の前記工作物への保持可能な前記溶着部の所定の溶着長さとの関係について前記コントローラのメモリーに保存された測定値のマップから,前記加工部材の前記質量に対応する前記加工部材の前記工作物への保持可能な前記溶着部の所定の溶着長さを演算することを特徴とするワイヤ放電加工機用の加工用プログラム編集方法に関する。
このワイヤ放電加工機用の加工用プログラム編集方法は,加工部材の質量から溶着長さを自動的に演算して適正な長さで加工部材を工作物に一時的に溶着でき,従来のように一部放電加工せずに加工部材を工作物に保持するものに比較して,有人加工時間を大幅に減らすことができるので,ワイヤ放電加工機の稼働効率を向上させることができる。また,加工部材の加工形状の最終部分を溶着工程で工作物に加工部材を一時的に保持するので,加工部材が工作物に確実に保持され,加工部材の落下現象を防止できる。更に,工作物に対する加工部材の溶着箇所を複数箇所,例えば,3箇所に決定した場合に,加工部材の工作物に対する捩じれ現象等を防止でき,安定して加工部材を工作物に保持できる。また,加工部材溶着方法における溶着工程では,放電加工に比較して加工液の水量或いは水圧を低下させて,加工部材の工作物からの落下を防止するように制御できる。
しかるに,一部でも前記加工部材と前記工作物とが未加工状態でつながっている場合は,加工時に加工液の有用な高い水圧即ち多い水量でも加工部材が落下する確率が非常に低く,前記工作物の最後の加工箇所即ち最後の溶着箇所が終わると,溶着部でのみ加工部材を工作物に保持されることになるので,加工液の水圧が高いと,加工部材が落下する確率が高くなる。そこで,工作物に対する最後の加工が終わり,ワイヤ電極の戻りになるところで,加工液の水圧即ち水流を落とすようにする。また,工作物に対する加工が終わっていれば,ワイヤ電極を単なる送りで移動させることも可能となるが,加工軌跡のオーバーラップ部に小さな突起等が加工軌跡に残り易いため,ワイヤ電極の戻りの時も加工可能な状態で戻しており,工作物に対する加工ができる状態にしておくため,少量でも加工液が流れている方が好ましいこととなる。
また,このワイヤ放電加工機において,加工部材26を工作物6に溶着部20で一時的に溶着保持させるために必要な加工条件として,次のことが考えられる。
(1)加工部材26の質量Mに応じて工作物6に加工部材26を保持するのに必要な溶着部20の溶着長さLを演算すること。
(2)加工軌跡27における溶着部20の溶着箇所の数,その時の均等割りした1箇所の溶着長さL,例えば,最短1mm/箇所について演算すること。
(3)加工部材26を工作物6に保持するのを,信頼性,安定性を確保するため,同様の加工部材溶着方法を繰り返し行った実験結果を導入し,(3−1)加工部材26の最終加工箇所に溶着部20を形成することが保持の安定性があること。(3−2)加工部材26の工作物6への溶着工程終了後に,ワイヤ電極をスタートホールへ移動する時,或いはワイヤ電極5を加工軌跡27に沿ってバックさせる時の加工液の水流圧を低下させる指令を発すること。
(4)溶着工程を組み込むための最低限の初期条件である加工部材26の板厚T,加工部材26の材質の比重G,及び加工形状21における加工軌跡27での溶着部20を形成する箇所(例えば,実験結果より溶着箇所はデフォルト3箇所が好ましい)を加工用プログラムに組み込む加工条件とすること。
(1)NC装置に加工用プログラム(Gコード)を読み込み,初期条件の入力。
(2)工作物6に対する荒加工(第1加工)部分を確定すること。
(3)加工用プログラム(Gコード)とワイヤ放電加工機の各軸(X軸,Y軸,Z軸,U軸,V軸)の移動指示量から工作物6から分離する加工部材26の加工周長をと,加工部材26の上面面積を,システムアプリケーション上で演算すること。
(4)加工部材26の加工周長に対応して,加工部材26を工作物6の溶着保持するのに適正な最小の溶着長さL(デフォルトとして,例えば,3mmが設定されている)を演算すること。ここで,デフォルトとは,初期条件として設定されている値であって,ユーザが変えることができるが,リセットするとデフォルトの値に戻るように設定されている。
(5)加工部材26の上面面積A,板厚T,比重Gから加工部材26の質量Mを演算(M=A×T×G)すること。
実験結果のデータ(例えば,図8に示すデータ)から,加工部材26の質量Mに対する工作物6に加工部材26を保持するに必要な溶着長さLを演算し,初期条件として入力した溶着箇所数Nから溶着長さLを均等割りして,一箇所の溶着長さLを演算すること。
(6)工作物6を放電加工して加工部材26の加工軌跡27の最終部分に溶着部20を形成する条件を考慮して加工部材26の周長に対して均等割りした結果から,加工軌跡27における溶着箇所を決定すること。
(7)加工用プログラムに溶着加工工程と放電加工とのそれぞれの移動ブロックを作成し,溶着箇所には溶着加工条件の実施指令を加工用プログラムに書き込むこと。
