JP2014022345A - 空気電池システム - Google Patents

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篤史 宮澤
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Abstract

【課題】注液を開始してから電極全体に電解液が行き渡るまでの間に生じる自然放電を抑えることができるようにする。
【解決手段】本発明は、正極層と、表面に皮膜を形成した負極層とを有し、これらに電解液を注液することにより発電を行なう注液式空気電池を有する空気電池システムにおいて、 上記皮膜を除去するための電気的刺激を、その皮膜に加える皮膜除去手段D1を設けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電解液や水を使用時に注液して使用する注液式空気電池を備えた空気電池システムに関する。
この種の従来技術として、「二次電池」とした名称において特許文献1に開示されているものがある。
特許文献1に開示されている二次電池は、電池ケース内の電解質中にセパレータによって隔てられた正極と負極とを有する二次電池において、その負極が少なくとも酸ともアルカリとも反応する両性金属と合金化した金属粉末によって構成され、また、その金属粉末が金属酸化物からなる皮膜でマイクロカプセル化されてもいる。
特許第3359164号
しかしながら、上記特許文献1に記載の二次電池では、発電開始時や発電中に当該皮膜が残存すると負極の反応面積が減少、出力低下という問題がある。
そこで本発明は、負極反応面積低下を抑制して電池出力低下を抑制することができる空気電池システムの提供を目的としている。
上記課題を解決するための本発明は、正極層と、表面に皮膜を形成した負極層とを有し、これらに電解液を注液することにより発電を行なう注液式空気電池を有する空気電池システムにおいて、上記皮膜を除去するための電気的刺激を、その皮膜に加える皮膜除去手段を設けている。
この構成においては、負極層の表面に形成した皮膜に電気的刺激を加えることにより、その皮膜を負極層の表面から除去する。
本発明によれば、発電開始時や発電中の負極反応面積低下を抑制して電池出力低下を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る注液式空気電池を用いた空気電池システムの概略構成を示すブロック図である。 同上の空気電池システムの一部をなす本体の斜視図である。 (A)は、バスバーと空気電池カートリッジとの連結状態を示す斜視図、(B)は、バスバーに連結接続された空気電池カートリッジと空気の流通状態を示す斜視図である。 カートリッジの一部をなす注液式空気電池の断面図である。 同上の空気電池システムの一例に係る制御フローチャートである。 同上の空気電池システムの他例に係る制御フローチャートである。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る注液式空気電池を用いた空気電池システムの概略構成を示すブロック図、図2は、その空気電池システムの一部をなす本体の斜視図である。また、図3(A)は、バスバーと空気電池カートリッジとの連結状態を示す斜視図、(B)は、バスバーに連結接続された空気電池カートリッジと空気の流通状態を示す斜視図である。
空気電池システムAは、本発明の一実施形態に係る注液式空気電池60と、電解液Wを貯留する電解液タンク5と、詳細を後述する空気電池カートリッジBを筐体10内に着脱自在に配設したカートリッジボックスCとを有している。
「電解液W」は、KOHや塩化物を主成分とした水溶液又は非水溶液である。
筐体10は、長方形の底板11の四辺縁に側板12〜15を立設するとともに、それら側板12〜15上に上板16を配設した直方体形のものである。
上板16には、空気電池カートリッジ(以下、単に「カートリッジ」という。)Bを着脱するためのカートリッジ用着脱口16a〜16c(図2参照)が所要の間隔にして開設している。
カートリッジBは、複数の本発明の一実施形態に係る注液式空気電池60を、これらの間に空気流路α(図3(B)参照)を区画形成するようにして配列するとともに、これの一端部に上記したバスバー50に連結接続するための接続部Baを設けたものである。注液式空気電池60は、互いに所要の間隔をおいて重ね合わされており、これら隣接する注液式空気電池60,60間に空気流路αが区画形成されている。
筐体10の側板12には、これの側板15寄りに、空気を筐体10内に導入するための導入口12aが配設されているとともに、その導入口12aには、空気供給管20が接続されている。
また、筐体10の側板14であって側板13寄りには、筐体10内を流通した空気を排出するための排出口14aが配設されているとともに、その排出口14aには、空気排出管30が接続されている。
空気供給管20には、空気の供給方向上流側から下流側にかけて、塵等を除去するためのフィルタ21、空気を圧送するためのブロワー22、温度センサ23、圧力検知センサ24及び開閉バルブ25が順次配設されている。
