JP2014020391A - ころ軸受 - Google Patents

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    • F16C2360/00Engines or pumps
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Abstract

【課題】保持器セグメント、ころ及び内輪の一体性を確保することができ、容易に組み立てることができるころ軸受を提供する。
【解決手段】隣り合う保持器セグメントの一方の保持器セグメントの第1リム部21は、他方の保持器セグメント側に向かって延びる第1延長部21aを有している。他方の保持器セグメントの第2リム部22は、一方の保持器セグメント側に向かって延びるとともに、第1延長部21aに対して軸方向に対向配置される第2延長部22aを有している。第1,2延長部21a,22aに設けられた第1,第2凸部7,8と、第1延長部21aと第2延長部22aとの間のポケット24に収容される円すいころ4の軸方向両側の端面4a,4bに設けられた第1,第2凹部11,12とを嵌合させて、円すいころ4を第1,第2延長部21a,22aに対して回転自在に連結している。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の保持器セグメントを環状に配列した分割保持器を備えたころ軸受に関する。
従来、水平軸プロペラ式の風力発電装置においては、ブレードを取り付ける主軸を回転自在に支持するために、転がり軸受が用いられている。近年、風力発電装置の大型化に伴って、主軸の直径が数メートルを超えることもあり、このような大型の主軸を支持するために、転がり軸受も大型化している。大型の転がり軸受に用いられる保持器として、合成樹脂製の保持器が用いられる場合がある。この合成樹脂製の保持器は、溶接で組み立てる金属製の保持器に較べて、軽量であるとともに精度も確保し易いという利点がある。しかし、直径の大きい合成樹脂製の保持器を、射出成形で一体成形することは困難である。そこで、周方向に複数に分割した分割保持器が用いられている(例えば特許文献1参照)。この分割保持器は、複数の保持器セグメントを環状に配列したものである。
図7は従来の保持器セグメントの一例を示す要部斜視図であり、図8は従来の保持器セグメントを用いた円すいころ軸受を示す要部断面図である。この保持器セグメント100は、所定間隔離して対向させた一対の第1,第2リム部101,102と、この第1,第2リム部101,102の間に架設した複数の柱部103とを有しており、隣り合う柱部103と第1,第2リム部101,102とによって囲まれる空間を、転動体としての円すいころ113(図8参照)を収容するポケット104として構成している。前記保持器セグメント100は、射出成形によって成形された合成樹脂製のものである。
円すいころ軸受110は、外輪111と内輪112との間に複数の円すいころ113を配列し、各円すいころ113を、複数の前記保持器セグメント100からなる分割保持器120によって保持している。内輪112の外周には、各円すいころ113が転動する軌道面112aが形成されており、この軌道面112aを挟んで、円すいころ113の端面が接触する大鍔部112bと小鍔部112cとが設けられている。
前記円すいころ軸受110は、例えば、各保持器セグメント100を、内輪112の外周に沿って環状に配列し、各保持器セグメント100のポケット104に円すいころ113を順次挿入した後、内輪112を各保持器セグメント100及び円すいころ113とともに、予めハウジングに装着された外輪111に嵌め込むことにより組み立てられる。
ヨーロッパ特許公報EP2264325(A1)
