JP2014058889A - 過給機用のコンプレッサハウジング - Google Patents

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Abstract

【課題】スペーサ部の組み付け性を向上させ、コストダウンも図ることができる過給機用のコンプレッサハウジングを提供すること。
【解決手段】コンプレッサハウジング1は、吸気口11を形成する筒状の吸気口形成部21と、シュラウド面221及びディフューザ面222を形成するシュラウド部22と、ディフューザ面222に対向配置されるバックプレート4との間にスクロール室12を形成するスクロール室形成部23とを有するハウジング本体部2と、スクロール室形成部23内に挿入配置され、スクロール室形成部23とバックプレート4とに挟持された状態で両者の間にスクロール室12における外周側内壁面121aの一部を形成する円環状のスペーサ部3とを備えている。スペーサ部3には、軸方向に貫通してなる貫通孔30が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のブレードを有するインペラを収容可能に構成された過給機用のコンプレッサハウジングに関する。
自動車のターボチャージャー等の過給機に用いられるコンプレッサ(圧縮機)は、複数のブレードを有するインペラを収容可能に構成されたコンプレッサハウジングを有する。
コンプレッサハウジングは、インペラに向けて空気を吸い込む吸気口、インペラの外周側において周方向に形成され、インペラから吐き出された空気を外部へ導くスクロール室等を備えている(特許文献1参照)。
また、図6に示すごとく、コンプレッサ98の性能向上を目的とし、複雑な形状のスクロール室912にも対応可能なコンプレッサハウジング91として、吸気口911を形成する筒状の吸気口形成部921と、インペラ95に対向配置されるシュラウド部922と、バックプレート94との間にスクロール室912を形成するスクロール室形成部923とを有するハウジング本体部92とを備え、そのハウジング本体部92のスクロール室形成部923内にスクロール室912における外周側の内壁面912aの一部を形成する円環状のスペーサ部93を挿入配置したものがある。
上記構造のコンプレッサハウジング91は、ハウジング本体部92のスクロール室形成部923内にスペーサ部93を容易に挿入することができるように、かつ、スクロール室形成部923内に挿入したスペーサ部93がその後の他の部品の組み付け時等において位置ずれ、抜け等を起こさないように、スクロール室形成部923とスペーサ部93との間に所定の締め代を設定している。
特開2000−257437号公報
しかしながら、上記構造のコンプレッサハウジング91において、ハウジング本体部92は、アルミニウム材料等を用いて鋳造等で成形され、そのハウジング本体部92のスクロール室形成部923内に挿入するスペーサ部93は、樹脂等を用いて射出成形等で成形される。すなわち、両者は、鋳造や射出成形といった型を使用した成形方法により成形される。そのため、寸法精度にばらつきが生じ、両者の締め代を精度良く設けることが困難であった。これにより、ハウジング本体部92のスクロール室形成部923又はスペーサ部93に加工等を施し、両者の寸法を調整する作業が必要となる場合があり、生産性の低下、コストアップ等の問題が生じることがあった。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、スペーサ部の組付け性を向上させ、コストダウンも図ることができる過給機用のコンプレッサハウジングを提供しようとするものである。
本発明の一の態様は、複数のブレードを有する過給機用のインペラを収容可能に構成されていると共に、上記インペラに向けて空気を吸い込む吸気口と、上記インペラの外周側において周方向に形成され、上記インペラから吐き出された空気を外部へ導くスクロール室とを備えた過給機用のコンプレッサハウジングにおいて、
上記吸気口を形成する筒状の吸気口形成部と、上記インペラに対向するシュラウド面及び該シュラウド面から上記スクロール室に向かって延びるディフューザ面を形成するシュラウド部と、上記ディフューザ面に対向配置されるバックプレートとの間に上記スクロール室を形成するスクロール室形成部とを有するハウジング本体部と、
該ハウジング本体部の上記スクロール室形成部内に挿入配置され、該スクロール室形成部と上記バックプレートとに挟持された状態で両者の間に上記スクロール室における外周側の内壁面の一部を形成する略円環状のスペーサ部とを備えており、
