JP2014022778A - 通信システム、外部記憶装置、データ処理方法及びデータ処理プログラム - Google Patents

通信システム、外部記憶装置、データ処理方法及びデータ処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】外部記憶装置の省電力化を図る。
【解決手段】無線通信装置と相互に無線通信が可能な外部記憶装置に、第1及び第2の無線通信インタフェースによるデータ送受信を監視する通信監視部と、第1の無線通信インタフェースが一定時間データを受信しないことを通信監視部が検出したときに、外部記憶装置の記憶部の動作を休止させる記憶部制御部とを設けた。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えばスマートフォンのような無線通信装置と、この無線通信装置との間で無線通信が可能な外部記憶装置とを備える通信システムに適用される。
移動体通信機能を有し、移動体通信を介してインターネット接続可能なスマートフォンと呼ばれる無線通信装置が近年急激に普及している。この無線通信装置には、高速通信を目的として、無線LAN(Local Area Network)通信機能を備えているものが増えている。このような無線通信装置により、動画・音楽データを視聴するニーズはあるものの、従来の無線通信装置が備える記憶媒体の容量は、動画・音楽データを大量に格納するには不十分である。従って、無線通信装置と無線通信可能なハードディスク装置等の外部記憶装置が近年提案されている(非特許文献1参照)。
また、移動体通信機能を有しないPC(Personal Computer)やゲーム機を移動体通信網や公衆無線LANに接続するための、いわゆるモバイルルータにおいて、内部に記憶媒体を備え、移動体通信網から動画・音楽データをこの記憶媒体にダウンロードし、後にPC等がモバイルルータ内の記憶媒体にアクセスしてこの動画・音楽データを視聴できる構成が提案されている(非特許文献2参照)。
「WNHD-Uシリーズ|ポータブルハードディスク|IODATA アイ・オー・データ機器」、[平成24年6月28日検索]、インターネット〈URL:http://www.iodata.jp/product/hdd/portable/wnhd-u/〉 「ドコモデータ通信機能内蔵ポータブルWi-Fiルーター:DWR-PG:DWR-PG|BUFFALO バッファロー」、[平成24年6月28日検索]、インターネット〈URL:http://buffalo.jp/product/wireless-lan/ap/mobile/dwr-pg/〉
上述した従来の外部記憶装置は、可搬性を有することがユーザの利便性を向上させるので、電池等の内部電源を備えることが通常である。加えて、小型軽量化を図ることがユーザの利便性をさらに向上させるので、従来の外部記憶装置が備える内部電源も小型化が要求される。しかしながら、内部電源の小型化は、外部記憶装置の駆動時間の短縮化につながるので、外部記憶装置の小型軽量化と駆動時間の確保のためには、外部記憶装置そのものの省電力化が課題となっていた。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、相互に無線通信可能な無線通信装置と外部記憶装置とを備えた通信システムにおいて、外部記憶装置の省電力化を図ることの可能な通信システム、外部記憶装置、データ処理方法及びデータ処理プログラムを提供することにある。
本発明は、相互に無線通信が可能な外部記憶装置と無線通信装置とを備える通信システムに適用される。そして、外部記憶装置に、記憶部と無線通信インタフェースと制御部とを設け、無線通信インタフェースに、無線通信装置との間の無線通信を行う第1の無線通信インタフェースと、外部ネットワークに接続可能な中継装置との間の無線通信を行う第2の無線通信インタフェースと、第1の無線通信インタフェースが受信したデータを解析し、データの送信先が外部記憶装置自身であればこのデータをこの外部記憶装置内で処理し、それ以外であれば第2の無線通信インタフェースを介してデータを中継装置に中継する中継部とを設け、制御部に、第1及び第2の無線通信インタフェースによるデータ送受信を監視する通信監視部を設け、第1の無線通信インタフェースが一定時間データを受信しないことを通信監視部が検出したときに、制御部が外部記憶装置全体の消費電力を抑制することにより、上述の目的を達成している。
制御部は、第1の無線通信インタフェースが一定時間データを受信しないことを通信監視部が検出したときに、外部記憶装置全体の消費電力を抑制する。これにより、ユーザの操作が行われない等の理由で無線通信装置から外部記憶装置にデータが送信されない場合、外部記憶装置の消費電力が抑制される。
ここで、制御部による外部記憶装置全体の消費電力抑制動作開始後に、無線通信装置から外部記憶装置が受け取るべきデータを第1の無線通信インタフェースが受信したことを通信監視部が検出すると、制御部による消費電力抑制動作を解除することが好ましい。
また、制御部は、第1の無線通信インタフェースが一定時間データを受信しないことを通信監視部が検出したときに、記憶部の消費電力を抑制する記憶部制御部を備えることが好ましい。
また、記憶部はHDD装置であることが好ましく、さらに、記憶部制御部は、第1の無線通信インタフェースが一定時間データを受信しないことを通信監視部が検出したときに、HDD装置の動作を一時停止させることが好ましい。
また、記憶部の動作休止後に、無線通信装置から外部記憶装置が受け取るべきデータを第1の無線通信インタフェースが受信したことを通信監視部が検出すると、記憶部制御部による記憶部の消費電力抑制動作を解除することが好ましい。さらに、記憶部の動作休止後に、無線通信装置から前記外部記憶装置が受け取るべきデータを第1の無線通信インタフェースが受信したことを通信監視部が検出すると、記憶部制御部が前記記憶部に対して起動指示を行うことが好ましい。
あるいは、制御部は、第1の無線通信インタフェースが一定時間データを受信しないことを通信監視部が検出したときに、この制御部自身の消費電力を抑制することが好ましい。さらに、制御部による制御部自身の消費電力抑制動作開始後に、無線通信装置から外部記憶装置が受け取るべきデータを第1の無線通信インタフェースが受信したことを通信監視部が検出すると、制御部の消費電力抑制動作を解除することが好ましい。
さらに、第2の無線通信インタフェースが受信したデータの送信先が外部記憶装置自身であるときは、中継部は当該データの処理を行わないことが好ましい。
あるいは、無線通信装置から受信した登録要求データに基づき、この登録要求データに含まれる登録識別データを保持し、中継装置及び第2の無線通信インタフェースを介して無線通信装置から接続要求データが送信されたことを通信監視部が検出すると、登録識別データ及び接続要求データを用いて認証を行う登録処理部を制御部に設け、登録処理部による認証が成立した場合は、制御部は、接続要求データを送信した無線通信装置からの接続要求データを送信した無線通信装置からのデータの送信先が外部記憶装置自身であればこのデータをこの外部記憶装置内で処理することが好ましい。
また、本発明は、記憶部と無線通信インタフェースと制御部とを備える外部記憶装置に適用される。そして、無線通信インタフェースに、無線通信装置との間の無線通信を行う第1の無線通信インタフェースと、外部ネットワークに接続可能な中継装置との間の無線通信を行う第2の無線通信インタフェースと、第1の無線通信インタフェースが受信したデータを解析し、データの送信先が外部記憶装置自身であればこのデータをこの外部記憶装置内で処理し、それ以外であれば第2の無線通信インタフェースを介してデータを中継装置に中継する中継部とを設け、制御部に、第1及び第2の無線通信インタフェースによるデータ送受信を監視する通信監視部を設け、第1の無線通信インタフェースが一定時間データを受信しないことを通信監視部が検出したときに、制御部が外部記憶装置全体の消費電力を抑制することにより、上述の目的を達成している。
さらに、本発明は、記憶部と無線通信インタフェースと制御部とを備える外部記憶装置におけるデータ処理方法に適用される。そして、無線通信装置から受信したデータを解析し、データの送信先が外部記憶装置自身であればこのデータをこの外部記憶装置内で処理し、それ以外であればデータを中継装置に中継する工程と、無線通信装置から一定時間データを受信しないことを検出したら、外部記憶装置全体の消費電力を抑制する工程とを設けることにより、上述の目的を達成している。