(8)工作物6の溶着加工の加工箇所をNC装置の画面上にグラフィックに表し,オペレータに加工条件がOKか又はNGかの判断を行わせること。
(9)加工条件がOKの時には,編集結果を加工用プログラム用のメモリーに,新しい名前で書き込み,本編集用システムアプリケーションを終了。
(10)加工条件がNGの時には,初期入力画面から再スタート。
図2に示す電気回路は,ワイヤ電極5と工作物6との極間に対して極間状況確認用の抵抗付き低電圧負荷LVと第1スイッチS1が直列に結線された第1回路,及び放電加工用の高電圧負荷HVと第2スイッチS2が直列に結線された第2回路が並列に結線されている。第1回路は,主としてワイヤ電極5と工作物6との間の極間状況を確認する回路であって,工作物6を放電加工するのに工作物6とワイヤ電極5とが適正な位置関係にあるか否かを検出する手段であり,抵抗Rは第1回路を流れる電流を調整する機能を有している。従って,スイッチS1は,タイミング的には工作物6の放電加工の前にON・OFF制御されるものである。また,第2回路は,放電加工用であり,工作物6を放電加工する場合には,大電流を短い時間で流す必要があり,抵抗等は組み込まれていない回路である。 次に,このワイヤ放電加工時における加工部材溶着方法についての加工サイクル及び溶着サイクルについて説明する。
図3の(A)に示す通常加工である加工サイクルでは,第1スイッチS1をONしてパルスを発生させると,ワイヤ電極5と工作物6との極間に,例えば,低電圧負荷LVの80V程度が2μsec程度発生してワイヤ電極5と工作物6との極間状況が適正な位置であるか否かを確認し,極間状況が適正であれば,そこで極間で放電が開始する。次いで,第1スイッチS1をOFFして第2スイッチS2をONし,パルスを発生させると,ワイヤ電極5に,例えば,400A程度の電流を0.8μsec程度流して,ワイヤ電極5と工作物6との極間に高電圧負荷HVから240V程度が印加され,ワイヤ電極5で工作物6が放電加工されることになる。
また,図3の(B)に示す工作物6と加工部材26との溶着サイクルでは,第1スイッチS1をONしてパルスを発生させると,ワイヤ電極5と工作物6との極間に,例えば,低電圧負荷LVの80V程度が2μsec程度発生してワイヤ電極5と工作物6との極間状況が適正な位置であるか否かを確認し,極間状況が適正であれば,そこで放電が開始する。次いで,第1スイッチS1をOFFして第2スイッチS2をONし,パルスを発生させると,ワイヤ電極5に,例えば,110A程度の電流が3μsec程度流れて,ワイヤ電極5と工作物6との極間に高電圧負荷HVから加工時の約1/4の70V程度が印加され,アーク放電となってワイヤ電極5が溶融されて,加工部材26が工作物6にワイヤ電極溶融物で溶着される。
図5では,第1スイッチS1,第2スイッチS2,第3スイッチS3,電圧波形(V),及び電流波形(A)について,具体的に数値を記載しているが,これらの数値は理解し易くするための例示であり,また,電圧波形(V)及び電流波形(A)についても,例示の波形であることは勿論である。即ち,第1スイッチS1をONする時間は,ワイヤ電極5と工作物6との極間状態(例えば,加工電源,ワイヤ電極5の材質,線径等の条件,及び工作物6の材質,厚さ等の条件で変化するパラメータ)で決まるものであり,加工条件等で決まらずに不定であって,数μsec,数十μsec程度であるが,下記の加工サイクル及び溶着サイクルでの説明では例示として,2μsecを記載している。また,第2スイッチS2をONする時間は,加工条件(パラメータ入力)で決めるON時間であるが,下記の加工サイクル及び溶着サイクルでの説明では,例示として,0.8μsecを記載している。更に,図5の(B)における電流波形の電流の流れる時間及び電圧波形の印加時間は,加工条件等で決められずに不定であるが,下記の加工サイクル及び溶着サイクルでの説明では,例示として,3μsecを記載している。
このワイヤ放電加工時における加工部材溶着方法における加工サイクルの一例を,図4及び図5の(A)を参照して説明すると,次のとおりである。
第1工程:第1スイッチS1をONして低電圧負荷LVを,ある時間,例えば,2μsec程度が経過すると,ワイヤ電極5と工作物6との極間に放電が開始する。
第2工程:第2スイッチS2をONして,電圧降下をトリッガーとして高電圧負荷HVが印加されて電流が上昇し,ワイヤ電極5による工作物6の放電加工が行われる。
第3工程:ワイヤ電極5と工作物6との極間の放電時間は,工作物6の加工条件で決められているが,例えば,0.8μsec程度が放電される。
第4工程:一旦,第1スイッチS1,第2スイッチS2,及び第3スイッチS3をOFFして,ワイヤ電極5と工作物6との極間に掛かる電圧を無負荷として,休止時間をとる。ワイヤ電極5による工作物6の加工形状21の加工時は,上記のサイクルを125k〜2000kHzの周期で繰り返すことによって達成される。