ブロワー22と開閉バルブ25とは、コントロールユニットDの出力側に接続されて適宜駆動されるようになっているとともに、温度センサ23と圧力検知センサ24はその入力側に接続され、検知した温度データと圧力データがコントロールユニットDに入力されるようになっている。
一方、空気排出管30には、空気の排出方向上流側から下流側にかけて、温度センサ32、圧力検知センサ33及び開閉バルブ34が順次配設されているとともに、開閉バルブ34は、コントロールユニットDの出力側に接続されて適宜開閉駆動されるようになっているとともに、温度センサ32と圧力検知センサ33はその入力側に接続されている。
上記した空気供給管20と空気排出管30には、空気供給管20の開閉バルブ25の上流側の位置と、空気排出管30の開閉バルブ34の下流側の位置との間に両端部を連結した迂回用管40が連結されており、その迂回用管40には開閉バルブ41が配設されている。
開閉バルブ41は、上記したものと同様にコントロールユニットDの出力側に接続されて適宜開閉駆動されるようになっている。
筐体10の底板11上には、図1、図3(A),(B)に示すような、三つのカートリッジBを着脱自在に電気的に接続するためのバスバー50が配設されている。
バスバー50は、これに装着接続されたカートリッジBからの電力を外部に取り出すためのものであり、基台53の装着面に三つの接続部51を突設したものである。なお、52は、三基のカートリッジBを仕切るための仕切部材である。
また、図2に示す導入口12aと排出口14aを上記したように偏移して配設していることにより、上記導入口12aから筐体10内に流入した空気は、図3(B)に示すように、バスバー50に載置接続されているカートリッジBをなす注液式空気電池60に流接した後、排出口14aから排出されるようになる。
ところで、上記した電解液タンク5と、バスバー50に接続された各カートリッジBとの間には、その電解液タンク5に貯留されている電解液Wを、それら各カートリッジBに送給するための送給管6が連結されているとともに、その送給管6には、開閉バルブ7が配設されている。
開閉バルブ7も、上記したものと同様にしてコントロールユニットDの出力側に接続されて適宜開閉駆動されるようになっている。
図4は、カートリッジの一部をなす注液式空気電池の断面図である。
注液式空気電池60は、枠体61、接点部材70、正極層68、電解液Wが満たされる電解液層64、セパレータ65、負極層69及びこのセパレータと負極層69の間に設置される皮膜67を有して構成されており、カートリッジB内において互いに直列又は並列に接続されるようになっている。
本実施形態において示す枠体61は、耐電解液性のある樹脂製のものであるが、CF,GF等でFRP化したものを採用して、より高い強度を持たせることができる。
「電解液W」は、KOHや塩化物を主成分とした水溶液又は非水溶液である。
本実施形態において示す枠体61は、上下両面を開口しかつ平面視長方形にした外枠材61Aと、この外枠材61の長手方向に沿う所定の間隔で、後記する正極層68と負極層69との間に配設される上記電解液層64に配置され、かつ、正極層68又は負極層69若しくはそれら双方に当接して変形を防止するための5本の変形防止材61Bを配設した構造のものである。
5本の変形防止材61Bは、互いに所要の間隔にし、かつ、外枠材61A間に一体に架橋形成されており、それらの変形防止材61Bによって、外枠材61Aで囲繞された空間を、六つの電解液空間S1〜S6に区画形成している。
「電解液空間」は、注入された電解液を滞留させておくための空間である。
上記外枠材61Aの両端壁の上端部内面には、接点部材70の高さにほぼ一致する高さの段差とした接点嵌合部61C,61Cが形成されている。
接点部材70は導電性を有する金属製のものであり、下記の液密通気膜71と正極層68のそれぞれに導通接続され、かつ、上側において隣接する他の注液式空気電池60(図示しない)に導通接触させるためのものである。
液密通気膜71は液密通気性を有するものであり、正極層68のガス供給(空気)を行なうための多数の微細な孔が形成され、かつ、電解液Wが外部に漏れ出さないようなフッ素樹脂製のものである。
正極層68、触媒を含んだ導電性、かつ、多孔質な材料で形成されており、例えば、カーボン材料とバインダー樹脂とにより形成され、多導電多孔体内に二酸化マンガン等の触媒が含まれているものである。
セパレータ65は、上記した正極層68と負極層69とを分離するためのものである。
負極層69は、例えばLi,Al,Fe,Zn,Mgの純金属又は合金製のものである。
本実施形態においては、セパレータ65と負極層69の間に上記した皮膜67を形成している。
皮膜67は、電解液Wと反応しない材質により形成されており、また、電解液Wの注液により、電解液が浸透して負極層69に到達する微細孔を有するものである。
具体的には、クロム、窒化クロム、無定形炭素材、セラミック等である。