そして、本発明は、記憶部と無線通信インタフェースと制御部とを備えるコンピュータにより実行されるデータ処理プログラムに適用される。そして、このデータ処理プログラムが、コンピュータにより実行されると、無線通信装置から受信したデータを解析し、データの送信先が外部記憶装置自身であればこのデータをこの外部記憶装置内で処理し、それ以外であればデータを中継装置に中継する工程と、無線通信装置から一定時間データを受信しないことを検出したら、外部記憶装置全体の消費電力を抑制する工程とを実行することにより、上述の目的を達成している。
本発明によれば、記憶部制御部は、第1の無線通信インタフェースが一定時間データを受信しないことを通信監視部が検出したときに、外部記憶装置全体の消費電力を抑制しているので、ユーザの操作が行われない等の理由で無線通信装置から外部記憶装置にデータが送信されない場合、外部記憶装置の消費電力を抑制することができる。これにより、外部記憶装置の省電力化を図ることができる。
本発明の第1実施形態である通信システムの概略を示す図である。 第1実施形態である通信システムに用いられる無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態である通信システムに用いられる外部記憶装置の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態である通信システムに用いられるルータの概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態の外部記憶装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 第1実施形態の通信システムの動作の一例を説明するためのシーケンス図である。 第1実施形態の通信システムにおけるデータの流れの一例を模式的に示す図である。 第1実施形態の通信システムにおけるデータの流れの他の例を模式的に示す図である。 第1実施形態の通信システムにおけるデータの流れのさらに他の例を模式的に示す図である。 本発明の第2実施形態の通信システムの動作の一例を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第2実施形態の通信システムの動作の他の例を説明するためのシーケンス図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態である通信システムの概略を示す図である。この図において、1は本実施形態の通信システムであり、この通信システム1は、無線通信装置2と外部記憶装置3とルータ(中継装置)4とを備える。
無線通信装置2は、いわゆるスマートフォン等であり、移動体通信網5を介して音声通話が可能であり、さらに、この移動体通信網5を介してインターネット6に接続可能である。さらに、本実施形態の無線通信装置2は、無線LANを介して、外部記憶装置3、ルータ4を含む他の無線端末と無線通信可能である。外部記憶装置3は、本実施形態ではHDD(Hard Disc Drive)部を備えたものであり、無線LANを介してルータ4を含む他の無線端末と無線通信可能である。ルータ4はWAN(Wide Area Network)としてのインターネット6に接続され、無線通信装置2や外部記憶装置3とインターネット6との間の通信を中継する。インターネット6には、サーバ装置7が接続されている。このサーバ装置7は、Webサーバ機能及びデータベースサーバ機能を有する。
(無線通信装置の概略構成)
図2は、本実施形態の通信システム1に用いられる無線通信装置2の概略構成を示すブロック図である。図2において、無線通信装置2は、CPU(Central Processing Unit)20、ROM(Read Only Memory)21、RAM(Random Access Memory)22、液晶ドライバ230、液晶パネル231、無線LANモジュール240、アンテナ241、移動体通信モジュール250、音声インタフェース(I/F)251、マイクロフォン252、スピーカ253、アンテナ254、入力インタフェース(I/F)260及びタッチパネル261を備え、CPU20、ROM21、RAM22、液晶ドライバ230、無線LANモジュール240、移動体通信モジュール250、入力インタフェース260はそれぞれ共通のバスにより接続されている。
CPU20は、ROM21内に格納されたファームウェア等のプログラムがRAM22において展開された後で実行されることで、無線通信装置2全体の動作制御を行う。ROM21には、上述のファームウェア等のプログラムや、各種設定データが格納されている。RAM22は、無線通信装置2のワークメモリとして動作し、各種プログラム及びデータが一時的に格納される。
液晶パネル231は、その表示面が無線通信装置2の表面に露出して設けられている。液晶ドライバ230は、表示画面を構成するデータがCPU20からこの液晶ドライバ230に供給されると、液晶パネル231の表示面に所望の表示画面を表示するようにこの液晶パネル231を駆動する。
無線LANモジュール240は、例えばIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11規格に準拠して、アンテナ241を介して外部記憶装置3やルータ4との間で無線通信を行う。この無線モジュール240は、無線通信装置2を無線LANアクセスポイント(中継装置)を経由して通信を行うクライアント装置として動作させることが可能である。
移動体通信モジュール250は、例えばIMT(International Mobile Telecommunication)−2000規格に準拠して、アンテナ254を介して移動体通信網5との間で移動体無線通信を行う。すなわち、移動体通信モジュール28は、移動体通信網5の基地局から受信した電波をデコードして得られた音声信号を、音声インタフェース251を介してスピーカ253から発音させ、音声インタフェース251を介してマイクロフォン252が集音した音声をエンコードして、アンテナ254を介して電波として移動体通信網5の基地局に送信する。
タッチパネル261は、本実施形態では液晶パネル231の表示面の上面に重畳されて設けられ、この液晶パネル231の表示面と略同一の大きさを有する。ユーザによりタッチパネル261の表面がタッチされ、すなわち、タッチパネル261の表面上の特定位置がユーザにより触れられたら、タッチパネル261の表面上の特定位置が2次元の座標位置として検出され、この座標位置は入力インタフェース260を介して出力される。
(外部記憶装置の概略構成)
次に、図3は、本実施形態の通信システム1に用いられる外部記憶装置3の概略構成を示すブロック図である。図3において、外部記憶装置3は、CPU30、ROM31、RAM32、HDD部(記憶部)33、無線LANモジュール340、アンテナ341、無線WAN(Wide Area Network)モジュール350及びアンテナ351を備え、CPU30、ROM31、RAM32、HDD部33、無線LANモジュール340及び無線WANモジュール350はそれぞれ共通のバスにより接続されている。
CPU30は、ROM31内に格納されたファームウェア等のプログラムがRAM32において展開された後で実行されることで、外部記憶装置3全体の動作制御を行うとともに、図5に示す各機能部に示す機能を実行する。図5に示す各機能部については後述する。ROM31には、上述のファームウェア等のプログラムが格納されている。RAM32は、外部記憶装置3のワークメモリとして動作し、各種プログラム及びデータが一時的に格納される。
HDD部33は、HDD(HDD装置)330とHDDインタフェース(I/F)331とを備える。HDD330は、記録媒体であるディスクと、このディスクの回転を行う回転部と、ディスクに対してデータの読み出し/書き込みを行うヘッド部とを備える(いずれも不図示)。HDDインタフェース331は、このHDD330に対するデータの読み出し/書き込み指令があった場合に、HDD330全体の制御を行うとともに、データの読み出し/書き込み制御を行い、読み出されたデータを出力する。