また,この加工部材溶着方法における溶着サイクルの一例を,図4及び図5の(B)を参照して説明すると,次のとおりである。
第1工程:第1スイッチS1をONして低電圧負荷LVを所定時間,例えば2μsec程度が経過すると,ワイヤ電極5と工作物6との極間に放電が開始する。
第2工程:第2スイッチS2をONして,電圧降下をトリッガーとして高電圧負荷HVが印加された電流が上昇し,ワイヤ電極5による工作物6の放電加工を行う。
第3工程:加工サイクルである通常サイクルから溶着サイクルに切り換える時に,第2スイッチS2のONを一定時間経過後にOFFにするが,第3スイッチS3がONしているため,工作物6とワイヤ電極5との間に循環電流が流れ,パルス幅の長い電流を生成でき,この時,ワイヤ電極5が溶融して工作物6と加工部材26とに溶着し,結果として工作物6に加工部材26が溶着する。
第4工程:循環電流が流れきったところで,第3スイッチS3がOFFして休止時間を取ることになる。
第1工程:第1スイッチS1をONして低電圧負荷LVを所定時間,例えば2μsec程度が経過すると,ワイヤ電極5と工作物6との極間に放電が開始する。
第2工程:第1スイッチS1をOFFし,第4スイッチS4と第5スイッチS5とをONして,電圧降下をトリッガーとして高電圧負荷HVが印加されて電流が上昇し,ワイヤ電極5による工作物6の放電加工が行われる。
第3工程:第4スイッチS4と第5スイッチS5とをON状態に持続し,ワイヤ電極5と工作物6との極間の放電時間は,工作物6の加工条件で決められているが,例えば,0.8μsec程度が放電される。
第4工程:第5スイッチS5をON状態に持続し,第4スイッチS4をOFFにした後,サブμsecだけ第5スイッチ5をONして高電圧負荷HVの付勢状態を解放し,電流波形を台形に近づける。
第5工程:一旦,第1スイッチS1,第4スイッチS4,及び第5スイッチS5をOFFして,ワイヤ電極5と工作物6との極間に掛かる電圧を無負荷として,休止時間をとる。ワイヤ電極5による工作物6の加工形状21の加工時は,上記のサイクルを125k〜2000kHzの周期で繰り返すことによって達成される。
このワイヤ放電加工時における加工部材溶着方法を達成する具体的な電気回路は,ワイヤ電極5と工作物6との極間に対して,極間状況確認用の抵抗付き低電圧負荷と第1スイッチS1とが直列に結線された第1回路,放電加工用の高電圧負荷と第4スイッチS4と第5スイッチS5とが直列に結線された第2回路,第2ダイオードD2と第5スイッチS5とが直列に結線された第3回路,及び第3ダイオードD3と第4スイッチS4とが直列に結線された第4回路を,それぞれ並列に結線したものである。この電気回路において,第4スイッチS4及び第5スイッチS5をONすれは,ワイヤ電極5と工作物6との間の極間に対して高電圧負荷HVを付勢することができる。
また,加工サイクルから溶着サイクルへの電気加工条件の変更は,第1スイッチS1,第4スイッチS4,及び第5スイッチS5のON・OFF制御によって実行されるものである。第5スイッチS5がONの時,第4スイッチS4をOFFした後には,ワイヤ電極5と工作物6との間の極間に対して第2ダイオードD2と第5スイッチS5とを通る第1循環電流が流れる。また,第4スイッチS4がONの時,第5スイッチS5をOFFした後には,ワイヤ電極5と工作物6との間の極間に対して第3ダイオードD3と第4スイッチS4とを通る第2循環電流が流れる。即ち,この電気回路では,第1スイッチS1,第4スイッチS4,及び第5スイッチS5のON・OFF制御によって,第1循環電流と第2循環電流とが交互に流れることになる。この発明によるワイヤ放電加工における工作物切り残し加工方法は,ダイオードD2及びダイオードD3を組み込んだ具体的な電気回路を用いて行えば,2つの循環電流を発生させるので,放電加工の電流波形が台形状に近くなり,交互に循環電流を発生させることによってスイッチングによる発熱の問題を緩和することができる。このワイヤ放電加工における工作物切り残し加工方法は,循環電流を利用して工作物6と加工部材26とを溶着させるため,工作物6の放電加工に比較して,電流波形をゆっくり下げることができる。なお,第4スイッチS4と第5スイッチS5とは,ON,OFFタイミングは,逆でもよいことは勿論である。
6 工作物
20 溶着部
21 加工形状
22 加工スリット
26 加工部材
27 加工軌跡
A 加工部材の上面面積
G 加工部材の比重
L 溶着部の溶着長さ
M 加工部材の質量
T 加工部材の板厚
Claims (9)