該スペーサ部の少なくとも一部には、軸方向に貫通してなる貫通孔が設けられていることを特徴とする過給機用のコンプレッサハウジングにある(請求項1)。
上記コンプレッサハウジングは、上記吸気口形成部と上記シュラウド部と上記スクロール室形成部とを有するハウジング本体部と、該ハウジング本体部の上記スクロール室形成部内に挿入配置され、上記スクロール室における外周側の内壁面の一部を形成する略円環状のスペーサ部とを備えている。そして、該スペーサ部の少なくとも一部には、軸方向に貫通してなる貫通孔が設けられている。
すなわち、略円環状の上記スペーサ部に対して軸方向に貫通してなる上記貫通孔を設けることにより、上記スペーサ部の剛性、特に径方向の剛性を下げることができ、該スペーサ部を容易に弾性変形させることが可能となる。そのため、上記ハウジング本体部の上記スクロール室形成部と上記スペーサ部との寸法精度にばらつきが生じ、両者の締め代を精度良く設けることができない場合であっても、上記スペーサ部を弾性変形させて上記ハウジング本体部の上記スクロール室形成部内に容易に挿入することができ、かつ、挿入された上記スペーサ部の位置ずれ、抜け等を防止することができる。これにより、上記スペーサ部の組付け性を向上させることができる。
また、上記スペーサ部は、上述のごとく、少なくとも一部に上記貫通孔が設けられている。そのため、該貫通孔を設けた分だけ上記スペーサ部を構成する材料を削減することができる。これにより、材料コストを低減することができ、上記コンプレッサハウジング全体としてコストダウンを図ることができる。
このように、スペーサ部の組付け性を向上させ、コストダウンも図ることができる過給機用のコンプレッサハウジングを提供することができる。
実施例における、コンプレッサハウジングを有するコンプレッサの構造を示す説明図。 実施例における、コンプレッサハウジングの構造を示す説明図。 実施例における、ハウジング本体部及びスペーサ部を示す説明図。 実施例における、ハウジング本体部のスクロール室形成部内にスペーサ部が挿入配置されている状態を示す説明図。 実施例における、スペーサ部を示す説明図。 背景技術における、コンプレッサハウジングの構造を示す説明図。
上記コンプレッサハウジングにおいて、上記スペーサ部は、略円環状に形成されており、例えば、後述するように、全周にわたって連続する構成とすることもできるし、周方向の一部にスリット等を設けて全周にわたって連続しない構成とすることもできる。すなわち、略円環状とは、全周にわたって連続するものも連続しないものも含む概念である。
また、上述したように、上記スペーサ部は、全周にわたって連続して形成されている構成とすることができる(請求項2)。
この場合には、上記スペーサ部が全周にわたって連続して円環状に形成されているため、通常は剛性が高くなり易いが、上記貫通孔を設けることによってその剛性を下げることができる。これにより、上記貫通孔を設けたことによる効果、すなわち上記スペーサ部の剛性を下げて組付け性を向上させるという効果をより有効に発揮することができる。
また、上述したように、上記スペーサ部は、周方向の一部にスリット等を設けて全周にわたって連続しない構成とすることができる。
この場合には、上記貫通孔に加えてスリット等を設けることにより、上記スペーサ部の剛性をさらに下げることができ、該スペーサ部の組付け性をより一層向上させることができる。
また、上記スペーサ部は、樹脂からなることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記スペーサ部をより一層容易に弾性変形させることが可能となる。そのため、上記ハウジング本体部の上記スクロール室形成部内への上記スペーサ部の挿入がさらに容易となり、また挿入された該スペーサ部の位置ずれ、抜け等をより一層防止することができる。
なお、上記スペーサ部を構成する樹脂としては、例えば、ナイロン66(登録商標)樹脂等を用いることができる。また、上記スペーサ部を構成する材料としては、樹脂以外にも、ゴム等を用いることができる。
また、上記スペーサ部は、上記スクロール室における外周側の内壁面の一部を形成するスペーサ内周面と、上記ハウジング本体部側の軸方向端面である第1端面と、上記バックプレート側の軸方向端面である第2端面とを備えたスペーサ幅広部を少なくとも一部に有し、上記貫通孔は、上記スペーサ幅広部における上記スペーサ内周面よりも外側において上記第1端面と上記第2端面との間を貫通して形成されていることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記スペーサ部に対し、軸方向に貫通してなる上記貫通孔を容易かつ確実に設けることができる。
