JP2014019136A - タイヤ加硫用ブラダおよび空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

タイヤ加硫用ブラダおよび空気入りタイヤの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】重力により生じるグリーンタイヤのトレッド部におけるゴムボリュームの上下方向の偏りを抑制して加硫できるタイヤ加硫用ブラダおよびこのタイヤ加硫用ブラダを用いた空気入りタイヤの製造方法を提供する。
【解決手段】筒状のブラダ本体部2の膜厚Gbを一定厚さに設定し、ブラダ内面の少なくともタイヤトレッドに対応する部分に、周方向に延びるゴム製のリブ4を上下方向に間隔をあけて複数形成し、これらリブ4の断面積または上下方向の間隔の少なくとも一方を変化させることにより、タイヤトレッドに対応する部分におけるブラダ1の周方向剛性を下側部分よりも上側部分で大きく設定し、このブラダ1を、モールド10内で横置き状態にセットされたグリーンタイヤGの内部で膨張させてグリーンタイヤGを加硫する。
【選択図】図3

Description

本発明は、タイヤ加硫用ブラダおよび空気入りタイヤの製造方法に関し、さらに詳しくは、重力により生じるグリーンタイヤのトレッド部におけるゴムボリュームの上下方向の偏りを抑制して加硫することができるタイヤ加硫用ブラダおよびこのタイヤ加硫用ブラダを用いた空気入りタイヤの製造方法に関するものである。
空気入りタイヤを製造する際には、グリーンタイヤをモールドの中にセットした後、このグリーンタイヤの内部で加硫用ブラダを膨張させて加硫を行なう。グリーンタイヤは一般的にモールド内で横置き状態にセットされる。グリーンタイヤを構成する未加硫ゴムは柔らかいので重力により流動し易い。そのため、横置き状態のグリーンタイヤでは、特にトレッド部の未加硫ゴムが下方移動し易くなる。横置き状態が長期になる程、未加硫ゴムの下方移動量が増大する。
スチームや各種気体を用いて加硫用ブラダを膨張させる場合は、これらの密度が未加硫ゴムよりも格段に小さいため、膜厚が一定(周方向剛性が上下方向で一定)になっている通常のブラダを用いると、重力によってグリーンタイヤの未加硫ゴムに生じる上下方向の圧力勾配に対抗することできない。そのため、加硫されたタイヤのトレッド部におけるゴムボリュームに上下方向で偏りが生じる場合がある。
例えば、加硫用ブラダ内面の下側部分にのみ補強層を配置して、この部分の剛性を高め、ブラダ膨張時の垂れ下がりを防止することにより、加硫されたタイヤのゲージ厚の上下方向での偏りを抑制することが提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、この提案では補強層の存在によりブラダの下側部分は膨張し難くなって内圧が十分にグリーンタイヤの内面に作用せず、押圧力が低減することが懸念される。また、単純に補強層を追加すれば、その部分と他の部分との熱伝導性に大きな差異が生じるという問題も生じる。
特開2008−126495号公報
本発明の目的は、重力により生じるグリーンタイヤのトレッド部におけるゴムボリュームの上下方向の偏りを抑制して加硫することができるタイヤ加硫用ブラダおよびこのタイヤ加硫用ブラダを用いた空気入りタイヤの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明のタイヤ加硫用ブラダは、モールド内で横置き状態にセットされたグリーンタイヤを加硫する際に使用されるタイヤ加硫用ブラダにおいて、筒状のブラダ本体部の膜厚が一定厚さに設定され、ブラダ内面の少なくともタイヤトレッドに対応する部分に、周方向に延びるゴム製のリブが上下方向に間隔をあけて複数形成され、これらリブの断面積または上下方向の間隔の少なくとも一方を変化させることにより、タイヤトレッドに対応する部分におけるブラダの周方向剛性が下側部分よりも上側部分で大きく設定されたことを特徴とする。