従来の円すいころ軸受110は、内輪112を外輪111に嵌め込む前の状態において、各保持器セグメント100同士は分離された状態で内輪112の外周面に配列されているため、保持器セグメント100が円すいころ104とともに内輪112から脱落し易い。このため、内輪112を各保持器セグメント100及び円すいころ113とともに、ハウジングに装着された外輪111に嵌め込む作業が困難となり、円すいころ軸受110を組み立てるのに多くの工数を要するという問題があった。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、保持器セグメント、ころ及び内輪の一体性を確保することができ、容易に組み立てることができるころ軸受を提供することを目的とする。
本発明のころ軸受は、外輪と、内輪と、前記外輪に形成された外軌道面と前記内輪に形成された内軌道面との間に転動自在に配置された複数のころと、各ころを外抱きして保持するとともに周方向に複数に分割されている分割保持器とを備え、前記分割保持器は、軸方向に所定間隔離して対向させた第1,第2リム部と、この第1,第2リム部の間に架設した複数の柱部とを有し、隣り合う柱部と前記第1,第2リム部とによって囲まれる空間を、前記ころを収容するポケットとして構成している複数の合成樹脂製の保持器セグメントを、周方向に沿って環状に配列してなるころ軸受であって、隣り合う保持器セグメントのうちの一方の保持器セグメントの第1リム部は、他方の保持器セグメント側に向かって延びる第1延長部を有し、前記他方の保持器セグメントの第2リム部は、前記一方の保持器セグメント側に向かって延びるとともに、前記第1延長部に対して軸方向に対向配置されて当該第1延長部との間に前記ポケットを形成している第2延長部を有し、前記第1延長部と第2延長部との間のポケットに収容されるころの軸方向一端面及び前記第1延長部の当該ポケット側の側面のうちの、一方の面に設けられた第1凸部と、他方の面に設けられた第1凹部とを嵌合させて、当該ころを前記第1延長部に対して回転自在に連結し、前記第1延長部と第2延長部との間のポケットに収容されるころの軸方向他端面及び前記第2延長部の当該ポケット側の側面のうちの一方の面に設けられた第2凸部と、他方の面に設けられた第2凹部とを嵌合させて、当該ころを前記第2延長部に対して回転自在に連結していることを特徴とする。
上記のように構成されたころ軸受によれば、第1延長部と第2延長部との間に形成されたポケットにころを収容する際に、当該ころの軸方向両側の端面を、凹部と凸部との嵌合により、第1延長部及び第2延長部にそれぞれ回転自在に連結することができる。すなわち、隣り合う保持器セグメントの端部同士をころを介して互いに連結することができるため、各保持器セグメントの一体性を確保することができる。これにより、各保持器セグメントを環状に配列した内輪を外輪に嵌め込む際に、内輪に添わせた保持器セグメントがころとともに内輪から脱落するのを防止することができる。
また、第1延長部と第2延長部との間に形成されたポケットに収容されるころは、第1,第2延長部に対して回転自在に連結されるため、その回転を阻害することなく、隣り合う保持器セグメントを連結することができる。
前記ころ軸受は、前記第1凸部が設けられた前記一方の面が、前記第1延長部のポケット側の側面であり、前記第1凹部が設けられた前記他方の面が、前記ころの軸方向一端面であり、前記第2凸部が設けられた前記一方の面が、前記第2延長部のポケット側の側面であり、前記第2凹部が設けられた前記他方の面が、前記ころの軸方向他端面であることが好ましい。
この場合、第1延長部と第2延長部との間に形成されたポケットに収容されるころには、第1凹部及び第2凹部が設けられ、第1凸部及び第2凸部が突出して設けれることがないため、当該ころをその他のポケットにも収容することができる。すなわち、第1延長部と第2延長部との間に形成されたポケットに収容されるころ、及びその他のポケットに収容されるころとして、同じ形状のころを用いることができるため、ころ軸受の構成を簡素化することができる。
本発明のころ軸受によれば、各保持器セグメント、ころ及び内輪の一体性を確保することができるので、ころ軸受を容易且つ効率的に組み立てることができる。
