JP2014020236A - 過給機用のコンプレッサハウジング - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性に優れると共に、コスト低減、性能向上を図ることができる過給機用のコンプレッサハウジングを提供すること。
【解決手段】インペラ5に向けて空気を吸い込む吸気口11と、インペラ5から吐き出された空気を外部へ導く吐出スクロール室12とを有する過給機用のコンプレッサハウジング1。吸気口形成部21とスクロール壁面形成部22とスクロール外周部23とを有するスクロールピース2と、シュラウド圧入部31とシュラウド壁面形成部32とを有するシュラウドピース3と、外周環状圧入部41と外周環状壁面形成部42とを有する外周壁ピース4とを備えている。外周壁ピース4は、軸方向における外周環状壁面形成部42の寸法が周方向に沿って徐々に大きくなる形状を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インペラを収容可能に構成された過給機用のコンプレッサハウジングに関する。
自動車のターボチャージャー等の過給機に用いられるコンプレッサ(圧縮機)は、複数のブレードを有するインペラを収容可能に構成されたコンプレッサハウジングを有する。
コンプレッサハウジングは、インペラに向けて空気を吸い込む吸気口、インペラの外周側において周方向に形成され、インペラから吐き出された空気を外部へ導く吐出スクロール室、その他、インペラを収容する部分、ディフューザ部等を有する。
コンプレッサハウジングを製造する方法としては、例えば、重力鋳造により成形する方法がある。この場合には、いわゆる中子を用いて鋳造を行うことができるため、形状自由度が高く、複雑な形状にも対応することができる。しかしながら、鋳造サイクルが長いため生産性が悪く、コストも高い。
これに対し、コンプレッサハウジングをダイキャストにより成形する方法がある。この場合には、重力鋳造に比べて鋳造サイクルが短いため生産性が良く、コストも安い。しかしながら、型抜き可能な形状でなければ成形することができないため、形状自由度が低く、複雑な形状に対応することができない。そのため、重力鋳造により成形可能な形状であっても、ダイキャストによりその形状を再現することができない場合がある。特に吐出スクロール室の壁面の形状については、コンプレッサの性能に大きく影響するため、その要求性能に応じて適切な形状を再現する必要がある。そして、その適切な形状は、必ずしも単純な形状とは限らず、上述のような型抜き可能な形状ではない場合がある。
そこで、図16に示すごとく、コンプレッサハウジング91をスクロールピース92及びシュラウドピース93の二部品に分割して構成し、これらをダイキャストにより成形して組み付けたものが提案されている(特許文献1参照)。このコンプレッサハウジング91では、シュラウドピース93のディフューザ面931に対向するバックプレート961に吐出スクロール室912の外周側の壁面の一部(外周壁面913)を形成する壁面形成部962を設け、スクロールピース92とシュラウドピース93とこの壁面形成部962とによって吐出スクロール室912の壁面を形成している。
また、特許文献2には、上記外周壁面913に相当する壁面を形成するために、バックプレート961とは別部材である環状部材を設けた構成が開示されている。
特開2002−180841号公報 特開2011−7125号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたコンプレッサハウジング91においては、バックプレート961が、インペラの回転軸を軸支する軸受ハウジングの一部として一体的に形成されている。そして、この軸受ハウジングの一部であるバックプレート961に、旋盤等を用いて加工を行い、吐出スクロール室912の外周壁面913を有する壁面形成部962を設けている。そのため、吐出スクロール室912の外周壁面913の形状を単純な軸対称の形状にしか加工することができない。よって、重力鋳造では成形可能な軸対称でない複雑な形状に対応することができず、所望の性能を確保することができない。
また、バックプレート961の壁面形成部962を、軸対称でない複雑な形状とすることが考えられるが、バックプレート961が軸受ハウジングの一部となっていると、以下の問題が生じる。すなわち、バックプレート961の壁面形成部962に設ける外周壁面92を回転対称以外の形状とした場合、バックプレート961とコンプレッサハウジング9との回転方向における互いの位置関係を特定の位置関係としなければならないが、このことは、コンプレッサハウジング9と軸受ハウジングとの回転方向における互いの位置関係を特定の位置関係としなければならないことを意味する。
