JP2014023545A - かみそり器 - Google Patents

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亮彦 斎藤
Shigeyoshi Nakamura
成良 中村
Shunsuke Komori
俊介 小森
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Abstract

【課題】 かみそり器の使用時に肌の凹凸に回転体を追従して肌の保護効果を高める。
【解決手段】 電気かみそり1は、体毛を剃る刃部4と、刃部4が肌に押し当てられた状態で肌表面に接触し、刃部4が肌に沿って移動されることに応じて移動方向に回転可能な複数の回転体10と、複数の回転体10の孔部に挿通され、複数の回転体10を回転可能にする軸部とを有し、複数の回転体10が、刃部4の高さに応じた高低差を設けて配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、かみそり器に関する。
外刃近傍に摩擦体を備えたものとしては、下記の特許文献1が知られている。特許文献1に記載された電気かみそりは、外刃を挟んで対向する一対の摩擦体と、外刃を肌に押圧した際、外刃から所定の間隔の位置の肌に衝合するように摩擦体を保持する支持体を有するものである。この電気かみそりは、その使用時に肌を両側に引き伸ばすことにより、深ぞりができるようにしている。
実開平6-21582号公報
しかしながら、上述した電気かみそりは、摩擦体(回転体)が軸方向に一体の形状であるため、複雑な肌の凹凸に十分に追従できない。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、かみそり器の使用時に肌の凹凸に回転体を追従させて肌の保護効果を高めることを目的とする。
本発明の第1の態様に係るかみそり器は、体毛を剃る刃部と、前記刃部が肌に押し当てられた状態で肌表面に接触し、所定方向に回転可能な複数の回転体と、前記複数の回転体の孔部に挿通され、前記複数の回転体を回転可能にする軸部とを有し、前記複数の回転体が、前記刃部の高さに応じた高低差を設けて配置されていることを特徴とする。
本発明の第2の態様に係るかみそり器は、上記第1の態様のかみそり器であって、前記複数の回転体の最高点が、前記軸部の軸方向における略中央部であり、前記軸部の軸方向における端部に向かうほど、前記複数の回転体の高さを低くしたことを特徴とする。
本発明の第3の態様に係るかみそり器は、上記第1又は第2の態様のかみそり器であって、前記刃部が下死点に達した時における前記刃部の最高点の高さが、当該刃部の最高点近傍の回転体の高さ以下であることを特徴とする。
本発明の第4の態様に係るかみそり器は、上記第1乃至第3の何れかの態様のかみそり器であって、前記複数の回転体のうちの前記軸部の軸方向における端部の回転体の高さが、前記刃部が下死点に達した時における前記刃部の最低の高さ以上であることを特徴とする。
本発明によれば、複数の回転体を刃部の高さに応じた高低差を設けて配置したので、かみそり器の使用時に肌の凹凸に回転体を追従させることができ、肌の保護効果を高めることができる。
本発明の実施形態として示すかみそり器の全体斜視図である。 図1に示すかみそり器のヘッド部の斜視図である。 図2に示すヘッド部における刃ヘッドハウジングの正面図である。 刃ヘッドハウジングの他の構成例を示す斜視図である。 支持部を設けた刃ヘッドハウジングの構成例を示す正面図である。 (a)は通常時におけるローラと外刃部との関係を示す側面図であり、(b)は使用時におけるローラと外刃部との関係を示す側面図である。 ローラの端部を曲面とした実施形態を示す図であり、(a)は通常時におけるローラと外刃部との関係を示す側面図であり、(b)は使用時におけるローラと外刃部との関係を示す側面図である。 軸部の端部を曲面とした実施形態を示す図であり、(a)は通常時におけるローラと外刃部との関係を示す側面図であり、(b)は使用時におけるローラと外刃部との関係を示す側面図である。 中央のローラの高さを最高とし、端部のローラの高さを低くしたときにおけるローラと外刃部との関係を示す側面図である。 (a)は通常時におけるローラと外刃部との関係を示す側面図であり、(b)は外刃部の下死点とローラの高さを同等としたことを示す側面図である。 (a)は通常時におけるローラと外刃部との関係を示す側面図であり、(b)は外刃部の端部の下死点よりもローラの高さを高くしたことを示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明を電気かみそりに適用した場合を示すが、本発明のかみそり器はこれに限定されず、例えば電動式ではないかみそり器やその他の除毛器を含むものとする。
本実施形態として示す電気かみそり1は、例えば図1に示すように構成される。電気かみそり1は、使用者が把持するグリップ部2と、このグリップ部2の先端部に連結されるヘッド部3とを有する。
グリップ部2には、電気かみそり1を動作させる(電源をオン・オフさせる)押圧式のスイッチ21が設けられている。このスイッチ21は、本実施形態では押圧式を例示したが、スライド式やその他のオン・オフできるスイッチであればよい。
ヘッド部3は、図1及び図2に示すように、ヘッド部本体31と刃ヘッドハウジング32とを含む。ヘッド部本体31は、グリップ部2に取り付けられ、グリップ部2に支持されている。刃ヘッドハウジング32は、ヘッド部本体31に着脱自在に構成される。
刃ヘッドハウジング32は、電気かみそり1の主たる移動方向としてのX方向の両端に、回転体としての複数のローラ10が設けられている。なお、複数のローラ10は、外刃部4の両端に設けられているが、一方端に設けられていてもよい。一方端のみに複数のローラ10を設ける場合、外刃部4のスイッチ21側に設けることが望ましい。
刃ヘッドハウジング32は、その上部の開口に、外刃部4が収まる形状となっている。刃ヘッドハウジング32は、ヘッド部本体31に装着された状態で、図1乃至図3に示すように、外刃部4に隣接するよう複数のローラ10を配置する。これにより、複数のローラ10は、外刃部4が肌に押し当てられた状態で肌表面に接触する。複数のローラ10は、外刃部4が肌に沿ってX方向に移動されることに応じて、所定の移動方向(X方向)に回転可能となっている。
また、刃ヘッドハウジング32における複数のローラ10は、図3に示すように、外刃部4の高さに応じた高低差を設けて配置されている。各ローラ10は、軸部11が創通可能な孔部10h(図6参照)が設けられている。これにより、軸部11は、複数のローラ10に挿通され、複数のローラ10を回転可能に支持する。
なお、刃ヘッドハウジング32のローラ10、軸部11と外刃部4との関係については、後に詳述する。
外刃部4は、使用者の肌表面から延びる体毛を剃るに際して肌に押し当てられる。外刃41は、刃ヘッドハウジング32がヘッド部本体31に装着された状態で、刃ヘッドハウジング32の開口から露出する。外刃41は、そのX方向の両端に、複数のローラ10が配設される。
外刃部4には、体毛を剃る内刃及び当該内刃を動作させる駆動部(図示せぬ)が内蔵されている。外刃部4は、図2に示すように、ヘッド部3の上方に露出して肌表面に接触する複数の外刃41を含む。
外刃41は、その長手方向Y(本実施形態では左右方向)と直交する短手方向X(本実施形態では前後方向)に複数(5枚)並設されている。具体的には、外刃41として短手方向Xの手前側から奥側に向かって、第1のネット刃41A、第2のネット刃41B、スリット刃42、第3のネット刃41C及び第4のネット刃41Dが順に並設されている。
これらの第1〜第4のネット刃41A〜41Dは、電気かみそり1を長手方向Y(側面方向)から見た時に、上方が凸となるように短手方向Xに沿って逆U字状に湾曲形成されている。換言すれば、外刃41は、その上部形状が円弧状になっている。すなわち、外刃41の長手方向Yにおける略中央部が高く、外刃41の長手方向Yおける端部は略中央部よりも低い形状となっている。
この外刃41の形状に合わせて、図3に示すように、複数の回転体としてのローラ10が、外刃部4の高さに応じた高低差を設けて配置されている。
