JP2014020236A - 過給機用のコンプレッサハウジング - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インペラ5に向けて空気を吸い込む吸気口11と、インペラ5から吐き出された空気を外部へ導く吐出スクロール室12とを有する過給機用のコンプレッサハウジング1。吸気口形成部21とスクロール壁面形成部22とスクロール外周部23とを有するスクロールピース2と、シュラウド圧入部31とシュラウド壁面形成部32とを有するシュラウドピース3と、外周環状圧入部41と外周環状壁面形成部42とを有する外周壁ピース4とを備えている。外周壁ピース4は、軸方向における外周環状壁面形成部42の寸法が周方向に沿って徐々に大きくなる形状を有する。
【選択図】図1
Description
コンプレッサハウジングは、インペラに向けて空気を吸い込む吸気口、インペラの外周側において周方向に形成され、インペラから吐き出された空気を外部へ導く吐出スクロール室、その他、インペラを収容する部分、ディフューザ部等を有する。
上記吸気口を形成する筒状の吸気口形成部と、上記吐出スクロール室における吸気側の壁面を構成する吸気側凹面を備えたスクロール壁面形成部と、上記吐出スクロール室の外周側を覆うスクロール外周部とを有するスクロールピースと、
該スクロールピースの上記吸気口形成部内に圧入される筒状のシュラウド圧入部と、上記吐出スクロール室における内周側の壁面を構成する内周側凹面を備えると共に、上記インペラに対向するシュラウド面及び該シュラウド面から上記吐出スクロール室に向かって延びるディフューザ面を形成するシュラウド壁面形成部とを有するシュラウドピースと、
上記スクロールピースの上記スクロール外周部内に圧入される外周環状圧入部と、上記吐出スクロール室における外周側の壁面を構成する外周側凹面を備えた外周環状壁面形成部とを有する外周壁ピースとを備え、
該外周壁ピースは、軸方向における上記外周環状壁面形成部の寸法が略全周にわたって周方向に沿って徐々に大きくなる形状を有することを特徴とする過給機用のコンプレッサハウジングにある(請求項1)。
その結果、生産性に優れると共に、コスト低減、性能向上を図ることができる過給機用のコンプレッサハウジングを得ることができる。
上記吸気口を形成する筒状の吸気口形成部と、上記吐出スクロール室における吸気側の壁面を形成するスクロール壁面形成部と、上記吐出スクロール室の外周側を覆うスクロール外周部とを有するスクロールピースと、
該スクロールピースの上記吸気口形成部内に圧入される筒状のシュラウド圧入部と、上記吐出スクロール室における内周側の壁面を形成すると共に、上記インペラに対向するシュラウド面及び該シュラウド面から上記吐出スクロール室に向かって延びるディフューザ面を形成するシュラウド壁面形成部とを有するシュラウドピースと、
上記スクロールピースの上記スクロール外周部内に圧入される外周環状圧入部と、上記吐出スクロール室における外周側の壁面を形成する外周環状壁面形成部とを有する外周壁ピースとを備え、
該外周壁ピースは、軸方向における上記外周環状壁面形成部の寸法が、周方向位置によって変化した形状を有することを特徴とする過給機用のコンプレッサハウジングもある。
上記過給機用のコンプレッサハウジングの実施例につき、図1〜図11を用いて説明する。
本例の過給機用のコンプレッサハウジング1は、図1に示すごとく、自動車のターボチャージャー(過給機)に用いられるコンプレッサ(圧縮機)8の外殻を形成するものである。
そして、図1〜図3に示すごとく、コンプレッサハウジング1は、インペラ5を収容可能に構成されていると共に、インペラ5に向けて空気A1を吸い込む吸気口11と、インペラ5の外周側において周方向に形成され、インペラ5から吐き出された空気A2を外部へ導く吐出スクロール室12とを有する。
図1〜図3に示すごとく、スクロールピース2は、吸気口11を形成する筒状の吸気口形成部21と、吐出スクロール室12における吸気側の壁面を構成する吸気側凹面223を備えたスクロール壁面形成部22と、吐出スクロール室12の外周側を覆うスクロール外周部23とを有する。
外周壁ピース4は、軸方向における外周環状壁面形成部42の寸法(軸方向長さh)が略全周にわたって周方向に沿って徐々に大きくなる形状を有する。
図2〜図5に示すごとく、スクロールピース2は、吸気口形成部21を、インペラ5の回転軸を中心とする円筒形状に形成してある。そして、吸気口形成部21における吸気側と反対側の端部(以下において、吸気側を適宜「先端側」といい、その反対側を適宜「基端側」という。)から、外周側に広がるように、スクロール壁面形成部22が形成されている。吸気口形成部21の基端部であって、吸気口形成部21とスクロール壁面形成部22との間の部分に、シュラウドピース3と当接する当接部29を有する。
また、外周壁ピース4は、スクロールピース2に対して軸方向に当接していない。すなわち、外周壁ピース4の外周環状壁面形成部42の先端部に形成された先端対向面424と、スクロールピース2のスクロール壁面形成部22の外周部に設けた段状対向面224との間に、隙間Bが形成されている。
また、ディフューザ面322とバックプレート61との間には、インペラ5から吐き出された空気A2を昇圧させるディフューザ部323が形成されている。
外周壁ピース4の内周縁とシュラウドピース3の外周縁との間に、ディフューザ部323と吐出スクロール室12との連通部が形成されている。
本例のコンプレッサハウジング1は、下記の成形工程と圧入工程と切断分離工程とを、この順で行うことにより製造する。
成形工程においては、図8に示すごとく、スクロールピース2と、シュラウドピース3及び外周壁ピース4となる部分を一体的に有する一体ピース30とをそれぞれダイキャストにより成形する。