ところが、車両にコンプレッサを配置する際、車両に対する軸受ハウジングの取付姿勢と、車両に対するコンプレッサハウジングの取付姿勢とは、他の部品との関係において、それぞれ車種ごとに異なるのが一般的である。そうすると、軸受ハウジングの一部に設けるバックプレート961の形状を、車種ごとに回転方向にずらす必要があり、結局車種ごとに異なる軸受ハウジングを作製しなければならない。あるいは、コンプレッサハウジング9の形状を車種ごとに異なる形状に変更しなければならない。その結果、コンプレッサの製造コストが高くなってしまう。
また、特許文献2に記載のコンプレッサハウジングにおいては、環状部材の形状が、基本的には回転対称の円環状となっている。特に、一部(位置決め用の凹部)を除いて、環状部材の軸方向の高さが一定に形成されている。それゆえ、この環状部材を設けても、吐出スクロール室の形状の自由度を高めることはできず、コンプレッサの性能の観点で理想的な吐出スクロール室の形状を実現することは困難である。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、生産性に優れると共に、コスト低減、性能向上を図ることができる過給機用のコンプレッサハウジングを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、インペラを収容可能に構成されていると共に、上記インペラに向けて空気を吸い込む吸気口と、上記インペラの外周側において周方向に形成され、上記インペラから吐き出された空気を外部へ導く吐出スクロール室とを有する過給機用のコンプレッサハウジングにおいて、
上記吸気口を形成する筒状の吸気口形成部と、上記吐出スクロール室における吸気側の壁面を構成する吸気側凹面を備えたスクロール壁面形成部と、上記吐出スクロール室の外周側を覆うスクロール外周部とを有するスクロールピースと、
該スクロールピースの上記吸気口形成部内に圧入される筒状のシュラウド圧入部と、上記吐出スクロール室における内周側の壁面を構成する内周側凹面を備えると共に、上記インペラに対向するシュラウド面及び該シュラウド面から上記吐出スクロール室に向かって延びるディフューザ面を形成するシュラウド壁面形成部とを有するシュラウドピースと、
上記スクロールピースの上記スクロール外周部内に圧入される外周環状圧入部と、上記吐出スクロール室における外周側の壁面を構成する外周側凹面を備えた外周環状壁面形成部とを有する外周壁ピースとを備え、
該外周壁ピースは、軸方向における上記外周環状壁面形成部の寸法が略全周にわたって周方向に沿って徐々に大きくなる形状を有することを特徴とする過給機用のコンプレッサハウジングにある(請求項1)。
上記コンプレッサハウジングは、上記スクロールピースと上記シュラウドピースと上記外周壁ピースとを有する。それゆえ、各ピースの個々の形状を型抜き可能な形状としても、これら3つのピースによって形成される吐出スクロール室の形状の自由度を高めることができる。すなわち、各ピースの形状が比較的簡単な形状であっても、これらを組み合わせて形成される吐出スクロール室の形状は複雑な形状とすることが可能であり、吐出スクロール室の形状を所望の形状にしやすい。それゆえ、ダイキャストによる成形が可能となると共に、コンプレッサの性能上理想的な形状の吐出スクロール室を形成することが可能となる。その結果、生産性向上およびコスト低減を図りつつ、コンプレッサの性能向上を図ることができる。
また、吐出スクロール室は、上記スクロールピースの吸気側凹面と上記シュラウドピースの内周側凹面と上記外周壁ピースの外周側凹面とによって形成することができる。すなわち、吐出スクロール室の内壁の一部を、インペラの回転軸を軸支する軸受ハウジングの一部であるバックプレートによって構成する必要がない。それゆえ、吐出スクロール室の断面形状が回転対称でない場合においても、コンプレッサハウジングと軸受ハウジングとの回転方向における互いの位置関係を特定の位置関係とする必要がなくなる。その結果、車両等にコンプレッサを配置する際、車両等に対する軸受ハウジングおよびコンプレッサハウジングのそれぞれの取付姿勢の自由度が大きくなる。これにより、コンプレッサハウジング又は軸受ハウジングの形状を車種ごとに異ならせるなどする必要がなく、多種類のコンプレッサハウジング又は軸受ハウジングを製造する必要がない。その結果、コンプレッサの製造コストを低減することができる。
また、外周壁ピースは、軸方向における上記外周環状壁面形成部の寸法が周方向に沿って徐々に大きくなる形状を有する。これにより、吐出スクロール室が、空気の流れを考慮した理想的な形状を保ちながら、その断面積が周方向に徐々に大きくなるように、外周環状壁面形成部に設ける外周側凹面の形状を徐々に変化させることができる。これにより、外周壁ピースは、スクロールピース及びシュラウドピースと共に、周方向に徐々に断面積が大きくなる形状であると共に理想的な形状の吐出スクロール室を形成することができる。その結果、コンプレッサの性能を向上させることができる。