無線LANモジュール340及び無線WANモジュール350は、無線通信装置2の無線LANモジュール240と同様に、例えばIEEE802.11規格に準拠して、アンテナ341、351を介して無線通信装置2やルータ4との間で無線通信を行う。本実施形態では、無線LANモジュール340は、外部記憶装置3自身をアクセスポイントとして動作させ、主に無線通信装置2との通信を行うことが可能であり、無線WANモジュール350は、外部記憶装置3自身をクライアント装置として動作させ、主にルータ4を介してインターネット6との間で通信を行うことが可能である。
また、本実施形態の外部記憶装置3は、例えば二次電池のような内部電源360を備え、この内部電源360の放電持続可能時間(残量)を知る値、例えば出力電圧や出力電流を検出する検出回路361が設けられている。検出回路361の出力はバスを介してCPU30に入力される。また、本実施形態の外部記憶装置3には、不図示の筐体の、例えば表面などユーザが操作可能な位置に電源スイッチ37が設けられている。電源スイッチ37の出力は、CPU30の不図示のGPIO(General Purpose Input/Output)ポートに入力され、このGPIOポートへの入力をトリガとして、CPU30が起動される。
(ルータの概略構成)
次に、図4は、本実施形態の通信システム1に用いられるルータ4の概略構成を示すブロック図である。図4において、ルータ4は、CPU40、ROM41、RAM42、無線LANモジュール430、アンテナ431、有線LANモジュール440及び有線LANポート441を備え、CPU40、ROM41、RAM42、無線LANモジュール430及び有線LANモジュール440はそれぞれ共通のバスにより接続されている。
CPU40は、ROM41内に格納されたファームウェア等のプログラムがRAM42において展開された後で実行されることで、ルータ4全体の動作制御を行う。ROM41には、上述のファームウェア等のプログラムが格納されている。RAM42は、ルータ4のワークメモリとして動作し、各種プログラム及びデータが一時的に格納される。
無線LANモジュール430は、例えばIEEE802.11規格に準拠して、アンテナ431を介して無線通信装置2や外部記憶装置3との間で無線通信を行う。この無線モジュール430は、ルータ4自身をアクセスポイントとして動作させることが可能である。有線LANモジュール440は、例えばIEEE802.3規格に準拠して、有線LANポート441を介してWAN、本実施形態ではインターネット6との間で有線による通信を行う。
CPU40は、無線LANモジュール430及び有線LANモジュール440を介して入力されるパケット(OSI(Open System Interconnection)参照モデルにおける第3層(レイヤ3)のパケット)の中継を行う。また、CPU40は、無線LANモジュール430に接続される無線通信装置2や外部記憶装置3に対して、ルータ4に接続された状態でのみ通用する(つまりルータ4の下流側のネットワークでのみ通用する)アドレス、つまりプライベートIP(Internet Protocol)アドレスを、無線通信装置2及び外部記憶装置3がこのルータ4に接続された際に動的に付与するDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能を有する。
加えて、CPU40は、ルータ4の下流に存在する無線通信装置2及び外部記憶装置3が、ルータ4の有線LANモジュール440を介してインターネット6に接続する際に、これら無線通信装置2及び外部記憶装置3が有するプライベート(LAN側)IPアドレス及びポート番号を、ルータ4に割り当てられたグローバル(WAN側)IPアドレス及びポート番号に対応づけるNAT(ネットワークアドレス変換:Network Address Translation、特にポート番号まで変換する場合はNAPT:Network Address Port Translation)機能を有する。
さらに、CPU40は、ルータ4に接続された無線通信装置2や外部記憶装置3からのUPnP(Universal Plug and Play)コマンドを受け付けて、インターネット6に接続された特定の外部装置、例えばサーバ装置7や移動体通信網5に接続された無線通信装置2からポート番号を特定したアクセス要求が到来した際に、このポート番号とルータ4に接続された無線通信装置2等のIPアドレス及びポート番号とを事前に対応づけておく(ポートフォワーディング機能)ことで、無線通信装置2及び外部記憶装置3とインターネット6上の特定の外部装置が互いのポート番号を特定してこれらの間の通信を可能にする機能(NAT透過:NAT traversal、またはUPnP機能とも呼ばれる)を有する。
以上説明したこれら機能は、いずれもルータ4が従来備える周知機能であり、その詳細については説明を省略する。
(外部記憶装置の機能構成)
次に、図5は、本実施形態の外部記憶装置3の機能構成を示すブロック図である。本実施形態の外部記憶装置3は、制御部50と、無線通信インタフェース(I/F)51と、HDD部33とを備える。
制御部50は、通信監視部500、通信インタフェース(I/F)制御部501、HDD制御部(記憶部制御部)502及び登録処理部503を備える。通信監視部500は、無線通信インタフェース51によるデータの送受信状況を監視する。通信インタフェース制御部501は、無線通信インタフェース51の動作を制御する。HDD制御部502は、HDD部33との間のデータの送受信を制御する。登録処理部503は、特定の無線通信装置2からの登録要求データを受けてこの登録要求データ内にある登録識別データを保持し、さらに、登録識別データが保持された無線通信装置2の接続要求データを受けて、この登録識別データと接続要求データとを用いて認証を行う。
また、HDD制御部502は、後述する第1の無線通信インタフェース510が一定時間データを受信しないことを通信監視部500が検出したときは、HDD部33に対してスリープ命令を指示し、さらに、スリープ命令指示後に、無線通信装置2からの接続要求データを第1の無線通信インタフェース510が受信したことを通信監視部500が検出したときは、HDD部33に対して起動指示を行う。さらに、HDD制御部502は、登録処理部503により認証が成立した特定の無線通信装置2からHDD部33へのデータアクセス要求があったときは、このアクセス要求をHDD部33に転送する。
また、制御部50は、第1の無線通信インタフェース510が一定時間データを受信しないことを通信監視部501が検出したときは、制御部50自身をスリープ状態にし、さらにスリープ状態に移行した後に、無線通信装置2からの接続要求データを第1の無線通信インタフェース510が受信したことを通信監視部500が検出したときは、制御部50自身を起動させる。制御部50をスリープ状態に移行させる手法は様々であり、一例として、CPU30の動作電圧を低下させる手法が挙げられる。その他、既知のスリープ状態への移行手法が適宜採用可能である。
無線通信インタフェース51は、第1の無線通信インタフェース510、中継部511及び第2の無線通信インタフェース512を備える。第1の無線通信インタフェース510は、例えばIEEE802.11規格に準拠して、外部記憶装置3をアクセスポイントとして動作させる無線通信を行う。第2の無線通信インタフェース512は、例えばIEEE802.11規格に準拠して、外部記憶装置3をクライアント装置として動作させる無線通信を行う。
中継部511は、ルータ機能部511rと、ブリッジ機能部511bとを有しており、各無線通信インタフェ−ス部(第1の無線通信インタフェース510、第2の無線通信インタフェース512)を介して入力されるパケット(OSI参照モデルにおける第3層(レイヤ3)のパケット及びOSI参照モデルにおける第2層(レイヤ2)のフレーム)を、宛先アドレスに従って転送する。ルータ機能部511rは、レイヤ3パケットの中継を行う。ブリッジ機能部511bは、レイヤ2フレームの中継を行う。外部記憶装置3は、ルータ機能部511r及びブリッジ機能部511bがいずれも機能することによりルータ装置として動作し、ブリッジ機能部511bのみが機能することによりブリッジ装置として動作する。そして、中継部511は、第1の無線通信インタフェース510が受信したデータを解析し、データの宛先MAC(Media Access Control)アドレスが外部記憶装置3自身であればこのデータを外部記憶装置3内で処理し、それ以外であれば第2の無線通信インタフェース511を介してデータを中継する。