また、本発明の空気入りタイヤの製造方法は、上記のタイヤ加硫用ブラダを用いてグリーンタイヤを加硫することを特徴とする。
本発明によれば、ブラダ内面のタイヤトレッドに対応する部分に、周方向に延びるゴム製のリブが上下方向に間隔をあけて複数形成され、これらリブの断面積または上下方向の間隔の少なくとも一方を変化させることにより、少なくともタイヤトレッドに対応する部分におけるブラダの周方向剛性が下側部分よりも上側部分で大きく設定されているので、ブラダを膨張させた際に、グリーンタイヤのタイヤトレッドに対応する部分では、上側部分に比して下側部分でより強くブラダによって押圧される。これにより、重力によってグリーンタイヤの未加硫ゴムに生じる上下方向の圧力勾配に対抗することができ、グリーンタイヤのトレッド部におけるゴムボリュームの上下方向の偏りを抑制して加硫することができる。
そして、ブラダ本体部の膜厚が一定厚さに設定されるとともに、複数のリブが上方向に間隔をあけて形成されるので、このリブに起因するブラダの上下向剛性の上昇および熱伝導性の変化を最小限にできる。それ故、トレッド部におけるゴムボリュームの上下方向の偏りが抑制された高品質の空気入りタイヤを得ることができる。
ここで、前記リブの隣り合うどうしの間に周方向に延びる溝が形成されている仕様にすることもできる。この仕様により、ブラダの上下方向剛性を低減させて所望の上下方向剛性に調整することができる。
前記リブの断面形状が、根元部よりも頭部が拡大したアンダーカット形状である仕様にすることもできる。この仕様により、ブラダの周方向剛性を向上させつつ上下方向剛性の上昇を抑え易くなる。
良好な効果を得るには、例えば、前記ブラダ本体部の膜厚Gbに対する前記リブの根元部の幅Wrの比Wr/Gbを0.2以上0.5以下にする。また、前記リブがブラダの周方向に所定の一定ピッチPで配置され、このピッチPに対する前記リブの根元部の幅Wrの比Wr/Pを0.1以上0.5以下にすることもできる。前記溝の断面形状が円弧状である仕様にすることもできる。さらに、前記溝の断面形状が半円形であり、前記ブラダ本体部の膜厚Gbに対する溝半径Rdの比Rd/Gbを0.1以上0.5以下にすることもできる。
本発明のタイヤ加硫用ブラダを縦断面で例示する説明図である。 図1のリブ周辺の拡大図である。 図1のタイヤ加硫用ブラダがグリーンタイヤの内面に最初に当接した状態を半縦断面で例示する説明図である。 図3のタイヤ加硫用ブラダがグリーンタイヤの内面全体に当接した状態を半縦断面で例示する説明図である。 上下方向の間隔を変化させて配置されたリブを例示する断面図である。 リブおよび溝の変形例を示す断面図である。
以下、本発明のタイヤ加硫用ブラダおよび空気入りタイヤの製造方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1、図2に例示する本発明のタイヤ加硫用ブラダ1(以下、ブラダ1という)は、ブチルゴム等からなるゴム製であり筒状に形成されている。ブラダ本体部2の膜厚Gbは所定の一定厚さになっていて、その筒軸方向両端部(開口縁部)はそれぞれ、ブラダ本体部2の膜厚Gbよりも厚く形成された上側クランプ部3a、下側クランプ部3bになっている。この膜厚Gbは加硫するタイヤのサイズによって異なるが、例えば4mm〜20mm程度である。
