JPH10331653A - ターボチャージャ - Google Patents
ターボチャージャInfo
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- JPH10331653A JPH10331653A JP14245397A JP14245397A JPH10331653A JP H10331653 A JPH10331653 A JP H10331653A JP 14245397 A JP14245397 A JP 14245397A JP 14245397 A JP14245397 A JP 14245397A JP H10331653 A JPH10331653 A JP H10331653A
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- shroud member
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- compressor impeller
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Abstract
コストで達成する。 【解決手段】 本発明に係るターボチャージャは、コン
プレッサハウジング1のうち、コンプレッサインペラ3
のシュラウド10に対面する部分11を別体のシュラウ
ド部材12から構成し、このシュラウド部材12を、
鉛、すず、モリブデン等の被削性材料を含む鋳造品とし
たものである。またシュラウド部材12を、鋳造による
発泡構造としてもよい。
Description
適用されるターボチャージャに関する。
コンプレッサ部とを有し、コンプレッサ部ではタービン
部からの駆動力を受けて、コンプレッサインペラがコン
プレッサハウジング内で高速回転し、過給圧を発生す
る。ここでコンプレッサインペラとコンプレッサハウジ
ングとの間はできるだけクリアランスがない方が効率上
望ましいが、コンプレッサインペラが運転中極めて高速
で回転するため(20万回転程度)、クリアランスをあま
りに狭めると焼付き等の問題が生じる。そこでこのゼロ
クリアランスを達成するため、従来は所謂アブレダブル
シールを用いる方法が採られている。このアブレダブル
シールは、アルミ鋳造されたコンプレッサハウジングの
うち、コンプレッサインペラのシュラウドに対面する部
分に、樹脂や軟質金属等による被削性材料のパウダーを
プラズマ容射して形成される。或いは、当該部分に樹脂
等のピースを埋め込み、ネジ止めして形成される。この
アブレダブルシールを用いた場合、アルミ鋳造されたコ
ンプレッサインペラが回転中アブレダブルシールに接触
し、アブレダブルシールが適度に削られることによって
ゼロクリアランスが達成される。
ブレダブルシールの場合、プラズマ容射やピースの成形
・組付けに比較的高いコストを要する欠点がある。
ージャは、コンプレッサハウジングのうち、コンプレッ
サインペラのシュラウドに対面する部分を別体のシュラ
ウド部材から構成し、このシュラウド部材を、鉛、す
ず、モリブデン等の被削性材料を含む鋳造品としたもの
である。
レッサハウジングのうち、コンプレッサインペラのシュ
ラウドに対面する部分を別体のシュラウド部材から構成
するターボチャージャが知られている。そこでこれを利
用し、シュラウド部材を鉛、すず、モリブデン等の被削
性材料を含む鋳造品とすれば、従来の構造を何等変更す
ることなくアブレダブルシールと同様の効果を得られ、
製造コストを極めて安価にできる。
ンプレッサハウジングのうち、コンプレッサインペラの
シュラウドに対面する部分を別体のシュラウド部材から
構成し、このシュラウド部材を、鋳造による発泡構造と
したものである。
よる発泡構造として被削性を良好とし、アブレダブルシ
ールと同様の性質を具備するようにしている。
を添付図面に基づいて詳述する。
コンプレッサ部を示す縦断面図である。図示するよう
に、コンプレッサハウジング1はベアリングハウジング
2に取り付けられてコンプレッサ部を区画している。コ
ンプレッサハウジング1内にはコンプレッサインペラ3
が収容され、コンプレッサインペラ3はタービンシャフ
ト4に取り付けられ、タービンシャフト4はベアリング
ハウジング2内の軸受部5によって回転自在に支持され
ている。なお軸受部5は、タービンシャフト4をラジア
ル方向から支持するフローティングメタルと、タービン
シャフト4をスラスト方向から支持するスラスト軸受等
からなっている。タービンシャフト4の図外の左方には
タービンホイールが取り付けられる。互いのハウジング
1,2内はシールプレート6で仕切られ、シールプレー
ト6はベアリングハウジング2に取り付けられて、油切
り7との間でシールを行っている。
用アルミニウム合金(ADC10,12等)を用いて鋳造により
一体に作られ、ハブ8の表面上に複数のブレード9を立
設して構成されている。ここでのコンプレッサ部は遠心
式の構成が採られ、ブレード9は軸方向から径外方向に
空気を導くよう径外方向に湾曲されている。ブレード9
のガス流れ方向に沿う部分の最も径方向外側の端縁がコ