- ワイヤ電極と該ワイヤ電極に対向する平板形状の工作物との間に極間電圧を印加して発生する放電エネルギーで前記工作物を放電加工して平板形状の加工部材を作製すると共に前記加工部材の加工軌跡に前記加工部材を前記工作物に溶着した溶着部で前記加工部材を前記工作物に保持させる加工情報を取り込んだコントローラによって駆動制御されるワイヤ放電加工機のための加工用プログラム編集方法において,
前記加工部材についての前記加工情報の少なくとも加工形状,前記工作物の板厚,放電加工される前記加工部材の個数及び前記工作物の比重,並びに前記加工部材の前記工作物への溶着箇所についての初期条件を前記コントローラに取り込み,前記工作物への前記加工部材の溶着加工を除く前記加工用プログラムを解析することによって,前記工作物を荒加工する前記加工部材の加工周長及び前記加工部材の形状の上面面積を演算し,前記加工部材の前記加工周長,前記上面面積,前記板厚及び前記工作物の比重から前記加工部材の質量を演算し,前記加工部材の前記質量と前記加工部材の前記工作物への保持可能な前記溶着部の所定の溶着長さとの関係について前記コントローラのメモリーに保存された測定値のマップから,前記加工部材の前記質量に対応する前記加工部材の前記工作物への保持可能な前記溶着部の所定の溶着長さを演算することを特徴とするワイヤ放電加工機用の加工用プログラム編集方法。 - 前記加工部材の前記工作物への前記溶着部は,少なくとも前記加工部材の加工最終箇所に溶着箇所が決定されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤ放電加工機用の加工用プログラム編集方法。
- 前記初期条件で入力された溶着箇所の前記個数と前記溶着箇所1箇所の最短長さと,前記加工部材の演算された前記加工周長から,均等割りした前記溶着箇所を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載のワイヤ放電加工機用の加工用プログラム編集方法。
- 前記溶着部の溶着箇所及び前記溶着長さの情報に応答して,前記ワイヤ放電加工機によって前記工作物を前記ワイヤ電極で放電加工する際に,前記加工部材の前記所定の箇所で前記ワイヤ電極と前記工作物との間に印加する電気加工条件を加工サイクルから溶着サイクルに変更して前記ワイヤ電極の一部を溶融させて前記加工部材を前記工作物に予め決められた所定の溶着長さの前記溶着部で溶着させて前記加工部材を前記工作物に保持させる前記コントローラへの制御指令を組み込むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項にワイヤ放電加工機用の加工用プログラム編集方法。
- 前記ワイヤ電極による前記工作物の放電加工時には,前記工作物と前記ワイヤ電極との極間に加工液を予め決められた所定の噴流圧で噴流し,前記ワイヤ電極の前記工作物から放電加工された前記加工部材の前記加工軌跡に沿って前記ワイヤ電極を戻す時には,前記加工液の前記噴流圧を低下させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機用の加工用プログラム編集方法。
- 前記加工部材の前記工作物への前記溶着工程の終了後に,前記加工部材を前記工作物に前記溶着部で溶着されているか否かを検出する確認工程が前記加工用プログラムに組み込まれていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機用の加工用プログラム編集方法
- 前記工作物に対する前記荒加工の終了時点で,前記工作物に対する前記加工部材の傾きを前記ワイヤ電極の前記加工部材との接触感知で確認し,溶着によって保持されているか否かを検出する確認工程が前記加工用プログラムに組み込まれていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機用の加工用プログラム編集方法。
- 前記加工部材の前記工作物への前記溶着部を,前記工作物の板厚方向の上部,中間部及び/又は下部に溶着形成させる加工部材溶着部位情報が前記加工用プログラムに組み込まれていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機用の加工用プログラム編集方法
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機用の加工用プログラム編集方法を実施するため,ワイヤ放電加工機用の加工用プログラムをワイヤ放電加工機のコントローラに読み込む加工用プログラム読み込み手段と,前記加工用プログラムを表示する表示手段と,加工用プログラム編集後の溶着工程を組み込んだ加工用プログラムを表示させる表示手段と,前記溶着工程を組み込んだ前記加工用プログラムを出力する出力手段とを備えていることを特徴とするワイヤ放電加工機用の加工用プログラム編集システム。
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