また、これら第1〜第4のネット刃41A〜41Dは、電気かみそり1の短手方向X(正面方向)から見た時にも、中央部が若干上方に凸となるように長手方向Yに沿って湾曲形成されている。また、これら第1〜第4のネット刃41A〜41Dには、体毛を取り込むための多数の刃穴(図示省略)が形成されている。
スリット刃42は、先端が略平坦面となるように略逆U字状に折曲形成されている。このスリット刃42は、平坦な上壁から側壁に亘って体毛を取り込むための多数のスリット(図示省略)が形成されている。
このような電気かみそり1では、外刃部4に内蔵された駆動部によって内刃を外刃41に対して長手方向Yに往復運動させる。これにより、外刃41と内刃との共働動作によって、外刃41の刃穴やスリットに入り込んだ体毛を切断する。つまり、この切断によって体毛が剃られることになる。
なお、本実施形態では、外刃部4の外刃41が第1〜第4のネット刃41A〜41Dおよびスリット刃42の5枚刃で構成された場合を例示したが、外刃41の枚数は5枚に限ることなく、少なくとも1枚以上の外刃41を備えていればよい。
上述したように、刃ヘッドハウジング32には、図3に示したように、複数のローラ10が設けられている。複数のローラ10は、外刃部4の短手方向X(前後方向)の両外方近傍に設けられている。つまり、第1のネット刃41AのX方向外側と第4のネット刃41DのX方向外側にそれぞれローラ(回転体)10が設けられている。
ローラ10は、外刃部4が肌に押し当てられた状態で肌表面に接触する。ローラ10は、外刃部4が肌に沿って移動されることに応じて移動方向に回転可能となっている。これにより、ローラ10は、肌表面と外刃部4との摩擦を低減する。ローラ10は、容易に変形しない材料、例えば、硬質プラスチックやセラミックス等で形成されることが好ましい。
本実施形態では、外刃部4の短手方向Xの外側にそれぞれ設けられたローラ10は、外刃部4を挟んで略対称に配置されている。そして、外刃部4を挟んで対となったローラ10は、図2及び図3に示すように、それぞれ長手方向Yに直列に複数設けられている。
複数個のローラ10は、図3に示すように、各ローラ10の中心部を相対回転自在に貫通した軸部11によって軸支持されている。つまり、各ローラ10には中心孔(孔部)10h(図6を参照)が形成されている。孔部10hには、軸部11が僅かな隙間をもって挿通される。これにより、各ローラ10が軸部11を中心として回転自在となっている。
刃ヘッドハウジング32のX方向両側で対向する両辺32a、32bには、ローラ10を配置するのに十分な深さをもって凹設部32cが設けられている。ローラ10は、凹設部32cに浮いた状態で配置される。軸部11の両端部は、凹設部32cを跨いで刃ヘッドハウジング32に固定されている。
ローラ10は、外刃部4で体毛を剃る際に肌表面に接触しつつ回転する。これにより、外刃部4を肌表面に沿って移動させる際に外刃41と肌表面との摩擦力を低減させる機能を有している。したがって、ローラ10は、外刃41よりも肌表面側(Z方向)に所定量突出して配置されている。図3に示すように、軸部11は、外刃41のY方向に延在する先端形状に沿って緩やかに湾曲しており、その軸部11に軸支持された複数個のローラ10は、略中央部がZ方向に突出している。
ローラ10は、図4に示すように構成されていても良い。ローラ10は、図3よりも個数が少なく、長手方向Yに長い形状となっている。このような構成であっても、ローラ10は、外刃部4を肌表面に沿って移動させる際に外刃41と肌表面との摩擦力を低減させることができる。
更に、刃ヘッドハウジング32は、図5に示すように、軸部11を支持する支持部20を設けてもよい。この支持部20は、刃ヘッドハウジング32のX方向両側で対向する両辺32a、32bと、軸部11とによって挟まれるように配置される。これにより、支持部20は、ローラ10が肌に押し当てられたときに軸部11が撓むことを抑制できる。
つぎに、上述したように構成された電気かみそり1におけるローラ10の種々の構成例について説明する。