本発明の一実施形態に係る円すいころ軸受を示す要部断面図である。 上記円すいころ軸受の分割保持器を示す概略側面図である。 上記分割保持器の保持器セグメントを示しており、(a)は概略平面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。 上記円すいころ軸受の円すいころを示す断面図である。 隣り合う上記保持器セグメントを連結した状態を示す概略平面図である。 隣り合う上記保持器セグメントの連結方法を示す概略平面図である。 従来の保持器セグメントの一例を示す斜視図である。 従来の保持器セグメントを用いた円すいころ軸受を示す要部断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の一実施形態に係る円すいころ軸受を示す要部断面図である。本実施形態の円すいころ軸受1は、風力発電装置の主軸を支持する大型のものであり、外輪2と、内輪3と、外輪2と内輪3との間に配列された複数の円すいころ4と、各円すいころ4を外抱きして保持するとともに周方向に複数に分割された分割保持器5とを備えている。
外輪2の内周には、円すいころ4が転動するように、円すい面からなる外軌道面2aが形成されている。内輪3の外周には、外軌道面2aと対向する位置に円すいころ4が転動するように、円すい面からなる内軌道面3aが形成されている。また、内輪3の外周には、内軌道面3aを挟んで径方向外方に突出し、円すいころ4の軸方向両側の端面4a,4bがそれぞれ接触する大鍔部3bと小鍔部3cとが形成されている。
図2は、分割保持器5を示す概略側面図である。また、図3は、その分割保持器5を構成する保持器セグメント6を示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。
分割保持器5は、円弧状に形成された複数の保持器セグメント6を、周方向に沿って環状に配列することによって構成されている。保持器セグメント6は、軸方向に所定間隔離して対向させた第1リム部21及び第2リム部22と、この第1,第2リム部21,22の相互間に架設した複数の柱部23とを備えており、隣り合う2つの柱部23と前記第1,第2リム部21,22とによって囲まれる空間を、円すいころ4を収容するポケット24として構成している。この保持器セグメント6は、射出成形によって一体成形された合成樹脂製のものである。
柱部23は、保持器セグメント6の一端側6aから他端側6bに向かって、第1柱部23a、第2柱部23b及び第3柱部23cの3本がこの順に等間隔に配置されて構成されている。また、図3(b)に示すように、各柱部23a〜23cのポケット24側の側面には、円すいころ4が径方向外方に抜け出さないように、円すいころ4の外周面に沿う円弧面23a1,23b1,23c1が形成されている。これにより、保持器セグメント6は、各柱部23a〜23cのポケット24に収容された円すいころ4を外抱きした状態で保持するようになっている。
第1リム部21は、図3(a)に示すように、第1柱部23aから保持器セグメント6の他端側6bに向かって延びて形成されており、第3柱部23cよりも前記他端側6bに所定長さ突出する第1延長部21aを有している。第1延長部21aの突出長さL1は、各柱部23a〜23cの形成ピッチをPとし、周方向の厚みをTとすると、
L1=P−T
となるように設定されている。つまり、前記突出長さL1は、保持器セグメント6の他端側6bに、一つのポケット24を構成できる長さに設定されている。第1延長部21aのポケット24を構成する側面21a1には、軸方向に突出する第1凸部7が形成されている。
第2リム部22は、第3柱部23cから保持器セグメント6の一端側6aに向かって延びて形成されており、第1柱部23aよりも前記一端側6aに所定長さ突出する第2延長部22aを有している。第2延長部22aの突出長さL2は、第1延長部21aの突出長さL1と略同一長さに設定されている。つまり、前記突出長さL2は、保持器セグメント6の一端側6aに、一つのポケット24を構成できる長さに設定されている。第2延長部22aのポケット24を構成する側面22a1には、軸方向に突出する円柱状の第2凸部8が形成されている。