また、上記貫通孔は、上記スペーサ部の少なくとも一部に周方向に複数並んで配置されていることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記スペーサ部の剛性をより効果的に下げることができる。これにより、該スペーサ部の組付け性をさらに向上させることができる。また、材料削減による材料コストの低減をさらに図ることができる。
また、上記スペーサ部の少なくとも一部には、該スペーサ部の内周に沿って形成された内周部と、外周に沿って形成された外周部と、上記内周部と上記外周部とを径方向に連結する複数の連結部とが設けられており、上記貫通孔は、隣接する上記連結部同士の間に形成されていることが好ましい(請求項6)。
この場合には、上記スペーサ部自体の強度を保ちながら、上記貫通孔を設けたことによる効果、すなわち上記スペーサ部の剛性を下げて組付け性を向上させるという効果を十分に発揮することができる。
上記過給機用のコンプレッサハウジングにかかる実施例について、図を用いて説明する。
本例のコンプレッサハウジング1は、図1に示すごとく、自動車のターボチャージャー(過給機)に用いられるコンプレッサ(圧縮機)8の外殻を形成するものであり、複数のブレード52を有するインペラ5を収容可能に構成されていると共に、インペラ5に向けて空気A1を吸い込む吸気口11と、インペラ5の外周側において周方向に形成され、インペラ5から吐き出された空気A2を外部へ導くスクロール室12とを備えている。
図1、図2に示すごとく、コンプレッサハウジング1は、インペラ5を内部に収容すると共に吸気口11やスクロール室12を形成するハウジング本体部2と、そのハウジング本体部2内に組み付けられた円環状のスペーサ部3とにより構成されている。
本例では、ハウジング本体部2は、アルミニウム材料からなる。また、スペーサ部3は、ナイロン66(登録商標)樹脂からなり、ハウジング本体部2及び後述するバックプレート4よりも剛性が低い。
同図に示すごとく、ハウジング本体部2は、吸気口11を形成する筒状の吸気口形成部21と、インペラ5に対向するシュラウド面221及びそのシュラウド面221からスクロール室12に向かって延びるディフューザ面222を形成するシュラウド部22と、ディフューザ面222に対向配置されるバックプレート4との間にスクロール室12を形成するスクロール室形成部23とを有する。
本例では、ハウジング本体部2は、アルミニウム材料を用いて、吸気口形成部21、シュラウド部22及びスクロール室形成部23をダイキャストにより一体的に成形した一部品で構成されている。
また、シュラウド部22内には、吸気口11と連通する吸気通路220が形成されている。また、シュラウド部22のディフューザ面222とバックプレート4のハウジング本体部2側の表面401との間には、インペラ5から吐き出された空気A2を昇圧させるディフューザ部13が形成されている。
なお、バックプレート4は、両面が平坦な面の板状であり、シュラウド部22のディフューザ面222に対向する位置に、コンプレッサハウジング1の吸気側とは反対の側を覆うように配置されている。また、バックプレート4は、アルミニウム材料からなる。
同図に示すごとく、スペーサ部3は、ハウジング本体部2のスクロール室形成部23内に挿入配置され、ハウジング本体部2のスクロール室形成部23とバックプレート4とに挟持された状態で、両者の間にスクロール室12の外周側の内壁面(以下、外周側内壁面という)121aの一部を形成している。また、スペーサ部3には、軸方向に貫通してなる貫通孔30が設けられている。
具体的には、図3〜図5に示すごとく、スペーサ部3は、円環状、すなわち全周にわたって連続して形成されている。スペーサ部3は、ナイロン66(登録商標)樹脂を用いて、射出成形により成形したものである。
図3、図4に示すごとく、スペーサ部3は、ハウジング本体部2のスクロール室形成部23に対して軸方向に挿入され、スクロール室形成部23の外周側の内壁面231に沿って配置されている。スペーサ部3は、ハウジング本体部2のスクロール室形成部23に対して所定の締め代を設けて挿入配置されている。
図1、図2に示すごとく、スペーサ部3のハウジング本体部2側の軸方向端面である第1端面301は、ハウジング本体部2のスクロール室形成部23の当接面232に対して軸方向に当接している。また、スペーサ部3のバックプレート4側の軸方向端面である第2端面302は、バックプレート4のハウジング本体部2側の表面401によって軸方向に押圧された状態となっている。
