JP2014022412A - 蛍光体分散無機ガラスプレート - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体発光素子と組み合わせて使用する、熱伝導率の高い波長変換層を提供する。
【解決手段】蛍光体分散無機ガラスプレートは、少なくとも蛍光体とフリットガラスと高熱伝導性物質粒子とからなる板状であり、少なくとも一部の前記高熱伝導性物質粒子が前記蛍光体分散無機ガラスプレートを貫通して一面側および対面する他面側にそれぞれ露出している。高熱伝導層が形成されることで、熱伝導率の高い優れた蛍光体分散無機ガラスプレートとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、波長変換に用いられる蛍光体を分散させたガラスプレートに関する。
近年、新しい光源として、いわゆる白色LEDが開発され、従来の白熱電球や蛍光灯などの白色光源に代わり、新たな光源として応用が進んでいる。
この白色LEDの発光部は、少なくとも青色ないしは近紫外光を発光する半導体発光素子と、この半導体発光素子からの発光の一部を吸収して別の波長の光を発する波長変換層とからなる。この波長変換層は、蛍光体と透明な樹脂との混合物からなる。
しかしながら、有機物である透明な樹脂は、長時間使用により劣化し、例えば透明性が低下したり、あるいは変色したりするなどの問題点がある。このため、経時変化の小さいフリットガラス等の低融点ガラスなどと蛍光体の混合物を波長変換層とした特許もある(例えば、特許文献1参照。)。
また、特に照明用途などのLEDでは、照度向上のため高出力タイプの半導体発光素子が用いられるが、高出力タイプの半導体発光素子は発熱量も多く、隣接する波長変換層の温度も高くなる。このため、波長変換層の熱伝導率が低いと、波長変換層の熱が逃げにくく温度上昇しやすくなり、温度上昇に伴う発光特性の低下が問題となる。なお、前記透明な有機樹脂の一例として、有機シリコーン樹脂の熱伝導率は0.15〜0.2W/mK程度であり、上記フリットガラス材料は0.5〜1W/mK程度である。また、蛍光体として良く用いられているYAG:Ce蛍光体は、11〜15W/mK程度である。
特許第4158012号公報(第1頁)
このように、蛍光体と混合して波長変換層を構成する材料は、蛍光体に比べ熱伝導率が低く、より熱伝導率の高い波長変換層が求められている。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、熱伝導率の高い波長変換層を提供することを目的とする。
発明者らは、種々の波長変換層の材料を検討した結果、高熱伝導物質粒子を含有した蛍光体分散無機ガラスプレートが波長変換層として好ましいことを見出した。
第1の発明に係る蛍光体分散無機ガラスプレートは、少なくとも蛍光体とフリットガラスと高熱伝導性物質粒子とからなる板状であり、少なくとも一部の前記高熱伝導性物質粒子が前記蛍光体分散無機ガラスプレートを貫通して一面側および対面する他面側にそれぞれ露出していることを特徴としている。そして、少なくとも一部の前記高熱伝導性物質粒子が前記蛍光体分散無機ガラスプレートを貫通することにより、熱伝導率の高い優れた蛍光体分散無機ガラスプレートとなる。
第2の発明に係る蛍光体分散無機ガラスプレートは、少なくとも蛍光体とフリットガラスと高熱伝導性物質粒子とからなる板状であり、前記高熱伝導性物質粒子の50%粒子径D50が、前記蛍光体分散無機ガラスプレートのプレート厚さ以上であることを特徴としている。そして、前記高熱伝導性物質粒子の累積重量分布の50%粒子径(D50)が前記蛍光体分散無機ガラスプレートのプレート厚さ以上となることにより、熱伝導率の高い優れた蛍光体分散無機ガラスプレートとなる。