ンプレッサインペラ3のシュラウド10となる。このシ
ュラウド10に対面して、コンプレッサハウジング1に
はシュラウド部11が形成されるが、ここでは従来から
知られているように、シュラウド部11が別体のシュラ
ウド部材12から構成されている。即ちコンプレッサハ
ウジング1は2分割に構成され、ハウジング本体13に
シュラウド部材12を組み付けて構成されている。ここ
ではシュラウド部材12と、コンプレッサインペラ3の
シュラウド10とのクリアランスがタービン効率に影響
するようになる。
ペラ3同様、ダイキャスト用アルミニウム合金(ADC10,
12等)を用いて鋳造により一体に作られる。一方、シュ
ラウド部材12は、鋳造により一体に作られる点は同じ
であるが、その材料が、ダイキャスト用アルミニウム合
金をベースとして、鉛、すず、モリブデン等の被削性材
料を含むものである点が異なる。ここで被削性材料と
は、被削性が良好で比較的軟らかく、回転するコンプレ
ッサインペラ3のシュラウド10との摺接により削れ易
い材料をいう。上述の鉛、すず、モリブデンのような金
属はこのような性質を満たしており、またこのような性
質を満たした材料は金属、非金属を問わず他にも考えら
れる。このようにすると従来のアブレダブルシール同
様、コンプレッサインペラ3とコンプレッサハウジング
1との間のゼロクリアランスを達成でき、効率を向上で
きる。
ング本体13に形成された取付穴14に圧入して取り付
けられる。またシュラウド部材12は、ガス入口部を区
画し軸方向に延出する入口側部分15と、ガス出口部の
ディフューザ16を区画して径外方向に延出する出口側
部分17とを有する。そしてその途中の折れ曲がり部の
内面が、シュラウド10に沿って湾曲されたシュラウド
摺接面18となる。出口側部分17が、スクロール室1
9をも区画すべくハウジング本体13より突出されるこ
とから、このようにシュラウド部11を別体のシュラウ
ド部材12で構成し圧入するようにすると、コンプレッ
サハウジング1(ハウジング本体13)の鋳造が容易と
なり製造コストが低減できる。
られていたシュラウド部材12の材料の見直しにより、
被削性を良好とし、従来のアブレダブルシール同様の効
果を極めて安価な製造コストで得ることができる。そし
て従来のプラズマ容射等の高コストの製造方法を廃止
し、安価で高効率なターボチャージャを提供できるよう
になる。また容射の場合の剥離、ネジ止めの場合の離脱
等のおそれも排除でき、信頼性が高まる。
材12を発泡構造(ポーラス構造)とし、被削性を良好
とすることもできる。この場合、シュラウド部材12の
鋳造時に冷却速度を制御すると発泡構造が出来上がるこ
とになる。なおこの構造と上述の構造とを組み合わせ、
発泡組織内に被削性材料を含ませるようにしても構わな
い。
とが可能で、例えばシュラウド部材のうち、シュラウド
に対面し摺接する表面部のみを上述の構造として被削性
を良好とすることもできる。
る。
の効果を低コストで得られる。
信頼性を高められる。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 コンプレッサハウジングのうち、コンプ
レッサインペラのシュラウドに対面する部分を別体のシ
ュラウド部材から構成し、該シュラウド部材を、鉛、す
ず、モリブデン等の被削性材料を含む鋳造品としたこと
を特徴とするターボチャージャ。 - 【請求項2】 コンプレッサハウジングのうち、コンプ
レッサインペラのシュラウドに対面する部分を別体のシ
ュラウド部材から構成し、該シュラウド部材を、鋳造に
よる発泡構造としたことを特徴とするターボチャージ
ャ。
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---|---|---|---|
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Publications (2)
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JP3858347B2 JP3858347B2 (ja) | 2006-12-13 |
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Family Applications (1)
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JP14245397A Expired - Fee Related JP3858347B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | ターボチャージャ |
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-
1997
- 1997-05-30 JP JP14245397A patent/JP3858347B2/ja not_active Expired - Fee Related
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