HDD部33は、制御部50のHDD制御部502からのデータアクセス要求に基づき、HDD330(図5において不図示)に対してデータの読み出し/書き込みを行い、その結果に基づくデータをHDD制御部502に送出する。また、HDD制御部502からのスリープ命令に基づいてHDD330の回転を一時停止させ、さらに、スリープ命令指示後のHDD制御部502からの起動命令に基づいてHDD330の回転を再開させる。
なお、図5において、制御部50は主にCPU30の動作により実現され、無線通信インタフェース51は主に無線LANモジュール340、アンテナ341、無線WANモジュール350、アンテナ351及びCPU30の動作により実現される。図5に示す各機能ブロックの詳細な動作については後述する。
(通信システムの動作)
次に、図6〜図9を参照して、本実施形態の通信システムの動作について説明する。まず、図7〜図9を参照して、本実施形態の外部記憶装置3の基本的動作について説明する。
図7は、無線通信装置2が外部記憶装置3及びルータ4を介してインターネット6に接続する際のパケットの転送経路を模式的に示す説明図である。
図7に示すように、無線通信装置2からパケット(レイヤ2フレーム)が送信されると、第1の無線通信インタフェース510は、パケットを受信してブリッジ機能部511bに渡す。ブリッジ機能部511bは、レイヤ2フレームの宛先MACアドレスが、自らのMACアドレスではないので、受信したパケットをルータ機能部511rに転送する。ルータ機能部511rは、受信したパケットの送信元IPアドレスを、LAN側IPアドレスからWAN側IPアドレスに変換するアドレス変換処理を実行して、第2の無線通信インタフェース512に渡す。第2の無線通信インタフェース512は、ルータ機能部511rから受信したパケットに基づきレイヤ2フレームを生成し、このレイヤ2フレームを含む信号をルータ4に送信する。
また、無線通信装置2宛のデータを含む信号がルータ4を介して外部記憶装置3に出力されると、第2の無線通信インタフェース512は、この信号をルータ機能部511rに送信する。ルータ機能部511rは、受信したレイヤ2フレームに基づきIPパケットを組み立て、宛先IPアドレスに基づいてブリッジ機能部511bにパケット(レイヤ2フレーム)を転送する。ブリッジ機能部511bは、ルータ機能部511rから受信したパケット(レイヤ2フレーム)を第1の無線通信インタフェース510に転送し、第1の無線通信インタフェース510は無線通信装置2にパケットを送信する。
あるいは、ルータ機能部511rを介することなく、ブリッジ機能部511bのみが動作して、パケットをルータ4または第1の無線通信インタフェース510に転送する動作のみを行ってもよい。
このように、図7に示す動作モードにおいては、第1の無線通信インタフェース510を介して無線通信装置2から受信したパケット(レイヤ2フレーム)を、第2の無線通信インタフェース512を介してルータ4に転送し、また、ルータ4から受信したパケット(レイヤ2フレーム)を、第1の無線通信インタフェース510を介して無線通信装置2に転送する。
次に、図8は、無線通信装置2が外部記憶装置3内のHDD部33に接続する際のパケットの転送経路を模式的に示す説明図である。
図8に示すように、無線通信装置2から第1の無線通信インタフェース510を介して外部記憶装置3宛のデータを含む信号が外部記憶装置3に送信されると、ブリッジ機能部511bは、レイヤ2フレームの宛先MAC(Media Access Control)アドレスが、自らのMACアドレスであるので、受信したパケットを、ルータ機能部511rやブリッジ機能部511bの他のポートに転送せず、受信したパケットからデータを抽出して制御部50に送信する。制御部50は、受信したデータに基づき、データアクセス要求をHDD部33に送出する。
また、HDD部33は、上述したデータアクセス要求に対する応答として、無線通信装置2宛てに送出すべきデータを制御部50に送出し、制御部50は、HDD部33から送出されたデータを含むパケット(レイヤ2フレーム)をブリッジ機能部511bに送信する。ブリッジ機能部511bは、受信したパケットを第1の無線通信インタフェース510に転送し、第1の無線通信インタフェース510は、ブリッジ機能部511bから受信したパケットを含む信号を無線通信装置2に送信する。
このように、図8に示す動作モードでは、無線通信装置2から送信されるパケット(レイヤ2フレーム)を受信して外部記憶装置3内で処理し、また、外部記憶装置3内で処理されたデータをパケット(レイヤ2フレーム)として無線通信装置2に送信する。
次に、図9は、インターネット6からルータ4を介して、登録処理部503による登録処理が行われていない装置から外部記憶装置3に接続要求があった際のパケットの経路を模式的に示す説明図である。通常、上述したルータ4の機能(特にNAT変換)により、インターネット6側から外部記憶装置3のプライベートIPアドレス等を知ることはできず、従って、インターネット6から外部記憶装置3に接続要求することはできないが、UPnP機能によりインターネット6側から外部記憶装置3にアクセス可能とされた場合について以下説明する。
図9に示すように、ルータ4から第2の無線通信インタフェース511を介して外部記憶装置3宛のデータを含む接続要求信号が外部記憶装置3に送信されると、ブリッジ機能部511bは、レイヤ2フレームの宛先MAC(Media Access Control)アドレスが、自らのMACアドレスであるので、受信したパケットを、ルータ機能部511rやブリッジ機能部511bの他のポートに転送せず、受信したパケットからデータを抽出して制御部50に送信する。制御部50の登録処理部503は、受信した接続要求データと登録識別データとを用いて認証を行う。図9に示す例では、登録処理部503による登録処理が行われていない装置からの接続要求であるので、登録処理部503による認証は不成功となる。従って、制御部50は接続要求を拒否する。
次に、図6を参照して、本実施形態の通信システムの特徴的動作について説明する。
図6は、本実施形態の通信システムの動作を示すシーケンス図である。まず、ステップS100において、外部記憶装置3における制御部50の通信監視部500は、無線通信インタフェース51によるデータの送受信状況を監視する。そして、第1の無線通信インタフェース510が一定時間データを受信しないことを通信監視部500が検出した場合、ステップS101に移行して、通信インタフェース制御部501は無線通信インタフェース51に対して省電力モードへの移行を指令するとともに、ステップS102において、HDD制御部502はHDD部33に対してスリープモードへの移行を指令し、さらに、ステップS103において制御部50自身もスリープモードへ移行する。ここで、ステップS101以降に移行する条件としての一定時間は、外部記憶装置3の省電力化の観点から主に定められ、一例として10分程度の時間が設定される。
ステップS101において通信インタフェース制御部501から受信した省電力モード移行指令を受信して、ステップS104において、無線通信インタフェース51は省電力モードに移行する。省電力モードの詳細については、実際に無線通信インタフェース51全体としての消費電力を低下させ、かつ、無線通信装置2やルータ4からの電波を受信したことをトリガとして省電力モードを終了することができることを条件として、任意の手法を採用することができる。
ここで、外部記憶装置3をクライアント装置として動作させる第2の無線通信インタフェース512については、IEEE802.11規格においてパワーマネジメント機能が定められており、従って、第2の無線通信インタフェース512についてはPS(省電力:Power Save)モードに移行し、その旨をルータ4に通知することで省電力モードに移行することができる。一方、外部記憶装置3をアクセスポイントとして動作させる第1の無線通信インタフェース510については、IEEE802.11規格においてパワーマネジメント機能が定められていないので、無線通信装置3独自の手法により省電力化を図れば良い。具体的には、第1の無線通信インタフェース510が定期的に送出するビーコンの時間間隔を通常より長くするような手法が好適に挙げられる。