電気かみそり1は、図6(a)に示すように、複数のローラ10a,10b,10cを、外刃部4の高さに応じた高低差を設けて配置している。図6の電気かみそり1は、各ローラ10a,10b,10cを、各軸部11によって支持している。また、軸部11の下端部には、各ローラ10a,10b,10cの高さが変動できるよう弾性部品(図示せず)が設けられている。したがって、ローラ10a,10b,10cが肌に押しつけられたことに応じて、押付力を軸部11に伝達し、軸部11に接続された弾性部品によって吸収できる。これにより、ローラ10a,10b,10cは、押付力に合わせて上下する。すなわち、ローラ10a,10b,10cは、肌の凹凸に合わせて上下動作(フロート動作)する。
この電気かみそり1は、ローラ10を配置することによって肌を保護する効果を得ることができる。これは、ローラ10によって外刃部4が肌に与える摩擦を低減するためである。これにより、肌に対して外刃部4の滑りが良好となり、使用途中での突発的に外刃部4の押付力が上昇することが低減される。また、外刃部4の押付力が上昇したとしても、ローラ10によって押付力を分散できる。これにより、外刃部4と肌の接触部分の圧力上昇が抑制される。一方、電気かみそり1が対象とする人の顔形状は、基本的に平面ではなく連続的な凹凸形状をしている。そのため、肌に外刃部4を密着しても、外刃部4から肌に与える圧力を分散させるためには、外刃部4の形状も凹凸形状であることが望ましい。
したがって、複数のローラ10は、上記した摩擦低減による押付力上昇を抑制する、押付力が上昇しても押付力を分散する、という効果を十分発揮するために、外刃部4の形状に沿った凹凸形状としている。
このために、電気かみそり1は、ローラ10a,10b,10cを長手方向Yに複数配置している。また、電気かみそり1は、各ローラ10a,10b,10cの高さha,hb,hcを、外刃部4の高さに合わせている。更に、電気かみそり1は、隣接するローラ10a,10b,10c同士の表面高さha,hb,hcを、軸部11よりも高くする。
このような、電気かみそり1は、使用されていない時又は外刃部4への押付力が弱いときには、図6(a)に示すように、外刃部4の形状に合わせて、ローラ10a,10b,10cが配置されている。すなわち、外刃部4の円弧形状に合わせて、ローラ10a,10b,10cに高低差を設けて配置している。
電気かみそり1は、その使用時において、外刃部4及びローラ10a,10b,10cが肌に押し当てられたときに、肌の凹凸に合わせてローラ10a,10b,10cが上下に移動する。例えば、図6(b)に示すように外刃部4が凹状に変形したときには、ローラ10a,10b,10cは、当該外刃部4の変形に合わせて上下動作する。すなわち、肌の凹凸に合わせて、ローラ10a,10b,10cが上下動作する。図6(b)の例では、外刃部4の略中央部が最も低くなったことに対し、ローラ10bの高さhbが、ローラ10a,10cの高さha、hcよりも低くなる。
このように、電気かみそり1は、その使用時において、複数のローラ10a,10b,10cが肌の凹凸形状に追従して動作する。これにより、電気かみそり1は、肌の凹凸形状に合わせて外刃部4を密着しても、ローラ10a,10b,10cによって、外刃部4の肌への押付力を分散できる。したがって、電気かみそり1は、ローラ10a,10b,10cによって肌を保護する効果を発揮できる。
他の電気かみそり1としては、例えば図7に示すように、ローラ10a,10b,10cの端部10’を曲面形状とすることが望ましい。この電気かみそり1は、図7(a)に示すように、外刃部4が肌に押し当てられていない通常時においては、ローラ10a,10b,10cの上端が外刃部4の高さと同等以下となっている。
電気かみそり1は、その使用時において外刃部4が肌へ押しつけられて上下移動(フロート)する際には、図7(b)に示すように、ローラ10a,10b,10cの上端が外刃部4よりも高くなって露出することがある。このとき、ローラ10a,10b,10cの端部10’が角部になっていると、当該角部が肌に当接して使用者に不快感を与える可能性がある。
そこで、電気かみそり1は、ローラ10a,10b,10cの端部10’を曲面形状(R形状)にしている。これにより、図7(b)のように、ローラ10a,10b,10cの端部10’が外刃部4よりも高くなるときがあっても、ローラ10a,10b,10cが肌に当接することによる刺激を低減できる。したがって、この電気かみそり1によれば、ローラ10a,10b,10cを設けることによる肌の保護効果の低減を抑制できる。
