JP2014021066A - 光センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】ダストが光電変換素子近傍まで侵入することを抑制しつつ、保護ゲルの厚さの変化を抑制した光センサの提供。
【解決手段】環状の壁部23を有するハウジング22と、壁部に囲まれるようにハウジングに固定された光電変換素子40と、光電変換素子を覆って配置された光透過性の保護ゲル50と、壁部に囲まれた空間に蓋をする蓋部材30と、を備え、壁部における光電変換素子の搭載面に沿う開口面積は、搭載面から離れるほど大きくされ、蓋部材は、光電変換素子を取り囲むように壁部に対して内周側に設けられるとともに、突出先端が搭載面に当接する隔壁部32を有して、保護ゲルは、壁部に囲まれた空間のうち、隔壁部によって囲まれた領域と、隔壁部と壁部との間の領域とにそれぞれ配置されている。
【選択図】図2
【解決手段】環状の壁部23を有するハウジング22と、壁部に囲まれるようにハウジングに固定された光電変換素子40と、光電変換素子を覆って配置された光透過性の保護ゲル50と、壁部に囲まれた空間に蓋をする蓋部材30と、を備え、壁部における光電変換素子の搭載面に沿う開口面積は、搭載面から離れるほど大きくされ、蓋部材は、光電変換素子を取り囲むように壁部に対して内周側に設けられるとともに、突出先端が搭載面に当接する隔壁部32を有して、保護ゲルは、壁部に囲まれた空間のうち、隔壁部によって囲まれた領域と、隔壁部と壁部との間の領域とにそれぞれ配置されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、光電変換素子が保護ゲルにより保護される光センサに関する。
特許文献1に記載のように、光センサは、光電変換素子と、該光電変換素子を搭載するホルダと、該ホルダと嵌合されて固定される光透過性のフィルタと、を有する。また、ホルダは、該ホルダから、光電変換素子を取り囲むように環状に突出した壁部を有する。この壁部はフィルタに当接しており、外部から光電変換素子が搭載された領域へダストが侵入することを防止している。また、光電変換素子は、振動や衝撃などから保護されるべく、固形の樹脂等により被覆されている。
また、主要な素子を保護する構成として、特許文献2には、筺体の内部に配置された回路素子を絶縁体の保護ゲルで封止したハイブリッドICが提案されている。この保護ゲルは、回路素子を振動や衝撃などから保護するだけでなく、筺体内部に侵入したダストを吸着する効果も奏する。
光センサは、固形の樹脂により光電変換素子を保護する構成に限定されず、光電変換素子を保護ゲルにより保護することもできる。
しかしながら、保護ゲルにより光電変換素子が保護される光センサにおいても、保護ゲルに吸着されず、光電変換素子の近傍まで侵入するダストが存在する。
また、保護ゲルがホルダから突出した壁面に這い上がり、保護ゲルの厚さが変動してしまうという問題がある。保護ゲルの厚さが変動すると、入射する光の保護ゲル中における光路が変化して光センサの感度が悪化する虞がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、保護ゲルにより光電変換素子が保護される光センサにおいて、ダストが光電変換素子近傍まで侵入することを抑制しつつ、保護ゲルの厚さの変化を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、
環状の壁部(23)を有するハウジング(22)と、
該ハウジングにおける壁部に囲まれた底部内面(22a)に固定された光電変換素子(40)と、
光透過性を有し、光電変換素子を封止するように、光電変換素子を覆って底部内面上に配置された保護ゲル(50)と、
光透過性を有し、壁部の突出先端に当接して配置され、壁部に囲まれた空間に蓋をする蓋部材(30)と、を備える光センサであって、
壁部における底部内面に沿う開口面積は、底部内面に直交する方向において、底部内面から離れるほど大きくされ、
蓋部材は、底部内面に対向する一面(30a)から突出し、底部内面に沿う面内において、光電変換素子を取り囲むように壁部に対して内周側に設けられるとともに、突出先端が底部内面に当接する隔壁部(32)を有し、
保護ゲルは、壁部に囲まれた空間のうち、隔壁部によって囲まれた領域と、隔壁部と壁部との間の領域とにそれぞれ配置されている特徴としている。
環状の壁部(23)を有するハウジング(22)と、