ブラダ内面の少なくともタイヤトレッドに対応する部分に、周方向に延びるゴム製のリブ4(環状のリブ4)が上下方向に間隔をあけて複数形成されている。そして、下方に位置するリブ4ほど、その断面積が小さくなることにより、タイヤトレッドに対応する部分におけるブラダ1の周方向剛性が下側部分よりも上側部分で大きく設定されている。即ち、図2のリブ4では、上側から下側に向かってリブ高さがH1、H2、H3、H4の順で小さくなっている。それぞれのリブ4の根元部4bの幅Wrは同じなので、リブ4の断面積が上側から下側に向かって小さくなっている。リブ4が形成された範囲では、ブラダ1の周方向剛性が上側から下側に向かって最大40%〜60%程度漸減している。リブ4の詳細については後述する。
ブラダ1は加硫装置の中心機構7に取り付けられる。具体的には、ブラダ1の上側クランプ部3a、下側クランプ部3bはそれぞれ、中心機構7のセンターポストに取り付けられた円盤状の上側保持部8a、下側保持部8bに保持される。中心機構7のセンターポストには、ブラダ1の内部にスチーム等の熱媒体H(および加圧媒体)を注入する注入ノズル9aが設けられている。
リブ4は、ブラダ本体部2を構成するゴムによって、ブラダ本体部2と一体的に形成されている。この実施形態では、タイヤトレッドに対応する部分のみにリブ4が形成されている。例えば、さらにタイヤショルダに対応する部分にリブ4が形成された仕様にすることもできる。
リブ4はブラダ1の筒軸直交方向(即ち、水平方向)に対して実質的に平行に延設する。この実施形態ではリブ4の断面形状は、頭部4aが先細りした山形になっているが、種々の形状を採用することができる。リブ4はブラダ1の周方向に間隔をあけて形成されるが、例えば、一定配置(ピッチP)にする。ピッチPとしては、例えば20mm〜100mm程度、或いは、ブラダ本体部2のタイヤトレッドに対応する部分に上下方向に等間隔で3本〜20本のリブ4を形成する。
リブ4の高さHrは例えば5mm〜20mm程度、或いは、膜厚Gbの50%〜200%程度にする。リブの高さHrが膜厚Gbの50%未満であると、ブラダ1の周方向剛性の向上が過小になり易い。リブの高さHrが膜厚Gbの200%超であると、ブラダ1の周方向剛性の向上が過大になり易く、製造上の困難性(コスト高を含む)が生じたり、他の部分との熱伝導性の差異が過大になり易い。
リブ4の根元部4bの幅Wrは例えば4mm〜20mm程度、或いは、ピッチPの10%〜70%程度にする。リブ4の根元部4bの幅WrがピッチPの10%未満であると、ブラダ1の周方向剛性の向上が過小になり易い。リブ4の根元部4bの幅WrがピッチPの70%超であると周方向剛性の向上が過大になり易く、また、他の部分との熱伝導性の差異が過大になり易い。
この実施形態では、リブ4の隣り合うどうしの間に周方向に延びる環状の溝5が形成されている。この溝5は任意に設けることができる。溝5は隣り合うリブ4の中間位置にリブ4に平行に延設することが好ましい。溝5の断面形状は、四角形、多角形など種々の形状を採用することができるが、この実施形態のように円弧状にすると耐久性等の観点から好ましい。
図3に例示するように、このブラダ1は加硫装置6に設置されたモールド10内で横置き状態にセットされたグリーンタイヤGを加硫する際に使用される。この実施形態では、モールド10が上側のモールド10a、下側のモールド10b、環状の上部プレート10c、環状の下部プレート10dで構成されている。
グリーンタイヤGは開型したモールド10の内部に配置され、グリーンタイヤGの内側にブラダ1が配置される。次いで、閉型した後、注入ノズル9aからブラダ1の内部に熱媒体H(および加圧媒体)を注入、充填する。具体的にはスチーム、空気や窒素ガス等の各種気体を用いてブラダ1をグリーンタイヤGの内面に沿って環状に膨張させてグリーンタイヤGの内面を押圧しつつ加熱する。
