JP2014020494A - 摩擦締結装置構造およびその摩擦板の組付け方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】周方向等間隔の歯26aに凹部30を形成した外面スプライン24と噛み合うドライブプレート(摩擦板)36は、歯26aに対応する歯を切除した欠歯部40を有し、4欠歯部はさらに外方に広げて切り込み部42とする。ドラムのディスク部21には各欠歯部(切り込み部)に対応して参照ボス44を形成してある。治具80はリング盤81の切り欠き82を参照ボスに嵌め合わせてディスク部に着座させると、リング盤に結合したガイド片87が歯26aに面する。切り込み部をガイド片に合わせてドライブプレートをドラムに嵌め込むと、欠歯部(切り込み部)が歯26aに面する位置となる。凹部の突起部と干渉する歯が欠けているのでドライブプレートは円滑に移動する。
【選択図】図6
Description
ドラム20’はディスク部21から軸方向同方向に延びる内筒23と外筒22’を有するプレス成型品で、外筒22’は内周および外周の双方に軸方向のスプラインを備えている。外周側の外面スプライン24’の山部は内周側の内面スプライン25’の谷部となっている。
内側の摩擦締結部として、ドラム20’内には内筒23とディスク部21の間にシリンダ27が形成されるとともに、内面スプライン25’には駆動側の摩擦板として複数のドライブプレート46が噛み合い、ドライブプレート46と軸方向交互に配置された被駆動側の摩擦板としてのドリブンプレート47が遊星歯車機構10のピニオンキャリア13の外周に形成されたスプライン14と噛み合っている。
シリンダ27に油圧が供給されると、ピストン60がリターンスプリング65を押し縮めて移動し、ピストン60から延びる押圧部61が交互に重なったドライブプレート46とドリブンプレート47をリングギア15との間に圧縮して摩擦力を発生させ、ピニオンキャリア13をドラム20’と一体に回転させ、したがってリングギア15と接続させる。
変速機ケース2内にはスプライン3に隣接してシリンダ50が設けられ、シリンダ50に油圧が供給されると、ピストン51がリターンスプリング55を押し縮めて移動し、ピストン51から延びる押圧部52が交互に重なったドライブプレート36’とドリブンプレート37をケース側受け部4との間に圧縮して摩擦力を発生させ、ドラム20’の回転を停止させる。
外面スプライン24’と噛み合うドライブプレート36’としては、例えば特開2008−175214号公報に示されるような摩擦板が用いられる。
このため、抜け止め用のスナップリング66はやむを得ないとして、少なくともリングギア15のはす歯による軸方向成分に起因する移動を抑えるためのスナップリング67を省くため、ドラム20’の代わりに、外筒22の外側からのプレスにより外筒22の内径側に突出壁31を形成したドラム20に代替することが考えられ、これにより溝34の切削加工も廃止できる。
突出壁31の形成は、図2に示すように、外面スプライン24における周方向に間隔を置いた所定の歯26aにプレスで凹部30を形成して内面スプライン25における谷部に突出させるのが好ましく、内側の摩擦締結部のドライブプレート46は突出壁31を突出させた谷に対応する部位だけ欠歯させればよい。
その原因を検討したところ、プレスで凹部30を形成する際、凹部30の底壁32が沈んでいくにしたがって山の斜面側方にもドラム材料が押し出され、図2に示すように、凹部30の底壁32の側縁が歯26aの歯面から突起部33となって突出していることが判明した。
このようにドライブプレート36’の歯が凹部30の突起部33に引っかかって移動できない状態になると、完全な締結状態あるいは解放状態が得られず、ドライブプレート36’とドリブンプレート37間が無用の摺動状態となって焼き付きなどを生じるおそれがある。
また、上記摩擦締結装置における本発明の摩擦板の組付け方法は、第1の摩擦板の欠歯部のうち少なくとも1つを他の欠歯部の底より所定量径方向外方に広げた底を有する切り込み部とする一方、該切り込み部を相対的に通過可能なガイド片を有する治具の当該ガイド片を、ドラムのスプラインにおける凹部を有する歯に沿わせてから、切り込み部をガイド片に合わせて第1の摩擦板を軸方向に押し込みドラムのスプラインに嵌め込むものとした。
そして、とくに欠歯部の少なくとも1つを治具のガイド片が通過可能な切り込み部とすることにより、当該治具を用いて、凹部を有する歯に欠歯部を対応させて容易に第1の摩擦板をドラムのスプラインに嵌め込むことができる。
図1は実施の形態を示す摩擦締結装置の要部の断面図である。実施の形態にかかる摩擦締結装置1は従来例と同様にドラムの内外に摩擦締結部を備えている。