該ハウジングにおける壁部に囲まれた底部内面(22a)に固定された光電変換素子(40)と、
光透過性を有し、光電変換素子を封止するように、光電変換素子を覆って底部内面上に配置された保護ゲル(50)と、
光透過性を有し、壁部の突出先端に当接して配置され、壁部に囲まれた空間に蓋をする蓋部材(30)と、を備える光センサであって、
壁部における底部内面に沿う開口面積は、底部内面に直交する方向において、底部内面から離れるほど大きくされ、
蓋部材は、底部内面に対向する一面(30a)から突出し、底部内面に沿う面内において、光電変換素子を取り囲むように壁部に対して内周側に設けられるとともに、突出先端が底部内面に当接する隔壁部(32)を有し、
保護ゲルは、壁部に囲まれた空間のうち、隔壁部によって囲まれた領域と、隔壁部と壁部との間の領域とにそれぞれ配置されている特徴としている。
これによれば、ハウジングに形成された壁部のうち、底部内面に沿う開口面積が、底部内面に直交する方向において、底部内面から離れるほど大きくされている。このため、光電変換素子が保護ゲルにより保護されるとともに、保護ゲルが壁部の内壁を這い上がり易くなっている。したがって、保護ゲルは、ダストが侵入し得る部分(壁部と蓋部材との当接部)に対して、より近くまで這い上がることができ、侵入したダストを保護ゲルに吸着させることができる。好ましくは、保護ゲルがダストの侵入し得る部分まで這い上がり、ダストの侵入経路を塞ぐことができる。このように、ハウジングの外部から侵入するダストを、保護ゲルで効率良くトラップすることができ、光電変換素子が配置された位置までダストが到達することを抑制することができる。加えて、本発明では、蓋部材が隔壁部を有する。この隔壁部は、ハウジングの壁部に囲まれた空間を少なくとも2つの領域に分割する。すなわち、光電変換素子が配置された領域と、隔壁部と壁部に囲まれた領域と、に分割する。このため、保護ゲルが壁部の内壁を這い上がっても、光電変換素子が配置された側の保護ゲルの厚さが変化することはない。したがって、保護ゲルの厚さの変動に起因する光センサの感度が悪化等の問題を抑制することができる。また、隔壁部を有することにより、壁部を越えて侵入したダストが光電変換素子の配置された位置に到達することを抑制することができる。
また、隔壁部の内壁面(32a)として、第1壁面(35)と、該第1壁面よりも底部内面側に位置する第2壁面(36)と、第1壁面と第2壁面とを連結する連結面(37)と、を有し、連結面は、底部内面に沿う方向に長さを有するとともに、一面に対向するように設けられた構成とすることもできる。
これによれば、第1壁面、第2壁面、および、連結面により、内壁面にエッジが形成される。このため、隔壁部に囲まれた領域における保護ゲルは、エッジよりも蓋部材側に這い上がることが抑制される。したがって、第1壁面、第2壁面、および、連結面が存在しない構成に較べて、保護ゲルの厚さの変動を抑制することができる。
また、隔壁部が複数形成された構成とすることもできる。
これによれば、光電変換素子を多重の隔壁部が取り囲む。したがって、ダストの光電変換素子近傍への侵入を多重に抑制することができる。
また、隔壁部の内壁面に、底部内面と鋭角を成すような面を少なくとも有する構成とすることもできる。
これによれば、保護ゲルが隔壁部自体に這い上がることを抑制することができる。したがって、隔壁部が存在しない構成に較べて、保護ゲルの厚さの変動を抑制することができる。
また、隔壁部とハウジングの当接部が、互いに嵌合するように、一方が凸部(32b)、他方が凹部(22b)を有する構成とすることもできる。
これによれば、隔壁部の位置決めが容易となるとともに、隔壁部を底部内面に確実に固定することができる。また、隔壁部と壁部との間の領域から隔壁部に囲まれた領域へのダストの侵入経路を長くすることができるため、ダストが光電変換素子の近傍に侵入することを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分に、同一符号を付与する。
(第1実施形態)
最初に、図1を参照して、本実施形態における光センサの概略構成について説明する。
最初に、図1を参照して、本実施形態における光センサの概略構成について説明する。
本実施形態の光センサは、例えば、車両に搭載され、カーエアコン制御やオートライト制御のための外光検出機能を有する光センサとして用いられる。