図3は、ブラダ1がグリーンタイヤGの内面に最初に当接した状態を示している。その後、図4に例示するように、さらにブラダ1を膨張させてグリーンタイヤGの内面全体を押圧してグリーンタイヤGを加硫する。
本発明のブラダ1は、周方向に延びるリブ4を利用することにより、タイヤトレッドに対応する部分では、周方向剛性が下側部分よりも上側部分で大きくなっているので、上側部分に比して下側部分がより大きく膨張する。即ち、上側部分から下側部分に向かって下方に位置するに連れて、膨張したブラダ1によるグリーンタイヤGの内面に対する押圧力が大きくなる。
図4に記載されている白抜きの矢印の大きさは、膨張させたブラダ1がグリーンタイヤGの内面を押圧する押圧力の大きさを模式的に示している。尚、図4では図面の見易さを確保するためリブ4を省略している。
このような圧力分布(圧力勾配)によってグリーンタイヤGの内面を押圧するので、重力によってグリーンタイヤGを構成する未加硫ゴムに生じる上下方向の圧力勾配が相殺される。したがって、グリーンタイヤGのトレッド部におけるゴムボリュームの上下方向の偏りを抑制して加硫することができる。
そして、周方向に延びる環状のリブ4は上下方向に間隔をあけて形成されているのでリブ4の存在によるブラダ1の上下方向剛性の上昇は僅かになる。また、ブラダ本体部2の膜厚Gbが一定厚さなので、熱伝導性の変化も最小限になる。したがって、このブラダ1を用いてグリーンタイヤGを加硫する本発明の空気入りタイヤの製造方法によれば、トレッド部におけるゴムボリュームの上下方向の偏りが抑制された高品質の空気入りタイヤを得ることができる。
ブラダ内面の上側のショルダから下側のショルダに対応する部分に、周方向に延びるリブ4を上下方向に間隔をあけて複数形成して、ブラダ1の周方向剛性を下側部分よりも上側部分で大きくすれば、上側のショルダから下側のショルダまでの範囲で、ゴムボリュームの上下方向の偏りが抑制された空気入りタイヤを得ることができる。
隣り合うリブ4の間に周方向に延びる溝5を形成することにより、ブラダ1の上下方向剛性を低減させることができる。そのため、リブ4の仕様を適宜設定することにより、所望の上下方向剛性に調整することができる。
溝5の幅Wgは例えばピッチPの20%〜70%、溝5の深さDgは例えば膜厚Gbの10%〜30%程度にすることが好ましい。溝5の幅WgがピッチPの20%未満であると、ブラダ1の周方向剛性の低減効果が過小になり易い。溝5の幅WgがピッチPの70%超であると、ブラダ1の周方向剛性の低減効果が過大になり易く、また、他の部分との熱伝導性の差異が過大になり易い。溝5の深さDgが膜厚Gbの10%未満であると、ブラダ1の周方向剛性の低減効果が過小になり易い。溝5の深さDgが膜厚Gbの30%超であると、ブラダ1の周方向剛性の低減効果が過大になり易く、また、他の部分との熱伝導性の差異が過大になり易い。
図5に例示するように、それぞれのリブ4の断面積は同一にしておき、リブ4の上下方向の間隔を変化させることにより、タイヤトレッドに対応する部分におけるブラダ1の周方向剛性を下側部分よりも上側部分で大きく設定することもできる。図5のリブ4はすべて同一(同形状でリブ高さHおよび根元部4bの幅Wrが同じ)であり、上側から下側に向かって隣り合うリブ4の上下間隔(ピッチ)が、ピッチP1、P2、P3の順で大きくなっている。
或いは、リブ4の断面積およびリブ4の上下方向の間隔の両方を変化させることにより、ブラダ1の周方向剛性を下側部分よりも上側部分で大きくすることもできる。即ち、本発明では、リブ4の断面積または上下方向の間隔の少なくとも一方を変化させて、ブラダ1の周方向剛性を下側部分よりも上側部分で大きくする。
図6に例示するように、リブ4の断面形状を根元部4bよりも頭部4aが拡大したアンダーカット形状にすることもできる。この実施形態では、頭部4aが円形になっている。このようにアンダーカット形状にすることにより、ブラダ1の周方向剛性を向上させつつ上下方向剛性の上昇を抑え易くなる。