一方、HDD制御部502から受信したスリープモード移行指令を受信して、ステップS105において、HDD部33はスリープモードに移行する。スリープモードの詳細についても、実際にHDD部33全体としての消費電力を低下させる手法であれば、任意の手法を採用することができる。HDD330のディスクを回転させる回転部の消費電力は通常ヘッド部の動作やHDDインタフェース311の動作に必要とされる消費電力よりも格段に大きいので、最低限、上述した回転部の動作を停止させることでHDD部33全体の消費電力を低下させることができる。従って、HDD部33のスリープモードにおいては、少なくともHDDの回転部の動作を停止させることが好ましい。
また、制御部50のスリープモードについても、実際に制御部50全体としての消費電力を低下させ、かつ、無線通信インタフェース51を含む他の回路からの入力をトリガとしてスリープモードを終了することができることを条件として、任意の手法を採用することができる。
次いで、ステップS106において、無線通信装置2から、外部記憶装置3への接続要求であるアソシエーション要求フレームが外部記憶装置3に送信される。アソシエーション要求フレームを受信した外部記憶装置3の無線通信インタフェース51の第1の無線通信インタフェース510は、アソシエーション要求フレーム内に含まれるSSID(Service Set ID)に基づいて、アソシエーション要求フレームを送信したクライアント装置(この場合は無線通信装置2)が認証済みのクライアント装置であるかどうかを判定する。図6に示す例では、無線通信装置2と外部記憶装置3は既に接続関係が成立しているので、アソシエーション要求フレームを送信したクライアント装置(無線通信装置2)は認証済みであるとの判定になる。従って、外部記憶装置3の無線通信インタフェース51の第1の無線通信インタフェース510は、ステップS107において無線通信装置2に対してアソシエーション応答フレームを送信する。このアソシエーション応答フレームには、無線通信装置2との間で接続関係が成立した旨のコード(データ)が含まれている。
一方、アソシエーション要求フレームを受信した外部記憶装置3の無線通信インタフェース51は、ステップS108において、制御部50に対してアソシエーション要求フレームを受信した旨を通知する。制御部50は、ステップS108において無線通信インタフェース51から送出されたアソシエーション要求フレーム受信通知をトリガとして、ステップS109において通常モードに復帰し、さらにステップS110において、HDD部33に対してスリープモードを終了して通常モードへの復帰を指令する。
HDD部33は、ステップS110において制御部50から送出された通常モード復帰指令を受信して、ステップS111において、HDD部33全体を通常モードに復帰させる動作を開始する。この復帰動作には、HDD330の回転部を再起動させ、ディスクの回転数を定常回転数に至るまで待機する動作が含まれる。通常、この復帰動作には30秒程度の時間が必要となる。
さらに、ステップS112において、無線通信装置2から外部記憶装置3に対して、HDD部33に格納されたデータに対するアクセス要求が送信され、ステップS113では、無線通信インタフェース51が無線通信装置2からのアクセス要求を制御部50に転送し、ステップS114では、制御部50が無線通信装置2からのアクセス要求に応じてHDD部33に対してデータ読み取り/書き込みのためのRead/Writeコマンドを送出する。この時点で、制御部50からの通常モード復帰指令から十分な時間が経過しているので、HDD部33はRead/Writeコマンドを受け取っても直ちにアクセス動作が可能な状態にある。
そして、ステップS115において、HDD部33は、ステップS114において送出されたRead/Writeコマンドに対応したデータを制御部50に送出し、制御部50はこのデータをステップS116において無線通信インタフェース51に転送し、そして、無線通信インタフェース51はこのデータをステップS117において無線通信装置2に送信する。
(第1実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態の外部記憶装置3によれば、無線通信装置2からのデータアクセス要求に対して、このデータアクセス要求の宛先(MACアドレス)に応じてその接続先を判定しているので、例えば出先において無線通信装置2と外部記憶装置3との間の接続関係を確立させた状態で、宅内等においてルータ4が存在する環境に移行した場合でも引き続き外部記憶装置3を使用することができることに加えて、無線通信装置2がルータ4との接続関係を確立することなく、外部記憶装置3のブリッジ機能を用いてインターネット6に接続することができる。
外部記憶装置3にブリッジ機能が存在しない場合、無線通信装置2をインターネット6に接続させ、さらに無線通信装置2から外部記憶装置3を使用するためには、無線通信装置2は外部記憶装置3との接続関係を一旦解消し、その上で、無線通信装置2とルータ4、及び外部記憶装置3とルータ4との接続関係を個々に確立する必要があり、煩雑な手続が必要となる。本実施形態の外部記憶装置3によれば、無線通信装置2から特段新たな手続をすることなく、無線通信装置2が外部記憶装置3を使用しながらインターネット6にも接続することができるという効果を奏することができる。
しかも、本実施形態の外部記憶装置3によれば、無線通信装置2からデータを一定時間受信しないことをトリガとして、外部記憶装置3のHDD部33等をスリープモードに移行させ、省電力化を図っているので、外部記憶装置3の内部電源360を有効利用することが可能となる。特に、外部記憶装置3は携帯性の向上のために小型軽量化が命題となっており、従って、内部電源360も小型化が求められている。内部電源360の小型化は必然的に電池容量を少なくする方向に働くので、放電持続可能時間の短縮化を招くことになる。本実施形態の外部記憶装置3によれば、無線通信装置2からのアクセスが一定時間ない場合は外部記憶装置3の省電力化を図っているので、外部記憶装置3の駆動時間を十分確保することができる。
加えて、無線通信装置2からのアソシエーション要求から始まるアクセス要求が再度到来すると、直ちにHDD部33等の再起動を図るので、無線通信装置2のユーザが外部記憶装置3の省電力化による不便さを感じることを極力抑制することができる。
特に、本実施形態では、無線通信装置2からのアソシエーション要求に応じてHDD330の回転部を再起動させ、ディスクの回転数を定常回転数に至るまで待機させている。無線通信装置2と外部記憶装置3との接続関係を再確立させるためには若干の時間が必要であり、実際のアクセス要求は接続関係再確立後になる。従って、無線通信装置2からのアクセス要求に先立ってHDD330の回転部を再起動させておけば、無線通信装置2からのアクセス要求に直ちに対応してデータアクセスが可能となる。これにより、無線通信装置2のユーザが外部記憶装置3の省電力化による不便さを感じることをさらに抑制することができる。
(第2実施形態)
図10は、本発明の第2実施形態である通信システムの動作の一例を示す図であって、ペアリング登録動作を説明するためのシーケンス図、図11は同様に第2実施形態の通信システムの動作の他の例を示す図であって、接続動作を説明するためのシーケンス図である。
本実施形態の通信システムは、その概略構成が上述した第1実施形態の通信システムと同一であり、その動作が異なる。従って、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
(通信システムの動作)
図11に説明する本実施形態の動作は、ルータ4が存在するネットワークから無線通信装置2が離脱し、移動体通信網5を介してインターネット6に接続した状態で、ルータ4の下流側に置かれた外部記憶装置3にアクセスするものである。これを実現するために、図10に示すように、無線通信装置2を(外部記憶装置3を介して)ルータ4と接続した状態で、無線通信装置2を外部記憶装置3及び外部に存在するサーバ装置7に登録する(以下、この動作をペアリング動作とも称する)作業を行う。