プレス成型品のドラム20は外筒22にそれぞれ軸方向の外面スプライン24と内面スプライン25を備え、外筒22の外面スプライン24の山部は内面スプライン25の谷部となっている(図2参照)。
内面スプライン25には駆動側の摩擦板として複数のドライブプレート46が噛み合い、ドライブプレート46と軸方向交互に配置された被駆動側の摩擦板としてのドリブンプレート47が遊星歯車機構10のピニオンキャリア13の外周に形成されたスプライン14と噛み合っている。なお、軸方向交互に重ねたドライブプレート46とドリブンプレート47を以下では摩擦板列45と呼ぶ。
ドラム20は、後述の参照ボス44で径方向が位置決めされ変速機ケース2の内部隔壁5との間に設けられたスラストベアリング68で軸方向一方への移動が規制され、スナップリング64とピニオンキャリア13との間に設けられたスラストベアリング69で軸方向他方への移動が規制されている。
本実施例では、溝28より摩擦板列45側において、外面スプライン24における歯26(山部)にプレスで前述した凹部30を形成して内面スプライン25における谷部に突出壁31を突出させ(図2参照)、リングギア15の摩擦板列45方向への移動を規制している。
すなわち、図1に示すように、リングギア15はスナップリング66と突出壁31に挟まれて位置拘束されている。
突出壁31形成のための凹部30は外筒22の周方向複数箇所に設けられ、本実施の形態では外面スプライン24の歯数が偶数であるとして、45°の等角度間隔で8箇所に形成されている。以下、凹部30が形成された歯の参照番号を26aとする。
外面スプライン24における歯26の頂壁には適宜潤滑用のオイル通過穴70が設けられるが、凹部30が形成される歯26aはオイル通過穴70が設けられる歯とは異なる歯でも同じ歯でもよい。
このあと、リングギア15を、その外径側の歯17と内面スプライン25を噛み合わせて当該歯17が突出壁31に当接するまで挿入してから、スナップリング66を溝28に嵌め込む。
変速機ケース2の内部隔壁5にはピストン51をスライド可能に収容するシリンダ50がスプライン3に隣接して設けられている。変速機ケース2には軸方向におけるシリンダ50とスプライン3の間にスプリング受け53が取り付けられ、ピストン51とスプリング受け53の間にリターンスプリング55が設けられている。そして、ピストン51からはスプリング受け53に形成された穴54を貫通して押圧部52が摩擦板列35に向かって延びている。
なお、変速機ケース2は、スプリング受け53が取り付けられた部位と、シリンダ50が設けられた内部隔壁5側とが分離され、不図示のボルト等で一体に結合されている。
ドライブプレート36は、内縁に歯38を有し、外周側両面に摩擦材のフェーシング39を備えている。
ドライブプレート36は、歯38のうち外面スプライン24の凹部30を形成した歯26aに対応する歯、すなわち凹部30を形成した歯26aを隣接して挟む2つの歯を切除した欠歯部40を有している。欠歯部40は、ドライブプレート36の歯38の谷径に沿った円弧状の底41を有する切り欠きとなる。
本実施の形態ではドラム20の周方向45°間隔で8本の歯26aに凹部30が形成されているので、ドライブプレート36は同じく45°間隔に欠歯部40を備えることになる。
治具に関連して、まず図3に示されるように、ドラム20のディスク部21には、スラストベアリング68の位置決めを兼ねた参照ボス44が軸方向に突出して形成されている。
参照ボス44は外筒22の外面スプライン24の凹部30を形成した各歯26aに対応して、当該歯26aと軸心とを結ぶ線上に配置してある。
治具80は、リング盤81にブラケット83を介して取っ手85を取り付けて構成される。
リング盤81はドラム20の参照ボス44の中心を通る円に沿った内径を有し、外径は外面スプライン24の谷径よりも所定量小さく設定してある。リング盤81の内縁には内径線上に中心を有して参照ボス44を受入れ可能な半円形の切り欠き82が周方向等間隔(45°)に形成されている。すなわち、切り欠き82の半径は参照ボス44の直径の1/2より所定量大きくなっている。
リング盤81の切り欠き82のうち対向する2つを結ぶ直径線上にそれぞれ2個のリベット84でブラケット83が結合されている。リベット84のリング盤81下面に露出する側は平頭または沈頭が好ましい。
ブラケット83は断面L字形をなし、リング盤81と結合した一片83aは平面で、他片83bはリング盤81と同心の円弧面になっている。
取っ手85はその把持部86とリング盤81の間に指を差し込める程度に把持部86をリング盤81から離間させて、ガイド片87の中間部をブラケット83の円弧面をなす片83bに2個のリベット88で結合されている。リベット88のガイド片87の外面に露出する側は平頭または沈頭が好ましい。