更に他の電気かみそり1としては、例えば図8に示すように、軸部11の端部11’の形状を、曲線形状とすることが望ましい。この電気かみそり1は、図8(a)に示すように、外刃部4が肌に押し当てられていない通常時においては、軸部11が外刃部4の高さとより低くなっている。
電気かみそり1は、その使用時において外刃部4が肌へ押しつけられ、上下移動量がローラ10a,10b,10cの半径よりも大きい場合には、図8(b)に示すように、軸部11が外刃部4よりも高くなって露出することがある。このとき、軸部11の端部11’が角部になっていると、当該角部が肌に当接して使用者に不快感を与える可能性がある。
そこで、電気かみそり1は、軸部11の端部11’を曲面形状(R形状)にしている。これにより、図8(b)のように、軸部11の端部11’が外刃部4よりも高くなるときがあっても、軸部11が肌に当接することによる刺激を低減できる。したがって、この電気かみそり1によれば、ローラ10a,10b,10cを設けることによる肌の保護効果の低減を抑制できる。
電気かみそり1は、図9に示すように、複数のローラ10a,10b,10cの最高点の高さhbが、軸部11の軸方向における略中央部(10b)とすることが望ましい。また、この電気かみそり1は、軸部11の軸方向における端部に向かうほど、複数のローラ10a,10cの高さha,hcを低くすることが望ましい。
この電気かみそり1において、使用者は、グリップ部2を把持して、主として図1における短手方向Xに外刃部4を往復動作(主動作)する。その一方で、実際には、主となる短手方向Xのみならず長手方向Yにも外刃部4が往復動作(副動作)される。このような主動作及び副動作をする際、グリップ部2を介して使用者の手首を回転中心とした回転運動をするため、肌に接する外刃部4の面形状は上方に凸であることが望ましい。
したがって、ローラ10a,10b,10cは、外刃部4の面形状に合わせて、略中央のローラ10bの上部が最高点となるようにする。一方で、ローラ10a,10b,10cのうち、長手方向Yの端部のローラ10a,10cとなるほど上部の位置を低くする。
これにより、手首を捻って軸方向(長手方向Y)に電気かみそり1を動作させる際、肌に連続的に外刃部4が密着しやすくなる。したがって、この電気かみそり1によれば、肌への外刃部4の押付力の変動が小さくなり、肌への保護効果を発揮することができる。
更に上述した電気かみそり1は、図10に示すように、外刃部4が下死点に達した時における外刃部4の最高点の高さを、当該外刃部4の最高点近傍のローラ10の高さ以下とすることが望ましい。
この電気かみそり1は、図8(a)に示すように、外刃部4が肌に押し当てられていない通常時においては、全てのローラ10a,10b,10cが外刃部4の上面よりも低くなっている。
電気かみそり1は、その使用時において外刃部4が肌へ押しつけられ所定の上下移動量(外刃フロート量)となると、それ以上に外刃部4の上面が沈まない下死点に達する。外刃部4が押し当てられていないときの外刃部4の上面から下死点に至るまでの上下移動量(外刃フロート量)は、予め規定されている。
この外刃部4をフロートさせる機構(フロート機構)は、突発的に外刃部4の押付力が上昇することを抑制するため、押付力に応じて外刃部4をフロートさせる。このフロート機構は、使用初期などの外刃部4に対する押付力が軽微である時には機能するが、深剃りしようとして外刃部4を強く押し当てて使う場合には、上下移動量が下死点に達する。この下死点に達した状態では、外刃部4が肌に押しつけられる押付力が急上昇して肌を傷める可能性がある。
そこで、この電気かみそり1は、外刃部4が下死点まで押しつけられたとき、図10(b)に示すように、複数のローラ10のうち最も高い位置のローラ10bの上部と、外刃部4の上面の高さが同じとなるようにする。又は、電気かみそり1は、外刃部4の上面の高さを、複数のローラ10のうち最も高い位置のローラ10bの上部よりも低くする。