まず、図10において、ユーザが無線通信装置2を操作し、ROM21内に格納されたペアリング登録用のプログラムを起動すると、ステップS200において、無線通信装置2の液晶パネル231にペアリング登録用画面が表示される。ステップS201においてユーザからの操作を待ち、ステップS201においてユーザがタッチパネル261に触れる等の動作を行うことで操作入力をすると、ステップS202に移行して、無線通信装置2の無線LANモジュール240を介して、この無線通信装置2が存在するネットワークに対してブロードキャスト(Broadcast)パケットを送信する。このブロードキャストパケットには、外部記憶装置3を特定するためのローカルユーザ名としてワイルドカードが、及び、ペアリングに必要なパスワードに関する情報が含まれる。
ステップS203において、ブロードキャストパケットを受信した外部記憶装置3の無線通信インタフェース51(より詳細には第1の無線通信インタフェース510)は、ブロードキャストパケットの受信を、そのブロードキャストパケットに含まれる情報とともに制御部50に通知し、次いで、ステップS204において、ブロードキャストパケットを送信した無線通信装置2に対して、外部記憶装置3のローカルユーザ名とともに応答信号を送信する。ここで、外部記憶装置3のローカルユーザ名は事前に設定されているものとする。無線通信装置2は、この応答信号を受信し、ステップS205において液晶パネル231に外部記憶装置3のローカルユーザ名を表示して、ブロードキャストパケット送信の結果、外部記憶装置3が検索できたことをユーザに表示する。
外部記憶装置3の制御部50は、ステップS203において送信されたブロードキャストパケット受信通知に応答して、ステップS206においてパスワード情報をHDD部33に格納するとともに、ペアリング登録のためのローカルIDを生成する。このローカルIDは、外部記憶装置3のローカルユーザ名とMACアドレス、そして、ペアリングが成立したことを示すフラグまたはビットが含まれる。ステップS207では、ステップS206において生成したローカルIDを制御部50が無線通信インタフェース51に送出し、無線通信インタフェース51(より詳細には第1の無線通信インタフェース510)は、ステップS208において、このローカルIDを無線通信装置2に送信する。ローカルIDを受信した無線通信装置2は、ステップS209において液晶パネル231に登録完了表示を行うとともに、ローカルIDをRAM22に格納する。
次いで、ステップS210において、無線通信装置2は、上述のNAT透過のために用いるポート番号を、UPnPコマンドを用いてルータ4に登録する。
この後(ステップS210の動作終了後直ちにである必要はない)、ステップS211において、無線通信装置2は、サーバ装置7に登録作業を行うために、サーバ装置7に対してアクセス要求を送信する。サーバ装置7は、ステップS212において、無線通信装置2とのセッションの管理を開始し、登録用画面のデータを生成して、ステップS213において、無線通信装置2に対してステップS212で生成した登録用画面データを送信する。
ステップS213において登録用画面データを受信した無線通信装置2は、ステップS214において、液晶パネル231にこの登録用画面データを表示し、ステップS215においてユーザからの操作を待つ。ステップS215においてユーザがタッチパネル261に触れる等の動作を行うことで操作入力をすると、ステップS216に移行して、無線通信装置2はサーバ装置7に対して登録情報を送信する。この登録情報には、無線通信装置2及び外部記憶装置3を識別するためのグローバルユーザ名、外部記憶装置3から送信されたローカルID及びパスワードが含まれる。ここで、グローバルユーザ名は無線通信装置2において事前に設定されているものとする。ステップS216において無線通信装置2から送信された登録情報をサーバ装置7が受信すると、ステップS217においてサーバ装置7はこの登録情報と、無線通信装置2から送信されたパケットを解析して得られるルータ4のグローバルIPアドレス及びポート番号とを登録し、ステップS218において、無線通信装置2に対して登録完了通知を送信する。
次に、図11において、移動体通信網5を介してインターネット6に接続された無線通信装置2は、ステップS300において、ルータ4の下流に存在する外部記憶装置3との接続のために、サーバ装置7に対してアクセス要求を送信する。このアクセス要求には、既に登録されたグローバルユーザ名が含まれる。サーバ装置7は、ステップS301において、このグローバルユーザ名を用いて登録情報を検索し、このグローバルユーザ名に属する装置のリスト画面データを生成し、ステップS302において、ステップS301において生成したリスト画面データを無線通信装置2に送信する。
ステップS302においてサーバ装置7からのリスト画面データを受信すると、無線通信装置2は、ステップS303においてこのリスト画面データを液晶パネル231に表示し、ステップS304においてユーザからの操作を待つ。ステップS304において、ユーザがタッチパネル261に触れる等の動作を行うことで接続を希望する装置(図11に示す例では外部記憶装置3)の選択入力をすると、ステップS305に移行して、無線通信装置2はサーバ装置7に対して選択情報を送信する。サーバ装置7は、ステップS305において無線通信装置2から送信された選択情報に基づいて、ステップS306において接続先情報、図11に示す例では外部記憶装置3の接続先情報を抽出する。この接続先情報は、外部記憶装置3(正確にはルータ4)のグローバルIPアドレス及びポート番号が含まれる。そして、ステップS307において、サーバ装置7は無線通信装置2に対して外部記憶装置3の接続先情報を送信する。
ステップS307でサーバ装置7から送信された外部記憶装置3の接続先情報を受信した無線通信装置2は、ステップS308において、この接続先情報を用いて外部記憶装置3に接続要求を送信する。この接続要求には、図10の動作において登録したパスワードが含まれる。また、この接続要求から始まる無線通信装置2と外部記憶装置3との通信に用いられるプロトコルは、UDP(User Datagram Protocol)またはTCP(Transmission Control Protocol)のいずれでもよい。ステップS308において接続要求を受信した外部記憶装置3の無線通信インタフェース51(より詳細には第2の無線通信インタフェース512)は、ステップS309において制御部50にこの接続要求を送出する。接続要求を受け取った制御部50は、ステップS310において、接続要求に含まれるパスワードを用いて認証処理を行い、認証が成功すると、ステップS311において、接続完了通知を無線通信インタフェース51(より詳細には第2の無線通信インタフェース512)に送出する。ステップS312では、無線通信インタフェース51が無線通信装置2に対して接続完了通知を送信する。
その後、ステップS313において、無線通信装置2から外部記憶装置3に対して、HDD部33に格納されたデータに対するアクセス要求が送信され、ステップS314では、無線通信インタフェース51(より詳細には第2の無線通信インタフェース512)が無線通信装置2からのアクセス要求を制御部50に転送し、ステップS315では、制御部50が無線通信装置2からのアクセス要求に応じてHDD部33に対してデータ読み取り/書き込みのためのRead/Writeコマンドを送出する。
そして、ステップS316において、HDD部33は、ステップS315において送出されたRead/Writeコマンドに対応したデータを制御部50に送出し、制御部50はこのデータをステップS317において無線通信インタフェース51(より詳細には第2の無線通信インタフェース512)に転送し、そして、無線通信インタフェース51はこのデータをステップS318において無線通信装置2に送信する。
なお、図11の動作の説明において、NAT透過に関する情報がルータ4に登録されているので、ルータ4は本実施形態にのみ特徴的な動作を行わない。従って、ルータ4の動作については説明を省略している。
(第2実施形態の効果)
従って、本実施形態によれば、無線通信装置2を外部記憶装置3に事前にペアリング登録するとともに、この登録情報をサーバ装置7に登録しておき、無線通信装置2が移動体通信網5を介してインターネット6に接続した状態で、ルータ4の下流側にある外部記憶装置3の接続先情報をサーバ装置7から入手し、この接続先情報等を用いて外部記憶装置3の認証を行って接続手続を行っているので、外部記憶装置3を常時携帯することなく、無線通信装置2はこの外部記憶装置3内に格納されたデータ、例えば動画・音楽データにアクセスすることができる。これにより、外部記憶装置3の利便性をさらに向上させることができる。