まずドラム20にそのディスク部21側(上方)から治具80を被せる。この際、治具80はその把持部86を手に持ってガイド片87を外筒22(外面スプライン24)に沿わせる一方、リング盤81の軸まわりに回しながら、図6の(a)に示すように、切り欠き82をディスク部21の参照ボス44に嵌め合わせてリング盤81をディスク部21に着座させる。リベット84をリング盤81の下面で平頭または沈頭とすることによりぐらつかず安定に着座する。
参照ボス44は外面スプライン24の凹部30を形成した歯26aに対応させてあり、ガイド片87は参照ボス44に合わせた切り欠き82を通る直径線上にあるから、ガイド片87は凹部30を形成した歯26aに面して延びていることになる。
リベット88をガイド片87外面で平頭または沈頭とすることにより切り込み部42の底縁(底43)が引っ掛かることなく滑らかに押し込むことができる。
ここではドライブプレート36の切り込み部42が90°間隔で設けてあるから、多くても45°だけ時計方向または反時計方向に回転させれば治具80のガイド片87に合わせることができる。
ドライブプレート36とドリブンプレート37すべての嵌め込みが終わったら治具80を軸方向に抜いて取り外し、作業完了となる。
なお、ドラム20の外筒22へのドライブプレート36およびドリブンプレート37の組み付けは、外筒22内側の摩擦締結部CL2を遊星歯車機構10(ピニオンギア12、ピニオンキャリア13)と連結した状態の変速機ケース2内で行う場合は、ドリブンプレート37が同時に変速機ケース2のスプライン3に噛み合わせられる。
治具については、リング盤81が発明における着座部材に該当し、切り欠き82が位置合わせ部に該当する。そして、参照ボス44に対応する切り欠き82をリング盤81に形成し、切り欠き82に対応する位置からガイド片87を軸方向に延ばした構造が位置決め手段を構成している。
治具80にはドラム20のディスク部21に着座するとともに参照ボス44に対応させる切り欠き82を有するリング盤81を備え、リング盤81における切り欠き82に対応する位置から上記のガイド片87を軸方向に延ばすことにより、切り欠き82を参照ボス44に合わせるだけで容易にガイド片87が凹部30を有する歯26aに面するように位置合わせすることができる。(請求項3、4、5、7および8に対応する効果)
さらに、ディスク部21の参照ボス44は、従来と同じにドラム20の軸方向位置を規制するスラストベアリング68の径方向位置決めを兼ねているので、新たに形成する必要がない。(請求項12に対応する効果)
さらに、実施の形態ではドライブプレート36の複数の欠歯部40のうちの一部を切り込み部42としたが、ドライブプレート36の強度および剛性面で余裕があればすべての欠歯部を切り込み部42としてもよい。
ドラム20の外側の摩擦締結部CL1は締結時にドラム20の回転を停止させるいわゆるブレーキを形成するものとしたが、摩擦締結部CL1は内側の摩擦締結部CL2と同様に締結時に他の回転部材と接続するものでもよい。
さらには、実施の形態は、ドラム20の内外に摩擦締結部CL1、CL2を構成し、外面スプライン24の凹部30はリングギア15が内側の摩擦板列45を押圧する方向に移動するのを規制する突出壁31を形成するためのものとしたが、本発明はドラム内側の摩擦締結部CL2の有無にかかわらず、他部材の位置拘束その他の目的で外面スプライン24の歯に凹部30を形成した他の摩擦締結装置にも適用されるものである。
したがってまた、ドラム20と噛み合う部材は遊星歯車機構10のリングギア15に限定されず、他の回転部材でもよい。
2 変速機ケース
3 スプライン
5 内部隔壁
7 第1軸
8 第2軸
9 第3軸
10 遊星歯車機構
11 サンギア
12 ピニオンギア
13 ピニオンキャリア
14 スプライン
15 リングギア
16 はす歯
17 歯
20 ドラム
21 ディスク部
22 外筒
23 内筒
24 外面スプライン
25 内面スプライン
26、26a 歯
27 シリンダ
28 溝
29 ビード
30 凹部
31 突出壁
32 底壁
33 突起部
35 摩擦板列
36 ドライブプレート
37 ドリブンプレート
38 歯
39 フェーシング
40 欠歯部
41、43 底
42 切り込み部
44 参照ボス
45 摩擦板列
46 ドライブプレート
47 ドリブンプレート
50 シリンダ
51 ピストン
52 押圧部
53 スプリング受け
54 穴
55 リターンスプリング
60 ピストン
61 押圧部
63 遠心キャンセルピストン
64 スナップリング
65 リターンスプリング
66 スナップリング
68、69 スラストベアリング
70 オイル通過穴
80 治具
81 リング盤
82 切り欠き