図1に示すように、光センサ10は、コネクタを兼ねるホルダ20と、光を集光するレンズを兼ねる蓋部材30と、入射した光を電気信号に変換する光電変換素子40と、該光電変換素子40を振動や衝撃、あるいはダストから保護する保護ゲル50と、を備える。
本実施形態において、ホルダ20は、光電変換素子40が搭載されるハウジング22と、コネクタを兼ね、光センサ10を車両90に固定するためのケース24と、を有する。
ハウジング22は、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)から成り、ケース24に嵌入されて固定される。ハウジング22は光電変換素子40を図示しない外部回路に電気的に接続するためのリード26を有する。リードは一端がハウジング22から突出して外部回路に接続される。そして他端は、ハウジング22のうち、光電変換素子40が搭載される搭載面(底部内面22a)に露出している。光電変換素子40はアウタリードがリード26に電気的に接続される。また、ハウジング22は、搭載面から突出した壁部23を有する。壁部23は光電変換素子40の搭載位置を囲むように円環状に設けられている。本実施形態では、搭載面のうち、壁部23により囲まれた部分を特に底部内面22aと称する。壁部23は本発明の特徴部分のひとつであり、後に詳述する。
ケース24は、ハウジング22を固定するとともに、光センサ10に外部回路を接続するためのコネクタを兼ねている。また、ケース24には取り付け爪28が設けられており、ケース24は、取り付け爪28の付勢力により車両90に取り付けられる。
蓋部材30は、光透過性の樹脂からなり、ハウジング22の壁部23に囲まれ、光電変換素子40が配置された空間に蓋をするとともに、光電変換素子40に光を導くレンズとしても機能する。本実施形態では、蓋部材30とハウジング22とがスナップフィットにより固定される。そして、蓋部材30とハウジング22とが固定されるとともに、ハウジング22に設けられた壁部23が蓋部材の一面30aに当接する。また、蓋部材30は、一面30aから突出した隔壁部32を有する。隔壁部32は、壁部23の内周側に、光電変換素子40を取り囲むように配置されている。隔壁部32は本発明の特徴部分のひとつであり、後に詳述する。
光電変換素子40は、例えばCCDなどの光を電気信号に変換する素子である。本実施形態では、隔壁部32および壁部23に囲まれる位置において、ハウジング22におけるリード26に電気的に接続されている。
保護ゲル50は、光透過性を有するシリコーンゲルからなり、底部内面上22aに配置される。保護ゲル50は、蓋部材30から突出した隔壁部32に囲まれた領域に配置され、光電変換素子40を覆って保護する。また、保護ゲル50は、隔壁部32とハウジング22から突出した壁部23とに囲まれた領域にも配置され、外部から侵入するダストをトラップし、ダストが光電変換素子40に到達することを抑制する。
次に、図2を参照して、本発明の特徴部分である壁部23と隔壁部32の構成について詳述する。なお、図2は、図1における一点鎖線に示す部分(図1にAと示す)を拡大した図である。
壁部23は、上記したように、ハウジング22のうち、光電変換素子40が配置された搭載面から突出して形成される。本実施形態では、光電変換素子40を取り囲んで円環状に形成される。すなわち、搭載面と壁部23とにより形成される凹部の底部内面22aに光電変換素子40が配置される。
壁部23における底部内面22aに沿う開口面積は、底部内面22aに直交する方向において、底部内面22aから離れるほど大きくされている。本実施形態において、内壁23aは、底部内面22aに直交する方向において底部内面22aから離れるほど、底部内面22aに沿う方向について光電変換素子40から離れるように反っている。すなわち、壁部23の断面は、図2に示すように、弧形状をなしており、弧の部分が光電変換素子40側を向いている。そして、壁部23は、その突出先端がハウジング22と蓋部材30との嵌合とともに、蓋部材30に当接される。
隔壁部32は、上記したように、蓋部材30のうち、ハウジング22の底部内面22aに対向する一面30aから突出して形成される。また、隔壁部32は、壁部23に対して内周側であって、光電変換素子40を取り囲むように、環状に形成され、本実施形態では、円環状に形成される。すなわち、光電変換素子40は、底部内面22aに沿う面内において、隔壁部32に囲まれ、さらに、隔壁部32は、壁部23に囲まれている。隔壁部32は、蓋部材30とハウジング22とが固定されるとともに、ハウジング22に設けられた壁部23が蓋部材の一面30aに当接する。すなわち、隔壁部32は、ハウジング22の壁部23に囲まれた空間を2つの領域(光電変換素子40が配置された領域、および、隔壁部32と壁部23に囲まれた領域)に分割する。