以上のごとく、本発明によれば、生産性に優れると共に、コスト低減、性能向上を図ることができる過給機用のコンプレッサハウジングを提供することができる。
実施例1における、過給機用のコンプレッサの構造を示す断面図。 実施例1における、コンプレッサハウジングの断面図であって、図5のA−A線矢視断面相当の図。 実施例1における、コンプレッサハウジングの断面図であって、図5のB−B線矢視断面相当の図。 実施例1における、コンプレッサハウジングの斜視図。 実施例1における、吸気側から見たコンプレッサハウジングの平面図。 実施例1における、吸気側から見た外周壁ピースの平面図。 (A)図6のC−C線矢視断面図、(B)図6のD−D線矢視断面図、(C)図6のE−E線矢視断面図、(D)図6のF−F線矢視断面図。 実施例1における、成形したスクロールピース及び一体ピースを示す説明図。 実施例1における、スクロールピースに一体ピースを圧入した状態を示す説明図。 実施例1における、一体ピースを切断してシュラウドピースと外周環状ピースとに分離した状態を示す説明図。 実施例1における、当接部の位置を変更したコンプレッサハウジングの構造を示す断面図。 実施例2における、過給機用のコンプレッサの構造を示す断面図。 実施例2における、コンプレッサハウジングの断面図。 実施例2における、外周壁ピースの断面図。 実施例2における、外周壁ピースの斜視図。 背景技術における、過給機用のコンプレッサの構造を示す断面図。
上記コンプレッサハウジングにおいて、上記スクロールピース、上記シュラウドピース、上記外周壁ピースは、例えば、アルミニウム等の金属をダイキャスト成形してなるものとすることができる。ただし、上記各ピースとしては、これ以外にも、例えば樹脂等を成形したものを用いることができる。
上記シュラウドピースは、上記スクロールピースに形成された当接部に対して軸方向に当接する位置決め部を有することが好ましい(請求項2)。この場合には、上記スクロールピースに対するシュラウドピースの軸方向の位置決めを精度良く行うことができる。これにより、吐出スクロール室の形状を設計通りの形状としやすく、コンプレッサの性能向上を確実に図ることができる。
また、上記外周壁ピースは、上記スクロールピースに形成された当接部に対して軸方向に当接する位置決め部を有していてもよい(請求項3)。この場合には、上記スクロールピースに対する外周壁ピースの軸方向の位置決めを精度良く行うことができる。これにより、吐出スクロール室の形状を設計通りの形状としやすく、コンプレッサの性能向上を確実に図ることができる。
また、上記コンプレッサハウジングは、上記シュラウドピースにおける上記シュラウド壁面形成部の上記ディフューザ面に対向するバックプレートが、上記インペラの回転軸を軸支する軸受ハウジングの一部として形成された過給機に用いられ、上記外周壁ピースは、環状に形成されていると共に、その内周縁が上記シュラウドピースよりも外周側に配設されているものとすることができる(請求項4)。
この場合には、上記外周壁ピースを設けることによって、軸受ハウジングの一部として設けたバックプレートに回転対称ではない形状を形成する必要がなくなるという効果が特に大きくなる。すなわち、軸受ハウジングの一部として一体的に設けられたバックプレートに回転対称でない形状を形成することは困難である。つまり、バックプレートを備えた軸受ハウジングを成形するにあたっては、例えば砂型鋳造等を用いることとなるが、この場合、上記バックプレートの鋳肌面が粗くなり、空力的にも好ましくないことから、該バックプレートに切削加工が必要となる。このとき、バックプレートが回転対称でない形状となっていると、旋盤等を用いることが困難であり、切削加工の効率が低下する。
これに対し、上記コンプレッサハウジングは、上記外周壁ピースを備えているため、バックプレートに加工を施して上記吐出スクロール室の壁面の一部を形成する必要は特になく、バックプレートに回転対称でない形状を形成する必要がない。それゆえ、上記バックプレートの表面を平坦な面として形成することができ、その加工を容易に行うことができる。
また、上記外周壁ピースは、上記シュラウドピースにおける上記シュラウド壁面形成部の上記ディフューザ面に対向するバックプレート部を、上記外周環状壁面形成部の内側に一体的に有してなるものであってもよい(請求項5)。
この場合には、上記外周壁ピースをスクロールピース及びシュラウドピースに組み付けることにより、吐出スクロール室を形成することができると共に、インペラから吐出スクロール室へ向かう空気を昇圧するためのディフューザ部を形成することができる。すなわち、シュラウドピースのシュラウド面と外周壁ピースのバックプレート部との間に、ディフューザ部を形成することができる。それゆえ、軸受ハウジングの形状に関わらず、所望の形状の吐出スクロール室およびディフューザ部を形成することができる。