すなわち、従来の外部記憶装置は、本実施形態のような無線通信装置との事前登録機能を有していなかったので、無線通信装置が外部記憶装置内に格納された画像・動画データ等を利用するためには常時この外部記憶装置を携帯する必要があった。外部記憶装置は携帯用途に用いるために設計されることが多いものの、無線通信装置と外部記憶装置との双方を常時携帯するのはユーザにとって手間である。本実施形態によれば、無線通信装置2と外部記憶装置3との登録手続を事前に行っておけば、無線通信装置2が移動体通信網5に接続された状態、すなわち、無線通信装置2が外部記憶装置3から遠隔の地に移動した場合でも、無線通信装置2はこの外部記憶装置3内に格納されたデータ、例えば動画・音楽データにアクセスすることができる。
(変形例)
なお、本発明の通信システム等は、その細部が上述の各実施形態に限定されず、種々の変形例が可能である。
一例として、上述の第1実施形態では、外部記憶装置3がスリープモードから復帰するトリガとして、無線通信装置2からのアソシエーションフレーム受信を用いていたが、外部記憶装置3がスリープモードから復帰するトリガはこれに限定されず、他のトリガを用いてもよい。
外部記憶装置3がスリープモードから復帰するための他のトリガとしては、例えば、無線通信装置2が送信した、外部記憶装置3が受け取るべきデータ(このデータには、ブロードキャストパケットのような、外部記憶装置3にのみ送信することを目的としないが、外部記憶装置3が受け取るべきデータが含まれる)をこの外部記憶装置3が受信したこと、外部記憶装置3の電源スイッチ37の操作、CPU30が備える不図示のタイマを用い、このタイマにより起動時間を設定して起動時間到来によりタイマからウェイクアップ指令が到来したこと、外部記憶装置3が不図示のUSBポートを備えている場合は、このUSBポートにUSB外部機器がマウントされたこと、無線WANモジュール350によるパケット受信、などが挙げられる。特に、タイマによる起動時間設定は、スリープモード移行前までの外部記憶装置3と無線通信装置2との間のデータ総受信量を考慮して定めることができる。すなわち、無線通信装置2を操作するユーザの使用パターンを時間単位、一日単位、週単位等で把握し、ユーザが頻繁に無線通信装置2を操作して外部記憶装置3にアクセスするであろう時間を予測して、この時間において外部記憶装置3がスリープモードから復帰しているように起動時間を設定することができる。
また、上述の第1実施形態では、無線通信装置2から一定時間データを受信しないことをトリガとして外部記憶装置3はスリープモードに移行していたが、これに加えて、検出回路361により検出された内部電源360の残量に応じてスリープモードに移行することができる。より詳細には、内部電源360の残量が少ない場合は、スリープモードに移行するための条件である「一定時間」を短く設定し、スリープモードに移行する回数を増加させてさらなる省電力化を図る方向に制御することができる。逆に、内部電源360の残量が多い場合は、スリープモードに移行するための条件である「一定時間」を長く設定し、スリープモードに移行する回数を減少させて無線通信装置2からのアクセスに応じて外部記憶装置3が直ちに応答する機会を増加させる方向に制御することができる。
また、上述の第1実施形態では、外部記憶装置3の制御部50をスリープモードに移行させていたが、例えば制御部50を構成するCPU30のクロック周波数を低下させることで省電力化を図ることも可能である。また、CPUによっては、スリープモードにも複数種類存在する(ディープスリープモード、ディーパースリープモードなど)場合がある。そして、複数種類のスリープモードが存在する場合でも、いずれのスリープモードを採用しても省電力化が図れるので、本発明を実施する上で特段の限定はない。つまり、外部記憶装置3の省電力化が図れるのであれば、どのような態様であっても制御部50の省電力化動作である。また、スリープモードの種類に応じて省電力効率に差異がある場合には、上述のように内部電源360の残量に応じてスリープモードの種類を変更させても良い。
同様に、第1実施形態ではHDD部33のディスク回転部を停止させることでHDD部33をスリープモードに移行させていたが、HDDインタフェース311が保持する設定情報、キャッシュ情報等をRAM32等に一時格納しておけば、HDDインタフェース311の動作を完全に停止させることも可能である。つまり、外部記憶装置3の省電力化が図れるのであれば、どのような態様であってもHDD部33の省電力動作である。
なお、上述の各実施形態では、外部記憶装置3はCPU30及び無線LANモジュール340、無線WANモジュール350を備えていたが、無線LANモジュールまたは無線WANモジュールがコントローラを備え、このコントローラにより外部記憶装置3全体の制御を行うこともあり得る。この場合、制御部50はこれら無線LANモジュールまたは無線WANモジュールのコントローラにより構成される。このように、無線LANモジュールまたは無線WANモジュールのコントローラが外部記憶装置3全体の制御を行う場合は、このコントローラがスリープモードに移行してしまうと、無線通信装置2からのデータを受信することが困難になる可能性があるので、HDD部33のみスリープモードに移行することが好ましい。
一方で、無線LANモジュール340及び無線WANモジュール350において、少なくともコントローラの動作を停止させつつ、無線通信装置2からのデータを受信できる状態を維持できるならば、上述の各実施形態と同様に、コントローラをスリープモードに移行させることが可能となる。
また、上述の第1実施形態では、図9に示すように第2の無線通信インタフェース512から到来した外部記憶装置3宛てのデータは、制御部50の登録処理部503による認証が失敗した場合はアクセスが拒否されたが、第2実施形態で説明した登録処理を採用しないのであれば、中継部511においてアクセスを拒否する構成を採用することも可能である。
また、上述の第2実施形態では、図11に示すように、サーバ装置7から接続先情報を受信した無線通信装置2は、ルータ4を介して直接外部記憶装置3に接続要求を指令していたが、セキュリティの観点から、サーバ装置7がワンタイム(時限利用可能な)のURLを発行し、無線通信装置2がこのワンタイムURLを用いてアクセス要求を送信すると、サーバ装置7がこのワンタイムURLを解釈して外部記憶装置3へリダイレクトすることも可能である。
さらに、上述の各実施形態では、ルータ4はUPnP機能を備え、このUPnP機能を用いて移動体通信網5に接続された無線通信装置2とルータ4の下流に存在する外部記憶装置3との間の通信が行われたが、これら無線通信装置2と外部記憶装置3との間の通信手法はこれに限定されず、周知の通信手法が採用可能である。一例としてUDPを用いたホールパンチング(Hole Punching)、プロキシ(Proxy)サーバを用いた通信手法等が挙げられる。
さらに、上述の各実施形態では、外部記憶装置3の記憶部にHDD330が用いられていたが、記憶部を構成するものはこれに限定されず、一例としてフラッシュメモリ装置、SSD(Solid State Drive)装置等周知の記憶媒体により構成されてもよい。加えて、外部記憶装置3にメモリカードが挿入可能なスロットを設け、このスロットにSDカード等のメモリカードが挿入されて外部記憶装置3が構成されてもよい。
そして、上述の各実施形態において、無線通信装置2、外部記憶装置3、ルータ4等を動作させるプログラムはROM21等に格納されて提供されていたが、不図示の光学ディスクドライブ、USBポート等を用いて、プログラムが格納されたDVD(Digital Versatile Disc)、USBフラッシュメモリ装置等を接続し、このDVD等からプログラムを無線通信装置2等に読み込んでこれら無線通信装置2等を動作させてもよい。また、インターネット6上の装置内にプログラムを格納しておき、無線LANモジュール240等を介してこのプログラムを無線通信装置2等に読み込んでこれら無線通信装置2等を動作させてもよい。さらに、上述の各実施形態において、無線通信装置2等は複数のハードウェア要素により構成されていたが、これらハードウェア要素の一部の動作をCPU20等がプログラムの動作により実現することも可能である。