本実施形態における隔壁部32は、内壁面32aに凹部34を有する。この凹部34は、円環状の隔壁部32の全周に亘って形成されている。凹部34を含む内壁面32aは、凹部34の底部に相当する第1壁面35と、第1壁面35よりも底部内面22a側に位置する第2壁面36と、第1壁面35と第2壁面36とを連結する連結面37と、を有する。連結面37は凹部34の側面であり、蓋部材30の一面30aと対向している。そして、この凹部34を成す面のうち、第2壁面36と連結面37とで、隔壁部32の内壁面32aにエッジ38が形成されている。また、本実施形態では、内壁面32aのうち、第2壁面36と、第1壁面35に対して第2壁面36と反対に位置する第3壁面39とが、底部内面22aとのなす角が鋭角になるように傾斜して形成されている。
次に、本実施形態における光センサ10の組立手順について簡単に説明する。
まず、ホルダ20の組立を行う。樹脂成形されたケース24に、リード26が固定されたハウジング22を嵌入する。
次いで、光電変換素子40を配置する。ハウジング22の底部内面22aに露出したリード26の一部に光電変換素子40を電気的に接続する。
次いで、保護ゲル50を配置する。ハウジング22のうち、壁部23により囲まれた領域に、光電変換素子40を覆うように保護ゲル50を配置する。本実施形態では、底部内面22aも全面に亘って覆われるように保護ゲル50を配置する。
最後に、蓋部材30を配置する。ハウジング22のうち、光電変換素子40は配置され、壁部23により囲まれた領域に蓋部材30で蓋をする。本実施形態においては、蓋部材30とハウジング22はスナップフィットにより固定される。ただし、スナップフィットによる固定に限定されるものではなく、両者をネジなどにより固定してもよい。
なお、上記したように、蓋部材30によりハウジング22に蓋をすることにより、蓋部材30に形成された隔壁部32が壁部23に囲まれた空間を2つの領域(光電変換素子40が配置された領域、および、隔壁部32と壁部23に囲まれた領域)に分割する。これにより、保護ゲル50も上記の2つの部分に分割されて配置されることになる。
次に、本実施形態における光センサ10、とくに、壁部23および隔壁部32の作用効果について説明する。
ところで、保護ゲル50は、光電変換素子40を保護するとともに、外部から侵入したダストを吸着して、ダストが光電変換素子40上に載って入射光を遮ってしまうことを防止する。
上記したように、本実施形態に係る壁部23は、その内壁23aが傾斜しており、表面張力によって保護ゲル50が内壁23aに這い上がり易い構成となっている。これにより、保護ゲル50は、ダストの侵入口(壁部23の突出先端が蓋部材30に当接している部分)に対して、より近傍まで這い上がる。あるいは、保護ゲル50が侵入口を塞ぐように配置される。したがって、外部からのダストの侵入を抑制することができる。
保護ゲル50が壁部23を這い上がると、保護ゲル50の厚さが減少して光センサの光学特性に影響を及ぼす虞がある。これに対処するため、本実施形態では、蓋部材30が隔壁部32を有している。隔壁部32は、壁部23に囲まれた領域を、光電変換素子40が配置された部分と、隔壁部32と壁部23に囲まれた部分と、に分割する。このため、保護ゲル50の這い上がりによって、隔壁部32と壁部23に囲まれた部分に配置された保護ゲル50の厚さが変化しても、光電変換素子40が配置された部分で保護ゲル50の厚さが変化しないようにできる。
また、本実施形態では、隔壁部32の光電変換素子40に面する内壁面32aが、傾斜して形成されている。このため、保護ゲル50が隔壁部32自体に這い上がることを抑制することができる。したがって、隔壁部32が存在しない構成に較べて、保護ゲル50の厚さの変動を抑制することができる。さらに、本実施形態では、内壁面32aが凹部34を有する。この凹部34により形成されるエッジ38のため、隔壁部32に囲まれた領域における保護ゲル50は、エッジ38よりも蓋部材30側に這い上がることが抑制される。したがって、エッジ38が存在しない構成に較べて、保護ゲル50の厚さの変動を抑制することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、隔壁部32が1つ形成された例を示した。これに対して、本実施形態では、図3に示すように、隔壁部32が2つ形成された例を示す。隔壁部32を除く部分については、第1実施形態と同様の構成であるため、記載を省略する。