第3の発明に係る蛍光体分散無機ガラスプレートは、第1または第2の発明において前記高熱伝導性物質粒子の体積%が、1vol%以上10vol%以下であることを特徴としている。そして、上記の高熱伝導性物質粒子の含有量とすることにより、より好ましい熱伝導率を有する優れた蛍光体分散無機ガラスプレートとなる。
第4の発明に係る蛍光体分散無機ガラスプレートは、第1ないし第3のいずれかの発明において前記高熱伝導性物質粒子が、窒化アルミニウム(AlN)粒子であることを特徴としている。そして、窒化アルミニウム(AlN)粒子を選択することにより、より好ましい熱伝導率を有する優れた蛍光体分散無機ガラスプレートとなる。
第5の発明に係る蛍光体分散無機ガラスプレートは、第1ないし第4のいずれかの発明において前記蛍光体がYAl12:Ce蛍光体、YAl12:Ce蛍光体のYの一部をGd、Lu、Tbの少なくとも一つで置換あるいはAlの一部をGaで置換した蛍光体、TbAl12:Ce蛍光体、LuAl12:Ce蛍光体の少なくとも一つであることを特徴としている。そして、上記のガーネット系蛍光体とすることにより、より好ましい蛍光体分散無機ガラスプレートとなる。
本発明の蛍光体分散無機ガラスプレートによれば、熱伝導率が高いという特性のため、高出力タイプの半導体発光素子と組合せても発光特性の低下が起こりにくく、優れた高出力タイプのLEDを得ることができる。
本発明および従来技術の熱伝導を表す模式図である。
次に、本発明の一実施形態として、蛍光体分散無機ガラスプレートを製造する工程を説明する。
高熱伝導性物質粒子は、窒化アルミニウム(AlN)粒子、熱伝導性を高めた窒化ケイ素(Si)粒子等の高熱伝導性を有するセラミックス粒子を用いることができる。高熱伝導性物質粒子の粒径は、D50の値が目的となる蛍光体分散無機ガラスプレートの厚さ以上のものが好ましく、適宜篩い分け等により粒径D50の調整ができる。
蛍光体は、一般的にLEDに用いられる蛍光体を用いることができる。例えば、YAl12:Ce蛍光体(YAG:Ce蛍光体)、YAG:Ce蛍光体のYの一部をGdやLuやTbで置換あるいはAlの一部をGaで置換した蛍光体、TbAl12:Ce蛍光体(TAG:Ce蛍光体)、LuAl12:Ce蛍光体(LuAG:Ce蛍光体)、SrSi:Eu蛍光体、BaSi:Eu蛍光体などを用いることができる。
フリットガラスは、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、マグネシア、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ホウ酸、ジルコニア、酸化亜鉛、炭酸ストロンチウム、炭酸バリウム、酸化ランタン等の材料を適宜調合し、これを白金ルツボ等の耐熱容器に入れて、800〜1500℃で1〜3時間程度大気中で加熱溶融することでガラス化し、さらにフィルム状に成型する。フィルム状に成型したガラスをボールミルなどで充分に粉砕し、篩別等で分級し、フリットガラス粉末を得る。より細かい粒子を得るために、遊星ボールミル装置を使用することもできる。
次に、蛍光体分散無機ガラスのインゴットを作成する。まず上記の高熱伝導性物質粒子、蛍光体、フリットガラス粉末を所定の割合で秤量し、これを充分に乾式混合する。この混合粉末を石英ルツボまたはアルミナルツボに入れ、500〜800℃で2〜10時間、大気中で焼成する。このとき、ルツボ内面と焼成物との付着を防ぐため、ルツボの内面に例えばアルミホイルなどの金属薄膜を設けておく。なお、より高価ではあるが、焼成物が付着しにくい炭化ケイ素(SiC)ルツボ、窒化ホウ素(BN)ルツボなどを用いれば、上記金属薄膜は不要である。また、焼成時に適宜加圧してもよい。冷却後、ルツボより取り出し、焼成物である蛍光体分散無機ガラスのインゴットを得る。