1 通信システム
2 無線通信装置
3 外部記憶装置
4 ルータ
5 移動体通信網
6 インターネット
7 サーバ装置
20、30、40 CPU
21、31、41 ROM
22、32、42 RAM
33 HDD部
37 電源スイッチ
50 制御部
51 無線通信インタフェース
230 液晶ドライバ
231 液晶パネル
240 無線LANモジュール
241、254、341、351、431 アンテナ
250 移動体通信モジュール
251 音声インタフェース
252 マイクロフォン
253 スピーカ
260 入力インタフェース
261 タッチパネル
340 無線LANモジュール
350 無線WANモジュール
360 内部電源
361 検出回路
430 無線LANモジュール
440 有線LANモジュール
441 有線LANポート
500 通信監視部
501 通信インタフェース(I/F)制御部
502 HDD制御部
503 登録処理部
510 第1の無線通信インタフェース
511 中継部
511r ルータ機能部
511b ブリッジ機能部
512 第2の無線通信インタフェース

Claims (14)

  1. 相互に無線通信が可能な外部記憶装置と無線通信装置とを備える通信システムにおいて、
    前記外部記憶装置は、記憶部と無線通信インタフェースと制御部とを備え、
    前記無線通信インタフェースは、
    前記無線通信装置との間の無線通信を行う第1の無線通信インタフェースと、
    外部ネットワークに接続可能な中継装置との間の無線通信を行う第2の無線通信インタフェースと、
    前記第1の無線通信インタフェースが受信したデータを解析し、前記データの送信先が前記外部記憶装置自身であればこのデータをこの外部記憶装置内で処理し、それ以外であれば前記第2の無線通信インタフェースを介して前記データを前記中継装置に中継する中継部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第1及び第2の無線通信インタフェースによるデータ送受信を監視する通信監視部を備え、
    前記制御部は、前記第1の無線通信インタフェースが一定時間データを受信しないことを前記通信監視部が検出したときに、前記外部記憶装置全体の消費電力を抑制することを特徴とする通信システム。
  2. 前記制御部による前記外部記憶装置全体の消費電力抑制動作開始後に、前記無線通信装置から前記外部記憶装置が受け取るべきデータを前記第1の無線通信インタフェースが受信したことを前記通信監視部が検出すると、前記制御部による消費電力抑制動作を解除する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記制御部は、前記第1の無線通信インタフェースが一定時間データを受信しないことを前記通信監視部が検出したときに、前記記憶部の消費電力を抑制する記憶部制御部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記記憶部はHDD装置であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の通信システム。
  5. 前記記憶部制御部は、前記第1の無線通信インタフェースが一定時間データを受信しないことを前記通信監視部が検出したときに、前記HDD装置の動作を一時停止させることを特徴とする請求項4記載の通信システム。
  6. 前記記憶部の動作休止後に、前記無線通信装置から前記外部記憶装置が受け取るべきデータを前記第1の無線通信インタフェースが受信したことを前記通信監視部が検出すると、前記記憶部制御部による前記記憶部の消費電力抑制動作を解除する
    ことを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれかに記載の通信システム。
  7. 前記記憶部の動作休止後に、前記無線通信装置から前記外部記憶装置が受け取るべきデータを前記第1の無線通信インタフェースが受信したことを前記通信監視部が検出すると、前記記憶部制御部が前記記憶部に対して起動指示を行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記制御部は、前記第1の無線通信インタフェースが一定時間データを受信しないことを前記通信監視部が検出したときに、この制御部自身の消費電力を抑制する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の通信システム。
  9. 前記制御部による前記制御部自身の消費電力抑制動作開始後に、前記無線通信装置から前記外部記憶装置が受け取るべきデータを前記第1の無線通信インタフェースが受信したことを前記通信監視部が検出すると、前記制御部の消費電力抑制動作を解除する
    ことを特徴とする請求項8に記載の通信システム。
  10. 前記第2の無線通信インタフェースが受信したデータの送信先が前記外部記憶装置自身であるときは、前記中継部は当該データの処理を行わない
    ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の通信システム。
  11. 前記制御部は、
    前記無線通信装置から受信した登録要求データに基づき、この登録要求データに含まれる登録識別データを保持し、前記中継装置及び前記第2の無線通信インタフェースを介して前記無線通信装置から接続要求データが送信されたことを前記通信監視部が検出すると、前記登録識別データ及び前記接続要求データを用いて認証を行う登録処理部を備え、
    前記登録処理部による認証が成立した場合は、前記制御部は、前記接続要求データを送信した前記無線通信装置からの前記接続要求データを送信した前記無線通信装置からのデータの送信先が前記外部記憶装置自身であればこのデータをこの外部記憶装置内で処理する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の通信システム。
  12. 記憶部と無線通信インタフェースと制御部とを備える外部記憶装置において、
    前記無線通信インタフェースは、
    無線通信装置との間の無線通信を行う第1の無線通信インタフェースと、
    外部ネットワークに接続可能な中継装置との間の無線通信を行う第2の無線通信インタフェースと、
    前記第1の無線通信インタフェースが受信したデータを解析し、前記データの送信先が前記外部記憶装置自身であればこのデータをこの外部記憶装置内で処理し、それ以外であれば前記第2の無線通信インタフェースを介して前記データを前記中継装置に中継する中継部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第1及び第2の無線通信インタフェースによるデータ送受信を監視する通信監視部を備え、
    前記第1の無線通信インタフェースが一定時間データを受信しないことを前記通信監視部が検出したときに、前記外部記憶装置全体の消費電力を抑制することを特徴とする外部記憶装置。
  13. 記憶部と無線通信インタフェースと制御部とを備える外部記憶装置におけるデータ処理方法であって、
    無線通信装置から受信したデータを解析し、前記データの送信先が前記外部記憶装置自身であればこのデータをこの外部記憶装置内で処理し、それ以外であれば前記データを前記中継装置に中継する工程と、
    前記無線通信装置から一定時間データを受信しないことを検出したら、前記外部記憶装置全体の消費電力を抑制する工程と
    を備えることを特徴とするデータ処理方法。
  14. 記憶部と無線通信インタフェースと制御部とを備えるコンピュータにより実行されるデータ処理プログラムであって、
    このデータ処理プログラムは、コンピュータにより実行されると、
    無線通信装置から受信したデータを解析し、前記データの送信先が前記外部記憶装置自身であればこのデータをこの外部記憶装置内で処理し、それ以外であれば前記データを前記中継装置に中継する工程と、
    前記無線通信装置から一定時間データを受信しないことを検出したら、前記外部記憶装置全体の消費電力を抑制する工程と
    を実行することを特徴とするデータ処理プログラム。
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