第1実施形態では、隔壁部32が1つ形成された例を示した。これに対して、本実施形態では、図3に示すように、隔壁部32が2つ形成された例を示す。隔壁部32を除く部分については、第1実施形態と同様の構成であるため、記載を省略する。
本実施形態における2つの隔壁部32はいずれも円環状をなし、光電変換素子40を2重に取り囲む構成となっている。したがって、保護ゲル50の壁部23への這い上がりに対して、光電変換素子40が配置された領域での保護ゲル50の厚さの変動を抑制することができるとともに、隔壁部32が1つの構成に較べて、ダストの侵入を抑制することができる。
なお、本実施形態において、隔壁部32の内壁面32aは、底部内面22aに対して垂直に形成されている。しかしながら、内壁面32aの形状は、第1実施形態と同様に、傾斜させて形成することができる。また、内壁面32aがエッジ38を有する構成とすることもできる。また、隔壁部32は3つ以上形成されてもよい。
(第3実施形態)
第1実施形態および第2実施形態では、隔壁部32がハウジング22の底部内面22aに当接して固定される例を示した。これに対して、本実施形態では、隔壁部32の突出先端と底部内面22aが嵌合して固定される例を示す。
第1実施形態および第2実施形態では、隔壁部32がハウジング22の底部内面22aに当接して固定される例を示した。これに対して、本実施形態では、隔壁部32の突出先端と底部内面22aが嵌合して固定される例を示す。
本実施形態では、図4に示すように、隔壁部32の突出先端に凸部32bが形成されている。また、底部内面22aには隔壁部32の凸部32bに対応した凹部22bが形成されている。そして、蓋部材30とハウジング22とが固定された状態において、隔壁部32に形成された凸部32bと底部内面22aに形成された凹部22bとが嵌合して固定される。これにより、隔壁部32の位置決めが容易となるとともに、隔壁部32を底部内面22aに確実に固定することができる。また、隔壁部32と壁部23との間の領域から隔壁部32に囲まれた領域へのダストの侵入経路を長くすることができるため、ダストが光電変換素子40の近傍に侵入することを抑制することができる。
また、本実施形態では、隔壁部32の内壁面32aの一部が傾斜し、底部内面22aとのなす角が鋭角とされた構成となっている。これにより、内壁面32aが底部内面22aに対して垂直に形成された構成に較べて、保護ゲル50が内壁面32aを這い上がる量を抑制することができる。
なお、凸部32bと凹部22bの関係は逆であってもよい。すなわち、隔壁部32の突出先端に凹部が形成され、底部内面22aに凸部が形成されて互いに嵌合する構成としてもよい。
なお、本実施形態では、隔壁部32と底部内面22aがそれぞれ凸部32bと凹部22bを有し、嵌合する例を示したが、壁部23と蓋部材30の一面30aとが嵌合するようにしてもよい。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
第1実施形態において、隔壁部32の内壁面32aに凹部34が形成される例を示したが、必ずしも凹形状である必要はない。図5に示すように、隔壁部32が、内壁面32aとして、第1壁面35と、第1壁面35よりも底部内面22a側に位置する第2壁面36と、第1壁面35と第2壁面36とを連結する連結面37と、を有し、連結面37が、底部内面22aに沿う方向に長さを有するとともに、蓋部材30の一面30aに対向するように設けられていればよい。本実施形態では、内壁面32aのうち、第1壁面35と、第2壁面36とが、底部内面22aとのなす角が鋭角になるように傾斜して形成されている。
また、上記した各実施形態では、保護ゲル50がシリコーンゲルからなる例を示したが、保護ゲル50は、エポキシ系樹脂やシリコーンゴムなど、光透過性と吸着性を有していればよい。ただし、シリコーンゲルは、エポキシ系樹脂やシリコーンゴムに較べて柔らかいため、光電変換素子40のアウタリードとリード26とが熱応力によって断線することを抑制することができる。
また、上記した各実施形態では、ハウジング22がポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)からなる例を示したが、上記例に限定されない。ただし、PPSは成形が行い易く量産に向くため、ハウジング22の構成材料としてPPSを用いることが好ましい。