そして、コンプレッサハウジングを軸受ハウジングに組み付ける際に、特に回転方向の位置決めを行う必要もなくなるため、車両等への配置自由度がより高くなる。
その結果、生産性に優れると共に、コスト低減、性能向上を図ることができる過給機用のコンプレッサハウジングを得ることができる。
なお、上記態様とは別の態様として、複数のブレードを有するインペラを収容可能に構成されていると共に、上記インペラに向けて空気を吸い込む吸気口と、上記インペラの外周側において周方向に形成され、上記インペラから吐き出された空気を外部へ導く吐出スクロール室とを有する過給機用のコンプレッサハウジングにおいて、
上記吸気口を形成する筒状の吸気口形成部と、上記吐出スクロール室における吸気側の壁面を形成するスクロール壁面形成部と、上記吐出スクロール室の外周側を覆うスクロール外周部とを有するスクロールピースと、
該スクロールピースの上記吸気口形成部内に圧入される筒状のシュラウド圧入部と、上記吐出スクロール室における内周側の壁面を形成すると共に、上記インペラに対向するシュラウド面及び該シュラウド面から上記吐出スクロール室に向かって延びるディフューザ面を形成するシュラウド壁面形成部とを有するシュラウドピースと、
上記スクロールピースの上記スクロール外周部内に圧入される外周環状圧入部と、上記吐出スクロール室における外周側の壁面を形成する外周環状壁面形成部とを有する外周壁ピースとを備え、
該外周壁ピースは、軸方向における上記外周環状壁面形成部の寸法が、周方向位置によって変化した形状を有することを特徴とする過給機用のコンプレッサハウジングもある。
(実施例1)
上記過給機用のコンプレッサハウジングの実施例につき、図1〜図11を用いて説明する。
本例の過給機用のコンプレッサハウジング1は、図1に示すごとく、自動車のターボチャージャー(過給機)に用いられるコンプレッサ(圧縮機)8の外殻を形成するものである。
そして、図1〜図3に示すごとく、コンプレッサハウジング1は、インペラ5を収容可能に構成されていると共に、インペラ5に向けて空気A1を吸い込む吸気口11と、インペラ5の外周側において周方向に形成され、インペラ5から吐き出された空気A2を外部へ導く吐出スクロール室12とを有する。
また、図1〜図5に示すごとく、コンプレッサハウジング1は、スクロールピース2と、シュラウドピース3と、外周壁ピース4とを備えている。
図1〜図3に示すごとく、スクロールピース2は、吸気口11を形成する筒状の吸気口形成部21と、吐出スクロール室12における吸気側の壁面を構成する吸気側凹面223を備えたスクロール壁面形成部22と、吐出スクロール室12の外周側を覆うスクロール外周部23とを有する。
シュラウドピース3は、スクロールピース2の吸気口形成部21内に圧入される筒状のシュラウド圧入部31と、インペラ5に対向するシュラウド面321を形成するシュラウド壁面形成部32とを有する。シュラウド壁面形成部32は、吐出スクロール室12における内周側の壁面を構成する内周側凹面324を備えると共に、インペラ5に対向するシュラウド面321及びシュラウド面321から吐出スクロール室12に向かって延びるディフューザ面322を形成する。
外周壁ピース4は、スクロールピース2のスクロール外周部23内に圧入される外周環状圧入部41と、吐出スクロール室12における外周側の壁面を構成する外周側凹面423を備えた外周環状壁面形成部42とを有する。
外周壁ピース4は、軸方向における外周環状壁面形成部42の寸法(軸方向長さh)が略全周にわたって周方向に沿って徐々に大きくなる形状を有する。
コンプレッサハウジング1は、図4、図5に示すごとく、吐出スクロール室12の圧縮空気をエンジン側へ吐出する吐出ポート13を有する。吐出スクロール室12は、略円周状に形成されており、吐出ポート13は、吐出スクロール室12から、周方向の接線方向に突出している。そして、図2、図3、図5に示すごとく、吐出スクロール室12は、周方向に沿って、吐出ポート13へ向かうにしたがって徐々に断面積が大きくなるように形成されている。なお、図2、図3における符号12a、12b、12c、12dは、この順に圧縮空気の経路として吐出ポート13から遠い位置における吐出スクロール室12の断面を示す。
そのため、吐出スクロール室12を形成する、スクロールピース2のスクロール外周部23と、シュラウドピース3のシュラウド壁面形成部32と、外周壁ピース4の外周環状壁面形成部42とは、それぞれ、回転対称ではなく、周方向に沿って徐々にその断面形状(インペラ5の回転軸を含む平面による断面の形状)が変化している。そして、図2、図3、図5に示すごとく、外周壁ピース4は、軸方向における外周環状壁面形成部42の寸法(軸方向長さh)が周方向に沿って徐々に大きくなる形状を有する。すなわち、周方向に上記吐出ポート13へ向かうにしたがって、徐々に上記寸法(軸方向長さh)が大きくなっている。