この略中央のローラ10bの高さ位置hbは、外刃部4の押付圧力の急上昇を抑制して、外刃部4が下死点に至るまでの剃り性を阻害しない位置である。また、複数のローラ10a,10b,10cのうち、最も高い高さhbを有して肌に最も当たりやすい略中央部のローラ10bの高さを規定することが望ましい。
このような電気かみそり1によれば、外刃部4を最も強く肌に押し付けた状態であっても、剃り性を阻害せずに肌の保護効果を発揮できる。
更に上述した電気かみそり1は、複数のローラ10のうちの軸部11の軸方向における端部のローラ10の高さが、外刃部4が下死点に達した時における外刃部4の最低の高さ以上とすることが望ましい。
この電気かみそり1は、図11(a)に示すように、外刃部4が肌に押し当てられていない通常時においては、全てのローラ10a,10b,10cが外刃部4の上面よりも低くなっている。
この電気かみそり1は、図11に示すように、外刃部4が、図中の矢印で示すように、長手方向Yに傾くようにフロートとする機構(図示せず)を有している。外刃部4が長手方向Yに傾くように左右にフロートする動作は、電気かみそり1に対して副動作である外刃部4の長手方向Yに電気かみそり1を操作したときに発生する。このとき、使用者の肌には、外刃部4の端部が当接することになる。また、使用者が深剃りしようとして外刃部4を強く押し当てて使う場合には、外刃部4のフロートが下死点に達して、外刃部4の押付圧力が急上昇して肌を傷める可能性がある。
そこで、この電気かみそり1は、図11(b)に示すように、複数のローラ10のうち長手方向Y(軸方向)における端部のローラ10a,10cの高さha’,hc’を、外刃部4が下死点に達した時における外刃部4の最低の高さとすることが望ましい。又は、複数のローラ10のうち長手方向Y(軸方向)における端部のローラ10a,10cの高さha’,hc’を、外刃部4が下死点に達した時における外刃部4の最低の高さより高くすることが望ましい。この端部のローラ10a,10cの高さ位置ha,hcは、外刃部4の押付圧力の急上昇を抑制して、外刃部4が下死点に至るまでの剃り性を阻害しない位置である。また、複数のローラ10a,10b,10cのうち、長手方向Yに操作されたときに、最も肌に当たりやすい端部のローラ10a,10cの高さを規定することが望ましい。
このような電気かみそり1によれば、外刃部4を横方向に滑らせて外刃部4を最も強く肌に押し付けた状態であっても、剃り性を阻害せずに肌の保護効果を発揮できる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
1 電気かみそり
4 外刃部
10 ローラ
10a,10b,10c ローラ
10h 孔部
11 軸部
31 ヘッド部本体
32 刃ヘッドハウジング
32c 凹設部
41 外刃
41A 第1のネット刃
41B 第2のネット刃
41C 第3のネット刃
41D 第4のネット刃
42 スリット刃

Claims (4)

  1. 体毛を剃る刃部と、
    前記刃部が肌に押し当てられた状態で肌表面に接触し、所定方向に回転可能な複数の回転体と、
    前記複数の回転体の孔部に挿通され、前記複数の回転体を回転可能にする軸部とを有し、
    前記複数の回転体が、前記刃部の高さに応じた高低差を設けて配置されていること
    を特徴とするかみそり器。
  2. 前記複数の回転体の最高点が、前記軸部の軸方向における略中央部であり、
    前記軸部の軸方向における端部に向かうほど、前記回転体の高さを低くしたこと
    を特徴とする請求項1に記載のかみそり器。
  3. 前記刃部が下死点に達した時における前記刃部の最高点の高さが、当該刃部の最高点近傍の回転体の高さ以下であること特徴とする請求項1又は請求項2に記載のかみそり器。
  4. 前記複数の回転体のうちの前記軸部の軸方向における端部の回転体の高さが、前記刃部が下死点に達した時における前記刃部の最低の高さ以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のかみそり器。
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