同図に示すごとく、スペーサ部3の内周面303は、スクロール室12の内壁面121のうち、外周側内壁面121aの一部を形成しており、インペラ5の回転中心軸Xを含む断面において凹状となる凹状曲面を有している。また、スペーサ部3の内周面303は、スクロール室形成部23とバックプレート4のハウジング本体部2側の表面401とを滑らかにつないでいる。
同図に示すごとく、ハウジング本体部2のスクロール室形成部23、スペーサ部3及びバックプレート4によって形成されたスクロール室12は、外部出口120(図3、図4参照)に向かって外周側内壁面121aがインペラ5の回転中心軸Xから徐々に遠ざかるように(スクロール室12の外周側内壁面121aとインペラ5の回転中心軸Xとの間の距離Lが徐々に大きくなるように)、かつ断面積が徐々に大きくなるように構成されている。
図3〜図5に示すごとく、スペーサ部3は、その一部に径方向に幅が広いスペーサ幅広部31を有する。スペーサ幅広部31は、スペーサ部3における内周面(スペーサ内周面)303と第1端面301と第2端面302とを備えている(図1、図2参照)。
また、スペーサ幅広部31には、スペーサ部3の内周に沿って形成された内周部311と、外周に沿って形成された外周部312と、内周部311と外周部312とを径方向に連結する複数の連結部313とが設けられている。
図4、図5に示すごとく、スペーサ幅広部31において、隣接する連結部313同士の間には、貫通孔30が形成されている。貫通孔30は、スペーサ幅広部31において、周方向に複数並んで配置されている。
また、貫通孔30は、スペーサ幅広部31における内周面303よりも外側において、第1端面301と第2端面302との間を貫通して形成されている(図1、図2参照)。
図1に示すごとく、インペラ5は、ハウジング本体部2のシュラウド部22の内周側に配置されており、回転軸50を中心に回転可能に取り付けられている。また、インペラ5は、ハブ51の外周面から周方向に並ぶ複数のブレード52を突出させている。複数のブレード52は、ハウジング本体部2のシュラウド部22のシュラウド面221に対向して配置されている。
同図に示すごとく、上記構成のコンプレッサハウジング1を有するコンプレッサ8においては、インペラ5の回転により、吸気口11から吸気通路220を介してインペラ5へと空気A1が吸い込まれる。インペラ5のブレード51によって加速され、インペラ5から吐き出された空気A2は、ディフューザ部13において昇圧され、スクロール室12へと送り込まれる。スクロール室12に導入された空気A3は、スペーサ部3の内周面303を含む外周側内壁面121aに接触し、スクロール室12内を周方向に流れ、外部出口120(図3、図4参照)から排出される。
次に、本例のコンプレッサハウジング1における作用効果について説明する。
本例のコンプレッサハウジング1は、吸気口形成部21とシュラウド部22とスクロール室形成部23とを有するハウジング本体部2と、ハウジング本体部2のスクロール室形成部23内に挿入配置され、スクロール室12における外周側内壁面121aの一部を形成する円環状のスペーサ部3とを備えている。そして、スペーサ部3の一部には、軸方向に貫通してなる貫通孔30が設けられている。
すなわち、円環状のスペーサ部3に対して軸方向に貫通してなる貫通孔30を設けることにより、スペーサ部3の剛性、特に径方向の剛性を下げることができ、スペーサ部3を容易に弾性変形させることが可能となる。そのため、ハウジング本体部2のスクロール室形成部23とスペーサ部3との寸法精度にばらつきが生じ、両者の締め代を精度良く設けることができない場合であっても、スペーサ部3を弾性変形させてハウジング本体部2のスクロール室形成部23内に容易に挿入することができ、かつ、挿入されたスペーサ部3の位置ずれ、抜け等を防止することができる。これにより、スペーサ部3の組付け性を向上させることができる。
また、スペーサ部3は、上述のごとく、一部に貫通孔30が設けられている。そのため、貫通孔30を設けた分だけスペーサ部3を構成する材料を削減することができる。これにより、材料コストを低減することができ、コンプレッサハウジング1全体としてコストダウンを図ることができる。
また、本例では、スペーサ部3は、円環状、すなわち全周にわたって連続して形成されている。このような場合には、通常、スペーサ部3の剛性が高くなり易いが、貫通孔30を設けることによってその剛性を下げることができる。これにより、貫通孔30を設けたことによる効果、すなわちスペーサ部3の剛性を下げて組付け性を向上させるという効果をより有効に発揮することができる。
また、スペーサ部3は、ナイロン66(登録商標)樹脂からなる。そのため、スペーサ部3をより一層容易に弾性変形させることが可能となる。これにより、ハウジング本体部2のスクロール室形成部23内へのスペーサ部3の挿入がさらに容易となり、また挿入されたスペーサ部3の位置ずれ、抜け等をより一層防止することができる。