図4は、円すいころ4を示す断面図である。また、図5は、隣り合う保持器セグメント6を連結した状態を示す概略平面図である。円すいころ4の軸方向一端面4aには、隣り合う一方の保持器セグメント6(以下「第1保持器セグメント6A」ともいう)の第1凸部7に嵌合させる円形断面の第1凹部11が形成されている。また、円すいころ4の軸方向他端面4bには、隣り合う他方の保持器セグメント6(以下「第2保持器セグメント6B」ともいう)の第2凸部8に嵌合させる円形断面の第2凹部12が形成されている。第1,第2凹部11,12は、これら凹部11,12の各軸心が円すいころ4の軸心X上に配置されるように形成されている。
円すいころ4の軸方向両側の端面4a,4bには、第1保持器セグメント6Aの第1凸部7及び第2保持器セグメント6Bの第2凸部8に、第1,第2凹部11,12をそれぞれ導き入れるための入れ溝(図示省略)が形成されている。
図5に示すように、第1保持器セグメント6Aにおける第1リム部21の第1延長部21aは、第2保持器セグメント6Bの第1リム部21に向かって延びるように配置されている。また、第2保持器セグメント6Bにおける第2リム部22の第2延長部22aは、第1保持器セグメント6Aの第2リム部22に向かって延びるとともに、第1保持器セグメント6Aの第1延長部21aに対して軸方向に対向して配置されている。これにより、第1保持器セグメント6Aの第1延長部21a及び第3柱部23cと、第2保持器セグメント6Bの第2延長部22a及び第1柱部23aとによって囲まれる空間は、円すいころ4を収容するポケット24として構成されている。
第1保持器セグメント6Aの第1凸部7、及び第2保持器セグメント6Bの第2凸部8には、円すいころ4の第1,第2凹部11,12がそれぞれ嵌合されている。これにより、第1保持器セグメント6Aの第1延長部21a及び第2保持器セグメント6Bの第2延長部22aに対して、円すいころ4が回転自在に連結されるとともに、第1,第2保持器セグメント6A,6Bは、円すいころ4を介して互いに組合わされた状態で連結されている。
図6は、隣り合う保持器セグメントの連結方法を示す概略平面図である。隣り合う第1保持器セグメント6Aと第2保持器セグメント6Bとを組み合わせて連結する場合、第1保持器セグメント6Aの各柱部23a〜23c間のポケット24に円すいころ4を収容するとともに、第1保持器セグメント6Aの第1凸部7に円すいころ4の第1凹部11を嵌合させる。この状態で、第2保持器セグメント6Bの第2凸部8を第1保持器セグメント6Aの第2凹部12に嵌合させる。これにより、第1保持器セグメント6Aと第2保持器セグメント6Bとは、円すいころ4を介して互いに連結される。
このようにして、複数の保持器セグメント6を円すいころ4により環状に組み合わせる際、最後に組み合わせる保持器セグメント6同士は、予め互いに隣接配置させた状態で、両保持器セグメント6の第1,第2凸部7,8に、円すいころ4の第1,第2凹部11,12を同時に嵌合させることになる。その際、本実施形態では、前記入れ溝を介して第1,第2凸部7,8を第1,第2凹部11,12にそれぞれ嵌合させることができるため、円すいころ4を両保持器セグメント6に容易に連結することができる。
以上の構成の円すいころ軸受1によれば、隣り合う一方の保持器セグメント6の第1延長部21aと、他方の保持器セグメント6の第2延長部22aとの間に形成されたポケット24に円すいころ4を収容する際に、当該円すいころ4の軸方向両側の端面4a,4bを、第1,第2凹部11,12と第1,第2凸部7,8との嵌合により、第1,第2延長部21a,22aにそれぞれ回転自在に連結することができる。すなわち、隣り合う保持器セグメント6の端部同士を円すいころ4を介して互いに連結することができるため、各保持器セグメント6の一体性を確保することができる。これにより、各保持器セグメント6を環状に配列した内輪3を外輪2に嵌め込む際に、一旦内輪3に添わせた保持器セグメント6が円すいころ4とともに内輪3から脱落するのを防止することができるため、円すいころ軸受1を容易且つ効率的に組み立てることができる。
また、円すいころ4は、第1,第2延長部21a,22aに対して回転自在に連結されるため、その回転を阻害することなく、隣り合う保持器セグメント6を連結することができる。