さらに、これに加えられる電気的刺激により熱膨張・変形する材料を織り込むとよい。具体的には、電熱線と熱収縮チューブとの組み合わせ、高周波電源と熱可塑性プラスチック等との組み合わせ等である。
上記したバスバー50には、出力電流を測定するための電流計80、出力電圧を測定するための電圧計81、接続部82、昇圧を行なわせるためのDC‐DCコンバータ83、接続部84、リチウムイオン電池85及びモータ86が接続されている。
ところで、コントロールユニットDは、CPU(Central Processing Unit)やインターフェース回路等からなるものであり、所要のプログラムの実行により、次の各機能を発揮する。
(1)皮膜67を除去するための電気的刺激を、その皮膜67に加える機能。この機能を「皮膜除去手段D1」という。
本実施形態においては、正負極層68,69間に短絡電流を流すための短絡回路E(図4参照)を介して、電気的刺激として短絡電流を皮膜67に加えている。
短絡回路Eは、注液式空気電池60の内部抵抗よりも低く、かつ、正負極層68,69間を短絡させる機能を有するものであり、コントロールユニットDの出力側に接続されている。
なお、短絡回路Eに代えて、正負極層68,69間に電流又は電圧を印加できる電源回路を有する構成にしてもよい。
(2)注液式空気電池60に電解液Wを注液後、正負極層68,69間を短絡回路E又は電源回路に接続し、皮膜67が除去されることにより発電開始可能か否かを判断する機能。この機能を「発電開始可否判断手段D2」という。
発電開始可能か否かの判断基準は、予め実験等により算出しておいた発電開始可能時間、出力電圧値や出力電流値に基づいている。
「発電開始可能時間」は、正負極層68,69間に電解液が十分に行き渡るのに要する時間である。
(3)発電開始可否判断手段D2によって発電開始可能と判断したときには、注液式空気電池60を負荷に接続する機能。この機能を「負荷接続手段D3」という。
本実施形態においては、短絡回路Eを注液式空気電池60から切り離すとともに、接続部82を介して、注液式空気電池60を負荷であるモーター86等に接続している。
発電開始可否判断手段D2により発電開始不可と判断したときには、所定の時間が経過した後に、注液式空気電池60を負荷に接続している。
次に、図5を参照して、一例に係る制御フローチャートについて説明する。図5は、本空気電池システムの一例に係る制御フローチャートである。
ステップ1(図中、「S1」と略記する。以下、同様。):注液式空気電池60を使用するか否かを判断し、注液式空気電池60を使用すると判断したときには、ステップ2に進む。
注液式空気電池60を使用するか否かの判断基準は、例えば上記したバッテリ85の電圧が所定の値以下になったか否かによる。
ステップ2:注液式空気電池60の使用を開始するためのスイッチ(図示しない)をオン操作する。
ステップ3:開閉バルブ7を開駆動して、電解液タンク5に貯留している電解液Wの注液を開始する。
ステップ4:短絡回路Eを介して、負極層69と正極層68とを短絡させる。これにより、皮膜67を除去するための電気的刺激を加える。この電気的刺激により、皮膜67は次第に破壊されて、負極層69の表面から除去され始める。
ステップ5:皮膜67が除去されることにより発電開始可能か否かを判断し、発電開始可能と判断されればステップ6に進み、そうでなければステップ4に戻る。
ステップ6:注液式空気電池60から短絡回路Eを切断するとともに、上記した負荷に接続する。
次に、図6を参照して、他例に係る制御フローチャートについて説明する。図6は、本空気電池システムの他例に係る制御フローチャートである。
ステップ1(図中、「S1」と略記する。以下、同様。):注液式空気電池60を使用するか否かを判断する。
ステップ2:注液式空気電池60の使用を開始するためのスイッチ(図示しない)をオン操作する。
ステップ3:開閉バルブ7を開駆動して、電解液タンク5に貯留している電解液Wの注液を開始する。
ステップ4:外部回路を介して、負極層69と正極層68とを短絡させる。これにより、皮膜67を除去するための電気的刺激を加える。この電気的刺激により、皮膜67は次第に破壊されて、負極層69の表面から除去され始める。
ステップ5:皮膜67が除去されることにより発電開始可能か否かを判断し、発電開始可能と判断されればステップ7に進み、そうでなければステップ6に進む。
ステップ6:所定の時間が経過したか否かを判断する。ここで、所定の時間が経過したと判断されれば、ステップ7に進む。
ステップ7:注液式空気電池60から短絡回路Eを切断するとともに、上記した負荷に接続する。
以上の構成からなる空気電池システムAによって得られる効果は、次のとおりである。
・皮膜を除去するための電気的刺激をその皮膜に加える皮膜除去手段を設けているので、その皮膜を負極層の表面から除去でき、負極反応面積低下を抑制して電池出力低下を抑制することができる。