また、図2、図3、図6、図7に示すごとく、外周壁ピース4に形成された外周側凹面423も、周方向に沿って徐々に形状が変化している。具体的には、インペラ5の回転軸を含む平面による断面の形状において、その平均曲率半径が、周方向に吐出ポート13へ向かうにしたがって、徐々に大きくなっている。図7における符号4a、4b、4c、4dは、この順に圧縮空気の経路として吐出ポート13から遠い位置における外周壁ピース4の断面を示す。
また、外周壁ピース4の環状外周壁面形成部42における外周側凹面423の外側には、スクロールピース2に対して軸方向に対向する先端対向面424が形成されている。この先端対向面424の径方向幅wについても、周方向に沿って徐々に変化している。具体的には、先端対向面424の径方向幅wは、周方向に吐出ポート13へ向かうにしたがって徐々に小さくなっている。
また、図6に示すごとく、外周壁ピース4における周方向の一部には、吐出スクロール室12と吐出ポート13との間をつなぐように形成された吐出連通凹部45が形成されている。吐出連通凹部45は、外周環状壁面形成部42の軸方向長さhが最も大きくなる部分と最も小さくなる部分との間において、吐出ポート13と平行となるように形成されている。つまり、外周壁ピース4における吐出連通凹部45が形成された部分を除く略全周にわたって、図6に示した吐出連通凹部45に対する第一隣接部位451から第二隣接部位452まで、周方向に徐々に外周環状壁面形成部42の軸方向長さhが大きくなっている。
コンプレッサハウジング1を構成するスクロールピース2とシュラウドピース3と外周壁ピース4とは、いずれもアルミニウム製のダイキャスト品により構成されている。
図2〜図5に示すごとく、スクロールピース2は、吸気口形成部21を、インペラ5の回転軸を中心とする円筒形状に形成してある。そして、吸気口形成部21における吸気側と反対側の端部(以下において、吸気側を適宜「先端側」といい、その反対側を適宜「基端側」という。)から、外周側に広がるように、スクロール壁面形成部22が形成されている。吸気口形成部21の基端部であって、吸気口形成部21とスクロール壁面形成部22との間の部分に、シュラウドピース3と当接する当接部29を有する。
シュラウドピース3は、シュラウド圧入部31を、インペラ5の回転軸を中心とする円筒形状に形成してあり、シュラウド圧入部31内には、吸気口11と連通する吸気通路311が形成されている。そして、シュラウド圧入部31は、スクロールピース2の吸気口形成部21の内側に嵌合してある。また、シュラウド圧入部31の基端部から外周側に広がるように、シュラウド壁面形成部32が形成されている。
また、シュラウドピース3は、スクロールピース2に形成された当接部29に対して軸方向に当接する位置決め部39を有する。位置決め部39は、シュラウド圧入部31とシュラウド壁面形成部32との連結部分に形成されている。シュラウドピース3は、位置決め部39をスクロールピース2の当接部29に対して軸方向に当接させることにより、スクロールピース2に対して軸方向に位置決めされている。
外周壁ピース4は、図6に示すごとく環状に形成されていると共に、図2、図3に示すごとく、その内周縁はシュラウドピース3よりも外周側に配設されている。すなわち、外周壁ピース4の内周縁は、シュラウドピース3の外周縁よりも外側に配置されている。
また、外周壁ピース4は、スクロールピース2に対して軸方向に当接していない。すなわち、外周壁ピース4の外周環状壁面形成部42の先端部に形成された先端対向面424と、スクロールピース2のスクロール壁面形成部22の外周部に設けた段状対向面224との間に、隙間Bが形成されている。
また、図1に示すごとく、インペラ5は、シュラウドピース3の内周側に配置されている。インペラ5は、ハブ50の外周面から周方向に並ぶ複数のブレード51を突出させて形成したものである。複数のブレード51は、シュラウドピース3におけるシュラウド壁面形成部32のシュラウド面321に対向して配置されている。
また、シュラウドピース3におけるシュラウド壁面形成部32のディフューザ面322に対向する位置には、コンプレッサハウジング1の吸気側とは反対側(基端側)を覆うバックプレート61が設けられている。バックプレート61は、インペラ5の回転軸52を軸支する軸受ハウジング62の一部として一体的に形成されている。
また、ディフューザ面322とバックプレート61との間には、インペラ5から吐き出された空気A2を昇圧させるディフューザ部323が形成されている。
外周壁ピース4の内周縁とシュラウドピース3の外周縁との間に、ディフューザ部323と吐出スクロール室12との連通部が形成されている。
そして、コンプレッサ8は、インペラ5の回転により、吸気口11から吸気通路311を介してインペラ5へと空気A1が吸い込み、インペラ5のブレード51によって加速した空気A2をディフューザ部323において昇圧し、吐出スクロール室12へと送り込むよう構成されている。そして、吐出スクロール室12に送り込まれた高圧の空気を、吐出ポート13から吐出し、エンジン側へ供給できるよう構成してある。