また、上記した各実施形態における各図にて、光電変換素子40が1つだけ配置された例を示したが、光電変換素子40の数については限定するものではない。とくに、上記した各実施形態のように、車両に取り付けられる光センサ10においては、車両ライトの点灯および消灯の制御や、エアコンの温度制御を行うために複数の光電変換素子40を搭載することが通常である。そして、このように、複数の光電変換素子40を有する光センサ10であっても、本発明を適用することができる。
10・・・光センサ
22・・・ハウジング
23・・・壁部
30・・・蓋部材
32・・・隔壁部
40・・・光電変換素子
50・・・保護ゲル
22・・・ハウジング
23・・・壁部
30・・・蓋部材
32・・・隔壁部
40・・・光電変換素子
50・・・保護ゲル
Claims (7)
- 環状の壁部(23)を有するハウジング(22)と、
該ハウジングにおける前記壁部に囲まれた底部内面(22a)に固定された光電変換素子(40)と、
光透過性を有し、前記光電変換素子を封止するように、前記光電変換素子を覆って前記底部内面上に配置された保護ゲル(50)と、
光透過性を有し、前記壁部の突出先端に当接して配置され、前記壁部に囲まれた空間に蓋をする蓋部材(30)と、を備える光センサであって、
前記壁部における前記底部内面に沿う開口面積は、前記底部内面に直交する方向において、前記底部内面から離れるほど大きくされ、
前記蓋部材は、前記底部内面に対向する一面(30a)から突出し、前記底部内面に沿う面内において、前記光電変換素子を取り囲むように前記壁部に対して内周側に設けられるとともに、突出先端が前記底部内面に当接する隔壁部(32)を有し、
前記保護ゲルは、前記壁部に囲まれた空間のうち、前記隔壁部によって囲まれた領域と、前記隔壁部と前記壁部との間の領域とにそれぞれ配置されている特徴とする光センサ。 - 前記隔壁部の内壁面(32a)として、第1壁面(35)と、該第1壁面よりも前記底部内面側に位置する第2壁面(36)と、前記第1壁面と前記第2壁面とを連結する連結面(37)と、を有し、
前記連結面は、前記底部内面に沿う方向に長さを有するとともに、前記一面に対向するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光センサ。 - 前記隔壁部が複数形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光センサ。
- 前記隔壁部の内壁面に、前記底部内面と鋭角を成すような面を少なくとも有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光センサ。
- 前記隔壁部と前記ハウジングの当接部は、互いに嵌合するように、一方が凸部(32b)、他方が凹部(22b)を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光センサ。
- 前記保護ゲルは、シリコーンゲルからなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の光センサ。
- 前記ハウジングは、ポリフェニレンサルファイド樹脂からなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の光センサ。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2016121924A1 (ja) * | 2015-01-30 | 2017-11-09 | 株式会社クラレ | メタクリル系樹脂組成物およびそれを用いた積層体 |
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2012
- 2012-07-23 JP JP2012162921A patent/JP2014021066A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2016121924A1 (ja) * | 2015-01-30 | 2017-11-09 | 株式会社クラレ | メタクリル系樹脂組成物およびそれを用いた積層体 |
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