本発明のブラダ1により良好な効果を得るには、例えば、ブラダ本体部2の膜厚Gbに対するリブ4の根元部4bの幅Wrの比Wr/Gbを0.2以上0.5以下にするとよく、更に好ましくは0.3以下にする。Wr/Gbが0.2未満であるとブラダ1の周方向剛性の向上が過小になり易い。Wr/Gbが0.5超であるとブラダ1の周方向剛性の向上が過大になり易く、また、他の部分との熱伝導性の差異が過大になり易い。
リブ4をブラダ1の上下方向に所定のピッチPで配置した場合、ピッチPに対するリブ4の根元部4bの幅Wrの比Wr/Pを0.1以上0.5以下にするとよく、更に好ましくは0.3以下にする。Wr/Pが0.1未満であるとブラダ1の周方向剛性の向上が過小になり易い。Wr/Pが0.5超であるとブラダ1の周方向剛性の向上が過大になり易く、また、他の部分との熱伝導性の差異が過大になり易い。
図6に例示するように溝5の断面形状を半円形にした場合、ブラダ本体部2の膜厚Gbに対する溝半径Rdの比Rd/Gbを0.1以上0.5以下にするとよく、更に好ましくは0.3以下にする。Rd/Gbが0.1未満であると、ブラダ1の上下方向剛性の低減効果が過小になり易い。Rd/Gbが0.5超であるとブラダ1の上下方向剛性の低減効果が過大になり易く、また、他の部分との熱伝導性の差異が過大になり易い。
1 ブラダ
2 ブラダ本体部
3a 上側クランプ部
3b 下側クランプ部
4 リブ
4a 根元部
4b 頭部
5 溝
6 加硫装置
7 中心機構
8a 上側保持部
8b 下側保持部
9a 注入ノズル
10、10a、10b、10c、10d モールド
G グリーンタイヤ
H 熱媒体

Claims (8)

  1. モールド内で横置き状態にセットされたグリーンタイヤを加硫する際に使用されるタイヤ加硫用ブラダにおいて、筒状のブラダ本体部の膜厚が一定厚さに設定され、ブラダ内面の少なくともタイヤトレッドに対応する部分に、周方向に延びるゴム製のリブが上下方向に間隔をあけて複数形成され、これらリブの断面積または上下方向の間隔の少なくとも一方を変化させることにより、タイヤトレッドに対応する部分におけるブラダの周方向剛性が下側部分よりも上側部分で大きく設定されたことを特徴とするタイヤ加硫用ブラダ。
  2. 前記リブの隣り合うどうしの間に周方向に延びる溝が形成されている請求項1に記載のタイヤ加硫用ブラダ。
  3. 前記リブの断面形状が、根元部よりも頭部が拡大したアンダーカット形状である請求項1または2に記載のタイヤ加硫用ブラダ。
  4. 前記ブラダ本体部の膜厚Gbに対する前記リブの根元部の幅Wrの比Wr/Gbが0.2以上0.5以下である請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤ加硫用ブラダ。
  5. 前記リブがブラダの上下方向に所定の一定ピッチPで配置され、このピッチPに対する前記リブの根元部の幅Wrの比Wr/Pが0.1以上0.5以下である請求項1〜4のいずれかに記載のタイヤ加硫用ブラダ。
  6. 前記溝の断面形状が円弧状である請求項2の記載のタイヤ加硫用ブラダ。
  7. 前記溝の断面形状が半円形であり、前記ブラダ本体部の膜厚Gbに対する溝半径Rdの比Rd/Gbが0.1以上0.5以下である請求項6に記載のタイヤ加硫用ブラダ。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のタイヤ加硫用ブラダを用いてグリーンタイヤを加硫する空気入りタイヤの製造方法。
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