また、スペーサ部3は、そのスペーサ部3における内周面303と第1端面301と第2端面302とを備えたスペーサ幅広部31を有し、貫通孔30は、スペーサ幅広部31における内周面303よりも外側において第1端面301と第2端面302との間を貫通して形成されている。そのため、スペーサ部3に対し、軸方向に貫通してなる貫通孔30を容易かつ確実に設けることができる。
また、貫通孔30は、スペーサ部3のスペーサ幅広部31に周方向に複数並んで配置されている。そのため、スペーサ部3の剛性をより効果的に下げることができる。これにより、スペーサ部3の組付け性をさらに向上させることができる。また、材料削減による材料コストの低減をさらに図ることができる。
また、スペーサ部3のスペーサ幅広部31には、内周部311と外周部312と複数の連結部313とが設けられており、貫通孔30は、隣接する連結部313同士の間に形成されている。そのため、スペーサ部3自体の強度を保ちながら、貫通孔30を設けたことによる効果、すなわちスペーサ部3の組付け性を向上させるという効果を十分に発揮することができる。
このように、本例によれば、スペーサ部3の組み付け性を向上させ、コストダウンも図ることができる過給機用のコンプレッサハウジング1を提供することができる。
1 コンプレッサハウジング
11 吸気口
12 スクロール室
121a 外周側内壁面
2 ハウジング本体部
21 吸気口形成部
22 シュラウド部
221 シュラウド面
222 ディフューザ面
23 スクロール室形成部
3 スペーサ部
4 バックプレート

Claims (6)

  1. 複数のブレードを有する過給機用のインペラを収容可能に構成されていると共に、上記インペラに向けて空気を吸い込む吸気口と、上記インペラの外周側において周方向に形成され、上記インペラから吐き出された空気を外部へ導くスクロール室とを備えた過給機用のコンプレッサハウジングにおいて、
    上記吸気口を形成する筒状の吸気口形成部と、上記インペラに対向するシュラウド面及び該シュラウド面から上記スクロール室に向かって延びるディフューザ面を形成するシュラウド部と、上記ディフューザ面に対向配置されるバックプレートとの間に上記スクロール室を形成するスクロール室形成部とを有するハウジング本体部と、
    該ハウジング本体部の上記スクロール室形成部内に挿入配置され、該スクロール室形成部と上記バックプレートとに挟持された状態で両者の間に上記スクロール室における外周側の内壁面の一部を形成する略円環状のスペーサ部とを備えており、
    該スペーサ部の少なくとも一部には、軸方向に貫通してなる貫通孔が設けられていることを特徴とする過給機用のコンプレッサハウジング。
  2. 請求項1に記載のコンプレッサハウジングにおいて、上記スペーサ部は、全周にわたって連続して形成されていることを特徴とする過給機用のコンプレッサハウジング。
  3. 請求項1又は2に記載のコンプレッサハウジングにおいて、上記スペーサ部は、樹脂からなることを特徴とする過給機用のコンプレッサハウジング。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンプレッサハウジングにおいて、上記スペーサ部は、上記スクロール室における外周側の内壁面の一部を形成するスペーサ内周面と、上記ハウジング本体部側の軸方向端面である第1端面と、上記バックプレート側の軸方向端面である第2端面とを備えたスペーサ幅広部を少なくとも一部に有し、上記貫通孔は、上記スペーサ幅広部における上記スペーサ内周面よりも外側において上記第1端面と上記第2端面との間を貫通して形成されていることを特徴とする過給機用のコンプレッサハウジング。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンプレッサハウジングにおいて、上記貫通孔は、上記スペーサ部の少なくとも一部に周方向に複数並んで配置されていることを特徴とする過給機用のコンプレッサハウジング。
  6. 請求項5に記載のコンプレッサハウジングにおいて、上記スペーサ部の少なくとも一部には、該スペーサ部の内周に沿って形成された内周部と、外周に沿って形成された外周部と、上記内周部と上記外周部とを径方向に連結する複数の連結部とが設けられており、上記貫通孔は、隣接する上記連結部同士の間に形成されていることを特徴とする過給機用のコンプレッサハウジング。
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