次に、本例のコンプレッサハウジング1の製造方法について説明する。
本例のコンプレッサハウジング1は、下記の成形工程と圧入工程と切断分離工程とを、この順で行うことにより製造する。
成形工程においては、図8に示すごとく、スクロールピース2と、シュラウドピース3及び外周壁ピース4となる部分を一体的に有する一体ピース30とをそれぞれダイキャストにより成形する。
圧入工程においては、図9に示すごとく、一体ピース30の一部を構成するシュラウド圧入部31をスクロールピース2の吸気口形成部21内に圧入すると共に、一体ピース30の一部を構成する外周環状圧入部41をスクロールピース2のスクロール外周部23内に圧入する。
切断分離工程においては、圧入工程の後、図10に示すごとく、一体ピース30を切断し、シュラウドピース3と外周壁ピース4とに分離する。
以下、これを詳説する。
コンプレッサハウジング1を製造するに当たっては、上述のごとく、まず、図8に示すごとく、スクロールピース2をダイキャストにより成形する。そして、一体ピース30を同じくダイキャストにより成形する。
次いで、図9に示すごとく、スクロールピース2に対して一体ピース30を軸方向に圧入する。具体的には、一体ピース30の一部を構成するシュラウド圧入部31をスクロールピース2の吸気口形成部21内に圧入すると共に、一体ピース30の一部を構成する外周環状圧入部41をスクロール外周部23内に圧入する。
そして、一体ピース30におけるシュラウドピース3となる部分に形成された位置決め部39をスクロールピース2に形成された当接部29に対して軸方向に当接させる。これにより、一体ピース30の軸方向の位置決めを行い、一体ピース30の圧入を完了する。
なお、このとき、一体ピース30は、この位置決め部39以外の部分においてはスクロールピース2と軸方向に当接しない。つまり、位置決め部39を当接部29に当接させた状態において、一体ピース30における外周環状壁面形成部42の先端部に形成された先端対向面424と、スクロールピース2のスクロール壁面形成部22の外周部に設けた段状対向面224との間には、隙間Bが形成されるようになっている。これにより、位置決め部39によって、正確に、一体ピース30とスクロールピースとの間の軸方向の位置決めがなされる。
次いで、図10に示すごとく、一体ピース30を切削により切断する。具体的には、シュラウド壁面形成部32と外周環状壁面形成部42との間の環状の連結部Dを切削により切断する。これにより、一体ピース30をシュラウドピース3と外周壁ピース4とに分離すると共に、両者の間に所定の間隔を設ける。
以上により、図1〜図5に示すコンプレッサハウジング1を得る。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記コンプレッサハウジング1は、スクロールピース2とシュラウドピース3と外周壁ピース4とを有する。それゆえ、各ピースの個々の形状を型抜き可能な形状としても、これら3つのピースによって形成される吐出スクロール室12の形状の自由度を高めることができる。すなわち、各ピースの形状が比較的簡単な形状であっても、これらを組み合わせて形成される吐出スクロール室12の形状は複雑な形状とすることが可能であり、吐出スクロール室12の形状を所望の形状にしやすい。それゆえ、ダイキャストによる成形が可能となると共に、コンプレッサ8の性能上理想的な形状の吐出スクロール室12を形成することが可能となる。その結果、生産性向上およびコスト低減を図りつつ、コンプレッサ8の性能向上を図ることができる。
また、吐出スクロール室12は、スクロールピース2の吸気側凹面223とシュラウドピース3の内周側凹面324と外周壁ピース4の外周側凹面423とによって形成することができる。すなわち、吐出スクロール室12の内壁の一部を、軸受ハウジング62の一部であるバックプレート61によって構成する必要がない。それゆえ、吐出スクロール室12の断面形状が回転対称でない場合においても、コンプレッサハウジング1と軸受ハウジング62との回転方向における互いの位置関係を特定の位置関係とする必要がなくなる。その結果、車両等にコンプレッサ8を配置する際、車両等に対する軸受ハウジング62およびコンプレッサハウジング1のそれぞれの取付姿勢の自由度が大きくなる。これにより、コンプレッサハウジング1又は軸受ハウジング62の形状を車種ごとに異ならせるなどする必要がなく、多種類のコンプレッサハウジング1又は軸受ハウジング62を製造する必要がない。その結果、コンプレッサ8の製造コストを低減することができる。