得られた蛍光体分散無機ガラスのインゴットを、ダイアモンドカッターやマルチワイヤソー等の切断加工により、所定のプレート状サイズに切り出すことで、目的の蛍光体分散無機ガラスプレートを得る。なお、プレート厚さ調整のため研磨等の加工を行ってもよい。
次に、上記一実施の形態の実施例として、本発明の蛍光体分散無機ガラスプレートとその特性について説明する。
高熱伝導性物質粒子は、高熱伝導AlNフィラー(グレード:FAN−f80 古河電子株式会社製)を用意した。このAlNフィラーの熱伝導率は170W/mKである。このAlNフィラーを200メッシュの篩で小粒子を除去した後に、レーザー回折式粒度分布測定装置(型式:SALD−2200 島津製作所製)で粒度分布を測定した結果、累積重量分布の50%粒子径(D50)は0.12mmであった。これを本実施例の高熱伝導性物質粒子とした。
蛍光体は、まずYAG:Ce蛍光体を作成した。
蛍光体原料として、酸化イットリウム(Y)2.925モル(660.5g)、酸化セリウム(CeO)0.15モル(25.8g)、アルミナ(Al)5モル(509.8g)を混合し、さらにフラックスとしてフッ化バリウム(BaF)36g、ホウ酸(HBO)10gを添加し充分に混合する。これをアルミナルツボに充填し、水素3%+窒素97%の還元ガス雰囲気中にて1400℃で5時間焼成した。得られた焼成体を水中でボールミルし、水洗後、635メッシュの篩を通し、篩い残を分離し、乾燥して(Y0.975Ce0.025Al12で表されるYAG:Ce蛍光体を得た。
フリットガラスは、原料であるシリカ(SiO)、アルミナ(Al)、炭酸カルシウム(CaCO)、炭酸ナトリウム(NaCO)、炭酸カリウム(KCO)、ホウ酸(HBO)、ジルコニア(ZrO)、酸化亜鉛(ZnO)、炭酸バリウム(BaCO)、酸化ランタン(La)を、加熱後酸化物となった時に表1に示した組成となるように秤量し、ボールミルで充分に混合する。次いで混合した原料を白金ルツボに入れ1350℃で2時間、大気中にて加熱溶解しガラス化させ、さらにフィルム状に成型する。このフィルム状に成型したガラスをボールミルで充分に粉砕、篩別しフリットガラス粉末を得た。このフリットガラス粉末の粒度分布を測定した結果、D50は17μmであった。また比重を測定したところ、2.65g/cmであった。
Figure 2014022412
次に、上記高熱伝導性物質粒子(AlN)1.19gと(Y0.975Ce0.025Al12蛍光体10.00gとフリットガラス粉末88.81gとを充分に乾式混合し混合粉末とする。この混合粉末を、あらかじめ内面にアルミホイルを設けた石英ルツボに入れ、750℃10時間、大気中にて焼成する。焼成後、石英ルツボより焼成物であるガラスインゴットを取り出し、ワイヤソーにて、1mm×1mm×0.1mmのプレート状に切り出し、蛍光体分散ガラスプレートを得る。これを試料1−(1)とした。なおこの試料1−(1)の高熱伝導性物質粒子(AlN)の含有量は体積%(vol%)に換算すると、1vol%であり、同じく(Y0.975Ce0.025Al12蛍光体の含有量は6vol%であった。
高熱伝導性物質粒子(AlN)の含有量を表2に示すように変化させ、(Y0.975Ce0.025Al12蛍光体の含有量を6vol%に固定した他は、試料1−(1)と同様に蛍光体分散無機ガラスプレートを作成し、これらを試料1−(2)ないし試料1−(7)とした。また、高熱伝導性物質粒子(AlN)を含まない試料も同様に作成し、これを比較例1とした。なお表2中で高熱伝導性物質粒子(AlN)の含有量は体積%(vol%)として表した。