また、第1延長部21aと第2延長部22aとの間に形成されたポケット24に収容される円すいころ4には、第1凹部11及び第2凹部12が設けられ、第1凸部7及び第2凸部8が突出して設けれることがないため、当該円すいころ4を各柱部23a〜23c間に形成されたその他のポケット24にも収容することができる。すなわち、第1延長部21aと第2延長部22aとの間に形成されたポケット24に収容される円すいころ、及びその他のポケット24に収容される円すいころとして、すべて同じ形状の円すいころ4を用いることができるため、円すいころ軸受1の構成を簡素化することができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されることなく適宜変更して実施可能である。例えば、上記実施形態では、第1凸部7を第1延長部21aに設け、第1凹部11を円すいころ4に設けているが、第1凸部7を円すいころ4に設け、第1凹部11を第1延長部21aに設けてもよい。また、第2凸部8を第2延長部22aに設け、第2凹部12を円すいころ4に設けているが、第2凸部8を円すいころ4に設け、第2凹部12を第2延長部22aに設けてもよい。なお、第1凸部7又は第2凸部8を円すいころ4に設ける場合、各柱部23a〜23c間のポケット24に収容される円すいころ4には、第1凸部7又は第2凸部8を設けずに、第1延長部21aと第2延長部22aとの間のポケット24に収容される円すいころ4にのみ、第1凸部7又は第2凸部8を設ければよい。さらに、本発明は、円すいころ軸受以外に、円筒ころ軸受にも適用することができる。
1:円すいころ軸受(ころ軸受)、2:外輪、2a:外軌道面、3:内輪、3a:内軌道面、4:円すいころ(ころ)、5:分割保持器、6:保持器セグメント、7:第1凸部、8:第2凸部、11:第1凹部、12:第2凹部、21:第1リム部、21a:第1延長部、22:第2リム部、22a:第2延長部、23:柱部、24:ポケット

Claims (2)

  1. 外輪と、内輪と、前記外輪に形成された外軌道面と前記内輪に形成された内軌道面との間に転動自在に配置された複数のころと、各ころを外抱きして保持するとともに周方向に複数に分割されている分割保持器とを備え、
    前記分割保持器は、軸方向に所定間隔離して対向させた第1,第2リム部と、この第1,第2リム部の間に架設した複数の柱部とを有し、隣り合う柱部と前記第1,第2リム部とによって囲まれる空間を、前記ころを収容するポケットとして構成している複数の合成樹脂製の保持器セグメントを、周方向に沿って環状に配列してなるころ軸受であって、
    隣り合う保持器セグメントのうちの一方の保持器セグメントの第1リム部は、他方の保持器セグメント側に向かって延びる第1延長部を有し、
    前記他方の保持器セグメントの第2リム部は、前記一方の保持器セグメント側に向かって延びるとともに、前記第1延長部に対して軸方向に対向配置されて当該第1延長部との間に前記ポケットを形成している第2延長部を有し、
    前記第1延長部と第2延長部との間のポケットに収容されるころの軸方向一端面及び前記第1延長部の当該ポケット側の側面のうちの、一方の面に設けられた第1凸部と、他方の面に設けられた第1凹部とを嵌合させて、当該ころを前記第1延長部に対して回転自在に連結し、
    前記第1延長部と第2延長部との間のポケットに収容されるころの軸方向他端面及び前記第2延長部の当該ポケット側の側面のうちの一方の面に設けられた第2凸部と、他方の面に設けられた第2凹部とを嵌合させて、当該ころを前記第2延長部に対して回転自在に連結していることを特徴とするころ軸受。
  2. 前記第1凸部が設けられた前記一方の面が、前記第1延長部のポケット側の側面であり、前記第1凹部が設けられた前記他方の面が、前記ころの軸方向一端面であり、
    前記第2凸部が設けられた前記一方の面が、前記第2延長部のポケット側の側面であり、前記第2凹部が設けられた前記他方の面が、前記ころの軸方向他端面である請求項1に記載のころ軸受。
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