また、外周壁ピース4は、軸方向における外周環状壁面形成部42の寸法が周方向に沿って徐々に大きくなる形状を有する。これにより、吐出スクロール室12が、空気の流れを考慮した理想的な形状を保ちながら、その断面積が周方向に吐出ポート13へ向かって徐々に大きくなるように、外周環状壁面形成部42に設ける外周側凹面423の形状を徐々に変化させることができる。これにより、外周壁ピース4は、スクロールピース2及びシュラウドピース3と共に、周方向に徐々に断面積が大きくなる形状であると共に理想的な形状の吐出スクロール室12を形成することができる。その結果、コンプレッサ8の性能を向上させることができる。
シュラウドピース3は、スクロールピース2に形成された当接部29に対して軸方向に当接する位置決め部39を有する。そのため、スクロールピース2に対するシュラウドピース3の軸方向の位置決めを精度良く行うことができる。これにより、吐出スクロール室12の形状を設計通りの形状としやすく、コンプレッサ8の性能向上を確実に図ることができる。
また、コンプレッサハウジング1は、バックプレート61が軸受ハウジング62の一部として形成された過給機に用いられ、外周壁ピース4は、環状に形成されていると共に、その内周縁がシュラウドピース3よりも外周側に配設されている。それゆえ、外周壁ピース4を設けることによって、軸受ハウジング62の一部として設けたバックプレート61に回転対称ではない形状を形成する必要がなくなるという効果が特に大きくなる。すなわち、軸受ハウジング62の一部として設けられたバックプレート61に回転対称でない形状を形成することは困難である。つまり、バックプレート61を備えた軸受ハウジング62を成形するにあたっては、例えば砂型鋳造等を用いることとなるが、この場合、バックプレート61の鋳肌面が粗くなり、空力的にも好ましくないことから、バックプレートに切削加工が必要となる。このとき、バックプレート61が回転対称でない形状となっていると、旋盤等を用いることが困難であり、切削加工の効率が低下する。
これに対し、コンプレッサハウジング1は、外周壁ピース4を備えているため、バックプレート61に加工を施して吐出スクロール室12の壁面の一部を形成する必要は特になく、バックプレート61に回転対称でない形状を形成する必要がない。それゆえ、バックプレート61の表面を平坦な面として形成することができ、その加工を容易に行うことができる。
以上のごとく、本例によれば、生産性に優れると共に、コスト低減、性能向上を図ることができる過給機用のコンプレッサハウジングを提供することができる。
なお、本例では、図2に示すごとく、スクロールピース2の吸気口形成部21の基端部に形成された当接部29にシュラウドピース3のシュラウド圧入部31とシュラウド壁面形成部32との連結部分に形成された位置決め部39を軸方向に当接させた構成を示しているが、スクロールピース2とシュラウドピース3との軸方向の位置決め手段は、これに限られるものではない。すなわち、例えば、図11に示すごとく、スクロールピース2の吸気口形成部21の軸方向中間位置に当接部29を形成し、シュラウドピース3のシュラウド圧入部31の先端部を位置決め部39として軸方向に当接させる構成とすることもできる。
また、スクロールピース2に対してシュラウドピース3を軸方向に当接させず、外周環状ピース4をスクロールピース2に対して軸方向に当接させる構成とすることもできる。
(実施例2)
本例は、図12〜図15に示すごとく、外周壁ピース4が、シュラウドピース3におけるシュラウド壁面形成部32のディフューザ面322に対向するバックプレート部43を、外周環状壁面形成部42の内側に一体的に有してなる例である。
本例における外周壁ピース4の全体形状は、図15に示すごとく、略円盤状であり、その外周縁付近に、外周環状圧入部41と外周環状壁面形成部42とが環状に形成されている。そして、図14、図15に示すごとく、外周環状壁面形成部42の基端部における内周側にバックプレート部43が、外周壁ピース4における他の部位と一体的に形成されている。バックプレート部43は、ディフューザ面322に対向する対向面431を有し、該対向面431は、外周環状壁面形成部42における外周側凹面423と滑らかに接続されている。
外周環状壁面形成部42および外周環状圧入部41は、実施例1に示したものと同様の形状を有する。すなわち、外周環状形成部42は、軸方向の長さhが吐出ポート13に向かうにしたがって徐々に大きくなる形状を有する。また、外周環状形成部42の先端当接面424の径方向幅wは、吐出ポート13に向かうにしたがって徐々に小さくなり、外周側凹面423の平均曲率半径は、吐出ポート13に向かうにしたがって徐々に大きくなっている。
また、外周壁ピース4の中心部には、インペラ5の回転軸52を挿通するための軸孔441が形成されている。また、バックプレート部43の内周側であって軸孔441の周囲には、外周壁ピース4を軸受ハウジング62に固定するボルトを挿通するためのボルト孔442が複数形成されている。
また、外周壁ピース4は、スクロールピース2の外周縁に形成された当接部290に対して軸方向に当接する位置決め部49を、外周縁に有する。