83 ブラケット
84、88 リベット
85 取っ手
86 把持部
87 ガイド片
Claims (12)
- 外周にスプラインを備えるドラムと、該ドラムを囲んで内周にスプラインを備える他部材との間に、ドラムのスプラインと噛み合う第1の摩擦板と他部材のスプラインと噛み合う第2の摩擦板とを交互に配置するとともに、ドラムのスプラインにおける周方向間隔をおいた歯にプレス成形した凹部を有する摩擦締結装置において、
前記第1の摩擦板は、前記凹部を有するそれぞれの歯に対応する歯を切除した欠歯部を有していることを特徴とする摩擦締結装置。 - 前記第1の摩擦板は前記欠歯部のうち少なくとも1つを他の欠歯部の底より所定量径方向外方に広げた底を有する切り込み部としていることを特徴とする請求項1に記載の摩擦締結装置。
- 前記ドラムのディスク部には前記凹部を有する歯に対し周方向において関連付けた位置に参照部を形成してあることを特徴とする請求項2に記載の摩擦締結装置。
- 請求項3に記載の摩擦締結装置における前記ドラムのスプラインへの前記第1の摩擦板の組付けに用いる治具であって、
相対的に前記第1の摩擦板の前記切り込み部を通過可能なガイド片を有するとともに、
前記ドラムの参照部に基づいて前記ガイド片を前記ドラムのスプラインにおける前記凹部を有する歯に面する位置に位置づける位置決め手段を有することを特徴とする摩擦板の組付けに用いる治具。 - 前記位置決め手段は、
前記ドラムのディスク部に着座するとともに前記参照部に対応させる位置合わせ部を有する着座部材を備え、
前記着座部材における前記位置合わせ部に対応する位置から前記ガイド片を軸方向に延ばして構成されていることを特徴とする請求項4に記載の摩擦板の組付けに用いる治具。 - 外周にスプラインを備えるドラムと、該ドラムを囲んで内周にスプラインを備える他部材との間に、ドラムのスプラインと噛み合う第1の摩擦板と他部材のスプラインと噛み合う第2の摩擦板とを交互に配置するとともに、ドラムのスプラインにおける周方向間隔をおいた歯にプレス成形した凹部を有し、第1の摩擦板が凹部を有するそれぞれの歯に対応する歯を切除した欠歯部を有している摩擦締結装置におけるドラムのスプラインへの第1の摩擦板の組付け方法であって、
前記第1の摩擦板の前記欠歯部のうち少なくとも1つを他の欠歯部の底より所定量径方向外方に広げた底を有する切り込み部とし、
該切り込み部を相対的に通過可能なガイド片を有する治具の当該ガイド片を、前記ドラムのスプラインにおける前記凹部を有する歯に沿わせて、
前記切り込み部を前記ガイド片に合わせて前記第1の摩擦板を軸方向に押し込み前記ドラムのスプラインに嵌め込むことを特徴とする摩擦締結装置における摩擦板の組付け方法。 - 前記ドラムのディスク部には前記凹部を有する歯の少なくとも1つに対し周方向において関連付けた位置に参照部を形成し、
前記治具は、前記ディスク部に着座するとともに前記参照部に対応させる位置合わせ部を有する着座部材を備えるとともに、前記位置合わせ部に対応する位置から前記ガイド片を軸方向に延ばして、
前記位置合わせ部を前記参照部に合わせて着座部材を前記ディスク部に着座させることにより、前記ガイド片を前記ドラムのスプラインにおける前記凹部を有する歯に面させることを特徴とする請求項6に記載の摩擦締結装置における摩擦板の組付け方法。 - 前記ディスク部の参照部を軸方向外方に突出する参照ボスとし、
前記着座部材の位置合わせ部は前記参照ボスを受入れ可能な切り欠きとしたことを特徴とする請求項7に記載の摩擦締結装置における摩擦板の組付け方法。 - 前記凹部を有する歯を前記ドラムの周方向に等角度間隔に設定するとともに、前記参照ボスを前記凹部を有するそれぞれの歯に対応させて等角度間隔に形成し、
前記着座部材には前記切り欠きを前記参照ボスに対応して等角度間隔に設けたことを特徴とする請求項8に記載の摩擦締結装置における摩擦板の組付け方法。 - 前記第1の摩擦板の切り込み部を直径線上対向する2箇所に設けた組として少なくとも1組有し、
前記治具のガイド片を前記2箇所の切り込み部に対応する2本としたことを特徴とする請求項9に記載の摩擦締結装置における摩擦板の組付け方法。 - 治具の前記ガイド片を前記着座部材から前記ドラムのスプラインへ指向する側とは軸方向反対側にも延ばし、その先端同士をつないで把持部としたことを特徴とする請求項10に記載の摩擦締結装置における摩擦板の組付け方法。
- 前記ディスク部の前記参照ボスは、前記ドラムの軸方向位置を規制するスラストベアリングの径方向位置決めを兼ねて設定することを特徴とする請求項8から11のいずれか1に記載の摩擦締結装置における摩擦板の組付け方法。
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