これら試料1−(1)ないし試料1−(7)および比較例1の熱伝導性を評価するため、実際に青色光を発するLED素子と組み合わせた際の輝度電流特性を測定した。すなわち、青色LED素子(発光領域1mm角、発光ピーク波長460nm)上に試料を固定し、LEDに通じる順方向電流を20mAとした時の発光輝度(20mA時輝度とする)と200mAとした時の発光輝度(200mA時輝度とする)の比を測定することで、その試料の熱伝導性を評価した。発光輝度は輝度計(型式:LS−110 コニカミノルタ製)を用いて測定し、比較例1の20mA時輝度を100とした相対輝度で表した。これらの結果を輝度比、すなわち20mA時輝度に対する200mA時輝度の割合とともに、表2に示した。
Figure 2014022412
この表2に示す結果より、高熱伝導性物質粒子(AlN)の含有量が1vol%以上10vol%以下である試料1−(1)ないし試料1−(6)は、全く含まない比較例1と比較して200mA時輝度は向上またはほとんど低下せず、かつ輝度比は大きく向上していることがわかる。
なお、AlNの含有率が15vol%の試料1−(7)は、AlNの含有量増加に伴う200mA時輝度が、全く含まない比較例1より大きく低下していた。
次に、試料1−(2)の配合比で作成したインゴットから、切り出すプレートの厚さを表3に示すように変えた蛍光体分散無機ガラスプレートを作成し、これらを試料2−(1)および試料2−(2)とし、同様に評価した。表3にその結果の輝度比を併せて示す。
Figure 2014022412
この表3に示す結果より、プレート厚さが0.15mmである試料2−(1)、同0.2mmである試料2−(2)は、プレート厚さが0.1mmである試料1−(2)よりいずれも輝度比が低下している。つまり熱伝導性が低下している。この理由を発明者らは次のように考察した。
AlNのような高熱伝導性物質粒子を含有しない、従来タイプの例えばYAG:Ce蛍光体とフリットガラスからなる蛍光体分散無機ガラスプレートは、熱伝導率が低い。これは、YAG:Ce蛍光体のように、11〜15W/mKという熱伝導率の比較的高い物質を含有していても、フリットガラスのように熱伝導率の低い物質と混合されている場合、図1(a)の模式図に示す通り、矢印で表す熱流方向に対して、YAG:Ce蛍光体層11とフリットガラス層12とが交互に直列的に配置されているためとモデル化できる。
この場合、YAG:Ce蛍光体の体積分率をxとし、熱伝導率λのYAG:Ce蛍光体と熱伝導率λのフリットガラスとの複合物質の熱伝導率λPGは、次式で表される。
Figure 2014022412
この式で、xが小さい範囲では熱伝導率λPGはフリットガラスの熱伝導率λと大差なく、ほぼ同じと言える。
ここで試料1−(2)に代表される本発明の蛍光体分散無機ガラスプレートに着目すると、AlNのような高熱伝導性物質粒子を含有し、その粒径はD50で0.12mmである。また、蛍光体分散無機ガラスプレート自体の厚さは0.10mmであり前記粒径D50の0.12mmより小さいため、プレート厚さ以上の大きさのAlN粒子の高熱伝導作用により熱伝導性が向上したものと考えた。このことを図1(b)の模式図で示すようにモデル化した。すなわち、矢印で表す熱流方向に対して平行方向に、高熱伝導性物質粒子(AlN)による熱伝導率λの高熱伝導層13が並列に形成される。その高熱伝導層の体積分率をyとすると複合物質であるプレートの熱伝導率λは、λ=yλ+(1−y)λPGとなるため、yの増加に伴いプレートの熱伝導率λは直線的に増加すると考えられる。
試料2−(1)および試料2−(2)の場合、AlN粒子は存在しているものの、AlN粒子のD50よりプレート厚が大きくなるため、熱流方向に対する平行方向に対して、並列な高熱伝導層の占める体積分率yが低下することで、熱伝導率が低下したものと考えられる。