なお、本例のコンプレッサハウジング1を製造するにあたっては、スクロールピース2とシュラウドピース3と外周壁ピース4とをそれぞれ個別に成形する。ここで、図14、図15に示すごとく、バックプレート部43を備える外周壁ピース4は、軸受ハウジング62とは別体であり、型抜き可能な形状となっている。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、図13に示すごとく、外周壁ピース4をスクロールピース2及びシュラウドピース3に組み付けることにより、吐出スクロール室12を形成することができると共に、ディフューザ部323を形成することができる。すなわち、シュラウドピース3のシュラウド面321と外周壁ピース4のバックプレート部43との間に、ディフューザ部323を形成することができる。それゆえ、軸受ハウジング62の形状に関わらず、所望の形状の吐出スクロール室12およびディフューザ部323を形成することができる。
そして、コンプレッサハウジング1を軸受ハウジング62に組み付ける際に、特に回転方向の位置決めを行う必要もなくなるため、車両等への配置自由度がより高くなる。
その結果、生産性に優れると共に、コスト低減、性能向上を図ることができる過給機用のコンプレッサハウジング1を得ることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
1 コンプレッサハウジング
11 吸気口
12 吐出スクロール室
2 スクロールピース
21 吸気口形成部
22 スクロール壁面形成部
223 吸気側凹面
23 スクロール外周部
3 シュラウドピース
31 シュラウド圧入部
32 シュラウド壁面形成部
321 シュラウド面
322 ディフューザ面
324 内周側凹面
4 外周壁ピース
41 外周環状圧入部
42 外周環状壁面形成部
423 外周側凹面
5 インペラ

Claims (5)

  1. インペラを収容可能に構成されていると共に、上記インペラに向けて空気を吸い込む吸気口と、上記インペラの外周側において周方向に形成され、上記インペラから吐き出された空気を外部へ導く吐出スクロール室とを有する過給機用のコンプレッサハウジングにおいて、
    上記吸気口を形成する筒状の吸気口形成部と、上記吐出スクロール室における吸気側の壁面を構成する吸気側凹面を備えたスクロール壁面形成部と、上記吐出スクロール室の外周側を覆うスクロール外周部とを有するスクロールピースと、
    該スクロールピースの上記吸気口形成部内に圧入される筒状のシュラウド圧入部と、上記吐出スクロール室における内周側の壁面を構成する内周側凹面を備えると共に、上記インペラに対向するシュラウド面及び該シュラウド面から上記吐出スクロール室に向かって延びるディフューザ面を形成するシュラウド壁面形成部とを有するシュラウドピースと、
    上記スクロールピースの上記スクロール外周部内に圧入される外周環状圧入部と、上記吐出スクロール室における外周側の壁面を構成する外周側凹面を備えた外周環状壁面形成部とを有する外周壁ピースとを備え、
    該外周壁ピースは、軸方向における上記外周環状壁面形成部の寸法が略全周にわたって周方向に沿って徐々に大きくなる形状を有することを特徴とする過給機用のコンプレッサハウジング。
  2. 請求項1に記載の過給機用のコンプレッサハウジングにおいて、上記シュラウドピースは、上記スクロールピースに形成された当接部に対して軸方向に当接する位置決め部を有することを特徴とする過給機用コンプレッサハウジング。
  3. 請求項1又は2に記載の過給機用のコンプレッサハウジングにおいて、上記外周壁ピースは、上記スクロールピースに形成された当接部に対して軸方向に当接する位置決め部を有することを特徴とする過給機用コンプレッサハウジング。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の過給機用のコンプレッサハウジングにおいて、該コンプレッサハウジングは、上記シュラウドピースにおける上記シュラウド壁面形成部の上記ディフューザ面に対向するバックプレートが、上記インペラの回転軸を軸支する軸受ハウジングの一部として形成された過給機に用いられ、上記外周壁ピースは、環状に形成されていると共に、その内周縁が上記シュラウドピースよりも外周側に配設されていることを特徴とする過給機用コンプレッサハウジング。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の過給機用のコンプレッサハウジングにおいて、上記外周壁ピースは、上記シュラウドピースにおける上記シュラウド壁面形成部の上記ディフューザ面に対向するバックプレート部を、上記外周環状壁面形成部の内側に一体的に有してなることを特徴とする過給機用コンプレッサハウジング。
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