切断分離工程においては、圧入工程の後、図10に示すごとく、一体ピース30を切断し、シュラウドピース3と外周壁ピース4とに分離する。
以下、これを詳説する。
以上により、図1〜図5に示すコンプレッサハウジング1を得る。
上記コンプレッサハウジング1は、スクロールピース2とシュラウドピース3と外周壁ピース4とを有する。それゆえ、各ピースの個々の形状を型抜き可能な形状としても、これら3つのピースによって形成される吐出スクロール室12の形状の自由度を高めることができる。すなわち、各ピースの形状が比較的簡単な形状であっても、これらを組み合わせて形成される吐出スクロール室12の形状は複雑な形状とすることが可能であり、吐出スクロール室12の形状を所望の形状にしやすい。それゆえ、ダイキャストによる成形が可能となると共に、コンプレッサ8の性能上理想的な形状の吐出スクロール室12を形成することが可能となる。その結果、生産性向上およびコスト低減を図りつつ、コンプレッサ8の性能向上を図ることができる。
また、スクロールピース2に対してシュラウドピース3を軸方向に当接させず、外周環状ピース4をスクロールピース2に対して軸方向に当接させる構成とすることもできる。
本例は、図12〜図15に示すごとく、外周壁ピース4が、シュラウドピース3におけるシュラウド壁面形成部32のディフューザ面322に対向するバックプレート部43を、外周環状壁面形成部42の内側に一体的に有してなる例である。
本例における外周壁ピース4の全体形状は、図15に示すごとく、略円盤状であり、その外周縁付近に、外周環状圧入部41と外周環状壁面形成部42とが環状に形成されている。そして、図14、図15に示すごとく、外周環状壁面形成部42の基端部における内周側にバックプレート部43が、外周壁ピース4における他の部位と一体的に形成されている。バックプレート部43は、ディフューザ面322に対向する対向面431を有し、該対向面431は、外周環状壁面形成部42における外周側凹面423と滑らかに接続されている。
また、外周壁ピース4は、スクロールピース2の外周縁に形成された当接部290に対して軸方向に当接する位置決め部49を、外周縁に有する。
その他は、実施例1と同様である。
その結果、生産性に優れると共に、コスト低減、性能向上を図ることができる過給機用のコンプレッサハウジング1を得ることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
11 吸気口
12 吐出スクロール室
2 スクロールピース
21 吸気口形成部
22 スクロール壁面形成部
223 吸気側凹面
23 スクロール外周部
3 シュラウドピース
31 シュラウド圧入部
32 シュラウド壁面形成部
321 シュラウド面
322 ディフューザ面
324 内周側凹面
4 外周壁ピース
41 外周環状圧入部
42 外周環状壁面形成部
423 外周側凹面
5 インペラ
Claims (5)
- インペラを収容可能に構成されていると共に、上記インペラに向けて空気を吸い込む吸気口と、上記インペラの外周側において周方向に形成され、上記インペラから吐き出された空気を外部へ導く吐出スクロール室とを有する過給機用のコンプレッサハウジングにおいて、
上記吸気口を形成する筒状の吸気口形成部と、上記吐出スクロール室における吸気側の壁面を構成する吸気側凹面を備えたスクロール壁面形成部と、上記吐出スクロール室の外周側を覆うスクロール外周部とを有するスクロールピースと、
該スクロールピースの上記吸気口形成部内に圧入される筒状のシュラウド圧入部と、上記吐出スクロール室における内周側の壁面を構成する内周側凹面を備えると共に、上記インペラに対向するシュラウド面及び該シュラウド面から上記吐出スクロール室に向かって延びるディフューザ面を形成するシュラウド壁面形成部とを有するシュラウドピースと、
上記スクロールピースの上記スクロール外周部内に圧入される外周環状圧入部と、上記吐出スクロール室における外周側の壁面を構成する外周側凹面を備えた外周環状壁面形成部とを有する外周壁ピースとを備え、
該外周壁ピースは、軸方向における上記外周環状壁面形成部の寸法が略全周にわたって周方向に沿って徐々に大きくなる形状を有することを特徴とする過給機用のコンプレッサハウジング。 - 請求項1に記載の過給機用のコンプレッサハウジングにおいて、上記シュラウドピースは、上記スクロールピースに形成された当接部に対して軸方向に当接する位置決め部を有することを特徴とする過給機用コンプレッサハウジング。
- 請求項1又は2に記載の過給機用のコンプレッサハウジングにおいて、上記外周壁ピースは、上記スクロールピースに形成された当接部に対して軸方向に当接する位置決め部を有することを特徴とする過給機用コンプレッサハウジング。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の過給機用のコンプレッサハウジングにおいて、該コンプレッサハウジングは、上記シュラウドピースにおける上記シュラウド壁面形成部の上記ディフューザ面に対向するバックプレートが、上記インペラの回転軸を軸支する軸受ハウジングの一部として形成された過給機に用いられ、上記外周壁ピースは、環状に形成されていると共に、その内周縁が上記シュラウドピースよりも外周側に配設されていることを特徴とする過給機用コンプレッサハウジング。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の過給機用のコンプレッサハウジングにおいて、上記外周壁ピースは、上記シュラウドピースにおける上記シュラウド壁面形成部の上記ディフューザ面に対向するバックプレート部を、上記外周環状壁面形成部の内側に一体的に有してなることを特徴とする過給機用コンプレッサハウジング。
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