・正負極層間に短絡電流を流すための短絡回路を有することにより、短絡電流を電気的刺激として皮膜に加えるので、注液式空気電池を使用するときに、皮膜を効果的に剥離させられる。また、保管時、注液後放電開始前に負極金属を保護することと、放電開始時に高出力を取り出すことを両立させることができる。
・正負極層間に電流又は電圧を印加するための電源回路を有することにより、皮膜除去用の電流や電圧を電気的刺激として皮膜に加えるので、注液式空気電池を使用するときに、皮膜を効果的に剥離させられる。また、保管時、注液後放電開始前に負極金属を保護することと、放電開始時に高出力を取り出すことを両立させることができる。
・注液式空気電池に電解液を注液後、皮膜除去手段によって皮膜が除去されることにより発電開始可能か否かを判断する発電開始可否判断手段と、発電開始可否判断手段によって発電開始可能と判断したときには、注液式空気電池を負荷に接続する負荷接続手段とを有しているので、発電可能になったことを確認できるとともに、放電を所望のタイミングで開始させられる。
・発電開始可否判断手段により発電開始不可と判断したとき、所定の時間が経過した後、電気的刺激を皮膜に加えることにより、発電を開始できるまでの注液式空気電池の消費を抑えられ、注液式空気電池の寿命を短かくなることを防止できる。
・皮膜を、電解液と反応しない材質により形成することにより、自然放電による注液式空気電池の消耗や水素の発生を抑えられる。
・皮膜を、電解液の注液により電解液が皮膜を浸透して金属に到達する微細孔を有するものとすることにより、その微細孔を通じて電解液が金属に到達し、電気刺激時に金属が酸化反応することができる。これにより、酸化反応した金属表面の皮膜を効果的に剥離させることができる。
なお、微細孔の密度、サイズにより電解液の到達時間を調節できる。また、金属が酸化反応すると水素が発生して内圧がかかり、皮膜を破壊することができると推測している。
・皮膜を、これに加えられる電気的刺激により熱膨張して変形する材料を織り込むことにより、電気的刺激が元になり皮膜に応力を生じさせて皮膜を破壊除去することができるために、皮膜を除去したいときに容易に破壊除去することができる。
・皮膜に、圧電素子を含むものとすることにより、電気的刺激が元になり皮膜に応力を生じさせて皮膜を破壊除去することができるために、皮膜を除去したいときに容易に破壊除去することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限るものではなく、次のような変形実施が可能である。
・電解液タンクに電解液の液面レベルを検知するためのレベルセンサを設けておき、その液面が所定のレベルよりも低下したときに、上記した皮膜の除去を開始するようにしてもよい。
皮膜は、上記したものに限らず、例えば圧電素子を含んたものとしてもよい。圧電素子としては、例えばチタン酸バリウム、水晶、ポリフッ化ビニリデン等を挙げることができる。
68 正極層
67 皮膜
69 負極層
D1 皮膜除去手段
D2 発電開始可否判断手段
D3 負荷接続手段
E 短絡回路
W 電解液

Claims (10)

  1. 正極層と、表面に皮膜を形成した負極層とを有し、これらに電解液を注液することにより発電を行なう注液式空気電池を有する空気電池システムにおいて、
    上記皮膜を除去するための電気的刺激を、その皮膜に加える皮膜除去手段を設けたことを特徴とする空気電池システム。
  2. 皮膜除去手段は、正負極層間に短絡電流を流すための短絡回路を有し、
    短絡電流を電気的刺激として皮膜に加える請求項1に記載の空気電池システム。
  3. 皮膜除去手段は、正負極層間に電流又は電圧を印加するための電源回路を有している請求項1に記載の空気電池システム。
  4. 注液式空気電池に電解液を注液後、皮膜除去手段によって皮膜が除去されることにより発電開始可能か否かを判断する発電開始可否判断手段と、
    発電開始可否判断手段によって発電開始可能と判断したときには、注液式空気電池を負荷に接続する負荷接続手段とを有する請求項2又は3に記載の空気電池システム。
  5. 発電開始可否判断手段は、短絡電流値又は出力電流又は電圧値を基準として、発電開始可能か否かを判断する請求項4に記載の空気電池システム。
  6. 発電開始可否判断手段により発電開始不可と判断したときには、
    皮膜除去手段は、所定の時間が経過した後、電気的刺激を皮膜に加える請求項4又は5に記載の空気電池システム。
  7. 皮膜は、電解液と反応しない材質により形成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の空気電池システム。
  8. 皮膜は、電解液の注液により電解液が皮膜を浸透して金属に到達する微細孔を有する請求項7に記載の空気電池システム。
  9. 皮膜は、これに加えられる電気的刺激により熱膨張して変形する材料を織り込んでいる請求項1〜6のいずれか1項に記載の空気電池システム。
  10. 皮膜は、圧電素子を含んでいる請求項1〜6のいずれか1項に記載の空気電池システム。
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