言い換えると、熱伝導性の高い蛍光体分散無機ガラスプレートとするためには、プレート厚以上のD50を有する高熱伝導性物質粒子を含有することが好ましく、さらに表2よりその体積%は、1vol%以上10vol%以下が好ましい。
次に、蛍光体としてYAG:Ce蛍光体以外のガーネット系蛍光体を用いた場合を説明する。
表4に示す蛍光体組成となるように、蛍光体原料として酸化ガリウム(Ga)や酸化ガドリニウム(Gd)、酸化テルビウム(Tb)、酸化ルテチウム(Lu)をさらに用いて、所定の配合比でそれぞれの蛍光体を作成し、さらに表4に示す蛍光体量、AlN含有量となるように配合したほかは、試料1−(1)等と同様に蛍光体分散無機ガラスプレートを作成し、それぞれ比較例2ないし比較例6、および試料3−(1)ないし試料3−(5)とし、同様に評価した。表4にその結果の輝度比を併せて示す。
Figure 2014022412
表4に示す結果より、YAG:Ce蛍光体以外のガーネット系蛍光体であっても、試料3−(1)ないし試料3−(5)は、いずれもAlNを含有しないそれぞれ比較例2ないし6と比較して、輝度比が向上していることがわかる。
以上のとおり、本発明の蛍光体分散無機ガラスプレートは、高熱伝導物質粒子を含有しており、該高熱伝導物質粒子のD50がプレート厚さ以上の大きさであるもの、または一部の該高熱伝導物質粒子が該蛍光体分散無機ガラスプレートを貫通し一面側および対向する他面側に露出しているものである。この高熱伝導物質粒子が高熱伝導層を形成し、プレートの熱伝導率を向上させ、優れた波長変換層である蛍光体分散無機ガラスプレートを提供するものである。
本発明の蛍光体分散無機ガラスプレートは、半導体発光素子と組合せてLED用に好適に用いることができる。特に、熱伝導率が高いため、高出力タイプの半導体発光素子と組み合わせて、照明用などの高出力のLEDに好適に利用できる。
1 従来の蛍光体分散ガラスプレート
2 本発明の蛍光体分散ガラスプレート
11 YAG:Ce蛍光体層
12 フリットガラス層
13 高熱伝導層

Claims (5)

  1. 少なくとも蛍光体とフリットガラスと高熱伝導性物質粒子とからなる板状の蛍光体分散無機ガラスプレートであって、少なくとも一部の前記高熱伝導性物質粒子が前記蛍光体分散無機ガラスプレートを貫通して一面側および対面する他面側にそれぞれ露出していることを特徴とした蛍光体分散無機ガラスプレート。
  2. 少なくとも蛍光体とフリットガラスと高熱伝導性物質粒子とからなる板状の蛍光体分散無機ガラスプレートであって、前記高熱伝導性物質粒子の50%粒子径D50が、前記蛍光体分散無機ガラスプレートのプレート厚さ以上であることを特徴とした蛍光体分散無機ガラスプレート。
  3. 前記蛍光体分散無機ガラスプレート中の前記高熱伝導性物質粒子の体積%が、1vol%以上10vol%以下であることを特徴とした請求項1または2記載の蛍光体分散無機ガラスプレート。
  4. 前記高熱伝導性物質粒子は、窒化アルミニウム(AlN)粒子であることを特徴とした請求項1ないし3のいずれか1項記載の蛍光体分散無機ガラスプレート。
  5. 前記蛍光体は、YAl12:Ce蛍光体、YAl12:Ce蛍光体のYの一部をGd、Lu、Tbの少なくとも一つで置換あるいはAlの一部をGaで置換した蛍光体、TbAl12:Ce蛍光体、LuAl12:Ce蛍光体の少なくとも一つであることを特徴とした請求項1ないし4のいずれか1項記載の蛍光体分散無機ガラスプレート。
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